海未「慟哭 どうして・・・」 (24)
※これは今は亡きセガサターンの隠れた名作【慟哭 そして・・・】の理不尽過ぎる初見ゴロシのイベントを再現する為に作られただけの物語です。
用心深くなければ……生き残れない!?
穂乃果「コノSSハコワクナイヨ」
海未「ええ、誰も亡くなったりはしません」
穂乃果「コノSSハコワクナイヨ」
海未「ええ、ハッピーエンドです」ニッコリ
穂乃果「」
海未「穂乃果は私が守ります!」キリッ
穂乃果「」
海未「フフフ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1400809868
●ちなみに本編はこんな感じのゲームでした嘘多めダイジェスト(飛ばしてOK)●
真姫「バスで事故に遭ってにこちゃんを庇って気絶したわ。ここ何処よ? 時期は真冬ね」
凛「今日買った袋を床の割れ目に落としちゃった。取って欲しいにゃー」
にこ「ちょっと真姫ちゃん。こんな所(山の中にある謎の廃屋)で一緒にお風呂とか頭沸いてるって思われるわよ?」
花陽「うそぉっ!? 入り口のシャッターが鍵をされちゃってて出られないのぉ!? 鍵かけちゃったのは誰なの誰なの? あ、花陽だった」ニヤリ
にこ「あっ、にこの足が溝に嵌って動けない!!」アセアセ
絵里「ハラショー! 倒れて割れた石膏像の中から行方不明になってた女の子が出てきたわ! これが本格派のマジックショーなのね」
海未「あぁっ! 穂乃果の服に謎の液体が……。穂乃果が気絶してるので合法的に脱がせる好機です! しかも肌に染み込んでるかもしれないので人命救助の名の下に全身をぺろぺろできます。穂乃果穂乃果穂乃果~!!」prpr
真姫「にこちゃんがバスタブに閉じ込められたまま水を出しっぱなしにされてるわ! 固定されてて水を止められない。早くこの板を外さないとにこちゃんの命が危ない!!」
希「あなたは幽霊なんやね。ウチはそういうの信じてるからわかるんよ? この子犬は脱出してもウチが飼ったるわ。その前にあなたも成仏させたる。それにしても美声やね。世界一綺麗な声や!」
にこ「ちょっと、待って真姫ちゃん。にこに死体と隠れろっていうの! しかも真姫ちゃんが隠れるのは机の下ってにこの扱いおかしくない!?」
穂乃果「見てみて~。ピラニアがいるよ。変な甲冑の手が落ちてるから水槽の中に手を入れられるね! 海未ちゃん、ふぁいとだよ!」
真姫「にこちゃんが監獄部屋みたいな所に閉じ込められちゃった!」
ことり「見てみて。蝶が外に出たがってるよ。この弓で天窓の鍵を外してあげて。海未ちゃん……お願い!」 ウミミ13「矢は一発でいい」
にこ「この梯子を上っていけば助かるのね? ……って、えぇ!? 上からエレベーターが!?」
真姫「大体こんな感じね。アイテムを上手く使ってヒロインの命を助けながら自身の死亡を回避しつつ脱出をするの。上に出てきた弓は弓道少女のベストエンド以外では《必要のないアイテム》なのに…………。ちなみにメイドさんの声が私のお母さんにそっくりよ。それじゃ、本編を始めるわ。部屋の位置はオリジナルよ」
海未「えっと……私は、どうしたんでしたっけ?」
海未(いつの間にか寝ていたみたいです。いえ、何か大切なことを忘れている気がします。……そうです、穂乃果はどうしたんでしょうか?)
海未「よかった。隣のベッドで寝ていましたか……」ホッ
海未(いえ、ちょっと待ってください。こんな所私は知りません。そもそも、私はどうして眠っていたんですか。思い出さないと……)
海未(そうです! 今日は休日でしたがμ'の皆がそれぞれ用事があるというので穂乃果と二人で水族館に遊びに行って。その帰りのバスで対向車が飛び込んできて……その所為で気を失ってたんですね。だけど、ここは明らかに病院ではありませんし、冷え込んでいるのでここで眠るのは体に悪いでしょう)
海未「良かった靴はありましたか。ん、無事に立ってますし、吐き気も眩暈もありませんね……。穂乃果、起きてください」ユサユサ
穂乃果「……んぅ。うみみちゃぁん……まだイルカショーには早いよぉ……」
海未「誰がうみみですか! それにイルカショーなら見たではないですか。いい加減起きてください」ユッサユッサ
穂乃果「んっ、あれ……海未ちゃん?」
海未「良かった。無事みたいですね。どこか痛いところはないですか?」
穂乃果「……ちょっとだけ頭が痛いかな。なんでだろう?」
酉失敗乙
後、sagaにした方がいいぞ
海未「思い出せないのも無理はありません。帰りのバスで対向車が突っ込んできて事故にあったようですから」
穂乃果「そんなこともあったような、なかったような。じゃあ、ここって病院なの? 寒いから暖房つけて欲しいんだけど」
海未「いえ、どうやら病院ではないようです」
穂乃果「え? 病院じゃないってどういうこと? もしかして真姫ちゃんのお家?」
海未「……不安にならないでくださいね。ここが何処なのか分かりません」
穂乃果「どういうことなの?」
海未「私もつい先ほど目を覚ましたばかりで状況が掴めてないんです」
穂乃果「そっか」
海未「とにかく今は穂乃果が無事でよかったです」
穂乃果「心配掛けてごめんね。よいっしょ! うん、立ってもフラフラしたりしないしバッチリだよ」
海未「取りあえずこの部屋を出ましょう。今どういう状況に置かれているのか確認しないといけません」
穂乃果「うん!」
海未「ではあの扉から外に出ますよ」
穂乃果「……あれ? ちょっと待って海未ちゃん。ベッドの陰に何か落ちてる」
海未「これは手鏡ですね。何が必要になるか分からないので取りあえず拾っておきましょう」
《手鏡》を入手した。
海未「さ、行きましょう」
穂乃果「うん!」
>>4 どこをsagaにした方がいいですか?
海未(あ……扉が開きました。最悪は監禁を想像しましたが大丈夫のようです。いえ、気を抜ける状況ではありませんね。今は穂乃果を守る為に何一つ見逃したりは出来ません)
海未「穂乃果、ここからは足音も立てないように静かにいきますよ」ボソボソ
穂乃果「」コクリ
※これ以降、解除されるまで二人の会話は小声となります
海未(建物全体がコンクリートですね。おかげで冬である今だと冷えてしかたないです。せめてコートでも着ていたら穂乃果に貸してあげられるのに……。無い物ねだりしても仕方ないですね)
海未(正面に扉が一つ、右側に二つ。左側は完全に壁で私たちが居たベッドの部屋はこの通路の一番奥だったようですね。まずは部屋に入るか、正面突き当たりを右に曲がるかですね。ここは穂乃果の勘を信じましょう)
海未「穂乃果。どこから調べましょうか?」
穂乃果「まずは全体を調べた方がいいと思うなー」
海未「では、三つの扉は無視して、正面突き当りを右に曲がってみましょう」
穂乃果「うん」
海未(……出来れば武器になるものがあれば心強いのですが。木刀や竹刀。理想で言えば弓ですね。私たちがあのベッドに寝かされていたことから、この建物の中に誰も居ないということはない筈です。建物の出入り口に鍵を閉められていた場合はその限りではありませんが。いけませんね、状況が確認出来ない上に窓がない現状は気分が滅入って悪い方へ考えてしまいます)
>>6
しゃーねーな
メール欄にsagaと入れる
こうしておかないと一部の言葉にフィルターがかかる
トリップは#を頭に付けろ
>>8
こうかな? ありがとう!
穂乃果「ねー海未ちゃん。手を繋いでもいいかな?」
海未「ええ、勿論です」
穂乃果「えへへっ。海未ちゃんの手は温かいな」ニコリ
海未(いつも穂乃果の笑顔に救われています。この笑顔を守らなければ。私がどうなったとしても……曲がり角は注意しなければいけません)
海未「……ほっ」
穂乃果「突き当たり右に曲がれるだけでこっちには扉はないね」
海未(どうもコンクリートづくめの建物というのは駄目ですね。早くここから出たいものです。……今何時でしょうか? 私としたことが携帯電話の存在を忘れているなんて。大分焦っていたようですね)
海未(夜の十時を回ってます。それに、県外……。電車ではなくバスで帰ることにしたのが失敗でした。事故にあった場所の近くだとしたら森の中の研究施設みたいな場所を間借りした可能性が高いですし。何かあったとしたら脱出しても夜の森を歩くか、どこかに身を寄せて朝を待つしかありません)
穂乃果「どうかしたの?」
海未「いいえ、何でもないです。突き当りを右に曲がりましょう」
穂乃果「うん」
海未(次は右手に二つの扉。突き当たりはまた右に曲がれるみたいですね。構造上あの右に曲がった所に部屋か階段がありそうです。部屋だった場合は私たちが寝ていた部屋の隣り合わせですね)
海未「階段ではなく部屋でしたか」
穂乃果「開けてみよう」
海未(昔読んだ小説ではノブを掴んで回した瞬間にグサリ……。という物がありました。開けるのは私にしましょう。何かの実験動物が部屋の中で野放しにされている可能性もあります)
海未「私が扉を開けますので少し離れててください」
穂乃果「ダメだよ。海未ちゃんだけ危険な目に遭うかもしれないのに穂乃果だけ離れてなんていられないよ」
海未「……穂乃果」
穂乃果「というか私が開けるから海未ちゃんこそ離れてて」
海未「駄目ですよ。穂乃果に何かあったら私は生きてはいけません」
穂乃果「それは穂乃果も一緒だよ」ニッコリ
海未「穂乃果」
穂乃果「でも、昔から何かする時は私が先頭だもん。だから私が開けるね」
海未「……こうなったら引かないのがほのかですよね。でしたら次は私が開けます。交互に開けることにしましょう。それから、開ける時と中での無事が確認出来るまでは手を離しておきます」
穂乃果「えぇー。怖いよ」
海未「念の為ですよ。何もなければまた手を繋いで安心させてあげますから」フフッ
穂乃果「分かった」
海未(相手が穂乃果だから見栄を張りましたが、握られていた手が離れると不安が大きくなりますね。しかし、電流が流れるということだって考えられます。そういえば、昔の洋画で家に侵入した泥棒を子どもが退治するものがありましたね。今は正にあの泥棒にならないように再三言いますが注意です)
海未(私は小さく息を整えてからノブを握り、右に回しましたが鍵が掛かっているようでガチガチと小さな音を立てるだけで開きません。ホッと安心。鍵穴の上には01という番号が刻んであります)
海未「鍵が掛かっているみたいですね」
穂乃果「そうだね。これだけなのに私、手に汗掻いちゃったよ」
海未「冬なのにですか? ふふっ。本当に穂乃果は怖がり屋ですね」
穂乃果「海未ちゃんだって恥ずかしがり屋さんじゃない」
海未「今は関係ないじゃないですかっ!」カァァ
穂乃果「あははっ」
海未「しっ……大きな声は禁物ですよ。次はどこを探しましょうか?」
穂乃果「っと、ごめんごめん。そうだなぁ……この角曲がる手前の部屋がいいかな。もしかしたら鍵とかあるかもしれないし」
海未「そうですね」
海未(一つの部屋に鍵が掛かっていた。これだけであのベッドの部屋以外全て鍵が掛かっているんじゃないか。そう邪推してしまいます。穂乃果が居なければ怖くて動けなかったかもしれない。……もっと強くならなければ)
穂乃果「スカートでゴシゴシっと……。はい、もう汗大丈夫だから手を握るよ」
海未「穂乃果。女の子なんですから汗くらいハンカチで拭いて下さい」
穂乃果「えっへへー。ごめんごめん」ギュッ
海未「穂乃果のわんぱくは昔から直りませんね」ギュッ
穂乃果「じゃ、行くよ」
海未「直ぐそことは言え、私達の声に反応して誰かくるかもしれません。気をつけてください」
穂乃果「そうだね。今居るところって一番奥まった所だもんね」
海未「はい」
穂乃果「……誰もいないね。よしっ、今度はほのかが開けるからね」
海未(自分が開けるより不安で仕方ありません。九人の女神様、どうか穂乃果にご加護を与えてください)
穂乃果「あっ。今度は回ったよ」
海未「開けるなら音を立てないようにゆっくりですよ。余り開けてはいけません。中に何があるか分かりませんから」
穂乃果「うん。大丈夫だよ」
海未(穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果)
穂乃果「……大丈夫みたい。中には誰もいないよ」
海未「では、中に入りましょう」
海未(……この感じの扉ですと、自動で鍵が閉まることはないでしょうが、外から誰かに鍵をかけられるかもしれない。少しだけ開けておきましょう。慎重に耳を澄ませて外を気にしておかないといけませんね)
穂乃果「お客さま用の部屋かな?」
海未「そうみたいです。ベッドと衣装箪笥と小物入れ。最低限の物しかありませんね」
穂乃果「じゃあ、ほのかは箪笥を──」
海未「──いえ、穂乃果は小物入れを調べてください。私が箪笥を調べます」
穂乃果「ぶー」
海未「拗ねないでください。安全が確認出来たら見てくれればいいですから」
穂乃果「うん」
海未(大人二人が隠れられるサイズです。……もしかしたら犯人や死体が。こういう時こそ集中です。ここは一気に開ける!)
海未「……はぁ~。こっちはいくつかの衣装があるだけですね。そちらはどうですか?」
穂乃果「こっちはヘアピンと01って彫られた鍵をみつけたよ」
《ヘアピン》《01の鍵》を入手した。
穂乃果「これってさっきの部屋の鍵かな?」
海未「恐らくそうだと思います。こうも簡単に見つかるなんて罠……でしょうか?」
穂乃果「普通に一番近い部屋に鍵を置いておいたってだけなんじゃないのかな?」
海未「……本来なら管理室に置いておくべきだと思いますが。管理室自体がない場合もあるかもしれませんね」
海未(とはいえ、こういう建物なら普通管理室くらいあるものです。油断は出来ません)
海未「他には何もないようですね。この後はどうしますか?」
穂乃果「せっかく見つけたんだし、さっきの部屋に行ってみようよ」
海未「分かりました。ただ、今度は私が開ける番ですよ?」
穂乃果「分かってるよ」
海未「──さて、戻ってきましたが。まずは鍵が合ってるかの確認です」
海未(何の抵抗もなく鍵が入りました。このまま……回りましたね。カチッと小さな音が鳴ったので鍵を抜きます)
穂乃果「やっぱり合ってね」
海未「はい。では……開けます」
海未(鍵が掛かっていたことを考えて最悪のことを考えると二つですかね。一つは狂人または殺人鬼を閉じ込めている。もう一つは誰か監禁されている。もしくは既に手遅れ)
海未「……今度も誰もいませんね」
穂乃果「海未ちゃんは心配しすぎだよ。ここは物置みたいだね」
海未「使えそうなアイテムが多そうですね。入れ物がないので持てるだけですが、邪魔にならない程度に持って行きますか」
穂乃果「あそこ見てよ! 弓矢が飾ってあるよ。海未ちゃんの装備にバッチリだね」パタパタ
海未「穂乃果! 物が多いですから不用意に歩き回ってはきけ──」
ガコッ!
穂乃果「──え?」
海未(床が!?)
海未「穂乃果危ない!!」
穂乃果「!!」
海未(どうにか穂乃果に手が届き……えっ?)パシン!
海未(そのまま声もなく穂乃果が落ちて、嫌な音が下から聞こえた。何かが潰れたような嫌な音が)
海未「どうして・・・」
海未(穂乃果どうして? 穂乃果どうして?)
海未(届いた筈だった手は何故か穂乃果に払われた。いや、分かってる。理解してる。あの賑やかな穂乃果が悲鳴を漏らさずに落ちたことでその意味は嫌という程理解出来てしまえる)
海未「……私の為」
海未(いくら鍛えてるとはいえ落ち始める穂乃果の体重を支えられる訳がない。あの手を穂乃果が握っていれば私も一緒に落ちていた。そして、穂乃果は私の身を安全に晒さない為に悲鳴一つあげなかった)
海未(私は見るとはなしに壁に掛けられている弓矢を見る。穂乃果の命を奪った悪魔。……私はもう何も考えられないまま泣き叫んだ)
海未(暫くして、背後に誰かの気配を感じ、そして…………)
※小声は解除されました
穂乃果「ごっめ~ん! ドッキリPVでした!」
海未「……は?」
穂乃果「皆の用事ってこのことだったんだよー。それぞれパートナーを騙すように出来てるの。本格的だったでしょ?」
海未「……………………そうですか。ドッキリですか」フフフフフ
穂乃果「直ぐに戻ってきたんだけど、海未ちゃん本気で泣いてたから声掛けられなくて。ちなみに事故にあったっていうのは眠らせた間に刷り込む希ちゃんのスピリチュアルパワーでの思い込みだったんだ。そこの下はベッドになってて、落ちたタイミングで音が鳴るようになってたんだ」
海未「そうだったんですね♪」フフフフフフフフ
穂乃果「本当にごめんね!」
海未「駄目ですよ。許しません。穂乃果……貴女と一緒に私は死にます」ガシッ
穂乃果「──え゙?」
海未「フフフフフフフフフフ。落ちた先にベッドがあるんですよね? では一緒に堕ちましょう。天国へイカせてあげます。もう、常識だとか同性だとかそんなしがらみ吹き飛びました。私はもう我慢しませんよ」ズルズル
穂乃果「えぇっ!? 海未ちゃんっ! 何を言って、えっ、ちょっと本気で待って。海未ちゃんっ! 穂乃果謝るから」ビクビクッ
海未「知ってますか? 人間の覚悟は決まってしまったらもう後戻り出来ないんですよ。今日という日をほのうみ結ばれデーとしましょう。大丈夫ですよ……私、初めてですから」ズルズル
穂乃果「なんだか寒気がすごいよぉ! 何をこれからしようとしてるの!?」ヒィィィ
海未「さ、穂乃果。堕ちる準備はOKですか?」
穂乃果「ないよ。そんな覚悟全然ないよ! 正気に戻って海未ちゃん」
海未「──この日を心の底から待ち望んでいましたよ」ヒョイッ!
穂乃果「ぎゃうっ! まさか穂乃果をお姫様抱っこしたまま飛び降りるつもりなの!? ムリムリムリムリ! 危ないから。怪我しちゃうよ」
海未「ええ、大丈夫ですよ。私は絶対に怪我をしないように十全に気を配りますから」
穂乃果「私の安全は!?」
海未「フフフ。穂乃果は《足を怪我してしまう》可能性があります。でも大丈夫ですよ、女の子の初めてはそんな痛みよりももっと痛いと聞きますから」ニッコリ
穂乃果「いやぁぁぁぁ! なんだか知らないけど誰か助けてぇぇぇぇ!」
海未「ちょっと待っててー、なんて返事はこないですよ。私と穂乃果を邪魔するものなんていません。では堕ちましょう」ピョン!!
穂乃果「ぎゃーーーーーっ!!」
海未「……ふふふ。暗いですが私には穂乃果の顔がハッキリと見えますよ」
穂乃果「海未ちゃんに持たれてる首と膝の裏が……すっごく痛いんだけど」ウルウル
海未「そろそろ降ろしてあげますね。ただ、ベッドから私の許可なく下りたりしたら……(うっみうっみうー)しますよ?」
穂乃果「えぇっ!? なっ、なに。今何か言葉が伏せられたんだけど。海未ちゃんはほのかに何をするつもりなの!?」
海未「ベッドから下りなければいい話ですよ?」ニコリ
穂乃果「ひぃっ! 暗闇に目が慣れてない筈なのに、海未ちゃんの怖い笑顔が何故か見えちゃう」
海未「覚悟してくださいね……。容赦しないですよ?」
穂乃果「許して~!」
海未「駄目です。許さないと言った筈です……」ドサッ
穂乃果「ひぃぃぃん!」
海未「……穂乃果、愛してますよ」チュッ
穂乃果「んー!?」チュー
海未「ぷはぁっ……くすくすっ。冗談です。逆ドッキリですよ」ニコニコ
穂乃果「な、なんだ。ビックリしたよ。急に海未ちゃんおかしくなったからビックリした~」ホッ
海未「嘘です♪」ニッコリ
穂乃果「」ガーン
海未「ああ……。その絶望的な顔も素敵です穂乃果っ!」ムギュッ
穂乃果「誰か助けて~!!」
海未「さっきの部屋よりここは寒いですね。さぁ、早く人肌で温まりあいましょう♪」
穂乃果「もうドッキリなんてこりごりだよ~~~~~~!」 ほのうみ禁断の愛エンド・・・チャンチャン★
●解説●
真姫「壁に掛かった弓矢を取ろうとすると床が抜けて死亡するというのが初見ゴロシの罠。カーペットを外して、乗っても床が抜けないように鍵を掛けてからじゃないと取れないのよ。で、取っても最初に言った通り弓道少女でしか意味がない。しかもね、それだけじゃないの」
にこ「にこの足が溝に嵌ったにこ~」
真姫「という感じに足の嵌った弓道少女を助ける前に一階に上がってしまうと……。地下のその場所に戻った時、その子は死亡してるの。二度の意味でやり直しをさせられる、とても悪意あるゲームだったわ」
にこ「メインヒロインである院長の娘(真姫ちゃん)。オレンジ髪のお馬鹿娘(穂乃果)。その友人の弓道少女(海未)。メイド(ミナリンスキー)。外国ガール(亜里沙)。先生は絵里で代用すれば再現出来るんじゃないかしら?」
真姫「男性キャラはどうするの?」
にこ「主人公は当然にこね」←理由:目立ちたいから
真姫(ベストエンドは主人公に「私、初めてなの……」と言って初めてを捧げることになるんだけど……。これってにこちゃんなりの告白よね? ええ、私はそう受け取ることにするわ///)
にこ「エロジジイを希。イケメンを俺。デブを佐藤がやればいいのよ。まぁ、SSだし回避失敗は恥ずかしい罰をさせられた後に開かずの間に閉じ込められるって感じでいいし。そんな感じで誰か書いてくれないかしらね」
希「主人公は凛ちゃんに任せておいて、にこっちは行方不明になってる女子高生の役やね。不思議やわ、にこっちが石膏が似合いそうだと今まで気づかんかったわ」ニッコリ
にこ「にこ~~~~~~~っ!!」 にこ行方不明エンド★ おしまい
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません