モバP「千川ちひろの放言」 (111)

アイドルマスターシンデレラガールズのSSです
書き溜めないのでかなりゆっくりな投下ペースになります

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モバP(以下P)「オハヨウゴザイマース・・・」

ちひろ「あらあらPさん、随分お疲れですね?おはようございます」

P「やー聞いてくださいよちひろさーん」

ちひろ「面白くなかったらお金取りますからね?」

P「雑談に生産性求められても困るんですよ」

ちひろ「30分5000円でいいですよね?」

P「うわあ高い、まるで弁護士みたいだあ」

ちひろ「120分58000円とかの方がお好みですか?」

P「やだちひろさん卑猥、というかオプションサービス付いてもいい値段ですねそれ」

ちひろ「マイスタハーフくらいはあげましょう」

P「うわあすっげえリーズナブル」

ちひろ「で、どうしたんです?」

P「ああそうそう、さっきまでCoのお姉さま方とそのプロデューサーさん達で飲んでたんですけど」

ちひろ「あらあらPさん、出勤前にお酒とは大胆ですね?私惚れちゃいそうです」

P「ワイルドでいいでしょう?」

ちひろ「そのスーツの袖引きちぎってあげましょうか?」

P「あっこわいその顔、口調にこやかなのに目も口も笑ってない」

ちひろ「名刺の出し方も知らないペーペーさんが出勤前に飲酒してたと聞いたら誰でもこんな顔になりますよ?」

P「うわあもういっそ直接この無能がとか言っちゃってくれてもいいんですよ」

ちひろ「この財布が♪」

P「あー小銭入れくらいのポジションで許してください」

ちひろ「紙かプラスチックでどうぞ」

P「の、野口さんくらいまでなら・・・」

ちひろ「諭吉さん以外の紙幣ってありましたっけ?」

P「真顔で言うのやめてもらっていいですか」

ちひろ「ジョークに決まってるじゃないですかーイヤですねーもう」

P「あとプラスチックってそれカードですよね?通帳差し出すのと同義なんですがそれは」

ちひろ「どうせPさんの口座に入るお金は私が管理してるので、適切な持ち主に帰るだけですよ」

P「うわあ怖いなあ、生殺与奪をガッシリ掴まれてるぞお」

ちひろ「吹けば飛ぶような残高の口座握っても面白くないんですけどね」

P「お金の単位札束で数えでもしてるんですか?これでも結構溜め込んでるつもりなんですが」

ちひろ「会社単位でお金の流れ管理してたらそうなるんですよ、仕方ないですね」

P「嘘だあ絶対あなた子供のころからお金に超汚かったでしょ、なんかそんな匂いしますよ」

ちひろ「1円を笑うものは1円に泣くんですよ?」

P「超説得力ないですね、ありがとうございました」

ちひろ「それで?出勤前に飲酒という暴挙についての弁明はありますか?」

P「えーっと」

ちひろ「つまらなかったらこうですよ」

P「ジェスチャーで首切りするのやめてもらっていいですか、無駄に男らしい仕草に惚れそうです」

ちひろ「・・・物理的に首討ち落としてお風呂場の蛇口にでもなりますか?」

P「すごく嫌ですね、詳細を素直に話したくなってきました」

ちひろ「じゃあどうぞ、面白くなければ罰金を取った後めでたく蛇口決定です」

P「ペナルティ重すぎじゃないですかね?」

ちひろ「あ、もしもし葵ちゃん?うんそう、ちょっと捌きたいものがあるからよく切れるのを一本貸してもらえないかしら?」

P「わー!わかりましたよ真面目にしますから!というか俺は足になっただけで一滴も飲んでませんむしろ被害者です!」

ちひろ「だろうと思ってはいましたけどね、でも予想通りすぎて面白くありません」

P「じゃあ、あの、クビですか?マジで?」

ちひろ「いいえ?」

P「それとも、蛇口・・・ですか?」

ちひろ「いいえー?」

P「もしかして両方ですかァーッ!?」

ちひろ「yes! yes! yes!」

P「アバーッ!」

ちひろ「フフフ・・・キリステ・ゴーメン!」

P「アイエ!?36位=サン!?ナンデ!?」

ちひろ「あやめちゃんとそのPさんが面白いからと押し付けていきましてね・・・」

P「あー確かにクセになりますよね、あの独特な日本語は」

ちひろ「面白いのが問題なんですよ・・・お陰で最近は少し寝不足です」

P「俺だって今日は徹夜ですよ・・・ああ眠い」

ちひろ「お疲れ様でしたね、まぁまぁスタドリどうぞ」

P「またそうやって俺からお金をむしろうとするんですね!畜生!」

ちひろ「あなたいつも一本単位でしか買わないでしょう、そんなのお小遣いにもなりませんよ」

P「なかなか酷いこと言いますねちひろさんも」

ちひろ「いえいえPさんほどでは」

P「ぐぬぬ」

ちひろ「ぐぬぬ」

P「・・・守銭奴」

ちひろ「・・・ロリコン」

P「運営の犬!」

ちひろ「甲斐性なし!」

P「奪衣婆!」

ちひろ「素寒ぴ・・・おいちょっと待て、今何て言った」

P「う、売り言葉に買い言葉って奴で・・・」

ちひろ「言うに事欠いてババアだと?いい度胸だな、ぶち○すぞ」

P「ぶって、しかも○すなんてあなた、そんな卑猥なことを」

ちひろ「ひわっ・・・!?
一体○の中に何を入れたんですかあなたは!」

P「いやですねえ、○の中にナニを入れたなんて、そんな直截な」

ちひろ「言ってて恥ずかしくありません?
そんな露骨な下ネタ」

P「正直恥ずかしいですね、穴があったら入れたいです」

ちひろ「早苗さーん!」

P「カンベンしてください私が悪うございました」

ちひろ「誠意とは言葉でなく金額と言うありがたいお言葉がですね」

P「ちひろさんのオフィスに額縁に入れて飾ってあるアレですか」

ちひろ「アレはいい言葉ですよ」

P「宗教っぽいのでやめたほうがいいって言うのはダメですかね」

ちひろ「宗教もドリンク売るのもおんなじですよ、どっちも経済行為ですから」

この辺で一旦止まります 後はボチボチ書いていきますのでご容赦を

ありがとうございます、1レス目は以前の投稿時に自分が間違えたものを戒めとしてそのまま使っている次第です
お恥ずかしい限りです

P「なんか含蓄ありそうで全くない金にど汚いセリフですね」

ちひろ「私はいつもお金になることを考えてますからね」

P「いっそ清々しいですねそこまで行くと」

ちひろ「お金を払う気になりましたか?」

P「訂正します、やっぱ最低だ」

ちひろ「はいはい、そんなことはいいですから仕事しましょう仕事」

P「はーい、ボス」

ちひろ「口からクソ垂れる前と後には敬称を忘れるなと教えたはずですよね?」

P「マム!イエス!マム!」

ちひろ「よろしい、では仕事です」

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P「ちひろさーん、こっち終わりましたー」

ちひろ「あいかわらず仕事は速いですね、では次」ドサッ

P「ふえぇ・・・」

ちひろ「気色悪い声出してないでそれ終わらせてください、そしたらお昼の時間です」

P「いえ、あのちひろさん」

ちひろ「なんですか」

P「夜です」

ちひろ「は?」

P「だから、もう日は暮れてます」

ちひろ「ホントですね・・・じゃあ今日は帰りましょう」

P「いいんですか?仕事がまだ・・・」

ちひろ「これ以上いると残業代が発生します」

P「俺はそれでもいいです」

ちひろ「私も別にいいです、でもPさんに残業代が付くのは気に食わないので帰りましょう」

P「さらっととんでもないこと言いますね」

ちひろ「・・・こっちも終わりました」

P「どこか飲みに行きますか?」

ちひろ「・・・おごりなら」

P「・・・まあこないだ給料出たばかりですからね、たまには俺が出しますよ」

ちひろ「やった、じゃあ行きましょうさあはやくはやく♪」

P「都合のいい時だけかわいこぶってまあ・・・」

ちひろ「なにか?」

P「いえ別になにも」

ちひろ「釈然としませんね・・・まあいいですけど」

P「ほらほら帰りましょ、下に降りるまでにタクシー呼んどいてくださいよ」

ちひろ「心配ありません、手配済みです」

P「流石ですね」

ちひろ「それほどでも」

P「事務所は・・・まだ残ってる人いるみたいですね、戸締りはいいでしょう」

ちひろ「一応声だけでもかけておきましょうか」

P「そうですね」

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P「おやあれは」

凛P「ん?」

ちひろ「凛ちゃんのPさんですか、お疲れ様です」

凛P「おーちひろさんとPか、お疲れさまー」

P「お疲れ様です、まだお仕事ですか?」

凛P「あー最近やっぱ忙しくてな、シンデレラガール効果スゲーわ」

ちひろ「かなりお仕事増えてますよね?」

凛P「そうそう、もう休みも何も無いよ」

P「この間渋谷さんとちょっと話す機会があったんですけどね」

凛P「何だって?」

P「『忙しいっていうのはそれだけ私と私のプロデューサーが評価されてるってことだから・・・まあ、悪くないかな』って言ってましたよ」

ちひろ「凛ちゃんらしいですね」

凛P「あいつは・・・」

P「俺じゃなかったらもうちょっと素直な感想聞けたんでしょうけど」

凛P「アホ抜かせ、そいつは俺の特権だ」

P「ですよね」

ちひろ「なんにしろ最後まで残るんでしたら戸締りお願いしてもいいですか?」

凛P「あーいや、この仕事終わらしたら帰るよ」

ちひろ「そうですか、他に誰か?」

凛P「桜井んとこのPさんが残ってたはずだけど」

ちひろ「ありがとうございます、ほらPさんいきますよ」

P「お疲れ様です」

凛P「お疲れさまでーす」

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ちひろ「おやあれは」

佐久間P「ん?」

P「佐久間さんとこのPさん、お疲れ様です」

佐久間P「あっ、お疲れ様ですちひろさん、Pさん」

ちひろ「まだお仕事ですか?」

佐久間P「いやちょっとまゆがね、忘れ物したって言うから」

P「佐久間さんが?珍しいですね、彼女しっかりしてるのに」

佐久間P「いやいや、あれで中々抜けてるところもあるんですよ」

ちひろ「・・・この間のアレですか」

P「アレ?」

佐久間P「いやたいした事じゃないんですけどね、弁当がちょっと」

ちひろ「二段のお弁当開けたら両方ごはんだったんですよね」

P「それはまた・・・かわいらしい」

佐久間P「仕方ないからそのまま食べるの我慢してまゆの楽屋持ってったんですけどね、あいつ自分

の弁当家に置いてきてるんですよ」

ちひろ「どうしたんです?」

佐久間P「もちろん、二人でごはんだけ食べましたよ?まゆがふりかけを持ってて助かりました」

P「しっかりしてるのかしてないのかよくわかりませんねもう」

佐久間P「『たまにはこういうのもいいですよね』って言うまゆがもう健気で涙が出ましたよ俺は。
しかもあいつ俺のご飯だけ間におかか挟むとかいう地味に手間かかる事してくれてましてね、自分のはただの白米なんですよ、もうそういう分かりにくい気遣いもグッと来るんですよこれが」

ちひろ「・・・行きましょうか」

P「・・・ええ」

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桜井P「おやこれは」

P「ん?」

ちひろ「桃華ちゃんのPさん、お疲れ様です」

桜井P「お疲れ様です、お二人はもう帰られるのですか?」

P「お疲れ様です、まあそんな感じですね」

ちひろ「これからまだお仕事ですか?」

桜井P「ええ、少し」

P「今は・・・確か桜井さんにも大きい仕事が入ってますね、その調整で?」

ちひろ「その辺は私たちの仕事ですよ、Pさん」

桜井P「お二人にはいつも大変お世話になっています」

P「いえいえ、俺なんか大した事してないですよ」

ちひろ「そうですね」

P「嘘でもいいんで否定してもらえます?」

桜井P「相変わらず仲がよろしいですね、私も桃華とそこまで信頼を結びたいものです」

ちひろ「私から見れば十分だと思うんですけどね?」

P「そうですよ、桜井Pさんはアイドルからの信頼を十分に勝ち取ってると思います」

桜井P「そうですか、お二人がそうおっしゃるならもう少し自信を持ってもいいかも知れませんね」

ちひろ「そうですよ、ところで桜井Pさん、これからまだお仕事で?」

桜井P「ええ、まだ少し」

P「でしたら私たちはもう帰りますんで、戸締りの方お願いしてもいいですか?」

桜井P「ええ、それくらいでしたら構いませんよ」

ちひろ「ありがとうございます」

桜井P「いえ、お気をつけてお帰りください」

P「お疲れ様でした」

ちひろ「お疲れ様です」

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P「あー終わった、さてちひろさん、どこ行きます?」

ちひろ「そうですねー私ちょっとお上品なお酒が飲みたい気分です」

P「桜井Pさんの雰囲気に引っ張られました?」

ちひろ「わかります?」

P「正直俺もちょっとそういう気分なんで」

ちひろ「うちの事務所じゃ一番謎な人ですよね、あの人」

P「前職は教えてもらえませんし、できること多すぎなんですよね」

ちひろ「こないだエレベーターの修理してましたよ、業者さん従えて」

P「俺は窓拭いてるの見ましたよ」

ちひろ「別に普通じゃないですか?」

P「ザイル一本で外から拭いてなければ俺も特に気に留めることはなかったんですけど」

ちひろ「・・・よくわかりませんねやっぱり」

P「ですね」

ちひろ「物腰も柔らかくて、Pさんにあの10分の一ほども紳士さがあればねえ・・・」

P「未だに担当アイドル決まらない俺への嫌味ですかそれは」

ちひろ「もうずっと私の下で働けばいいんですよ、幸い事務能力は多少あるみたいですし」

P「嫌ですよ、俺はアイドルのプロデュースやりたくてこの業界入ったんですから」

ちひろ「待遇に不満でも?」

P「正直にはいって言ったらクビですかね」

ちひろ「一日中受付業務をやりたかったらどうぞ」

P「お断りですね、それならまだあなたの下で書類整理してたほうがマシです」

ちひろ「じゃあしばらくはこのままですね」

P「新しい子入ってこないんですか?」

ちひろ「今のところその予定はないですね、残念ですが」

P「そうですか、残念です」

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ちひろ「Pさんにしてはなかなか雰囲気のよいお店を知ってますね」

P「いえ、昨日連れ回された内の一軒です」

ちひろ「なるほど、あの人達のコネで」

P「そうでもなければ俺がこんなとこ来るわけ無いじゃないですか」

ちひろ「納得です、女性の一人も口説いたことなさそうな感じですもんねPさん」

P「なんか辛辣じゃありません?冒頭とキャラ変わってますよ」

ちひろ「ダメですよ、メタ発言は私の特権なんですから控えてくださいね」

P「はいはい、それじゃ」

ちひろ「カンパイ」チンッ

P「カンパイ」チンッ

ちひろ「んっ・・・これなんです?」

P「さあ・・・確か柊さんのお気に入りだとか」

ちひろ「・・・勝手に飲んで大丈夫なんですかそれ」

P「昨日好きにしなさいって俺の名前でボトル入れてもらいましたからね、20本ほど」

ちひろ「誰がいたんです?昨日」

P「えーと確か、柊さんと高垣さんとそのPさん、あと高橋さんと篠原さん、三船さんもいましたね」

ちひろ「メンバー濃すぎません?」

P「最初は高垣Pさんがオモチャにされてたんですけどね、潰れたら次は俺ですよ」

ちひろ「よく飲まされずに朝まで耐え切りましたね」

P「正直ストッパーが三人いたんでなんとかなるかと思ったんですけどね、三船さんが速攻で落とされました」

ちひろ「押し弱いですもんね美優さん」

P「高垣Pさんが明け方まで意識保ってたのがすごいと思いますよ俺は」

ちひろ「あの人もかなりのザルな筈なんですけどね・・・」

P「他の面子がいい具合に回りきってたんでバラバラにタクシー放り込んで時計見たら出社時間ですからね、流石に疲れました」

ちひろ「まあ遅刻は遅刻です、査定に付けときますからね」

P「カンベンしてくださいよ・・・」

ちひろ「ふふっ、ダメです」

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ちひろ「そろそろ河岸を変えましょうか」

P「ですね、次はちひろさんがどっか連れてってくださいよ」

ちひろ「そうですね、ちょっと歩きますけどいいですか?」

P「いいですよ」ア、カイケイハカードデ

ちひろ「日本酒とお魚の美味しいところがあるんですよ」

P「いいですね、ちょうど小腹も空いてたところです」

ちひろ「そういえばゴールドとはまた大層なカードを持ってますね」

P「カード作る時に職場の名前出したらこれですよ」

ちひろ「うちもそこそこの信用を得てるんですね、いいことです」

P(何回もちひろさんの名前出てきたのは黙っておいた方がいいかな)

ちひろ「どうかしました?行きますよ」

P「あーちょっと待ってくださいよ」

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P「ここは・・・」

ちひろ「いいところでしょ?私のとっておきですよ」

P「いえ、ここも昨日・・・」

ちひろ「あの人たちはホント・・・」

P「三船さんと高垣さんが口をそろえてここを推しましてね」

ちひろ「ということはここで飲んでればいずれお二人にも遭遇するんですね・・・気をつけなきゃ」

P「三船さんはともかく、高垣さんは怖いですね」

ちひろ「なに言ってるんですか、逆ですよ逆」

P「は?」

ちひろ「美優さんからお酌されると地獄なんですよ、止め時がなくて」

P「あー・・・確かに」

ちひろ「楓さんはほっといても飲んでますけどね、美優さんはあまり飲まずに回りを潰すんですよ」

P「そういうタイプですね、昨日はまあ早かったですよ潰れるの」

ちひろ「志乃さんが面白がって飲ませたんでしょ、その場にいなくても大体わかりますよ」

P「まさにそのとおりですね」

ちひろ「あー・・・美味しい」
 
P「・・・・・・」

ちひろ「どうしたんですか、じっとこっち見て」

P「いや、ちひろさんもアイドルやらないんですか?」

ちひろ「あーまたそういう話ですか」

P「いや割とマジですよ俺は」

ちひろ「はいはい」

P「いやイケると思うんですけどね・・・」

ちひろ「そういう御託は一人でもアイドルプロデュースしてからおっしゃってくださいな」

P「ぐうの音も出ませんね」

ちひろ「・・・・・・大体、私みたいな地味な女がアイドルとか」

P「そうですかね?スタイルもいいし、年齢だってうちの事務所にはもっと上の人だっていますよ」

ちひろ「いやいや」

P「なによりあれですよ、笑顔」

ちひろ「はい?」

P「毎朝出社するとちひろさん『おはようございます』って必ずスマイルくれるじゃないですか」

ちひろ「あれくらい普通ですよ、普通」

P「そうですかね、俺は正直アレ見たさに今の仕事してる感ありますよ」

ちひろ「・・・なんですか、口説いてるんですか?」

P「そうかもしれませんね、俺もうあの笑顔なしじゃ一日やれる気がしませんよ」

ちひろ「・・・・・・そう、ですか」

P「まあその後に来る毒舌や罵倒で台無しですけどね」

ちひろ「一瞬でもときめいた私の心返せこのバカ野郎」

P「なんか言いました?」

ちひろ「なんでもありませんよー」

P「というわけでちひろさん、アイドルやりましょう」

ちひろ「いや今の流れでやるわけないでしょう頭おかしいんですか」

P「ですよねー」

ちひろ「全くバカなことばっかり言って・・・もう」

P「なんかご機嫌ななめですね、まぁまぁお酒どうぞ」

ちひろ「ごくっ・・・ごくっ・・・ごくっ・・・ぷはぁー!」

P「うわあすごい飲みっぷりですね、無駄に漢らしい」

ちひろ「・・・飲め」ズイッ

P「ち、ちひろさん?目が据わってますよ?」

ちひろ「やかましいどうせ明日休みでしょあなた」

P「まあそうですけど・・・ってちょっと、コップ押し付けるのやめてください!零れる!零れる!」

ちひろ「さあ飲めやれ飲めぐいと飲め」グイグイ

P「助けてー!」

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P「ひどいめにあった」

ちひろ「ほら何やってんですか、次行きますよ次ィ!」

P「この辺でお開きには・・・」

ちひろ「なりません」

P「ですよねー」

ちひろ「今日はとことん付き合ってもらいますからね」

P「意外に酒癖悪いんですねちひろさんってば」

ちひろ「そんなことありませんよ、あなたがカンに触ることばっかり言うからです」

P「うわあ辛辣ですね、泣いてもいいですか」

ちひろ「写真に撮って内外にばら撒きますけど」

P「ホント今日は容赦ねえなチクショウ」

ちひろ「やっすい居酒屋でもいいです、ストレス発散できるようなとこつれてけ」

P「ベロベロじゃないですか、足元ふらついてますよ」

ちひろ「そーんなことありませーん・・・」

P「ああもう、今日は帰りましょう、ね?」

ちひろ「そうだ、バッティングセンター行きましょうPさん!ね、決定!」

P「ちょっと・・・」

ちひろ「タクシー!」

P「わかりました付き合います!付き合いますから引っ張るのやめて!スーツ伸びちゃうから!」




うわあやってしまった すみません桜井→櫻井で脳内変換お願いします

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ちひろ「たりゃー!」カキーン

P「元気ですねえ」ブンッ

ちひろ「てりゃー!」カキーン

P「当たらない」スカッ

ちひろ「とりゃー!」グワァラゴワガキーン

P「すっごい悪球打ちっぽい音しましたね」スカッ

ちひろ「Pさんの・・・ばぁぁぁぁぁかぁぁあ!」ガッキィィィン

P「俺になんか恨みでもあるんですかすっごい飛びましたけど打球」

ちひろ「コツは飛んでくるボールをPさんの頭だと思うことです」

P「発想がちょっとバイオレンスすぎやしませんかね」

ちひろ「一発いっときます?」ブンッ

P「やめましょう明日の朝刊に載りたくありませんから」

ちひろ「つまらない人生なんですから最後くらいセンセーショナルにいきましょうよ」

P「センセーショナルっていうかショッキングですよそれ、あと俺の人生値踏みするのやめてください」

ちひろ「ふーん、だ」

P「ちょっとはすっきりできました?」

ちひろ「全然ですね」

P「困りましたね」

ちひろ「全然困ってないように聞こえますけど?」

P「だって俺女性のなだめ方も口説き方も知りませんもん」

ちひろ「開き直らないでくださいよ、めんどくさい人ですね」

P「ちひろさんが言いますかそれ」

ちひろ「私はいいんです」

P「理不尽だ・・・」

ちひろ「女性ってそういうものですよ、諦めてください」

P「またそんなどっかで聞いたようなセリフを」

ちひろ「それほど世の中にあふれ返ってるってことはつまりそれだけの説得力があるんですよ」

P「そんなもんですかね」

ちひろ「そんなもんですよ」

P「はぁ・・・」カチッ

ちひろ「タバコ、吸われるんですね」

P「いつもは吸いませんけどね、なんかこういうとこ来ると吸いたくなるんですよ」シュボッ

ちひろ「そんなもんですかね」

P「そんなもんです」フゥー

ちひろ「一本もらえますか」

P「ちひろさん、タバコ吸うんですか?」

ちひろ「いえ全く」

P「やめといたほうがいいですよ、こんなもん吸っても一銭の得にもなりゃしません」

ちひろ「Pさんがあまりにも美味しそうに吸うものですから」

P「そりゃまずくはないですけどね、始めての人にとっちゃまずいだけだと思いますよ」

ちひろ「いいからよこしなさい」バッ

P「あ、知りませんよ」

ちひろ「んっ・・・この、なかなか火が付きませんよ」カチッ カチッ


P「はぁ・・・吸い込みながら火を近づけるんですよ、ほら」

ちひろ「すぅ・・・んっ!?」ゲホゲホ

P「ああそら見たことか」

ちひろ「・・・うぇ」

P「だから言ったでしょ美味しくないって」

ちひろ「予想以上ですよ・・・げほ」

P「ほらもういいでしょ、消しましょう」

ちひろ「もったいないので最後まで吸います・・・うぇ」

P「知りませんよ、結構重いですからねこれ」

ちひろ「うぇー・・・タバコって全部こんな味なんですか」

P「これは特に癖があると思いますよ、日本のタバコじゃないですから」

ちひろ「煙はすごく綺麗ですけど、なんか紫煙ってこういうのを言うんですね」

P「ホントにちょっと紫というか青みがかってますからね」フゥー

ちひろ「・・・あ、でもちょっと匂いは嫌いじゃないかもしれません」

P「マジですか、変わってますねちひろさん」

ちひろ「なんとなく、ですよ」フゥ

ちひろ(たまにPさんからする匂いの出所はこれでしたか)

P「・・・そろそろ出ますか」

ちひろ「そうですね、出ましょうか」

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P「で、どうします?飲みなおしますか?」

ちひろ「そうですね、どこかいいところありませんか」

P「ウチとかどうです?ちょっといいウィスキーがあるんですよ」

ちひろ「悪くないですね、Pさんの家ということを除けば」

P「先っちょだけ!先っちょだけですから!」

ちひろ「色々すっ飛ばして最低ですね」

P「手順を踏めばいいんですか?」

ちひろ「まず金を払え」

P「不吉な詐欺師みたいな顔ですね、どうやってるんですかそれ」

ちひろ「あの人とは仲良くできそうな気がします」

P「考えうる限り最悪のタッグだと思うんでカンベンしてもらえませんか」

ちひろ「仕方ないですね、まあ考えておきましょう」

P「で、どうします?ウチじゃなくてもどっかリクエストあれば」

ちひろ「もう結構遅いですからね、Pさんの家で我慢してあげましょう」

P「じゃあツマミかなんか適当にどっかで買って行きますか」

ちひろ「・・・変なことしないでくださいよ?」

P「仕方ないですね、まあ考えておきましょう」

ちひろ「ちょっと!」

P「ジョークですよジョーク」

ちひろ「今日の下着あんまり可愛くないんですから」

P「ちひろさんの方が一枚上手でしたね、おみそれしました」

ちひろ「下着でも買いに行きますか?」

P「ちょっとそのボケ被せてくるんですか?カンベンしてくださいよ」

ちひろ「酔ってますからね、今がチャンスかもしれませんよ」

P「騙されないぞ、そうやってガバッといったら逆にこっちがパクッとやられるのは目に見えてますからね」

ちひろ「確かに下の口とか言いますもんね、なかなか上手いこと言うじゃないですか」

P「最低だこの上司、部下にシモネタで逆セクハラとか」

ちひろ「知らなかったんですか?女性の下ネタのほうが男性のチャチなそれよりよっぽどエグいですよ」

P「うわあ聞きたくない聞きたくない」

ちひろ「早苗さんとか奈々さんとか酔っ払ったらこんなもんじゃないですからね」

P「本人のいないトコで株下げるのはやめましょうよ」

うああまた名前間違えた 奈々さん→菜々さんで脳内変換なにとぞ・・・なにとぞ・・・

ちひろ「別にいても堂々と言いますよ」

P「そうですねあなたはそういう人でした」

ちひろ「菜々さんとか担当Pさんの前で暴露されて目が死んでましたからね」

P「予想を遥かに上回る畜生だったわ」

ちひろ「ふふん」ドヤァ

P「その腹立つドヤ顔やめてください」

ちひろ「フフーン!ボクはカワイイですからね!(裏声)」

P「ぷふっ」

ちひろ「プロデューサーさん!(裏声)」

P「やめてくださいよ全く似てないのが逆にツボです」プルプル

ちひろ「そこまで言うならPさんなんかやってくださいよ」

P「えー」

ちひろ「えーじゃありません、さあ早く」

P「・・・じゃあいきますよ」

ちひろ「はやくはやく」ワクワク

P「・・・みくは自分を曲げないよ!(すごい裏声)」

ちひろ「似てる!すごい似てるwww」

P「前川Pさんの前でやったらぶん殴られましたけどね」

ちひろ「他になんかできないんですか?」

P「えーじゃあ、こないだ事務所で流行ってた奴を」

ちひろ「わくわく」

P「・・・ガンバリマス!(裏声)」

ちひろ「ぐっ」

P「ガンバリマス!ガンバリマス!アンチエイジングモガンバリマス!(すごい裏声)」

ちひろ「似てるwww 似てるwww おなかいたいwww」

P「魔法少女ね、わかるわ(裏声)」

ちひろ「もうやめてくださいwww」

P「魔法少女はガンバレマセン・・・(すごい裏声)」

ちひろ「あはははは!あははははあ!ひーwww」

P「これ披露したらバカウケしたんですけど、後で島村ちゃんと川島さんにやっぱりぶん殴られましたね」

ちひろ「意外な特技ですね、声帯模写って言うんですか?」

P「そんな大層なもんじゃありませんよ、ただのモノマネです」

ちひろ「それ使って私の代わりに電話番でもしてくれません?」

P「やですよ、休みなくなるんで」

ちひろ「私が休めるからいいじゃないですか」

P「おかしいな、どうも言葉が通じてないのかな?」

ちひろ「失礼極まりないですね、全く」

P「ほら、タクシー止めますよ」

ちひろ「あれ、この辺にスーパーありませんでしたっけ?」

P「ありましたっけ?ウチの近所にも一応24時間のスーパーありますけど」

ちひろ「いや、多分あったはずですよ」

P「そのココロは」

ちひろ「菜々さんがこの辺ジャージで通りがかったのを見ました」

P「なにやってんだアイドル」

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P「ただいまーっと・・・」ドサッ

ちひろ「お邪魔しまーす」

P「まあ適当にくつろいでくださいよ、いじられて困るものは多分ないんで」

ちひろ「随分強気ですね、それは挑戦と受け取りますよ」

P「大人しくしといてもらえますかってはっきり言った方がよかったですか?」

ちひろ「はやくおさけー」

P「はいはい、とりあえずこれでもつまんどいてくださいな」

ちひろ「・・・おお、オランジェットとは洒落てますね」

P「親父の自作らしいですよ、ウィスキーと一緒に送られてきました」

ちひろ「へえ・・・あ、おいしい」

P「ウィスキーには何もいらないと思ってたんですけどね、それ食って宗旨替えしましたよ」

ちひろ「お父様はこういうのが趣味なんですか?」モグモグ

P「どうもそうだったみたいですね、今はどっかで樽とにらめっこでもしてるんじゃないですか」

ちひろ「趣味人なんですねえ」

P「どうですかねえ・・・あ、あったあった」ゴトッ

ちひろ「おお、これが件の」

P「親父の手製だそうですよ、なかなかどうして、ちょっとしたもんです」

ちひろ「それでは・・・」

P「カンパイ」チン

ちひろ「いただきます」チン

P「んっ・・・旨い」

ちひろ「おお・・・これはなかなか」

P「でしょう?」

ちひろ「ええ」

P「・・・・・・」チビチビ

ちひろ「・・・・・・」チビチビ

P「なんかウィスキーってこういうみみっちい飲み方しちゃいますよね」

ちひろ「わかります、ついやっちゃうんですよね」

P「・・・・・・」チビチビ

ちひろ「・・・・・・」チビチビ

P「飲みたかったら勝手に注いじゃってください」

ちひろ「あ、じゃあお言葉に甘えて」グイッ

P「うわあ一息で行きましたね、結構強いのに」

ちひろ「わたしも別に弱いわけじゃないですからね」

P「そうですか」

ちひろ「そうですー」

P「・・・・・・」カラン

ちひろ「・・・・・・おいし」チビチビ

P「タバコ、吸ってもいいです?」

ちひろ「どうぞ、というか自宅なんですから私に許可とる必要ないでしょうに」

P「一応ね、一応」シュボッ

ちひろ「タバコの煙とウィスキー一緒に飲み込んで大丈夫なんですか?」

P「さあ、親父がやってたことの猿真似ですからね」

ちひろ「わけもわからずやってるんですか、馬鹿っぽいですね」

P「酷いこと言いますね全く」フゥ

ちひろ「悔しかったらやり返してもいいんですよ?」

P「・・・ちひろさんって、私服までいつもの黄緑色なんですね」

ちひろ「か、関係ないでしょうそれは」

P「好きなんです?」

ちひろ「・・・いーえ、別にそうじゃありません」

P「たまたま、だと」

ちひろ「そうです、今日はたまたまこういう色の気分だったんです」

P「こないだ飲みに行ったときもそんな色だった気がするんですが」

ちひろ「・・・ぐぬぬ」

P「ふふん」ドヤァ

ちひろ「酔ってさえいなければ・・・ちくしょう」

P「もうずっと酔っ払っててくださいよ、そのほうが可愛げがありますから」

ちひろ「まるでいつも私に可愛げがないみたいな言い方ですね」

P「あると思ってたんです?」

ちひろ「その発言はいただけませんね、減給しましょうか」

P「やめましょう、プライベートなんですから仕事の上下関係持ち出すのは」

ちひろ「・・・そうですね」ニヤッ

P「すごい悪い顔してますよ、何思いついたんですかあなたは」

ちひろ「いーえなんでも、ふふふ」ガタッ

P「・・・あ、お手洗いなら玄関の横ですよ」

ちひろ「そうですか」ストン

P「ちょっとなんで隣に」

ちひろ「・・・ねえPさん、まさか女性を家に呼んでおいて何もしないつもりなんですか?」

P「ちょ、何言って・・・」

ちひろ「私だって半分『そのつもり』で来ましたし・・・」

P「ち、ちひろさん?」

ちひろ「うふふ・・・どうしたんですかPさん、お顔が真っ赤ですよ?」ニコ

P「・・・あんた俺のことからかってるなッ!」

ちひろ「ふふふ、やっと気づきましたか」スッ

P「最悪だ、ホントに最悪だこの女」

ちひろ「でも一瞬その気になりましたよね?隠してもムダですよ、バレバレです」ニヤニヤ

P「~~~~ッ」カオマッカ

ちひろ「いけませんよ、下心が顔に出まくってましたからね」

P「ホントに俺が血迷ったらどうするつもりだったんですか・・・全く」

ちひろ「その時は・・・まあ、大人しくパクッといかれますよ」

P「いやダメでしょ」

ちひろ「あら?私言いましたよね?」

P「・・・やめましょ、この話は」

ちひろ「・・・『半分は』そのつもりで来たって」

P「やめましょって、酔ってるんですよ二人とも」

ちひろ「もう半分は、Pさん次第ですよ?」

P「・・・俺だって男ですよ、そこまで言われて黙ってられるほど紳士じゃないつもりです」

ちひろ「紳士的にして欲しいなら、こんな誘い方すると思います?」

P「はしたない人ですね」

ちひろ「そういう、気分なんです」

P「リビングで男を誘うような気分、ですか」

ちひろ「誰だって一回はこういう事、してみたい時があるんですよ」

P「誘ったのは、あなたですからね」

ちひろ「言い訳はいいです・・・早く、しましょう?」

P「どうしようも無い人ですね、ホント」ドサッ

ちひろ「んっ・・・やっとその気になりましたね?」

P「あれだけ露骨にされてその気にならない男はいませんよ」

ちひろ「ふふ」

P「シャワーは、いりませんね」

ちひろ「そんな野暮なこと、聞かなくてもいいでしょ?」ギュッ

P「・・・・・・あの、もういいですか?」

ちひろ「えーいいじゃないですか、もうちょっとオトナの夜ごっこ続けましょうよ」

P「こっちが持ちませんよ」

ちひろ「グラッと来ました?」

P「正直、やばかったですかね」

ちひろ「ふふふ、そうですか」

P「ちひろさんがそうやって始終ニヤついてなければそのままパクッといってましたよ」

ちひろ「ニヤ・・・っ!?失礼な!」

P「妖艶な微笑みとでも思って欲しかったんですか、それならもうちょっと勉強が必要ですね」

ちひろ「ぐぬぬ・・・流石に大人組と一晩共にした人間は言う事が違いますね・・・」

P「人聞きの悪い言い方はやめてください」

ちひろ「まだ私を押し倒してる人がそれを言いますか」

P「・・・どきましょうか?」ニコ

ちひろ「・・・・・・」

P「・・・・・・」

ちひろ「・・・・・・」ギュ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ちひろ「ん・・・・・・」ムクリ

P「おはようございます、朝です」ジュー

ちひろ「おはようございます・・・」ボー

P「朝弱いんですか?」

ちひろ「得意ではないです・・・」

P「顔洗ってきてください、朝ごはんですよ」

ちひろ「食べられるもので・・・」

P「朝一から失礼な人ですねホント、目玉焼き顔面に落としますよ」

ちひろ「ふぁい・・・」ボー

P「・・・・・・」イラッ

ちひろ「・・・・・・」ウツラウツラ

P「朝ですよ、あーさー!」カンカン

ちひろ「あさ・・・」

P「だめだこりゃ、知性のカケラもねえや」

ちひろ「あたまいたいです・・・」

P「当たり前でしょ、昨日どんだけ飲んだと思ってるんですか」

ちひろ「おみず・・・おみずください・・・」

P「はい」

ちひろ「んくっ・・・んくっ・・・んくっ・・・」

P「大丈夫ですか」

ちひろ「・・・ぷはあ、人心地つきました」

P「それはなにより」

ちひろ「お手洗いお借りしますね・・・」

P「どうぞ」

パタパタ…キュ、ジャアアアア、キュ

ちひろ「ふう、完全復活です」

P「よかったですね、朝ごはんできてますよ」

ちひろ「至れり尽くせりですね、私ここに住もうかな」

P「構いませんけど家賃やらなにやら折半ですからね」

ちひろ「まともな朝ごはん出てくるだけで十分ですよ・・・」

P「ちひろさんひょっとして料理ダメな人なんですか」

ちひろ「人並み程度にはできるつもりですけど、朝はやっぱり時間なくて」

P「ああ、まあ女性はその辺色々あるんでしょうね」

ちひろ「いえ、ただ単に起きられないだけです」

P「ダメ人間じゃねえか」

ちひろ「いいじゃないですか、それよりご飯食べましょ、ご飯」

P「遠慮とかいうアレはないんですかあなた、まあ別にいいですけどね」

ちひろ「出されたものはありがたく頂きます、それが礼儀です」

P「催促するのはまた違う話だと思うんですがそれは」

ちひろ「はいはい、冷めますよ」

P「全く・・・いただきます」

ちひろ「いただきます」

P「・・・・・・」モグモグ

ちひろ「・・・・・・」モグモグ

P「・・・・・・」カチャカチャ

ちひろ「・・・あ、Pさんマーマレードください」

P「はい」

ちひろ「ありがとうございます・・・もぐ」

P「・・・・・・」モグモグ

ちひろ「・・・・・・」モグモグ

P「・・・コーヒーのおかわりは」

ちひろ「アリアリでください」

P「はいはい」

ちひろ「どうも・・・もぐ」

P「・・・・・・」ジーッ

ちひろ「・・・・・・」モグモグ

P「前から思ってたんですけど」

ちひろ「もぐ・・・どうしました?」

P「ちひろさん結構食べますよね」

ちひろ「健康的でいいでしょう」

P「そうですね、俺はそういう人結構好きですよ」

ちひろ「・・・・・・」ゴクン

P「ごちそうさまでした」

ちひろ「ごちそうさまでした」

P「もういいんですか?」

ちひろ「ええ、美味しかったですよ」

P「どうも、まあトーストなんか誰が焼いても変わりませんよ」

ちひろ「あ、お皿は私が」

P「座っててください、一応お客様なんですから」

ちひろ「ではお言葉に甘えて」

P「はいごゆっくり、あ、新聞はソファにありますのでどうぞ」

ちひろ「ホント至れり尽くせりですね・・・普通逆じゃありません?」

P「そうですかね」ジャー

ちひろ「主夫とかどうです?向いてると思いますよ」

P「いずれはそれでもいいですね、でも今はアイドルプロデュースの方をやりたいんですよ」カチャカチャ

ちひろ「社長に言ってください、新しいアイドル増やせって」

P「言える訳ないでしょ、ちひろさんが言ってくださいよ」カチャカチャ

ちひろ「私は所詮一介の事務員ですので」

P「どの口が言うんですか、事務どころか法務や人事にまで口出してる癖して」ジャー、キュッ

ちひろ「さあて、なんのことやら」

P「はあ・・・食えない人ですねホント」

ちひろ「昨夜ガッツリいった人が言うセリフですかね」

P「恥じらいとかないのかあんたは」

ちひろ「そんなもの、一銭にもなりませんよ」

P「金、金、金・・・」

ちひろ「課金者として恥ずかしくないのか!」

P「廃課金以外の発言は認めない!」

ちひろ「世知辛いですねえ」

P「あなたが言いますか、あなたが」

ちひろ「文句があるならお金を払いなさい、そうすれば聞いてあげないこともないですよ」

P「ぐうの音も出ないほどの畜生ですね、あなた」

ちひろ「そうでもないですよ、これでも一人の乙女です」

P「はいはいそうですね」

ちひろ「つれない人ですね、全く」

P「それはどうも」シュボ

ちひろ「・・・私にも、一本くれませんか」

P「気に入ったんですか?」カチッ

ちひろ「かも知れませんね」

P「・・・あれ、おかしいな、火が」カチ、カチッ

ちひろ「そこにあるじゃないですか」

P「え?・・・ああ」スッ

ちひろ(まあ、たまにはこういうのも悪くないですね・・・)ジジッ

P「あ、そうだちひろさん」

ちひろ「すぅ・・・なんですか」フゥ

P「引越し、いつにしますか」

ちひろ「!?げほ、げほ」

P「ジョークですよ」ニヤ

ちひろ「こいつ・・・」

P「やられっぱなしは面白くないんで」ニヤニヤ

ちひろ「・・・そうですね」

P「え?」








ちひろ「いっそ、今からというのはどうでしょう?」








くぅ疲 これにて完結です

今回はいつにも増して誤字やらなんやらミスが多かったですごめんなさい
特にちゃまPとウサミンPの方、許してくださいなんでもしまむら!

あと途中から何が書きたいのかわかんなくなってちひろさんのキャラブレブレでしたね、重ねてすみません

それではいつも通り、適当にHTML化の依頼出してきます
お付き合いいただきありがとうございました

あ、次は未定です 早ければ今日の夜にでも投下できたらいいな

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月26日 (月) 16:32:08   ID: dg4oVpd6

つまんね

2 :  SS好きの774さん   2018年05月02日 (水) 19:39:51   ID: Zh4m2fYP

とても良かった

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