上条「理解度測定機?」オティヌス「そうだ」 (117)
上条「いきなり何言ってんだ?」
オティヌス「さあな。ただ、目の前に落ちてた」
上条「いや、あの今そんな場面じゃなくね? 学園都市とか三大宗教とかその他もろもろから逃げなきゃならな
いんだぞ!?」
オティヌス「ならばついでで使えばいいだろ。……ふむ、これが照準でこのトリガーを引くと使えるのか」
上条(こりゃ使うまでやめねえな)
オティヌス「よし、さっそくやってみよう」ピピッ
上条「はぁ……」
理解度測定・対象 上条→オティヌス
安価↓2 コンマ下二桁(00は100とみなす)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1400668348
オティヌス「……」
上条「ど、どうした?」
オティヌス「……ここで別れよう」
上条「ええ!? 何で!?」
オティヌス「44……お前の私に対する理解度だ」
上条「へ?」
オティヌス「『へ?』じゃない! なんだ44って! 私たちは学校でだけ関わるクラスメイトか!? 微妙すぎだろ!!」
上条「ちょ、ちょっと待て。お前、いろいろおかしいぞ」
オティヌス「だって……44って……あの時間は何だったんだ」グス
上条(……急展開すぎる)
オティヌス「くそ! こうなったら、逆だ! 逆をやってお前をさらに責め立てる!!!!」ピッ
上条(……そして一瞬で目的が変わった)
理解度測定 オティヌス→上条
安価↓2 コンマ下二桁
上条「……なぁ」
オティヌス「……なんだ」
上条「お前こそ何してんだよ! 18って……もう興味なしじゃねえか! 俺は何のために死にまくってまで、デンマークという極寒の地でお前を助けようとしてんだ!?」
オティヌス「……全く、本当にひどい一撃だな」
上条「自滅だよ! てか、俺らって基本的に戦ってただけだから仕方ないといえば仕方ないけどね!?」
オティヌス「そ……そうだな! そうだよな! ハハハハ……」
上条(……ダメだ、こいつがどんどんわからなくなる)
ズドーン!!
上条「!?」
一方「よォ、仲よくやってるとこ悪ィな。ヒーロー」
上条(な……いきなりこいつが来るのかよ!)
オティヌス「……」ピッ
上条「はい?」
理解度測定 一方通行→オティヌス
安価↓2 コンマ下二桁
オティヌス(まあ、ここは妥当か。……でも29って意外と高いんじゃ?)ウーム
上条「何やってんだ、お前! 下がってろ!」
一方(……なンだあの機械? 俺に向けられたが、体に変調はねェ……『反射』にすら引っかからなかった)
上条「おいおいおい! そんな事やってる場合じゃないって!」
オティヌス(今度はこの二人でやってみよう)ピピッ
上条(あ、だめだこれ。聞いてねえわ)
理解度測定
安価↓2 上条→一方通行
安価↓3 一方通行→上条
ここで聞くべきか分からないけど、コンマスレも連続取得って駄目なの?
オティヌス「!??」
上条「……先に言うか。不幸だー」
一方(またあの機械を使った。今度はヒーローにも向けやがった。……用途は何だ?)
オティヌス「なあ、人間。私の望みを聞け」
上条「お、おう」
オティヌス「今すぐあいつに全力で頼み込んで見逃してもらえ。なあに、事情を話せばわかってくれるさ……」グス
上条「ええ!?」
オティヌス「なんだ理解度93って! 理解されまくってるじゃねえか。どうせ今回の事も共感されてるんだろ!? よかったな、ヒーロー!!」
上条「いやいやいや……さすがに無理だろ」チラッ
一方「……」ゴゴゴ
上条「すいません、何とかして見逃してください!」
>>31 連投は絶対ダメ 連取はマナーと空気読んで、場合によってはOKにします
上条(すげぇ……全力で頼んだら無言で帰った)
オティヌス「よかったな人間。もしこの機械のことがばれたら、あいつに殺されてたぞ」
上条「え?」
オティヌス「あいつ→お前が93、お前→あいつが42……片思いすぎるな」
上条「……また40台か。なおさらお前の18が目立ってきたな」
オティヌス「……」ウルッ
上条「あーごめんごめん! だから泣くな、な?」
オティヌス「うぅ……! そこか!!」ピピッ
上条「何で!?」
???「!?」ビクッ
理解度測定
安価↓2 上条→???
安価↓3 ???→上条
安価↓4 ???→オティヌス
安価↓5 オティヌス→???
ここで追加ルール
・オティヌスと面識のないキャラの理解度が80以上かぞろ目で特殊安価発生
アニェーゼ(なんですか!? なんか向けやがったような……)
オティヌス「……!」
上条(今度は少し嬉しそうな顔してる……)
オティヌス「見つけたぞ理解者ぁぁぁぁああああ!!」ドドド
アニェーゼ「ぎゃあああああああああ!!?」
上条「あれは……アニェーゼ!? なら部隊も近くに……って、おいオティヌス、突っ込むな! 危ないぞ!!」
オティヌス「73! お前を待っていたんだ!」ガバァ
アニェーゼ「へ!?」ドサァ
オティヌス「……だが、私は25だ。そ、それでもいいか……?」チラッ
アニェーゼ「ど、どきやがってください!」バタバタ
オティヌス「そ、その……そのあたりはこれから頑張るから……」ギュウ
アニェーゼ「あ、あ……」グルグル
アニェーゼ「撤退! 撤退ーーーーーーーー!!」
上条「ぇぇぇぇええええ!?」
オティヌス「ああ! 待ってくれ!」
オティヌス「やっと……やっと会えたと思ったのに」
上条(こっちとしちゃ、戦わなくて済むのはありがたいが、これはこれでつらいな……)
オティヌス「まあ生きていればチャンスはいくらでもある。それよりさっさと『目』を取りに行こう」
上条「いや……待て、前に誰かいるぞ!!」
ワシリーサ「お、いたいたぁ」
サーシャ「……」
オティヌス「先手必勝!!」ピピッ
理解度測定
安価↓2 サーシャ→上条
安価↓3 上条→サーシャ
安価↓4 ワシリーサ→上条
安価↓5 上条→ワシリーサ
オティヌス「もういい、お前はあっちに行け」
上条「」
オティヌス「89、86……これはもう惚れてるんだろうなぁ」
上条「」
オティヌス「どうせ最初からロシア成教に私を売るつもりだったんだろうなぁ」
上条「」
オティヌス「どうせ人間なんて……」グス
上条「俺が聞きたいわぁぁぁぁあああああああ!」
サーシャ「」ビクッ
上条「いやね? 確かにあんな服着てるあたりからもういろいろと察しちゃうけどさ! 何? 彼女にはそれしかないの!? そんなに染め上げられちゃってるの!? 服の示す割合そんなに高いの!?」
サーシャ「……」プチッ
オティヌス「ふん、見苦しいな。私の尊さを示してやる、これでな」ピピッ
理解度測定
安価↓2 サーシャ→オティヌス
安価↓3 オティヌス→サーシャ
安価↓4 ワシリーサ→オティヌス
安価↓5 オティヌス→ワシリーサ
オティヌス「うん、これは正直予想できたな。何も怖くない」
上条「……」
サーシャ「第一の質問ですが、もういいですか?」
上条「もうちょっと、もうちょっと待って!」
ワシリーサ「待つ必要なんてあるのかしらねー」
オティヌス(ふん……力を失ったとはいえ、私は魔神だ。これで奴らをつぶす)ピピッ
理解度測定
安価↓2 ワシリーサ→サーシャ
安価↓3 サーシャ→ワシリーサ
今日はここまで
オティヌス(……なるほど。ならば)
オティヌス「おい、人間。耳を貸せ」ゴニョゴニョ
上条「え、なんだよ……」フムフム
オティヌス「勝つためだ。行け!」
上条「へ、へへへ……サーシャちゃん、襲っちゃうぞー(棒」
サーシャ「な……!」
ワシリーサ「ダメ! サーシャちゃんは私の……」
『人の心身を支配しようなどとは「傲慢」そしてそのあさはかな「色欲」にはあきれたな』
ワシリーサ「」ガクッ
サーシャ「第二の質問ですがアナタはバカですか!?」
『人は失敗する生き物。それをとがめるとは「傲慢」、そしてその「憤怒」も見逃せんな』
サーシャ「」ガクッ
オティヌス(……計画通り)ニヤッ
サーシャ「」チーン
ワシリーサ「」チーン
上条「……えーと、何があったんだ?」
オティヌス「こいつらめ。『七つの大罪』を利用した術式をかくしてやがったから、逆に利用してやったのさ。……もっともここまで単純とは思わなかった。これもこの機械のおかげ、か」
上条「どう考えてもお前がすごいだけなんだが……」
オティヌス「まあ、そうとも言うな」フフン
上条「と、とりあえず行こうぜ。そろそろ大物が来るだろうから」
キャーリサ「ほう、それは私のことか?」
上条「!?」
キャーリサ「驚いているところ悪いが、私だけじゃない。お前の天敵は他にもそろえている。逃げられると思うなよ」
上条(違う……この流れは!)
オティヌス「……」ピピッ
上条(……いや、もうそんな気しかしてない)
理解度測定
安価↓2 キャーリサ→上条
安価↓3 上条→キャーリサ
安価↓4 キャーリサ→オティヌス
安価↓5 オティヌス→キャーリサ
オティヌス「何……だと?」
キャーリサ「?」
オティヌス(バカな……76!? 私自身すら予想できない現象だと?)
上条「お、おい……」
オティヌス「どうやら……この機械は私すらも予想できないものを見ているようだな」
上条「……?」
キャーリサ「おい、御託はもういいのか? そろそろ終わらさせてもらうし」
神裂「……上条当麻」
上条「か、神裂まで……」
オティヌス「……」ピピッ
上条「これの餌食に……」ガクッ
理解度測定
安価↓2 神裂→上条
安価↓3 上条→神裂
安価↓4 神裂→オティヌス
安価↓5 オティヌス→神裂
オティヌス「……こ、この機械壊れてる!」
上条「そもそも拾い物の機械なんざ信用するな!」
オティヌス「で、でも……99だぞ? ヤツと私は面識が……あ」
上条「今度は何だよ……」
オティヌス「いや、何となくおぼろげなんだがあったような気も……あれ、何回目の世界だっけな」
上条「お、おう……」
オティヌス「あ、そうだヤツは!」
オティヌスと神裂の意外な関係とは? 安価↓2
オティヌス「ヤツは私の百合姉妹だ!!」
上条「は?」
神裂「……ゆ、百合? 姉妹?」
キャーリサ「ほう……神裂。貴様はヤツと姉妹なのか」ギロ
神裂「い、いやいやいやいや! 今、初めて会いました!!」
上条(神裂かわいそう……)
オティヌス「なんだと!? 忘れたのか私を! あんなに仲良かったじゃないか!」
神裂「そ、そういわれましても……!」
安価↓2 コンマ二けた
偶数 思い出す(理解度が99まで上昇)
奇数 思い出さない
神裂「……あ」
キャーリサ「ん? どうした神裂」
神裂「い、いえ……」ダラダラ
上条(な、なんか様子がおかしいぞ?)
オティヌス「お姉ちゃーん!」ブンブン
神裂「」ドキューン
キャーリサ「……」
神裂「申し訳ありません、キャーリサ様。この戦い……私は参加できません!」ビューン
オティヌス「きゃっ」ガシッ
上条「……」ポツーン
キャーリサ「……不憫だな、お前。だが見逃さんし」
上条「あの野郎ぉぉぉぉおおおおおおおおお!!」ドカーン!
上条「し、死ぬかと思った……」ゼェゼェ
オティヌス「災難だったな」
上条「お前のせいだよ!」
オティヌス「いや、この機械のせいだ」
上条「……もうそれでいいや。ところで神裂は?」
オティヌス「いや、さすがにいっしょはまずいから帰した。まあいつでも会えるだろうしな」フフフ
上条「お前……本来の目的見失ってない?」
オティヌス「それは問題ない。泉までの距離はしっかりと縮まっているからな」
上条「そ、そうか……」
オティヌス「それにこの機械の意味も大体わかってきた。……まあ、応用すればほかの用途にも使えるだろう」
上条「それはどうでもいいんだが……」
オティヌス「ああ……そうだな。その暇はない」
マリアン「その通り」
オティヌス「互いにな!」ピピッ
理解度測定
安価↓2 マリアン→上条
安価↓3 上条→マリアン
安価↓4 マリアン→オティヌス
安価↓5 オティヌス→マリアン
このSSまとめへのコメント
面白いから続き書いてよw