春紀「学園内の購買で働くことにした」 (38)
春伊なギャグSS
春紀「(退学してからというもの、あたしは学園内の購買でしばらくバイトをすることにした)」
春紀「(人手不足を理由に伊介様も誘ったけど、あまり乗り気じゃなかった。まぁそりゃそうか。伊介様が出来るわけねーな)」
春紀「(んで、とりあえず手ごろなサイズの桐ヶ谷柩を誘ったら、意外にもあっさりOKだしたんで、一緒に働き始めたものの、まさかの数時間後)」
春紀さんと店長へ
やっぱりぼくには向いてないのでやめます(^^)
あ、働いた分の給料は貰っていきますね(^o^)
桐ヶ谷柩
春紀「(というメモを残し、レジのお金をごっそり持って蒸発しやがった。)」
春紀「(どういうことだオイ…)」
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春紀「(さすがに持ってった金の分のタダ働きは強要されなかったものの、私のシフトは激増した)」
春紀「(……ああ、十円禿げ出来そう)」
春紀「(あのロリコン宝塚レズと腹黒リS級バックラーめ…今頃愛の逃避行か畜生)」
春紀「(ついでにロミジュリの直前にバックれたため、当然劇は中止、なぜか剣持がとばっちりの毒を受けて緊急入院からのフェードアウト。何があった)」
春紀「(しかも二房のおさげを残して病室から跡形も無く消えて居たらしい。心当たりがあり過ぎて怖い)」
春紀「(この件で大勝利を納めたのはレズコンビ、被害者は特にあたしと剣持、以下黒組全員という結果となった。剣持、お前まじ頑張れ)」
春紀「(ちなみに最近、溝呂木ちゃんは死んだ目で何度もハイレモンとラムネ菓子を買っていくようになった)」
春紀「(そんなストレスから解放される瞬間といえば)」
伊介「お邪魔~♥︎腕の具合どう?」
春紀「伊介様、いらっしゃい。まぁまぁかな」
伊介「あっそー♥︎いつものね」
春紀「いつものガリガリくんね」
伊介「うん」
春紀「(はぁ…癒される……かわいい…かわいい可愛いかわいい)」うっとり
伊介「?」もぐもぐ
春紀「しばらくここで働くよ。足洗うつもり」
伊介「いいんじゃない♥︎合ってるわよー」
春紀「あんがと」
女生徒「あ、あの!元黒組の寒河江春紀さんですよね!?」
春紀「え?はあ、そーだけど」
女生徒「あの、私、ずっとファンで!!良かったら握手してください!」
春紀「んーありがとうね。ここで
働いてるから、またいつでもおいで」
「きゃーーっ春紀さんかっこいいーー!」
「さすが黒組三大イケメンの一人だね、春紀さん」
「兎角さんと千足さんにも会いたーいっ!」
伊介「……今すぐ辞めるべきね」
春紀「そう妬くなよ。伊介様だって男子からぶっちぎりでモテてるじゃん」
伊介「春紀にモテないなら、何千人にモテよーと心底どうでもいい♥︎」
春紀「相変わらずひでぇ」
伊介「春紀ーーっ♥︎」ぎゅー
春紀「はいよ」なでなで
キーンコーンカーンコーン
伊介「じゃあ伊介、そろそろ寮戻らねばー」
春紀「あんま溝呂木ちゃん困らすなよ」
伊介「困らせてないもーん」
春紀「死んだ目でハイレモン買いに来る元担任とか見たくねーよ」
伊介「……春紀、あんま無理しないでね」
春紀「今日は雷雨かなー」あはは
伊介「わぁ♥︎ムカつくー」ぎゅうっ
春紀「あはは。悪りぃ悪りぃ」なでなで
伊介「お詫びにちゅーね♥︎」
春紀「……んっ…」ちゅっ
伊介「…明日も居る?」
春紀「寂しいわけ?」
伊介「別に…そんなんじゃないけど…」
春紀「…ごめん。あたしが寂しーや」ぎゅうっ
伊介「……今日、春紀ん家行くわよ」
春紀「いいの?」
伊介「うん」
春紀「ごめん、我儘言って」
伊介「…別にー♥︎じゃあ一足お先に、寒河江家行ってますんで」ひらひら
春紀「おう」
春紀「(癒しで愛しの伊介様行っちゃったー)」もぐもぐ
春紀「いらっしゃ…おー、首藤」
涼「……」
春紀「……首藤?」
涼「……」
春紀「おーい無視かよ…ひでぇな。あたしなんかしたか?」
涼「そちらこそ、旧名で呼ぶのはよしてほしいのう」
春紀「は?」
涼「ワシは神長涼じゃ」
春紀「知らねえよ」
涼「今度から神長涼と呼んでくれないかの」
春紀「ああ…うん、はい」
涼「全く…今回は許すが」
春紀「何様だよ」
涼「おっと、入浴剤セットを取り寄せた筈じゃが」
春紀「ああ、これね」ひょい
春紀「毎回毎回目一杯買って行くよなー。まぁありがたいけど」
涼「いちいち来るのが面倒なんじゃ」
春紀「さいですか」
涼「よっこらしょういち」
春紀「ババアかよ」あはは
涼「それは世界の禁句(タブー)じゃよ」ちっちっちっ
春紀「…なんで今風に読んだの禁句(タブー)って」
涼「今日はこーこちゃんと一緒に風呂入る」
春紀「急に話変わるな」
涼「こーこちゃん、先週くらいから息をしてないんじゃが大丈夫じゃろうか」
春紀「いやいやそこが一番大事だろ何で今まで黙ってたんだよ!?」
涼「…正気か寒河江。冗談に決まってるじゃろ…」
春紀「その顔腹立つわ!!」
涼「それでは涼そろそろ行くわ」
春紀「早く行ってくれー」ひらひら
春紀「……」
春紀「(黒組に居た時は気付かなかったけど、首藤ってキャラ濃いな…)」
春紀「(まぁいい客だから良しとしよう)」
兎角「……」
春紀「あ、兎角さん。久しぶりだな。いらっしゃい」
兎角「……」ガサガサガサガサ
春紀「うわっこんなにレトルトカレー買ってどうすんのー?まぁいいけど…」
兎角「……家出する」
春紀「は?」
兎角「かえんない」
春紀「」
春紀「……」
春紀「(これ以上関わると胃が蜂の巣になるから、もう放っておこう)」
春紀「……あ、そう。じゃあ3500円ね」
兎角「…」チャリン
春紀「丁度頂いたよ。またね」
兎角「…」
春紀「…?帰らないのか?」
兎角「……え、だから今日寒河江ん家泊まるんだけど」
春紀「(胃が……)」キリキリ
春紀「いや…あのな、そんな約束した覚えねーぞ」
兎角「約束しなきゃダメなのか」
春紀「あたりめーだろ!」
兎角「犬飼は勝手に出入りしてる」
春紀「伊介様は、ほら、その…」
兎角「合い鍵」
春紀「知ってんなら言うなよ」
兎角「じゃあ私にも合い鍵」
春紀「ダメだよ。何言ってんの」
兎角「犬飼が良くて何故私がダメなんだ」
春紀「え!?あー、えぇーーと」
兎角「付き合ってるからか」ヒラメキ~
春紀「つつつつ付き合ってねーよ」
兎角「じゃあ私とも付き合おう」
春紀「あたし伊介様一筋なんで。それにお前は晴ちゃんだろ」
兎角「晴と喧嘩した」
春紀「ああ…だからか。理由はよ」
兎角「前回晴と喧嘩した時家出して家が無くて丁度チョロそうな番場の家に入れて貰おうと口説いてる所を見つかってその件で」
春紀「ちょっと待て、その状況今に似て…」
晴「…トカクサン…?」
春紀「後ろ!!兎角さん後ろォ!!」
兎角が誰コレ状態なんだが…
せめて口調くらいちゃんとしろよ
>>12
どの辺りかわからないッス…詳しく教えてくれたらありがたいッス
晴「また女の子口説いてたんですね…今度こそ許しませんから……」ズルズル
兎角「ひ、ひいいい…、悪かった…悪かったよ」
春紀「(あーあ、自業自得だな)」
春紀「(…はぁ、頭痛がしてきた……黒組キャラ濃過ぎだろもう)」ズキズキ
乙哉「やっほー」ひらひら
春紀「帰ってくれ」
乙哉「冷たいなー。あ、これね」ガサッ
春紀「…430円」
乙哉「はるきん、ここで働いてたんだねー」
春紀「まーな、あとその呼び方やめろ。てかお前、剣持はどうしたんだよ」
乙哉「なんのことー?」ハァハァ
春紀「あー、うん。やっぱ聞かないでおくわ」
乙哉「ショートカットのしえなちゃん超かわいーの」
春紀「…剣持には強く生きて欲しいね」遠い目
春紀「てか、そのロープ何に使うんだよ。……もしや」
乙哉「え?しえなちゃん縛る紐がボロボロになって来たから」ハァハァ
春紀「ごめん剣持…私売っちゃったよ…今売っちゃったよ…」
乙哉「最近どーなの、春紀さんは」
春紀「まー、ぼちぼち。腕もまだ動かせねーけど、この仕事ならそんな力使わないしな」
乙哉「ふーん。……足、洗うんだ?」
春紀「…お前には関係ないよ」
乙哉「まぁ、いーんじゃない。春紀さんはこうしてる方が似合ってるよ」
春紀「それはありがたいね」
乙哉「伊介さんも一緒にねー」
春紀「あ、…あたしと伊介様は別にそんな関係ねーし」
乙哉「とか言ってさー」
春紀「もーうるさいな。お前こそ剣持解放してやれよ。可哀想だろ」
乙哉「なんのことだかサッパリだね」ハァハァ
刑事「いたぞ!!」
乙哉「げっ…そんじゃまた!あたしが行った方向は言わないでね!」→
春紀「全く。二度とくんなよー」ひらひら
刑事「すみません!この写真に似た人見ませんでした!?」
春紀「あっち行きました」→
春紀「(はぁ、今日も疲れた……)」ぐったり
春紀「ただいまー。ねーちゃんだよ」
妹「あっ!はーちゃんだ!」
冬香「お帰り、お姉ちゃん」
伊介「おかえりー。お邪魔ぁ♥︎」
春紀「あっ伊介様。悪いね、妹達の面倒見て貰って」
伊介「伊介、子供きらーい♥︎」
弟「伊介さま伊介さまー」
妹「伊介さまはこっちでおままごとするの!」
弟「なんだと、こっちでスーパーマンごっこだもん!」
伊介「あーもう、うるさいなぁ…喧嘩しないの」
伊介「ちょ、鼻出てるじゃない。汚いわね、ほらかんで」
妹「ん"んーっ」
春紀「伊介様、あたしご飯作ってるから妹達の面倒お願いね」
伊介「もー、早くしてよね♥︎」
冬香「お姉ちゃん、私も手伝う」
春紀「おーありがと」
伊介「…」じぃっ
春紀「…んー?」
伊介「アンタ、エプロン似合うわね」
春紀「ありがとー」
妹「今、伊介さまはーちゃんに見とれてたでしょー!」
伊介「そんなことないわよ。殺すよ♥︎」
弟「伊介さまのおっぱいすげー!」
春紀「伊介様のおっぱいはあたしのだかんなー」
伊介「バカじゃないの」かぁぁ
冬香「もー、お姉ちゃん達はいつ結婚するの?」
伊介「…しないわよ、何言ってんの」
妹「……えー…しないの……」
伊介「す、すればいいんでしょ…うるさいわね」ふいっ
春紀「照れてる照れてる」
弟「照れてるねー」ニヤニヤ
伊介「ああもう全員殺す!!」
春紀「(伊介様がいて、兄弟達がいて……)」
春紀「(ああ、幸せだな)」
春紀「…伊介様、ありがと」ぎゅぅっ
伊介「重い♥︎離してバカ」
妹「わぁーあたしもぎゅーってする!」
弟「はーちゃんいいなあ!おれもおれもー!」ぎゅぅっ
伊介「やーだー」
春紀「あはは…」
春紀「(ああ、本当に家族って)」
鳰「家族っていいッスよねぇ」ホロリ
春紀「お前さえ居なければな…」
鳰「なんで鳰邪魔扱いなんスか怒るッスよ」
春紀「…」
鳰「ガチ無視しないで下さいよ」
春紀「…いやなんでお前いんの」
鳰「春紀さんが入った瞬間一緒に入ったッス」
春紀「…」
鳰「春紀さんダメッスねー。それじゃあやられちゃいますよ」
春紀「いや…ずっと着いて来てたのは分かってたんだよ……認めたくなかっただけで……ああ頭痛が」ズキズキ
春紀「で、なんでお前来たんだよ…」
鳰「今晩泊まらせて貰おうかと!」びしっ
春紀「よしちょっと痛いけど我慢しろよ」
鳰「ワイヤー出すのやめて下さいよ」
鳰「あっちなみに春紀さん料理上手いんスね!!ご馳走様っす~」
春紀「ああ、うん…はい…」
鳰「いやー春紀さんは良い嫁になりますね!ウチに来ませ
ヒュンッ
春紀「」ビクッ
伊介「ごめーんナイフがそっちに飛んでっちゃったかも~♥︎洗い物してたら手が滑って♥︎」ウフフ
鳰「滑ってここまで飛ぶとか凄いッスね!あはは!」
鳰「伊介さん洗い物とかするんスねー。手が荒れそうとか言ってやらないイメージあったッスよ」
春紀「お前ほんと神経図太いよな」
鳰「で、鳰ってぼっちネタとしてよくいじられてますけどー」
鳰「これって誰とでも組めるっていう…いわゆる某スクールアイドルの饅頭っ子みたいなポジションッスよね?」
春紀「そうじゃない…(適当)」
伊介「ふぁぁ…伊介もうねる…おやすみママ…春紀…」こてん
春紀「…あたしの膝じゃなくてちゃんと寝なよ伊介様」
伊介「……」
春紀「ダメだこりゃ」
春紀「つーか、あたしももう寝たいんだけど」
鳰「まだ寝ちゃダメッス!!起きるッス!!鳰ちゃんのお悩み相談室はまだまだこれからッスよ!!」
春紀「まじかよ…」
春紀「お前あたしに嫌われてんのにすげーよな。そのメンタル」
鳰「だって春紀さん、なんだかんだ鳰のこと好きッスよね!」
春紀「それはない。またナイフ飛んでくんぞ」
鳰「冗談ッスよぉ。春紀さん一途ッスもんねえ」
春紀「…あたしは」つんつん
伊介「……んー…」ぴく
春紀「伊介様一筋だし」くすっ
鳰「デレデレッスね。自分で話題振っときながらすげえムカつくッス」
伊介「うぅん…」ぎゅっ
春紀「…かわいい」
鳰「鳰ちゃん無視しないで下さいよ」
春紀「…もうお前どっか行けよ」
鳰「なんかどこかで聞いた台詞ッス」
春紀「絶対東さんだろ」
鳰「兎角さんも春紀さんも酷いッスねえ」
春紀「ふぁぁ………悪いけどもう限界。話はまた今度聞くよ」
春紀「…伊介様、そろそろあたしも寝たいんだけど」
伊介「んー…」もぞもぞ
春紀「じゃあ鳰さんおやすみー」
鳰「ねぇ、なんで伊介さんに腕枕してるんスか」
春紀「こうしてあげないと寝ないんだよ、伊介様」
鳰「やっぱ付き合ってますよね?むしろ子供産まれる勢いッスよね?春介ちゃん産まれちゃうッスよねえ!?」
春紀「付き合ってねーっての。いいから早く寝ろって」
伊介「……春紀ー」うとうと
春紀「あ、ごめん。忘れてた」
鳰「?」
春紀「ん」ちゅう
伊介「………おやすみ」ぐっすり
鳰「!?!?!!」
春紀「おやすみ…」なでなで
鳰「ちょぉっ……!?」
春紀「なんだよ。まだ起きてたのか」
鳰「付き合ってますって!これで付き合ってなかったらおかしいッスよ」
春紀「キスくらいするだろ。めんどくさいな」
鳰「友達同士でします!?じゃあ晴ちゃんとはするんスか!?」
春紀「伊介だけに決まってるじゃん。殺すぞ」
鳰「いやいやいや」
春紀「こうしないと伊介様寝ないんだよ」
鳰「それを付き合ってるって言うんスよ!!」
春紀「もうなんだっていいだろ」
鳰「ゔー……煮え切らないッス…」
春紀「鳰さんよー」
鳰「なんスか」
春紀「前お前嫌いって言ったけど、今そんな嫌ってねーから」
鳰「ほぉ~、ついに鳰ちゃんの魅力に気付いちゃいました?」
春紀「そういう所ウザい」
鳰「あはは冗談ッスよ。分かってますから。春紀さんも伊介さんも、鳰の大事なお友達ッス」
春紀「じゃあもう言うことねーや。おやすみー」
鳰「おやすみなさーい」
翌日
春紀「ふあぁ……ねみぃ」
春紀「(片腕使えないと色々不便だなー。料理も満足に出来ないね)」
純恋子「…あら、寒河江さんではなくて?」
春紀「おーいらっしゃいませー。英ちゃん」
春紀「(今日は客も常識人そうで良かった…)」ホッ
純恋子「お久しぶりですわね。お元気?」
春紀「なんとかやってるよー。英ちゃんは?」
純恋子「私は相変わらず番場さんとの距離が縮められませんの。犬飼さんとの関係、見習いたいですわ」
春紀「別に…あたしらはそんなんじゃねーって。…あ、370円ね」
純恋子「ICカードで。…私からしたら羨ましいですわよ。いつも怖がられてばかりで……」
春紀「んー。英はどこかオーラあるからかね。近寄りがたいっていうかさ」
純恋子「はぁ。おかげで番場さん下着写真集が一向に溜まりませんの。至近距離じゃないと、柄が分かりませんわよ……」
春紀「あ、原因それだわ」
純恋子「やはり、無駄なオーラが邪魔して近寄りがたいのですか…」
春紀「その後だよ後」
純恋子「怖がられてばかりで…?」
春紀「後だって言ってんだろ」
純恋子「……下着写真集?なんのことかしら(すっとぼけ)」
春紀「原因うすうす分かってるんじゃねーか…」
純恋子「我慢出来ないんですもの」
春紀「んなこた言われても」
純恋子「愛故の行動ですわ」
春紀「じゃあそれを本人に言えばいいじゃん」
純恋子「言ったら真夜さんに滅茶苦茶罵倒されました」
春紀「だろうな!!」
純恋子「ま、それもそれで萌えるかなぁ、なんて」ポッ
春紀「じゃあもうその道で行けばいいんじゃないかな」
純恋子「……そうしましょう!」
春紀「あ、うん……はい」
純恋子「では、ありがとうございました。また来ますね」ウフフ
春紀「(胃がムカムカして来た…)」
「お邪魔ーぁ♥︎」
春紀「(お、この声は)」
春紀「伊介様、いらっしゃい」
伊介「いつものね」
春紀「ほい。100円」
伊介「んー♥︎」しゃく
春紀「会いたかったよー」
伊介「♪」
春紀「(結婚しよ)」
千足「あの………」
春紀「うわあああ出たァァァァS級バックラーの連れ!!てンめーどこに逃避行しやがったオイ!てかどうでもいいから金返せ金!!!」
千足「か、金なら返す!!悪かった!!桐ヶ谷も反省してる。柩、おいで」
柩「もーしわけありませんでしたあ」てへぺろ
伊介「(反省?)」もぐもぐ
春紀「お前なぁぁ全然反省してないだろ!!」
柩「千足さん、こわい……」ぎゅっ
千足「……こんなに反省してるのに……可哀想だろ、寒河江」
柩「…」あっかんべー
春紀「あああもうなんでもいいから金返せ金!!レジの金!」
千足「それは申し訳ない。これで全部のはずだ」
春紀「……ったく…お前らなぁ、さんざん人に迷惑かけておいt
柩「あああああUFO!!」
春紀「は?」パシッ
柩「これはぼくの給料ですから!!」ダダッ
春紀「はああああ!?お前、おい、コラ!!」
千足「あはは。仕方ないなぁ、柩は」
春紀「お前も見てないで追え!!あっ待てこの腹黒リ!」ダダダ
伊介「伊介も追うー」ダダッ
鳰「あれ?春紀さん何してるんスかー」
春紀「いや見れば分かるだろアイツ追ってるんだよアイツ!」
鳰「あっ桐ヶ谷さん。…えっ桐ヶ谷さん!?本物!?」
春紀「それも見れば分かるだろ!」
柩「やーだー、追わないでくださいぃ」
千足「可哀想に…」
春紀「あたしのが被害者なんですけど!?」
春紀「ああもう、なんであたしばっかり!!」
伊介「必殺苦労人ねぇ。…元、必殺か」
春紀「(まぁこんな日常も、悪くはない……のかな)」
おわり
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