穂乃果「うわぁぁぁぁ！」

穂乃果「遅刻！遅刻ー！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

穂乃果「雪穂なんで起こしてくれなかったのー！？」

雪穂「起こしたよ！でもお姉ちゃん起きないんだもん！！バカ！」

穂乃果「ひぃぃぃぃぃ！」

穂乃果「遅刻するぅぅぅぅ！」

穂乃果「こうなったら、近道だぁ！」

雪穂「あっ！お姉ちゃん！」



・・・・


穂乃果「間に合うかなぁ…」

ｸｩｩﾝ

穂乃果「ん？」

穂乃果「おっとっと…」

穂乃果「声？」

穂乃果「あっ！犬が！」

穂乃果「早く助けないと！溺れちゃうかも…」

穂乃果「まってて！」

穂乃果「うぅぅぅぅ…」ｸﾞｸﾞｸﾞ

穂乃果「もうちょっとで…」ｸﾞｸﾞｸﾞ

穂乃果「手が届く…」ｸﾞｸﾞｸﾞ

ｽﾞﾙｯ

穂乃果「うわぁぁ！」

ﾊﾞｼｬﾝ

穂乃果「はぁ…はぁ…」

穂乃果「…」

穂乃果「何とか犬は助けたけど…」

穂乃果「うわぁぁぁん！びしょ濡れだよー！」

穂乃果「はっ！学校！」

穂乃果「遅刻決定だー！」

学校

穂乃果「うぅ…」

ことり「穂乃果ちゃん…大丈夫？」

穂乃果「大丈夫じゃない…」

穂乃果「もう、気分は最悪…」

ことり「ええっと…」

海未「今日は朝から何をしでかしたんですか？」

穂乃果「う、海未ちゃん…！」

海未「体育は四限目ですよ？」

海未「それなのにジャージ姿で…」

穂乃果「制服が濡れちゃったんだもん…」

海未「朝から何故制服が濡れるのですか…今日は快晴ですよ？」

穂乃果「うぅ…」

ことり「まぁまぁ、海未ちゃん」

ことり「穂乃果ちゃんのことだもん…」

ことり「きっと理由があるんだよ」

ことり「そっとしてあげよ？」

海未「そ、そうですか」

海未「ことりが言うなら…///」

穂乃果「あっ…」

穂乃果「…」ﾑｽｯ

ことり「穂乃果ちゃん？どうしたの？」

穂乃果「何でも！」