男「解り会える出来る気がしない」 (14)
女「男ー。おやつだよー。」
男「はいはい。頂きます…ちょっと待てコラ。」
女「なになに、どったの。」
男「何でだよ。」
女「へ?」
男「何でタケノコなんだよ!」
女「ひっ。」
男「キノコだろ。常識的に考えてキノコだろ!何がタケノコだよ!」
男「そもそもあいつらはチョコレート菓子だろ。ならチョコレートの割合の多いキノコに決まってんだろ!」
女「…テンデショ」
男「え?」
女「タケノコに決まってんでしょ!バカァ!」
男「ひっ。」
女「あいつらはスナック菓子でしょ!それなら中のスナックの出来の良いタケノコの方が上位に決まってんでしょうがボケ!」
男「キノコだ!」
女「タケノコよ!」
男女「……」
男「取り敢えず保留で。」
女「ええ、そうね。」
男「頂きます」
女「召し上がれ」
男「夏休みだぜ!いえーい!」
女「いえーい!」
男「旅行でも行こうぜ!」
女「いいね。」
男「山の方でキャンプとかどうだ?」
女「ええー。海でしょ。」
男「いやいや、海とか暑いじゃん。人も多いしさ。」
女「いやいや、山とか虫多いし、面白くないでしょ。食べ物も海の方が美味しいって。」
男「いや、バーベキューとかできるし。たのしいでしょ。」
女「バーベキューなら海でも出来るよ?」
男「そりゃそうだけどさ……」
女「何?私の水着姿見たくないの?……あ、電話だ……もしもし……うん……わかった。」
男「誰だった?」
女「九州のおばあちゃんが男と一緒に遊びに来いって。」
男「海も山も有るな。」
女(せっかく夏に向けて痩せたから男に見て貰いたかっただけなのに……)
男(水着姿を他のやつに見せたく無いんだよ……解ってくれよ……)
女「ほーら、朝ごはんだよー!」
男「目玉焼きか、好きなんだよな。」
男「なあ、ソース取ってくれ。」
女「塩コショウで味付けはしたよ。」
男「あ、俺はソース派閥だから。」
女「塩コショウも美味しいよ。」
男「おう(ここで言い張ったら喧嘩になるな)じゃあ食ってみるわ。」
女「召し上がれ。」
男「あああーなら俺のタケノコでもくらええええ」
女「えっング!!」
男「はぁはぁ」ジュポジュポ
女「ングング」
男「なあ、聞いてくれよ……」
友「どうした?だいぶキテるな。」
男「女と俺の嗜好が合わないんだよ。今朝と目玉焼きの味付けで言い争いがな……俺はソース派閥で、彼女が塩コショウ派閥なんだよ。」
友「は?ポン酢だろ。」
男「いや、それは無い。」
男「なあ、聞いてくれよ……」
友「どうした?だいぶキテるな。」
男「女と俺の嗜好が合わないんだよ。今朝と目玉焼きの味付けで言い争いがな……俺はソース派閥で、彼女が塩コショウ派閥なんだよ。」
友「は?ポン酢だろ。」
男「いや、それは無い。」
男「今日は女さんに話が有ります。」
女「どうしたの急に改まって。」
男「俺と女さんは趣味、嗜好も全く逆ですが、それを補って、二人分の人生を楽しめる位の夫婦になりたいです。
結婚してください。
俺はお前と夫婦になったら、楽しいと思うんだよ。」
女「当然、返事はyesよ。なんだかんだ言って貴方の連れていってくれた場所は楽しかったし、貴方のおすすめしてくれた食べ方は美味しかった。」
女「そんな貴方と結婚したいと思った。」
男「じゃあ結婚式は……」
「和服よね。」
「ドレスだな」
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