ピット「まほーしょーじょ?」 (80)

ピット「なんですか、それ?」

パルテナ「最近現れた『魔女』っていますよね」

ピット「あーあの冥府軍みたいな…」

パルテナ「あれを魔法でバッタバッタ倒していく少女達のことですよ」

ピット「表現に遠慮がありませんね。魔女を倒すなら、僕らの味方じゃないんですか?」

パルテナ「断定するにはまだ早いでしょう。その出生、力の源、敵である魔女のことさえもよく分からないですからね。用心に越したことはないでしょう」

ピット「なーんて言ってたらこれだよ!!」

      ~人気のない空間~

ピット「パルテナ様!パルテナさま~!」シーン…

ピット「あぁ、孤独を感じる…。前の戦いでもこんなことあったなぁ……」

ピット「まあ、今回は指輪じゃないだけマシだけど」

ピット「ここはどこだ?建物とかすごい進化してるけど」

  ガラガラドッシャーン

ピット「そして聞こえる争いの音…。助けにいかなきゃ!」



ほむら「そいつから離れて」

まどか「だって……この子ケガしてる……」

QB 「ハァヘァ」

まどか「だ、だめだよ!ひどいことしないで!」

ほむら「あなたには関係のないこ…」
ピット「ケンカは良くないよ!」

ほむら「!?(何こいつ!?)」

まどか「あ、あなたは?」
ピット「よくぞ聞いてくれました!」

ピット「音にも聞け!刮目せよ!!光の女神パルテナが使い、ピット!!ここに見☆参!!!」

ブラピは出てきますか

ほむら(落ち着くのよ…。見た目からしてヤバい奴だわ。まどかが一緒にいる以上、早急に対処しなければ)カチッ

ピット「落ち着いて話せばきっと……ん?」BOOoooOOM!!!!!

まどか「きゃあ!!」
ほむら「やったか!?」

ピット「――――――っ、危ないじゃないか!!」

ほむら「そんな!?どうやって……」

ピット(回避付いてなかったらヤラレチャッてた……)
・最初の撃剣 価値304 射撃★★★★☆☆ 打撃★★★★☆☆
 全防御+4
立ち射撃+4    補足:原点にして頂点

コンボ打撃+4      どんな場面でも対応可能
 回避+4         現在ピットの持つ神器は
 移動速度+3       コレ1つ

ほむら「あなた、何者なの?」

ピット「あれ、さっき説明しなかったっけ……まぁいいや。僕はパルテナ軍パルテナ親衛隊長ピット!要は天使さ!」

ほむら(頭痛くなってきた……)

>>5
ストーリー用神器だな

  消火器ブッシャーーーーー
さやか「まどか!こっち!」
まどか「さやかちゃん!」

ピット「あぁ、ちょっと待っ…」
  ホワアァァァァ

ほむら「!こんな時に……ッ」
ピット「うわ!なんだこれ!?」

          (略)

まどか「変だよここ……。どんどん道が変わっていく!」
さやか「あぁんもー!どうなってんのさ!」

          (略)

 マミ「でも、その前に」キラックルッ ポヨンポヨン 
   「ちょっと一仕事片付けちゃってからでいいかしら!」キャピーン!

          (略)

まどか「す、すごい…」
  ホワアァァァァ
さやか「も、戻った!」

ほむら「……」

 マミ「魔女は逃げたわ。仕留めたいならすぐに追いかけなさい」

ほむら「私が用があるのは……」

 マミ「飲み込みが悪いのね。見逃してあげ…」
ピット「待てってハァハァ、言ってるハァハァ、ちょ……」ピヨピヨ ピヨピヨ

 マミ「?あなたは一体……」

ほむら「……(一旦立て直す必要がありそうね)」ヒュンッ

>>5
改造神器ですかね

 マミ「ええっと、まずはあなたの名前を教えてもらえるかしら、天使さん?」

ピット「またそこからか……。もういいよ、全部説明するよ」

   ~大天使ピット君の輝かしき経歴 説明中~

まどか「エンジェランド…」
さやか「冥府軍…」
 マミ「ピット君はつまり、女神さまを守る騎士(ナイト)ってことね!」

ピット「そういうこと!」

まどさや(もう状況を飲み込んでる…さすがマミさん!)

まどか「えっと、じゃあなんでこんなところにいるの?」

ピット「分からないんだ……」

さやか「分からない?」

ピット「全然記憶がないんだ。タイムスリップでもしたみたいに。前の神々の戦いが終わってのんびり暮らしてたと思うんだけど…」

 マミ「キュウベエ、何か分からないかしら?」

 QB 「残念だけど目ぼしい情報は無いよ。そもそも、エンジェランドに行くことの出来る生物そのものが少ないからね」

 QB 「まどか達に願ってもらえれば、すぐにでも分かることなんだけど」

ピット「ね、願ってもらう?」

 マミ「そうね、ソレについても話しておきましょう」

   ~マミさんの分かりやすぅい 説明中~

ピット「なるほど。そんな風にして魔法少女に…」

 QB 「そう。だから僕と契約して魔法少女になっ…」
  グギュゥルルルルル
ピット「あ」

 マミ「ふふっ、そうね。続きは私の家で、ケーキでも食べながらにしましょう」クスッ

まどか「えぇ!いいんですか?」

さやか「いやぁ、さすがマミさん!太っ腹!」

 マミ(っ!太くない、太くない!…よね?)

         ~マミ宅~
          (略)
 マミ「魔法少女体験コースで、じっくりと考えて欲しいの」

さやか「うわぁ、迷うなー」

 マミ「ところでピットくん」

ピット「なんでしょうか?」

 マミ「住む所のアテはあるのかしら?」

ピット「うーん、やっぱり必要かなぁ」

さやか「いや、住むトコないって相当だよ!?」

まどか「ピット君って羽が目立つし、隠れ家がないとちょっと……(不審者だよね……)」

 マミ「その、もしアレだったら……うちに来ない?」

さやか「!? うわ、マミさん大胆~!」

 マミ「ち、違うのよ!?ただ、魔女退治を手伝ってくれるならお礼しないとって…」

ピット「いやいや、むしろこっちがお礼を言いたいくらいだよ。パルテナ様が危惧していた『魔女』の手掛かりが見つかったんだしね」

ピット「本当に住んでいいの?」

 マミ「ええ。多い方が楽しいわ、きっと」

ピット「おかわり3回しちゃうよ?」

 マミ「ふふ、たくさん召し上がれ♪」

ピット「よーし!俄然やる気が湧いてきた!パルテナ様探し、頑張るぞ!」

さやか「ピットって単純だよね…」
まどか「ていうか、ホントに住んじゃうんだ…」


         ~ほむら宅~ 

ほむら(イレギュラー…。しかも、かなり強力な)

ほむら(ファーストコンタクトは既に失敗……戦力は期待できないどころか敵になる可能性)

ほむら(更に本性ではまどかを利用しようと画策している可能性すらある)

ほむら(…いや、彼が何者であろうと関係ない。何をしてでも。一人で戦うことになろうとも)

1章end

>>4 お楽しみに
>>6 >>8 このピットは魑魅魍魎のガチ廃人です

次回!

ピット(あ、そうだ奇跡は何付けてるんだろう) 
まどか「うう~。なんか頭パンクしちゃいそうだよ~」
ピット「あれ、こんなところに神器が…」
 マミ「私は二人の護衛しておくから、頑張ってね!」
ほむら「なにがわかるっていうの!!」
さやか v(・∀・*)つDawd Ostrakh
 マミ「ティロ・フィナーレ!」ゴウン!
 マミ「でも……やっぱり寂しいじゃない……」ボソッ
ほむら「彼女だけは契約させる訳にはいかない」

       2章『変わらない運命』

ピット(まずい。全然ガールズトークに参加できない)

        ~マミ宅(夜)~
ピット(あ、そうだ奇跡は何付けてるんだろ)

・奇跡一覧
  爆炎の奇跡 Lv4 回数:3
透明の奇跡 Lv2 回数:3
おドール化の奇跡 Lv1 回数:10
  ホーミング強化の奇跡 Lv1 回数:2
  クイックチャージの奇跡 Lv1 回数:2

ピット(攻撃的すぎるかな…。いや、まあなんとかなる!おドール化あるし)

       ~学校屋上~
まどか「うぅ~。なんか頭パンクしちゃいそうだよ~」

さやか「夢みたいだよねー、昨日の」

 QB 「天使と魔法少女、その両方の存在を知るのは君達くらいだろうね。信じられなくても当然さ」

さやか「今目の前にいるぬいぐるみが喋らなきゃ、現在進行形で信じてないんだけどね」

 QB 「そんなことより、願い事は決まったかい?」

        (略)

さやか「幸せバカなんだよ、あたし達」グッ

    コツッコツッ
まどか ハッ!!(ほむらちゃん!)

 マミ(大丈夫よ。安心して)
ピット(ついでに僕もいるよ!)

        (略)

まどか「あ、あなたはどんな願い事をして、魔法少女になったの?」

ほむら「……」タタッ

さやか「昨日って何か言われたの?」

まどか「うん…。『もし大切な人がいるなら、今とは違う自分にはならないことね。全てを失うことになるわよ』って……」

ピット「大切な人…ねぇ」

        ~結界内部~

ピット「あれ?こんなところに神器が…」

・巨塔百鬼の棍 価値293 射撃☆☆☆☆☆☆ 打撃★★★★★★
  射撃防御+4
  耐久力+5     補足:打撃の神
  コンボ打撃+4     ぶんぶん振り回しながら
  歩行速度+4      敵に迫る様はまさしく
  回避+4        鬼のよう
  効果時間+4      通称オニブンブン

ピット「これ……僕のじゃないか!」

まどか「ここにあっちゃダメなの?」

ピット「エンジェランドの神器倉庫にしまっておいたはずなんだけど…。管理がなってないなあ。セコムしなきゃ」

 マミ「本当にピットくんのものなの?」

ピット「自慢じゃないけど、こんな良い神器そうそう自然発生しないよ。魑魅魍魎が跋扈する中、必死で集めて融合した神器だからね!」

さやか「ちみ……なんだって?」

ピット「ちみもうりょうがばっこ」

 マミ「難しい言葉を知っているのね。意外だわ」

ピット「失礼な!パルテナ様仕込みの知識は伊達じゃないぞ!」

さやか「パルテナ様どこでもでてくるわね…」
まどか「すごい人だねえ」

ピット「人じゃなくて神様だけどね」

        ~結界奥部~
 マミ「さて、ピットくん」
ピット「はい!マミさん!」

 マミ「あなたの実力を疑ってるわけじゃないんだけど、ちょっと一人で戦ってみてもらえないかしら」
ピット「はい!よろこんで!」

さやか(一晩でもう手なずけられてる…)
まどか(さすがマミさんだね!)

 マミ「私は二人の護衛をしておくから、頑張ってね!」

【ピット・最初の撃剣 vs 薔薇園の魔女・ゲルトルート】

 魔女「ウアァァァァァァ!!」

ピット「いいなあ、あいつも空翔べるんだ…」

まどか「ピットくん翔べなかったの!?」

ピット「羨ましくなんかない!!!」パジュウン!

 魔女「アアアァァァ!!」

 マミ「!?一撃でこんなに……」
   シュルルルル…
ピット「え?何これ触手?」
   グワシッ! ブーンブーン
ピット「うわああぁぁぁ!!!」ドゴェ!

 マミ「ピットくん!」

ピット「いってて…。この!」つ爆炎の奇跡
   ボワァ
 魔女「ギァァァァァァァァ!!」

ピット「これで終わりだ!」ザッザッパンッ

 魔女「ヴアアアアァァァ……」
   ホワアァァァァ
さやか「か、勝った!」
まどか「すごい……」
 マミ「想像以上ね…」

ピット「あーあ、もう奇跡使っちゃったよ」

 マミ「奇跡…さっきの炎のことね」

まどか「すごい大きい炎だったよね!ピットくんの力なの?」

ピット「いや、あれはパルテナ様のお力なんだ。回数が決まってるから、できれば使いたくはなかったんだけどね」

 マミ(あれで失敗とはね…。恐れ入るわ)

         (略)
 マミ「あと一度ぐらいは使えるはずよ」

ほむら「……」

 マミ「それとも、人と分け合うのじゃ不服かしら?」

ほむら「あなたの獲物よ。あなただけのものにすればいい」ヒュオ
   パシッ
 マミ「…そう。それがあなたの答えね」
   カツ コツ
ピット「待ってくれ!」

ほむら「…何かしら」

ピット「僕らは協力したりはできないのか?」

ほむら「!……私はあなたを爆撃したのよ。何故今更そんなこと…」

ピット「いや、何かちょっと引っ掛かって…」
ほむら「何が言いたいのかしら」
ピット「君が完全な悪には見えないんだ」

ほむら「……」
ピット「契約を邪魔するのも、何か理由があるんじゃないかなって」
ほむら「裏なんか無いわ。ただ、増えると鬱陶しいだけよ」
ピット「なんとなく分かるんだ。君が必死なこと」
ほむら「何が分かるっていうの!!」

まどさや「!」ビクッ
 マミ「……」

ほむら「――――っ!あなた達にできることは、私の邪魔をしないことだけよ」ヒュンッ

さやか「……嫌なやつ~って思ってたけど、何か事情があるのかな」
まどか「ほむらちゃん…」

 マミ「ピットくん、なんで急にあんなことを?」
ピット「分からない……。でも何か放っておけないんだ」

          ~病院~
 上条「!やあ」

さやか v(・∀・*)つDawd Ostrakh

 上条「いつも本当にありがとう」
 上条「さやかはレアなCDを見つける天才だね」
さやか「い、いやぁ運が良いだけだよ」

 上条「この人の演奏は本当にすごいんだ。さやかも聞いてみる?」つイアホン

さやか (//∇//)「うぁ、い、良いのかな…」
 上条「本当はスピーカーで聞かせたいんだけど…。病院だしね」

さやか (///∇///)
チャラリラリ~♪
さやか「!」

 上条「――っくっ…ふ……」ポロポロ

さやか(´・ω・`)

          ~広場~
 マミ「ティロ・フィナーレ!」ゴウン!
ピット「ダッシュ斬り!」
   ホワアァァァァ
さやか「いやー、やっぱ二人ともカッコいいですねぇ」

 マミ「もう、見せ物じゃないのよ」
ピット(前の戦いでは、ほとんど見せ物状態だったなぁ)

         ~帰り道~

 マミ「二人とも何か願い事は見つかった?」

まどさや「うーん…」

 マミ「まぁ、そういうものよね。いざ『考えろ』って言われたら」

まどか「マミさんは一体どんな願い事にしたんですか?」

 マミ「……私の場合は……考えてる余裕すらなかっただけ。だから選択の余地がある子には、ちゃんと考えて欲しいの。私に出来なかったことだからこそ…ね」

さやか「願い事って自分のための事柄じゃなきゃダメなのかな」

 マミ「え?」

さやか「例えばの話なんだけど……」

ピット(まずい。全然ガールズトークに参加できない。乙女心ってむずかしいんだよなぁ)

QB 「……としては、早く契約してくれればありがたいんだけど…」

 マミ「だ~め。女の子を急かす男子はきらわれちゃうぞ♪」

          ~マミ宅~
ピット「……ほむらを探しに行くの?」

 マミ「!……ええ、そうよ」

ピット「まどか達の契約を納得させるため?」

 マミ「……それもあるわね」

ピット「僕じゃ不満?」

 マミ「不満って訳じゃないけど…」

ピット「ほむらはまどか達が契約しなければいいみたいだし、僕とマミとほむらで手を組んじゃだめなのかな」

 マミ「……確かに、ピットくんと一緒にご飯を食べたり、背中を預けたり、買い物をしたりするのは楽しいわ」

ピット「じゃあ!」

 マミ「でも、あなたいなくなっちゃうじゃない。パルテナ様が見つかれば」

ピット「そ、それは……」

 マミ「いいの。わかってる。人は出会うといつかは別れていく」
 マミ「でも……やっぱり寂しいじゃない……」ボソッ

ピット「マミ……」

 マミ「なーんてね!戦力増強は戦いの基本じゃない!スカウトよ、スカウト」ガチャ

ピット「マミ!…………いってらっしゃい」

 マミ「いってきます!」ニコッ

          ~広場~
 マミ「!」

ほむら「分かっているの。あなたは関係のない一般人を危険に巻き込んでいる」

 マミ「彼女達はキュウベエに選ばれたのよ。もう無関係じゃないわ」

ほむら「あなたは二人を魔法少女に誘導している。……特に要まどか」

 マミ「……そう、あなたも気づいていたのね。あの子の素質に」

ほむら「彼女だけは契約させる訳にはいかない」

 マミ「……魔法少女が増えることに何の問題があるの?」

ほむら「……言っても無駄のようね。あなたとは戦いたく無いのだけれど」

 マミ「待って!ちゃんと理由を…」

ほむら「あなたは孤独に打ちひしがれている」

 マミ「っ!?」

ほむら「あなたにとってまどか達は、孤独を埋める道具」

 マミ「ち、違う!そんなんじゃ…」

ほむら「わかるのよ……。もう何度も見てきた」

 マミ「それってどういう…」(!? 後ろ!?)

ほむら「私はまたあなたに会う。そのときはもう、話し合いでは済まないでしょうね」ヒュンッ

 マミ「……もう、どうしようも……」

2章end

次回!!

ピット「うーん……使うときがくるのかなぁ」
さやか「まずいよ!こんなところで孵化したら…」
ほむら「茶化さないで!!」
まどか「でも、それでも頑張ってるマミさんに憧れてるんです!」
     こんな幸せな気持ちで戦うの初めて
 マミ「えっ……」
           パンっ

        3章『乱立するフラグ』

ピット「…え、本当に喋るの!?」

いまさらながら、タイトルにssと書かなかったことに後悔。
まあどっちにしろ人来ないだろうけど。

いるよ

>>28 素晴らしい

15.5ピット「ステージをクリアー!…じゃなくて、結界を探索するごとに神器がある…もうこんなに集まっちゃった」

・爆筒ドゥーム
・見えない射爪
・キューピッドの神弓

ピット「うーん……使うときがくるのかなぁ」

         ~病院前~
まどか「あれ?あそこ何か…」

 QB 「あれは…グリーフシード!?」

さやか「まずいよ!こんなところで孵化したら…」

さやか「まどか!マミさん達を呼んできて!」

まどか「う、うん!わかった!」タタッ…

         ~結界内部~
 QB 「怖いかい?さやか」

さやか「そりゃあ、まあ…当然でしょ」

 QB 「願い事さえ決めてくれれば、今この場で君を魔法少女にしてあげられるんだけど…」

さやか「うん。いざとなったら頼むかも。でも今はやめとく。出来る事なら、いい加減な気持ちで決めたくない」

          ~病院前~
 マミ「ここね」ヴン

 マミ「キュウベエ、状況は?」

 QB 「まだ大丈夫そうだ。すぐに孵化する様子もないよ」

ピット「でも急いだ方が良いよね」

 QB 「いや、下手に急いで刺激するより、魔力を使わずにゆっくり来た方がいいだろうね」

ピット「そ、そっか……」

 マミ「何落ち込んでるのよ。その心意気は良いことじゃない♪」

ピット「そっか…そうだよね!」

まどか(もう何かツボを押さえてるよね…マミさん)

自然王ちゃんがめちゃシコ魔法少女になったら教えて

         ~結界内部~
まどか「間に合って良かったぁ…」

ピット「ホントだよ」

 マミ「ムチャし過ぎ……って怒りたいところだけど、今回の一手は冴えた手だわ。これなら魔女を取り逃がす心配も……!」
まどか「!」

ほむら「今回の獲物は私が狩る。あなた達は手を……」
   シュルルルル!
ほむら「なっ!」

 マミ「話し合いで解決しないと言ったのはあなたよ」

ほむら「待って!今回は本当に……」
ピット「マミ、ほむらは僕が見張っておく。先にさやかの元へ!」

 マミ「ピットくん…。彼女を、頼んだわよ」
ピット「!……了解!」

 マミ(うまく説得してくれるかしら…)タタッ
まどか「い、いってきます!」タタッ

ほむら「この……!離しなさい!」

ピット「いいや駄目だね。ほむらにはここでキチーンと目的を喋ってもらわないと!」

ほむら(くっ、このままではまた……!)

ほむら「……あなたは、これから話すことを誰にもバラさないと約束出来る?」

ピット「…え、本当に喋るの!?」

ほむら「茶化さないで!!」

ピット「あ、あぁ、約束する!するとも!」

ほむら「……魔法少女というのは……」

あのババアは性格がちょっと…

そらそうよ
まどほむルミナスの間に挟まって二人の頬の感触楽しみたいわ

まどか「あの……マミさん」

 マミ「何?」

まどか「願い事…私なりに色々考えてみたんですけど」

 マミ「決まりそうなの?」

まどか「はい。でも、あの…もしかしたら マミさんには考えが甘いって怒られそうで……」

 マミ「どんな夢を叶えるつもり?」

まどか「私って昔から得意な学科とか人に自慢できる才能とか何もなくて、きっとこれから先ずっと誰の役にも立たないまま迷惑ばかりかけていくのかなって」

まどか「それが嫌でしょうがなかったんです。でもマミさんと会って、誰かを助けるために戦ってるのを見せてもらって」

まどか「同じことが私にもできるかもしれないって言われて何よりもうれしかったのはそのことで」

 マミ (* ̄ー ̄)

まどか「だから私、魔法少女になれたらそれで願い事は叶うちゃんです。こんな自分でも誰かの役に立ってるんだって胸をはって生きていけたら、それが一番の夢だから……」

 マミ「大変だよ。怪我するし、恋したり遊んだりする暇も無くなっちゃうよ」

まどか「でも、それでも頑張ってるマミさんに憧れてるんです!」

 マミ「憧れるほどのものじゃないわよ、私…」
まどか「えっ?」

 マミ「無理してカッコつけてるだけで、怖くてもつらくても誰にも相談できないし、ひとりぼっちで泣いてばかり…。いいものじゃないわよ。魔法少女になるだなんて」

まどか「マミさんはもう、ひとりぼっちなんかじゃないです!」

マミ「……そうね、そうなんだよね?ホントーにこれから私といっしょに戦ってくれるの?そばにいてくれるの?」

まどか「ハイ!私なんかでよかったら!」

 マミ(つд;*)「…困ったな。まだまだちゃんと先輩ぶってきゃいけないのになぁ。やっぱり私、駄目な子だ」

まどか「マミさん…」

 マミ「でも、せっかくなんだから何か願い事は考えて……」
 QB 「マミ!グリーフシードが動き始めた!孵化が始まる、急いで!」

 マミ「OK!分かったわ。今日という今日は ソ ッ コ ー で 片 付 け る わ よ !」

使い魔s「キシャアアアァァ」

  ガンッ       体が軽い       ズシャァ
     こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて
 ドンッドンッ    もう何も怖くない   ヌルポ 
       私、ひとりぼっちじゃ……      ガッ

     ズキッ 「孤独を埋める道具」

 マミ(……これじゃあ、彼女の言う通りね。)
   (慕ってくれる後輩を利用して)
   (騙して)(誘導して)(惑わして)

 マミ(……気持ちだけで十分だわ。こんな茨の道、あんな良い子にまで歩ませたくない)

 マミ(この魔女を倒したら言いましょう。『ありがとう、でもごめんなさい』って)

【マミ vs お菓子の魔女・シャルロッテ】

 マミ「せっかくのところだけど」ガシャコン

 マミ「一気に決めさせてもらうわ、よ!」
   ドドドドドド グサッ!
さやか「いっけぇ!」

 マミ「 テ ィ ロ ・ フ ィ ナ ー レ !!」

        ~結界入り口付近~

ピット「そんな…!マミ達が魔女に!?」

ほむら「いずれはそうなるわ」

ピット「酷い…酷すぎる……!!」

ほむら「酷いのはこれからよ。急いでマミを助けなければ……!」

         ~結界最奥部~

まどさや「やったあ!」

 魔女「」ググッ…  シュパーン!
 
しゃるろって ( ^ Q ^ ) あ ー ん

 マミ「えっ……」

           パンッ
3章end

次回!!!
???「騙し討ちなんぞ小賢しい真似を……」
まどか「す、すごい……戦争映画みたい……」
さやか「全然わからん…」
ピット「なんか、いつにも増して機嫌が悪い…」
ほむら「…統計よ」
まどか「マミさん…」
ピット「ごめんほむら…」
 杏子「ルーキーぶっ飛ばすのもアリだしな♪」

        4章『黒と赤と青』

ピット「それとも食器壊したのを君のせいにした事かな…」

   パンっパンっパンっパンっ
 マミ「!?」

異様な光景である。一寸でも間違えれば、いや本来なら死んでいるであろう私は、目の前にそびえ立つ玉虫色の巨大な壁に対し茫然と立ちすくんでいた。しかし、その奥に透かして見える醜悪なピエロの魔女に気づき、否応なく状況整理に入らされる。そしてついに、その巨大な壁の正体に気づく。

 マミ「盾……?」

更に、視界に入る黒い影に照準を合わせる。見馴れた『彼』そのもののように思うが、どう思考しても『黒』である。本来『白』であるはずの彼のその異様な装束は、私を当惑させるには十分すぎた。

???「騙し討ちなんぞ小賢しい真似を……」

声を聞き、更に混乱を深める。間違いなく『彼』。異なるのは色と雰囲気だけ。しかし、その二点において私は核心を突く違和感を得たのだ。そして次の言葉で、違和感は確信へと変わった。

???「所詮は結界という檻に引きこもる雑魚か…」

 マミ「カッコいい……」

しゃるろって (` □ ´) キシャーーー!!!

???「『盾』の錆になるなんざとんだ皮肉だなあ!」

・衛星ガーディアンズ 価値294 射撃★★★★★★ 打撃☆☆☆☆☆☆
  射程+2       

  ダッシュ射撃+4    補足:晴れて 
  歩行速度+4        『大乱闘なんちゃら
  回避+4           ブラザーズ』に参戦
  奇跡攻撃+4        攻撃音『パンっパンっ』


???「喰らえ!」つ流星の奇跡
   ドッドッドッドッドッドッドォン!

???「さらにもう一発!」つ波動ビームの奇跡
   ドドドドドドドドドドパァン!

???「終わりだぁ!!」つ地雷の奇跡
   キュインキュインキュインキュインキュキュキュキュドゴェ!!

しゃるろって ( °Д °) サラサラサラ…

まどか「す、すごい……戦争映画みたい……」
さやか「あれってホントにピット…?」

   スタッ
ピット?「おい、大丈夫か。立てるか?」スッ
 マミ「は、はい」パシッ

ピット?「ちっ、あの役立たずが…」

ピット?「遅いぞピット!」

ピット「ブ、ブラピ!?」

ブラピ「だからブラピじゃねえ!」

さやか「ピ、ピットが二人!?」

ブラピ「このノロマが。俺が来なかったらソイツが死んでたんだぞ」

ピット「そうだ!マミ、大丈夫!?」

 マミ「え、えぇ。問題ないわ」

ほむら「よかった…。」ホッ
ピット「ありがとうブラピ!」

ブラピ「俺は自由に行動したまでだ。礼なら、お前の愚行を許したソイツにするんだな」

 マミ「舐めてかかった私の責任よ。気にすることないわ」

まどか「ぶ、ブラピさん?」

ブラピ「ブラピじゃねえ!ブラックピットだ!!」

まどか「ご、ごめんなさい…」

ブラピ「で、何だ」

まどか「え、ええと、ピットくんとはどういったご関係で……」

ブラピ「俺は真実の魔鏡から生まれた奴の本心だ」

まどか「ええ…」
さやか「全然わからん…」
 マミ「カッコいい…」

ブラピ「こんなポンコツから生まれたなんて、信じたくはないがな」

ピット「なんか、いつにも増して機嫌が悪い…」

ブラピ「当然だ。あんなことやらかしておいて」

ピット「……あんなこと?」

ブラピ「何だ。今更現実逃避か?」

ピット「……………………?」

ブラピ「…おいまさか、覚えていないのか?」

ピット「ええっと、君の隠してたおやつ食べたこと?」

ブラピ「おい知らないぞそれは」

ピット「それとも食器壊したのを君のせいにした事かな…」

ブラピ「何やってるんだお前!?」

ピット「それとも…」
ブラピ「ああもういい!要件だけ話す!」

まどさや(仲いいなあ…)
マミほむ(仲いいわね…)

ブラピ「グリーフシードを出来るだけ溜めておけ。近々、ヤバいのが来る」

ほむら「……!あなた、何故それを…」

その他「…?」

ブラピ「お前の方こそな。天使や神にすら困難な予測を、一介の魔法少女がなぜできる?」

ほむら「…統計よ」

さやか「ちょ、ちょっと待ってよ。さっきから何の話を…」
 マミ「もしかして、『ワルプルギスの夜』のことかしら」

ブラピ「……?あぁ、お前らはそう呼ぶらしいな」

まどか「マミさん、ワルプルギスの夜って…」

 マミ「史上最悪の魔女よ。噂にしか聞いたことはないけれど、少なくとも魔法少女1人では太刀打ちできない強さらしいわね」

ほむら「実際はもっと酷いわ。通常の魔女は形のない悪意を振り撒くだけでまだマシ。あれは爪痕を残す」

ブラピ「見滝原に降り立てば、この町どころか日本の半分は削れるだろうな」

ほむら(そんなに酷くはないけれど…)「とにかく危険な魔女よ」

まどか「それなら私も魔法少女に…」

ほむら「!契約はやめ…」
 マミ「…もういいの」

まどか「えっ?」

 マミ「さっき見たでしょう。ブラピくんが助けに来てくれなきゃ、私死んでた。あなたまでこんな茨の道を通る必要はないわ」

まどか「でも私、マミさんの力に!」
 マミ「あなたに尊敬してもらってる。それだけで十分よ。可愛い後輩に、怪我してほしくないの…」ナデナデ

まどか「マミさん…」

ほむら「……マミ、あなたに頼みがある」

 マミ「?何かしら?」 

ほむら「ワルプルギスの夜の討伐を手伝ってほしい。もちろんほ…」
 マミ「むしろ私からお願いしたいくらいだわ。よろしくね!」右手スッ

ほむら「……あなたって本当……。ありがとう」ニギ

 マミ「ピットくんも手伝ってくれるわよね?」

ピット「もちろん!というか、ブラピは僕にそれを伝えにきたんじゃ…」

ブラピ「ああ。当然、俺も討伐に参加するがな」

ほむら(…まさかこれ程戦力が集まるとは……。もしかすると、今回は…)

ブラピ「用は終わった。じゃあな」

ピット「え、待ってくれよ!一緒に戦ってはくれないのか?」

ブラピ「俺にはまだやるべきことがある」

ブラピ「それに、パルテナ様をあんな目に合わせたお前など……」

ピット「どういう意味だ?」

ブラピ「忘れろ。失言だ」ファサ

 マミ「ま、待って」

ブラピ「なんだもう!」

 マミ「あの、お礼を……」

ブラピ「好きで助けたわけじゃない。俺は風の吹くままに行くだけだ」

ブラピ「……今度会ったときには、期待しているぞ」つ飛翔の奇跡 ファサ!

ピット「いっちゃった……」

 マミ「////」

さやか「マミさん?おーいマミさーん」

         ~ほむら宅(夜)~

ほむら「……で、何かしら」

 マミ「協力するんだから、洗いざらい吐いてもらおうかなーって」

ほむら「何のことかしら」

 マミ「あなたのまどかへの執着は異様だわ。ほぼ初対面なのに。まだ隠してることがあるでしょ?」
 マミ「それに、ピットくんも怪しかったから」

ピット「ごめんほむら…」

ほむら「……仕方ないわ。全てを話しましょう」

          ~説明中~

 マミ「……そう。なるほどね」

ほむら「意外と冷静ね」

 マミ「私は既に2回死んでいるわ。契約した時と、今日と。今更魔女になるからといって、あまり恐怖は感じられないの。キュウベエのことは少し残念だけど…」

ピット「このことはまどか達には言わないの?」

ほむら「ええ」

 マミ「どうして?契約の危険性を考えたなら、言った方が安全だと思うんだけど…」

ほむら「……まどかは優しすぎるのよ。私たちに責任を押し付けていると考えてしまう。自分を責めた先には、契約しか残っていないわ」

ピット「何回かあったんだね、そんなことが」

ほむら「ええ。何度目の世界かは覚えていないけれど」

ほむら「ピットというイレギュラーはあったけれど、今回は完璧といっても過言ではない。二人の契約を阻止して、今回こそ成功させる。絶対に」

ピット「なーんて言ってたらこれだよ!!」

さやか「いやーなに?心境の変化っていうのかなー」

         ~廃工場~

まどか「さやかちゃん……」

さやか「だいじょーぶだって!初めてにしてはよくやったでしょ、あたし!」

ほむら「結局、止められなかった……」

さやか「なーによ、契約するしないはあたしの勝手でしょ」

ほむら「いい、さやか。これから先は私とマミと行動を共にして」

ピット「あれ、僕は?」

さやか「はいはい、わかりましたよ。あんたと居るのはちょっと癪だけど、マミさんは頼りになるからなー」
さやか「ワルプルギスだかプルタブだか知らないけど、5人でパパーっと片付けちゃいましょーや!」

          ~鉄塔の上~

 QB 「まさか君が興味を持つとはね」

 杏子「あたしんトコ不況だからね~。こんな絶好の狩場、マミとルーキーにゃ勿体ないさ」

 杏子「ルーキーぶっ飛ばすのもアリだしな♪」

4章end

次回!!!!

ピット「ほむら、さやかに真実は…」
さやか「舞い上がっちゃってますかね、あたし!」
 上条「さやかが言った通り、奇跡だよね」
 杏子「……天使ってあそこで泣いてるやつか?」
さやか「!この感じ……魔女だ!」
使い魔「UHYAHYAHYAHYAKYAAAAAAAA!!??」
 杏子「ふん、ちったあ頭冷やせっての」
ピット「やめろ!さやかに手を出すな!」

      『対立の前触れ・悪夢の予兆』

ピット(まあ、本当は違うんだけどね)つ透明の奇跡

           ~学校~

 志筑「家のものがますます心配してしまいますもの」

さやか「さっすが優等生!」

ほむら「…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 マミ「そんな!?さやかが…」

ほむら「マミ、ピット、信用されていない私の代わりにさやかを…」

 マミ「もちろんよ」

ピット「ごめん、マミ……」

 マミ「謝らないで、私がちゃんと説得すれば…」

 マミ「いえ、起きてしまったものはしょうがないわ。ワルプルギスの夜との戦いへの戦力、それにグリーフシードの回収効率も上がるし、+思考に考えましょう」

ピット「ほむら、さやかに真実は…」

ほむら「教えない。上条恭介のことでただでさえ不安定なんだもの。……これまでもそれで何度か魔女化しているわ」

 マミ「心苦しいものね、騙しているようで…」

ほむら「彼女にとっては、これが一番の幸せよ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

           ~土手~

まどか「さやかちゃんはさ、怖くはないの?」

さやか「うーん。そりゃあちょっとは怖いけど」

さやか「昨日のやつにはあっさり勝てたし、もしかしたらまどかと仁美、友達2人も同時になくしたかもしれないって、そっちの方がよっぽど怖いよね。」

さやか「だーかーらっ!」

さやか「なんつーかな。自信?安心感?ちょっと自分を褒めちゃいたい気分っつーかね」

さやか「舞い上がっちゃってますかね、あたし!」

まどか(さやかちゃんも魔法少女になった…。みんなワルプルギスの夜に備えて準備してるのに……)

さやか「さーてーは!何かヘンなこと考えてんなー?」

まどか「わたし……私だって!」

さやか「なっちゃった後だから言えるの!こーゆーことは。あたしは何としても叶えたい願いがあったからこうなっただけだし」

さやか「だから、自分だけ戦えないーなんて引け目感じなくていいんだよ。まどかは魔法少女にならずに済んだ、って。ただそれだけのことなんだから」

まどか「……うん。」

           ~病院~
           (略)

 上条「さやかが言った通り、奇跡だよね」

 上条「……」

さやか「どうしたの?」

 上条「さやかにはひどいこと言っちゃったよね…。いくら気が滅入ってたからって……」

さやか「ヘンなこと思い出さなくていーの!今の恭介は大喜びして当然なんだから!…そんな顔しちゃだめだよ?」

 上条「…うん。なんだか実感がなくてさ」

さやか「まー無理もないよね」

さやか「……そろそろかな?」

 上条「ん?」

さやか「恭介、ちょっと外の空気吸いにいこ!」

         ~エレベーター~

 上条「屋上なんかに何の用?」

さやか「いーからいーから♪」

          ~屋上~
    パチパチパチパチパチパチ…
 上条「うわっみんな!」

さやか「本当のお祝いは退院してからなんだけど、足より先に手が治っちゃったしね!」
   カチャ
 上条「!それは…」

上条父「お前からは処分してくれと言われていたが、どうしても捨てられなかったんだ。私は……」

 上条「……」スチャッ

上条父「さあ、試してごらん。怖がらなくていい…」

 …ラーラララララララーラーラー♪ ララーラララララララーラーラー♪…

さやか(後悔なんてあるわけない。あたし最高に幸せだよ!)

           ~鉄塔~

 杏子「ふーん、あれがこの町の新しい魔法少女ねー」

 QB 「本当に彼女と事を構える気かい?」

 杏子「だってチョロそーじゃん。瞬殺っすよーあんなやつ。それともなに、文句あるってんの?」

 QB 「全て君の思い通りに行くとは限らないよ。この町にはマミ、正体不明の魔法少女に天使がいるからね」

 杏子「…ツッコミたいやつが二人ほどいるけど、なんだよ天使って」

 QB 「天界からの使者であり、失われた神の僕、極め付けのイレギュラーさ。ワルプルギスの夜の件といい、もうわけがわからないよ」

 杏子「なに、ワルプルギスの夜もくるのか!?」

 QB 「天使ももう1人のイレギュラーもそう言っていたからね。間違いないとは思う」

 杏子「こりゃしばらく退屈しなさそうだね。……ん?」
   ザワザワ…
ピット「さやがあぁぁええ子"やあぁぁ!」グスッ ビー!

 杏子「……天使って、あそこで泣いてるやつか?」

今更だけどマミってまどかの事は終始「鹿目さん」呼ばわりじゃなかった?

>>67 おおっと!? …ま、まどかの独白に心打たれた…的なことにしておいてください。うん。

          ~下校~

まどか「二人だけで一緒に帰るのって久しぶりだね」

さやか「そーねぇ。最初の戦闘からホントにずーっとマミさんかピットかほむらが一緒にいるし…。そんな護衛なんか必要ないのになあ!」

まどか「今日はみんなワルプルギスの夜の作戦会議だっけ」

さやか「そ。あたしはまだ基礎が全然だからってハブられちゃった。なあんか、ちょっと寂しいな」

ピット(まあ、本当は違うんだけどね)つ透明の奇跡

・見えない射爪 価値293 射撃★★★★★★ 打撃☆☆☆☆☆☆
  全防御+8
  前ダッシュ射撃+4   補足:射出する弾(爪?)が
  走行速度+4        本当に見えない
  効果時間+4        スニーキングにどうぞ

ピット(二人は協力してくれるであろう魔法少女に会いに別の町まで行ってる。さやかとは相性が悪いそうで、僕がさやかのお目付け役なんだけど…)

ピット(透明の奇跡がなかったら、完全に不審者だ…)

さやか「!この感じ……魔女だ!」
まどか「えっ!?」

ピット(えっ!?)

というかさやかもさやかよばわりじゃねーか!
マミ好きなら落ち着け、マミは基本的に「名字+さん」だ
バディ組んでた杏子ですら仲違い前から佐倉さん呼びだ
例外としてなぎさだけはなぎさとかゆまみたいな幼女はちゃん付け呼びだったはず

あと「キュゥべえ」な、貴重なマミのカプ相手やから名前間違えちゃあかんで

あ、「なぎさだけは」は余分だった

>>70 書き直した。もうダメだ色々と…ありがとう。

まどか「さやかちゃん、私もついていっちゃだめかな…?」

さやか「ちょっと無理してない?」

まどか「…やっぱり迷惑だったかな」

さやか「ううん、すっごくうれしい!」

ピット(まずいな…。戦闘に参加したら今日のこと疑われるし、参加しなかったら…。いやでも、使い魔くらいならさやかでも…)ウーン

ピット(ああっ!入ってっちゃった!)ドウシヨウ!

          ~結界内部~

使い魔「AHAHAHAHAHAHAHAHAHAUHYAA!」

さやか「あれが…」

まどか「逃げるよ!」

さやか「任せて!」キューン ピン! スッ シャキーン!!
   ばさっ… シャラララ!
さやか「へっ!はっ!てっ!やあっ!」ヒュンッ!
   ザクザクザクザク
使い魔「UHYAHYAHYAHYAKYAAAAAAAA!!??」
   キン!キン!ガッ!
まどさや「!?」

 杏子「ちょーっとちょっと、なにやってんのさあんた達」

まどか「に、逃げちゃう!」
さやか「っ!」ダッ
   シャキーン…
さやか「うっ!」

 杏子「見てわかんないの?あれ魔女じゃなくて使い魔だよ、グリーフシード持ってる訳ないじゃん」

さやか「だってあれほっといたら誰かが殺されるのよ!」

杏子「だからさあ、四、五人ばかり喰って魔女になるまで待てっての。そうすりゃあちゃんとグリーフシードが取れるようになるんだからさ」タイヤキハムハム

杏子「あんた卵産む前のニワトリ締めてどうすんのさ?」

さやか「魔女に襲われる人たちを見殺しにするっていうの!?」

 杏子「あんたさあ、大元から勘違いしてるんじゃない?食物連鎖って知ってる?学校で習ったよねえ」

 杏子「弱い人間を魔女が喰う。その魔女をあたしらが喰う。それが当たり前のルールでしょ?そーゆー強さの順番なんだから」

まどか「そんな…」

 杏子「あんたは…。まさかとは思うけど、やれ人助けだの正義だの、その手のおチャラけた冗談かますためにアイツと契約したわけじゃないよねぇ?」

さやか「だったら何だっていうのよ!」

   ガキィィィン…

 杏子「ちょっとさ……止めてくれない?遊び半分で首突っ込まれるのってさあ、ほんとムカつくんだわ!」グイッ

さやか「うわぁ!」バン! ドサ…

まどか「さやかちゃん!」

 杏子「ふん、ちったあ頭冷やせっての」

さやか「……くっ、ふっ…」フラフラ

 杏子「…おっかしーな、全治3ヶ月ってぐらいにはかましてやったハズなんだけど……」

まどか「さやかちゃん平気なの!?」

 QB 「彼女は癒しの祈りを契約にして魔法少女になったからね。ダメージの回復力は人一倍さ」

さやか「誰があんたなんかに……!!」

 杏子「うぜぇ……チョーうぜぇ!」
   ガイィィィン!
 杏子「つーか何!?そもそも口のききかたがなってないよねぇ!?先輩に向かってさあ!!」

さやか「だまれえぇえ!!!!」
    ギイン!ギイン!ガッ!ギチッ!
 杏子「ちゃらちゃら振りかざしてんじゃねーよウスノロ!」ドッ!

さやか「あがぁっ!」

 杏子「言って聞かせてわからねえ、なぶってもわからねえバカにゃあ……」

 杏子「後は殺すしかないよね!」

ピット(偶然通りかかった風を装おう!それしかない!)
   「や、やあさやか!偶然だ……ね?」

さやか「ピット……」

 杏子「おおっと、おあつらえ向きに天使様の登場だねぇ」

ピット「えぇっと……さ、さやかには手を出すな!」

 杏子「そうしてほしけりゃ、実力で奪いな!」

5章end

次回予告ーー

6章は書き終わってません。気長に待ちましょう。落ちたらまた建てちゃいます。

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