海未「それで、穂乃果、式はいつにしましょうか？」

穂乃果「ちょっと待ってよ！海未ちゃん！３人で結婚なんて出来ないよ」

ことり「女の子同士でも結婚出来ないんじゃ…」

海未「大丈夫です。私が穂乃果の嫁になり、穂乃果がことりの嫁になり、ことりが私の嫁になれば、永久機関の完成です！」

穂乃果「ｲﾐﾜｶﾝﾅｲｯ！」

＼ﾄﾗﾅｲﾃﾞｯ／

ことり（今、真姫ちゃんの声が聞こえたような…）

ことり「そもそも、海未ちゃんはなんでこんなこと言い出したの？」

海未「先日、ことりから留学すると聞いたとき、幼い頃からずっと一緒にいることりと離ればなれになることを想像し、私はあまりの寂しさに身を裂くような思いをしました。しかし、穂乃果のわがままのおかげで、私達三人の仲は引き裂かれませんでした。そこで私は気付いたのです！私には穂乃果とことりの二人が必要だとっ！一生三人一緒にいたいとっ！だから、穂乃果、ことり、結婚です！！！」

ことり「ごめんねｳﾐﾁｬﾝ…ことりのせいで…」

ことり「ごめんねｳﾐﾁｬﾝ…ことりのせいで…」

海未「いえ、ことりを責めているわけではありません。むしろことりのおかけで私は大切なことに気付き、そして三人での結婚という素晴らしいことが出来るようになったので、ことりには感謝してます。」

穂乃果「まだ結婚するって決まってないよ！」

ことり「ﾎﾉｶﾁｬﾝ…やっぱりことりのせいで………」

穂乃果「ことりちゃんも元気だして！悪いのは海未の頭がおかしいからだから」

海未「私はいたって正常です！ほらぐずぐず言ってないで早く式場を選びますよ！」

ことり「どうしようﾎﾉｶﾁｬﾝ…」

穂乃果「う～ん…とりあえずほっといて学校に行こう！」

ことり「そうだね！早くしないと遅刻しちゃうし！」

休み時間

海未「いいですか穂乃果。結婚したら三人は家族になるのです。そして、その中でも穂乃果は一家の大黒柱になり、私達を支えていく必要があるのですよ。だから、穂乃果にはしっかりしてもらわなきゃ困ります。それなのになんですか、先程の授業態度は。居眠りをしたあげく、先生に起こされて、起こされたときびっくりして椅子から転げ落ちるなんて。一家の長がそのような体たらくでは困ります！ですのであなたには家族を背負う責任を自覚して行動して…………(説教以下略)」

穂乃果「うぐぐ…」

昼休み

海未「ことり。ウエディングドレスの打ち合わせをしましょう。結婚式とは一生に一度の晴れ舞台です。ですので、どうしてもことりの作ったウエディングドレスを着て結婚式に望みたいのです。大変かと思いますが、私と穂乃果も出来る限り手伝うので、素晴らしい衣装を作り、最高の結婚式にしましょう！そのためにまずはどのような式にするか式のコンセプトを決めなきゃいけませんね。ことりはどのような式にしたいですか？私としては………（妄想以下略）」

ことり「ふえぇぇ………」

放課後

穂乃果「ことりちゃん！ど～しよ～。いきなり結婚なんて突拍子無さ過ぎるよ！」

ことり「そうだね…ことりも穂乃果ちゃんと海未ちゃんのことは大好きだけど、いきなり結婚はちょっと…せめてまずは同棲からだよ」

穂乃果「洗脳されかけてるよことりちゃん！とにかく、海未ちゃんが弓道部に行ってる間に対策練らなきゃ！」

ことり「そっそうだね穂乃果ちゃん！でもこうなった海未ちゃんはことり達じゃどうしようもできないような…」

穂乃果「弱気になったらだめだよことりちゃん！よし！どうすればいいかμ’sのみんなに相談しよう！」

穂乃果「おーい！真姫ちゃん凛ちゃんかよちゃーん！」

花陽「どうしたの？穂乃果ちゃんことりちゃん」

穂乃果「大変なんだよ！海未ちゃんがおかしくなったんだよ！」

真姫「海未がどうしたっていうのよ」

ことり「それが…今朝からことり達三人で結婚するとかいいだしちゃって…」

凛「それがどうかしたかにゃ？」

ことり「え？どうしたかって言われても…」

穂乃果「いやいやいや！いきなり結婚しようって言い出したんだよ！海未ちゃんおかしいよ！」

花陽「それって別に…」

真姫「ﾅﾆﾖ？いつも通りの海未じゃない」

ことり「いつも通りって…」

凛「いつも海未ちゃんだにゃー」

真姫「バカなこと言ってないで部室に行くわよ」

穂乃果「………………あれ？」

ことり「ことり達がおかしいのかな穂乃果ちゃん？」

部室

穂乃果「あ！希ちゃん！にこちゃん！聞いてよ～」

希「穂乃果ちゃんどうしたん？」

穂乃果「それが海未ちゃんが穂乃果とことりちゃんと結婚しようって言い出したんだよ！」

希「結婚？ええやん！」

ことり「希ちゃんまで…」

希「三人での結婚はええってカードがそう告げとるんや」

穂乃果「スピリチュアルだね…」

にこ「だいたい海未が暴走したからってにこ達にどうしろって言うのよ。あんたたち幼なじみ二人が海未をどうにか出来ないなら、にこ達が出来ることなんてないじゃない」

穂乃果「そんな穂乃果達を見捨てるの？ひどいよ！」

ことり「どうしよう･･･穂乃果ちゃん・・・なんにも解決できてないよ」

穂乃果「女の子同士で結婚！三人で結婚！ｲﾐﾜｶﾝﾅｲｯ！！！」

真姫「ﾄﾗﾅｲﾃﾞｯ!」

ことり（やっぱり朝のは真姫ちゃんだったんだ・・・）

花陽「そもそも穂乃果ちゃんとことりちゃんはなんで結婚がいやなの？」

穂乃果「それはそうだよ！だってっ！・・・・・・・・・・・・・・あれ？」

凛「にこちゃんと真姫ちゃんみたいに愛し合ってるないのかにゃ？」

にこ「なんでここでにこと真姫ちゃんが出てくるのよ！」

真姫「そうよ！私はにこちゃんのことなんかこれっっっっぽっちも愛してないんだから！！！！！」

にこ「え・・・・・・・・・真姫ちゃん・・・・・・・・・・ｸﾞｽｯ」

凛「あー！真姫ちゃんが泣かせたにゃー！」

にこ「べっ別に泣いてなんかないわよ！！！」

真姫「何言ってるのよ凛！私とにこちゃんは何にもないだから！赤の他人よ！！！」

にこ「・・・・・・・・・・・・今日は気分悪いから帰るわね・・・・」ｶﾞﾀｯｽﾀｽﾀｽﾀﾊﾞﾀﾝ

真姫「！？にこちゃん！！！まってにこちゃん！！！」ｶﾞﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾊﾞﾀﾝ

花陽「ﾘﾝﾁｬﾝ！だめだよ！そんな煽るようなこと言っちゃ！真姫ちゃんとにこちゃんは恥ずかしがりや何だから！！！」

凛「やっちゃったにゃー･･･・・・・・・・・・・・・・・・・・凛！二人に謝ってくる！」

希「凛ちゃん！そっとしておき。二人ならきっと大丈夫や」

凛「わかったにゃー二人が帰ってきたら謝るにゃ」

穂乃果「うん！真姫ちゃんとにこちゃんなら大丈夫だよ！」

ことり「そうだね穂乃果ちゃん！二人はことり達みたいな固い絆で結ばれてるもんね！」

花陽「ことりちゃん今・・・」

凛「認めちゃったにゃー」

ことり「確かに・・・ことりは穂乃果ちゃん海未ちゃんのことを・・・」

穂乃果「穂乃果もことりちゃんと海未ちゃんのこと大切に思ってるけど･･････・・・・・・・・・・・・・・・・でも！おかしいのはおかしいの！」

ドア「ガチャ」

絵里「どうしたの？何の騒ぎ？」

海未「先ほどにこと真姫が走っていきましたが」

希「ちょっと色々あったんよ。でもたぶん大丈夫や」

絵里「何があったのかわからないけど、にこと真姫なら大丈夫よね」

穂乃果「それよりも海未ちゃん本当に結婚するの！？」

海未「そうでした。みんなに報告があります！私と穂乃果とことりは結婚します！」

穂乃果「まだ決まってないよ海未ちゃん！」

凛「宣言しちゃったにゃー」