小傘ちゃん

霊夢

プロローグ



「霊夢、貴女は、縁というものを重視するかしら」

唐突な問いに、喉に茶を流しこむのをいったん中断する

「えんって……ご縁のえん？」

「そうそう。五円玉じゃなくて、ご縁の縁。ゆかりとも読むわね」

「そりゃあんたでしょ」

「私は緑じゃないわ」

相変わらず口先の軽いやつだ……少し呆れ、それから

「何でそんなことを急に？」

唐突な問いへ、問いを返して見た

「質問を質問で返すのはマナー違反ではなくて？」

それもまた、返される

「チッ……縁、縁ねぇ……信じるかな」

「そう」

ニッコリと、実に綺麗にーーーうっっっさんくさくーーー笑ったソイツに、私は気づかされる

(あ、答えを間違えたかな)

「袖振り合うも他生の縁、ただしくは、多生？まぁわたしには多生なんてないけれど」

「そうね、霊夢。貴女はこの美しい世界だけを見ていてはいけないわ」

不意に訪れる、浮翌遊感、そして



「その世界で、多生の縁を見つけてらっしゃい」

………

ー？？？ー

霊夢「お''ゔっ」ﾄﾞｻｯ

霊夢「っ、痛たた……あんにゃろー、唐突にスキマ送りしやがって」

霊夢「ここは？」

看板には 博麗神社 と書かれている
しかし 文字がだいぶ薄れているようだ▽

霊夢「博麗神社？おかしいわね……」

霊夢「わたしはさっきまで博麗神社でお茶を飲んでたのに……おまけに、ここまでボロボロじゃなかったし」

霊夢「となるとおそらく、ここは、『外側』にある博麗神社なのかしら」

霊夢「参ったわね……道具がないと、私の力じゃ一人でウチには戻れない」

霊夢「どうしようかしら」ｳｰﾝ…

これ早苗チョイスだったらどうなったんだろ(元々現代から幻想入り)

ドサッ

霊夢「ん？」

音の方に振り向くと 紅白の陰陽玉……に 紐が生えているものが落ちていた▽

霊夢「これは……布袋？」

中を覗くと 財布や着替え それに地図とだけ書かれた白い紙が入っている▽

霊夢「……これでしのげってか」

霊夢は 陰陽リュックをてにいれた▽

霊夢「ん？この地図は……微妙に霊力がある？」

地図を手にすると 丁度中央あたりに博麗神社 と書かれた鳥居のマークが浮かび上がる▽

霊夢「……何の役に立つのよコレ。マッピングしろってか」

霊夢は オートマッピング地図を手に入れた▽

霊夢「うむー……ここにいても拉致があかないか」

霊夢「仕方が無い、やつが飽きて迎えにくるか帰る手段を知るためにも、とりあえず行動しなくちゃ」

霊夢「黙ってたって金はご飯に代わりはしないわ」

霊夢はどうする？
現在地 博麗神社
所持金 10000

1.神社を調べる
2.神社を出る
3.空を飛び、上から地形を見る
>>10

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おお、RPGみたいだ

期待