【選択安価】川内「休暇」 (130)

ヒガイジンダイ!センカンヲシンガリニコウタイスル

ツイゲキヲフセグ!カクカンテキシュリョクニシュホウウテッ!

蒼龍「こっち飛んできっ!?か、回避まにあわな――いやぁっ!」

扶桑「きゃああああああっ!わ、私たちに狙いを集中させてるのね……」

愛宕「敵艦隊反転開始。このまま逃げるつもりみたいね」

川内「うわぁーっ!……クッソー!艦隊前進!敵艦隊を追い詰め確実に殲滅!」

提督『まて被害報告しろ!勝手に追撃するな!』

川内「は、はい!扶桑さんっ!蒼龍!」

扶桑「何とか航行できると思うけど……動くところより動かないところの方が多いくらいひどく……」

蒼龍「飛行甲板が……これじゃ艦載機が使えない」

川内「扶桑さんと蒼龍が戦闘不能!」

提督『お前もだよ川内!さっき喰らっただろ!』

川内「あ……魚、魚雷発射管脱落、高角砲一門破壊されました……」

提督『そんな状態で追撃許可が出せるかっ!撤退だ。即時撤退!』

川内「ま、待ってよ。すぐ追いかければ夜戦で絶対仕留められるって!」

提督『扶桑と蒼龍が大破してるのに追撃できるかっ!それにお前も中破状態だろ!』

川内「うっ……こんな屁でもないって!」

提督『魚雷発射管が脱落してんのによく言うよ。聞こえてるだろ、摩耶!那智!コイツ引っ張ってけ!』


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川内「絶対追いかけるよ!三人とも私に続いて!」

摩耶「おう川内。アタシも戦いたいけど提督の命令だ。帰るぞ」ガシッ

那智「司令官の命令は絶対なのでな。悪いが無理やりやらせてもらう」ガシッ

愛宕「提督には呼ばれてないけどついでに……えいっ」ガバムニュッ

川内「う、うわっ!はなしてよっ!旗艦は私なんだから命令!はなしてー!」

摩耶「その旗艦サマが上司の言うこと聞かないからこうしてんだろっ」

提督『そのまま帰還。帰ったら3人まとめてドックに。戦闘報告は愛宕が代われにやれ』

愛宕「はーい、了解しました。それじゃとっとと帰りましょ」

川内「クッソー!深海棲艦め、首洗って待ってろー!」

――――ドッグ

カッポーン

川内「むー……お風呂はきもちいけどなんかモヤモヤするー……」

扶桑「ごめんなさい。私が大破してしまったばっかりに追撃できなくて……」

川内「ううん。扶桑さんのせいじゃないよ。蒼龍さんも。それと提督も悪くないのもわかってる。あれは撤退が当然だよね」

蒼龍「少しは気持ち落ち着いた?」

川内「うん……だめだなー私。どうしても頭に血が上っちゃうんだ。敵を倒さないとダメって思っちゃって」

蒼龍「もっと頑張らないと、って?」

川内「昔っから夜戦バカっていわれてたけど、私だって今日みたいに盲目的に夜戦したがってたわけじゃないよ。でもなんか最近……」

蒼龍「ちょっと張り切りすぎてるのかもね」

扶桑「最近出撃が多かったから、もしかしたら疲れが消化できなくて、そのストレスを戦闘に向けてしまっているのかもしれないわ」

蒼龍「だったら本格的なリフレッシュが必要かもね。ドック入りじゃ足りないわ。申請すれば川内なら休暇の一週間や二週間簡単にとれると思うし、提督に頼んでみれば?」

川内「そんなに長く休めないって。それに私って秘書艦だし、提督のお仕事手伝わなきゃいけないし……」

蒼龍「大丈夫よ。私が着任したころみたいな、文字通り猫の手も借りてた時に比べて、ずいぶん人も多くなったし。提督の書類仕事手伝う人が一人減ったぐらい影響ないわよ」

川内「……そっか。うん、じゃあ機会を見て提督に頼んでみるよ」

ザバァ

川内「じゃ、修復材もらって先あがるね。提督のお仕事手伝わなきゃ」

蒼龍「頑張ってねー」

扶桑「休暇のこと。いつかじゃなくて今日話してね」

川内「うん。忙しくて忘れなかったらね」

ガララララ ピシャ

扶桑「……さっきは疲れからくるストレスっていったけど、本当は焦ってるというのもあるかもしれないわ」

蒼龍「え、焦り?あのこが?」

扶桑「聞いたことないかしら。神通ちゃんと那珂ちゃんのための追加艤装の話」

蒼龍「うん。たしか他の鎮守府だともう運用されてるとかなんとか。もしかしてそれを聞いて」

扶桑「追い抜かれそうって思っているのかもしれないわ。私も伊勢や日向が活躍した時は張り切りすぎてしまうことがあるわ。それと同じなのかも。あのこ本人が気付いてるかは別として」

蒼龍「ぁー……わかるかも。私も飛龍が出撃してる時ってなんかやきもきすんのよね」

扶桑「最近は山城が出撃してるときも落ち着かなくて……」

蒼龍「うんいやそれは……ただ単に扶桑さんが山城ちゃん心配なだけじゃないかなー」

扶桑「あ、あら……」

提督執務室

ガチャッ

川内「失礼します!……あれ?提督……」

川内(提督いないや。ていうか書類も全く……五月雨さんはいるけど)

川内「五月雨さん」

五月雨「あ、川内さんお疲れ様です!はいお茶どうぞ!」

川内「あ、はい、別に仕事してないけどありがとうございます」

五月雨「今日も出撃なさったじゃないですか!」

川内「い、いや、そうですけどこっちの仕事は全く……ところで提督はどこへ」

五月雨「きっとお部屋に戻られたとおもいます。あたしはちょっと後片付けしてました」

川内「は、はあ。じゃあ提督の書類は……」

五月雨「今日は陽炎型の方々が手伝ってくれたのですぐに片付いてしまいました。あ、しばらくは書類も少なく、資材の都合で出撃も控えることになるって提督が言ってました」

川内「そう、ですか」

川内(そうだよね。提督の仕事手伝ってるの私だけじゃないし滞るわけないよね)

川内(一人減ったところで問題ない、か。私って今ここに必要なのかな……)

川内(出撃でもおかしなことしちゃったし、書類も私なしで片付いて)

川内(お茶くみだって別の人でできるし、ほかの雑用も。旗艦も私みたいな野戦バカよりもっと、それこそ那智さんとかの方がうまくできるはずだし……)

川内(砲撃だって扶桑さんは別格として誰にも勝てない。水上機も蒼龍がいるからいらない)

川内(対空攻撃は摩耶の方がずっと強力。虎の子の雷撃戦だって今日みたいに魚雷発射管を失くしちゃったらできない)

川内(秘書艦だって陽炎の方が仕事が早いし丁寧で、五月雨さんは気配りもうまいし。愛宕さんは両方ともできるけど、私はどっちも二人に……)

五月雨「?どうしたんですか。ぼうっとして」

川内「……私、提督のところ行ってきます。あ、お茶ありがとうございます」

ガチャッ バタンッ


五月雨「……川内さん、疲れてらっしゃるんでしょうか?」

―――――士官私室

コンコン

川内「提督。川内です」

『入っていいぞ』

川内「失礼します」

ガチャッ

川内「報告します。川内ドック療養終了しました。秘書艦業務に復帰します」

提督「わかった。でも俺の書類もないし、今日の出撃の報告書も愛宕が作成した。今日は終わりだ。その堅苦しいのも今日はもうなし」

川内(あとで愛宕さんにあやまっておこう……それに提督にもちゃんと)

川内「わかった。五月雨さんに聞いたよ、しばらくは仕事も出撃も少ないんだよね」

提督「ああ。明日から少しづつ暇になる。どうだ、久しぶりに五月雨と木曾とお前で飲まないか」

川内「それもいいかも。……あの、提督」

提督「ん?あいつら呼ぶのが面倒なら俺が連れてきてやるぞ」

川内「いやそうじゃなくてお話があって」

提督「なんだ急にあらたまって」

川内「あの、今日の出撃、ごめんなさい。私頭に血がのぼって……」

提督「ああその話か。いいよ。お前が夜戦したがるなんて今に始まったことじゃない」

川内(今にはじまったことじゃない、か。じゃあ、いつも迷惑かけてたのかな……)

提督「話はそれだけか?」

川内「ううん。その……実はお願いがあって」

提督「なんだ?」

川内「あの、その……提督。私しばらくお休みもらえないかな?」

――

――――

――――――

――――――――


『軽巡洋艦川内級一番艦、川内!本日より鎮守府に着任いたします!』

『提督!また軽巡洋艦の方ですよ!』

『ああ。これでようやく近海の深海棲艦を殲滅出来る!川内さん、我々はあなたを歓迎します!』

『ありがとうございます!私も誠心誠意任務に努めます!一緒に暁の水平線に勝利を刻みましょう!』

『この鎮守府には俺たちしかいねぇから、これから休むまもなく出撃してもらうからその気でいろよ。俺は球磨型の木曾だ。仲良くしようぜ』

『あたしも今まで以上に頑張っちゃいます!川内さん、あたし白露型六番艦の五月雨です!わからないことがあったら何でも聞いてください!』

『よろしくお願いします木曾先輩!それと遠慮なく頼らせていただきます、五月雨先輩!』

『せ、先輩っ……あ、あのもう一回言ってください!』

『はい!五月雨先輩っ!』

『わー……提督!私もっともっとがんばっちゃいますっ!』

…………

………

……


―――――川内私室

川内「ん……」

川内(あれ?……私さっき鎮守府に着任して挨拶……あ、夢かぁ)

川内(懐かしい夢見ちゃったな……懐かしいっていってもまだ一年もたってないっけ。なんかもっと昔のことのような気がする)

川内(私が来たときはここも小さくて、艦隊も五月雨さんと木曾しかいなくて)

川内(小規模な部隊なのに一回の出撃にてんやわんやしてたっけ)

川内(まったく人手が足りないから書類が舞い込めば妖精さんと一緒に片づけて)

川内(同じように建造や開発も私たちみんなで手伝って。そのあとはみんなでご飯食べたっけ)

川内(でも今は……)

川内「私って必要なのかな……休暇もあっさりとれちゃったし」

―――――――――

川内『あの、その……提督。私しばらくお休みもらえないかな?』

提督『いいぞ』

川内『え!?い、いいのそんなにあっさり……』

提督『ああ。さっき言った通りしばらく暇だからな。お前もそれで休みたいって言ったんじゃないのか』

川内『う、うん。そうだよ。最近忙しかったからさ。ゆっくりしたくて』

提督『だろ。俺はむしろ『休んだら夜戦できない』って休暇を嫌がってたお前の心境の変化に驚きたい』

提督『お前の仕事を代わりにやるやつはちゃんといる。なんにせよしっかり休めよ』

川内(私の代わりはいるんだ……じゃあ……私がいなくなっても大丈夫だよね)

川内『うん。ちゃんとリフレッシュするよ。どれくらい休んでいいの?』

提督『うーん、ちょっと待ってろ……2週間だ。2週間まで休んでいい。着任してから休まず働いてくれたからな。特別だ』

川内『いいのかな。そんなに休んで』

提督『いいんだよ。お前が全然休まず働いてるのはみんな知ってるんだから。あと申請書提出せにゃならんから休めるの来週からだぞ』

川内『わかった……じゃ、来週から2週間休むよ』

提督『わかった。申請書にはそう書こう。じゃあ俺は五月雨と木曾を連れてくる。酒出しといてくれ』

川内『うん。お願い。あんまり遅いと提督のとっておきあけて先にはじめちゃうからね』

川内(それから一週間なんてあっという間)

川内(働きながら休暇中に何をしようか考えてたけどなにも浮かばなかった。忙しくて暇つぶしの仕方も忘れちゃったのかな。なんとなくで2週間とか言わなきゃよかったな)

川内(こうやって何するか考えてるより仕事してた方が楽かも。休むために休暇取ったのに仕事したいって言ったら提督怒るかな)

川内「はぁ~。休暇なんてとるんじゃなかった……」

川内(とりあえずいつまでも寝てるわけにはいかないよね。とりあえず起きよ……)



1.シャワー浴びようかな

2.ご飯食べに行こう

↓2

―――――――シャワー室

木曾「よう、おはよう」シャアアアアア

川内「あ、木曾。お帰り、だよね。確かタンカー護衛だったよね」キュッ シャアアアアアア

木曾「ああ。兵站がしっかりしてないと飯の食い上げだからな。気合入れたぜ」

川内「ありがと。お疲れ様」

木曾「ああ。お疲れ様さ。俺は飯食ったら昼まで寝るぜ。お前は……そういえば今日から」

川内「うん。お休みなんだ」

木曾「それも二週間もだろ。いいねえ、ちょっと大きな旅行ができる」


木曾「何か予定立ててるのかい?」

川内「あ……実は、まったく。なにしていいのかわからないんだ」

木曾「はあ?なにしていいのかって、何でもしろよ」

川内「仕事しなくていいって思うと頭が真っ白になっちゃって……」

木曾「……仕事人間め」キュッキュッ

川内「だ、だって今まで休暇取ったことないんだもん」

木曾「初めての休暇たって、なにしていいかわからんことはないだろ」

川内「わかんないだからしょうがないじゃん……」

木曾「はあ……一緒に飯食うぞ。いいな」

川内「え、うん。いいけど・・・・」

木曾「すぐに出てこいよ。待たないからな」

ガララララ 

川内「い、今いくよ!」キュッキュッ

木曾「慌ててころけるなよっ」

木曾(さてどこで食おうかな)


木曾と一緒に食べる場所

1.鎮守府の食堂

2.鎮守府近くのさびれた寿司屋

3.街のファミレス

3

すまん安価↓1ってことで>>21採用

――――――ファミレス

イラッシャイマセー

木曾「二人な。禁煙」

ニメイサマデスネーゴユックリドウゾー

川内「ここってこんなに早くからやってるんだね」

木曾「ここらの飯屋はみんなそうさ。俺たちや業者が一日中動いてるから24時間営業だ」

川内「へー。着任してから任務以外で外でなかったから知らなかったよ」

木曾「本当に初めての休暇みたいなだな。ほらメニュー」

川内「ありがと。さあ、なに食べようかなー」

木曾「俺はこの鉄火御膳にするぞ」

川内「この鉄火丼とそば小鉢の?朝から結構食べるね。私は和風ハンバーグ定食かな」

木曾「俺は朝からガッツリ食うのさ」ピンポーン

川内「あ、私が押したかったのに」

木曾「早いもん勝ちだ。押したから注文よろしく」

ゴチュウモンウカガイシマース

川内「あ、鉄火御膳と和風ハンバーグ定食お願いします」

木曾「あとから揚げ」

川内「え?まだ食べるの?」

木曾「朝からガッツリ、食べるのさ」

テッカゴゼントワフウハンバーグテイショクカラアゲタンピンデオマチガイアリマセンネ

川内「あ、お願いします」

カシコマリマシタショウショウオジカンイタダキマース


川内「そんなに食べると眠れなくなるよ」

木曾「食いたいから食うんだよ」

川内「まあ私が食べるんじゃないからいいけど」

木曾「だろ?じゃ、お前の休暇の話しようか」

川内「え、休むの木曾じゃなくて私なんだけど」

木曾「なにすればいいのかわかんないだろ?じゃあ他のヤツがアドバイスするしかないねえ」

川内「そう?じゃあ聞くけど木曾だったら何するの?」

木曾「俺だったら2週間も休めるんだったら旅に出るね。電車乗りついでさ。一日二日なら部屋で勉強でもしてるか」

川内「勉強ってイメージに合わないね」

木曾「おいおい。仮にも俺は参謀だぜ?それぐらいするさ。……おっとこんな身分じゃ軽々しく旅なんて出れんな。ま、仮の話だからいいか」


川内「ていうか旅行じゃなくて旅なんだ。でも……そっか旅行しようかな……」

木曾「いいんじゃないか。俺はどこがいいか知らないが他の奴ならいいとこ知ってるやつもいるだろ」

川内「鎮守府に戻ったら他の人にも聞いてみるよ」

木曾「ああ。そうしろ」

オマタセシマシターテッカゴゼントワフウハンバーグテイショクトカラアゲデスー

木曾「お、きたきた。食うぞー」

川内「いただきまーす」



次に行く場所

1.提督執務室
2.訓練室

↓1

おう知ってるから↓1なんだ。訓練室了解

明日平日なので寝ます

―――――――――――

アリガトウゴザイマシター

―――――――――――

木曾「あー食った食った。もう入らん」

川内「木曾って私と同じくらいなのによく入るね」

木曾「俺がよく食うんじゃなくて、お前が食わないのさ」

川内「そうかな?私もけっこう健啖家だと思うけど」

木曾「俺から見たらみんな食が細すぎだね。さて腹がくちくなったら、ちょうど眠くなってきたぜ。とっとと部屋に帰って寝るとするよ」

川内「あんなに食べて眠くなるのもすごいね・・・。私はちょっと訓練室行ってこようかな。食べ過ぎたからちょっとは運動しないと」

木曾「そうかい。じゃあ俺はここで」

川内「うん。またね」



――――――――――訓練室
川内「さてとなにからやろうかなー」


川内「ルームランナーは……」


コノルームランナーハッヤーイ!デモシマカゼノホウガハヤインダカラ!

ユキカゼモトマルワケニハイキマセンッシマカゼサンニツイテイキマスッ

モットモットハヤクテモイイカナー!

ユキカゼハカマイマセンッオネガイシマスッ


川内「雪風と島風がものすごい速度を走ってる……」

川内「艦娘専用ルームランナーじゃなかったらとっくに出火してるかも」

川内「バーベルは……」


フンッヌウウウウウウッ!ドウデスカカガサンッコレガワタシノゼンリョクデスッ!・・・カガサン?

・・・・・・エエミテマスヨスゴイデスネアカギサン

エットカガサン?ソウイイツツドコヲミテルンデス

ミテマスヨエエミテマスヨアカギサン


川内「赤城さんががんばってるけど加賀さんはどこを見てるんだろ」

川内「あっちって・……柔軟マット?」


カラダヲヨクホグサナイトケガノモトテダカラネッズイカクガテツダウヨ

アリガトアトデズイカクノジュウナンモテツダッテアゲルワ


カガサン?ショウカクトズイカクガナニカ?

ナンデモアリマセンヨベツニゴコウセンガイチャイチャシマヤガッテトカオモッテマセン

カガサン・・・・・・


川内「……」

川内「腹筋台にはだれがいるかな」


イセッヒュウガニハッマケタクナイノッ!

ワタシモッマケルキハッナイッ!タトエソレガッフッキンデモッ!

ヒュウガッドッチガヨリオオクデキルカッショウブヨッ!

ウケテタッテヤルッ!コウクウセンカンノイジニカケマケン!

ワタシモコウクウセンカンナンダカラッ!


川内「扶桑さんと日向さんが熱血してる……。二人ともあんなに熱くなることあるんだ」

川内「器具をおいてない運動室は、っと」


シラヌイチャーンアトナンカイカシラ~?

アト50カイト200カイヲ1セットデス

ウデガツカレテキタケドヤスンデイイカシラ?

ダメデスナチサンカラヤスマズヤラセロトイワレテマス

ケチ~チョットオマケシテクナイ?


川内「愛宕さんの腕立て伏せに不知火が付き合ってる。あの組み合わせって珍しいなぁ。」


川内「……一通り見たし、どれにいこうかな」

1.ルームランナー(島風・雪風)

2.バーベル(赤城・加賀)

3.柔軟マット(瑞鶴・翔鶴)

4.腹筋台(扶桑・日向)

5.運動室(不知火・愛宕)

↓3


寝る


川内「限界を知らない島風と付き合いのいい雪風だとちょっと心配だな」

川内「限界以上のことしそうだし、転んだりルームランナーを熱で壊す前に見にいこ」

―――――――――

雪風「雪風はこれくらいじゃ降参しません!もっともっといきますよ!」

島風「じゃあもっと早くしちゃおっ。私もまけないよ!」  ピッ ピッ

ヴィィィィィィィィィン!

川内(ルームランナーが出しちゃいけない音を出してる気がする……。それになんかここだけ温度が違うよ)


川内「ふ、二人とも頑張ってるねー」

島風「あ、川内さんおはよー」

雪風「川内さんおはようございます!」

川内「ずいぶんと速いね。それに追いつけるってすごい」

川内(速すぎて床が少し揺れてるよ……)

島風「んー?まだいけるよ?ね、走るのっていいよねっ雪風」

雪風「気持ちいいです!やっぱり力いっぱい走るのは最高です!」

島風「だよね!私も走ってる時が一番幸せ!」


雪風「でもでもっ!雪風はまだまだいけますよ!」

島風「やっぱり、まだまだ物足りないよね。じゃあもっと速く――」

川内「ス、ストップ!それ以上はちょっと危ないから!壊れそうだから!」

島風「えー。前にこれよりもっともっと速くしたことあったけど平気だったよ?」

川内「へ、平気?本当に大丈夫だったの?」

島風「うん。でもすっごい音してたから後で妖精さんに見てもらったけど大丈夫だって」

川内「うわー……」

川内(そういえばこれ妖精さん謹製の、戦艦が艤装付けてのっても壊れないものとか誰かが言ってたような……)アトタンクガジマエトカイッテタヨウナ……


島風「ね、川内さんも一緒に走ろうよ!」

川内「え?で、でも私ちょっとそれは追いつけないって」

島風「川内さんのペースでいいよっ。気持ちよく走ろう!」キラキラ

雪風「川内さんっ!一緒にやりましょう!」キラキラ

川内(ああっ!二人の笑顔がまぶしいっ。あんな顔されたら断れないよ)

川内「じゃあ雪風の隣使わせてもらうねっ!」ピッ ピッ ウィィィィィィン

川内(そうだよ断る必要ないよねっ!元々運動しに来たんだしっ!)

島風「よーし。川内さんにもっといいとこ見せなきゃ!」ピッ ピッ

雪風「雪風全力疾走ですっ!」ピッ ピッ

ヴィィィィィィィィィンッ!!



――――――――――――――

島風「満足したー!」

雪風「雪風、休憩します!もうへとへとですっ」

川内「うー……ダメしばらく動けないや。足が棒になっちゃった」

島風「えへへ。私はまだまだいけるもんっ!」

川内「でもだめだよー。ちょっと休憩しよう」

島風「うんっ。私たちお昼は遠征しにいくからもう走らないよ」

川内「そうなんだ。ほかは誰と一緒に行くの?」

島風「えっとね、天龍さんと千代田さんと時雨さんだよ」

雪風「ボーキサイトを取りにに行きます!」

川内「そっか。がんばってね」

雪風「はいっ!」


ガチャ

天龍「おーい。ここに島風と雪風が……お、いたいた。一緒に飯食おうぜ」

島風「はーいっ!いこっ雪風」

雪風「川内さん。また今度一緒に走りましょうっ」

川内「うん。また一緒に。約束だよ」

雪風「約束ですっ。それでは!」


キョウハオレノオゴリダッ

ヤッター!ナニタベヨッカナー

ユキカゼハパフェガタベタイデスッパフェッ!

オマエソレハメシジャネーヨダメダダメ

ダ、ダメダデスカ……

ウッ……ダ、ダメダカラナッソンナメデミテモダメダカラナ!ショクゴノデザートダ!メシクッテカラダ

ハイッワカリマシタッ!


川内「遠征かー。提督に頼んでたまには私も―――」


川内(……そういえば私って休暇中だっけ。ついいつもと同じ気でいたよ)

川内(軽く運動する気だったのにこんな疲れるまでやって。いつもと変わんない……)

川内「休むのって難しいな……」


ア、チョットマッテクダサイ

アン?ナンダヨアカギ

コレサシアゲマス

コレマミヤサンノアイスムリョウケンダヨッ

アイスデスカッアカギサンアリガトウゴザイマスッ

シグレトチヨダノブンマデ……ホントニモラッチマッテイイノカ?

ハイエンリョセズソレタベテエンセイガンバッテクダサイ

ジャアアリガタクモラウゼアリガトナ

ボーキイッパイモッテキテクダサイネ

オウッマカセトキナ


フフッ、ボーキイッパイ・・・・・・タノシミデス

……アカギサン、ワタシノアイスハ?

ゴコウセンノコトナカヨクデキナイワルイコニハアリマセン!


川内「加賀さん……」


――――――――――――――

川内「さてそろそろ休憩も終わりにしよっ」

川内「もうお昼だけどどうしようかな。ちょっと小腹がすいたかな」


1.食堂で軽いもの食べようかな

2.そういえば部屋にカップめんがあったっけ

3.どうせならお腹がすくまでここで徹底的に……

4.ご飯の前に天龍たちの見送りに行こう

↓3



寝る。島風は「~~お姉ちゃん」か「~~さん」か一日悩みっぱなしだったのは内緒だ

あの時間で下3は人居ないだろ

>>44
囮作戦だったら軽空母一隻足りなくね?

>>51
寝るから人いないとか関係ないのだ。書き続ける時は下1とかにするよ

>>52
寝ぼけてたから資源輸送と編成がごっちゃになってる。
普段は強行偵察の水上駆逐レベリング組だけど、木曾が別枠で遠征したから今回はボーキ輸送にと補完してください





川内(そろそろ午後の遠征組の出発時間だっけ)


川内(島風たちも出発するだろうし見送りに行こうかな)

―――――――――――――――――

わいのわいの

川内「けっこう人いるなぁ。他にも遠征に出る人がいるみたい」

川内「さて、島風たちは……いたいた。おーいっ。島風っ、天龍っ」

島風「あっ、川内さん」

川内「やあ、島風。見送りに来たよ」

天龍「なんだ。わざわざ珍しいな」

川内「いつも提督の手伝いか出撃準備かで出来ないからたまにはね。それにさっき一緒に走ったのに見送りもしないのもどうかと思って」

天龍「ほー。ご苦労なこった。そういうことなら……ほら雪風はあっちだ。千代田と時雨と一緒に、てめえの見送りと話してるよ」


イイ、ユキカゼ?テンリュウサンノイウコトヨクキクノヨ?

ハイッワカリマシタ!イッパイボーキサイトモッテカエッテキマスネッ!

ヨシ!……アンタナラダイジョウブダロウケドチャントカエッテキナサイヨ

カゲロウネエサンハシンパイシスギデスッ!チャントテンリュウサンヤシマカゼトイッショニカエッテキマス

フフ、ソウヨネ。ダッテアンタハクレノユキカゼダモンネ



川内「……今はいいかな。あそこにはちょっと入りづらいよ」

天龍「だな」

時雨「ちょっと大げさだけど美しい姉妹愛だね。ちょっと妬けちゃうよ」

天龍「お前はもういいのか?」

時雨「山城も暇じゃないだろうからね。この遠征が終わったら結構時間ができるし、その時にみんなとゆっくり話すよ」

天龍「そうか。そういやオレもここ最近龍田とロクに話せてねえし、帰ってきたら酒にでも誘うか」

川内「私も神通と那珂ちゃんとずっと話せてないや。二人が暇なときに会いに行こうかな……」



――――――――――――――――

天龍「おーい!お前ら、そろそろ出発だ!戻ってこい」


ハイッ!カゲロウネエサン、イッテキマス!

キヲツケルノヨ!

ジャアオネエワタシモイクネ

イッテラッシャイ。キヲツケテネ


雪風「お待たせしました!いつでも大丈夫です」

千代田「こっちもよ。……あら川内。珍しいわね」

川内「そんなに私がここにいるの珍しい?ま、いいや。みんなにこれあげる」

天龍「お?こりゃ飴……じゃなくて肝油か」

川内「ちょうどひとり一つずつしかないけどね。さっき酒保で買ってきたんだ」

天龍「そうか。ありがたくもらってくぜ。じゃあお前ら行くぞ!」


島風「はーい。川内さん行ってきます!」

川内「いってらっしゃい。頑張ってね」

島風「うん。雪風っ」

雪風「いきましょう!川内さんいってきますっ」

川内「いってらっしゃい。」

千代田「那珂と神通がさびしがってたから顔見せてあげなさいよ」

川内「うんわかった。千代田も気を付けてね」



ゼンインジュンビカンリョウシテルナ!?ダイ3カンタンシュッパツスルゼー!



川内「……さてご飯食べにいこっかな」



―――――――――――――――――

川内「見送りしてたから遅めのお昼になっちゃったな。食べ終わったら3時になっちゃった」

川内「なにもすることないし、どうしよ」


1.腹ごなしに鎮守府の中を散歩しようかな

2.お腹いっぱいになったら眠くなったし、どこかで昼寝でもしようかな

↓1



寝る

2

専ブラだからage忘れてた

安価↓1

こんな時間のage忘れたSS読んでくれる人いるんだね

安価>>61了解しました

川内「ふわぁー……」

川内「木曾じゃないけどお腹いっぱいになったら眠くなってきちゃった」

川内「どこかでお昼寝しようかな……」スタスタ


―――――――――――――――――鎮守府廊下


川内「っていってもそんなお昼寝スポット的なもの、私知らないんだよね」

川内「そんなものなくても部屋に戻れば普通に寝れるし……」

川内「部屋もどろ……」

多摩「待つにゃ」ガシッ


川内「うぇっ!?たた、多摩!?」

多摩「お昼寝ときいて馳せ参じたにゃ」

川内「え、そ、そう。ていうかさっきまでいなかったよね。どこから……」

多摩「川内。ココロして聞くにゃ」

川内「は、はい」

多摩「猫は、神出鬼没にゃ。気づいたらそこにいるにゃ」

川内「うん。そうだね」

多摩「でも多摩は猫じゃないにゃ」

川内「うん……」イツモジブンデイッテルシ



多摩「多摩は猫じゃない……多摩は多摩にゃ。猫っぽいって言われるとちょっと胸がきゅって締まるにゃ」

多摩「猫って言われたくなくって、一時はこの語尾も矯正してなくそうとしたにゃ。でもなんだかそれは逃げのような気がして……」

川内「多摩……」ソンナニオモイツメテ……

多摩「でもそんな時球磨が言ってくれたにゃ。猫っぽいところも多摩だって。多摩が猫っぽいとしてもそれは多摩っぽいだけだって……」

川内「球磨……」デモタマッポイッテナニ

多摩「だから!猫と同じように多摩が神出鬼没ではいけないわけじゃないにゃっ!」ババーン

川内「おおー」

多摩「そして猫はお昼寝のスペシャリスト!それと同じように多摩はお昼寝のスペシャリストにゃ!」バババーン

多摩「ついてくるにゃ!川内に最高のお昼寝を体験させてあげるにゃ」

川内「多摩……うん!多摩に任せるよっ」



川内(唐突な話だったけどちょっと感動しちゃった)ア、イケナイナミダガ……

多摩「あ、感極まってるところ悪いけどさっきの作り話にゃ。どこから出たのか恥ずかしかったからでっち上げたにゃ」

川内「え、ええー……」

多摩「でも多摩が神出鬼没なお昼寝上手には変わらないにゃ。さあついてくるにゃ」

川内「う、うん」シャクゼントシナイ……


―――――――――――――――――
ガチャ

多摩「ここにゃ」

川内「……多摩?」

多摩「なんにゃ」

川内「最高のお昼寝場所だったよね」

多摩「そうにゃ。この部屋は東側だからこの時間はお日様があたんないにゃ」

川内「知ってる。知ってるけどさここは―――」

多摩「でもまだ朝からお昼にかけてお布団に降り注いだ太陽のぬくもりが残ってるにゃ。あったかぬくぬくにゃ」

川内「そうだね。でもこの部屋って―――」


1.私の部屋なんだけど

2.提督の部屋なんだけど


↓2

川内「―――ここ提督の部屋なんだけど」





多摩「気にすることないにゃ」


川内「気にするよ!?さっきの流れだと普通に提督がいつも使ってる布団に入ろうとしてたよね!?」

多摩「川内落ち着くにゃ。あれはお布団じゃなくてベットにゃ。日本人なのにベット派とは嘆かわしいにゃ」

川内「さっき自分で布団って言ってたよ!あとこの鎮守府ほとんどベットだからね」

多摩「知ってるにゃ。でも多摩はお布団にしてもらってるにゃ。東側の部屋でこの時間あったかぬくぬくにゃ」

川内「だったら自分の部屋にいけばいいじゃん」

多摩「寝るとき他人のぬくもり残ってるとむかつくにゃ」

川内「それきっと提督も同じだから!私もむかつくから!」

多摩「うん。でも猫は自分本位だから気にしないにゃ」モゾモゾ

川内「自分で猫って言っちゃった!あと何食わぬ顔で提督のベットに入らない」



多摩「うるさいにゃ。ここが最高のお昼寝場所にゃ。さあ入るにゃ」バサッ

川内「え、えー。でもさ……」

多摩「くるにゃ。ここは最高にゃ。あったかぬくぬくで多摩添い寝サービス付にゃ」

川内「んー……」トコトコ

ボフッ モゾモゾ

川内「嫁入り前に男の人の寝床で寝るなんてはしたないことできないよ」

多摩「育ちがいいお嬢様のようなこといいながらちゃっかり入りこんでるにゃ。はしたないにゃ」


川内「しょうがないよー。ここがぬくくて多摩がいるのが悪いんだし」

多摩「ならしょうがないにゃ」

川内「あ゛ぁー……天国……」

多摩「当たり前にゃ。多摩の目に狂いはないにゃ」

川内「うぅん……すっごい……おやすみ―――」




多摩「待つにゃ」ガシッ

川内「今度はなに……?」


多摩「多摩プロデュースのお昼寝はまだ完成してないにゃ」

川内「えー」

多摩「目をつぶりながら多摩と同じことを言うにゃ。これで完成にゃ」

川内「普通に寝たいんだけど」

多摩「ならんにゃ。多摩に任せた以上多摩の言うとおりにするにゃ」

川内「……しょうがないなぁ」ヒツジデモカゾエルノカナ

多摩「ちゃんと目をつぶったにゃ?ではいくにゃ」



多摩「多摩が一匹」

川内「えー」

多摩「繰り返すにゃ」

川内「……多摩が一匹」「ニン」ジャナクテ「ヒキ]ナンダ……

多摩「多摩が二匹」

川内「多摩が2匹」

多摩「多摩が三匹」

川内「多摩が三匹」

多摩「多摩が四匹」

川内「多摩が四匹」

多摩「多摩が五匹」

川内「多摩が五匹」

多摩「クマー」

川内「ク、クマー」

多摩「多摩が六匹」

川内「多摩が六匹」イマノナニ!?



多摩「多摩が七匹」

川内「多摩が七匹」

多摩「多摩が八匹」

川内「多摩が八匹」

多摩「クマー」

川内「クマー」マタ!

多摩「キソー」

川内「キソー」キソモマキコンダ!

多摩「ハイパー北上」

川内「ハイパー北上」チョットムリアルヨ!?

多摩「多摩が九匹」

川内「多摩が九匹」オオイハ?ネエオオイハ!?

――――――――――――――――

多摩「クマー……」

川内「タマー……」

多摩「クマが……クマー……」クゥクゥ

川内「クマ……きたかみ……ちがう……濡れ衣……」ウーンウーン

多摩「クマー……ありがとにゃー……」



――――――――――――――――

ガチャ

ウオー……ツカレタヒルネデモ……

ン?ダレカイルゾ……セ、センダイ!?ナンデイルンダ!?

シカモネルシ……ネテルンダヨナ・・・・・・?

……ネガオモカワイインダナ、ヤッパリ

ナンデコンナトコロデネテルンダヨ、オサエラレナクナルダロ

……ネテルトキニ、ッテノイウノハヒキョウダケド……

センダイ、オマエガワルインダカラナ、オトコノヘヤデネテルオマエガワルインダカラナ……














多摩「なにしてるにゃ?」










――――――――――――――――

センダーイモウヒガクレルニャ

センダイオキルニャ

川内「んっ……うぅーん?」モソモソ

多摩「日が暮れるにゃ。おきるにゃ」

川内「いま何時……?」

多摩「一番星でてくるころにゃ」

川内「けっこう寝たね」

多摩「最高のお昼寝だったにゃ?」

川内「うん。そうだね」ヘンナユメミタキアスルケド

多摩「それはよかったにゃ。それと川内」

川内「なに?」

多摩「ちょっとトラブったにゃ。冷静に聞いてほしいにゃ」


川内「トラブル?ま、まさか提督が戻ってきて……」

多摩「……多摩は人の気配を察して起きたにゃ。急いでベットの陰に隠れたにゃ」

川内「だ、誰が来たの!?」

多摩「姿は見てないけど声で青葉だと分かったにゃ。多分提督の秘密でも探りにきたんだにゃ」

多摩「スクープっていいながら、こっちに駆け寄ってきたからドキドキしたにゃ」

多摩「多摩は見つからなかったけど近くでシャッターが切られたのがわかったにゃ。激写してたにゃ」

川内「そ、それって……」

多摩「そこでふと思い出したにゃ。そういえば川内も一緒に寝てたにゃあ、って」

川内「うっ、うわぁー!」


多摩「今夜中には号外がすり終わるにゃ」

多摩「きっと見出しは『秘書艦川内、休暇で提督との情事の時間を確保』とかにゃ」

川内「こ、こうしちゃいられないっ!青葉から記事を、いやネガを奪わなきゃ!」

ガチャ

川内「あ、多摩!ありがと!お昼寝最高だったよ!」

バタン

多摩「まったく慌ただしいにゃ」チラッ

『甘味処『間宮』ようかん半額券』×5

多摩「……ホントはその前に一回起きてるにゃ。誰かがくるのがわかったからにゃ」

多摩「でも買収されたから黙ってるにゃ。提督が川内の寝顔を夢中で見つめてたことは忘れるにゃ」

多摩「自分に言い訳しながら少しづつ顔をちかづけてたのも忘れてあげるにゃ」

多摩「猫は気まぐれにゃ。多摩も気まぐれにゃ。だからこの棚ぼたも偶然」

多摩「けっして……決して計画通りなどではないにゃ」ニッコリ

多摩「さて、みんなと一緒にようかん食べるにゃ♪間宮さんのようかんおいしーにゃー♪」



――――――――――――――――

川内「な、なんとか青葉からネガと記事を回収できた……」ハァハァ

川内「青葉と格闘してる間にすっかり暗くなっちゃった」

クゥゥゥゥゥ

川内「お腹が////……だ、誰も聞いてないはずなのに恥ずかしい……」

川内「ご飯どうしようかな……」



1.食堂に行こうかな

2.部屋で自分で作ろうかな


↓1



寝る どっち選んでも艦娘は出てきます


―――――――――――――――――鎮守府・食堂

ヒョイッ

川内「あっ、私のコロッケ!」

木曾「ぼおっとしてるお前が悪いのさ」

五月雨「木曾さんお行儀悪いですよ」

川内「そうですよ。木曾ぉ、返しなさいよ」

木曾「へへっ、やだね」パクッ

川内「ああっ!?ああー!」

木曾「返してもらいたけりゃ力づくでやってみせな」

川内「安全圏に入れてから言わないでよぉ……」



川内(順番待ちしていた時に木曾と五月雨さんとばったり会って夕食は二人と一緒)

川内「私楽しみにとっておいたのにさ。返してよ私のメンチコロッケ」

木曾「ふふっ。ぼおっとしてる方が、悪いのさ」

川内(あいかわらず旺盛な木曾の食欲にちょっと振り回され気味)

五月雨「だめですよーっ。人のおかずとっちゃったら」

木曾「んー。きこえないな」モソモソ

五月雨「もーっ。川内さん私のつみれ団子上げますから気を落とさないでください」

川内「あ、ありがとうございます!」

川内(それに比べて五月雨さん優しいしおかずくれるしかわいいし、もう天使!天使)



木曾「お、いらないなら俺が―――」

五月雨「だーめーでーす!これ木曾さんが食べちゃったコロッケの代わりなんですから」

木曾「ちぇっ」

五月雨「そもそもカレー二杯頼んでおいて、まだ食べるとかちょっと食べすぎです」

木曾「俺は夜もガッツリ食べるのさ」

五月雨「夜もってそれ以外もいっぱい食べてるってことですよね!運動してるとはいえ、少しは控えないと太っちゃいますよ」

木曾「食わないと大きくなれないぜ?」

川内「じゃあ自分でたのみなよ。人のとらないで」



木曾「今月は酒保で買いすぎてな。金欠なんだ」

五月雨「またですか?もう給料の前貸しとかしてあげませんからね」

木曾「げえっ。マジか……」

川内「もうちょっと計画性とかもちなよ」

木曾「俺は宵越しの金は持たないんだよっ」

川内「もうちょっとマシな言い訳お願い」

木曾「マシな言い訳か……ないねえ」

川内「そこで胸張らないでよ……屁理屈ぐらいこねてよ、参謀でしょ」



―――――――――――――――――――


木曾「ところで予定の話、なんか決まったか」

川内「予定……?」

木曾「休暇の、予定」

川内「え?あぁー!完全に忘れてた」

木曾「お前な……」

川内「しょうがないじゃん。誰も私の休暇のこと触れてくれないし」

木曾「だからってまったく予定立てずとはねえ。お前も人のこと言えないぐらい計画性ないねえ」

川内「木曾には言われたくないなぁ」

木曾「だからお前も人のこと言えないっつってんだろ」


五月雨「なんのお話ですか?」

木曾「こいつの休暇の話だよ」

川内「私が休暇の予定がないって言ったらもったいないって」

五月雨「あ、そういえば!今日から休暇でしたね、のんびり休んでください」

木曾「のんびりしてる暇とかないね。いまからコイツの予定たてるぞ!夜通し俺の部屋で話すぞ」

川内「また勝手に決めちゃって」

木曾「こうでもしないとお前2週間何もせず、どこにもいかずでに過ごすだろ」

川内「そうかもしれないけど……」

五月雨「夜通しじゃあお酒が必要ですね。私もってきますっ」

川内「五月雨さんまで。ていうかいつもの飲みと勘違いしてません?」

木曾「今夜は飲む!」

川内「もう目的がすり替わってるし……」

五月雨「私も今夜はとことんおつきあいしますよ!」

川内「二人とも……私の予定立てる気ないね……」

川内(これ日を跨いでも開放してくれそうにないなぁ……)


―――――――――――――――

二日目

―――――――――――――――鎮守府・木曾私室

朝だクマーおきるクマー


木曾「がっ……ぐぉーっ」モットサケモッテコイ……

五月雨「うぅん……だめです、てーとく……だめぇ……」ソレワタシノオサケ……

川内「けっきょく……なにもせずに寝ちゃった……」アタマイタイ……

川内「今度はお酒持ち込ませないでおこう……」

川内「っうわー。ほんと……頭痛い……ガンガンする」

川内「とりあえずシャワー浴びて……インスタントのアサリのお味噌汁、まだ残ってたっけ」

川内「その前に瓶片付けなきゃ」ビアシノフミバナイヤ

コンコン

「木曾。おきてるかー」

川内「あ、この声って」フミッ

グルンッ!

川内「え?」ア、ビンフンジャッタ?

ドタンッ!

川内「あ、いたた……」

「っ!!どうしたっ!」



訪ねてきたのは誰?


1.那智

2.摩耶

3.提督


↓2


寝る

間違えた

↓1

違う




川内「あ、この声って」フミッ

グルンッ!

川内「え?」ア、ビンフンジャッタ?

ドタンッ!





川内「あ、この声って」フミッ

グルンッ!

川内(あ、あれ?急に視界が回って……)

川内「え?」ア、ビンフンジャッタ?

ドタンッ!

↓1

ここの川内さんはロリコンじゃないんだね。
うちの川内さんは演習になると必ず駆逐艦狙うから多分ロリコン

>>102
うちの川内は大天使五月雨を信仰してるから多分ロリコン




摩耶「おい、大丈夫かっ!……って、なんだこりゃ」アシノフミバガネエ

川内「いったー……」コシウッタ……

摩耶「おい大丈夫か。ほらつかまれよ」

川内「ありがと、摩耶……」アタマモオシリモイタイ……

摩耶「五月雨と木曾は寝てんのか。まったく……」

川内「木曾になにか用事?」

摩耶「あ?ちょっと約束な」

摩耶「おい、ふたりとも起きろー。おいこらー」

木曾「さけ……ふがっ……」モットモッテコーイ……

五月雨「もうだめ……てーとく……してぇ……」オシャク……



摩耶「だめだこりゃ。昼まで起きねえな。おい川内、飯食いに行こうぜ」

川内「え、でもこれ片付けないと……」

摩耶「木曾の部屋なんだ。木曾に掃除させな」

川内「う、うん。でもせめてベッドに寝かせとこうか」

摩耶「それぐらいはしてやるか。じゃ俺は五月雨運ぶから」

川内「お願い。じゃ私は木曾を……よいしょっ、と……」ケッコウカルイヤ

摩耶「終わったら食堂いくぞ。ったく木曾のヤロー」


――――――――――――――鎮守府・食堂

摩耶「朝はやっぱり納豆とお浸しだよなー」

川内「二日酔いにはあさりのお味噌汁だよね……」シミワタルヨ……

川内「ねえ木曾とこんな早くになんの約束してたの?」

摩耶「個人的な演習だよ。深海棲艦もいつ重雷装巡洋艦を繰り出してくるかわからねえからな」

摩耶「大井も北上もめんどくさがりやがって。木曾は今朝ならいいってやがったんだが、ヤロウすっぽかしやがったんだ」

川内「残念だったね」

摩耶「人がせっかく早起きしたのによ。で?あの様子じゃ深酒だろ。昨日の口実はなんだったんだよ」

川内「私の休暇の予定ないから夜通しで立ててやるってさ。すぐお酒飲みはじめたから何も決まってないけどね」

摩耶「そいつはけっこうな理由だよ。まったく……」



川内「まあ何も決めなかった私が悪いんだけどね。摩耶は休暇もらったらなにしたい?」

摩耶「ああ?なにしたいって言われてもな、特にないぜ。日がな一日寝てるくらいだな」

川内「そっか……。どこか行きたいところは?」

摩耶「ない。こりゃアタシも長い休みなんてとらねえほうがいいな」

川内「かもね」

摩耶「ま、んなこと置いといてゆっくり休めよ。あたしは今度こそたたき起こしてくるぜ。そだ、お前も一緒に演習やるか?」

川内「ううん。お味噌汁飲んでもまだちょっと頭痛いから休んでるよ」ゴチソウサマ

摩耶「そっか。二度目になるけどゆっくり休めよ」

川内「うん。演習頑張ってね」


――――――――――――――――――――鎮守府・川内私室

時間がたったクマーいっぱいたったクマー


川内「……ふう。やっとおさまってきたかな」

川内「今10時くらいかな。うわあ、何もすることないや……」


コンコン


川内「誰だろ?あいてますよー」



訪ねてきたのは?


1.愛宕

2.神通


↓1


寝る 朝のシーンがとてつもなく苦手だということに気付いた

提督とのイチャコラはまだですか?

愛宕「はぁーい。来ちゃった?」

川内「愛宕さん。なにかご用ですか?」

愛宕「摩耶ちゃんに川内ちゃんが頭痛いってきいたの。看病してあげるわ」

川内「あ、ありがとうございます。でも大丈夫ですよ。もう治まってきましたし」

愛宕「本当に?」

川内「え?」

愛宕「本当にもう大丈夫?」

川内「いえ、もう大丈夫で―――」

愛宕「本当に?大丈夫?もう痛くない?全然?」

川内「え、あー……まだ少し……」

愛宕「でしょ?無理はダメよ。ほらベッドに寝て」

川内「で、でももう大丈夫ですって」

愛宕「ダメよ。完全に消えるまでゆっくり休まなきゃ」

愛宕「ほら。いらっしゃい」ファサッ

川内「じゃ、じゃあ……」

ギシッ ギシッ バサッ

愛宕「ふふ。いいこいいこ」ナデナデ

川内「あっ……」

愛宕「待っててね。濡れタオル作ってあげる」

川内「あ、ありがとうございます」

愛宕「いいのよ。これも私の……」

川内「え?」

愛宕「ううん。なんでもないわ~。ほら気持ちいいわよ」

ペタッ

川内「あっ……」キモチイイ

愛宕「もう少ししたらご飯作ってあげるわ。私の特製お・じ・や?」

川内「な、なにからなにまで。すみません」

愛宕「いいのったら。そのかわり―――」

コンコン

愛宕「あら」

不知火『川内さん。いらっしゃいますか』

愛宕「うふふ~。もうみつかちゃったわ。川内ちゃん、ちょっと隣ごめんね」

川内「え?」

モゾモゾ

愛宕「不知火ちゃんには私はいないって言ってね」

バサッ

川内「は、はい……」

川内(でも……)

ベッド「」パンパカパーンナオヤマガフタツ

川内(わたしが隣にいることを差し引いてもすぐにばれるんじゃないかな……)

不知火『川内さん?いらっしゃらないのですか』

川内「あ、空いてるよ。はいって」

ガチャ

不知火「失礼します。お休みのところ申し訳ありません」

川内「ううん。いいよ。なにか用?」

不知火「いえ。用というほどのことでは。ここに愛宕さんはいらっしゃらなかったでしょうか」

川内「ううん来なかったよ」

不知火「そうですか。では恐れ入りますが愛宕さんを見つけたら……あら」

川内(……見つかっちゃったなぁ、これ)

不知火「失礼ですが、そこにいらっしゃるのは誰ですか?」

愛宕「川内ちゃん……」コゴエ

川内「あー……誰かなぁ」

カツカツ

不知火「失礼します」バサッ

川内「あ」

愛宕「あら~」パンパカパーンッ


―――――――――――――

川内「ダイエット?」

不知火「ええ。那智さんが作った特別メニューです」

愛宕「最近食べ物がおいしくって、ついつい食べすぎちゃったのよ」

愛宕「それでお腹ががね~……。でもダイエットするとおっぱいが小さくなっちゃうじゃない」

川内「愛宕さんは少し減っても大丈夫なんじゃ……」

愛宕「大きな問題よ~。川内ちゃんもお胸が減っちゃうのは嫌でしょ?」

川内「そ、そうですけど」

愛宕「それでお胸を小さくせずに痩せる方法がないかしらって那智ちゃんに聞いたら、特別メニューを作ってくれたの」

不知火「作っていただいても三日でサボってては意味がないですよ」

愛宕「あんな厳しいの続けてられないわ」

川内「厳しいって……いったいどんな内容なの?」

不知火「ひたすらと腹筋と胸筋を鍛えるんです。ご希望通りお腹は減り胸は減りません。比較的ですが」

愛宕「でもあれ続けてたら腕に力こぶができちゃうわ」

不知火「腕立て伏せは胸筋鍛錬の基本です。というより胸筋運動に腕を使わないものはありません」

不知火「というわけで那智さんのメニューに落ち度はありません。訓練室に戻りますよ」

愛宕「今日はお休みしない?」

不知火「だめです。那智さんに甘やかさないように頼まれましたので」

愛宕「む~。だめぇ?」

不知火「だめです」

愛宕「そう……。じゃあ……えいっ!」

不知火「えっ」

ギュムニュッ!

不知火「むー!んむー!」ジタバタ

川内(し、不知火の顔が完全に愛宕さんの胸に……)

愛宕「あら、片腕で十分ね。そしてベッドにどーんっ!」

ボンッ

不知火「むがーっ!」バタバタ

愛宕「不知火ちゃんかわいいわー。はーい。このままおふとんに入りましょうねー」

愛宕「川内ちゃんもこっちにきて♪」

川内「は、はい。じゃあお言葉に甘えて」

ギュッ

愛宕「いらっしゃーいっ♪」

川内(愛宕さん柔らかいしいい匂い……)

不知火「ぷはっ!あ、愛宕さん!」

愛宕「うふふ~。不知火ちゃん。このまま寝ちゃいましょっかっ」

不知火「それはだめです。那智さんが怒りますよ」

愛宕「それは怖いけど~、私知ってるのよ?不知火ちゃん昨日あんまり眠れてないでしょ?」

不知火「え、なんでそれを」

愛宕「陽炎ちゃんに聞いたわ。最近夜遅くまでなにかをしてるんでしょ?なにをしているの?」

不知火「そ、それは……」

愛宕「言いたくないならいいけど、寝ないと毒よ。ほら休みましょ」

不知火「……どのみち私では愛宕さんには力で敵わないからしょうがないですね」

愛宕「ふふっ……。川内ちゃん、ごめんね。私と不知火ちゃんもベッド使わせてもらうわ」

川内「看病してもらいましたし、かまわないですよ」

愛宕「ちょっとだけだけどね。ごめんね、看病も不知火ちゃんから逃げる口実だったの」

川内「大体そういうことだと思いましたよ。不知火も肩肘いつも張ってるし少しリラックスしよ」

不知火「こうなっては仕方ありません。甘えさせていただきます」

愛宕「おじやは起きてからね。じゃあおやすみ~」


――――――――――――――――――


不知火「んっ……んんぅ……」スゥスゥ

愛宕「いっつも気難しい顔してるけど寝顔はかわいいわね~」ナデナデ

不知火「ふぁー……」

ギュッ

不知火「んんっ……おかあさん……」

愛宕「あら失礼しちゃう。まだそんな歳じゃないのに」

愛宕「そんなこと言っちゃう悪い子がなにやってるのか、陽炎ちゃんに聞いてるわよ?」





愛宕「ふふっ……来月の私の進水日、楽しみにしてるわね……♪」

―――――――――――――――――――


川内「おじや、ありがとうございます。頭もすっきりしました」

愛宕「いいのよ。じゃあ不知火ちゃん、いきましょ」

不知火「はい。こんどこそ訓練室へ」

愛宕「じゃあ出発しんこー♪」

ガチャッ

川内「私はどうしようかな」


お昼過ぎだクマー

↓1


1.図書室にいく

2.鎮守府をうろつく




寝る 川内ろくに喋らず!

>>111
努力する

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