にこ「にっこにっこにー」雷電「ぬぅ…あ、あれは…!」 (10)

桃「知っているのか雷電?」

雷電「うむ…あの指の形、まさしく鞏家兜指愧破に違いあるまい…!」

虎丸「何だよそのきょうけとうしきはってのはよ?」

雷電「この世に貫けぬものは無し、と言われる恐ろしき剛拳よ…そしてあの動きのキレ、かなりの使い手と見た」

飛燕「あの歳でそれほどの技を持つとは、見かけに騙されるとただでは済みそうにありませんね」

富樫「だ、誰が行くんだ!?なんなら俺が…」

虎丸「いや俺だ!」

「どけ」

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富樫「な、何だと!…ってアンタは!」

赤石「もはや貴様たちが出れるレベルに無いことがわからんか」

富樫虎丸「あ、赤石ーー!!男塾二号生筆頭、赤石剛次ーーーっ!!!」

赤石「この世に貫けぬものはなし、か。面白い」

赤石「俺も似たような事を生業にしていてな」

桃「先輩…!」

赤石「この世に斬れぬものはなし、 一文字流斬岩剣と奴の技どっちが上か確かめてやろうじゃねえか」

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