佐天「学園都市の性事情」【R18】(26)

・設定、キャラ崩壊注意
・R18
・のんびりやっていきます。

 学園都市、ビルの一室。この部屋では特殊な状況が作られていた。テニスコート一つ分程の大きさの部屋の中央に壁が建てられている。正確にはマジックミラー。片方からは奥がガラスのように透けて見えるが片方からは全く見えない。

 しかし、こういった部屋自体は学園都市には珍しく無い。能力開発を行う時に被験者のことを科学者が観察するのにはこういった部屋は最適なのだ。もっとも、この部屋で行われているのは能力開発の研究などではない。

この部屋が特殊なのはまずは部屋に入っている男女比だろう。壁の透ける部屋には中年の男。反対の壁の透けない部屋には中学生から高校生位の女生徒が本を読んだり、携帯をいじくったり思い思いに過ごしている。そしてその女生徒の姿を男達は好色な目でも見つめるのだ。

「ッ・・・」

 そんな男達の中から一人が壁を離れ、扉に近づいていく。正確には扉の横に立つボーイに近づくと何やら耳打ちをした。

「はい、それでは少々お待ちを」

 ボーイは適度な営業スマイルで男を扉の外へ案内するとインカムで放送を入れた。

「涙ちゃん。ご指名お願いしまーす」

佐天「はーい」

 放送を聞くとセーラー服姿の涙ちゃんこと佐天涙子は、読んでいた漫画を棚に戻し部屋を出た。

 ビルの隣の路地、昼でも暗いこの路地は、日が完全に落ちた今、男が立っている路地の入口がかろうじて街灯の灯りの届く範囲だ。

「・・・・・・・」

 男は周囲をキョロキョロと見回し、何やら落ち着かない様子。

佐天「すみませーん」

「!!」

佐天「あは、お待たせしちゃってすみません。ご指名ありがとうございます」

「あぁ・・・。いや・・・」

 挙動不審の男に対して、少女は余裕のある笑顔で男に声をかける。

佐天「まぁ、ここだと話しづらいですね。もうちょっと奥へ行きましょうか」

 そう言うと、佐天は腕を絡ませ。路地の奥の闇を進んでいく。

佐天「ここまでくればもう大丈夫ですね」

 そう言うと佐天は壁に背中を預ける。ビルから漏れる僅かな明かりがあるだけでお互いの顔を認識するのが精一杯だ。

佐天「お兄さん、初めてですよね?システムは分かってますか?」

 こくこく。男は頷く。

佐天「そうですか。じゃあ、早速。といきたいんですけど。一つ質問させてくださいね」

「えっ」

 佐天は男の目を上目遣いで見つめると静かに口を開いた。

佐天「なんで私を指名してくれたんですか?」

「えっ・・・。その・・・」

佐天「もっと、可愛い娘とかスタイルのいい人とかいたでしょ?」

「いや・・・。君が一番好みだったから・・・」

 佐天は一瞬、驚いたような表情になると、すぐに笑顔になった。花の咲いたような眩しい笑顔。

佐天「本当!?嬉しいなぁ」

「あ、あはは」

佐天「じゃあ、サービスしてあげないといけませんねぇ」

 佐天は男に微笑みかける。それは、なんとも官能的な笑顔だった。

佐天「えーと、それじゃあ何本にします?」

「と、とりあえず。二本で」

佐天「はーい。じゃあ、どうぞ」

 佐天がスカートのポケットから出したのはマッチだった。男はそれを宝物を貰ったかのように大事そうに扱う。一つを自分のポケットに、一つを手に持ったままだ。

佐天「じゃあ、上と下は?」

「し、下で」

佐天「はい、じゃあマッチつけて下さいね。服を燃やしちゃ嫌ですよ」

「う、うん」

 シュ。男がマッチを付けるとボゥと赤い火が灯る。今まで顔しかまともに見れなかった佐天を火の明かりが照らす。

佐天「じゃあ、屈んで」

 佐天の声に男はゆっくりと腰を下げる。片膝をつくと佐天のスカートを凝視する。

佐天「うふ、じゃあ、いきますね」

 そう言うと佐天は自分のスカートの端を掴むとゆっくりと、スカートを上げていく。

「ハァハァハァ」

 男の目にはまず、白い足が、続いて膝が。さらには太すぎず、細すぎずムッチリとした太もも。

「ハァハァハァ」

 そして、太ももから、白いショーツが顔を出した。純白のいかにも清楚な下着。それが男の手に持つマッチの明かりで照らし出されている。それも、長いセーラー服のスカートを少女がたくし上げている。

佐天「いいよ」

「えっ」

佐天「もっと近づいて」

「ハァハァハァ」

 男はゆっくりと彼女の秘部へと顔を近づけていく。純白の下着の模様まではっきりと見える。男の呼吸は荒くなっていく。あと数センチで鼻が下着に触れる。

その瞬間!

「ッチ!」

 男は佐天から離れると指を振る。手に持ったマッチは気がつけば完全に燃え尽きていた。

佐天「クスクス。残念でした。でも、タッチは禁止だから良かったかも。もう一本あるでしょ。今度はちゃんと気持ちよくならないと・・・ね?」

「ハァハァハァ。うん」

 男は言い終わらぬうちにズボンを脱ぎ。十分に反り返ったそれを取り出す。

佐天「次、どうします?」

「上で・・・お願いします」シコシコ

佐天は必死な男の表情にクスリと笑う。

佐天「じゃあ、今度は……。っと」

 佐天は悪戯な表情を浮かべると。続いて、セーラー服の上着をゆっくりとめくり上げる。炎の明かりに佐天の白い肌と可愛らしいおへそが映る。

佐天「クスッ」

 さらに上着は上に上がっていく。男の目にゆっくりと白いブラジャーが顔を出した。

佐天「ねぇ?」

「へっ?」

 佐天の胸に視線を奪われていた男からは何とも間の抜けた声が聞こえた。

佐天「ねぇ?取ってあげようか?」

「何?を…」

佐天「ブラ。生で見たいでしょ?」

 佐天はジッと男を見つめる。

「は、はい。み、見たい」

佐天「ふふっ。じゃあ、ちょっと待っててね」

 佐天はそういうと、たくし上げた上着をゆっくりと口に持っていき咥えた。白い清楚な下着が丸見えの状態で男をいやらしく見つめながら空いた両手をゆっくり後ろに回す。

プチっ。

 男の耳に音が聞こえる。ゆっくりと下げられた佐天の手には純白の下着が握られ、それがあった場所にはまだ発展途中ながらも豊かな乳房が顔を出していた。

「はぁはぁはぁ。……うっ!」

 男の手に白い液がこぼれているのを確認してから佐天は囁いた。

佐天「次?どうします?」

 その手にはマッチの詰まったケース。

 その日、男は精が尽きるまでマッチを買い続けた。




 こうして、学園都市のマッチ売りの少女の夜は更けていく。

学園都市の主な交通手段は車である。大人が使用する一般的な車に特殊車両、無人のバスも走っている。または電車も一部に走っており遠出する学生たちの足になっている。

 そんな駅のホームに男が一人立っていた。ただし、この男の目的は電車に乗って移動をするというものではなかった。それは強いて言うならストレスの発散。

 男は科学者だった。科学者と言ってもいわば底辺に位置する。大した仕事も任せてもらえず雑用が専門のような男だ。

 学園都市の研究は対象である。生徒にかかっている。研究の責任者クラスになればまるで学生たちをモルモットのように扱う者も多い。しかし、彼レベルであればその立場は逆になる。彼ら彼女らにへそを曲げられてはロクにデータも取れないため。男は自分の二回りも年下の少年少女に頭を下げる毎日だった。

 そんな時に見つけたのがこの電車、満員電車という特殊な空間だった。

男は周囲に気づかれないようにホームでターゲットを探していた。できる限り大人しそうな少女を。能力のレベルが低そうな少女を。

自分の溜まった鬱憤を晴らせる相手を探していた。

「……と」

 男の目に一人の少女が映る。肩まで伸ばした黒い髪にどこか影のある表情。男はその佇まいに惹かれた。ゴクリと唾を飲み込むとさりげなく少女と同じ列に並び、一定の距離を保ちながら一緒の車両に乗り込んだ。

電車の中は満員の状態。しかし、全く身動きができないというわけでもなく多少の余裕がある。

男は少女の背後に付けていた。それも、少女が立ったのは車両の隅。周囲に気づかれる心配はかなり薄い。男は自分のポジションを固定すると、目の前のジャージ姿の少女。滝壺理后に痴漢を開始した。

 まずゆっくりと足を動かし、太ももを滝壺の尻に押し付けた。

滝壺「……?」

 ほとんど感じない軽いタッチ。どうやら、まだ気づいていないようだ。

 続いて、手をさりげなく下げる。そして手の甲を尻がギリギリ触れない所に持っていく。数秒後、電車が揺れた拍子に男の手に柔らかい感触。

滝壺「あっ……」

 男は、ここまでの少女の反応で彼女が自己主張のできないのだと確信した。男は舌で唇をなめるとさらに大胆な行動に出た。

 グイッ!

 強引に体を使い。滝壺を壁に押し付ける。周囲を見渡しても不審に思う乗客はいない。ここなら、多少のことをしても目の前の少女が声を上げない限り周囲にはばれない。

 そして、この少女は声を出すことはないだろう。

 男は確信すると、ゆっくりと今度は手のひらを滝壺の下半身に近づけていく。そして、ジャージの上から手のひらを押し付けた。

滝壺「あん……」

 ジャージだからこそわかる。小振りな可愛らしい桃尻は男の手でわずかに形を変える。男は興奮を抑えながら。右手で滝壺の尻をなで回し続けた。

滝壺「や、……やめて…ください」

 少女の声は男に届く訳もなく。男は続いて空いた左手を今度は滝壺の前に出すと下からその胸を鷲掴みにした。

滝壺「いやぁ……」

ムニュと何とも柔らかい感触。気が付かなかったがそれなりに大きい。

「着やせするんだね。すごく、大きいよ」

滝壺「そ、そんなこと……」

 顔を赤らめ息を荒くする滝壺に男の興奮は最高潮に達していた。

「はぁはぁはぁ」

 男は興奮した手をいったん胸から離すとジャージのジッパーに手をかけた。

 ジー。と音がしてジャージの上着がはだける。

滝壺「あぁ……」

 そこから顔を出したのは白いシャツだった。色気は無いが、それによって胸の輪郭ははっきり男の目に映った。

形が良く、片手では収まらない程度の豊満なバスト。男は両手でその双乳を掴み。欲望のまま触る。

感触から一般的なワイヤーの入ったブラではなく、柔らかいスポーツタイプをしているようだ。両手に少女の胸の重みをずっしりと感じることができる。

 柔らかい、胸の先端には固くなった突起がある。男はそれを強く摘まんだ。

滝壺「やん!」

 滝壺の恍惚の声を聞き。男の興奮は限界を超えた。周囲のことなど気にせず。自らのズボンから固くなった竿を取り出そうとする。

「ぎゃあああああ」

 次の瞬間、男の手に激痛が走った。そして、タイミングよく開いた扉から何か強力な力で男は外に投げ出されていた。

「はい、超残念でしたー」

 尻もちをついた男を見下ろすように何人かの少女がそこに立っていた。

絹旗「はい、おしまいでーす。って状況わかってないんですか?超バカですね」

 小柄な少女が言った。

フレンダ「結局、おじさんは嵌められたって訳よ」

 金髪の少女が差し出した携帯には男が先ほど行っていた犯罪。痴漢行為の写真が写っていた。

麦野「ふふふ、お仕置き。確定ね」

 リーダーと思われる。女が言う。その顔には見覚えがあった。男は今になってやっと理解した。自分は終わりだと。

麦野「とりあえず、ファミレスにでも移動すっか。おじ様の奢りで」

絹旗「超、疲れましたしね。この人は何日持つんですかね?」

フレンダ「いや、結局、一番頑張ったのは滝壺って訳よ」

滝壺「わたしは、だいじょうぶ」ニコッ

麦野「滝壺が一番食いつきがいいからねぇー」

フレンダ「麦野が結局ビリだった訳よ」

麦野「あ“?」

絹旗「まぁ、学園都市の第4位に痴漢なんて超恐いもの知らずとしか言えませんからね」

 少女たちは笑いながらホームを降りて行った。男は精気の失った顔をしながらその後を追った。

 アイテムの彼女たちはお金が欲しいのではなく、こういった男の表情を見るためにたまにこのようなトラップを仕掛けて遊んでいた。

 ちなみに囮役の少女、滝壺に恋人ができてからも彼女はこの遊びを続けた。当然、彼氏はその事実に気が付かない。

…ムラムラしてやった。反省はしていない。
ネタが無くなったから。終わりにします。見てくださった方ありがとうございます。
たまに禁書のエロを書きたくなる。俺は病気かもしれない・・・。
もし書いてほしいキャラとかスチュとかあったら書いてくださいな。
書けたら書くから。ただし、期待はしないでくださいね。

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