part2ということで書いていきます

初春「それにしてもどうして佐天さんがいきなりレベル４になったんでしょうかね……」


佐天「んー私もわからないんだよねー」


佐天「なんかいきなり使い方？みたいなのが頭に浮かんでさ」


佐天「結！」ｽﾞｻｧ


佐天「ってやってみたらできたんだよねー」


佐天「解！っと」ﾌﾜｧ


初春「ま、とにかく良かったですね」

佐天「今日は御坂さんと白井さんと手合わせしてみて結構いい感じだったからね！今日の佐天さんは機嫌いいよ～！」


初春「また佐天さんったら調子にのっちゃって……いつか痛い目見ますよ？」


佐天「そのときはそのときだよっ！」


初春「まったくもう……」

佐天「じゃ！とにかくまた明日学校で！皆に自慢しちゃおーっと！」


初春「はいはい、気をつけて帰ってくださいね」


佐天「なにその冷たい対応は…涙子ちゃん泣いちゃうぞ～！」


佐天「って初春もういないんだけど！」


佐天「…」


佐天「…なんかさみしくなっちゃったから走って帰るかっ！」

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佐天「でも本当になんで私にこんな力がいきなり現れたのかな……」


佐天「たまーに学園都市の授業をうけてなくても能力が現れる人がいるって聞くけど」


佐天「もしかしてそれが私だったりしてー！」


佐天「……」


佐天「そんなことあるわけない、か…」


佐天「考え事しててもしょうがない、もう寝て明日も初春のパンツめくらなきゃ…」


佐天「」ｽﾔｽﾔ

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？？「…よし、なんとか成功っと…」


？？「でも長くは続きそうにない、か…」




？？「あの、すいません、起きてくれませんか？」ﾄﾝﾄﾝ


佐天「んー……もう朝なの…？」


？？「すいません、時間がないんです」ﾄﾝﾄﾝ


佐天「ん…ええええええ！って！！だ、誰！？」

？？「説明すると長くなっちゃうから…とりあえず」


？？「結！」ｽﾞｻｧ


佐天「え…？これ、私と同じ能力…？」


？？「焦らないで聞いてください、私はあなたと同じ能力の持ち主です」


佐天「ま、まって！よくわからないんだけど…こんな夜中にいきなり起こされてそんなこと言われても…」


？？「とにかく時間がないから、私の話を聞いてください。お願いします…！」


？？「信じてなんて無理は言わない…せめて話だけでも…」


佐天（なんかわからないけどすごく真剣な顔してる…）



佐天「…わ、わかりました。とりあえず話だけは聞きます」

？？「良かった…じゃあまず、単刀直入に。あなたの能力から説明します」


佐天「えっ…なんでそんなこと知ってるの…？」


？？「質問に答えてる時間はないの…一度しか言わないからしっかり聞いてください」




？？「あなたの超能力と呼ばれてるその力は元は私たち結界師の力です」


？？「本当は間流結界術を継承した二つの分家の者しか使えない力」


？？「ただあなたになんらかの影響でそれが身についてしまったみたいなんです」


佐天（結界師？分家？ってなに…？）

？？「本来なら小さいころから力の制御や心の持ち方を学んで初めて扱える力なのに、あなたはそれ抜きでよく使いこなしてると思う…」


？？「だからこそあなたの能力がとても不安定で危険なものだってことをまずわかってもらいたいんです」


佐天「私の身に余る力だってことですか…？」


？？「こっちの世界にきてみてわかったけど…かなり治安が悪いみたいですね」


佐天「…まぁそうですけど、でもジャッジメントの人たちがそれを」


？？「その事件を解決してそれでおしまい、じゃ根本的な解決にはならないと思います」


？？「使い方を誤れば大惨事にもなりかねない力」


？？「それを正しい心の持ち方も知らない学生が持つなんて、危険すぎる…」


？？「だからここの街は色々問題が起こってるんじゃないんでしょうか？」

佐天「それは…そうですけど…」


佐天「じゃ、じゃあ私のこの力は使うなってことですか？」


？？「そういうことじゃないけど、少しはこっちで制限させてもらいます」


佐天「制限…？」


？？「式神と空身、あと結界を使った空間転移をやったことがあるでしょ？あれ、本来なら結界術を極めて初めて使える力なのよ」


？？「力の配分や制御を寸分の狂いなく行わなきゃいけないの」


？？「それをつい最近目覚めたあなたが使えるなんて危険すぎるから、まずその力はこっちで抑えさせてもらいます」


佐天「抑えさせてもらうって…」


？？「まぁそれはこっちでやることだからあんまり心配しなくていいです」

？？「とにかく同じ能力者の先輩からの使用禁止命令ってことだと思ってちょうだい」


佐天「たしかに使ってみてかなり繊細な術だと思いましたし…わかりました」


？？「それと、私のことはあまり人に言わないこと…これはあなたの身の安全のために言ってることだから守るか守らないかはあなた次第ね」


佐天（私の身の安全…？）

？？「よし！」


？？「それなら今回はもう伝えることは伝えた！」


？？「もう時間がないみたいだから…今日はもう帰るわね」


佐天「ちょっと待って！まだ聞きたいことがたくさんあるのに…！」



？？「知ってた？結界ってこんな使い方もできるのよ？」


？？「結！」ｽﾞｻｧ


佐天「うわ！…目の前に結界？」


？？「滅！」ﾎﾞﾝ




佐天「うっ…びっくりした…」


佐天「ちょっと！いきなりなにして！」


佐天「…って」


佐天「いない…結界を目くらましに使うなんて…」


佐天「あーあ…なーんかすごく混乱してきちゃった」


佐天「ダメだ…考えてもわからないことが多すぎて…」


佐天「話すなって言われたけど、初春や御坂さんたちぐらいは許してくれるよね…」


佐天「明日のことは明日考えよう！もう寝よっか…」

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佐天「ってことがあったんだよね～」


初春「それ、佐天さんが寝ぼけてたんじゃないですか？」


佐天「うーん…でも本当に使えなくなっちゃってるんだよね～式神と空身とテレポートみたいなの」


白井「まさかとは思いますが、佐天さんの得意分野のオカルト的なものじゃないんですの？」


佐天「あはは、もしかして異世界人だったりして！…なんちゃって！」


白井「いや…そのまさかがあるかもしれませんの」


佐天「え、いや冗談ですよ！なに本気になっていってるんですか白井さん…？」

白井「佐天さんの能力は空間支配系能力なんですわよね？」


白井「でしたら異空間などにも干渉できる気がしますの…」


初春「なんだか私もそんな気がしてきました」


佐天「初春まで！？」


御坂「確かにそう考えるとありえるかもしれないわね…」


佐天「いつも私だけが一人で盛り上がってるのに今日は皆どうしちゃったんですか！？」

御坂「だって結界を佐天さんは作れるんでしょ？」


御坂「結界って用は区切りを決めて空間を仕切ったりするってことだから」


御坂「仕切るってことは一応結界の内と外との遮断ってことで空間には干渉できてるってことにならないかしら？」


初春「それにこの学園都市にはいろんな能力者がいますからね～」


初春「まだ今の科学では宇宙人などは観測されていませんが、この広い宇宙にいないと言い切れる可能性はないといわれていますし…」


初春「それなら異世界人もいるんじゃないかなーと…」


佐天「まさか私がそんな異世界人となんて…ねぇ？」


御坂「なんだか混乱してきちゃったわ…」

白井「…とにかくそれが誰なのかは置いておいて」


白井「現に佐天さんの能力が制限されているということはなんらかの原因があるはずですの」


御坂「そうね…やっぱりもう一回システムスキャンをうけてみたほうがいいと思うわ」


佐天「そ…そんなぁ…」


白井「テレポートも空間に関する能力ですから、わたくしが常盤台の先生方に話を通しておきますの」


初春「良かったですね～佐天さん、もしかしたらお嬢様の仲間入りになれますよ？」


佐天「なんか…すごくめんどくさいことになってる気がする…」

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佐天「ってことでシステムスキャンかぁ…」


佐天「なんだかすんごく気が重いなぁ」


佐天「なんだかすごい先生に調べてもらうみたいだし」


研「ちょっと、聞こえてるわよ？」


佐天「うわっ…すいません！」


研究者「まぁそう思ってしまうのも仕方がないのかもしれないわね」


研究者「なにしろまだ良く分からない力なんだし」


佐天「あはは…ちょっと不安なんですよね…」


研究者「そうね…じゃあとりあえずリラックスしてもらうために今回の説明からさせてもらうわね」


佐天「はい…」

研究者「まずは強度、距離、規模の検査ね」


研究者「どれだけの強度、どれだけの距離、どれだけの大きさで結界が張れるのか調べるわ」


佐天「それだけですか？」


研究者「ふふ、まだよ。あとは精度とスピードね。」


佐天「良かった…もっとすごいことするのかなって思ってました…」


研究者「でも検査するための機械はたくさんあるからちょっとは緊張しちゃうかもね」


佐天「そんなぁ…」

研究者「大丈夫、今日はあなたの検査のために一日取ってるから」


研究者「とにかく早く終わらせたいならちゃちゃっとやっちゃいましょう？」


佐天「うう…まぁでも早めに終わらせた方が…」


研究者「よし！決まりね！じゃさっそくこの部屋に入ってね、指示は全部こちらから出すわ」


研究者「なにかあれば言ってくれれば聞くから。もちろん休憩したくなったら遠慮なくいってちょうだい」


佐天「わかりました…緊張するけど、頑張ってみます！」


研究者「ふふ、その息ね」

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研究者「はい、測定終了よ」




佐天「ぐはー…つっかれた～」


研究者「とりあえず、お疲れ様」


佐天「結果っていつ出るんですか？なんだか気になっちゃって…」


研究者「そうね…」


研究者（この子の能力に前例がないのと稀有な能力だから…少しは詳しく調べてみたいけど…）


研究者「まだお昼すぎだし夕方には出せるかもしれないわね」



佐天「夕方か～…」

研究者「なにしろあなたの能力が珍しくてね、なんだか色々調べてみたいことがあって」


佐天「あ…遅いとか思ってませんから大丈夫ですよ」


佐天「自分でもよくわからない力なので、そんなすぐに結果が出るのかーって思っちゃって。えへへ」


研究者「ふふ、若いわね」


研究者「まぁ外で時間つぶしてらっしゃい？」


佐天さん「わかりました！」

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佐天「っていってもなんだか落ち着かないなぁ…」


佐天「初春に電話してみようかな」





佐天「もしもし？初春？」


初春「あ、佐天さん！もしかして終わったんですか？」


佐天「うん、とりあえずはね、今は結果待ちだから暇なんだよね…」


初春「なんだか元気ないですね…」


佐天「だってなんか不安なんだよね…」


佐天「うまくできたかな、とか…私の能力ってなんなんだろう、とか…」


佐天「色々考えてたらわけわからなくなってきちゃってさ…」


初春「佐天さん…」

初春「佐天さんなら大丈夫です！精一杯やったならあとは結果を待つだけです！！」


佐天「初春…」


初春「もしなにかあっても私がいますから、なんたって親友なんですからね！」


佐天「…そうだね！なんかごめんね、こんな弱気になっちゃって」


初春「楽しいことも辛いことも、一緒に乗り越えていくのが友達なんですよ！」


佐天「いいこと言うね初春」


初春「全部受け売りですけどね～」


佐天「少しだけ感動した私がバカだったよ」

「うーいーはーるー、なにサボって電話してるんですの？」


初春「うわ！白井さんっ！？」


佐天「みたいだね」


「さっさと切って仕事してくださいまし！」


初春「わ、わかってますよ…ってことですからもう切りますね？」


佐天「うん、わかった。またね」





ﾌﾞﾂｯ

ﾂｰｯﾂｰｯﾂｰ





佐天「楽しいことも辛いことも一緒に乗り越えるのが友達…」


佐天「かぁ…」

佐天「私も頑張らなきゃダメだね…」


佐天「まだ時間経ってないけど、なんだか初春と電話したら早く知りたくなっちゃった」



佐天「いよっし！いっちょ結果聞きに行きますか！」

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研究者「あら、もう帰ってきたの？」


佐天「えへへ、なんだか元気になってきちゃいました」


研究者「ふふ、元気なのはいいことね」


佐天「それで結果なんですけど…」


研究者「一応全部書類はできてるから、とりあえず目を通してみてちょうだい」


研究者「これに全部書いてあるわ」



佐天「これが…私の能力…」

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系統　空間支配系


・結界形成　強度、精度、速度、距離及び規模は当人の精神状態に依存する
・身纏結界　レベル２相当の窒素装甲（ｵﾌｪﾝｽｱｰﾏｰ）程度の力



総合評価　Level３

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佐天「えっと…まず色々質問があるんですが…」


研究者「あぁ、ちゃんと説明するから大丈夫よ？」


佐天「は、はぁ…」




研究者「まずあなたが基本的に使ってる包囲、定礎、結、滅または解で成り立っている四角い結界ね」


研究者「色々凡庸性高そうだからあれをまとめて結界形成って分類にしたわ」


研究者「それで、調べていてわかったんだけど、これはかなり本人の精神状態に依存する力って結果になったわ」


佐天「依存する…？」


研究者「つまり精神的に落ち着いていたりする場合に力が強くなって、逆に不安定な場合に弱くなるってことね」


佐天「なるほど…」


研究者「まぁ基本は身の丈ぐらいの大きさや人間3～4人、つまり250ｋｇぐらいの重さ、視界の範囲ぐらいの力みたいだけど」


佐天「なんとなくわかりました」

研究者「そう？じゃあ次の身纏結界についてね」


佐天「あの、これ読めないんですけど…」


研究者「シンテンケッカイって読むのよ」


佐天「シンテンケッカイ…」


研究者「これも身に纏う系統の結界をまとめてこう呼ぶことにしたわ」


研究者「まぁ触れたものを弾く程度の力しかないのよね」

研究者「似たような窒素装甲（ｳﾌｪﾝｽｱｰﾏｰ）って力があって、窒素を身に纏って銃弾とか防げるぐらいのバリアみたいなものなんだけど」


研究者「あなたのはそこまで力がないからね…たぶんレベルが上がればそこまでできるようになるのかなって感じだわ」


佐天「窒素とか言われてもなんだかよくわからないです…」


研究者「窒素は全然あなたには関係ないかもしれないけど、身に纏って体を守れるってところは同じだと思って参考にしてみたわ」

佐天「うーん…あとレベルについてなんですけど…」


研究者「そうね、レベルは３。これはやっぱり精神状態に左右されすぎて安定して力を使えないからだわ」


研究者「一応レベル４は軍隊と同じ戦闘能力を持ってるってことになってるから、能力のアップダウンが激しかったりすることが見込まれてレベル３止まりね」


研究者「他になにかわからないこととかあるかしら？」


佐天「一通りはわかったので大丈夫です」




研究者「あとこちらから質問があるんだけれど…」


佐天「なんですか？」

研究者「以前テレポートとか使えたみたいだけど、それって」


佐天「あはは、あれはもうできなくなっちゃいました」


研究者「そう…それがもしできたならレベル４確定なんだけど」


佐天「えっと…もう帰ってもいいですか？友達が待ってるんですけど…」


研究者「あらごめんなさい。少し話しすぎちゃったわ」


研究者「とにかくわからないことがあったらまた来なさいね？」


佐天「はい！今日はありがとうございました！」


研究者「どういたしまして。それじゃ、またね」


研究者（まさか一方通行みたいな防御系の能力を使ったりできるなんて…）



研究者「ふふ、なかなか面白い子だったわね…」

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佐天「ってことでなんかレベル下がっちゃった！」


御坂「そんなこともあるのね…」


白井「まぁ一気にレベル４ってだけでも異例ですし、なにか最初の検査で誤りがあったのかもしれませんわね」


佐天「まぁレベルなんてどうでもいいじゃないですか」


佐天「私はレベルとか関係なく、みんなの友達なんですからね！」

初春「佐天さん急に恥ずかしいこといってどうしたんですか？」


御坂「熱でもあるのかしら…」


白井「そうかもしれませんわね…」


佐天「ちょっと！皆ひどいですよ！」


御坂「ごめんごめん、冗談よ」


白井「そ、そうですの…冗談ですの…」


白井（本当かに熱があるのかと思いましたわ）

御坂「お！いいわね！」


白井「じゃあお姉さまが音鼓をとってくださいまし」


佐天「ちょ、ちょっとみんな勝手に話を進めないでください！」


初春「またまたー佐天さん嬉しいくせにー」


佐天「初春、明日皆の前でスカートめくりの刑だからね！」


初春「明日はズボンはいてきますから」


佐天「なぬっ…卑怯な…」

白井「はいはいそこ静かにしてくださいですの」


御坂「茶番はおいといて…」


御坂「佐天さんのレベル３認定を祝って」


御坂「かんぱーい！」


初春「かんぱーい！」


白井「かんぱーいですの！」


佐天「かんぱーい！」

おわりですﾁｬﾝﾁｬﾝ
見返すほど稚拙な文で目が痛くなる
なにか意見批判等あればどうぞ