インデックス「あ、とうまおはようなんだよ」
上条「・・・っ」
インデックス「・・・?(あれ、挨拶返してくれないんだよ)」
インデックス「とうまー、お腹すいたんだよ」
上条「はぁ、だりーな(冷たくしないと・・・!)」
インデックス「・・・どうしたの?とうま」
上条「なんつーかもうめんどくさいんだよな、お前(あぁ、インデックスごめん!)」
インデックス「・・・とうま?(とうま、どうしちゃったんだろ・・・)」
上条(土御門に教えてもらった告白の仕方によれば)
上条(冷たく接してどん底まで落とした後で本当は・・・みたいな感じだったよな)
上条「俺もう学校行くわ」
インデックス「う、うん、いってらっしゃいなんd」
ガチャ、バンッ!
インデックス(昨日までは優しかったのに・・・)
インデックス(私とうまに何かしたのかな・・・?)
インデックス(とうまに嫌わられたのかな・・・?)グスッ
―――
――
―
上条(ふぅー、いくら告白するためとはいえ、これはかなりつらいな)
上条(これをあと3日くらい続けなくちゃいけないとなると俺の方がどうにかなりそうだ)
上条(でも涙目のインデックスも可愛いいいいいいいい!!!)
上条(そういえば朝ご飯インデックスにあげないで来てしまったけど)
上条(あいつ大丈夫かな)
上条(あー、しかも今日本当は学校なんてないんだよなあ)
上条(暇だ・・・)
―――
――
―
――夕方
上条(そろそろ帰るかな、またインデックスに冷たく接しないといけないのか)
上条(嫌だなあ、涙目の顔も可愛いけど、やっぱりインデックスは笑顔が一番可愛いからなあ)
上条「(よし、行くか)」
ガチャ
インデックス「あ・・・おかえり・・・なんだよ・・・」
上条「・・・はあ(うわ、そんな顔みたくねーけど可愛い・・・)」
上条(そういえばインデックス朝から何も食べてないのかな)
上条(外出した感じはないし、なんか家で食べたわけでもなさそうだ)
上条(これはさすがに駄目だな)
上条(とりえずインデックスの分の飯も作らないと)
リョウリカンセイ
上条「ほら、ご飯できたぞ」
インデックス「うん・・・ありがとうなんだよ」
上条「・・・」
インデックス「お、おいしいね」
上条「はぁ、黙って食えないのか?お前は(今の俺殴りてえ)」
インデックス「っ!ごめんなさい・・・」シュン・・・
上条「俺先に風呂入るから」
インデックス「・・・うん」
―――
――
―
インデックス(胸が痛いよ・・・)
インデックス(もうとうまと楽しくお喋りしたりできないのかな)
インデックス(そんなの嫌なんだよ・・・)グスッ
インデックス(私は・・・とうまのことが大好きなんだよ)
インデックス「(でもとうまは私のこと・・・)うぅ・・・」ポロポロ
上条「上がったから風呂入れよ」
インデックス「っ!う、うん」グシグシ
上条(・・・泣いてたのか?)
上条「あと、今日から俺がベッド使うからお前が風呂で寝ろよ」
インデックス「わ、わかったんだよ・・・」ウルウル
上条「俺、先寝てるわ」
上条(これマジで意味あるのかな、普通に告白したほうがいい気がしてきた)
上条(でもまあせっかくここまできたしやるしかねえ!)
―――
――
―
――風呂場
インデックス(いつもとうまはこんな冷たいところで寝てたんだね・・・)
インデックス(私はわがままを言ってばかりでとうまに迷惑かけてばかり)
インデックス(嫌われて当然だよね、そんな私に相応しい寝場所かも)
インデックス(謝っても許してもらえないよね・・・とうま)
インデックス(でもやっぱり、明日謝ってみようかな)
――次の日
インデックス(とうまに謝らなきゃ・・・!)
ガチャ
インデックス「とうま!あのね!・・・ってあれ?」
インデックス(とうまがいない・・・)
インデックス(そんなに私の顔見るのが嫌だったのかな・・・)グスッ
インデックス(このままじゃいけないんだよ・・・)
インデックス(とりあえずとうまが帰ってくるまでにとうまがいつもしてることを・・・)
インデックス(でも洗濯のしかたなんてわからないし・・・)
インデックス「でも掃除くらいならなんとかなるんだよ!」キリッ
インデックス(落ち込んでられないんだよ、私はとうまに・・・!)
――外
上条「さすがにあれはひどいかなあ」
上条(ああ、朝からインデックスの顔みないで学校とかだるいな)
上条「よっしゃあ!学校さぼりまああす!!!」
ピッピッピ・・・prrrrrr
上条「もしもし上条ですけど・・・今日ちょっと熱があってry」
上条「ちょろいなあ、さてどう暇つぶすかな」
上条(まあ俺としては早くインデックスの顔がみたいんだけど)
美琴「ア、アンタなにやってんのよ」
上条「出たなビリビリ中学生!」
美琴「だから私には御坂美琴って名前がっ」
上条「つかお前学校は?」
美琴「今日は気分じゃないからさぼった♪」ドヤ
上条「奇遇だな、俺も今日サボったんだよな」ニヒヒ
美琴「そっ、そうなんだ?!」
上条「まぁ特にすることもないんだけどな!」
美琴「じゃ、じゃあさどこか行かない?!あたしも暇なんだよね!」
上条「よしきた!どこいく?」
美琴「どこでもいいわ、あーでも制服のまんまじゃなんかあれよね(キター!)」
上条「適当にどっかで服買うか?」
美琴「そ、そうね(これってデート・・・だよね?だよね?!)」///
上条「御坂、なんか顔赤いけど大丈夫か?」
美琴「何でもないの、たぶん朝リンゴ食べすぎたからよ!」
上条「リンゴ?まぁいいや」
美琴「(我ながらわけのわかんないこと言ってるわね)」ハァ
――昼
上条「もう昼か、服選ぶのに時間かけすぎなんだよ」
美琴「うるさいわね、アンタと違ってすぐ決めるなんてできないのよ!」
上条「で、その長時間かけて選んだ甲斐はあったのか?」
美琴「ちょっとまってて、着替えてくる」
上条「わかった、俺はこの辺にいるから」
上条(まさか学校さぼって御坂と遊ぶことになるなんてな)
上条(それにしてもインデックス大丈夫かな)
美琴「お待たせ!」///
上条「お、おう、早かったな・・・って・・・!」
美琴「ど、どう、かな?・・・似合ってる?」///
上条(えー可愛いわこれは、でも何てコメントすれば電撃がとんでこないんだ?!)
美琴「だ、黙ってないでなんとか言いなさいよ!」///
上条「そ、その、見違えたよ、すげー似合ってて可愛い、と思う・・・」///
上条(うわー超恥ずかしいなこのセリフ)///
美琴「えっ!、か、かわ、可愛いって、可愛い・・・!?」///プシュー
上条(そういう反応やばいっすわ、どうやら正解のコメントだったらしいな)///
上条「い、いこうぜ」
美琴「う、うんっ」///
上条「とりあえず飯でも食うか」
美琴「そ、そうね!」
――その頃インデックス
インデックス「ふぅ、やっと掃除が終わったんだよ!」
インデックス「なんか逆に汚くなった気がするのはきっと気のせいなんだよ!」
インデックス「あとは洗濯をしないと・・・」
インデックス「たまにとうまがやってるのを見てるからきっとできるんだよ!」
インデックス(とうま許してくれるかな・・・)
インデックス「(洗濯の後はご飯を作らないと・・・でも私にできるかなあ)」ハァ
スフィンクス「にゃー」
インデックス「スフィンクス応援してくれるの?ありがとうなんだよ!」
インデックス「とりあえず洗濯しなきゃ!」
インデックス(あー、お腹へったんだよ・・・)
――上条
上条「このステーキうめー!」
美琴「こっちのパスタもおいしいわ!」
上条「ほんとにお前の奢りでいいのか?」
美琴「さっきからいいって言ってるでしょ」
上条「女の子に奢ってもらう俺・・・かっこわりー・・・」
美琴「じゃあ、今度はアンタがもっといい店連れてってよ」
美琴「もちろんその時はアンタの奢りで」
上条「わかった、考えておくよ(汗」
―――
――
―
上条「ふー食った食った」
美琴「そうねー」
上条「まだ13時か、今から何する?」
美琴「別になんでもいいわ」
上条「って言われてもなあ」
上条「そういえば、お前んとこの学校って外出とかも制服じゃないといけないんじゃないの?」
美琴「バレなきゃいいのよ」ニヤ
上条「そういうもんか」ハハ
?「・・・」テクテク
美琴「・・・?(あれは・・・)」
美琴「ごめん、用事思い出した、アタシもういくね!」
上条「おう?なんだその用事って」
美琴「ごめん、急ぐから!」
タッタッタッタッタ
上条(なんだったんだ?)
上条(空は快晴、心は曇り空ってか・・・はあ)
上条(特にすることもないしベンチで昼寝でもするか)
――夕方
ベチョッ
上条「うわあっ!?」
上条「ペッペッ!なんだこれ?白い・・・?」ベチョ
カァーカァー
上条「・・・最悪な目覚め・・・不幸だ」
上条「もう夕方か、そろそろ家に戻るか」
上条「ご飯も作らなきゃいけないしな」
――上条宅
ガチャ
上条「・・・?(なんだこの臭い)」
インデックス「あ、とうま・・・おかえりなんだよ・・・」
上条「インデックス、何してるんだ?(インデックスが料理?)」
インデックス「とうま・・・ごめんなさい、本当はとうまに謝りたくて
がんばって料理を作ろうとしたんだけど・・・」
上条「はあ・・・向こう行ってろ、コレ片付けるから」
インデックス「う、うん・・・」
上条「・・・」ヒョイ、パクッ
上条(・・・なんでだろう、おいしい)
上条「おい、なんでこんな部屋が散らかってるんだ?」
インデックス「・・・掃除をしたんだよ」
上条「掃除してなんで部屋が散らかるんだよ・・・」
インデックス「・・・ごめんなさい」シュン・・・
上条「それと、洗濯したんだよな?」
インデックス「あっ!」
上条「干さないと臭くなるだろ・・・ほんとお前使えないな」ハァ
インデックス「・・・ごめんなさい」ウルウル
上条「お前はいつも通り何もしなくていいから、俺の仕事を増やさないでくれ」
インデックス「・・・うぅ」グスッ
上条「ご飯作るのもだるくなったし、ほらこのお金で何か自分で買ってこい」
インデックス「わ、私はとうまの作ったご飯がたべt」
上条「今日は作らないって言ってるだろ!」
インデックス「・・・わ、わかったんだよ」ポロポロ
ガチャ・・・バタン
上条「行ったか・・・」
上条「胸が・・・すげー痛い」
上条(あと二日とか無理だ・・・)
上条(あんな顔したインデックス初めて見た)
上条(ギュって抱きしめてあげたかったな・・・)
上条(あいつ、俺の作ったご飯が食べたいって言ってくれた)
上条(ここまでひどいことして、その先に告白をして、インデックスは受け入れてくれるのかな・・・?)
上条(もういいよな、十分だよな)
上条(インデックスが帰ってきたら伝えよう)
上条(ふられたっていい、あんな顔見るくらいならその方がましだ)
―――
――
―
――夜中
ガチャ・・・
上条「・・・」
インデックス「とうま・・・寝てるよね?」
インデックス「私・・・出て行くね」グスッ
インデックス「それじゃあ・・・バイバイ・・・とうま」ポロポロ
上条「待てよ」
インデックス「?!・・・とうま起きてたの?」
上条「ああ」
インデックス「よかった・・・とうまにちゃんとさよならができて」
インデックス「私、出て行くね」
上条「どうして?」
インデックス「これ以上とうまに迷惑かけてくないから・・・」
上条「・・・」
インデックス「あともう一つお話があるの」
インデックス「本当は言わないでおこうと思ったんだけどやっぱり言わせてもらうね」
インデックス「私はとうまの事・・・ずっとずっと大好きだよ」
インデックス「この先もずっとずっととうまのこと忘れないんだよ」
インデックス「だから・・・とうまも私のこと忘れないでほしいんだよ」ウルウル・・・ニコッ
インデックス「これも私のわがままなのかもしれないけど」
上条「そんなこと・・・ない!」
インデックス「とうま・・・?」
上条「迷惑でもわがままでもなんでもない!」
インデックス「本当に・・・?でもとうまは私のこと嫌いなんじゃn」
上条「俺だってインデックスのことが大好きだ!」
インデックス「え?」
上条「謝って許してもらえるかわからないけど、ごめんインデックス!」
上条「お前に冷たく接してたのは、お前に告白するためだったんだ」
上条「インデックスのあんな悲しい笑顔を見るためじゃなかったんだ・・・ほんとにごめん・・・」
インデックス「・・・」グスッ
上条「・・・インデックス?」
インデックス「うぅ・・・」グスッ・・・ポロポロ
上条「・・・!」ギュッ
インデックス「?!」
上条「ごめん・・・インデックス」
インデックス「とうまのばかぁ・・・」ポロポロ
上条「ごめん・・・」
インデックス「ゆるさないんだよ・・・」グスッ
上条「ほんとにごめん、どうしたら許してくれる?」
インデックス「・・・」
上条「・・・インデックス?」
インデックス「・・・したら許してあげる」///
上条「え、何だって?」
インデックス「ちゅ・・・ちゅーしてくれたら許してあげるんだよ!」///
上条「・・・わかった」///
インデックス「いいの?ほんとに?」///
上条「んっ・・・」///
チュッ
インデックス「んぅ・・・」///
上条「・・・」///
インデックス「・・・」///
上条「インデックス・・・好きだ・・・いや、俺はインデックスを愛してる」
インデックス「わ、私もとうまのこと大好きなんだよ」ギュー///
上条「これからも俺の傍にいてくれ」
インデックス「・・・」チュッ
上条「?!」
インデックス「こちらこそよろしくなんだよ」ニコ///
end
これで終わります。
僕が伝えたかったことはインデックスはマジ可愛いってことです。
読んでくれていた方々、ありがとうございました。
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