上条「邪魔な者は全て排除する」 (2)
「お前の息の根を必ず止めてやる」
「アレイスター=クロウリー」
「楽しみに待っているよ、幻想殺し」
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夕日が差し掛かった頃、路地裏で盛大な催しが開かれていた。そこには男が10人程度、手には小型機器が握られている。
それは能力者に対し有利に戦闘が行える道具、キャパシティダウンと呼ばれる物だ。
「これさえあれば能力者なんて……!」
「おーい」
そこに声が響き渡った。男たちが声の主を確認すると、まだ幼い顔立ちのツンツン頭の少年がいた。少年は笑みを浮かべながら近づく。
「その話、俺も混ぜろよ」
オレンジ色を背景に、路地裏は真っ赤に染まった。真っ赤に染まった空間に少年が1人佇む。
「ホント、人生ってなにがあるか分からねーよな。これは神の導きかもな」
まあ、神がいるならいの一番にブッ殺してるけどな、と呟いたあと少年の姿は、夕日に同化し溶けていった。
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