医者「毛利さん。あなたからガンが発見されました」 (34)

小五郎「!!」

医者「安心してください。幸い早期に発見できたのですぐ手術すれば大丈夫ですよ」

小五郎「よかった~」

医者「それでは入院手続きすませますね。」

小五郎「はい。お願いします」

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小五郎「ふう~」

蘭「どうだったのお父さん?」

小五郎「ああ、ガンだったが幸いに手術すれば大丈夫だそうだ。」

蘭「!!そ、そうなの!?よかったわね」

小五郎「俺はしばらく入院だから、家の方は頼んだぞ」

蘭「任せてお父さん」

探偵事務所

蘭「ただいま~」

コナン「どうだったの?おじさん」

蘭「ガンだったけど、手術すれば大丈夫みたいよ」

安室「それはよかった。」

蘭「本当、安室さんが早めに病院を勧めてくれて助かりました」

安室「いえいえ。先生にもしものことがあったら大変ですからね。」

コナン(あのおっちゃん生活態度最悪だからな~)


安室「先生がいない間は弟子である僕が依頼を受けましょう」

蘭「頼りにしてます」

安室「ありがとうございます」

阿笠邸

阿笠「ほぉー毛利君がガンになったのか」

コナン「ああ。でも、まあ手術すれば大丈夫みたいだし心配ないろ」


阿笠「そうかのぅ。わしは何か嫌な感じがするのぅ」


コナン「気のせいだろ。」

手術当日


医者「では、これより手術を開始する。メス!」

看護婦「はい」

医者「ふむ」ザクッ!!


小五郎「ひぎい!!!!痛い!!痛い!」


医者「!!!い、いかん!!麻酔はしたのか!?」


看護婦「は、はい!!」


小五郎「痛い!!痛い!!痛い!!」

医者「このままじゃ無理だ!幸い、まだ傷は浅い!!すぐに止血して中止だ!!」


看護婦「は、はい!!」

術後

医者「違う麻酔にしてみました。どうですか?」

小五郎「いえ。とくに変化は。」

医者「おかしいですね。毛利さん。あなた定期的に服用している麻酔ありますか?」

小五郎「えっ?どうしてですか?」

医者「もしかして、その麻酔の副作用で、その麻酔しか受け付けなくなった可能性があります」

小五郎「そ、そんな!?」

医者「あなたに残された道は麻酔無しで手術するか?いつも使っている麻酔を使うか?それとも死ぬかです」

小五郎「そ、そんなぁ!ってゆうか私いつも麻酔なんかしてませんよ!」

医者「では、我慢して麻酔抜きでしますか?」

小五郎「うっ!!そ、それは……」

医者「もう一度よく考えて見てください」

小五郎「……はい」

しばらくして

蘭「お父さーん。無事終わったの?」

小五郎「ら、蘭か!?い、いやまだ終わっていないんだ」

安室「おかしいですね?もうとっくに終わってもいい時間なんですが」

小五郎「そ、それが、俺に麻酔が全然きかなくてな手術ができなかったんだよ」

蘭安室コナン「!!!」

コナン(や、やばい!!お、俺のせいか!?)

安室「」ギロッ

コナン(バ、バーボンがむっちゃこっちを睨んでる!!)

蘭「ど、どうするの!?お父さん」

小五郎「ら、蘭には悪いが俺にはあの激痛に耐える自信がないんだ。」

蘭「お父さん……」グスッ

安室「コナン君少し来てくれないか。あの二人を二人きりにしたいんだ」

コナン「は、はーい」

屋上

コナン「話があるの?僕に」

安室「今すぐに先生を助けろ!!」ガチャ


コナン「!!」

安室「僕は安室透として先生を尊敬し、人として好きだ!そんな先生が死ぬ原因である君を許せない!!」

コナン「で、でも!」

安室「でも?」

コナン「あの麻酔は、軽い睡眠作用だけなんだ!痛覚までは……」

安室「だったら、それを作った人に頼め!3日だけまつ。もし、遅れれば……」

コナン「ああ、そんときは好きにするがいいさ」

阿笠邸

コナン「博士!大変だ!!」

阿笠「なんじゃ?こんな時間に?」

コナン「おっちゃんに麻酔銃の副作用で他の麻酔が効かなくなってる!!」

阿笠「な、なんじゃと!?」

コナン「博士!副作用あるならいってくれよ!!」

阿笠「いや!あれにはそんな副作用は無いぞい!」

コナン「じゃあどうして?」

阿笠「おそらく、回数が原因じゃ。お前さんが何百回も使用したからじゃろう」

コナン「くっ!」

阿笠「まあ、そんなことよりガンが広がる前に麻酔を作らねばならん!!」

コナン「頼んだぜ!博士」

ある夜道

バーボン「ベルモット。この針にある麻酔と似た麻酔を探してくれないか?」

ベルモット「あら?なんであたしに頼むの?」

バーボン「お前の変装なら世界一の病院で探ることなんか簡単だろ?」

ベルモット「そうね。でもそんなことしてあたしにメリットはあるの?」

バーボン「毛利探偵の命がかかってる。」

ベルモット「!!」


バーボン「蘭さんが悲しむのは明白だ。」

ベルモット「わかったわ。今すぐ行くわ」

バーボン「頼む。ベルモット」

博士は大急ぎで作り始めた。

しかし、順調にはいかず時には試作品の副作用で光彦が爆発してしまったり、元太が女体化したりしてしまった。

3日後

阿笠「出来たぞい!新一!麻酔薬じゃ!!」

コナン「サンキュー!!博士!」

阿笠「くれぐれも落とすんじゃないぞ!!」

コナン「わーってる!!」

病院の外

バーボン『そうか見つからなかったか。ありがとうベルモット』

安室「ふう。おや?」

コナン「出来たぜ!麻酔薬!」

安室「ギリギリだったね。さっ、急ごうか」

いまさらですが、バーボンとしての安室はバーボンと書いて、安室としての安室は安室と書いてます

病室

コナン「おじさん!!」

小五郎「どうした?ボウズ」

コナン「阿笠博士が麻酔薬を作ってくれたんだ!これなら大丈夫だよ!」

医者「!!ほ、本当かね!?いや、しかし、医者として正体不明の薬を患者に投与することは……」

小五郎「やってくれ!!」

医者「毛利さん……」

安室「いいじゃありませんか。他に手は無いんですから」

医者「………わかりました。では、いきます」


小五郎「ああ」

医者「」プスッ

小五郎「ふにゃ~」


医者「!!すごい!完全に効いてる」ペシペシ

医者「恐らく痛覚なども麻痺してる!これならいける!!」

しばらくして

蘭「どうでしたか?」

医者「無事成功しました。幸い、どこにも転移していなかったです。」

蘭「よかった~」グスッ

医者「お大事に」

コナン「ほぅ。」

数日後病室

小五郎「心配かけたな。蘭」

蘭「本当よ~。」

小五郎「ああ、そうだ。ちょと売店で新聞を買ってきてくれ。」

蘭「はーい」ガラッ

コナン「あー!僕も行く~」

小五郎「お前はここにいろ!」

コナン「?」

小五郎「これで眠りの小五郎は廃業だな」

コナン「?おじさんもう探偵やめるの?」

小五郎「ちげーよ。お前、もう俺に麻酔打たないんだろ?」

コナン「!!な、なんのこと?」


小五郎「とぼけんじゃねぇぞ!探偵ボウズ」

コナン「お、俺のことま、まさか」

小五郎「とっくに気づいてたよ。なにせ、愛娘の初恋の相手で、今でも惚れてる相手だからな。ガキの頃の顔なんていやでも覚えてる」

コナン「//」


小五郎「ま、なんかヤバイ事件に関わってるのは本当みたいだけどな」

コナン「おっちゃん…」

小五郎「安心しろ。蘭には言わん。ただし、心配かけるな。」

蘭「お父さん買ってきてわよー」ガラッ

小五郎「おお、わりぃ」

蘭「何話してたの?」

小五郎「いや~コナンのツレの母親に麗しい未亡人がいないかと…」

蘭「もう!お父さん!」グボラァ

小五郎「グフッ!」

コナン「ハハハ」

テレビ『続いてのニュースです。今日夕方、群馬県でパトカーによる居眠り運転による玉突き事故が発生しました。この事故で21人が死亡64人が重軽傷を負いました。居眠りしていた山村ミサオ警部は………』

小五郎「お、おい!これって、」

蘭「群馬県警」

コナン「ヘッポコ刑事」

テレビ『なお、パトカーはバスに突っ込んだもよう………』

prrr…

蘭『どうしたの?園子』
園子『蘭~!!あ、あたし、』

蘭『?』

園子『マッスルボディになっちゃった!!』

蘭『マ、マッスルボディ!?』

コナン「!!?」

園子『お医者さんがいうには、たまに服用していた薬の副作用じゃないかって?』

蘭『く、くすり~?』

園子『うん』グスン

蘭『ま、待ってて今行くから!!』ガチャ

テレビ『なお、居眠り運転していた刑事は、急に眠くなったと供述しており……』

小五郎「お、おい探偵ボウズ……」

コナン「うん。博士に2つ解毒剤作ってもらう。」


小五郎「ああ、急げよ」

終わりです

書いたきっかけは、私の前書いた作品の感想のところに蘭と小五郎がメインのssは少ないという感想があったからです

最後に知らない薬
例えば広告とかにある痩せる薬とかは絶対に手をつけてはいけません。

しっかり病院でもらった薬を服用しましょう

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