P「そう、音ゲーのあれ。最近新作が来てな」

まゆ「音ゲー…まゆにも出来ますか？」

P「遊ぶなら俺のを貸すぞ。なんとか全曲全譜面鳥コン*まで行けたし」

まゆ（ﾊﾟｧｧｧ）

P「すごいいい笑顔だなおい…ちゃんと返してくれよ？」

まゆ「はぁい♪」

P「ただ、曲数がめちゃくちゃ多いから全部遊ぼうとはするなよ？確か150曲以上あった気がするし」
「後、悪いけどセーブデータまでは貸せないから解禁は自力で頼む」

まゆ「わかりましたぁ」

*鳥コン→シャイニーフェスタでは「評価SSSかつフルコンボ」の事

女子寮・まゆの部屋

まゆ「ふふふ…Pさんのゲームソフト…」
「とりあえずゲームを起動して…」

「えっと…フリーモードから遊ぶんですよね…」

「あれ？難易度がREGULARまでしかありません…」
「上位難易度はREGULARをクリアすると解禁…なんでしょうか？」

「まずは…この「自分REST@RT」からやってみましょうかあ…♪」

まゆ「…Cランクになっちゃいました…」
「レベル4*ってあったので油断しちゃいました…」

<ﾄﾝﾄﾝ
まゆ「はぁい？」
ｶﾞﾁｬ

？？「まゆさん、そろそろお夕食の時間です」

まゆ「わかりましたぁ」

？？「今日はクラリスちゃんお手製のシチューなのです！」

クラリス「あの、菜々さん…」
まゆ「菜々さんはクラリスさんより年下じゃありませんでしたかぁ？」

菜々「あ、あはは…ごめんなさい、クラリスさん！」

*自分REST@RTのREGULAR譜面
Lv4にあるまじき配置が続く大詐称譜面
TVでは一ランク上のPro共々Lv6に昇格したらしい

女子寮・食堂

菜々「そういえばまゆちゃん、シャイニーフェスタの新作をやってるんですか？」

まゆ「はい…Pさんがまゆに貸してくれて…」

？？「先ほど流れてた自分REST@RTはそういう事でしたのね」

まゆ「そうなんです…って、私はイヤホンを付けてやってたはず…」

菜々「隣の部屋の星花ちゃんまで音が届いてたってことは、イヤホンがちゃんと刺さってなかったんですね…」

星花「自分REST@RTは難易度に対して非常に難しい、とプロデューサー様が不平を漏らしてたのを聞きましたわ…」

まゆ「…うぅ、確認しなかったまゆの自己責任でした…」

クラリス「皆様、お待たせしました…」
星花「お待ちしておりました」
菜々「待ってました！」
まゆ「美味しそうですねぇ」

クラリス「それではご挨拶を…」
「「「「いただきます」」」」

菜々「そういえば新しいシャイニーフェスタには、ナナの曲もまゆちゃんの曲も入ってるって聞きましたよ？」

まゆ「まだ確認はしてないんですけどあると思います」

星花「あとでお調べしましょうか？」

まゆ「一緒に見てもいいでしょうか…？」
菜々「ナナも気になります！」
クラリス「私もよろしいでしょうか…？」

星花「ええ、一緒に確認しましょう」

女子寮・星花の部屋・パソコン前

菜々「うわぁ…いっぱいありますね…」

星花「150曲以上と言ってらっしゃいましたね」

クラリス「難易度は10段階でしょうか？」

星花「新しい難易度「Extend」の追加に伴って12段階になったそうですわ」
「一部の曲はExtendのみ譜面が存在することもあるみたいで…あ、お二人の曲がありましたわ！」

まゆ「私の曲は下から2/4/6/8/10…比較的簡単な方ですか？」
菜々「3/6/9/10/12…って最高クラスの難易度じゃないですか！？」

星花「一覧の下には詐称・逆詐称一覧もありますのね」

クラリス「先ほどの自分REST@RTは周りより太い赤文字…」
星花「プレイなさった方々がかなりの詐称と判断して、それを誰もただしてないのですわ」
菜々「つまりみんなが認める詐称譜面ということですか！」
星花「そうなりますわね」
まゆ「私の実力不足もありますけど、やっぱり情報は集めないとダメなんですねぇ…」

星花「あら？菜々さんの曲は太文字だけで書かれてますわ」

菜々「本当です、色がついてないですね？」

まゆ「…どうやらこれは「最難関クラス」という意味みたいですよぉ」

菜々「」

クラリス「たしかに菜々さんの曲は非常に激しく、音も多いようですが…」
星花「貴音さんの風花も最難関扱いですし、それだけではないみたいですわね…」
まゆ「前途は多難みたいですねぇ…」

まゆ「そういえば菜々さん、シャイニーフェスタをやってるのですか？」

菜々「ナナもPに勧められてやってますよ！メルトのPROがフルコンボできなくてですね…」

星花「調べたら興味が湧いてきましたわ…クラリスさんはいかがでしょう？」

クラリス「…実は少しばかり。」

星花「分かりましたわ、次のオフで皆様の分をk」
菜々「ちょっと待ったぁ！」

星花「菜々さん、なぜ止めるのですか？」

菜々「ここはナナにおまかせ！」
「実はナナが買った時にみんなの分を買ってあります！」

クラリス「あの…私、このゲーム機本体を持っておりません…」

菜々「それも大丈夫！」
「ナナの予備のゲーム機を渡しますよ！」

まゆ「意外に用意周到なんですねぇ」

二日後
事務所・Pのデスク

P「…よし、今日の仕事は終わりだな」
「菜々さんが手伝うようになってから上がりが早くなって助かりますよ」

菜々「大丈夫ですよ、ナナもやりたいことがあって手伝ってますから！」

P「それは助かります…って、もしかしてシャイニーフェスタですか？」

菜々「そうなんです！なかなか壁が高くてですね…」

P「そういやまゆだけでなく、涼宮さんとクラリスさんもやり始めたと言ってたな…」
「もしかして？」

まゆ「そのもしかしてですよぉ」

P「やっぱり…いや、共通の話題が増えるのはいいことなんだけどな」

まゆ「まゆはやっと全曲のPROを解禁できたんですよぉ？」
P「おお、結構出来てるな」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
まゆ「うふふ…♪」

P「そうだ、どうせ皆がやってるなら、たまには小さな大会でもやるか」
「報酬は…どうするかな、ささやかなものになるけど準備しないとだよな」

P「試しにこんな感じでやってみるか…」

スコアアタック
課題曲・Fate of the World（難易度PRO・8）
期間・一週間後の正午まで
賞品・Pと一日過ごす権利（行使期限は再来月の末日まで）
備考・オプションアイテム一切禁止

P「…これでまゆが発奮して一位になったら俺は関心だな…」
「俺は流石に参加しないが、菜々さんも熟練者だしデッドヒートになれば良いかな」