ミカサ「最低の誕生日」(118)
ミカサ「今日エレンは何をしているの?」
アルミン「んー、何か今日は休日なのに朝からバタバタしてたね」
ミカサ「……何故か知ってる。エレンは重要な行事にむけて忙しくしている」
アルミン「行事?」
ミカサ「そう、今日は私の14歳の誕生日」
ミカサ「ので、サプライズパーティが催されるに違いない…」
ジャン「(……聞いちまった)」|ω・)て
※1です
このようなスレをお開き頂き、ありがとうございます。
『いつも通り』純100%可愛いミカサでお送りする予定です。
ええ、もちろん泣かせますwww
アルミン「誕生日…だって…?」
ミカサ「アルミン、とぼけなくてもいい。エレンがその為に何か計画をしているということくらい、家族である私はお見通し」
アルミン「ぼ、僕はエレンからそんな計画聞かされてないよ…ッ!?」
ミカサ「いい、今は何にも気付いていないフリをするのが一番…でしょ?」
アルミン「(第一、そんな計画知ってたら僕は『こんな時間』まで図書室で本なんか読んでないよ、ミカサ…!!)』
ジャン「すげー情報をつかんじまった…どうする?」
時刻[15:00]
その頃、別の場所では――
ユミル「よぉサシャ!今日は暇か?」
サシャ「忙しいですよー?朝ごはん食べてパァン食べて、ブランチと昼食が済んだのでこれからアフタヌーンティーにしようかと」
ユミル「そりゃ充実した一日だな…何か他にやることないのかよ?」
サシャ「ユミルはどーなんですか」
ユミル「私は、自分の好きなことを自分の好きな時間に自由にやるだけさ」
サシャ「…つまり暇なんですね」
ユミル「…ソウトモイウ」
ユミル「どうだ!今から暇なやつ集めて、みんなで街にでも行っちゃうか?!」
サシャ「いいですねー!おやつの芋けんぴ、今から作る時間あるかなぁ?」
[15:10]
ジャン「ミカサ!」
ミカサ「…何?」
ジャン「ええと、その…何だ、誕生日おめでとう」
ミカサ「…どうも」
ジャン「(くっ、相変わらず綺麗だけど素っ気ない…しかしここは台本通り行く…!)
ジャン「ところでだなミカサ、これからちょっと外に出掛けねえか?」
ミカサ「なぜ?」
ジャン「サプライズパーティをやるってのに主賓が現場にいたんじゃ、準備もままならねーだろ?」
ミカサ「…それも一理ある」
ジャン「じゃ、じゃあ…ッ!!」
ミカサ「ジャン、私と出かけよう」
ジャン「わかった!すぐ外出許可取ってくる!!」ダッ
ドドドドドドドド
ジャン「やった…やった!yatta!!ミカサの『誕生日』に『デート』の約束をとりつけたぜぇ!!」
フランツ「…ジャンは何をあんなにはしゃいでいるんだろう?」
ハンナ「さあ?サイコロ10回投げて全部1が出たとか、そんなところじゃない?」
[16:00]
――訓練所 ロビー――
アルミン「エレン見っけ!!」
エレン「よ、アルミン」
アルミン「あのさ、今日は何の日か憶えてた?」
エレン「なんだアルミン、憶えてないのか?俺はこの時のために朝から全て用事を済ませちまったぞ」
アルミン「ご、ごめん憶えてなくて…さすがエレンだね」
エレン「トロストでもシガンシナと同じ『駐屯祭』があるんだぜ!俺たちもたまには息抜きが必要だろ?」
アルミン「駐屯祭?」
エレン「駐屯祭(※各特区に駐在する駐屯兵団の地域貢献活動の一つ。屋台やダンスもあるよ!)」
アルミン「…へえーすごい偶然。駐屯祭とミカサの誕生日サプライズパーティとが重なったんだ。」
エレン「誕生日?」
アルミン「誕生日」
エレン「誰が主催?」
アルミン「君が主催」
エレン「……」
アルミン「……」
ユミル「」\(^o^)/ズッキーニ!
エレン「いたのかユミル」
エレン「す、すまん憶えてなかった…さすがアルミンだな」
ユミル「それにしても、唯一の家族に誕生日を忘れられていたとミカサ知ったらどうなるか…」
エレン「そりゃあ」ゾク
アルミン「もう」ゾクッ
エレンアルミン「「危険がやばい」」
ユミル「家族ってのは辛いものがあるよな」
エレン「どうしよう!最悪だ…家族の誕生日を忘れちまってたなんて!」オロオロ
ユミル「とりあえず言えることはだな…これは一大危機ってやつだ。ま、がんばれwwじゃあなwww」
エレン「ちょちょちょちょい待てユミル!」ガシッ
ユミル「は?!ミカサはお前んちの子だろ?お前らが何とかしろよ!離せ!」
エレン「お、お前なぁ人をそんだけ煽(あお)っておいて…」
ユミル「チッ、しゃあねえな…じゃあいい解決方法を教えてやるよ」
エレン「よしユミル!聞かせてくれ!」
ユミル「カレンダーを全て一か月前に戻しておいて、ミカサに自分の誕生日を1か月勘違いしたと思わせるんだ!」
エレン「そ れ だ」(^o^)
アルミン「落ち着いてエレン…もう少し建設的な方法にしよう。今から人を集めてパーティを準備しよう」
エレン「今日は休日だぞ?人集めるったってみんな出掛けちまってる!」
アルミン「とりあえず今いる同期メンバーを確認して、召集しよう。まず3人だから…」
ユミル「(…あれ?ひょっとして私、入れられてる?)」
ガチャ
サシャ「ユミル見つけましたよー、そろそろ街へ行きましょう!」
クリスタ「ユミル、サシャにお誘いされたんだけど今からどこ行くの?」
コニー「とりあえずサシャについてきてよかったぜ!これで俺も暇じゃなくなった!」
ライナー「おうエレン、駐屯祭へ行く準備は済んだか!」
ベルトルト「アニが見当たらないんだけど、エレン達のとこに来てなかったかな?」
エレン「全員そこから動くな!!!!」ドオオオオオ
一同「「「「「?!」」」」」
サシャ「…わかりました白状します。厨房に置いてあった行軍用の兵糧を芋けんぴにしたのは私です」
エレン「………何やってんだお前」
サシャ「でも…でも私が悪いんじゃあないんですよ!?あのイモ達が私に『食べて♪』とせがむから…ッ」
コニー「おめーは食材の声でも聞こえんのかよ…」
アルミン「そんなことより聞いてくれみんな!今日はミカサの14歳の誕生日なんだよ!」
ライナー「じゃあミカサに声でもかけてやればどうだ」
アルミン「そんな簡単な問題じゃあないんだ!ミカサはサプライズパーティを準備して待ってるって信じきってるんだ!やらなきゃ恨まれるよ僕達…」
ベルトルト「なんでそこで『僕達』になるんだ(理不尽な暴力ならライナーで間に合ってるだろッ!)」
エレン「みんな頼む!そのうちミカサが外出から帰ってくるんだ!手を貸してくれないか?!」
ユミル「悪いけど、あいにく私達は『忙しくて』ね」
サシャ「(暇って言っとったと?)」
クリスタ「ユミル、街へ出かけるのなんて次の休みでもできるよ」
クリスタ「でもミカサの14歳はたった一度なんだよ?女の子にとって14歳って特別なんだから、みんなで素敵な思い出を作ってあげようよ!」
アルミン「(天使)」
サシャ「(神様)」
ライナー「(結婚したい)」
エレン「クリスタ・・・サンキュー!」
ライナー「そうだ水くせえぞエレン!仲間なんだからそういうことなら俺たちに頼れってんだ」
エレン「ライナー!さすがは俺たちの兄貴だな!」
ライナー「ベルトルト、お前はどうする?無理にとは言わん…だが多くの人手が必要だ」
ベルトルト「…もちろん、僕も協力するよ」
コニー「なんかわからんが、手伝えばいいんだろ」
サシャ「仕方ないですねー」フーッ
エレン「みんな、恩にきる!!」
アルミン「じゃあ、早速準備にとりかかろう!」
ライナー「まずプランを練るところからだな」
クリスタ「飾り付けは男の子に任せてもいいかな?」
サシャ「女性陣でごちそうを準備しましょう!」
ユミル「…はー、しゃあねえ。それじゃ私はプレゼント係でもするかな」
コニー「今から買い物に行くのか?」
ユミル「ハッ!まさか…宿舎でガラクタでも見繕ってくりゃあいいだろ」
時刻 [16:15]
※1です。
この度は皆様方へお見苦しいところをお見せしてしまい、申し訳ございません。
本編後半は修正中です。1時間ほどしてからさげずに再開します。
次戻ってくるときには、死に急ぎ野郎の口調も少しは穏やかになってるかもしれません
あと、放屁したらバレるみたいなので自重しておきます
もう夕方じゃねーかwww
ジャンがどこまで時間稼ぎできるか
スレタイがもう既にアレだからな
ジャンは時間稼ぎじゃなく。ただ台本通りにしてミカサを落とす気だな。
※1です
いつもよりもギャラリーが多いので恐縮です。
コメはなるべくすべて返したいのですが、先に本編を進めさせていただきます。ご了承ください。
>>35
そう。というか、パーティの準備をするには時間が足りないんですよねー…
>>38
もうミカサが泣くしかないですよね
>>37
>>39-40
意外にもジャンへの注目度が高まってきているのに驚きました。
[17:30]
――トロスト区――
ザワザワ
ミカサ「…本当にいいの?あなたの給金を私の為に使わせることは無かったのに」
ジャン「いいって。誕生日なんだろ?だからプレゼントだ」
ミカサ「わかった、ありがとうジャン」
ジャン「(よし!このまま流れで駐屯祭に向かってミカサと2人でダンスとか…)」
パカラッ…パカラッ…パカラッ…
ミカサー!…
ミカサ「…何処かで私を呼ぶ声が!…あっちの方角?!」
ジャン「あれは…クリスタじゃねえか!なんで馬に乗ってんだ?!」
クリスタ「ジャンも一緒だったのね!私はミカサを迎えに来たの!さ、乗って!」
ミカサ「白馬でお迎えとはさすがわかってる…まさにサプライズ」
クリスタ「ところで素敵なワンピースねミカサ!白と水色って、あなたにとても似合ってる」ヒョイ
ミカサ「ありがとうクリスタ」スタッ
ジャン「ミカサ!もう、行っちまうのか…?」
ミカサ「家族が私の為に素敵な計画を立てて待ってくれている」
ジャン「家族か…しゃあねえなッ!でも俺も最後まで付き合うぜ!」
クリスタ「ではパーティーへ参りましょうか『お姫様』…フフフ」
ハイヨー!
ハクバニノッタメガミ?!
テンシ…カミサマ…
ケッコンシタイ…
[17:30]
――パーティ設営会場――
ライナー「おーいこっちだ!垂れ幕でもトイレの紙でもなんでもいい!飾りになるもん持ってきてくれ」
サシャ「ケーキ焼きますよー!ついでに何か焼く人いたら適当に入れてくださーい」
コニー「飾り付け薄いよ?なにやってんの!」
アルミン「時間が足りない…でもここまできたらやるしか
コンコン
**「入るよー?」
アルミン「そんな…!クリスタが出発したのはついさっきのはず」
エレン「来た!全員、配置についてくれ!!」
ガチャ
ミーナ「あーやっぱり見当たらないと思ったら、こんなとこに集まっt
一同「「「「おめでとう!!」」」」
ミーナ「…え?!おめでとう?ここまで歓迎されるなんて思わなかったね?アニ」
アニ「//」カァーッ
コニー「なんだアニかよー」
ライナー「びっくりさせんなよ」
ユミル「作業に戻ろうぜ」
ミーナ「え、なにこの疎外感」
エレン「ち、違うんだアニ、他の奴だと思ったんだ」
アニ「……他の『誰』と行くつもりだったんだろうね」<◎>"<◎>ギロ
ミーナ「そりゃあないよエレン!せっかく(エレンの為に)はりきってメイクまで完璧にしたのに。アニ、すっごく綺麗でしょ?!」
ベルトルト「………イイ」ゴクリ
エレン「駐屯祭のことなら、ライナーやベルトルトにも断念してもらって今こうしてミカサの誕生日パーティの準備を手伝ってもらっているんだ」
アニ「…そう」スーッ(血の気が引く音)
アルミン「待ってアニ!僕が説明する!!実は……」
―
――
―――
時刻[18:00]
カーン…カーン…カーン
クリスタ「こっちよミカサ。さ、入って」
ガチャ
ミカサ「真っ暗……エレンはどこ?」キョロキョロ
パッ
一同「「「「おめでとう!!」」」」
ミカサ「!!」ドキッ
ジャン「おお、お前らvipの扱い方をよくわかってるじゃねえか」
ミーナ「いやいや、ジャンはもういいから・・・」
ライナー「クリスタ、あとついでにジャン、エスコートご苦労だった」
クリスタ「えへへ…結構楽しかったよ!」
ユミル「んー、まあ成り行きでな」
ミカサ「ありがとう…アニも来てくれるなんて・・・私はてっきり嫌われてるかと」
アニ「……嫌ってるわけじゃないよ」
サシャ「ミカサ、今日は一段と素敵ですね!」
ミカサ「この服はジャンからの贈り物・・・で、髪やメイクをクリスタに仕上げてもらった」
コニー「へー、やるじゃん!ジャン!」
ジャン「それはひょっとしてギャグで言ってるのか」イラッ
アルミン「すごく可愛いよミカサ!そう思うよね、エレン?」
エレン「あ、ああ!もちろんだ!」
ミカサ「エレン……//」
ミカサ「(ああ、なんて幸せな気分なんだろう)」ポヤァ
―
――
―――
あわてふためくエレン・アルミンを筆頭に
固まったひき笑いを続ける104期生達と
高揚した表情のミカサ
散乱するチラシやトイレットペーパーの装飾と、
皿いっぱいに盛られた芋けんぴを前に
ただ、息をひそめて空気でいたらよかったと後悔した…
ベルトルト・フーバー談
―――
――
―
クリスタ「ユミル!プレゼントは準備出来てる?」
ユミル「ああ一応…いやもちろん!まずは…これだ」ゴソゴソ
ミカサ「これは…半分入った香水!」
ユミル「香水なんて高級品だからな、半分しか準備出来なかったんだ」
ミーナ「ちょ!それ私の…」
ユミル「」ギロッ
ミーナ「…私の好きな香水だーいいなーミカサ」
クリスタ「まだあるよ、はい」
ミカサ「これは…!アルミンもよく読んでるシリーズものの小説!」
アルミン「明後日までには僕のとこ持ってきてね?その巻まだ読んでないから…」
サシャ「そして・・・フフフ、お誕生日といえばケーキですよー!」フンス
ミカサ「この甘い香り…ポテトケーキ!」
アルミン「この14本ささってるスティックはやっぱり」
サシャ「あ、芋けんぴです」
アルミン「(え、キャンドルじゃないの?)」
ミカサ「みんなありがとう…すごく、すごく嬉しい」ウルウル
ライナー「いや、礼ならエレンに言ってやってくれ。あいつがいなきゃ、ここまで上手くいかなかった」
ベルトルト「そ、そうだよ」
コニー「エレンがいなけりゃ、たった2時間でパーティの設営するなんてなかったからな」
ユミル「おいハゲ」ギョッ
ミカサ「…・・・・・・2時間?」ピクッ
ベルトルト「ち、違うぞミカサ!(まずい!こっちに理由の無い火の粉をふりまかないでくれ)」
ベルトルト「仮にエレンがアニと駐屯祭に行くことに夢中で、誕生日を忘れていたとしても、彼はこっちを優先させたという意味で…」
ライナー「」
ユミル「」
サシャ「」
クリスタ「」
コニー「な、ナイスフォロー・・・」
アルミン「なわけないだろう・・・ッ!」
ミカサ「(そうか、そうだったんだ…)」
ミカサ「アルミン、忘れてたのね」
アルミン「…うっ」ギシッ
ミカサ「お情けのパーティだったのね」<●><●>
エレン「ミ、ミカサ?」
ミカサ「みんな気を遣わせてごめんなさい。家族でもないのにここまでしてくれて」
一同「………」
エレン「ミカサ…その、ごめん」
ミカサ「もうこんな茶番は不毛でしょう?おやすみなさい」スタスタ
エレン「待ってくれミカサ!」
ミカサ「あなたはアニと駐屯祭へ行けばいいでしょう」
エレン「」カチン
エレン「おいミカサ!お前アニに嫉妬してんのかよ!」
ミカサ「……そんな風に思っていたの?・・・・・・全然解ってないッ!!」
バタン!!
そしてジャンミカか
最近多いな
面白いからいいけど
時刻[18:30]
エレン「行っちまった…ったく何だってんだよ!?」
ユミル「…当然だろうな」
エレン「ユミル…!でも俺は謝ったんだぞ?!第一なんだよ、サプライズパーティの見返りが説教垂れて逆ギレかよ!」
ユミル「おいおい頼むぜエレン…パーティがどうとかって次元の話じゃあねえだろ」
エレンはもう一度ミカサに謝りにいくべき。これはエレアニじゃなくエレミカがいい。ミカサが怒ってる理由に気づけ
ユミル「最近、ライナー達…いやアニか?そいつらと絡んでばかりで、ミカサのことほったらかしにしてたのがそもそもの原因じゃあねえのか?」
エレン「お前まで俺に説教すんのかよ」
ユミル「まあ聞け…私たち訓練兵はせいぜい2年の付き合いだが、ミカサとはそれよりもずっと長い付き合いのはずだ」
エレン「あいつとは4年だ」
ユミル「これからもずーっと付きあってく、たった一人の『家族』なんだろ?」
ユミル「お前は…その家族からそっちのけにされて…忘れられるってのが…」
ユミル「どれだけ辛いか解らねえわけじゃあねえだろ!!」
エレン「!!」ビクッ
ユミル「…チッ!私も人の事言える立場じゃあねえんだった…すまん。」
エレン「……こっちこそすまん、ユミル。ミカサを探して、それから話してくるよ」
ユミル「いちいち言わんでもいい、行くなら行けってんだ」
エレン「ああ……ありがとな、ユミル」ダッ
ユミル「………」
ユミル「(はぁ…やだね、人の事構うなんて私らしくもない。歳はとりたくないもんだ…)」
ユミル「(クリスタもそうだが、身内絡みの不幸ってのは見てていい気分じゃないからね…)」
ユミル「さてと、私は『事後処理』しなきゃな」シャキン
ジャンミカか。
期待。
時刻[19:00]
――訓練所 某所――
ビュオオオオオ・・・
ミカサ「ああ、またこれだ・・・」チョコン
ミカサ「(今思えば、過度な期待も分不相応だった)」
ミカサ「(私はただ、そばにいて祝ってくれるだけでよかった…)」クスン
ミカサ「(でも、それさえも神は許してはくれない…エレンは私の事を忘れてしまっていた・・・ッ!)」
ミカサ「うう・・・ッ!!」ポロポロ
ミカサ「(この世界は残酷だ…そして)」
ミカサー
「ミカサ!探したぞ!!」
ミカサ「(・・・エレン?)」ゴシゴシ
エレン「辛いことがあると高いところに逃げたがる癖は相変わらずだな…よっ」スタッ
エレン「それにしても、いろんな屋根を探し回ったが、まさか訓練所で一番高い物見台まで登ってくるなんて」
エレン「よっぽど傷つけちまったらしいな…」
ミカサ「……」
エレン「ミカサ…誕生日を忘れちまって、本当にごめん…」
ミカサ「今更何しに来たの?エレン」
エレン「まだ、許してはくれないのか・・・?」
ミカサ「…許せない!あなたは公然と私を侮辱した!」
ミカサ「私の誕生日を忘れていたばかりか、私がアニに嫉妬しているとまで…!」
ミカサ「そんなこと…私は微塵も思ってなんかいない!」
ミカサ「アルミンとしか仲良くできなかったエレンに、友達が出来たことは喜ばしいと思ってた」
エレン「…」
ミカサ「ただ……淋しかった…!ッ」ツー…
エレン「(ミカサが…あの気丈なミカサが・・・泣いてる……)」ズキ
ミカサ「ヒック・・・・・エレンを…・・・ヒック・・・私の元からいなくなったみたいで…」ポロポロ・・・
エレン「ミカサ…!確かに俺には信頼し合える仲間が出来た…でも家族はお前だけだ、後にも先にも」
エレン「お前の代わりなんて、誰もいないんだぞ?」
エレン「これから先、どこかの兵団に配属になったら、古い付き合いは無くなっていって…また新たな付き合いが始まるかもしれねえ」
エレン「でもお前とだけは付き合いが途切れることは、まず無い」
エレン「だから、お前だけは特別だ」
ミカサ「クスン…本当?」ジッ
エレン「…本当だ」
ミカサ「…私が一番なの?」
エレン「ああ…一番だ!」
ミカサ「うッ……エレン…ッ!」ダキッ
ワアアアアアアアン
ミ、ミカサ?!
この世界は残酷だ…
理不尽と哀しみが支配する、残酷な世界
でも、エレンと一緒なら、この先ずっと私は生き抜いていける
この世界は残酷で、そして・・・・・・美しい
時刻[20:00]
カーンカーンカーン…
エレン「ところでその服、ジャンにもらったって言ってたよな?」
ミカサ「//…そういえば、ごめんなさい。ジャンに誘われて2人で出掛けてしまった」
エレン「いいよ、俺だって別に気にしねーよそれくらいなら」
ミカサ「ごめん」
エレン「そのかわり、俺からも今度何かミカサにプレゼントさせてくれよ」
ミカサ「わかった。じゃあ今度は2人でトロストのお店へ行こう」
エレン「次の休みにな!でもその前に、とりあえずサシャのイモケーキでも食べに戻ろうぜっ」
おわり。
自分、そろそろえんだあぁぁぁぁしちゃってもよろしいっすか?
※
1です。
遅くなりましたが、ご清聴ありがとうございました。
今回も無事、エレミカで締め括ることができました。
かわいいミカサ大正義です。
さて、会場に残されたハゲと腰巾ちゃんの事後がどうなったかなんて気にしてはいけないし、
ここから先は読んではいけない
>>70
ご声援感謝いたします
貴殿はエレミカの鑑であります!!
>>80
ミカサは彼の保護者でも姉でもなく、『女の子』ですものね
>>87
今からでも遅くない!熱いカーテンコールを二人へ!!
>>68
>>75
処刑編へどうぞ
乙ー良い話で終わってよかったぜ
♪処刑編♪
時刻[19:30]
ジャン「てめえええふざけんなよおおおおお!!!!」
サシャ「コニー、バカはバカでもあなたはカマボコバカです!!」
コニー「カマボコバカ?」
サシャ「板付きのバカタレという意味ですよ!」
ユミル「能書きはいい。とりあえずまずこのハゲからだ」
ユミル「とりあえず>>93して>>94だな」
コニーにはアイアンクローでいいよな
全裸で教官室に突撃
ユミル「とりあえず今から教官室に突撃してこい」ギリギリギリギリ
コニー「ちょっユミル!!爪!爪食い込んでる!!」
ジャン「ユミル!こいつの身包みもついでにはいじまっていいだろ?!」
ユミル「派手にやれ!!」
サシャ「そうだ、いいこと考えました」カキカキ
コニー「ちょ!サシャてめえ人の身体に何書いてんだよ?!」鮮血ダラダラ
サシャ「『兵糧を芋けんぴに変えたのは僕です』…と」
サシャ「これでおとがめなしです」フーッ
コニー「お前のせいだろッ?!」
ユミル「さて、ベルトルさんよ…」
ベルトルト「」\(^o^)/
ベルトルト「(ら、ライナー)」チラ
ライナー「(…すまんが、特別な手助けはできそうにない)」フイッ
ベルトルト「(!!…アニのほうはどうだ)」
ベルトルト「アニ……何か言ってくれないか」
アニ「>>103」
自業自得
アニ「自業自得」
ベルトルト「……何だって?」
アニ「やってしまったことに対して、『兵士』としての責任を果たすべきだと思うよ、あんたは」
ベルトルト「?!」
ジャン「さ、ケジメつけろよベルトルト…ッ!」
ベルトルト「そんな…そんなッ…」ワナワナ
なんということだ
『兵士』という言葉をアニから聞いた瞬間、僕の目の前が暗転した
ライナーだけじゃなく、アニまでここの連中に毒されてる…ッ!
人類存亡の危機に瀕し、使命を負った若い戦士たち…
しかし、正気を保った『戦士』はついに己一人だと悟ったベルトルト
身ぐるみを剥がされ、額に『肉』と書かれるその刹那に、
彼はその心を深い闇へ閉ざしていき…
そして2度と、104期生の前に晒すことはなくなった
おわり。
※各位
深夜のテンションでだいぶ大変なことになっていました。すいません。
このようなスレに対し、ここまで様々なご意見を頂けて幸いです。
今後の執筆に際し、参考にさせていただきます。
このSSまとめへのコメント
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