芦花「うわああ!助けて風間さ~ん!!」レナ「はぅぅ~お持ち帰りぃぃ!!」 (60)

注意
・ひぐらし×ディーふらぐのクロスSS
・ひぐらし本編終了後から3年後(つまり鬱描写は一切無い)
・時代背景は昭和でなく平成です。ご了承願います
・微妙にキャラ崩壊ありかも

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1398273590

風間「……旅行に行くだって?」

千歳「ああ、実は他県の学校から招待状が届いてな」

桜「でもなんでウチの学校なの?」

千歳「『※橋元名選手の離島冒険』の1件で私たちの部は、ゲーム関連の部がある学校から有名になったらしい」

風間「ゆ、有名!?あんなしょうもない行事で!?」

芦花「しょうもなくないですよ!立派な功績を残したじゃないですか!」

千歳「んで、今から芦花がその『招待状』を音読するから、心して聞け」

※橋元名選手の離島冒険とは…7巻参照

高尾「あ、あの…」

千歳「ん?なんだよ」

高尾「ウチの部にもその『招待状』が届いているだけど…」

千歳「なんだと?」

風間「あーそうか。ゲーム製作部は一応二つあるからな。念のため二つ出したんだな」

高尾「あんたたちは(仮)部でしょ!」

芦花「恐らく内容は一緒ですね。高尾さん、一緒に『招待状』を読み上げましょう」

高尾「それは良いんだけど…」

風間「なんだよ?」

高尾「これ、ちゃんと『招待状』とは書いてはあるんだけど……」

高尾「……」

風間「なんだよ歯切れが悪いな、ハッキリ言えよ」

高尾「あ~もうめんどくさい!芦花、読み上げるわよ」

芦花・高尾『やあ府上学園のゲーム製作部諸君!橋元名選手の離島冒険での活躍ぶりは興宮高校、そして雛見沢分校まで響いている!我々はキミ達に興味を抱いている!どうだ?本当の最強の部はどちらか、勝負したくないか?勝負したいよな!そうだよな!きっとそうだ!!そうに違いない!!故に我が部活メンバーと命がけの勝負せよ!期待して待ってるぞ! 部員kより』

風間「招待状じゃねぇし!!!どうみても挑戦状だろこれ!!!」

高尾「しかもなにこの文面…物凄くウザったい…」

大沢「全く風間がうるさくて眠れん…」

コンコン

大沢「はーいどうぞ」

ショーン「失礼します」

風間「あれ、コネコネ先生。どうしたんっすか」

ショーン「実は雛見沢の部活メンバーから手紙が来たと話を聞いてね…少し興味を抱いたんです」

風間「え、知ってるんですか?」

ショーン「部活メンバー…彼らは雛見沢の危機を救った英雄たちです」

部員全員「え、英雄!?」

ショーン「その彼らから一体、どんな手紙が来たのでしょうか?」

風間「いや、それがいきなり挑戦状を叩きつけられて…」

ショーン「ふむ挑戦状ですか。ならば心して掛かった方が良いです」

ショーン「彼らは強いですよ?」

風間「あのコネコネ先生が一目置くなんて…」

風間(部活メンバー…か)

風間(英雄を呼ばれた連中を相手に…)

風間「面白ぇじゃねえか。その勝負、受けてやろうじゃねぇの」

芦花「風間さんならきっと分かってくれると信じてました」

桜「わ~い田舎に旅行だ!田舎の自然豊かな水が飲める~!」

千歳「よっしゃ、田舎の良質な土をゲットできる」

風間「お前ら早速目的を見失ってるぞ!!」

芦花「それで高尾さん達も来るんですよね?」

高尾「う、うん。そうなんだけど…なぜか私以外の部員は欠席するっていってるの」

芦花「はぁ、何ででしょうね」

高尾「良く分からないけど稲田が…」

~回想~

稲田「部長!今こそアタックするチャンスですよ」

高尾「は、はぁ?」

稲田「もうとぼけちゃって!私が上手く部員に説得させるんで、部長だけ(仮)部と行って来てください」

~~~

高尾「……とか言ってて、参加するのは私だけなの」

芦花「やっぱり高尾さんは来なくて良いです。いや、来ないで下さい(闇属性)」

高尾「拒否られた!?」

~数日後~

バス内

之江「……で、なんであたしまで参加するの?」

桜「まあまあ之江っち!良いじゃない」

千歳「そうだ。橋元名選手の離島の時だって来たんだし」

之江「はぁ…」

風間「今回は高尾の所の部員が来ないから…6人か」

子王「いや、7人だよ風間くん!」

風間「お前いたのか!!?」

芦花「はぁ…あれだけ子王さんに情報が回らないように根回ししたのになぜ…」

風間「お前そこまで躍起になってたのか…」

桜「それにしても『部活メンバー』ってどんな人達がいるんでしょうね」

風間「確かに…雛見沢を救った英雄って言っても、俺達と世代なんだろ?」

芦花「実はコネコネ先生から、彼らに関する簡単な情報をまとめた資料をもらってるんですが」

風間「し、資料!?本当にあの先生は凄いな!そんなものまで…」

芦花「曰く、コネコネ先生が本来解決する予定だった雛見沢の問題を、彼ら部活メンバー、それとある公務員たちの活躍で雛見沢が救われたらしいです」

高尾「こ、公務員!?国家権力まで見方に付けてたの!?」

風間「本当に奴らは何者なんだよ…」

芦花「まずは部長の『園崎組次期党首・園崎魅音』」

風間「く、組!?おいそれってヤクザじゃねえか!?」

之江「や、ヤクザ!!?ひぃぃ…」ガクガク

芦花「良く似た妹もいるらしいです」

千歳「他には?」

芦花「他には…トラップマスター、鉈少女、口先の魔術師、オヤシロ様の生まれ変わり、オヤシロ様の親戚…以上です」

風間「なんかもう名前からして嫌な予感しかしないんだけど!!」

桜「個性的な人が沢山いそうだね!」

千歳「確かに曲者ぞろいだが…結構な事じゃないか」

千歳「それでこそ血が騒ぐってもんだ」

風間「あ…ああ…」

千歳「なんだびびってるのか?珍しいな」

風間「いや流石にヤクザの跡取りと勝負するってのは……な?」

千歳「ふん…ヤクザの跡取りなんて、本気になった時の芦花や多摩先輩と比べれば可愛いもんよ」

風間「……だと良いんだが」

之江「あ、あのー」

千歳「ん?なんだ」

之江「そういえば、何泊するんっすか?」

千歳「2泊3日だ。1日目はチェックインして終わり、2日目は部活メンバーとタイマン、3日目は土拾いと水集めだ」

風間「3日目は自然観光な!」

芦花「あ」

風間「なんだよ部長」

芦花「あー、えーと…千歳、宿泊施設のご予約は?」

千歳「いや、してないけど?」

芦花「え?」

千歳「え?」

桜「……」

之江「……」

風間「先が思いやられる…」ガクッ

子王「ふふふ、ゴツゴツした地面で寝るのもオツな物かと思わないかい?」

風間「一人でやってろ」

大沢「地面で寝るなんて冗談じゃない」

風間「テメェも顧問なら予定くらい把握しておけ!!!」

千歳「ま、宿泊施設くらいあるだろ」

芦花「そ、そうですよ!簡単に見付かりますよ!」

風間「こ、こいつら……」

桜「それよりもお腹減りました」グゥゥ

芦花「確かに…」グゥゥ

千歳「ならこの辺でバスから降りないか?雛見沢にも近くなってきたし」

芦花「そうですね。次の興宮で下りましょう」

~~

風間「……んで、下りた場所がココか」

店員「エンジェルモートへようこそ!」

風間「なっなんだ…この格好は…」ドキドキ

芦花「わぁぁ…メイドさんだ!メイドさんだー!!メイドサンダー!!」パァァ

高尾「な、なかなか過激な格好をしてるわね…」

風間「そもそもあれをメイド服として認証して良いのか?///」ドキドキ

之江「兄貴…顔真っ赤だよ」

風間「う、うるせぇ!」

千歳「高尾、お前あの格好でフフ祭出れば私達に勝ってたかもな」

高尾「あんなハレンチな格好できるかーー!!」

風間「さあ~て、何食うかな…」

千歳「……」

芦花「……」

桜「……」

風間「……?なんだよお前ら、黙り込んで」

千歳「なんだか邪な視線を感じてな」

風間「視線?」

高尾「え、何?視線なんて感じるかしら」

千歳「まったく鈍感で良いね」

高尾「な、失礼ね!」

風間「視線…何処からだ?」キョロキョロ

~~~

圭一「……あの連中、エンジェルモートで見かけた事ないな。新参者か?」

亀田「そうですねK」

圭一「珍しいな…何処から来たんだ?」

岡村「そんなことより前原さん、あの子達可愛くないですか?」

圭一「ああ、確かに可愛い子が見事に揃ってやがる」

富田「僕はあの金髪のちっちゃい女の子がタイプです!」

岡村「僕はあのスレンダーな人が好みです!梨花ちゃんを大人っぽくした感じでそそられます!」

圭一「俺は…そうだな。みんな良いが、強いて言うならピンクの子かな」

亀田「俺は、あの髪が硬そうな茶髪の小さな女の子が良いです!」

悟史「み、みんな止めなよ…なんだか失礼だよ?」

岡村「まあまあ悟史さん、そう固い事言わずに」

圭一「そうだよ悟史!お前はどの子が好みだ?」

悟史「し、知らないよ…」プイッ

圭一「またまた照れちゃって…よし!俺が悟史の好みを当ててやろう!」

圭一「あそこにいるスンゴイ子だ!」

亀田・岡村・富田「スンゴイ子…?」

圭一「ほら!ココら辺がスンゴイ子だよ!!」クイクイ

亀田・岡村・富田「……?」

亀田・岡村・富田「!!!!」ガタッ

亀田・岡村・富田「な、な!なんだあれは!?」

圭一「驚いたぜ…ヘタすりゃ園崎姉妹を越えるぞあの大きさ」

亀田・岡村・富田「!!!」


圭一「な、悟史そう思うよな?」

悟史「だ、だから知らないって…」ドキドキ


風間「……」ガタッ

高尾「ちょっ、風間!」

風間「妹まで邪な目で見られたんだ。流石にしめておかないとな」

風間「おいテメェら、いい加減にしろ」

圭一「……ん?」

富田・岡村「ひぃっ……」ブルブル

富田・岡村(ふ、不良だ…!!)ガクガク

風間「さっきから何ジロジロ見てんだよ。テメェらぶっ飛ばされたいのか?」

悟史「あ、ご、ごめん…その、みんな悪気があった訳じゃないんだ」

亀田「おい貴様!Kに向かって何たる口の利き方をしている!!」

悟史「ちょっと亀田くん落ち着きなよ…」

風間「あぁ?んだお前」

風間「……あれ?」

風間「っ!?アンタもしかしてプロ野球選手の亀田か!?」

亀田「げげ!?エンジェルモートに通ってるのバレちった…お前さてはマスコミだな!?」

風間「俺をどう見たらマスコミに見えるんだ…」

圭一「ふふふ、亀田君。今更恥じる事などないだろう」

亀田「k…」グスッ

圭一「男が変態で何が悪い!!胸を張って変態として生きろと俺は前にも忠告しただろうが!!!」

亀田「K――――!!!」ボロボロ

風間「なにこの茶番…」

圭一「おいお前」

風間「あぁ?」

圭一「俺達は萌えについて熱く語っていただけだ!言いがかりはよしてくれないか?」

風間「何が言い掛かりだ。お前らウチの部員を邪な目で見ていただろう」

圭一「男が変態で何が悪い!!」

風間「その変態的な目線が迷惑だって言ってんだよ!」

悟史「ちょ、ちょっと圭一止めなよ…悪いのは僕達の方だ」

圭一「お前は萌えについて何もわかっとらん!!」

風間「わかってたまるか!!」

詩音「ちょっと何の騒ぎですか圭ちゃん」

圭一「あ、詩音!実はこのアンポンタンがよ」

風間「あぁ悪いな店員さん、実はコイツら…」クルッ

風間「っ!?」ドキュン

詩音「……?」ボイン

風間(や、やばい…谷間が見えてる…///)ゴクリンコ

圭一「いま、詩音に萌えたな?」キラーン

風間「っ!!」ビクッ

圭一「ふはははは!!結局お前も変態だったという訳だ!!」

風間「う、うるせぇ!!萌えてなんか無ぇし!!」ドキドキ

悟史「あ、詩音!」

詩音「っ!!!悟史きゅ~ん!!!」

ドン!

風間「痛っ!?」ドサッ

悟史「ちょ、ちょっと恥ずかしいからやめてよ…///」ドキドキ

詩音「遊びに来てくれて嬉しいです!///」スリスリ


風間「おい…店員に突き飛ばされたぞ俺」

圭一「まあ…大目に見てやってくれ。仕方ないんだアレばかりは」

風間「はぁ…なんかもう良いわ、疲れたし。次からは気をつけろよ?」

圭一「ああ、俺の方こそスマン。つい熱くなっちまった」

圭一「次からはもっと小さな声で、萌え萌え談義をするよう心がけるぜ」

風間「ちっとも反省してないなお前は!!」

千歳「おう、喧嘩は終わったか?」

風間「ああ」

芦花「いや~褒められるとなんだか照れちゃいます」

桜「そうですね~」

圭一「お前の知り合い、満更でも無さそうだぞ?」

風間「はぁ…俺は何の為に注意しに言ったんだ…」

高尾「もう店の中で喧嘩とか止めてよね」

圭一「うおお!?」ビクッ

高尾「!?」

圭一「やっぱりスンゴイ…」ゴクリンコ

高尾「え、え?」

風間「ホンットちっとも反省してないな!」

定員「いらっしゃいませ」

魅音「やっほー圭ちゃん!詩音!」

圭一「おお魅音!」

風間(……魅音?)

詩音「はろろ~んお姉」

沙都子「あれ?富田に岡村、亀田さんもいますわ」

圭一「亀田くんがデザートを驕ってくれるって言ってきてな、いま一緒に食べに来てたんだ」

梨花「さすがアスリートは違うのです。にぱー」

魅音「あれ?そこに集まってる人達は?」

圭一「ああ、喧嘩しかけてたんだが収まったところだ。気にすんな」

魅音「……?まあ収まったなら良いけど」

風間「……」ジーッ

魅音「ん、おじさんの顔に何か付いてる?」

風間「もしかしてアンタが部活メンバーか!?」

芦花「あ、そういえば…魅音って名前…」

魅音「え、なんでおじさんの事知ってるの?」

~~~~

魅音「そっかそっか!あんたらがゲーム製作部だったんだね」

沙都子「へえ、この人達があの有名な…!」

梨花「有名人なのです。にぱー」

風間「どうしてあんなしょうもない大会で有名になったんだろうな…」

圭一「俺は前原圭一だ。ヨロシクな堅次!」アクシュ

風間「お、おう」アクシュ

風間(まさかこの変態が雛見沢の英雄の一人だったなんて…)

悟史「北条悟史です。よろしく」アクシュ

風間「おう」アクシュ

風間(コイツはまともそうだな)ホッ

芦花「部長の柴崎芦花です」アクシュ

魅音「どうも。部長の園崎魅音だ!あんたが炎と闇属性持ちの芦花だね?」アクシュ

風間(属性まで知られているだと!?)

芦花「はい。所で2人程足りないようですが?」

魅音「ああ、羽入はまた転校しちゃってね…んで変わりに沙都子の兄貴が新しいメンバーとして引き入れてる」

千歳「レナとか言うやつは?」

魅音「ああ…レナは今、ゴミ山でかぁいい物を探してる最中なんだ」

ゲーム製作部全員「?」

魅音「とりあえず雛見沢村まで案内するよ。付いてきて」

~道中~

魅音「え、まだ宿泊先が決まってないって?」

芦花「はい…風間さんが気が利かなくて」

千歳「そうそう、コイツが気が利かなくて」

風間「責任転嫁は止めような!!」

魅音「ふーん、ならウチに泊まって行く?」

桜「え、良いんですか!」

魅音「ウチは広いからね」

風間(ああそっか。確かヤクザの跡取りだし金持ちだよな)

之江「……」ガクガク

風間「之江…?」

之江(い、いやだ…怖い…!!!)ボロボロ

魅音「……?之江、泣いてるけど大丈夫?」

之江「ひっ!!あ、ああ…」ガクガク

魅音「……あっるぇー?私何かした?」

梨花「之江は怖がりさんみたいなのです。にぱー」

之江「ふぇぇ…兄貴助けて…」ボロボロ

風間「なんだよ之江…?」

沙都子「あらあら、なんだか昔の私を見てるみたいですわ」

魅音「あ、そうか…もしかして、ウチのお家柄の事情とか知っちゃってる?」

風間「ま、まあ」

之江「……」ガクガク

魅音「あははは…そうかならしょうがないよね」

魅音「でもここ数年の園崎組の運営方針は変わってね」

魅音「昔みたいな荒っぽい事は影を潜めて、一般事業をメインにシフトチェンジしつつあるんだ」

風間「そ、そうなのか?」

魅音「うん。私自身も勝負事は好きだけど、裏社会行事は好きじゃないし」

魅音「それに取って食ったりしないから安心しな」

千歳「ヤクザの事情も変わったんだな」

風間「之江、悪い奴らじゃないから安心できるぞ」

之江「う、うん…」

ブルルル

風間「黒い車…?」

葛西「おや魅音さん」

風間(うああ…いかにもって感じだな…)

魅音「おお葛西さん。これからお勤め?」

葛西「はい、実は前にウチの組員が詐欺に合いまして…ようやくその犯人の居所を突き止めたので」

葛西「ちょっと懲らしめに向かうところです」チャキッ

部活メンバー全員(ショットガン!?)

魅音「なるほどね。でも程々にしときなよ?」

葛西「勿論です。この銃だってほんの脅しに過ぎません」

葛西「たっぷり反省させた後、大石さんに連絡するつもりです」

魅音「あれ?大石さんは退職したじゃないですか」

葛西「あ、そうですね。では赤坂さんに連絡します」

葛西「では」

魅音「行ってらっしゃーい」

魅音「ん?」

之江「あ…あぁ…」ガクガク

魅音「あちゃ~…」

風間「ショットガン持っててびびらない方がおかしいだろう!?」

之江(兄貴!私は野宿する…)ヒソヒソ

風間(バカ言うな)

之江(で、でも…)ガクガク

風間(大丈夫だ安心しろ。園崎姉は危険には見えないだろ?)ヒソヒソ

之江(それはそうだけど…)

風間(それに万が一何かあっても、アイツらが守ってくれるから心配すんな)

之江(う、うん…)


芦花「……」ジーッ

梨花「みぃ?」

芦花「……」

梨花「にぱー」

芦花「にぱー(炎属性)」

桜「私も私も!にぱー」

風間(こいつらは早速溶け込んでるな…)

風間「所でなんでお前たちは、橋元名選手の冒険離島には参加しなかったんだ?」

圭一「行きたいのは山々だったんだけどさ、丁度大事な日程と被っててさ」

風間「大事な日程?」

圭一「ああ、エンジェルモートのデザート大食い大会と日程が被っていてな」

風間「そんなしょーもない理由で!?」

圭一「しょうもなくない!あれは大事な部活動だったんだ!」

圭一「亀田君も試合で登板する予定だったのに、遠くから帰省して参加しに来たんだ!」

風間「試合をサボってまでその大会に参加したの!?どんだけ節操ないアスリートなんだ!?」

~ゴミ山~

魅音「ここがさっき話したゴミ山だよ。堅ちゃん」

風間「うわぁ…すごい量だ」

千歳「それで?そのレナって奴はどこにいるんだ」

魅音「えーとレナは…」キョロキョロ

沙都子「レナさーん!出てきてくださいましー!」

梨花「何処ですか~レナ~」

悟史「おーいレナー」


レナ「うんしょ、うんしょ」ガサゴソ


圭一「あ、いた!お~いレナ!」

レナ「あ、圭一く~ん!みんなも!」

魅音「ゲーム製作部の奴らが来たぞ~」

レナ「え、本当!?」

レナ「あそこにいる人達がゲーム製作部の人達か…」

レナ「挨拶しにいかないと…」


千歳「アイツがレナか」

桜「本当にナタを持ってますね」

風間「鉈少女って言うから、おっかないイメージがあったが、意外と穏やかそうだな」

高尾「うん、なんだか可愛らしい子ね」

圭一「あの鉈はレナのスコップ代わりみたいな物だから気にするな」

レナ「いまそっちに行くね」トテトテ

レナ「……ん?」ピタッ

芦花「……」

レナ「……」

部活メンバー全員「……?」

千歳「なんだアイツ、ピクリとも動かないぞ」

桜「何か様子がおかしいですね」

風間「……?」

レナ「……」ガクガク

之江「なんか震えてる…?」


レナ「う…うぅ…お、おも…」ワナワナ


圭一「っ!!あの目は!!」

風間「なんだ圭一!?」

圭一「かぁいいモードのレナだ!!」

風間「は!?」

ギュンッ

風間「き、消えた!?」

ギュン!!

芦花「え」

千歳「いま横に何かが通り過ぎたぞ!?」

桜「って、あれ部長は!?」

風間「部長が消えた…?」


レナ「はぅぅ~お持ち帰りぃぃ!!」

芦花「うわああ!助けて風間さ~ん!!」


全員「」

千歳「嘘だろ…芦花をあんなにもアッサリ捕獲するとは…」

風間「あの部長を赤子同然に扱ってやがる…!!」

魅音「え、あんた達なんでそんなに戦慄が走ってるの!?」

圭一「そういえば芦花みたいな小動物を思わせるキャラは、想いっきりレナのストライクゾーンだったな…」


之江(もう何なのこの人達…私帰りたい…)ガクガク

今日は以上です
バトル形式は一応決まってて、3つのバトルを用意してます
ひぐらし本編のイベントでかつてやってた様なものを色々アレンジしたもの
(因みに最終戦は芦花とレナの一騎打ち)

ではでは

レナ「あぅぅ…酷いよ魅ちゃん…」←縄で捕縛されてる

魅音「あんたね、いきなり相手の大将を襲ってどうするの」

芦花「ぅぅ」ガクガク

千歳「おーよしよし」ナデナデ

之江「」ガクガク←兄貴の影に隠れてる

沙都子「これもロリっ子の宿命でしてよ」

梨花「かわいそかわいそなのです」

魅音「いや~悪いね、勝負はまだ始まってないのに」

風間「正直、勝てる気がしないんだが…」

魅音「あははは。まあそれよりこれからウチに来る前に寄って行ってほしい所があるんだ」

風間「?」

~入江診療所~

風間「予防接種だ?」

魅音「うん。ここで注射を打っていってほしい」

千歳「どうしてそんな事を?」

梨花「実は雛見沢には、独特の風土病があるのです」

千歳「風土病?そんなに厄介な物なのか」

梨花「はい。この病気に発祥すると、疑心暗鬼が起きたり、感情的になったり…酷くなると首や手首が痒くなり、また幻覚が見え始めます」

風間「シャレにならないなその病気…」

悟史「……」

沙都子「私とにーにーも、以前はその病気が酷かったんですが、最近は開発が進んで病気は完治しましたわ」

魅音「滅菌作業もやったし、もう病原菌は残ってないはずだけど、今でも初めて雛見沢に来る人には予防接種を勧めてるの」

レナ「あぅぅ…芦花ちゃんお持ち帰りさせて欲しいよぉ」ジタバタ

風間「……アイツ、まだ完治してなくね?」

魅音「アレはまた違う病気だよ」

~~

入江「初めまして。アナタ達が府上学園の生徒さんですね」

風間「医者にまで俺達の名前が届いてたのかよ…」

入江「では早速、注射を打ちますね」

風間「因みに料金は?」

入江「学生さんですので半額です」ススッ

風間「あざーっす」プスッ

千歳「次は私か」

入江「おお、これはなかなかキレイなお方で」スッ

千歳「褒めても何も出ませんよ」プスッ

桜「じゃあ私ですね!お願い先生!」

入江「ほう、どことなく妹キャラを彷彿させますね…しかしもうちょっと幼さがほしい」

桜「あはははは」

芦花「次は私ですね?柴崎芦花です。ヨロシクお願いします」

入江「」

芦花「?」

入江「おおおおおお!!!!」ガタッ

芦花「わっ」

風間「!?」

入江「あ…あなた…高校生…ですよね?」

芦花「はい」

入江「す、素晴らしい!!これぞ合法ロリ!!」

風間「何言ってるこの医者!!?」

之江「ねえ兄貴…わたし注射打ちたくないんだけど…」

風間「なにガキみたいな事言ってんだ。次はお前だぞ?」

之江「うん…」

入江「」

之江「あ、あの…?」

入江「なんと…合法ロリが二人も…だと!?」

之江「ええ…!?」ビクッ

風間「合法ロリって表現やめろーーー!!」

入江「……」

入江「突然ですが、交渉をしませんか?」

風間「交渉?」

入江「もし…芦花さんと之江ちゃんにメイド服にコスプレしてもらったら、全額免除いたします!」キリッ

之江「」

芦花「へーコスプレですか。良いですよ」

之江「オッケーしちゃったーー!!?」

風間「……之江、人柱になってくれ」

之江「!?」

~~

芦花「わ~い!メイドさんの服だ~!!」キャッキャッ

桜「いや~私も実は一度着てみたかったですよね~」

千歳「来年のフフ祭はこの格好で行くか」

高尾「恥ずかしいけど、悪くないかも…」

風間「結局、全員コスプレかよ…」

子王「僕も似合いますか風間くん?」

風間「お前男だよな!?その格好は気持ち悪いからやめろー!!!」

芦花「どうですか風間さん?///私似合ってます?///(炎属性)」

風間「お前はあざといな」

芦花「」ガガーン

高尾「え、あ、あざとい!?」ウルウル

風間「っ!!そんな目で俺を見るな!?」

高尾「あぅぅ…」グスッ

風間「はぁ…似合ってるよお前は」

高尾「…!」パァァ

芦花「……風間さん?随分私に冷たいんですね(闇属性)」

風間「ひっ!!いやだって…お前が着るとどうみてもあざとくて」

芦花「奥義・暗黒の目潰し!!!

ギャアアアアアア!!!

ガチャッ

魅音「なに今の悲鳴!?」

千歳「気にするな。馬鹿が一人騒いでるだけだ」

風間「」ピクピク

梨花「かわいそかわいそなのです」

芦花「……」ゴゴゴゴ

沙都子「おや?皆様その格好…」

桜「えへへへ、似合うでしょう?」

魅音「ま、まさか自らそのコスプレをするとは…」

圭一「これは罰ゲームの時は、より過激な格好を考えねばなるまいな!」

風間「罰ゲームはコスプレで確定なんだな…」

入江「はぁぁ~久々にメイドインへブンを堪能しました…」

風間「なんだよそれ…」

圭一「そういえば監督、最近は沙都子とか梨花ちゃんにコスプレ催促しないよな?」

梨花「僕達の事は飽きちゃったのですか?」

入江「いえいえ…二人とも中学生にあがって、本当に美しく育ちました……が、しかし!」

入江「……」ジーッ

入江「はぁ…小さかった頃が懐かしく思います…」ズーン

入江「沙都子ちゃんなんか、胸の膨らみが出てきましたし…なんかこう…切ないです」

沙都子「……褒め言葉としてお受けいたしますわ」

梨花「みぃ~人は成長するものです」

入江「梨花ちゃまもすっかり身長が大きくなってスレンダー美人に…」

梨花「にぱー」

入江「しかし逆を言えば胸だけはあの時のまま!そこは救いです…」

梨花「ぶっ殺すわよ?」

風間(っ!?コイツ意外と黒い…!!)

入江「そういえば之江ちゃんがまだ見かけませんが…」

風間「おい之江、いつまでカーテンの奥に隠れてるんだ」

之江「だ、だって…恥ずかしいし…」コソソ

ガチャ

レナ「わー!!みんなメイドさんの服に着替えてるだよ!お持ち帰りしたい~!」パァァ

芦花「ひぃぃっ!?」ササッ

風間「おい!俺を盾にして隠れるな」

魅音「あ、レナ!まだ出てきちゃダメだって言ったじゃん!」

レナ「え~どうして?」

魅音「どうしても何も、またアンタが暴れるからでしょうが」

レナ「ええ~でも…」

レナ「あれ?カーテンの奥に誰かいるかな、かな?」

之江「!」ビクッ

風間「いや待て竜宮。中には誰もいないぞ」

レナ「嘘だ!!!!!」

全員「!!!?」ビクッ

レナ「堅次君はどうして、そういう嘘をつくのかな、かな?」

レナ「レナにはお見通しだよ…このカーテンの奥には芦花ちゃんみたいな可愛い子の匂いがするもん」ススッ

カラッ

之江「」

レナ「ふぅー…ふぅー…」

レナ「ふん!!!」ブチッ

風間「縄を強引に引き千切りやがった!?」

之江「あ…あぁ…」

風間「っ!!待て落ち着け」

レナ「レナパーンチ!」シュシュッ

風間「ゴハァ!?」ドサッ

之江「兄貴―――!!!」

レナ「はぁはぁ…お、お、お……!!」

レナ「お持ち帰りぃぃぃ!!!」ガバッ

之江「た、助けてお兄ちゃんーーー!!!」

部活メンバー全員「お、お兄ちゃん!?」

風間「之江―――!!!」

入江「まずいですね…之江ちゃんを奪還しにいきましょう」

風間「先生…あんた…!!」

入江「その代わり之江ちゃんをお嫁に下さい」

風間「先生…あんた…」

今日は以上です
次回からゲーム製作部VS部活メンバー

どんな戦いをするか決まってたけど、やっぱり変更するか否か考え中
そんな訳で『こんな闘いみたい!』ってのがあったら何かご意見どうぞ
ギャグメインにするか、ガチバトルメインか、両方か…任せます

もしコレといってなかったら、当初の予定通り進めます
では

すいません。更新せずだいぶ日にちが経過してしまった…

言い訳になるけど肺炎で入院してました
先日やっと退院したので落ち着いたら更新しようと思います

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