アルミン「馬鹿になる薬?」(110)
アルミン「……を、手慰みに作ってしまったと」
ハンジ「……」コクコク
アルミン「で、興味本意で訓練兵達の食事に混ぜたと」
ハンジ「……」コクコク
アルミン「……上官やったらなにやっても許される思うなやコラ」
ハンジ「……」ジワッ
アルミン「で、その薬ってのが」
アルミン「飲んだやつが強ければ強いほど馬鹿になる、と」
ハンジ「……」コク
アルミン「……ッシィ!」バキィ
ハンジ「ヒンッ」ヒンッ
クリスタ「あ、アルミン!」
アルミン「クリスタ!大丈夫?なにか体に異変はない!?」
クリスタ「見て見ておしっこー!」ジョロロロ
アルミン「……」
クリスタ「ヤッフゥー」タッタッタッタッ…
アルミン「……」
アルミン「クリスタであれかよ……」
コニー「……」スタスタ
アルミン「あ、コニー」
コニー「……アルミン」
アルミン「は、はい?」
コニー「俺は今、バク転をしている。そうだな?」
アルミン「え?」
コニー「俺は今、バク転をしている」
コニー「バク転」
アルミン「いや……腕組んで立ってるように見えるけど……」
コニー「……そうか」
コニー「……南無三!」ザクッ
アルミン「うわああああああ切腹したあああああ!!」
コニー「ぐっ……かはっ」
アルミン「なにやってんの!?なにやってんの!?」
コニー「アルミン……これを故郷の家族に……」
アルミン「え……」
コニー「……」
アルミン「……」
コニー「……」
アルミン「……」
アルミン「早くなんか渡せよ!」
アルミン「怖すぎて置いてきてしまった」
アルミン「……ん?あれはサシャ」
サシャ「鮭が来たらこう!鮭が来たらこう!」
アルミン「……」
サシャ「鮭が来たらこう!鮭が来たらこう!」
アルミン「……うつ伏せで微動だにせずに、なにやってんだろ」
サシャ「鮭が来たらこう!」
ユミル「……」ブリブリ
アルミン「……」
ユミル「……」ミチミチ
アルミン「……」
ユミル「……」ップスゥ、ビビッ
アルミン「……」
アルミン「……ただ単に糞してやがる…」
ユミル「……」ビッ
エレン「とらわれったっ!!屈辱っはっ!!」
キース「」
アルミン「……」
エレン「反撃っのっ!!こっうしっだっ!!」
キース「」
アルミン「……」
エレン「城壁っのっ!!そのかなったっ!!」
キース「」
アルミン「……エレン、教エレン官の耳元でなにやってるの?」
エレン「獲物をっ!!ほふるっ!!」
キース「」
アルミン「教官失神してるし……」
ミスった
エレン「とらわれったっ!!屈辱っはっ!!」
キース「」
アルミン「……」
エレン「反撃っのっ!!こっうしっだっ!!」
キース「」
アルミン「……」
エレン「城壁っのっ!!そのかなったっ!!」
キース「」
アルミン「……エレン、教官の耳元でなにやってるの?」
エレン「獲物をっ!!ほふるっ!!」
キース「」
アルミン「教官失神してるし……」
アニ「ゴロゴロゴロゴロー!」ブンブン
アルミン「……」
アニ「ゴロゴロゴロゴロー!」ブンブン
アルミン「……」
アニ「ゴロゴロゴロゴロー!」ブンブン
アルミン「……素っ裸で腰ふりながら言う擬音じゃないよね、それ」
アニ「ゴロゴロゴロゴロー!」
アルミン「あれは、ライナー?」
アルミン「まんぐり返しの体勢でなにやってんだろ……」
ライナー「俺のおしっこうめえ!」ジョロロロゴクゴク
アルミン「」
ライナー「うめえ!」ジョロロロゴクゴク
以上
子供が生まれた喜びからおかしくなったらしい
おやすみ
一週間後
ハンジ「ア、アルミン」
アルミン「なんですかその手に持っている薬は」
ハンジ「テヘ☆」
アルミン「テヘじゃないでしょう! 前貴方が作った薬のせいでどれだけの人達の心に傷がついたか!」
ハンジ「いやーあれはさすがに反省してね、お詫びといってはなんだけど君にその薬あげるよ」
アルミン「いりませんよ! どーせまた変な薬なんでしょう!」
ハンジ「チッチッチ、これはねアルミン、人を素直にさせる薬なのさ」
アルミン「す、素直に?」
ハンジ「そうそう、好きな子に飲ませればいろんな質問に答えてくれるよー」
アルミン「えっといやその、別に欲しいという訳ではないのですがやはりお詫びというならばぜひとも受け取らせてもらいます」
ハンジ「早口になったねえ。好きな子でもいるの?」
アルミン「い、居ませんよそんな人!」
ハンジ「ふーん。ま、悪用厳禁だよー。あとこれも渡しておくよ。細かなことが書いてある説明書だよ。手書きだよ」
アルミン「ありがたく頂戴します」
ギイィバタン! パタパタ
ハンジ「ふう……。まああの子なら変な事に使わないっしょ」
あ、すみません別人です。
アルミン「す、素晴らしい薬を手に入れたぞおお! とりあえず説明書読んでみよう」
ペラ
《スナオニナール》
名前の通りにこれを一滴でも飲んだ人は素直になって隠し事せずに質問に答えてくれるよ! 素晴らしいね!
効果は一分だよ! その間に気になる事をドシドシ聞いちゃおう!
ちなみにどれだけ飲ませても人体に影響は無いけれども効果と時間は変わらないよ!
アルミン「……本当に効くのかな」
アルミン「まあまずは>>32に試してみよう」
ライナー
アルミン「ライナーか。確かにあまり喋ったことが無いから丁度いい機会かな」
アルミン「ねえライナー、この水を飲んでみてよ」
ライナー「いきなりどうしたんだアルミン。まあ丁度喉が渇いていたところだしいただこうか」 ゴクゴク
アルミン(飲んだ! 効果出るかな?)ねえライナー、聞きたいことがあるんだけど」
ライナー「いいぜ、何でも答えてやるぞ」
アルミン(まずは無難な質問から……)「ライナーって好きな人いるの?」
ライナー「クリスタに決まってるだろ。常日頃から結婚したいと思ってるし布団をクリスタと思って抱いて寝てるぞ」
アルミン(効果あったあああああ!!)
アルミン「ふ、ふうん。クリスタのどんな所が好きなの?」
ライナー「お前ッ! そんな事も分からないのか! 全部だ! 全部好きだ! いいか、クリスタは地上に舞い降りた天使なんだよ。神に見放された人類を巣食うためやってきた天使なんだ!」
アルミン「」
ベルトルト「ライナー、大声だしてどうしたんだい?」
ライナー「おうベルトルト。相変わらず覚えにくい名前してるな」
ベルトルト「い、いきなりなんなんだいライナー。僕のことそんなふうに思ってたのかい?」
ライナー「おう。まあ悲観するな。悪いのは両親だ。そんな名前をつけた両親を恨むんだな。ハハハ」
ベルトルト「ひ、ひどいよ……ライナー」
アニ「ライナー……なにしてるんだい」
ライナー「おうアニ。相変わらず壁画みたいな顔してるな。鼻でか女っていじめられてないか?」
アニ「はあ!? 何言ってんだお前!」
ベルトルト「ライナー! 今日の君はおかしいよ! 今の君は戦士じゃないよ!」
ライナー「仲良いな二人とも。いつも思ってるんだが結婚しちまえよ」
アニ「……覚悟は出来てるんだろうね」
ライナー「おいおいアニ、そんな怒るなよ。眉間にしわが寄って爆笑顔に……」
アルミン(あ、一分たった)
ライナー「ま、待ってくれ二人とも、さっきまでの俺はおかしかったんだ、だから」
アニ「大丈夫、あんたのおかしな所、全部蹴り飛ばしてやるから」
ライナー「や、やめろアニ! ベルトルト! 助けてくれ!」
ベルトルト「アルミン、もうすぐ夕食だから一緒に食堂に行こう」
アルミン「う、うん! 行こう行こう!(ごめんライナー! あとで必ずお詫びするから!)
ライナー「待って! 待ってくれえ! ひいい!」
ドガ! バキ! ドゴオ! ボギボギ! ドッゴンバッゴンバリーン!
食堂
アルミン「はあ、はあ。すまないライナー、僕のせいで……」
アルミン「でもこの薬、本当に効果あるんだ……もっと試してみたいな」
アルミン「次は>>38に使ってみよう」
あれ? 俺安価のつけ方間違ってる?
アルミン「エレンか……小さい頃から一緒に遊んでたから知らないことはないと思うけど」
エレン「アルミン、何してんだ? 早くこっち来て食おうぜ」
アルミン「うん分かった」(どう飲ませよう……そうだ!)
アルミン「ああっとお! ぶつかっちゃった、ごめんエレン!」
エレン「いたた……ああ大丈夫だ。うあ! 俺の水が!」
アルミン「本当にごめん! お詫びに僕の水半分あげるよ!」
エレン「お、おう。すまねえな」
アルミン「さて、では>>42と>>43と>>44を聞いてみよう」
僕のことどう思う?
好きな人のこと
今からうんこ漏らすけど見守ってくれる?
アルミン「……>>44は聞くだけでいいんだよね? 絶対やらないからね?」
エレン「ったく、毎日毎日硬いパンばっかだな」ガブリ!
ミカサ「エレン、行儀悪いからやめなさい」
エレン「うっせえなあ。いつもいつも口出してくんじゃねえよ」グビグビ
アルミン(飲んだ! そういえばエレンの好きな人って誰なんだろう。ミカサかな?」
アルミン「ね、ねえエレン、僕のことどう思っているの?」
エレン「ん? 大好きだぞ?」
アルミン「」
ミカサ「」 ピタッ
ジャン「それまじか!?」
ミカサ「エレン、訓練が辛いなら言って。私が上官を屠ってくるから」
エレン「何言ってんだミカサ。俺はアルミンが大好きだぞ」
ジャン「ミ、ミカサ聞いたか!? いnやー残念だったな! あ、俺はそんな趣味はないぞ! 好きな女子に一途だ!」
アルミン「エ、エレン。落ち着いてくれ。と、友達としてだよね!? 友達として僕の事が好きなんだよね!?」
エレン「ちょっと違うな。なんていうか弟になって欲しい」
アルミン「」
ユミル「詳しく聞かせてもらおうか」 目キラーン
エレン「ほら、アルミンは小さいし可愛いしで守ってあげたくなるだろ? それにいい匂いするし。 だから弟だったらいいのにってさ」
ユミル「ほうほう……ちなみにエレン、お前はタチか? それともネコか?」
エレン(タチ? なんだそれ)「俺はネコのほうが好きだぞ」
ユミル「クッフフ!! そうか! お前が受けなのか! アルミンがエレンに反撃するのか!」
ミカサ「アルミン……これはいったいどういう事」
アルミン「僕に聞かれても分かんないよお……」
ミカサ「エレン! 私は!? 私のことはどう思ってるの!?」
エレン「あん? ただの家族だろ?」
ミカサ「」 ガーン
アルミン(どうしてこうなったあああ!!!)
ジャン「ミカサ! こんな奴ほっといて俺と夜の散歩にでも行かないか!?」
ミカサ「エレンエレンエレンエレン……」
アルミン(ミ、ミカサの目が死んでる……駄目だ、これ以上続けるととんでもない事になる!)
アルミン「エ、エレン! もう一つ聞きたいんだけど!」
エレン「おうアルミン! 何でも聞いてくれ」
アルミン(これで最後の質問だ!)「もし僕が今うんこを漏らしても君は見守ってくれるかい!?」
ジャン「え」
ユミル「え」
ミカサ「エレンハワタシノモノエレンハワタシノ……」
エレン「ア、アルミン!? どうしてそんな事を言うんだ!?」
アルミン(あ、一分経った)
エレン「……アルミン、もしここにいる奴らがアルミンを軽蔑しても俺だけは友達だ!」
エレン「だから心配するな!! とりあえずパンツを替えにいこう!」
アルミン「え、だからその、もしもの話であって本当に漏らした訳では……」
ジャン「ア、アルミン、少し離れてくれ……」
ユミル「うっぷ、こんな奴だなんて知らなかったよ」
アルミン「うわあああああああああ!!!」
エレン「ア、アルミン!? お前らアルミンの事苛めるんじゃねえ!」
アルミン「もう嫌だあああああああ!!」
アルミン「……あの後必死に弁護してやっと信用してもらえたよ」
アルミン「もう疲れた。次はこんな事が起こらないように>>53に使おう」
ベルトルさん
アルミン「ベルトルトか。確かに彼ともあまり喋っていないね」
アルミン「ベルトルト、いるかい?」 コンコン
ベルトルト「ん? アルミンじゃないか。どうしたんだい?」
アルミン「飲みなさい!!」
ベルトルト「ん んぐっぐ!! んぐぐ! ……ぷはぁ! 何するんだアルミン!」
アルミン「聞きたいことがあるんだけれど入っていいかな?」
ベルトルト「ああいいよ」
ライナー「」 チーン
アルミン「ラ、ライナーは大丈夫なのかい?」
ベルトルト「自業自得だよ。気にしないで」
アルミン(ごめんライナー!)
ベルトルト「それでアルミン、聞きたいことって何だい?」
アルミン「>>57]
訓練兵になった本当の目的について詳しく
アルミン「ベルトルトって、どうして訓練兵になったの?」
ベルトルト「うーん。アルミンに言って良いのかわからないけど、まあいいや」
ベルトルト「まず始めにいいだしたのはライナーなんだ。僕には何でライナーが壁の中に行こうとしたのか分からないんだけどね。アニも乗り気だから僕も仕方なく、かな」
アルミン「壁の中? ベルトルト、君の故郷ってどこなんだい?」
ベルトルト「いいところだよ、ロバr」バッギイ!!
ライナー「い、いやーいい目覚めだな! なあベルトルト!」
アルミン「す、すごいパンチだ……アニと互角、それ以上か!?」
ライナー「おいベルトルト! 何喋ってやがる! お前も可笑しくなっちまったのか!?」 ゴニョゴニョ
ベルトルト「別にいいだろ? 隠すこともないし」 ゴニョゴニョ
ライナー「馬鹿かお前は! 俺達の目的を忘れたのか!」
アルミン「その目的が知りたいのだけれど」
ライナー「あ!」
ライナー「お、俺達の目的は人類のために役立つことだ! そうだよなベルトルト!」
ベルトルト「……ライナー。もう隠しても仕方ないから正直に言うよ」
ライナー「お、おい! 戦士の心得五箇条はどうした!」
アルミン(戦士? 兵士じゃなく?)
ベルトルト「ライナー、いい加減にしてくれよ。なぜ僕が今ここにいるのかまだ分からないのかい?」
ライナー「はあ!? 俺とお前とアニで一緒に約束したよな!? 忘れたとは言わせねえぞ!」
ベルトルト「ライナー、正直僕は巨人や人類、ましてや戦士や訓練兵だとかどうでもいい」
ベルトルト「僕は君の隣にいられればそれでいいんだ」
ライナー「そうだ! いつか三人で故郷に帰るんだ!」
ベルトルト「違う! 僕はライナーがいればどこでもいいんだ! どんな場所にでも行く! だから僕はここにいる!」
アルミン「ちょ、ちょっと色々おかしいよ落ち着いてよ」
ベルトルト「ライナーの言うとおり僕は今少しおかしいよ」
ベルトルト「でも僕のライナーへの気持ちはちっともおかしくなんかない」
ベルトルト「ライナー、ずっと好きだ。君に僕を好きになって欲しいとは言わない。けれどせめてずっと一緒に居て欲しいんだ」
ベルトルト「それが今僕がここにいる意味だよ」
ライナー「」
アルミン(想像以上にカオスだった……)
アルミン(あれ? もう一分経っているはずなのに?)
アルミン(……ま、まさか吹っ切れたのか? 現にベルトルトすごくスッキリした顔しているし)
ライナー「い、いや、その、俺はクリスタの事が……」
ベルトルト「うん、分かってるよ。けどねライナー、もうこの気持ちは止められないんだよ」
ベルトルト「叶わない恋だという事は分かってる。けれども、君にこうして伝えたかったんだ」
ベルトルト「ありがとうライナー、聞いてくれて。そして僕と友達になってくれて、いつも一緒にいてくれてありがとう」
ライナー「……おう」
アルミン「オジャマシマシター」 スー
アルミン「……なんで知り合いに変なのしかいないんだろう」
アルミン「はあ。こうなったら徹底的にやるしかないよね」
アルミン「次は>>67に使ってみよう」
ダズ
アルミン「ダズ? ……ああ、あにフケ顔の人か。すっかり忘れていたよ」
アルミン「そういえばあの人本当は何歳なんだろう?」
アルミン「すみません。ダズ君いますか?」 コンコン
ダズ「ん? えっと、君は確かアルミン君だっけ?」 カチャ
アルミン「そうだよ。ところでダズ、実は新しい水を開発したんだけど飲んでみないかい?」
ダズ「水を開発!? どんな水だい?」
アルミン「顔が若返る水だよ」
ダズ「貴方が神かあああ!!」
アルミン(何でこんな嘘に騙されるんだ……それほどコンプレックスなのかな)
アルミン「それでダズ、質問なんだけど>>71」
本当は何歳なの?
アルミン「ねえダズ、君って本当は何歳なの?」
ダズ「はあ……この質問は何回されたかなあ。アルミンと同じ年だよ」
アルミン「え! そうだったのかい!? あ、ご、ごめん」
ダズ「いいんだよ気にしないで。もう鳴れた事だから」
アルミン「じゃあなんで訓練兵団に入ったの?」
ダズ「なあアルミン、外の世界の事についてどれだけ知ってる?」
アルミン「えっと、取りきれないほどの塩を含んでいる巨大な湖に氷の大地、炎の川とか……まあこの辺りだね」
ダズ「へえ結構しってるな。実はな、俺の夢は外の世界に行く事なんだ。だから訓練を頑張って、頑張って外に行くんだ!」
アルミン「僕と同じ夢を持っている人がいるなんて思わなかったよ!」
ダズ「アルミンも外に行きたいのか! 一緒に頑張ろうぜ!」
アルミン「うん! 嬉しいなあ同じ趣味の人がいて」
ダズ「なあアルミン、整形って知っているか?」
アルミン「セイケイ? 知らないな。どんな場所なの?」
ダズ「俺も詳しい事は知らないんだが、場所じゃ無いらしい」
アルミン「へえ、じゃあなんらかの物なのかな?」
ダズ「俺もそうだと思う。……誰にも言うなよ? 実はそれを使うと……好きに顔を変えることができるらしいんだ」
アルミン「顔を!? それはちょっと信じられないな。けど夢がいっていいね」
ダズ「夢なんかじゃない! 父さんの本に書いてあったんだ! いつかそれを見つけてフケ顔から卒業するんだ!」
アルミン「そうなんだ。もし見つけたら僕にも貸して欲しいな。よく女の子みたいって言われるんだ。」
ダズ「おう。けれど二人だけのナイショだぜ……おっと、もうこんな時間だ。じゃあなアルミン。今度一緒にメシ食おうぜ」
アルミン「うん。外の世界について色々教えてね」
アルミン「まさかダズが外に行きたいとはなあ……」
アルミン「ふああ、僕も眠くなってきたよ……どうしよう」
もう眠いんですがもう一人やりましょうか? てか見てくれてる人いるのかな?
アルミンエレンがいるだろエレンが
.>>75 エレンはもうやったよ
アルミン「じゃあラストは>>85にしよう」
ksk
クリスタああああああああああ!
よっしゃああああ という訳でクリスタで
アルミン「やっぱり最後はみんなの天使クリスタだよね!」
アルミン「す、すみません。クリスタさんはいらっしゃるでしょうか」 コンコン
クリスタ「はーい。アルミン、どうしたの? ここ女子寮だよ?」
アルミン「よ、夜の散歩にいきませんか!?」
クリスタ「え? こんな時間に? ……別にいいけど」
どこかの森にて
クリスタ「うわぁ、ホタルがいっぱいいて綺麗だねえ」
アルミン「う、うん。本当だね」(よかった、いつかクリスタを誘うために頑張って見つけた甲斐があった)
クリスタ「あ、見て見てアルミン。あそこの木にホタルが集まってるよー」
アルミン「本当だね。ホタルが好きな樹液でもあるのかな?」(クリスタまじ天使)
クリスタ「ところでアルミン、なんで私を誘ったの? 何か言いたいことでも?」
アルミン(く、首をかしげるクリスタ結婚してくれえええ!!)「うん、まあとりあえずこれ飲んでみてよ。ホタルを見ながら飲む水って結構おいしいよ」
クリスタ「ありがとう! いただきます」 ゴクゴク
アルミン(やった! 念願のクリスタとの間接キス!)
何を聞こう? >>90 >>91 >>92
アルミンについてどう思ってる?
僕のことどう思ってる?
ライナーについて
好きな人だれ?
アルミン「ね、ねえクリスタ」
クリスタ「ん? なあにアルミン」
アルミン「そ、そのライナーってどう思う?」
クリスタ「え? ライナー? うーん、あんまり喋ったことないけど……」
アルミン(確かライナーはクリスタの事が好きだったはず……ベルトルトはどうなるんだろう?)
クリスタ「……私が水汲み当番の時、よく手伝ったりしてくれるんだ。最初は怖い人かなって思ってたんだけど、結構優しい人かなー」
アルミン「ふ、ふーんそうなんだ。……じゃあ僕の事はどう思う?」
クリスタ「ふぇ!? ア、アルミンの事!?」
アルミン「正直に、答えて欲しいです!」
クリスタ「う、うん。ええっと……」
クリスタ「ねえアルミン覚えてる? 初めての座学の授業の時、私消しゴム忘れちゃったんだよ」
アルミン「ええ? そうだったんだ。それがどうかしたの?」
クリスタ「……やっぱり覚えてないんだ」 ムー
アルミン(え!? え!? 何でクリスタ唇を尖らせてるの!?)
クリスタ「ねえアルミン、覚えてない? アルミンその時に、消しゴム貸してくれたんだよ?」
アルミン「……ああ! 思い出したよ!」
アルミン(そうだった。初めての座学の時、クリスタの隣の席だったっけ。それで消しゴム半分に割って渡したんだ)
クリスタ「あの時ね、私すごく嬉しかったの。兵になるなんて夢にも思ってなかったら、みんなと上手く付き合えるか心配で……でも、アルミンのおかげで今、みんなと仲良くできてるんだよ」
アルミン「クリスタは優しいから、きっとすぐにみんなと打ち解けられたよ」
クリスタ「ううん。アルミンがいなかったら今頃私は開拓地に回されてる。本当はお礼言いたかったんだけど、恥ずかしくて中々いえなくて……」
クリスタ「けれど今なら言える。アルミン、本当にありがとう!」
アルミン(ああ、もう僕死んでもいい……)
クリスタ「だから私にとってアルミンは恩人。いくら感謝しても足りない位のね」
アルミン「う、うん。そう言ってもらえて僕も嬉しいよ」
アルミン(恩人、か。嫌われてはない! よかった! ……い、言うか? いや、今しかない!)
アルミン(勇気を出せ! アルミン・アルレルト! ここが正念場だ!)
アルミン「ク、クリスタ!」
クリスタ「な、何!? そんな改まっちゃって」
アルミン「そ、その、クリスタはとっても可愛くて優しくて愛くるしくて天使みたいで……ええと」
クリスタ「ア、アルミン!? いきなり何を言うの!? は、恥ずかしいよぉ……」
アルミン「男子にすっごく人気があって、馬術も上手くって、本当にすごいと思う!」
アルミン「けど僕は体力もないし立体起動も上手くない。ミカサみたいに上手に訓練をこなせないし対人格闘訓練でも勝った事は一度も無い!」
クリスタ「だ、大丈夫だよ! アルミン頭いいから! 私頭い人って憧れるよ!?」
アルミン「けれど僕にはこの命を犠牲にしても守りたい人がいるんだ!」
クリスタ「そうなの!? いいなあ……ロマンチックで」
アルミン「そ、その人は金髪で優しくて……」
クリスタ「アルミン!? なんで手を握るの!?」
アルミン「とっても可愛くてみんなから慕われていて、僕なんかとは全然釣り合わなくて……」
クリスタ「う、うん……」
アルミン「けれど、好きだという気持ちだけは誰にも負けないんだ!」
アルミン「そ、その人は今、僕の目の前にいて、手を握っている人です!」
クリスタ「う、うん……ええ!?」
アルミン「クリスタ!」
クリスタ「は、はい!」
アルミン「僕なんかとは釣り合わないことは十分承知してます! けれど、いつか貴方に相応しい男になって見せます! だ、だから、僕と付き合ってください!」
翌日
アルミン「あ、おはようエレン」
クリスタ「エレンおはよー」
エレン「おうアルミン、今日は早いな。あれ? クリスタも一緒なのか?」
アルミン「う、うん。色々あってね。一緒に食べる事になったんだ」
エレン「ふーん。そうなのか」
クリスタ「ア、アルミン。はい、あーん」
アルミン「ええ!? あ、あーん」 パク モグモグ
クリスタ「お、美味しい……かな?」
アルミン「うん! すごく美味しいよ!」
クリスタ「本当!? 良かったあ!」 パアァ
クリスタ「じ、じゃあ次はアルミンから……」アーン
アルミン「う、うん。 はいあーん」
クリスタ「おいしーい!」 モギュモギュ
アルミン(可愛いいいいい!!)
エレン(何だかここに居てはいけない気がする……)
ミカサ(エレン、私はいつでもオッケーだよ)
ライナー「一緒に食おう、ベルトルト」
ベルトルト「……いいのかいライナー。気持ち悪く無いのかい?」
ライナー「馬鹿いうな。俺達は小さいころからずっと一緒にいただろ。だからその、お前の気持ちに気がつけなくてすまなかった」
ベルトルト「い、いいんだよライナー。そんなに気にしなくても」
ライナー「ベルトルト、すまないが、お前の気持ちには答えることは出来ない。けどな、俺達は兄弟みたいなもんだ。いつどこでも一緒だ。今までも、これからもだ」
ベルトルト「ライナー……」
ライナー「早く食おうぜ。スープが冷めちまう」
ベルトルト「うん!」
ハンジ(んー? 何だか幸せそうな人が何人かいるなー)
ハンジ(もしかしてあの子にあげた薬の力かな? いやー良かった良かった悪用されないで)
ハンジ(それじゃ私はまた新しい薬でも作りますかね)
一週間後
アルミン「……で、また新しい薬が出来たと」
ハンジ「そうため息つかないでくれよ。私のおかげでクリスタと付き合えたんだからさ」
アルミン「まあそうですけど……はぁ。で、この薬はどんな効果なんです?」
ハンジ「それがすごいんだよ! 効果はね……:
もう疲れたよパトラッシュ
という訳で終了です。 ぶっつけ本番で書いた初ssなんですけれどみなさん楽しんで頂けたでしょうか?
つまんねえよ屑とかいうコメントも大歓迎ですので感想くださると嬉しいです。
こんな文才の無い高校生ですがいつか小説家になりたいです
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