男「………暇だな」
友「だねー」
男「友、なんか面白い話してくれ」
友「振り方雑すぎるでしょ」
男「いーだろ。お前面白い話する担当なんだから」
友「そんな担当こちらから願い下げだ」
男「はーやーく、はーやーく」
友「止めろろ、中学生じゃねえんだからさ」
男「早くしないとお前を粉砕玉砕大喝采するぞ」
友「ちょっと何言ってるかよく分からないです」
男「それかお前の黒歴史の自作小説をネットに晒しあげる」
友「分かった分かった。するからやめてくれ」
男「おう、期待してるぞ」
友「それじゃあ、例え話をしようか」
男「例えば?」
友「やかましいわ」
男「早くしろよ」
友「はいはい。そうだな………お前最近漫画読んでる?」
男「いいや」
友「それじゃあ、例えばだけど」
男「おう、例えば?」
友「撃っても罪にならない銃があるとしたら?」
男「撃っても?つまり合法で人を殺せる銃?」
友「だね。ただし、殺せるのは5人まで」
男「5人?なんで?」
友「そこはなんとなく決めた」
男「ふーん。とりあえず一人は決めた」
友「ほほう、誰?」
男「お前」
友「言うと思った」
男「いや、まぁ冗談だよ」
友「冗談でなきゃ困る」
男「でも、どうする?5人だぞ5人」
友「嫌いな奴とかいるだろ?」
男「5人以上いるわ」
友「例えば?」
男「いや、言わないけどさ。聞きたいの?」
友「いいや、聞いても何も思わんから」
男「あっそ」
友「とりあえず、個人的に嫌いな奴殺すのは確定なの?」
男「そりゃあまあ」
友「ホントにそれでいいの?」
男「何がよ?」
友「どんな奴を殺したって、罪にならないんだよ?」
男「ほう」
友「それこそ芸能人だとか、なんなら総理大臣だっていいわけだ」
男「随分と大きく出たな」
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