穂乃果「婚約者募集中!」 (86)
穂乃果「婚約者募集中だよ!」
穂乃果「μ'sの中で一人と結婚するよ」
穂乃果「穂乃果と結婚する人いませんかー?」
>>3「立候補します」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397482311
海未
海未「立候補します」
穂乃果「海未ちゃん!」
海未「穂乃果と結婚したいです」
穂乃果「穂乃果もだよ!」
穂乃果「じゃあお嫁さんか旦那さんか選んでね」
海未「>>8」
縺?∞
海未「私は穂乃果のものですよ、嫁に決まってるじゃないですか」
穂乃果「そう!じゃあ海未ちゃんがお嫁さんね」
海未「はい」
穂乃果「じゃあ、恋人になるところから!」
チュンチュン
穂乃果「…スー」
海未「穂乃果」ユサユサ
穂乃果「むにゃ…」
海未「穂乃果、起きてください」ユサユサ
穂乃果「…ん?」
海未「お早うございます」ニコッ
穂乃果「おはよう…」
穂乃果「って海未ちゃん!?」
海未「何を驚いているんですか?」
穂乃果「なんでここに!?」
海未「起こしにきたんですよ」
海未「幼馴染みですもの、当然です」
穂乃果「ありがとう」
海未「いいえ、さあ早く準備してください」
穂乃果「うん」
穂乃果母「あなたたち本当に仲がいいわね」
穂乃果母「もう結婚しちゃったら?あはは」
穂乃果「な、なにいってるのさ!?お母さん!」
海未「…//」カァァ
穂乃果「海未ちゃんも赤くなってないで!」
穂乃果「何かいってよ!」
海未「わ、私は…」
海未「も、もう!早く学校に行きますよ!」タタッ
穂乃果「あっ!」
穂乃果「海未ちゃん!待ってー!」
ことり「おーい!穂乃果ちゃーん!海未ちゃーん!」
海未「ことり、おはようございます」
穂乃果「はぁ…はぁ…海未ちゃん…はやいよ…」
海未「だらしないですよ?」
海未「ほら、リボンが歪んでます」クイッ
穂乃果「うっ…」
海未「はい、直りましたよ」
穂乃果「あ、ありがとう」
ことり「今日もお熱いね!二人とも!」
穂乃果「ことりちゃーん!穂乃果たち、そんなんじゃ無いよ!?」
ことり「はいはい」
海未「…//」
ことり「海未ちゃん、赤くなってるー!」
ことり「かーわいいー」
ことり「穂乃果ちゃん、幸せものだねー」
穂乃果「ああもう!」
穂乃果「海未ちゃん!ことりちゃんの言うことまともに聞いちゃダメ!」
海未「わ、わかってますよ!」
穂乃果「本当に?」
穂乃果「ことりちゃんも!」
穂乃果「そんなにはやし立てて!」
穂乃果「もし変な噂たったら困るんだからね!」
ことり「変な噂?」
穂乃果「その…穂乃果と海未ちゃんが恋人だって…」
ことり「違うの? 」
穂乃果「違うよ!そんなんじゃ無いっていつも言ってるでしょ!?」
穂乃果「海未ちゃんと恋人だなんて、あり得ないよ!」
海未「っ!」ズキッ
ことり「それはちょっと酷いよ、穂乃果ちゃん」
海未「そうですよ…穂乃果と恋人だなんて…」
海未「先に行きます…」タタッ
ことり「あ~あ…」
ことり「ちゃんと謝りなよ」
穂乃果「…」
穂乃果(まただ…)
穂乃果(いつも言い過ぎちゃう…)
穂乃果(でも、海未ちゃんと恋人だなんて)
穂乃果(考えたこともないよ…)
穂乃果(でも、さっきの海未ちゃんの悲しそうな顔…)
穂乃果「穂乃果、謝ってくる」
ことり「うん!」
穂乃果「海未ちゃーん!」タタッ
『海未ちゃーん』
海未「?」
穂乃果「海未ちゃーん!」
海未「穂乃果!」
穂乃果「はぁ…はぁ…」
海未「追いかけて来たんですか?」
穂乃果「うん…はぁ…はぁ…」
穂乃果「海未ちゃんの悲しい顔見ちゃった…」
穂乃果「このままじゃ穂乃果、何にも手がつかないよ」
海未「はぁ」
穂乃果「海未ちゃん…ごめんね」
穂乃果「あり得ないなんて言っちゃって…」
海未「…」
海未「別に気にしてませんよ」
海未「穂乃果と恋人なんて、確かにあり得ませんから…」
穂乃果「え?」
ことり「おーい!穂乃果ちゃーん!」
ことり「穂乃果ちゃんたち!仲直りした?」
穂乃果「ことりちゃん…それが」
海未「元々ケンカなんてしてませんよ」
海未「ほら、早く行きましょう」
ことり「う、うん…」
穂乃果「…」
ことり「また何か言ったの?」ボソッ
穂乃果「何にも…」
学校
海未「…」ガチャッ
ファサッ
ことり「それは? 」
穂乃果「手紙かな?」
ことり「もしかしてラブレター?」
ことり「海未ちゃん凄いね!今月もう何枚目だろう?」
穂乃果「返事はまた書かないんでしょ?」
海未「いえ、今回は書こうと…」
穂乃果「!?」
ことり「へー」
穂乃果(今回は書く!?)
穂乃果(いつも書かないのに!?)
穂乃果(もしかして、OKの返事…だったり…)
穂乃果「…」モンモン
ことり「何で今回は書くの?」
海未「いい断り方を絵里に聞いたので…」
海未「書いてみようかと」
ことり「へー、どんなの?」
海未「…」チラッ
穂乃果「…」モンモン
海未「内緒です!」
穂乃果(海未ちゃんが誰かと付き合っちゃったら…)
~
穂乃果「海未ちゃーん!一緒にかえろー」
海未「あっ…ごめんなさい」
タタッ
女の子「海未せんぱーい!」ダキッ
海未「あっ、急に抱きつかないでください」
海未「危ないじゃないですか」
女の子「えへへ、ごめんなさい 」
海未「反省したなら、いいです」
海未「帰りましょうか」
女の子「あ、あの…今日は海未先輩と…」
女の子「デートがしたいです…」
海未「ふふっ、可愛いですね」
海未「いいですよ」
海未「あなたのそんな可愛いところが沢山見れるなら…」
海未「では、穂乃果」
海未「そう言うわけですから」
女の子「穂乃果先輩、ばいばーい」
~
穂乃果「うわああああああ!」
ことり「!?」ビクッ
ことり「ど、どうしたの!?」
穂乃果「あっ…なんでも」
穂乃果(妄想に入り込んじゃった…)
穂乃果(でも…)
穂乃果(海未ちゃんに恋人が出来たら…)
穂乃果(穂乃果は…)
穂乃果(あれ?)
穂乃果(何で穂乃果が苦しいんだろう?)
穂乃果(海未ちゃんは単なる幼馴染み)
穂乃果(恋人が出来たって…)
穂乃果「…」モンモン
ことり「ほ、穂乃果ちゃん?」
ことり「絵里ちゃんに教えてもらったってなんだろうね」
穂乃果「絵里ちゃん!?どういうこと!?」
ことり「聞いてなかったの?」
ことり「絵里ちゃんに手紙の返事の…」
穂乃果「絵里ちゃんに返事!?」
穂乃果「そんな!?」
穂乃果「…」ダッ
ことり「あっ!穂乃果ちゃん!」
ことり「断る手紙の返事の書き方を聞いたって…」
ことり「聞いてないよね…」
穂乃果(耐えきれず走って来ちゃった…)
穂乃果(絵里ちゃんに返事…)
穂乃果(そうか、絵里ちゃん…海未ちゃんが好きだったんだ…)
穂乃果(海未ちゃんも絵里ちゃんだから返事をするって…)
穂乃果(穂乃果、絵里ちゃんが海未ちゃんを好きだったなんて、全然気づかなかったよ…)
穂乃果(絵里ちゃんを見に行こう)
生徒会室
絵里「今日も手伝って貰っちゃってわるいわね」
希「いや、うちがやりたいからやってるんやで」ニコッ
絵里「!」ドキッ
絵里「ありがとう…//」カァァ
希「えりちは色々やることあるしなぁ」
絵里「ま、まったくよ!生徒会にμ'sに大変よ!」
絵里「ほとんど希のせいなんだからね!」
希「でも、生徒会長もアイドルも似合ってるよ」
希「えりちの魅力に不足ない肩書きやと思うで」
絵里「~っ!///」
穂乃果「…」ジー
穂乃果「絵里ちゃん…」
穂乃果「海未ちゃんが好きなくせに…あんなに希ちゃんにデレデレして」
穂乃果「ラブレター書くくらい好きなくせに!」
希「!」
絵里「希、どうしたの?」
希(穂乃果ちゃんが覗いてる…なんやろ)
希「なんでもないで」
絵里「そう?」
希(なんや、えりちの方凝視しとるな…)
希(まさか…)
希(穂乃果ちゃん、えりちのこと…)
穂乃果(…)
穂乃果(穂乃果、なにやってるんだろう)
穂乃果(別に海未ちゃんと絵里ちゃんが付き合ってる訳ではない)
穂乃果(ましてや穂乃果にはなんの関係も無いことなのに…)
穂乃果(教室に戻ろう…)
教室
海未「穂乃果、何処行ってたんですか?」
穂乃果「ちょっとね」
海未「?」
穂乃果「あの、海未ちゃん…」
穂乃果「その…手紙なんだけど」
海未「手紙?ああ、朝の…」
穂乃果「返事は…」
海未「書きますよ?」
海未「私の思いがちゃんと伝わるように」
穂乃果「ええっ!?」
穂乃果(海未ちゃんの思い!?)
穂乃果(それは絵里ちゃんの気持ちに答えるってことだよね…)
穂乃果(絵里ちゃんと付き合うってこと!?)
穂乃果「うっ…」チクチク
海未「穂乃果?どうしたんですか?」
穂乃果「頭が痛い…」ダッ
海未「あっ!穂乃果!授業が始まりますよ!穂乃果ー!」
3年教室
希(…穂乃果ちゃん)
希(あの子はド天然で思いきりが良くて…)
希(皆をぐいぐい引っ張るリーダーや…)
希(もしかしたら、えりちの中でも穂乃果ちゃんが特別な存在になってる可能性だって…)
希(いや、でも…穂乃果ちゃんはほんまにえりちが好きなんか?)
希(覗いてたくらいやから…)
希(一度聞きにいこう…)スクッ
絵里「希、何処へ?」
希「トイレやで」
絵里「そう」
2年教室
海未「まったく…穂乃果は何処へ」
海未「授業をサボって!」
海未「…」
海未「…手紙、何て書きましょう」
海未(絵里に言われたのは、『私には穂乃果が好き』って手紙に書くこと…)
海未(絵里は冗談交じりに言ってましたが…)
海未(これは相手にも誠意を見せるという意味では最適な方法かもしれません)
海未(顔を洗ってきましょう…)スクッ
海未「あっ」
希「あっ、海未ちゃん!」
海未「希ですか」
希「なぁ、穂乃果ちゃん知らへん?」
海未「穂乃果ですか?」
海未(何で希が穂乃果を…)
希「話したいことがあってな…」
海未(話?希個人が穂乃果に!?)
海未(まさか!?)
海未「すいません、私もわからなくて…」
海未(希は穂乃果のことが!?)
希「そうか…ありがとう!」
海未(希が穂乃果を…無い話ではありません…)
海未「いえ、それでは」
希(穂乃果ちゃんは何処や)
絵里「!」
絵里(希と海未が!?)
絵里(二人で会ってた!?)
絵里(ぐ、偶然よね…)
穂乃果(穂乃果、どうしたいんだろう…)
穂乃果(海未ちゃんと絵里ちゃんのこと…)
穂乃果(祝福したいの?)
穂乃果(それとも…)
穂乃果(うっ、頭が痛くなってきた…)
穂乃果(もう、家に帰っちゃおう…)
プルルル
穂乃果「ことりちゃん、あのね…」
ことり「うん、わかった」
ことり「皆にも伝えておくから。お大事にね」
穂乃果「ありがとう。ごめんね」プツッ
希(結局、穂乃果ちゃんは見つからへんかった)
希(ってうち、何でこんなに真剣に探してたんや)
希(えりちが穂乃果に取られるって思うと…我慢出来んかったんやろか)
希(自分で自分がわからん)
絵里「希」
希「ひゃっ!」
絵里「何をそんなに驚いているのよ」
希「なんにもないよ?」
絵里「そう?」
絵里「ところで穂乃果が体調が悪いらしくて、家に帰ったわ」
希「そ、そうなん…」
希(やけに詳しいやん…)
希(穂乃果ちゃんにはメールしとこ)ポチポチ
絵里「あの…希」
希「どうしたん?」
絵里「さっき、2年のところで…海未と…」
希「う、うん…それやけどな」
希「どうしても話したくて探してたんや」
希「けど、今は話せん状態やし」
希「メールしてまた改めて…」
絵里「そ、そう…」
絵里(どうしても話したい?)
絵里(それって…告白とか!?)
絵里(そんな…)
高坂家
バタッ
穂乃果「はー」
穂乃果「海未ちゃん…」
穂乃果「絵里ちゃんに返事したのかな」
穂乃果「…もやもやする」
穂乃果「海未ちゃんとはお腹にいたときから幼馴染みで」
穂乃果「海未ちゃんのことは何でもわかると思ってたけど…」
穂乃果「今は何にもわからない…」
穂乃果「それどころか自分の気持ちすら…」
穂乃果「海未ちゃんを取られるからって嫉妬してるのかな」
穂乃果「それもあるけど…」
穂乃果「穂乃果が海未ちゃんのこと、好きなのかもしれない…」
穂乃果「もちろん恋愛として」
穂乃果「明日はどうしよう…」
翌日
海未「穂乃果、ことり、おはようございます」
ことり「おはよー」
穂乃果「う、海未ちゃん、今日は起こしてくれないの?」
海未「ああ、すいません」
海未「やることがあったので…」
穂乃果「そう…」
穂乃果(うぅ…)
穂乃果(やっぱりちょっと、ギクシャクしちゃってる…)
穂乃果「海未ちゃん…その…」
穂乃果「手紙の返事なんだけど…」
海未「はい?」
穂乃果「その、今日なの?」
海未「ええ…そのつもりですが」
穂乃果「そう…」
海未「穂乃果?」
穂乃果「な、なんでもないの!」
ことり「…」
ことり(ははー…)
ことり(二人のこれからのためにも、黙っておこう)
学校
穂乃果「…」ソー
穂乃果(海未ちゃん、3年の教室に行くみたい…)コソコソ
希(あっ!穂乃果ちゃんや)
希(まさか、えりちと逢い引きするために…)
海未(一応、渡す前に絵里に手紙を見て貰いましょう…)
ガララ
海未「失礼します」
絵里「あら、海未」
海未「絵里!すいません!」
絵里「どうしたの?」
絵里(希とのこと…聞きましょうか…)
海未「前話した恋文の返事の事なんですか…」
海未「書いたので見て貰えますか?」
絵里「へ?」
絵里「海未、本当に書いたの?」
絵里「あはははは!本当に書いちゃうなんて!」
海未「ええっ!?絵里が教えてくれたんでしょう!?」
海未「なんで笑うんですか!」
絵里「軽い冗談のつもりだったのに!」
穂乃果(何か笑ってる…)
希(ん?海未ちゃんがえりちと何か話してる…)
絵里「どれどれ、読むわよ」
海未「冗談とわかった以上、読まなくていいです!」
絵里「まぁまぁ…ちょうどいいと思ったから海未も書いたんでしょう?」
絵里「私がチェックしてあげる」
絵里「ふむふむ…」
絵里「『…申し訳ございませんが、お断りさせていただきます…』」
絵里「『何故なら、私には心に決めた相手がいます』」
海未「ちょっと声に出さないで下さいよ」
絵里「えー、『その相手とは…』」
海未「聞いてください!」
穂乃果(手紙を渡しちゃった…)
穂乃果(どうしよう…絵里ちゃんに…とられちゃう)
穂乃果(…ん?とられる?)
穂乃果(もともと穂乃果のでも無いのに)
穂乃果(…やっぱり穂乃果は自分勝手なんだ…)
穂乃果(自分勝手…)
穂乃果(穂乃果は自分勝手…)
穂乃果(穂乃果は自分勝手なんだから!)ダッ
希「穂乃果ちゃん!」
絵里「『私の心に決めた相手とは、幼馴染みの高坂穂乃果さんです…』」
ドン
絵里「きゃっ!」
穂乃果「絵里ちゃん!」
海未「穂乃果!」
絵里「穂乃果!?何なの!? 」
穂乃果「海未ちゃん…ごめんね」ビリッ
海未「あっ!手紙を!」
穂乃果「ごめんだけど、海未ちゃんは渡さないよ!」
絵里「はぁ!?なに言って…」
穂乃果「穂乃果は自分勝手なんだ!」
穂乃果「だから、海未ちゃんが絵里ちゃんを好きでも…」
穂乃果「海未ちゃん!」
海未「え?」
チュッ
海未「ん!?」
穂乃果「穂乃果、海未ちゃんが好き!」
穂乃果「穂乃果の恋人になって!」
海未「ほ、穂乃果…」
海未「穂乃果…バカ!」
海未「変な勘違いして、周りに迷惑をかけて…」
海未「それに、こんなに突然に…」
海未「穂乃果…」
海未「私も…好きです」
海未「私を…恋人にしてください」
穂乃果「海未ちゃん…」チュッ
穂乃果「それから…」
穂乃果「全ての誤解が解けた…」
穂乃果「希ちゃんは絵里ちゃんに告白して、恋人同士になった」
穂乃果「そして…」
四年後
海未「穂乃果、おはようございます」
穂乃果「海未ちゃん!おはよう!」
穂乃果「海未ちゃん…」チュッ
海未「穂乃果…」チュッ
穂乃果「今日は3限で終わりだっけ?」
海未「はい」
海未「ですから、穂乃果のお手伝いでもと…」
穂乃果「いいよ、いいよ」
穂乃果「海未ちゃん、毎日忙しいのに、家の手伝いなんてさせれないよ!」
海未「なに言ってるんですか」
海未「私が穂乃果の側にいたいっていってるんですよ?」
穂乃果「…海未ちゃん」
穂乃果「じゃあ…ちょっとだけ」
穂乃果「あっ!そうだ!」
穂乃果「晩御飯食べてってね!」
穂乃果「レパートリー増えたんだ」
海未「へぇ、それは楽しみです!」
穂乃果「いやー、雪穂で練習した甲斐があったよ!」
海未「太りますよ?雪穂が…」
穂乃果「海未ちゃんは大学に通ってる」
穂乃果「学科でトップの成績なんだって!」
穂乃果「穂乃果はというと…」
穂乃果母「穂乃果!」
穂乃果母「注文書の数字が間違ってるわよ!」
穂乃果母「どうしてくれるの!?こんなに注文して!」
穂乃果母「穂乃果の給料から天引きするからね!」
穂乃果「ひぃー!」
穂乃果「穂むらの後継ぎとして、しごかれる日々」
穂乃果「そして、さらに」
二年後
穂乃果「海未ちゃん…」
穂乃果「穂乃果たちが恋人同士になったときの事覚えてる?」
海未「はい、それはもう昨日の事のように…」
穂乃果「もう六年前なんだけどね」
海未「覚えてますか?」
海未「穂乃果はあの時、私と恋人なんてあり得ない」
海未「なんて言ったんですよ?」
穂乃果「うっ…」
穂乃果「いや、あの時は…」
穂乃果「きっとだけどね、穂乃果と海未ちゃんはお腹にいたときからの幼馴染みだから」
穂乃果「もしかしたら親よりも、親しい人だから」
穂乃果「それ以上の関係っていうのが想像出来なくて、足踏みしてたんだよ…」
穂乃果「本当は海未ちゃんの事好きだってわかってたはずなのに」
穂乃果「だけど今ならわかるよ」
穂乃果「穂乃果は海未ちゃんが好き!」
穂乃果「愛してる」
穂乃果「海未ちゃんは、これまでずっと一緒にいた…」
穂乃果「そして、これからもずっと隣にいてほしい!」
穂乃果「そして二人で生きていきたい!」
穂乃果「海未ちゃん、穂乃果と結婚してください!」
海未「…」ポロポロ
海未「穂乃果…」
海未「この先、どんな困難が待ち受けていても」
海未「ずっとあなたの側にいます…」
海未「誓います」
海未「穂乃果と…結婚します」
海未 fin
穂乃果「もう一人いくよ!」
穂乃果「穂乃果と結婚する人いませんかー?」
>>50「立候補します!」
エリチカ
絵里「私が穂乃果と結婚するわ」
穂乃果「絵里ちゃん!」
穂乃果「それじゃあ絵里ちゃん!」
穂乃果「絵里ちゃんは旦那さん?」
穂乃果「それともお嫁さん?」
絵里「私は>>52」
およめ
旦那か嫁かは受け攻めを決めてます
絵里「私はお嫁さんがいいわ」
絵里「女の子の夢だもの」
穂乃果「そっかー」
穂乃果「じゃあ、また恋人になるところから!」
パン!
絵里「はい、今日の練習はここまでにしましょう」
穂乃果「ふわぁー!終わった~」
絵里「穂乃果、疲れた?」
穂乃果「うん、もうくたくただよ~」
絵里「じゃあ、私が疲れがとれるマッサージをしてあげるわ」
穂乃果「ほんと?」
絵里「ええ、ちょっと伏せて」
穂乃果「うん…よいしょっと」ゴロン
絵里「じゃあ…」グイッ
穂乃果「ああー!いたたた!」
絵里「結構こってるわね」グイッ
穂乃果「あひゃ~!今度はこしょばい!」
絵里「まだまだいくわよ!」グイッ
穂乃果「あ″ー!」
穂乃果「おっ!」グルグル
穂乃果「体が軽い!」
穂乃果「凄いよ!絵里ちゃん!」
絵里「そうでしょ?」
穂乃果「うん!お店開けるよ」
絵里「ふふっ、じゃあ穂乃果からお金とろうかしら」
穂乃果「もう!絵里ちゃんたら!」
穂乃果「よし、じゃあそろそろ…」
穂乃果「絵里ちゃん!ありがと!」
絵里「どういたしまして!」
絵里「また、いつでもしてあげるからね」
穂乃果「うん、えへへ…」
海未「穂乃果、調子良さそうですね」
穂乃果「うん!」
穂乃果「絵里ちゃんにマッサージしてもらったら、身体の調子がよくて!」
ことり「へー」
穂乃果「絵里ちゃんは凄いなー」
穂乃果「美人だし、ダンス上手いし、頭いいし…マッサージも出来ちゃう!」
海未「きっと並々ならぬ努力をしているんですね」
ことり「そうだねー、憧れの先輩だよー!」
穂乃果「憧れの先輩かぁ…」
廊下
穂乃果「憧れの先輩…」テクテク
『キャー!絢瀬会長よー!』
キャァァァァァ
絵里「ごめんね、通してちょうだい」
絵里「ごめんね」
穂乃果「あっ!絵里ちゃん」
穂乃果「凄い人だかり…」
穂乃果「やっぱり絵里ちゃんは人気なんだなぁ」
穂乃果「穂乃果も絵里ちゃんみたいにかっこよく、可愛くなれるかな?」
穂乃果「なんだか絵里ちゃんを意識しちゃったら、遠い存在に思えてきたなぁ」
別の日
屋上
穂乃果「うぅ…ちょっと来るの早すぎたかな」
穂乃果「まだ皆来てないだろうな」
ガチャ
穂乃果「ん?あれは…」
絵里「…」ボー
穂乃果「絵里ちゃんだ」
絵里「ん?」
絵里「…穂乃果、早いわね」
穂乃果「う、うん…」
穂乃果「絵里ちゃんこそ、どうしたの?」
穂乃果「こんな早くに…」
穂乃果「それに校舎の方をじっと見て…」
絵里「これはね…」
絵里「思い出してたのよ…この高校生活を」
穂乃果「えっ?」
絵里「ほら、もうすぐ…ね?」
穂乃果「あっ…ごめんね…」
絵里「何で謝るのよ~」
穂乃果「邪魔しちゃったかなって…」
絵里「そんなことないわ」
絵里「私がこの学校でやってきたこと…」
絵里「辛いことも楽しいことも」
絵里「全部輝いていたように思える」
絵里「そう思えるようになったのはあなたのおかげよ、穂乃果…」
絵里「だから、穂乃果の顔を見て安心しちゃったわ」
穂乃果「絵里ちゃん…」
絵里「穂乃果…」
絵里「あなた以外誰もいないから言うけど…」
穂乃果「うん」
絵里「穂乃果に出会えて…μ'sに出会えて本当によかった…」
絵里「今、そんな気持ちでいっぱいよ」
穂乃果「絵里ちゃん…」ギュッ
絵里「穂乃果…」ナデナデ
穂乃果「穂乃果だって…」
穂乃果「絵里ちゃんに出会えてよかった…」
ガチャ
凛「いっちばーん!」
凛「えへへ!穂乃果ちゃんのまねー!」
凛「…って、ん?」
穂乃果「…」ドキドキ
絵里「…」ドキドキ
穂乃果(胸の鼓動…聞こえちゃってるかな)
穂乃果(絵里ちゃんの鼓動も聞こえる…)
穂乃果(凄くドキドキしてる…)
凛「二人ともいたの?はやいにゃー」
凛「って、なんで抱き合ってるの?」
穂乃果「えっ!?凛ちゃん!?」
絵里「り、凛!これは…」パッ
穂乃果「なんでもないよ!?」
ことり「あれ?穂乃果ちゃん、先に来てたんだ」
ことり「海未ちゃんが探してたよ」
穂乃果「そ、そう」
・・・
絵里「今日の練習はこの辺までに…」
穂乃果(なんか今日はずっと絵里ちゃんの事を考えちゃって集中出来なかったな…)
絵里「穂乃果」
穂乃果「え、絵里ちゃん!」
絵里「今日は動きがやけに鈍かったわ」
絵里「もしかして、その…」
絵里「さっきの事…考えてた?」
穂乃果「うん…」
穂乃果「絵里ちゃんがそんな風に思ってるなんて知らなかった 」
穂乃果「穂乃果はただ巻き込んだだけなのに…」
絵里「穂乃果は私に一歩踏み出せる勇気を私にくれたの」
絵里「だから」
絵里「自分が本当にやりたいこと…」
絵里「それに向きう事ができた」
穂乃果「絵里ちゃん…」
絵里「だから、穂乃果には感謝してるし…」
絵里「大切に思ってるわ」
絵里「もう残りの時間は多くないけど…もっと穂乃果といたい」
穂乃果「それは…」
穂乃果「それは…同じアイドルの仲間として?」
穂乃果「それとも、もっと特別な…」
絵里「穂乃果…」
ギュッ
穂乃果「え、絵里ちゃん!」
絵里「穂乃果っ!」
絵里「私は穂乃果の事が好きよ!」
絵里「私に勇気と輝きをくれる、あなたが好きよ」
絵里「穂乃果と一緒なら、私はもっと輝ける…」
穂乃果「絵里ちゃん…」ギュッ
絵里「私の恋人になって…穂乃果」
絵里「ずっと側にいたいわ…」
穂乃果「絵里ちゃん、穂乃果も…絵里ちゃんが好き…」
穂乃果「ずっと、ただの憧れだと思ってた」
穂乃果「だけど、絵里ちゃんの輝きを一番近くで見ていたい」
穂乃果「そう思う自分に気づいた」
穂乃果「穂乃果からも…」
穂乃果「絵里ちゃん、穂乃果の恋人になってください!」
絵里「穂乃果…」ポロポロ
穂乃果「絵里ちゃん、泣かないでよ」ギュッ
絵里「グスッ…私はこう見えて泣き虫なのよ」
穂乃果「絵里ちゃん、大好き…」
穂乃果(こうして、穂乃果と絵里ちゃんは付き合い始めた)
穂乃果「絵里ちゃん!」
絵里「あら、穂乃果 」
穂乃果「部室に一緒にいこ?」ギュッ
絵里「ええ、いきましょ」
絵里「そういえば、穂乃果のクラスはたしか、6限で終わりじゃないの?」
穂乃果「えへへ、絵里ちゃんと行きたいから待ってたの!」
絵里「穂乃果…ああもうっ!可愛いわね!」ギュッ
穂乃果「わわっ!」
穂乃果「絵里ちゃんだって可愛いよ?」ナデナデ
絵里「カッコいいとかはよく言われるんだけど、可愛いって言われることはそんに多くないわ」
穂乃果「そう?」
穂乃果「でも、穂乃果は絵里ちゃんのこと世界一可愛いと思ってるよ?」
絵里「~っ!…///」
絵里「そんな恥ずかしいこと言わないで!」
絵里「言われ慣れてないんだから!」
穂乃果「穂乃果だって可愛いなんて言われないよ!」
ことり「それにしても、穂乃果ちゃんが絵里ちゃんと付き合っちゃうなんてね~」
海未「正直なところ、寂しいですが穂乃果が幸せなら…」
ことり「海未ちゃん…」
海未「しかし、時間はあまり無いですね…」
ことり「そうだね」
ことり「でも、きっと卒業したあとも二人はきっとラブラブだよね」
海未「そうですね…」
・・・・
穂乃果「そう言えば絵里ちゃんは卒業したら、どうするの?」
絵里「卒業後か…」
絵里「これは、まだ誰にも言ってないんだけど…」
穂乃果「え?」
絵里「もう一度、バレエに挑戦したいと思ってるの…」
穂乃果「バレエ…」
絵里「そう、バレエ…私の夢」
絵里「一度は大きな壁の前に、見上げることしかできなかったわ…」
絵里「でも、穂乃果と出会い、μ'sと出会い…」
絵里「今度はあの壁を乗り越えたい…壊してやりたい」
絵里「大きなブランクはあるけど、絶対にあの舞台にたってみせる!」
絵里「夢を叶えてやるわ!」
絵里「なんて、そんな思いが強くなったの」
穂乃果「絵里ちゃん…」ウルウル
絵里「穂乃果…なんであなたが泣きそうになってるのよ」
穂乃果「だって…絵里ちゃんが眩しくて…」
穂乃果「愛しくて…」
穂乃果「うん…絵里ちゃんならきっと、夢を叶えられるよ」
穂乃果「全力で応援する…」
絵里「ありがとう…穂乃果」
絵里「私…やるわ」
絵里「やるったら、やる!」
穂乃果「ふふっ、それは穂乃果のだよ」
三月
真姫「ふぇぇぇぇぇぇん!」
真姫「に゛ごぢゃぁぁぁぁん」
真姫「の゛ぞみ゛ぃぃぃぃぃ」
真姫「エ゛リ゛ぃぃぃぃぃぃぃ」
真姫「卒業なんてしないでぇぇぇぇぇ」ポロポロ
にこ「まったく…真姫ちゃんは泣き虫にこ…」
凛「うわぁぁぁぁぁぁ」ポロポロ
花陽「うぅ…」ポロポロ
希「みんな泣き虫やなぁ…」ウルウル
海未「そんなこと言ったって…」ポロポロ
ことり「もっと皆で歌っていたかったよぉ…」ポロポロ
穂乃果「皆!泣かないで!」
穂乃果「笑っていよう!」
絵里「穂乃果…」ポロポロ
穂乃果「穂乃果たちはアイドルだよ」
穂乃果「皆を笑顔でいっぱいするんだよ!」
穂乃果「泣いてちゃダメ!」
海未「…グスッ…そうですね」
ことり「笑って…」
凛「送り出してあげなきゃ…」
花陽「アイドルに涙は似合わない…」
真姫「…」フキフキ
穂乃果「みんな!今日卒業する人皆のために…出来ることをやろう!」
絵里「ありがとう、穂乃果…みんな」
希「あー、終わってしもうたな…」
にこ「最後のライブは大成功…」
にこ「にこの高校生活に思い残すことはないわ…」
絵里「そうね…」
希「それにしても…」
希「穂乃果ちゃんが泣かんかったのは意外やなぁ…」
絵里「ええ…」
・・・
絵里(なんとなく、穂乃果の家の近くまで来ちゃったわ…)
海未「…」
絵里(あれは…海未?)
絵里(どうして、家の前で…)
絵里「海未!…?」
『うわぁぁぁぁぁぁん!え゛り゛ぢゃぁぁぁぁん!の゛ぞみ゛ち゛ゃぁぁん!に゛ごぢゃぁぁん!』
『さみしいよぉぉぉぉ!ふぇぇぇぇぇぇん…ヒック…』
絵里「あっ…」
海未「絵里…」
絵里「これは…」
海未「穂乃果はいつもこうです…」
海未「卒業は本当はとてもおめでたくて嬉しいことなんだって」
海未「そんな日に涙は似合わないって…」
海未「泣くのを我慢してたんです」
海未「きっと一番泣きたかったくせに」
絵里「穂乃果…」
絵里「穂乃果!」ダッ
海未「あっ…」
海未「穂乃果の側にいてあげてくださいよ、絵里」
穂乃果「うぇぇぇ…グスッ…ヒック」ポロポロ
ガチャ
絵里「穂乃果!」
穂乃果「うぇ…!?」
絵里「穂乃果!」ダキッ
穂乃果「絵里ちゃん!?」
穂乃果「何でここに!?」
絵里「穂乃果…私はずっと穂乃果の側にいるから…」
絵里「何があっても…」
絵里「穂乃果…」ギュゥゥゥ
穂乃果「絵里ちゃん、苦しいよぉ…」
絵里「あっ…ごめんなさい」
穂乃果「あんまり、顔を見ないで」
穂乃果「泣いてたから…」
絵里「いやよ、もっとみせて」グイッ
穂乃果「恥ずかしいよぉ…」
絵里「だめよ、今日はずっと穂乃果を見てたい…」
穂乃果「絵里ちゃん…」
絵里「穂乃果…」チュッ
二年後
穂乃果「絵里ちゃーん!」
絵里「穂乃果!」
穂乃果「どうだった!?オーディション!」
絵里「なんと…」
絵里「最終審査、通ったわ!」
穂乃果「本当!?」
穂乃果「やったー!」
絵里「ありがとう、これで今までよりもっと大きな舞台で踊れるわ!」
穂乃果「嬉しい!」ジワッ
絵里「穂乃果ー、なんであなたが先に泣くのよー」ナデナデ
穂乃果「だって…嬉しいんだもん!」
絵里「ありがとう…」ギュッ
絵里「これも全部、穂乃果のおかげよ」
絵里「穂むらの修行で忙しいのに…支えてくれて」
穂乃果「何言ってるの」
穂乃果「絵里ちゃんが頑張ったからだよ!」ナデナデ
絵里「あっ…」
穂乃果「それに…穂乃果も」
穂乃果「絵里ちゃんが頑張ってるところをみると…」
穂乃果「元気とか勇気が湧いてくるんだ!」
絵里「穂乃果…ありがとう」ギュッ
穂乃果「えへへ、ずっと一緒だよ」
一年後
穂乃果「絵里ちゃん、今日は何作ってくれるのかなぁ」
穂乃果「昨日はボルシチだったし…」
穂乃果「楽しみだなぁ…」
ガチャ
穂乃果「絵里ちゃーん!ただいまー」
絵里「あっ…穂乃果」
穂乃果「え、絵里ちゃん…どうしたの?」
穂乃果「目が真っ赤だよ…」
穂乃果「泣いてたの?」
絵里「…」
絵里「穂乃果…」
絵里「ご、ご飯出来てるわよ…」
穂乃果「あ、ありがとう…」
穂乃果「ねぇ、何かあったの?」
絵里「…」
絵里「何もないわ」
絵里「さあ、早く座って」
絵里「ロールキャベツが冷めちゃうわ」
穂乃果「うん…」
穂乃果(最近、絵里ちゃんがおかしい…)
穂乃果(何か隠してるような…)
穂乃果「絵里ちゃん、穂乃果に言えないこと…あるの?」
絵里「え…?」
穂乃果「最近、おかしいよ」
穂乃果「バレエのことも話してくれないし…」
穂乃果「何かあったんでしょ?」
穂乃果「バレエで何か嫌なことが?」
穂乃果「穂乃果に話してよ…」
絵里「…」
穂乃果「絵里ちゃん…」
絵里「実は…」
絵里「有名なバレエ団で修行させてもらえることになって…」
穂乃果「え?凄いじゃん!」
絵里「それが…」
絵里「ロシアの有名な団体で…」
穂乃果「え?そ、それって…」
絵里「ええ…」
絵里「ロシアに移らなきゃいけないの…」
絵里「ずっと一緒にって約束したのよ…」
絵里「ロシアなんて行けるわけないじゃない…」ポロポロ
穂乃果「絵里ちゃん…」
絵里「穂乃果と離れたくないわ…」ポロポロ
穂乃果「…」
『 大きなブランクはあるけど、絶対にあの舞台にたってみせる!』
『夢を叶えてやるわ! 』
穂乃果「絵里ちゃん…行くべきだよ」
絵里「えっ…」
穂乃果「ロシアに行くべきだよ…」
絵里「そんな…」
絵里「一緒にいられなくなるのよ!」
絵里「それなのに!なんでそんな!?」
穂乃果「それでも、絵里ちゃんは行くべきだよ…」
絵里「一緒にいるって穂乃果も言ったじゃない!」ポロポロ
穂乃果「だって…絵里ちゃんの夢でしょ?」
穂乃果「バレエの高みへ上りつめること…」
穂乃果「折角、もう一度上り始めたんだよ?」
穂乃果「こんなところで止まってちゃだめだよ」
絵里「…でも」
絵里「穂乃果はさびしくないの…?」
穂乃果「さびしくない…って言ったら嘘になる」
穂乃果「でも…」
穂乃果「穂乃果は何時だって絵里ちゃんの事を考えてる…」
穂乃果「絵里ちゃんの事を応援している…」
穂乃果「例え、絵里ちゃんがロシアに行っちゃっても」
穂乃果「絵里ちゃんはひとりじゃないよ」
絵里「穂乃果…」ギュッ
穂乃果「絵里ちゃん…」
穂乃果「絵里ちゃんはひとりじゃない…」
穂乃果「穂乃果とずっと一緒…」
穂乃果「離れていたって、離れはしないんだから!」
絵里「ふふっ、何よ、それ」
穂乃果「本当だよ?」
穂乃果「その証しに」
穂乃果「絵里ちゃん…手を出して」
キラン
絵里「これは…指輪?」
穂乃果「離れていたって、穂乃果達は一緒…」
穂乃果「絵里ちゃん…穂乃果と結婚してください」
絵里「…」
絵里「はい…」
しばらく後
空港
絵里「それじゃあ、穂乃果…そろそろ」
穂乃果「絵里ちゃん…」
絵里「毎日電話するわ」
絵里「手紙も!毎日書くわ」
穂乃果「待ってるよ!」
穂乃果「穂乃果も連休にロシアに遊びにいくね」
絵里「ふふっ、私も待ってるわ」
穂乃果「…」
絵里「…」
穂乃果「それじゃあ、絵里ちゃん」
穂乃果「行ってらっしゃい!」
絵里「ええ、行ってきます!」
絵里 fin
このへんで終わっときます
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