愛梨「プロデューサーと二人きり♪」 (28)
愛梨「プロデューサーさん!お菓子つくってみたんですっ♪食べてみてもらえますか?」
モバP「おう、じゃぁ一つ。…うん、美味い!」
愛梨「やったぁ!モバPさんの好みに合わせてみたんです♪美味しいって言ってもらえてよかったです~♪」
モバP「わざわざ俺好みに?なんか悪いなぁ」モグモグ
愛梨「いいえ!気にしないでください!私が好きでやってることなので♪」
モバP「そういわれちゃ何も言えないよ」
愛梨「えへへっ♪るんたった~るんたった~♪」
モバP「事務所内でスキップしないの」
愛梨「ごめんなさいっ♪」コツン
モバP「こら、全然反省してないだろ」
愛梨「してますよ~♪あ、お茶どうぞ~♪」
モバP「まったく愛梨はまったく…って洋菓子に緑茶か」
愛梨「合いません?」
モバP「まぁ緑茶好きだからいいけど」
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愛梨「私のことは好きですか?」
モバP「ノーコメントで」
愛梨「ぶーっ」
モバP「さらっと質問するなよ」
愛梨「私はプロデューサーさんのこと好きですよ?」
モバP「はいはい、ありがとうありがとう」カタカタ
愛梨「あー!なんで急に仕事始めちゃうんですかー!?」
モバP「いいだろ別に」カタカタ
愛梨「じゃぁ服脱いでもいいですか?」
モバP「何故。まぁ上着くらいいいだろ」ッターン
愛梨「ではお言葉に甘えて…ん…しょ」ヌギッ
愛梨「…ふぅ、あっついですね~」パタパタ
モバP「窓開けるかー?」カタカタ
愛梨「もう一枚脱いでm」
モバP「ダメだ」
愛梨「ひどい!?」
モバP「それ以上何を脱ぐんだ?」
愛梨「えっ…?あ……/////す、すいませんでしたー///」
モバP「まったく、愛梨はどこかぬけてるんだからしっかりしないといけないな」
愛梨「はぁ~い」
モバP「ほら、こっちこい」チョイチョイ
愛梨「?」
モバP「よ…っと」スッ
愛梨「あっ…///」キュン
モバP「肩に芋けんぴ乗ってたぞ」モグモグ
モバP「ん、どうした愛梨?」
愛梨「い、いえ…///」カァァ
モバP「じゃぁ俺はまた仕事に戻るからな」
愛梨「は、はい…///ありがとうございます///」
愛梨(やっぱりプロデューサーさん素敵です///)
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愛梨「ってことがあったんですよ!」
奈緒「それをわたしに言ってどーする。てゆーか芋けんぴて」
愛梨「だって奈緒ちゃんもプロデューサーさんのこと好きだからわかりあえるかなと思って」
奈緒「すっ!?べべべ別にあいつのことなんかす、す、す、好きとかそんなんじゃねぇーし!」
愛梨「うんうん、やっぱり奈緒ちゃんもわかってくれるんだね!」
奈緒「ちげーって言ってんだろ!?」
愛梨「奈緒ちゃんはプロデューサーに告白しないんですか?」
奈緒「何故敬語に!?……しないですよ。私よりも愛梨ちゃんのほうが可愛いし魅力的だし…」
愛梨「奈緒ちゃん」
奈緒「…なんですか?」
愛梨「プロデューサーさんはなんで奈緒ちゃんをスカウトしたんだと思う?」
奈緒「…さぁ?いい人が見つからないんでヤケになったんじゃないですかね」
愛梨「プロデューサーさんがほんとにそんなことするのかなぁ?」
奈緒「…」
愛梨「プロデューサーさんはきちんと私たちのことを見てくれてるよ。スカウトしたのも先がちゃんと見えてるからなんだよ。結果としてCDデビューしたじゃない」
奈緒「それは…そう…ですね…」
愛梨「だから今度プロデューサーさんと会ったとき話してみよ?」
奈緒「………そうしてみます」
愛梨「それで告白もしちゃおう♪」
奈緒「わかりました……ってしねーよ!?」
愛梨「ん~~惜しいっ!><」
奈緒「惜しいっ!><じゃねーよ!?」
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奈緒「ったく…愛梨ちゃんと昨日あんな話したからモバPと会うのが気まずい…」
ガチャ
モバP「ただ今戻りましたー」
奈緒「お、お疲れーっす」
モバP「おう、なんだ奈緒いたのか」
奈緒「いちゃ悪いのかよ(なんでつっかかるんだ私!)」
モバP「そんなことないけど」
奈緒(なんで私はこう……!ーーーーっ!)ワシャワシャ
モバP「ど、どうした!?」
奈緒「なんでもない!」
モバP「そ、そうか…何か心配事とか悩み事があればいつでも相談にのるからな」
奈緒「………なぁ」
モバP「ん?」コ-ヒ-ソソギチュウ
奈緒「愛梨ちゃんって可愛いよな…」
モバP「そうだな」
奈緒「わ、私とどっちが…その…か、かわいいかな…?(何言ってるんだ私は!こんなこと聞きたいわけじゃない!)」
モバP「奈緒が人と比べたがるなんて珍しいな」
奈緒「べ、別にいいじゃねぇか…それよりどうなんだ?(愛梨ちゃんと優劣をつけたいわけじゃないのに!)」
奈緒「アイドルとしてじゃなく…一人の女の子として(もう…半分告白してるようなもんだな…)」
モバP「……」
奈緒「なぁ何か言っt」
モバP「どちらも可愛い。これにつきる」
奈緒「…は?」
モバP「愛梨は容姿もさることながら人を笑顔することが自然にできてしまう天然の女の子だ。時折大胆なポーズでドキッとさせられることも多々ある正直好みだ」
奈緒「やっぱ愛梨ちゃんのほうg」
モバP「でもな、奈緒は素直じゃない奈緒が頑張ってるところがとても魅力的で可愛いんだ」
奈緒「ばっ!!!!!/////」
モバP「素直になった奈緒も見たいがそれはそれで素直じゃない奈緒が名残惜しくなる。今のままの奈緒で充分可愛い。むしろ今のままが一番好きだよ」
奈緒「すすすすっ…!???///」
モバP「奈緒」スッ
奈緒「!?」ビクッ
モバP「じっとしてて」
奈緒「な!?なななな!?/////」目ギュッ
モバP「ん、もういいぞ」
奈緒「……えっ?」
モバP「ふ菓子。髪についてたぞ」モグモグ
奈緒「えっ?」
モバP「えっ?」モグモグ
奈緒「………ふ」
モバP「ふ?」
奈緒「ふざけんなああああああ!!!!!!!」バチィィィィィィン
モバP「ウボラッ!!!!!!」ガッシャーン
奈緒「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
モバP「…………イテテ」ムクッ
奈緒「き、期待しちゃったじゃねぇか…」ボソ
モバP「何を期待したんだ?」ズイッ
奈緒「うわああああああ!!!??」バチィィィィィィン
モバP「ニドメッ!?!?!?!?」ガッシャーン
奈緒「きゅ、急に顔近づけるなよ!!!!心の準備ができ、、いや!そうじゃなくて!!!」
モバP「………奈緒」ムクッ
奈緒「プ、プロデューサーにはいつも感謝してるし信頼もしてるつもりで、、、!でもッ!好きとかどーっとかっていうことには!」
モバP「好き…?」
奈緒「ーッ!!!!そ、そうだよ!!!モバPさんのことが好きなんだよ!!!ったくどーしてこうなったんだかわからないけどッ!!!モバPさんのことなら愛梨ちゃんよりも思ってる自信がある!!!だからッ!!!!」
モバP「………アイドルの恋愛は御法度だ。ましてや相手が同じ事務所のプロデューサーは特に…な」
奈緒「ア、アタシはただ自分の気持ちを伝えたいだけで…!」
モバP「それ以上は望まない…か?それだと自分が苦しむだけだ」
奈緒「だけど…!」
モバP「奈緒」
奈緒「ーーーッ!!!」ダッ
ガチャ
凛「おはようございま…奈緒どこいくの?」
奈緒「どこでもいいだろ!!!!」バタン
凛「……プロデューサー、何かあった?(奈緒の告白丸聞こえだったけど)」
モバP「いんや」カタカタ
凛「なにかあったね」
モバP「ノーコメントで」
凛「……そ」
モバP「え?」
凛「なに?聞かれたくないんでしょ?じゃぁ聞かないから安心して」
モバP「…」
凛「気になるんでしょ?奈緒のこと」
モバP「…(聞かないんじゃなかったのかよ)」
凛「追いかけたら?」
モバP「それはできない」
凛「どうして?」
モバP「…」
凛「内心は追いかけたいんだね」
モバP「…ッ!」
ガチャ
愛梨「プロデューサーさん、行ってあげてください」
モバP「あ、愛梨…いつから…?」
愛梨「細かいことは後です。それよりも奈緒ちゃんを追いかけてあげてください」
モバP「……いいのか?」
愛梨「はいっ♪でも奈緒ちゃんを泣かせたらダメですよ!」メッ
モバP「愛梨……すまん!」ダッ
ガチャバタン
愛梨「…行っちゃった」
愛梨「プロデューサーさん、やっぱり奈緒ちゃんのことが好きだったんだ…」
愛梨「あれ…おかしいな…」ポロ
凛「…」
愛梨「応援しなきゃなのに…なんで涙が出るんだろ…」ポロポロ
凛「愛梨さん…」ギュッ
愛梨「凛ちゃん…私!わたし…!うわああああああん!!!!」
ーーーーーーーーーーーーー
奈緒「クソッ!クソッ!クソッ!クソッ!クソッ!クソォォォォォ!!!」ダダダッ
奈緒「アタシはバカだ!!こうなることはわかってたのに!!」
奈緒「どうして告白なんてしちまったんだ!!!!」
ピタッ
奈緒「あーぁ、明日からモバPさんに会うの気まずいな…」
奈緒「……モバPさんと一緒じゃなきゃここまでこれなかった。でももうそれもできなくなるんだな」
奈緒「はぁ……、アイドル辞めようかな」ボソ
モバP「そんなことは許さないぞ」
奈緒「!?」クルッ
モバP「やっと、、、追いついた、、!」ゼェゼェ
奈緒「ど、どうして…!?」
モバP「奈緒は俺にとって特別だから!!!!!!」
奈緒「」ビクゥ
モバP「さっきはすまなかった。アイドルとプロデューサーという壁にビビっちまった。俺としたことが情けない」
奈緒「ダメなんだろ!わかってる!わかってるよ!」
モバP「今は…な」
奈緒「今は…?」
モバP「なぁ、奈緒」
奈緒「な、なんだよ…」
モバP「今はまだお互い駆け出しのアイドルとプロデューサーだ。けどいずれ俺がトップアイドルにさせる」
モバP「そしてトップアイドルになってアイドルを引退した頃合いのその日まで俺のこと好きでいてくれたら…」
モバP「俺と結婚してくれないか?」
奈緒「………は?え…?けっこ…ぇ…ぁ…/////」ジワ
奈緒「は……はい……////」ポロポロ
モバP「指輪はまだ…無いんだけど…いずれ…な」ギュ
奈緒「グスッ…モバPさんのバカ…ばかぁ…うえええええええん」ギュゥゥゥ
モバP「ははっ、ごめんな。奈緒」
ーーーーーー
奈緒「……うぅ、思いっきり泣き顔見られた」
モバP「落ち着いたか?」ナデナデ
奈緒「うん」グシグシ
モバP「じゃぁ…さ、誓いのキス…しない?」テレ
奈緒「…クスッ」
モバP「わ、笑うなよ。奈緒のことは信じてるけどやっておきたいんだ」
奈緒「悪い悪い。ん、いいよ」
モバP「じゃ改めて」ゴホン
モバP「私、モバPは神谷奈緒のことを生涯愛し続けることをここに誓います」
奈緒「私、神谷奈緒はモバPのことを生涯愛し続けることを誓います」
モバP「…ん」
奈緒「んっ…ぁ…」チュッ
モバP「…やっぱ照れくさかったかな」
奈緒「そんなことない。嬉しいよ」
奈緒「でも浮気は許さないからな」
モバP「しないよ、絶対」
奈緒「信じてるよ、モバPさん」
奈緒「あ、アタシの方からも一ついいか?」
モバP「なんだ?」
奈緒「だーい好き///」
終わり
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