もとにぬいぐるみを作る

P「社長のパンツを元にぬいぐるみを作るぞ！！」


P「最近、趣味の一環としてぬいぐるみ作りに励んでいるわけだが…」

P「ふむ、布が足りなくなっちゃったな…どうしたものか」

P「うーん、ここら辺に何かいい布無いかな｣ｺﾞｿｺﾞｿ

P「お、何か布らしきもの発見…ってこれは…」

P「男性用のパンツ…？」

P（ここ765プロには男は俺と社長しか居ない）

P（つまり、このパンツは…社長のパンツという事になるな）


P「うえっ、ばっちい！…だけど今無性にぬいぐるみが作りたい」

P「今作れば最高傑作ができると思うんだよなぁ…でも社長のパンツか…」

P「うーん…」


『うわぁ！このぬいぐるみ、可愛い！』

『プロデューサーさんって、意外と裁縫とか上手なんですね！』

『うっうー！今度私にも作り方おしえて欲しいかなーって』


P「…よし、作るか」

ー数分後ー

P「で、できた…中々可愛いクマのぬいぐるみができたぞ！」

P「よしよし、UFOキャッチャーに入っている人形くらいには可愛くなったな」

P「んじゃ、こいつはここに置いて…ふふふ、皆の反応が楽しみだ」

P「おっともうこんな時間か、そろそろ帰らないとな」


人形『…』

ーさらに数分後ー


社長「いやー、忘れ物をしてしまったよ、ハッハッハ」

社長「えーっと…大事な書類はどこかなっと…おや？」

クマ『…』

社長「これは中々可愛いぬいぐるみだな、誰かが作ったのかな？」

社長「事務所の雰囲気も明るくなるし、良い事だ…おっと、こんな事をしている場合ではなかったな、書類書類…」


ﾄﾞｻ


社長「…おや？何の音かね？」

クマ『…』

社長「おっとっと、落としてしまったか」

社長「平らな所に置いて…よし、これでいいだろう」

社長「さて、書類書類…」


ﾄﾞｻ


社長「…おや？また落としてしまったのか？」

社長「変だな…平らな所に置いたはずなんだが…机が歪んでいるのかな？そろそろ替え時か…」

クマ『…』

社長「机の真ん中にでも置いておくか、さて…あれ、何を探していたのか忘れてしまったな、何だったかな…」


ﾄﾞｻ


社長「…え？」

クマ『…』


社長「な、何故だ…？ちゃんと真ん中に置いたはずなんだが…」

社長「机だってそれほど傾いている訳でもない…気味が悪いな、引き出しの中にでも入れておこう」

社長「さて、なんだったかな…そうだ、大切な書類を探していたのだな、えーっと…」


ﾄﾞｻ


社長「…は？」

クマ『…』

社長「た、たった今引き出しの中に入れたばかりじゃないか！どうしてここに…」

社長「もしや引き出しに穴は…空いていない、という事は自分から外へ…？」

社長「…この年にもなって馬鹿馬鹿しい、きっと日頃の疲れが出ているんだろう、今日はとっとと帰ろうか」


ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ


社長「…あれ？おかしいな、鍵が空かないぞ？」

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ


社長「お、おいおい…何故あかないのだ？建て付けだってそれほど悪くはないだろう？」

社長「もしや……いや、気のせいだろう、今からでも鍵屋を呼んで…」


ﾄﾞｻ


社長「…こ、この音は…」

クマ『…』

社長「ひっ！な、なぜこいつがこんな所に…！？」

社長「ひ、ひとりでに動いているというのか！？早く外へ…」


ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ


社長「か、勘弁してくれ！なぜ開かないんだ！！」


ﾄﾞｻ


社長「ひっ！ち、近づいて来る！！」


ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ


社長「頼む！あいてくれ！頼む！！」


ﾄﾞｻ


社長「く、来るな！こっちへ来るな！！」


ﾄﾞｻ


社長「やめろ！こっちへ来るんじゃない！！」


ﾄﾞｻ


社長「やめろ！やめてくれ！やめろおおおおお！！！」



ﾄﾞｻ

ー翌日ー


P「おはようございまーす…ってうわぁ！？」

社長「…」

P「社長！？大丈夫ですか！？社長！！」

社長「…」

小鳥「おはようございま…きゃぁ！？」

P「お、音無さん！！救急車を呼んで下さい！！お願いします！！」

小鳥「は、はい！！」

P「社長！！しっかりして下さい！！社長！！社長ーーーー！！」




クマ『ｵｰｲ！ﾜﾀｼﾊｺｺﾀﾞﾖｰ！ﾀｽｹﾃｸﾚｰ！』




～おわり～

4回目なのにアイドルが出てこないってどういうことなの
つぎもがんばるぞ