モバP「1レス今日は何の日」 (641)
モバマスSSです
ヤマもオチもない
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< 1 >
P「ん?何読んでるんだ文香」
文香「これは…史劇、というか…演劇の脚本…ですね」
P「ふーん、シェイクスピアか。
俺も何作かはわかるが、『ヘンリー五世』か」
文香「そう、ですね。
シェイクスピアは知っていても、
作品まで知っている人はあまり…」
P「でも、なんで唐突に?」
文香「次のお仕事は…ドラマ、じゃないですか」
P「おう、参考にしようと。いや、凄いな文香は」
文香「そうでしょうか…。
私、未だにしっかりアイドルというものが…理解できなくて…。
像が掴めない…というか」
P「掴めなくていいさ。
ヘンリー五世だって前作の『ヘンリー四世』ではただの悪ガキだったろ?」
文香「…知っているんですか?てっきり…」
P「知らないとは云ってないぞ?
…ま、これからは長いんだしゆっくりいこう。
それに、文香には俺がいるからな。一人じゃない」
文香「…はいっ」
【1413年、イングランドにてヘンリー五世戴冠】
< 2 >
P「こんにちは、美優さん」
美優「はい。こんにちは、Pさん」
P「早速で申し訳ないんですが、これ次回の映画の台本です。
先ほど届いたんで目を通しといてください」
美優「はい…、あの」
P「なんです?」
美優「この、役どころいいんですか?私で」
P「はい!これの企画を見たときから美優さんしかいないと思いましたから」
美優「は、はぁ…。ありがとうございます。
でも、私未婚なんですけど…」
P( その映画は若くして亡くなったはずの夫が他所で別の女と生活しているという噂を聞いて徐々に狂っていく女の破滅、というストーリィだ 。
うん、実に美優さんに合っている)
美優「しかも、ラストが交通事故って…」
P「…済みません、嫌でしたか?」
美優「いえ、お仕事ですし…」
P「はい」
美優「それに少し、気持ちもわかるかなって」
P「…えっ?」
【2005年、英国王太子チャールズ再婚】
< 3 >
友紀「いけーっ!そこで、打てー!」
P「…友紀、少し静かにしてくれないか。
俺は寂しく残業中なんだが」
友紀「だってだって今丁度キャッツが、
サヨナラできそうなんだもーん」
P( 11回裏、同点、二死、ランナー2塁か )
P「いや、確かにいい試合だけども」
友紀「いいから、いいから。
ほら、プロデューサーもこっちこっち」
P「うおっ」
ボスン
P「…なぜ残業中にアイドルと二人でソファに座りながら野球を観てるんだ、俺は」
友紀「いっつも観てればプロデューサーも野球好きになるかなーって」
P「別に嫌いじゃないけどさぁ…」
友紀「ああ!打った打った打ったぁ!
プロデューサー!打った打ったサヨナラだよ!」
P「おう…わかったからもう少し…」
友紀「やったね!今日も勝ったよー。
連勝記録作ってほしいなー!」
P「…俺の事務所宿泊記録も更新中だぞ」
【2006年、金本知憲イニング記録達成】
< 4 >
亜子「いやー…、やっぱでかいな!」
P「まぁ、そうだな。
俺は高校の時の修学旅行で見たよ」
亜子「ホンマ?…でもでかいだけやなぁ。
インパクトがドーンとくる割にそんなおもろいアトラクションがあるわけじゃないし」
P「そりゃ、仏様で遊ぶわけにはいかないだろ」
亜子「せやな。
ま、入場料取らないとこは褒めたるわ」
P「取るかよ…。それはそうと知ってるか?
これが造られたときの時価」
亜子「うーん…。
まぁ、でかいだけやしな。百億円くらい?」
P「現在の価値で約5000億だってよ」
亜子「は?ご、ごごご五千億ぅ?
この鉄の塊が?」
P「指を指すなっての…。
まぁ、それだけ当時の人はこれに夢や願いをかけてたってことだ。
あんまり酷いこと云うなよ?」
亜子「アタシらとファンみたいなもん?」
P「…ああ、そうだ…ん?」
P( 皮肉じゃ、ないよな? )
【大仏の日/奈良の大仏開眼】
< 5 >
P「よお、比奈。捗ってるか?」
比奈「プロデューサーっスか。
まぁ、ぼちぼちってところでス」
P「最近はアイドルの方が忙しいからな。
そっちにあまり集中させてやれなくて済まない」
比奈「いや、気にしてないっスよ。
自分も今じゃあアイドル、楽しんでまスから」
P「そうか?
…そういや、いつだったかに俺の似顔絵描いてくれるって云ってたけど」
比奈「あー…そんなこともあったっスね」
P「忘れてたとか?」
比奈「まぁ、そうっスね」
P「随分あっさりだな。
…っと、じゃあ、これで試し描きがてら描いてみてくれないか?」
比奈「?…あ、水彩色鉛筆セットじゃないっスか!
いやー、欲しかったんでスよね」
P「まだ、持ってなくてよかったよ。
被ったらつまらないからな。
それにしてもまた描き方のヴァリエーション増やすのか?」
比奈「描けるものが道具で違いまスからね…。
よしっ、じゃあパパっと描いてあげましょう」
P「うん、ここに座るぞ。あっ」
比奈「はい?」
P「誕生日、おめでとう」
比奈「…これは…なかなかクるっスね。
似顔絵、期待しててくださいよ?」
【荒木比奈、誕生日】
こんな感じで毎日できたらな、と
電波を受けて立てましたが、
なるべくは続けていきたいと思います
ありがとうございました
ありがとうございます
いやぁ、やめたなんて云えませんね
これからは淡々といきたいと思います
< 6 >
P「なぁ、奏。
どうして恋愛映画苦手なんだ?」
奏「ん、なんだか恥ずかしい…とは違うけど、むず痒いというか」
P「その割には前のドラマは楽しそうだったじゃないか」
奏「あれは仕事だったもの。
それに…」
P「ん?」
奏「私自身の境遇に近かったから。
恋愛映画だとどうしても学校だったり、逆にアクションみたいな非現実で実感湧かないじゃない?」
P「学校でも湧かないのか?」
奏「ええ。興味のある男の子がいないから」
P「へぇ…」
P( 奏の学校の男子は可哀想だなぁ…。
まぁ、アプローチとかにも気付かれてるんだろうけど )
奏「でも、この前のお仕事は“ アイドルの恋 ”が題材だったし。
禁断の、とか云われると別の意味でむず痒くなるけど」
P「でも、境遇は学校でも大体同じだろ。
この業界が舞台でも興味あるやつがいないとダメなんじゃないのか?」
奏「……そうね。
うん、私恋愛は人生で一度って決めてるから。それだけ」
P「ん…んん…?」
【1912年、タイタニック号最初で最後の出航】
< 7 >
柑奈「はぁ…ラブはどこにあるんやろ…。
ピースを歌い続けてもラブが見つからなければなぁ」
P「お、柑奈テレビか?
今、昼前だからニュースくらいしかやってないだろ」
柑奈「プロデューサーさん…。
いやね、ちょっと大きなお仕事終わって気が緩んでたのか、
少し自身なくしちゃって…」
P「うん?」
TV『ーようにニューヨークでは現在も高所得者層への優遇に反対する人々のデモがー』
柑奈「あちらを立てればこちらが立たない。
どうすればいいんでしょうね?」
TV『ーまた、逆に生活保護を社会的甘えと見る団体などは、
アファーマティブ・アクションを非難するデモを計画しておりー』
P「…歌えよ」
柑奈「え?」
P「柑奈の仕事は歌うことだ。
それで誰が救えるか、救えないかはわからない。
それでも、人間は前に進めると信じろ。
柑奈はその前を進めばいい」
柑奈「そう…ですね。
…じゃあ、プロデューサーさんはしっかり着いてきてくださいね!」
P「もちろんだ。よし、仕事いくぞ!」
【1947年、MLBに初の黒人選手誕生】
< 8 >
夏樹「…ちっくしょう。
何がダメだったんだ」
P( ん?珍しく夏樹が落ち込んでる。
こっちはプリン食べてご機嫌だからな。
ちょっくらお助けに行くか )
P「おーい、夏樹ー。
なんかあったのか?」
夏樹「あ、ああ。
ちょっと涼と揉めてさ。
色んなことが積み重なったんだろうけど、
どれも避けられたんじゃないかって」
P「んー…音楽性の違いとか?」
夏樹「それもある。
U.Kは聴かないだとか、新しいのをつくりたい、いや回帰だ、とかな。
でも、それだけじゃないんだ」
P「でも、明日になればまたサバサバした感じに戻るんじゃないのか?」
夏樹「そうだな。
アタシや涼はそういう人間だ。
…だからこそ惜しいんだ。
なぜ、些細なことでこんな詰まらない気分になる自分が」
P「はははっ…」
夏樹「なんだよ、おかしいか?
二十歳前のガキがこんなこと云ってると」
P「いや、そうじゃない。悪気はないんだ。
ただ、さっき涼に会ったんだけどさ」
夏樹「うん」
P「あいつも同じ理由で落ち込んでたから。
さらに以心伝心になるときは二人とも同時かもな」
夏樹「そっか…。いや、面白いな…。
そういう繋がり方もあるんだな。
吹っ切れそうだ。うん、Pさんありがとな」
P「いーや、俺は何もしてない」
夏樹「ただ、さ」
P「ん?」
夏樹「今回揉めた直接の原因はアタシが冷蔵庫に入れといたプリンなんだけど、
Pさん知らない?」
P「」ダラダラダラダラ
【1970年、ポール・マッカートニーがビートルズ脱退発表】
< 9 >
P「ブフォ…!…うげぇ、珈琲零した」
瞳子「Pさん、何やってるの?
デスク全体に飛び散ってるじゃない」
P「いや、瞳子さんの次の舞台の台本見てただけですよ」
瞳子「…なにか変なところでもあった?」
P「いや、台詞自体は普通のものですし、
新しいタイプの演劇でなかなか印象もいいです。
新しい瞳子さんを印象付けるのに最適でしょう」
瞳子「そう…。
アイドルをやって自身を付けさせて、
また役者に戻る。
あなた最初から考えていたの?」
P「さぁ?どうでしょうね。
ただ、夢を掴む手助けをするのが俺の仕事ですから」
瞳子「ふふっ、そう。
…私にもそれ見せて。どうして笑ったの?」
P「そうですね…。
いっそのことここだけ演技してみてくれません?」
ー
ー
ー
瞳子「私はスカー・レッド。傷んだ赤色。
スカーレットなどという過去は捨てた…。私は未来を生きる!」
【??年、蒼崎橙子誕生」
< 10 >
春菜「Pさぁん、私がこんなお仕事してもいいんですかね?」
P「いいんじゃないか?
誕生日だし今日くらいは、みくも許してくれるさ」
春菜「猫カフェめぐりのロケなんて私以外にも適任がいるのに…」
P「春菜だって、趣味は猫関係だろ?
それに部屋が猫グッズだらけなのも知ってるぞ」
春菜「え、えっ?
本当ですか?え?なんで?」カアア…
P「みくにせめて仕返しにゃ、とかいいながらおしえられたからな」
春菜「はー…みくちゃん…もう…」
P「ま、春菜も帰ったらみくに眼鏡でも押し付けてくればいいさ」
春菜「あの…彼女が今使ってる眼鏡私のプレゼントです」
P「」
春菜「…でも…、ありがとうございます。
私に眼鏡以外の趣味があるって知ってる人あまりいませんから。
嬉しかったです」
P「あ、ああ。
…よし、仕事終わらせたら事務所でパーティだからな。
パパッと終わらせるか」
春菜「はい!…です、…にゃ」
P( かわいい!はるにゃんのファンになります! )
【上条春菜、誕生日】
今日は上条春菜さんの誕生日です!
メガキチでも春菜さんでもはるにゃんでも、
どんな上条さんでもいいので皆さんSSを書いてくださいね!
< 11 >
飛鳥「確かにボクはイタいヤツだし、
そう自覚してるというスタンスを取るさらにイタいヤツだよ」
P「…ああ」
飛鳥「だけど、だからといってこのステッカーはないんじゃないかな」
ステッカ-「黒歴史製造機!」
P「…麗奈も悪気があったわけじゃ…」
飛鳥「趣味がイタズラの子に悪気がないのは結構。
ただ、人には触れられたくない柔らかい部分があるはずだ」
P「俺からも注意しとくから、な?」
飛鳥「ダメだ。
ボクはこれから先を憂えてるんじゃない。
今、この瞬間に怒ってるんだよ」
P「…どうすんだよ?」
飛鳥「…なにもしないさ。
ボクはイタいやつだからね。
怒ってもやり返さない自分をさらに演出する」
P「お、おう…」
P( 厨二ってそこまで意地になるものかなぁ…。
爆発した方がストレスも解消できると思うんだが )
【800年、延暦噴火(富士山噴火)】
< 12 >
P「都は推理もの好きなんだよな?」
都「はいっ!
純粋な論理ゲームとして完成されたものはそれだけで幸せな気持ちになりますから」
P「じゃあ、ノックスの十戒とかヴァン・ダインの二十則ってやっぱ気にするもんなの?」
都「うーん…。
本格好きの方には頑なにそれ以外を認めない人もいますが、
私はあんまり気にしませんね」
P「そっか。
事務所内の『~キチ』にミスキチまでいたらどうしようかと」
都「…私ってもしかして皆さんにはそのように見られてますか?」
P「いや?むしろポンコツ探偵として生暖かい目で見られてる」
都「はあ、よかっ…いやいやいや。
私それなりに活躍してますよね?
猫探しとか…猫探し、とか…ぅぅ…」
P「いや、探偵が推理しなきゃならない事件が起こったら困るからそれでいいんだよ」
都「でも、怪盗とか…」
P「窃盗も困るんだが…。
っと、そんな都に朗報だ。
猫探し以外の仕事の依頼だぞ」
都「!…なんですか?どんな事件でもこの安斎都が速攻で解決しますよ!」
P「事件じゃないが…。
推理小説のチェックだ。
なんか変な部分はないかって」
都「この事務所の誰かが書いたんですか?」
P「うん。
都が一番詳しそうだから頼んでくれってさ、ほい」
都「だから、十戒や二十則について訊いたんですね?
私が原理主義者だと困るから」
P「ああ。
始めて書いたらしいからな」
都「いやー、楽しみです!
感想はPさんでいいんですか?」
P「ああ、頼むぞ」
P( 正直都がミステリ・キチだとつまらないからな。
これでよかった、うん )
【1939年、S・S・ヴァン=ダイン死去】
<13 >
由里子「ぐへへへ…」
P( おおう…なんだあのニタニタ顏…。
アイドルっていうか女の子がしちゃいけない顏だ )
P「あー…由里子さんや。
できればそういうのは事務所以外で楽しんでもらえませんかね。
一応18歳未満も来るからさ」
由里子「おおっと、失敬。
まだまだ修行が足りんのか」
P( どこでも楽しめてるし、
ナマモノ克服したとか云ってたからむしろレベルアップしてるんじゃ… )
P「自分だけで楽しむ分にはなんでもいいけどさ。
…今ってどんなのが流行りなの?」
由里子「お、プロデューサーもこっちの世界くる?」
P「いや、行かないけどさ。
ほんの興味で」
由里子「バスケも水泳もテニスも巨人も、それから聖杯もあるじぇ?」
P「んー…俺でも大体知ってる感じだな。
いや、断っておくが中までは見てないぞ?」
由里子「ま、自分の好きなのを楽しむのが一番。
ユリユリはメジャーが嫌いでも至上主義でもないし」
P「アイドルもできれば流行り廃り関係なくありたいもんだがな」
由里子「まったくだじぇ。
何年か前の世間にメイドが溢れたのはうんざりだったし」
P「確かに」
由里子「メイドだけじゃなく執事だってーーー」
P( 背後で菜々が引きつった笑みを浮かべてる…。
まさかあの頃からメイドを…。
いやいやいや…まさか、な )
【??年、ケイネス・エルメロイ・アーチボルト誕生】
< 14 >
留美「P君はどっちがいいと思う?」
P「んー、そっちの黒猫の方ですかね。
なんとなく優しそうな感じがします」
留美「そう?
でも、私もこの子がいいわ。
白猫の方は沢山お友達がいるけど、
この子は一人ぼっちだもの」
P( まさか留美さんと二人でぬいぐるみを選びに来るとは、な。
まぁ、普段見れない留美さんを見れてなかなか楽しいけど )
留美「売れ残り…。寂しいものね」
P「え、ええ…。
そういえば、留美さんはぬいぐるみに表情があるって思う人ですか?」
留美「む…。
まぁ、そうかしらね。
人間には表情がある。
猫たちには表情はないけど、感情はある。
ぬいぐるみにだって何かあってもいいはずじゃない?」
P「ふむ。
そうなんでしょうかね。
留美さんなら目に見えないものしか信じないとか云いそうでしたから、
少し不思議です」
留美「…私だって不確かなモノを感じたくなることはあるのよ」ギュッ
P( その時腕に感じた温もりは、
女性を少しだけ傷付けた不名誉な記憶だ。
それを、忘れないようにしたいと思う。
ただーーー )
P「周りからどう見られてるんでしょうね、俺たち」
留美「んぅ…?」
P「やれやれ…」
【1958年、最高裁が内縁は婚姻に準ずる関係と判断】
< 15 >
P「おーい、朋ー」
朋「ん?なに、P」
P「いや、用という程でもないけど。
…そういやほたるが話を聞きたがってたぞ」
朋「あたしに?なんで?
ほたるちゃんも占い始めるのかな」
P「運気を上げたいんだってさ。
前に朋、ちいさい頃は運が悪かったけど、
占いを始めてから運気が上がってきたって話してたじゃん」
朋「なるほどね…。
でも、それなら適任がいるような…」
P「茄子か?ほたるも最初は聞きに行ったらしいんだが…」
朋「行ったけど?」
P「無意識すぎと参考にならないらしい。
なんていうか唸りを上げる豪運って感じで」
朋「…確かにあたしもあの人には…。
うん、わかった。
今度ほたるちゃんと話してみるね」
P「頼むな。
…まぁ、ほたるは自信がつけば大分変わると思うんだけどな」
朋「そうだね。
最初は鰯の頭でいいから、指針が必要だよね」
P「それって占い否定してないか?
むしろクラリスとかの…」
朋「あたしは占いを人生の指針にしてるから。
占いの結果にはそんなに一喜一憂しないもん」
P「ふーん。
アイドルになったのも占いだと思ってたから占い至上主義なのかと」
朋「…人生で始めて占い以外に信じたい人に出会えたからね。
それまではそうだったよ」ボソッ
P「ん?」
朋「んーん、じゃほたるちゃん探してこよっかなー」
【誕生花、マーガレットの花言葉は恋占い】
皆さんの今日が
良い一日になりますように!
他にも今日はガッツポーズの日、など
<16 >
クラリス「P様、人は主の下では皆許されます。
…しかし、許されるからといってどんな暴挙でも許容されるわけではないのです」
P「…はい」
クラリス「私たちはあくまで人の世を生きているのです。
全知全能の神を戴くのは良きことですが、
それを忘れてはいけませんよ」
P「…いや、それは大変よくわかります。
ただですね、
我が家ではもっぱら醤油をかけると決まっておりまして…」
クラリス「まったく…。強情な方ですね。
醤油も悪くありませんが最善は塩と胡椒でしょう」
P「こしょうでしょう?」
クラリス「…なにか」ギロツ
P「いいえ、なんでも!」
クラリス「私とてなにも無理強いしているわけではないのです。
ただ、私を導くべき方が誤った見解を持っているというのはーーー」
P「ははぁ…」
P( 事務所でこんな風に謝るのも不思議だけど、
理由が意味不明なんだが )
P( どうしてクラリスは目玉焼きにかけるもので、
こんな圧力かけてくるんだよ…ん? )
P「あの、クラリス?
きのこか?たけのこか?」
クラリス「…無論たけのこですが、なにか?」
P( …俺、きのこ派なんだけど…。
云わない方がいいよな )
【1633年、ガリレオ・ガリレイへの異端審問開始】
< 17 >
P「…なぁ、もういいって。
俺よりフレデリカのを見にいこうぜ?」
フレデリカ「だーめ。アタシのプロデュースする人はカッコよくないといけないの」
P「普段はスーツだからなぁ…。
…それにしたって、
フレデリカの家のパーティにお呼ばれしたのに、
服装を任せっぱなしで済まんな」
フレデリカ「んー、別に楽しいからいいけど?」
P「そっか。
…いや、でももういいよ。
適当に決めとくから」
フレデリカ「はぁ…、身嗜みは社会人の義務じゃないの?」
P「いや、そうなんだが…」
フレデリカ「例えばさ、チョコがあるじゃん」
P「ああ」
フレデリカ「片方は普通に包装されたやつ、片方はアタシが唇に挟んでるやつ。
どっちが嬉しいかはわかるでしょ?」
P「…話はな。俺は普通に包装されたやつを選ぶぞ」
P( …普通は紙コップのお茶と湯飲みのお茶とかが、
例えになる気がするんだが )
フレデリカ「はーい、次はジャケットだよ。
こっちこっちー!」
P「…ま、フレデリカらしか」
【誕生石、ピンクフローライトの石言葉はきちんとした身嗜み】
< 18 >
P「98…99…100っと。
今日のメニューは全部終わったぞー」
亜季「ありがとうございます!
これで私たち二人の目標がまた一歩近付きましたね!」
P「そうだな。
それにしても亜季が筋トレ嫌がらなくてよかったよ。
最近の女の子はひたすら食べないでバランス保とうとするから」
亜季「海外のモデルや女優はむしろ積極的に筋量を増やして、
身体を支えておりますからね!
自分もやるからには長くアイドルをやりたいので」
P「そっか」
P( 亜季の場合は胸筋とか腹筋のインナーマッスルを鍛えると、
さらにやばくなるからな…楽しみだよ )
P「何事も身体が資本だしな、っと、うおっ」グラッ
亜季「ん?どうしたんでありますか、
プロデューサー殿」
P「いや、立ち眩みかな。
船に乗ってるみたいだ…うんん…」
亜季「そういえば、今年は海での仕事をやってみたいです!
できれば船上、甲板に立ちたい」
P「おう、今年は飛躍の年にしないとな。
海での仕事、とってくるよ」
亜季「はいっ!
その暁にはこう叫ぶのです!
『本日天気晴朗ナレドモ浪高シ』!」
P( …実は船酔いに弱いなんて云えねぇ… )
【1868年、秋山真之誕生】
< 19 >
P「アーニャはさ、どうして星が好きなんだ?」
ア-ニャ「ズヴェズダ…星、ですか?」
P「ああ、天体観測が趣味じゃん?
今もこうやって事務所の屋上で空を見上げてるし」
ア-ニャ「綺麗…なのが理由ですけど、
ネボ…天には夢がありますから」
P「夢、か」
ア-ニャ「ダー…父の故郷で見た空も、
母の故郷で見た空も…
どちらも同じモノでありながら全く違う」
ア-ニャ「天は…見る人の気持ちや、
意志を映すのだと思います」
P「それを彩るのが星、か。
じゃあ、この事務所からアイドルのアーニャが見上げる星は、
天はどんな風なんだ?」
ア-ニャ「…云わせるんですか?」
P「え?」
ア-ニャ「云わずとも私たちは繋がっている。
それとも、言葉にしなければわかりませんか?」
P「…いや、大丈夫だ。済まなかったな」
P( その日彼女と見上げた空は、
都会のためかあまりよくは見えなかったけれど )
P( それでもはっきりと輝くアーニャと、
側で支える自分がよく映っていた )
【1961年、ソ連が世界初の有人宇宙船打ち上げ】
< 20 >
P「……」
みちる「……」
P「…これ、どうする?」
みちる「…そりゃあ、食べますよ。
味は保証されてますし」
P「…まぁ、みちるのご実家の窯を借りて焼いたパンだしな」
みちる「食べればどんなパンも同じです。
覚悟を決めて半分こしましょう」
P「そうだな」
みちる「むむ…よし。
Pさんには左側を差し上げましょう」
P「おう。…せーのっ」パクッ
みちる「!フゴフゴ!フゴフゴゴ!」
P「…ん、飲み込んでから喋れ。
まぁ、でもこの『みちるパン』形はゾンビみたいだが、
味は美味いな」
みちる「…くん。そうですね!
わざわざPさんを実家まで呼んだ甲斐がありました!」
P「俺こそお呼ばれしてありがとな。
プレゼントは月並みだったのに」
みちる「Pさんとパンを焼いてみたかったんです。
あたしは嬉しかったですよ?」
P「そっか、うん。
…じゃあもっかい『みちるパン』試してみるか」
みちる「次こそは綺麗に焼きましょうね!」
【大原みちる、誕生日】
今日はやたら頭が痛いので寝ます
なので明日の分を
明日起きたらみちるのSSが
あることを祈ってます
< 21 >
P「のあさん…荷物少なすぎません?」
のあ「形あるものは人の速度には着いてこれない。
ならば、所有欲で無理に寿命を縮めてはいけない」
P「いや、それにしたって…。
これなら寮から出なくてもいいんじゃ…」
のあ「反対に私たち人間も形あるものとは相反する。
引き摺られるのはよくない」
P「んー…、まぁ、近所のマンションですしね。
これだけ売れれば広いところにも住みたくなるか」
のあ「別にこの場所が気に入らないわけではない。
競い合う同志がいて、仮のステージもある。
ただ、私はここにいるべきではないと思っただけ」
P「この寮も低年齢層が大半ですからね。
…うん、じゃあ行きましょうか。
さぁ、乗ってください」
のあ「…それに、ここにいれば普段は貴方、部屋に入ってこられないじゃない」
P「…えっ?何か云いました?」
のあ「住めば都…。
貴方にとっても都になるといいわね」
P「…は、はぁ」
【710年、平城京へ遷都】
< 22 >
P「よかったな仁奈。
特別にキグルミもらえて」
仁奈「はいっ。
これでまた新しい仲間がふえたでごぜーますよ」
P「今回は猫…でいいのかな?」
仁奈「ねこのキモチになるですよ?」
P「いや、でも純粋な猫じゃねぇしな…。
てゆーか、あいつ喋るのか?」
仁奈「まーいいです。
とりあえずモフモフしやがってくだせぇ」
P「おう、じゃあ膝に」
仁奈「にゃーんっ」
P「おお…思ったより柔らかい…かな?」モフモフ
P( それにしても彦根の公式もよくタイアップしてくれたよな…。
…ちょっと兜が痛いのは内緒だ )
【2006年、ひこにゃん誕生】
< 23 >
雪乃「Pさん、私…ほめて、欲しい…ですわ」
P「おう、褒める褒める。
…っていってもどうすりゃいいんだ?」
雪乃「少しだけ…撫でてみてはいただけませんか?」
P「撫でる?俺が?雪乃の頭を?」
雪乃「はい。お願いいたします」
P「ま、まぁ…いいけどさ」
雪乃「…ん」ナデナデ
P( 優雅な紅茶タイムだと思っていたら、
実は恍惚のナデナデタイムだったぜ! )
雪乃「ぅぁ…んん」ナデナデ
P( この子どうして目瞑ってるんだろ…。
しかも、今気付いたけど胸元空いてる服だから、
テーブル越しだと…うわーお )
P「…どうしたんだ、いきなり」
雪乃「…気紛れ…では、いけませんか?」
P「いや、いいんだけどさ」
雪乃「とても有意義な時間でしたわ。
それに…」
P「なんだ?」
雪乃「それはPさんもだったのでは?」ニコッ
P「」
【アニメ、クレヨンしんちゃん放送開始】
変な時間ですが
唐突にオールの予定が入ったので
ジェームズ・ボンドも誕生日らしいです
< 24 >
P「晶葉って専門は工学だと思ってたんだけどさ、
割と他分野の学会誌とかも読んでるよな」
晶葉「ん?まぁな。
創作物の科学者や技術者は専門にしか興味がないかのように描かれるが、
研究において関係性のない知識などないからな。
どんな分野でも齧っていて損はないんだ」
P「そっか。
じゃあ、今話題の細胞のことも解説できたり?」
晶葉「それなりには、な。
ただ、同じ研究や技術に関わる者としては、
立場的に肯定も否定もできないぞ?」
P「いや、聞いてみただけだ。
…最近は工学以外でどんなのに興味があるとかないのか?」
晶葉「ふむ…。
最近、というわけではないが人体の構成についての研究には、
常に注目しているな」
P「どうしてだ?」
晶葉「私がロボの研究をしているのは知ってるだろう。
ロボにもいくつか種類があるから一概には云えんが、
大体は生物を模そうとして生まれている」
P「ウサちゃんも、まぁそうだな」
晶葉「となれば人体にも詳しくなければな。
目指すべきものを見据えねば科学は進歩しない。
意義あってこそ、他者の利益になってこその技術だからな」
P「…だから、例の細胞はーーー」
晶葉「…ノーコメント、だ。
助手よ、機械部品でも買いに行くぞ」
P「ああ、そうだな。
たまには俺にもデザインぐらいやらせてくれよな」
【2003年、国際ヒトゲノム計画完了】
< 25 >
礼「黒光りしてるのって、素敵じゃない?」
P「は、はぁ…」
礼「それに私は固目が好きよ?」
P「ラーメンかなんかですか?
ゴマ麺とかあるし」
礼「は・ず・れ。
そうね…。あとは太いのが好まれる傾向があるかしらね。
私はそこまで気にしないけれど」
P「うーん…。
絆…ってのは固ければなおいいかさ、太いとも形容されるような…。
でも、黒い絆って意味わかんないなぁ」
礼「ふふっ…、先が微妙に二つに割れてて、
何かに擦りつけると先から液体がでてくる。
これでわかるんじゃない?」
P「あー…万年筆?」
礼「正解。P君もまだまだね。
私なら黒っぽいと固さでわかるわよ」
P「礼さんは知識が凄いですからね。
なぞなぞとかクイズは頭の回転が大事なんだなって、
あなたを見てるとよくわかりますよ」
礼「そうね。並よりは知識もあると自負しているわ」
P「でも、わからなくても礼さんとなぞなぞするのとか楽しいですよ。
ヒントの出し方も上手いですし。
綺麗なお姉さんの特技がなぞなぞってのもポイント高いです」
礼「そう…、P君、私といるとたってしまうものがあるってことね?」
P「…時間だけですよ?」
【1955年、日本初のクイズ番組「私の秘密」放送】
< 26 >
みりあ「プロデューサーさん!
次の仕事が決まったって本当ですか?」
P「ああ。
今までは正統派なアイドルとしての活動ばかりだったが、
今度はドラマだ!」
みりあ「ドラマ?
それってどんなドラマなのっ?」
P「なんと、朝ドラヒロインの子供時代だ!
抜擢だぞ、抜擢!」
みりあ「わぁ…!それって凄いこと?」
P「ああ、かなり凄いことだぞ。
一つお姉さんになったし、
今年も頑張ろうな」
みりあ「うんっ。プロデューサーさんと一緒なら、
私たくさん頑張れるよ!」
P「うん、うん。
…よしっ、じゃあ誕生日とドラマのお祝いになんか食べに行くか!
みりあ、何食べたい?」
みりあ「うーん…、私なんでもいいよっ。
プロデューサーさんと一緒にご飯食べて、
おしゃべりできるなら」
P( おおう…。キラキラしちゃってまぁ。
こんな表情見ちゃうとな… )
P「じゃあ、駅前に新しくできたハンバーグ屋さんに行くか。
おにーさん奮発しちゃうぞー」
みりあ「わぁい!いこいこ、プロデューサーさん!」
P( …今だけはロリコンの気持ちがわかる俺であった。ちゃんちゃん )
【赤城みりあ、誕生日】
みりあちゃん誕生日おめでとう
14日の誕生花であるセイヨウヒルガオの
花言葉は哀しみや失望
みりあちゃんに失望されたくはないものです
< 27 >
P「あの、夏美さん」
夏美「なに?Pさん」
P「夏美さんはCAだから少し違うかもしれませんが、
今日はヘリコプターの日らしいんですよ」
夏美「へぇ。初耳」
P「それでふと思ったんですけど、
空って怖くありません?
揚力とかって未だに完全には解明されてないらしいですし」
夏美「うーん…。
考えたこともなかったなぁ。
今までは必死に生きてきたから」
P「そうですか。
俺は結構死ぬときのこととか考えちゃいますけどね」
夏美「そんなこと、と云うには軽い話ではないけど…。
目の前のものに立ち向かう方が性に合ってるのよね。
前に話したけど私って昔は残念なスタイルだったの」
P「ええ、未だに信じられませんが」
夏美「そのときは自分が凄く惨めだったけど、
あのときでも死のことなんて考えなかったもの。
敵はスタイルや惨めな自分。
それを倒すことしか目に入らなかったから」
P「凄いですね…。
俺なんて余所見してばっかりですよ」
夏美「それはそれでいいんじゃない?
じゃなきゃ、今の私はいないわけだし」
P「いえ、夏美さんなら誰かがスカウトしたと思いますけどね」
夏美「巡り合わせが大事なのよ。
さっきのヘリの話なら、
その昔ダ・ヴィンチがオリジナル設計を産んだときは誰も注目しなかった」
P「それが今じゃなくてはならないものですからね」
夏美「ええ。
だから私はCAだったときも怖くなかったのかな。
無意識のうちに巡り合わせを信じていたのかもね」
【1452年、ダ・ヴィンチ誕生】
< 28 >
麻理菜「Pくーん、映画でも観ない?」
P「…まぁ、仕事は珍しく終わりましたからね。
なに観るんです?」
麻理菜「これだよ、これっ」
P「タイタニック、ですか。
…夜の事務所で男女が二人で観るものでは…」
麻理菜「まぁまぁ、気にしない。
私実はこれ観たことなかったんだよね」
P「俺も昔のヴァージョンを一回観ただけですよ。
リメイク版は始めてです」
麻理菜「じゃあ、違いとかも楽しめるかもねっ」
P「覚えてるかな…。
そういえばどうして観なかったんです?
海関係なら観てそうなもんですが」
麻理菜「それ偏見じゃ…。
でも、そうだね。
怖いから観なかったの」
P「怖い?」
麻理菜「うん。
サーファーなんてやってるから死ぬのはあんまり怖くないんだ。
ただ、死ぬのが怖くない自分が怖くて」
P「は、はぁ…」
麻理菜「昔は死ぬのに未練がなかったの。
それってつまらない人生のまま終わることかなって」
P「じゃあ、今は未練が?」
麻理菜「うん。たくさんね。
アイドルも仲間も、それに……。
うん、セットできたねっ。
ではでは、始まり始まりー」
【1912年、タイタニック号沈没】
< 29 >
夕美「プロデューサー?
私、アイドルとして綺麗に咲けてるかな?」
P「…まだまだ、だな」
夕美「そう?最近は結構テレビも出てるし、
大きな箱も埋められてると思うんだけど」
P「まだだ。
アイドルとしての相葉夕美はもっと輝ける。
俺たちが目指す場所を考えれば今は精々が蕾ってとこだな」
夕美「そっか…。
プロデューサーは私に期待してるってことかなっ」
P「ああ。
そうでなきゃ、一緒に植物園に来たりはしないさ」
夕美「ふーん?
じゃあ、私に才能がないと思ったら休日に相手はしないってこと?」
P「俺が声をかけた以上は才能がないわけがない。
だから相手にしないという選択肢はないな」
夕美「じゃあ、私がアイドルじゃなくて、
幼馴染とか友達とかただ身近なだけの存在だったら?」
P「どうだろうな…それはわからない。
ただーーー」
夕美「ただ?」
P「今よりも楽しくないはずだよ。
なぁ、そうだろ?」
夕美「そうだねっ。
私たちは今の関係が最高だもん!
…これからもよろしくねっ、
プロデューサー!」
P「おう。…まぁ、身近な存在にも種類があるからな」
夕美「え?」
P「いつか、そんな関係になれるかもなって」
【相葉夕美、誕生日】
相葉さんおめでとうございます
時間と余裕があれば
彼女と植物園に行くようなお話を書きたいところ
まぁ、ないんですが
他にも十五日はTDL開園の日だそうで
< 30 >
P「まひろー、プリン食べるかー?」
真尋「うん! 食べる食べる!
仕事のあとのプリンは元気の源だよーっ」
P「ほいよ。
いやー、疲れたな。
走ってもいないのに」
真尋「最後のスパートの掛け合いのときは、
私も叫んじゃったもんね。
疲れたけどまたやりたいな。マラソンのリポート」
P「そうだなー、次は夏の日本選手権とかかな。
短距離も観たいだろ?」
真尋「そうだね。
アイドルになってからスタミナはついた方だけど、
まだ長距離は疲れるし」
P「真尋は出ないのか?高校総体とか」
真尋「どうだろうねー。
うちの高校それなりに強豪だけど…。
個人で出れるかはアイドルのお仕事との兼ね合いもあるし」
P「うーん…。
俺の立場だとアイドルの方に力を入れてとしか云えないが…。
でも、俺は応援しにいきたいな」
真尋「じゃあ、出るよ」
P「は?」
真尋「Pさんが応援してくれるなら出る。
絶対にいいとこ見せるんだから!」
P「そっか。期待してるよ」
真尋「ま、今はプリン食べるのに集中だけどねーっ。
あっ、そっちのも一口ちょーだい!」
【1978年、日本初の女子フルマラソン大会開催】
< 31 >
笑美「『なんばえみ』も一文字違えば『やんだえみ』」
P「…ほーん」
笑美「病んだ笑美!」
P「笑美、アメちゃんいるか?」
笑美「いるいる!…じゃなくてな、
Pはん、気づいてないんか?今、ツッコミ待ちなんや…」
P「いや、知ってるけど」
笑美「なら、なんで拾ってくれないんや。
たまにはPはんにもツッコませたろ思て、
ウチがボケたっちゅーのに」
P「だって…な?わかるだろ?」
笑美「むー…、やっぱウチにボケは向かないっちゅーことか…」
P「ボケなら事務所に沢山いるだろ。
みくとか前川さんとかみくにゃんとか」
笑美「それ全員同じやないくわッ!」
P「あー…噛んだか。
アメ、ダメだったか?」
笑美「うぅ…『かんだえみ』」
P「…みくー!ボケが足りないから至急来てくれー!」
ナンデニャ-!
【1889年、チャップリン誕生】
< 32 >
ゆかり「私…Pさんにおしえてもらえて…嬉しいです」
P「お、おう」
ゆかり「Pさんは、とっても頼りになります」
P「…ありがとう」
ゆかり「…あなたがいてくれれば、きっと大丈夫」
P「…うん」
ゆかり「だから私…、Pさんの云うことならなんでもできそう…」
P「…本当か?本当になんでもする?」
ゆかり「は、はい。もちろんです…!」
P「そうか…、じゃあ、こんなことでも?」スッ
ゆかり「…い、嫌です!
いくらPさんの云うことでも!」
P「へー…俺の云うことはなんでもきくんじゃなかったのか?」
ゆかり「うぅ…」
P( …演技の練習だぜ?
ゆかりが重いとかいう風潮、嫌んなるね )
ゆかり「…なら、どうしてこんな仕事とってきたんですか?」
P「?!」
【誕生花スノーフレークの花言葉は、清純・汚れなき心】
みくにゃんは猫らしく天然かつ
ツッコミを自認するようなボケがいいと思います
難波さんとはボケ合いをしてほしい
< 33 >
むつみ「Pさん、私にも冒険するようなお仕事ありませんか?」
P「んんー…、なかなかなー。
十三歳の女の子に危ないことさせるのは…」
むつみ「幸子ちゃんはダイビングしたりしてますけど…」
P「いや、まぁそうなんだが。
あれでいて幸子も楽しんでるし、
ライブのパフォーマンスだからなぁ。
冒険ってわけじゃない」
むつみ「そうですか。
砂漠とか深海とか未知の世界に挑んでみたいなぁ」
P「幸子でもそんなとこは…。
いや、行ってる方がおかしいんだけどさ。
…でも、今度世界探索系の仕事があったらむつみに回してみるよ」
むつみ「ありがとうございます!
未知との戦いに今からワクワクですっ!」
ガチャ
ダンサボゥ-!
P「…これも未知の世界レベルじゃね?」
むつみ「いや、さすがにこれは…」
【恐竜の日、後に世界初の恐竜の卵発見】
< 34 >
P「なぁ、茄子。
今まで生きてきて一番不運だったことってなんだ?」
茄子「突然ですね、プロデューサー」
P「ああ。
ある意味対極にいるほたるは、
それなりに幸運も経験してるみたいだからな。
気になってさ」
茄子「はぁ、あんまり思い出すないような…」
P「やっぱり唸る豪運的な?
常に爆運モード?」
茄子「なんですかそれ…。
えーっと…あ!ありますあります。
プロデューサーさんがことあるごとに、
ナスって呼ぶこととか」
P「…不運か?」
茄子「不運ですよぉ。
大事な人に名前をちゃんと呼んでもらえないんですから」
P「おおう…。いや、うん。今度からはふざけないようにするよ」
茄子「はい♪ ちゃんと呼んでもらえないと悲しいですからねっ」
P( …あれ?結局茄子の思い通りのような… )
【なすび記念日】
< 35 >
杏「ふぁ…私はもう働かないよ。
杏はここを安住の地とするのだ」
P「事務所のソファ程度でいいのかよ…」
杏「どこでも寝られるのが杏のいいところだからね。
休めるなら贅沢は云わないよ」
P「そうか。
まぁ、問題はその発言が出社してすぐってとこだな」
杏「自力で事務所に来たのなんて久しぶりじゃん。
これは杏を甘やかすべきことだよ。
つまり、私は寝るっ!」
P「…。三十くらいになってハロワとかに並びたいのか」
杏「そうなる前にプロデューサーが責任とってくれるからだいじょーぶだよ」
P「なんの責任だよ…。
ほら、行くぞ。仕事の時間だ」
杏「…ん」
P「しゃーないな、車までだぞ」
杏「いやー、極楽ぅー。
プロデューサーは杏のタクシーだからね」
P「きらりは違うのか」
杏「きらりんタクシーは頭ぶつけたり、酔うからね…。
今日の仕事なんだっけ?」
P「そっか。
…今日はトークラジオだな、楽だぞ」
杏「やったね。飴も出たり?」
P「ああ」
P( きらりがゲストってのは云わないでやるか )
【ハローワークの日】
皆さんは勿論プロデュースも副業もしっかりやってますよね?
明日はいよいよ…
< 36 >
P「悪いな、時子。
誕生日なのに料理なんかさせて」
時子「いいのよ。
貴方は無能は無能なりによくできてるじゃない?
貢物にも満足したし、褒美は大事よ」
P「そうか。
んー…いい匂いしてきたなぁ…」
時子「当然じゃない。
豚のエサだからといって手を抜くのは流儀に反するのよ」
P「うん。
なんだかんだいって本気で取り組んでくれるとこ、
好きだよ」
時子「フンッ!」
P「ぐえっ…、カカトが食い込んだじゃねーか」
時子「貴方は一言多いとかじゃないわね。
まったく…。
…私は自分を曲げないわよ」
P「おう、そうか。
…まぁ、曲げないのはいいんだけどさ」
時子「なに?」
P「いいかげん…、俺を椅子にしてキッチンに向かうのやめないか?」
【財前時子、誕生日】
18日分は時子様の誕生日だけで
忙しくても時子様のためならばッ…!
他にはよい歯の日など
< 37 >
ほたる「…私、あなたみたいな人が…大っ嫌いです…!」
P「…ああ」
ほたる「惰弱で…無能で…薄汚い…。
生きていて恥ずかしくないんですか?」
P「ッ……」
ーーー
ほたる「あ、あの…プロデューサー?」
P「なんだ?ほたる」
ほたる「ほ、本当にこの路線で大丈夫なんでしょうか…?」
P「大丈夫だって。
これを維持するんじゃなくて、
一つのフェス限りだし。
俺は中々心にキタからな」
ほたる「は、はぁ…。
私なんかが上から見るような…」
P「そういうのが好きな人も…ってのは置いといて。
ほたるは誰かの上にはいないかもしれないけど、
誰かの下にもいないよ。
今回は仕事でそうなるだけだ」
ほたる「私、鷹富士さんがいるから事務所が倒産しないんじゃないかなって…。
鷹富士さんのおかげでここにいさせてもらえてるんじゃないかなって…。
だから、私は…」
P「ほたる」
ほたる「…はい」
P「それは、茄子に謝るべきだ」
ほたる「感謝ではなく?」
P「ああ。
ほたると茄子がユニットを組んだときに云ってただろ?
気の持ちようさえ違えば幸せに思えてくるんだって。
…茄子が恵まれているように感じるのは確かだ」
ほたる「はい」
P「だけど、そう見える影では努力も、苦労もなんだってあるんだ。
ほたるはそれを幸運の一言で片付けようとしたんだ。
これは謝るべきことじゃないのか?」
ほたる「…そう、ですね」
P「それに、さ。
ほたるがいくら不運でも事務所は大丈夫だよ。
俺や皆がいるし、なにより」
ほたる「ちひろさんがいますもんね」
P「ああ、あの人には不運程度じゃあ、力不足だよ」
【白菊ほたる、誕生日】
ほたるちゃんおめでとー!
十九日は飼育の日だそうです
…飼育したいアイドルが思い浮かびませんでした
< 38 >
P「よう、美波。大学はどうだ?
仕事で単位落としたりしてないか?」
美波「はい、お陰様で。
ゼミの教官には配慮もしてもらってますし」
P「そっか。
やっぱり教官とか同期とかに、
テレビ観たよ!っとか云われるものなの?」
美波「そうですね。
最近は全く接点のない人からも声をかけられるようになりました」
P( …同期の男子とかはアッチでも使ってるのかなぁ。
いや、そういうプロデュースしてるの俺だけど )
美波「Pさん?」
P「ん。いや、なんでもない。
…それで相談なんだけど来週全部休んでも大丈夫か?
海外の長期ロケの仕事があるんだが」
美波「大丈夫ですよ。
今期は出席を取らない講義ばかりだし」
P「うん、じゃあ来週の頭からブラジルだからよろしく」
P( …また、美波の風潮がアレな感じになるだろうな。…済まん美波 )
【女子大の日】
< 39 >
美嘉「あーいうのってやってて虚しくなったりしないの?」
P「…それ自分の存在意義危うくなる発言だぞ」
美嘉「んー、でもアタシ、プロデューサーの手には届くよ?」
P「ファンには届かないだろ。
…届いても困るが」
美嘉「でもさー、握手とかはするよ?
画面の中にしかいないとか嫌じゃない?」
P( 色んな意味で美嘉たちもだろ )
P「…なんとも云えんな」
美嘉「てゆーか、大体が学生以上なのもなんかなー」
P「…は?」
美嘉「なんでもないよ。
よし、プロデューサー今日も仕事いこっか★」
P「…美嘉が手を出すとかやめてくれよな。
誤魔化したわけじゃないよな?な?」
【??年、姉ヶ崎寧々の誕生日】
< 40 >
礼子「案外Pくんも飲めるのねぇ」
P「そりゃ、礼子さんたちと飲んでれば嫌でも強くなりますよ」
礼子「まだまだこんなもんじゃないわよ?
Pくんがいるからセーブしてるもの」
P「マジッすか…。
いや、強すぎでしょ…」
礼子「志乃に比べれば大したことないけれど、ね」
P「…あの人は血液がワインな人ですから。
実質人間最強は礼子さんなんじゃないですか」
礼子「確かに志乃以外で私より強いというと…」
P「それに礼子さんって酔ったことないんじゃないですか?
そんな姿想像できませんもん」
礼子「いいえ?お酒に酔うっていうのは雰囲気も加味されるのよ。
だから……」スッ
P「はい?」
礼子「あなたが私を酔わせて?」
【1988年、トウカイテイオー誕生】
礼子さんとお酒飲みたい!
できれば自分も飲んでもらいたい!
二十日は他にナポレオン三世やヒトラーの誕生日だそうです
よっぽどちひろさんで書こうかと思いました
< 41 >
P「最近気付いたんですけど、
志乃さんがいると皆さんそんなに潰れませんよね」
志乃「そうかしら?」
P「ええ。なんというかそこにいるだけで、
場が締まるというか。
直接的には何もしないんだけど、
やはりいなければならない存在というか」
志乃「買い被りすぎじゃない?
私は好きなものを好きな人たちと楽しんでいるだけよ」
P「だからこそ、ですよ。
何も求めない、
しかし相手にも何も求めないことを求める。
これって中々できることじゃありませんから」
志乃「じゃあ、Pくんと飲みに行った人は皆潰れるの?」
P「まぁ、志乃さん以外の人が潰れたところは大概見たことありますね」
志乃「…そう」
P「だからやっぱ志乃さんは凄いって話ですよ。
お酒に対しても周囲に対しても」
志乃「私の潰れたとこ、見てみたい?」
P「うーん、想像できませんけどね」
志乃「じゃあ、場所を変えましょうか」スッ
P「…どこへ?」
志乃「…もちろん、私の部屋よ」
【1926年、エリザベス二世誕生】
< 42 >
P「ふぅ~…。なかなかいいとこだなぁ」
肇「そうですね…。
お仕事でこんな立派な旅館に泊めさせていただけるなんて、
思ってもみませんでした」
P「ちひろさんに感謝だな。
…それに最近肇は休み少なかったしな。
たまにはこうやってお茶でも飲みながらゆっくりしたっていいんだよ」
肇「そうでしょうか?
Pさんも最近はあまり休んでいないように見受けられますが?」
P「俺は見えないところで休んでるんだよ。
…あ、お茶淹れようか?」
肇「あ、お願いします。
…なかなか佳い湯呑みですね」
P「そうなん?
俺はそういうのからっきしだからなー」
肇「それでいいんですけどね。
おじ…祖父もただ使ってくれる人の為につくるのが、
職人だと云っていましたから」
P「そっか。
あ、でも肇がくれた湯呑みは特別だぜ?
いくら、ド素人の俺でもあれの価値はわかる」
肇「…私が渡した人ですからね。
そうでなくては困ります」
P「ん?」
肇「いいえ?
あ、Pさんもお茶なくなってるじゃないですか。
今度は私が淹れますよ」
【1591年、千利休が切腹】
< 43 >
凛「はい、お茶。休憩しない?」コトッ
P「おう、さんきゅー」
凛「プロデューサーもオフ入れたりしなよ。
私たちだって今なら一人でもなんとかできるしさ」
P「そうかー。でも仕事好きだしなー。ははっ」
凛「いつか倒れたりしたら嫌だよ?」
P「そうなる前に凛が気付いてくれそうだからな。
たぶん、大丈夫だろ」
凛「なにそれ。
私そんなに微妙な変化とかわからないよ」
P「結構気が利くイメージだけどな。
お茶淹れてくれたり、ジャケット着せてくれたり」
凛「…たまたまじゃない?」
P「どうかな。
こう、気付いたら近くにいるというか、
痒いところに手が届く感じがするというか…」
凛「犬じゃないだから。
…でも、そうだったら嬉しいな。
私とプロデューサーの相性とか信頼がばっちりってことでしょ?」
P「ま、付き合いも長いしな。
これからも助けてくれよ」
凛「プロデューサーこそ、ね」
P「そうだな。っと、よし。
お茶ありがとな。
次はどんな企画たてよっかなー」
凛「…たまには温泉とかいいかもね。
プロデューサーも休めるし」
【1934年、渋谷駅前の忠犬ハチ公像完成】
Pの設定などは特に考えていません
他の方もおっしゃっていますが、
そこらへんは自由に想像していただけると
二十一日は他にレッドバロン戦死など
趣味全開な話ですけどね
< 44 >
美優「Pさん。私…アイドルできてますか?」
P「突然ですね。
…もちろんできてますよ」
美優「そう、ですか。…よかった」
P「どうしたんですか?
何か不安になるようなことでもありましたか」
美優「いえ。
定期的に認めてもらいたいというか…。
私、自分を持っていないのかもしれません。
…認めてもらわないと私がなくなってしまうような気がして」
P「そういうこと、ありますよね。
俺もふと何やってるんだろう、
ってなることあります」
美優「…こういう時、どうすればいいんでしょうね」
P「簡単ですよ。
誰かに頼ってみてください。
俺も微力ながら支える立場ですからね」
美優「…いいんですか?」
P「当たり前です。
俺たちは…パートナーですからね。
…もちろん俺だって美優さんを頼らせてもらいますよ?」
美優「ふふっ…そう、でしたね。
頼っても、いいんだ」
P「ええ」
美優「あの、少しだけ手を握ってくれませんか?」
P「え、ええ。そんなんでよければ」ギュッ
P( 目を柔らかく瞑り俺に手を包まれた美優さんは……
とても安らいで見えた。
できるならばいつまでもそのままでいたくなるくらいには、
俺も安らいだ表情をしていたように思う )
【よい夫婦の日】
< 45 >
P「今考えるとさ、よく加蓮をアイドルにしようなんて思ったよな」
加蓮「もうっ、そーいう話はいいじゃん。
今の私はちゃんとアイドルやれてるんだからさ」
P「ああ、いや。
そういう意味じゃなくてさ。
病院にお世話になりっぱなしだった子を勧誘するなんて、
俺が非常識だったなって」
加蓮「そっちかぁ…。まぁ、そうだよね。
私も最初は危ない方向の勧誘かと思ったし」
P「ははは…。本当どうかしてたよ」
加蓮「『人間いつかは燃え尽きるものだ。
それなら一瞬でも輝いてから消えてみないか』だっけ。
あんなこと真顔で云われたら、ね」
P「それって、俺のために寿命減らして目立てってきこえるよな。
…いや、よく着いてきてくれたよ」
加蓮「…後悔はしてないよ?」
P「当たり前だ。
一度輝き始めたらもう、
何をしてもくすまないような存在になっちまったからな」
加蓮「…いつかは、消えてなくなるけどね」
P「そりゃ、いつかは、な」
加蓮「その時まで、その後もそばにいてくれる?」
P「…加蓮が望むならな」
加蓮「ふふっ…。その時はPさんが私のそばにいたいと思ってるだろうけどね」
P「そうか、期待してるぞ」
P( …本当に、な )
【1212年、鴨長明が方丈記を完成させる】
< 46 >
ちひろ「いよいよ、ですね」
P「…ええ」
ちひろ「全力を込めて応援してくださった方も」
P「システムそのものに不満を持っている方も」
ちひろ「一人の子を推してくれた方も」
P「たくさんの子の笑顔を願った方も」
ちひろ「どんな方も気になるそれが」
P「ついに」
ちひろ「やっと」
P「発表されますね!」
ちひろ「苦い経験をする子もいるでしょう」
P「そんな子を応援している方には辛いこともあるでしょう」
ちひろ「それでも明日だけは、明日だけは…!」
P「スポットライトの当たる子を、
シンデレラとなった子を…」
ちひろ「祝う日にしてくださいね!」
【2014年、第三回総選挙結果発表】
色々思うことなどあるでしょうが
発表が気にならないという人はいないと思います
どんな結果でも穏やかに受け止めたいものです
二十二日は他にカントやオッペンハイマーの誕生日だそうです
< 47 >
薫「はい、あーん」
P「あ、あーん」
薫「せんせぇ、おいしい?」
P「…うん、美味しいよ。
薫はちいさいのに凄いなー」
薫「えへへっ。
かおる、およめさんになれるかな?」
P「な、なれるんじゃないかな。うん」
P( 薫に料理おしえるのやめてくださいよお母さん…。
日に日に上達するのはいいんだけど、
俺の逃げ場とか社会生活が… )
薫「きょうはね、せんせぇが好きなものたくさんいれてきたんだよっ」
P「ありがとな。…薫も食べようぜ。
ほら、あーん」
薫「あーんっ」
P( 趣味が料理ってのはプラス要素のはずなんだけどなぁ… )
薫「おいしいねっ。
でね?この玉子やきはさとうがーーー」
P( …いっそ誘惑に負けた方が楽な気がしてきた…。
滅茶苦茶手が込んでるし。
九歳ってこんなもんだっけ? )
【1899年、ウラジーミル・ナボコフ誕生】
< 48 >
千夏「はい、Pさん。プレゼント」
P「ん?あ、ありがとう。
今日なんかあったっけ?」
千夏「今日は聖ジョージ殉教やセルバンテスの誕生日であることから、
世界本の日とされているの。
砕いて云えば大切な人に本を贈る日ね」
P「へー。知らなかったよ。
…実は俺もさ千夏が探してた洋書見つけてきたんだよ」
千夏「あら、そうなの?
あれってかなり昔のだし、
好事家じゃないと持ってないかと思ってたのに」
P「こういう時放送関係や芸能関係は強いよな。
何人かに訊いてみたらみつかったよ」
千夏「そして図らずも今日に巡り合わさった、と。
なかなかロマンティックじゃない?」
P「そうかもな。
…話は変わるけどどうしてナボコフなんだ?」
千夏「最近アーニャの為にロシア語勉強してるじゃない?
順々にやるより語学は勢いがあった方がいいから」
P「それはまぁ、いいだろう。
…なぜタイトルが『ロリータ』なんだ?」
千夏「…自分の胸にきいてみなさい」
P( …どれがダメなのかわからない… )
【世界本の日】
< 49 >
瑞樹「ねぇ、P君」
P「なんです、瑞樹さん」
瑞樹「君が私を苗字で呼ばなくなって暫くよね」
P「まぁ…、関係も変わりましたからね」
瑞樹「ええ。本当に。
あの頃には考えられないくらいに色々なことがあった」
P「あの頃がどの頃かはわかりませんが、
中々に波のある時間でしたね」
瑞樹「そろそろ…いいんじゃない?」
P「…節目とかではありませんけど?」
瑞樹「この年になると…うん、年は隠さないようにしたのよね。
そんなものなくてもよくなるのよ」
P「そうですか。
…あと、一日。明日まで待ってもらえませんか」
瑞樹「ええ。それくらいなら」
P「…それなら最後かもしれませんね」
瑞樹「なに?」
P「俺が“ 瑞樹さん ”と呼ぶのが、ですよ」
瑞樹「…そう思うと、このもどかしさもいいものかもしれないわね」
P「でも…明日からはもっとよくなりますよ」
瑞樹「そんなの…わかってる。
こんなに待ったんだもの、ね」
【誕生花、ハナミズキの花言葉は私の想いを受け取って】
ええ、知っていましたとも
さとみんが圏内にいないことぐらい
とりあえずランクインした方、躍進した方おめでとうございます!
二十三日は他に秘書の日だったりします
< ex.1 >
未央「…ぐす…私、やっと」キュッ
P「ああ」
未央「しまむーにも…しぶりんにも…迷惑かけないところまで、
これたかな」
P「…ああ、未央はよくやったよ」
未央「…未央ちゃんがこんなんじゃだめだよね。
わ、私が…ぐす…元気じゃなかったらっ…」
P「今、俺の腕の中にいるときだけは、いいんだ。
女の子、本田未央として泣けよ」
未央「ふふっ…スーツ、涙だらけにしちゃうね」
P「それは困るなぁ」
未央「女の子を泣かせたんだから、
それぐらいは我慢しなさいっ」
P「そうだな。
…それに未央の涙ならむしろ」
未央「へんたーい!
…もう、こんなときもプロデューサーは…」
P「…済まないな」
未央「んーん。
私たちらしいからこれでいい。
ねぇ、ギュッてして」
P「…ん」ギュッ
未央「…ふふっ、あったかい」
P( 普段は弾けるような君が泣き濡れる姿はこれで二度目。
最初は仲間に置いていかれた悲しみから。
…それを払いきった君を俺は最大限に祝おう )
P「未央…おめでとう…そして、ありがとう」
未央「…うんっ!」
【誕生酒はイタリアンサーファー、楽しさを求む元気者】
< ex.2 >
卯月「最初は…」
P「ん?」
卯月「初めての頃は信じてなかったんです。
真面目にしているのが私だから真面目にはしていましたけど。
プロデューサーさんのこと」
P「…うん」
卯月「でも、あなたがかけてくれた魔法は本物でした」
P「…卯月はかかる魔法を選ぶような子じゃなかったからな。
卯月じゃなければだめだったよ」
卯月「いえ。
プロデューサーさんがかけてくれた魔法だから私は選ばなかったんです。
私、それを誇りに思います」
P「まぁ、そう云ってくれる以上の幸せはないよ」
卯月「私、普通に生きてきたつもりでした」
P「とんだハイレベルな普通だな」
卯月「でも、プロデューサーさんのせいで普通じゃなくなっちゃいました。
それが私の特徴だったのに」
P「……」
卯月「だから…」
P「おう」
卯月「だから私を普通じゃなくした責任、取ってくださいね?」
【誕生石はデザートローズ、石言葉は真っ直ぐに、しっかり者】
< ex.3 >
智絵里「わ、私が…こんな…」
P「俺は信じてたよ」
智絵里「頑張ること、とか…根性とか…全然ダメな私なのに」
P「違うよ。
智絵里は他人より頑張りが見えにくいだけで、
他人より根性とかあるのさ。
だから、今回の結果がついてきたんだ」
智絵里「し、信じられないです」
P「智絵里自身が信じられなくても、
ファンは智絵里の頑張りを見ていたし、信じてるってことだね」
智絵里「Pさんは?」
P「ん?」
智絵里「Pさんは見ていてくれましたか?」
P「ああ、最初から今までずっとな。
できれば死ぬまで見ていたいくらいだ」
智絵里「えへへ…もし私が本当に頑張れたとしたらそれはーーー」
P( それは今は聞けない。
俺一人が聞き占めてしまうにはあまりにも眩しい。
…いつか、いつかそれを正面から聞ける日がくるならば… )
P「…俺から、云うからな」
【誕生果はマラン、果物言葉は意気、気概】
< ex.4 >
P「菜々…!菜々…!」
菜々「ナナの方が跳ね回りたいくらいなのに…。
Pさん泣すぎですよ」
P「ごめん…でもっ、俺は菜々がっ…」
菜々「はいはい。今日はナナがお姉さんですから。
胸くらい貸しますよ」
P「菜々には、無理をさせたり…したか、ら。
だから、これで…これでっ」
菜々「…大の男の人が泣いてるのは中々見れませんしねぇ」
P「仕方なっ、仕方ないでしょう!」
菜々「あ、ナナ聞いてません!
これは一大事ですよ!」
P「ほあ?」
菜々「Pさんからおめでとうって云われてません。
謝られただけです」
P「そうだった……菜々」
菜々「はい」
P「俺はプロデューサーとしてファンとして、
安部菜々を誇りに思う。
よくぞ自分を貫いてくれた」
菜々「…はい」
P「…おめでとう」
菜々「こちらこそ、ありがとうございます!キャハッ!」
【誕生色は葦葉色、色言葉は調和、順応】
< ex.5 >
P「来年も…ここに立ってるかな」
凛「まだ“ 今、このとき ”すら終わってないのに?」
P「…歳を取ると気が急いてな」
凛「…他人に顔を見せないくらい失礼になるのも歳の所為?」
P「…そうだ」
凛「プロデューサー。こっちを向いて」
P「だめだ、見せられる顔じゃない」
凛「私が今更そんなこと気にするとでも?
もっと情けない姿なんて何度も見てる」
P「見せたく、ないんだ。
凛が泣いてないのに。
どうして流れるんだよ…!笑っていたいのにッ…」
凛「そんなの…私が嬉しいからいいんだよ。
もっと泣いてもいいんだよ?胸貸そうか?」
P「はははっ…なんだよそれ…。
本当は俺が抱きしめたいくらいなのにッ…」
凛「あなたが泣いてくれるから、私は笑っていられる。
私たちはそういう関係でしょ?」
P「…ああ、そうだ、な。…なんだ?」クルッ
凛「私はあなたの翼。あなたは私のハート」
P「…ああ」
凛「来年も…二人でここにくるんだよ」
P( そのときの少女は、紛れもなく蒼を…。
澄み渡る空のようなブルーを体現してそこに在った )
凛「だから、これからも私から目を離さないでね?」
【誕生鳥は駒鳥、コマドリブルーで有名】
改めて五人ともおめでとう!
ますますの活躍を応援しています!
< 50 >
鈴帆「Pしゃん!笑いや!笑いが足りんばい!」
P「おう…元気だなぁ鈴帆。
俺は疲れたよ」
鈴帆「ウチがこん元気なんに、
Pしゃんがそいでどげんするん?」
P「鈴帆、すげーよ。
着ぐるみ重すぎ」
P( しかもなぜか鈴帆も俺もファラオ…。
誰だこんな仕事取ってきたやつ!…俺だ )
鈴帆「座っち待っとうだけなんになぁ」
P「重いし暑いし、たまに動かないと身体中痛くなるし…。
待機時間長すぎだろ」
鈴帆「まぁまぁ。
アイドルんドッキリ企画なんて楽しかやん?
楽しまんと損よ」
P「ってもなー…」
「前川さん入りまーす」
鈴帆「みくちゃん来よるっち!」
P( まぁ、楽しそうだし、な。
笑えればなんでも幸せになる、はずだしな )
【1874年、L.M.モンゴメリ死去】
< 51 >
P「…いや、云いたいことはわかるんだが…」
卯月「本当ですか?前にも云ったと思うんですけど。
結局今回のも…」
P( 卯月はややご立腹中である。
それというのもファッション雑誌のグラビアで、
何度もパンツルックのモデルを頼んだり… )
卯月「別に嫌なわけではないんですよ?
露出が多いわけじゃないし、
可愛い服とかも着れますから。
でもですね…」
P「…はい」
卯月「どうしていつも見返りショットばっかりなんですか!
これは!服のモデルで!女性向けですよね!」
P「あー…俺の趣味というか…あー…うん」
卯月「はぁ…。まぁ、いいんですけどね。
他のカットは普通だし。
ただ、いつも最初の一面サイズが同じポーズっていうのは…」
P「あ、誕生日だったよな。
でさ、俺卯月が欲しいものわからなくて。
よければ今週末一緒に買い物、行かないか?」
卯月「わぁ、覚えていてくれたんですね!
行きます行きます。
最近忙しかったから夏物とか見にいけなくてーーー」
P( …誤魔化せた…かな? )
【島村卯月、誕生日】
モンゴメリは『赤毛のアン』の作者
「人生には生きる価値がある。
そこに笑いが有る限りは、ね」
中々カッコいいお婆さんだったようです
しまむらさん誕生日もランクインもおめでとう!
< 52 >
P「なぁ、そら」
そら「なーに?プロデューサー!」
P「電話が趣味なのはいいんだが、
適当なことを云いすぎじゃないか?」
そら「うーん?例えば例えば?」
P「…この前里美がやたら低い声で渋めな歌を、
ゴンドラの歌だと云いはったりしてきたんだが」
そら「他に他に?」
P「卯月が普通脱却作戦とかいう妙なことを始めたり…。
あれもそらがなんか電話で云ったんだろ?」
そら「そうだったかな?
まぁ、いーじゃん☆
みんなすまいるであたしもプロデューサーもはっぴー!」
P「…里美が必死に低い声出そうとしたりな。
まぁ、悪くはないんだが」
そら「じゃあ、とりあえず今度電話してみようよ!
あたし、プロデューサーと電話したことなーい☆」
P「…なんか疲れそうだから」
そら「なんだとー?
それも今から確かめなさい!
じゃあね、プロデューサー!」
ガチャ、バタン
P「じゃ、じゃーな。
気をつけて帰れよー!」
P(って、 もしかして今から帰って電話してくるのか?
…ここで話せばいいんじゃあ。
しかもーーー )
P「俺、仕事終わってねぇ」
【1874年、マルコーニ誕生】
< 53 >
響子「はい、どうぞ。
プロデューサーも変わってますね。
カレーラーメンが食べたいだなんて」コトッ
P「何を食べたいか訊かれて『なんでも』ってこたえるよりはいいだろ」ズルズル
P「あ、滅茶苦茶美味いぞ」
P( それにまさか何事もなくつくられるとは思わなかった )
響子「ありがとうございます。
…それはそうですけどね。
あ、はねてるっ!染みになっちゃいますよぉ!」
P「ん?あー…まぁ、気にすんな。
これ外では着れなくなって部屋着にしてるTシャツだし。
この機会に捨てるよ」
響子「私が困るんですっ」
P「…え?」
P( 何かに使うのか…?いや、きかないけど )
P「…それより、済まないな。
休日に家事任せちゃって。
遊びに行ったりしたいだろ?」ズルズル
響子「いえ、家事は趣味ですから。
プロデューサーの部屋は家事のしがいがあるんで、
楽しいですよ」
P「…微妙に褒められてねぇな。
よしっ、じゃあラーメン食べたらどっか遊びにいくか。
夏物の服でも見に行こうぜ」
響子「そうですね!
私の服を選んでもらってもいいですか?」
P「任せとけ。
まぁ、プロデュースするくらいのセンスはあるはずだからな」ズルズル
響子「あ、またはねてる!
もうっ、子どもっぽいですね。ふふっ」フキフキ
P「…ありがとな」
響子「いえ♪ 」
P( 十五歳に口元を拭かれるのも悪くないな。…ん?
いや、悪くない、はずだ )
【カレーラーメンの日】
二十五日は他に尾崎豊の命日でもあるそうです
尾崎豊と絡められそうなアイドルいましたかね…?
< 54 >
TV「ーー1986年の今日はチェルノブイリ原発事故が発生した日でありーー」
清良「…こんなのを観てると」
P「あん?」
清良「私たちってちっぽけで無力な存在なんだなって思っちゃいますね」
P「まぁ…間違いではないだろ。
人間が与えられた贈り物の二番目は数だからな。
…団結できるかどうかは俺たち次第だが」
清良「プロデューサーって存外に冷たいんですね。
私たちには優しいのに」
P「そうか?
普段から暖かすぎて暑苦しくないよう意識はしてるけどな。
女の子が多い職場だから」
清良「冷たさと優しさは矛盾しませんよ…。あら」
TV「当時は仲のよかった家族同士でさえ争うように同市を離れようとーーー」
P「…結局さ、個人なんだよ。
カミサマからの贈り物を生かすのも殺すのもさ」
清良「…第一の贈り物は記憶をなくすこと、ですものね」
P「ああ。忘れるから覚えていようとする意志が生まれる。
彼らだって、見えているものだけが本質じゃない」
清良「…だから、ドキュメンタリーってあるのかも」
P「…かもしれないですね」
清良「私はファンの皆さんには手を差し伸べられるけど…。
画面の向こうの皆さんんはどうなるんでしょうか」
TV「チェルノブイリは今でもウクライナでは腫れ物扱いで、
元住民もーーー」
P( 憂える清良もいい…。
これは彼女の意気への冒涜だろうか。
…やはり、俺は俗な人間らしかった )
【リメンバー・チェルノブイリデイ】
< 55 >
こずえ「…ふわぁ…、ぷろでゅーさー…おはよう」
P「おはよう、こずえ。
…事務所に住んでるのか?俺が出社する前からいるけど」
こずえ「んー…?こずえの…おうち…ここじゃ…ないよー…?」
P「…まぁ、そうだろうけどな。
いや、謎すぎる。
ひょっとすると誰かのスリーサイズとか、
誰かの年齢よりも」
こずえ「そういえばー…こずえのせかいはー…こずえのことばで…きまるんだってー…」
P「…は?」
P( 誰だよこずえを変な方向に強化したやつ。
ますます意味わかんねぇじゃねーか )
P「こずえは言葉の枠に収まるような感じじゃないけどな」
こずえ「んー…うぃとげんしゅたいんさんが…いってたの」
P「ウィトゲンシュタイン?
…哲学者のことか。
高校のときに一時期嵌ったな。…ん?」
P( ウィトゲンシュタイン“ が ”云ってた?
事務所の誰かの又聞きじゃなく?
え?死んでるよな?え? )
P「…やっぱ言葉じゃ、役不足だよ。こずえを表せねぇ…」
こずえ「…ふわぁ…」
【1889年、ウィトゲンシュタイン誕生】
バイク方面も菜々さんも豊さんもロックも思いつかなかった…
やっぱ人によって得意な方向性があるのか
二十六日は他によい風呂の日など
< 56 >
早苗「はぁ…つっかれたー」
P「さっきまで、前の同僚さんたちと飲んできたんでしたっけ」
早苗「そうよー。あたしのことテレビで観るからって、
サインとか頼みすぎだっての」
P「早苗さんの?」
早苗「んーん、俳優とか男性アイドルの」
P「ははは…。まぁ、それだけ可能性があると思われてるんでしょう。
俺がスカウトしたときには考えられなかったことです」
早苗「まぁねー。あの頃は心配されるだけだったし」
P「…あの頃に戻りたいですか?」
早苗「どういうこと?」
P「今でも警官だったら、というか」
早苗「あたし、今幸せだよ?
アイドルってのも満喫してるもの。
売れるか不安だった頃が馬鹿みたいなくらいに」
P「…アイドルとしての成功を素直に万人にとっての幸せだと思うほど俺はガキじゃないですから」
早苗「もう…。お姉さんの云うことが信じられない?」
P「…深夜に同僚を叩き起こして、男の部屋でメソメソしてる人がお姉さんだと?」
早苗「……」
P「飲み会でなにか?」
早苗「…みんな結婚はしばらくできないね、って。
あたしがアイドルだから」
P「ッ……済みません」
早苗「…それこそ結婚が万人にとっての幸せじゃないでしょ?
気にしないわけじゃないけど、私はーーー」ドサッ
P「…不幸だとは思わないですよね?」
早苗「…うん」ギュッ
【婦人警官記念日】
< 57 >
P「なぁ、里美。
ぽよ…って云ってくれないか?」
里美「ほわぁ…?」
P「おう。
こう…弾む感じというか、元気にというか」
里美「は、はぁ…。
いったいなんなんでしょうか…?」
P「まぁまぁ、いいから」
里美「んー…。ぽよ!」
P「おおう!できればもう少し弾む感じで」
里美「ぽよっ!」
P「もう一声!」
里美「ぽよーっ!」
P「いいよ里美。ありがとう」
里美「は、はぁ」
P「里美の鳴き声ってやっぱりいいなって」
里美「…鳴き声?」
【??年、カービィ誕生日】
< 58 >
P「俺はさ、思うわけよ」
志保「は、はぁ」
P「周りが強烈で目立たないけど、
志保も十二分に危ない発言が多いだろ、と」
志保「私なんかダメなこと云っちゃいました…?」
P「私、とっても甘い甘いパフェみたいに美味しいと思うんですけど、味見…いかがですか?」
志保「……」
P「…引くなよ。本当に志保が云ってただろ」
志保「そんなこともあったようななかったような」
P「他にも私に注文ありますか?だとかだな…。
ちょっとヤバイんじゃないか」
志保「はぁ…。まぁ、気をつけますけど。
でも、Pさんも普段から結構…」
P「?」
志保「…いいですけどね。
さ、次のお店いきましょう!
次は抹茶のパフェが人気みたいですよ!」スッ
P「…よく保つな」
志保「Pさんまだまだですよっ。
午後もまだまだ付き合ってもらいますからね!」
P「…まだ、十一時なのにスイーツだけで満腹なんだが」
【槙原志保、誕生日】
< 59 >
聖來「これでわんこも喜ぶよ!ありがとね」
P「ああ、そうだと嬉しい。
…でもよかったのか?誕生日にわんこの首輪だけで」
聖來「いーのいーの。アタシってそんなに欲しいものないタイプだし。
一日付き合ってもらってそれで十分だから」
P「そっか。
…まぁ、欲しいもの訊いといて買えなかったらカッコ悪いからな。
よかったといえばよかった」
聖來「ふーん?
Pさんって事務所のみんなの誕生日はいつも祝ってるけどさ、
同じ日の子がいたらどうしてるの?」
P「仕事のときに寄ったり、
事務所にそのときいる人たち巻き込んでパーティしたりしてるな。
もともと、プレゼントを最低ラインだと思ってるから、
こんな感じだ」
聖來「じゃあ、休日に出掛けるのって珍しいんだ?」
P「そりゃな。自分の休暇も欲しいし、被る子たちもいるんだ。
どうしても無理が出ちまう」
聖來「じゃあ、アタシは幸運だったってことかな?」
P「割合だけを考えればな」
聖來「…よし、やっぱり夏物見に行ってもいい?」
P「おう、いいぞ。
聖來に合うやつ見つけてやる。
スイーツの甘さにも飽きてきたところだからな」
聖來「期待してるよ!
それじゃ、行こっか!」
【水木聖來、誕生日】
別にさとみんが好きだからうまく書けるわけじゃないわけで…
前にさとみんメインで書いたときも思いましたけど
くるみちゃんには申し訳ない
全員の趣味はさすがに把握できません…
済みません
二十七日は他にハーバート・スペンサーや松下幸之助の誕生日だそうです
< 60 >
杏「あぁー…だるいぃ…」
P「お疲れ様。どのシーンも一発とか凄いじゃないか」
杏「そりゃね。杏はだらけるための労力は惜しまないから。
時代は省エネだよ」
P「なぜ、それを仕事開始前にはできないんだよ」
杏「それはそれ、これはこれ」
P「まったく…。
でも最近は省エネとか云わなくないか?
電機屋もあんまり騒いでないし」
杏「省エネの看板が売れないからじゃないの?
あれ、よく考えたらエコと混同されたり、
地球に優しいのか家庭に優しいのか誤魔化したりしてたし」
P「お、おう…。なんてまともな考えなんだ」
杏「たまには真面目に考えるよ。
…いやぁ、それにしても疲れた」
P「車までは歩けよな。…ほら」
杏「ん、いつも思うけどプロデューサーってどこからこんなに飴探してきてるの?
週に一回は新しい飴くれるじゃん」
P「企業秘密ってやつかな。
杏が省エネをやめたらおしえてやるよ」
杏「じゃあ、いいや。
っと、仕方ない。車まで歩いていくかー」
P「明日も期待してるぞ」
杏「うへぇ…。たまには連休頂戴よね」
P「考えとく」
ガチャ、バタン
【??年、折木奉太郎誕生日】
二十八日は他にムッソリーニ銃殺や、
フセイン元大統領の誕生日
…まぁ、そういう日なのかもしれません
< 61 >
蓮実「そういえば…」
P「うん?」
蓮実「Pさんって昭和のアイドルとかヒット曲ってどこまでわかるんですか?」
P「うーん…。
実はそんなに知ってるわけじゃないんだよな。
蓮実が時々云ってることは大体わかるんだけど」
蓮実「でも、この前カラオケに行ったときはキョンキョンとかも歌えてましたよね」
P「んー…カラオケはまた別じゃないか?
色んな人と行くもんだからさ。
蓮実も普段自分が聴かないような曲を歌えたりしないか?」
蓮実「あ、確かに。
…でも、さすがにPさんと菜々さんが連続でデュエット曲入れてたのには驚きました」
P「あれはなぁ…。
はまると抜け出せないというか。『世界中の誰よりきっと』とかは割と若い子も知ってると思ってたよ」
蓮実「そうですねぇ…。
最近はテレビなどで懐メロ番組も減りましたけどね…」
P「たまには過去を懐かしんで、
振り返ってみるのも大切だよな」
蓮実「はい。時々暖かい気持ちになったり」
P「そうだよな。
…今度菜々あたりとまたカラオケ行くか」
蓮実「そのときは是非私ともデュエットしてくださいねっ?」
【昭和の日、昭和天皇誕生日】
二十九日は他に、国際ダンスデー
どう考えても適任がいますが
彼女はもう決めた日があるのでスルーしました
< 62 >
翠「私、天然なんかじゃありません」
P「…そうだな」
翠「なんですか、その目は!
天然なんかじゃありませんったら」
P「いや、疑ってないよ?うん」
翠「いつきさんにお酢を勧めたのは完全な間違いであって、
天然なんかじゃ…!」
P「俺は水野翠って子は天然記念物並に希少な、大和撫子かつクールな女の子だと思うよ?
まじまじ、プロデューサーウソツカナイ」
翠「それならその顔はなんですか、プロデューサー!
ニヤニヤなんかしてっ」
P「おおっと、そうだ俺仕事あるから次の現場向かわないと。
翠も撮影しっかりやれよー」
翠「もちろんです!…けど、覚えといてくださいね。
絶対に私が天然じゃないってわからせますからね!」
P「へーい、期待してる」
P( 天然でも可愛いのにな。
むしろムキになるところが… )
スタスタ…
P「イテッ!……壁にぶつかるとか、翠のこと云えないな」
【1995年、日本最後のトキであるミドリが死ぬ】
そうか、ナターリアか…ベリーダンス、いいですよね
三十日は他に数学者ガウスの誕生日など
ケルト文化圏では春の到来を祝う祭りが始まるそうです
< 63 >
ちひろ「ほらほら、まだ書類は残ってますよ!」
P「えぇ…」
ちひろ「折角終わるのを待って差し上げてるんだから、
ちゃっちゃと終わらせてくださいね」
P「単に終電逃して俺の車に乗りたいだけじゃ…」
ちひろ「はい?」ニコッ
P「いや、なんでもないです。
…それにしても酷い量ですね。
今日が労働者の日とは思えない仕打ち」
ちひろ「そんなの逆でしょう。
あまりにもきつ過ぎて、耐えかねた人々が決起した日ですからね。
むしろ辛くて当然です」
P「…まるでちひろさんが労働者であるかのような」
ちひろ「?…私は労働者ですよ?ホワイトカラーとかブルーカラーなんてのは経営者にしか意味がないものです」
P( …だから、経営者になろうとしてるのかなぁ )
ちひろ「ま、プロデューサーさんがいるから私、楽ですけどね」
P「ひでぇ…」
【メーデー】
< 64 >
笑美「ウチごっつ驚いたわ。
よう誕生日ドンピシャでこっちでの仕事取れたな」
P「こんな日ぐらいは帰らせてやりたかったからな」
笑美「しかも、芸人はんたちと行く下町の食い倒れ企画。
これは嫌でも楽しめるわぁ」
P「…夜は実家に行ってこいよな。たまには親の顔でも見てこい」
笑美「せやなぁ。
…で、Pはんも当然着いてくるんよね?」
P「…まぁ、挨拶ぐらいは」
笑美「そんなんあかんって!
一泊していきなや」
P「迷惑だろ。それに立場がだな…」
笑美「そんなん気にせんって。
仕事楽しんだ後は、ウチがPはんを楽しませちゃるからな!」
P「…やれやれ。ま、期待してるよ」
【難波笑美、誕生日】
難波ちゃん誕生日おめでとう!
でも、方言難しい!
五月一日は他にアイルトン・セナの命日でもあります
< 65 >
亜子「Pさんが奢ってくれるご飯は、いつもよりおいしい!」
P「ははは…、亜子って思ったより食べるからなぁ」
亜子「アタシの趣味の欄見とらんの?」
P「貯金と……食べること」
亜子「知ってるじゃーん。
やっぱおいしい食事はモノがないとできないからなぁ。
その二つは切っても切れないワケ」
P「ってもなぁ…」
亜子「ま、たかがちーさい女の子一人だし。
そんな破産するまでは食べんよ」
P「…ここただのファミレスじゃないんだぞ」
亜子「いうても高級店ってほどでもないしな。だいじょぶだいじょぶ。
誕生日ぐらいハメはずさせてーや」
P「割と普段から…。ま、いいんだけどさ。
亜子たちのおかげでそれなりにはもらってるし」
亜子「ほーん?具体的に?」
P「…云うわけかいだろ」
亜子「…ま、いいか。
いつかわかるしな」
P「なんでだよ。いくら身内でも見せるもんじゃないぞ、明細なんて」
亜子「誰にも見せないってわけにもいかないやん?」
P「……それこそまさか、だ」
亜子「…どうなるやろね」
【土屋亜子、誕生日】
亜子さんおめでとーう
二日は他にヘルツルや現在の五千円札の人の誕生日だそうです
< 66 >
忍「ねぇ…Pさん?」
P「まぁ、待て忍。落ちついて話し合おうじゃないか」
忍「そうだね。意味があるとは思えないけど」
P「ほら、忍だっておまけ集め好きだろ?
好きになった女性のモノが好きになるのは本当なんだよ。
ただな?欲しくもないお菓子を買うことあるだろ?
おまけがおまけじゃなくなるときが男にはあーー」
バン
P「!」
忍「アタシはおまけをあくまでおまけとして集めてるんだよ。
わざわざ本命をゴミにしてまでは集めないよ」
P「いや、別にゴミとまでは…」
忍「と“ まで ”は?
ゴミじゃなくてどこまでは思ってるのかな?」ニコニコ
P「今のは言葉の綾でだな…」
P( おっぱいの話題に地雷多いやつ多すぎだろこの事務所… )
【ゴミの日】
< 68 >
P「……泰葉、ここまで長かったな」
泰葉「そうですか?
私はPさんと出会ってからの日々。
必死に駆け抜けたから、とても早く感じました」
P「そう、かもな。
なんにせよ激しくて、濃厚で…楽しい時間だった」
泰葉「ええ…。色んなことがありました。
何度も喧嘩をしたり、すれ違ったり」
P「その度に泰葉は許してくれたけどな」
泰葉「それは……、Pさんが真剣だったこと、知ってましたから」
P「それにしても泰葉は頑固だったよ。
俺は休めと云われて休まない人間を初めて目の当たりにした」
泰葉「輝くことを諦めれば、光は失われたも同然ですから。
…一度は諦めかけた私にはよくわかります」
P「でも、結果は真逆だった。
今では太陽が眩しすぎて星々が見えないくらいだからな」
泰葉「もちろんです。Pさんがいましたから」
P「……そうだな。……乾杯、泰葉」
泰葉「はい……乾杯、Pさん」
【??年、シエル( 月姫 )誕生日】
>>1も同じ誕生日のアイドルはいませんね
いつか登場するでしょうか
三日は一応憲法記念日…ですが
ゴールデンウィークとかどこの話なんでしょうね
< 68 >
P「おーい若葉ー。あれ送られてきたぞー」
若葉「あ、そうですか~。
早速やっちゃいましょ~。楽しみだったんですぅ」
P「よいしょっと。ほい」
若葉「ありがとうございますぅ。
わあぁ…!パッケージにも同じ写真が使われてるんですねっ」
P「ああ。その辺は市販品を踏襲してるみたいだ、」
パカッ
若葉「あ、バラバラです…」
P「まぁ、そりゃな。最初から完成してるジグソーなんてないよ」
若葉「そうでした…、でもなんだか楽しみです。
私たちの今までを思い出しながらピースを集めるみたいで」
P「…そうだな。なんたって二人が写った世界でただ一つのパズルだもんなぁ」
若葉「完成させちゃうのがもったいないような、そうでないような」
P「ま、ゆっくり楽しんでくれよ。
本物ならとりあえずその辺を歩いたり仕事してるから」
若葉「はい~。
…こっちも絶対にピースが集まれば楽なんですけどね」
P「なんだって?」
若葉「いいえ~。お姉さんには秘密があるものなんですよ?Pさん」
【日下部若葉、誕生日】
若葉ちゃんおめでとう
早くお姉さんになれるといいですね
あと、あの…
まったく深く考えてませんでした
全アイドルの趣味やキャラが把握できていなくて…
割と浅いつながりが増えるかもしれません
四日はみどりの日であり
ヘプバーンやサッチャーの誕生日だそうです
< 69 >
P「ありがとな、桃華。
休暇に別荘貸してくれるなんて思わなかったよ」
桃華「買ったはいいものの全く使っていなかったんですもの。
Pちゃまや皆が使ってくれた方が有意義ですわ」
P「ふむ…あ、紅茶淹れるな。…それでも、だよ。いいオフになりそうだし。
風車がある洋館とか珍しいからか、
皆冒険とか云って大人組振り回してる」
桃華「楽しんでいただいて何よりですわ。
…でも、わたくし少しだけ不安ですの」
P「不安?」
桃華「ええ。この洋館、なにか感じません?」
P「む、少しライトが少ないな、くらいしか感じなかったが」
桃華「少しだけ…嫌な寒気がしますの」
P「ははは、郊外の洋館だからな。
モンスターでも出るとか?」
桃華「いえ、人間の悪意が固まったような、なにかが…」
P「人間の?俺にはわからんが。
…ま、なんかあったら頼ってくれよ。
妖怪とかが出ない限りは守ってやる」
桃華「ふふっ、頼もしいですわね。…期待してますわよ?」
P「ああ、わかってるよ」
【1939年、中村青司( 館シリーズ )誕生】
最近内容がマニアックに流れているのは反省してます
五日はこどもの日であり
ナポレオン一世が没した日でもあります
< 70 >
P「保奈美ー、新しい仕事入ったぞ」
保奈美「あら、Pさん。今度はどんなお仕事?」
P「ミュージカル仕立ての芝居」
保奈美「へぇ…いいわね」
P「ああ。
…ガストン・ルルーの名作といえば?」
保奈美「もちろん『オペラ座の怪人』」
P「それのアレンジみたいだな。
どうやら怪人エリックとクリスティーヌの性別が逆になるらしい」
保奈美「ってことはクリスティーネは醜い異相ってこと?」
P「さてな。脚本家はあくまで、原作のストーリィを踏襲しつつ、
ハッピーエンドに持ち込むらしいから、
あまり酷いことにはならないと思うが」
保奈美「あの作品を幸せに、ね。
私の配役は?」
P「もちろん、クリスティーネだ。
難しい役になるだろうが良い経験になると思ってな」
保奈美「ふぅん」
P「どうだ、やれるか?」
保奈美「ええ。やってみせる。
あたしにはエリックはいないけれど、
魔法使いがついているもの」
【ガストン・ルルー、誕生日】
< 71 >
ガチャ、バタン
麻理菜「おはよっ」
P「……うぃーっす」
麻理菜「ちょっと、どうしたのー?
早く着替えないと帰るの遅れちゃうよ」
P「いいんですよ。
ちひろさんに連絡して明日は有給にしてもらいましたから」
麻理菜「お、じゃあもう一泊しちゃう?」
P「そうなりますね」
麻理菜「やったねっ。
じゃあ、この後また乗りに行かない?」
P「いや、それは遠慮しときます」
麻理菜「えー。なんでなんでー。
昨日はあんなにはしゃいでたのに。
ボードに乗るの初めてだったんでしょ?」
P「…だからですよ。身体中痛くて満足に動けません。
海に行くならお一人でどうぞ」
麻理菜「そんなー、つまんなーい」
P「そんなこと云われましても…」
麻理菜「もうっ。マッサージしてあげるから午後から行こ?ね?」
P「ふげっ…!ちょ、腰に飛び乗らないで…んあっ」
麻理菜「ほらほらー、結構うまいでしょ?」
P「ああっ…ひえー…」ピクピク
P( ボードで慣れてるから腰に乗るのも上手いんですか?
とは、聞けないなぁ )
【沢田麻理菜 、誕生日】
麻理菜姐さんおめでとうございます!
オペラ座の怪人は日本だと三冊の文庫本と幾つかのハードが出ているらしいです
自分は児童書版とハヤカワ・ミステリ版しか読んだことありませんが
六日は他に迷路の日やゴムの日など
< 72 >
星花「P様、来週の日曜日は空いていますか?」
P「ん?えっと…空いてるぞ。
最近は何かと法律が面倒とかで、
無理矢理有給捻じ込まれたからな」
星花「では、お休みの日ではありますけど、
わたくしと一緒にヴァイオリンの演奏会に行きませんか?」
P「いいぞ。
部屋にいても昔読んだ本を読み返すくらいしかやることないからな」
星花「ありがとうございます。
それで、あの…」
P「ああ、正装してこいってことだろ?大丈夫だ。
職業柄、フォーマルな服だけは沢山持ってるからな」
星花「はい、それもあるのですが当日はわたくしの家まで迎えにきてほしいのです」
P( エスコートしてくれってことかな?)
P「わかった。じゃあ、時間とか詳しいことはあとでおしえてくれ。
じゃ、仕事いくか」
星花「はい、楽しみにしていますね?」
P「ああ、俺も演奏会なんて初めてだからな。
楽しみにしとく」
星花「ふふっ、両親や妹も楽しみにしていますよ」
P「おう」
P(…両親?妹?…あれ? )
【1833年、ブラームス誕生日】
< 73 >
穂乃香「プロデューサー、ありがとうございます」
P「ん?」
穂乃香「バレエで伸び悩んでいた私が自身に自信が持てるようになったのも、
表現することが楽しいということを思い出したのも、
あなたがいてくれたからです」
P「なんだよ、改まって。なんかのフラグか?」
穂乃香「フラグ…?」
P「いや、なんでもない。忘れてくれ」
穂乃香「はぁ。
…あの、何かの節目ではなくて、
なんでもないような日に云わないと機会を失ってしまうような気がして」
P「そっか。でも、大袈裟だよ。
穂乃香が今の穂乃香になれたのは能力と努力が合致したから。
俺はそれを見つけたにすぎない」
穂乃香「それが大事なのです。
すぐに迷子になってしまうようなこの世界で、
私を見つけてくれたのですから」
P「ははは…。穂乃香は目立つからなぁ。
結構簡単に見つけちゃったよ」
穂乃香「そうなんですか?」
P「ああ、周りにはない輝きっていうのかな。
そういうの見つけるの得意なんだ」
穂乃香「輝き、ありましたか?」
P「伸び悩んでたっていうんだろ?
それでもさ、隠せないものなんだよ。
特に俺みたいな仕事してるやつには」
穂乃香「そう、ですか。
ふふっ、では今度バレエを観にいきませんか?
Pさんとあの頃を思い出してみるのもいいと思って」
P「ああ、もちろんだ」
【1840年、チャイコフスキー誕生日】
< 74 >
唯「Pちゃんはどっちがいいと思うー?」
P「そうだな…やっぱ唯は金色ってイメージが先行するからこっちかな?
ダーク系の帽子と合うんじゃないか?」
唯「だよねだよね!
コントラストってやつ?」
P「まぁ、唯って帽子好きだから沢山持ってるだろ?
今更基本的なやつって感じでもないかもしれないが」
唯「わかってないねーPちゃん。
確かにゆいは帽子沢山持ってるよ?
でも、Pちゃんが選んでくれたやつないからさ。
全然違うものなんだよ」
P「そういうものか」
唯「そーいうもの。
んー、でもあっちのブルーのやつも捨てがたいんだよねっ」
P「時間はたっぷりあるからな。ゆっくり選べ」
唯「ダメダメ!
この後ゆいとPちゃんはオシャレなカフェでご飯して、
午後からはアクセとか見に行くんだから。
ゆっくりしてらんないの」
P「お、おう…。楽しみにしとくよ」
P( じゃあなんで帽子コーナーで一時間近くたまってるんだ?
女の子はわかんねぇな… )
【大槻唯、誕生日】
唯さんおめでとうっす
七日は他にティトーの誕生日であるそうです
< 75 >
P「そういやさ」
周子「うーん?」
P「周子ってよく献血できるよな。
見た感じ血が足りないとか云われそうなスタイルだけど」
周子「よくわかんないけど、できてるならいいんじゃない」
P「まぁ、そうなんだけどさ。
でも、その白さから血抜いたらすぐ死にそうでさ」
周子「焼けてこよっか?」
P「…したいなら止めないが、
個人的には今のままがいいな」
周子「なんで?」
P「云わせるのか?」
周子「云いたくないの?」
P「今の周子が好きだからだよ」
周子「ふ、ふーん、なら仕方ないね。
あたしって素直だからねー」
P( 時々…時々だが周子をからかいたくなる。
真っ白な肌がほんのり朱に染まるのが見たいからだ )
周子「……Pさんも顔赤いけど、ね」
【世界赤十字デー】
< 76 >
沙紀「プロデューサーって意外と絵とか上手いんすね」
P「まぁ、プロデューサーってのは衣装とかステージのデザインができなきゃならんからな。
必要に迫られて、だ」
沙紀「そっすか。
にしてもどうするんすかこれ。
どう考えても二人じゃ食べられないっすよ」
P「…オフのやつが遊びにくることを祈ろう。
最悪ケーキなら明日まで持つだろ」
沙紀「そっすね。
…ただ、自分の横顔が描かれた部分だけは食べちゃいたいっすけど」
P「板チョコ三枚分だぞ?
ある意味スポンジワンホール分よりきついと思うが」
沙紀「でも、これはアタシのもんすからねぇ。
できれば他の人には見られたくないというか」
P「うん?」
沙紀「いや、プロデューサーには関係ないっすけどね。
…仕方ない、気合でなんとかするか」
P「付き合うよ。
事務所が丁度大規模オフのときに作りすぎた責任があるからな。
ほい、あーん」
沙紀「ちょ、ホールにスプーンって」
P「いいから、あーん」
沙紀「あぁ、もうっ。Pさんってほんとずるい人っすよね…」
沙紀「…あーん」
【吉岡沙紀、誕生日】
< 77 >
P「礼子さん。この機会に、ということではないですけど、
本格的に歌手活動に専念しましょう」
礼子「私がフリフリした衣装着ていても見苦しいものね」
P「そういうわけではありません。
暫くドラマやグラビアの仕事を抑えるということです。
…まぁ、間違いではありませんがね」
礼子「そう…。
否定してくれないの?見苦しくないって」
P「俺が見苦しいと思うかどうかは関係ありません。
それに、否定してほしいんですか?」
礼子「…いいえ。私こそそんな見苦しい人間は見たくないわね」
P「そうでしょう。
俺はあなたのプロデューサーです。
煽てて騙すようなことはしたくありませんからね」
礼子「ふふっ、そうね。
…それにしてもさすがに無粋じゃない?
折角特別な日に二人で特別な場所にいるのに仕事の話だなんて」
P「……今の礼子さんはアイドルですけど」
礼子「ええ」
P「アーティストになれば、縛るものは減りますよね」
礼子「……そういうこと」
P「それだけじゃありませんけどね。
もちろん礼子さんの活動が一番です」
P( 攻めてくる割には身持ちが堅い人だからな。
これくらいしないと崩せない )
礼子「期待…しちゃうわよ?」
【高橋礼子、誕生日】
お二人ともおめでとうっす
八日は他にキングことたかはし智秋さんの誕生日です
< 78 >
美玲「ウチは認めないからなッ!
これは妥協ってやつだ、いいなッ!」
P「はいはい」
P( 一応反抗はしてみせるんだよな。
可愛い系の衣装 )
美玲「なんだよその反応はッ!
ひっかくぞッ!」
P「今運転中だからやめてくれな。
…前回はダーク系だったろ?許してくれよ」
美玲「む、ウチはずっとああいうのがいいんだよ。
…ま、まぁたまにはフリフリしたやつも着てやるけどな」
P「ああ、どっちも似合ってるぞ」
美玲「勘違いするなよな。
アレはオマエが可哀想だから仕方なく着てやってるんだぞ?」
P「ありがとな。俺のこと考えてくれて」
美玲「フンッ…プロデューサーのクセに」
P「事務所帰ったらケーキとオフ組が待ってるからな。
機嫌悪くするなよ」
美玲「…別に機嫌悪くしてなんかない」
P( 年相応なところを刺激するのが一番美玲に似合った“ 衣装 ”だな。間違いない )
【早坂美玲、誕生日】
みれーちゃんおめでとう!
特にフードが可愛いと思います
九日は他にアイスの日呼吸の日だそうです
< 79 >
由愛「Pさん…もう少しだけ、上を向いてもらえませんか」
P「ん…こんな感じか?」
由愛「はい…それくらいが一番かっこいいです」
P「……絵のモデルって少し恥ずかしいんだな」
由愛「…私でもアイドルに…慣れたんですから。
Pさんも…大丈夫、です」
P「由愛は“ でも ”なんかじゃないよ」
P( 真剣にキャンバスと俺を睨む由愛ってのは新鮮だな。
こっちを描いた方がいいんじゃないか )
由愛「私は楽しいんですけど…Pさんは楽しくないですか…?」
P「楽しいよ。普段は見れない由愛が見れて」
由愛「!」カァァ…
P「真剣に絵を描く由愛を絵にしたいぐらいだ」
由愛「……わ、私なんてそんな…!」
P( あたふたする由愛もかわいい )
P「ま、今は俺を描いてくれよ。
楽しみにしてるから」
【1849年、葛飾北斎死去】
なんか凄い重いというか書き込みにくいんですが、
自分だけなんですかね
落ちたりしてるわけではないようですが
十日は他にコットンの日や地質の日であるようです
< 80 >
杏「たまには…んあ…こういうのもいいかも」
P「……間違ってそのまま飲み込むなよ」
杏「このスティックって飲み込んでも大丈夫なように、
設計されてるんじゃないの?」
P「そうなのか?」
杏「知らないけど」
P「……チュッパチャプスって食べるのに時間掛かって絶対噛み砕くよな」
杏「ほうなの?杏はそんなことないけど」
P「そりゃな…。
しっかしなんでこんなにチュッパチャプスがあるんだ」
杏「百個くらい大したことないって」
P「こんなものをクイズ番組の賞品にした人間は何を考えてるんだろうか」
杏「こんなものとはなんだ。
杏はこれのおかげで珍しく真面目に働いたんだぞ」
P「…普段からチュッパチャプス持っていこうか」
杏「それはさすがに飽きる!」
P「百個はいいのかよ。
ボーダーラインがわからねぇ…」
【1904年、サルバドール・ダリ誕生】
未だに重いような大丈夫なような
十一日は他にラクーンシティでバイオハザードが発生した日らしいです
ちなみに1998年
< 81 >
比奈「んー…写実的に描くってのもなかなか楽しいかもしれないっスねぇ」
P「…最近流行ってるのか?
絵のモデルも数回目なんだが」
比奈「どうっスかね。
単にプロデューサーが一番事務所にいるからかも。
あ、動かないで」
P「あ、ああ済まんな。
…俺、ちゃんと外の仕事もしてるぜ?」
比奈「比較の問題っスよ。
他のアイドルの子たちとオフが重なっても、
また仕事みたいなことは頼みにくいでスから」
P「そっか。いや、いいんだけどさ。
中々恥ずかしいもんなんだな」
比奈「ええ。
アイドル始めたばかりの頃に宣材とか撮ったときは、
たぶんそんな気分だったはずっスよ」
P「ふむ。
…そういやどうして写実的に描いてるんだ?
別に普段通りでもいいじゃないか」
比奈「いやぁ…最近煮詰まってまして。
新鮮なことをすればなにか閃いたりしないかなーっと」
P「…じゃあ、新しいタイプの仕事でも入れようか?」
比奈「ものによるっスけどね。
…うん、スケッチは終わったんでリラックスしていいっスよ」
P「んん…はぁー…肩に力入るな。
…いっそのことアイドルとプロデューサーの漫画でも描いてくれよ。
リアルが分かってれば脚色もしやすいだろ?」
比奈「それが簡単ならいいんスけどねぇ。
ま、考えときまスよ」
P「おう。じゃあ、飯行くか。
何食べたい?」
比奈「お、奢りでスか。いいっスねぇ」
P「荒木センセへの投資だよ」
比奈「おおっと、これはまた食べにくくなるようなことを…」
【1949年、萩尾望都誕生】
< 82 >
清良「んー…いいですよぉ…はぁん…」スリスリ
P「……」
P( なんだこれなんだこれ…!
誕生日だからと膝枕を頼まれたと思ったら、
元ナースが男の膝で蕩けてやがるッ… )
清良「あの、ナデナデもお願いできますか?」
P「あ、はい」ナデナデ
清良「ふわぁん…」
P「……清良さんってこんな人でしたっけ?」
清良「私は私です。
普段の私も今の私も正真正銘の柳清良ですよー」
P「ギャップが凄いことになってるんですが…」
P( そういや、特技がいたずらとかだもんな。
まぁ、ありえないことでもないような、やっぱりギャップどころじゃないような )
清良「ふわぁ…気持ちいいです。
プロデューサーもしますか?」
P「…まぁ、後でお願いしますよ。ははは…」
【柳清良、誕生日】
清良さんの誕生日って国際看護師の日に合わされてるんですね
ナイチンゲールの誕生日らしいです
他に十二日は織田信長誕生の日
< 83 >
日菜子「むふ…むふふ…」
P「……おおう。日菜子ー、アイドルというか女の子が人前でそんな顔しちゃダメだぞー」
日菜子「むふー…Pさんなら大丈夫ですよぉ。
日菜子の王子様候補ですからねぇ」
P「王子様が必ずしも寛容だとは限らないぞ」
日菜子「他の王子様だったらそうかもしれないですけどぉ…。
Pさんはそんなこと気にしないでしょ?」
P「まぁ……別にみにくいとかってわけじゃないしな。
俺に限らずむしろ好きな男は沢山いるかもしれないが」
日菜子「それに日菜子は受け身なタイプですから。
訪れてくれない王子様なんていらないですよぉ」
P( それなら逆にファンなら誰でも資格あるのか? )
日菜子「だから、スカウトしてくれたPさん?……むふ♪」
P「……日菜子の妄想は変幻自在だな。
今の流れでどこから妄想に繋がるんだよ」
日菜子「…むふふ」
【誕生石アイボリーの石言葉は企画力・妄想・感受性】
< 84 >
P「なぁ、音葉の思う最高の音ってなんだ?」
音葉「最高の…おと…?難しいことを…」
P「そうかな。俺は『別れの曲』だって断言できるんだけどな。
特に子供の頃にウィーンで聴いたのは今でも魂が震えるっていうのかな」
音葉「そう…“ 世界一優しい曲 ”…ね。
確かにあれは人の琴線を…愛撫するような旋律ね」
P「実はこの業界にいるのはあれを超えるモノに逢うためでもあるんだ。
俺には…一人で奏でる才能がなかったからな」
音葉「私なら…できると?」
P「ああ。音の流れが見えると云いきった姿に惚れたんだ。
俺の味覚視覚と聴覚に与えてくれた衝撃をまだ覚えてる」
音葉「責任…重大ね。最高の、おと。
私と貴方でつくれるといいわね」
P「音葉とならできるさ。
…よかったら今度一緒に聴きにいかないか。
国内でもいい音を出す人間はいる」
音葉「是非。
最高の音のためには…感覚の共有が大事だもの、ね」
P「ああ、そうだな」
音葉「……でも、私最近思うわ。
人の声も立派な旋律。
貴方の…Pさんのつくる和声…好きよ」
P「…ああ。俺も音葉の素の声も好きだぜ」
【1950年、スティーヴィー・ワンダー誕生】
梅木さんには同郷の者として親近感が
でもあんな人は実際は…
十三日は他にメイストームデーなど
なんでも別れを切り出すのに最適な日なんだとか
バレンタインから八十八日後なのが理由
< 85 >
愛結奈「ワタシの乗馬服姿、どう?」
P「新鮮でいいな。似合ってる。
愛結奈は普段から印象が強いから、
前のスーツとか今回みたいなのが一際新鮮に感じるみたいだ」
愛結奈「そっ。まぁ、ワタシって割とちいさい頃から乗馬はやってるから、
自分は見慣れたカンジなんだけどね」
P「それもあるのか始めて見たけどかなりしっくりくるな。
貫禄っていうか経験者の余裕ってやつか?」
愛結奈「あはは、新鮮なのかしっくりなのかどっちなのよ」
P「新鮮と貫禄は矛盾しないさ。
新しい愛結奈らしさにすぐ馴染んだってことだ」
愛結奈「ふーん…。
絶賛してくれる割にはワタシの方あんまり見てない見たいだけど?」ズイッ
P「……気のせいじゃないか?」
愛結奈「…乗馬服って結構ピッタリしたタイプのデザインだよね。
だけどボタンだから前も開けられるし」
P「へぇ…そういえばそうだな…あはは…」
愛結奈「うふふっ…かーわいいんだからもう♪」
【2008年、オルフェーヴル誕生】
朝早くから明日のことってのも変ですが…私情です
十四日は他に蜀漢建国や
大久保利通暗殺の日
< 86 >
レナ「懐かしいわね…あっちでは見慣れた風景だったのに」
P「ビリヤード、ですか。
オレも学生時代しか触れなかったので、
懐かしいといえば懐かしいです」
レナ「さっきまで色々なこと思い出してた。
日本を出て…一人で研鑽を積んで…沢山の経験を…」
P「ハスラー・レナの誕生秘話ですか?」
レナ「そうね……Pさん知ってる?
ビリヤードをする人のことをハスラーっていうのは間違いなのよ」
P「へぇ…どうしてです?」
レナ「英語のhustlerは元々イカサマや悪知恵で巨万の富を得る者、って意味なの。
だから、日本以外だと失礼にあたることもあるわ」
P「ほお……やっぱりあの映画の印象が強いですからね。
ずっとハスラーだと思ってました」
レナ「ま、私は別に云われても構わないけどね。
勝負師を自認するなら勝たなければ意味がないんだから」
P「負けず嫌いですもんね、レナさん」
レナ「ええ。
…だからさっきまでいいように啼かされていたのは気に入らない。
次は私の番なんだから!」ドサッ
P「っ…はぁ…受けて立ちましょう」
【1905年、ラスベガス設立】
< 87 >
P「誕生日だな」
菜々「……まぁ、一応」
P「おめでとう。最近は疲れる機会も多かっただろうからな。
今日だけは仕事なしにしたぞ」
菜々「誕生日になにもしないアイドルって…」
P「最近は仕事入れすぎてたからな。気にするな。
……それに、今日はたくさんの子が事務所に来るから。
よかったな大勢に祝ってもらえるぞ」
菜々「いやーっ…嬉しいですねぇ…ははは」
P「あ、ケーキもでっかいの頼んだからな。
楽しみにしとけよ?」
菜々「……ローソクは何本なんですか?
場合によっちゃ怒っちゃいますよ?」
P「もちろん七本だ」
菜々「あぁ、よかったです!
いくつかの具体的な数字だったらナナのPさんへの信頼は地に落ちるところでした」
P「…あ、そういや大勢食べると思ってホールで四つ頼んだんだが、
合計はにじゅうはーー」
菜々「Pさん!」
P「…気にしなければ、な?」
菜々「もうっ…。それだと気にしたナナの立場が!」
P「あー…あ、そういや今日はなんだか墓穴掘らないな。珍しい」
菜々「え、そんなに掘ってます?」ガ- ン
P( その反応が墓穴だってのは云わない方がいいかな? )
【安部菜々、誕生日】
菜々さんおめでとう!
いくつになるんですかっ?
十五日は他にストッキングの日
< 88 >
礼「P君…私クイズ番組に出てみたいんだけど」
P「クイズ番組ですか?
うーん…最近はクイズ番組自体の数が減ってますからねぇ」
礼「ちょっとしたものでもいいんだけど…ダメかしら?」
P「いや、大丈夫です。
礼さんは半ば公式でクイズとかなぞなぞができるキャラですし。
営業かければ余裕ですよ」
礼「そう…お願いね」
P「でも、何でまたクイズなんです?
あまり今時のクイズ番組の風潮が好きじゃないみたいなことを云ってたような」
礼「ええ。
難しすぎる問題か一般的すぎるものの二極化が進み過ぎてるもの。
……ただ、だからこそこれは挑戦だと最近思ってきたのよね」
P「ははぁ…。ま、礼さんがやる気なようで何よりです。
俺たちが番組を面白くするように頑張りましょうね」
礼「そうね。
…そういえば最近は社交ダンスをするあの番組も見ないわね…」
P「……さすがに無理ですよ?」
【2011年、児玉清死去】
十六日は他に旅の日や性交禁忌の日など
江戸時代の艶本が元ネタらしいです
< 89 >
千秋「ねぇ、Pさん実家に帰ったりしないの?」
P「ん?……まぁ、最近は仕事もあるしなぁ。
親も何回かこっちに来てるからあんまり帰りたいと思えないんだよな」
千秋「そう。
その割に私たちにはやれ帰省だ、やれ親孝行が、
ってうるさいのね」
P「いやー…女の子だとまた違うかなって。
それに俺の親って若めなんだよね。
だから大丈夫ってわけではないんだけどさ」
千秋「ねぇ、それなら今度アイドルの子が帰るときに寄ればいいじゃない。
親との契約更改確認あるでしょう?」
P「んー…大抵はアイドルの子と観光するんだよな。
俺の行ったことないとこ紹介してくれたりさ」
千秋「……それなら、私のときに行きなさい」
P「うん?」
千秋「札幌近郊なんて地元民が便利なだけで、
観光なんて意味ないんだから。
別に紹介するところなんてないわ」
P「でも、千夏のときとかはーーー」
千秋「いいからっ。
…その代わり、私がPさんの地元に行きたいの。ダメ?」
P「まぁ、いいけどさ」
千秋「……ま、まだ数ヶ月あるんだけれど、ね」
【1875年、北海道に初の屯田兵入植】
< 90 >
P「おーい頼子ー、新しい仕事だぞー」
頼子「仕事、ですか…?」
P「ああ、来年開かれる展示会の広告だな。
パンフにコメントとかも載るぞ」
頼子「そうですか。
私に…できるでしょうか?」
P「もちろんだ。じゃないと取ってこないよ、こんな仕事」
頼子「そう云っていただけると…。
ただ、少し不安で」
P「ま、それは仕方ないさ。
……で、少し慣れるためにもさ、
これからその美術館行かないか?
展示は常設しかやってないけど、
雰囲気はわかると思うんだ」
頼子「はい、是非。
……関係者として入れるなんて幸運ですね」ボソッ
P「うん?なんか云ったか」
頼子「いいえ…では、行きましょうか。
Pさんと二人で鑑賞なんて楽しみです」
【古澤頼子、誕生日】
頼子さんおめでとう!
…まだ、十七なんですね
驚きでした
それと、貼ってくれた方ありがとうです
十八日は他に南方熊楠の誕生日であったり、
言葉の日であるようです
< 91 >
楓「ふふっ…酒を避けないで…はふー」
P「……何やってんですか、楓さん。
トイレ行ってる間に酒増えてるし」
楓「はい?折角居酒屋来たんだから飲まないと」
P「いくら個室っていっても限度を考えてくださいよ…」
楓「…?」
P「どこのアイドルが長椅子で涅槃のポーズとるっていうんです」
楓「はふー…?」
P「まったく…。
折角オフだったのに一日中遊んで、夜はお酒ですか。
休肝日つくらないといけませんよ?」
楓「はーい。肝臓は休めないといかんぞう…♪ ふふっ」
P「…やれやれ。帰りますよ」
【世界肝炎デー】
十九日は他にセメントの日やボクシングの日など
< 92 >
歌鈴「あの!Pしゃん……うぅ」
P( 声掛けすら噛むのか )
P「…続けて」
歌鈴「はうぅ…あ、あのよかったら今度神社に来てみませんか?」
P「神社?っていうと歌鈴の実家の?」
歌鈴「はい。Pさん最近お疲れみたいだし…。
裏の林にあるベンチでゆっくりしたりすると、不思議と疲れがとれたりするんですよ」
P「へぇ…。神社かぁ。
歌鈴の保護者さんとの面談ついでに寄らせてもらおうかなぁ」
歌鈴「待ってまひゅ、ますね」
P「うん。
でも、歌鈴よく見てたな。確かに最近はオーバーワークだったが」
歌鈴「Pさんも私たちのこと見てくれてますから」
P「それが仕事なんだが。
…ま、ありがとな」
歌鈴「はいっ」
【森林の日】
二十日は他にJ.S.ミルや王貞治の誕生日だそうです
< 94 >
ライラ「んー、やはりアイスは素晴らしいものでございますねー」
P「ま、まぁな。
ボックスに入ったアイスなんて店舗か、学祭位でしか使わないと思ってたよ」
P( あのボックスをスプーン使って一人で食べるとか、
アイスキチの片鱗を見たぜ )
ライラ「結構重宝しますですよ?
量の割にお安いですから」
P「……今日は事務所で色んなアイス食べられるはずだからな。
とりあえずスプーンは置いてくれ。
値段も量も、なんにも気兼ねせず食べることができるぞ」
ライラ「なんと…それは本当でございますか?」
P「ああ、パーティだからな。
俺はそれの迎えに来たんだ。
皆、待ってるぞ」
ライラ「これはゆっくりしているわけにはいきませんですね。
これは冷凍庫に、っと」
P「ああ、そうだライラ」
ライラ「はい?」
P「誕生日おめでとう。
これからもよろしくな」
ライラ「はいっ。こちらこそ、です」
【ライラ、誕生日】
ライラさんおめでとうでございますです
貴重な褐色枠としてこれからも色々お願いしたい
二十一日は他に津山事件が発生した日だそうで
久々に八ツ墓村引っ張りだしてきました
< 95 >
いつき「しっかりしてください!
こんなところでへこたれてる場合じゃありませんよ!プロデューサー!」
P「そ、そんなこと、云われても、な。
普段はサイクリングどころかまとも、な、運動してないんだ」
いつき「次回からプロデューサーも一緒にレッスンしますか?」
P「んぐ…んぐ…はぁ…。なんとか持ち直した。
……勘弁してくれ。あんなハードなレッスンしたら干からびちまうよ」
いつき「そんなハードなモノを私たちに?」
P「信頼してるからな。
それに俺位の歳になると身体がいうこときかなくなるんだよ」
いつき「それ、プロデューサーより歳上の人に云ってもいいの?」
P「あー…失言だった。
アイドルなら仕事で鍛えられてるから問題ないな。
な?云わないでくれよな?」
いつき「どうしよっかな…じゃあ、あと目的地まで少しだから。
いつきに着いてこられたら考えますよ」
P「マジかよ…もう、自転車のサドルが地獄の剣山にしか見えないんだが……おう、待ってくれよ!」
いつき「早くしないとおいてっちゃいますよー」
【サイクリングの日】
最近どのアイドルを出していないかわからなくなってきた模様
二十二日は他にワーグナーの誕生日など
< 96 >
P「泉ってどうしてプログラミング始めたんだ?」
泉「理由、ね。
趣味を始めるのに理由が必要?」
P「論理的じゃないな。
泉なら確固たる理由がありそうだったが」
泉「割り切れない私は嫌い?」
P「まさか。
むしろ、論理に縛られないようになったようで嬉しいよ」
泉「そう…。
でも、あえて考えてみるならそうね。
論理的に生きようとしすぎた結果だと思う」
P「ふぅん?」
泉「プログラミングは自分の腕でどうとでもなるから。
だから私らしく生きようとした行き先がプログラミングだったのね。
あの頃の私はそれが数学でも物理でもよかったんだと思う」
P「そっか。
まぁ、今は感情ってやつにも意味を見出せたようでなによりだ」
泉「皆がいてくれたから。
さくらも亜子も、事務所の皆も。P、貴方も」
P「嬉しいこと云ってくれるじゃないか」
泉「これが新しい私だから、ね」
【1995年、javaリリース開始】
< 97 >
文香「私…こんなときどうしたらよいか…」
P「笑えばいいとおもうよ」
文香「笑う?」
P「あー…いや、済まない。今のは忘れてくれ」
文香「は、はぁ」
P「それにしても…古風というか、なんというか」
文香「そうですね。今の時代ならメールで呼び出して…直接云われるものだと。」
P「だから逆に新鮮だよな」
文香「…はい。本の様に埋れていくばかりだと思っていました。
……ラヴレターなんて」
P「大学の誰かなんだな?」
文香「おそらく。直接渡されましたし…何度か見かけた覚えが」
P「古風で律義なのはいいが…文香はアイドルなんだよなぁ。
わかってて渡してきたんだからこれは文香も本気で返答しなきゃならないな」
文香「本気で…ですか?」
P「ああ。文香の想いがどうであれ断らなきゃならないけどさ。
ここまで想いをぶつけてきた相手にはしっかり返してあげないと」
文香「私に…できるでしょうか」
P「さぁな。ただ、文香が後腐れなくいけるようサポートはするよ」
文香「ありがとうございます。
私も……いつか、恋文を渡せるような…」ボソッ
P「……」
文香「私のこと…見ててくださいね?」
【恋文の日/ラヴレターの日】
< 98 >
ガチャ、バタン
奏「Pさーん」
P「んー?なんだ」
奏「うふふっ…目、瞑って?」
P「……嫌な予感するんだよな。
何かするのか?」
奏「今日はね『はたちの青春』って映画が封切られた日なの」
P「へぇ…それで?」
奏「それは日本の映画で初めてキスシーンが含まれた映画なんだって」
P「……」
奏「それで二十三日は毎年“ キスの日 ”なんですって」
P「だから?」
奏「もうっ…わかってるくせに」
P「恋愛モノは苦手なんじゃなかったか?」
奏「ええ。でも、これは映画じゃなくて現実。
私とPさんはここにしかないない。違う?」
P「……まったく。口だけは達者だな」
奏「そんなの知ってるでしょう?何度も何度もーー」
P「ん……別にキスの日じゃなくてもしてるもんな」
奏「……ええ」
P「その割には楽しい反応してくれるけどな」
奏「もう…部屋に誰もいないからって……もう一回」
【キスの日】
二十三日は他にフレンスブルク政府解体やヒムラーの自殺
ドイツ連邦共和国成立など
そろそろドイツ出身アイドルが出てきてもいいと思います
< 99 >
のあ「思弁ばかりに重きを置いて、
意志が不十分ではいけない」
P「俺にドラマにでも出演しろっていうんですか。
のあさんの隣に立つには力不足ですよ」
のあ「ええ。貴方の役割は私を導くこと。
いつまでも隣に座していてもらっては困る」
P「は、はぁ…」
のあ「私が云いたいのは…そうね。
時には貴方から手を伸ばしてくれてもいいと思う。そういうこと」
P「あー…つまりたまには俺から遊びに誘えと」
のあ「確かに私たちは言葉のいらぬ境地。
それでも言霊が宿った交感も必要よ」
P「構いませんけどね。
ただ、深夜に人を叩き起こしてマンションの屋上で空を見上げてる人が云っていいセリフじゃないんじゃないですか」
のあ「貴方も私も明日はオフじゃない」
P「今日は一日中寝てようと思ってたんですがね。…まぁ、いいか。
ただ、朝から遊びに行くならもう寝ますよ。
途中でぶっ倒れたら嫌でしょう?」
のあ「そうね。それができる女というもの」
P「できる女はこんな時間に男の部屋に来ない……もしかして俺の部屋で寝るつもりですか?」
のあ「私にここで夜を明かせと?」
P「はぁ…仕方ありませんね。
襲われてもいいならどうぞ」
のあ「そこは期待…信頼しているわ」
P「やれやれ…どっちの期待なんだか」
【1543年、コペルニクス死去】
二十四日は他にボブ・ディランの誕生日であり
平塚らいてうの命日だそうです
< 100 >
愛結奈「ねぇ…これとこれ、どっちがいい?」
P「……それは愛結奈に似合う方か、俺の好みか、どっちだ?」
愛結奈「どっちも同じでしょ?」
P「……そっち」
愛結奈「ふーん…結構際どいやつね。
こういうの好きなんだ」
P「際どいもなにも選択肢両方…
っていうか周り全部そうじゃねーか!」
愛結奈「うふふっ…でも、ワタシが着たとこ見たいでしょ?」
P「そりゃまぁ…って何云わせるんだまったく…」
P( 何故誕生日のショッピングのルートにランジェリーショップがあるんだ。
しかも腕に巻きつかれてると、こう想像が )
愛結奈「プ・ロ・デュー・サー?
今はワタシのことだけを考えて」ギュッ
P「それをすると危ないから嫌なんだよ…」
愛結奈「何が?」ツツ-
P「ひゃあ!…おい、背中をさするな耳に息を吹きかけるなちょ顔近あふぅ!」
愛結奈「Pクンダメだぞ?ワタシに逆らっちゃ。
反応カワイイから許すけど」
P「……ハァ」ガクッ
愛結奈「膝震えてるよ?
んー…休めるトコ行こっか」ギュッ
【浜川愛結奈、誕生日】
愛結奈さんおめでとー
こんなお姉さん欲しい
二十五日は他にポル・ポトや空知英秋の誕生日だそうです
さらにプリンの日
< 101 >
P「瑛梨華ってさ」
瑛梨華「んーなになに?」
P「好きな音楽とかないの?
寮の部屋に行ったときは漫才のDVDとかしかなかったけど」
瑛梨華「何でも聴くよ?ポップスもロックも。
最近は他のアイドルの曲も聴くようになったし」
P「ほう…それは偉いな。ってのはいいや。
今度瑛梨華にしたら少し古目かもしれないけど、
ロックバンドのライブがあるんだけど行かないか?」
瑛梨華「Pちゃんと?」
P「ああ。行かないか?」
瑛梨華「うん、行く行く!
アタシ最近色んな時代の音楽聴くのがマイブーム何だよね!」
P「おう、じゃそういうことで仕事行くか」
瑛梨華「今日も瑛梨華ちんにO・MA・KA・SE☆だねっ!」
【1971年、TAKURO誕生日】
二十六日は他にドイツにおいてカスパー・ハウザー縁の日であり
『ドラキュラ』が発刊された日でもあるそうです
< 102 >
P「これ、どうなんだ?
アイドルの自室がこんなんってのは……」
紗南「本棚にソフト並べてるだけじゃん。
そんなことより早くしようよっ!」
ガチャ、ガチャ
P「…まぁ、いっか。くれぐれも寝落ちして本棚の下敷きにならないようにな。…よっこいしょ」
紗南「Pさんもおじさんくさいなー。
ま、気を付けとくよ」
P「おじさんだからこんなん持ってこられたんだろ。
まったく…ファ○コンより今のゲームの方が快適だろ」
ゴトッ
紗南「いやね、あたしとしては直撃じゃないゲームも制覇してこそのゲーマーだと思うのよ」
P「そんなもんか?」
紗南「そうだよ!それにPさんの昔話もきけそうだしね!」
P「確かに懐かしくはあるけどな。
…RPGでいいか?」
紗南「いいよー。夜は長いしねっ」
P「徹ゲーは感心できないんだかな…よっと」
ピコーン
【1986年、ドラクエ発売】
自分は直撃世代じゃないですがカービィはやりこんだ覚え
残念ながらお釈迦になってしまいましたが
二十七日は他にガリヴァーが日本で皇帝に謁見した日らしいです
( スウィフトの『ガリヴァー旅行記』での話 )
0% 0% 0%
< 103 >
P「…なぁ、ありす」
ありす「はい、何でしょうか?」
P「パスタ作った時にさ、タブレットは使わなかったのか?」
ありす「いいえ、使ってません」
P「どうしてだ?普段は殆ど手放さないレベルなのに」
ありす「私…Pさんや皆さんと接していくうちに気付いたんです」
P「うん…?」
ありす「論理に囚われちゃいけないって。
情報に溺れちゃいけないって。
だから、真心を込めたお料理は自分の力で作りました」
P「そっか」
P( 志は非常に嬉しいんだけどなぁ。
せめて調べて冷製パスタにしてくれたりしてくれた気がするんだけど )
P「嬉しいよありす。
最近は名前もあまり嫌いじゃなくなったみたいだしな」
ありす「そんなに好きではありませんよ。
…ただ、親の気持ちも考えてみようかなって思っただけです」
P「それでいいさ」
P( しかし、何故別の方面で外していくんだ )
ありす「そうだっ。Pさん今日はお昼まだですよね?
これからまた私が作りましょうか?」
P( 今日は午後はしっかりしてなきゃならないからな…よし )
P「今日は一緒に作らないか?
俺もありすに食べてもらいたいからさ」
ありす「もちろんです。じゃあ、早速何を作るか決めましょう」ニパ-ッ
【2010年、iPadが全世界で解禁】
>>247
それもまたいい思い出です…たぶん
二十八日は他に国際アムネスティ記念日であり、
また花火の日でもあるそうです
< 104 >
楓「声優…ですか?」
P「ええ。最近はドラマとか舞台だとか演技の仕事ばかりでしたからね。
主題歌も歌いますし、アイドル生活初期の気分も思い出せるんじゃないかと」
楓「でも私、声のお仕事なんて初めてですよ?
大丈夫でしょうか」
P「まぁ、声優以外が声を当てるな、なんて意見がそれなりなのは確かです。
ただ、俺は楓さんならできると思ったからこの仕事を持ってきました」
楓「そう、ですか。
……私が担当するのはどんなキャラクターなんですか?」
P「普段の楓さんみたいな人です」
楓「…?」
P「お酒飲んだりするのが好きなんだそうですよ。そのキャラ」
楓「!…じゃあ、今日の夜お酒飲みに行きません?」
P「…は?」
P( どんな発想だよ )
楓「お酒飲みに行けばそのキャラクターが分かるかもしれませんからね、ね?」
P「…まぁ、いいですけどね。
ただあんまりなことしないでくださいよ。
さすがにトイレから帰ってきたらスポドリ割り焼酎があるとか厳しかったですからね」
楓「お酒は酔う為のものですよ?」
P「良い、ね。スポドリ割りなんて悪酔いしかしません」
楓「ま、いいじゃないですか。
ほら、早く早くー」ゴロゴロ
P( ソファで何やってんだこの人 )
楓「二日酔い後の体調はー」
P「……」
楓「普通か、良い。ふふっ」
【1991年、早見沙織誕生】
< 105 >
穂乃香「Pさんって歌、上手いんですね」
P「学生の頃は遊んでばっかだったからな。
それの遺産だよ」
穂乃香「私、バレエばかりであまり歌には触れてこなかったのですけど…それでもやっぱり上手いと思います」
P「ありがとな。穂乃香もアイドルになるまで全然歌わなかったらしいのに凄かったぞ」
穂乃香「それは…一応本職ですから。
カラオケではある意味反則では?」
P「いやー…最近は皆とばっかり行ってるからな。
その中でも上手かったってことだよ」
穂乃香「そうですか…ありがとうございます。
それもPさんのおかげですけど」
P「よせよ。穂乃香のセンスと努力がなきゃ無駄になるのが俺の仕事だ。
穂乃香には謙遜する必要なんてないよ」
穂乃香「いえ…私はPさんに見出されなければ今でもプリマドンナを目指していました。
……孤独に。
貴方でなければいけなかったのです」
P「嬉しいけどな…まだまだ先は長い」
穂乃香「そう、ですね」
P「ま、今日だけは仕事は忘れてリラックスしようぜ。
一日中遊べる機会なんてこれからなくなるんだしさ」
穂乃香「はいっ。今日も…これからもお願いしますねっ」
【綾瀬穂乃香、誕生日】
ついに大都会が開放されたようで
そろそろ最年長を更新するかな、
とか思ってたんですが
二十九日は他にビザンツ帝国滅亡の日であり、
こんにゃくの日
美空ひばりの誕生日でもあるそうです
< 106 >
志希「あげようか?惚れ薬。
もちろんあたしのオリジナル」
P「……飲み物まで用意してご苦労なことだな。
水だけもらうよ」
志希「どうしてー?あたしのこととろっとろにできるんだよ?
もう、仕事中にいなくならないし。
あたしにキョーミないとか?」
P( 惚れ薬っつーか媚薬じゃねえか… )
P「俺は自分が興味を持てない人間をスカウトしない。
……それに志希が失踪しなければいい話じゃねーか」
志希「つまんなーい。いっそあたしから飲んじゃおっかな」
P「やめとけ。志希が恥をかくだけだからな」
志希「にゃんで?」
P「何でってそりゃ…効果ないだろ」
志希「あたしのこと疑うのーん?」
P「俺たちが寝室のベッドで語らう関係じゃなかったら効いただろうよ」
志希「にゃはははー♪確かにそうだった!」ギュッ ハスハス
P( まぁ、いつか飲ませて蕩けさせるのも楽しそうだけどな )
志希「にゃはーん…♪ 幸せー♪ 」スリスリ
【一ノ瀬志希、誕生日】
志希にゃんおめでとー
趣味の失踪とは何なのか問い質したい
三十日は他にジャンヌ
< 107 >
瑞樹「はぁあ…最近は大体ワインかブランデーねぇ」
P「そうですね。俺が見てる限りでもそんな感じです」
瑞樹「酔い方にも拘り始めたら終わりな気がするのよね。
昔はビールでも何でも勢いだったんだけど…ん」
P「飲み過ぎないならいいんじゃあ…」
瑞樹「勢いがなくなったって云いたいのよ。
お酒も、恋も…はぁ」
P「大人になったってことです。
勢いで喪いたくないものが増えたでしょう?」
瑞樹「ものは云いよう、ね。
私なんかに喪うようなものあるかしら」
P「…少なくとも」
瑞樹「えっ?」
P「少なくとも俺は今の川島瑞樹が好きです。
変な勢いを付けたらファンを一人喪うでしょうね」
瑞樹「そう…P君って卑怯よね」
P「なんなりと。
…マスター、エメラルドマティーニ」
瑞樹「なぁに、それ?」
P「恋に酔いたいかと思って。
今の俺にはこれが限界ですから。
誕生酒ってやつです」
瑞樹「…やっぱり君って卑怯よ。ええ」
P「……」
瑞樹「でも“ 今の ”君、好きよ。
んく……これ美味しいわね」
【誕生果秋姫(プラム)の果物言葉は恋に酔う】
< 108 >
凛「プロデューサーってあんまり大人っぽくないよね」
P「そんなことねえよ。
酒もタバコも経験あるし、
ついでに面倒くせえプライドもある」
凛「そういうところだよ。子供っぽいところ。
反射的に云い返してくる」
P「そうかい……凛は逆にぐっと大人びてきたけどな」
凛「嫌い?」
P「いや?俺は“ ふーん ”とか云っちゃう凛も今の凛も好きだよ」
凛「そ。それに私プロデューサーがタバコ吸ってるとこ見たことない。
お酒は大人組と飲んでるんだろうけど」
P「止めたからな。女の子ってあの匂い嫌いだろ」
凛「そうかな。
…確かにプロデューサーの匂いが分からなくなるのは嫌だね」ボソッ
P「……酒なら今度行ってやるよ」
凛「年単位の“ 今度 ”ね。
本当に守ってくれるのかな」
P「……さぁな」
P( そのときまで俺が凛と一緒にいたいってことなんだけどな。
伝わっただろうか )
凛「…………ふふっ」
【誕生酒、ブルームーン】
なんとなく思い出したのはロックマンエグゼだったり
三十一日は他に世界禁煙デー
また、2014年には国立競技場にて
“ SAYONARA国立競技場FINAL FOR THE FUTURE ”
が行われる予定です
< 109 >
カチャ カチャ
晶葉「……む」
P「ん?どうした」
晶葉「関節に使っていたパーツが予想より多く削れているようだ。
平坦な場所でしか動かさなかったはずなんだが」
P「そうか。
…犬型ロボットって何度か聞いたことあるけど、
なんでなんだろうな。別に猫とかうさぎでもいいと思うんだが」
晶葉「私はウサちゃんロボをつくっているが?」
P「でも今は犬型じゃないか。
工学研究者は犬に思い入れでもあるのかと」
晶葉「そうだな…理由などないだろうが、
強いていえば好みだろう。犬には長年人間のパートナーを務めてきた歴史もあるしな」
P「ふーん…思ったより適当なんだな。
論理性のかけらもない」
晶葉「む…それは当たり前だよ」
P「そうなのか?」
晶葉「科学者はむしろロマンティストだからな。
論理の徒ではあるが魂までは売っていない」
P「晶葉もか?」
晶葉「ああ。そうでなきゃこんなものは作らないさ。
なんの生産性もないからな。
私がそれを見たいと思うから研究しているんだ」
P「そっか」
晶葉「それに…完全な合理性は数字を見ればいいからな。
私は音楽の美しさは数学とは切り離すタイプでね」
P「俺も晶葉がアイドル辞めるなんて云いだしたら困るしな」
晶葉「私だってそうさ。
これは私の生活に欠かせないからな。
…よし、こんなもんか」
トテトテ
P「お、中々スムーズな動き」
晶葉「こいつも私もロマンの塊さ。
そうだろ?P」
【1999年、AIBO発売】
六月一日は他に大逆事件の日であり、写真の日や麦茶の日でもあります
1955年には後のナムコである中村製作所が創業
< 110 >
時子「P……いえ、人間の皮を被ることを許可した豚。
今日の予定をおしえなさい」
P( 今日は朝っぱらから快調だな。
…まぁ、こう見えて不機嫌とかを表に出さないタイプではあるが )
P「今日はライヴのリハが入ってるな。
午後からはいつものラジオ収録」
時子「よくできました。
さすがは見る目だけはある豚ね。
記憶力も並の豚よりはマシ」
P「そりゃあ、それなりの経験もあるしな」
時子「黙りなさいッ!
私への口のきき方がなってないと何度云えば……」
P「へいへい。どうすりゃいいんだよ。
ほら、リハ行くぞー」
ガチャ
時子「ふん。
…ドアを支える位は役立つのね」
P( 素直じゃな…いや、ある意味一番分かりやすくはあるか )
P「時子様のお通りとあれば、な」
時子「はッ、云うじゃない。褒めてあげるわ」
P「ほう。珍しいな」
時子「……まだ、対等だとは思ってないけれど、ね」
バタン
【1740年、マルキ・ド・サド誕生】
二日は他に裏切りの日やローズの日
更に路地の日でもあります
< 111 >
仁美「仁美ちゃん、故郷に錦を飾る!」
P「……おう。前来たときも云ってたじゃねーか。
錦ってのは何度も飾るもんじゃないだろ」
仁美「気にしない気にしない!
楽しければよかろうなのだ」
P「まぁ、そうだな。
今回はきしめんも食べられたしよかったよ」
仁美「アタシはちいさい頃から食べてたからなー。
どうでもよかったんだけど。
プロデューサーが満足ならよかった」
P「そんなもんか。…俺も地元だとそうだな」
仁美「と、ここで問題!
真田信繁とは何を成した人物でしょうか!」
P「いや、知らねーよ。俺は世界史派だ」
仁美「信繁とはかの幸村公の本名でしたー!
つまり、正解は忠義の生涯」
P「随分恣意的な答えだな、おい。
…つーか、仁美もついににわか脱出か?
同志を置き去りにする気か?」
仁美「同志…?まぁ、いっか。
アタシだってやる時はやるのです!
好きなことには打ち込むタチでね」
P「いいことだ。
よし、じゃあ仕事行くかー!」スッ
仁美「攻め入りだね!行くぞー!」
「おーっ!」
【真田信繁(幸村)討ち死/大坂夏の陣】
< 112 >
沙織「Pさん…わだす、変じゃないですか?」
P「いや?想像以上に似合ってるよ。
普段は地味な服選んでるみたいだからな」
沙織「だって、わだすには似合わないから…」
P「そんなことないと思うけどなぁ。
今だって振袖似合ってるじゃないか」
沙織「これは…Pさんが選んでぐれたから」
P「じゃあ、これからは俺が沙織の私服も選ぼうかな」
沙織「そ、そげなこと…!」
P( 振袖が一度だけってのは惜しいな。
沙織の地元は田舎だから早めに成人式が終わってしまうらしいが… )
P「よし、決めた!
次の仕事はドレスを着るやつにしよう。次は洋風だな」
沙織「わ、わだすがドレスを?
大丈夫だべか」
P「あったりまえだろ。…眼鏡も取ってな。
ありのままの沙織を別の方向で輝かせてみたい」
沙織「め、眼鏡も?」
P「ああ、きっと新しい沙織が見つかるぞ」
沙織「は、はぁ。おねげえします、Pさん」
P( 済まんな春菜。今回は眼鏡アクセは使わない。
裏切りだとは思うなよ? )
【誕生石、逆四分ゴールドの石言葉は可愛らしい背信】
< 113 >
雫「わぁーっ…!そんなにおっきいの初めてですー」
P「だろ?ちょっと自慢できるレベルだよな」
雫「しかも、とっても美味しそう」
P「ああ、美味いだろうな。
大きさも味も実物はやばいぐらいだぞ」
雫「ありがとうございますー。
私、こんなに嬉しい誕生日は初めてかも」
P「よかった。雫のお父さんたちにも手伝ってもらったからな。
クリームはおいかわ牧場のものを使ってる」
雫「しかも、事務所の皆も手伝ってくれたんでしたっけ」
P「全体はかな子、ついでにいちごはありすの監修で、
スポンジも事務所の技術の粋を凝らした作品だ」
雫「わあぁ…」ニコニコ
P( 幸せそうで何よりだ )
雫「これは、私ももぉーっと頑張らないといけませんねーっ」
P「ま、今日は一日楽しんでくれ。
仕事は明日から詰まってるからな」
雫「あ、そういえば」
P「ん?」
雫「あの…Pさんはどこを?」
P「あ、ああ俺は乗っかってるチョコにメッセージ書いたぞ。
内容は秘密だ」
雫「それは楽しみですねー。
Pさんも皆も大好きですーっ」
P「あいつらに云ってやってくれ。喜ぶぞ」
雫「Pさんはどうですかー?」
P「俺も…嬉しいさ。俺も雫が大好きだからな。
……雫、これからもよろしく。
おめでとう」
雫「はいっ。私こそお願いしますねー♪ 」
【及川雫、誕生日】
雫ちゃんおめでとーっ
落ち着いたら雫ちゃんで書きたいと思ったり
……できればえっちぃやつを
三日は他に札幌ドーム開場の日であり(2001年)、
測量の日でもあります
< 114 >
莉嘉「Pくーん!お姉ちゃんはー?」
P「美嘉は14時まで撮影だ。
今が14時少し前だからもうすぐ帰ってくるはずだよ」
莉嘉「そっかー。
この後、お姉ちゃんと買い物に行くんだよね!」
P「おう、楽しんでこいよ。
…やっぱ服とか見に行くのか?」
莉嘉「うん!お姉ちゃんのオススメのショップに連れてってもらうんだ☆」
P「仲いいな、やっば」
莉嘉「あったりまえじゃーん!アタシとお姉ちゃんだからね。
…でも」
P「ん?」
莉嘉「お姉ちゃんカブトムシが苦手みたいなんだよねー。
そこはつまんないかなー」
P( それ虫全体が苦手なんじゃ… )
P「ま、まぁ人には好みとかあるからな、うん」
莉嘉「この前幼虫買ってきたときも変なカオしてたんだよね。
別に暴れたりしないのに」
P( いや、無理だって。無理な人には無理なやつだよそれ。
つーか、もしかしてそのうち繁殖とかやりだすんじゃないだろうな )
莉嘉「あ!そうだ、今度はアタシがオススメのカブトムシ紹介してあげよっと!
今日のお礼にもなるしね☆」
ガチャ リカ- マッタ-?
莉嘉「だいじょぶだよっ!
行こっ、お姉ちゃん!」
P( 妹が今日の恩返しに大変なことを計画しているとは思いもよらない姉、
カリスマギャルであった )
【虫の日】
< 115 >
P「月並みな言葉しかないけど。
…おめでとう、仁美」
仁美「いいってことよ!
プロデューサーありがとねー」
P「誕生日なのに仕事入れちゃって済まない。
都内じゃないから事務所メンバーにも祝われないし」
仁美「そんなの気にしてないってば。
アタシは目の前で祝われないからって、
祝われてないなんて思わないから」
P「まぁ、帰ったら皆色々と用意してるだろうけどな」
仁美「アタシも今までは用意する側だったからなー。
実は初めてコッチ側にきてみてドキドキしてるんだ」
P「そっか。
確かに普段身近だった分不思議な感じかもな」
仁美「うん。
それに誕生日にプロデューサーと二人きりってのも悪くない。
ううん…むしろサイコーだよ。
皆には悪いけどね」
P「ははは。なーんかハードル上げられた気がするな。
……姫、こちらへ。夕餉の用意ができて御座います」スッ
仁美「スタイルは洋風なんだ」
P「仁美?」
仁美「あっ…苦しゅうない。妾の手を引くことを許す」ギュ
P「光栄の極みに御座りますれば」
仁美「……やっぱ二人きりってのも悪くないね!」
【丹羽仁美、誕生日】
丹羽ちゃんおめでとう!
他に四日は犬養毅の誕生日です
あと、偶然なのかアカっぽい出来事の多い日のようです
< 116 >
瑞樹「ねぇ…老後について考えたことある?」
P「」
P( そんなもん飲み屋で話すなよ。
年齢気にしてるならなおさらだよぅ。
なんなんだよぅ )
P「……いや、そんなには。
瑞樹さんは考えたことあるんですか?」
瑞樹「ええ。やっぱり将来的不安要素はできるだけ排除しておきたいじゃない?」
P「ま、まぁ…。
でも、瑞樹さんはそんなこと考えなくても。
女性の方が平均寿命は長いわけですし」
瑞樹「だからこそ、よ。
長い時間を無為に過ごしたくはないじゃない。
気心の知れた相手と安らかに生活したいの」
P「…うーん、一人がいいって人も増えてますからね。
最近は施設もありますし」
瑞樹「はぁ…そうね。こんな話題が出るから老け込むのかしらね」
P「さぁ…?ははは…」
瑞樹「話は変わるけど、P君はいい人いないの?」
P「……話変わってないじゃないですか」
【ろうご(老後)の日】
最近はめっきり暑くなりました
北海道が全国で最高だった日もあるとか
五日は他に経済学者ケインズやリプニツカヤの誕生日
あと、マルフォイの誕生日らしいです
< 117 >
ピコピコピコピコ
P「……む」
ア-ニャ「何をしてるんですか?プロデューサー」
P「ん?ああ、テトリスって知ってるか?」
ア-ニャ「テトリス…ですか?」
P「結構昔の落ちものゲー…まぁ、パズルゲームでいいのかな。
単純作業だけど中々面白いんだぜ」
ア-ニャ「ゲームですか。
私、最近は紗南たちともするんですよ。
ぷよぷよとか」
P「お、いいじゃん。
テトリスはぷよぷよのさらに単純なヴァージョンみたいなやつだよ。
しかも初版はロシア製だし」
P( ソ連の時代だけどな )
ア-ニャ「ダー…それは本当に?
ゲームといえば日本かアメリカのものかと」
P「日本にいればな…。
よし、仕事までなんかやろうか。
休憩室にハードあるんだろ?」
ア-ニャ「アー…それはいいですね。
杏たちが全てのハードを集めたと喜んでいました」
P「マジかよ…ぷよぷよでいいか?」
ア-ニャ「ええ…私が勝ったら明日は買い物に着いて来てくださいね?」
P「やけに唐突だな」
P( 勝つべきなのか負けるべきなのか。
ま、今はゲームを楽しむべきか )
ア-ニャ「プロデューサーが勝ったら何でも云うことをききます。
何でも…ですよ?…ふふっ」
P「…………勝つか」
【1984年、テトリス発売】
< 118 >
小梅「小梅を梅の木の下に埋め」
P「……二十五歳児はどこだ。
それもとうさぎの方か」
小梅「あ、あの…たぶん悪気は、なかった。
云ってみてって…云われた、だけだから」
P「まったく。
小梅もいちいち云いに来なくていいからな?
適当なこと云わせて俺の反応楽しんでるんだから」
小梅「Pさんに…会いにくるのに、理由が欲しかったから」
P「んー…?別に理由なんていらないけどな。
まぁ……さっきのにも意味があったと思うことにするよ」
小梅「あの子も…それがいいって、えへへ」
P「そうか。
つーか、小梅の好み的には埋まるのは桜の木じゃねぇかな。
桜の木が美しいのは人が埋まっていれからだ、
ってのもあるしな」
小梅「ほ、ほんとに?人が…埋まってる?」
P「いや、有名な小説の話だよ」
P( 梶井基次郎なんて知らないだろうけどな )
小梅「そう……でも梅の木に埋まってるとこ、あるって」
P「……掘り起こしには行かないからな。
小梅も一人では行くなよ」
小梅「……えっ」
P「いやいやいや…」
小梅「……しょーちゃん……さっちゃん……うん……よし」
P( …頑張って止めてくれよ、幸子 )
【梅の日】
< 119 >
輝子「フ、フヒ…キノコシェアハウスにキノコケーキ…。
桃源郷はやはりここだった」
P「おーい、机の下に引きこもるなってば。
ケーキも持ち込んじゃって」
輝子「そんなこと云われても…ここの居心地は…サイコー。
困ることも、ない」
P「俺が困るんだよ。
ケーキだって向き合って食べたいしさ」
輝子「む、向き合う…?し、親友は、私と一緒に食べたい?
P「おう。
わざわざワッフルとかをデコってまでキノコ型にしたんだからな。
それに一緒につくったんだから一緒に食べたいじゃないか」
輝子「そ、そっか。し、親友のためだからな。仕方ない」
ゴソゴソ
P「まぁ、我ながらよくこんなのつくったよな。
さすがに茎太くなったから丸々してるけど」
輝子「た、確かにシイタケには見えない…」
P「ま、キノコに見えるからいいだろ。
来年またつくればいいさ」
輝子「ら、来年もつくってくれるのか…?」
P「おう。輝子だって来年も仕事続けるつもりだろ?
辞めてたってケーキぐらいつくりにいってやる」
輝子「……そ、そっか」
P「ああ」
輝子「フハハハ!さすがP!さすが親友だぜぇ!
ゴートゥヘヴ……あ、いや、ち、違うそうじゃない……」
P「どした?」
輝子「あ、ありがとう。こんな私に構ってくれて。
ふ、普段は誤魔化してばかりだから……」カァァ…
P「おう。それはこちらこそだよ。今までありがとな。
…そして、おめでとう輝子」
輝子「ありがとう。
……や、やっぱ、机の下にいっていい?」カァァ…
【星輝子、誕生日】
見にきてくれる人がいると本当に嬉しいです
ありがとうございます
六日は他に恐怖の日や楽器の日など
さらに、ノルマンディー上陸作戦決行の日
MGSではオセロットが誕生した日でもあります
< 120 >
TV「……脳の損傷が原因とする説もあり、
外見上あるいはX線診断における変化は見られないこともあって……」
P「へぇ…むち打ちって怖いんだなぁ」
菜帆「むちむち?」
P「いや、むち打ちだよ。脳の損傷とかが原因とか怖いだろ」
菜帆「確かに、鞭で打たれたら怖いですもんね~。
萎縮?しちゃったりするんですかね~?」
P「ん?違う違う、鞭で打つじゃなくてむち打ちだ」
菜帆「?…むちむちでもなく鞭打ちでもない?
Pさんは何を云ってるんです?」
P「あー…ほら、例えば事故に合うだろ?
それで頭が揺さぶられると発症する怪我みたいなものをむち打ち症っていうんだ」
菜帆「なるほど!Pさんは物知りですね~」ピョンピョン
P「それはいいけど……なぜくねりながらジャンプしてるんだ」
菜帆「むち打ちを体感するため?」ブルンブルン
P「……しちゃだめだろ」
P( まぁ、確かに。
むちむちも怖いよな、うん )
【むち打ち治療の日】
< 121 >
千枝「Pさん、千枝の身長って伸びるかな?」
P「まぁ、よっぽどのことがない限りは伸びるんじゃないかな。
俺の予想だとむしろスラッとした長身の美人さんになりそうだし」
千枝「ふふっ…美人さん、ですか」
P「ああ。でもどうしたんだ?
身長止まったりしてないだろ?」
千枝「早く大きくなりたいんです!…色々と」
P「…お、おう…色々、ね」
千枝「Pさんとの身長差もまだまだ大きいし。
できたら17cm位の差がいいなって」
P「なんで17cmなんだ?」
千枝「あ、あのですねっ」
P「ああ」
千枝「キ、キスしやすい身長差が12cmで、
理想カップルの身長差が15cmで、
……あうぅ…」カァァ…
P「…?」
千枝「もう一つの数値が22で、三つの平均が17cm位なんですっ!
だから、それぐらいがいいかなってっ」
P「…もう一つは何?」
千枝「ち、千枝に云わせるんですか?」
P「やっぱ知りたいし?うん」
千枝「あの…耳近付けてください。
あまり、聞かれたくないので」
P「おう」スッ
千枝「……私とPさんがやりやすい身長差です。えっー」カァァ…
P( 千枝、誕生日おめでとう。急激にオトナになる貴女が自分は怖いです。
今日改めてそう思いました )
【佐々木千枝、誕生日】
いつかは出てくる…はず
重複を除いてももう少しで100人位なはずですし…
七日は他に母親大会記念日であり、
P・ゴーギャンや荒木飛呂彦先生誕生の日です
< 122 >
音葉「We've no less days to sing God's praise
Than when we'd first begun.
Than when we'd first begun~♪」
P「……おお…!」パチパチ
音葉「…どうでしたか、Pさん。
私の旋律…貴方に届きましたか?」
P「おう。最近はまた上手くなったな。
情感がもっと伝わるようになった」
音葉「そう…きっとそれは貴方がいるから。
私の世界の鮮やかさの分だけ旋律は美しくなる」
P「技術だって上がってるしな。
俺の能力だけでこうなるなら、
俺が今歌えば最高に素晴らしい世界をつくれるだろうさ」
音葉「違う、貴方の能力もあるけど……。
傍に…いてくれるから」
P「ま、そうだと嬉しいよ。
俺も音葉のおかげで毎日が楽しい」
音葉「それは当然…私が幸せなのだから…貴方が幸せなのは…必然」
P「ああ、そうだな。
よし、じゃあ次の曲いくぞー」
音葉「この瞬間は…前奏中に…貴方を想って気を高める時は…何物にも…代え難い…」ボソ
【誕生花ジャスミンの花言葉は優雅・優美】
< 123 >
クラリス「このとき、ルドビコ茨木は僅か十二歳でありながら、
役人に対して毅然とした態度で返したのです」
P「……」
クラリス「『現世での束の間の生命、
天の国での永遠の生命。
どちらを選ぶべきかは間違えない』と」
P「へぇ…クラリスには悪いけど現代人の俺には聖職者ってあんまりいいようには見えないんだよな。
俺が日本人だからかもしれないけど」
クラリス「いえ、それも仕方のないことです。
それも全て私どもの不徳の致すところですが」
P「でも、やっぱ時代なのかな。
二十六聖人か…日本にもそんな人たちがいたんだな」
クラリス「はい。信仰に場も、時代も関係ありませんから。
私も見習いたいものです」
P「クラリスが殉教しても困るけどな」
クラリス「そのときはP様が私をお守りくださいね?」
P「おう、そうだな。
……で、もう決めたか?どの牛にするか。
俺も早くレモンステーキ食べたいんだが」
P( これも全て四大和牛が悪い。
クラリスは先程からメニューと睨めっこ状態である )
クラリス「むむむ…これが試練…ですか。
なんと辛く恐ろしい…」
P「……やれやれ」
【1862年、日本二十六聖人列聖】
嵐がヤバイです
お姉さんな人たちに抱きしめてもらいたいなーとか思ったり
八日は他に附属池田小事件や秋葉原通り魔事件が発生した日です
テレビの内容が今から予想できそうな
< 124 >
トントン
P「お、なんだ?」クルッ
李衣菜「プロデューサー何聴いてるんですか?」
P「んー…何を聴いてるって程でもないな。
休憩時間は適当に流す質でさ。
今はトム・ショルツとか聴いてたよ」
李衣菜「あっ、知ってますその人!
日本に来たときに道路の標識に手を掛けてる写真の人ですよね?」
P「ま、まぁそうだな。よく知ってたな」
P( でもその覚え方はロックなのか。李衣菜よ )
李衣菜「私だって日々進化してるんですからね!
それに今日は六月九日で、ロックの日ですから」
P「今はギターもそれなりに聴けるレベルだしな」
李衣菜「ちょ、もうっ…私は昔から弾けましたー!
それに今はそれなりですけど、
いつかはプロデューサーを驚かせるぐらいのスターになるんですからね!」
P「おう。楽しみにしてる」ニヤニヤ
李衣菜「その顔はなんですかー!
暖かい目も止めてくださいっ」
P( ここら辺が夏樹が付き合い続ける理由だよな。
なんというかほっとけない。
つーか、かわいい )
P「可愛いぞ、李衣菜」
李衣菜「!…まったく。次はかっこいいって云わせますからね!
私はここで満足しませんから!」
P「可愛いでも嬉しいのな」
李衣菜「そ、そりゃ…私だって嫌なわけ…ああ、もうっ…!」
P( か わ い い )
【ロックの日】
< 125 >
千奈美「あなた、最近は見れるようになってきたじゃない」
P「まぁ、千奈美たちに連れまわされるからなぁ。
学生時代より格段に身の回りに気を付けるようになったよ」
千奈美「そうでなくては困るわ。
私の舵を取る人が冴えないなんてことあっちゃいけないもの」
P「ま、期待に応えられてるようでなによりだよ」
千奈美「ただ、ね。贈り物として洋服ってのはどうなのかしら」
P「え、センス悪かったか?割と考えたつもりだったんだが」
千奈美「センスはいいの。むしろ私に合いすぎてるくらい。
ただ、付き合ってもいない女性に洋服を贈って、
なおかつサイズや完璧ってのは少し常識的ではないわね」
P「似合ってるならいいと思うんだけどなぁ」
千奈美「普通恋人でもない男からサイズが完璧な服を渡されたらどう思うかしら?」
P「それは俺が千奈美のプロフィールを管理してて、
衣装のデザインもしてるからであってだな……」
千奈美「Pさんそこら辺は治りそうもないわね。
……まぁ、私は嬉しいけれど」
P「そっか、常識的じゃないのか…。
まだまだ学ぶべきことは多いなぁ」
千奈美「そうね。でも、安心して?
私がPさんをどこに出しても恥ずかしくないようにコーデするから」
P「おう。頼むよ。
……たださ、もう着せ替え人形疲れたんだけど」
千奈美「あなたが疲れたって云うからカフェで休んでたのよ?
これからはまた付き合ってもらうんだから」
P「マジかよ…」
千奈美「ふふっ……云ったでしょ?私に着いてくれば安心だって。
着いてきなさい?」
【小室千奈美、誕生日】
数えてみたところトレーナーとちひろさんを含む187人のうちで、
登場したのは96人でした
九日分で98人
九日は他にナタリー・ポートマンやドナルドダックの誕生日
< 126 >
P「いつも、お疲れ様です。
これ、どうぞ。そして、おめでとうございます」
トレ-ナ-「わ、わ…いいんですか、これ。
ケーキをワンホールも!」
P「俺もアイドルも貴女にはお世話になってますから。
本来なら時間をつくるべきなのでしょうが」
トレ-ナ-「いえっ。お気持ちだけで十分なのに、ケーキなんて…」
P「俺が個人的に飲みに誘おうかとも思ったんですが、
お姉さんたちに止められまして。
仕事の前日にそんなことはさせられないって」
トレ-ナ-「私は別にいいのに…姉さん。
でも、ありがとうございます。
この年になって家族以外から祝われるなんて不思議な気分です」
P「いや、本当に感謝してますからね。当然のことですよ。
……あ、それじゃ俺はまだ仕事が残ってるんで」クルッ
トレ-ナ-「…あ、あのっ」
P「はい?」
トレ-ナ-「こ、今度時間があれば飲みにも行きましょうね!
私、待ってますから」
P「ええ、もちろんです」
【トレーナー/青木明、誕生日】
< 127 >
晶葉「天才とは孤独なものだと思っていたんだがね。
私が天才であることが揺るがない事実である以上は、
その認識が間違っていたというわけだ」
P「俺は、それは晶葉個人の特徴だと思う。
凡百の天才を晶葉と同じにはできないさ」
晶葉「くくく…凡百の、天才…か。
私の助手は面白いことを云うな」
P「俺にとってはどんな天才よりも晶葉のことが大事だからな。
どんな希少性にも唯一という存在の仕方には敵わないさ」
晶葉「いや、分かっているよ。
私だってアインシュタイン然り、
ディラック然り、
会ってみたい天才はいても、
Pを天秤の反対側には載せられないからね」
P「会ったばかりの頃はそんなんじゃなかった癖に」
晶葉「ふんっ…そんなものは当たり前だろう。
工学オタクを自認する私にアイドルなんてものを押し付けたんだからな、君は」
P「それでも晶葉が話にノってくれて嬉しかった。
今こうして二人きりで誕生日を祝っていることも」
晶葉「ああ。私も感謝しているよ。
Pがいなければそれこそ私は“ 凡百の天才 ”で終わっていただろうからね」
P「まだまだこれからだけどな。
アイドルも、ロボットも」
晶葉「だが、今日だけは全てを忘れていようじゃないか。
……乾杯はジュースだがね」スッ
P「気長に待つさ。
……池袋晶葉の新しい門出に」スッ
晶葉「……ありがとう、P」
「乾杯」
【池袋晶葉、誕生日】
いやー…ははは…
全員出す気はあります
十日は他に路面電車の日や商工会の日であると同時に、
光熱斗の誕生日だったり
< 128 >
奈緒「ったく…なんで二人で傘に入ってるんだよアタシたちは」
P「仕方ないだろ?俺の傘は奈緒が困ってるお姉さんにあげちゃったんだから」
奈緒「別にコンビニで買えばいいだろっ?
それ位ちひろさんも経費で落としてくれるって」
P「奈緒はまだあの人のことをよくわかってないからな…」
P(「善意は素晴らしい美徳です。
でも、まさか自分の善意が他人に依存してるなんて思ってませんよね?」
…目に浮かぶようだぜ )
P「まぁ、いいじゃないか。
俺が奈緒と相合傘したかったんだよ」
奈緒「なっ、なな何云ってんだよPさん!
あーもう、こういうとこが本当に…」
P「……」ニヤニヤ
奈緒「…なんか云えよっ!生暖かい目してんじゃねぇっ」
P「新ドラの映画観た?」
奈緒「ああ、声も慣れたし原作寄りで……て、生暖かい目には拘ってねぇよ!」
P「おう、あんまり騒ぐと肩濡れるぞ。ほら」グイッ
奈緒「き、気安く肩を抱くなァ!」カァァ…
P「まったく…愉快なやつだな奈緒」
奈緒「アタシは全く愉快じゃねぇ!」
【傘の日】
< 129 >
智絵里「私…この日のために頑張ってたんですよ?」
P「お、大袈裟じゃないか?
仕事に真面目なのはいいことだけど」
智絵里「いいえ…普段はPさん人気だから…全然私には構ってくれないし…」
P「いやー…気にしすぎだよ、うん。
最近は仕事が忙しかったしなぁ」
智絵里「でも、今日だけは…誕生日だけは、私の日だから。
Pさんが私だけを見てくれる日だから…」
P「お、おう…。いや、済まなかったな。
仕事ってのは言い訳だった」
智絵里「ううん…私、あんなこと云ったけど、分かってるんです。
別に無視されてるわけじゃない。
ただ、私の独占欲が強いだけなんだって。
迷惑なら……私は」
P「迷惑なんかじゃないさ。
……それに独占したいってことは智絵里が俺のことを大事に思ってるってことだろ?
むしろ、嬉しいよ」
智絵里「はい…想ってます」
P「ん、それに今日は智絵里が云った通り智絵里の日だからな。
独り占め、させてあげられる」
智絵里「私……無理云っちゃうかもしれませんよ?」
P「どんとこいだよ。
…さ、行こうか智絵里 。
今日という一日は短いんだから」ギュッ
智絵里「はいっ」ギュッ
【緒方智絵里 、誕生日】
急に夜に予定が入ったので
十一日は他に伊能忠敬が蝦夷地へ出発した日であり、
『日本列島改造論』が刊行された日です
< 130 >
ナタ-リア「オッハヨー!P、待ったか?」ギュ-
P「ゥオ……いや、俺もさっき来たとこだ。
それよりナターリア」
ナタ-リア「ン?」
P「いくら事務所前でも抱き付くな。
誰かに見られるかもしれないだろ?」
ナタ-リア「大丈夫大丈夫。なんとかなる。
それにPはいい匂いするからナ!」スリスリ
P「ッァ……意味わかんないぞ。
それに、これからフォトフレーム買いに行くんだろ?な?」
ナタ-リア「ンー…もうちょっと」ギュ-
P「ンァッ……暑いから、な?そろそろ行こうぜ?」
ナタ-リア「…仕方ないナ」スッ
P「はぁ……助かった」ボソッ
P(ただでさえやばいカラダしてんのに、
薄いキャミソールと短すぎるショートパンツってなんだよ。
しかもスリスリすんなちくしょう柔らかい )
ナタ-リア「じゃあ、行こっか。
デートだゾ!デート!」ギュッ
P「お、おい…結局腕は絡めるのかよ」
ナタ-リア「恋人なら当然だヨ?Pは嫌か?」
P「嫌じゃないです!」
ナタ-リア「それなら問題ないナ!フォトフレーム買いに行くゾ。
…写真も一緒に沢山撮ろうナ!」
P( あぁ…しまった…反射的に返事を。
だってふにょんふにょんに腕が…腕が… )
ナタ-リア「それにしても暑いナー。
Pは大丈夫?」パタパタ
P「…あんまり胸元扇ぐな。
その…見えてる」
ナタ-リア「ン?別にPならナターリアはいいゾ?もっと見る?」グイ-
P「おおう……ハッ」
ナタ-リア「ンー♪ カワイイなPは」
【恋人の日】
< 131 >
沙織「Pさんが、一緒に来てくれるなんで…」
P「沙織のご両親には契約以来会ってなかったしな。
沙織の故郷にも来てみたかったんだ」
沙織「なんもねぇとこだけんど…心の中にはいつも故郷があって。
嬉しいです」
P「何もないってわけじゃないと思うけどな。
でも、その何もないのが沙織を作ったんだから俺はその何もなさに感謝するよ」
沙織「何もないのに、何かがある。
不思議ですね」
P「ああ。そうだな。ま、兎に角おめでとう。
故郷で誕生日を迎えるってのはやっぱり嬉しくないか?」
沙織「ありがとうございます。
…でも、そうですかね?
わだすは殆ど村でしか生活してこなかったですし…。
東京さいても皆が祝ってくれるから」
P「んー…歳取ればわかるかな。
どこでも変わらないような気もするけど、落ち着くんだ。
自分の過去に見守られてる感じっていうかさ」
沙織「ほえー…Pさんって割と詩人ですよね」
P「そうかな?いや、率直な感想なんだが」
沙織「率直な感想でそんな言葉が出るなんて凄いです。
わだすは普通な言葉しか出ないし、
未だに訛りも抜けないし…」
P「さっきも云ったけどそれがいいんだよ。
素朴で暖かい沙織が俺は好きだから」
沙織「……」カァァ…
P「ん?どうした?」
沙織「…やっぱり、Pさんさ詩人です。
それも、卑怯な…詩人」
【奥山沙織、誕生日】
恋人の日の発祥はブラジル
フォトフレームを贈り合う習慣がある日で、
1988年に日本がそれを取り込んだようです
十二日は他にエスペラントの日であり、
桶狭間の戦いがあった日です
< 132 >
Radio「……以上、今週のランキングでした!」
飛鳥「……カーラジオというのは普通とはまた違ったモノなんだね」
P「ああ、飛鳥はラジオ聴くんだったな」
飛鳥「自分の部屋で聴くのと内容は同じ。
でも、何かが違う。まるでこれは……」
P「ん?」
飛鳥「いや、何でもないよ。
もしかするとキミと一緒に聴いているからかもしれないね。
何にせよ雰囲気に当てられたか」
P「うーん…ライヴハウスとスタジオみたいなもんかな」
飛鳥「キミがそう思うならそうなんだろうね。
ボクとキミ。何かで結ばれていてもそれはイコールではない」
P「そりゃな。俺がエクステなんてやっても仕方ない。
飛鳥にプロデュースさせるわけにもいかないしな」
飛鳥「ボク程度の小娘には任せられないかい?」
P「いや、俺が飛鳥をプロデュースするのが好きだから。
それに居場所を探しにきた女の子に余計なことをさせるわけには、な」
飛鳥「そう……それにしてもキミも中々痛いヤツだね」
P「嫌か?」
飛鳥「いいや?
今のところキミは事務所に続く四番目の居場所たりえてる。
嫌なわけないさ」
Radio「……こんばんはー。
さとみんの~『甘党ラジオ』の時間ですぅ~」
【FMの日】
< 133 >
のあ「……帰還、ね。
猛獣に追われ、力を喪い…それでも私たちは帰ってきた」
P( 仲間のハンバーグを奪った報いと、
ライヴで声が涸れただけである )
P「まぁ…地方巡りでしたからね。
普段よりは長い間住み慣れた街を離れていたのは確かです」
のあ「私の住処はやはりここね。
温泉宿もいいけれど」
P「卓球ではしゃぐのあさん可愛かったですよ」
のあ「貴方は私の胸元ばかり見ていたような気がするのだけど?」
P「……別にどこか一点を注視していたわけではありませんよ」
のあ「そう…別に構わないのだけど……ん」
カチャ…ガチャ
のあ「んー…やはり私の住処は匂いも違うわね」
P「俺の部屋ですけどね。
ナチュラルに入ってますけど」
のあ「合鍵を持たせたのは貴方でしょう?」
P「そりゃ、雨の日にオートロック開けられなくて熱出す人には渡しますよ」
のあ「あ、あれは貴方が眠りこけていたのが悪かったのよ。
そうでなければ、私は…」
P「無茶云わないでください。
…ま、いいですけどね。俺ものあさんといるのは楽しいですから」
のあ「あ…」
P「はい?」
のあ「おかえりなさいませ!ご主人様♪ 」
P「……真顔じゃなければ嬉しいんですけどね……ただいま」
【2010年、はやぶさが地球に帰還】
十三日は他に本田圭佑の誕生日であり鉄人の日でもあります
ちなみに、鉄人は衣笠祥雄のことで28号ではありません
< 134 >
楓「まさか私のお酒が売り出されるなんて思いませんでした」
P「俺もですよ。アイドルをイメージしたグッズにしては、ね」
楓「そうですねぇ。
せめてシャンパンとかなら」
P「日本酒ですからね。あ、どうぞ」スッ
楓「んふ、ありがとうございます。
はぁーっ…やっぱお酒はいいですね」
P「……実はさっきのはただの水だったり」
楓「…えっ?」
P「まぁ、嘘ですけどね」
楓「あー!プロデューサーがいぢめるー。
いーけないんだーちひろさんに」
P「やめてください。しんでしまいます。
ただでさえ梅雨時に有給使ってイライラさせてるんですからね。
しかも、担当アイドルと温泉だなんて」
楓「だからお土産買おうって云ったのに」
P「木刀なんて買ってどうするんですか。
修学旅行中の高校生じゃないんですから。
饅頭で十分ですよ」
楓「そうですか。……それにしても」
P「月が…綺麗ですね」
楓「感謝してるんですよ?
私のために休みを使ってくれて」
P「他ならぬ貴女のためですから」
楓「うふふっ…温泉に浸かりながら月見酒なんて最高ですね。
しかもプロデューサーと。焼酎を推奨中でーす♪ 」
P「……取りに行くなら自分で行ってくださいね」
【高垣楓、誕生日】
オラニエとアルマダのために今日は早く寝なくては
十四日は他に手羽先記念日
さらに『遠野物語』が発刊された日であり、
チェ・ゲバラ誕生の日でもあります
< 135 >
菜々「……」プルプル
P「……」
菜々「……ど、どうしてですかっ!」
P「いやぁ…どうしてだろうね」
菜々「ナナは…ナナはウサミン星出身だとあれ程……」
P「でも、ほら。選挙で二位だっただろ?
純粋に知名度でオファーされたかもしれないだろ?な?」
菜々「……他にゲストで呼ばれている子は誰ですか?」
P「えーと、資料によると…。
神谷奈緒、太田優、本田未央、矢口美羽…安部菜々」
菜々「共通点はなんなんでしょうねぇ…」
P「さぁ?わからないなー」
P( 無論全員が千葉県出身である )
菜々「お仕事だから仕方ありませんけど…これからはせめてもう少し配慮してくださいね」
P「了解。あと、イベント当日は屋外だから音響とか気をつけろよ。
トーク含めて屋内とは勝手が違うから」
菜々「はい。やるからにはウサミン星をさらに広めていきますよーっ!」
P「ミミミンミミミン…」
菜々「ウーサミン!キャハ☆」
【千葉県民の日】
< 136 >
肇「私、思うんです。人生って時間を楽しむものなんだって。
なるべく流れに逆らわずに生きるのが最高なんじゃないかなって」
P「そうだなぁ。釣りも間を楽しむものっていうしな」
肇「はい。流れを読み、身を任せる。
そのおかげで私は今日という日を迎えることができました」
P「じゃあ、俺も知らないうちに選んでたってことかな」
肇「はい?」
P「肇と出会えて、肇と毎日を生きて、今日この日にそれを祝う。
これはとても幸せなことだから」
肇「!…そ、そうですね。
私もPさんと誕生日を過ごせるなんて…幸せです」
P「これからもいい流れを見つけられればいいなぁ」
肇「そう…ですね。
もし私が危ない流れに身を取られたら、
Pさんには導いてもらわないといけませんし」
P「肇が助けてくれるならな。
むしろ俺は今まで肇に助けられてばっかりだ」
肇「……でも、一緒なら…どんな苦境でも耐えられ気もしますね」
P「そんなところには行かせないさ。
同意はしとくけどさ」
肇「ふふっ…堂々巡り…ですかね?
P「かもな」
肇「たまには流されず川岸で溜まっているのも…いいものですね」
【藤原肇、誕生日】
十五日で新年から166日目
今年も200日を切ったことになります
十五日は他に明治三陸地震が発生した日であり、
1330年のイングランドでエドワード黒太子が誕生した日でもあります
< 137 >
P「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花、
うちでは紗枝に一番相応しいかな?」
紗枝「おおきに、プロデューサーはん。
やて、うちもまだまだ…」
P「そうか?周子なんて絶賛してたけどな」
紗枝「そないなことを…周子はんも人が悪おすねぇ」
P「ま、賛辞は素直に受けとっとけ。
別に悪い意味じゃないんだから」
紗枝「そうどすなぁ。
周子はんもあれでいて素直な人どすから。
ま、受け取っておきまひょ」
P「おう。
…それにさ、紗枝といると自分まで落ち着いた気分になるんだよ。
その辺も俺は凄いことだと思うよ」
紗枝「そうどすか?
うちはプロデューサーはんと一緒におると落ち着かなくなるんに」
P「そうなの?」
紗枝「ふふ…いや、どうどすやろねぇ」
【誕生花、芍薬の花言葉ははにかみ・慎ましやか】
< 138 >
周子「はぁん…疲れたー」ボフッ
P「おう、お疲れ。
午後からは出番少ないから頑張ってくれ」
周子「はいよ。いやーそれにしてもドラマの撮影って長いんだね。
普通に放送分の何倍もかかるし」
P「まぁな…機材とかセットの修正もあるし、
撮り直しすることもあるから」
周子「じゃあ、今回はNG少ない方なのかな?」
P「ああ、かなり少ないはずだ。
……関係ない話だけどロケ弁のおまけ、たい焼きだな」
周子「そうなん?」
P「ロケ弁の隣の袋に入ってる。
そう、それそれ」
周子「んー…これクリーム味じゃーん。
邪道たい焼きめ」
P「まぁ、ある意味日本の凄いところだよな。
現代の和風ってやつは色んなもののハイブリッドだし」
周子「そうだねー。
個人的には複雑な気分なんだけど。
…ま、美味しいことには変わりないんだけど…うーん」
P「俺のは普通の粒あんだな。
交換するか?」
周子「じゃあ、半分こずつしよっか。
あたし、どっちも食べたいし。
Pさんもクリームいけるよね?」
P「ああ、大丈夫だ。まぁ、先に弁当かな」
周子「そだね。おなかすいたーん♪」
P「……周子って割と食べるの好きだよな、うん」
【和菓子の日】
アーニャ「……」
ナターリア「……」
トレーナー「……」
ア-ニャ「……」
ナタ-リア「……」
トレ-ナ-「……」
どっちの方が見やすいですかね?
PCで見たところ半角は小さいような気がしたので
十六日は他に麦とろの日やケーブルテレビの日でもあります
< 139 >
P「……まぁ、そういうわけだから。
基礎トレはもう終わりだ。
これからは仕事も選んでくぞ。
ライヴの方を少し減らして、
映画やテレビの露出を上げる」
亜季「はいっ!地盤を固め後顧の憂いも断ったと。
ついに、堂々の前進でありますね!」
P「おう。亜季は基礎しっかりしてくれたからなぁ。
俺やトレーナーも少し長く取りすぎたかもしれない」
亜季「そんなことはありませんよ。
決して慢心ではないつもりですが…私は若いですからね。
むしろ基礎を積んだおかげで、
この世界に長くいられると思うであります」
P「そっか。まぁ、亜季がそう云ってくれるならいいんだけどさ。
…ただ、少しだけ遅れたからな。
これからは巻いてくぞ」
亜季「イエッサー!胸が躍ります!
電撃作戦ですね」
P「あれ程鮮やかにいければいいけどな。
ただ、あれと同じくらいの準備はしたつもりだ」
亜季「つまり、私とP殿の力が試されるわけですね。
大丈夫です。私たちなら行けますよ、どこまでも」
P「ある意味これが新しいスタートだ。
これからもよろしくな、亜季」
亜季「はいっ!P殿がへばっているときは容赦無く叩き起こしますので!」
P「おう。お手柔らかにな」
亜季「ただ、私に力が足りないときは助けてくださいね?
…プロデューサーさん?」
P「もちろん。俺は亜季のためにいるんだからな」
亜季「それでは始めましょうか!
私こと大和亜季とP殿の鮮やかな行進を!」
【1888年、H・グデーリアン誕生】
問題なさそうなので現行の半角のままでいきますね
ありがとうございました
十七日は他に永禄の変が起こった日であり、
山寺宏一の誕生日でもあります
>>1 は他に書いた物ある?
・短編集
・Pがアイドルと会話する形式
・アイドル沢山出してもキャラ立たせが上手い
でなんか既視感が
< 140 >
P「美里は、旅行しててそこに住みたくなったりしないのか?」
美里「うーんとぉ…そんなにないかなぁ」
P「そうか。イタリア行ったときとかははしゃいでたからさ」
美里「それは単に旅行気分だっただけだと思うのぉ。
それに国外と国内って大分違わない?」
P「そっかなー。
俺は小さい頃から海外移住って憧れだったけどな」
美里「んー…やっぱり、自分のホームがあってこその旅行だと思うのよねぇ。
地方のお仕事で事務所を空けても帰ってくれば落ち着くみたいなぁ?」
P「なるほど」
美里「あ、でもでもぉ…プロデューサーが連れてってくれるなら考えてもいいよ?」
P「いやー…今はとりあえず移住は考えてないな。
海外ならなおさら」
美里「……まぁ、どっちにしろ移住といえば移住だものねぇ。
寮からマンションでも」ボソッ
【海外移住の日】
< 141 >
ア-ニャ「サマヴァール……あー、サモワールというのは給茶器というか…」
P「ティーポット?」
ア-ニャ「を、温めるものですね。
直訳すると自分で温める…でしょうか」
P「で、それが実家から送られてきたと」
ア-ニャ「ダー…はい。事務所には紅茶が好きな子が多いという話をしたら」
P「まぁ、そうだな。 雪乃に桃華に…他にも喜ばれるだろうな」
ア-ニャ「ただ、結構扱いが難しくて。
銀器で古いものだし、
私は使ったことがありませんから」
P「だから、俺と一日練習がしたい、と。
いいぞ、俺も珍しいものだから見てみたいしな」
ア-ニャ「では、明日待ってますね」
P「おう、茶菓子でも持ってくよ」
ア-ニャ「楽しみにしてますね。
……あと、父と母は由緒あるものなので大事な人にしか触らせるなと云っていました」
P「……ああ、わかったよ」
【1901年、ロマノフ朝公女アナスタシア誕生】
>>337
全然書けてないので違う人のような
モバP「奏の好きな映画ジャンルは?」奏「…えっと」
モバP「奏の好きな映画ジャンルは?」奏「…えっと」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1395410916/)
モバP「テラピーとセラピーの違いって?」美優「…えっと」
モバP「テラピーとセラピーの違いって?」美優「…えっと」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1395493636/)
モバP「…里美と俺。あるいは一つ」
モバP「…里美と俺。あるいは一つ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396271238/)
が>>1です
それと三月に初めて建てたスレをエタらせました
十八日は他にドナルド・キーンの誕生日であり、
おにぎりの日でもあります
< 142 >
礼子「恋愛遍歴…?」
P「ええ。貴女のことだからさぞや波乱に満ちた人生を辿っているのかと思って。
洒落て云うならロマンスって感じですかね」
礼子「普通、そんなこと女性に訊くかしら?」
P「はっ…済みませんね。俺は普通じゃないもので」
礼子「もう…拗ねないでよ。謝ったじゃない」
P「別に、謝る必要はなかったんじゃないですか?
俺がガキなだけでですね…」
礼子「はぁ…それならPくんはどうしてほしいのよ」
P「さぁ…?また、パーティにでも行って楽しんでくればいいんじゃないですか?」
礼子「そう…それならカッコいい男性でも探してこようかしら」
P「……」
礼子「……?」
P「はぁ…やめてください。俺が悪かったです」
礼子「嫉妬してくれるのは嬉しいものよ?」
P「男の嫉妬なんて醜いだけです。
…まぁ、頻発にパーティなんて行かれたらどうかわかりませんがね」
礼子「はいはい。今度からはPくんも連れて行けばいいんでしょう?
自分で私に近付いてくる人から守ってみせて」
P「いいでしょう。
売られた喧嘩は買う主義ですからね」
礼子「ふふっ……それにしてもPくんもピロートーク、慣れてきたんじゃない?」
P「…知りませんよ、そんなこと」ギュッ
礼子「……そうね。私もまだ足りないかも。……ん」
【ロマンスの日】
< 143 >
P「……」カタカタ
凛「ここにコーヒー置いとくから。
一段落したら飲んでね」コトッ
P「ん?あぁ、さんきゅー。
済まないが、今飲むから取ってくれないか?」
凛「ッ……はい、熱いから気をつけてね」
P「ああ、ありがとう。
……そんなに熱いか?」ズズ-
凛「熱いよ。プロデューサーは鈍感だから気付かないかもしれないけど」
P「それでも、袖掴んで持つ程か?
かえって持ちにくいような……」
凛「そんなことないよ。
…猫舌だから皮膚も薄いのかもね」
P「猫舌なんて初めて聞いたけどな。
まぁ、猫耳も付けてたしなぁ…うん」
凛「あれは、忘れてくれていいよ。
あれは私じゃないから」
P「ほーん…?この引き出しにあのときの写真があってだな…」ガチャ
凛「ちょっと!」バッ
P「おい、そんな勢いよく…ちょっと待て。手、どうした」
凛「…あっ…最悪」
P「荒れてる。なんかあったか?」ギュッ
凛「……実家の手伝いしたから。
花って水が命だからさ」
P「だから、袖掴んでたのか。
…別に怒らないから隠したりすんなよ」
凛「別にそんな理由じゃ…」
P「うん?」
凛「プロデューサーに見せたくなかったから。
綺麗じゃない自分なんて見せたくなかったから、だからっ」
P「…お、おう。いや、済まないな。
気が利かなくて」
凛「はぁ…いいけど。
それよりさ…」
P「何だ?」
凛「いつまで私の手握ってるの?
恥ずかしいんだけど」
P「あ」
【誕生石、サファイアの石言葉は茶目・機転・積極】
しぶりんのSRの腰が捻れてるようにしか見えない…
十九日は他にも青木昆陽の誕生日であり、
パスカルや太宰治の誕生日でもあるそうです
< 144 >
千秋「ん……こういうのもたまには」コトッ
P「ウイスキーなんて普段は飲まないからな。
うちはワインも日本酒もビールもよく飲まれてるけど」
千秋「ほとんどの人は皆といるためのツールとして飲んでるように見えるけど。
ま、確かに普通じゃ云えないことも云えそうね」
P「そうかい。
傅いて手の甲にキスでもするか?」
千秋「別に自分を失うわけじゃないわ。
この場合なら…Pさんが私にそれをすることを許す、といったところかしら」
P「……それでもいいけどな」
千秋「まったく…折角実家から普段飲まないお酒が届いたのに、
私たちは何をやっているのかしら」
P「俺は千秋とくだらないこと話すの好きだよ。
……ドラマになる記念だっけ?」
千秋「ええ。来期の朝のドラマね。
先々代に縁があったんだとか。
…単に娘にお節介を焼きたいだけよ」
P「いい親じゃないか」
千秋「そうかしら。
私には早く戻ってこいと命じてきてるようにしか感じられないわ。
…こんなドラマに出られてから自立したと云え、って」
P「……それなら、誓おう。
俺が必ず千秋を同じ枠のヒロインにしてみせる」
千秋「そう……このグラスに掛けて」スッ
P「…千秋のパートナーとして誓う」スッ
「「未来へ」」
【1894年、竹鶴政孝誕生】
< 145 >
P「…っふう。……やけに疲れた」ボスッ
音葉「お疲れ様。ごめんなさいね。
父も母も今日を楽しみにしていたみたいで、
はしゃぎ過ぎたみたい」
P「んー…まぁ、俺も楽しかったけどな。
クラシックのコンサートも食事も。
ただ、ツイードなんて普段着ないしさ」
音葉「…とても似合ってる。
それに父たちも普段はむしろ物静かなのよ?」
P「まぁ、娘の誕生日だしな。
着飾った娘と一日を過ごせたらハイにもなるさ」
音葉「貴方もいたし、ね」
P「それはわからないけどな」
音葉「……そういえば、父たちが是非自分たちの演奏会に来てほしいと。
食事がよほど…楽しかったみたいね」
P「ん?…いやー…自分の音楽的知識の無さに情けなかったけどな。
ま、呼んでいただけるなら、な」
音葉「いえ…貴方の雰囲気…貴方の声…どれも素晴らしいものよ。
技術でなく、知識でなく。
私たちは純粋に貴方に和声を届けたいの」
P「音葉もか?」
音葉「当然……そうでなければ、いくら父たちが望んでも特別な日に招待したりはしない。
私にとって…旋律と日常の基準はイコールなのよ」
P「そうか…嬉しいな。
しかし…」
音葉「…?」
P「……スウィートに二人きりにされるっておかしくないか?」
【梅木音葉、誕生日】
誰が何を広めた、とか調べると面白いですよね
平賀源内と鰻、とか
ヨーロッパでは最初ジャガイモは観賞用でしかなかった、とか
二十日は他に英国にてヴィクトリアが即位した日であり、
土方歳三が戦死した日
フィクションでは緋村剣心の生まれた日でもあるそうです
そして、前に書いたやつも見たことがあるなんて本当に嬉しいです
ありがとう
< 146 >
あい「幾らか前に美しいものに差などないと云っただろう。
それと同じさ。
音楽の美しさに差などない。
木管楽器でも金管楽器でも…それがたとえ歌声でも」
P「あるのは人間の好みだけ、ですか」
あい「ああ、それを否定する気はないけどね。
ただ、私の旋律に対する評価にはときに苛立つこともあるんだ」
P「……ある程度のブランドや地位も必要とされますからね。
あまり好きな表現ではありませんが上手ければ評価される、
というわけではありません」
あい「そうだね。私にとってサックスは趣味としか云いようがないのは確かさ。
だけど、決して職業音楽家には負けているつもりはない。
技術も、気持ちも」
P「彼らには彼らのプライドがあります。
それまでにあいさんがさらに高みにいればいいだけのことです」
あい「フフッ…そう、だね。
なかなか簡単なことではないが…。
君が云うならやってみようじゃないか」
P「期待、してますから。
俺の東郷あいは仕事も趣味も手を抜かない…隙のない麗人ですから」
あい「俺の、ね。
……隙のない生活を心掛けるのもなかなか疲れるんだよ?」
P「だから、たまにこうして俺の部屋で寛いでいるんでしょう?
報酬としては安すぎますがね」
あい「いや、今はこれで満足さ。
ただ、私が君の求める水準まで至ったときは…わかるね?」
P「ま、それくらいの甲斐性は持ち合わせてますよ」
あい「フッ…任せたよ。
私のプロデューサーさん?」
【世界音楽の日】
二十一日は他にシャクシャインの蜂起や、
本能寺の変の日
さらにスナックの日でもあるそうです
< 147 >
さくら「どうしよ……」
ガチャ、バタン
P「ん?どうしたんだ、さくら」
さくら「あ、プロデューサーさぁん。
ちょっとイズミンと喧嘩しちゃってぇ。
アコちゃんは宥めてくれたんですけど」
P「喧嘩かぁ。理由は聞いてもいいやつ?」
さくら「あのぉ、笑わないで聞いてくれますかぁ?」
P「おう、任せろ」
さくら「レッスンが終わったあとにイズミンが楽しみにしてた…」
P「してた?」
さくら「プリンをわたしが食べちゃったんですぅ!」
P( そんなことかよ!
さくらよりむしろ泉的に驚きだよ )
P「ま、まぁ…レッスン後だと気が立ってるしな」
さくら「しかも、イズミンにわたしは努力が足りないとか云われちゃってぇ…んう…」
P「そっか。
でもさくらは本気で泉がそんなこと云ったとは思ってないだろ?」
さくら「…うん」
P「ならさ、今から買いに行って一緒に謝りに行こうぜ。
寮で泉も後悔してるはずさ」
さくら「アコちゃんもいいですかぁ?」
P「おう、いいぞ。今日は俺の奢りだ」
さくら「わぁ…!ありがとうございますプロデューサーさぁん!」
P「さ、行こうか」
ガチャ
さくら「ま、待ってくださぁい」トトト
バタン
【誕生石、サンストーンの石言葉は一生懸命】
< 148 >
まゆ『貴方にも…私だけがいればいいって…おしえてさしあげます』
P「……」
まゆ『さぁ…貴方は何も考えなくてもいい。
私のことだけを想えるように。
一度空っぽにしちゃいましょう』
P「んー…なーんか違うんだよなぁ。
普段のまゆの方がそれらしいっていうか」
まゆ「当たり前じゃないですかぁ。
いくらお仕事でもまゆはPさん以外を好きになるなんてげきません」
P「久々にオーディション出ようかと思ったんだけどな。
うーん…」
まゆ「別にいいじゃないですかぁ。
まゆもアイドルとしてそれなりに安定してきました。
わざわざ別の方向性を探さなくても」
P( いや、方向性は至ってまゆらしいだろ。
むしろ、普段のまゆならノー演技でOK )
P「まぁ、嫌がる仕事入れるわけにもいかないしな。
今回は見送るかな」
まゆ「そうですよぉ。
まゆの喜びはPさんの幸せですから♪
……そうですよね?」
P( 少しだけ不安気なまゆ…いいな )
P「うーん…どうかな。
商品の嫌がることはできないし」
まゆ「…Pさんも意地悪ですねぇ。
まゆのこと困らせるの楽しいですか?」
P「なんのこと?」
まゆ「……ほ、本気ですかぁ?」
P「…いや、冗談だよ。ごめんな、まゆ。
やりすぎた」
まゆ「よかったぁ。
Pさんが無機質仕事人間だったら事務所が大変なことになってました」
P( ちひろさん…印象よくないみたいですよ )
P「それは困る。おいで、まゆ」
まゆ「はぁい」ギュッ
P「まゆは暖かいなぁ。
ずっと抱き締めてたいくらいだ」
まゆ「それでもまゆはいいですけどぉ。
Pさんのお顔が見れないのは嫌ですねぇ」
P「あすなろ抱きの欠点かな」ギュ-
まゆ「悪くはないんですけどねぇ」
P( これをオーディションでできればなぁ。
一世を風靡レベルなんだけど。
ま、俺は幸せだからないいかなぁ )
まゆ「貴方のことが大好きです…Pさん…うふ」
【誕生花、忘れ草の花言葉は愛の絆】
< 149 >
真奈美「隣のブースのコーラスに入ってくれ?」
P「はい。アレンジのスタッフに頼まれまして。
どうやら、一人急病でいないみたいですね」
真奈美「こちらは予定を終わらせているから問題ないが。
しかし、いいのか?」
P「ええ。少し恩を売っておきたい相手なので。
今日で収録も一段落して余裕もありますからね」
真奈美「スタジオボーカリストの仕事をしていたとはいえ、
喉を酷使したばかりなんだがね」
P「できませんか?」
真奈美「誰にものを云っている。
こと声の仕事に関して私にできないことは滅多にない。
私も精々君に恩を売っておくよ」
P「やれやれ…強かですね。
……明日の夜でいいですか?」
真奈美「ああ、構わないよ。
…よし、じゃあやってくるか」スッ
P「お願いします」
ガチャ
真奈美「ああ、そうだ」クルッ
P「何か?」
真奈美「……明日のこと、期待しているよ」
バタン
【誕生果、梅(鶯宿種)の果物言葉は行動力・有能】
< 150 >
カッコーン!
蓮美「やりました!ストライクです!」
P「おおう…!上手いな蓮美」
蓮美「私、ボウリングにはちょっと自信がありますから」
P「俺も学生時代は結構遊んでたんだけどな。
やっぱ鈍ってる」
蓮美「それは仕方ありませんよ。
私たちのために毎日お仕事してるんですから」
P「仕事してるのは蓮美もだけどな。
……そんなのとは別に女の子の前ではカッコつけたいものなんだよ」
蓮美「Pさんは普段からカッコいいですよ。
ほらほら、投げましょう?」
P「ああ…スプリットなんだよなぁ。6番と7番か…結構きついな」
蓮美「大丈夫ですよ!
私応援してますから」
P( 気分は中山律子ってか。
仕方ない…覚悟を決めて )
P「とーう!」
ゴロゴロ……ポーン
P「…6番だけか…ははっ」
蓮美「…一本倒れましたよ!」
P「まぁ、倒れないよりは、うん」
P( 一本とか一番微妙じゃねーか )
蓮美「じゃあ、私が代わりに7番ごと倒しちゃいますよ!
そーれ!」
ゴロゴロ…カッコーン!
【ボウリングの日】
二十二日は他に坪内逍遥や山本周五郎の誕生日で、
かにの日でもあります
< 151 >
幸子 「やれやれ…ボクが残念な子の役ですか。
Pさんはボクのプロデューサーである自覚が足りませんねぇ」
P「じゃあ、どんな役がいいんだよ」
幸子「そうですね…お姫様扱いすら足りないですし。
それはもう、砂糖菓子を何年も煮込み続けて、
さらにシロップで味を整えたぐらいは甘やかされるキャラですかね」
P「普段はそうだからいいだろ?」
幸子「甘やかされてたらダイビングなんてさせられませんよ!
Pさんの頭は帽子かけですか?
空っぽなんですか?」
P「幸子のことで一杯だよ」
幸子「なっ…ま、まぁいい心掛けですね!」カァァ…
P「ふーん」
幸子「カワイイボクのプロデューサーなら当然のことですけど」
P「そっか。
…それに可愛い子には旅をさせよっていうだろ?」
幸子「ボクはカワイイなんて枠には収まりませんからね。
旅なんて必要ないんですよ」
P「意味が違う…まぁ、いいや。
じゃあ仕事は任せたぞ。
収録は来週からだから」
幸子「ま、Pさんが必死に取ってきた仕事ですからね。
仕方ないのでやってあげますよ。
次はもっとカワイイ役にしてくださいね!」
P「へいよ。
赤くなってる幸子、可愛いかったぞ」
幸子「あ、当たり前です!
ボクはどんなときでもカワイイので。
ふ、ふふーん♪ 」
【1989年、竹達彩奈誕生】
毎日すらすら三・四本書いていきたいものです
二十三日は他にジダンや信長誕生の日
NINTENDO64が発売された日でもあります
< 152 >
美波「秘密…ですか?」
P「ああ。なんかないか?
再来週のバラエティでVTRにできそうなレベルの秘密がないかなって」
美波「それ、難しいと思うんですけど」
P「俺もそう思う」
美波「……秘密、秘密ですよね。
うーん…普通は秘密なんて暴露できませんよ」
P「だよなー。いや、俺も云ったんだよ。
うちの新田は暴露したりするキャラでは売ってないって」
美波「……Pさんにだけはおしえてもいい秘密ならありますけどね」
P「ん?」
美波「いえ、じゃあ一緒に考えてみません?
何か思い出すかもしれませんし」
P「そうだなぁ…美波って確か弟さんいたよな?
やっぱ家族ネタは鉄板でーー」
【誕生花、弟切草の花言葉は秘密】
< 153 >
P「……」ムス
礼子「…そんなに気に入らない?」
P「…はい。礼子さんの役はあの作品なら絶対に姉にするべきでした。
いくらギャップを演出したくても妹にすべきでは…」
礼子「まぁ、私もそう思ったけど。
でも、あの場では簡単に引き下がってたじゃない。
こんなにくだを巻くまでいくとは思わなかった」
P「そりゃあ、仕事中でしたから。
ましてや礼子さんの担当がガキっぽいなんて思われたくなかったですから」
礼子「今はいいの?」
P「お酒の場ですからね。
…それに、礼子さんは今更俺に幻滅するようなこともないでしょう」
礼子「それはどうかしら。
私だってPくんのこと、
全部知ってるわけじゃないし」
P「それでもです。
貴女には不思議な包容力がありますから。
母親ともまた違った」
礼子「…そう」
P「そうです。
だから、尚更あの作品ではー」
ギュッ
P「ん、なんですか」
礼子「もう、いいのよ。
私のために貴方がこれ以上怒る必要なんてないから」
P「だって、礼子さんが怒らないから。
貴女が自分を抑えてるようにしか見えないから!
だから俺が代わりに…!」
礼子「いいの。
Pくんが代わりに怒ってくれるから。
私は理想の私を目指せるのよ」
P「……卑怯だ」
礼子「Pくんが自分が無力だからって自分を責めてるのも知ってる」
P「……」
礼子「それを否定はしない。
だけど……私はそんな貴方を認めているから」
P「…礼子、さん」
礼子「今日は……私が代わりに貴方を守ってあげる」
【誕生果、麗王(ネクタリン)の果物言葉は包容力・魅惑】
弟切草には秘密の他にもその由来から、
怨み・復讐といった花言葉があります
某ゲームのタイトルはこちらからでしょうか
二十四日は他に加藤清正やメッシの誕生日であり、
UFO記念日やドレミの日でもあります
< 154 >
菲菲「Pさーん!ゴハンできたヨー!」
P「おう、ありがとな」
菲菲「お仕事もいいけど、
ゴハンの時間はゴハンに集中するネー」
P「ん、ああ…そうだな。
折角、菲菲がつくってくれたんだしな」
菲菲「そうだヨ!
ふぇいふぇいがPさんのことを考えてつくった特製料理だヨ!」
P「いただきます」
菲菲「召し上がれ ♪
んー、ふぇいふぇいもいただきます!」
P「…おう…相変わらず美味いなぁ」
菲菲「ありがとネ!
アナタがいてくれるから、
ふぇいふぇいの料理がどんどん美味しくなるヨ!」
P「そっか。
うん、菲菲はいつも前向きでいいなぁ」
菲菲「そうカ?」
P「ああ、だから俺も元気をもらえるんだよ」
菲菲「ゲンキンがあればなんでもできる?」
P「いや、それはなんか違う。
…まぁ、でもそんな感じかな。
菲菲のためならなんでもしてあげたくなっちゃうんだ。
不思議だよな」
菲菲「そう?
ふぇいふぇいもPさんに同じこと思うカラ。
不思議じゃないヨー?」
P「そっか……食べようか」
菲菲「そうだネー。
今日も元気にいかないとだからネ!」ニコニコ
【誕生果、楊桃の果物言葉は優しい愛情】
< 155 >
紗南「……ふわぁ…頭痛い」
P「……そりゃな。仕事終わりから不眠不休でゲームしてりゃこうなる」
紗南「も、もう一回遊べる…ドン」
P「遊べねーよ。
しかもそんな平和なゲームやってなかったじゃねーか。
…俺なんて視界がぼやけてるし」
紗南「Pさんは軟弱だなー。
あたしはまだ二、三周くらい余裕だけど?」
P「やめなさい。
その歳で廃人化とか洒落にならないから」
紗南「でもさ、誕生日の前日からゲーム三昧とかまさに廃人!
って感じだよね」
P「誕生日のお願いで、
前日か翌日に有給取ってくれなんて云われると思わなかったよ」
紗南「Pさんもゲーム好きじゃん?
普段仕事してる時間に堕落するのってサイコーだしねー」
P「どこぞの妖精ニートみたいなことを…」
紗南「あはは…あそこまでじゃないよ。
…ね、あたし六時間前くらいから誕生日なんだけど」
P「……わかったよ。
やればいいんだろやれば。
やれやれ」
紗南「やったね!
次は何にしようかなー」ガサガサ
P「おめでとう、紗南」
紗南「…うん、ありがとね。
Pさんだけだから、“ この ”あたしに付き合ってくれるのは」
P「そうそう紗南みたいなやつがいてたまるかよ。
お、懐かしいのあるじゃん」
紗南「それ難易度がおかしいやつだよね。
……いつか、恩返し、するよ」
P( もうしてもらってる、とは云わない。
それは少女の想いを無駄にすることだから )
P「難易度なんて俺たちには関係ないだろ?」
紗南「そう、だね。
うん、これにしよっか!」
【三好紗南、誕生日】
二十五日は他にA・ガウディの誕生日であり、
「 天覧試合の日 」でもあります
はすみんの名前違わね?
前のやつは正しかったのに
< 157 >
クラリス「P様」
P「は、はい!」
P( 威圧感パネェ。
これで開眼したりしたらどんなヤバさが )
クラリス「ジュニアの子たちを怖がらせたようですね」
P「い、いやー…そんな気はこれっぽっちもなかったんだけどな。
ははは……」
クラリス「気があるかないかではありません。
レッスン中に怯えていたではありませんか!
一体何をしたんです」
P「……今日音楽をやったり鼠を虐めたらヤバイかもなーって。
少ーしだけ脚色したハーメルンの笛吹き男の話を」
クラリス「まったく…だからですか。
マーチングバンドのレッスン中だから本当に酷かったんですよ。
涙目になってる子までいましたし」
P「誰?」ガタッ
クラリス「はい?」ジロッ
P「……明日ケアしておきます、はい」
クラリス「P様もいい大人なのですからね。
話すならもう少し愉快な話をお願いします」
P「はい……ところでクラリス」
クラリス「何でしょう?」
P「俺のアレンジしたハーメルン、聞きたくないか?」
クラリス「やれやれ…お話をしたいなら最初から云えばいいのです。
喜んでお聴きすりものを」
………
クラリス「……P様ぁ」プルプル
P( どんだけだよ。
クリスチャンからしたら異教てきな話だろ…かわいいから許すけど」
【1284年、ハーメルンで子供たち失踪】
>>368
うわぁ…本当に申し訳ないです
蓮美→蓮実でお願いします
はすみんには本当に申し訳ない
二十六日は他に雨森芳洲や許斐剛の誕生日であり
露天風呂の日でもあります
< 158 >
惠磨「いやー!料理が美味い!
ケーキが美味い!酒が美味い!」
P「持ち込みOKなせいで阿鼻叫喚の地獄絵図だけどな」
惠磨「まぁ…アタシが楽しけりゃいいよ!」
P「主役が云うなら。
…つーか楽しくないわけじゃないしな」
惠磨「うんうん。
やっぱイベントはパーッと盛り上がらなきゃ!
誕生日なんて一年に一回だしね!」
P「そうだな」
P( 我が事務はその限りじゃないけどな )
惠磨「それにしてもプロデューサーに年齢忘れられてるとは思わなかった。
まさか、ビール止められるとは」
P「いやー…済まんな。
どうも見た目と挙動と年齢が一致する奴の方が不自然に感じてな」
惠磨「まったく…毒されすぎだっつーの!
アタシは成人してるから!
わかった?」
P「おう。理解した。誕生日に済まんな」
惠磨「若く思われたんならいいんだけどね。
よし、一緒に飲もうプロデューサー!
明日は皆で二日酔いだー!」
P「程々にな…ははっ」
【仙崎惠磨、誕生日】
惠磨さんおめでとう!
>>1は誰が出てないかそろそろわからなくなってきました…
絶対に全員出したいのですが
二十七日は他にヘレン・ケラー誕生の日であり、
演説の日やちらし寿司の日です
1994年に松本サリン事件が発生した日でもあります
< 159 >
P「“ パリスの審判 ”ですか?」
志乃「ええ、知ってる?」
P「ギリシア神話の一節でしょう?
不和の林檎と三美神の話」
志乃「誰が最も美しいのか。
それは、ローマで名を変えても、
人々が神を信じなくなっても紡がれるストーリー」
P「パリスは結局女と愛を欲したのでしたね。
勝利も権力も彼には魅力的ではなかった」
志乃「んく……貴方も同じよねPさん。
私たちを結局は一人に選ばなければいけない」コトッ
P「…酔いましたか?」
志乃「どうかしらね。
……その時は是非フィーリングで選らんで頂戴。
1976年に再び行われたワインの、
“ パリスの審判 ”のように」
P( ブランドがなくてもカリフォルニアワインが選ばれたように、か。
フランスは他国に負けた理由を理解していただろうか )
P「志乃さんにとっては年齢はむしろブランドですけどね。
ん…お注ぎします」スッ
志乃「私は……林檎よりもブドウの方が好きだけれどね」
P「ま、そのときくらいは林檎を貰ってください」
【1577年、リュベンス誕生】
幾人もの画家がパリスの審判を題材にしていますが、
自分はルーベンスの作品が一番好きです
特に1632年頃に描かれたものが
二十八日は他に貿易記念日であり、ルソーの誕生日
日本初のプロ野球完全試合があった日でもあるそうです
< 160 >
ナタ-リア「P!これナイショだヨ?」
P「ん?ケーキ?さっき皆で食べたのじゃなくて?」
ナタ-リア「違うゾ。ナタ-リアの故郷では誕生日には主役がケーキを作るんダ!
今日は皆がくれたけど…Pには作ってあげたかったから」
P「へぇ…習慣の違いってやつか。
ありがとな」
ナタ-リア「ウン!久しぶりにつくったから美味しいかわかんないケド」
P「見るからに美味そうだよ。
ほら、味みてみるか?」スッ
ナタ-リア「んん…アーンはいいけど、
一口目はPにあげたいナ!
はい、アーン」スッ
P「おっと…多いような…アーン」ング
ナタ-リア「どうカナ?」
P「美味いよ。間にフルーツ入れたんだな」
ナタ-リア「甘すぎなのは苦手だと思ったんダ!
アクセント?になったデショ?」
P「うん、甘すぎず、でも味もしっかりしてる」
ナタ-リア「よかっタ。
実はナターリア緊張してて」
P「じゃあ甘味が必要だな。
ほい、アーン」スッ
ナタ-リア「あむ…んー!美味しいナ♪
はい、オカエシー」スッ
P「ああ、んむ…俺もお返しだ」スッ
ナタ-リア「んむ…ナターリア今すっごい幸せだゾ!
ありがとな、P!」
P「ん、こちらこそ…ほらお口が留守だぞー」
【ナターリア、誕生日】
ブラジルではサラリーマンが妻のつくったケーキを、
会社に持ち込むことがザラなんだとか
二十九日は他にビートルズ記念日や佃煮の日であり、
サン
< 161 >
李衣菜「私、Pさんに着いてきてよかったです」
P「なんだよ、改まって」
李衣菜「今日は改まってもいい日じゃありません?」
P「まぁ、そうだけどさ。
珍しくて」
李衣菜「最初は全ッ然ロックなお仕事ありませんでしたけど。
最近はライヴのゲストに呼ばれたりして。
すっごいロックですからね」
P「最初の頃はロックどころか、
ポップスすら怪しかっただろ?」
李衣菜「む……ま、まぁ…?
今が良ければいいんですよ、ははは…」
P「おう、そうだよ。
今の李衣菜がロックできてればそれでいい」
李衣菜「ですよね?今の私がロックできていればそれで十分ですよね?」
P「ま、コード覚えられなくて泣きそうになってた李衣菜は最高に可愛かったけどな」
李衣菜「もうっ!忘れてください!
アレはアレなんです!アレ!」
P「アレとはなんだ、アレとは。
…それにこれからだぞ?
これからはさらに俺に着いてきてよかったと思わせてやる」
李衣菜「はい!
私もPさんが私のプロデューサーになってよかったと思えるように頑張りますね!」
P「ああ、期待してる」
李衣菜「アイドルリーナはロックもこなせるアイドルですからね!
あなたの心を二重に惹きつけるちゃいますよ!」
P( もう、李衣菜の虜だよ。
出逢ったときから、今この瞬間までずっと見てきた。
そして、願わくばこれからも )
P「ああ…本当に、期待してる」
李衣菜「はいっ!」
【多田李衣菜、誕生日】
三十日で今年が
残 り 半 分 に な り ま す
時間経つの早い…
三十日は他に『風と共に去りぬ』が発刊された日であり、
“ 長いナイフの夜 ”が始まった日でもあります
ロシアでは1908年にツングースカ大爆発
< 162 >
朋「誕生日にお仕事かぁ…」
P「済まんな。
六月も終わりだってのに」
朋「んーん…いいのよ。
あたしが好きでやってるお仕事だし」
P「本番の撮影じゃないのにな。
六月が終わってすぐウェディングの下見ってのも変な話だし」
朋「男の人の考え方ね。
結婚って一年くらい前から考え始めるものじゃない?
身近な人にお知らせしたりしなくちゃいけないし」
P「そんなもんか。
結婚はまだ憧れって感じだからな。
現実だとは思えないよ」
朋「そう…ま、そういうのは奥さんになる人に任せといてもいいし。
ウェディングは女の子の方が積極的だもの」
P「ふむ…」
朋「……あたしも恋愛運に掛けてよかったし。
それにしても、お仕事はいいのよ、お仕事は」
P「だから、済まないって云ってるだろ?」
朋「新郎役はPだって云ってたのに!
どうしてドレスだけ着て一人なのよ」
P「まぁまぁ…あとで埋め合わせはするから、な?」
朋「誕生日なんだから普通のじゃ許さないわよ?」
P「へーい…奥様。
仰せの通りに」
朋「ふんっ…それでいいの、よ」
【藤井朋、誕生日】
< 163 >
P「奏、なんか欲しいものてかないのか?」
奏「今それを訊く?
私たちパーティ前で正装なのよ?」
P「だからだよ。約束くらいしか要求できないだろ?」
奏「まったく……女の子にとって約束の方が思いってことわかってる?」
P「さてな」
奏「ふぅん…じゃあ、キスして?
唇とは云わない。
Pさんが私に思うものを頂戴」
P「……」
P( 奏はやっぱなかなか切り崩せないな。
少しくらいは動揺するかと思ったんだが )
奏「私は唇でも構わないのよ?
それとも私からしてほしい?」
P( ペロリ…ゆっくりと唇を舐める下は高校生とは思えない程艶かしい )
P「…後ろ、向いてくれ」
奏「ん…」
P「……」スッ
奏「!……んん」
P「満足か?」
奏「そう、ね。背中は…何を確認したかったのかしら」
P「それこそ何とも云えんな。
奏がわかってくれないと」
奏「それにしても、カクテルドレスの背中にキスね。
Pさんって以外と大胆?」
P「…別に跡はねーよ」
奏「私、肌白いから。
ねぇ…本当に大丈夫?」
P「……もし」
奏「もし?」
P「印があっても俺は構わねぇよ。
奏が俺のだって確認になるからな」
奏「ふぅん…?私もお返しすべき?」
P「今はいらないさ。
…ほら、いくぞ。パーティの主役がいなきゃな」スッ
奏「…エスコートありがとう。
いつか、またこんな日がくることを祈ってるわ」
【速水奏、誕生日】
>>1としては
本家メンバーは確実に個別スレが建てられること
あくまでPは本家Pではないということ
を念頭に置いているので、
あえて外していました
まだ出ていない子を書けていないのは本当に申し訳ない
>>1も精進したいです
音葉さんは確かに書きやすいかもしれません
あとは礼子さんとかも書きやすいような気がします
一日は他に最初の古代オリンピックが、
行われた日だそうです(B.C776年)
この日を誕生日とする人としては、
ダイアナ元妃やクラウゼヴィッツなど
< 164 >
P「『天使な堕天使、神崎蘭子』は我ながら良いセンスだと思うんだよな」
蘭子「我が友Pよ、
その節はまことに大義であった」
P「おう。だからだな、今回はそれの派生で女神な堕女神でいこうかと」
蘭子「ダ、ダメガミ…?」
P「駄目、って意味じゃないぞ。
ディジェネレイティングとかディセントの方」
蘭子「そのようなことは些事だ。
しかし、私が女神であるか」
P「まぁ、キャッチフレーズだしな。
そんなに根を詰め過ぎなくていい」
蘭子「だが、女神といえば我らが魔窟には相応しき美神たちが他にいると思うが」
P「あくまで仕事の依頼があって俺がプロデュースした結果なんだ。
本来は蘭子を名指しで指名してきてるんだよ」
蘭子「ま、まことか」
P「おう、まことまこと。
それに、蘭子は一度覚醒した魔王だし?
軽くいけるってば」
蘭子『フハハハハッ!我こそは……』
蘭子「ハッ……」カァァ…
P「そうだ!また、蘭子が衣装のデザインできるようにしようか?」
蘭子「い、いや!いいです、プロデューサー!」
P「ん?そう?」
蘭子「オ、オホン……私の心象世界を写すには期が熟していないのでな。
此度は我が友がデザインした装いに袖を通そう」
P「はいよ。まぁ、女神っていってもまた天使な蘭子にしてやるよ。
期待しといてくれ」
蘭子「よかろう。
必ずや私を満足させよ」
P「ま、蘭子のデザインを流用しようと思ってるんだけどな、」
蘭子「!」
P「ん?」
蘭子「……ッ……ッ」ポカポカ
P( やっぱり天使じゃないか。
赤くなった蘭子はかわいいなぁ…
って痛い痛い! )
【誕生果、パームハートの果物言葉は天使】
昨日は特に誤字が酷い日でした
確認してるはずなんですが…
二日は他に作家のダレン・シャン誕生の日であり、
金閣寺放火事件が起こった日だそうです
たわしの日や蛸の日でもあります
< 165 >
P「改めて……おめでとう、芳乃」
芳乃「ほー…まことにありがたいことですー」
P「にしても芳乃って結構食べるんだな。
あんなに食べるとは思わなかったよ」
芳乃「お食事は日々の活力なのでしてー。
それに催事とはそういうものでしょうー?」
P「まぁなー。ついつい食べ過ぎちまう」
芳乃「しかもーそなたが手を加えたとなればーわたくしも箸が進むものでしてー」
P「そっか。別に無理しなくてもよかったんだぞ?」
芳乃「無理などはー。
しかし、そなたはお料理も得意なのですねー」
P「一人暮らしだしな。少しはできないと。
芳乃はしないのか?」
芳乃「人並みにはしますがー。
できればそなたにはまだ食べてもらいたくはー」
P「ま、いつかを期待してるさ。
ましてや今日は芳乃が主役だからな。
……ん、着いたぞ。ご希望の丘だ」バタン
芳乃「ん、感謝致しますー」
P「よくこんな場所知ってたな。
歩いて来られる位置にはないだろ」
芳乃「ふふ…女には秘密がつきものでしてー」
P「ふむ……いい景色だな」
芳乃「はいー…そなたと二人で見るここは普段とはまた違った色で見れるのですねー」
P「星空なんて普段見ないし。
ありがとな、秘密の場所なんだろ?」
芳乃「いえー…そなた様には知っておいていただかないとー。
まだまだ序の口ですよー?」
P「なーにが始まるんだか」
芳乃「なんでしょうねー ♪ 」
【依田芳乃、誕生日】
よしのんさんおめでとうなのですー
三日は他にソフトクリームの日や波の日だそうです
トム・クルーズやカフカの誕生日でもあります
< 166 >
ガチャ、バタン
優「はぁい☆」
P「……おう、おはよう」グデ-
優「Pくん、どーしたの?」
P「さっきまで黒光りするやつらと格闘しててな。
発見した途端ちひろさんとかアイドルの子たちは逃亡してさ。
おかげで孤軍奮闘してたんだよ」
優「うへー…そんなにいたの?」
P「……うちってお菓子好きな子が沢山いるだろ?
給湯室は念の為バルサン必須だ」
優「うわぁ…今日は遅めにきて正解だったかー。
ちょっとこの子のトリミング…あれ?」
P「あん?アッキーどっかいったのか?」
優「バッグにいたはずなんだけど…」
P「ま、この事務所内にいるなら大丈夫だろ。
…八犬伝読んだか?」
優「読んだ読んだ!すっごい面白かったぁ!」
P「よかったよ。犬士がいちいちかっこよかったり、
偽物がいたり。
中二要素満載なんだよな」
優「たださー…あたしが犬好きだからって楽しめる作品だと思う?」
P「いや、まったく」
優「ちょ、それ酷くない?
あたしはてっきりかわいい子が出てくるのかと…。
あ!アッキーもそう思うでしょ?
Pくんったらあたしのことただの犬バカだと思イヤァァァァァァ!」ダダッ
P「なんだ?……おおう…アッキーよGを仕留めるのはいいが優に見せるのはやめなさい」
アッキー「くぅーん?」モグ
【1767年、曲亭馬琴誕生】
>>1は関東に出て友人の部屋で初めて奴らを見ました
四日は他に梨の日であり
加藤大治郎の誕生日でもあります
< 167 >
沙理奈「プロデューサー?」
P「なんだ?」
沙理奈「ちょっとりぼ結んでほしいんだけどー」
P「…ビキニの?」
沙理奈「ビキニの」
P「別に構わないんだけどさ、
絶対変なことするなよ?絶対だぞ?」
沙理奈「んー?変なことって?」
P「まぁ、いいよ。じゃあ、入るぞ」
ガチャ、バタン
P「…ッ…リボンって背中じゃなくてフロントかよ」
沙理奈「アタシのこれおっきいじゃない?
カップの下のリボンだから見えないのよね」
P「……じっとしてろよ」
沙理奈「手、震えてるよ?」
P「うっさい…ほらよ、これでいいか」
沙理奈「おー!こんなカンジだよ!
ありがとね、プロデューサー」
P「おう、撮影行ってこい。俺もすぐ行く」
沙理奈「控え室でなんかやることあるのかなー?」
P「……いいから、行け」
沙理奈「ふふっ…じゃあ、行ってきまーす」ギュッ
P「ひぃ…やめろ抱きつくなバカ」
沙理奈「おほ…?ふふふ。
ありがとうのハグくらい受け取ってよ!
じゃあ、ホントに行ってくるね」
P「おうよ」
ガチャ、バタン
P「……はぁ」
P( 沙理奈に勃ってんの見られた…… )
【ビキニスタイルの日】
今年も暑くなってきましたねー
冷夏どこいった
五日は他に大谷翔平やジャン・コクトーの誕生日
江戸切子の日や穴子の日でもあるそうです
< 168 >
久美子「ちっがーう!そこはこうじゃなくてこーう」
P「お、おう…済まんな」
久美子「Pは音楽のセンスないわけじゃないんだから。
もっと真面目にやればできるはずなのに」
P「そうか?」
久美子「じゃないとプロデューサーなんてできないじゃない」
P「いや、そうでも……でもさ本当に俺が弾けるようになる必要あるのか?」
久美子「当たり前じゃない!
私のプロデューサーなんだから簡単な曲くらい弾けないと」
P「そっかぁ…たださ、月に何度もご自宅にお邪魔するのは悪いし」
久美子「なんだ、そんなこと?
いいのよ、お母さんもPのこと気に入ってるんだから」
P「うーん…でも、いつも夕食まで戴いてるし…」
久美子「いいからいいから!
好意は素直に受け取っときなさいよ。
申し訳ないなら早く上達することね」
P「んー…まぁ、悪いことじゃないしな。
仕事の幅も広がるし、うん」
久美子「……ま、下手なままでもいいんだけどね。
家に呼べるし」
P「ん?何か云ったか?」
久美子「んーん、何でもない。
ほら、ここはね……」
P「ち、近いって」
久美子「気にしなーい。
ほーら、こうだよこーう」
P「……仕方ないな」
【ピアノの日】
ピアノを日本にもたらしたのはシーボルトらしいです
六日は他に下山事件発生の日であり、
ゼロ戦の日や記念日の日だそうです
都筑道夫の誕生日でもあります
< 169 >
紗枝「東京を夜空もなかなかどうして……。
いいもんどすなぁ」
P「そうか?明るすぎて風情もなにもあったもんじゃないような」
紗枝「風情は“ ある ”もんじゃありまへん。
それぞれが感じるもんどす」
P「そっか」
紗枝「プロデューサーはん。
あんさんと一緒に見てはる夜空はうちにとっては最高に風情があるもんどす」
P「まぁ、そうだな。
俺も紗枝と見てると思えば違って見えるかもしれない」
紗枝「ときには輝く星を見るんもなかなか…」
P「……」
紗枝「プロデューサーはんにとってうちはどないな星どすか?」
P「……どうだろうなぁ。
ま、目が離せないとは思ってるよ」
紗枝「そうどすか……。
牽牛みたいに離れたりせいでおくれやすね」
P「……ああ」
P( もう、離れられないさ )
【七夕/棚機祭り】
< 170 >
愛結奈「じゃーん!どう、プロデューサー?」
P「えっろ」
愛結奈「うーん?なぁに?」
P「いや、なんでもない。
ただ、歩く不健全を目の当たりにしてビビっただけだ」
愛結奈「なによそれ。
どこ見て云ってんのー?」ムギュ-
P「…そこだよ、そこ。
浴衣は谷間を強調する衣装じゃねぇ」
愛結奈「まぁまぁ、ワタシにはこれが一番合うんだから!
プロデューサーも好きでしょ?」
P「……」
愛結奈「もうっ、おっとこの子ねー。
こういうときは大人しく遊ばれときなさい!」ギュッ
P「……んぇ」
愛結奈「んぇ…って。変な声ねー。
我慢できなくなったら遠慮しなくていいんだからね?」
P「……ふん」
愛結奈「ま、イイケド…。
お祭りだもの、楽しまなきゃ!ね?Pクン!」
P「……ああ、そうだな」
愛結奈「さ、グズグズしないで行くわよ!」
【ゆかたの日】
< 171 >
あずき「今日は一生の思い出ができちゃった!
ありがとね、プロデューサー」
P「恥かしい思いしてよかったよ、ははは…」
あずき「プロデューサー真っ赤だったもんね」
P「まさか、一緒にケーキのロウソク吹き消すとはな。
いや、うん…思い出したらまた顔が」
あずき「あずきは嬉しかったけどね。
プロデューサー普段クールだから今日みたいなのは新鮮だったし」
P「イベントには思いっきり乗っかるタイプなんだよ。
普段はそう見えないかもしれないけどな」
あずき「ふーん。その割にあずきの作戦にはあんまり参加してくれないね?」
P「多すぎるんだよ…全部参加してたら身がもたない」
あずき「…でも、今日はいいよね?」ズイッ
P「……無理なこと以外なら」
あずき「どうしよっかなー。
今日は普段会えない二人が会える日だしね。
今日の特別な作戦はーー」
【桃井あずき、誕生日】
< 172 >
瑛梨華「お祝いきたーっ!Pちゃん、A・RI・GA・TO☆」
P「おう、おめでとう。
瑛梨華も一つ年とったんだな」
瑛梨華「ちょっとー!女の子にそんなこと云っちゃDA・ME・DA・ZO!」
P「いやぁ…うん、わかってるんだけどさ。
瑛梨華のテンションはいつになれば下がるのかなって。
実は年齢上がってないんじゃないかなーっと」
瑛梨華「Pちゃんはアタシのテンション嫌い?」
P「いや、嫌いじゃないぞ?
ただ、二十歳超えてもそれだと辛くないか?」
瑛梨華「んー?わっかんない!
まだまだアタシには時間があるしね」
P「いや、うん…瑛梨華がいいならいいんだけどさ。
瑛梨華には長く続けてほしいから」
瑛梨華「うん?」
P「アイドル続けるためにそのテンション維持してるなら申し訳ないからさ。
無理してたら続くものも続けられないだろ?」
瑛梨華「なーんだ、そんなことか!
だいじょーぶだいじょーぶ!
アタシとPちゃんの仲だよ?
思ったことはすぐ云っちゃうから」
P「うん、まぁらしくないことだったかな。
誕生日に悪いな」
瑛梨華「んーん、Pちゃんがプロデューサーとしてアタシのこと考えてくれてるってわかって嬉しいよ。
これも誕生日プレゼントかな?」
P「そりゃ、な。俺には瑛梨華に対して責任があるし」
瑛梨華「こんなに沢山貰っちゃっていいのかなー。
アタシ幸せすぎてKO・MA・RU!」
P「普段から瑛梨華には貰ってばかりだからな。
今日くらいは貰ってくれよ」
瑛梨華「うんうん!Pちゃんからくれるものはなんでもウェルカムだよ。
これからもYO・RO・SHI・KU☆」
【赤西瑛梨華、誕生日】
暦の関係で六日が七夕祭りの地域も多いようですね
七日は他にシャガールや円谷英二の誕生日であり、
ギフトの日や香りの日、川の日でもあります
< 173 >
キャシ-「やっぱ朝は白米とお味噌汁だよね!」
P「とんだ黒船もいたもんだなぁ」
キャシ-「ん?」
P「学校で習わなかったか?」
キャシ-「ミシシッピー号とペリーでしょ?
知ってるよー」
P「まぁ、日本育ちだしな」
P( フレデリカとかは知らない気が…… )
キャシ-「でも、あたしは黒船じゃないよね。
最初から日本にいるし」
P「まぁな。
ただ、その見た目で和贔屓ってのもなかなか、な。
今日日、日本人でも白米と味噌汁なんて少ねーよ」
キャシ-「友達も皆そう云ってるよー。
あたしの家が特殊なのかな?」
P「まぁ、悪いことじゃないし。
……ただ、今度からは自分でつくれるようにな?」
キャシ-「えぇ…Pさんのご飯美味しいんだもーん」
P「たまにはつくるからさ。
…今度は俺にも食べさせてくれよ」
キャシ-「そっかぁ…ママにおしえてもらおっかな。
ま、期待しといてよ!」
P「おう……おかわりいるか?」
キャシ-「いるいるー!はい、お茶碗っ」
P「へーい。食べっぷりまで江戸っ子かよ…」
【1853年、黒船来航】
台風がなかなか凄い様ですね…
八日は他に池田屋事件の日であり、
イラクにて世界最高気温の58.8℃が記録された日でもあるそうです
< 174 >
美優「女性誌のインタヴュー…ですか?」
P「はい。特に今回は仕事についてと…恋愛観を」
美優「アイドルなのに?」
P「まぁ、世間は不平を叫ぶ割にはその手の話が好きなものです。
美優さんは女性誌などは?」
美優「あまり…アロマの雑誌は購読してるんですけど」
P「まぁ、お勧めはしません。
……純愛ではなくても構いません。
いっそリアルな女性の考えの方がいいかもしれませんし。
読者は女性ばかりですから」
美優「この歳で純愛っていうのも……なんだか変ですものね」
P「いや、そうは思いませんが」
美優「そうですか?
私の年齢ならお子さんがいらっしゃる方もいるのに。
そろそろ現実を見ないと」
P「俺は美優さんみたいか人がむしろ純粋な愛ってやつを……恥ずかしいこと云ってますね。
……そういうのを求めてしかるべきかと」
美優「私みたいな…ですか?」
P「ええ。男にとっては貴方のような人は守ってあげたいと同時に、
貶めてやりたいと思うこともありますから。
ま、そんな雰囲気を感じるってだけですが」
美優「Pさんなら…」
P「はい?」
美優「Pさんならどちらですか?
私を汚したいと、思いますか?」
P「どうでしょうね?いや、冗談でなく。
ただ、プロデュースしているということは何某かの強い想いがあるのは確かです」
美優「ふふっ…私たち、恥ずかしいこと云ってますね」
P「……恋愛観、お願いしますね。
俺的には純愛を求める人であってほしいです」
美優「難しいことを……努力は、しますけど」
P「ええ」
美優「笑わないで、くださいね?」
【誕生果、グーズベリーの果物言葉は純愛】
火曜の夜は私用があるので
申し訳ありません
九日は他にジェットコースターの日であり、
トム・ハンクスの誕生日でもあります
< 175 >
伊吹「納豆ォ…?」
P「うん」
伊吹「いや、別に嫌いではないよ?
むしろ、地元的にたべてる方かもしれないよ?」
P「そういうオファーだ」
伊吹「でもさ、納豆のイメージキャラにアイドルってどうなのさ」
P「別に食べて美味い!とか云うんじゃないぞ。
パッケージに付属される期間限定のポップに写真が印刷されるだけだ」
伊吹「うーん?それならいいの、か?」
P「そんなにイメージ崩れたりはしないと思うけどな。
第一茨城限定だし」
伊吹「それならい…地元ってことは友達も見かけるってことかな」
P「かもな」
伊吹「うわー…すっごい複雑。
ダンス仲間とかにも見られるのかー」
P「嫌ならやめても構わないが」
伊吹「いや、やらないとは云わないよ。
アタシ、こう見えて真面目なの。
Pが持ってきた仕事だしね」
P「じゃあ、そういう方向で」
伊吹「はーい」
P「…ありがとな」
伊吹「いいってことよ。
アタシとPの仲じゃない!
まっかせなさいよね」
P「おう、頼りにしてる」
伊吹「その代わり、アタシも助けてよね!
プロデューサーさん?」
【納豆の日】
< 176 >
美羽「今年は誕生日ライヴかー。
わたしもこんなとこまできたんですね」
P「今年は去年みたいなのはやめてくれよな」
美羽「あははは…きょ、去年なんかしましたっけ?」
P「まぁ、ファンはむしろ喜んでたけどな。
……バースディ、とばすでーい」ボソッ
美羽「うわっ…」カァァ…
P「ライヴの後は事務所でパーティだからな。
何人かオフの人も来てるはずだ」
美羽「えっ、そんなの聞いてない。
ど、どうしましょう?すっごい緊張してきちゃいました!」
P( 正直緊張してるときの方が、
余計なこと考える余裕なくてよさそうだけどな )
P「気にすんな。
去年をネタにして、さらに今まで着いてきてくれたファンだ。
なんとかなる」
美羽「無責任なっ!
Pさんはわたしが失敗したらどうするんですか!」
P「そんな心配してないんだよ。
美羽ならできると思ってる。
いつも通りでいいんだからな」
美羽「そ、そうですか?」
P「おう」
美羽「信じますからね?
わたしを信じるPさんを信じますから!」
P「そうか、ほら行ってこい」
美羽「はーい!Pさんも楽しんでってくださいね!
それでパーティはわたしを楽しませてください!」
P「おう。期待しといてくれ。
バースディをとばーすでい!」」
美羽「ちょっ!もうっ…そんなこともう云いませんからっ。
新しいの考えてきたんですからね」
ガチャ、バタン
P「……はぁ。新しいの、ね」
【矢口美羽、誕生日】
十日は他にカルヴァンやテスラの誕生日であり、
イチロー選手がMLBのオールスターで史上初のランニングホームランを放ち、
日本人初のMVPとなった日でもあります
< 177 >
千秋「黒真珠、ね。
Pさんって仕事とリンクさせたプレゼント好きよね」
P「好きってほどでもないが…。
千秋を一番魅力的に飾るものを選んでるから。
仕事もプライヴェートもかぶるのかもな」
千秋「そう……私、アナタのそういうところ好きよ。
私自身を預けてもいいと思える」
P「光栄なことで。
ところで、ブラック・パールの石言葉って知ってるか?」
千秋「…静かな、力強さ」
P「ああ。俺は千秋にそういうものを見てる」
千秋「ふぅん?」
P「ただ…もし、千秋自身ではどうしようもないとき。
そんなときは俺を頼れ」
千秋「……」
P「…なんだよ。恥ずかしいこと云ったんだから反応くらいはだな」
千秋「いいえ」フルフル
P「ん?」
千秋「ありがとう。
私、本当にアナタに会えてよかったと思う」
P「……そうか」
千秋「ただ、ね」
P「?」
千秋「黒真珠のうちでも、
あこやのブルー珠は一般的には弔辞用よ?
次があるなら黒蝶真珠でお願いね」
P「…………済まんな」
千秋「ま、Pさんらしいけど」
【真珠記念日】
十一日は他に光圀公誕生の日であり、
『少年ジャンプ』が刊行され始めた日だそうです
さらに世界人口デー
< 178 >
飛鳥「自分が出演してみるとこう…勝手が違うものだね」
P「そうだな。いつかは飛鳥の番組を始めたいものだが」
飛鳥「ああ。でも、中々に難しいね。
間を空けずに喋り続けるというのは」
P「そうなのか?」
飛鳥「今回は里美さんの番組だったからよかったけどね。
ボクはまだ彼女の水準に到達してないよ」
P「好きなこと喋り倒すだけってわけにもいかないしな」
飛鳥「ラジオでラジオの話でもするかい?」
P「漫画でもヘアアレンジでもいいが」
飛鳥「ま、それはまたの機会にだね。
それよりーー」
P「俺はもういらんぞ。
俺だって沢山プレゼントされたんだからな」
飛鳥「ボクはそんなに甘いものが好きでは……」
P「中二病」
飛鳥「いや、否定はしないけどさ。
里美さんも好意はありがたいけど、量が……」
P「あれで太らないのっておかしいよな」
飛鳥「まったくだよ。
これはもう堪能とかじゃなく消費のレベルだし」
P「……事務所で分ければ一気に減るぞ」
飛鳥「そうするしかないか。
……里美さんにはいつかボクのラジオに呼ぶことで返そう」
P「そうだな……はぁ」
【ラジオ本放送の日】
十二日は他にライン同盟が結成された日であり、
モディリアーニ誕生の日でもあります
< 179 >
むつみ「うわぁっ…色んな生き物がいるんですね、Pさん」
P「そうだな。
今の地球に残された二つの未開のうちの一つだし。
やっぱ、珍しいよな」
むつみ「二つ?深海ともう一つはどこですか?」
P「グンマー…といいたいところだが、宇宙だ。
宇宙は地球内じゃないから海が最後の未知かもな」
むつみ「若葉さん……。
でも、そうですね!私もこの一年で色んなところに行きましたし。
いつかはガラス張りの船底からじゃなくて、
本当に深海に行ってみたいものです」
P「さすがに誕生日でもきついかなぁ…。
いや、むつみ次第ではあるけど」
むつみ「でも、ここでも十分嬉しいですよ?
こんな体験、普段は絶対できませんし」
P「喜んでくれたなら嬉しいよ。
さ、甲板に行こう。
ケーキはないが乾杯でもしようぜ」
むつみ「そうですね。
何を頼んでみましょうか」
P「冒険してみるか?」
むつみ「私、食べ物については保守的なんですよね」
P「そうか?海が近いと色んなものがだなーー」
【氏家むつみ、誕生日】
氏家さんおめでとう!
十三日は他に第一回のワールドカップ開催の日であり、
エムス電報事件発生の日やオカルト記念日でもあります
< 180 >
晴「サッカーは戦争なんだよっ!」ユサユサ
P「……ほえっ」グラグラ
晴「おい、なんとか云えよP」
P「……とりあえず、揺らすな。
話はそれからだ」
晴「お、おうわりぃな。
つい熱くなっちまった」
P「ん、んん…今度からはもう少し穏やかにな。
それで何だって?戦争だって?」
晴「ああ。なのにどうしてこの事務所はこんな無関心なんだよ。
こえーよ」
P「ナターリアとかは死ぬほどローテンションだったじゃねーか」
晴「…いや、ナターリアは、うん。
オレにはなんも云えねぇよ」
P「テンションがヤバかったからな。
……まぁ、確かにフレデリカあたりは無関心だよな」
晴「まぁ、興味ないってのはわかるぜ。
オレだって最初はアイドルなんてそんなもんだったし。
ただ、観たあとに感想ないとかどうなんだよ」
P「あー…まぁ、日本人の気質というか、なんというか」
晴「しかも選手貶すとか今の日本はどうなってるんだ」
P「……メディア側としても済まないとは思うが」
晴「それによーオレは今年こそ仕事したかったぜ。
折角四年に一度だったのによ」
P「さすがにブラジルに行かせるわけにはな…。
次…は飛ばして八年後ならなんとかするぞ」
晴「つまり、それまでアイドルをしろ、と」
P「やりたくないか?」
晴「いーや。やってやるよ。
売られた喧嘩は買う主義なんだ。
その頃にはアイドルも極めてやるぜ。
見てろよP!」
【1969年、サッカー戦争開戦】
< 181 >
雑誌『今回のリポーターはアイドルの及川雫ちゃんです!』
P「oh……だいなまーいつ」
P( おっかしーなー…グラビア誌とかじゃないんだけどなぁ。
旅行雑誌が健全じゃないんだけど… )
雫「あ、Pさん何見てるんですかー?」
P「ん?ああ、今度発売の雫が出てる雑誌のチェックだよ。
別に温泉リポートには必要ないだろうが、仕事だからな」
雫「お疲れ様ですー」
P「いや、仕事好きだし、うん。
それにしてもこれは……うーん」
雫「どうかしたんですかー?
私のコラムとかに何か変なところとか」
P「雫はちゃんと書けてたよ。
地元が本当に好きなんだな」
雫「はいー。私を育ててくれたところですからねー。
沢山恩返ししたいんですー」
P「いいところだよな。
普段コンクリートジャングルにいるから尚更」
雫「ですよねー。Pさんとまた帰りたいですー」
P「そのうち、な。
で、内容なんだけど温泉特集の雑誌で、
一ページまるまるグラビア写真ってのはどうなのかなーっと」
雫「あははは……カメラマンさんとか気合入ってましたからねー」
P「うーん…まぁ、でも文句があるわけじゃないしな。
…雫が問題ないならいいか」
雫「私は大丈夫ですよー」
P「じゃあ、いっかな」
雫「そういえばこの温泉いいところなんですけど、Pさんも一緒に行きません?
実は女将さんと仲良くなって」
P「また、来てください、と。
いいよ。たぶん少しくらい夏休みくれるだろうし」
雫「内風呂もいい雰囲気ですからー。
楽しみにしてますねー」
ガチャ、バタン
P「おう、楽しみ楽しみ…ん?」
P( 一緒に入ろう……みたいな? )
【1867年、ノーベルによるダイナマイトの発表】
十四日は他にバスティーユ襲撃があった日であり、
クリムトの誕生日だそうです
ひまわりの日でもあります
< 182 >
杏「はぁ……だるぃ……」ピコピコ
P「休みの日の早朝に他人を叩き起こしてゲームに呼んだやつの言い草がそれかよ」ピコピコ
杏「たまには杏を助けてもいいと思うんだよね。
普段はこき使っちゃってくれてるんだから」ピコピコピコ
P「休みたいなら休めよ。
なぜに朝からゲームが休みになるのか」ピコピコピコ
杏「休みってのは心の安らぎも含まれるんじゃない?
だからこれは休みなの。
やってしまった……あぁ……休憩かな」カチャカチャ
P「まぁ、間違っちゃいないが。
…にしてもこんな旧型とはな。
俺はてっきり厳選でも手伝わされるのかと」
杏「やりたい?」
P「いやだ」
杏「杏だって少しは考えてるんだよ?
折角プロデューサーを休日に呼んだのに厳選だけじゃね。
だからーー」
P「だからといって休みは増やさんが」
杏「……チッ」
P「アイドルがそんなことすんな」
杏「プロデューサーの前でまで“ みんなのアイドル ”ではいたくないんだよね」
P「俺のイメージはいいのかよ」
杏「今更イメージよくしたって休みは増えないし」
P「俺の前でもアイドルでいてほしいんだが。
俺が最初のファンのはずだし。
別にトイレに行くなとかは云わなねぇからさ」
杏「はぁ……ある意味でアイドルに近いのにね。
そんな贅沢なこと云うのは私のプロデューサーだけだよ」
P「私の、ね。
俺のアイドルよりは贅沢じゃないつもりだが」
杏「そう?
杏は特等席でゲームができて飴があれば満足する子だよ?」
P「はいはい飴な」
杏「あーん……まぁ、事務所内だけでみればかなりの贅沢かもしれないけど」
P「俺の胡座の中の何がいいんだか。
硬いだけだろ」
杏「……ゲームだって売れればいいってもんじゃないんだよ」ピコピコ
P「……再開か。
価値は個人が決めるもの、ね。
人気勝負の俺には耳の痛い話だよ」ピコピコ
杏「杏もこれと同じくらい売れなきゃ勝てないってことか。
……やれやれ、柄じゃないなぁ」
【1983年、ファミコンの日/ファミコン発売】
猛暑にお気を付けください
プロデューサーたるもの自己管理もせねば
十五日は他にレンブラントや上橋菜穂子誕生の日であり、
ロゼッタ・ストーン発見の日でもあります
< 183 >
P「そういや、あっちの方では新年だよな」
ライラ「あー…確かにそうでございますねー」
P「……まぁ、ライラはアイス食べてる様子しか思い浮かばないけど」
ライラ「そんなことはないでございます。
日本にきてからですよ、こんなにアイスが好きになったのは」
P「種類は豊富って聞くな。
そんなに違う?」
ライラ「ドバイはそうでもないですけどねー。
日本に来るまでは…はい」
P「いや、何があったんだよ」
ライラ「……聞きたいでございますか?」
P「…んー…いや、いいわ。
……にしても暑いな」
ライラ「そうでございますねー。
暑さでアイスが進みますです」
P「それは暑さ関係ないだろ。
……でも、さすがに同じのは飽きるな。
かき氷マシーンでも出してくるか」スッ
ライラ「おー!かき氷でございますか。
楽しみでございます」
P「氷は冷蔵庫にあるし、シロップは…お菓子作り好きたちの練乳でも借りるか」
ライラ「それにしてもこの事務所はなんでもあるのですね」
P「まぁ、謎が多いのは確かだな。
それを云ったらライラ自体がそうなんだが」
ライラ「…わたくしのこと、知りたいですか?」
P「いや、今はとりあえずいいよ。
さーって、氷削るかーっと」グルグル
氷< ガリガリガリガリガリ
ライラ「……氷が刻まれる。
神秘でございますねぇ」
【ヒジュラ暦元年】
< 184 >
泰葉「……」
P「……」
泰葉「……」
P「……だんまりしてどうしたんだ?」
泰葉「ふふっ…Pさんだって」
P「俺は泰葉が喋らないから、さ」
泰葉「私もですけどね。
…今までを思い出してたんです」
P「今まで?」
泰葉「はい。この世界に入ってきて…
自分を見失ってしまって…
Pさんに見つけてもらって…
それから今までは時間が経つのが本当に早くて」
P「泰葉の選択が悔いのないものてまあることを願うよ」
泰葉「Pさんこそ、ですよ。
私、大して面白みのない人間ですから。
実は飽き飽きしてるんじゃないかなって今でも思います」
P「そんなことないさ。
俺は泰葉ほど一緒にいて楽しい人間とは会ったことないよ」
泰葉「本当ですか?無理してない?」
P「ああ。
なんていうかな、別に悪い意味じゃなくて“ ただの女の子 ”って感じがするからさ。
別に派手だったり特殊な技能は要らないんだ」
泰葉「そう、ですか」
P「俺にとって泰葉は定規と同じでさ」
泰葉「定規?」
P「物事の尺度なんだ。
このワンピースは泰葉に合わないからダメだ。
このパンプスは泰葉に似合いそうだから覚えておこう。
人も、物も、景色も全部泰葉を基準に考えてる」
泰葉「それは…ありがとうございます?」
P「ま、兎に角。
俺の世界は泰葉で保ってる。
そんな存在を要らなく思うなんてないってこと」
泰葉「……私も、同じですよ。
気付けばPさんのことを、考えてます」
P「うん……来年もまたこんな風に話せればいいな。
でさ、いつかは正装して、シャンパンでも空けて…そのまま」
泰葉「ふふっ…まだ、早いですよ。
私には…私たちにはまだやり残したことが多すぎます」
P「ふっ…そうかな。
まぁ、時間はまだまだあるはずだ。
…とりあえずまた一年よろしく」
泰葉「はい…こちらこそお願いしますねっ!」
【岡崎泰葉、誕生日】
どうも最近1レスに詰め込みすぎな
十六日は他にトリニティ実験が行われた日であり、
東西教会相互破門の日でもあります
< 185 >
P「さーってと…愛梨のレッスンは終わったかなー」キョロキョロ
ガチャ、バタン
愛梨「あわわわわー!ドリンクが!」ドン
P「…おふっ」
愛梨「あ、ごめんなさい!
ってPさん来てたんですか?」
P「…おう、久々にケーキバイキングでも行こうかと」
愛梨「わぁっ!いいですね。
最近自分でつくるのもマンネリで。
新しいアイディアが浮かぶといいなぁ」
P「まぁ、それはいいんだけどさ。
…ドリンクってこれか?」スッ
愛梨「ありがとうございます!
これですこれ」
P「頂点に立っても天然なのは治らないな。
…いや、治ったら天然じゃないか」
愛梨「うーん…気をつけてはいるんですけど」
P「暑がりと脱ぎ癖もな。
今はそうでもないようだが」
愛梨「まぁ、タンクトップとショートパンツだけですしね」
P「最近は特に暑いからな。
気をつけてくれよ?
…っと、シャワーは浴びた後か」
愛梨「はいっ、それでドリンク飲もうとしたんですけど…」
P「それで取りにきた、と。
…シャワー浴びてすぐ?」
愛梨「頭にタオル有りますよね?」
P「あ、ああ…。
あー…愛梨早く早く着替えてこい。
その……透けそうだ」
愛梨「はわわっ…み、見えちゃいました?」
P「ど、どうかなー?ほら、早く着替えて」
愛梨「じゃ、じゃあ少しだけ待っててくださいね!
着替えてきまーす!」
ガチャ、バタン
P( 頂点は目指しても、そっちの頂点は見せるな。
……うん、つまらんな )
P「……しかもよく考えたら風呂上がりみたいなもんじゃねーか」
【誕生果、キング・デラウェアの果物言葉は頂点】
< 186 >
晴「うぉー!すっげー!」
Cake< ドドーン!
P「……なんかうちのお菓子チームって店出せそうだよな。
最近は比奈とかあいさんとかデザイン方向も加わってるし」
晴「まぁ、そりゃそうだろ。
最低でも月一で大作つくってるし」
P「今回はクリームとチョコでサッカーボールか」
晴「なぁ、これ上から見てみろよ」
P「ん?…うわぁ…立体的にボールに見えやがる」
晴「この技術なんなんだろうな」
P「いや、ほら…好きこそ物の上手なれ、とか?」
晴「サッカーもそうならいいんだけどな」
P「ははは。まぁ、まだ時間はあるさ。
…知ってるか?今日ってなでしこがW杯優勝した日なんだぜ」
晴「へぇ…次は出れるといいなぁ」
P「んー…次ってよりは次の次な気がするけどな。
ま、応援はしとく」
晴「おう。…感謝してるんだぜ?
無理矢理アイドル始めさせられたときはムカついたけど、
サッカー止めろとは云われなかったこととか」
P「晴はサッカーやってないと輝けないと思ったからさ。
好きなことやって上に行きたいだろ?」
晴「ああ、そうだな」
P「だから今日からもよろしくな。
ゆっくりだが前には進んでるから。
サッカーも、仕事も。
…誕生日、おめでとう」
晴「ありがとな。事務所でもこんなケーキもらえるし。
たださ…」
P「ん?」
晴「好きなことして上に行くんならもう少しカッコいい衣装にしてくんないか?
オレ最初から云ってるよな」
P「……ケーキ分けるか。
みんなくるぞー」
晴「おい」
P「ほら、チョコでかい部分だぞー」
晴「……ちくしょぉぉぉぉぉ!」
【結城晴、誕生日】
この時期にサッカーやり過ぎると死にますけどね
何事も程々に
十七日は他にポツダム会談が行われた日であり、
漫画の日や東京の日でもあります
< 187 >
卯月「えへへー♪ 」
P「うん、いい笑顔」
卯月「ピースピース♪ 」
P「だからいい笑顔だってば」
卯月「……普通の笑顔ですよね?」
P「まぁ…色んな意味で卯月らしいというか」
卯月「巷ではですね」
P「うん」
卯月「これをエヘ顔って呼んでるらしいんですよ。
しかも、ピース付きだとエヘ顔ダブルピースとか」
P「ああー…うん、それで?」
卯月「私、普通に笑ってるつもりなんですよ。
なのにエヘ顔って云われてばかりで、
普通の笑い方忘れちゃったのかなって」
P「いや…うーん…別に全部が全部それなわけでは」
卯月「じゃあ、プロデューサーさんは明確な違いわかりますか?」
P「……わからん」
卯月「深夜に呼吸が気になって眠れないとか、
瞬きの回数が気になるとかみたいでなーんかイヤなんですよね」
P「卯月はエヘ顔って云われるの嫌なのか?」
卯月「…アレ?別にイヤってわけでは…」
P「なら、いいんじゃないか?
別に笑顔に文句つける人なんていないだろうし」
卯月「そうですね。
なんか気付いたらそんなに引っかかりもしませんし。
相談に乗ってくれてありがとうございましたっ」
P「いいや。笑顔も可愛かったしなー」
卯月「またまたー。プロデューサーさんも云いますねー」
P( 島村卯月……今日も普通にかわいいのであった )
【誕生石、月長石の石言葉は笑顔・流行】
< 188 >
P「……」カタカタ
頼子「……」ニコニコ
P「……んん?」カタカタ
頼子「……?」
P「…なぁ、すっげぇ視線を感じるんだけど。
俺なんか見てて楽しいか?」
頼子「あの…私、そんなに見ていましたか?」
P「うん、かなり」
頼子「そんなつもりはなかったんですけど…お嫌でしたか?」
P「嫌ではないんだけどさ。
集中できなくて」
頼子「済みません…本当に」
P「あー…いや、別に謝ることはないよ。
嫌じゃないし、うん」
頼子「そう…ですか」
P「ただ、こう見てみると…」
頼子「……?」
P「頼子の目ってなんか嫌じゃないな。
見つめても圧迫感とか感じない」
頼子「は、はぁ」
P「うん、やっぱ見ててもいいよ。
その目ならなんだか見られてても集中できる気がする」
頼子「はい、じゃあ見てますね♪ 」
ニコニコ
P( こう…ニコニコ見られるとやっぱり…ま、いいんだけどさ )
【誕生花、モナルダの花言葉は安らぎ】
月長石は和名であり、
別名としてレインボームーンストーンとも呼ばれるそうです
十八日は他にローマ大火発生の日であり、
ローレンツやマンデラの誕生日でもあります
< 189 >
愛海「あたしね、北から登頂しようと思うんだ」
P「ん?…んん?」
愛海「最初のお仕事も北海道からだったしね。
初心に返って全国制覇しようかなって」
P「……俺の…男の胸板まで踏破した結果がそれか」
愛海「柔らかいとこはね、白米みたいなものなんだよ」
P「お、おう…」
愛海「ラーメンもいい。
パンやスイーツも素晴らしい。
だけどね、最後はやっぱり白米に回帰するんだ。でしょ?」
P「あくまで白米はだけどな」
愛海「まぁ、ラーメンも悪くなかったけどね」
P( 俺の胸板はラーメン扱いかよね )
愛海「だからね、プロデューサーには伝えておこうかなって。
厳しい戦いになると思う。
もしかしたら道半ばで倒れるかもしれない。
だけど…誰かにはあたしの存在を知っていてもらいたいから」
P「いやー…俺も男だから気持ちはわかるんだけどさぁ」
愛海「プロデューサーは男の人だからね、まだいいんだよ。
あたしは女の子だからさどうしても百合とかになっちゃう。
あたしはただ柔らかい部分が大好きなだけなのに!」
P「いや、俺もアイドルに手は出せねぇよ」
愛海「でも、あたしは決めたから。
じゃあ…行ってくるね」
P「……骨は拾うよ」
愛海「きっと…帰ってくるから!」
ガチャ、バタン
P「……」
スマホ「……ピッ」
P「……済まない愛海。
俺も…締め付けが酷くてな…あはははは」
【北壁の日】
十九日で年始から200日目となります…
十九日は他に『サイボーグ009』の連載が開始された日であり、
2000円が発行された日でもあるそうです
< 190 >
ちひろ「プロデューサーさーん。
今日飲みに行きませんかぁ」グデ-
P「構いませんけど。
…そんなちひろさんはアイドルの子たちには見せられませんね」カタカタ
ちひろ「ええ、まぁ」
P「俺だけにそんな姿を見せてくれるなんて感動ですよ、ははっ」
ちひろ「…えっ」
P「いや、そんな顔しないでくださいよ。
単に銭婆とか云われてるちひろさんが他人に隙を見せるなんて、
くらいの意味ですから」
ちひろ「……プロデューサーさんが今考えた感じですよね」ジ-
P「まぁ、そうですけど。
最近あそこの映画が再放送されてたので思いだしまして」
ちひろ「そんなに私ってゼニゼニしてます?」
P「ゼニゼニ…?
…まぁ、さすがに投資とかで荒稼ぎしてるとこを見ると」
ちひろ「単に将来を考えた堅実な備えをしてるだけなんですけどねぇ。
そういえば、この前社長もですねーー」
P「ストップ。それ以上は飲み屋で話ましょう。
俺だって愚痴はありますからね」
ちひろ「あの、誰にも靡かないと噂のプロデューサーさんが私にだけ…まさか」
P「何云ってんですか、まったく。
とりあえず仕事やらないと」カタカタ
ちひろ「……それなりに優越感ありますけどね」
【2001年、『千と千尋の神隠し』公開】
< 191 >
加蓮「……うーん、これは平均以下な感じかな」モグ
P「どんだけジャンクフード食べればその境地に達するんだよ。
好きにも限度があるだろ?」
加蓮「好きに限度がある?本気で云ってる?」ジッ
P「お、おう……少なくとも食べたことないバーガーが殆どないのはいきすぎだ」
加蓮「…そっ、まぁ体調とかは大丈夫だし」
P「信じてるからな?
…でもさ、あとはほら…体重とか」
加蓮「女の子にそれ云う?」
P「今のは女の子の加蓮じゃなくて、
アイドル加蓮に云ってるからいいんだよ」
加蓮「ダイジョウブ、アナタノソダテタアイドルダヨ」
P「棒読みじゃねーか」
加蓮「あー…でも、ほら。
私って食べた分は大体ココに付くし?」
P「おい!持ち上げんな、バカ。
振る振るしろとも云ってねぇ!」
加蓮「Pさんって、おっぱい好き?」
P「いや、そういう問題じゃなくてだな」
加蓮「あっ、一緒に運動すればいいんじゃない?」
P「いやいやいや…俺がよくないから」
加蓮「ふふっ…私から逃げられるかな?」
【ハンバーガーの日】
< 192 >
レナ「Pさんもなかなかやるじゃない」
P「まぁ、学生の頃はそれこそ何でも試しましたからね。
大学の近くには麻雀もビリヤードもありましたよ」
レナ「ふーん…やり方は誰かにおしえてもらったの?」
P「見よう見真似ですね。
むしろ友人を引き込むタイプでした」
レナ「その習性?治らなかったのね」
P「別に悪いことではないでしょう?」
レナ「そうだけど。
…独学なのね?だから握り方変だったんだ」
P「えっ、なんかおかしかったですか?」
レナ「うん、ええとね…握りがこう……後ろに回って説明していい?」
P「はぁ、どうぞ」
レナ「んーとね、Pさんはキューの握り方がスタンダードよりきついのよ。
だからどうしても小回りのきくショットが出ない」
P「そんなもんですかね」
レナ「握りはこれくらい。いい?」ギュ
P( ふぁ……よく考えなくても利き手側にレナさんがいて密着してるから顔近すぎぃ。
つーか、二の腕に重量感あるモノが載ってるぅ )
レナ「私が上から握ってるからこの状態で打ってみて。
力加減覚えればたぶんもっと上手くなるから」
P「……」コツッ
ボール< ミス!
レナ「あらら…やり直しね…ふふっ」
P( わかってやってんだろ…。
集中できねぇよ )
【ビリヤードの日】
< 193 >
P「誕生日おめでとう、薫」
薫「せんせぇ、ありがとっ!」
P「でも、ごめんな?
薫が喜ぶものがわからなくてさ」
薫「んーん!かおるはせんせぇと一緒にお買い物するのすっごい楽しみだよ!」
P「ありがとう。俺も楽しみだよ」
薫「ねっ!手ぇつなごっ?」
P「あー…んー…まぁ…いいかな」
薫「やった!」ギュ
P( 大丈夫だよな?な?今日の午後は薫の両親含めてパーティだからな。
…よし、大丈夫だ、うん )
薫「えへへ…かおるたちカップルに見えるかな?」
P「ど、どうかなーあははは。
よし、そろそろ行こっか」ギュ
P( 洒落になんねぇよ、畜生 )
薫「せっんせぇとおっかいーものー♪ 」
【龍崎薫、誕生日】
< 194 >
P「おめでと、海」
海「うん、ありがと」
P「でもよかったのか?事務所でやってもよかったのに」
海「気持ちは嬉しいんだけどさ、
自分の誕生日は寛ぎたかったんだ。
弟たちの分で騒いでるから」
P「そっか。
でも俺がいてもいいのかって」
海「もちろん。Pさんていると尚更寛げるっていうか…。
甘える相手がいると…うん」
P「お、おう…。
じゃあ、はい、ケーキ」スッ
海「えっと…あ、あーん?」
P「遠慮せずにほら」
海「…むぐ」
P「普通のケーキだけどな。
結構美味そうだ」
海「んくん…うん、美味しいけど。
唐突なのはやめてよね」
P「ははは、気をつけるよ」
海「前も唐突にウィンドサーフィンの仕事持ってきたよね?
まさか、海外で乗れるとは思わなかった」
P「サプライズ派なんだよ、うん」
海「…の割に自分もサプライズとかアクシデントに弱いくせに」
P「ん?そうか?」
海「うふふ…えーい!」
P「うおっ…」ドサッ
海「女の子の部屋に一人でくるなんて、
そーいうことでしょー?」
P「いや、ちげーから。
それたぶん俺のセリフ!」
海「とりあえずケーキだよ!
ほら、あーん」スッ
P「いや、そんな口入らなむごわぁ」
【杉坂海、誕生日】
今のところ20日分までで102日書いたことになります
365日が目標ですが、
まだ三分の一に満たなかったんですねぇ…
二十日は他に日野晃博の誕生日であり、
ワルキューレ作戦で知られる、
七月二十日事件の日やTシャツの日でもあります
< 195 >
P「麻理菜さんって老後にどこで暮らそうかとか考えてますか?」
麻理菜「えーっと…それは遠回しに歳のことを云ってるのかな?」
P「は?…いや、そういう意味じゃなくてですね。
最近、昔読んだ本を読み返してたらふと思ったわけですよ」
麻理菜「ふーん…例えば?」
P「『老人と海』とかですね。
ヘミングウェイとかもそうですけど、
海に近い人は悠々自適な余生を送るイメージがあるんですよ」
麻理菜「そっかぁ…もう、お婆さんだからやめろって云われるのかと思っちゃった」
P「まさか。
そのときは俺もやめてますよ」
麻理菜「へぇ…?
…でも、そうね…海辺に家を買って、
なんてのはやっぱり夢よね」
P「それじゃあ、故郷に帰るのはたまにになりますね」
麻理菜「別に私の故郷じゃなければ帰れるかもしれないけどね」
P「?」
麻理菜「それで猫とかいれば最高ね。
大型犬とかでもいいかもしれない」
P「はぁ…ヘミングウェイは六足の猫を世話してたらしいですね」
麻理菜「そうなんだ?
ま、でも今はやっぱり考えられないかな、将来のこと。
今が楽しいから」
P「そうですね。
俺もまだまだ目先のことで手一杯です」
麻理菜「でも…そんな未来を掴めるように引っ張っていってよね?
期待してるんだから!Pくん?」
P「ええ、もちろんですよ」
【1899年、ヘミングウェイ誕生】
二十一日は他に奇兵隊結成の日であり、
インセクター羽蛾の誕生日でもあるそうです
語呂合わせ的にオナ…アレの日というのもチラホラ
< 196 >
夏美「ナッツねぇ…別に嫌いではないけれど」
P「ま、パッケージとメーカーのHPに載るだけだし。
嫌いでも構わないんだけどな」
夏美「そういうことじゃなくて」
P「?」
夏美「もしかして…私の名前とかけてるの?」
P「えっ」
夏美「えっ」
P「……」
夏美「え、違うの?全然関係ない?」
P「今回の商品って最近就航した便とのコラボで、
空と同じ味が部屋で食べられるって、
キャッチフレーズなんですよね」
夏美「で、でもほら!メーカー側が」
P「俺が売り込んだ企画なんですよねぇ」
夏美「……」カァァ…
P「さすがに25歳児みたいな考え方で仕事取ってきたりはしませんよ、夏美さん」
夏美「…ええ、そうよね…うん。
久々にこれは」
P「ま、夏美さんにも可愛らしいとかろがあって嬉しいですよ。
あんまり隙見せてくれませんから」
夏美「こ、こんなとこ見られても!
…まぁ、Pさんの恥ずかしいとこも知ってるから?」
P「ばらさないでくださいよ?
…で、まぁ撮影は来週からでですねーー」
P( 真っ先に25歳児が反応してきたのは内緒である )
【ナッツ日】
< 197 >
心「はあぁぁぁ…つっかれたー…」グデ-ン
P「それでいいのか、アイドル」
心「皆祝ってくれるのはいいんだけどぉ、
元気ありすぎ☆」
P「今日は特にティーンばっか残ってる日だったしなぁ。
パッション多めだったし」
心「はぁとにも限界ってものがあるの」
P「そうっすか。
…車回してきたから帰りますよ佐藤さん」
心「ちょー…もう、やめてよね。
はぁとって呼んで…呼べ☆」
P「覇気がないなぁ。
ほら、とりあえず車まで」グイッ
心「やめっ!急に動いたらこ、腰が」
P「……」
心「……」
P「…済みません」
心「いや、そんな素で…。
…仕方ないなぁ…それ!シュガシュガ☆」スッ
P「そんなんで元気出んのかよ」
心「プロデューサーにもわけてあげよっか♪ 」
P「いらん、ほら車いくぞ」
心「はいはーい。今日くらい優しくしてくれてもいいのにねー」
P「……してるだろ。
それに今夜はまだ終わってねーよ」
心「ドライブにでも連れてってくれるのかな?
はぁと楽しみ☆」
P( 誕生日に変に落ち込まないあたり大人物だよな。
いや、割とマジで )
【佐藤心、誕生日】
今週はきついので7月25日分まで今から更新します
25日の夜にまた再開します
二十二日は他に八王子通り魔事件が発生した日であり、
2013年に連合王国のジョージ・オブ・ケンブリッジ王子が誕生した日でもあります
記念日としては下駄の日
< 198 >
若葉「むぅ……」
ガチャ、バタン
P「ただいまですー。
…どうした若葉。難しい顔して」
若葉「はわっ…私、そんな顔してましたか~?」
P「まぁ、割と。
眉間に皺寄っちゃって」
若葉「これを飲み切れるかどうか考えてたんですぅ~」
P「ん?あぁ、コーヒーね。
なんでまた」
若葉「最近読んだ小説によくコーヒーを飲む人が出てきたんです。
それが渋くてカッコよくて」
P「中二病かなんか…ってのは違うか。
別にコーヒー飲めたから大人ってわけじゃないぞ」
若葉「でもですねぇ~…やっぱり憧れが」
P「つーか、何読んだんだ?
それによるぞ」
若葉「レイモンド・チャンドラーの『さら」
P「無理だ、やめとけ」
若葉「えっ、酷くないですか~?」
P「人間向き不向きがあるんだよ。
それは明らかに若葉には不向きだ。
それより、料理とかしようぜ」
若葉「お料理…ですか~。
それもいいかも」
P「確実にこっちの方がいいぞ。
ここには沢山手本がいるしな」
P( フィリップ・マーロウなアイドルとか誰と…いや、イケるか? )
【1888年、レイモンド・チャンドラー誕生】
< 199 >
P「文香」
文香「はい、なんでしょう?」クル
P「手紙とか書かないか?」
文香「手紙……ですか。
暑中見舞いなど節目には書きますね。
実家や叔父くらいなものですが」
P「じゃあ、便箋いらないか?
実家の俺の私物を整理してたら見つかったらしくてさ。
親が送ってきたんだ」スッ
文香「いいんですか?
上質な紙のようですが。
……Pさんは、手紙を書かない?」
P「まぁ、大体は仕事関係だからな。
プリンタで印刷してコメント書くくらいだよ」
文香「では…ありがたくもらっておきますね。
紙は……なんとも云えない匂いがします」
P「本とはまた違った匂いだよな。
…和便箋なんてどこで見つけてきたんだか」
文香「あの…Pさんに書いてもいいですか?
もらってばかりというのも…」
P「俺に?まぁ、いいよ」
文香「言葉には表せないことも……手紙ならきっと落ち着いて伝えられると、思うのです」
P「そっか。まぁ、期待しとくよ。
じゃあ、仕事行くかーっと」
文香「……でも、いつかは…必ず言葉で」
【ふみの日/文月ふみの日】
< 200 >
夏美「Pさんオススメのカフェ、
なかなかいいわね」
P「でしょ?夏美さんが店内にいても騒ぎが起きないくらいには奥まったところにある。
休日もたまに来てるんですよ」
夏美「へぇ…じゃあ、ここに来ればPさんに会えるかもしれないんだ」
P「かも、ですけどね。
料理は口に合いましたか?」
夏美「もちろん。雰囲気も味も最高。
ケーキまでくるんだっけ?」
P「ええ…あ、きたみたいですよ」
スタッフ「こちら、お誕生日ケーキでございます」コトッ
夏美「えっ、嘘っ…」
ケーキ『Happy Birth Day Natsumi』
P「予約すればこんなサービスもしてくれるんですよ。
どうです?もっと、気に入ったでしょう?」
夏美「え、ええそうね。
ちょっとPさんカッコよすぎじゃない?」
P「そうですか?じゃないと夏美さんに釣り合わない気がして」
夏美「……これはまだまだ自分を磨かなきゃならないわね。
Pさんの隣に立つために」
P「ま、今日くらいは忘れていてください。
今日は俺が貴女ね前に立って手を引く日ですから。
……いつもやってるとは云わないでくださいよ?」
夏美「……そうね。
Pさんのエスコート楽しみにしてる」
P「とりあえずケーキですね。
あーん…しますか?」
夏美「ふふっ…どうしようかしら?」
【相馬夏美、誕生日】
節目の200番目は夏美さんでした
CAっていそうでいないキャラな気がします
二十三日は他に山岡鉄舟やダニエル・ラドクリフの誕生日であり、
イチローがヤンキースへ電撃移籍した日でもあります
< 201 >
時子「まったく…わかっちゃいないわね」
P「とか云いながら割と楽しんでるだろ」
時子「アァン?その口から何か垂れ流すのは私の許可を得てからにしてくれる?」
P「いや、そんな涎じゃねーんだからさ」
時子「フンッ、ようやく私の椅子を卒業した程度で生意気ね」
P「あれの所為でスーツの膝破れたんだからな」
時子「それ以上に貴方の懐も暖まったでしょう?
私のお・か・げでね」
P「まぁ、そうだが。
それにしても意外だな。
時子って本なんて読まないと思ってたよ」
時子「私は尊敬する人物は尊敬するのよ。
単に貴方たちがあまりにも愚かだからそういう対象じゃないだけで」
P「俺も学生の頃読んだなぁ、谷崎。
確かに時子みたいな人も出てくるっちゃ出てくるか」
時子「むしろ貴方のような人間でしょう?
というか、私の言葉を無視とはいい度胸ね」
P「いや…はい、愚かですとでも云えばいいのかよ」
時子「そうよ。また、椅子になって立場をわからせる必要があるようね」
P「……もう、勘弁してくれ」
P( 割と楽しかったけどな。
うん…尻の感触とか )
時子「へぇ…?私…知ってるのよ?色々と」
P「…は?」
時子「ふふっ…楽しみね」
【1886年、谷崎潤一郎誕生】
二十四日は他に日本でアナログ放送が終了した日であり、
マチュ・ピチュが発見された日でもあるそうです
< 202 >
P「な、なぁ法子」
法子「はい?」
P「きゅ、休憩の差し入れだが、かき氷でい、いいか?」
法子「はぁ…いいですけど。
どうかしたんですか?」
P「いや、スタッフさんにもらったから持ってきたんだけどさ。
ドーナツ以外でもよかったかと」
法子「むっ…あたし別にドーナツないと死んじゃうとかないからね?」
P( いや、それは疑わしい )
P「いやぁ…そうだよな、ははは」
法子「ドーナツはね特別なものなんだよ。
いつも食べてもいいけど、
時には他のものも食べてみる。
そして、次にドーナツを食べたときのあの気持ちといったらっ!」
P「お、おう…。
あ、かき氷溶けちゃうぞ」
法子「おおっと、それはまずい。
…んーっ…プールの仕事にかき氷なんて最高だねっ」
P「俺はスーツだけどな」
法子「あははっ、プロデューサー浮いてるねぇ」
P「仕方ないだろ。
そんなこと云うんなら帰りにドーナツ買わねーぞ」
法子「そ、そんな…あたしに死ねって…云うんだ」
P「いや、冗談だよ冗談」
法子「だ、だよね?プロデューサーが鬼畜じゃなくて安心だよぉ」シャリシャリ
P( ドーナツないと死ぬんじゃねーか。
どーなっつんだよまったく )
法子「むむっ…今ドーナツを侮辱しなかった?」
P「」
【かき氷の日】
< 203 >
P「プレゼントだ、藍子。
事務所のみんなでつくったんだぜ?」
藍子「え?わわっ!アルバム、ですよね?」
P「ああ、デコレーションから材質まで拘った一品物ってやつだ。
俺が写真も何枚か入れといた」
藍子「えっ…これデビューライヴのときの?しかも舞台袖。
こんなの撮ってたんですか?」
P「藍子のスタートだからな。
やっぱ形に残しときたいなと思って」
藍子「Pさん……」ウル
P「ま、殆ど空だからな。
できれば皆でも撮ってやってくれ」
藍子「Pさんも…みんなも…優しすぎます」ポロポロ
P「ん?おおう…泣くなよ藍子。
そんな、泣くことか?」
藍子「だって、私、私…なんでも遅いからっ…。
みんなとずれてるんじゃないかって」ポロポロ
P「そんなことないさ。
みんな藍子のことを仲間だと思ってるはずだよ。
じゃなきゃこんなものつくらないだろ?」
藍子「はい…そう、ですね…。
私、嬉しくて泣いたのなんて、初めてです…」グス
P「今、俺と二人で撮ろうと思ってたんだけどなぁ。
ちょっと撮れないよなぁ」
藍子「ちょ、ちょっと待ってくれますか?
す、すぐ大丈夫になりますから」
P「時間はあるし大丈夫だ。
ゆっくりしときなよ。
…ま、喜んでくれたようでよかった」
藍子「こんなの喜ばないわけないじゃないですかぁ…。
こんな…こんな…あぁ、また」ポロポロ
P「ははは…ほらハンカチ」
P( そのあと彼女と撮った写真は結局、
涙の痕が残ったままだった。
それでも…その藍子の笑顔は俺が見た中で最高の笑顔だったと思うのだ )
【高森藍子、誕生日】
法子ちゃんの他にかき氷持ってる子いましたかね?
魔のかき氷ではなく
二十五日は他にプリンツィープの誕生日であり、
世界初の試験管ベイビーである、
ルイーズ・ブラウン誕生の日でもあります
< 204 >
P「なぁ、SFって好きか?」
晶葉「SF?まぁ、それなりには好きだよ。
眉唾なものであればあるほどロマンがあるとも思う」
P「なんか意外だな。
別に科学信者だとは思ってないけど」
晶葉「練りに練った設定があるとする。
ケチをつけるのもそれはそれで一つの楽しみだよ。
だが、その人間が考えた将来のうちでもかなり先鋭的でプリミティブな部分だろ」
P「そうだな。
普段は人に見せない部分だろう」
晶葉「技術は人間の核とも云っていい。
だから、人間の根源に触れることは夢そのものだと思うんだ」
P「そっか。
今度さ、SF映画の吹き替えの仕事があるんだ」
晶葉「だから、か」
P「吹き替えと、
現代の技術について対談があるんだ。SF作家代表とのな」
晶葉「14の小娘にか?」
P「向こうは14歳らしさを求めてるってことなんじゃないかな。
できるならムキになってほしいみたいな」
晶葉「……私は天才だ」
P「知ってる。
14歳らしさ、なら他の子を推すさ。
晶葉を選んだ理由……わかるだろ?」
晶葉「ふふっ…わかってるP。
無駄なことはさせないって。
期待しておけ」
P「ああ、頼んだぜ?博士」
【1894年、オルダス・ハクスリー誕生】
26日は所により酷暑日が予想されています
十分にお気をつけください
二十六日は他に『古事記伝』が完成した日であり、
ユングやバーナード・ショーが誕生した日でもあります
< 205 >
拓海「よっと…これで全部か?」
P「おう、悪いな。
事務所で海に来るなんて思わなかったからさ」
拓海「ああ、構わねぇよ。
スイカくらい単車押すのに比べたらなんでもねぇ」
P「いや、両脇にスイカ挟んで持ち運べるアイドルはそういないと思うが」
拓海「あァ?なんか文句でもあんのかよ」
P「いや、全くないぞ。うん」
P( ビキニの両サイドから押さえつけてるわけだからな。
汗が滴るのと合わせて非常に楽しい )
P「スイカが四つ並んでる光景なんて滅多にぶほあっ」
拓海「おい、P……それが目的か?おう」ギチギチ
P「へッ…ヘッドルォックわぁ…やめてくれぇ…こ、こきゅう」
P( でも、スイカが…くへへ )
拓海「はっ…目当てのモノは楽しいかよ。
ほらよっ!」ギュウッ
P「おご…悪かっ…悪かったから。
ギブギブッ」
拓海「ったく。遊びなのに水着指定されるから何かと思ったら。
案の定かよ」
P「いやぁ…フリルない水着の拓海も見たいじゃん?」
拓海「じゃん?じゃねーよ。
明らか面積が減ってるじゃねーか」
P「……中身がおっきくなったからそう見えるんじゃないか?」
拓海「あ?スイカじゃなくてテメェのを割ってやろうか?
今なら特別に“ 手でして ”やるぜ」
P「おう、勘弁してくれ。
さっ、他の荷物取ってこないとなーあははは」
拓海「チッ…まぁ、仕方ねぇから許してやるよ」
P「おーい拓海ー!来てくれよ!
まだまだスイカ沢山あるんだからな」
拓海「わぁーたよ!ったく…」
P( 俺が先を行けば拓海は急ぐ!
急ぐなら走る!
ふははは!俺の勝ちだ拓海ィ )
【スイカの日】
< 206 >
美波「やっぱり…Pさん呼んでよかったです」
P「うん、俺も楽しかったよ。
弟くんとも仲良くなれたしな」
美波「パパたちも楽しかったって云ってましたよ?」
P「そっか。でも、悪いな。
ホームパーティの後にライヴなんて入れちゃって」
美波「いえ…ファンの皆さんも祝いに来てくれるんですから。
むしろ、精一杯返したいです」
P「にしても…これで酒が飲めるのか」
美波「イイところ、連れて行ってくれますか?」
P「もちろん。なんなら今夜打ち上げ代わりにでも行こうか?
丁度明日はオフだしな」
美波「ふふっ…一気にオトナになっちゃう日ですね」
P( まぁ、元からそんな雰囲気なような気もするけどな )
美波「それにしても…暑いですね…はふ」パタパタ
P「クーラー上げすぎても身体に悪いしな…アイスかなんか買いに行くかな」
美波「汗がびっしょり…Tシャツも張り付いちゃって。
私……溶けちゃいそうです」
P「……」
P( 別に露出が高いわけじゃないんだけどなぁ。
なんでこう……エロいんだ? )
P「……やっぱり、アイス買いに行く前にトイレ行くかな」スタスタ
美波「まだ時間はありますよ……ふふ」
【新田美波、誕生日】
二十七日は他にテルミドールのクーデタが発生した日であり、
岩崎恭子がメダルを獲得した日でもあります
また、ベルヌーイや空海が誕生した日
< 207 >
早苗「うげぇ……きもちわるーい」グテ-
P「まったく…早苗さんもいい大人でしょう。
死にたくなるほどの二日酔いになるまで飲まないでください」
早苗「うーん…二重の意味で頭が痛い…」
P「大体ですね、俺の部屋に来たのも忘れてるってどういうことです。
あまつさえ深夜に酔っ払いを収容した善人を締め上げるなんて」
早苗「あはは…ほんとごめんね。
てっきり連れ込まれて食べられちゃったのかと思って」
P「食べたのはそっちの方でしょうが。
他人の朝食綺麗に平らげて」
早苗「うんうん、P君いいお嫁さんになるよねぇ。
胃に染み渡るお味噌汁なんて素人にはつくれないよ」
P「そりゃ、早苗さんたちが無茶振りしてきますからね。
慣れましたよ。はい、お茶です」
早苗「ありがとー…んぐ」コトッ
P「……休肝日つくらないと本格的にやばいですよ。
今回はオフでしたから仕事に問題はありませんでしたけどね」
早苗「アイドルのやることじゃないわね…。
P君がもらってくれればなぁ。
お酒も減るのになぁ…」チラッ
P「……露骨な視線には負けませんよ。
俺はまだ業界で鼻つまみ者にはされたくないですから」
P(つーか、それって結局アイドルやめてるじゃねーか )
早苗「帰ってきてあたしがいる生活に憧れない?
あーんなこともこーんなこともできるよ?
なんなら婦警コスでプレ」
P「あんたそれでも元公僕かよ!
憧れとかじゃねーんだよ、畜生!」
早苗「いやー…元だし?」
P「はぁ……ま、別に憧れないとは云いませんよ。
ただ、俺はもう少し貴女と仕事がしたいんです」
早苗「もう少し、ね。
この歳で制服プレイとかもできるのって貴重だよ?」
P「……貴女まだ酔ってません?」
P( この人こんなキャラだったか? )
【世界肝炎デー】
リアルで「空気で構わんがな」
なんていわれたら相当凹むでしょうね…
二十八日は他にフォイエルバッハやビアトリクス・ポターの誕生日です
なにわの日でもあります
< 208 >
ケイト「……oh……ブライダル、ですカ?」
P「まぁ…うん。割と定期的にくるんだよね、この仕事。
今回は英国と日本のハーフのデザイナーだから、
ケイトが指名されたんじゃないかなって思ってるけど」
ケイト「……日本ではケッコン前にドレスを着ると、
婚期が遅れるんだとカ」
P「いや、大丈夫じゃないか?
ケイトなら引く手数多だよ、うん」
ケイト「そんな無責任ナ…」
P「どうする?別に避けられないわけじゃないけど」
ケイト「イエ…もらった仕事はこなすのが日本人だと聞きましタ。
えーと…これを日本のコトワザで…」
P「郷に入りては郷に従え?」
ケイト「ソウッ!ソレネ」
P「じゃあ、オッケーでことで伝えとくよ」
ケイト「OK…まぁ、いざとなればプロデューサーが…」
P「んん…?」
ケイト「プロデューサーには一つ知っておいてもらいたいネ。
引く手数多と自分が欲しい人は必ずしも一致しないっテ」
P「お、おう…覚えとくよ…はははっ…」
ケイト「フフッ…忘れていたら…わかってますネ?」
【1981年、チャールズとダイアナが結婚】
二十九日は他にエトワール凱旋門が完成した日であり、
NASAが設立された日てもあります
< 209 >
ブロロロロロロ……
莉嘉「Pくんもやるねぇ。
これはアタシも女の子としてお返ししてあげなきゃかな☆」
P「今日は莉嘉の日だからな。
そんなこと考えなくていいぞ」
莉嘉「まぁまぁ、アタシがしてあげたいんだからいーの!」
P「んん…そうかな」
莉嘉「アタシのお眼鏡?に叶うプレゼントくれたんだから自慢できるよ?
さすがアタシのプロデューサーだよねっ!」
P「おう…いや、そう云われると嬉しいよ」
莉嘉「んふふー、アタシが嬉しいならPくんも楽しいはずだもんね」
P「そうだな。ん、家着いたぞ。
今日一日俺も楽しかったよ。
莉嘉と色んなとこ行けてさ」
莉嘉「そっか。トーゼン、アタシも楽しかったよ☆
ね、ちょっとこっち寄って?」
P「ん?」スッ
莉嘉「オ・カ・エ・シ☆」チュッ
P「ふぇ…?」
莉嘉「今日はほっぺにしとくけどいてかはクチビルにしてあげるから☆
楽しみにしててねっ」
ガチャ、バタン
P「お、おう…期待してる、ぜ?」
P( ……果たして姉は同じことを思いつくだろうか )
P「……今は13歳にときめいても仕方ないよな、うん」
【城ヶ崎莉嘉、誕生日】
三十日は他に『モスラ』が公開された日であり、
立原道造やジャン・レノが誕生した日でもあります
< 210 >
ありす「今日で……また一つ夢に近付きました」
P「夢?今日パーティと収録以外なんかあったか?」
ありす「パーティ…というか私の誕生日でしたから。
あと、数年で……ね?Pさん」
P「お、おう…」
ありす「それは夢で、だけど私は現実に生きています。
だから、もちろん努力はしますけど。
でも、期待ぐらいはしてもいいと思うんです」
P「なんか難しいこと云ってるなぁ」
ありす「一つ階段を登ったわけですからね。
らしくない、なんてすぐに云えなくなりますよ」
P「いや、別に年不相応とは思ってないよ。
ありすみたいな子は沢山いるさ」
ありす「む……それはそれでイヤですね」
P「ん?」
ありす「どこの世界に『どこにでもいるタイプだよな』、
なんて云われて喜ぶ女の子がいますか。
Pさんはやはりどこか抜けてますね」
P「そんなつもりじゃなかったんだけどな。
うん、悪かったよ」
ありす「……別に気にしてませんけどね。
“ まだ ”だって知ってますし」
P「お、おお?」
ありす「ただ…Pさんが待ってくれるってのは信じてますからね?
裏切ったり…しないでくださいね?」
【橘ありす、誕生日】
三十一日は他に781年、富士山が噴火した日であり、
柳田國男や糸井嘉男の誕生日でもあります
< 211 >
愛海「な、なんで…?
今日なら許されると思ったのに…」
P( 誕生日記念におっぱい揉ませろとか意味わかんねぇ。
愛海はマジで師匠だよ )
P「早苗さんがそんなん許すかよ。
喜々として締め上げてたじゃねーか」
愛海「今日なら…今日ならイケると思って楽しみにしてたんだけどなぁ…うぅ」
P「いや、見通し甘すぎんだろ…。
まだ、早苗さんを堕として引きずり込む方が可能性あるぐらいだ」
愛海「あのね、何度か云ったけど違うんだよ。
あたしはね」
P「柔らかい部分、だろ?
可能性の話だよ」
愛海「……あたしだって好きなのは男の人なんだからね」ボソッ
P「おい、聞こえてるぞ。
アイドルがそんな発言すんな」
愛海「あーあー聞こえないなー。
いっそプロデューサーので満足できるようになろうかなぁ」
P「アブノーマルレベル上がってんじゃねえか…」
愛海「うひひっ…プロデューサーもいいかもよ?
あたしのテクでしかイケな」
P「おーっと!ア・イ・ド・ル!」
愛海「あたしたち二人しかいない事務所なんだしさぁ…」
P「女の子としてもだな…。
大体、俺は書類整理中だ」
愛海「……」ソロ-ッ
P「…ん?ひぇっ、やめろ愛海ぃ!」
愛海「ほれほれー、あたし誕生日を機に転向しよっかなー」
P「ひぃぃぃ…引きずり込むな!はぅっ!」
【棟方愛海、誕生日】
< 212 >
シュ……スパッ
渚「よっし!スリーポイントッ!」
P「おーう…さすがっすねキャプテン」
渚「ま、私は元々こっち側だったしね。
これでも仕事ばっかやってるから少し鈍ったんだよ」
P「そっか…そうだよな」
P( 俺が連れ出したんだもんな、うん )
P「それにしても1on1がやりたいんだなんて変わってないか?」
渚「やっぱ私といったらこれしかないからさ。
一度でいいからプロデューサーとやってみたかったんだ」
P「バスケなんて高校の体育以来のおっさんにはきつかったよ」
渚「って云う割にはイイ動きだったけどねッ」
P「ありがとな。…ほい、スポドリ」スッ
渚「さんきゅッ!んー…やっぱ運動した後は気持ちいいなッ!」ゴクゴク
P( 健康的な誕生日に健康的な渚、か。
いや…不健全な渚って想像できないけど )
渚「じゃ、行こっか。プロデューサーの部屋」
P「ん。なんもないけどな。
ケーキは買ったけど」
渚「私とプロデューサーがいれば…それでいいんだよ」
P「……そうだな」
P( 絶対に不健全じゃないぜ? )
【愛野渚、誕生日】
日付がパイなゴロだったり世界母乳の日だったりします
八月一日は他にユスティニアヌス一世が即位した日であり、
菅原道真やラマルクが誕生した日でもあります
< 213 >
愛結奈「んー…あっつーい…」パタパタ
P「まぁ、仕方ねぇよ。
クーラー下げすぎると、
節約がどうのってちひろさんが云うからな」
愛結奈「プロデューサーはいいのよ、オトコだから。
女は服とかにも気を使わなくちゃいけないから、
薄着すればいいってもんじゃないし」
P「俺だってワイシャツ以外の選択肢がないんだけどな、仕事着みたいなもんだし」
愛結奈「まず君はブラが透けないじゃない?
キャミって割と暑く感じるのよねぇ」
P「そっかぁ…まぁ、透けさせろとは云えないな」
愛結奈「別にプロデューサーに見せつけて遊んでもいいんだけどね。
品がないのは嫌いだし」
P「遊ぶんじゃねぇよ」
愛結奈「精々がショーツくらいなのよね。
Tかせめてタンガタイプなら暑くはないし」
P「フルバックは暑そうだもんな。
いや、男と変わらないような気もするけど」
愛結奈「ちなみに今のワタシは紫の紐」
P「……だからどうしたんだよ」
愛結奈「見たくない?」
P「それどう答えても負けじゃねぇか。
遊ぶならオモチャにしとけ。
俺は人間だ」
愛結奈「オモチャってオト」
P「いや、違うから。そっちの方に持ってくなよ」
愛結奈「正直に云えば見せてあげたのに」
P「……愛結奈にはランジェリーショップ連れてかれた恨みがあるからな。
暫くはいらん」
愛結奈「ふふっ…目線はさっきからフトモモなのに?」
P「…………暑いからだよ」
愛結奈「どんな理由?うふっ…」
【パンツの日】
暑さが尋常じゃないですね…
熱中症などにお気をつけください
二日は他にカンナエの戦いが行われた日であり、
カレーうどんの日や博多人形の日でもあります
< 214 >
菜帆「あら~?じーっと見て、気になりますか~?
Pさんも、食べたいなら素直に云ってくださいよ~。
はい、あ~ん♪ 」スッ
P「んお…おう、あーん…」モグ
菜帆「このケーキ美味しいですよね~。
フルーツが入ってて甘すぎないし」
P「おう…そうだな」
菜帆「それにPさんが探してきてくれたお店のだから、
なおさら美味しいです~」
P「うん、気に入ってくれたらよかったよ。
有名な店のだったら菜帆は食べたことありそうだったし」
菜帆「最高の誕生日です~。
もちろん、今日は泊まっていくんですよね~?ね?」
P「えっ」
菜帆「はい?」
P「いや…そんな…部屋には…」
菜帆「どうしてですかぁ~?
Pさんはなにもしませんよね~?」ズイッ
P「あ、うん…そうだけどさ。
そんなわけには」
菜帆「えぇ~…私、今日は帰ってほしくないなぁ」
P「そんなこと云われてもだな…。
部屋に二人ってのも」
菜帆「Pさんは嫌なんですか~?」ギュッ
P「…なぁ、わかってやってるだろ?なぁ?」
菜帆「なんのことやら~」ムギュ-
P( ピチピチのUネックの時点でそんな気はしてた。
テーブル挟んであーんばっかしてたのも、うん )
菜帆「誕生日だから、ね?」
【海老原菜帆、誕生日】
三日で年末まで150日となります
三日は他にNBAが発足した日であり、
ハチミツの日やハサミの日でもあります
< 215 >
P「うぇへへー…茜と熱くなることしたいなぁ…」ギュウ
茜「プ、プロデューサー!
酔ってますよね?絶対にっ!」
P「茜はしたくない?ねぇねぇ」
茜「私もしたくないと云えば違うというかなんというか!
いやっ、でもですね?
プロデューサーがそんなままではっ」
P「茜も女の子だねぇ、うん。
いや、俺も冗談だよ?
さすがに未成年でかつアイドルに手は出せないし、うん」
茜「な、ならですね?
あのー…手を回すのは、あの…」
P「んー?これくらいはいいじゃん?
茜あったかくて気持ちいいんだよねー」ギュウッ
茜「わ、私もイヤではないですけど…」
P( やっべぇ…誕生日パーティで酒飲んだのがまずかった。
気付いたら茜の部屋でセクハラしてる。
なんか恥ずかしくて云いだせねぇし )
茜「誕生日に…ってのはいいんですけど…。
プロデューサーが…酔ったままってのは…イヤです」
P( かわいいなぁ、んもうっ。
あぁ…なんか色々クラクラしてきた )
P「茜が悪いんだぜ?
普段の熱さと乙女な今のギャップが…可愛すぎんだよ!」
茜「そんなこと耳元で叫ばないでください!
は、恥ずかしいですっ」
P「そういうとこが可愛いいんだよ、はぁ…」ギュウ-
茜「は、はわぁ…私もプロデューサーに酔っちゃいそう…」
【日野茜、誕生日】
日野ちゃんおめでとう!
こんな暑い時期でも暑いといっそ涼し…いでしょうか
四日は他に1914年に比叡が竣工した日であり、
ルイ・ヴィトンや打海文三が誕生した日でもあります
< 216 >
桃華『Pちゃまはわたくしの横に座るの!』
桃華『今夜はわたくしが…傍にいてあげますわ!』
桃華『いい、これからは服装には気を使いなさい?』
P「……母親かッ!」
桃華「はい?突然叫んでどうしたんですの?」
P「あ、ああ…いや、今までの桃華を思い出してな」
桃華「はぁ…それで母親ですか。
わたくし、いつの間に手のかかる子供を持っていましたの?」
P「いやぁ……ははは、済まんな」
桃華「まぁ、それも母親だと思った場合ですわ。
レディの立場からすると、
それぐらいを容れる器量は備えているつもりですし」
P「……レディは膝の上で紅茶を飲まないと思うが」
桃華「それはそれ、これはこれ。
Pちゃまにもわたくしを容れる器量が必要ですわね」
P「お、おう?」
桃華「時には母親のように包み込むこともしますが…。
Pちゃまにも期待しているんですのよ?」
P「むぅ…善処しよう」
桃華「ふふっ…期待、していますわよ?」
【誕生果、黒部西瓜の果物言葉は母性愛】
< 217 >
里美「ほわぁ…さっきのラジオで紹介した石…べっこう飴みたいで甘そうですぅ」
P「…いや、そうか?うーん…」
里美「ということは猫さんの目は甘い…?」
P「いやいやいや…君は何を云っているんだ?」
P( そういや、まんま猫目石とかもあったな… )
里美「えへへぇ…冗談ですよぉ?
でも、Pさんの目は時々舐めてみたくなるかも」
P「えっ」
里美「ほえっ?」
P「いやぁ…随分アブノーマルなんだな…ははは…」
里美「Pさんの瞳は綺麗ですからぁ。
いつも私を見てくれてるおにいちゃんの目ですぅ~」
P「……里美の目ほどじゃないさ」
P( こんな純粋な瞳も珍しいよなぁ。
いや、眼球に欲求感じるような…違うよな )
里美「はわぁ…でも、Pさんなら私の瞳、いいですよぉ?」
P「な、なにが?」
里美「私、結構敏感なんですよぉ?
感じやすい…だと少しえっちぃ…ですけどぉ」
P「お、おう…」
P( ばれてーら。
案外初心じゃないんだな。
…っと思ったけど眼球舐めとかディープ過ぎんだろ… )
里美「Pさんのためならぁ…いいんですよぉ?ふふっ…」
【誕生石、日長石の石言葉は愛・敏感】
日長石は別名、サンストーンキャッツアイ
五日は他に1783年に浅間山が噴火した日であり
1993年にM:tGが発売された日でもあります
< 218 >
奈緒「……」
P「……」
奈緒「なぁ…Pさん」
P「…なんだよ」
奈緒「アタシら何してんだろうな」
P「……カラオケオール?」
奈緒「いや…まぁ、そうなんだけどさ。
ただでさえ二人なのに、
なんで叫ぶのとかキーが高すぎるやつばっかチョイスしたんだ?」
P「奈緒が『アンインストール』とか入れたのが間違いだったんだよ」
奈緒「でも、観たアニメの曲ってすぐ入れたくならないか?」
P「なるけども」
奈緒「PさんだってSee-Sawとか入れてたじゃんか。
男であれはきついんじゃないかな」
P「いやぁ…流れにはノる主義なんだよ」
奈緒「それにしても……顔、近いよ」
P「仕方ないだろ。
声出ないから顔近付けないと聞こえないんだし」
奈緒「……アタシら…何してんだろうな」
P「まぁ……若いってことだよ、うん」
【1965年、梶浦由記誕生】
< 219 >
P「七海ー、今回の仕事は水族館と釣りの仕事だぞー」
七海「わぁ…それは嬉しいのれす~」
P「で、場所は…北海道の小樽か。わかるか?」
七海「わかりますよ~。
水族館のある地域は大体わかるのれす」
P「すげぇな……ってのはいいか。
で、特番なんだけどさ、もう一人のゲストがあの人なんだよ」
七海「あの人?」
P「ほら…ハコフグの人」
七海「なるほろ~…七海の目標の一人れす~」
P「それでだな、あんまりディープすぎる話はしないでほしいんだよ。
七海とあの人しかいないから誰も止める人がいなくてな」
七海「そうれすか~…一割位でいいれすかね~」
P「それがどれくらいかわからんが、頼むぜ?」
七海「……その代わりプロデューサーは一日付き合ってくらさいね~♪ 」
P「えっ」
七海「?」
P( キョトンとすんじゃねーよ。
……かわいい )
P「……仕方ないなぁ……程々ににするんだぞ」
【1975年、さかなクン誕生】
<220 >
かな子「私ってそんなに食べてるイメージなんですかねぇ…」
P( はい。少なくとも甘味は )
P「まぁ、そこまで悪いイメージじゃないしさ。
男は沢山食べる女の子好きだぜ?」
かな子「うーん…そう云いますけど。
私の名前を検索すると……」
P「あー…いや、云い方は悪いけど本当に太ましかったら、
もっと酷い言葉が並ぶと思う。
かな子のはアイドルらしいレベルのだと思うけど」
かな子「最近は消えたみたいですけど、
一時期は“ ハム ”とかありましたからね…はぁ」
P「俺は好きなんだけどなぁ…やっぱ気になるか?」
かな子「ええ…お仕事続けていくならスタイル絞らなきゃいけないのかなーっ…とか」
P「まぁ、なんとも云えないんだよなぁ。
かな子自身の気の持ちようとしか。
あと、絞らせないからな」
かな子「結構辛いんですよ?
痩せすぎず太りすぎずって。
気付いたら最近は減るんですからね?」
P「仕事もハードだし運動量あるもんな。
…よし、じゃあスイパラでも行くか。
食って忘れようぜ、うん」
かな子「そう、ですね。
応援してくれるファンのことを信じればいいんですよね。
もちろん、Pさんも」
P「ああ…じゃ、行くか」
P( かな子が俺の倍以上食べたことは秘密である。
かな子が幸せそうならいいのだ。
……たとえ明日のトレーニングで泣を見ても )
【ハムの日】
さかなクンさん位何かを極めたいものです
六日は他に広島へ原爆が投下された日であり、
A・テニスンや第十二代の市川團十郎が誕生した日でもあります
< 221 >
P「ココナッツって甘すぎず美味いよな」ズズ-ッ
風香「夏だなーって思いますねー」ズズ-ッ
P「まさか撮影で使ったココナッツを貰えるとはなー」
風香「それを何事もなく処理して楽しんでるこの事務所は一体…」
P「色んなのがいるからわなぁ」ズズ-
風香「それにしても暑いですねー」パタパタ
P( ノースリーブワンピだから風香のココナッツががが… )
風香「ん……蒸れてる……」
P( 胸とカップの間か。
……風香のココナッツミルク…むむっ )
風香「すみません、見苦しくて」パタパタ
P「そんなことはねぇ!むしろ飲ませてくださいっ!」
風香「…飲む?」
P「あ、いや…忘れてくれ。
俺も暑さで頭がな…ははは」
【誕生果、ダブルココナッツの花言葉は熟した愛】
< 222 >
拓海「オイッ…云ったじゃねぇかよ。
変なとこ触んなってよぉ!」
P「い、いや…仕方ねーだろ。
単車なんて普段乗らないし。
怖くて掴んじゃったんだよ…」
拓海「それでもよォ…こう…鷲掴みってのはやりすぎなんじゃねぇのかよ」
P「本当悪かったとは思ってるよ。
折角誕生日のお返しに乗せてくれたのに」
拓海「……場所考えろってことだよ」ボソッ
P「ん?」
拓海「なんでもねぇよ。
……単車乗ってるときは危ねぇからやめろよな。
ほら、乗れよ。まだまだ行くからな」
P「おう、気を付けるよ」
P( やべぇ…意識して緊張する。
手にまだ感触残ってるし )
拓海「ただ、手はしっかり回せよな。
離れたら不安になるんだからよ」
P「お、おう…じゃ、失礼して」ギュ
拓海「……それ以上上げるなよ?
わかってるよな?」
【向井拓海、誕生日】
>>1の地元では八月七日が月遅れの七夕にあたります
七日は他に1977年、有珠山が噴火した日であり
マタ・ハリや司馬遼太郎が誕生した日でもあります
< 223 >
ブロロロロロ……ガタッ
P「今日はお疲れ様でした。
自分が主役とはいえ関係者との会食なんて退屈だったでしょう?」
真奈美「いや?中々に面白いものを見ることができたよ」
P「そうですか?まぁ、楽しんだ分には構いませんけどね」
真奈美「しかし…ドレスコードのある場でのエスコートなんて、
いつの間に覚えたんだ?
可愛いらしい君が見られると思っていたんだがね」
P「俺だって恥ずかしい姿は見せたくないですから。
それに真奈美さんもパートナーが情けないのは嫌でしょう」
真奈美「そうだね。確かに私も君に無意識に求めていたかもしれない」
P「無意識、ですか。
これからも気が抜けませんねぇ」
真奈美「ふふっ…そうかい?
よし…まだ、宵の口だし私の部屋に招待しよう。
頑張った君には報酬が必要だ」
P「……駐車は地下ですか?」
真奈美「ああ、来客用のスペースがあるはずだ」
P「でも、俺ばかり貰っても悪い気がします」
真奈美「なに、君には普段から貰っているさ。
それに……」
P「はい?」
真奈美「今夜はまだ始まったばかりだからな」
【木場真奈美、誕生日】
八日は他に和田心臓移植事件が発生した日であり、
フェデラーやP・ディラックの誕生日でもあります
< 224 >
早苗『イヤァァァァ…!もう、イヤァァァァ!』
P『まぁまぁ、すぐにキモチよくなりますよ、はははっ』
早苗『そんなのいらないからぁ…。
もう、許してぇ』
P『へへっ…今までの恨みを、ね』
P「いやぁ……凝ってましたね」
早苗「痛い……身体に力入らないし」
P「早苗さんが泣き叫ぶ姿なんて…。
珍しいもの見ちゃいましたね」
早苗「これは責任取ってもらわないとね。
あんな顔見られちゃったんだもの」
P「飲みにでも行きますか?
俺の奢りで」
早苗「……まぁ、それでいっか。
でも、しばらくは無理ぃ。身体動かない」
P「今こそ完全に無防備…。
なんでもできちゃいますねぇ」
早苗「…えっ」
P「……失言でした」
早苗「もしかしてさっきもそんな気持ちで…?
大臀筋のマッサージなんて際どいどころじゃないじゃない!」スッ
P「ちょっ…立ってんじゃねーか!
おい、何をするきさまーっ!」
早苗「P君にも体感してもらおうかなーって。
ふふふ…まずは肩甲骨ねっ」
P「馬乗りはいいのかよ、おいぐへぇっ!」
【はり・きゅう・マッサージの日】
九日は他に長崎に原爆が投下された日であり、
アボガドロやホイットニー・ヒューストンが誕生した日でもあります
< 225 >
響子「Pさーん、花火始まるみたいですよー?」
P「うん…お、中々いいとこだな。
こんな林の中からも見えるんだな」
響子「友達におしえてもらったんです。
邪魔されずに綺麗に見えるって」
P「そっか。
人混みの中ってのも夏祭りらしいけどな」
響子「そうですけど……今はPさんと居たかったんです」
P「……うん、始まるみたいだよ、花火」
ヒューン…ドンッ
響子「ッ……綺麗ですね」
P「ああ、そうだね。
……今は」
響子「はい?」
P「今はダメなんだ。
響子から受け取るのも、本当は。
それを受け取ったままなのは、
俺の弱さだ…でも」
響子「いい…ですよ」ギュッ
P「ッ……うん、済まない」
響子「でも、今だけ…今だけは。
誕生日ぐらいは、許してください」
P「……誰も、いないしな」
響子「ええ、そうです。
今ここには私とPさんしか、いません」
P「……意識、させんなよ。
俺も腕回したくなるだろ?」
響子「ふふっ…いいんですよ?」
P「今、誘惑に負けたらさ。
もう止まれない気がするんだ」
響子「それは……困りますね。
浴衣、汚せませんから」
P「だから今は、花火を見ていよう。
俺たちだって祝われたいだろ?
花火だって見てもらいたい、はずだから」
響子「…………はい」ギュウ
【五十嵐響子、誕生日】
< 226 >
凛「ありがと、プロデューサー」
P「うん?会ってそうそうなんだよ」
凛「今日は私がもらう日だろうからさ。
感謝くらいは先に云おうと思って」
P「そうか…いや、俺がなにも覚えてなかったらどうすんだよ」
凛「そんなことありえないし。
考える必要ある?」
P「む……まぁ、ないな。
……今日は一日付いてやれないが、わかってるな?」
凛「うん、ソロも加蓮たちの方もいつも通り」
P「で、大体20:00くらいだな。
局まで迎えに行く。
…着るもの持ってきてるよな?」
凛「プロデューサーのデスクに置いといたから。
夜、持ってきて」
P「おう、わかった」
凛「何回目かな、ドレスコードが必要な場所に行くの」
P「さあな。回数が重要じゃない、そうだろ?」
凛「そうだね、うん。
……じゃあ、私は仕事行くよ」
P「ああ、夜は待ってろ」
凛「うん。また、一年の魔法…掛け直してね」
P「俺は魔法使いじゃないけどな。
ま、期待してろ」
凛「ふふっ……それどういう意味?」
P「さぁて…ほら、時間ないぞ」
凛「……夜、期待してるから」
P「おう」
凛「私の期待を初めて裏切るのが今日なんてこと…ないようにね」
ガチャ、バタン
P「……仰せの通りに、お姫様」
【渋谷凛、誕生日】
二人ともおめでとう!
個人的にしぶりんは恋慕と信頼の間くらいの関係が好きです
十日は他にサネッティの誕生日であり、
道の日や健康ハートの日でもあります
< 227 >
雫「うーん…やっぱり海は陽射しを感じますねー」
P「まぁな。グアムは南半球だし」
雫「いえー、グアムは北半球ですよー」
P「え、マジで?
南十字星が見れるのは全部北半球かと思ってたよ」
雫「あっ、昨日はソレを見てたんですかー」
P「あー.…起こしちゃってたか。
気をつけたつもりなんだけど」
雫「いきなり温かみがなくなっちゃいましたからねー。
でも、近くにPさんがいて安心しましたー」
P「そっか…それにしても凄い陽射しだな」
雫「休暇ですからいいですけど撮影だと辛いかもしれないですねー…。
あの、日焼け止め塗ってくれませんか?」
P「……まぁ、いいけどさ」
P( また、登頂するのかな…?
いや、物凄く楽しいんだけどさ、
それで終われるかな……)
雫「それとも……日焼け跡があった方が……好きですか?」
P「いや、塗らせてもらうよ。
割とどちらも捨てがたいけど」
雫「ふふっ…しっかり塗り込んでくださいねー?…………奥の方まで乾かないくらい」
【山の日( 2016年~ ) 】
祝日つくるなら六月の方がいい気がするんですけどねー
十一日は他に紀元前3114年にマヤ暦が始まった日であり、
吉川英治やC・エイクマンの誕生日でもあります
< 228 >
P「や、やっと着いた…」
幸子「Pさんがこんな仕事取ってくるからですよ…」
P「いやぁ…凄いな。
よく、今までダイビングとかやってたよ」
幸子「まぁ、ボクはカワイイですから!」
P「理由に…なってる気がするから困る。
だけどもう太平洋横断なんてしたくねぇ」
幸子「ボク的にはまだ簡単な方でしたけどね。
またやりたいわけじゃないですけど」
P「逞しくなったもんだ。
……とりあえずホテル行こう、うん。
揺れないベッドが恋しい」
幸子「そうですね。
Pさんのせいでフトモモが凝ってる気がします」
P「済まんな、別に放っておいてよかったんだが」
幸子「フフーン!ボクはカワイイ上に慈悲深いですからね。
膝枕くらいは構いませんよ。
別にやってみたかったとかではなく」
P「ふーん…?」
幸子「ま、まぁそれなりに楽しかったのは事実ですよ」
P「いや、何も云ってないが」
幸子「……まったく。相変わらずイジワルですね」
P「幸子はカワイイからな」
幸子「なんでもカワイイって云ってればいいわけじゃないんですよ?」
P「……どんな基準だよ」
【太平洋横断記念日】
十二日は他に君が代記念日であり、
シュレディンガーや徳川家光の誕生日でもあります
< 229 >
千秋「はふっ…」
P「欠伸多いな。眠いか?」
千秋「そうね…それに酔っているのかも。
こんな夜景を貴方と二人で見ている、
この状況に」
P「酒ではなく、ね。俺、部屋に戻ろうか?」
千秋「いいえ…もう少し、もう少し…」
P「じゃあ、もう一杯いいかな。
確か、ジンがまだ…」
千秋「ええ、もちろん。私にも頂戴」
P「ああ、やっぱりあった。
……ほい、一気に呷ったりするなよ」スッ
千秋「……ありがとう。ふふっ…わからないものね。
Pさんと二人きりでお酒を飲むなんて最初は思ってなかった」
P「まぁ、そうだな。
それに予想というか予定されていても困る。
そんな子は危なくてアイドルにさせられない」
千秋「それなら…」
P「うん?」
千秋「それなら、今の私はアイドルには不向きかも。
不純な想いがないとは云えないもの」
P「…………そうか」グイッ
千秋「そんなに勢いよく大丈夫?」
P「弱くはないからな。
それに……今更醜態がどうのっていう関係じゃない」
千秋「ええ、確かに」
P「……部屋、帰らなくてもいいか?」
千秋「……お好きなように」
【函館夜景の日】
十三日は他に第一回バイロイト音楽祭が開催された日であり、
オングストロームやヒッチコックの誕生日でもあります
< 230 >
みく「うにゃーん…PチャンPチャン」ギュ
P「なんだ駄猫。俺は仕事に忙しいんだが」
みく「むむっ…ちょぉーっといただけないにゃあ。
こんなに可愛い猫チャンに抱きつかれた反応じゃないにゃ」
P「アホほど暑いのに毎日抱きつかれれば、そうもなる」
みく「まったく…夜だと構い倒してくる癖に。
気まぐれはみくの専売特許なのににゃあ」
P「いや、誰が決めたんだそれ。
大体、これは気まぐれじゃなくて職業意識ってやつだ」
みく「知らんにゃ、そんなの」
P「……今夜は焼き魚にすっかなぁ」
みく「にゃあ……ちょっとのワガママくらい許してほしいにゃ。
ね?ね?Pチャン?」
P「どうすっかな。とりあえず離してくれたら考えてやる」
みく「それとこれとは別。
みくは今、Pチャンにくっついてたいの」
P「はぁ…猫は気まぐれ、ね」
みく「でも、みくはいつでも撫でられる猫チャンだからね?」
P「うん…そうだな」
みく「……あぁ…なんか暑く…熱くなってきたにゃ」
P「そんなん知るか。俺は仕事するからな。絶対だぞ」
みく「んん……付き合って…ね?」ギュウ
【専売特許の日】
十四日は他に1908年、世界初のミスコンが行われた日であり、
スタンフォード監獄実験が開始された日でもあります
< 231 >
ケイト「ンン…なかなか、イイ味」モグ
P「ま、まぁよかったよ」
P( 明らかな白人さんが和風パフェってのは違和感が凄いな。
いや、特製パフェ自体が違和感だけど )
ケイト「プロデューサーも食べてくださいヨ?
私だけじゃ食べられませんカラ」
P「うん、食べてるよ。
…しっかし、デカイな」
ケイト「前からずっと気になってたのデス。
この、カップルパフェ」
P「…は?」
ケイト「oh……私とカップル、イヤでしたカ?」
P「ん、いやそれはいいんだよ。
…これが、このサイズがカップルサイズ…?」
パフェ< ドーン!
ケイト「ネットではそう書いてありましタ。
ほら、メニューにも」
P「あ、確かに…いや、まぁ食べられないこともないけどさ」
ケイト「フフッ…イイじゃないですカ。
今日はゆったり二人でいると決めたのデス。
はい、アーン」スッ
P「あ、あーん?」カシャッ
ケイト「どうですカ?」
P「ほ?ほ、ほるなひょ」
ケイト「冷たいデショ?それに、いい顔?」
P「むむっ…ああもう…どうせなら一緒に撮ろうぜ。
食べさせあいっこしながらな。
あの、すみませーん」
ケイト「……フフッ」ニコニコ
【ケイト、誕生日】
十五日は他に終戦の日であるとともに、
ナポレオン一世やサンプラザ中野くんが誕生した日でもあります
< 232 >
美波「んー…来週は…」
P「どうした?大学で遊びに行くとか?」
美波「あ、Pさんっ…そうなんですよ。
ラクロスの友達と遊びに行こうかなって」
P「そっかぁ…大学生のうちだけだからな。
仕事もあるけど今のうちに遊んどいてくれよ」
美波「はい、でも合コンとかに呼ばれるのはちょっと困るんですよねぇ」
P( まぁ、高嶺の花ってやつだしなぁ。
俺も大学生のときに知り合いに美波がいたら…やばいなぁ )
P「俺も少し困るな」
美波「ですよね?でも、何度も何度も断りにくくて」
P「ま、なんかあったら云ってくれよ。
しつこく誘われるくらいは許してやってくれ」
美波「……実はPさんも呼ばれてるんですよ?」
P「え、なんで?」
美波「あの、私がちょっと喋りすぎちゃって…」
P「うーん…別に俺は行ってもスキャンダルにはならないしな…」
美波「わ、私が来てほしくないんですっ」
P「えっ…」
美波「あっ、別にPさんに来てほしくないわけではなくて…。
Pさんカッコいいですから」
P「うーん…?ま、まぁ今は仕事あるしな。
でも、なんかあったら絶対云ってくれよ?」
美波「それは、もちろん。
……ただ、女子大生って怖いですからね」
P「美波見てればわかるよ、うん。
末恐ろしい」
美波「…はい?」
【女子大生の日】
十六日は他に経団連が設立された日であり、
J・ラフォルグやガーンズバックが誕生した日でもあります
< 233 >
櫂「こっちこっち!次はイルカショーだよっ!」
P「お、おい…イルカは逃げねぇよ。時間も十分だし」
櫂「そ、そう?
いやー、最近水族館なんて来れなかったからさ、楽しくて」ギュ
P「おう、済まんな。
それはそれとして抱きつくな。
水族館デートとかすっぱ抜かれたら洒落にならない」
櫂「まぁまぁ。帽子も被ってるしさ。
きっと大丈夫だよ」
P「でもなぁ…」
櫂「プロデューサーもデートって認識だったんだ?
なんだかんだ誤魔化すのかと思ってた」
P「いや、そこまで甲斐性無しじゃねぇよ。
……誕生日くらいはな」
櫂「ふぅん?
誕生日だから今日は来てくれたの?」
P「違うとは云えないけどさ…。
そういう言い方はないんじゃないか?」
櫂「うん、ごめんね?
すっごい楽しいからさ。
ちょっと意地悪したくなっちゃった」
P「ふん…ほら、遅れるぞ」グイッ
櫂「きゃっ…もうっ、引っ張りすぎ!」
P「……いっそ、カップルらしい方がばれないかと思ってな」
櫂「ふふっ…そうだね。
まったく、不器用なんだから♪ 」
【西島櫂、誕生日】
< 234 >
P「……プレゼントなんて」
裕美「え?」
P「裕美との最初の誕生日にさ。
“ プレゼントなんてもらえない ”って云われたの思い出した」
裕美「そ、そんなこともあった、かな」
P「これは難しい子だな…ってのが正直な感想だった」
裕美「あのときは…もらえなかったの。
私、贈り物は対等な関係じゃないと意味がないと思うから」
P「別にそんなことはないと思うけどなぁ」
裕美「私が、だから。
あのときPさんにもらっていたらそれは“ 施し ”だった。
そんな関係嫌だもの」
P「……それで、あのときは結局もらってくれなかったからな。
今日はいいんだよな?」
裕美「私に見切りをつけたわけじゃないのなら」
P「そんなことはないが…」
裕美「本当はまだ対等だとは思えないけど…。
さすがに私が私を抑えられないから」
P「ま、これから頑張ってくれ。
俺は待ってるよ」
裕美「そんな安易に云って大丈夫?」
P「ああ、裕美以上の子はいないって断言できる。
……改めて、おめでとう」
裕美「…………ありがと。
絶対に、追いつくから」
【関裕美、誕生日】
十七日は他に2008年の北京五輪で、
M・フェルプスが水泳競技八冠を達成した日であり、
フェルマーや山口多聞が誕生した日でもあります
< 235 >
P「いやぁ…こんなに御馳走になってしまって…。
忙しい時期に大変だったんじゃないのか?」
葵「んーん、プロデューサーはあたしの大事なお客様だから。
ウチの皆も大変だとは思わなかったんじゃないかな?」
P「ふむ…まぁ、料亭の一日ってわからないけどさ。
朝は早いんだろ?
こんな時間まで付き合ってもらっちゃって」
葵「あたしがお酒飲めればね…。
プロデューサーに付き合ってあげられたのに」
P「でも、お酌してもらったし。
それに、葵が飲めてもやっぱり飲んでたと思うね、
あのお父さんの様子だと」
葵「うん、すっごい楽しみにしてたから。
あたしが誕生日に男の人連れてくるって」
P「ふ、ふーん?」
葵「それに…この部屋見て、ね?
わからない?」
P( 箪笥、押入れ、窓、書き物机、ライト、布団が二組み……二組み? )
P「あぁ……なるほどな」
葵「でも、プロデューサーはまだ仕事続けたいんでしょ?
困ったもんだよねー」
P( いや、そんな問題か?
論理の飛躍というかなんというか?
葵は13だっけ?いや、今日誕生日だったんだから… )
葵「眠い?なんか反応もゆっくりだし」
P「…飲んだしなぁ」
葵「ほらほら、着替えて?」スッ
P「う、うーん?」
葵「そういえば、プロデューサーの私服ってあんまり見ないから新鮮だったよ。
もちろん、カッコよかったけど。
あ、これねウチの紋が入ったやつでーー」
P( あぁ……なんか色々とダメな気がする。
明後日の仕事休もっかな。
いやいやいや…… )
葵「じゃ、あたしはこっちで着替えるけ。
……振り向かないでね?」
P「…………はぁ」
【首藤葵、誕生日】
方言はやっぱ難しいです
同じだと思ってもイントネイションが違ったりしますしね…
十八日は他に谷崎潤一郎らによる細君譲渡事件があった日であり、
足利尊氏やA・サリエリが誕生した日でもあります
< 236 >
P「いい風だなぁ」
夏樹「だろ?だから、酒なんて飲まない方がいいって云ったんだよ」
P「そう、だな。いや、歳なのかも。
祝い事には酒って考え方が染み込んでるっつーか」
夏樹「まぁ、気持ちはわからないでもないよ。
でもさ、アタシはまだ付き合えないから」
P「だよな。いや、憑いてきてよかったよ。
海も、星も、山もこんなに綺麗なのは見たことない」
夏樹「アタシ的にはPさんがバイク乗りだったって方が驚いたけどね」
P「そうか?俺は夏樹の趣味が音楽関係じゃなくてツーリングだけって方が意外だけどな」
夏樹「あー…音楽、っていうかロックはアタシそのものだからさ。
Pさんも毎日やってるからって呼吸が趣味だったりはしないだろ?」
P「なるほど。確かに俺も夏樹のプロデュースが趣味ってわけじゃないしな」
夏樹「ッ……おう、いきなりすぎるってアンタ」
P「特別な場所をおしえてもらったささやかなお返しだよ」
夏樹「……無性に掻き鳴らしたい気分だぜ。
こんな、こんな…こんな夜には、アタシは……」
【木村夏樹、誕生日】
十九日は他にココ・シャネルや降旗康男が誕生した日です
また、8月19日の語呂合わせでバイクの日や俳句の日でもあります
< 237 >
杏「……だるー」グデ-
P「おい、なんて格好してんだ。
下着でぐうたらすんじゃねぇよ」
杏「えぇ…ここ杏の部屋だし」
P「曲がりなりにも俺は客だろ。
……まぁ、もてなしには期待してないけどさ」
杏「なんだとー?乙女の柔肌を鑑賞できてるじゃないかー」
P「乙女になってから云え。
大体そんなもてなしは普通じゃねぇ」
杏「ま、いいじゃん。
今年は蚊も少ないらしいし。
楽でいいよねー」
P「いや、そんな少ないか?」
杏「去年はこの部屋大量発生だったし。
今年は全然見ないもん」
P「それ、もしかしなくても俺とかきらりが片付けしてるからだろ。
ゴミに集る蚊とか蝿は別物だ」
杏「現象は変わらないんだし、
同じだと思うけどね。
ま、感謝してるよ」
P「随分と余裕かましてるな…。
ほら、早く着替えてこい、出かけるぞ」
杏「えぇ…なんで仕事以外で外出なくちゃなんないの?
ここは私の安住の地なのにー」
P「安住の地ィ?俺のマンションを勝手に私物化すんじゃねぇよ。
そういや、さっきも“ 杏の部屋 ”とか云ってたし、まったく」
杏「だってプロデューサーがこっち連れてきたんじゃん。
いちいち仕事に連れ出すの面倒だからって」
P「だからといってだな…杏のご両親が来るんだよ。
だから、今日だけは帰れ」
杏「まったく……報酬は弾んでよね」グデ-
P「一歩も動いてないやつが何云ってんだ」
杏「…………ていうか、なんで杏の親もプロデューサーに連絡してるわけ?
私まったく知らなかったんだけど」
P「信用を身に付けるんだな。
…ほら、いーくーぞー」
杏「うえぇ…着替えさせてー…」
【蚊の日】
あっ…憑いて、ってなんですかね…
着いて、でお願いします
二十日は他にラヴクラフトや白川英樹が誕生した日です
また、作家のグレッグ・イーガンの誕生日でもあります
< 238 >
周子「なんかさー、あたしの血が誰かの身体に流れてると思うと妬けない?」
P「…は?唐突になんだよ」
周子「シューコちゃんの趣味はー?」
P「ダーツと……献血だな」
周子「Pさんはさ、大事なモノに対する独占欲とかないワケ?」
P「はぁ…いや、俺が嫌って云ったらやめるのか?」
周子「んーどうかなー。
別に積極的な趣味じゃないしねー。
で、どう?」
P「別に妬かない。
血液にまで周子を感じるほど感受性高くねぇよ」
周子「ふぅん?世の中には好きな人のワイシャツの匂いに、
執着する人もいるって聞いたんだけど」
P「俺は異常者じゃないからな。
周子がいればそれでいい」
周子「そーだね、うん。
あたしもPさんだけでいいかな。
それに、ワイシャツだけじゃ満足できないし」
P「……っていいながら俺のワイシャツ着てるじゃねぇか。
いい加減返せよ」
周子「んーそれはそれ、これはこれ」
P「まったく…わかんねぇな」
【献血の日】
< 238 >
周子「なんかさー、あたしの血が誰かの身体に流れてると思うと妬けない?」
P「…は?唐突になんだよ」
周子「シューコちゃんの趣味はー?」
P「ダーツと……献血だな」
周子「Pさんはさ、大事なモノに対する独占欲とかないワケ?」
P「はぁ…いや、俺が嫌って云ったらやめるのか?」
周子「んーどうかなー。
別に積極的な趣味じゃないしねー。
で、どう?」
P「別に妬かない。
血液にまで周子を感じるほど感受性高くねぇよ」
周子「ふぅん?世の中には好きな人のワイシャツの匂いに、
執着する人もいるって聞いたんだけど」
P「俺は異常者じゃないからな。
周子がいればそれでいい」
周子「そーだね、うん。
あたしもPさんだけでいいかな。
それに、ワイシャツだけじゃ満足できないし」
P「……っていいながら俺のワイシャツ着てるじゃねぇか。
いい加減返せよ」
周子「んーそれはそれ、これはこれ」
P「まったく…わかんねぇな」
【献血の日】
【蚊の日】はマラリアか何かの病原菌発見だったと思われます
ハマダラ蚊とかの
二十一日は他にイチロー選手が4000本安打を達成した日であり、
仏王フィリップ二世や宮崎勤の誕生日でもあります
< 239 >
奈緒「……」ジ-ッ
ガチャ、バタン
P「ふぃー、疲れたーっと。
…ん?どうした奈緒。眉間ぬ皺寄ってるぞ」
奈緒「ひゃ、ひゃうっ」
P「いや、どんな驚き方だよ。
つーか、何か見てたんだな。何だ?それ」
奈緒「あ、ああ…これは…んー…まぁ、いっか」スッ
P「む?瓶?錠剤でも入ってんのか?」
瓶『素奈緒ニナール』
P「……ジョークグッズか何か?」
奈緒「わかんねーよ…なんか事務所帰ってきたら目立つとこに置いてあってさ」
P「ははぁん…凛か加蓮か両方か」
奈緒「なぁ、これって無言の訴えとかじゃないよな?
ジョークだよな?」
P「ん?まぁ、そうだろ。
あいつらはそんな陰湿じゃないし。
……むしろ、奈緒の“ 素直さ ”を気に入ってるしな」
奈緒「は?」
P「おおっと……で?どうする?
素直になってジョーク返しでもするの?」
奈緒「できるかな…あたし、すぐ顔に出るし」
P「最近は演技もやってるしいけるだろ。
よし、じゃあ俺も協力しよう」
奈緒「お、Pさんも協力してくれるのか。
でも、素直になるってどんなだよ?」
P「そりゃまぁ、その錠剤飲んでなんとかしよう」
奈緒「なんとかって…」
P( この作戦、慌てふためく二人を見れるだけではないッ!
なんと素直になろうとする奈緒も見ることができるッ! )
P「ふははははは!勝った!俺の勝ちだぜッ!」
奈緒「お、おう…なんなんだいきなり」
【誕生石、白珊瑚の石言葉は素直・優しさ】
今年も約2/3ですか…
の割にスレ開始は四月なので実は半年も経ってないんですけどね
二十二日は他に1911年にモナ・リザが盗難された日であり、
1998年の甲子園にて松坂大輔がノー・ノーを達成した日でもあります
また、レイ・ブラッドベリの誕生日だそうです
< 240 >
ガチャ、バッタ-ン!
P「はぁはぁ…済まないまゆ。
仕事が、仕事が終わらなくて」
まゆ「うふ…いいんですよぉ。
まゆはただ嫉妬深い女の子じゃありませんから。
遅くまで待ち惚けを食らうくらいは」
P「あぁ…いや、でも本当に済まなかった。
今日は俺から誘ったのに」
まゆ「はい、でもだから信じられました。
まゆの信じる人は約束を…自分の結んだ約束を絶対に破りませんから」
P「そ、そうだな。
……あー、電気点けていいか?」
まゆ「もちろん」
パチッ
P「なぁ、何で電気点けてなかったんだ?
結構暗かっただろ」
まゆ「気付きませんでした」
P「…は?」
まゆ「気付かなかったんですよぉ。
ずっと、ずぅっとPさんのことを考えてたのでぇ」
P「お、おう…」
P( ……やはり危うい。
こんな他人に存在を依存した状態では、いつか…… )
まゆ「あなただけ…Pさんだけですよぉ」スッ
P「…えっ?」
まゆ「Pさんのことを想わせてください。
それだけで、それだけで幸せなんです」ギュッ
P「……」
まゆ「それだけで、あなただけで…。
まゆはまゆになれるんですから」
【誕生果、ルビーオクヤマの果物言葉は“ あなただけ ”】
二十三日は他に1973年にストックホルムにてとある銀行強盗事件が発生した日です
この出来事がストックホルム症候群の由来だとか
また、ブルーナやルイ十六世の誕生日でもあります
< 241 >
P「亜里沙、おめでとう。
今まで色々なことがあったが、
これからもよろしく頼む」
亜里沙「……はい。Pさんと一緒だからできたことばかりでした。
こちらこそ、よろしくお願いします」
P「うん……ま、それにしても色々あったなぁ」
P( 夜のレストランで二人きりってのは色々あり過ぎな気もするけどな )
亜里沙「それが全部今日このときのためのものなんですよね…感慨深いというか」
P「そうだな。
そういえば“ アレ ”いないってのも珍しいな」
亜里沙「アレ…?あぁ、ウサコちゃんですか。
……自分一人に、自分一人で進まなきゃいけないときもあるかなって」
P「ふぅん?まぁ、いいか。
…それなりに飲めたよな?」スッ
亜里沙「人並みには」スッ
P「乾ぱ…うーん…」
亜里沙「どうしたんです?」
P「いや、いいんだ。少し迷ったんだ、何に乾杯するかね」
P「持田亜里沙の誕生日記念と、
俺たち二人の明日に」
亜里沙「…明日に」
キン
P「アペリティフってのも悪いもんじゃないな…。
今日は何も考えずに飲んでもいいぞ。
普段は結構遠慮してるだろ?」
亜里沙「あらあら…よく、観てますね」
P「プロデューサーだから、な」
亜里沙「でも、飲み過ぎには注意しないと。
今日を曖昧にはしたくありませんから」
P「……なるほど」
亜里沙「それに……お持ち帰りされるわけにはいきませんから」
P「…む、信用がないんですね」
亜里沙「あるから、ですよ。
Pくんより先に落ちるわけには、ね?」
【持田亜里沙、誕生日】
二十四日は他にヴェスヴィオ火山が噴火した日であり、
滝廉太郎や小島秀夫の誕生日でもあります
< 242 >
P「死ぬ、死ぬよ、もう…。
なんか冴えすぎて眠れもしない」
コトッ
P「んあ?」
比奈「ご苦労様でス、プロデューサー。
今日の報酬でス」
P「徹夜作業の報酬が即席麺か…。
この、鳥野郎の顔が腹立つ」
比奈「まぁまぁ…ちゃんと卵も入ってまスから」
P「おう、いやそういう問題ではないんだが」
比奈「これでも感謝してるんスよ?
自分の私用に付き合ってくれるなんて」
P「ん、まぁ日時は知ってたのにいきなり仕事入れたわけだからな。
少しくらいは返さないと」
比奈「そうでスか。はい、割り箸でス」スッ
P「ありがとう。
…比奈、もしかしてこの時期はいつもカップ麺か?」
比奈「んー…大体レトルト系ですかね。
立ち上がるのも勿体無いんで」
P「はぁ…そのうち本当に立ち上がれなくなるぞ」
比奈「そのときはお願いしまスね」
P「まったく、何をだよ。
ん、そろそろいいかな?タイマーは?」
比奈「あ」
P「ん?」
比奈「あの…お湯入れただけで満足して…」
P「……」
比奈「……」
P「…ま、食えるだろ、うん」
【即席ラーメン記念日】
二十五日は他に中国国民党が結成された日であり、
イヴァン雷帝やサン
途中送信されてないか?
スマイル荒木先生メダルのくせに高すぎませんかねぇ
< 243 >
クラリス「……」ソワソワ
P「クラリス、どうした?
なんか落ち着かないようだが」
クラリス「P様は、今日が何の日かご存知では御座いませんか?」
P「うーん…あ」
クラリス「!」
P「マザー・テレサの誕生日だな」
クラリス「た、確かにそうですね…。
偉大な方です。私も見習いたい。
しかし、他には…?」
P「他ァ?……マコーレー・カルキンも確か」
クラリス「……お留守番の方ですか。
他には?」
P「あぁぁぁぁぁ!内海賢治さんの!」
クラリス「……は?P様…私とて何も無理難題を押し付けてるわけではないのですよ?」
P( くわばらくわばら… )
P「わーお、笑顔がこわーい。
わかったわかった。クラリス、本当はわかってるから」
クラリス「本当に…?」
P「んん…もちろん、貴女の誕生日ですよ、シスター。
俺が忘れるわけないじゃないですか」
クラリス「…普段の行いを鑑みてもそのように?」
P「い、いやー…ははは。
…ま、クラリスに関することと普段は同じようで違うからな。
ちゃんとわかってる。
からかってみたくなっただけだよ」
クラリス「まぁ。軽い人ですこと」
P「……これから事務所に帰りますが…しっかりとエスコートして見せますよ。
あっちでは皆が待ってます」
クラリス「…?」
P「今日は我が事務所のシスターを祝う日ですから。
皆、集まってますよ」スッ
クラリス「…なるほど、お導きに感謝せねばなりませんね。
……離さないでくださいね?」ギュ
P「仰せのままに」
【クラリス、誕生日】
>>597
指摘の通り途中で送信してしまいました
正しくはサン
>>599
また途中送信になってるぞww
< 244 >
雪菜「Pさん、私ほんっとに感謝してますからっ」
P「ん、そうか。
まぁ、俺が巻き込んだわけだからな。
疎かにする理由がない」
雪菜「家族はアイドルの私をあまり知らない。
逆にファンは素の私を知らない」
P「……うん」
雪菜「アイドルの私も、素の私も知ってるのはPさんだけなんです」
P「…買い被りだよ。
雪菜の瞳が綺麗だからそういう風に見えるだけだ」
雪菜「いえ…心と同じで瞳はメイクができない…着飾れませんから」
P「うん?」
雪菜「きっと…私の瞳が綺麗に見えるのはPさん自身が輝いてるからですよ。
私の瞳、いっつも写してますから」
P「ははは…ありがとな。
……でも、雪菜の瞳は…雪菜は綺麗だよ。
いつも、自分を磨く姿も含めてな」
雪菜「ありがとうございますっ。
この日よりその言葉の方が嬉しかったりして」
P「……ファンの一人としては最高の気分だよ。ファンの一人としては、な」
雪菜「いつかは…はい。まだまだ私を磨かなきゃいけませんねっ」
【井村雪菜、誕生日】
< 245 >
乃々「うぅ…目立つのとか苦手なんですけど…」
P「いや、さすがに今日はなんとかなるだろ…。
自分の誕生日パーティ怖いってなんだよ」
乃々「べ、別に怖いわけじゃないんですけど…。
怖いと苦手は違うと思うんですけどっ…」
P「まぁ…そうだけどさ。
ほら、みんなわざわざレストランに集まってんだし」
乃々「代わりにプロデューサーさんが行けばいいじゃないですか…。
きっとその方が皆さんも喜ぶんじゃ」
P「そんなことな…乃々」
乃々「な、なんですか」
P「もしかして照れてる?」
乃々「……」
P「……」
乃々「……うぅ」
P「あぁぁぁぁ!もう、可愛いなぁ…!
ほら、いいから行くぞ。
あっちで存分に照れろ」
乃々「あぁ…もりくぼの安住の地が…」ズルズル
P「俺のデスクの下じゃねぇか。
皆が待ってるぞー!」
乃々「うぅ…いぢめですかぁ…」
【森久保乃々、誕生日】
< 246 >
ブロロロロロ…キィッ…
P「ん、着いたな。
里美?ちゃんと起きてるか?」
里美「ほえぇ…起きてますよぉ~。
まだまだ寝るような時間じゃないですし」
P「あぁ、疲れてるかと思って。
バースデーライヴってのもなんか本末転倒な気がするけど」
里美「ライヴ自体は普段と変わりませんからぁ~。
それに私、Pさんといるときに居眠りなんてしませんよぉ」
P「そうか…そういえば家族に連絡とかしたの?
今日は一日忙しかったけど」
里美「してます~?お母様にもお父様にも。
……当然、お兄様にも」
P「ふーん、できてなかったら申し訳なかったけど、うん」
里美「ふわぁ…Pさんが気にすることじゃないですよぉ~。
私の好きでやってることですし~」
P「うーん、でも里美って結構お兄さんっ子じゃん?
だから、寂しくないかなって」
里美「ふふっ…今は代わりに…代わりではありませんけど。
お兄様もその人も別ですけど、
頼りになる人が身近にいますから~」
P「へぇ、そいつは幸せなやつだな。
……うん、じゃあ部屋の前まで送るよ。
絶対安全ってわけじゃないしな」
里美「はわぁ…ありがとうございますぅ~♪ 」
【榊原里美、誕生日】
>>600
もしかしてイコール以降は反映されないなんてシステムでしたっけ
サン ジュスト、なんですけど
二十七日は他に御成敗式目が制定された日であり、
ヘーゲルや宮沢賢治の誕生日でもあります
あと、ついでですけど
二十六日は他にフランス人権宣言が採択された日であり、
こんごう型護衛艦こんごうが進水した日でもあります
さらに、ラヴォアジェの誕生の日
もう、2014年の八月二十六日は終わりますけどね
あれ?=楓さんと飲みたい
イコールの種類によっては認識できなくて表示されないまま送信ってのは聞いたことあるが
< 247 >
星花「ねぇ…もう少し…もう少しだけお願いします」
P「ん…まぁ、少しだけだぞ?」
星花「はい…紅茶どうでしたか?」
P「うん、美味しかった。
普段はあんまり淹れてるとこ見ないし新鮮だったし」
星花「今日は特別な日で、
とっておきの時間でしたからね。
もちろん茶葉もとっておきです」
P「ま、その日ももう少しで終わりだけどな。
…あと、二十秒くらいか」
星花「……」ニコニコ
P「……ん?」
星花「……もう、過ぎましたか?」
P「あ、ああ…うん、過ぎたみたいだが」
星花「そう…では、玄関までお送りしますわ。
本当に…こんなに遅くまでいていただいて」
P「いや、俺も星花とゆっくり喋るのは楽しかったよ。
……で、なんだったんだ?この微妙な時間は」
星花「わたくしの感傷ですわ。
まだまだ、わたくしには幾つもの資格が足りませんが…。
せめてわたくしに一日P様を引き止めておきたかった」
P「ん、そうか。星花にもそんな感傷が、な」
星花「わたくしも感傷ぐらい…。
P様が悪いのですよ?」
P「ははは…いや、悪者は逃げるとするよ」
ガチャ
星花「それでは、また。
いつか盗みに来てくださいね?悪者さん」
【涼宮星花、誕生日】
< 248 >
杏「……死ぬ」
P「何云ってんだ。
プレゼント買いに行きたいって引っ張ってきたのは杏じゃねぇか」
杏「まぁ、部屋出て速攻後悔したけどね。
よく考えたらきらりなら杏がいるだけで満足してくれた気がするし」
P「その代わり暫く離してもらえないと思うが」
杏「だよね……はぁ、なんなの誕生日って。
こんなの誰も得しないのにどうしてあるかなぁ」
P「自分のときは貰うだろ?」
杏「でもさぁ、最近は誕生日ライヴばっかやってる気がするんだよね。
誰の所為とは云わないけど」
P「ま、まぁ…きらりには世話になってるだろ。
来月頭が楽しみだなーははは」
杏「……間違いなく被害もあるけどね」
P「ははは……ほら、飴やるから」
【1986年、諌山創誕生】
二十九日は古代エジプトの暦の始まりの日だそうです
二十九日は他に和同開珎が発行された日であり、
ジョン・ロックやマイケル・ジャクソンの誕生日でもあります
< 250 >
智香「ひゃっほーぅ☆」
P「いぃぃぃぃやぁぁぁぁぁ!」
智香「だ、大丈夫ですかっ?」
P「あぁ、いや問題ない。
…た、たださ次は大人しめの乗ろうぜ?な?」
智香「はい!アタシはPさんとならどこでもっ!」
P「おう…ジェットコースタこんなに怖かったかなぁ。歳はこえぇな」
智香「そうと決まったらゆっくり行きましょう?
お水でも買いましょうか」
P「おう、そうだな。
…クレープでも食べるか」
智香「はい、ここは食べさせっこの流れですねっ?」
P「うん、智香は何が好き?」
智香「Pさんが好きな味…でしょうか」
P「かわいいこと云うな。
なら、俺も智香が好きな味が好きだよ。何頼もうか?」
智香「もうっ…いぢわるしますねぇ」
P「ははは…智香だから、だよ」
【若林智香、誕生日】
人生初のスポドリ割に意識持ってかれました…
若林ちゃん遅れてごめんなさい
三十日は他に武家諸法度が発布された日であり、
あたご型護衛艦二番艦あしがらが進水した日でもあります
さらに、A・ラザフォードの誕生日
< 251 >
伊吹「……ッ…はっ………ハ…」キュッ キュッ
P「……うん、もういいよ。
今日はこれでおしまい」
伊吹「…はぁ…はぁ…どう?イケるかな」
P「ん、大丈夫。ほい、タオル」
伊吹「ありがと…んー、あっせくさいなぁ」
P「まぁ、それだけ頑張ってるってことだよ」
伊吹「そうかな?うん、そうかも。
スポドリ取ってもらっていい?」
P「ん、タオル寄越せ」
伊吹「いやー…それはちょっと…」
P「別に気にしねぇよ」
伊吹「むしろ?」
P「いや、それはない」
伊吹「そう?」
P「変なこと云ってるとレッスン追加すんぞ」
伊吹「うぇー…アタシはいいけどね、うん」
【1949年、リチャード・ギア誕生】
三十一日は他にジャック・ザ・リパー最初の犯行の日であり、
CVS「初音ミク」が発売された日でもあります
さらにカリグラやコンモドゥスの誕生日
< 252 >
P「きらり、誕生日おめでとーぅ!かんぱーいっ!」
「「「おめでとー!」」」
きらり「うきゃー☆ありがとー!
きらりとってもとってもうれすぃ☆」
P「よし、じゃあ皆とりあえず騒いどけよー。
少しの間きらりは俺のものだからなー」
「「「えぇー!」」」
P「まぁまぁ…うん、改めておめでとう、きらり」
きらり「うぇへへへ☆ありがとねー!
Pちゃんにお祝いしてもらえるなら明日もお誕生日にしよっかなぁ」
P「いやー…割とそれは困る。
毎日こんな馬鹿騒ぎしたら身体がついて来れねぇ」
きらり「うゆ?毎日お祝いしてくれゆ?」
P「ああ、もちろん。
だけど、まぁ仕事もあるしな。
ファンにもきらりを見せてやらないと」
きらり「……そだね」
P「うん。まぁ、でも大体は一緒にいるからさ。
なんかあったら云ってくれよな」
きらり「……うん」
P「じゃ、俺は下がるかな。
皆、きらりと話したいだろうし」
きらり「あ、あのっ!」
P「ん?」
きらり「……感謝してるから。
きらりはこんなだけど、いっつも一緒にいてくれて、感謝してるから」
P「うん」
きらり「だから、これからもよろしくね?」
P「こちらこそ。じゃ、またな」
きらり「まったねー☆うきゃー、はっずかすぃー☆」ブンブン
ヤ、ヤメロ ! キラリ…フゲッ
P( おおう…災難だったな。
今日くらいは許してくれよ? )
【諸星きらり、誕生日】
<253 >
沙理奈「イイ感じのお店知ってるんだね。
アタシ見直しちゃった」
P「……どうも」
沙理奈「でもぉ、貴方がアタシの事ずっと見てるからなんかアツくなってきちゃった」
P「そりゃ、二人でいればな。
沙理奈しか見えねぇよ」
沙理奈「んもうっ…そういうことじゃな・く・て」
P「まぁ、待て。
締めはジンって決めてるんだ。
いい気分で飲ませてくれよ」
沙理奈「まったく…今日はアタシの日なんだからね?」
P「もう、終わるけどな。
どうせなら先に行っとくか?」
沙理奈「シャワーでも浴びてきましょうか?」
P「質問に質問で…いや、いいよ」
沙理奈「そうね、アタシも違う気分かな。
今の……貴方が見ているアタシを、うん」
P「よし、出るか。
沙理奈の日の内に少しくらいは二人きりになりたいしな」
沙理奈「…ん」スッ
P「おっと失礼…」スッ
沙理奈「……ギャップが凄いよね。
普段と全然違う」ギュウ
P「ま、雰囲気に中てられたかな。
もしくは…酔ってるのか」
沙理奈「顔色はあんまり変わってないけど?」
P「酒じゃねぇよ、沙理奈にだ」
沙理奈「ふふっ…なるほど。
それならアタシなんて毎日酔ってるようなもの、ね」
P「ふん、云うじゃねぇか」
沙理奈「貴方も、ね」
P「ま、夜はまだまだ残ってるからな。
しっかり借りは返してやるよ」
沙理奈「アタシに飲まれないようにね?
お酒には折角勝ったんだから、ふふ……」
【松本沙理奈、誕生日】
九月一日は他にリョコウバト最後の一羽であるマーサが死んだ日であり、
関東大震災が発生した日でもあります
さらに小沢征爾や平岡祐太の誕生日
< 254 >
杏「……」グデ-
P「……うーん…?」
杏「はあぁ…ねむねむ」グデ-
P「凄まじい誕生日の浪費だな。
部屋で何もしないとかニートかよ」
杏「プロデューサーがいなければそうなってたからね。
間違ってはいないんじゃない?」
P「いやいやいや…さすがにそれは」
杏「大体さぁ…杏の誕生日ってきらりの次の日じゃん。
二日連続とか杏に死ねって云ってるのと同じだよ」
P「うーん…でも、きらりは祝いたがってただろ」
杏「今日はプロデューサーに独占されたかったんだよ」
P「したかったじゃないのか?
いや、自意識過剰みたいな言い方だけどさ」
杏「……私は自分で変われない天邪鬼だから、さ。
認めてほしいんだよ」
P「まぁ、認めて……ああ、いや…オフ倍増は認めないが」
杏「えぇ…杏史上屈指の乙女オーラ出したのにぃ」
P「乙女ならせめて倦怠感を出せ。
さっきのは怠惰なだけじゃねぇか」
杏「……無理でしょ。
ベッドでゴロゴロしてるときに怠惰以外の何を出せと」
P「…………飴いるか?」
杏「しばらくいいよ。
……プレゼントが飴各種ダンボール詰めってなんなのさ」
P「……抱きしめていい?」
杏「脈絡……ん」ギュウ
【双葉杏、誕生日】
二日は他にロンドン大火が発生した日であり、
リリウオカラニやオストヴァルトの誕生日でもあります
また、MGS時空において1964年のこの日にザ・ボスが亡くなっています
< 255 >
P「礼子さーん、いい加減帰してくださいよー」
礼子「だーめ、もう少し枕になってなさい」ギュッ
P「まったくもう…このベッド付属の枕あるじゃないですかー…ふわぁぁ…」
礼子「どこにいってしまったのかしら…?
それにPくん眠そうじゃない?
丁度新しいベッド貰ったんだから寝ていきなさい」
P「いやー…そんなわけにもですね…。
でもこのベッド凄いですね。
これは礼子さんのCMとあいまってバカ売れ間違いなしでふね」
礼子「ふふっ…そうかしら?」
P「そうですよぉ…露出なしであそこまでエロいCMはなかなかないですからぁ」
礼子「Pくんが欲しくなっちゃっただけじゃないの?
ベッドじゃなくて、わ・た・し・を」
P「……もう、礼子さんは俺のものでしょう?」
礼子「……そうね、ええ…やっぱり今日は泊まっていくでしょう?」ギュウ
P「そうですね…ベッドと枕の性能を調べなくちゃ」ギュッ
礼子「ふふ…わかってる癖に」
【ベッドの日】
三日は他に王貞治選手が756号を記録した日であり、
岸田メルや野依良治の誕生日でもあります
また、2112年に量産型子守用ネコ型ロボット(友達タイプ)であり、
特定意志薄弱児童監視指導員でもある
ドラえもんが製ぞ…誕生した日でもあります
そして俺の誕生日でもある
乙
< 527 >
千秋「そう…そんな感じ…なかなかなものね」
P「そうか?でも、この櫛かなり上等なものだろ?
俺なんかが使っていいのか?」スッ…スッ…
千秋「ええ…それに櫛も使わなければただの置物だもの。
折角母から送られてきたんだから、
扱いが上手い人に使ってもらった方がいいわ」
P「上手いとは思わないけどな」スッ…スッ…
千秋「相当なもの…だと思う。
私とアナタの相性がいいのか、それとも…」
P「それとも?」
千秋「……遊んでいる人ほど女性の髪の扱いが上手いって思うの」
P「い、いやぁ…相性がいいと思うぜ?
俺が遊びに行く暇ないの知ってるだろ?」
千秋「そうね…他のアイドルの子、とか」
P「……済まんな」
千秋「…いえ、言いすぎね。
私が立ち入る領分ではないわ」
P「……」スッ…
千秋「ただ…母からの櫛を渡せる相手だってことは知っていてもらいたいわね、Pさん?」
【くし(櫛)の日】
>>628
おめでとうございます
……おめでとうな年齢かどうかはわかりませんが
>>1は誕生日が同じ子がいないので非常に羨ましいです
四日は他に西ローマが滅亡した日であり、
山中伸弥や梶原一騎の誕生日でもあります
< 257 >
加蓮「……終わった」ドサッ
P「お疲れ」
加蓮「うん、Pさんもありがとね」
P「これが仕事だからな。
それに引き込んだ責任がある」
加蓮「でも、今回は特に無理してもらったから。
私の我儘のために」
P( バースデーライヴに特別席を設ける。
……加蓮が招待した難病患者のために )
加蓮「偽善とか売名とか…そういうのを抑えたり、
席の設営で変わる収支考えたり。
本当に感謝してるんだから」
P「……誕生日だからな。
プレゼントは幾つあってもいいものだろ?」
加蓮「ふふっ…そうだね。
さて…Pさんは何をくれるのかな?」
P「さぁ?ま、とりあえず行こうか。
がっかりさせないことは保証する」
加蓮「……本当はなんでも嬉しいんだけどね。
うん、期待しちゃおっかなー♪ 」
P「……通報されないことを祈っててくれよな」
加蓮「…えっ」
【北条加蓮、誕生日】
五日は他に日比谷焼打事件が発生した日であり、
ルイ十四世や棟方志功の誕生日でもあります
< 258 >
里美「……」Zzz
P「……」ナデナデ
里美「……Zzz……んぅ…………はわぁ…?」
P「お、起きたか」
里美「ほえぇ…ここ…どこでしょう?」
P「どこって、里美の部屋だけど」
里美「でも、Pさんが…ほわぁ…」
P「んん…里美に呼ばれてきたんだけどな」
里美『今日は…私、甘えても…よろしいでしょうか…?』
里美「あぁ…そういえばそんなことがあったようなぁ~」
P「俺もさ、里美みたいな妹が欲しいと思っててさ。
いや、実の妹に膝枕とかするものかどうかは知らないけど」
里美「お兄様…お兄ちゃん…はわっ…」モゾモゾ
P「あぁ…はいはい」ナデナデ
里美「もう一度寝てもいいですかぁ?」
P「ああ、もちろん」ナデナデ
里美「はわぁ…ねむねむ…んはー…」
【妹の日】
しかも、毎年「日本妹大賞」が発表されているんだそうです
六日は他に帝國美術院が創設された日であり、
ラ・ファイエットや永井豪の誕生日でもあります
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