響「フットサル?」 (26)
響「サッカー?」
響「サッカー?」 - SSまとめ速報
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の続き物ですが多分読んでなくても大丈夫。
オチ無しですが宜しければどーぞ
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―事務所―
響「おーっす、ただいまー!」
美希「響ーっ!」
響「美希、いきなりどうした?」
美希「真クンとデート、ずるいの!ミキも一緒に行きたかったの!」
響「へ?…あ、もしかして。サッカー見に行ったときの?」
美希「むー。ミキも、シュンスケ、見たかったの!」
響「…もしかして、美希もサッカー好きなのか?」
美希「そだよ?ケッコー見てるの。」
響「初めて知ったぞ…。意外な趣味、みたいな?」
美希「765プロのみんなでサッカー好きなの、真クン以外だとハニーくらいなんだもん。」
響「あー…自分は卓球派だし、沖縄だと野球の方がメジャーだしな。」
美希「ふぅん…。それより!真クンにミキも連れて行ってって言って欲しいな!」
真「呼んだ?」
美希「げぇっ!真クン!?」
真「げぇっ、ってなんだよ…。あの時は美希、仕事だったろ?」
美希「そうなの…お仕事だったの…。」
真「だから誘えなかったんだよ。」
美希「むー。次の試合連れてって欲しいの!」
真「次の試合?…でも、暫くみんな土日は忙しいから…あ、そうだ!」
真「代わり、と言ったらなんだけど、みんなでフットサル行ってみない?」
美希「あ、それいいかも!」
響「…フットサル?」
真「ミニサッカー…みたいな感じだね。5人1チームでフットサルコートって言う小さめのコートでやるんだ。」
響「へぇ…それ、面白そうだな!」
美希「運動するの、楽しいよ?」
真「うんうん、身体を動かすとスッキリするしね!あ、折角だしもう一人くらい誘ってみない?」
美希「それはいい考えなの!えーっと…あ、いつ行くの?」
真「ボクが良く行くコートは、明日個人フットサルがあるから…、うん、明日行こう!」
美希「明日、明日…あ、丁度三人開いてるの!」
真「他には?」
美希「うーん…あっ、千早さんが明日一日オフみたいなの。誘ってみる?」
響「そう言えば最近千早と話せてないし、誘っちゃおうよ!」
真「いいね!ちょっとメールしてみるよ。」
美希「千早さん、来てくれるかなあ?」
響「千早の事だから明日になるまで見ないぞ、きっと。」
真「…あり得そうな気がしてきたね。よし、待ってようか。」
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千早「ただいま戻りました。」
美希「千早さん!おかえりなの!」
千早「あら美希。珍しいわね、こんな時間まで居るのは。」
真「千早がメール返してくれないから、事務所で待ってたんだよ。」
千早「え?メール?」
響「ほらな。」
真「ちょっと前に送ったんだけど…。」
千早「あ、ごめんなさい。見てなかったわ……えっと、ふっと、さる?」
真「うん、一緒にやらない?」
千早「そもそも、フットサルというのを知らないのだけど…何かしら?」
美希「んっとね、サッカーみたいな感じかな?楽しいよ、アハッ☆」
千早「そうね…。」
響「自分も行くんだ!最近千早と話せてないし、一緒に行けたらいいなって思うんだけど…ダメ?」
千早「行きましょう。」キリッ
真「やーりぃ!じゃ、予約とかはボクがしとくから、明日この時間に…駅集合でいいかな?」
美希「もちろんなの!じゃあ、ミキはユニ着ちゃうね☆」
真「響と千早は、ジャージとか動きやすい服を持ってくるといいよ。」
千早「分かったわ。じゃあ、レッスンで着ている服を持って行くわね。」
響「自分もそうするさー。じゃ、明日楽しみにしてるぞ!」
―翌日―
美希「お待たせなのー!」
真「ボクも今来たばっかりだから、大丈夫だよ。」
美希「きゃー!真クンすっごくイケメンなのー!」
真「もう、またそうやってイケメン扱いしてぇ!」
響「お、早いな二人とも!」
千早「お待たせ、みんな。」
美希「響、千早さん!今日はめいっぱい楽しもうなのー!」
千早「ええ、折角のお誘いだもの。楽しみにしてたわ。」
響「わくわくしてきたさー!」
真「えーと、この近くのスーパーの屋上だよ。」
響「へぇ、屋上にあるんだなー。普段屋上はライブしに行くって感じだから、なんか新鮮だな!」
真「あー、そっか、確かにね。」
千早「それにしても、平日の夜にこうやって出かけるのは新鮮だわ。」
美希「千早さんは遅くに出歩いたりしないの?」
千早「最近は仕事が忙しくて、そう言う余裕も余り無かったし、こういった遊びは今まで知らなかったから。」
美希「そっかぁ。」
真「ま、それが健全でいいんじゃない?下手に夜遊びなんて覚えると週刊誌ものだよ。」
響「確かになー。週刊誌に載っちゃうとプロデューサーがめちゃくちゃ大変だぞ。」
千早「ふふ、そうね。」
真「さ、ついたよ。えっと、飲み物を買う人は居る?まとめて買ってきちゃうよ。」
響「じゃあ、お願いするさー。自分は水で良いよ。」
千早「私も、水でいいわ。」
美希「ミキも水でいいの。」
真「全員水なんだ、ん、了解。買ってくるよ。三人は先に受付で待ってて、4階の階段の所に受付があるから!」
―受付―
真「お待たせ、じゃあ、受付を済ませちゃおうか。すみません、予約してた菊地です。」
係員「お待ちしておりました。えーと、1000円です。」
真「はい、よろしくお願いします!」
係員「はい、よろしくお願いしまーす。」
真「よし、と…ああ、みんなの名前でそれぞれ予約してるからね!」
響「分かったぞ。えっと、我那覇です。」
千早「如月、です。」
美希「星井美希なの!」
係員「はい、お待ちしておりました。それぞれ1000円ずつ頂戴しますねー。」
係員「ありがとうございます、丁度ですね。よろしくお願いしまーす。」
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真「みんな着替えたね。お、美希、新しいユニ買ったんだ?」
美希「うん!ちゃんと番号もつけてもらったんだ、アハッ☆」
響「へぇ、かっこいいなそれ!自分もそう言うの買おうかな?」
千早「美希の意外な趣味を見た気がするわ。」
美希「えへへ、千早さんも今度一緒にサッカー見よ?あ、千早さんなら代表の時の国歌、歌えるかもなの!」
千早「国歌を歌えるの?」
美希「うんうん!千早さん歌上手いからきっと呼ばれるのー!」
千早「ふふっ。ありがとう、美希。」
響「ところで、美希の服、なんて書いてあるんだ?見て良い?」
美希「うん、いいよー!」
響「えっと…おか、ざき?」
真「好きだねぇ美希も。」
美希「ミキ的には、あの泥臭さがすっごくいいと思うな。」
響「泥臭い…??」
美希「うん!」
真「自分が転けてでも貪欲にゴールを狙っていくのを泥臭い、って表現するんだったかな。」
響「へぇ、なんか凄いな。」
美希「でしょでしょ?…あ、ウォーミングアップしとくの。みんなでパス回しやろ?」
真「そうだね。んじゃ、まずは準備体操しようか。」
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真「良い感じにほぐれてきたかな?それじゃ、いくよ、響!」ポンッ
響「いきなり自分!?うわっと…み、美希!」ゲシッ
響「…ああっ変な所行っちゃったぞ…。」
美希「響、蹴るときは足の内側で蹴るといいの。」
真「インサイドキック、って奴だね。響、さっきつま先で蹴ってたでしょ?」
響「う、うん。って、自分何も知らないからそう言われても…。」
真「つま先で蹴るとまっすぐ蹴るのが難しいんだ。足の内側の…土踏まずの辺りで蹴ってみると、思った所に蹴れるようになるよ。」
響「へぇ…。」
美希「じゃ、千早さんも真クンが言ってたみたいにやってみてなの!それっ!」ポンッ
千早「えっ?ええっ…あ、ま、真!」ポンッ
真「おっ、良い感じだね、千早!」パシッ
真「あと、ボールをもらうときも同じように足の内側でもらうと上手く止められるよ。はい、響!」ポンッ
響「おっ、とと…。」パシッ
響「おお、確かに。上手く出来てるんだなあ、よし、美希!」ポンッ
美希「なのっ!千早さん!」ポンッ
千早「内側、内側…。」パシッ
千早「出来たわ!はい、真!」ポンッ
真「おお、上達が早いね!」パシッ
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真「……あ、そろそろチーム分けだね。」
係員「皆さん円になってくださーい。はい、今日は20人ですので、4チームで分けていきます。」
係員「怪我の無いように、水分補給しっかりして、楽しんでいってくださいね。」
係員「また今日はミックスと言う事で、女性の方への激しいチャージは控えて頂くようお願いします。」
係員「それでは、こちらの方から順番に1から4までの番号をお願いします。」
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真「ボクは響と同じ1チームだね。」
響「よろしくな、真!」
千早「私は2チームね。」
美希「ミキも2チームなの!」
響「よーし、楽しみだなー!」
真「うん、頑張ろう!」
係員「では、Aコート1チームと2チーム、Bコートは3チームと4チームで行きます。おねがいしまーす。」ポンッ
響(おおっ、始まった!)
響(あ、ボールはこっちのチームだな。えーと、とりあえず右の方に行って…あ、こっちにボール来たぞ。)パシッ
響(えーと…誰に渡せば…。)
真「響!」
響(お、真があそこに!よーし!)ポンッ
真「ナイスパス響!」
響「自分完璧だからなっ!」
響(確か、見に行った試合だと…こういう時は前に走ってたな。)タタタッ
響(お、真がキーパーと一対一だ!)
真「うおおおっ!!」
響(あ、キーパーが弾いて…また自分の所だ!)
響「えいっ!」ポンッ パサッ
響「あ、入った…。」
真「響!やったね!!いきなりゴールだよ!!」
響「…へへっ!自分完璧だからなー!!」
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千早(いきなり我那覇さんに点を決められてしまったわ…。)
千早(凄いわね。私も負けてられない。)
千早(…よし、他のみんなの動きを真似してみましょう。)
千早(とりあえず、さっきは我那覇さんが前に行っていたから…走ってみましょう。)
美希「千早さん!…あっ、ごめんなさいなの!」
千早(あっ、私の所にボールが、でも、ボールが飛んでてとれない…。)
千早(ああ…行っちゃたわ…。)
真「惜しかったね、千早。ああ言うときは胸で受けたり、頭で受けたりするんだ。」
千早「そうなのね。…次は挑戦してみるわ。」
響「よーし、リスタートさー!」
千早(あっ、我那覇さんが一人で行ってるわ、戻らないと。)
美希「響、そんなまっすぐだと簡単に止めちゃうよ?」
響「ああっ!美希ぃぃ!」
千早(…すぐ取られたわね。じゃあもう一回、前に走ってみましょうか。)
千早(また同じボールが来たわ、今度は胸で受け止めて…くっ。)ポンッ
千早(あ、えっと、今の感覚かしら。とりあえず、ゴールに向かって蹴ってみれば…。)
千早「えいっ!」コロコロ パシッ
千早「ああっ…止められてしまったわ…。」
美希「千早さん、ドンマイなの!」
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響(うーん、あれから一進一退みたいで、なかなか決めきれないぞ…。)
響(あっ!やばっ、味方がボール取られてるぞ!)
響(ここでボールに足を出して…よし!…あっ、ダメだ、美希に拾われちゃったぞ。)
響(ん、また前線の千早に浮かせて…あ、また胸でトラップ…え?)
千早「えいっっっ!」ポン パサッ
真「う、うわ…凄い、胸トラップでそのままボレー…。」
千早「や、やったわ!」
美希「千早さんー!やったのー!!」
真「いやぁ、今のは上手かったよ、千早。まさかボレーされるなんて…。」
千早「がむしゃらに蹴ってみたのだけど…上手く行って良かったわ。」
真「ボクも負けてられないな!」
係員「ラストワンプレーです!」
真「切り替えていこう!よーし!へい響!」
響「おっけー!…あっ、ごめん真!」コロコロ…
係員「はい、では終了でーす!」
係員「次はAコート1チームと3チーム、Bコートで2チームと4チームでお願いします!」
響「面目ないぞ…。」
真「しょうがないよ、響。」
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係員「本日の個人フットサルはこれで終わりです。お疲れ様でした!また次回参加される方はよろしくお願いします。」
美希「楽しかったの!アハッ☆」
千早「そうね。ぶっつけ本番だったけど、なかなか楽しめたわ。次はイメージトレーニングをしてくるわね。」
響「自分も、イメージトレーニングさー!」
真「楽しんでくれてなによりだよ!…それにしても、美希は上手いなぁ…。」
美希「アハッ☆でも、真クンのクライフターン、かっこよかったのー!」
響「なんか、あの二人だけ異次元、って感じだぞ…。」
千早「そうね…。私たちはまず、何処に動けば良いのかをしっかり理解しないとダメね。」
響「うんうん。よし、今度自分の家でイメージトレーニング、一緒にしないか?」
千早「勿論。あのまま二人にやられっぱなし、と言うのは少し悔しいものね。」
響「確かになー!よーし、次は二人に負けないさー!」
真「お、ボクと張り合おうっていうのかい?へへっ、負けないよ!」
美希「じゃあ、ミキは響にたっくさんパス出しちゃうね?」
真「ええっ!?ボクには?」
美希「同じチームになったらしてあげてもいいって思うな!」
真「なんだよそれー!」
千早「ふふっ。また来たいわね。」
響「うんうん、そうだな!…あ、もう駅だ。じゃあ、また明日事務所でね!」
真「うん、楽しかったよ!また明日!」
おわり
フットサルのダイレクトマーケティング的なのと、グリマスエイプリルフールの美希絵が良かったので
765プロのみんなに代表ユニ着せてみたい
美希は7とか似合いそう
読んでくれてありがとう
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