四月春香生誕大歌舞伎『梅雨小袖昔八丈』(つゆこそでむかしはちじょう)<髪結新三> (5)

あらすじ:材木問屋白子屋は主人亡き後、身代が傾き始めていた。後家のお常は店を立て直すために娘のお熊に持参金付の婿を迎えようとする。しかしお熊は白子屋手代の忠七と夫婦の約束を交わしており、忠七に自分を連れて逃げてほしいと頼み込む。そこへその様子を伺っていた、出入りの髪結新三がお熊を連れて逃げろと忠七を唆す

出演

髪結新三:天海春香

白子屋手代忠七:萩原雪歩
下剃勝奴:日高愛
お熊:如月千早
車力善八:秋月涼
家主女房おかく:音無小鳥

家主長兵衛:秋月律子

後家お常:日高舞

弥太五郎源七:三浦あずさ


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1396520380

実はこのSSは僕の7年間の遠距離恋愛がベースになっています。
もちろん、秒速5センチメートルと絡ませるためや特定を防ぐために、無理やり時系列や場所、内容はいじっています。
でも各キャラの言い回しなどは当時のをそのまま使っています。そしてこのSSに登場するキャラにも全てモデルがいます。
ちなみに男はSSの内容を盛り上げるためにモテる設定でしたが、僕は一度も告白されたことがありませんし、
告白したのも小学生の時からずっと好きだった幼馴染のモデルになっている女の子に中学の時に告白をしたのが唯一です。
そしてこれからもずっと死ぬまで好きでい続けたい子もその子です。
ちなみにイケメンのモデルの奴も本当にあんなくそ野郎で幼兄のモデルになった人にボコられました。

じゃあ何でこんなことを蛇足で書くかというと、『あの映画』だけが遠距離恋愛の結果じゃないということを知って欲しかったからです。
すごく上からな発言になってしまっていますが、『距離』に負けなかった『二人』が少なからず実在するんだってこと、
そしてその『距離』に勝つためには、このSSでもキーワードになっていますが、『想いをちゃんと伝え合うこと』、そして『大事な二人だけの約束を交わし、果たすこと』、
これが『距離』に勝つために大切なことなんじゃないかということを僕の実体験をもとにこのSSで皆さんに伝えたかったからなんです。

以上で蛇足は終了です。気分を害された方がいたら本当に申し訳ありません。
でもこれから、遠距離恋愛に挑もうとしている方、もしくはすでに途中の方、そして遠くに好きな人がいる方になんらかの考えるきっかけになればと思っています。
また、あの『秒速5センチメートル』という映画には僕自身とても考えさせられました。確かに僕もあの映画を見て凹みましたが、「あんな結果にならないためにも」と、遠距離恋愛に絶対に負けないという気持ちが逆に強くなったきっかけにもなりました。
そのおかげで僕は7年という年月を乗り越えて彼女と一緒になれました。なので、皆さんにもそういう風にあの映画を捉えてもらえれば、あの映画を見たことも決して無駄ではないと思えるのではないかと思います。

では長々と書いてしまいましたがこれで本当に本当に終わりです。ここまで読んで頂いて本当に本当にありがとうございました。

<序幕 第一場 白子屋見世先の場>

⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン

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