【完全オリジナル】???「就職戦争?」【安価】 (404)

「就職戦争のご案内」

ある日15歳以上の年齢を対象にした人物にこんなメールが無作為に送られた
本文は至って簡単


貴方の職業で。生き残ってください

の一文


そして添付されたファイルが一つ

ファイル名は「医者」だったり「学者」だったり
はたまた「黒魔導士」とか「召喚士」とか
送られた対象には関係のない職業が書き込まれていた
だが、開いたものは共通してその職業に関連した特殊な力が使える様になっていた


そう。メール通り「戦争」が行われるのだ。この世界で


これはそんな戦いに巻き込まれた一人の物語


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436172155

まずは主人公の名前と性別の安価を取らせていただきます
安価は下1で

花井 由衣 女 

すいません。性別は男か女でお願いします…

再安価下2

おっと>>4が来てたんですね
それではそれを採用で

次は添付されてた【職業】を

下2
のうちどちらかを採用で

ヤクザ

>>8採用

では

どんな容姿なのか
↓2まで募集

性格を下2まで募集

それでは【職業】の能力を
下2から一つ採用

花井 由依 女

容姿
赤い革ジャンとロングスカートが特徴的な女子高生
肩あたりまでの黒髪に出来るリーマンの様な赤いメガネ。
一目見るからにして分かる女番長のような風貌

性格
「頭が良く無くちゃ生きていけないでしょ」がモットーなのため計算高い
またとある経験上、あまり仲間は居らず、居たとしても駒の様に切り捨てるところがある
彼女は仲間と信頼できる人物は別、らしい

ジョブ【ヤクザ】

スキルレベル1
「配下召喚」:覆面のスーツを召喚し使役する、限度は5人まで3分が限界らしい

仲間的な存在も作りますが、少しプロローグ的なのを挟みますね。
少々お待ちを

花井「ふっ。面白いね」

アタシにこのメールが届いたのは昨夜の事。
最初は悪質なスパムかとも思ったけど、違った


花井「最高じゃない」

添付されてたファイルを開いてすぐにアタシは「使える」様になった
何をって?それはアタシもよく理解できてない
ただこれからを上手く生きていくための力、とだけは言える



―――――――四羽高等学校

何時もの様に一人で教室に入る
アタシに声をかけてくる奴なんていない。入学して数か月たったけど…
でも寂しい事はない、静かだしね


花井「……」

???「ねえ」


だけど今日は違った…。
アタシの平穏を崩す声が耳の横で発せられる


声をかけた人物の名前と性別

下2

性格を下2まで募集

鏑木 拓哉 男

容姿
ワンサイズ上の制服のズボンにボタンを全部開けたブレザー
短い黒髪をツンツンにして立てているどこにでも居そうな高校男子
身長は普通だが少し筋肉質

性格
とにかく鬱陶しいの一言に尽きる
熱い、暑すぎて鬱陶しい。体育祭とか文化祭でやたら張り切りすぎる様な。どこのクラスにでも居る様なそんな奴よりも鬱陶しい
彼はそんな事自覚してはいないが

ジョブ
【???】所有者かどうかも不明


ふと横を見るとそこに居たのは……
あ?誰だったっけ。

特徴のない普通の制服。ちょっとサイズの大きいよれよれのズボン
ボタンの全部開いたブレザー
……こんなん学校に多すぎて誰が誰か分かんねーわ

鏑木「ねえと言っているのだ!返事をしろ!」

花井「…は?」

鏑木「よし!やっと話を聞く気になったか!ってその肘をつくのを止めるんだ!」


なにこいつ…ウッザ


花井「あ?」

鏑木「よし、下ろしたな」

花井「お前誰?」

鏑木「はっはっは!君のクラスメイトの鏑木拓哉だ。鏑木の鏑は――――」

花井「何の用?」


面倒なのに絡まれた……早めに切り上げよ

鏑木「君は一週間も学校を休んでいた!」

花井「んー?ああ。休んだ」

鏑木「テストが近いと言うのに!だ!」

花井「あー…うん」

鏑木「どうしてそんな行いをしたのか!?」

花井「アレだよ。生理生理。女の子の日っつーの?」

鏑木「んなっ!!!」

鏑木「そんな大きな声で!場を考えるんだ!」

花井「生理現象なんだから仕方ねーじゃない?生理だけに?」

鏑木「…!!??」

鏑木「とーもーかーく!そんな君のために勉強を教えてやろう!」

鏑木「1週間分の遅れを!数時間で取り返す!!!!」

あーあ…面倒なの居ないと思って頭いい学校来たのに
結局どこにでも居るのね。厄介な奴は

―――――――――――放課後

あり得ないことが起こった。
放課後帰ろうとしたらドアが開かない…

唯一開く前のドアには――――アイツが居る


鏑木「逃がさんぞ!」

花井「どけや!」

鏑木「勉強だ!」

花井「はぁ!?本気かよ!」

鏑木「本気だとも!だって私たちはクラスメイトじゃないか!」

ウザいな…ウザいウザい。
本当にウザすぎる


花井「あー…そうそう。お婆ちゃん死んだからお葬式なんだよね、帰る」

鏑木「だったら今から君の家に電話して確かめて―――」

花井「あー女の子の日が激しくて眩暈がー」

鏑木「先ほど頂いてきたこの錠剤で頑張りたまえ!」

花井「なんでおめーが持ってんだよ!」

腹くくるしか…無いみたいだね


下1のコンマ40以上でもう一人乱入

乱入者の名前と性別
下2

見た目を
下2まで

性格を下2まで

西園寺 麗子 女

容姿
小さい背と掛け違えたボタンに左右非対称なリボンの髪飾り
花井曰く「寝起きの小学生」と称されるほどのドジを体現した見た目
本人はきちんとしているつもりなので指摘されるまで全く気付かない

性格
性格は至って純朴。道に花が咲いてれば摘んで帰るし。小鳥とお話とかもしちゃう
解答欄は常に一個ずつずれるてるしで。要は天然、バカではない天然
一応人並み以上の学力は保持している

【ジョブ】所有者かどうかも不明


西園寺「あ~。鏑木君。なにしてるのー?」

鏑木「ああ、西園寺さん、君は?」

西園寺「私はね、忘れ物しちゃって…」

鏑木「何を?」

西園寺「通学カバン」

鏑木「はっはっは…ドジだな!」

西園寺「えへへ…持ってたつもりだったんだけど……」

おい…おいおいおいおい!ちょっと待って…
これ以上面倒なのは増やさないで。いや、割と本当にお願いする


鏑木「私はだな、今から彼女に勉強を教えてあげようと」

西園寺「あー…由依ちゃん一週間もお休みしてたからねー…。よしっ!私も手伝うよ!」

鏑木「本当か!?それはすごく助かる!」

西園寺「困ってるんだもん!ね?」

花井「…」


今年一番の地獄が今まさに幕を開けた。

西園寺「で!ここの公式を使ってねー」

花井「あ…うん。あ、確かに早いな」

西園寺「でしょ?教科書に載ってる方法だと…ちょっと時間かかっちゃうし」

鏑木「おや?ここの式はこうではないのか?」

西園寺「あ…だねー」

いや…こいつら面倒な奴だけど…。アタシ以上に頭が良い?
まさか…特待生制度を難なくパスしたこのアタシより!?


西園寺「聞いてるー?」

鏑木「ここからが大切だぞ!」

花井「あ…ああ。外の音うるさくてね」

鏑木「気合いだ!耳を気合で閉じろ!」

西園寺「あ…じゃあカーテン閉めるねー」

花井「いや…窓閉めろよ」



うん…こいつらやっぱりアホだわ

『~~~♪~~~♪』

鏑木「おい!君達!携帯が鳴っているぞ?」

花井「アタシじゃねー」

西園寺「あれ?私かなぁ?」

鏑木「……私か?」

どこかで聞き覚えのある曲が流れる。
多分誰かの携帯が鳴っているだけ…みたいだけど


鏑木「少し中断しよう」

西園寺「私ちょっとバッグ見てくる―」


下1でコンマ判定
00~50???
51~99???

西園寺「えへへへ…私だった」

鏑木「親御さんか?あ…こんな遅くまで何も言わずに残っているから…」

西園寺「ん…うん…」

西園寺の顔が一瞬だけ濁る
……何があった?


西園寺「就職戦争…?」


花井「!?」


鏑木「どうしたんだね!そんなハトが豆鉄砲食らったような顔をして!」


『パァァン』


西園寺が何かを押したと同時に教室内が眩く照らされた
これは…。アタシと一緒!?


西園寺「―――――――」






添付されてた【職業】を

下3
のうちどれかを採用で

農家

>>54採用

【職業】の能力を
下3から一つ採用

野菜や果物を武器にして戦う

>>59採用

西園寺 麗子 女

容姿
小さい背と掛け違えたボタンに左右非対称なリボンの髪飾り
花井曰く「寝起きの小学生」と称されるほどのドジを体現した見た目
本人はきちんとしているつもりなので指摘されるまで全く気付かない

性格
性格は至って純朴。道に花が咲いてれば摘んで帰るし。小鳥とお話とかもしちゃう
解答欄は常に一個ずつずれるてるしで。要は天然、バカではない天然
一応人並み以上の学力は保持している

ジョブ【農家】

スキルレベル1
「大地の恵み(lv1)」:鉄球の様なスイカと切れ味鋭いさやえんどう等を召喚する。レベルが上がればいろいろ強力になる

西園寺「え…なんか変」

マズいマズいマズい…アタシと同じことになったらかなり拙い。
アタシも実は昨日このメールを受け取った後に…力が制御できなかった
いや…時間が立てば自然といろいろ頭の中に流れ込んだけど


暫くは覆面スーツがアタシの部屋を荒らし回ってた


アタシだけの特例だと思っておきたいけど



西園寺「きゃあぁぁぁっ!!」


『ドスンッ』


鏑木「!?!?」


鏑木の目の前の机が突如として巨大なスイカに押しつぶされる
ああ…誰もが通る道なのか



西園寺「と…とまってぇっ!」


『シュンシュンシュンシュン』

鏑木「な…何が起こっている!?」

西園寺「分かんない!」

花井「ちょ!深呼吸しろって!落ち着け!」


壁に突き刺さるさやえんどう。
まだ暴走してるから命中はしないみたいだけど…

アタシの時より命に係わる…

西園寺「きゃあっ!」


花井「出て来い!配下!」


取りあえず2匹覆面スーツを呼びつけて盾にする。


鏑木「なんだなんだ!!おい!そこのスーツの御仁!血が!」

花井「いいんだよ!気にすんなっ!」


鏑木「救急車を!!」


花井「呼ぶんじゃねえ!」

花井「おい覆面!あの女押さえて来い!」

鏑木「無茶をするな!」

花井「邪魔すんじゃねえ!!」

鏑木「怪我をしているんだぞ!何とも思わないのか!」

しゃがみこんで自信を守りながらも、鏑木は覆面の足に縋りつく
邪魔過ぎる…。何だよアイツ


西園寺「はっ?!」


『ヒューーーーン』


先ほどより巨大なスイカが上空に生成。
ヤベェ…鏑木は気づいてねえけど……これじゃあ命中するぞ!



下1のコンマ30以上なら防衛成功

『ゴキンッ』

『ドスゥンッ』


花井「ちっ!!手間かかるんだよ!カス!!」

覆面にアタシは「覆いかぶされ」と指示を出した。
そのおかげでスイカの直撃は避けられたけど、覆面に刺さったさやえんどうがスイカの重みと覆面の重みをプラスして鏑木に突き刺さる
でも知らん、生きれただけ感謝しろ。



鏑木「っ!?」


西園寺「あ……あ……」


覆面の物じゃない血が教室に広がる
アレ?…どっちにしろ死んだ?



花井「って!覆面!今だよ!動け」

残るもう一匹を西園寺に突撃させた
なんとかこれが上手く行って―――

――――――――――――

花井「んで?どーすんだよ。これ」

西園寺「……え…え…」

花井「おい。はっきり喋んなって。もうあんたはその…なんつうの?普通じゃないんだから」

西園寺「鏑木……君は?」

花井「え?脈あるし死んではねえんじゃ?」


西園寺「え…でも」

鏑木「気にする事はない」

花井「ほら、生きてた」

花井「つか、教室掃除しないと……」

西園寺「え…あ。」


花井「おい覆面。とりあえずコイツ外連れ出して」

花井「アンタはモップ持ってきて」

教室の血だまりはある程度掃除できた。
壊れた机も覆面に運び出させた


花井「んで、あとはこいつを病院に。生きてるー?」

鏑木「…ああ」


面倒なことが増えた…。
取りあえずひき逃げに合って通り魔に刺された?とか…

あー…言い訳も面倒


花井「西園寺、行くよ」

西園寺「…どこに??」


花井「…秘密」


花井はどこに行く?

1 親族の家
2 病院
3 実家


下2

今日はここまで。

お気づきの方も居るかもですが。戦闘は殆どコンマで行いますごめんなさい


選択安価少ないんじゃ!とかはいつでも受け付けております
力量不足なのです

更新前の人チェック

―――――――病院

女医「どうすればこういう怪我の仕方をするのかしらぁ?」

花井「転んだんだよ」

西園寺「…はい」

女医「あのねぇ。転んだだけじゃこんな穴だらけにならないのよ」

鏑木「いや…本当です」

女医「まあ本人がそう言うから今回はそう言う事にしといてあげるけど」

女医「あんまり暴れすぎないでよ」

なんだかんだ言ってこの女医はアタシが気を許せる人物の一人。
じゃないとこんな怪我人連れてこねえし

女医「とりあえず応急処置は済ませたから、傷が深くなくてよかったわね」


鏑木「恩に切ります。ご迷惑をおかけした」


西園寺「すみませんっ!」

なんとか歩けるまでには回復したらしい鏑木。
…つか、そんな事より西園寺にもメールが届くなんて…
もしかして意外とこういう奴らは多いのか?


西園寺「由依ちゃんっ!ほんとーにごめんねっ!」

花井「あ?良いよ、別に」

西園寺「もし由依ちゃんが止めてくれなかったら」

花井「鏑木は死んでた」

西園寺「だから本当にありがとっ!」


なんかこういうタイプの人間を見んのは久しぶりだな…
正直言って…めんどくせぇ


花井「んじゃ、アタシは帰る」


西園寺「あ…―――。またねっ!また明日っ!」


―――――――――――――

???「花井由依。確かにコイツか?」

???「ここ仕切ってるってのは」


夜の街中。満月がその人物を照らす


???「お前が知ってるんだろ?教えろや」


手には携帯電話。誰かと話しているようで


???「あ…へぇ。良いとこの学校通ってんじゃん」

携帯電話を握る手から生えているのはどす黒く鋭い獣のような爪
きらりと光る牙の様な歯


???「オレは一人でやらせてもらう。てめぇらを手伝う事はねえ」



???「オレの目的なんて決まってるだろう。強い奴を倒すだけだ」


―――――――――――

――――――――通学路

昨日アタシはあの不思議なメールの事について少し考えて居た。
まず。どうしてあんな非現実的な能力が使える様になるのか…。それはアタシの理解の範疇を超えたから放置
んでアタシはその後の事を考えてみた。
まず力、アタシはメールに準えて「ジョブ」と言う事にする。
「ジョブ」はその人に合ったものが選別されて渡される、アタシなら【ヤクザ】西園寺なら【農家】。もちろんこれは仮説

んでその「ジョブ」を手に入れたら、人は力が暴走する可能性が高い
アタシも。んで、西園寺も。
となればこれはすごい厄介、下手したら捕まる。

メールに書かれていた「生き残ってください」の文字。
これがアタシには理解できない、いったい生き残るとは何を―――――――




西園寺「おっは…ああああああ!!!」

『ズルゥッン』


花井「!?!」


見事にお尻の部分だけずり下げられるスカート
そしてそれを掴んでいるのは……――――


――――――――西園寺



西園寺「いやぁぁぁっ!ごめん!ごめん由依ちゃん!!」

花井「……―――――――」

花井「何してくれてんだ?あ?」

西園寺「違うの!わざとじゃないの!」

花井「ワザとだったら今からすぐにぶち殺すわ、わざとじゃなくても殺す」

西園寺「ごめんっ!!」

花井「……」

花井「とりあえずスカートから手離せや」


西園寺「あー!!ごめんっ!」


朝から気分が悪い、けどこいつは無視しても絶対に付いて来る
そんな気がする


西園寺「…意外と可愛いパンツ穿いてるんだね」

花井「フォローしてるつもりみたいだけど、それ墓穴掘ってっから」

西園寺「…ごめんね?」


花井「もう良い」

【教室】


鏑木「はっは!昨日は心配をかけた!」

教室に入ると、そこには待ち受けて居たみたいにあのバカが居る
朝からウザい

そしてさらにウザいのは――――

女子A[えー。鏑木君と中良いんだー。てっきり花井さんって怖い人かと思ってたー」

男子A[おいやめろって。お前等よりかは怖くねえわ」

女子B「なにそれー。ひどーい」

女子A[あ。よかったら今日西園寺さんと一緒にランチ行こうよー」


鏑木がどう伝えたのか分からないが、何故か急に馴れ馴れしくなったクラスメイト達
マジでウザい


鏑木「みんな仲が良い!私は嬉しい!」


傷口開いて死ねばいいのに

【お昼休憩】


とりあえず煩くなる前に場所を移動しよう
あんなキャーキャー言ってる女どもに囲まれたらアタシは死ぬ、ストレスで死ぬ
それに今は西園寺も鏑木も居ないし


でも待て。アタシこの学校の事よく分かってねえ…
いっつも静かに教室にいたからね…


散歩がてらぶらついってみっか


1中庭
2屋上
3図書館
4校舎裏

下1

???「だめだよっ!マカロンっ!」

静かな場所を求めていったはずの校舎裏には……
裏には……

???「ばれちゃう!みんなにばれちゃう!」

一人でしゃべる奴が一人
なんだよこいつ…キマッてんの?


???「あっ!大変だよマカロン!人が来ちゃった!ばれちゃう!」



花井「……」


???「マジカル!突破!」


ダッシュする変人。そこそこ早い…



【下のコンマ30以上で発展】


あ…どっか行った。
なんなんだアイツ?相当不気味じゃねえか


変な奴に関わるのは止めとこ。
つうか西園寺と鏑木だけでアタシのキャパ超えてるからな



花井「……」


なんかしっくりこねえな。

他の場所も行くか

1中庭
2屋上
3図書館
4女子トイレ

下1

【屋上】

屋上のドアを開けると…まさにそこは修羅場


???「……」

柵から頭を出して地面をじっと見てる男子。
おかっぱ頭に眼鏡。見るからに…オタク


花井「……」


つか…これ自殺とかそんな感じじゃねえの?
後ろからでも負のオーラ漂ってるし…


???「だれ?」


花井「いや…別に」


???「……」

アタシが居るのには気付いてるみたいだけど……
振り向く気配がねえ…

【下のコンマ30以上で発展】

花井「もしかしてアンタ。飛び降りようとかしてる?」

花井「アレ痛いぞ?やめとけやめとけ。飛び散る」

???「そ…そんな事しない。出来ない」

???「けど。楽だろうなって」

うわぁ…さっきの独り言女より面倒くさそうだね…
けど無視して死なれたりしても…―――――

いや。どうでもいいか


???「君は?」

花井「……花井。一年の花井由依」



???「僕は……二年の―――――」


【この人物の名前】

下2

性格を下1

川室誠 男 高校二年

容姿
おかっぱ頭に黒色の丸渕眼鏡、背は小さく中学生にも見える
如何にもないじめられっ子ですと見た目で表現しているかのような人物
顔も幼いし、どこか加虐心をくすぐるようなおびえた表情を常にしている

性格
見た目の通り根暗、友達なんていない
クラスでも存在を忘れられるというか触れられていない。
死のうとよくするがそこまでの勇気もないためいっつも何もしないで終わる
未遂すらできない

【ジョブ】所有者かどうかも不明

花井「川室ね。んで?なんで死のうとするわけ?聞きたいんだけど」

川室「ぼ…僕なんていても居なくても。それに…毎日楽しくないし…」

川室「あ…あいつら怖いし」

うわぁ…こういうのってドラマの世界だけだと思ってた。
けど居るんだね、現実にこんなあからさまないじめられっ子ってのが?


花井「あいつ等?」


川室「樹院の…」


名前を聞いただけでピンときた。「樹院高等学園」ここから近くにあるアホの集まり
言ってしまえば不良のたまり場?



花井「ふっ…あー…絡まれそう」


川室「…ぼ…僕怖い。それに、あいつら殴るんだ」


花井「殴ったら面白そうな顔してるからじゃね?」

川室「ひどい」

『ガチャンッ』


川室「――――!????」

ドアが開く音を聞いて川室がビクッと痙攣するみたいに体を跳ねあげる
…誰が来た?


西園寺「あー!!居た!」

鏑木「お弁当を一緒に―――。むっ?彼は?」

西園寺「よく分かんない!けど皆でお弁当を食べよう!」

鏑木「そこの人。お弁当は?」


川室「…無いです。」

鏑木「なら分けてやろう!」


次はアタシが飛び降りたい……


西園寺「えっ!…苛めダメだよ!」

鏑木「先輩…辛かったでしょうね……」


話の流れは自然と川室に集中し。そこから質問攻め
二人に樹院の話が知れた

鏑木「それは許せない!私たちが注意しに行こう!」

西園寺「……え。あぶな―――」

西園寺「あ。行ける!行こうっ!」


西園寺は鏑木を止めようとしたけど「ジョブ」を思い出したのか一気に乗り気に
ここからの展開…それはもう――――



鏑木「花井さん!君も手伝うんだっ!」


ほらやっぱりな。面倒くせえ


【河川敷】


放課後、川室の案内で待ち合わせ場所の河川敷に来た。
相手が何人来るか不明、それに名前も分かってねえ


花井「なあ、こねえよ。帰ろ」

鏑木「こんな卑劣な事!許すわけには!」

西園寺「そーだ!」


律儀に待つ必要なんてねえだろ。帰れよ
んで乗り込んできたらボッコボコに――――


って…。なんか来たぞ?


遠目に見える一つの影。多分だけどあの制服樹院のだ…

つーことはアイツがか。…だる


【やってきた人物の名前と性別】
下2

見た目を
下2まで

性格を下2まで

五味木 三郎 高校二年 男

容姿
ダッボダボのニッカポッカの様なズボンに金髪の小さなリーゼント
高校生には見えない顔立ちで不良と言うよりかはチンピラの様な見た目
学ランには「一匹狼」と金の刺繍がでかでかと縫われている

性格
俺様は最強で他の奴らとは違うなんて思ってる人
けど実際は他の奴らのパシリに使われてたりとコンプレックスを抱えている
いつか見返して踏みにじる為に、今は大人しく言う事を聞いている


【ジョブ】所有者かどうかも不明

五味木「あっれー?チビ。今日はお友達も一緒かぁ?」

川室「…っ」

うっわ…典型的なイキリじゃねえかよ……弱そ。

五味木「おい!答えろや!!!あぁっ!?」


鏑木「おいコラ!やめたまえ!!」

五味木「なーに俺に口出ししてんだよ!?」

鏑木「君のしている事は正しい事ではない!ただちに川室先輩に謝罪をするんだ!」

五味木「誰に口きいてんだ?」

五味木「殺すぞ!?」

鏑木「そう言う風に言葉で威嚇したって無駄だ!」

花井「おいおいおい。やめとけ。面倒になるだけ」


五味木「って…おめぇ…花井か?」

うわ…なんかすげえ嫌な予感。的中…するなよ。

五味木「へぇ…お前があの生意気な。良い子ちゃんか?」

花井「はぁ」

五味木「ウチの学校では有名だぜぇ?」

花井「わぁ。有名人。嬉しい」

五味木「ちょけてんじゃねえ!!ぶっ殺すぞ!」

花井「…あ?」

五味木「あぁ!?」


うぜぇ…。さっさとコイツ気絶でもさせて帰るか

五味木「おめぇ倒したら…。ひひっ」


あー……怠い。的中しちまったよ


五味木「『―――――』」


西園寺「……由依ちゃん!!」

花井「……」


しかも…こいつ。『ジョブ』持ってる?!。怠いに輪をかけて怠い…


五味木の【職業】を

下3
のうちどれかを採用で

ちんぴら

>>120
採用

【職業】の能力を
下3から一つ採用

鉄砲玉になる能力(やられずに成功させていくにつれて昇格して能力が強化されていく)

>>124
採用

五味木三郎 高校二年 男

容姿
ダッボダボのニッカポッカの様なズボンに金髪の小さなリーゼント
高校生には見えない顔立ちで不良と言うよりかはチンピラの様な見た目
学ランには「一匹狼」と金の刺繍がでかでかと縫われている

性格
俺様は最強で他の奴らとは違うなんて思ってる人
けど実際は他の奴らのパシリに使われてたりとコンプレックスを抱えている
いつか見返して踏みにじる為に、今は大人しく言う事を聞いている


ジョブ【ちんぴら】
スキルレベル0
「鉄砲玉」:鉄砲玉になる能力(やられずに成功させていくにつれて昇格して能力が強化されていく)


花井「出て来い!」

三人の覆面スーツを一気に目の前の奴に飛び掛からせる。
人海戦術。何とかなるだろ


『ズギャァン』

『ドサドサ』


花井「あぁっ!?」


三人は一気に吹き飛ばされ地面に叩き付けられる。
身体能力……おかしくねえか?

五味木「へへへ!弱えええええ!!」


西園寺「スイカころがし」

『ゴロォン』

土手の上にいつの間にか避難していた西園寺が、斜面を利用してスイカを転がす
しかも複数。
物量で攻めて来たか…。


【下のコンマ50以上で命中】

『ゴンッ』

五味木「いってぇぇぇぇ!!!」

スイカは見事にスネに命中。アレは痛い……
けどこの隙に


五味木「いってえんだよ!!このクソ!!」


『メキィッ』

『ボンッ』


蹴られるスイカは見るも無残に飛び散った
おいおい…あのスイカ…。結構重たかったぞ!?それをこんな簡単にって。

コイツやべえ。


五味木「クソ女!ぶっ殺す!!」


凄い速さで土手の上の西園寺の元に向かう男。
おいおいおい…マズいか?これ

続きはまた明日!
簡単な補足。スキルレベル0と言うのはONとOFFが自分で制御できない、いわばパッシブスキルの様なものです

投下前に人が居るかどうかの点呼を

凄い速さで駆け出した五味木は一目散に西園寺の居る土手上へと駆ける
それを止めようとするが、五味木の身体能力は高すぎる
花井の能力では手も足も出ない、いや…出しても遅い


だったらどうするか、西園寺が覆面スーツたちと同じように蹴散らされるのをただただ見ているだけなのか
もう手も足も出ないのか、と考えて居た矢先


ある場所から軽快な音楽が鳴り響いた


電子的な機械音が軽快な音楽を奏でる
そう、それは誰かの携帯から発せられた音で


花井「……まさかっ」


脳裏に過るは「ジョブ付きメール」。こんな戦いに自分たちを招きこんだメール
いや…正確に言うと違うかもしれないが、花井は嫌な予感が止まらなかった


【コンマ判定】
00~49 ???
50~99 ???

下1


「……―――――」

電子的な音がぶつっと途切れる。
それは誰かが携帯を開いた証だった

花井「おい!誰だよ!」


もう五味木は西園寺の殆ど前に迫っている。
それから目を離せない花井は怒鳴る様に後ろの二人に尋ねた






鏑木「――――――就職……案内だ」



花井「……」


嫌な予感は的中だった。
鏑木にも〝あの〟メールが届いたのだ


花井「……」


ここで鏑木にファイルを開かせれば起こる事は暴走。だが西園寺を助けれる可能性は上がる
花井にとっては一番つらい選択、賭けに出るしか道は残されていないのだ


【選択】
1ファイルを開かせる
2ファイルを開かせない

下1

それでは

鏑木の【職業】を

下3
のうちどれかを採用で

炎の戦士

>>142

採用

【職業】の能力を
下3から一つ採用

鏑木 拓哉 男

容姿
ワンサイズ上の制服のズボンにボタンを全部開けたブレザー
短い黒髪をツンツンにして立てているどこにでも居そうな高校男子
身長は普通だが少し筋肉質

性格
とにかく鬱陶しいの一言に尽きる
熱い、暑すぎて鬱陶しい。体育祭とか文化祭でやたら張り切りすぎる様な。どこのクラスにでも居る様なそんな奴よりも鬱陶しい
彼はそんな事自覚してはいないが

ジョブ【炎の戦士】
スキルレベル1
「熱血体質(lv1)」:体に炎を纏う能力、本人は至って熱くないし服も燃えない。レベルが上がると温度とその他諸々が強化される

花井「開けっ!早くしろ!!!!」

暴走すれば少しの間だけだが強化状態で能力を使うことが出来る、それは自分の経験と西園寺の事件で理解している
ただしコントロールは出来ないが


けど、それでもこの場を覆せるのなら。
正直花井にとって西園寺が死のうが生きようがはどうでもいい
あんな三下のチンピラもどきにやられるのが気に入らない



そしてそのチンピラもどき、もとい五味木は西園寺の目と鼻の先に居る

手を少し伸ばすだけで届く距離、そんな西園寺にとっては危機一髪の時だった



『ボォォォォォォォォォッ』


花井の体を押し飛ばすように熱気の波が河川敷を駆け巡る
一体どこでそんな事が起こっているのか?いわずもがな鏑木の暴走だ



五味木「お…おいおいおい…なんだよ」

西園寺「……うそ。」


二人は熱源を見て唖然。
だってそこにあったのは人ではなく。橙色に光る大きな球が存在していたのだから


鏑木「…これで。これで私も。正々堂々!戦えるなっっ」


そしてさらに驚くことに、鏑木は暴走した状態にもかかわらず。力をコントロールしている
時折小さな破裂音が聞こえてくるのから察すると、相当無理をして抑えつけているのだろうが

それにしてもきっとものすごい精神力なのだろう、二人ですらできなかったことをやってのけているのだから




五味木「テメぇ!動いたらこの女殺す!」


五味木は西園寺を捕まえて迫りくる鏑木にそう言い放つ。
西園寺の首に五味木のごつごつとした腕が食い込んでいる



鏑木「人質…!。そんな卑怯な事……」

鏑木「許せない…なッッッ」


よろよろとだが五味木に近寄る鏑木。
力を制御しているのでいっぱいいっぱいなのか、頭が回っていないように思える



五味木「動くなって!動くなってんだろ!!!」


五味木は完全にすくみ上っている。それほどに…「熱い」のだ


五味木「っ!」

そんな五味木の隙を突いた西園寺が、さやえんどうで五味木の腕を突き刺した。
その痛みで五味木は西園寺から手を離してしまう


花井「おい!西園寺!転がれ!その土手から転がれ!」


それを見ていた花井は西園寺に指示を出し、下に覆面を新たに待機させる。
これで五味木が逃げてきても時間稼ぎにはなるだろう



鏑木「……っ!!!」


『ボオオオオン』

鏑木の熱は上がる、西園寺が居ない事を確認したからだろうか?
その姿はまるで太陽の様だった


鏑木「言う事はないのかね?」

五味木「……っ…ひぃっ…」


鏑木「悪い事をしたときはまず何をするのだったか?」

五味木「ざ…ざっけんな!!!俺は悪くねえ!オレに命令するあいつらが!!」


鏑木「よく分かった」


『シューン』


鏑木を纏っていた炎が鎮火。それと同時に中から少し疲れた表情の鏑木が現れた
腰を抜かしていた五味木も少し安心した表情を―――――




鏑木「大馬鹿者めが!恥を知れ!」


『ゴスンッ』

鏑木から放たれたアッパーは五味木の顎を捉え、凄い勢いで頭を跳ね上げる
五味木はその威力に身を任せ、ゴロゴロと土手を転がって、地面へへたり込んだ

―――――――――

花井「はっ。やるじゃん」

へたり込んだ五味木を見下ろしながら、花井は上に居る鏑木に称賛の声を送る
鏑木も疲れてはいるようだが、その声に答えるかのように手を振った



花井「んで?命令って?」

花井は聞き逃していなかった。
上で五味木が無様に叫んだ「命令」という言葉を



五味木「そ…それは!!!言え……――――」



花井「!?!?」


五味木「おい!なんだよ!なんだよこれっ!!!!」


五味木に情報を吐かせようと花井が腕を振り上げた瞬間の事。
五味木の体が徐々に光る粉のような物体になって天へと昇って行く



五味木「おい!止めてくれよ!止めろって!!!」


花井「………アタシは何もしてねえ」

五味木「俺が!俺が悪かったからよ!!!」

花井「……―――」


そして五味木が完全に粉になり消え去ると――――
その粉はクルクルと花井の周りを包囲した



花井「何だよ…これ」

『スッ』

『パァァン』


粉に触れると、まるで弾けるような光が花井を包む
それと同時に湧き上がるのは力の活性。

まるで己が強くなったかのような充足感



花井「……」



それは…『ジョブ』に目覚めた時と限りなく似た感覚で――――




【コンマ判定】
00~49:既存のスキル強化
50~99:新たなスキルを習得


下1

ジョブ【ヤクザ】

スキルレベル1
「配下召喚(lv2)」:鍛えた成人男性と同じくらいの身体能力を持つ覆面のスーツを召喚し使役する、限度は5人まで3分が限界らしい




――――――――――――level UP

川室「……なん…なんで」

西園寺「消えちゃった………」

鏑木「…」

一人の人間が消滅する瞬間
それはこの場に居た全員を困惑の底へ突き落す


鏑木「死んだのか?私が…」

西園寺「ち…違うよっ」

川室「……―――」


まるで出来の悪いサスペンスの様に全員が庇い合う最中。
花井が口を開いた


花井「『生き残ってください』」

西園寺「え?」

花井「メール。確かアタシに届いたメールに…そう書いてあった」


その言葉を聞いて二人もある事に気が付く


鏑木「就職…戦争」


そう……これは「戦争」の幕開けなのだと―――――

――――――――――――――四羽市:喫茶店

三人は休みを利用して、とある喫茶店に集まった。
理由は簡単。これからどうするか、そして昨日の事をもっと深く話し合うため


西園寺「…家で考えたんだけど」

「戦争」その重い事実を受けて口にふたをされている面々だが、西園寺が真っ先にそのふたを外す


西園寺「まず…メールの職業は私達を象徴するもので…で。それを開くと超能力みたいなのが使えて、で…最初はそれ以上の力で暴走しちゃう」

花井「わーってる…んなこと」

西園寺「で…誰かが誰かを殺すと…消える」

花井「消えてそいつの力を吸収できる。より強くなれる」

花井「言っちまうと、RPGで言うレベルアップ」


珍しく花井はこの二人に情報を開示した。
同でもいいこの二人に


鏑木「生き残る。強くなる。そのためには私たちは誰かを食らわなければならない」

花井「ああ。弱肉強食だってことかな?」


黙り込む三人。きっと同じことを考えて居る…
もしも自分以外の誰かが…裏切ってしまったら。と

西園寺「鏑木君…由依ちゃん…」

花井「やめろすり寄んな」

鏑木「あ…ああ。私たちは命を助け合った仲じゃないか!」

だけども不安は払拭しきれない。だって、自分以外何を考えて居るのかわからないのだから
どうすべきなのか分からないのだから


花井「とりあえずお前らアタシの下に着け。良いように使ってやる」

鏑木「そ…そんな言い方は!」

花井「だったら単独で動いて狙われるのを待つか?」

鏑木「私たちは道具ではない!」

花井「だったらお前らはアタシの事を仲間だと思えばいい、アタシはお前らを仲間とは見れない」

西園寺「……やめようよ。とりあえず…皆で行動しよ?」

花井「…どうする?」


鏑木「…君は仲間だ!君がどう思っていようがな」


何とか出来上がった3人一つのグループ。
いつ崩れるかもわからない歪な物だったが、一抹の安堵を与えてくれた


鏑木「まず…あのメールだが」

花井「バラバラに送られてる」

西園寺「受け取ったら最後…だよね」


行ってしまえばあのメールこそが戦に駆り立てる赤紙
けど…対処方法はないのか?


鏑木「もしあのメールのファイルを開かなければ?」

西園寺「うんっ。そのまんま削除しちゃえば?」

花井「分かんね。アタシらは開封したんだから」

鏑木「もし…転送すれば?」

花井「それも分かんねえ。あのファイル…開いたら消えた」

西園寺「私も…だよ」


沸き起こる疑問だったが、それの答えは無い
静かな空間で時間が過ぎていく


【その他メールや能力の事で気になる事があれば】
下2まで採用

おっと書き忘れ。

無い場合は無しと書いてください

鏑木「話は変わるが、あの時あの不良は生きていた…。」

西園寺「あ…確かに」

西園寺「でも消えちゃった…負けたから?」

花井「それ言ったらアンタも消えないとおかしい、暴走した時にアタシが勝ってるんだ」

鏑木「勝ち負けの定義…か」

鏑木「花井さんよ、質問だが。西園寺さんを止めた時西園寺さんの意識は」

花井「羽交い絞めにしただけだからな。意識はあった」

花井「意識を失ったら消える?けどあの不良も」

鏑木「ああ…言われてみれば」

西園寺「ダメージを受けすぎると?」

花井「ん…それも一理あるけどな。決め手に欠ける」

花井「おい…。オマエあの時自分の意志で暴走止めたよな?あれは完全に止まったの?」

鏑木「どういうことだね…」

花井「完全に落ち着いた状態であの不良をぶん殴ったのか?」

鏑木「感情が高ぶっていてよく分からなかった」

鏑木「ただ殴った後はすっきりした」

花井「勝ち負けの定義…わっかんねえな」

花井は一つの仮説を立てていた。
もし暴走の状態をコントロールし、その状態で敵にある一定数のダメージを与えれば相手は消滅を起こすのではないかと
花井や西園寺はコントロールしきれず、時間の経過を待つしかなかったが。鏑木だけは違った
あの時明確な怒りの感情と共に相手にダメージを与えていた。もし、それが敵の能力を超える力であり、かつ敵がそれを抱えきれずにパンクしてしまったとしたら
いや…でも鏑木は能力に目覚めたてでそこまでの力は無かったはず、そんな鏑木が敵の力を上回っていることなんて…


西園寺「とりあえず…死ぬことに気を付けよう…」


結果的には分からなかった。

いずれ分かる時が来るのだが、それはまたもう少し後の話

西園寺「もしね、メールの転送で『ジョブ』を渡せるとして…。それが重複した場合は?」

花井「さあ?けど、アタシみたいに力が強くなるんじゃね?」

花井「一番それっぽいでしょ、この答えが」

まだそんな状況になっていないから断言はできない。
けど今までの経験的に考えるのであれば、この仮説が一番的を得ているかもしれない


花井「こんな答えのわかんない話より。とりあえずアンタ等の『ジョブ』詳しく話しなよ」


勿論花井は嘘を織り交ぜた。
西園寺と鏑木は正直に話したのだが…。花井は少し疑っている
勿論態度にも口にも出さないが。



花井「んじゃ、これからよろしくね、使い捨て」

鏑木「はっはっは!チームの出来上がりだ!一致団結だ!!!」

西園寺「あ…紅茶こぼしちゃった」


いったん今日の所はお開きと言う事になった。

そしてそれと同時にこの三人を巻き込む最初の闘争の幕開けも静かに始まっていた

――――――――――――公園

皆と別れた後、西園寺は一人で帰宅していた。
やけに寂れた公園は昼なのに少し不気味、それもそのはず。誰も居ないのだから

だけどここが一番の近道


西園寺「…あ。タンポポ」


そして西園寺の秘密の花園でもある


西園寺「あ…あそこの花、綺麗に成長してるー。良かったぁ」


彼女だけの秘密基地。彼女だけの庭園。彼女だけの癒しの場所。
そんな場所に、不穏な闖入者が一人


まだ西園寺は気づいていないが


???「…あれが、五味木をね」



【不穏な闖入者の性別と名前】
下2

容姿を下2まで

性格を下2まで

山田 太郎 高校二年 男

容姿
牛乳瓶の底のような眼鏡にニキビのできた顔
センター分けの脂ぎった髪の毛は首の少し上まで伸びている
ブクブクに太っているせいで着れる服が少なく、常に樹院の制服を好んで着ている


性格
普通にずる賢い人。
まあ賢いと言ってもレベルは知れている、言ってしまえばコバンザメタイプ
自分はうまく立ち回れていると思っているし、行動にもそれが浮き出ている



ジョブ【不明】

山田「君。西園寺さん?」

後ろの茂みから出てきた巨漢の男に一瞬体をビクッとさせる
だってここに人が居ること自体珍しいのだから…

それに相手は「樹院」の制服を着ている

先日の事も相まってなおさら警戒してしまう


西園寺「…はい」

山田「へぇ。こんな可愛くてちっこいのに」



山田「五味木をね」


西園寺「……??」

山田「とぼけても無駄なんだけどなぁあ」

西園寺「あのっ…いったい何なんですかっ?」


山田「え?ふふふ。分かんない?」

山田「今からね、君の事」


山田「殺さないといけないんだ」



【山田の職業を下3から一つ採用】

ニート

>>184採用

【職業】の能力を
下3から一つ採用



山田 太郎 高校二年 男

容姿
牛乳瓶の底のような眼鏡にニキビのできた顔
センター分けの脂ぎった髪の毛は首の少し上まで伸びている
ブクブクに太っているせいで着れる服が少なく、常に樹院の制服を好んで着ている


性格
普通にずる賢い人。
まあ賢いと言ってもレベルは知れている、言ってしまえばコバンザメタイプ
自分はうまく立ち回れていると思っているし、行動にもそれが浮き出ている


採用

ジョブ【ニート】
スキルレベル0
「働きたくないでござる」:何もしないことで全てのダメージを隔絶する

スキルレベル1
「煽り炎上」:????

今日はここまでで

10時頃に更新を

その前に点呼だけ

西園寺の体に嫌な物がドッと走った。
殺すという言葉に?それとも敵が樹院だから?違う
西園寺のそんなところまで思考が達していない。

ただ、一人で戦わなければならないという事実が、西園寺に緊張の糸を張りつめさせていた



西園寺「さやえんどう!」


先手必勝、殺すと言われたんだったらこれはもう正当防衛
それに相手が怯んだ隙に逃げだせばいい。



『サクサクサクッ』

ナイフのように鋭いさやえんどうを山田目がけて投擲する
見事に3つ体に刺さったけれど



山田「よわっ。君って弱い?いや…弱いんだね」


『ポトッ』

さやえんどうは何もなかったように地面に落ち、山田も一切傷ついていない


西園寺「…え?」

西園寺「なんで…。」

山田「皆が言ってた通り君って本当に弱いんだ。まあ、あの時もあの熱い子に助けられてたし」

西園寺「……」

山田「それに聞いたよ。暴走した時に人一人殺しかけたんだって?」

山田「それなのにあの子は仲良くしてくれるんだ。いや…違うかな?」

ダメージを食らわない山田は次から次へと言葉を紡ぐ。

日差しがカンカンに二人を照らし、二人ともじんわりと汗ばむ中
両者共々にらみ合った体制のままだった

山田「そうそう。思い出した思い出した、僕の従姉弟が四羽高校に居るんだけど、君って嫌われてるんだって?」

山田「勉強だけ出来てあとは全然だってね?皆言ってるらしいよ」


西園寺「…!さやえんどう!」


西園寺の視線が山田をキッと射抜くが、山田はにやにやしたまま動かない
ほくそえみながら言葉を紡ぎ続けている

西園寺「黙って!そんなこと言わないでっ!」

山田「きっと君が居なくなった後、あの二人は二人で君の悪口でも言ってるんだよ」

西園寺「…!」

『スンッ』

感情的に放たれたさやえんどうのナイフ。
それは山田に当たる事すらなくて


山田「ほんっと。噂以上にダメなんだね」


日差しのせいか汗ばむ西園寺。
滝のように出る汗が顔全体を濡らしている


西園寺「みんなそんな人じゃない…」


山田「じゃあ君に質問をするよ。一度自分を殺しかけた人を信用できる?」

西園寺「――――」

山田「ほら。出来ない」


涼しい顔で言葉を紡ぎ続けて、山田は西園寺の精神を追い詰めていく

西園寺「……!」

山田「そうだ、僕達と一緒にたら良いよ」

山田「君みたいな弱い子にはぴったりだと思う。それに五味木も死んだしね」

山田「いや、殺されたのかな?」

西園寺「…」

山田「あーそうだそうだ、君を守るために鏑木君が殺したのか」

山田「君が殺させたんだ。忘れてたよ」


もう一度さやえんどうを出そうとした西園寺だったが、熱くて体がふらつく
熱中症とか脱水症状とかそんな病名が頭を過るが――――


今はそれ以上に目の前の山田に対する怒りが湧き上がる


山田「でもどうして五味木は死んだんだろう。何か分かる?だってアレはまだ生きてたのに…」

山田「あ…雑魚だから?」


【コンマ判定】
コンマ末が偶数:???
コンマ末が奇数:???

下1

【内訳】
偶数>助太刀 奇数>スキップ

結果:スキップ


――――――――――――――四羽高校


朝の教室。一つだけ誰も居ない席がぽつんとあった

鏑木「西園寺は休み…か。珍しいな」

花井「バカは風邪引かねえっつーのにな」

鏑木「いや。ここに通ってる時点でバカではないだろう」


―――――『ガラッ』


そんな時慌ただしく教室のドアが開いた

川室「ちょ…ちょ…ちょっといいかな!」

花井と鏑木を呼ぶのは川室。
それもどこか尋常じゃない、ものすごい剣幕で


花井「……なんだよ」

鏑木「また「樹院」が絡んでいるのか?」



川室「とにかく来てって!!」

――――――屋上


花井「なんだよ」

川室「これ…き…昨日樹院の子から届いて…」

花井「あ?」

見せられる携帯画面に添付されている動画ファイル
花井は携帯をぶんどってファイルを開く


―――――――――――
山田「うし。写ってる」

暗い部屋。豆電球が山田をぼんやりと照らす
まるで出来の悪いホラー映画のワンシーン


山田「あーあーあー。聞こえてるかな?」

山田「今ね。僕一人でムービーを取ってるんじゃないんだ」


『カチッ』

新たに電気が付けられる。
そしてその下に居たのは―――――――椅子に縛り付けられた西園寺

山田「人質が居ます。要求を呑まないと殺します」

山田「まず要求その一。五味木が死んだ場面に居たメンバーで『樹院』に乗り込んでくること」

山田「この際ほかにだれか居る事が分かればすぐにコイツを殺す」

山田「その二。樹院に着いたら熱血君と花井さんは別行動をお願いするよ。パシリは…適当にどっちかについて」


山田「それだけ。んじゃあ、今日の放課後ね」


―――――――――――――――

『ブツンッ』


鏑木「!?」

花井「やられた…」

ムービーを見て焦る気持ちも理解できなくはない花井。
そして完全にパニックを起こしている鏑木と川室

そりゃそうだろう。今日の放課後に敵地に乗り込めと呼ばれているのだから


花井「気に食わねえ。乗り込む」

鏑木「な…敵の思うがままに動くのかね!」

花井「いや。動かなかったら西園寺…死ぬぞ?」

鏑木「だが!乗り込んだところで!」

花井「乗り込んだところで?。今殺されてねえって事は目的はアタシ等を「樹院」に入れる事だろ?」

花井「じゃねえとこんな事しないでしょうよ」


川室「…ぼ……僕もだよね」




鏑木「…相手の目的は」

花井「敵討ち。それかアタシを殺す事じゃないの?」

花井「だから樹院についたら個々で行動しろって言ってるんだろ」

花井「それにアタシ。川室みたいな荷物抱えるつもりは無いし」


花井は推測していた。
きっと今回こんなことをしている相手の目的は自分を殺すことだろうと。
そして他のメンバーも集合をかけたのは自分を逃がしにくくするためだろうと


花井「…んま。行くしかないわな」


『キーンコーンカーンコーン』



花井「とりあえず放課後な」


始業のチャイムと共に花井は一人で屋上を去る。


屋上に残った二人の男も何かをするでもなくそのまま屋上を後にした

―――――――――――放課後:樹院高等学園前


花井「……行くか」

どよんとした面持ちの男二人を引きずってやってきた樹院高等学園
門柱には程度の低い落書きが施され、校舎内からは動物園のようなにおいが漂ってくる


花井「おい!」

鏑木「…」

川室「…」

花井「あー…苛々すんな。おい、とりあえず入るぞ」


引きずるようにして二人を校舎内へと誘う花井



『ガシャンッ』


三人が入ると、なぜか勝手に閉まる門
戻れない、それを示唆しているかのように

花井「んじゃ…。アタシはこっちから攻めるから」

花井「あんたら二人はくれぐれも死なない様に行動宜しく」

花井はそれだけ言うと校舎の中へとスタスタと入っていく
それを鏑木は追いかけようとしたが―――


川室「ちょ…ちょっと待とう」

川室「別行動しないと……」

そう…ルールは別行動することだった
しないと西園寺が殺されてしまう


鏑木「とりあえず逆の方向に行こうではないか」


それを思い出して逆方向に歩みを進め始める鏑木


???「――――――」


だがもちろん平穏に進める訳もなく


【行く手を阻む人物の名前と性別】
下2

見た目を
下2まで

性格
下2まで

氷室 氷菓 高校二年 女

容姿
腰まで伸びた青い髪に鷹の様に鋭い目
長身でスレンダーな体系の女子
典型的な不良の見た目とは逸脱している為、教師からは好かれている

性格
基本的にクールで冷酷。
頭は樹院レベルではないのに、自分より下を見たいという理由でここに進学
自分以外の人間が苦しむ姿が大好きであの手この手で攻めてくる

氷室の職業を。
↓3の内から一つ採用

氷の魔術師

【職業】の能力を
下3から一つ採用

あ。すいませんミスです

>>216採用

改めまして
【職業】の能力を
下3から一つ採用

氷室 氷菓 高校二年 女

容姿
腰まで伸びた青い髪に鷹の様に鋭い目
長身でスレンダーな体系の女子
典型的な不良の見た目とは逸脱している為、教師からは好かれている

性格
基本的にクールで冷酷。
頭は樹院レベルではないのに、自分より下を見たいという理由でここに進学
自分以外の人間が苦しむ姿が大好きであの手この手で攻めてくる


ジョブ【氷の魔術師】
スキルレベル1
「アイスマジック(lv1)」:氷を操る能力、本人は冷たくもないし凍傷にもならない、水から氷を作ることも可能、氷は形状を様々なものに変えて使用できる。レベルアップで量と大きさ。その他諸々が増えていく
「氷の独壇場」:???

氷室「…」

『シュンッ』

突如として鏑木の足元に突き刺さる氷柱。
刺さる事は無かったが、敵がどこにいるのかが分からない

鏑木「川室先輩!下がっていてくれ!」

氷室「残念、外した」

鏑木「…女!?」


ドアの影から出てきた長身の女子、鏑木は警戒の色を強める


氷室「先に行きたいなら、分かる?」

鏑木「話し合いで解決とは行かないのか」


氷室「キモ…死ねよ」


『シュンシュン』

氷で出来た小鎌が回転しながら複数飛ばされる


鏑木「――――!」


【コンマ判定】
末尾が奇数:回避
末尾が偶数:命中

下1

鏑木「…溶けろ!!!」


『ジュンッ』

『ジワァァァッ』

飛んできた氷の小鎌は全て鏑木に命中。
だが能力により鎌は皮膚を切り裂く前に無害な水へと姿を変えた


氷室「…はぁ」

『トンッ』

『パキパキパキパキッ』


氷室が地面を足で小突く。すると地面が見る見るうちに氷結していった


氷室「熱い。無理なんだけど」


『シュウンッ』

氷室が次に生成したのは氷のナイフ。
それを構えたまますごいスピードで地面を滑る

鏑木「!!!」

『メラァッ』

『パキンッ』

なんとか熱気で地面を溶かすも、すぐに水は氷へと姿を変える

氷室「無理。動けないよ」

別に拘束されている訳ではないが、地面が凍っている為に下手に動けない
もしここで動いたりして躓きでもすれば……


鏑木「……!」


氷室「死ね!」


突き出される氷のナイフは一直線に鏑木を捉える

【コンマ判定】
末尾が奇数:回避
末尾が偶数:命中

下1

氷の足場のせいで動作が遅れた鏑木。
氷のナイフが肩に突き刺さる


鏑木「グハッ…」

氷室「…ふっ!」


氷室は嫌な笑みを浮かべたが、それもすぐに焦りの表情に変わる

鏑木「私に接近戦とは。バカ目が」


氷室「あ…」

『メラッ』

燃える足で鏑木は氷室を蹴りつける。
熱さと衝撃。そして滑りやすい足場のせいでバランスを崩して転倒


鏑木「ふっ。これでお互い様だ」


足場を溶かしながら着実に氷室の元へ向かう鏑木
氷は今まですぐに再生していたのに…、氷室が倒れているせいか足場の氷は再生しない


【選択肢】

1追撃
2様子見
3その他自由

下1

鏑木「…殺しはしない!安心したまえ」

氷室「……」


一気に畳みかける鏑木。
燃え盛る足で氷室を踏みつけようとする


鏑木「行くぞ!恥を知れ!」



『ズトン』


踏みつけられる氷室。
気絶まではいかなかったものの、足にやけどを負ったようだ

氷室「…優しすぎる。ウザい」


鏑木「おい!君!!」


戦闘は一段落したかのように思えた。
だが…。だが…。なぜか死んでも居ない氷室の体が消滅し始めている


氷室「――――は?」

氷室「負けてない…生きてる!!!」

冷静な顔が一気に人間味を帯び、答える相手のいない問いかけが辺りに響く
だがそれで消滅が止まるはずもなく


氷室「……なんで!!」



鏑木「落ち着け!落ち着き給え!!!」

鏑木「川室君!誰かを呼んでくるんだ」


氷室「……――――あ。」


氷室の横を走り抜けていく川室。
目の前で人が死のうとしているのだ、何とかして止めないと


氷室「――――そう言う事」




『パァンッ』


鏑木「…間に合わなかった」

光の粉が鏑木の周りを巡る
キラキラとした粉。


鏑木「……すまない」


『シュウン』


光は鏑木に吸収された。

そこにいたはずの氷室の存在と引き換えに

【コンマ判定】
00~49:既存のスキル強化
50~99:新たなスキルを習得


下1

ジョブ【炎の戦士】
スキルレベル1
「熱血体質(lv2)」:体に豪炎を纏う能力、本人は至って熱くないし服も燃えない。プラスチックなどが近づくと溶ける。レベルが上がると温度とその他諸々が強化される

一方その頃―――花井は――――



花井「…ちっ、誰も居ねえ」


一人で誰も居ない体育館に潜入しているが、誰も居ない
というより先ほどから一般生徒に巡り合わない


花井「誰か居ないのかよ!」


虚しく木霊する声、そしてそれに反応するかのよう出てきたのは――――



???「―――――」



【出てきた人物の名前と性別】
下2

見た目

↓2まで採用

性格
下2まで

剛田 武 高校二年 男

容姿
高校二年生にしては恵まれた肉体。褐色の健康そうな肌
如何にも体育会系な見た目
髪の毛は黒い短髪でオレンジのパーカーを制服の上からは居っている

性格
俺の物は俺の物お前の物も俺の物精神全開な傲慢な男
義理人情に少し熱い面があるが、単細胞
豪快な性格なので後輩からは慕われている

剛田の職業を。
↓3の内から一つ採用

OK

職業の能力を
↓3から一つ採用

剛田 武 高校二年 男

容姿
高校二年生にしては恵まれた肉体。褐色の健康そうな肌
如何にも体育会系な見た目
髪の毛は黒い短髪でオレンジのパーカーを制服の上からは居っている

性格
俺の物は俺の物お前の物も俺の物精神全開な傲慢な男
義理人情に少し熱い面があるが、単細胞
豪快な性格なので後輩からは慕われている


ジョブ【歌手】
スキルレベル1
「リサイタル(lv1)」:殺人ボイスで相手にダメージを与える
「アンコール」:???

バイトで離席。
22時ころに更新再開

何か質問等あれば今のうちにどぞー

人はいます?

点呼を取ります

剛田「よお!お前が花井か?」

花井「……ちっ」

パッとスポットライトに照らされた先に居たのはバッドを掲げた褐色の肌の青年
花井はそれが味方ではない、というより敵だと言う事はすぐに察知した


花井「お前ら!かかれ!」


覆面のスーツが二人出てきて檀上の青年に駆ける
少し体格が良くなっているのは気のせいだろうか



剛田「よぉし!!!お前ら!俺の歌を聞け!!!」


『――――――――――――!!!!!』


バットをスタンドマイクの様に持った剛田は大きく息を吸い何かを叫ぶ
声と言って良いのか分からないほどに形容しがたいその声は空気中を大きく揺らす
震える空気と巨大な音で花井もついその場にしゃがみ込んでしまう

剛田「おぉし!今日もオレは絶好調だぜぇ」

剛田「もういっぱぁつ!!!」

『――――――――――――!!!!!』


更に繰り広げられる『声』の暴力
それにより大きく体育館中の空気が揺らされて―――


『ガシャンッ』

天井につるされている巨大な照明が花井のすぐ横に落下した


花井『これ…やべぇ』

音による全方位攻撃。
そのせいで覆面達も動くに動けない

花井は完全に詰んでいる

剛田「さらにもう一発!」

『――――――――!』


何度も何度も同じように繰り出される音響攻撃
直接的な害は少ないが、こうもされていたら埒があかない


花井「……」


剛田「俺の歌をきけぇぇぇ!」


花井「……――――」

『――――――――!』


花井『……』


【コンマ判定】
末尾奇数:発展
末尾偶数:維持


下1

花井「……」

剛田「へっ!牧山が言ってるほど強くねえじゃねえか」

花井「牧山?おい。誰だそれ」

剛田「はっ?!教えねぇー!俺は教えねー!」

不意に出てきた「牧山」と言う名前。どこかで聞いたことがある気もする
いや…聞いているはずだ、花井にはその確信があった


花井「…牧山。牧山……」


剛田「もう一発!!!」



すぅっと息を大きく吸い込む剛田。
またしてもあの大きなノイズが響き渡るのだ

【コンマ判定】
末尾奇数:発展
末尾偶数:維持

下1

花井「牧山――――牧山黎羅か!!!」


思い出した。剛田の言う牧山と言う存在の事を。
確か中学の時に隣町を仕切っていた不良。確か彼女がその名前だったはず


剛田「うへっ!?」

花井「思い出した…確かアイツ。噂によるとここの高校だったな?」

剛田「はぁ!知らねえ!一年の奴なんて知んねえ!」

花井「……何で一年て知ってんだよ」


剛田「――――」

文字通り『ギクゥッ』と顔で表した剛田。
何だか肝心な情報を漏らしてしまったようで…。顔から余裕の色が消えている


剛田「おい!とりあえずオメェを倒す!」


花井「おい。牧山はどこに隠れてんだ?」

剛田「知らねえええええ!」


花井「牧山に伝えとけ!人質なんて良い根性だなってよ!」

剛田「……はぁ?」

またしても動きが止まる剛田。

花井「…ウチの西園寺だよ!テメェらが拉致ったんだろ!」

キョトンとした表情で剛田は首をかしげる
必死で思い出そうとしているらしいが……



剛田「誰だそれ?」



【選択肢】
1 人質の事を話す
2 西園寺の事を話す
3 自由

下1

花井「西園寺!西園寺……玲子だっけか?」

花井「とにかくそいつだよ!」

剛田「んあ?……西園寺―――」

その瞬間、剛田の頭の上に電球が浮かんだ…様な気がした


剛田「あの山田の彼女か?ちっこいやつ!」

花井「……山田って誰だよ」

剛田「あ?今日お前らが攻め込んでくるって俺に教えた奴だよ」

剛田「奇襲かけようなんて百年早えぞ!」


花井『彼女?奇襲?何言ってんだ?』


剛田「ま!この学園の守護神である俺様が平和を維持してやるけどな!」


【コンマ判定】
末尾奇数:発展
末尾偶数:維持

下1


結果:発展

花井「おい。ちょっと待て、西園寺は山田が人質に取ってんだぞ」

剛田「…ふぁ?」

花井「いや…おい。ちょっとこっち来い」

携帯を取り出す花井。
そこには川室に転送してもらったあのムービーが入っている


剛田「なんだよ」

『トンッ』


舞台上から降りて花井の携帯の光にふらふらと誘われていく剛田
まるで光に寄せられる虫の様


花井「おい。よく見ろよ」

『カチッ』

『―――――――――』


開始されるムービーに剛田は見入っていた
まるで初めて知ったかのような顔で目を見開いている



花井「……」

花井『こいつ…マジで知らねえのか』


剛田の顔が「あり得ない」と言った表情になった所で映像が終わる


花井「な?」


剛田「お…おい。女人質にって…聞いてねえ…」

花井「…おい!今だ!」

突如現れる覆面5人。
一人が剛田の口を塞いで、残りの三人は四肢を抑えつける


剛田「―――――――!!!」


花井「おい。山田はどこに居るんだ?」


剛田「―――――!!!」


知らない。と言いたげな剛田
と言うより絶対に知らないのだろう、だってあの映像自体知らなかったのだから


花井「……つかえねー」


【選択肢】
1気絶させる
2解放する
3連れていく
4自由

下1

花井「おい。覆面」

覆面s「――――」

『ドスンッ』


覆面達は剛田の首目がけて鋭い一撃を繰り出した。
するとカクンと電源が切れたように剛田は意識を失う


花井「連れてっか」

死んだわけではない、気絶しただけだ


花井「覆面。なんか縛るもん持って来い」

覆面はそう命令されると、マイクのコードを持ってきた
更に花井の考えを察したのか剛田の四肢を縛り付ける


花井「…あと」

『スッ』

コードの次に出されたガムテープ。
そう、これで口を塞げば何が起こっても怖くない


―――――――――――――鏑木サイド

氷室が消えてから誰とも巡り会わない二人
まあこっちの方が安全で良いのだが


鏑木「…川室先輩。」

川室「……だ…大丈夫だよ。ぼ…僕」


目の前で人が消えた事に完全に怯えきっている川室


川室「ひ…氷室さん…は。鏑木君が殺したんじゃないよ」


鏑木「…ああ。ありがとう」



暫く歩いていると、目の前に小さな小屋のようなものが見えてきた
多分用務員が使用する材木小屋…の様なものだろう


鏑木『どうしよう…』


【選択肢】
1 倉庫に一人で行く
2 倉庫で二人で行く
3 その他

下1

鏑木「行こうか」

もしかしたらあの中に西園寺がいるかもしれない。
いや…可能性としては高い


川室「う…うん!」


二人して勇んでドアを開ける。
重苦しいドアは軋みながらもゆっくりその中を露わにする



鏑木「―――――」


【コンマ判定】
コンマ末が偶数:???
コンマ末が奇数:???

下1


【内訳】
偶数>西園寺発見 奇数>あの子再登場

結果:あの子再登場



???「マカロン!大変!人が来ちゃった!」


中に居たのは四羽高校の制服に身を包んだ女の子
頭にはビックリするほど大きいリボンが二つ付いており、やたら長いツインテールが風に戦ぐ


???「二人も…!?」


鏑木「どうしてうちの生徒が…」

川室「…見た事ないよ…」



鏑木「おい!君!名乗りたまえ!!」


???「仕方ないっ!私の名前は精霊王国の救世主!前世はお花の女王!その名も――――――」


???「マジカル☆―――なのだ!」


「この人物はマジカル☆何?」
下2

それでは彼女の【職業】を
下3から一つ採用

魔法少女

>>294採用
【職業】の能力を
下3から一つ採用

きらびやかな魔法で攻撃をする能力

>>297
採用

マジカル☆ミクにゃん 永遠の14歳 魔法少女歴3週間

容姿
長いツインテールにロリっぽい服装
鉄アレイに可愛い装飾を施したマジカルステッキを持っている
因みにブーツの底にはスパイクがびっしり着いている

性格
可愛いもの大好き!悪いことダメ!皆の笑顔が宝物!らしい
因みに妖精のマカロン。と言う存在は居ない
言ってしまえばイマジナリーフレンド。職業に目覚めた際に作ってしまった

ジョブ【魔法少女】
スキルレベル1
「まじかる☆れいざぁ」:きらびやかな魔法で攻撃をする能力

ミクにゃん「どうして君たちはこんなとこに居るのかにゃん?」

鏑木「それは私たちのセリフだ!」

ミクにゃん「ミクはぁ。なんだか悪の臭いを嗅ぎつけたんだにゃん☆」

川室「あ…君!西園寺さん知らない!」

ミクにゃん「玲子さ…。れいにゃん?」

川室「うん!山田君に人質に取られてしまっていて…。僕達それを助けに来てるんだ!」

ミクにゃん「それは!それは許せないにゃん!」

ミクにゃん「ミクも手伝うにゃん!マカロン!行くよ!」


去っていくミクにゃん。それを見送る二人。
一体彼女は何だったのか、そればかりが二人の脳内を駆け巡る


【選択肢】
1倉庫内を調べる
2出ていく
3その他

下1

今日はここまで
次回西園寺拉致編終了の予定です

ついにニートの山田と黒幕が出てきます

人はいます?


―――――――――特別棟


二手に分かれて進んでいた花井達ではあったが。
遂に合流する形になってしまった

場所は、被服室などが集まる特別棟
学校の敷地内で一番奥に位置するこの棟。どこからどう進んでもここにたどり着くようになっているようで
きっと最初から二人が合流するように仕向けられていたのだろう


花井「…お。生きてたか」

鏑木「い…生きていた。…と言うより誰だねそいつは!」

花井「あ?しんねー。捕まえてきた」

川室「……それは誰?」

花井「さあ。山田がどうのこうの―って言ってたな」


二人は花井が抱えている剛田を見て顔に難色の表情を浮かべる
が、花井はそんなのどこ吹く風だ

『ガラッ』

そんなやり取りを繰り返しながら、視聴覚室のドアを開く
するとそこには―――――――



鏑木「西園寺!!!!」

花井「…待て!」

椅子に縛り付けられた西園寺、それを見て駆け出そうとする鏑木
だけど花井はそれを制した。

だって山田の姿がどこにも見当たらないのだから



山田「ぶ…ぶふぉ…」

山田「一網打尽作戦…失敗だ」


机の影から出てきたのはネットランチャーを構えた山田
花井の読み通り、鏑木を罠にかけるつもりだったのだろう

花井「おし…覚悟はいいか?デブ」

一気に覆面を五人呼び出し、山田を様々な方向から囲ませる
勿論西園寺とは距離を取らせた状態で


花井「お前は。殺す」


鏑木「…ああっ!殺すまではしないが、こらしめる!」



鏑木も熱を纏う。
心なしか炎の勢いが増しているような…そんな気がする



山田「何してるんだい?早く僕に攻撃しなよ」


【下のコンマ40以上で発展】


この時鏑木は冷や水を被ったかのような感覚に襲われた。
今まで煮えたぎっていたものが急に冷める感覚、まるで何か見逃してるような


鏑木「……川室先輩、私達が最初に戦ったのって―――」

川室「え…え…えっと。氷室さんの事?」

鏑木「…はい。そうです」


花井「あ?何?アンタ等も誰かに襲われたの?」

川室「は…はい。鏑木君が何とかしてくれましたけど…」


脳内に駆け巡るあの時の情景、鏑木はあの時何かを見落としていたような…
いや…あの時ではないかもしれない。

輪郭の分からないモヤモヤとした物が鏑木を支配する


【下のコンマ60以上で発展。それか怪しいと思う物を指摘(理由も込みで)】

花井「おい!グダグダ言ってんじゃねえ行くぞ!」

川室「そ…そうだよ。早く山田君を倒して西園寺さんを助けないと!」


鏑木「あ…ああ」

でもやっぱり何か腑に落ちない鏑木。
細かい何か、それがぴったりはまらない


鏑木『花井さんも気づいてない…。だけど…私は何か腑に落ちないんだ』

鏑木『私が気づかなければならない事…些細なことでもいい。思い出せ。思い出すんだ』

鏑木『どんなに細かい事でもいい…。このままだと何かとんでもない事に―――――』


ここに来てから今までを走馬灯の様に駆け巡らせる鏑木


【下のコンマ40以上で発展、。それか怪しいと思う物を指摘(理由も込みで)】

鏑木「気絶していなかった。あの子は気絶してなかったのに消えたんだ!」

川室「う…うん。消えかかってる氷室さんを助けるために僕が助けを呼びに行って…」

川室「けどそれが何?何か関係あるの?」

鏑木「私の推測だが…。死ぬ意外で人が消える何か…それが発生している」

川室「でもそれになったのって五味木君に氷室さんの二人。僕達側は全然被害を被ってないよ?」

川室「きっと相手側しか不利にならないんじゃない…かな」

鏑木「ああ。それは私たちが勝っていたから…な」


花井『……ん?おいおいおい。ちょーっと待て』


二人のやり取りを遠目で見ていた花井もある事に気付く

【怪しいと思う人物を指摘しろ(失敗2回まで)】

1川室
2鏑木
3山田
4西園寺

下2

花井『山田?』

花井『いやいやいや…こいつは怪しい通り越してだろ…』

花井『つうかこいつはずっとここに居ただろ、怪しいもクソもねえわ』


【怪しいと思う人物を指摘しろ(失敗1回まで)】

1川室
2鏑木
3西園寺

下2


花井「なあ。川室」

川室「…え?なに?」

花井「最初に倒れた奴って…えーと。誰だったよ」

川室「…どうしてそんなこと?」

花井「アタシの知ってる奴かもしんねえんだわ」

川室「氷室…氷室氷菓さんだよ?」

花井「………おう」


花井「一つ聞きたい。どうしてお前が――――――――」


花井「こいつらの名前を知ってんだ?」


五人居た覆面の内二人が川室の両サイドに移動する
そう。先ほどからの会話を思い返した花井はずっと胸に引っかかっていた。

どうして川室が二人の名前を知っているのかと

花井はもしかすると名札か何かで察したのかと。川室に鎌をかけた
すると川室は見事に引っかかって「氷室」のフルネームを明らかにしてしまった

名札に書かれていないはずの下の名前も


鏑木「確かに…それにあの女生徒の最期――――」

―――――――――――――――――――
氷室「……――――あ。」


氷室の横を走り抜けていく川室。
目の前で人が死のうとしているのだ、何とかして止めないと


氷室「――――そう言う事」




『パァンッ』
――――――――――――――――――

鏑木「あの時!あの子は川室先輩を見てそう言ったんだ」

鏑木「さっきの倉庫でもそうだった…君はミクにゃんさんに…山田君に西園寺さんが攫われたと!」

川室「――――――――」


川室「――――――太郎。もういいよ」

山田「…慎」



川室「まさか君たちがそこまで頭の回る人物…なんてね」

川室「そうだよ。今回花井さんに仕掛けたのは山田と僕だ」

鏑木「ちょっと…ちょっと待ってくれ!君たちはいつから…」

鏑木「わ…悪い冗談なのか?!」


川室「僕達。従兄弟なんだよ」

川室「僕は頭がいいから四羽へ。太郎は使えるバカを探しに樹院に」

川室「で…ある日僕は太郎から花井の事を聞いた」

川室「僕さ、嫌いなんだよ。花井みたいに人生舐め腐って上から目線の奴」

川室「だって――――――。僕が見下されてるって事だろ?」


花井「…てめぇ……」

川室「職に就いてから。僕は花井を潰すことだけを考えた」

川室「けど僕達じゃ上手くできない。だから僕は太郎から聞いた牧山を利用させてもらうことにしたんだ」

川室「牧山が花井の首を取りたがってるって言ったら氷室と五味木はバカみたいに僕に加勢してくれたよ」

川室「で…僕も僕で君達を誘い込むために自殺劇をでっち上げた」


花井「おい!!お前!!」


川室「何?」



『パァァァン』


ニヤッと笑う川室。
怒りに任せて覆面に攻撃させようとした花井だったが――――


3分経過してしまった―――――



山田「お…おい。動くな」

山田「下手に動いたらこいつを殺す」


西園寺の首にカッターを押し当てる山田。
これをされれば鏑木も動けなくなってしまう


川室「そうだ…西園寺さんを助けたいんだったら――――」

川室「――――僕と契約してよ」


『シュンッ』


突如川室の手元に召喚される二枚の紙。

川室「僕の駒になります。簡単な契約だろ?」


【下のコンマ50以上で乱入者登場】

???「オレの名前使って好き勝手してるってのは…――――」



牧山「オメェらだな?」

山田「―――――!?」

川室「―――――――――!!!」


牧山『アォォォォォン!!!!』


発せられる遠吠えのような声。
それを聞いたこの場の全員が鎖に縛られたように動けなくなる



『サクゥッ』


そしてその一瞬で山田に突き刺さる牧山の爪。
それは深々と胸に突き刺さり―――――



牧山「まずは一人」

川室「……そ…そうだ!僕を仲間にしてよ!僕が仲間になればっ―――――」


牧山「オレ。弱い奴に興味はない」

牧山「卑怯な奴にもな」


『ズシャッ』


獣の様に伸びた爪はまるで紙を切る様に川室の首を掠める


牧山「これで二人。」

花井「―――――」

鏑木「……!?」


一気に血の海と化した視聴覚室。
消えゆく二人の体からは結晶が現れつつあった



牧山「……花井由依。…」

花井「あ!?」

牧山「聞いてたより弱いんだな。倒す意味がない」

牧山「……んじゃあな。精々殺されない様に」

牧山「ま。万一強くなったらオレが殺すけど」


結晶を置いてそのまま教室を後にする牧山。
そしてそこに残された三人



花井は悔しくて。無様で。惨めで。いや…もっともっとたくさんの感情が渦巻き…
だけどどうしていいか分からず――――


花井「…おい。鏑木」

花井「……悔しくねえか」


鏑木「………―――――」



花井「…―――――」



【強化する人物を二人選んでください】

下1



【コンマ判定】
00~49:既存のスキル強化
50~99:新たなスキルを習得


下1

ジョブ【ヤクザ】
スキルレベル1
「配下召喚(lv:Max)」:鍛え上げた成人男性と同じくらいの身体能力を持つ覆面のスーツを召喚し使役する、限度は7人まで5分が限界らしい

「」
――――――――――
スキルレベル2
「」
「」


ジョブ【炎の戦士】
スキルレベル1
「熱血体質(lv:Max)」:体に獄炎を纏う能力、本人は至って熱くないし服も燃えない。ガラスや鉄なども溶かせる。レベルが上がると温度とその他諸々が強化される

「」
―――――――――――
スキルレベル2
「」
「」

今日はここまでで。

次章は「通り魔法少女編」に入るます

質問や聞きたいことや感想要望等あれば書き込んでいってください
次回投下までならできるだけすぐに答えます

西園寺が弱いままだから強化しないとなぁ

>>344
下手すると死にます。とだけ

川室の職業はこちらです


ジョブ【ルールキーパー】
スキルレベル1
「契約(lv1)」:人物と契約を交わす。もし目の前で契約違反が行われた場合、その人物を消し去ることが出来る(この能力適応中は他の力を使用できない)


山田と氷室と五味木は「負けてはいけない」という契約を交わしていました
剛田は山田が勝手に誘ったイレギュラーです

人はいますか?

樹院襲撃から一週間近くが経った。
西園寺も鏑木も花井も、何もない平穏な日々を過ごしている

ただ…全員が心の内に何かを抱えている以外の事を除いては



西園寺「あー。おはよー!」

三国「ああ。おはようございます玲子さん」

西園寺は特にそれが顕著に出ていた。
あの時みんなに迷惑をかけてしまった、その想いから一人で何かしていることが目立つ

決して二人を避けているわけではないのだが、二人に自ら近寄らなくなったのもまた事実


三国「玲子さん。今日は本当について来てくれるんですか?」

先ほどから西園寺としゃべっているのは、同じ一年生の「三国 千鶴」
整った顔立ちに切りそろえられた短髪、涼しげなランニングパンツを着用した四羽の陸上部期待の星だ

西園寺「うん。放課後暇だし!」

西園寺は今日。三国と―――――に行く約束をしていた


【行き先は?】
1別の高校
2ショッピングセンター
3競技場

下1

三国と西園寺が行く約束をしていたのはショッピングセンター。
最近隣の駅前に大型の「三善モール」が出来たばかりなのだ


三国「いつもいるお二人はお誘いしなくて大丈夫ですか?」

西園寺「え?。ほら、あんまりみくにん関わりないからさ。嫌じゃない?」

三国「いえ、人が多い方が楽しいと思いますが」


気を使っているのかそれが本心なのか
いまいち分かりにくい三国の言葉、決定権は西園寺に委ねられた


西園寺「んー……」


正直言って二人を誘うと……―――――

西園寺はどのような選択を取るのだろうか…

【誘う?】
1はい
2いいえ

下1

この前は急に落ちてしまい申しわけない
もう少ししたら投下します、人はいます?

花井「…ちっ。きょーみねーよ!」

鏑木「良いではないか!折角誘ってくれたのだからな!」

なんだかんだ言ってついては来てくれる花井と嬉々としている鏑木
そんな変わっている二人を見て少し引き気味な三国といつも通りの西園寺
この四人で三善モールに来ている


西園寺「ね!みくにん!お洋服買いに行こうよ!」

三国「ですが…他の二人は?」

西園寺「あ…んー。どうする?」

花井「別に、アタシ興味ないし。適当にぶらついとく」

鏑木「私もさすがにレディースのショップに入るのは…」

西園寺「そっか!じゃあちょっとだけ別行動…だね」

少し残念そうに肩をすくめる西園寺だったが、最初からこうやって二人と離れるのが狙いだった
誘ったはいいけれど、やはり二人といると息が詰まるというか思い出すというか

だからわざわざこんなことをしたのだ


【どっちの視点で話を進める?】

1西園寺・三国視点
2鏑木・花井視点

下1

――――――――――花井と鏑木視点


花井「やっぱなんかアイツおかしくねえか」

鏑木「何がだね?」

花井「あー…良いわ良いわ。なんか」

西園寺の地味な変化に花井は感づいていた。
ただ、それにまったく興味がないので触れていないだけであって


花井「広いな。ここ」

鏑木「ああ…さまざまなお店が軒を連ねている…」

花井「どっかいくか?」

ここまで広くて目新しいものだらけの場所、さすがに花井も興味を持った


鏑木「珍しいな、誘ってくるなんて」

花井「別に。断るんだったらアタシ一人で行くし」



【どこに行く?】
1雑貨屋
2ファーストフード店
3薬局
4自由

下1

――――――――――――エムドナルド

だけど結局来たのはおなじみの大手ファーストフード店
花井曰く、「女は服買い始めると長い」らしく。時間つぶしにここを選んだのだ


鏑木「目新しい…とは」

花井「うっせー…金もねえ。ここで我慢しろよ」

鏑木「……」


頼む物も大方決まっているので、すぐに注文して席に座る

ショッピングモールと言う事もあって、結構他の店舗より人が多いように思える




花井「あーあ。…だっる」

鏑木「どうしたんだね」

花井「いや…。樹院の時の事。なんか腑に落ちねえ。なんでアタシが牧山に――――」

鏑木「……その話はやめにしないか」


あの時のことで西園寺は劣等感を。花井は敗北感を、そして鏑木は虚無感を
其々がそれぞれ心に抱え込んでいた


だからこそ忘れようとしているのだが…


花井「早く強くなって牧山の奴…ボッコボコに」

鏑木「だからその話は止めよう。思い出しても…だ」


店員がタイミングよく注文した品をトレイに乗せて机の上に置いて行く
一つでも結構ずっしり重たいのに、それを二つ器用に持ってくる店員、いったいどんな教育を施されているのだろう
そんな無駄な事を花井が考えて居ると、店員が話しかけてきた


店員「すいません…店内たいへん込み合っておりまして…相席よろしいですか?」


二人が陣取っていたのは四人席。断るわけにもいかない


鏑木「ああ。構わない」


店員「ご協力ありがとうございます」



【乱入者登場!】

コンマ判定!!
末尾奇数:既存キャラ
末尾偶数;新キャラ

下1

【乱入キャラを選んでください】
1牧山
2剛田
3その他の既存キャラ

下1

剛田「すまねえ。お邪魔――――――――」


剛田「って…おおおおおお!?」


花井「…あ!?」

目を合わせて二人は固まる。運命とは数奇な物で…


鏑木「どうしたんだね?何か……。はっ、一目ぼれか!?」

花井「そんなわけねえだろ!制服見ろ!制服!!」

鏑木「……あ!!!君は樹院の…」

鏑木も思い出した。あの時花井が引きずっていた男子生徒の事を
そして花井と同じく素っ頓狂な声を上げる



剛田「何やってんだよ!てめぇらよぉ!」

花井「か!い!も!の!だ!文句あっか!?」

剛田「はぁ!?だったら今から買い物行けやぁ!」

花井「なんでオメェに指図されなきゃなんねえんだよ!」

店内は二人の怒号が駆け巡り、店員が慌てて注意しに来た

剛田「…ちっ」

花井「ちっ」

鏑木「……」

にらみ合う二人とドリンクを飲む鏑木。
そんな牽制し合った状態で最初に動いたのは剛田


剛田「おい」

花井「あ?」

剛田「……なかったな」

花井「あ?なにがねえんだよ」

剛田「…す…なかったな」

花井「はっきり喋れ!ぶち殺すぞ!」

剛田「だからすまねえって謝ってんだよ!人質なんか取っちまってよ!」

知らなかったとはいえ、剛田も人質作戦の片棒を担いでいた一人。
あれから心に後ろめたい何かを感じていたのだろう


それに…二人も死人を出しているのだ。
あの二人は自業自得かもしれないが、もしかすると西園寺が死んでいたかもしれない
そう思うとここ最近ずっと苦しかったのだ

鏑木「…お…ああ」

謝罪の言葉を聞いても頑として譲らない花井
何も言わずにどっしり構えている


花井「―――――」

剛田「何だよ。なんか言えよ」


花井「―――――」


目を瞑って何かを考えている様子の花井。
この様子だと二人の言葉なんて耳に入ってい無さそうだ



花井「…」

そしてパッと目を開き、言葉を紡ぎ始める

【選択肢】
1誘拐事件の事を許す
2誘拐事件の事を許さない

下1

花井「別に。何も知らなかったんだろ?それにアタシお前の事ぶん殴ってすっきりしてるしよ、西園寺も生きてる」

剛田「許してくれるのか!心のダチよ!!」

花井「ダチになった覚えはねえ」

案外あっさり許す花井。
またここで一悶着あるのではと鏑木は予想していたが、そんな事も無くて―――




剛田「んじゃあ!すっきりしたし。メシ食うか――――」


『パァァン』

その瞬間店内に何か大きな音が響く。
そしてそれと同時に広がる鉄の錆びたようなにおい



三人とも嗅いだ事のある匂いが店内に充満し始める

????「――――」

店員「――――!?」

『パァァァン』

その臭いの出所はこの店の入り口。
花井が急いでそこに目をやると、そこに居たのは―――――



客A「え…」

血まみれになって倒れている店員と、その前に棒立ちしている一人の人物


客A「きゃああああああああ!!!!」


広がる悲鳴は瞬く間に店内を駆け巡り、それは一瞬にして伝染する



花井「おい……」

剛田「何だよ!いったい?!」


突如目の前で始める殺人劇。
まだ慣れていない光景に三人は度肝を抜かれて――――


【現れた存在の名前と性別】

下2

トイ…じゃなくて。細田の容姿を下2まで

性格
下2まで

細田の職業を。
↓3の内から一つ採用

どこの殺人クラブなのか…
取りあえず特例で職業をトイレの貴公子(トイレマスター)にして

性格を再安価で
下3まで

細田 友晴 高校一年生

容姿
服の上からでもわかる三段腹に常時顔を湿らせている脂汗
冬でも汗をかいているような巨漢な青年。
つねににやにやとした笑みを浮かべているので気味悪がられている

性格
上記の見た目のせいで友達は少ない。だけど人懐っこい
どれだけウザいと蔑まれても、それを照れてるとかで勝手に対処してしまう程にたちが悪い
一応常識は持っているけど…。どこか少しぶっ飛んでいる
自分の好きな物を目の前にすると常識など無いと同じである

それでは【職業】の能力を

今回からスキルレベル1~2のどれかを指定して下さい

下4から最低でも1つ最大で2つ選ばせていただきます

細田 友晴 高校一年生

容姿
服の上からでもわかる三段腹に常時顔を湿らせている脂汗
冬でも汗をかいているような巨漢な青年。
つねににやにやとした笑みを浮かべているので気味悪がられている

性格
上記の見た目のせいで友達は少ない。だけど人懐っこい
どれだけウザいと蔑まれても、それを照れてるとかで勝手に対処してしまう程にたちが悪い
一応常識は持っているけど…。どこか少しぶっ飛んでいる
自分の好きな物を目の前にすると常識など無いと同じである

ジョブ【トイレマスター】
スキルレベル1
「惨状トイレッタ(lv:Max)」:和式便所をかたどったオブジェから、鯉・虫・狸・狐の怪物を召喚して使役する。オブジェが破壊されない限りどんな攻撃を受けても再生し続ける
「用具乱舞(Lv:1)ブラシ、カッポン、トイレットペーパーなどトイレ用具を武器にして操る」

それでは今日はここまでで


魔法少女編が殺人クラブ編に乗っ取られそうなのは秘密…
もしかすると魔王が降臨なさるかも…恐ろしや恐ろしや

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