ディオ「今朝、ベランダにスズランの花が咲きました」(7)

ジョナサン「ギター?」

ジョージ「うむ、弦楽器の仲間だ。ヴァイオリンは知っているね」

ジョージ「ヴァイオリンも弦楽器だが・・・」

ジャララン・・・

ジョージ「ギターはこうして、指で鳴らすことが出来るんだ」

ディオ「なんだか切ない音色ですね」

ジョナサン「そうかい? ぼくにはよくわからないけれど・・・」

ジョージ「フム、ディオくんには音楽の才能があるのかもしれないな」

ジョナサン「エッ!」

ジョナサン(こ、こんなぼくに嫌がらせばっかしてくるようなヤツに・・・・・・そんな才能が・・・?)

ジョナサン(なんだか納得いかないなァ)

ジョージ「ではこの楽器はディオくんにあげよう」

ジョナサン「エェーーッ!」

ディオ「いいのですか?」

ジョージ「ああ、きみの好きにしなさい」

ディオ「・・・・・・」チラッ

ジョナサン「?」

ディオ「・・・」ニヤリ

ジョナサン「!」

ディオ「ジョースター卿、ご厚意大変感謝します。大事にしますよ」

ジョージ「うむ、そうしてくれ」

ジョナサン(い、今・・・・・・見間違いでなければ・・・)

ジョナサン(ディオがぼくの方を見て笑ったぞ・・・・・・ッ!)

ジョナサン(それも、とっても腹立たしい顔でッ!)

ジョナサン(まるで「どうだ、いいだろう」とでも言うような笑いだったッ!)

ジョナサン(・・・・・・なんだかものすごく嫌な感じだなァ!)

クイクイッ

ジョージ「ン? どうしたジョジョ」

ジョナサン「エーット、父さん・・・そのギターって、一つしかないんだよね?」

ジョージ「そうだよ」

ジョナサン「ぼくの分っていうのはないのかなあ」

ディオ「なんだいジョジョ、きみもギターを弾いてみたくなったのかい?」

ジョナサン「う、うん。試しにちょっとね」

ジョージ「それなら、ディオくんから貸してもらうといいだろう。・・・・・・ディオくん、たまにジョジョに貸してくれるかね」

ディオ「もちろんです。ぼくばかり独占しちゃあ悪いですし・・・」

ジョナサン「ほんとうかい?」

ディオ「ああ、ほんとうだとも」

ジョナサン(やったね!)

存在を忘れてた
あとでまた書く

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