Верный「あの人が一切、私に手を出してこない」 【艦これ】 (651)

執務室

Верный(以降、響)「欲求不満だ。何かいい案はないだろうか」

暁「呼び出されて何事かと思ったら・・・」

雷「どうしたの突然?」

電「どういうことなのですか?」

隼鷹「ド直球だねぇ」




Верный「私が臨時の提督だ」
Верный「私が臨時の提督だ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1390232977/)

の続き

まさかの続編

平和になり、大半の艦娘が普通の女の子に戻った後のお話

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1396454238

雷「ねえ響、明日も学校よ?」

暁「ふあぁ・・・もう日付変わっちゃってるのよぉ?」

電「そうなのです!このままでは授業中寝てしまうのです」

響「・・・そうだな・・・。ごめんよ。私の悩み一つで呼び出して」シュンッ

隼鷹「お子さん達は早く寝なぁ。あたしが悩みを聞いてやるよ?」

響「そうかい?」パァ

雷「・・・私も聞くわ!」

暁「私は家に戻るわねぇー。おやすみー」

電「夜ふかしは美容の大敵なのです。熊野さんが言っていたのです。それでは」

隼鷹「いいのかい?響も明日学校だろう?」

響「そうだけど、眠れないんだ。体が火照ってしまって」

雷「えぇ・・・」

隼鷹「まぁでも、提督さんも提督さんだねぇ。なんだってこんないい女ほったらかしてるのかね」

響「私に不満があるのだろうか」

雷「それは無いと思うけど?」

響「しかし、あの人と一緒になって、既に二年が経っているんだ」

隼鷹「もう二年経つのかー。歳はとりたくないもんだねぇ。時間が進むのが早く感じちまう」

響「エッチなことはおろか、私が帰って来たとき以来、キスもなしだ」

雷「わりと深刻ね」

隼鷹「別に焦る必要無いと思うけど」

響「しかし、私はまだ処女だ。それとも処女だと重いのだろうか・・・」

隼鷹(ただ単に未成年だからだと思う。まだ高校一年だし)

雷「おかしな話ね」

隼鷹「いや、そうじゃないだろ・・・」

響「年齢差がいけないのだろうか」

隼鷹「それもあるだろうけど、深く考えずに、気長に待ってみたらどうだい?」

響「それじゃあダメなんだ!もし、この間にもあの人が他の子と・・・」

隼鷹(いっぱいいっぱいだね。ちょっと可愛そう)

隼鷹「まぁ、嫌だろうね」

響「嫌ではない」

雷「どうして?」

響「あの人が私一人に縛りつけて置くのはどうかと思う」

隼鷹「うーん・・・頭抱えちゃうなぁこの問題」

響「嫌なのは、私の知らない間に・・・という事だけ」

隼鷹「そりゃあ知られたくない事だってあるだろうさ」

響「そうかもしれない・・・でも」

雷「でもって・・・」コクリッコクリッ

隼鷹「まぁ、今の状況じゃあたしからは何も言えないよ。とりあえず様子見させてもらうぜ」

響「どうしたらいいだろうか・・・もし、浮気だとしたら」

隼鷹「これだけは言えるぞ。提督さんにそんな度胸も、器もないぜ。だから安心しな」

響「・・・ありがとう。心が少しだけ軽くなったよ」

隼鷹「あたしなんかがお役に立てるならなんでもいいなよ。じゃあ、おやすみー」

雷「スー・・・はっ!お、おやすみ響!」

響「ああ、おやすみ」

ガチャ

パタン

響「はぁ・・・心が軽くなるとは言ったが・・・」

響(やっぱり不安だな)ズーン




隼鷹「大丈夫かい?家まで送るぜ」

雷「うー・・・大丈夫よ・・・それにしても、響があそこまで追い込まれてるのは初めて見たわ」

隼鷹「本人は結構本気で心配してるみたいだねぇ」

雷「あの司令官だったら別に、心配いらないと思うわ」

隼鷹「あの二人を見ている限り、また同じような生活が続くだろうさ。お互いが気にし合ってな」

雷「心が通いあっても、不安になるのね」

隼鷹「まぁ、あとは時間が解決してくれると思うぜ」

隼鷹(明日も巫女の仕事か・・・めんどうだなぁ)

雷(学校の勉強追いつかなくて行きたくない)

今回はこの辺で

ふと思いついたものを書くだけなので
多分短いと思います

自己満上等!

SS自体自己満足みたいなものですしね!

エロは無いかもしれません

体系的なものはご想像にお任せします

少し成長した、だけが前提ですけど

それでは、再開しますね

各々のカップ数だけはそのうち本編に書きます

翌日、響達の高校にて

雷「ちょっと!そこの男子!服装が乱れてるわよ!」

男子学生A「ふ、風紀委員の雷ちゃん・・・」

雷「ネクタイはきっちり!許さないんだから・・・ほら、これで大丈夫ね!」キュッ

男子学生A「あ、ありがとう・・・///」

雷「次からはちゃんとするのよ?それじゃあね」

男子学生A「わかったよ」

暁「ふぁー・・・ん・・・朝から元気ね雷」

雷「役員の仕事をしっかりしてるだけよ!」

電「あれ・・・響は一緒じゃないのですか?」

雷「私より先に出たはずだけど?」

暁「教室にいるじゃないの?」

電「行ってみればわかるのです」

暁「そう言えば、昨日は何時までやってたのよ」

雷「今の状況じゃ判断できないって事で、隼鷹と解散した」

電「でも、このままほっといてもいいのでしょうか」

雷「そうねぇ・・・今の響、ちょっと無理してる気がする」

暁「んー?いつもと変わらない気がするけど」

雷「ほっといたらあの子、一人で潰れちゃうわ」

電「そうなのです。でも、司令官の話も聞かないと何もわからないのです」

雷「今日の帰り、三人で司令官の家に突撃しましょう」

暁「響には?」

雷「内緒ね」

とある神社

隼鷹「あー、めんどうだねぇ。飛鷹に手伝ってと言われてやってるけど」

飛鷹「お正月過ぎれば、暇だからね」サッサッ

隼鷹「毎日庭の掃除ばかりじゃあ飽きちまうよ」

飛鷹「私は正月の時だけ手伝ってって言ったんだけなんだけど」

隼鷹「神主さんがあたしのこと気に入ったらしくてさー」

飛鷹「みたいね」

隼鷹「なんか面白い職場無いかね」

飛鷹「あなたならどこでもやっていけると思うわよ」

隼鷹「お褒め頂いて光栄ですぜ」

飛鷹「ん、やめちゃえば?どうせ神主の色眼鏡にかなってここ居るみたいだし」

隼鷹「そうだな。あ、そう言えば、鳳翔さんの所従業員募集してたっけか。行ってくるわ」

飛鷹「え?いきなり過ぎない?」

隼鷹「あたし、あの神主嫌いだし。後よろしく」

飛鷹「ちょっ隼鷹!待ちなさいよ!」

お昼

雷「響、一緒にお昼食べよう?」

響「ごめんよ。用事があるんだ。三人で食べて」

雷「あ・・・そうなの・・・」シュン

響「ああ、ごめんよ。それじゃ」

雷「仕方ないわね・・・暁達の教室に行ってるわよ」



暁の教室

暁「そう・・・確かに限界みたいね」

雷「今日一日、机に突っ伏して寝てたのよ・・・」

電「響の元気が無いと電達も元気が出ないのです・・・」

雷「あの時みたいね」

暁「今は別の問題よ。響は側に居るじゃない」

雷「そうだけど・・・」

女子生徒A「ねぇ・・・あれ、木曾先輩じゃない?」

女子生徒B「え!?あの木曾先輩・・・!?なんで一年の教室に・・・?」

木曾「どうした。三人とも」

雷「あら、久しぶりね木曾」

木曾「響の様子がおかしかったのでな。ちょっと様子を見に来た」

木曾「一緒に昼飯、構わないか?」

雷「ええ、一緒に食べましょう」

女子生徒C「あ、あの木曾先輩!私の机どうぞっ!」

木曾「ああ、ありがとう」ニコッ

女子生徒C「い、いえ・・・」

木曾「さて、食べるか」パカッ

雷「あら、ハートのお弁当。可愛いわね」

木曾「・・・弁当間違えた・・・」ボソッ

暁「え?木曾が作ったの?」

木曾「いや、いやいや、違うぞ」

電「恋人さんに作ったのですか!?」

木曾「ば、ち、違うぞ!これは・・・///」モジモジ

雷「そうなのね!?」

木曾「違うって言ってんだろ!」

暁雷電「うふふ」ニヤニヤ

木曾「くっそ・・・こんな時に・・・間違えるとか・・・」

木曾「そ、そんなことより、なんで響の様子がおかしいんだ?」

雷「司令官絡み」

木曾「またか・・・あいつが様子おかしい時はいつも提督絡みだな」

暁「とりあえず今日は司令官のアパートに突撃する予定よ」

木曾「そうか・・・では、俺も響のことは注視しよう。生徒会の中で見るのは俺が一番だろ」

雷「生徒会長さすがね」

木曾「好きでなったわけじゃない。生徒会に誘われてやってたらなってただけだ」

暁(あの姉四人じゃ真面目になっちゃうわよねー)

木曾「響を副会長にしたのはも、少しでも提督のことを考える暇を与えないようにと思ったんだがな」

雷「響が副会長になった裏にそんな事情が・・・!」

電「ありがとうございますなのです」

木曾「あいつには、鎮守府に居た時には無理ばかりさせたからな」

雷「そうね・・・さぁ!話してばっかり居ないで、早く食べちゃいましょ」

暁「そうね!」

木曾「早く証拠隠滅しよう」

夕方

居酒屋 鳳翔

ガラララ

鳳翔「あらお客さん。まだ準備中ですよ?」

提督「少し、頼む」

鳳翔「提督さんでしたか」

千歳「仕事帰りですか?」コトッ

提督「ああ、ありがとう」

鳳翔「お酒、いつものですか?」

提督「頼むよ」

鳳翔「おつまみは?」

提督「構わん。準備を続けてくれ」

鳳翔「では、たくあんでも切って上げますね」

提督「ありがとう。それにしても、よくこの店二人で出来るな」

鳳翔「今は二人ではないですよ。いつの間にかサラリーマンさん達の方に人気になってしまったみたいで・・・」

千歳「忙しくなったんで求人出したんですよ。今は二人ほどきましたけど」

提督「そうか」

鳳翔「あと一人欲しいところですけどね」

鳳翔「・・・何かお悩みでも?」コトッ

提督「ああ、ちょっとな・・・」カリッ

鳳翔「・・・響ちゃん絡みですか?」

提督「・・・」ポリポリ

千歳「あら、図星ですね」

提督「最近・・・響がすごく誘ってくるんだ・・・」

鳳翔「え?」

提督「その・・・エッチなことに持ち込もうとするんだ」

千歳「あらあら」

提督「俺はもう限界だ。最近はあまり響に会わないようにしてるんだ」

提督「そうじゃないと、俺、響のことを襲ってしまいそうで」

鳳翔「はぁ」

提督「助けてくれ」

鳳翔「自制心を鍛えたらどうでしょう」シレッ

提督「あれ、なんか冷たい。心なしか冷たい目」

鳳翔「提督、響ちゃんの気持ち、考えてあげてください」

提督「だけど・・・」

鳳翔「響ちゃんの事、好きなんでしょう?」

提督「好きだぞ。しかし、相手は高校生だ」

鳳翔「それはそうかもしれませんが」

提督「響は高校生だ。この高校生活の間に、俺以外に好きな奴が出来るかもしれないだろ」

提督「そんな大事な時期に、俺の欲望に任せて響を汚すわけにはいけないだろ」

鳳翔「・・・提督には提督の考えもあるのですね」

千歳「そんな深く考えるほどですかね」

提督「当たり前だろ!お前、年頃の女の子が、エロオヤジの毒牙にかかるんだぞ!?」

鳳翔(恋人と言うより、父親になってますね・・・)

鳳翔(そう言えば、響が世間体のためにと、養子縁組したんでしたっけ・・・)

提督「だが、響が他の男と・・・俺は一体どうしたら!」

千歳「開店前なんですから、暴れないでくださいね」

ガララララ

鳳翔「今度は誰ですか?」

今回はこの辺で

不定期更新です

雷ちゃんは第六駆逐隊の子達の中で一番胸が大きくなりそうですよね

眠れなくて暇なので少し再開します

鈴谷「どもどもー!鈴谷、ただいま出勤でーす」

鳳翔「あら、今日は早いわね」

鈴谷「まぁねー。お、提督じゃん。チーッス」

提督「おう。ここで働いてんの?」

鈴谷「大学行きながら稼ぐにはここが一番だからねー。仕事だけだしー」

提督「こんな頑張り屋な奴だったか?」

鈴谷「ひどいなぁ。熊野みたいなお嬢様じゃないから自分で稼いで自分で大学のお金払わなきゃね」

提督「頑張るのはいいことだが、無理はすんなよー」

鈴谷「鈴谷は褒められて伸びるタイプなんです。もっと褒めて!撫でてもいいよ!?」

提督「よしよし・・・」ナデナデ

鈴谷「えへへー」

鳳翔「鈴谷さん、提督に褒めて頂いてるのもいいですけど、準備の方手伝って貰えませんか?」

鈴谷「了解ー!」

ガララ


摩耶「チーッス・・・」

鳳翔「今日は摩耶さんも早いわね」

摩耶「鈴谷もう来てんの?」

鈴谷「やっほー摩耶っちー」フリフリ

摩耶「うお、早いな」

提督「摩耶もここで?」

摩耶「げぇ・・・提督じゃん。何やってんの?」

提督「げぇとはなんだげぇとは」

摩耶「なんか前みたいに暗い顔してんだもん」

提督「鳳翔に悩み相談しに来てたんだよ」

摩耶「あの提督が!?」

提督「なんだその反応。失礼だぞ」

千歳「そうよ摩耶。いくら提督でも悩みの一つや二つあるわよ」

提督「千歳も十分失礼だぞ?」

提督「それより、鈴谷はまだしも、摩耶に接客や料理なんて出来るのか?」

摩耶「なっ!馬鹿にすんなよ!」

鳳翔「鈴谷さんも摩耶さんもサラリーマンさん達に人気ですよ」

提督「へぇ、意外」

鳳翔「摩耶さんは主に、つれない態度が自分の娘みたいで良いって言ってましたけど」

提督「はは、確かにそうかもな」

鈴谷「なんだかんだで鳳翔さんが一番人気じゃん!本当のお母さんみたいだって皆言ってるよ?」

鳳翔「も、もう!提督の前でなんてことを・・・!」

提督「確かにな。疲れた男達を癒すには鳳翔が一番かもな」

千歳「家族みたいに接せる居酒屋になってますよ」

提督「にこやかに料理をする妻に素直な娘とつれない娘か。男からしたら理想系だな」

鈴谷「それより提督。響ちゃんとはどうなってんの?」

提督「聞かないでくれ・・・」

鳳翔「鈴谷さん、実はね・・・」

サイカイシマス

鈴谷「吹っ切れちゃえばいいのに」

提督「一刀両断してくれたな!?」

鈴谷「提督は女の心がわかってないなぁ」

提督「しかしだな」

鈴谷「摩耶っちもそう思うっしょ?」

摩耶「あたしに振らないでくんね?恋愛とかよくわかんねぇから」

鈴谷「あれ、でもこの間、彼氏できたって言ってなかったけ?」

摩耶「はぁ!?言ってねぇよ!」

鈴谷「でもこの間電話でさぁ、照れながら好きって言ってなかったっけ?」

摩耶「バッカ!あれはちげぇよ!!」

提督「なんだ摩耶!お前まで彼氏できたのか!?」

摩耶「だからちげぇっつってんだろ!!」

提督「お前は男に騙され易そうだからな。情に流されたりとか」

摩耶「だーかーら!あーもうわかったよ!あの電話は酔っ払った高尾姉ちゃんだよ!」

提督「ああ、そう言えばあいつ、酒癖悪かったな」

摩耶「夜中になると電話かかってきていつもだよ・・・ったく・・・」

鈴谷(・・・鈴谷が摩耶っちの電話から聞こえた声は明らかに男の人だったけどなぁ)

鈴谷「なんだーつまんないの」

摩耶「いちいち騒ぐなよ・・・そろそろ開店だろ」

鈴谷「そだねー」

提督「む・・・そろそろか。それじゃあ俺もそろそろ・・・」スッ

鳳翔「お金はいいですよ。それより鈴谷さんと摩耶さんの仕事ぶり見なくていいんですか?」

提督「どんな感じか見たいけど・・・まぁ、この店繁盛してるみたいだから、見る必要ないな」

鳳翔「そうですか・・・ふふ、相変わらずですね。すぐ可愛い子の事信じちゃうんですから」

提督「ほっとけ。それじゃあな」

鳳翔「はい。またのご来店お待ちしております」

ガラララ

隼鷹「ありゃ?提督じゃん。なにやってんの?」

提督「隼鷹こそ何しに来た?」

鳳翔「あらあら、隼鷹さん。今日もいらしたんですか?」

隼鷹「おっす鳳翔さん。今日は飲みに来たわけじゃないんだなぁ」

提督「お前・・・毎日飲みに来てんのか」

隼鷹「そうなんだけどさ」

鳳翔「お酒飲みに来たんじゃないなら今日は何をしに?」

隼鷹「ここで働かしてくんない?面接とか面倒だし、知り合いの場所だったら気楽そうだし」

提督「お前なぁ・・・いくら仲がいいからって・・・」

鳳翔「いいですよ」

隼鷹「よっしゃ!」

提督「えぇ・・・」

鳳翔「今日から入れますか?」

隼鷹「ばっちりよ」

鳳翔「なら、着替えてくださいね」

提督「まぁ・・・なんだ。俺は帰るぞ」

隼鷹「あ、そうだ提督さんよ」

提督「ん?なんだ?」

隼鷹「響ちゃんの事、もう少し気にかけてやんなよ。そろそろあの子、限界だよ」

提督「俺だって限界だっつーの・・・」

隼鷹「あの子の事、一番理解してやれんのは提督しか居ないわけだし」

隼鷹「それに、我慢なんて必要無いだろ?どうせ、大事にするんだから」

提督「だから。あいつだって高校で好きな奴が出来るかもしれないだろ?」

隼鷹「提督の本音は違うだろ?本当は自分の一人のものにしたいんだろ」

提督「・・・それは」

隼鷹「だったら」

提督「お前に俺の何がわかる?」

隼鷹「・・・自分の意志に従うんだね。後悔しないように」

提督「・・・はぁ、ご忠告ありがとさん」

鳳翔「・・・あれで、良かったんですか?」

隼鷹「いいんだよ。あれで」

千歳「あれじゃ、隼鷹一人が悪者見たいよ?」

隼鷹「それでいいよ。誰かを笑顔に出来るんならね。悪役にでも何にでもなってやるさ」

隼鷹「それに、あの二人は、追い込まれれば追い込まれるほど、愛し合うだろうしね」

摩耶「なんだ?新入りか?」

鈴谷「あれー?隼鷹さんもここで働くの?」

隼鷹「おう!ご指導の程、お願いするぜ先輩方!」

鈴谷「先輩・・・にしし!この鈴谷にお任せー!」

摩耶「し、仕方ねぇな・・・あたしは厳しいからな?」

鈴谷「顔がにやけてますよぉ?」プニプニ

摩耶「頬をつつくんじゃねぇ!!」

鳳翔「・・・少し、不安ですね。提督は、本当に辛い時にしか相談してこないから・・・」

千歳「私達にはこれ以上、力になれないのかもしれないわね」

提督のアパート前

雷「寒い・・・今何時?」ブルルッ

暁「六時よ・・・なんたってこんな無計画なのよあんたわ・・・」

雷「仕方ないでしょ!この時間には帰ってきてると思ったんだもん・・・」

電「ホッカイロ、買ってきたのです!」

雷「ありがとう電!」

電「どういたしましてなのです」

暁「うーさぶい・・・くしゅん!」

雷「だ、大丈夫?う、上着貸す!?」

暁「いいわよ。別に、あんたが風邪引くでしょ?」

雷「だって・・・」オロオロ

暁「別に良いって」

電「じゃあ、こうすればいいのです」ギュッ

暁「うわっ!」

雷「そうね!それなら皆が暖かいわね」ギュッ

暁「ちょっ」

電「暁の体、あったかいのです」

雷「本当ね。眠くなって来た・・・」

暁「まだ二月よ!?寝たら危ないわ!」

暁「・・・」

暁(二人の胸が当たってムカつく・・・)Aカップ

提督「あれ、三人で何やってるんだ?」

雷「司令官!遅いじゃない!何やってたのよ!!」

提督「えっ!?わ、悪い!!」

提督(なんで謝ってんだろう俺)

電「と、とにかく中に入れて欲しいのですぅ・・・」ブルブル

提督(なんとなく卑猥)

提督「ああ、わかったよ・・・でもどうしてこんなとこで?」ガチャッ

暁「司令官に話があるからに決まってるじゃない!」

提督「いや、にしたって・・・俺の部屋の前で待つ必要ないだろ・・・近くにファミレスあるんだし」

暁雷電「あっ」

提督(あーもうバカトリオ)ニコニコ

ピッ

雷「はー・・・こたつヌクヌク・・・」ウトウト

暁「やっぱり冬はこたつよね!」

ジーーーーーー

電「人が幸せになれる発明の一つなのです・・・」ウトウト

提督「今、温かい飲み物用意するから待ってろ。それと、親御さん達には連絡してあるのか?」

暁雷電「・・・」

ボウッ

ゴォォォォ

暁雷電「・・・もしもし(なのです)」

提督「・・・はぁ」アキレ

数分後

提督「ほら」コトコトッ

暁「叱られたわ」フーッ

雷「私も」フーッ

電「ゆっくりしてきなさいと言われたのです・・・」フーッ

提督「あんまり心配させてやるなよ?」

暁「親とか居なかったからなれないのよ・・・」コクッ

雷「私も」コクッ

電「・・・ココア美味しいのです」

提督(こいつら何しにきたんだ?)

今回はこの辺で

白髪キャラの可愛さは異常

時間もあまりないですけど、少しだけサイカイシマス

雷「ねぇ、司令官」

提督「厳密に言えば俺はもうお前らの司令官ではないのだが」

暁「細かいこと気にしてたらハゲるわよ」

雷「最近、響が元気ないの」

提督「・・・」

電「その、司令官さんは、響の事が嫌いになってしまったのでしょうか・・・?」

提督「嫌いになるはずなんてないだろう」

雷「そうよね!だけど、響が最近司令官が相手をしてくれないって」

提督「相手には出来てないが」

暁「司令官って、女心わからないわよね。響の気持ち、理解してるはずなのに」

提督「・・・なんだ。そういう事か。今、俺は響とは会いたくないんだ」

雷「なっ・・・どういう意味よ!」バンッ

提督「やめろ。テーブルが壊れる」

暁「ちょっと無責任なんじゃないの?」

電「やっぱり司令官さんは響のこと・・・もう好きじゃないのです・・・」

提督「好きだぞ。今でも、愛している」

雷「だったらなんで!響の気持ちを受けっ取ろうとしないわけ!?両想いなのに!」

提督「・・・それでも、響の人生の枷になること許されないだろ」

雷「このわからずや!」

提督「わかってないのはどっちだ!!俺のことをわかってもいないのに好き勝手言うな!!」

暁雷電「っ!」ビクッ

提督「俺は極力、響には会うつもりはない!!」

シーン・・・

ドサッ

雷「・・・何か落ちる音聞こえなかった?」

電「玄関の方から聞こえた気がするのです・・・」

提督「・・・はぁ・・・それ、飲み終わったら、帰ってもらうぞ」

暁「・・・納得いかないわ・・・」

提督「もう遅い。飲み終わったら送ってやるから、今日はもう帰れ」

提督「俺は玄関の様子を見てくる」

ガチャ

提督「・・・コンビニの袋・・・?」ガサッ

提督「・・・最悪だ・・・」

雷「・・・あの、司令官・・・」

提督「なんだ?」

雷「ごめんなさい・・・」

提督「・・・いや、俺も怒鳴って悪かった。少しイライラしてたようだ」

雷「それは大丈夫・・・悪いのは嫌なこと聞いた私達だし・・・」

雷「それより、さっきの音、なんだったの?」

提督「・・・さっきの俺の言葉、一番聞かれたくない奴に聞かれたみたいだ」

雷「え・・・」

提督「このコンビニの袋の中身、いつもあいつが買って来るものばかりだ・・・」

提督「あいつの好きなアイスと、俺の好物のコンビニプリン」

鎮守府

執務室

響「・・・」

陸奥「・・・響?机に突っ伏して、どうしたの?」

響「いや、なんでもないさ」

陸奥「そう?でも、涙声よ」

響「気のせいだ・・・それより、いつもありがとう。私が学校へ言ってる間、提督業をしてくれて」

陸奥「別にかまわないわよ。どうせ暇だし、そこそこ楽しいもの」

陸奥「それに、響が立ててるスケジュール通りにやってるだけだから」

響「助かってるよ」

陸奥「それより、無茶ばかりしないでよ?倒れられたら困るわよ?」

響「大丈夫さ。そこまで無茶はしていない」

長門「今戻った」

響「おかえり長門」

陸奥「あらおかえり。お風呂、沸いてるわよ。出てきたらすぐにご飯にするわね」

長門「ああ、助かる」

陸奥「・・・響も長門も働き者よね」

響「そんなことはないさ。長門は働き者だけど」

陸奥「最近、夜中の3時ぐらいまで書類まとめたりしてる人が働き者じゃないというのかしら」

響「・・・知ってたのか」

陸奥「当たり前じゃない。長門だって知ってるわよ。何も言わないけど」

響「無茶出来るのは今のうちさ。学生やってる今のうちだけさ」

陸奥「まだ高1なのに達観し過ぎ。もっと年相応に振舞って見たら?誰も文句は言わないわよ」

響「そういうわけにもいかないよ。上に立つものとして、相応の振る舞いが必要だろう」

陸奥「いつか倒れるわよ」

響「その時はその時さ」

陸奥「体調管理も、上に立つものの義務だと思うけれど」

響「言い返せないな」

陸奥「それじゃ、私は長門のごはん作らなきゃいけないから」

響「ああ」

パタン

響「・・・」

ゾウガメ(以降、松郎)「」モサモサ

響「ああ、ごめんよ、松郎。餌の時間だったね。だから私の髪の毛を咀嚼するのはやめてくれ」

松郎「」ハクサイバリバリ

響「君は、私以外に懐くことはないのかい?」

松郎「」ハクサイムシャムシャ

響「・・・今日から、あの人には極力接しないようにすることを決めたよ」

響「あの人が、会いたくないと言っていた。だから・・・」ウルッ

響「でも・・・寂しいよ・・・」グスッ



陸奥「・・・どう思う?」

長門「・・・人の恋愛に首を突っ込む程、私は愚かではない」

陸奥「泣きそうな顔で何言ってんのよ」

長門「・・・なんとかはしてやりたいが・・・」

陸奥「まぁ、あの子が助けを求めてきたら、そのときは協力してあげましょう」

長門「ああ、そうだな」

数日後

雷「・・・結局、進展無いみたいね」

暁「うーん・・・響も司令官も、お互い距離を取ってる見たいよ」

電「悲しいのです・・・」

響「皆、おはよう・・・」グッタリ

雷「おはよう響・・・って、大丈夫?顔色悪いわよ?」

響「ああ、大丈夫だ・・・少し疲れているだけだ」

雷「そんなんじゃダメよ!ほら、一旦保健室行きましょう?ね?」

響「いや、大丈夫だ。教室に行こう。そろそろ朝のHRが始まる」

電「・・・絶対無理してるのです・・・」

暁「ねぇ、無理にでも保健室に連れて行ったほうがいいんじゃない?」

雷「そ、そうよね。響ったら!」ギュッ

響「やめてくれ」パシッ

雷「え・・・」ヒリヒリ

響「・・・すまない。本当に少し疲れているだけだ。大丈夫だから・・・」ヨロッ

暁「響」

響「なんだい?」

暁「私達ってそんなに頼りない?」

響「えっ」

暁「響は全部一人で抱えようとしてるわよね」

暁「司令官に頼れないなら、私達に頼って欲しいんだけど」

暁「いつまでも一人で乗り越えようとするのはやめて」

暁「前みたいに、遠くに居るわけじゃないのに」

響「・・・いや・・・」

暁「ねぇ響、この暁はあんた達三人のお姉ちゃんなの」

暁「一番頼りなくて、一番子供っぽいかもしれない、響の方がお姉ちゃんと言われてもおかしくないと思う」

暁「だから、今まで子供扱いされるのも嫌だったけど、それに甘えてた。それは認める」

暁「でも、それに甘えて、響や、雷電が元気なくすのを見てるだけは嫌なの。だから・・・たまにはお姉ちゃんに相談して欲しい」

雷「たまにはお姉ちゃんみたいなこというのね」

暁「お姉ちゃんだって!!」

響「・・・ありが・・・」フラッ

電「・・・響!」バッ

雷「暁のせいで!!」

暁「私のせい!?」

今回はこの辺で

大人になるにつれ、一人称は変わると思うの

という事で一人称が私と暁がごっちゃになっちゃう暁ちゃん

サイカイシマス

今更ながら、前作見てくださった方ありがとうございます

保健室

保健医「過労と寝不足、さらに免疫が低下して風邪になってしまったみたいだね」

電「響は大丈夫なのでしょうか・・・」

保健医「命に別状は無いから大丈夫だとは思う。二、三日休んで、不安なら病院は行っておくべきだね」

雷「ありがとうございます先生」

保健医「それじゃあ、私は用事があるから出かけてくるよ」

暁「わかりました」

パタン

電「・・・」

雷「全く、暁が余計なこと言うから」タメイキ

暁「私悪いことしてないわよね?ねぇ!?」

電「あ、雷と暁は教室に戻っていて欲しいのです」

雷「いいわよ。私も付き合うわ」

暁「電一人に任せるわけにはいかないわ」

電「二人はちゃんと授業に出なきゃテスト危ないのです」

暁雷「うっ・・・」

電「保健委員の電に任せるのです!」

暁「むう・・・わかったわ。でも、何か用事があったら呼ぶのよ?」

雷「すぐに駆け付けるから」

電「了解なのです」

電「・・・響」ナデナデ

響「・・・」スヤスヤ

電「どうしてこうなるまで無茶したのですか・・・」

電「暁の言う通り、電達を少しでも頼って欲しかったのです」

響「・・・」

電「汗がすごいのです。今濡れタオル持ってきて拭いてあげないと・・・」スクッ

グイッ

電「・・・?」

響「・・・」ギュッ

電「響・・・」

電(電が支えた時に、無意識に裾を掴んだままなのですね)

電「ずっと側に居たから、気付かなかったのです・・・」ウルッ

電(気づかなくてごめんなさいなのです響。さりげなく、電達に助けを求めていたのです・・・)グスッ

昼休み

雷「早くしなさいバカツキ!」

暁「バカツキとは何よバカツキとは!!」

雷「あーもう!早く保健室行くわよ!!」

暁「しょうがないでしょ!!課題忘れてたんだから!」

雷「手伝ってあげたんだから言うこと聞きなさいよ!」

暁「わかったわよ!」

ピタッ

ガラッ

雷「失礼しまーす・・・」シズシズ

暁「しまーす・・・」

響「廊下を走ったらダメじゃないか?風紀委員」

雷「目を覚ましたのね!?よかったぁ・・・」

響「すまない。心配かけた」

暁「本当よ!無茶ばっかりして・・・」

響「電が寝て居る。少し静かにしてくれ」

電「」スヤスヤ

雷「あら・・・目の周り真っ赤よ?」

響「えっ」

雷「いや、電のほう」

響「なんだ・・・」ホッ

ガラッ

長門「大丈夫か響!?」

響「長門?仕事は?」

長門「昼休憩の時間に親方に事情を話して抜け出してきた」

長門「そしてら今日は帰って良いって言われてな。戻るとは言ったんだが」

長門「帰らなきゃ金を出さないと言われた」

響「いい上司だね」

雷「長門、寒くないの?Tシャツ一枚で」

長門「仕事中は暑いからな・・・」

暁「日雇いで土木だっけ?」

長門「そうだが・・・それより響だ」

響「大丈夫だよ。二、三日は休んだほうが良いって言われたけど」

長門「陸奥が手を離せない状況らしくてな・・・私が迎えにきたんだ。一応、帰りに病院に行ってだな・・・」アタフタ

響「病院は良いんじゃないか?」

長門「たまには私達を頼れ!」

響「・・・わかったよ」

響「すまなかったな。心配かけて」

雷「放課後、お見舞いに行くわ」

電「気をつけるのですよ?」

暁「無茶はするんじゃないわよ!?」

長門「私がさせないから安心しろ」

響「私は早退する。木曾にも伝えておいてくれ。それじゃ」



帰り道

響「あの・・・長門?」

長門「なんだ?」

響「自分で歩けるんだけど・・・」

長門「無理はさせないと言ったはずだが?」

響「しかし」

長門「たまには甘えろ」

響「何も言い返せない」

鎮守府

長門「大事じゃなくて良かったな」

響「だから大丈夫だって・・・」

長門「陸奥、居るか?」

陸奥「長門!?帰ってきたの!!よかった!響は大丈夫!?」

響「すごい慌て様だね・・・大丈夫だよ。と言うかその顔の傷はどうしたんだい?」

陸奥「どうしたもこうしたも無いわよ!」

響「ん?」

陸奥「松郎が朝から動かないと思ったら一松と慶蔵が喧嘩して!四郎は松郎の側でずっと寄り添ってるし!」

一松(メインクーン)「マーーーーーーオ!!」

慶蔵(柴犬)「キャンキャン!!!」

四郎(ゴールデンレトリバー)「クゥーンクゥーン・・・」スリスリ

松郎「」

陸奥「心配で目も離せなかったわよ!!」

長門「どうしたんだ突然・・・昨日まであんなに仲良かったじゃないか・・・」

響「・・・松郎」

松郎「」ムクッ

陸奥「えっ」

松郎「」ノシノシ

響「心配、かけたね」ナデナデ

一松「ニャウ・・・ニャウ・・・」ペロペロ

慶蔵「ワフ」スリスリ

四郎「ワン!」シッポフリフリ

陸奥「響が帰って来た途端・・・」

響「朝、松郎は私の側から離れなかったんだ。様子がおかしいとでも思ったんだろう」

長門「だから、落ち込んでたと?」

響「そして松郎の異常な雰囲気に、他の子も混乱していたんだと思うよ」

陸奥「不思議なこともあるのね」

長門「家族だからな。心配するのも無理はないだろう」





※一松は暁のペット
 慶蔵は雷のペット
 四郎は電のペット
 養子に行く際に、相手の親が色々な事情で飼えない為、鎮守府で飼って居る

長門「そうだ陸奥実は・・・」

事情説明

陸奥「なるほどね。じゃあ、響は学校も提督業も二、三日休みね」

響「いや、流石に提督業は・・・」

陸奥「休みね?」ニコッ

響「あう・・・休みです」

陸奥「ならよかった。最近色々なことがあったみたいだから、心も体も休めときなさい」

響「ああ、そうするよ。ありがとう」

響「今日は、お礼と謝罪ばかりしているよ」

陸奥「よかったじゃない。それだけ、響には仲間がいるのよ」

響「改めて実感したよ」ニコッ

長門「ふふ・・・では、私は一旦現場に戻る」

響「帰れと言われたのでは?」

長門「報告だけでもせんとな。それでは行ってくる」

陸奥「早く帰って来れそうなら連絡お願いね」

長門「わかった」

今回はこの辺で




響の駆逐艦講座

響「私達のペットの名前は、それぞれの初代艦長の名前を使用している」

響「響の初代艦長、江口松郎」

暁「暁の初代艦長、高橋一松よ」

電「電の初代艦長、平塚四郎なのです」

雷「雷の初代艦長、佐藤慶蔵よ!」

響「ちなみに、ただ名前をどうしようか迷ったから使わせて頂いた次第だ」

雷「あと、蛇足だけど、暁の艦長は少佐、それ以外は皆、中佐よ」

暁「階級は関係ないでしょ!バカにしないでよね!!」

響「しないよ・・・」

サイカイシマス

突然だけど、時雨は腹黒でドSが素敵だと思う

夕方

プルルル

響「んあ・・・でんあか・・・」ポケー

ピッ

響「あい・・・もしもし・・・」グテー

電『あ、寝てたのですか?』

響「うん・・・でも大丈夫だよ・・・」

響「なにかな・・・」

暁『体の方は大丈夫なの』

響「あれ・・・一緒なのか。だいぶ楽になったよ」

暁『なら良かったわ』

雷『今からお見舞い行くけど、何か欲しいものない?』

響「・・・いや、別に何もいらないよ」

雷『そう?じゃあ適当に何か買ってくわね』

響「人の話を・・・」

雷『それじゃあね!』

プツッ

ツーっツーっ

響「・・・はぁ」

数十分後

陸奥「皆来てるわよ」

響「ああ、ありがとう」

雷「やっほー!元気そうじゃない」

電「よかったのです・・・」

暁「全く、心配したのよ?」

響「悪かったって」

雷「あの調子じゃ朝から何も食べてないでしょ?何か食べる?」ガサガサッ

響「・・・お菓子ばかりだね」

雷「あ、炭水化物欲しかった?」

響「いや、あまり食欲ないんだ」

雷「そんなんじゃダメよ!しっかり食べないと」

響「本当に世話焼きだな雷は」

暁「うすしお貰いー!」

雷「ダメよ!みんなで食べるの!」

電「消化がいいもの買ってきたのです。プリン食べますか?」

響「・・・ああ、食べさせてもらうよ」

響「・・・このプリン・・・」

電「中身大変なことになってるのですか?ごめんなさいなのです!走ってきたから・・・」

響「いや、違うんだ」

雷「あ・・・」

響(あの人から、電話は毎日来るけど、出てない・・・)

響「あの人の声、聞きたいな」

暁「電話してみたら?」

響「迷惑だろう」

電「してみるといいのです。案外、普通に接してくれるかもしれないのです!」

雷「私達の事は気にしなくてもいいから、電話してみなさいよ」

響「大丈夫だろうか」

雷「大丈夫よ」

響「・・・ん、してみよう」

ピッピッ

トゥルルルルル

トゥルルルルル

トゥ

携帯『電源が入っていないか電波が云々』

響「出ない・・・電源、入ってないって」

雷「そう・・・どうしたのかしら」

響「もしや何かトラブルに・・・」

雷「それは無いと思うわよ」

暁「そうね。考えすぎじゃない?」

響「・・・そうかな」

ガチャ

陸奥「ねぇ皆、今日は夕飯食べてく?」

雷「どうする?」

暁「陸奥さんの料理久しぶりに食べたい!」

電「賛成なのです!」

雷「じゃあお願いします!」

陸奥「ええ、わかったわ。親御さんには連絡お願いね」

パタン

響「・・・心配だなぁ・・・」

夕飯後

雷「ねぇ皆って、将来どうなりたい?」

電「そうですねぇ。電は、貧しい国とかを飛び回ってボランティアして回れる様になりたいのです」

雷「それいいわね!もしやることになったら私も付き合うわ!楽しそう!」

響「まずは言葉を覚えることからだね」

雷「ボディランゲージでなんとかなるわ」

響「最低限の言葉は覚えようか」

電「あはは・・・」

響「暁は?」

暁「そうね。やっぱり加賀さんの様な立派なレディになりたいわ。何言われても華麗にスルーできるような」

雷「・・・ねぇ二人とも」

電「はい?」

響「なんだい?」

雷「あのさ・・・」ヒソヒソ

暁「な、何よ」

響「やってみる?」

電「わかったのです」

暁「えっ?」

響雷電「・・・」ジーッ

暁「ちょっと。どこ見てるわけ?」

響「まな板にしようよ」

暁「えっ!?」ムネカクシ

雷「まな板よ」

電「まな板なのです」

響「まな板だよね」

電「すごいまな板なのです」

雷「かなりまな板よコレ!」

暁「ちょっえっ・・・ウガァ!!何よデカチチ共ー!!!」ムキーッ

響「レディの道のりは長いね」

雷「当分先ね」

電「ファイトなのです」

暁「バカにしてるでしょ!?」

暁「大体、響だってそこまで大きくないじゃない!」

響「私はBカップだが」

暁「なんで暁より大きいのよ!」

響「知らないよ」

暁「大体そっち二人が大きすぎるのよ!」

電「そうでしょうか?」

雷「そう言えば前にCカップになったって言ってたわよね電」

電「少しブラがキツくなってきたので・・・おそらくまた大きくなったのです」

雷「ちなみに私はこの間ブラを新調したのよ!もしかしたらDという大台に行っているかもしれないわね」フフン

暁「なぁ!?」

電「そんなの雷じゃないのです!」

雷「えっ」

電「はっ!頭の中に声が・・・なのです」

響「何を赤城みたいなことを言ってるんだ?」

暁「巨乳は皆!肩こってしまえばいいのよ!!」

雷「さっき誇らしげに言ったけど、大きくなっても肩こるだけでいいこと無いわよ」

暁「・・・くっ」

響「暁が悔しさに打ちひしがれている」

暁「もういいわ。どうせ私だけ貧乳よ・・・」イジイジ

雷「いいじゃない暁。私が貧乳好きの人好きになっても小さくは出来ないけど」

雷「暁が巨乳好きの人好きになったら努力でなんとかなるじゃない」

暁「大きくなる望みもないのに努力してどうするわけ?」

雷「なんかごめん」

電「げ、元気出すのです暁!」ポヨンッ

暁「」イラッ

暁「電なんて嫌いよ」プイッ

電「あれっ!?」ガーン

響「こらこら、喧嘩はよさないか」

雷「なんか懐かしいわねこの感じ」

響「戦いがあった時はいつも一緒で、暁と雷が喧嘩ばかりしていたね」

暁「そうだっけ?」

雷「すごい些細なことで喧嘩してた気がするわ」

響「それを私と電で諌めて居たな」

電「そう言えばそうなのです」

響「懐かしいな・・・」

雷「まだ私達16よ?まだ振り返る年でも無いと思うけど」

響「ごめんよ。最近色んな事がありすぎて、センチメンタルなんだ」

電「・・・響は、将来どんな風になりたいのですか?」

響(将来・・・か。色々考えてたけど)

響「やっぱり・・・あの人のお嫁さんになることが、一番・・・かな」

雷「・・・きっと大丈夫よ。司令官も、そう思ってるわ」

響「しかし」

電「関係が近すぎただけなのです。少しの間だけ、距離を取ればすぐに元通りになるのです」ニコッ

暁「全く司令官も司令官よね。私達レディを放っておくなんて、男としてどうかと思うわ」

電「司令官は小心者なのです」

暁「そうだったわね」

響「ああ・・・そう、信じてるよ」

少し経って

雷「あら、もうこんな時間。そろそろ帰るわね」

暁「そうね。無理はしちゃダメよ響」

響「しつこいなぁ。わかってるよ」

電「それではなのです」

響「あ・・・」

電「どうしたのですか?」

響(一人は寂しい・・・一人で寝たくない・・・でも、これ以上は甘えられない)

響「いや、何でもないよ。おやすみ皆」

暁雷「おやすみ」

電「・・・おやすみなさいなのです」

パタン

響「・・・やだな・・・こわい夢見そう・・・」マクラギューッ

鎮守府出入り口

電「あ、忘れ物したのです」

雷「あら、じゃあ取りに行かないと」

電「電一人で大丈夫なのです。二人は先に帰るといいのです」

暁「でも、夜道に一人は危ないわよ?」

電「いざという時は迎えを呼ぶのです」

雷「そう?なら、先に帰っちゃうけど・・・無理なようならすぐ連絡しなさいよ?」

電「了解なのです!それでは月曜日にー!」

雷「おやすみ」

暁「おやすみなさい」

雷「・・・司令官、何してるのかしら」

暁「さぁね。でも、あいつが何かトラブルに巻き込まれるなんてありえないわ。小心者でも、そこそこ実力はあるみたいだし」

雷「それもそうね。心配するだけ損ね」

暁「明日は土曜日だし、どうする?一緒に夜通し遊ぶ?」

雷「いいわね。じゃあ、私の家に行こ」

暁「そうね」

コンコン

響「」ビクッ

電「忘れ物したのです」

響「なんだ・・・電か」

電「入っていいのですか?」

響「いいよ」

ガチャ

響「何を忘れたんだい?」

電「自分のために買った牛乳を忘れてたのです・・・それでは、響、おやすみなのです」

響「・・・電」

電「はい?」

響「あの・・・その・・・今日、一緒に・・・///」カァー

電「・・・?」

響「一緒に!寝てくれないか!?」

電「いいのですよ」

響「あれ!?」

響「嫌だったら良いんだぞ!?私のわがままだし、それに着替えだって・・・」アタフタ

電「電、嫌なんて思ってないのです。響は自分を隠しすぎなのです」

響「だが、やっぱり迷惑だろう?突然そんなこと言われても・・・」

電「響がわがまま言ってくれたのが、電は嬉しいのです」

響「・・・でも」

電「響は気を遣いすぎなのです。暁が言ったように、電達を少しは信用して欲しいのです」

電「司令官にだって、甘えてもいいのです。少しくらいのわがままなら、誰も咎めはしないのです」

響「・・・だけど」

電「でも、だけど、だって、しかし。電達と居るときは禁止なのです」

響「だが」

電「だがも禁止。いい加減にしないと電も怒るのです。どうしてそうやって甘えることを嫌がるのですか」

響「う・・・わかったよ・・・」

お互いお風呂に入ってベッドイン

電「こうやって寝るのは久しぶりなのです」

響「ああ、そうだね」

電「もう少し寄ってもいいのですよ」グイッ

響「ちょ・・・」ムニッ

電「大丈夫なのです。電の腕の中で眠るといいのです」ギューッ

響「・・・本当に大きいな」モミッ

電「それは遠慮して欲しいのです」

響「・・・安心する。人の暖かさを感じるよ」ギュッ

電「それは良かったのです・・・あ、そうだった。響に謝らなきゃいけないと思っていたことがあるのです」

響「ん?何かしたのかい?」

電「響が辛い時、気付いてあげられなくてごめんなさい」

響「保健室で聞いたよ」

電「お、起きてたのですか!?」

響「目は開けられなかったけどね」

電「恥ずかしいのです・・・///」

響「・・・ありがとう電」

電「・・・どういたしましてなのです」

響「安心して・・・ねむれる・・・よ・・・」ウトウト

電「・・・」ナデナデ

響「クー・・・クー・・・」スヤスヤ

電「ふふ・・・響もまだまだ子供なのです」ニコニコ

深夜

居酒屋 鳳翔

女性客K「ニューフェイスにビッグフェイスされるのはゴリップクデース!ワタシと飲み比べするネ!」ヒック

女性客B「上等じゃない!受けて立つわよ!」ヒック

鳳翔「そろそろ閉店なので、他でお願いします」

女性客K「えぇ・・・じゃあカラオケ対決ネ!次イクヨー!!」ガシッ

女性客B「私の勝ちが見えに見えてるわね!受けて立つわ!!」ガシッ

ガラララ!

K付添「お姉様がごめんなさい・・・代金です!」

B付添「全く・・・加減もなしに・・・danke、美味しかったわ。こっちの代金よ」

鳳翔「またのご来店お待ちしております」

加賀「・・・金曜日は変な客ばかりね」

赤城「鳳翔さんのご飯美味しい」

鳳翔「ここからは常連さんだけの時間ですし、静かに飲めますよ」

提督「・・・」グテーッ

加賀「この人はなんで酔いつぶれてるのかしら?」

鈴谷「放っておいてあげてくださいよー」

今回はこの辺で

今回の隼鷹さんはイケメンに仕立てる予定

サイカイシマス

電ちゃんは隠れS

提督「ひびきぃ・・・」グスッ

加賀「・・・何かあったの?」

鳳翔「実は・・・」

説明中

加賀「・・・はぁ、バカみたいね」

提督「響が電話に出てくれない・・・本格的に嫌われたかなぁ・・・」

赤城「響ちゃんが簡単に提督のこと嫌いになるとは思いませんがねぇ」モグモグ

摩耶「食べながら喋んな」

隼鷹「・・・なぁ提督さんよ」

提督「んん?」

隼鷹「直接会いに言ったらどうだい?心配なんだろ?」

提督「・・・だけどさ」

鳳翔「そうですよ。一人で悩んでいるんでしたら、直接話し合うべきだと思いますよ」

提督「でもさ。あんなこと聞かれてるのに自分からノコノコ会えるとでも・・・」

鈴谷「意気地無しめ」

提督「心が折れる事言わないで」

鈴谷「ねぇ隼鷹さん」

隼鷹「んあ?」

鈴谷「提督さんはなんで頑なに響ちゃんとの関係を拒むんだろうね」

隼鷹「・・・一応、親としての気持ちもあるんだろうさ」

鈴谷「でも、親の前に恋人でしょ?だったらさぁ」

隼鷹「あたしも、なんとなく提督さんの気持ちはわかるんだがなぁ」

摩耶「男らしくねぇな」

隼鷹「純真な摩耶ちゃんがそんなこと言うのかい?」

摩耶「バ、バカにすんな!」

鳳翔「でも・・・本当にこのままだと響ちゃんとの関係、切れちゃいますよ?」

提督「・・・響からの連絡もこないし・・・」

隼鷹「ん?ってことはあの事知らないのか・・・」

鈴谷「え?なんのこと?」

隼鷹「ちょっくら、うなだれてる提督の耳元で爆撃投下してくるぜ」

鈴谷「ん?」

隼鷹「提督さんよ・・・ヒソヒソ」

提督「何っ!?それは本当か隼鷹!!」グイッ

隼鷹「おっ!?いきなり胸倉引っ張んなよ」

提督「響は無事なんだろうなぁ!?」ブンブン

隼鷹「おうおうおう・・・酒が回る」ガクガク

提督「くっそ・・・すぐに連絡を!」バッ

提督「電源が切れてる!?普段使わないから充電し忘れてたか・・・くそ!!」

提督「響は病院か!?家か!?」

提督「ええい!どこだっていい!俺は今から鎮守府に向かう!長門か陸奥なら知ってるはずだ」スクッ

鳳翔「ちょっと!?提督!?」

提督「あ、これ代金な。釣りはいらない!また来る!!」ダッ

隼鷹「うっぷ・・・」

鈴谷「鳳翔さんこれ・・・万札じゃん!あの人三千円も使ってないよ!?」

鳳翔「あの人はいつもそうなのよ・・・はぁ・・・」

摩耶「バカかよ・・・」

鳳翔「あーあ・・・また溜まってくわね」カキカキ

千歳「提督専用鳳翔バンクまた溜まったの?」ノゾキコミ

鳳翔「もう五万も溜まってるわ」

鈴谷「あの人おかしい」

鳳翔「まぁ、後々このお金分の消費するまで無料サービスしてるんですけど・・・」

千歳「増えていく一方なのよね」

摩耶「て言うか。隼鷹はなんて言ったんだ?病院だなんだって言ってたけど」

隼鷹「うえ・・・ああ、響が倒れたって言ったんだよ」

一同「はっ?」

鳳翔「えっえっ!?響ちゃんは無事なの!?えっ!?」

隼鷹「大したことねぇとは言ってたんだがな」

鈴谷「な、なんで伝えて上げなかったの!?提督走ってったよ!?」

隼鷹「無事だってわかったら面白くないだろ?」

隼鷹「それに、本人には言わないけど、ここにも何人か提督に好意抱いてるやつもいんだろ?」

加賀「ぶっ!」

赤城「加賀!?どうしたのいきなり吹き出して!」

隼鷹「あれぐらい誰かに対して無茶する方が好みだろ?少なくとも、あたしはあれぐらいが好きだがな」

鳳翔「・・・ええ、そうですね」

摩耶「・・・隼鷹も、提督のこと好きなのか?」

隼鷹「ん?冗談よせよ」

鈴谷「え?」

隼鷹「今の響が倒れたって聞いた時の顔、かっこよかっただろ?」

鳳翔「そうですね。やっぱり、提督は素敵な方です」ニコッ

加賀「・・・」

赤城「加賀?それ食べないなら私にください!」

加賀「どうぞ・・・」

赤城「やった!」

摩耶「・・・久しぶりに見たな・・・」ボソッ

隼鷹「純真摩耶ちゃん」ニヤニヤ

摩耶「ぶっ殺す!」

鈴谷「さてさてー響ちゃんとどんな展開になるかねぇ」ニヨニヨ

隼鷹「あ、そうだ。鳳翔さん」

鳳翔「はい?」

隼鷹「もし提督と響がうまくいったら、仲間内で花見でもしないか?一ヶ月以上先の話になるが」

鳳翔「そうですね・・・響ちゃんと提督に相談してそうしましょう」

隼鷹「やった」

その頃鎮守府

電「・・・」ドキドキ

響「スー・・・」スヤスヤ

電(はわわ・・・まずいのです・・・響のいい匂いのせいで眠れないのです・・・)ドキドキ

響「ん・・・」ギュッ

電「ーーーーっ!!」ドキンッ

電(響が・・・電の体を抱きしめてくれているのです・・・)

電(このままじゃ一睡もできないのです・・・どうしましょう・・・)

電(あわわ・・・電のドキドキ聞こえてないのですよね?大丈夫なのですよね?)

響「・・・しれいかん・・・」スヤスヤ

電「・・・」

電(・・・電は響が好きなのです。最近、確信しました)

電(でも、響は・・・)

電(こういう形でした言えませんけど・・・)

電「響・・・大好きなのです・・・」ギュッ

執務室

陸奥「・・・疲れた・・・スケジュール決めるのってこんなに大変なの?」

長門「お疲れ陸奥」

陸奥「まだ起きてたの?」

長門「明日は仕事も無いからな」

陸奥「ねぇ長門、そろそろお金溜まってきたんでしょ?」

長門「まぁな・・・」

陸奥「そろそろ土木とかじゃなくてもっと女の子らしい職探したら?」

長門「・・・お花屋さん・・・とか?」

陸奥「くす・・・可愛いじゃない」

長門「笑うな!///」

陸奥「ごめんごめん。でもいいと思うわよ」

長門「その時は陸奥も一緒にやろう」

陸奥「・・・ええ」

長門「そう言えば、さっき出入り口の所に人がいたぞ?」

陸奥「え?こんな時間に?不審者じゃない?」

長門「いや、提督だと思うが」

陸奥「そう思うなら入れて上げてよ・・・」

提督「はぁはぁ・・・響は無事か!?」

陸奥「え?連絡言ってなかったの?」

提督「はっ・・・?もしかして響は・・・」ウルッ

陸奥「ちょ、早とちりやめなさい!無事よ・・・過労と寝不足、風邪、ストレスだってさ」

提督「無事じゃないじゃないか・・!?く・・・俺のせいで・・・」

陸奥「いや、無事よ。今、電と一緒にぐっすり寝てるわ」

提督「ストレスと過労、寝不足で倒れたんだろ!?あの年で!!俺がちゃんと見てやっていれば・・・!!」

陸奥「まぁ、確かにあの子は頑張りすぎよね」

長門「しかし、会うのは朝にしてやってくれ」

陸奥「そうね。せっかく寝てる所を起こすのも可哀想だからね」

提督「わかった。ここで待たせてもらう・・・陸奥、このスケジュールじゃ仕事は無理だぞ」

陸奥「えっ!?嘘っ」

提督「あらゆるトラブルを想定して組まないと何か起きたら対応できなくなる」

陸奥「えー・・・響ってすごいのね・・・」

提督「俺がスケジュールを立てておいてやる。過去のスケジュールを俺に見せてくれないか?」

陸奥「えっと・・・確かここに・・・」

提督「ああ、もう寝ていいぞ。俺がやっておく」

長門「そうか?なら私は寝るが」

陸奥「私は少し見ていくわ。提督に話もあるし」

長門「そうか。なら、おやすみ」

提督陸奥「おやすみ」

パタン

提督「・・・久しぶりだな。こうして机に向かうのも」カリカリ

陸奥「ねぇ、提督。響のストレスの原因なんだと思う?」

提督「・・・心当たりはある」

陸奥「そう・・・ならいいわ。あと、あなたからも言っておいて。無理はしないでって」

提督「ああ、もちろんだ。それに、やっぱり俺には、響が居ないとダメになる」

陸奥「顔見ればわかるわよ・・・全く、お互い素直じゃないんだから」

提督「響は素直だよ。俺が素直じゃないだけ、今回の件、全部俺が悪いんだ」

陸奥「・・・そう」

居酒屋 鳳翔

鳳翔「でも、どうして響が倒れることになったんでしょうか」

隼鷹「響が無理したんだろ。それにストレスの原因は提督だけどな」

鈴谷「でもー響ちゃんが誘惑して、提督が耐えたんでしょ?」

隼鷹「それがいけなかったんだよ」

鈴谷「どうして?」

隼鷹「お互いのわがままを小出しにするのが一番良い関係なんだよ」

摩耶「以前に金剛が言ってたが。恋がわがままで愛がそれを受け入れるってことだろ?」

隼鷹「そうそう。わがままを受け入れ合える関係が一番長続きするんだ」

隼鷹「だけど今回はどうだい?提督が響のわがままを受け入れなかっただろ?」

鳳翔「でも、今回はわがままの度合いが・・・」

隼鷹「だけど、提督も自分の考えを押し付けるわがままだろ。だから反発し合ってるんだ」

隼鷹「恋愛ってのは磁石と一緒。恋同士、愛同士じゃ反発し合うんだ」

隼鷹「わがままを小出しにし、それを受け入れる。それをお互いに繰り返す。それが長続きの秘訣さ」

隼鷹「あの二人はその関係が出来るはずだ」

鳳翔「だったら何故それを教えて上げなかったんですか?」

隼鷹「自分で気が付けないなら、それまでの関係だろ。あの二人ならなんとかなる」

鈴谷「すごい自信だねぇ」

隼鷹「あたしの人を見る目を舐めるなよ。お前らもなんとなくわかるだろ」

隼鷹「あの二人は理想な関係だよ。あたしも欲しいねぇ」

鳳翔「隼鷹ならすぐですよ」

隼鷹「理想な関係で思い出したんだけど、羽黒が婚約したって知ってる?」

摩耶「突然だな・・・ってはぁ!?あの羽黒が!?」

鳳翔「あらあら・・・赤飯届けないと」イソイソ

加賀「足柄が発狂しそうね」コクッ

鈴谷「加賀さーん。怖いことサラッと言わないでー」

今回はこの辺で


ちなみに電は髪を下ろしてます

前作見てないからわからんけど、
平和になったのに海軍は活発に活動してるのか

>>112

本編で詳しく書くつもりなかったからここに

簡単に言えば

深海棲艦みんな海の底で眠ってるよ。と響が報告

偉いの「なんやまだ危険ありそうやん。引き続き警戒と艦隊強化しとって。依頼で護衛任務とかもあるかもしれへん」

響が抜擢したメンバー、及び、個人の希望で鎮守府に残った娘以外は普通の女の子へ

護衛任務、遠征、主力強化のトレーニング、演習スケジュール管理

那珂「お仕事いっぱい来てるんだよー☆」キャピッ

莫大になった資材の在庫管理

今ここ


ちなみに莫大な資材を管理云々は後々本編にも出てきます

再開は夜遅くに

待ってる人居たのですか・・・

ゲームやっとったら遅くなりました

浜風さんと長門さんが全然我が艦隊に来てくれません

武蔵以外で戦艦手に入ってないの長門さんだけなのにー!

サイカイシマス

そろそろ、Верныйさんと提督のイチャイチャ始まるぞ。注意しろ

鎮守府

提督「ん・・・もう寝てもいいんだぞ陸奥」

陸奥「響と提督がどんなスケジュールの立て方してるのか見たいだけだから」

提督「響と俺が同じ立て方かどうか怪しいがな」

陸奥「あの子が提督と同じじゃなかったら逆におかしいんじゃないかしら」

提督「それもそうか・・・」

提督「明日辛くない程度にな」

陸奥「了解」

提督「そう言えば、お前のスケジュール。午後五時までに全部終わらせようとしてるな。夜のスケジュール表は?」

陸奥「えっ?」

提督「えっ?」

陸奥「夜のスケジュール表なんてあるの?」

提督「あるはずだが」

陸奥「受け取ってないわよ?そんなの」

提督「・・・そうか・・・響にはあとで説教だな・・・」

陸奥「ってことはさ。あの子、もしかして夜のスケジュール一人で・・・」

提督「お前、今日の夜のスケジュール出来てないんじゃないか?」

陸奥「受け取ってないものは出来ないわよ!」

提督「もしかして、こんな時にも仕事してないだろうな?」

陸奥「そんなはずないわ。電達が来て一緒に居たもの」

提督「はぁ・・・事情は明日聞くことにするか・・・どれだけ心配させるんだあいつは」

陸奥「・・・あなたが言えた事では無いと思うけれど?」

提督「それもそうか」

提督「見つからない様にしているならどこにあるかわからんな・・・これ以上のスケジュールは無理だ。寝ろ」

陸奥「でも!」

提督「いいから寝ろ。お肌に悪いんだろ?」

陸奥「もう!そうやってすぐ女の子扱いして逃がそうとする!」

提督「女の子だろ?」

陸奥「むー・・・わかったわよ。寝ればいいでしょ寝れば!」プイッ

提督「何怒ってんだよ」

陸奥「怒ってなんか無いわよ!じゃあね!おやすみ!」

パタン

提督「ふう・・・全く、女ってのはすぐに怒り出すからなぁ・・・」チラッ

ガッ

提督「・・・まぁ、俺がこれやるなんて思ってないからここに隠してると思ったぜ」ピラッ

提督「しょうがないやつだ・・・」カキカキ

翌朝

チュンチュン

響「ん・・・」

電「おはようなのです」

響「おはよう・・・」

電「具合の方はどうなのですか?」

響「だいぶ良いよ。心配かけたね」

電「よかったのです」

電(結局一睡も出来なかったのです・・・)

響「さぁ、そろそろ仕事に戻ろう」

電「むっ!ダメなのです!」

響「陸奥には内緒にして・・・」

電「陸奥さんから止めろと言われたのです!電も賛成なので、絶対させないのです!」バッ

響「うっ・・・わかったよ・・・立ち塞がらなくてもいいよ」

響(根回しも完璧じゃないか・・・)

響「昨日は雷達にも世話になったな・・・」

響「雷達に連絡するのに執務室に・・・」

電「むう」プクーッ

響「仕事はしないから大丈夫だよ・・・」

響「電がちゃんと見張ってるところで出来るわけないだろ・・・」

電「絶対なのですよ!?」

響「わかったよ」

電「絶対!ぜーったいなのです!!」

響「しつこい子は嫌われるよ」

電「えっ!?き、嫌わないで欲しいのです・・・!」ウルッ

響「私が嫌うわけ無いだろう・・・どうしたんだ急に」

電「そ、そうなのです・・・響は優しいから・・・」

響「その言葉そっくりそのまま返すよ」

執務室

ガチャ

響「・・・っ!?」

電(はわわ!?司令官さんが机で寝てるのです!?)

提督「ん・・・」

響「ど、どうしよう・・・」オロオロ

電「逃げちゃダメなのです!これはチャンスなのです!勇気を持って・・・」

響「だ、ダメだ!今の私は司令官に合わせる顔が・・・!!」

提督「んー・・・」ムクッ

響「あ、や・・・」

提督「・・・おはよう、響」ニコッ

響「あ・・・」ウルッ

響「し、司令官・・・」ポロポロ

電「・・・」フイッ

響「司令官!!」ダキッ

提督「おっと・・・いきなり抱き着くなよ・・・」

提督「よかった・・・心配したんだぞ?」

響「ごめんなさい・・・!ぐすっ・・・ごめんなさい・・・!!」ポロポロ

提督「・・・よしよし」ナデナデ

電「司令官さんは・・・羨ましいのです・・・」ボソッ

提督「電もありがとう。響の側にいてくれて」

電「どういたしましてなのです」

提督「すまなかった響」

響「ずっと・・・!ずっと不安だったんだ!もう司令官は私のことを好きじゃないのかと・・・ずっと・・・!」

響「会いたく無いと聞いてから・・・ずっと!」

提督「やっぱり・・・聞いてたのか」

響「司令官の望みなら仕方ないと思ってたけど・・・やっぱり、私は我慢出来ずに、夜も眠れず・・・」

響「ごめんなさい・・・司令官が好きになればなるほど・・・わがままな子になってしまって・・・ごめんなさい!!」ギューッ

提督「俺の方こそ・・・悪かった。お前を受け入れる勇気がなかった」

響「それだって私のわがままだ!司令官は悪くない!」

提督「悪いのは俺だ。お前は悪くない。お前の大切な想いを踏みにじった」

電「・・・」スッ

電(二人のところに居るのは少し辛いのです・・・見守ると決めたのに・・・)

電「・・・ごめんなさいなのです・・・二人とも」

提督「・・・あ、そうだ。響、お前、在庫管理一人でやってるだろ」

響「」ギクッ

提督「今、莫大な資材があるんだから一人で無茶するなよ」

響「ごめんよ・・・」

提督「他にも人はいるんだからいくらでも手を借りてやれ。また倒れられたらかなわん」

響「前までは司令官と二人きりで在庫管理してたから・・・」

提督「ん・・・そっか・・・」

提督「勉強も一人でコツコツやっていたんだろ?」

響「・・・最近は忙しすぎて、学校でその・・・自分を慰めたくなるほど溜まっている・・・」

提督「その・・・まだ勇気が無いから・・・もう少ししたら・・・な」

響「・・・我慢してみるよ」

提督「ああ、そうしてくれ」

提督(俺も我慢、俺も我慢・・・今ここでヤリたいけど・・・我慢)

提督「そうだ。来週、一緒に遊園地にでも行かないか」

響「遊園地?いいよ行こう」

響「あ、行くならやっぱり、皆にもお礼がしたいから、あの三人、連れて行ってもいいかな」

提督「暁と雷と電か?」

響「ああ」

提督「ああ、いいぞ」

提督「と言う事で電・・・あれ?」

響「さっきまでそこに居たのに・・・」

提督「・・・探すか。遊園地の事はなるべく早く知らせてたい」

響「そうだね。二手に別れよう」

提督「響はそっちな。残念ながら女子トイレとかは調べられないから」

響「本当に残念そうだね?」ニコッ

提督「冗談っす。響さんマジこえっす」

雷の家

雷「おはよう」

暁「おはよう」

雷「お互い快眠だったわね」

暁「そうね」

雷「ねぇ、昨日の夜に聞きたかった事で、朝からこんな話でアレなんだけどさ」

暁「何?」

雷「同性愛ってどう思う?」

暁「えっ?何、雷ってソッチ系?」

雷「まぁ、否定はしないわ」

暁「やめてよ?私そういう趣味無いから」

雷「同性愛者にも決める権利あるのよ?」

暁「何よ!!私に魅力がないってわけ!!?」

雷「めんどくさいわね」

今回はこの辺で

ぶっちゃけロシア人の手垢にまみれた子はちょっとね………………











といったら荒れる予感
もしかしてレズ始まるです?

>>133
屋上

ほんのちょっとサイカイシマス

雷「で、話の続きだけど」

暁「何よ」

雷「電のこと」

暁「電がどうしたの?」

雷「今の流れでそれを聞くのはさすがとしか言えないわね」

暁「どういう意味よ」

雷「相変わらず恋愛に対して疎いわね。疎すぎるわよ」

暁「あんたほどじゃないけど・・・」

雷「えっ?」

暁(何人の男子が好きになってるか知らないのかしら)

暁「電の話は?」

雷「そうだったわね。電も最近様子おかしいのよ」

暁「どんな風に?いつもと変わらないんじゃない?」

雷「ずっと、響の事を目で追ってる様に見えない?」

暁「んーそうかしら」

雷「周りでは二人は付き合ってるんじゃないかって噂が立ってるほどよ?」

暁「えっ知らない」

雷「暁、地獄耳とかなんとか言ってなかったっけ?」

暁「失礼ね!私の耳は天使の耳よ?」

雷「ああ、都合の良い事しか聞こえないのね」

暁「なんですって」

雷「で、暁はどう思うの?」

暁「いや、いきなり聞かれてもわからないわよ」

暁「と言うか私に意見を聞く前に、雷はどう思ってるの?」

雷「・・・実を言うと、前に相談されたのよね。電に」

暁「えっ?」

雷「・・・あんまり、人に言うのもアレなんだけど、暁には言っても大丈夫かな・・・」

暁「えっ、っていうか、なんでいつも私ばかり除け者?」

雷「そんなつもり無いわよ」

暁「胸だって!」

雷「胸は関係ないでしょ!?」

暁「ううー・・・まぁいいわ。それで?」

雷「暁がいちいち話の腰を折るんでしょ?全く・・・」

暁「あーはいはいわかったからわかったから」

雷「なっ!」イラッ

暁「悪かったわよ、ごめん・・・喉渇いた」コクッ

雷「・・・いいわよ。それで、電、響が好きだって言うのよ」

暁「んぐっ!?ゴホゴホっ!!」

雷「ちょっと・・・大丈夫?」スッ

暁「だ、大丈夫・・・!ハンカチありがと・・・」

暁「どうするの?それ」

雷「そうよね・・・でも、やっぱりこのままじゃいけないと思うわ。電も気持ちを押し込んでるのも体に悪いじゃない」

暁「確かに電が響を好きなら告白もしたほうがいいんだろうけど」

雷「そうよね!でもタイミングが・・・」

暁「ちょっと待ちなさいよ。まずは電の意見でしょ?」

雷「あの子が自分の意思で告白出来るとおもう?」

暁「う・・・」

雷「でも確かにそうよね・・・私の意見で勝手に告白させるのは、無責任すぎるわよね」

暁「善は急げ。とりあえず電に連絡してみましょ」

雷「そうね。それがいいわ」

今回はこの辺で

そうよね。が多い雷

暁→たけのこ派
響→アルフォート派
雷→きのこ派
電→トッポ派

こんな感じに好みがありそう

きりかぶ派の俺はどうすればいい!?答えろ!答えてみろ>>1

>>163
つ文月




自分はどれも好きですが

強いて言えばやんやんつけぼーですね

ちょっとだけサイカイシマス

暁「えーっと・・・」

ガチャ

雷義姉「同性愛と聞いて」

雷「あ、義姉(名前)さ・・・」

雷義姉「ん?」

雷「お姉ちゃん・・・」

雷義姉「よろしい」

暁「お邪魔してます」ペコッ

雷義姉「あら、暁ちゃん。どうかな?私と・・・むふふ」

暁「えっ」

雷「お姉ちゃん!あとで話すから今はちょっと席外して!」

雷義姉「えー雷ちゃんつめたーい」

パタン

暁「・・・相変わらずなのね」

雷「ここの家族、いい人なんだけど、みんな変態で・・・お母さん以外」

暁「お母さんだけはまともだったわね。そう言えば」

雷「でも、まだ義姉さんと義兄さんのお兄さんに会ったことないのよね」

暁「え?まだもう一人居るの?」

雷「居るらしいのよね」

暁「ふーん・・・」

雷「もう二、三年戻ってきてないみたいだけど」

暁「とりあえず、暁に電話しましょ」

雷「早くしなさいよ」

暁「わかったわよ」

プルルルルル

プルルルルル

鎮守府出入り口

電「はぁ・・・逃げてしまったのです・・・」

ピピピピ!

電「はわっ!?な、なんなのですか!?け、携帯!?」

電「えっと・・・暁なのです・・・朝早くどうしたのでしょうか・・・」

ピッ

暁『あっ電、今大丈夫?』

電「大丈夫なのです」

暁『ちょっと話あるから、今から雷の家に来て』

電「え?今からですか?」

暁『まぁ休み明けでも・・・』

雷『ダメよ!』

電「どうしたのです?」

雷『いいから、来るのよ?絶対よ!?』

電「わ、わかったのです!」

雷『それじゃあね!』

電「なんなのでしょうか・・・」

提督「電」

電「ひゃあ!?」ビクッ

提督「うお!?どうしたいきなり叫んで」

電「な、何でもないのです!!」

提督「そ、そうか?それならいいが・・・と言うかどうして居なくなったんだ?」

電「・・・電にも事情はあるのです・・・」

響「司令官、居たのかい?」

提督「ああ、いたぞ」

電「・・・っ」タジッ

提督「・・・電、俺と響は来週遊園地に行くことにしたんだが、どうだ?電も一緒に」

電「でも・・・お二人の邪魔しちゃ悪いのです」

提督「あの二人も呼ぶさ」

電「・・・ダメなのです・・・」

響「どうしてもかい?」クビカシゲ

電「・・・どうしてもというなら・・・」

提督「決まりだな・・・っと電、ちょっと話がある」

電「今、雷の家に呼び出されて・・・」

提督「よし、響、代わりに行ってこい」

響「了解。ついでに伝えてくる」

提督「おう」

電「あ、あの!」

提督「・・・執務室に行くぞ」

電「ど、どうしてなのですか!?」

提督「・・・お前、何か悩んでるんだろ」

電「うっ・・・」

提督「・・・とりあえず、執務室で話を聞く」

電「・・・でも、司令官には!」

提督「いいから来い。なっ?」ナデナデ

電「うう・・・司令官はずるいのです・・・」

提督「そんなことねーよ」

今回はこの辺で


ここの第六駆逐隊の性知識及び羞恥心

暁=無知、話がわからない

響=割と豊富、平気で隠語を発す

雷=割と豊富、性的な話に興味津々

電=むっつりスケベ、大抵の事は知ってる。恥ずかしくて話に入れない

隠語じゃなくて淫語だった

時間が空き過ぎましたがちょっとだけサイカイシマス

執務室

電「あの、あの・・・これはどういう・・・」チョコン

提督「俺の膝の上は嫌か?」

電「いえ、そういうわけではなくって・・・あの」

提督「髪ほどくぞ」サワッ

電「い、いきなりはダメなのです!!」

提督「髪をとかすだけだ」

電「あ・・・そうなのですか・・・響に悪いと思ったのです・・・」

提督「手を出すわけないだろ。響にすら手を出すのビビってんのに」

電「・・・そうなのです」

提督「・・・それで、何を悩んでいるんだ?」シャッ

電「・・・司令官さんには言えないのです・・・」

提督「無理にとは言わん。隠したいお年頃だろうしな」

電「・・・ごめんなさいなのです」

提督「・・・」シャッシャッ

電(男の人に髪をとかされるのは少しムズ痒いのです・・・)

電(でも・・・なんででしょう。安心するのです)

提督「響と違って、電の髪は少しクセがあるけど、ふわふわで柔らかいな」

電「響は・・・サラサラなのです」

提督「響とお前は似たもの同士なのになぁ」

電「えっ、それって・・・」

提督「お前ら二人は相当に切羽詰るまで自分の悩みを他人に話さないで解決しようとする」

電「うっ・・・」

提督「大人になるにつれて、どんどん解決する方法が身についていく」

提督「俺は、それが少し寂しい」

提督「大人になって、可愛く、そして綺麗になっていくのを見てるのは嬉しいんだがな・・・」

提督「やっぱり、懐いていた子供達が離れていく寂しさなのか」

電「そんなことないのです。今でも、司令官さんに甘えたいのです」

提督「でも、悩みは打ち明けてくれないんだろう?」

電「それとこれとは話が別なのです・・・」

提督「俺に知られちゃまずいのか?」

電「・・・」

提督「・・・響の事、だろ?」

電「ふえぇ!?」ビクッ

提督「うお、予想以上に体が跳ねたな」

電「な、なんで響が・・・!?」

提督「いや、だってお前、響のこと好きだろ?」

電「うぅ・・・///」ウルウル

提督「悪い悪い!泣くなって」

電「だ、だって!気づいてたのに意地悪ばっかり・・・!!」プクゥ

提督「なんていうか、なんとなく察せるよ。わかりやすいし」

電「わかりやすかったのですか!?ど、どの辺が・・・!」オロオロ

電「い、嫌じゃないのですか!?」

提督「ん?なんでだ?」

電「だって電が響が大好きで・・・響が司令官さんの事が大好きで・・・」

提督「人を好きになるのは自由だろ?それに、俺に魅力がないんだったら、響だって他の人に目が行くだろう」

電「電に魅力がないのですね・・・」グスッ

提督「・・・と言うより、響はお前の事、可愛い妹くらいに見てるんだと思うぞ」

提督「あいつ、自分に向けられている恋愛感情に関して疎いから」

電「恋愛と言えば・・・そろそろバレンタインデーなのです」

提督「突然だな」

電「響にチョコ作らないと・・・」

提督「それもいいが、それよりも、話の続きなんだけど」

電「聞きたくないのです」キカザル

提督「・・・わがままになったな・・・」

その頃の響

コンビニにて

望月「らっしゃっせー」

響「よっ」

望月「よっ。なんだ響じゃん。いつもの買いに来たの?」

響「まぁね。今から雷の家に行く」

望月「ああ、いつものお菓子の方か」

響「ん、あれ、今日は北上は?」

望月「非番」

響「なんだ。いつも仲がいいところを見るのも楽しみだったのに」

望月「まぁ、明日はいるよ」

響「さて、買い物して、さっさと行くことにしよう」

望月「どうせ暇だけどね」

今回はこの辺で

一週間振りに(資材貯め)艦これやったら変わりすぎて驚いた

あと天津風さん可愛い
やっぱり白髪キャラはハズレませんね・・・Верныйさん然り、浜風さん然り

ちなみに貯めた資材は大鳳さん欲しさに大型に消えました(震え声)

お昼過ぎに再開できればします

サイカイシマス

お昼過ぎたら爆睡しました

望月「そう言えば、倒れたって聞いたけど、ダイジョブなん?」ピッ

響「ああ、電達が看病してくれたからね」

望月「そっかぁ。以前から無理するからねぇ」ピッ

響「反省はしてるよ。あまり迷惑かけたくないしね」チャリッ

望月「響を尊敬してる人とか結構居るし、頼られて嫌だって言う子はあんまり居ないと思うよ」ピッ

響「そうかな」

望月「あたしもその一人だし。尊敬って言うか、友達としてね」ピッ

望月「~円になりますねぇ」カタッ

響「ん」チャリンッ

望月「丁度おあずかりっすねぇ」

響「また来るよ」

望月「ありっしたー」

コンビニから少し歩いて雷の家

ピーンポン

雷義母「はーい。あれ、響じゃない」

響「おはようございます。雷、居る?」

雷義母「居るよ。雷ー!響来たわよ!!」

雷<えっ!?わかったすぐ行く!!

雷義母「あなたたちは本当に仲がいいね。うちの兄妹も見習って欲しいものだ」

響「仲が悪いの?」

雷義母「長男がね。下二人と一緒に居たくもないってね・・・」

雷義母「まぁ、下二人も問題はあるんだけど」

響「そっか」

雷「お待たせ!なんで響がっ!?」

響「やぁ」

雷「まぁいっか。とりあえず私の部屋に来て!」

響「お邪魔します」

雷の部屋

響「お土産」カサッ

雷「あら、ありがとう。ちょっと飲み物取ってくるわね」

暁「ポッキーじゃない!」

響「みんなで食べられそうなの買ってきたからね」

暁「そう言えば、電呼んだはずなんだけど」パリパリッ

響「電は、あの人と話をしている」

暁「あれ、あのあと電泊まったの?」カサッ

響「あ、ああ・・・」

響(抱き締めてもらった事は内緒にしておこう・・・)

暁「ふーん・・・」パクッ

暁(もし電が本当に響の事が好きで、一緒の布団に寝たら)

暁(電にとって、拷問だったわよねぇ・・・)ポキッ

少し経って

雷「ねぇ響」

響「なんだい?」

雷「電って、最近好きな人出来たと思う?」

響「突然だな・・・まぁでも、最近悩んでいるようには見えたが」

雷「もし、もしもさ。その相手が・・・」

響「まさか・・・あの人のことを・・・それはまずいぞ・・・」

雷「えっ」

暁「えっ、だって司令官は響の事を・・・」

響「いや、電はこの中で一番男受けがいいだろう?少しでもその気になれば・・・」

暁「私的には電もそうだけど、雷も男受け良いと思うわよ」

雷「そ、そうかしら・・・」テレテレッ

暁「男はみんなマザコンって言うじゃない」

雷「どういう意味かしらっ!?」

何も言わずに書き込み終わらしちゃいましたが

サイカイシマス

暁「いつもルマンド買ってくるじゃない!」

雷「美味しいじゃない!それに、お客さんに対しても絶対的なお茶請けになるのよ!」

暁「そういう考え方がおばさんくさいのよ」

雷「誰がおばさんよ!失礼しちゃうわ!」

暁「響もそう思うでしょ?」

響「ルマンド美味しいだろう!?」

暁「しまった。響もそっち側だった」

雷「私の事はこれくらいで!それより!響はどう思う?」

響「電のことかい?そうだね。良いんじゃないか?」

響「好きな人が居るって言うことは、自分を成長させると思うし」

雷「それがもし、同性でも?」

響「性別なんて関係ないよ。好きになってしまったならしょうがないだろう?」

暁「・・・その好きな人に、好きな人が居たら?」

響「今日はやたら質問攻めをするね」

雷「いいから答えて」

響「・・・それは、私にもどうしたらわからないな」

響「わからないだろうけど、そうだな。やることは一つ」

響「その人のために動こうじゃないか」

暁「は?何それ?そんなの、自分が損するだけじゃない!」

響「・・・もしもだもしも。私があの人にそうしたいと思うだけだ」

雷「あーもう!やっぱり我慢できない!」

響「どうしたんだ?今日は二人しておかしなことばかり」

響「それより二人とも来週の話なんだけど・・・」

雷「あのさ響!」

響「ん、大きな声出さなくても聞こえてるよ」

雷「電が好きな人って・・・むぐっ!?」

暁「落ち着きなさい」

雷「んぐぐ!んぐ!!」

暁「で?響、来週が何?」

響「・・・手を離してやったらどうだい?苦しそうだよ」

暁「余計なこと口走る子は黙らせないとね」

響「・・・そうだな」

雷(なんで納得してるのよ!)

響が遊園地の説明中

鎮守府にて

提督「なぁ、いつになったら耳を傾けてくれるんだ?」

電「嫌なのです。司令官さんなんて嫌いなのです」プイッ

提督「・・・はぁ」

電「そうやってすぐ溜息吐くのです。手に入れたいもの全部手に入れて」

電「幸せを逃がそうとするのです」

電「そういうところが嫌いなのです」

提督「俺の幸せは、お前ら全員が幸せになる事だ」

電「嘘ばかりなのです。人は結局、自分が幸せになれればそれで良いと思ってるのです・・・」

提督「嘘かどうか。どう判断するんだ?」

電「・・・それは」

提督(響が居ない一年で、ひねくれ者になっちまって・・・)

提督「俺が、本当にお前たちの幸せを願って無いと思ってるのか?」

電「・・・」プイッ

提督「強がってても、嘘を付けないのはお前らしくて可愛いな」ナデナデ

電「うぅ・・・」

提督「まぁなんだ。素直なままで居ろとか、いい子のままで居ろとか」

提督「別に、期待なんかしてない」

提督「いい子は自分のダメな部分を知っている」

提督「暁だって、雷だって、響にだって悪いところがある」

提督「いい子だから、その自分がダメな部分を隠すことが出来る」

提督「お前だってそうだろ?自分がわがままだと、自分でもわかってる」

電「・・・電は、悪い子でしょうか・・・」

提督「悪い子かどうかは分からないが、いい子だという事は確かだな」

電「何を言ってるのかわからないのです・・・」

提督「悪い子かどうか悩めるのはいい子だけだよ」

電「何を言ってるのかわからないのです・・・」

提督「同じこと二回言わなくても・・・」

提督「なんて言えばいいかな」

電「えーっと・・・つまり・・・電はいい子なのでしょうか?」

提督「んーまぁ・・・未成年で酒飲んでるお前ら全員悪い子だけどな」キッパリ

電「やっぱり悪い子なのです!」ガーン

提督「ルールを守れない子は悪い子だろ?」

電「ごめんなさいなのです・・・」

提督「ルールを守れない子は悪い子だ。だけど、バレなきゃ悪い子だって知られないんだ」

提督「いい子は、悪い部分を隠して生きてるからいい子なんだよ」

提督「それで、罪悪感に押し潰される奴も少なくない」

電「耳が痛いのです」

提督「この世に、本当にいい子なんて居ないと思うぞ」

提督「居たとしたら、悩みの無い馬鹿だ」




天龍「ハックション!!」

龍田「天龍ちゃん風邪かしら?」

天龍「いや、誰かオレの噂でもしてんだろ」

提督「それに、女の子は少し裏があった方が可愛いんだ」ニッ

電「・・・っ」ドキッ

電「その悪戯っ子の様な笑顔も嫌いなのです」ズバァ

提督「ひどいな」

電「・・・でも、なんとなく気が楽になったのです。気が楽になったついでに・・・」スッ

電「司令官さんに言いたい事言うのです」

提督「ん?どうした?俺の方向き直して」

電「真面目な話なのです」

提督「そうか。なら、真面目に聞こう」スッ

電「た、立ち上がられると威圧感を感じるのです」

提督「悪かったな。真面目な話なら座って聞くわけにもいかないだろ?」

電(少し怖いのです・・・でも!)

電「電は・・・いえ、私はもう逃げないのです!」

電「私は!響の事が好きなのです!大好きなのです!!」

電「なので!司令官さん、いえ、あなたが響を幸せに出来ないのなら、私が幸せにするのです!」

電「響が不幸でも、それでも手放さないと言うなら!あなたから響を奪い取るのです!!」

電「それと!響に振り向いてもらえるよう努力するのです!!」

電「あなたが響を幸せにするのでしたら!私は、全力で協力するのです!!」

電「私にとって!響が一番大切なのです!!」

電「はぁ・・・はぁ・・・スゥ・・・」

電「司令官さんのバーカ!!」

提督(バカは余計だろ・・・)

提督「・・・」ナデナデ

電「なっ・・・ひどいこと言ったのになんで撫でるのですか!?」

提督「いや、俺から奪い取ろうとしないのが電らしくていいなぁと思って」

提督「電、お前の本音、聞けて良かったよ」

提督「お前の気持ち、伝わったよ」

提督「そんなお前に、俺から一言」コホンッ

電「・・・っ」ビクッ

提督「お前に響は任せられない!俺が幸せにするからな!!」

提督「安心しろ。響を幸せにするのは、俺が響を一度手放す前から思っていたことだ」

提督「それに、響はお前が居ないとおそらく幸せにはなれないぞ。昨日は、ありがとうな」

提督「響を支えてくれて」

電「・・・響の髪の匂いを嗅がされて、抱きしめていた時間は拷問だったのです」

提督「・・・本当にごめん」ポンッ

電「それに一言じゃない事も謝って欲しいのです」

提督「怖いぞ電」

電「司令官らしいので多めに見ますが・・・」

提督「ありがとうな」ナデナデ

電「う・・・頭を撫でるのは反則なのです・・・」

提督「知っててやってるからな!」

提督「そうだ。電が響を好きになったきっかけでも話してもらおうか!」

電「な、なんでそうなるのですか!?///」

提督「いいだろう?ここまで言っちまったんだ最後まで言っちまおうぜ」グッ

電「いい笑顔で親指立てて言わないで欲しいのです!」

提督「聞きたいなぁ!俺聞きたいなぁ!!」

電「うう・・・わかったのです。話します・・・」

提督(やった)

電「その代わり!!」

提督「ん!?」

電「司令官さんが受けた響の誘い方も教えてもらうのです!?」

提督「いいだろう聞かせてやろう!!」

電「即答なのですか!?」

電のきっかけ、説明後

提督「可愛いやつめ」

電「つ、次は司令官さんなのです・・・///」

電(自分の好きになった理由を話すのは恥ずかしいのです・・・)

提督「そうだな。過激なのからソフトなのまで四種類ぐらいあるが」

電「過激からお願いするのです」キラキラッ

提督「即答かよ」

電「べ、別にそう言うことに興味があるわけではないのです」プイッ

提督「むっつりめ・・・じゃあ早速・・・下着にニーソ姿の響に布団の中で後ろから抱きしめられた」

提督「お風呂上がりにタオルを首にかけてパンツ一枚で目の前を歩く」

提督「俺がゲームやってたり漫画を読んでる時に俺の後ろから胸を優しく撫でて来た」

提督「キスをせがまれた」

提督「過激な順で行くとこんな感じか」

電「司令官さんの自制心どうなってるのですか」

提督「俺もわかんねぇわ」

電「・・・司令官さんに勝てる気がしないのです・・・」

提督「で?告白すんの?」

電「来週の遊園地に、タイミングさえもらえれば」

提督「そうか。なら、俺が協力してやる。夕方、帰り際に観覧車に乗ろう」

提督「その時に俺は腹痛を装って便所に駆け込む」

提督「その隙に響を誘って観覧車に乗る」

電「誘うのは自力なのですね・・・」

提督「当たり前だ!頑張れよ」

電「司令官さんはどうしてそんなに乗り気なのですか?自分の恋人が奪われるかもしれないのに」

提督「お前らの幸せが第一。響が選んだ。それが結果だ」

電「わかりやすいのです」

提督「よし、来週の日曜、決戦な」

電「わかったのです。それでは、電は雷の家に向かうのです」

提督「了解。来週まで、頑張って響の好感度上げろよ」

電「司令官さんも引き止めるのを頑張るのです。では」

パタン

ガチャ

陸奥「提督」

提督「ん?どうした陸奥」

陸奥「電ちゃんがすごく生き生きとしたいい笑顔で帰っていったけど、何かあったの?」

提督「ちょっとな」

陸奥「電ちゃんの笑顔見て、うちの長門がすごく嬉しそうにニヤニヤしてるんだけど」

提督「いつものことだろ」

陸奥「・・・本当になにしたの?」

提督「本音でぶつかりあっただけだ。大したことじゃない」

陸奥「ふーん・・・」

提督「おう、松郎。白菜食うか?」

松郎「」ノッシノッシ

松郎「」パクッバリバリ

提督「ははは、相変わらず食いっぷりが気持ちいいな」

陸奥「響の手からしか食べないと思ってたけど・・・やっぱり提督の手からは食べるのね」

今回はこの辺で

暁ちゃんだって成長してるのです。レディーな一面と子供な一面の両方を兼ね備えてる暁ちゃんなのです



ここの第六駆逐隊の酒癖

暁→弱い。泣き上戸
響→強い。口調は静かに口を開けば下ネタ
雷→普通。機嫌上戸
電→やや強い。絡み上戸

時間が空いたけどサイカイシマス

雷の家

暁「遊園地楽しみね!」

雷「でもいいの?私達まで・・・」

響「ああ、助けてくれたからね・・・」

暁「いいじゃない雷!少しくらい私達に幸せを分けてくれるって言うんだから」

雷「・・・いいって言うならいいけど・・・うーん」

響「まぁそう難しく考えるな。ほら、口を開けて」

雷「む」パクッ

響「難しく考えるのは雷らしくないぞ」

雷「そうかしら」ポキッ

暁「おしゃれして行かないとね」

響「二人も早く彼氏を作らないとな」

暁「本当よね」

響「あ、雷は私達にすぐに紹介してね」

雷「どういう意味よ」

響「雷は押し切られるタイプだから」

暁「男運はとことんなさそうよね」

雷「私にだって男を見る目はあるわよ!?」

響「ほう」

暁「ほほう」

雷「腹立つわね!」

雷義母「電ちゃん来たぞ」

響「話がついたみたいだね」

電「ただいま到着なのです」

響「ふふ、何かに吹っ切れた顔をしてるね。悩み事ははっきりしたのかな?」

電「ここからが本番なのです!」

雷「そう言えばバレンタインどうするの?」

響「いつも通りだが」

暁「だろうね・・・」

電「電もいつも通りなのです」

暁「電のチョコは手作りで美味しいから毎年楽しみなのよねー」ワクワク

雷「なんでもらうこと前提なのよ」

響「たまには作ったらどうだい?もう高校来て一年なんだ。気になる男子もいるだろう?」

暁「・・・なんで知ってんのよ」

響「暁は分かりやすいからね」

雷「え?そうなの?」

電「知らなかったのです」

暁「えっ・・・・嘘っ・・・やだ恥ずかしい・・・///」

響「ルマンドがうまい」サクッ

暁「おいこら」

そして月曜日の昼

雷「響」ポンッ

響「ああ?ああ・・・雷か・・・」グタァ

暁「疲れてるわね・・・」

電「朝から上級生やら同級生の女の子達に囲まれていたのですから仕方ないのです・・・」

雷「男顔負けのモテっぷりね」

響「・・・いや、原因は雷のせいだろ」

雷「あ、あら?そうだったかしら?」アセアセ

響「全く・・・」

暁「大して強くないのに俺は強いアピールしてる男を滅多打ちにしたんだっけ?」

雷「だって許せなかったんだもん!」

響「だからといって私を巻き込むな・・・」

雷「それは反省してるわ!でも、腹立つじゃない見栄っ張りな男!」

響「・・・あれくらいだったら雷でも勝とうと思えば勝てただろう?」

雷「・・・あそこまで弱いとは思わなかったのよ・・・」

暁「入学早々なにやってんのよと思いながら見てたわ」

響「まぁ、今日の帰りはあの人と一緒だからね・・・疲れなんか吹っ飛ぶさ」

電「響、電からのチョコなのです。受け取って欲しいのです」

響「ありがとう電」

電「家に帰ってからでも、今すぐに食べてもいいのです!」

電「響のために頑張ったのです!」

暁雷「・・・」チラッ

響「ありがとう。あとで食べるよ」

女「あら、こんなにチョコをもらって、随分おモテになるのね。響さん」

雷(うわ、出たよ。何かと響を目の敵にする人)

暁(取り巻きも含めてめんどくさいのよねぇ)

響「・・・チョコならもういらないよ?」

電(響の天然がこんなところで・・・)

女「・・・あなたねぇ!」イライラッ

響「ん、私は一旦生徒会室に行かないと行けないんだ。話ならあとでしよう」タッ

雷(全く気にしてないのがまたイライラさせる要因なのよね・・・)

電「抑えるのです・・・響にも悪気があるわけじゃないのです・・・」

女「あなたは黙ってて!」

電「」ビクッ

電「あ、そうなのです。女さんにもチョコ、作ってきたのでよかったらどうぞなのです」スッ

雷(おお、引かない!成長したわね電)

暁(私まだチョコもらってないわよ)

女「・・・はぁ、あなた、少し気を使いすぎなんじゃない?ありがたくもらうけど・・・」カサッ

女「いつも人の顔色伺って・・・」パクッ

女「・・・ふふ」ニコニコッ

雷「チョコ、好きなのね」

女「ち、ちがっ!?この子のチョコが美味しいだけよ!」

電「喜んでもらえて嬉しいのです」

女「ああもう!」

放課後

女「・・・お昼は電さんに誤魔化されたけど・・・なんなのあの子!?」

取巻1「女さんを小馬鹿にしたような態度、許せないですよね」

女「何かあの子見てるとイライラするのよ・・・一人で目立っちゃって・・・」

取巻2「何か弱みでも握れればいいんですが・・・」

雷「あ、響、校門のところに司令官が来てるわよ?」

響「終わったら連絡するといったはずなんだが・・・」ニコニコ

響「あ・・・でも生徒会の仕事が・・・」ズーン

雷「一言メールしといたら、私達も部活あるしね」

響「メール入れとくか・・・」

女「あの喜びよう・・・」

取巻1「女さん・・・もしかしたら・・・」

女「ええ・・・そうね。響も遅くなるみたいだし、コンタクトしてみようかしら」



生徒会室

木曾「・・・食べきれん」ズーン

響「そ、そうだね・・・」フイッ

今回はこの辺で

勘違い男は響に負けて猛特訓中

出てくる予定は無い

少しだけサイカイシマス

響「とりあえず、早く要件を言って欲しいな。私だけを呼び出したんだから」

木曾「せっかちだな」

響「あの人を待たせているんだ。早く一緒に帰りたい」

木曾「相変わらずの提督ラブだな」

響「当たり前」

木曾「しかし、今回はちょっと、響の体を張ってもらわないといけないんだ」

木曾「一歩でも間違えば、響、お前の体に傷がつく」

響「傷の一つや二つ、今更だと思うんだけど」

木曾「いや・・・貞操だ」

響「・・・事情だけ一旦聞こうか」

校門

提督「はぁ・・・寒いな・・・」

提督(響からメールが来てもう一時間が過ぎてるなぁ)

提督「・・・早く会いたいな」

隼鷹「おや、お兄さん一人かい?」

提督「ナンパなら他当たってくれショタコン」

隼鷹「ひでーな」

提督「今から出勤か?っつーか、ショタコンは否定しないのか」

隼鷹「そうだぜ。近くのパチンコ屋からこっちの方が近道なんだ。女だって若い方が好きに決まってるだろ?」

提督「学校の前でパチンコとか言うな。あと右も左もわからん男を誘惑しようとすんな」

隼鷹「まぁ固いこと言うなって」

隼鷹「それで?響とはどうだい?飲みにこないって事は仲良くやってんだろ?」

提督「それは・・・まぁ・・・な」ポッ

隼鷹「顔赤くして気持ちわるいな」

提督「なんだと」

隼鷹「まぁいいや。準備とか手伝わないといけないし、これであたしは行くぜ」

提督「そうか。体調管理は大事にしろよ」

隼鷹「ああそうそう。響のこと、大事にしてあげなよ」

提督「・・・はぁ、誰に向かって・・・」

隼鷹「女は男より強いが、ああいう気が強い女ほど、ほんの少しのショックで・・・」

提督「お前は俺の母親か」

隼鷹「なってやってもいいぜ?」ニッ

提督「酒飲みな母親なんていんねーよ」

隼鷹「そうかい?ならあたしはこれで」ヒラヒラ

提督「ああ」ヒラヒラ

提督(響が弱いってことはもう、知ってるっつーの・・・)

女「すみません」

提督「ん?」

女「あの、初めまして。私、女って言います」ペコッ

提督「は、初めまして・・・」ペコッ

提督(誰だ?この子・・・)

女「えっと・・・」

提督「・・・何?」

女「先ほどお目にかけたときからかっこいいなぁと思って・・・」

提督「ああ、ありがとう」ニコッ

女「あの、それで・・・」ドキッ

女(あれ、あいつの弱みでも握ろうと思ったけどないこれ・・・)ドキドキ

提督「でもごめん。俺待ってる奴居るから」

女「響さんですか?」

提督「・・・クラスメイト?」

女「あ、はい!」

提督「あいつってクラスでどんな感じなのか聞きたいなぁ」

女「皆の人気者ですよ。慕われてます」

提督「馴染めてないわけじゃないくてよかった・・・あいつ、学校の事話さないからなぁ」

女「あの・・・あなたは響さんとどういう・・・」

提督「父親」

女「え!?」

提督「まぁ、少し事情があってな」

女「恋人じゃ・・・ないんですね・・・」

提督「」ビクッ

提督「ああ、ち、違うぞ?」

女「でしたらその・・・あなたにお近づきに・・・」

提督「お?あれって・・・」

元気っ娘「響!これ受け取って!」ズイッ

文学系「あの、響さん・・・これ・・・」スッ

響「あ、ありがとう」

響(また増えた・・・)

響「また明日。さよなら」

元気っ娘「また明日ね!」

文学系「さようなら・・・」

提督「おう響、なんだかモテモテだな?」

響「っ!?いや違うぞ!?」

提督「いやぁ響も隅に置けないなぁ」ニヤニヤ

響「なっ・・・」

提督「楽しそうにやってるみたいで安心した」ナデナデ

響「うう・・・怒るぞ・・・」ギュッ

提督「悪い悪い。抱きつくなよー一応学校の前だぞ?」

響「親子なら問題ないだろう?」ギューッ

女「」

女「あの・・・」

響「ん?居たの?」

女「なっ・・・」

提督「ああ、響のクラスメイトだろ?」

響「まぁそうだけど」

提督「俺の相手しててくれたんだ。ありがとう」

響「そうかい?ありがとう」

響「この人に何もしてないだろうね・・・?」ボソ

女「ひ・・・」

響「行こう」

女「あ、あの・・・」

響「なんだい?」ニコッ

女「いや・・・なんでもない」

提督「そうか?じゃあ、気をつけて帰れよ」

女「はい・・・」

女(あれが殺気・・・っていうのかしら)

今回はこの辺で

実は甘いものが大好きな提督

サイカイシマスよー

響「・・・司令官」

提督「ん?」

響「これ」スッ

提督「ありがとう」ヒョイッ

提督「響のチョコはビターだが、好きだぞ。あとでじっくり頂くとしよう」

響「そう。ならよかった。司令官は甘いものが好きだからな」

響「そうだ。私、おとり捜査をすることになった」

提督「なんの?」

響「強姦犯。去年の二月終わりに、この体育館裏で事件が起きたらしいんだ」

響「生徒会長、いや、木曾が言うに、3年の人気者のイケメンが犯人らしいんだが・・・」

提督「許可はできないが」

響「理事長からは許可は得ているんだが」

提督「あのやろうあとでぶっ飛ばす」

響「私は許せない。事件の内容も、その男も」

響「だから」

提督「そう言えばそんな事件があったな。だが、尚更許可できない」

響「何故」

提督「誰が好きな女をそんな危険なことをやらせたいと思う?」

響「今懲らしめなければ、大学、社会に出ても、男はまた同じ犯罪を繰り返す」

提督「そのためになんでお前が犠牲になる」

響「犠牲になるつもりはない。作戦は用意してくれている」

提督「だからといって・・・」

響「その作戦には、司令官、あなたの許可と協力が居る」

提督「・・・」

響「詳しくは木曾と理事長が説明すると思う。協力してくれるなら」

響「あなたの許可が無ければ、木曾自身がやると言っていた」

提督「・・・はぁ・・・頑固でわがままな奴に惹かれちまったもんだなぁ」

響「む・・・悪かったな」ムスッ

響「あなたには言われたくない」

提督「それもそうだな。似たもの同士だからな。俺たち」

響「・・・うん」

提督「明日にでもあのバカ野郎に連絡して話し合う」

響「そうしてくれ」

響「と言うか。理事長とはどういう関係なんだ?」

提督「幼馴染の腐れ縁だ」

響「えっ」

提督「俺とあいつと一緒に遊んできたバカ野郎だよ」

響「・・・そっか。だから、私を見る目が少し、懐かしい様な目なんだね」

提督「ああ」

理事長室

理事長「木曾ちゃんおっすおす」

木曾「一応学校だぞ。生徒と理事長と言う立場は守れ」

理事長「冷たい娘だなぁ」

木曾「ふん。それより、今日の弁当、いつも通りだったか?」

理事長「ああ、いつもの可愛らしい弁当だったよ」

木曾「じゃあ、母さんのと間違えたのか・・・」

理事長「何?あの可愛らしい弁当入れ間違えちゃったの?木曾ちゃんのファンが増えるじゃないか」

理事長「父さんは認めないぞ」

木曾「そう言う話は無いから安心してくれ」

木曾「それより、響にあの囮は適任なのか?」

理事長「私より木曾ちゃんの方がわかると思うんだけど?」

木曾「さぁな。なるべく他の同性は巻き込みたくなかったんだが」

木曾「貴様が一押しを一人欲しいと行ってきたんだろうが」

理事長「父さん、最近忘れっぽいからなぁ」キィ

理事長「しかし、あの子は適任だろうさ」

理事長「私の初恋の子にそっくりだ。若いままの姿で現れたと思ったさ」

木曾「初恋ねぇ。似合わないぞ」

理事長「ああ、安心しろ。今は母さんと木曾ちゃんしか愛していない」キリッ

木曾「やめろ気持ち悪い」

理事長「うっ・・・涙が出ちゃう。だってお父さんだもん」

理事長「それはさておき、作戦の方はどうだ?」

木曾「事件の犯人はこの自由登校中も学校に来ているようだ。ちゃんとな」

木曾「おそらく、また同じ事をしようとしているのだろう。下級生が何度も声をかけられているのを聞いている」

木曾「俺も目撃している。と言うか話しかけられた」

理事長「塀の向こうに送り込んでやる」

木曾「落ち着け」

理事長「あとはあいつの許可か・・・まぁ、あの子に頼み込まれたら協力はしてくれるだろうさ」

木曾「好きな女をそんな危険な事させるとは思えないが」

理事長「ああ、いい顔はしないだろうね。でもなぁ木曾ちゃん」

木曾「ん?」

理事長「あいつは、そんな単純な男じゃないんだよ」

木曾「・・・」

理事長「・・・さて、腹が減った。今日は母さんを誘って外食にしよう。何が食べたい」

木曾「肉」

理事長「よし、行こう」

寝落ちしてしまいましたね・・・

サイカイシマスヨー

翌日

提督「さて、俺の納得できるよう説明してもらおうか?」

理事長「そうだな」

響「」ドキドキ

木曾「・・・」

理事長「で?君はいいのか?」

響「はいっ」ピクッ

提督(ちょっと緊張してるな)

理事長「むう・・・緊張しなくてもいいんだが」シュンッ

木曾「ああ・・・一応理事長だからな」

理事長「一応って・・・」

響「しかし、理事長のおかげで、校則が緩いため、みんな生き生きとした学校生活を・・・」アセアセ

理事長「うむ。この学校は生徒の自主性を重んじているからね」

理事長「髪の色や制服の着崩しも」

理事長「みんなの個性を潰すわけにはいかないからね」

提督「本音を言ってみろ」

理事長「カワイイは正義」

響「はぁ」キョトン

木曾「はぁ・・・本題に入れよ」

理事長「それもそうだね」

理事長「君の意見だね。響ちゃん?」

響「えっと・・・私は、構いません。もし、失敗しても、私が傷つくだけですから」

提督「おい」

理事長「まて」

提督「」チッ

理事長「どうして君はそこまでするんだい?被害を喰らうのは君の関係ない子なんだよ?」

響「それでも、誰かのためになれるなら」

木曾「お前も相変わらずだな響」

理事長「よし、君の心意気やよし。ここからは男と男の会話だ。君達は出て行ってくれ」

響「あの、司令官」

提督「俺がこの話を許可したのは絶対に失敗しないと聞くからだ。わかってるな?」

響「うん。絶対失敗させない」

木曾「安心しろ。俺がついている」

提督「・・・絶対だぞ」

響「・・・うん」

パタン

木曾「俺が誘っていてなんだが、断っても良かったんだぞ」

響「怖いけど、守ってくれるんだろう?」

木曾「なるべく、囮捜査には体の小さく、かわいい手練が欲しかったんだ」

響「可愛いとか手練というのは褒めすぎだよ」

木曾「告白を装った集団強姦。あのクズ共にはやり返すにはそうするしかない」

響「・・・作戦はそれ一つかい?」

木曾「俺が聞かされている作戦はそれだけだが?」

響「ふむ・・・まぁいいか」

理事長室

理事長「あの子は、あいつそっくりだな。性格も見た目も」

提督「そんな話をしにきたわけじゃないのだが?」

理事長「・・・そうだな」

提督「ところで、今回の作戦はなんだあれは?」

理事長「強姦した相手には強姦で返すのが道理だろう?」ニコッ

提督「笑顔で怖いことを・・・変わらないな」

理事長「君も変わらないな。昔から、奥手にも奥手で」

提督「お前、俺に隠してることあるだろ。昔の事で」

理事長「何も無いよ。それで本題だが、君には知り合いの同性愛者を誘って欲しいんだ」

理事長「やるなら多い方がいい・・・徹底的に、立ち直れないほどにな」

提督「俺もお前も、仕事柄、人脈だけは多いからな」

理事長「ああ、あの子は許さない。絶対にね」

提督「女好きも大概にしろよ」

理事長「可愛い子がひどい目にあったらムカつくだろう?興奮もするが」

提督「お前を先に塀の中に送ってやりたいな」

提督「いいか。俺が許可、協力するのは、お前が絶対に成功すると約束したからだ」

理事長「心得てるよ」

提督「・・・ふん。それだけなら俺はもう帰るぞ」

理事長「いつになったらあの子に手を出すんだ?ノロケ話が待ちどうしいんだけど」

提督「うるさい黙れ」

理事長「冷たいなぁ」

提督「昔から、お前の何もかもを見透かしたような目が嫌いなんだ」

理事長「褒め言葉として受け取っておくよ」

理事長「私も一言いいかな」

提督「手短にな」

理事長「あの子は君のことを不審がってるよ。まだ、目の奥で不安がっている」

提督「・・・気持ち悪い」

理事長「すまないね。教育者として、生徒や保護者の癖や行動を見るようにしているから。君もそうだろう?」

提督「・・・ふん」

ガチャパタン

その後、作戦を成功させるために響は自ら犯人に話しかけた

提督の家

提督「演技といえど、気分は良くないものだな」

響「ごめんよ。それでも、他の人と居たら意味ない・・・から」

提督「じゃあ、家でだけでも」ギュッ

響「もう・・・仕方ない人だな・・・」キュッ

響(背中から感じる司令官の鼓動が、私の鼓動を急かしてくる)

響「司令官、ドキドキしてるよ」

提督「そ、そんなことないぞ」

響「顔も少し赤いようだが」

提督「その、なんだ。久しぶりにこうしたから、少し恥ずかしくてな」

響「嬉しいけど、私も恥ずかしい」

提督「そうか・・・それより、明日の事だが」

響「遊園地かい?」

提督「ああ」

響「楽しみだね」ニコッ

提督「・・・ああ」

翌日

雷「遊園地いえい!」

暁「いえい!」

電「い、いえい!なのです!」ドキドキ

響「いえい」

鳳翔「・・・なんで私達まで?」

提督「響に声かけられたからだろ?」

鳳翔「・・・まぁ、それはそうですけど・・・」?!

鈴谷「いえーい!なにして遊ぶ!?」

雷「やっぱ最初はジェットコースターでしょ!行くわよ!」タッ

鈴谷「あ、待ってー」タッ

暁「あ!ちょっと待ちなさいよ!」タッ

提督「・・・はぁ、鳳翔、あいつら頼む」

鳳翔「ふふ・・・はい、わかりました」ニコッ

摩耶「あたしらはどうすんだ?」

提督「お化け屋敷に行こう!」ニカッ

摩耶「ああんっ!?」

電「えっ」

今回はこの辺で

そう言えば、一回もロシア語発してないですねВерныйさん

二、三レスだけサイカイシマスヨー

お化け屋敷

摩耶「・・・」ギュウッ

提督「なぁ摩耶。手が痛いんだけど」

摩耶「こ、こんな暗い場所ではぐれたら大変だろ!?だから握ってんだよ」

提督(そういう事じゃないんだが・・・)

電「響」ギュッ

響「一緒に行こうか?」ギュッ

電「はいなのです!」

電(さりげなく握り返してくれたのは嬉しいのです・・・)

摩耶「なぁ!本当に入んのか?」

提督「おう」

摩耶「うう・・・」

摩耶(怖いの苦手なんだよぉ・・・)

提督「くっつき過ぎだぞ摩耶」

摩耶「うるさい」ガシッ

提督「腕に、胸が当たります」

摩耶「スケベ野郎!」ムニッ

提督「ひどい濡れ衣だ」

響「電、大丈夫かい?」

電「少しだけ怖いのです」ガシッ

電(本当は平気なのですけど・・・)

響「そうか。はぐれないようにね」

電「・・・」ムニュッ

響「・・・本当に大きくなったね」

電「重くなってきたのです・・・」

電(そう言う反応が欲しかったわけじゃないのです・・・)ガッカリ

ジェットコースター後

雷「スリル満点だったわね」

暁「そ、そうね・・・」

鈴谷「そうかなぁ?もう少しスリルあった方がいいなぁ。次バイキング行こうよ!」

鳳翔「お疲れ様です三人とも」

鈴谷「あれ。鳳翔さーん。提督と一緒じゃなかったの?」

鳳翔「ええ。提督さんがこちらを頼むと」

鈴谷「せっかくおめかししてたのにねぇ」ニヤニヤ

鳳翔「なっ///」ボッ

暁「鳳翔さんも乙女なのねぇ」ニヤニヤ

雷「少し小腹が空いたわね」

雷「クレープ食べたいわ」

暁「私も小腹が空いたわ」

鈴谷「おーいいねぇ」

鳳翔「クレープ・・・」キラキラ

鈴谷(食べたことないんだ)

外が明るくなって来た

寝なきゃいけないので寝ます

鬱な夢を見た

サイカイシマス

クレープ屋「いらっしゃいませ」

雷「チョコバナナ一つ」

暁「チョコアーモンド一つ」

鈴谷「ツナサラダ一つ」

鳳翔「ど、どうしましょう・・・どれも美味しそうですね」ジーッ

鈴谷「とりあえず普通のバナナでいいんじゃない?」

鳳翔「そうですね!では、バナナを一つ!」

クレープ屋「わかりました。では、少々お待ちください」

雷「鳳翔さんがクレープ初めてなんて意外よねー」

鳳翔「私、ファーストフードも行ったことないんです」

暁「嘘っ!?」

鈴谷(確かにファーストフードで食べてる鳳翔さんは想像できんわ)

鳳翔「だ、だって人目が気になるじゃないですか・・・私一人だと浮いちゃいそうですし!」

雷「まぁ、一人で行くことなんて滅多にないけどさ」

暁「そうね」

鈴谷「鈴谷は普通に行くけどなぁ」

クレープ屋「お待たせしました」スッ

雷「あそこのベンチに座って食べましょう」

暁「そうね」モグモグ

鈴谷「やっぱりクレープ生地のパリパリはうまい」モグモグ

雷「ベンチまで我慢しなさいよ・・・」

鳳翔「・・・」モグモグ

雷「あら」

鳳翔「・・・!」パァ

鳳翔「・・・あむっ」パクッ

鈴谷(気に入ったようだねぇ)モグモグ

暁「乙女ね」モグモグ

雷「みんなして我慢できないのかしらね!」モグモグ

鈴谷「雷ちゃんも我慢できてないじゃん」

その頃

提督「機嫌直してくれよ摩耶」

摩耶「知ったことか・・・本当に怖かったんだぞ!」

提督「ほら、なんでもうまいもん買ってやるから」

摩耶「・・・たこ焼き」

提督「買ってきてやる。響や電は何かないか?」

電「いちごクレープが食べたいのです」

響「私も一緒に・・・」

提督「いやいいよ。俺が一人で行く。響は何か食べたいものは?」

響「焼きそば」

提督(見事にバラバラだな)

提督「了解。それじゃ、おとなしくここで待ってろよ」

響「ああ」

摩耶「・・・」

摩耶(あいつ、なんか企んでんな?)

電「響、次はどこのアトラクションに?」

響「そうだなぁ。ジェットコースターは外せないよね」

響「フリーフォールもいいね」

電「どれもいいのです。一通り回ることにしましょう」

響「そうだね」

摩耶(以前にもまして仲がいいな。顔ちけぇし)

摩耶(電にしてはやけに積極的だし・・・)

摩耶「あいつなら何か知ってるのか・・・」

響「ん?どうしたんだい?」

摩耶「ああ?いや、なんでもねーよ。相変わらず仲いいなぁと思ってよ」

電「」ドキッ

響「当然だろう?私と電の仲だからね」

提督「待たせたな」

摩耶「お、サンキュ」

電「ありがとうございます」

響「ありがとう」

提督「やっぱ遊園地と映画館はポップコーンだな」モサッ

摩耶「おい」ボソッ

提督「ん?どうした。明太子味のほうが良かったか?」

摩耶「ああ、それもよかったな・・・じゃなくて」

摩耶「電と響、以上に仲良くないか?」ヒソ

提督「電と響だしな」

提督(電が積極的に響と話してるな。本番は午後だぞ電)

摩耶「お前、なんか企んでんだろ」

提督「」ギクッ

提督「なんのことやら」

摩耶「教えろ」ギロッ

提督(おっかねぇ)

摩耶に脅されて居る提督

その同時刻、居酒屋にて

隼鷹「久しぶりだな。千歳と二人きりで飲むってのは」

千歳「ええ、そうね。仕事上ばかりだったものね」

千歳「にしても、いいわねぇ。私も遊園地行きたかったわ」

隼鷹「遊園地ねぇ。あそこは遊ばなくても楽しい場所だよ」

千歳「遊園地行って乗り物乗らないってどうなの?」

隼鷹「たまに行くぜ?土日とかにな」

隼鷹「あたしの趣味の一つさ」

千歳「変な人ね」

隼鷹「好きな人は好きなんじゃねーの?遊園地で酒飲むの」

千歳「やっぱりね」

隼鷹「おうよ」

隼鷹「あー昼間からのビールは最高だぜ!」

千歳「前なら、お昼からなんて千代田に怒られそうだけど、千代田は遠くに働きに行っちゃったし・・・寂しいわねぇ」

隼鷹「今度の花見に誘ってみれば?もしかしたら都合つくかも知れないぜ?」

千歳「でも、向こうで気になる人が出来たとか」

隼鷹「お!いいねぇ恋してるねぇ」

千歳「私も恋人が欲しいわ」グテッ

隼鷹「最近通ってる若いサラリーマンなんてどうだい?あの子は千歳の事好きみたいだぜ?」

千歳「うーん。少し若すぎるのよね。渋さが足りないと言うか・・・下心丸出しというか」

隼鷹「そんなデカ乳ぶら下げてたらほとんどの男が鼻の下伸びるって」

千歳「相変わらずはっきりいうのね」

千歳「あなた人脈あるでしょ?いい人紹介してくれないかしら」

隼鷹「そうだねぇ。じゃあこうしよう。夕方になったらあたし行きつけのお洒落なバーに行こうぜ」

隼鷹「あそこのマスターなら、千歳も気にいると思うけど」

千歳「えっ」

千歳「隼鷹がお洒落・・・?それに・・・バー?」

隼鷹「おい。あたしが居酒屋とか立ち飲み屋とかでしか飲んでないイメージしてやがんな?」

千歳「ええ」

隼鷹「その通りだけどな!そこのバー以外は滅多に行かねぇよ。居酒屋とかの方があたしに合うし」

隼鷹「ただね。あたしもそこのマスターが好きなんだ。人間的にね」

千歳「紹介してくれるんじゃないの?」

隼鷹「男としては見てねーよ。向こうだって女として見てねーだろうし」

千歳「あらそう」

隼鷹「・・・うまくいってるかね」

千歳「誰が?」

隼鷹「提督と響の二人」

千歳「大丈夫でしょ?あの二人だし」

隼鷹「疑惑の種が植え付けられたら、本人もわからないうちに育つんだぜ」

千歳「え?」

隼鷹「自分ではわかっているつもりでも、心の奥底では、まだ信じられない気持ちがあるんだ」

隼鷹「響の心には疑惑の種が植えられた」モソモソ

隼鷹「時間という栄養を摂りながら成長した種は花を咲かせ、またいくつかの種を撒く」

隼鷹「それを繰り返す」

千歳「ちょ、なに言ってるの?」

隼鷹「マスターの言葉さ。今のままでは、疑惑は増えるばかり、全てを消し去るには、最初の種を掘り返すしかない」

隼鷹「今の響は、心にいくつもの疑惑の種が植えられている」

隼鷹「本人が気づかないうちにね」ブチッ

隼鷹「何かの拍子にすべてが花開き、何も信じることができなくなるだろうよ」モグモグ

千歳「・・・あの二人にはうまくいって欲しいわね」

隼鷹「うまくいくさ。一歩間違えればすれ違う。ただそれだけだ」

千歳「・・・あなたスルメ食べ過ぎ」

隼鷹「ゲソはみんなもらったぜ」

今回はこの辺で

次回

電、告白します

サイカイシマス

やっぱりВерныйさん可愛い

そして夕方

遊園地

提督「さて、最後に観覧車乗って帰るか」

電(覚悟を決めるのです!電!)ドキドキ

雷「司令官!私達と乗るでしょ?ね!」グイッ

鈴谷「そうだよー提督。たまには鈴谷達の相手してよねっ!」グイッ

提督「わかったから引っ張るんじゃねぇ!」

提督(腹が痛くなる予定だったが、これはこれで好都合だな・・・)

鈴谷「鳳翔さんも一緒だよー」グイッ

鳳翔「あっちょっと・・・」

鈴谷「提督のためにおしゃれしてきたんだからさー」ニヤニヤ

提督「そうなのか?」

鈴谷「も、もう!鈴谷さんの意地悪!///」

暁「・・・」チラッ

摩耶(提督に事情は聞いたが、ここまで露骨になぁ)

暁「・・・一緒に乗るわよ」クイッ

摩耶「お、おう」

摩耶「・・・露骨すぎないか?」ボソッ

暁「な、なんのことかしら?」

摩耶「まぁいいけどよ・・・」

響「あの人と乗りたかったんだが・・・ふむ、仕方ないか」

電「一緒に乗るのです」ギュッ

響「今日はやけに積極的だね。いいよ」ニコッ

電「は、はい!」ドキッ

電(笑顔がずるいのですぅ・・・)

観覧車の中

暁「・・・」

摩耶「・・・」

暁摩耶(気まずい)

暁(摩耶とはあまり喋ったことないのよ。前から怖そうだったし)

摩耶(乗るのを了承したのはいいけど会話がない。つらい)

暁(にしてもスタイルいいわよね。何を食べたらそうなるのかしら)ジロジロ

摩耶(なんかすげー見られてる。何なんだ?)

摩耶(しかし成長してねぇなぁ。背は少し伸びてるけど)

暁(身長は高いしボンッキュッボンッだし!)ギリッ

摩耶(今度は睨まれてる!)

観覧車の中

鳳翔「あの・・・その・・・///」

鈴谷「うふふ」ニヤニヤ

雷(わざわざ提督の前に鳳翔さん座らせるのね・・・)

提督「そう言えばどことなく雰囲気が違うと思ったけど、イメチェン?」

鈴谷「ん?」ニコッ

提督「」ゾクッ

雷(響の鈍感さは、司令官に似たのかしら)

提督「でも、綺麗だと思うぞ鳳翔」

鈴谷(可愛いじゃないの・・・)

鳳翔「あ、ありがとうございます・・・///」

雷「相変わらず照れ屋よね」ニヤニヤ

観覧車の中

響「この前はありがとう」

電「・・・どうしたのですか?」

響「私が倒れたときに側に居てくれただろう?」

響「電の暖かさがすごく優しくて、安心したんだ」

電「そんなこといいのです。電に出来ることをしたまでなのです」

響「その行動が、何度も私達を助けてくれてるよ」

電「・・・響」

響「なんだい?」

電(このタイミングなのです!もう少し、もう少し勇気を!)

電「ひ、響!」

響「は、はい」ビクッ

電「えっと・・・その・・・」ドキドキ

電「うう・・・」

響「大丈夫かい?顔色が赤いけど、熱でも・・・」

電「電は・・・電は!」

電「すう・・・はぁ・・・ん」

電「私は、響、あなたが好きです」

響「ん?私も好きだよ?」

電「えーっと・・・そう言う意味ではなくて・・・」

響「え?」キョトン

電「緊張してたのに拍子抜けなのです・・・コホンッ」

電「私は、響に恋してるんです」

響「・・・えっ?」

響「」

電(はわわ、響が、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしているのです・・・)

電(でもなんだろう。あんなに、悩んで)

電(苦悩して、告白するのにも言葉に詰まって)

電(響の反応見たら、つい、緊張が緩んで)

電(不思議なのです)

響「えっ?えっ?」オロオロ

電「何を戸惑っているのですか。女の子からの告白は初めてじゃないはずなのです」

響「そ、それはそうだが・・・友人と姉妹では事情がだな・・・」

響「それよりいつからだ?理由は?」

電「ん・・・ずっと前からだと思うのです」

響「ずっと前から・・・?」

電「実は、響が好きだと気付いたのは最近なのです」

今回はこの辺で

ちなみに今のВерныйさんの髪型はハーフアップです

暁はポニテ

追記

普段は元の髪型です

>>299
最後、鈴谷の熱い一人芝居

>>313

今気づいた

これはこれでいい感じですね

少しだけサイカイシマス

電「響が倒れた時に、本当に好きだと気付いたのです」

響「どうしてそこで確信するんだ」

電「・・・響は、私達を引っ張って先頭を歩いて行ってました」

電「私は響の背中をずっと見て一緒に過ごして来た」

電「そのときは響頼りになるなぁくらいにしか思ってなかったけど」

電「日に日に強くなる響と、どことなく大きく見えてく響の背中が、格好良く見えてきて」

電「響は司令官の仕事をするようになって」

電「どんどん私達と住む世界が変わっているのに」

電「響は私達と同じ目線で居てくれた」

響「当たり前だろう・・・姉妹なんだから」

電「私は、響の弱いところを知ってるのです」

電「強がっているのも知っているのです」

電「・・・住む世界が違ってたけど、身近に感じてたのです」

響「・・・それは憧れじゃないのかな?」

電「そうなのです。でも」

電「憧れから、恋に変わった瞬間」

響「・・・」

電「それが、響が居なくなってから、帰って来たあの時だと思ってるのです」

電「かっこよかった響の、憧れだった響の」

電「女の子らしい一面を見て、初めてトキめいたのです」

響「・・・そんなに女の子な顔してたかな///」

電「」ドキッ

電「・・・そうです。返事はいらないのです」

響「えっ」

電「やっぱり、その笑顔を見ていたらまた確信したのです。司令官には勝てないのですね」

響「・・・私はやっぱり、あの人が好きだから。電も好きだけど・・・」

電「・・・じゃあ、一つだけ、お願いしてもいいですか?」

響「なんだい?」

電「・・・キス、して欲しいのです」

響「え・・・」

電「女の子同士のお遊びのキスでもいいのです」

響「いやでも・・・」

電「ダメなのですか・・・?」ウルッ

響「うぅ・・・そんな顔で見ないでおくれよ・・・」タジッ

電「・・・キスさえしてくれれば、もう、司令官との間を邪魔するつもりはないのです」

電「でも、響が好きなのは代わりないのですけど・・・」

電「響」ジッ

響「う・・・」

電「早くしてもらわないと・・・観覧車、頂辺を過ぎてしまうのです」チラッ

電「夕陽が・・・綺麗なのです・・・」

響(・・・電の横顔が、夕陽の明かりに照らされて、すごく綺麗に見える)

響「いな・・・」

電「ん、やっぱり、無理させるは良くないのです。ごめんなさいなのです。無理なお願いして」

響「電・・・」

電「はい?」

響「一回だけ・・・だぞ」

電「えっ」

響「一回だけ・・・キス、してもいいぞ」

電「・・・」パァ

響「そ、そんな明るい顔になるなよぉ・・・」タジッ

電「なら早速!目を瞑って欲しいのです!」

響「ん・・・私が受けなのか?」

電「響からだと逃げそうなので・・・」

響「わ、わかったよ・・・ん」

電「・・・」

電(綺麗な顔立ちなのです・・・顔も真っ赤で・・・可愛い・・・)ゾクッ

電「響、するのですよ・・・?」ドキドキ

響「は、早くして欲しいな・・・恥ずかしいんだ・・・///」

電「・・・」

電(はわわ・・・ここまできてまた緊張してきたのです・・・)ドキドキ

電「・・・」

響(な、なんだろう。すごく緊張する)

電(えっと・・・両手を絡めて・・・)

スルッ

ギュッ

響「・・・」ピクッ

電「・・・ん」チュッ

響「んむ・・・」ピクンッ



他の個室

暁「わかるわかる!すごく奥手よね!」

摩耶「なぁ!?わかるだろ!あいつすげー奥手だからあたしがなんとかしてやんねーとと思って!」

暁「私も雷とか電が鈍感だからさ!」

摩耶「あー!わかるわ!そうなんだよな!何であたしらの周りはあんな鈍感とか奥手な奴が多いんだろうな!」

暁「本当よね!気を遣うこっちの身にもなって欲しいものよ!」

摩耶「だな!」

今回はこの辺で

電×響が好きです

ゲーム好き傾向

暁=RPG(王道系)

響=懐古ゲーム全般(ワギャンランドなどジャンル問わず)

雷=アクションゲーム(ゴッドイーターなど)

電=恋愛ゲーム(乙女、ギャルゲ、問わず)

乙デース
雷の狩り仲間って誰だろう?

チョットサイカイシマス

>>324
雷は友達多いんです
クラスの男子やゲーム友達もたくさんですよぉ

少し経って

鈴谷「いやーいい景色だったねぇ」ニコニコ

雷「そうね!っていうか」

暁「メアド交換しよ!」

摩耶「おう!いいぞ」

雷「すごく仲良くなってる事にびっくりしてるんだけど」

鈴谷「何があったんだろうね」

鳳翔「仲良くて悪いことはないですよ」

提督「・・・意気投合してるな」

提督「にしても、響達がなかなか来ないな」

雷「少し遅れて入ってったからね」

鈴谷「まぁ、気長に待とうよ」

そして

響「・・・」ポケーッ

電「・・・///」

提督「・・・ん?」

響「司令官・・・」ポスッ

提督「おっと・・・どうした?」

響「一夫多妻制は素晴らしい制度だと思うんだ」

響「私を嫁にするときは電も嫁に・・・」グタッ

響「私と司令官が働きにでて電が主婦を・・・」

響「ふふ、幸せな家庭が見える・・・」

提督(なにがあったんだ?)

電「・・・ふふん」フンゾリ

提督「・・・ちょっと鈴谷、響頼む」

鈴谷「ん?いいよ」

電「司令官?」

提督「何した?」ボソッ

電「チューしたのです」ボソッ

提督「ぶほ」

提督「お前・・・積極的すぎるだろ」

電「徹底的にやって良いと言ったのは、司令官なのです」

電「だけど、振られてしまったのです」

電「でも、スッキリしたのです」ニコッ

提督「・・・ちょっと揺らいでるように見えたんだが」

響(電の唇、すごく柔らかかった。司令官とは全く違う感触)ドキドキ

響(虜になってしまいそうなほど、甘かった)

響(私の心が揺らぐのがわかるほどに)

響「うーん・・・」

雷「・・・響は何を考えてるのかしら?」

暁「さぁ・・・電、何か知ってる?」

電「電は何もしらないのですー」

雷「・・・司令官」

提督「俺も知らないぞ」

響(司令官に少し、不安を感じて居たからだろうか)

響(・・・今のままでいいのだろうか)

響(司令官で不安になったり、司令官を不安にさせたりするのだったら)

響(いっそ・・・)

よし寝よう

今回はこの辺で

暁が一生懸命ロープレをやっている横で盛大にネタバレして殴られたい

少しサイカイシマス

帰り道

鈴谷「今日は楽しかったねぇー!」

暁「また今度来たいわね!」

電「ふんふーん♪」ニコニコ

雷「ご機嫌ね電。どうだったの?」

電「内緒なのですー」

鳳翔「はぁ・・・」ウットリ

摩耶「おーい、鳳翔さん帰ってこーい」

響「・・・司令官」

提督「どうした?」

響「私は寄りたいところがあるんだが、みんなで先に帰っていてもらえないか?」

提督「付き合うぞ?」

響「いや、ちょっと遅くなるかもしれないから・・・」

提督「・・・そうか。じゃあ、全員つれて帰るが、気をつけろよ」

響「うん。わかった」

BAR

隼鷹「おっすマスター」

マスター「ご無沙汰ですね」

隼鷹「あんまりお金もなかったし、夜の仕事にしちまったからな」

マスター「お隣の方は?」

隼鷹「あたしの友人」

千歳「初めまして」

マスター「そうですか。では、隼鷹さんはいつものですか?」

隼鷹「ああ、頼むぜ」

千歳「私は・・・うーん・・・えっと、マスターさんのおすすめお願いします」

マスター「こちらで自由に出してよろしいのですか?」

千歳「お願いします」

マスター「かしこまりました」

千歳「マスターさん、渋くてかっこいいわね」ボソッ

隼鷹「あんたは渋い人好きそうだからな」

千歳「あら、そう見える?」

隼鷹「なんなら、恋人いるか聞いてやろうか?」

千歳「いいわよ。聞きたい時は自分で聞ける」

隼鷹「強がるなよ」

千歳「つ、強がってなんかいないわよ」

千歳「にしても、お洒落なバーね」

隼鷹「大人の時間って感じだろ?」

千歳「隼鷹には似合わない」

隼鷹「なんだと」

マスター「お待たせしました。こちら、カシスソーダでございます」コトッ

千歳「ありがとうございます」

隼鷹「・・・相変わらずだねマスター」

マスター「私の店は、女性には紳士的に、それがルールですから」

隼鷹「男女平等を謳うこの世でよく言うよ」

マスター「はは、それもそうですがね。さ、隼鷹さんにはいつものを」コトッ

隼鷹「おう」

千歳「んっ・・・おいしい・・・そう言えば何でカシスソーダが紳士的なの?」

隼鷹「酒言葉ぐらい聞いたことあるだろ?カクテルにはそれぞれ意味があるんだ」

千歳「へぇ、それで?」

隼鷹「カシスソーダの意味は、あなたは魅力的、と言う意味だ」

千歳「えっ」

マスター「いやはは、お恥ずかしい限り・・・知ってる人は知っているのですが、知らない人が多いもので」

マスター「魅力的な女性を見ると、どうしても伝えたくなってしまってね」

隼鷹「言葉で言えばいいだろ?」

マスター「私はシャイなんだ。言葉では言えない」

隼鷹「よく言うよ」

千歳「私が魅力的ですか?」

マスター「ええ。スクリュードライバーと迷ったのですが」

千歳「嬉しいです・・・。ありがとうございます」ポッ

隼鷹「ヒュー!」

少し経って

カランカラン

響「マスター」

マスター「おや、響さん。どうぞ」

響「やぁ、奇遇だね千歳、隼鷹」

隼鷹「おっす」

千歳「えっ」

マスター「いつものかい?」

響「いや、今日はブラッド&サンドをお願いしたい」

マスター「かしこまりました」

千歳「ちょっと隼鷹!」ボソッ

隼鷹「ん?」

千歳「響は未成年でしょ?何でこんなところに・・・」

隼鷹「バレなきゃ怖くない」

千歳「見つかったらマスターさんが・・・」

隼鷹「女性と見なした奴には、とことん紳士だからな。まぁ、止めないのを紳士と呼んでいいか怪しいけど」

千歳「・・・変なの」

隼鷹「見つかりにくい場所に店があるのもそんなことが理由だよ」

隼鷹「どうしたんだい響。そんなカクテル頼むなんて、随分元気がないようだけど」

響「ちょっと・・・ね」

隼鷹「いつもならソルティ・ドッグでも飲んでいるのに」

響「・・・マスター、隼鷹、ちょっと相談したいことがあるんだけど」

マスター「はい?なんでしょう」

隼鷹「どうしたんだい?」

響「実は、このままあの人と一緒に居ていいのか。不安になってしまって・・・」

マスター「あの人とは・・・いつも話に出てくる彼のことかい?」トクッ

隼鷹「何かあったのか?」

響「・・・今日、あの人との距離を感じてしまって・・・」ウルッ

マスター「」シャカシャカ

隼鷹(深刻だねぇ・・・)

マスター「どうぞ」コトッ

響「不安に思って居るこのタイミングで、女の子に告白をされた」

響「キスもされた」

響「その子に抱き締められた時、安心した。心が揺らいだ」

響「私は、どちらを選べば、どうすればいいのか・・・」グスッ

響「ずっと切なくて・・・」

隼鷹「マスター」

マスター「・・・ふふ、かしこまりました」トクトク

千歳(まずいわ。何を話しているのか。酒言葉もわからないから話に入れない)

響「隼鷹、前に相談したときがあっただろう?」

隼鷹「ああ」

響「あの日の前日、たまたまあの人の携帯に、女の人からのメールが入ってるのを見てしまったんだ」

響「信じているから、あまり気にしなかったのだが、メールの中身がハートばかりで」

響「寝るとき、ずっとそのことが頭から離れなくて」

響「ずっと不安で・・・」

隼鷹(だから、あたしらに相談してきたのか。相当参ってたんだな)

隼鷹(年相応の泣き顔じゃん。安心した。まだ子供なんだなぁ)ニコニコ

千歳「ちょっと隼鷹」

隼鷹「悪い悪い」

響「・・・あの人は私と一緒に居て幸せなのだろうか」

隼鷹「少し、何も考えずに待ってろ」

響「・・・うん」

マスター「隼鷹さんから」コトッ

響「これは・・・?」

隼鷹「ラムコーク、響にはそれが足りない」

響「・・・」

隼鷹「たまには大胆に、自分の意見をぶつけて見たらどうだ?」

隼鷹「人のことを考えるな。自分がどうしたいか。確認してみろ」

千歳「ちょっ、無責任じゃない?」

マスター「隼鷹さんの言う通りです。話を聞く限り、響さんはまだ、自分の心を分かっていない」

マスター「心の奥底の自分に気付けていない」

隼鷹「上辺だけの関係じゃないだろ?あんたら」

隼鷹「それにな。言葉にしなきゃ伝わらない事だってあるんだ」

響「だけど・・・」

隼鷹「人は変わるもんだ。まだ時間はある。じっくり考えろ。そして、自分のことだ。自分で決めろ」

マスター「今日は私のおごりでいいですから、響さんが気の済むまで、お飲みください」

響「・・・マスター、隼鷹にラモスジンフィズ」

響「考えてみるよ。とりあえず、今のゴタゴタが全部解決したら」

隼鷹「ああ、そうしろ」

千歳「えっ。解決したの?」

響「マスター、私にアキダクト」

マスター「かしこまりました」

千歳「あれ?」

隼鷹「響は強いけど弱いからな」

千歳「何言ってるのこの人」

一時間後

響「ありがとう。美味しかった」

カランカラン

マスター「またのご来店、お待ちしております」サッ

響「ありがとう」

千歳「帰りはマスターがドアを開けてくれるのね」

隼鷹「帰ったか」

千歳「ねぇ隼鷹、酒言葉、教えて。なんの話ししてたかわからないわ」

隼鷹「知りたいのかい?」

千歳「ええ」

マスター「バイト君、そろそろ上がっていいですよ」

バイト「はい!」

隼鷹「あのバイト、どこかで見たことある気がする」

バイト「」ギクッ

隼鷹「・・・柔らかそうな緑髪だね」ニヤニヤ

バイト「実は俺の正体知ってるだろ」

隼鷹「てへっ」

千歳「あれ、木曾じゃない」

木曾「くそ、バレたか」

マスター「私の友人の義娘でね。その友人に許可を得てからバイトさせてくれと頼まれたんです」

木曾「あんまり知られたくなかった」

マスター「この子のおかげで、お客が増えて嬉しい限りですよ」ニコニコ

木曾「同性にもてたいわけじゃないんだがな・・・」

隼鷹「いいじゃんいいじゃん。バーテン姿似合ってるよ」

木曾「さらしが少し苦しいがな」

千歳「こう見ると中性的なイケメンよね」

木曾「やめろ」

隼鷹「こりゃもてるわ」

木曾「やめろっつてんだろ!」

そして時が経って

手紙により、強姦魔から呼び出しされた日

響「今日の放課後、懲らしめる」

木曾「了解。向かう前に空メールを頼んだぞ。今日は、都合が付いて、提督も親父も待機している」

響「そうか。わかった」

木曾「念の為、武器は何か持って行けよ」

響「連装砲を持っていったらどうだろうか」

木曾「生身の人間に当てたら警察の厄介になるだろうが」

響「冗談だ」

木曾「やるならやってもいいぞ」

響「えっ」

木曾「冗談だ。とりあえず、今日の放課後、頼んだぞ」

響「了解」

理事長室

理事長「君はどうしてここにいるんだい?」

提督「・・・休みを取ったからだ」

理事長「心配性だね」

提督「ほっとけ」

理事長「それより、まだあの子には手を出していないようだね」

理事長「何か後ろめたいことでもあるのかな?」

提督「ねーよ。相手が高校生だから、自重してる。それだけだ」

理事長「本当かな?昔の事で、手が出せないんじゃないかい?」

提督「あいつの事なら、響にはもう話して居る。納得もしていた」

理事長「私とは関係ない事で、気にされても困る。その人と私は別人だから」

理事長「そう。言いそうだね。あの子」

提督「そう言ってたぞ」

理事長「確かに、昔の事だ。もう忘れてもいいだろう」

理事長「だが、君はまだ、手を出せない理由がある」

提督「何を根拠に」

理事長「私は、君とは友人で幼馴染だ。君の友人では一番の古株だ」

理事長「大体君の考えてる事はわかるよ。優しい君らしい理由さ」

提督「・・・気持ち悪い」

理事長「図星かい?いい加減腹をくくった方がいいよ」

理事長「愛想を尽かされる」

提督「・・・うるせぇ」

理事長「私は、君には幸せになって欲しいんだ」

提督「何なんだお前は」

理事長「友人のわがままだよ。君には、助けてもらったことが何度もあるからね」

提督「俺だってお前に何回も助けられてる。お互い様だ」

理事長「ふふ、素直じゃないね」

提督「ふん」

提督「ていうか。友人だと思ってたのか」

理事長「違うのかい?」

提督「おう」

理事長「oh!」

今回はこの辺で

今回出てきたお酒の酒言葉


ブラッド&サンド「切なさが止まらない」度数18

ラモスジンフィズ「感謝」度数12

ラムコーク「もっと貪欲にいこう」度数12~13

ソルティドッグ「寡黙」度数13

アキダクト「時の流れに身を任せて」度数34

スクリュードライバー「あなたに心を奪われた」度数20

ちなみに隼鷹が飲んでいたのは
オールド・ファッションド「我が道をゆく」度数32~40

ちょこっとサイカイシマス

身長順

響>電=雷>暁

放課後

体育館裏

男「・・・来てくれてありがとう」

響「気にしないで」

響(今時体育館裏って)

男「それで、今日は君に話したい事があるんだ」

響「何かな?」

響(周りに人の気配が、三人・・・以前もこの男と他三人と言う情報があったな)

男「その・・・恥ずかしいんだけど、俺は、君の事が」

響(こういう時、実戦をしていてよかったと思う)

男「俺は、君の事が好きだ。付き合って欲しい」

響「すまない。私には好きな人が居るんだ」

男「そっか・・・なら、仕方ないね」スッ

ガシッ

響「肩なんか掴んで・・・なんのつもり?」

男「お前を今から犯させてもらう」

響(なんだ。本性現すのが早いな)

響「そんなことして良いと思ってるのかい?」

男「大丈夫。どうせ、仲間も他に居る」

ガサガサっ

男仲間1「観念しなぁ」

男仲間2「今回はいつもより上玉だなぁ」

男仲間3「フヒッ」

響「・・・大勢で女の子を何度も襲っていたんだな。男としてどうなのさ」

男「いつまで涼しい顔出来るかな!」ガッ

ビリィ!

響「・・・はぁ、制服破いて、あとで弁償してもらうよ」

男「強がるんじゃねぇよ。状況がわかってるのか?」

響「ああ、わかってるさ」



提督「あいつなにやってんだ・・・!早く呼べ!」

理事長「落ち着くんだ。大丈夫、死と隣り合わせの戦闘をこれまでしてきた子だ」

理事長「あの下衆共に負けるわけがない」

提督「だが・・・!」

響「わかっているが、負ける気がしない。それに」

男「あ?女の癖に何ができるんだよ」

響「」カチン

響「貴様の様な下郎の遺伝子などここで潰すことにする」

ドッ

響「女だから出来ない事があるのも当然だが」

響「女だから出来る事があるんだ。そう考えられない?」

男「あ・・・」サーッ

ドサッ

響「真っ青な顔で気絶?まぁ本気で蹴ったからね。これで子供の作れない体になることを祈ろう」

男仲間123「おふ」キーン

提督「容赦ねぇな」ブルル

理事長「あっははは!男の股間になんの加減もなしに膝蹴りとは、すごいなあの子!」

響「君達も同じ目にあいたいなら、してあげるよ?土下座するなら許してあげよう」

男仲間123「すみませんでした」ドゲザッ

響「意気地無し共が」

木曾「あれ、俺たちの出番ないのか」

提督「ちょっとやりすぎじゃないか?それに服も破られちまったし、これ羽織ってろ」パサッ

響「ありがとう。」

理事長「素晴らしい膝蹴りだったよ。的確に金的を狙うとは、中々だね」

響「いえいえ」

理事長「だが、これは救急車と警察を呼ぼうか」

提督「警察沙汰にしていいのか?」

理事長「やるなら徹底的に・・・ね?」

提督「お前も容赦ねぇな」

数分後

警察「・・・泡吹いて倒れてた男の金的を蹴り上げたのは君だね」

響「は、はい・・・」ウルッ

警察「どうしてこんなことしたの?」

響「あの・・・手紙で呼び出されて告白されたんですけど・・・」

響「断ったら襲われて・・・私・・・怖くて・・・グスッ」ポロポロ

提督(誰だお前)

理事長「私が見つけた時は襲われる寸前だったよ。それに抵抗して、力加減が出来なかったようだし」

警察「うーん・・・今回は正当防衛として処理してあげるよ。少し過激だけどね」

警察「次からは気をつけてね。男の生殖器だって大事なんだよ・・・」

警察「泡吹いて倒れた男は病院に搬送させてもらったよ。それからあとの三人には少し話を聞かせてもらおうじゃないか」

男仲間123「ひ、ひぃぃ」

警察「それでは!ほら、早くパトカー入って!」

バタン

ブロロロロ

響「・・・ふう、一段落済んだね」ケロッ

提督「態度変わりすぎだろ」

響「女の武器は徹底的に使って行かないとね」

提督「恐ろしいものだな」

理事長「さて、祝勝会としてみんなでどこか食べに行かないか?」

提督「お前のおごりか?」

理事長「君と割り勘だ」

提督「仕方ねぇな・・・何が食いたい?」

木曾「寿司、寿司が食いたい」

響「回らないのがいいな」

提督「回らないのは勘弁してくれ」

理事長「私はいいが?」

提督「お前なぁ」

理事長「冗談だ。妻に怒られるからね」

提督「ていうか。木曾何もしてないじゃねぇか」

木曾「ずっと木陰でスタンバッてたぞ」

理事長「それじゃ、回転寿司行こうか」

提督「話の途中だぞおい」

回転寿司を呼びつけたホモ達に振舞って解散

木曾達と別れたあと

響「・・・」

提督「・・・」

提督(ちょっと気まずい)

響「ねぇ司令官」

提督「ん?どうしたんだ?」

響「少し寄りたいところがあるんだ。雷の家に寄りたいから、先に帰ってて貰えないか?」

提督「もう家の前だが、着替えて言ったらどうだ?」

響「いや、大丈夫だ。それじゃ、また夜に」タッ

提督「おう」

提督(少し、響が離れて安心してる俺が居る)

提督「・・・俺は響をどう思っているんだろうか」ガチャッ

提督「あれ・・・何で鍵が」

???「あ、やっと帰ってきた!」ダキッ

提督「うおっ!おま・・・家には来るなっつっただろうが!」

雷の家

ピーンポン

雷義母「はいはい」

響「やぁ」

雷義母「ん、雷なら部屋にいるわよ」

響「ありがとうございます」

雷義母「何か悩み事か?」

響「少し」

雷義母「そうか。雷ー」

雷『はーい!』

雷義母「早く上がんな」

響「お邪魔します」

今回はこの辺で

木曾さんはホワイトデーのためにお金を貯めてる最中

なお、強姦魔は玉は無事だったものの、女性恐怖症になった模様

乙デース
っていうか強姦男は普通に退学処分だよな

よく漫画とかで睡眠薬自殺とかあるらしいから調べたら死にきれないみたいですね
何かSS書けそう

>>371
理事長は卒業間近に警察沙汰にして屑の人生をぶち壊す鬼畜

サイカイシマス

雷「突然どうしたの響?」

響「・・・相談したいことがあるんだけどさ」

雷「ん?何かあったの?その上着、司令官のよね?」

響「実は、今日は強姦魔に制裁を加えたんだけど」

雷「えっ!?大丈夫だったの!?」

響「理事長やあの人が協力してくれたから、制服を破られたくらいで済んだけど」

雷「制服やぶられたの!?じゃあその上着のしたって・・・」

響「まぁ、破かれた服のままだ」

雷「な、なんでそのまま来たのよ!」

響「・・・なんていうか。男の人は、皆乱暴にするんだろうか」

雷「どういうこと?」

響「破かれたとき、平然とした態度で居たんだけど」

響「ふと、あの人の顔が浮かんだんだ」

響「男は皆、こんなことをするのだろうか」

雷「そんなわけないでしょ!司令官はいつだって自分の体を張って私たちを守ってくれてたじゃない!」

響「でも、今日の奴だって、普段はいい奴で女子に評判は良かったんだ」

響「それが突然、豹変するんだ」

雷「・・・でも」

響「人間には裏があるのは確かさ。それでも、あそこまで露骨に隠してると」

響「少し、男の人を信用出来そうにないんだ」

雷「むう・・・だけどさ、司令官の事は信用出来るでしょ?いつも一緒だし、考えてることも大体わかるんだから」

響「うん・・・そうだけど」

響「そうなんだけど・・・」

響「・・・ん・・・」

雷「大丈夫?元気出して!」

雷「だってほら!ね!」

雷(ううーどうしよう!男の人との事なんて考えたことないわよぉ・・・)

雷(私だって好きになった事あるの司令官だけだし・・・)

響「・・・司令官が考えてること。最近は全くわからないんだ」

雷「え・・・」

響「・・・ごめん。突然こんなこと言って、帰るね」

雷「え、ちょっまっ」

響「突然来て悪かったね。少し、吐き出したかったんだ」

雷「ちょっと待ちなさいって!」

パタン

雷「あ・・・」

雷「どうして、いつも響の力になれないのかしら・・・」

コンコン

雷「入っていいわよ」

ガチャ

雷義兄「やぁ」

雷「義兄(名前)さ・・・」

雷義兄「ん?」

雷「お兄ちゃん・・・」

雷義兄「よろしい」

雷義兄「話は聞いてたよ」

雷「義妹とその友達との会話聞いてたとか趣味悪いわよ・・・」

雷義兄「それで、力になれないから落ち込んでると」

雷「独り言まで聞いてたの?」

雷義兄「聞こえただけだよ。そっかーその気持ちわかるよ」

雷「なんでわかるのよ」

雷義兄「僕の兄さんも、僕達家族のせいで少し苦労してたみたいだからね」

雷「へぇ」

雷義兄「父さんはあんなんだし、僕と妹は兄さんのこと大好きでさ」

雷義兄「いつも付いて回ってた」

雷「・・・きっといい人なのねお兄ちゃんのお兄さんって」

雷義兄「そりゃそうだよ。だって僕の兄さんだし」

雷義兄「それで、鬱陶しくなったみたいでさぁ。一人でどっか行っちゃったんだ」

雷義兄「母さんにだけ居場所や連絡先伝えてね」

雷義兄「悲しかったけど、兄さんが選んだことだから尊重してる。帰ってきては欲しいけど」

雷義兄「出て行ったのは、兄さんが今の君や響ちゃんと同じ年のくらいかな」

雷「早いのね」

雷義兄「響ちゃんも、今、自分で決める時なの。つまり・・・」

ガン

雷義兄「いてっ!」

雷義母「何を偉そうなことを語ってるんだお前は」

雷義兄「母さん」

雷義母「雷、とりあえず響ちゃんのケアはしといたよ。少し話しただけだけど」

雷「ありがとうお母さん」

雷義母「簡単なことを一言言っただけだけど。それでさ」

雷義母「今は、とにかく響ちゃんと一緒に悩んで上げろ」

雷「お母さん・・・そんなことでいいのかな」

雷義母「姉妹なんだろ?だからこそ、一緒に悩むんだよ。姉妹だからこそ相談出来ることがあるんだ」

雷義母「世の中、需要と供給で全てが成り立ってるんだよ」

雷義母「友達だから相談できること出来ないこと。姉妹だから相談できること出来ないこと」

雷義母「他人だから相談できること出来ないこと」

雷「そっか・・・私も少し落ち込みすぎたかな」

雷義母「そうだ。雷は元気が一番だぞ。強要するわけではないが」

雷「そうよね!ありがとうお母さん」ニパァ

雷義母「それから、夕飯冷めたぞ」

雷「早く言ってよ!」

提督家玄関前

ドタバタ

響(少し賑やか?誰か来てるのか?)

ガチャガチャ

響「・・・」

提督「んっ!?」

???「ん・・・ぷはぁ、ごちそうさま」

提督「てめぇ!なにしたかわかってんのかよ・・・!?」

???「えーいいじゃん私との仲じゃん」

提督「そういう事じゃねぇっつーの!」

響「何を・・・していた?」

提督「なっ!?響!これは違っ!?」

???「あら」

響「なんであなたがここに・・・まさか」

提督「とにかくお前はさっさと帰れ!」

響「・・・司令官、あなたは浮気をしない人だと信じてたのに・・・」ザッ

響「してもいいとは思ってたけど、ここまで嫌悪感が湧くとは思っても見なかった」ザッ

提督「おい!お前はもう帰れ!お前が居るとごちゃごちゃになる!」

???「えーまだ一緒に居たいんけどなー」

提督「あとでな!あとで!早く出てけ!」

???「はいはい」

バタン

提督「響?これにはわけがあるんだ」

響「ほう?」

提督「これは少し事情があって、今は話せないんだが」

響「話せないが、信用しろと?」

提督「うっ・・・」

提督「・・・ぐっ」

響「Замри」

提督「うっ」

響「何も言い残すことはないか?」

提督「えっ」

響「до свидания」

提督「ちょっとまて」

響「умри」ヒュッ

提督「うおっ!」

提督(こういう修羅場って普通ビンタとかだろ!?)

提督(的確に顎を狙ってきやがる!)

提督「くそ!」ダキッ

響「っ!?」

響(抱き着かれてたらどうしようも・・・)

提督「俺の話を聞いてくれ」

響「・・・断る」

提督「俺を信じてくれ。愛してるのはお前だけだ」

響「今の司令官は信用できない」

響「ずっと前から、司令官の考えてる事がわからなくなってから」

響「本当に信じることが出来なくなっている」ウルッ

響「司令官を疑う自分に嫌気が・・・余計信じれられなくなって」

響「グスッ・・・どうしても・・・ダメで・・・うぐっ」

提督「・・・」ナデナデ

響「やめてくれ・・・司令官の事を嫌いになれないじゃないか・・・」

提督「悪かった」

提督「これは女を不安にさせた男に責任がある」

提督「仕方ない。ならやることは一つだな」

響「え?」

提督「浮気の疑いを晴らすのと同時に、俺が吹っ切れる意味でも」

提督「俺の両親にお前を紹介する」

響「えぇ!?き、急過ぎない!?」

提督「響にいつまでも疑われるのは俺としても嫌だからな」

提督「着替えろ。今から連絡して実家に行けるかどうか聞く」

響「ちょっ、私の心の準備が・・・」

提督「・・・本当は、お前が大学を卒業したら紹介するつもりだったんだ」

提督「それまで、俺の家族には会わせたくなかったし」

響「・・・」

響(こんなに私のことを考えてくれてる人に・・・なんてことを言ってしまったのだろう)

提督「おう。今から行けるなら」

提督「飯はいい。急だしな」

提督「了解」ピッ

提督「よし、アポは取った。母さんが呆気に取られた声を出してたが」

響「け、化粧はしたほうがいいか?もっといい服で行ったほうが・・・」

提督「なるべく早くしてくれ」

響「司令官は実の親だからあれかもしれないが、私は気を使うんだぞ!気に入られるか気に入られないかが大事なんだ!」

響「まぁ、姑問題とかも楽しそうだからやってみたい気もするけど」

提督「・・・だいぶ余裕だな」

響「はっ!そうだ!早く準備しないと」

響「菓子折りとか持ってったほうがいいだろうか。何か持っていた方がいいだろ?」

提督(本当に俺のこと疑ってるのか?)

提督実家前

響「・・・ここって」

提督「ああ、俺の実家だ」スッ

響「ま、まて!」

提督「ん?緊張してるのか?」

響「本当にここなんだな?」

提督「くどいぞ」

ピーンポン

響「あ・・・」

提督「どうしたんだ?」

響「・・・///」

提督「どうしたんだ?顔を赤くして・・・」

ガチャ

???「はいはーい」

今回はこの辺で

ロシア語講座

Замри(動くな)

умри(死ね)

少しだけサイカイシマス

提督「・・・」

雷「・・・」

提督「・・・間違えました」

パタン

提督「あれ、俺、家間違えたかも・・・えっ、なんで雷がここの家に?」

提督「まてまて何かの勘違いだ」

ピーンポン

カチャ

雷「・・・」ソーッ

提督「・・・」

雷義母「どうした雷」

雷「うわっ!?」

雷義母「おーよく来たな」

提督「あれ、母さんが居る」

雷義母改め、提督母「ん?ああ、お前の新しい妹だ」ポンッ

雷「ハ、ハジメマシテ!」アセアセ

提督「お、おう」

提督母「あれ、響ちゃんも一緒ではないか。なんだ、だったら夕飯残しておいたのに」

提督母「まぁいい。早く上がんな。寒い」

提督(養子として引き取ってくれた家に干渉はしないつもりだったんだが)

提督「まさかこんなことになっていようとは・・・」

提督母「今も好きか?砂糖多めのホットミルク」コトッ

提督「ああ、好きだ。ありがとう」

提督母「で?話とはなんだ?」

提督「その前に聞きたい。どうして養子なんて取った」

提督母「あの腐れじじいが子供が欲しいと言うもんでな」

提督母「妊娠して無事に埋める年でもないんで、取った」

提督母「まぁ、高校生一人養うぐらいに貯金もしてある」

提督母「お前からの仕送りもずっと貯めっぱなしだしな」

提督「そうか・・・一言欲しかったな」

提督母「すまない。だが、知っている顔みたいだが?」

提督「知ってるも何も、こいつらの養子を探したのは俺だからな」

提督母「ほう」

提督母「とりあえず、雷の話は置いとこう。それで、お前は?」

提督「紹介したい奴が居るんだが」

提督母「そうか。なら早く呼べ」

提督「ここに居るだろう」

響「わ、私の予定でした・・・///」

提督母「・・・拉致ってきたのか?」

提督「いや、結婚を前提に付き合っているつもりだ」

提督母「犯罪者が」

響「待ってくれ!私も好きだからこの人と一緒に居るんだ!」

提督母「それで?」

響「この人の話を聞いてあげて欲しい」

提督母「・・・しょうがない。響ちゃんの頼みだ聞いてやろう」

提督「その前にお前らどういう関係だ」

提督母「たまに近所のスーパーで会ったりして話す仲だ」

提督「予想以上に仲がいいじゃねぇか」

提督母「さて、私を説得してみろ」

提督「本当は、こいつが大学卒業して、まだ俺を好きだと言ってくれるなら、その時に母さん達に紹介しようとしていたんだ」

提督「しかし、あいつのせいで全てが台無しになって、俺が浮気をしていると疑われはじめ、やむを得ず」

提督母「あいつとは?」

雷義姉「兄貴ー!」ダキッ

提督「おぐぅ!」

雷義姉「せっかく会えて部屋に行ったのにすぐ追い出されて私寂しかったんだよ!?」

提督「ふざけんな!お前のせいで話がややこしくなってんだよ!」

雷義姉改め、提督妹「あ、響ちゃん、さっきはごめんねー」

響「い、妹だったのか・・・だが!キスはどうかと思うぞキスは!」

提督「こいつが無理やりしてきたんだよ」

提督妹「久しぶりにあったから我慢できなかったの!」

提督母「なるほど、大体把握できた」

提督母「ふむ、そうだな。では、響ちゃんの親は何と言ってるんだ?」

提督「響も雷達と一緒で養子になった」

提督母「誰だ?」

提督「俺だ」

提督母「・・・じゃあ最終確認」

提督「おう」

提督母「響ちゃんを幸せにする自信はあるか?」

提督「努力する自信はある。幸せかどうかは響が判断することだ」

提督母「よろしい。では響ちゃん」

響「は、はい!」ピシッ

提督母「うちのせがれは私に似ている。私はこいつをすぐに婿に出せる自信はある。もらってもらえるか?」

響「・・・私・・・」

提督妹「兄貴を響ちゃんに寝取られた!」

提督「なに人聞きの悪いことを・・・」

提督妹「だって抱いたことあるんでしょ!?」

提督「いや・・・それが・・・」

響「この人に抱かれたことなどない!」

提督母「てっきりもう抱いてるのかと」

提督母「意気地無しめ」

提督「うるさい」

響「私がどれだけこの人を誘惑したかわかるかーっ!」

雷「響が切れた!」

このあと小一時間

響がどれだけ苦労していたか

提督母と提督妹に話続けた

今回はこの辺で

まさかの雷の家族が提督の家族っ!

ほんのチョットサイカイシマス

提督母「そうか。頑張ったな」

提督母「今日は色々あったみたいだからな。今日は泊まっていったらどうだ?」

響「いや・・・悪いよ」

提督母「今更何を言ってるんだ。泊まっていけ。雷」

雷「はいはいー」

提督母「響ちゃんにパジャマを貸してやれ」

響「しかし」

雷「響ー久しぶりに一緒に寝ようよ!」グイッ

響「ぐう・・・わかったよ・・・」シブシブ

提督母「・・・お前も泊まって行くのだろう?」

提督「ああ・・・そうさせてもらおうかな」

提督母「と言っても、ここのソファで寝てもらうがな」

提督母「お前の部屋は今は雷の部屋だから」

提督「そうか。仕方ないな」

提督母「どうだ?晩酌、付き合ってくれるか?」

提督「いいぞ」

提督母「ふふ、いい息子を持ったもんだな」

提督「母さんには死ぬほど助けてもらっていたからな」

提督「これからはその恩返しをするだけだ」

提督母「育てただけで助けてもらったとはな」

提督「ほっとけ」

数十分後

提督母「お前は、昔の腐れじじいにそっくりだ」

提督「どうした突然」

提督母「本当は私ではなく、腐れじじいに似ているから、私はお前とあの子の関係を許した」

提督「どういうことだ?」

提督母「これは自慢だが、私は高校の時に、男も女も関係なくモテて居てな。何人もの男を振り」

提督母「女の子に手を出していた。私は女の子にしか興味なかったからな」

提督(遺伝ってこわいなぁ)

提督母「しかし、あの腐れじじいは違った」

提督母「あいつとは中学の時から一緒で、中学に一度告白され、高校一年の時に再び告白された」

提督母「その時に、私は女にしか興味ないときっぱり言ったんだ」

提督母「そしたら奴、今度は女装して、女友達からやらないかと言ってきたんだ」

提督母「私は爆笑した。女装は恐ろしいほど似合っていたが、私のためにそこまでした男は奴が初めてだった」

提督母「そして一緒に居るうちに好きになってしまって、今に至っている」

提督「・・・で?」

提督母「私のために、好きな奴のためにプライドを捨てられる男を私も受け入れてしまったのだ」

提督母「お前も、そう言う男になったってことを言いたいんだ」ナデナデ

提督「む・・・子供扱いするなよ・・・もう三十路近いんだぞ」

提督母「ははは。私とお前が生きている限り、お前は私の子だ」

提督母「あと響ちゃんにも幸せになって欲しい。同じ女として」

提督母「奴と結婚して、失敗じゃないと思っている私と、同じ道を歩ませてやりたい」

提督「・・・それで、肝心の親父はどこに行ったんだ?」

提督母「おっぱいパブ。お気に入りの巨乳の女の子がいるんだとさ。だったら巨乳と結婚すれば良かったのにな」

提督母「貧乳を嫁にして何を考えてるんだか」

提督(・・・女の趣味は親父と一緒なのか・・・俺)

提督母「・・・そうだ。これは禁句だと思ってたんだが」

提督母「響ちゃんは、あの子にそっくりだな」

提督母「それが後ろめたくて手を出せないでいるのか?」

提督「そうじゃねーよ。あいつの事はあいつも知っているし、それはもう気にしてない」

提督母「・・・ああ、そうか。お前らしいな」

提督「あん?」

提督母「あの子は、死と隣り合わせの戦場にいたんだろ?雷やその他の子も」

提督「誰から聞いた」

提督母「お前の親友から」

提督「あの野郎あとでぶっ飛ばす」

提督母「理事長をやっててすごいな。あいつは」

その頃雷の部屋

雷「大丈夫?きつくない?」

響「大丈夫だよ。胸だけは」

雷「サイズが違うもの。仕方ないわ」

響「そうか」ギュッ

雷「ちょっ、どうしたの突然抱きついて・・・ひゃあ!?」

響「・・・うむ、電より大きいな」パフパフ

雷「いくら同性だからって・・・揉むな!」

響「やはりダメか」

雷「ダメに決まってるでしょ」

響「残念だ。だが、抱きしめて寝るぞ。私は」

雷「それは別に良いわよ」

今回はこの辺で

提督とВерныйさんをそろそろベッドインさせないとなぁ


もうそろそろ終わりに近づいていますね

ちょっと再開

響「・・・」ギュウ

雷「どうしたのよ。最近、響らしくないわよ」

響「・・・皆、なんで私から遠ざかっていくんだろうな」

雷「え?」

響「電は、大人らしくなっていって、雷も」

雷「そんなことないわよ」

響「暁だって、レディのたしなみと言うことでピアノを習っているそうじゃないか」

雷「そうね。ピアノが出来たところでレディかって言ったらわからないけど」

響「・・・」グスッ

雷「はぁ・・・ねぇ響」

響「・・・」ギュッ

雷「最初に私達三人を置いていったのは、響なのよ」

雷「自覚はないかもしれないけど」

響「そんなことはない!私は・・・」

雷「響は、私達を置いてさ」

雷「艦娘としてじゃなくて、いつの間にか響は司令官と肩を並べて、同じ方向を見てた」

雷「私達には、そんな響が自慢だったの。私と電にとってはかっこいいお姉ちゃんだったし」

響「そんなことはない・・・私は、三人に比べたら弱い人間だ」

雷「弱くてもいいじゃない」

雷「最近、本当に弱音ばっかりね」ニコッ

響「すまない・・・」

雷「司令官ともきちんと仲直りしないとね。明日、面と向かって」

雷「休みだしね」

響「・・・そうするよ。ありがとう雷」

響「今日はゆっくり寝るとするよ」

雷「おやすみなさい」ナデナデ

響「ん・・・おやすみ・・・」

提督母「それで?明日はあの子と話すつもりなんだろ?」

提督「・・・」

提督母「男らしくないな」

提督母「守ってあげるって決めたんだろ」

提督「そのつもりだ。金銭的にも、地位的にも、実力的にもあいつを守れるつもりだ」

提督「だけどさ・・・なんだろう。あいつを前にすると、少し弱くなる気がする」

提督母「お互いのことを知れば知るほど、弱い部分を見せて頼ろうとするのが人間だ」

提督母「恥しがる事はない」

提督「・・・よし!」

提督母「私は、何があってもどちらにも味方するつもりはないぞ」

提督「ひどいな」

提督母「そろそろ寝るか」

提督「ああ、おやすみ。ありがとな」

提督母「気にするな」

提督母と結婚させたほうがいいな

提督は巨乳好きなんや

>>426
提督の巨乳好きは前作を見ていただければわかると思います

嫁は貧乳、遊びは巨乳

しかし、提督に遊ぶ度胸はないっ!

サイカイシマス

翌朝

響「・・・」ムクッ

雷「ん・・・あれ・・・どうしたの・・・」ゴシゴシ

響「・・・雷、あの人に伝えておいてくれ。あの場所で待ってるって」

雷「え?」

響「あの場所と言えばあの人もわかるはずだから」

雷「ちょっと!まだ六時よ!?」

響「気持ちの整理もしておきたい」

雷「・・・わかったわ。気をつけなさいよ。まだ暗いんだから」

響「ありがとう」

提督起床

提督母「ん、雷、おはよう。響ちゃんは?」

雷「朝早くに出て行ったわ」

提督「ん?何か用事でもあったか?」

提督「少し話があったんだがな」

雷「それなんだけど、響が、あの場所で待ってるって」

提督「・・・ああ、わかった」

雷「それでさ。司令官」

提督「なんだ?」

雷「響のこと、よろしく頼むわね」

提督「・・・どうした?」

雷「あの子、ああ見えて私達の中で一番の寂しがり屋だから・・・」

提督「・・・」ポンポンッ

雷「む・・・なによ・・・」

提督「俺を見くびんなよ。じゃあ母さん、出かけてくる」

提督母「・・・ああ、男を見せてこい」

雷「・・・大丈夫かしら」

鎮守府

陸奥「・・・疲れた・・・」

長門「大丈夫か陸奥」

陸奥「提督業ってこんな大変なのね・・・寝る暇があんまりないわ」

陸奥「大見得切って響に提督業は当分任せなさいとか言わなきゃよかった」

長門「無茶はするなよ?辛くなった私も手伝うからな?」

陸奥「長門には長門の仕事があるでしょ・・・」

長門「それはそうだが・・・ん?」

陸奥「どうしたの?」

長門「あそこに居るのは響じゃないか?」

陸奥「防波堤から足を投げ出して、海を見つめているわね・・・」

長門「・・・誰かと話をして居るようだが?」

陸奥「そんなことないんじゃない?響しか見えないわよ?」

長門「あ・・・響の後ろから近づいて来るのって・・・」

防波堤

ザッ

トプン

響「・・・やっぱりわかってくれたね」

提督「全く、俺の話も聞かずに行っちまうとはな・・・」

響「それはすまない」

提督「・・・久しぶりだな。ここで二人で話すのも」

提督「お前が、深海棲艦の奴らの元へ行った以来か」

響「うん」

提督「あの時はまだ小さかったのにな」

響「そうだな」

提督「俺は、いつからお前の事を好きになったんだろうな」

提督「まぁ、そんなことはどうでもいい」

提督「まずはお前の意見から聞かせてもらおうか」

響「・・・私は、あなたの気持ちが知りたいだけ」

響「それ以外は望まない。好きだと言ってくれるのは嬉しいが、私を自分から引き剥がそうとしている」

響「あなたが何を考えているのか。私にはもうわからない・・・」

提督「俺の気持ちなんて、わかるやつなんていないだろうな」

提督「父親として、お前を幸せにしてやりたいと思ってる」

提督「だからこそ、お前の初めてを俺の気持ちだけで捨てさせるのは躊躇ってる」

響「私は、あなたで捨てたいとずっと思ってる」

響「心と体が育って言っても、その気持ちは変わっていない」

提督「父親として、お前の人生の足枷になるのは嫌だ。だが」

響「あなたは私の気持ちも理解していない!」

提督「男として!」

響「・・・っ」

提督「男として、お前みたいないい女が俺を好きになってくることなんて、この先無いと思ってる」

提督「だから、手放したくない。そんな二つの感情が俺の中で渦巻いている」

提督「だが、俺ももう吹っ切れることにした」ゴソゴソッ

響「・・・?」

パサッ

響「これって・・・」

提督「懐かしいだろ。お前の帽子だ」

響「まだ、持ってたんだ」

提督「当然だろ。お前との思い出の帽子だ」

提督「俺の気持ちは変わらない。俺はずっとお前が好きだ」

響「・・・」ギュッ

提督「あと一つ、お前に渡したいものがある」

響「えっ」

提督「これはまだ早いと思ったんだが・・・」スッ

響「これって・・・」

提督「開けてみろ」

響「・・・」パカッ

響「そ、そんな・・・これ・・・」

提督「結構前に作ったんだ。大学卒業あと前でに渡そうとしてたから少し大きめだが」

提督「・・・さ、左手を出して」スッ

響「あ・・・///」ドキッ

提督「・・・」

スルッ

提督「俺と結婚してくれるか?」

響「も、もちろんだ!」

響「ど、どうしよう泣きそうなんだけど」ウルッ

提督「そこまで喜んでくれて嬉しいぞ・・・」

提督「仮の婚約だな。本物になるといいな」ニコッ

響「や、やめろ!そんな顔でみ、見るな!」ヨロッ

提督「おっと、大丈夫か?」ギュッ

響「あ・・・」ドキッ

ポロッ

響「ああ!?指輪がっ!!」

ポチャン

提督「あー今のサイズに作っとけば良かったか・・・」

響「ああ・・・司令官に貰った指輪が・・・」グスッ

提督「大丈夫だよ。また作ってやるから」

響「あなたから貰った初めての指輪だぞ!他のものに変えられるか!」

響「それに高かっただろ!?」

提督「そこまでじゃねーよ」

響「取ってくる!」バッ

提督「馬鹿!今の時期考えろ!もう」ガシッ

響「離せ!早くしないと下まで落ちてしまうだろ!!」

提督「指輪は変えが効くかもしれないがお前はお前だけなんだよ!」

響「だけど・・・!」

数分後

響「うう・・・ごめんよ司令官・・・」ズーンッ

響「特製で作ってもらったのに・・・高かっただろう?」

提督「そんなことねーよ。ブランド物ってわけでもないし、宝石自体もあまり付けなかったから」

提督「それに知り合いに頼んで作ってもらっただけだし」

響「いくらだったんだ?私が自腹で返す」

提督「さぁ、いくらだったかな」

響「言ってくれ。私が悪いんだ」

提督「領収書も全部捨てちまったよ。いらないしな」

響「悪いから。お願いだ」

響「提督業のお給料で貯金も結講溜まってるんだ」

提督「好きな女にかけた金なんて覚えてるわけないだろ」

響「しかし!」

提督「しつこい奴だな」

響「こういう時にしつこいのは慣れたものだろう!!」

提督「開き直りやがった」

今回はこの辺で

ちなみに提督が作った婚約指輪は百万以上(震え声)

ほんのちょっとサイカイシマス

響「・・・むう」ズーン

提督「落ち込みすぎだろ」

響「あなたからもらったものをすぐ失くしたんだ。落ち込むに決まっている」

提督「別に気にしなくていいって」ポンッ

提督(女の子らしい一面は久しぶりに見たなぁ)ナデナデ

響「はぁ・・・イクとかゴーヤにとかたのもうかな・・・」

提督「考え過ぎだって」

響「しかし・・・」

提督「はいはい。そろそろ戻るぞ。ただで寒いのに潮風に当たってたら風邪ひいちまうって」

響「わかったよぅ・・・」ムスッ



ザバァ

提督「ん?」

響「あっ」

???「・・・」ジーッ

提督「えっ?なんで?」

響「・・・どうして顔を出したのかな?」

???「響の・・・様子をみたくて・・・」

提督「なんでお前がここにいるんだ?海底で眠ってたんじゃないのか?姫」

飛行場姫「目が覚めたから・・・」

提督「武装は?」

飛行場姫「起きたら寝てた・・・普通に外れたから・・・」

提督「謎しかねーぞ」

響「でも、あんまり海面には顔を出さない方が・・・」

響「見つかったら大変だろう」

飛行場姫「・・・あ、そうだ・・・これ」スッ

キラン

響「・・・!」パァ

提督「ん?指輪、拾ってくれたのか?」

飛行場姫「・・・指輪・・・と言うのね。さっき、頭に落っこってきて・・・引っかかったから・・・」

響「ありがとう姫!なんでもいい!お礼をさせてくれ!」

飛行場姫「な、なんでも?」

響「ああ!」

なんでホモが沸いてるんですかねぇ・・・

時間がかなり空いてしまいましたがサイカイシマス

今更見ると響の「ああ!」がイケメンすぎますね

響「え?私達と生活したいって?」

飛行場姫「ん・・・実は、こっそりたくさんの乗り物がある所へ・・・」

飛行場姫「響達が楽しそうにしてるとこ・・・見に行ってたから」

響「しかし、一緒に住むという事か?」

飛行場姫「・・・私達もみんなと一緒に・・・普通の女の子として生活したいだけ・・・」

響「ふむ・・・どう思う?」

提督「いいんじゃないか?とりあえず、上の奴等に説明する必要と許可がいるが」

響「敵意がなくても元は深海棲艦だ。上の奴等がいい顔するとも思えないけど」

提督「上の奴等の中に、俺の知り合いが居る。あいつも重役だから」

飛行場姫「・・・どうなの?」

響「ふむ、出来るかは分からないが、上に掛け合ってみよう」

提督「まぁ、ある程度の条件は付けられるだろうがな」

飛行場姫「・・・他の子も・・・」

提督「お前以外に誰かいるのか?」

飛行場姫「人型全員」

提督「・・・俺も協力しよう。根回しはしてみる」

響「とりあえず、鎮守府内の空き部屋に待機しててもらえるか?」

響「陸奥には話を通しておく」

飛行場姫「うん・・・わかった・・・」トプン

響「・・・海、冷たそうなものだが・・・」

提督「俺等とは体の作りが違うんじゃないのか?」

響「どうなのかな」

提督「しかし、あんな約束してよかったのか?」

響「ああ、もちろんだ。あの子達と一緒に暮らせれば、鎮守府など、物騒な建物も廃れるだろう」

提督「お前、就職先探さなきゃいけねーぞ?」

響「ん?私はあなたに永久就職だが?」

提督「プレッシャーだな・・・」

響「冗談だ。ちゃんと就職先は決めるつもりだ。バイトもする」

提督「・・・俺がそこまで甲斐性なしに見えるか?」

響「ああ」

提督「辛辣」

響「それで・・・だな司令官」モジモジ

提督「なんだ?」

響「せっかく、婚約したんだ。だから・・・その」

提督「・・・わかった・・・とりあえず、俺は今夜までに覚悟を決めておこう」

提督(これ以上誘惑されて、勢いに任せて抱くのだけは嫌だからな・・・)

響「ついに!」パァ

提督「明るい顔すんな!」

響「どうする?ゴムは買っておこうか?」

提督「年頃の女の子がゴムとか言うな!」

響「いやしかし、初めては生の方が・・・うーん」

提督「恥じらいは大事だぞぉ」

響「今更だと思うんだが・・・」

提督(今夜が思いやられるな・・・)

響「そうだな。それじゃ、私と一緒だと決心がつかないだろう。私は姫達と話でもしてくるよ」

提督「ああ、そうしてくれ」

提督「俺はアパートで待ってる」

響「アパートって事は最中は声を抑えたほうがいいか?」

提督「いいから行けって!」

響「むう、わかったよ」シブシブ

提督「はぁ・・・」

ザザァ

提督(とうとう、俺も童貞じゃなくなるのか)

提督「嬉しいけど、本当にいいのか?・・・決心をつけるために、誰かに相談するか」

提督(俺、小心者過ぎるだろ・・・)

提督母「知ったことかボケナス」

提督「息子をボケナス呼ばわりとかひどすぎね」

提督母「まぁ、婚約指輪を渡してしまったんだ。腹を括れ」

提督母「大体、初めてを母親に相談するか普通」

提督「親父に話したって羨ましがられるだけだろ」

提督母「ロリコンだからな」

提督「ロリ巨乳はバランス悪いよな」

提督母「同感だ」

雷「そう言う話じゃないでしょ!」バンッ

提督母「なんだ。聞き耳とは趣味が悪いぞ」

雷「だ、だってしょうがないじゃない!司令官と響の間がどう進展したか気になって・・・」

提督母「ああ、順調みたいだぞ」

雷「そ、そうみたいね。話を聞いてて安心し・・・」

雷義兄(以後、提督弟)「兄さん!会いたかったよ!帰ってきてるなら連絡してよ母さん!」

提督母「知ったことかボケナス」

提督「おい、俺をこいつと一緒にすんな」

提督母「恋人の家に泊まりに言ってたお前が悪い」

提督弟「そんな!兄さんの方が大事に決まってるじゃないか!」

提督「やめてくれよ・・・」

提督弟「ああ兄さん。安心してくれ、恋人と言っても彼女だから。男を愛してるのは兄さんだけだよ」

雷「お姉ちゃんも同じこと言ってた気がする」

提督「・・・母さんのせいだぞ」

提督母「仕方ないだろう。女装させたら思いのほかハマってしまったんだ。それに今も似合っているだろう?」

雷「それより司令官、結局のところ、響と結婚はするの?」

提督「あいつの気が変わらなければするつもりだ。あいつ以外、愛せる自信はないこともないが」

提督「あいつほどのいい女が俺を愛してくれそうもないし」

提督「それに、俺も愛してるからな」

提督弟「僕は!?」

提督「男に貸す穴は無い」

提督妹「女にはあるのね!?」

提督「ねぇよ!いつから聞いてた!?」

雷「・・・司令官がこの家出た理由がわかったわ」

提督母「だろう?」

そして夜

トントントントン

提督「」ソワソワ

ジャー

提督(どうしよう。いつもよりエプロン姿の響が可愛くもエロくも見える)

提督(童貞こじらせすぎだろ・・・)

響「出来上がったぞ。さあ、一緒に食べよう」

提督「お、おう。そうだな」

響「どうしたんだい?妙に落ち着かないね」

提督「いや?そんなことないぞ?」

響「・・・!ふふ、そう言う事?」スッ

提督「ど、どうしたんだ!?横に座ったりして・・・」ドキドキッ

響「一緒に横で食べたいなぁと思って」

提督「うっ・・・それは・・・」

響「ダメか?」

提督「か、構わないぞ」ドキッ

響「やった」ニコニコ

響「どうだ?美味しいか?」

提督「ああ」

提督(緊張して味がわからなくなるって聞いていたが、本当なんだな・・・)

響「そうか。それはよかった」

響「食べ終わったらお風呂に入ろう」

提督「風呂か・・・どっちが先に入る?」

響「ん?」

提督「ん?どうした?」

響「一緒に入らないのか?」キョトン

提督「まだ俺の準備出来てないの」

響「では、あなたが先に入ってしまうか?」

響「私が先に入って布団で待っててもいいが・・・」

提督「ハイストップ!ソノハナシハアトデ!」

響「しょうがないな・・・冷める前に食べてしまおうか」

提督「ウンソウシヨウ」

響「・・・」

今回はこの辺で

エロシーン?

ないです。

精の付く料理(意味深)だろうな

ない(わけが無い)です
だよな

エロスどもめ・・・

仕方ないですね。ちょっとだけ、ちょっとだけですよ

自分の能力じゃ恥ずかしいことになりますが
頑張ってみますよ(震え声)

という訳でエロ前まで再開

提督「ごちそうさま」

響「お粗末さま」

提督「さて・・・響、先に風呂入ってこいよ」

響「まさか本当に聞ける日が来るとは」

提督「深い意味はねぇよ!早く行ってこい!」

響「本当に一緒に入らないのか?」

提督「ごめんな。洗い物は俺がやっておくから」

響「いいよ。私がやる」

提督「俺等のルール」

響「ん・・・わかったよ。それじゃ頼むよ」

提督「ゆっくりしてこい」

響「体の隅々まで洗ってくるよ」

提督「はよ行け」

カチャカチャ

提督「・・・」

提督(結局、こんな時間まで、心が決まらない)

提督(いくら考えても、どうしても響の今後を考えてしまう)

提督「・・・」

カチャ

チャ

ジャー

提督「・・・だいぶ色褪せたな・・・」

提督(俺と響が一緒に住むときに買った夫婦箸)

提督「はは、そう言えば、響が欲しいと言って買ったんだっけな・・・」

提督(色々お互いの決め事もしたっけな)

同棲初日の記憶

響『今日からよろしくな司令官』

提督『ああ』

響『そうだ。これから一緒に住むんだ。何事もルールが必要だ』

提督『お互いのためにもな』

響『ということで色々と二人で決め事をしよう』

提督『例えば?』

響『そうだな。例えば、どちらかが食事の用意をしたら、もう一人が洗い物をするとか』

提督『ん、いいな。了解』

提督『よし、それなら・・・』

提督「よし、終わったな」

提督(あとは俺が風呂に入って・・・)

響「おや、終わっていたのかい?」フキフキ

提督「あ、ああ」ドキッ

提督(あまり意識してなかったけど、髪がしっとりと濡れてる響。すげぇ可愛い)ドキドキ

響「どうした?ジッと見て」

提督「いや、何でもない。それより、早かったんじゃないか?」

響「そうでもないぞ?結講長く入っていたが」

提督(髪長いんだし当たり前だろ俺のバカ)

響「あなたも入ってくるといい。温まるぞ」ニコッ

提督「そうするよ」

響「ああ、布団で待ってるよ」

提督(これじゃデリヘルみたいだな)

提督(って何を冷静に考えとるんだ俺は!)

響「・・・」

提督、風呂上り

提督「すー・・・はー・・・よし!」パン

提督、寝室へ

提督「いざ!」

響「長かったじゃないか」

提督「ああ、ちょっとな」スッ

提督(何気なく響の隣に座っちまったけど、どうしよう)

響「・・・」

響(お風呂上がりでも、隠しきれない司令官の男の匂い)

響(少しだけだけど、そばに居ると感じる)トンッ

提督(っ!?ひ、響が俺の腕に頭を押し付けてきた!)

響(どうしてだろう。他の人には無い。この安心できる匂い)

提督「・・・なぁ」
響「・・・ねぇ」

提督響「ん?」

提督「お前からいいぞ」

響「・・・そうかい?」

響「あの、無理はしなくていいんだよ?私のわがままだし・・・」

響「あなたは私には勿体無いほどの男性だ。これから先もいい人が見つかるかもしれない」

響「だから・・・私の初めてを受け取って、それに対して責任を感じる必要はない」

響「私は、あなたに、初めてを捧げて後悔するなんてこと、ないから」

響「私が嫌いになったら、簡単に捨ててくれても構わない」

響「あなたになら、利用されて、ボロ雑巾のように捨てられても、良いと思ってる」

響「こんなこと言って、昨日はカッとなって殴りかかってしまってごめんよ」

響「それと、こうしてあなたの横に座って、改めて思い直した。そして言いたいことがある」

響「Я люблю тебя!」カァ

響「や、やっぱり恥ずかしいな。改めてこう面と向かって言うのは///」

提督「・・・響」

響「な、なんだい?」

提督「今の言葉、全部お前に返してやる」

響「えっ」

響「ど、どこからどこまでだ!?」

提督「最初から最後までだ」

響「え・・・」

提督「俺も、お前になら何をされてもいい。どんな酷いことだってな」

提督「お前ほどのいい女を俺は見たことが無い。そのいい女が、俺と一緒に居てくれて、文句の言い様がない」

響「しかし!あなたは私に全然手を出してこなかった!」

提督「俺は、お前を信頼している。裏切るとも思わないし、嫌いにだってならない」

響「私だって同じ気持ちだ」

提督「お前に手を出さなかったのは、俺のわがままだ」

響「・・・」

提督「あのバカには見透かされて居たみたいだが」

提督「俺はな響。本当に俺が、お前に釣り合う人間なのか。少しだけ、考え込んでいたんだ」

響「そんな・・・私が、あなたの重さを超えることはできない」

提督「俺は安全なところから指示を出し、お前は、死と隣り合わせの戦場でリーダーとして指揮をしていた」

響「・・・」

提督「そんなお前と俺は、釣り合えるのか・・・そうずっと思っていた」

提督「あのバカに」

理事長『君らしくて馬鹿馬鹿しい』

提督「と、言われたんだ。もうひとりの友人には」

マスター『君らしい悩みだ。君の優しさがにじみ出ている。だが、無意味だ』

提督「と言われた。どう思う?」

響「同感だよ」

提督「バッサリじゃねぇか」

響「本当に、あなたはバカだよ」

響「あなたは私達のために何回入院したんだい?」

提督「憶えてねーわ」

響「やっぱり」

響「あなたは、私や、他の子のために、命を捨てる覚悟で、私達に接していてくれた」

響「誰かが風邪を引くと、夜通し、寝ずに看病もしていた」

響「確かに私達は命と隣り合わせの戦場で戦っていた」

響「夜も寝ずに戦っていた」

響「だが、頑張って、鎮守府に帰ってきた時のあなたの笑顔が、私は本当に好きだった」

響「私達が帰ってくるたびに、本当に嬉しい顔をして出迎えてくれた」

響「作戦失敗で落ち込んでいる時も、絶対に笑顔だった」ウルッ

響「きっと、私だけじゃない。あなたに惚れていた子は他にも居たと思う」

響「そんな、モテるあなたを、私は一人占めできるんだ。こんな嬉しいことはない」ポロ

響「だから、私は、ずっと、」ポロポロ

提督「・・・響」ギュッ

響「あなたはずるい」グスッ

提督「お前に言われたくねぇよ」

響「・・・愛している」

提督「・・・ああ、愛してるよ」

数分後

提督「落ち着いたか?」

響「ん・・・早く、したい」

提督「・・・なぁ、本当にするのか?」

響「・・・私を泣かせた罰」

提督「強情な女だなぁ・・・」

響「あなたが私をこんなにした。自業自得。それに、あなたの下半身はもう我慢出来そうにないけど」サスサス

提督「うあ・・・お、おい・・・いきなり撫でんな・・・」

提督(響の泣き顔に興奮したとは言えんな・・・)

響「・・・じゃあキス」

提督「・・・わかった。俺も男だ。もう逃げない」

提督「って、なっ・・・」ドサッ

響が、覆い被さるように提督を押し倒す

提督「・・・というか、なんで制服なんだ?」

響「・・・好きだろう?制服にニーソ」

提督「・・・好き」

響「司令官・・・ん・・・」

提督「ん・・・」

二人は、音もなく唇を重ねた

今回はこの辺で

再開の気分次第で朝チュン

モヤモヤしやがれ変態が!(自己紹介)

お願いします!これで機嫌直してください!
全国の変…ロリ…紳士があなたを待っているんです!
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>>492

響さんはSMどっちもいけると思うんです(恍惚)

天丼はNG

正直エロシーンは恥ずかしいから書きたくなかったんですけど

少しだけですからね!

サイカイシマスよ

響「ん・・・」

次第に、響から提督の口へと舌を入れ始めた

提督「んっ・・・はぁ・・・はぁ・・・積極的すぎやしないか・・・」

響「はぁ・・・ふふ、久しぶりのキスが随分濃厚なものになってしまったね・・・」

提督「・・・」グイッ

響「うわ・・・いきなり服をまくり上げないでくれ・・・///」

響の小振りな胸がブラ一枚を隔てて露になる

響「そんなジッと見て・・・私の小さな胸を見ても面白くないだろ・・・?」

提督「胸の大きさなんて関係ないだろ・・・さ、触るぞ?」

響「ん・・・いいよ」

提督は恐る恐る、響の胸に手を伸ばす

ムニっとした柔らかい感触が手を伝わる

響「あっ・・・」

提督「だ、大丈夫か?」

響「大丈夫だ・・・というか、おっかなびっくりに触られると、少し傷つく」

提督「すまん・・・初めてで勝手がわからないんだ」

響「私だって初めてだ。あなたの好きに触ってくれてもいい」

提督「そうか?それじゃあ」モミ

響「ん・・・」

提督「ブラ、ズラすぞ」

響「あなたは本当に着衣が好きなんだな」

提督「好きなものは仕方ないだろ」グッ

響「・・・」

小振りな胸に相応しい小さな突起が空気に触れた

提督「少し硬くなってるな」

響「い、言わないでくれ、恥ずかしいんだ・・・///」

提督「っ!」ドキッ

提督「・・・」チュッ

響「っ!」ピクンッ

提督「はむ・・・んん・・・はぁ」

響「私のを舐めて楽しいのか?赤ん坊みたいだな・・・」

提督(響の顔が紅潮してる。気持ちいいのか?)

提督にちょっとした悪戯な心が芽生えた

提督「・・・」キュッ

響「あんっ!」ビクンッ

響の体が少し跳ねた

提督「悪い、痛かったか?」

響「い、痛くはなかったが・・・いきなり噛むなっ!///」バシッ

提督「いて、いやつい可愛くてさ・・・」

響「むう・・・仕返しする」カチャカチャ

提督「えっ?うわっ!何を・・・!」

ポロン

響「うお・・・勃ってるな」ドキドキ

提督「あ、当たり前だろ・・・」

響「私の胸で興奮してくれたのか?」

提督「それもあるけど・・・正直、今日やること考えてたら勃ちっぱなしでした」

響「・・・嬉しい。次は私が気持ちよくしてあげるよ」

そう言うと、響は提督の主砲に手を出す

響(すごい・・・これがこの人の匂い・・・)ギュッ

提督(あの響が俺のを・・・)ゾクッ

響「動かせばいいのか?一人でするときはどうしてるんだ?」

提督「優しく上下に手を動かせば・・・って、なんで普通そんなこと聞くかな・・・///」

響(とりあえず、司令官秘蔵のエロ動画を参考にしてみよう)シュッ

提督「う・・・」ピクッ

柔らかな手が、提督の主砲を撫でる様に上下した

響「・・・」シュッ

響(司令官がなんとも言えない顔になってる)

響(ん、先の方から透明な物が)

響(これが先走りと言うものか)

響「気持ちいいのか?」

提督「ああ・・・」

響(どうしよう)

提督「もう少し、早くしてくれないか?」

響「・・・ああ」ハムッ

提督「っ!」ビクンッ

提督「ちょっ、お前なにしてっ!?」

響が主砲を咥えた

響「んむ・・・」

提督「うあ・・・無理して口でしてくれなくても・・・あっ」

響(こんな感じかな・・・)

いやらしい音を立てながら、上目遣いで提督を見上げる

提督「な、なんでそんなうま・・・あ!」

提督「ひ、響、そろそろイキそう・・・だから」

提督「口を・・・」

響「ん・・・」

響は構わず奥までくわえ込む

提督「な、何を・・・!」

提督「あっイ・・・」

響「んんっ」

提督の弾薬が、響の口の中へと飛び出した

出し終えるまで、響は口を離す気配すら見せなかった

響「んー・・・」チュル

提督「だ、出せ響!そんなもの・・・」

ゴクン

響「少し飲みにくかったけど、全部飲んだよ・・・」アーン

響「味は、嫌いじゃない」

提督「このバカ・・・!」

響「一度飲んで見たかったんだ。それに、外で出されたら制服が汚れてしまう」ペロッ

提督「全く・・・というか、本当に初めてなんだよな?」

響「もちろんだ。練習はしたが」

提督「・・・何で?」ムッ

響「あなた秘蔵のエロ動画と大人のおもちゃで」

提督「お前!また俺のPCの中見たな!?パスもかけてたのに!」

響「まさかと思って私の名前入れたら開いたからね」

提督「う・・・あれならバレないと思ったのに・・・」

響「ヒントがわかりやすかったしな」

響「さて・・・そろそろ本番しようか?」

提督「雰囲気が全部ぶっ壊れたぞ」

響「誰のせいだと思ってる」

提督「ごめんなさい」

響「・・・正常位でいいのか?」

提督「初めてはこれがいいかなーと・・・」

響「私が上になってもいいんだぞ」

提督「いや、主導権握られっぱなしで悔しいから」

響「そうか」

提督「ああ、ゴム忘れてたな・・・えっと」

響「ゴムなんていらない。初めては、あなたを存分に感じたい」

提督「もし妊娠してしまったら・・・」

響「今日は大丈夫な日だから大丈夫」

響「それに、あなたの子ならな私は大歓迎だ」

提督「学校行けなくなるだろ・・・」

響「ん・・・片足に残すのか?」

提督「悪い。趣味が変態で」

響「別にかまわないが・・・」

提督「・・・ぬ、脱がすぞ」ドキドキ

響「あ、ああ」ドキドキ

グイッ

響の秘部からパンツに透明な糸が引いていた

提督「お、お前・・・」

響「・・・恥ずかしいから言うな」

提督「・・・綺麗だ」

響「それも言うな!恥ずかしい!」

提督「お、俺だって生で見るの初めてで恥ずかしいんだよ!」

響「目隠しするか!?初めてが目隠しプレイか!?」

提督「ちょ、落ち着け!」

響「むう・・・」ムスッ

提督「悪かったって・・・でも、ここまで来たら俺も抑えられないからな!」

響「私だってやめるつもりなど毛頭ない」

提督「そうか・・・それじゃあ・・・」ピトッ

響「ん・・・」ピクッ

提督の先っぽが、響の秘部に接触する

提督「いくぞ・・・」グッ

響「一気に頼む・・・」ギュッ

響が両手で布団を掴む

提督「・・・ぐっ!」グイッ

提督は力いっぱい腰を押し出す

ブチッ

響「いっ・・・!!」ギリッ

提督「はっ!はっ!はい・・・った・・・!」

響「はぁはぁ!くっ・・・」

提督「だ、大丈夫かっ?」

響「思ったより痛くはないから大丈夫だ・・・う、動いていいぞ・・・」

提督「無理すんな・・・痛みが引いてからでいい・・・」

提督(正直、動いたらイキそう)

響「うぐっ・・・それじゃあ、少しだけ待ってていてくれ・・・」

接続部分から、血が垂れる

響「ああ・・・やっと・・・あなたと繋がることが出来た」ニコッ

提督「っ!」ゾクッ

響「ずっと・・・ずっとこうなることを望んでいたんだ・・・」

響「嬉しい・・・とても・・・」

響は、痛みで流れた涙を流しながら、愛おしそうな目で提督を見つめた

響「んあ・・・そろそろ・・・動いてもいいかな・・・」

提督「響っ」グッ

響「あっ!」

それと同時に、提督が腰を動き始めた

少し経って

提督「はぁ!はぁ!響、そろそろ!」

響「ん!ん!あっ!そっそのままでいい!中に・・・!」

提督「響っ!」

提督は、本能のままに、自分の腰を響に押し付ける

響「ーーーっ!」ビクンビクンッ

響の中に、提督の弾薬が流れ出す

弾薬を絞り出そうと、膣壁がうねり、提督のイチモツを刺激する

響「はっ・・・はっ・・・司令官のが・・・中に・・・」

提督「ふっ・・・ん・・・」

響「私で、気持ちよく・・・なってくれたのか?」

提督「最初は中がキツかったが・・・よかった・・・お前は?」

響「あなたのは大きくて少し痛かった」

提督「ごめん」

響「でも、気持ちよかった。もう一回・・・したい」

響「だめ・・・かな?」

提督「俺もしたい」

響「今度は私が上だぞ・・・」

そして二人は、朝まで求め合った

翌朝

提督「」チーン

響「大丈夫かい?」アセアセ

提督「」チーン

提督(響の性欲が底なしで俺の玉の中身が空っぽだ)

響「本当にすまない・・・私もここまで溜まっているとは思わなかったんだ・・・」オロオロ

提督「イヤダイジョウブウンダイジョウブ」ズキズキ

響「あ、朝ごはんどうする?」

提督「ん・・・今日はいらない。というかかなり疲れた」

響「あなただってずっと求めてきたじゃないか!」

提督「別に怒ってねーよ」

提督「求めてくれたのは嬉しかったし」

響「よ、よくそんな恥ずかしいこと恥ずかしげもなく!///」バシッ

提督「いてぇ」ズキズキ

提督(腰が痛くてやばい)

響「・・・お風呂入ってくる」

提督「一緒に入るか?」

響「・・・まだやるつもりかい?」

響「私は一向に構わないが」

提督「もう出ねーよ・・・腰痛いから背中流して欲しいんだ」

響「そうか。それじゃ一緒に・・・」

提督(出掛けなきゃいけないし、踏ん張りどころだな)

響「本当にすまなかった」

提督「いいって、俺も気持ちよかったし」ポンポンッ

響「そ、それなら・・・よかった・・・///」

提督(あとは妊娠してないことを祈るしかないな)

響「中に出されすぎてお腹が重いんだが」

提督「お前が離さないのが悪い」

響「あなただってずっと入れっぱなしだったではないか」

提督「お互い様か」

響「だな」

恥をさらしつつ今回はこの辺で

もう恥ずかしいから無理

鬼畜どもに報いを



第六駆逐帯水着趣向

暁=可愛らしいワンピース(スク水も可)
響=シンプルな白いビキニ
雷=ピンクのキュロパン
電=オシャレなワンピース

サイカイシマショット

チャプン

響「久しぶりだな。あなたとこうしてお風呂に入るのは」

提督「狭い」

響「今更」

提督「はぁ・・・で、どうするつもりだ?あの件」

響「あいつらに説明するしかないだろ。話はそれからだ」

提督「まぁ、俺の知り合いが居るから悪いようにはならないだろうが」

響「知り合いの言葉を挟むような奴が信用できるとは思えない」

提督「俺のよく知ってる知り合いだから大丈夫。あいつはあいつなりの考えを持ってる」

提督「先入観の塊みたいな奴らとは違う」

響「む・・・女か?」

提督「男の知り合いだ。何度か報告しに行った時に見ただろ。一番若い奴」

響「ああ、あの人か」

提督「ん」

提督「にしても・・・本当に下腹部が少し膨れ上がってるな・・・妊娠しないか?」プニ

響「私としては大歓迎だが、念の為ピルも飲んでいる。おそらく大丈夫だろう」

提督「そっか。学校生活に支障がなければなんでもいいや」

響「・・・ねぇ」

提督「ん?どうした?」

響「本当に学校生活だけのことを心配してるのか?」

提督「当然だろ。俺が養ってもいいが。もし、もしもの話だが、俺が不慮の事故で死んだら」

提督「その先、お前が生き難くなる。俺の母さんが見捨てるわけないと思うけど」

響「・・・そうか」シュン

提督「俺が居なくてもお前ならしっかりやれるさ。今までそうだったんだ」

響「あなたが本当にいなくなったら、生きていく自身がないんだが」

提督「それは俺も一緒の気持ちだ。でも、子供ができれば別だろ?」

響「ふふ、そうだな」ニコッ

響「とは言っても、やはり年齢差がある分、あなたが先に亡くなる可能性があるのは拭いきれない」

響「今のうちに覚悟は決めておくよ」

提督「お前のそう言うところ大好き」ナデナデ

響「照れる」

その後

アパート前

響「あなたは今日どこへ?」

提督「あのバカに昼から飲もうって言われててな」

響「飲みすぎないでおくれよ?」

提督「わかってるよ。響は遊びに?」

響「ああ、鎮守府に寄ってから暁達と」

提督「そっか。じゃ、また夜に」

響「ああ」

提督「・・・おう」

提督の同僚A兼隣人「・・・」

同僚A「ゆうべは お楽しみでしたね」

提督「き、聞こえてたのか・・・」

同僚A「私と言うものがありながらなんでこの人と・・・!」

同僚A「こんな奴に響ちゃんを寝取られた!」

提督「なんで俺の周りは同性愛者がこんなに多いのだろうか」

同僚A「まぁそれはさておき、今度ヤル時は私も混ぜて」

提督「断る」

同僚A「私と響ちゃんが絡んでるからその横であんたは自分でシコってればいいじゃない!」

提督「嫌に決まってんだろその逆だったらいいが」

同僚A「誰があんたなんかに!」

提督「そうじゃねぇよ」

響「他人に見られながらのプレイか・・・」

提督「俺はやだぞ」

響「なら私もやだ」

同僚A「ふむ、仕方ない。ヤル時は雨戸まで閉めた方がいいよ」

同僚A「響ちゃんの可愛い喘ぎ声聞こえたから」

響「う・・・私の声大きかったか・・・?押し殺したつもりだったんだが」

同僚A「それでシタのは言うまでもない」

提督「聞いてないし、響の声はそこまで大きくなかっただろ」

同僚A「壁に耳を当てたのは言うまでもない」

提督「ぶん殴っていいぞ」

同僚A「響ちゃんになら大歓迎だ」

響「フン!」バチン

同僚A「あふん!ありがとうございます。これで一ヶ月はやっていける」

提督「そろそろ金をとってもいいんじゃないか」

響「もう行こう」

提督「そうだな」

同僚A「いってらっしゃーい」ブンブン

響「ねぇ」ギュッ

提督「間違ってもあんなバカ女に惚れたりしねぇよ」

響「よかった。もしそうだとしたら私もあんなにバカ女なのかと」

響「途中まで一緒に行こう」

提督(さりげなく腕に抱きつかれた。胸が当たって幸せな気分)ホワァ

その後

別れ道で響と軽くキスをして別れた

居酒屋 鳳翔

ガララ

提督「おいっす」

理事長「遅かったじゃないか」

マスター「やぁ」

隼鷹「いやーごめんよ提督ぅー。今日は居酒屋休みになってー」

提督「なんかあったのか?」

鈴谷「鳳翔さんと千歳さんがダウンしちゃってさー。今そこのお座敷で自棄酒してんの」ピッ

提督「ん?」

鳳翔「・・・」
千歳「・・・」
加賀「・・・」
大和「・・・」
高尾「・・・」
イムヤ「・・・」

提督「すげーお通夜ムード」

ガララ!

霧島「・・・」

鳳翔「・・・!」サッ

霧島「・・・!」サッ

ガチン!!

提督「霧島・・・一升瓶持参して・・・どうしたのこれ」

隼鷹「最近仲悪そうだし実は私達もチャンスがあるんじゃないかと思ってたけどやっぱりダメだったの会」

鈴谷「略してSCD会」

提督「・・・なんだそれ」

隼鷹「とりあえずあの調子だから今日料理が出せるのあたしと鈴谷しかいねーんだ。味は落ちるかもしれねーけど」

鈴谷「我慢してね!」

提督「ああ、構わんぞ」

鈴谷「もし我慢できなかったら鈴谷のエッチなサービスもあるよ!」

提督「それは遠慮しとくわ」

鈴谷「えー提督となら鈴谷セフレでもいいよー」

提督「年頃の娘がそんなことを口走るな」コクッ

鈴谷「もう響とはヤったんでしょ?ならいいじゃん!鈴谷の処女も奪ってよ」

提督「ぶっ!」

提督「ゴホゴホっ!バカ野郎!そういうのは大切な人に捧げろ!」

理事長マスター「ふふ」ニヤニヤ

提督「ちょっとまて!お前らなんで知ってんだ!?」

隼鷹「えーあたしらは何も知らないなー」ニヤニヤ

鈴谷「昨日、雷ちゃんとその家族が来て言ってたよ」

鈴谷「やっとうちのバカ息子が童貞卒業出来るって」

提督「なに言いふらしてんだちくしょう!」

隼鷹「あたしはあの人が提督の母親だって知ってたし」

理事長「もう君の周りの人は皆知ってるよ。うちの娘だって知ってる」

マスター「ははは、女泣かせだな」

提督「・・・皆そんなに響のこと好きだったのか」

隼鷹(笑いこらえるの大変なんだなからやめてくれ)

提督「で?どうして昼から飲んでるんだ?」

理事長「君の童貞卒業の祝いだ」

提督「馬鹿にしてんのか」

マスター「まぁまぁ、仲良く飲もうじゃないか」

理事長「ああ、そうだね」

隼鷹「ほら。お通しだぜ」コトッ

鈴谷「なんでも注文して!なんだかんだ鳳翔さんに教わって料理上手くなってるんだよ!」

鈴谷「なんなら女体盛りとかどう?」

提督「お前の今日のテンションおかしいだろ」

鈴谷「胸なら自信あるし!」

提督「人の話聞いちゃいねぇ」

マスター「それにしても、とうとうあなたも身を固めるのか」

マスター「少し寂しいな」

提督「ん・・・お前もそろそろ身を固めたらどうだ?」

マスター「私は愛した人を一途に思うのが趣味なんでね」

理事長「ほう?誰か恋した人はいるのかい?」

マスター「女性はやはり美人やら可愛い子が多くて目移りしてしまうね」

提督「愛するまではいかない感じか」

マスター「いや、一人だけ居るね」

理事長「なんだ!アタックすればいいじゃないか!」

マスター「その人にはその気がないみたいでね。そうはいかないんだ」

提督「ふーん。高校以来の付き合いだが、なんだ。お前の好みはわからないな」

マスター「安心してくれ。男で初めて愛したのはあなただけだよ」

提督「もう手術を受けてあれ生えてんだろ?」

マスター「男性ホルモンも打っているから見ての通りさ」

理事長「久しぶりに会ったらただのおっさんになってたときはびっくりだったね」

マスター「私を性別で判断せず、私として見てくれたのはあなただけだからね」

マスター「だから、私は私で居られた。身を固めるあなたに送るよ」

マスター「ありがとう」

提督「昔の話は忘れたな。思い出しても戻れるわけじゃねーし」

理事長「幼馴染の事でメソメソしてた君が何を言ってるんだい?」

提督「うっせ」

隼鷹「いかおまちー」

鈴谷「たこおまちー」

隼鷹「そうだ提督」

提督「どうした?」

隼鷹「少し先の話になるけどさ。今度花見でもしに行かないかい?」

隼鷹「鎮守府にいた全員集めてさ」

提督「んーいいぞ。新しい問題があるから、それが解決したらな」

鈴谷「なになにー?今度なんの問題が出てきたの?」

提督「深海棲艦が鎮守府に乗り込んできた」

隼鷹「おや、眠ってたんじゃないのかい」

提督「響達の楽しそうな姿みたら、自分達も普通の女の子として生活してみたいってさ」

鈴谷「いいじゃんいいじゃん!鈴谷も出来ることあったら協力するよ」

提督「まぁ、まず上に掛け合ってみるさ。あいつが居るから大丈夫だろうけど」

マスター「あの子か?」

提督「そう、あいつ」

マスター「なら、大丈夫だな」ニコッ

提督「なんだかんだであいつが決定権持ってるみたいだしな」

一方その頃、暁の家

雷「ねね!初めてってどうだった!?」パァ

響「それはだなー・・・あー」

暁「初めてって?何か新しく始めたの?」

電「・・・///」

電(司令官と響がどういうプレイしたのかすごく気になるのです・・・!)

雷「なんで渋ってるのよ!いつもそう言うこと平気で喋ってるじゃない!」

響「いざ自分のことを話すとなるとは、恥ずかしいんだよ!///」

雷「うっそ!あの響が照れてる!どんなことしたか余計気になる!」

暁「ねぇ電、初めてって」

電「い、電は何も知らないのです!///」ミミフサギ

電(聞くのが辛くはなくなっても、プレイ内容が気になるのですっ)

電(でも直接聞くのは恥ずかしいのです・・・)

暁「・・・なんなの?」クビカシゲ

今回はこの辺で

雷がうざい子になってるっ!

サイカイシマスよ

暁「んー」パリ

雷「どうしてもダメなの?」

響「どうしてもダメ」

電「響、響!」

響「どうした?」

電「えっと、えっと・・・」

響「・・・恥ずかしいからダメだって・・・」

電「ううー・・・」 

電(バレてるのです・・・)

暁「ん」ゴクッ

暁「うわ、なにこの敵固い」

雷「仕方ないわね。それで?」

響「なんが?」

雷「プロポーズされたんでしょ?」

暁「プロポーズっ!?」ガバッ

響「されたにはされたが・・・」

暁「プロポーズ!されたの!?」

響「やけに食いつくな」

暁「そりゃレディだもの!そう言う話は気になるわ」

雷「暁には縁がなさそうだものね」

暁「どういう意味よ」

雷「電もそう思うでしょ?」

電「電は何も知らないのですー」

響(話のかわし方がうまくなってきてるな)

暁「まぁいいわ。それでさ。プロポーズされたからにはもちろん貰ったんでしょ?」

響「貰ったよ」

雷「見せなさいよ」

響「指につけてるんだが、お前たちの目は節穴か」

暁「え、だって薬指にはそんなもの・・・」

響「大きさが合わなくてな・・・人差し指につけている」

雷「はぁ?なにそれ、サイズ間違えたわけ?」

電「おそらくですけど、大学卒業してからプロポーズしようと思ったのではないでしょうか」

電「学校生活に支障が出ることはしたくないって、口をすっぱくしてましたし」

響「電の言う通りだよ」

雷「馬鹿ねー」

暁「ねー」

響「ふふ・・・」ニコニコ

電(響が指輪を見ながら笑ってるのです)ニコッ

居酒屋 鳳翔

霧島「んぐ・・・あーうまい!」ダンッ

鳳翔「うー・・・そう言えば霧島さん」

霧島「なに」

鳳翔「金剛さんと榛名さんは」

霧島「・・・姉さんは仕事忙しいみたいよ。榛名は・・・さぁ、何をしてるかもわからないわ」ヒクッ

鳳翔「ふーん・・・」

高尾「連絡もとってらっしゃらないんですか・・・」

霧島「んー、向こうから連絡しないだけよ。しても出ないし」

大和「・・・うちの武蔵も連絡してくれない・・・」カランッ

加賀「何か、別の愚痴話になってるわね」

イムヤ「・・・忘れたいこともあるのよ」

加賀「そうね」

千歳「千代田元気かしら・・・」

ガラララ!

金剛「yeah!!お待たせー!ミーの登場よ!」

金剛「oh!皆、暗いネ!」

提督「ん、相変わらず元気だな・・・」

金剛「提督会いたかったヨー!!」ガバッ

提督「うお!いきなり抱きつくないつも言ってんだろ!」

提督「久しぶりだな。仕事の方はどうだ?」

金剛「スキャンダルとか気にしなきゃいけないのはともかく順調ネ」

金剛「近く通って提督がここに入るの見たからマネージャーを振り切って来ちゃったヨ!」

提督「・・・相変わらず、比叡に苦労かけてんな」

金剛「頭が上がらないネ」

提督「あと離れろ」

金剛「oh・・・さみしいこと言わないで欲しいネ」

提督「スキャンダル気にしてんだろ」

金剛「提督となら構わないネー」

理事長「愛されてるね」

金剛「あ!そうだ提督!童貞卒業おめでとうネ!」

提督「ぶっ!なんだいきなり!」

金剛「霧島からメール来てたヨ」

霧島「・・・まぁ、この飲みに誘ったもの」

金剛「とうとう響んと結ばれたネ!幸せそうで嬉しいヨー!!」スリスリ

提督「頬を擦り付けんな!」

霧島「心配した私がバカみたいだったわ」

鳳翔「すっかり吹っ切れてますね・・・羨ましい」

ガラララ

比叡「はぁ・・・はぁ・・・やっぱりここに来てましたかお姉様!」

金剛「バレてしまいましタ!それじゃあ提督ぅー。今度ゆっくりできるときに遊びに来るヨー」フリフリ

比叡「あ、司令官、ご無沙汰してます」ペコッ

提督「ああ、お疲れ様。あと、頑張れ」

提督「あんまり比叡に苦労かけるなよ!」

金剛「はいはーい!またネー!」

比叡「それではー!」

ピシャ

比叡「全く・・・予定がいっぱいなんですからわがまま言わないでください」

金剛「ごめんごめん!ついつい提督に会いたくなっちゃってー!」

比叡「・・・どうでしたか?」

金剛「やっぱり変わらないネー。今も魅力的な人だヨ。でもやっぱり落ち込んじゃうヨ」

金剛「頭では分かっていてもやっぱりダメネー」

比叡「・・・あー・・・」

金剛「ダメネ。今から撮影なのに涙なんか流したら・・・」

比叡「お姉様、明日は久々の休みですからどこかへお出かけしましょう」

金剛「え・・・。でも明日って」

比叡「私の手腕を見くびらないでください!お姉様の尻拭いをするのはいつも私ですから」

金剛「比叡・・・」

比叡「だから、今日だけは精一杯頑張りましょう!」

金剛「ん・・・分かったネ!それじゃあレッツゴー!!」

夕方

提督「ん・・・俺もう帰るわ」

理事長「ああ、もうこんな時間か・・・」

マスター「そろそろ店の準備をしないと・・・戻らないと君の娘さんにどやされる」

理事長「すまんね」

マスター「よくやってくれてるから助かってるよ」

提督「お前たちは飲んでくのか?」

鳳翔「まだのんれます・・・」グデッ

提督「・・・無茶すんなよ」

鳳翔「ふぁい・・・」

隼鷹「あー代はいらねぇよ」

提督「ああ?そういうわけには行かねーだろ」

隼鷹「いや、もう先払いでもらってるから」

理マ「そういうこと。これから大変だろうけど頑張って」ポンッ

提督「・・・お前ら」

翌日

偉いの「・・・そんな言い分が通ると思ってるのか?」

飛行場姫「・・・」ギュッ

響「警備の奴に銃を下ろすよう言ってくれ。彼女達に敵意はもう無い」

響「偽装だって無いだろう」

偉いの「ふざけるな!私達にどれだけの被害を加えたと思っているんだ!」

偉いの「今更出てきて許してもらおうなど都合が良すぎるだろうが!」

飛行場姫「・・・」

響「これだから年を取って硬くなった頭は・・・」ボソッ

響「確かにリスクはあるかもしれないが、うまくいけばいつ攻撃をしてくるかなんて不安は取り除かれるんだ」

偉いの「・・・知らんな!私達の貨物船などを何度も沈められてるんだ!」

響「本当にわからず屋だな!」

飛行場姫「・・・」ヌギッ

響「ちょっとまて」

飛行場姫「え・・・」ピタッ

響「どうしたいきなり脱ぎだして」

飛行場姫「男の人?の前で・・・全裸になれば・・・許してもらえるって・・・」

響「どこからそんな知識を」

飛行場姫「えーっと・・・海底に居た時に見た本・・・?」

飛行場姫「に書いてあった・・・」

響「うーん・・・頭抱えちゃうなぁ・・・とりあえず脱ぐのやめようか」

偉いの「そ、そんなことで許されると思っているのか!」マエカガミ

飛行場姫「えー・・・」

???「ふむ、本当に敵意はないみたいだね」

響「あの人の・・・」

若人「ああ、あいつの事ならよく知ってる。それで、君はどうしたいんだ」

飛行場姫「・・・私?」

若人「そう」

飛行場姫「普通の女の子として・・・過ごしたい・・・」

若人「そうかそうか。よし、銃を下ろしてくれ。女の子として過ごすのを許可しよう」

飛行場姫「・・・!」パァ

偉いの「どういうことだ若人君!」

若人「ただし、条件がある」

響「当然か」

若人「最初の一年間は、この世界の常識、その他もろもろを指導してもらおう」

響「いいだろう。そちらからの指導者を出してもらえるのか?」

若人「そうだな。私がやろう」

偉いの「しかしだな・・・!」

若人「そのだらしない下半身を何とかしたら話を聞いてあげますよ」

偉いの「う・・・」

響「話のわかる人でよかった」

若人「女の子、女性に優しくするのは、あの人の教えでね」

響「あの人?」

若人「私の初恋の人の口癖でね」

若人「つい、そうしてしまうんだ」

響「どうでもいい」

飛行場姫「・・・いいの?」

響「ああ、案外すんなり言ってくれて助かった。それで、いつから」

若人「明日からでも指導しよう」

翌日から深海棲艦達の指導が始まった

飛行場姫を筆頭に徐々に覚えることに

それから

平和な日常が訪れた

提督と響の性交渉は週に一、二回の頻度

お互い、嫌がる訳もなく順調だった

そして一ヶ月が過ぎ、隼鷹が企画した花見の日になった

夜桜を見ながらの花見へ



飛鷹「全く、突然過ぎるのよあなたは」

隼鷹「一か月前には言っただろ?」

飛鷹「あなたのことを見初めてる神主だったから通ったわがままなんだから」

飛鷹「それを自覚しなさいよ」

隼鷹「硬いこと言うなってー」

提督「おう隼鷹」

響「やぁ」

隼鷹「おう来たか」

提督「ん、なんだ、もうこんなに来てたのか」

隼鷹「大体は集まってるぜ」

提督「それで、どこに桜があるんだ?」

響「照明が少なすぎて全く見えないよ」

隼鷹「月が出てる日にすりゃ良かったかなー」

提督「桜が見えなきゃ花見じゃないだろ」

隼鷹「まぁそう焦んなって」ピッ

物陰

霧島「ん?合図ね」

秋雲「おっと合図だね!」

神通「えっと・・・合図・・・」

古鷹「あ・・・」

秋雲「照射ぁ!」バチッ
霧島「よっと」バチッ
神通「ええ・・・このタイミング・・・!?」バチッ
古鷹「よいしょ」バチッ

ババババッ!!


四人が同時に、桜を下から明るく照らした

今回はこの辺で

そろそろ終わりたい(切実)

最初のすぐ終わるかもとはなんだったのか・・・

実は秋雲も好き

>響「あの人?」
    ↓
>響「どうでもいい」

あの、会話のキャッチボール……

案の定爆睡

サイカイシマス

響「・・・っ!」キラキラ

隼鷹「月明かりで見たかったんだが、こう言うのも風情があっていいだろ」

提督「まぁなんだ・・・金かけたな」

隼鷹「四つとも持ち主の自前だよ」

霧島「どう?タイミング」

隼鷹「バッチリ」

提督「おう」

秋雲「響提督お久ー!」

響「久しぶり。元気だった?」

神通「川内姉さんと那珂ちゃんはどこに・・・」

提督「向こうでもう酒飲んでるぞ。川内は」

神通「ああもう」タッ

古鷹「元気そうで何よりです提督」

提督「ああ、お前もな」

隼鷹「今日は無礼講で飲もうぜ」スッ

提督「お前が無礼講じゃなかった事が無いがな。ありがとう」

隼鷹「響も。ウォッカでいいか?オシャレなコップも用意してるぜ」

響「ありがとう」カランッ

隼鷹「提供はマスターだぜ」

マスター「やぁ」

提督「来てたのか」

マスター「誘われたからね」

若人「お久しぶりです。マスター」ペコッ

マスター「久しぶりだね」

響「・・・彼らの関係ってなんだい?」ボソッ

提督「俺とあいつとマスターと若人は高校のころによく絡んだ友人だからな」

提督「若人はマスターの部活の一つ下の後輩だが」

響「ふーん・・・どこかぎこちない感じがする」

提督「まぁ、あいつらにはあいつらなりに問題があったからな」

北上「花見っていいねぇ」

望月「いやーそれにしても司令官と響が仲直りできてよかったー」

北上「ああ、そういえば喧嘩してたんだっけ?」

望月「倒れたって聞いたときは慌てたけどさ」

弥生「望月・・・」

望月「ん?どうしたの弥生姉」

弥生「はぅ・・・くらくらする・・・」ギュッ

望月「お酒弱いのに飲んだの?」

弥生「お酒・・・飲んでない・・・卯月に進められたオレンジジュース飲んだだけ・・・」

北上「スクリュードライバーじゃね?」

望月「あー・・・」

卯月「望月!何チビチビ飲んでるぴょん!もっと 行くぴょん!!」

望月「卯月姉!どれだけ飲んでんのさ!」

卯月「向こうで龍田ぴょんがお酒ついでくれぴょんでぴょん」パタン

北上「力尽きた」

望月「うわぁ!三日月姉!卯月姉が・・・」

三日月「」シーン

北上「三日月ちゃんも力尽きてるね」

望月「龍田さーん!何飲ませてるのさ!?」

龍田「スピリタスを一口だけよー」

望月「誰がそんなの持って来たし!」

北上「龍田さんじゃないの?」

望月「あ、そっか。ってか未成年にそんな度が強いお酒飲ますな!」

龍田「あらー残念ねー」

北上「度が強い云々より未成年が酒飲むなって話だけどね」

望月「それ突っ込んだらあたしたちの楽しみなくなっちゃうよ」

北上「それもそうだねー」




※スピリタス アルコール度数96度の世界最強のお酒

羽黒「あの、あの!し、司令官さん!」

提督「ん。おう、久しぶりだな」

羽黒「あの、そのそれで」

提督「ああ、そういえばお前、婚約したんだってな。おめでとう」

羽黒「あ、ありがとうございます!それで・・・お願いが」

提督「なんだ?」

羽黒「来年、結婚式を挙げるんです。そのとき、父の席に座って頂きたくて・・・」

提督「俺でいいのか?」

羽黒「はい!ぜひ司令官さんにと・・・私の彼もいいと言っているので」

羽黒「母の席には妙高姉さんが座ってくれるので」

提督「そっか。俺でいいなら構わんぞ」

響「むっ」ムスッ

響「妙高と夫婦の振りをするのか」

提督「最近嫉妬深いな。かわいいけど」ナデナデ

響「ご、ごまかされないぞ!」

羽黒「ごめんなさい!響ちゃんのご機嫌が・・・」

響「いや、別に機嫌が悪いわけでは・・・」

提督「そうだな。俺に構ってほしいだけだもんな」ニコッ

響「なっ!なぜバラす!」

提督「まぁいいや」

響「よくないぞ!」

羽黒「ふふ、感情表現が豊かになった気がします」

提督「会わない間にいろいろあったからな」

響「そうだが・・・」

羽黒「それで!今日はちょうどいいと思いまして・・・私の彼を紹介したいんですけど」キョロキョロ

提督「ほう、来てるのか」

羽黒「あ、あら、先ほどまで側にいたのですけど・・・」

提督「ん?落ち着きのないやつなのか?」

羽黒「いえ、そんなことは・・・」

響「あれ」

長門「どうした?」

提督「いや、特に何もないが、そういえば隼鷹も見当たらなくなった」

羽黒「あうー・・・探してきます!」

長門「・・・あ、そういえば羽黒が婚約したって・・・」

提督「もう知ってる。だいぶ前からその話でてるぞ」

長門「なんと」

隼鷹「あー・・・やっぱり美味いな」

マスター「こんなところで一人で・・・どうしたんですか?」

隼鷹「あん?あんたこそどうした?あたしみたいな女なんかより若い子がいっぱい居るのに」

マスター「いえ、私は静かな方が好きなので」

隼鷹「ふーん・・・ありゃ、酒瓶が空になっちまった」

マスター「なら、これをどうぞ」スッ

隼鷹「ああ、サンキュー」

隼鷹「んくっ・・・ん?おいおい、あたしにポートワインなんて、どういうつもりだい?」

マスター「そのままの意味です」

隼鷹「あたしなんかに勿体無いもんだよ」

マスター「そんなことは無いですよ」

隼鷹「分からずに飲んだんだ。ノーカンだよな?」

マスター「ええ、そのような卑怯は手は使いませんよ。ただ、私の気持ちを伝えたかっただけです」

隼鷹「それで・・・どういうつもりなんだい?こんなもの渡すなら、選り取りみどりだろう」

マスター「あなただからこそ渡したのです」

マスター「私は、あなたを愛している」

隼鷹「突然すぎる」

マスター「突然ではありません。ずっと前から、あなたに心を奪われていました」

隼鷹「・・・悪いが、あたしは彼氏なんて洒落たものなんか作る気は無い」

マスター「理由は、聞いてもよろしいですか?」

隼鷹「簡単なことさ。あたしは、誰か一人に縛られるなんてゴメンなんだ」

隼鷹「悪いな。あたしは男より、自由の方が好きなんだ」

マスター「そうですか・・・ふふ、何故か清々しい。やはり、私はあなたを愛している」

マスター「隼鷹さん。私は、あなたのその曲がらない心が好きなんだ」

隼鷹「とんだ物好きだな」

マスター「ふふ、それでは、私の伝えたかった事は伝え終わったので」

マスター「皆さんにお酒を振舞ってきます」

隼鷹「ああ、そうしてくれ」

マスター「では」スッ

隼鷹「・・・ん」

隼鷹「焼酎の後のワインはちょっとなー」

その様子を物陰で見ていた人物

若人「先輩・・・」ポロッ

羽黒「こんなところに居たんですね」

若人「ああ、ごめんよ羽黒。突然居なくなって」ゴシゴシッ

羽黒「ううん。大丈夫です」

若人「ごめん・・・婚約したのに、女々しい男で」

羽黒「大好きな先輩さんだったんですよね・・・その気持ち、わかりますから」

若人「初恋の人って、忘れられないよね・・・」

羽黒「・・・はい」

若人「ごめん、戻ろうか」

羽黒「少し、落ち着いたら戻りましょう?」キュッ

そっと、羽黒が若人の手を取った

若人「・・・ありがとう・・・羽黒」キュッ

花見中盤

提督「響ちゃん」ギュッ

響「ん、どうした?酔ってきたのかい?」

提督「ん」

雷「アハハハハッ!ちゃん付け!!」バシバシッ

暁「スー・・・スー・・・」スヤスヤ

電「電の注いだお酒が飲めないんですかぁ?ほらグイっとー」ガシッ

木曾「お、おいやめっんぐっ」

響(着々と酔っ払いが出来上がってるな・・・)

響「ん、そうだ。ちょっといいかい?」

提督「どこ行くの?」

響「隼鷹に用があるんだ」

提督「そっか。すぐ戻ってきて」

響「ああ、わかったよ」

響「隼鷹」

隼鷹「おう。どうした?」

響「横、いいかい」

隼鷹「ああ、構わないぜ」

響「今日はありがとう」スッ

隼鷹「なーに、あたしが楽しみたいだけさ」

響「隼鷹はお酒好きだからね。そうだ、何かおつまみ持ってこようか?」

隼鷹「いやいいよ」

響「おつまみもなしでお酒を飲んでるの?」

隼鷹「酒の肴ならそこらにいっぱいあるからな」

響「どういうことだい?」

隼鷹「確かに、酒に合う肴を食べながらでも酒も美味いが」

隼鷹「あたしが一番酒が美味いと思うのはな」

隼鷹「人の表情を、特に、笑顔を肴にして飲む酒が一番美味いと思ってる」

隼鷹「だから、あたしは率先してこう言う行事に参加するし企画もする」

隼鷹「人が集まらなければあたしは一人でいろんなところに酒飲みに行ってるんだ」

隼鷹「笑顔が見れる場所でね」

響「ふふ、確かに、飲み会って言うのは人のいろんな表情を見れる場かもしれないね」

響「なんとなくわかるよ」

隼鷹「それならよかった。それより、提督をおいてきて良かったのか?」

響「あ、そうだった。あまり戻らないと不貞腐れてしまう」

隼鷹「甘えん坊になるってのは面倒な酒癖だね」

響「可愛い一面も見れて私は嬉しいが。それじゃ、また」

隼鷹「痘痕も靨だな。おう、またな」

そして終盤

隼鷹「おーい!動ける奴は片付け手伝ってくれ!」

霧島「はいはい。はぁ・・・結局、榛名はこなかったわね」

鳳翔「忙しかっただけですよ」

千歳「千代田も来なかったわ」

熊野「久しぶりに鈴谷に絡まれて疲れましたわ」

鳳翔「ふふふ、ずっと会いたがってたみたいでしたからね」ニコッ

熊野「ふぁー・・・まぁ、私も久しぶりに会えてよかったですけど・・・」

千歳「もう眠いなら無理しなくて良いわよ?私達だけでなんとかできるし」

熊野「ええ・・・申し訳ありませんわ。先に帰らせてもらいます」

霧島「お疲れ様」

熊野「それでは・・・鈴谷ー帰りますわよー」ユサユサ

鈴谷「でへ・・・熊野のお腹スベスベ・・・ムニャムニャ」

熊野「なんの夢を見てますの・・・」

今回はこの辺で

次回、最終更新

ちょっとサイカイシマス

この時間帯だと前の次回予告嘘になるかも

とりあえず再開

隼鷹「おやおや」

響「すっかり爆睡だよ」

鳳翔「ふふ、皆さん幸せそうですね」

雷「ムニャ・・・えへへ、レア素材・・・」

暁「スー・・・」

電「ウニャ・・・」

提督「・・・ん・・・柔らかい・・・」ムニッ

響「はは、やめてくれよ。太股を揉まれたら興奮するだろう」

隼鷹「お前も酔っ払ってんのかよ」

響「何を言っている。私は酔っ払ってないぞ」

隼鷹「酔っ払いは皆そう言う」

響「膝枕というのはいいものだ。この人の顔が大事な部分の目の前に来るからな」

隼鷹「どうしようもない変態カップルだな」

響「私の事はいい。私以外がこの人のことは変態と言うのは許さないぞ」

隼鷹「はいはいごちそうさん」

響「それにしても、今日は楽しかったよ」ナデナデ

隼鷹「それはよかった。にしても、酔っ払って甘えん坊になるのはなんとかならないかね」

響「ふふ、私は甘えられるのは嬉しいよ。この人は、今までの人生で甘えられる人がいなかったんだろう」

響「その反動で、こうなってしまったんだろう」

隼鷹「随分、辛い人生を送ってきたんだろうな」

響「人を信頼することが出来なかった」

響「そんな人が、私を信頼してくれる。私はそれが一番嬉しい」

隼鷹「変な奴らだよお前らは」

響「ふふ、ありがとう」ニコッ

隼鷹「・・・ん?あれは?」

???「あれー・・・もう終わっちゃいました?」

隼鷹「遅かったじゃん。どうしたんだい?」

???「一人で買い物してたら遅くなっちゃって」

響「久しぶりだね。榛名」

榛名「お久しぶりです。お二人共、お幸せそうですね」

響「おかげさまで」

霧島「は・・・」

榛名「・・・ごめんね霧島。最近忙しくて」

霧島「もう!心配したのよ!?今まで何してたのよ!」

榛名「ごめんなさいってば。私だって、色々あるのよ」

霧島「メールぐらい返しなさいよ!」

榛名「メール・・・あ、読んで返そうと思ったんだけど、寝ちゃってそのまま忘れちゃって」

榛名「姉さん達は?」

霧島「金剛姉さんと比叡姉さんは、芸能界で色々やってるのよ」

榛名「ふーん・・・あ、提督にこれ・・・」スッ

響「ありがとう。覚えてたんだ。司令官の好物」

榛名「もちろんです。提督は私の初恋ですよ?」

榛名「・・・婚約、したんでしたっけ?」

響「ああ」

霧島(随分突っ込むわね)

隼鷹(お?修羅場か?修羅場か?)

榛名「おめでとうございます。心から祝福しています」

響「ありがとう」

霧島「えっ」

榛名「どうしたの霧島?」

霧島「金剛姉さんと同じぐらい司令のこと好きだったじゃない!どうしたの!?」

榛名「霧島、私だっていつまでも提督の事を引きずる訳じゃないわよ」

霧島「・・・」

響「霧島」

霧島「えっ?」

響「姉妹の中で、一番弱かった子は、大人になるに連れて強くなる傾向にある」

響「うちの電も、きっと今は私達の中で一番強い子だと思う」

響「弱いからこそ、色々なことが困難になるからだと私は思ってる」

榛名「大方そんなものよ。それに、私も新しくやりたいことも出来たから」

榛名「それに一生懸命なの」

響「孤児院を作りたいって言ってたね」

榛名「ええ、だから今猛勉強とお金を貯めてるの」

榛名「保育園の先生と、他のバイトもしてるから」

霧島「え・・・そんなの私知らない」

榛名「言ってないもの」

響「なんだ。私だけか」

榛名「提督にも話してるわよ?ねっ提督?」

提督「」ギクッ

響「起きてたのか」

提督「響の太股の感触をずっと感じてました。この枕欲しい」

響「もうあなたの物だが」

提督「よく恥ずかし気もなく」

響「今更だね。恥ずかしくないよ」

提督「そっか・・・それより、元気そうだな榛名」

榛名「お久しぶりです」

提督「順調か?」

榛名「ええ」

提督「響の許可も得てる。孤児院を建てたい時は俺と響が少しだけでも援助してやる」

榛名「そんな・・・最初は私一人で建ててみます」

提督「早く恋人作れると良いな」

榛名「初恋の人にそんなこと進められるとちょっと傷つきます」

提督「そんなもんか?」

響「そんなもんだよ」

榛名「あーあ、私の心は傷つきました」

榛名「という事で、少し付き合ってもらいますよ」カチャンッ

提督「・・・ああ、いいよ」

響「私も付き合おう」

金剛「私もいるデース!」ダキッ

榛名「姉さん!?ちょっ・・・苦しいです!!」

比叡「お姉様!いきなり走り出さないでください!」

霧島「あら、来たんですか」

比叡「やっほう霧島。お姉様が行きたいって聞かなくて・・・」

金剛「榛名ー!会いたかったデスヨー!!」スリスリ

榛名「ほっぺを擦り付けないでください!くすぐったいですってば!」

提督「なんか、久しぶりだな。お前ら四姉妹が仲良くしてるところ見るの」

隼鷹「おーおー賑やかだねー」

隼鷹「そろそろ片付けも終わりだから、あたしも付き合うぜ」

金剛「オウ!もう終わりそうなのに隼鷹が酔ってないデース!」

隼鷹「あたしをなんだと・・・」

龍田「また飲み直すのー?でしたらスピリタスいかがかしらー?」ツヤツヤ

提督「まだそんな酒持ってんのか」

響「心なしか顔がイキイキしてる・・・」

龍田「えへへー、天龍ちゃんに飲ませて潰れたところを・・・えへへー」

提督「いい趣味してんな」

響「私はいつでもДобро пожаловать・・・だっ!!」キリッ

提督「酔っ払い!」

榛名「相変わらずですね・・・」

金剛「まったく変わらないのデース」

比叡「比叡!一気!気合入れて行きます!」

霧島「やめときなさい」

隼鷹「ぐだぐだじゃねえかほら!」

金比榛霧提響隼「かんぱーい!」

やっぱり無理でした

次回もありますよ



ロシア語講座

Добро пожаловать(読み:ダブロー パジャーラヴァチ)

意味:歓迎

スコシサイカイシマス

千歳「・・・鳳翔は参加しないの?」

鳳翔「私はいいですよ。こうして片付けしてるのも好きですから」

千歳「ふーん・・・でもなんだかねぇ。榛名さんもなんか大胆になった気がするわね」

鳳翔「ええ、そうですね」

飛鷹「大丈夫?手伝いましょうか?」

鳳翔「あら、ありがとうございます。飛鷹さんはお飲みにならないんですか?」

飛鷹「仕事じゃないんだからあんたたちも飲みなさいよ。ここは居酒屋じゃないわよ」

飛鷹「時々、隼鷹から話は聞いてるわ。ここは私と神主に任せて」

鳳翔「こうして働いてたほうが落ち着くんです」

飛鷹「変わってるわね」

鳳翔「よく言われます」

飛鷹「・・・あーあ・・・時代が流れると変わる物も多いわね」

飛鷹「鳳翔も千歳も、あの人が大好きで仕方なかったのに」

飛鷹「今じゃその気持ち隠しちゃって」

鳳翔「そんなことありませんよ」

千歳「わ、私は別に・・・」

飛鷹「榛名だって変わってる。不思議よね」

提督「変わらない物が変わっていくのは、どこか寂しいもんな」クイッ

飛鷹「げっ、聞いてたの?」

鳳翔「いいんですか抜け出して」

提督「女の子同士の話についていけないだけだ」

隼鷹「右に同じく」

千歳「私達も女なんだけど・・・隼鷹も」

提督「お前らは、女の子じゃなくて、女だからな」

鳳翔「い、いきなり何を言い出すんですか・・・///」

提督「ん・・・えっとなんの話だっけ」

飛鷹「大したことじゃなかったでしょ?」

提督「そうだっけ・・・まぁいっか」

隼鷹「・・・ああ、鳳翔さん、ちょっと相談したいことがあるんだが」

鳳翔「はい?なんですか?」

隼鷹「実は・・・」コソコソ

鳳翔「・・・ええ、構いませんよ」

鳳翔「ふふ、やっぱりあなたはあなたでしたね」

隼鷹「やっぱり私の心に嘘は付けないからな」

鳳翔「はい。そうですね」ニコッ

そして一時間後

霧島「あーよいしょっと・・・」

金剛「スカー・・・スカー・・・」プラーン

比叡「ヒエー・・・ヒエー・・・」プラーン

提督「さすが霧島。二人を抱えるとか」

霧島「投げつけますよ。それでは、潰れた二人は鎮守府に送るので、榛名の事お願いします」

響「わかったよ」

提督「よ・・・っと」オンブ

榛名「ん・・・」スヤスヤ

響「今日は榛名を部屋に泊めるのかい?」

提督「心配か?」

響「榛名は魅力的だから」

提督「同居してんだからお前も一緒に来ればいいだけだろ・・・」

響「それもそうだった」

眠い寝る
今回はこの辺で
スヤァ

サイカイシマショット

帰り道

響「大丈夫かい?」

提督「ああ、大丈夫だ。それにしても、割と軽いんだな」

響「少し痩せた気がする」

提督「無理してるみたいだからな」

榛名「スー・・・」

響「あなたの背中で安心したように眠ってる」

提督「生きて、元気そうなら俺は嬉しいけどな」

響「随分、わがままな願いだね」

提督「はは、そうか?」

響「うん」

提督「なら、生きててくれればいいや」

響「そういうことじゃないと思う」

提督「難しいな」

提督自宅

提督「よいしょ・・・っと」ソッ

響「今日はどうするんだい?」

提督「あー俺はソファで寝る。お前と二人で布団で寝てくれ」

提督「予備の布団まだ買ってないし」

響「それでは寒いだろう」

提督「流石に、婚約者の横で、別の女の子に添い寝する勇気はねぇよ」

響「Добро пожаловать」

提督「お前ちょっとズレてる」

響「そうかな。しかし、あなたの側で寝たいのが本音なんだが」

提督「む・・・じゃあ、榛名と俺に挟まれたいか?」

響「今日だけ我慢しよう」

提督「そうしとけ」

響「おやすみ」

提督「おやすみ」

丑三つ時

榛名「・・・」ムクッ

榛名「やっちゃった・・・」ドンヨリ

榛名「・・・」チラッ

響「・・・」

榛名「ここは・・・?」

榛名「ああ・・・響ちゃんと提督の・・・」

榛名「・・・」スッ

提督「・・・」スヤスヤ

榛名「・・・提督の寝顔を見るの・・・初めて・・・」

榛名「・・・」ドキドキ

ギッ

榛名「提督・・・榛名はまだ・・・あなたの事が・・・」

提督「・・・」

榛名「キスぐらいしても・・・大丈夫よね」

榛名「酔った勢い・・・酔った勢いだから・・・今しかできないから」

榛名「提督・・・」ソーッ

提督「ん・・・」

榛名「っ!?」ビクッ

提督「ん?」ガシッ

榛名「あう」

提督「・・・榛名?俺に覆いかぶさってなにやってんの?」ギリギリッ

榛名「提督、こめかみに指が食い込んで痛いんですけど」

提督「どういうことか説明してもらおうか」

榛名「あの、まず、手を、アイアンクローを」

提督「響」

響「」ビクンッ

榛名「えっ?あ、痛い痛い」

響「ば、バレてたか・・・」

提督「お前らちょっとそこに正座」

榛名「えっ」

響「うぇ・・・」

榛名「すみません。出来心です」

響「黙認してすみません」

提督「・・・いやまぁ、怒ってはいないんだ。榛名が俺を好きってのは知ってるし」

榛名「どうしてですか!?」

提督「だいぶ前に俺に告白しただろ・・・」

榛名「あっ」

提督「問題は寝込みを襲ってるってことだ」

響「私はいつも襲ってるぞ?」

榛名「えっ」

提督「えっ」

響「えっ。気付いてなかったのか」

提督「朝、最近朝立ちしないと思ったら・・・」

提督「それは後で話すとして、榛名」

榛名「ひ、ひゃい!」ビクッ

提督「響が好きだ。それはずっと続くと思う」

提督「だから」

榛名「それ以上は言わないでください」

榛名「それは、知ってはいけないことだと思います。お互いにこれから気を使うと思います」

提督「・・・だが」

榛名「相変わらず、提督は女心がわかってないですね」ニコッ

榛名「今日はありがとうございました。それでは、私はこれで」ペコッ

榛名「とても楽しかったです」

提督「おい待て」

榛名「私はもう帰ります!」

響「待て」ガシッ

榛名「・・・離してくださいよ」

響「やだ」

榛名「響ちゃんは・・・いいですよね。提督に愛してもらって」

響「・・・だろう?」

榛名「ずっと・・・ずっと、響ちゃんが羨ましかったんです」

榛名「頭では分かっていても、心の奥底で少しずつ、響ちゃんに対しての憎悪が育っていくのがわかりました」

榛名「そんな自分に嫌気が差して遠くへと引っ越しました」

榛名「本当は、今日であなたたちと会うのをやめようと思ったんです」

榛名「今日でお別れ・・・私が居ても、二人を不幸にするだけだから」

榛名「だから・・・離してください」

響「やだったら」

榛名「二人を不幸にはしたくないんです」

提督「離すなよ」

榛名「どうして分かってくれないんですか!」

提督「お前の希望を勝手に押し付けんじゃねぇよ」

榛名「・・・」

提督「お前がそう言う態度なら、俺も俺の希望を押し付ける」

提督「甘えてくれ」

提督「響のように、恋人として愛してやることは出来ないが」

提督「娘として愛することは出来る」

提督「前にも言った気がするが、俺はお前ら艦娘全員、本当の娘と思ってる」

響「・・・あ、私もか。私も母だと思ってるぞ。提督の妻になるんだからな」

提督「お前ちょっと黙ってようか」

響「はい」

榛名「わ・・・私は・・・二人を不幸にしても、一緒に居てもいいんですか・・・」

提督「娘に会いたくないと言われた時が一番不幸だったが」

提督「お前に、俺は父親であったほうがちょうどいいんだ」

提督「俺なんかよりいい男捕まえて幸せになって欲しい」

響「私がハズレを引いたみたいに言うのはやめてくれないか」

提督「ごめん」

榛名「・・・はい・・・」ポロポロ

提督「ああ、それと、あんまり金剛達に心配かけるなよ」

響「・・・ハンケチ」ソッ

榛名「ありがとうございます・・・!」グシグシッ

榛名「今日より!榛名は提督のことを父だと思って愛することにします!」

提督「ああ!どんと来い!!」

榛名「心機一転!お父様と呼ばせてもらいますね!」

提督「お、おう!!」

榛名「それではお父様、私、頑張ってきます」

提督「たまには連絡してくれよ」

榛名「はい!」


同僚A「うるさい・・・」イライラ

響「・・・あれで、よかったのかい」

提督「言いくるめたみたいになったが、それで吹っ切れてくれればいいんだよ」

響「H・・・する?」

提督「まだ酔ってんの?」

響「あはは、したくないの?」

提督「いやしたくないわけじゃないけど、このタイミングじゃないだろ」

響「冗談だ。本当に、提督は女泣かせだな」

提督「そのつもりはないんだけどなぁ」

響「何人泣かせたら気が済むんだい?」

提督「そんなにいないだろ・・・」

響「・・・まぁ、これでスッキリしたね」

提督「ああ・・・スッキリはしていないと思うが」

響「細かいことは気にするな」

響「これからも、よろしく頼む。我がмилая」ニコッ

提督「Да」

響「ふふ、Спасибо」

提督「Не за что」ニコッ



テッテレー
二人は色々な人との信頼を、お互いの信頼を手に入れた






それから十年後

リーンゴーンリーンゴーン

「おめでとう」

「ありがと」

「やっと結婚だね」

「うるさいわね。あなたが早かっただけじゃない」

「ああ、そうだね」

「それにしても、私よりあんたの方が美人でやになっちゃうわ」

「おいおい。照れるだろ」

「全くよね」

「お、きたわね独身貴族」

「うざっ・・・」

「君は結婚とか考えないのか?」

「なんかねー・・・周りの男がガキにしか見えなくて」フゥ

「子供だったあの頃に戻りたいわ・・・」

「昔は大人のレディになるのが夢だったのが嘘みたいね」

「はは、そうだな」

「おめでとさん」

「ありがと。来てくれたんだ」

「遠方はるばる帰ってきだぜ。いやーでかくなったもんだなぁ」

「ど、どこ見て言ってんのよ?」

「居酒屋には寄ってきたのかい?」

「ああ、もちろんだ。突然辞めて旅に出ちまったからな」

「旅って楽しいの?」

「いろんなやつと出会えて楽しいぜ」

「へー・・・」

「おや。そう言えば一人たらないね」

「あの子は貧困な国に行ってボランティアさ」

「私は結婚しちゃったからついていけなかったけどね」

「そっかそっか。じゃあ、旅すがらあったら伝えとくよ」

「助かるわ」

「あいつは?」

「私の花嫁姿見てトイレでボロ泣きしてるって」

「あははははは!傑作だなぁ!!」

「恥ずかしいよまったく・・・嬉しいのはわかるが」

「мать」
「мама」

「ん?どうした我が愛娘達」

「おや、あんたの子?」

「ああ、可愛いだろ?」

「私達もいつか、こんな綺麗な衣装着れるのかな?」
「私達も着たい」

「ああ、もちろん着れるさ。なんたって・・・」

「響ーどこだー?」

「ほら、呼んでるぜ。あんたの旦那」

「ああ、行ってやるか。行こうか愛娘達」

「мама!話の途中だよ!」
「мать!」

「ん?ああ、そうだったな」

「私と、あの人の子供なんだ。相手なんていくらでも見つかるさ」

「さぁ行こう。あの人が呼んでいる」



白髪の美女は、小さな双子の手を取り、歩き出した


END


響「はっ」

響「結婚など私は認めんぞ!」

提督「いきなりどうした」

今回のSSはこの辺で終わりにします



おまけもしようとしたけど終わりにします

最後までグダグダなSSに付き合って頂きСпасибо

今回最後のロシア語講座

Да. (読み:ダー)意味;はい

Не за что(読み:ニェーザシュト)意味;どういたしまして

милая(読み;ミラーヤ)意味:恋人

мама(読み:マーマ)
мать(読み:マーチ)意味;母




Спасибо(読み:スパシーバ)意味;ありがとう

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月03日 (土) 15:58:17   ID: j5L5FuiR

レズはいらない

2 :  SS好きの774さん   2015年08月14日 (金) 23:01:26   ID: VoPyvlIS

提督意気地なしだと思ったら、お前も初めてなのかよw

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