注意事項 アニ→エレン前提
ジャンが割と女子と仲いい
某ライサシャスレを見てやりたくなったので、シリーズ物になります
ジャン「お前ってカッコイイな」
アニ「どういう意味?」
ジャン「名前がレオンハートだし」
アニ「それで何?」
ジャン「それと、お前って結構優秀だし」
アニ「……あんたよりはね」
ジャン「小っさくて軽いのに俺より斬撃深いし」
アニ「それはコツがあるから」
ジャン「お前となら上手くやれそうだ」
アニ「……でも私は無愛想だよ」
ジャン「それって正直ってことだろ?俺は正直なやつは好きだぜ」
アニ「正直すぎるのもどうかと思うけど……」
ジャン「なら素のお前はかわいかったりするのか?」
アニ「今の私はかわいくないって言うの?」
ジャン「お前が無愛想だって自分で……」
アニ「もういい」
ジャン「ん?怒ったか?」
アニ「怒ってない」
ジャン「解りやすいな……やっぱり今も素じゃねえのか?」
アニ「……どうでもいい」プイッ
ジャン「急に無愛想になったな」
アニ「……帰る」
ジャン「帰る?まだ訓練の途中じゃ……」
アニ「帰る!」スタスタ
ジャン「……じゃあな」フリフリ
エレン「今日は立体機動があるな!」モグモグ
アルミン「そうだね。でも」
ミカサ「エレン、食べながら喋っちゃダメ」
エレン「なんだよいちいち!」
アルミン「ミカサもエレンのために言ってるんだよ?話すのは食べてからにしよう」
エレン「アルミンがそう言うんなら……」
ミカサ「……」
ジャン「……」
アニ「……」チラチラ
ジャン「気になるのか?」
アニ「あんたこそどうなの?」
ジャン「気になるな」
アニ「そう……あんたも健気だね」
ジャン「健気か?それを言うならお前もだろ」
アニ「私がエレンを好きな前提で話すのは止めてくれない?」
ジャン「好きじゃないのか?」
アニ「別に」
ジャン「俺にはそうは思えねぇが」
アニ「あんたがミカサを好きなのは間違いないでしょ?」
ジャン「まあそれはそうだけどよ……お前がチラチラ見てた理由の説明がまだだぞ?」
アニ「それは……」
ジャン「素直じゃないやつは嫌いだ」
アニ「別にあんたに嫌われてもいいんだけど」
ジャン「エレンが好きだからか?」
アニ「違うよ」
ジャン「本当か?」
アニ「……解った。私はエレンが好き。これでいい?」
ジャン「まあどうでもいいけどな」
アニ「ここまで言わせたのにあんたは……!」
ジャン「やっぱり好きなんだな?」
アニ「……」
ジャン「俺は一目惚れだぜ?酷ぇだろ」
アニ「いつから?」
ジャン「初めて会った時からだ。三年間片思いだぜ全く……」
アニ「あんたはどうしたいの?」
ジャン「ミカサと付き合いたい……とも言い切れねぇな。どうしたらいいと思う?」
アニ「自分で決めたら?あんた、死ねって言われたら死ぬの?」
ジャン「……解ったよ。これから考える」
アニ「そう……あんた、弱くて根性無いと思ってたけど違うんだね」
ジャン「なんだそりゃ?そんなこと思ってたのかよ」
アニ「事実でしょ?」
ジャン「まあな……」
アニ「あんた言ったよね?私はかっこいいって」
ジャン「ああ。さっきのはかっこよかったぜ」
アニ「?」
ジャン「ほら、死ねって言われたらってやつだ」
アニ「ああ……あんなのただの極論なんだけど」
ジャン「あれなんだけどな……例えばお前はエレンのために死ねるのか?」
アニ「無理。ミカサじゃあるまいし」
ジャン「だよな……俺もだ。あいつらは調査兵団に行くだろうな」
ジャン「それを追って調査兵団に行くなんて……いくらなんでも健気過ぎるよな」
アニ「憲兵団に行くんでしょ?」
ジャン「そのつもりだが?」
アニ「諦めるんだ。ミカサのこと」
ジャン「お前もだろ?」
アニ「……うん」
ジャン「健気だなぁ……」
アニ「……ミカサには負けるよ」
クリスタ「ねえ、最近ジャンと仲いいって本当?」
アニ「あいつに捕まっただけだよ……二回」
ユミル「意外だな……あの馬面と」
アニ「だから違うって言ってるでしょ?」
クリスタ「利害関係で言えばかなり合ってるよね」
アニ「は?」
ユミル「だよな……エレンとミカサのどっちかを引き離せればいいんだから」
アニ「あんたらまで……」
クリスタ「でも、ね……エレンとミカサは……」
アニ「夫婦?」
ユミル「結婚を前提にしてる感はあるな」
アニ「……私だって恋する乙女なんだけど」
クリスタ「ご、ごめんね!私たち酷い事言ったよね!?」
ユミル「こういうのは大好きなんだが、今回ばかりは応援できそうにないな」
クリスタ「二人の仲を引き裂くのは、やっぱり……」
ユミル「でもお前とジャンなら応援できるぜ!」
アニ「本当に要らないからね?」
クリスタ「もう……解ったよ」
ユミル「いつでも言えよ?」
アニ「言う必要ないから」バサッ
ユミル「素直じゃねぇんだから……」
クリスタ「じゃあ、ちょっと約束あるから!」ゴソゴソ
ユミル「……」
クリスタ「こんばんわ!」ガチャ
ジャン「いいから座れ……」
ジャン「……なあ、やっぱり付き合ってんのかな?」
クリスタ「私とジャンが?」ポリポリ
ジャン「エレンとミカサがさ……」ズズズ
クリスタ「どうだろうね?もしかして夫……婦?」
ジャン「おい!解って言ってるだろ」
クリスタ「ごめんごめん。でもあの感じは三年そこらじゃ出せないと思うよ!」ポリポリ
ジャン「だよな……十年位か?」
クリスタ「十年連れ添った夫婦なんて、やっぱり浮気しちゃうんじゃない?」
ジャン「おいおい……けっこうエグい事言うな」ズズズ
クリスタ「でも嬉しいでしょ?ジャンはミカサのこと好きなんだから」ポリポリ
ジャン「エレンに変なこと吹き込んだのお前か?」ズズズ
クリスタ「え~?私って証拠あるの~?」ポリポリ
ジャン「ねぇけど……お前だろ?」
クリスタ「私じゃないよ?ユミルだけど」
ジャン「なんかメリットあんのかよ?」ズズズ
クリスタ「エレンとミカサを引き離すって言うのは可哀想じゃない?」
ジャン「……ユミルがそう思ってんだよな?」
クリスタ「多分。私は別に……エレンとアニがくっ付いても面白いなーって思ってるだけだから」
ジャン「……」
クリスタ「あ、でもジャンとミカサがくっ付くのは無理かな。気持ち悪い」
ジャン「」
クリスタ「ジャン!戻ってきてー」ユサユサ
ジャン「ねぇけど……お前だろ?」
クリスタ「私じゃないよ?ユミルだけど」
ジャン「なんかメリットあんのかよ?」ズズズ
クリスタ「エレンとミカサを引き離すって言うのは可哀想じゃない?」
ジャン「……ユミルがそう思ってんだよな?」
クリスタ「多分。私は別に……エレンとアニがくっ付いても面白いなーって思ってるだけだから」
ジャン「……」
クリスタ「あ、でもジャンとミカサがくっ付くのは無理かな。気持ち悪い」
ジャン「」
クリスタ「ジャン!戻ってきてー」ユサユサ
ジャン「どこにも行ってねぇよ」
クリスタ「よかったー。ジャンが死んだら私のせいじゃない?」
ジャン「死なねぇよ。死にかけたけど」
クリスタ「私は応援してるからね?でもさ、ほら、ジャンアニとかどう?」
ジャン「ジャンアニだぁ?」
クリスタ「もしくはジャンクリ!」パアァァァ
ジャン「何最高の笑顔で言ってんだよ!?」
クリスタ「ジャンユミは無いけどね」ポリポリ
ジャン「その二つはありでなんでそれだけナシなんだ?」
クリスタ「なんとなく」
ジャン「……なんだそりゃ」ズズズ
クリスタ「でもジャンサシャはアリだと思う」
ジャン「は?」
クリスタ「ジャンって口悪いけど、何だかんだでサシャのわがままを許しちゃいそうな感じで」
ジャン「いや許せねえよ…………」ズズズ
クリスタ「ジャンって天然好きそうだよね。私も天然ぶりっ子ちゃんになろっかなー」ポリポリ
ジャン「今でも十分天然だぞ?」
クリスタ「じゃあ私のこと好きってこと?」ポリポリ
ジャン「だから天然自体好きじゃないって」
クリスタ「嘘だー!ミカサってかなりの天然だよ?」
ジャン「いや違うだろ……なんつーかありゃ……クーボケ?」
クリスタ「クールな感じでボケる……の?」
ジャン「別にそこが好きって訳じゃねぇぞ?俺が好きになったのは見た目だ」ポリポリ
クリスタ「あ!それ私のお菓子!」
ジャン「んまいんまい」ポリポリ
クリスタ「自分で焼いたんだよそれ!?」
ジャン「クッキーなんて久しぶりだ……バターとか高かっただろ?」
クリスタ「本当だよ……」
ジャン「っていうか、口の中パッサパサだろ?」
クリスタ「うん!口の中パッサパサ!喉もちょっと気持ち悪くて、喋りにくかったの」
ジャン「素直にくれっていえばやったのにな……ずっっとクッキーボリボリ食ってたから、笑い堪えるの大変だった」
ジャン「ほら、これも結構値が張るんだけどな……」スッ
クリスタ「なにこれ…………」ゴキュッ
クリスタ「すっぱい!!すっっっげぇすっぱいッ!!!」ゴトッ
ジャン「オレンジジュースだ。果汁百パーセント」
クリスタ「こんなのよく表情一つ変えずに飲めるね……」
ジャン「俺もやせ我慢してたんだぜ」
クリスタ「陶器だから色がわからなかったけど……ちゃんと歯を磨かないと虫歯になるよ?」
ジャン「クッキーもそうだぞ?」
クリスタ「じゃあ、おやすみ」ガタッ
ジャン「おう。クッキー旨かったぜ」
クリスタ「うん……オレンジジュースも混ざったせいで口の中最悪」
クリスタ「……だから綺麗にして?」
ジャン「おう、いいぜ……じゃあこっちこい」
ユミル「こうして二人の夜の立体機動は始まった……」ギィィ
ジャン「歯磨きしながら立体機動なんてしたら危ねーよ!」
クリスタ「そういう意味じゃないと思うけど……」
ジャン「マジになんなよ。少しこの状況にイラッとしただけだ」
ユミル「このヒッチ!何でジャンなんだよ!?」
ジャン「は?一緒に歯磨くぐらい……」
クリスタ「違うでしょ?」
ジャン「解ってるって。歯磨きプレイがしたいんだろ?この上級者め!」
ユミル「こんのヒッチ!」
ジャン「おい、見せ付けてやろうぜ。顔上げろ」スッ
クリスタ「こ、こう……?」クイッ
ジャン「今度は口あけて……」
クリスタ「は、はい……」カパッ
ジャン「もうちょっと広く……そうだ。これからここを見られるんだぜ?」
ジャン「もっとよく見せてくれ。そう……さっきまであんなに乾いてたのに、もうこんなに濡れてる……」
ユミル「エロいエロい!」
ジャン「は~い、C1○C1C1C2C1○○」
ユミル「むっきぃ~!お医者さんごっこだと~!?」
クリスタ「何だか……エッチな気分になってきちゃった……」ペロペロ
ジャン「それ先生の指ね」
クリスタ「この通り健全なのでご心配なく!」バッ
ユミル「よし!行ってらっしゃい!」バッ
ジャン「いってきまーす」ギイ
クリスタ「楽しんできますね!」バタン
ジャン「歯医者プレイって……上級者過ぎるだろ」バシャー
クリスタ「ジャンって歯磨きの時に顔も洗う派なの?」シャコシャコ
ジャン「ああ。変か?」シュッシュ
クリスタ「なんか妙に歯磨きが優しいし……」シャコシャコ
ジャン「こうした方が虫歯になりにくいらしい。親父が良く言ってた」
クリスタ「お父さんが……」シュッシュ
ジャン「さっそくパクったな?」
クリスタ「健康法はジャンだけのものじゃないの!」シュッシュ
ジャン「それって、お前の素か?」
クリスタ「ん~……別に深く考えて会話してるわけじゃないから、素かな?」シュッシュ
ジャン「……じゃあ、俺は本当のお前をもう見てるんだな?」
クリスタ「なにそれ?くさいよジャン」
ジャン「いや、大したことじゃない」
ジャン「でもな……俺は素直なヤツが好きなんだよ」
クリスタ「あ、じゃあやっぱり私の事好きなの?」
ジャン「その点で言えばな」
クリスタ「でもどういうこと?」
ジャン「……俺に素を見せてくれるやつは限られてる。サシャとか、コニーとか」
ジャン「マルコとかお前とか……エレンもそうだ」
ジャン「俺はそういうやつを増やしたい。俺はいつも素だから、相手も素で居て欲しい」
ジャン「ほら、さっさと寝ようぜ」スッ
クリスタ「そんなこと言っちゃって……やっぱり恥ずかしい?」
ジャン「恥ずかしいに決まってるだろ!」ツカツカ
ライナー「ミカサは諦めたのか?」
ベルトルト「だからってアニはどうかと思うけどね……」
ジャン「勝手に話を進めるな!」
ライナー「ん?ミカサからアニに乗り換えた以外にどう解釈するんだ?」
ベルトルト「それ以外に何があるって言うのかな?」
ジャン「いや……あいつはエレンが好きだろうし、俺はミカサが好きだぞ?」
ベルトルト「ないない。ないでしょ!絶対無いな。間違いない」ダラダラ
ライナー「じゃあ最近仲がいいのは……」
ジャン「まあ、作戦会議って所だな。どう見えてたのかは知らねぇけど」
ベルトルト「いやいやいや!アニはバリバリ戦士だから!」
ライナー「一応アニも否定はしてるが……それは間違いないだろうな」
ジャン「そこで!俺はアニをエレンと積極的にくっつけて!アニはミカサからエレンを奪う!」
ベルトルト「いやいや、そんなわけないでしょ。アニは誰も好きにならないし」
ライナー「そして空いたミカサをお前が奪うと。絶対無理だな」
ジャン「現状、これ以外ねぇだろうが!」
ライナー「まあな……」
ジャン「じゃあな」
ベルトルト「よく飽きないね」
ライナー「お前もな」
ベルトルト「!?」
ジャン「考えたんだけどよ」ズズズ
アニ「……」
ジャン「お前、よく格闘で死に急ぎ野郎と組んでるだろ?」
アニ「それで?」モグモグ
ジャン「その時にやってもらいたいことがあってな」モグモグ
アニ「何?」
ジャン「……お前、寝技であいつとくっ付いてる時に」
アニ「……///」カァァァ
ジャン「おいおい……何で赤くなるんだよ……」
アニ「あんたが変なこというから……」
ジャン「そうか。つまり「そういう」つもりはあったんだな?」
アニ「……」コクッ
ジャン「お前とあいつが密着してる間に胸当ててみろ」
アニ「そそそんなことできるわけないでしょ!?」アタフタ
ジャン「あんだけ密着してるんだぜ?お前の体が案外柔らかくてドキドキしたことぐらいあるだろ」
アニ「とっ、とにかく無理だから!!」ズズズズズ
ジャン「ニヤけた顔を隠すなよ」モグモグ
アニ「はぁ……」コトッ
ジャン「まあ、こうやって仲良く喋っててあいつが嫉妬してくれてたら……」チラッ
エレン「モグ、モグ、モグ、モグ」
アルミン「………」モグモグ
ミカサ「エレン、仏頂面で食べるのはやめて」
ジャン「嬉しいんだけどな」
アニ「私がその……む、胸を当ててあんただけ得するわけじゃないでしょ?」
ジャン「だから言ってるだろ?俺は作戦立案、及びサポート役で、お前は実行部隊だ」
アニ「ハァ……なにそれ」
ジャン「俺はエレンを事あるごとにお前の方に差し向ける役だな」
アニ「しっかり頼むよ?」
ジャン「後はお前の頑張り次第だな。もしくはエレンの性欲がもっとあればな…」
アニ「………」
アニ「解った。じゃあね」ガタッ
ジャン「ん?もう行くのか?」
アニ「これから格闘訓練でしょ?」
ジャン「そうだったな。作戦があったんだった…」ガタッ
ジャン「だからアニ……お前本当に……頼むぞ?」ガシッ
アニ「解った解った。近いから離れて」
ジャン「……じゃあな」ツカツカ
アニ「……あのぐらい近い方がいいのかな?」
ジャン「おいエレン」タッタッタ
エレン「なんだ?お前が話しかけてくるのは珍しいな」
ジャン「俺はいつかお前に勝ってやる!覚悟しとけよ!」
エレン「なんだ?挑戦状か?」
ジャン「おう!じゃあな!」
エレン「せいぜい頑張れジャン!俺も負けねぇからな!!」
エレン「と、いうわけだからアニ!よろしくな!」
アニ「一々言わなくていいから……かかってきな」
ジャン「おお、やってるやってる」
ユミル「誰見てんだ?」
ジャン「いや~、面白れーぞ?」
ユミル「だから誰が?」
ジャン「エレンとアニ」スッ
ジャン「ちょろいなーあいつ……」
ユミル「ん……」チラッ
エレン「お、おい!降参だって!っていうか……当たってんだよ!!」ジタバタ
アニ「何が?」
エレン「さっきから肩に……」
アニ「……」
エレン「アゴが刺さってんだよ!!」
アニ「」
ジャン「フフw」
ユミル「おいww笑ってやるなよww」
ジャン「な?面白れぇだろ?」
ユミル「おいw教官が来たからちゃんとやるぞ!……フフw」
ジャン「……こう言っちゃなんだがアニ……また失敗か?」
アニ「ぐぬぬ……仕方ないでしょ?あまりにもあいつがバカなせいで……」
ジャン「どうする?もう告白しちまうか?」
アニ「でも……」
ジャン「不安だよな……俺も好きだぜ!仲間としてな!とか平気で言いそうだ」
アニ「やめてよ……なんかリアルだから」
ジャン「これで変な色仕掛けは効かねぇって解った。なら直球勝負だろうが」
アニ「……」
ジャン「次は上手くやってくれるんだよな?」
アニ「それは……あいつ次第だから」 おわり
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