チューーー


結衣「お、おい、長いぞ」

京子「これくらいかな？」ﾊﾟｯ

結衣「今日のキスはいつもより長かったな」

京子「だって、今日から」

「消費税が8%になったから」

京子「だから消費税が上がった分、キスの時間も長くしたんだよ」

結衣「上がったのは3%分だろ。今のキスは長過ぎだぞ」

結衣「本当は3%分のキスが出来なかっただけだろ」

京子「」ｷﾞｸｯ

京子「わ、私の中ではさらに大増税したんだよ！」

結衣「勝手に大増税するな！」

結衣「いいか、3%分のキスというのは…」

京子「ゆ、結衣…」

チュッ


結衣「これが普通のキス」

結衣「そして増税分のキスは…」


ピトッ


京子「それ、キスじゃなくてただ唇を触れただけじゃん！」

結衣「これが3%分だよ」

京子「何か物足りないな」

結衣「でも、例え3%上がったとしても、庶民には大打撃なんだよ」

結衣「我が家の家計だってさらに苦しくなるし…」

結衣「京子のラムレーズンを買うのにもさらにお金が掛かるようになったし…」

京子「…」

京子「じゃあ、3%分は…」

チュッ


京子「これが通常のキス」

京子「そして3%分は…」


はむっ


結衣「あ、甘噛み！」////

京子「おー、やっぱ効いてる、効いてる」

京子「キスじゃなくて軽い甘噛みが増税分だと思ったからやってみた」

京子「本格的な甘噛みだと3%以上になるから、軽い甘噛みにしたんだ」

京子「という訳で今日から…」


チュッ


京子「！」

はむっ


京子「////」

結衣「早速実践してやったぞ」

結衣「京子の耳、柔らかくて気持ち良かったな」

京子「ゆ、結衣の耳だって気持ち良かったぞ」

京子「結衣が実践したという事は今日からこれでいいんだね」

結衣「うん、いいよ」

京子「あっ、もうこんな時間だ」

結衣「そろそろ寝ないとな」

京子「ねぇ、結衣、寝る前にもう1回やろう！」

結衣「うん、いいよ」

京子「結衣…」