小鳥「バック・トゥ・ザ・ピヨちゃん PARTⅡ」 (139)
SUNDAY
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5.21.2012
『小鳥ちゃん! すごいよ!』
『感動したよ、ピヨちゃん!』
『聞こえる? この歓声。全部あなたへのものなのよ』
『すごく綺麗な歌声だなぁ。それにとっても懐かしい……なんだか、ずうっと昔から知ってるような』
『すばらしいステージでしたよ、小鳥』
『すごかったの!』 『やるじゃない、アンタ』
『えっへん! どう? うちの娘もなかなかやるでしょう!』
『最高だよ、小鳥。さすが765プロのアイドル』
『俺たちの子だ』
チュン…チュン…
チュン…チュン…
「……すぅ……すぅ……」
「……すぅ……すぅ……」
「…………ふぁぁ……よくねた……」
「…………また朝かぁ」
「お父さん? お母さん?」
「二人とももうお仕事か……」
「そういえばオーディションに合格したのが嬉しくて忘れてたけど、大変なことがあって1日2日しか経ってないのよね……」
「せっかくだし、久しぶりの町並みをじっくり味わいながら散歩してからレッスンに行こうかしら?」
──────
「……よし。玄関の鍵を閉めて……と」カチャカチャ
「……この辺も30年でずいぶん変わったんだ」
「…………」
「いってきまーす……」
バシッ!バチィッ!!
バシッ!!バシッバシッ!!
「…………?」
バシッ!!!
シュバァァァァァァアアアン!!!
「…………!?」
キキィイィイッ……!!
「まさか……」
ガチャッ
ウィイィンプシュウゥ…
高木「小鳥君!」
小鳥「高木社長!」
高木「今すぐ一緒に来てくれ!」
小鳥「……なんですって!?」
高木「ええと、ゴミ箱ゴミ箱……」
小鳥「い、行くってどこに!? それにそのヘンテコな格好!!」
高木「未来へ戻るのだよ!」
高木「ふむ、これくらいでいいかな……」ゴソゴソ
小鳥「その生ゴミは? 一体どうするんです」
高木「燃料にする!」
ガチッ
プシューッ…
パカッ
高木「これとこれとこれと全部……さあさあ急いで! 乗った乗った」ポイポイ
小鳥「ま、待ってくださいよ社長。冗談ですよね?」
小鳥「だって私戻ってきたばっかりで……今日だってこれからレッスンなんですよ?」
高木「レッスンか……アイドルらしいね……」
小鳥「一体どういうことなんです? 30年後の世界に行ったんですよね?」
高木「ああ。そして少々厄介なものを見つけてしまった……君の未来に関係していることだ」
小鳥「一体何が……まさか30年後の私に問題が?! もしかして……結婚できず独身、とか……」
高木「……いやいやいや! それは問題ない。君はふさわしい相手を見つけきちんと結婚し子供もいる」
小鳥「うそッ!?」
高木「だが問題はその君の子供なんだ」
小鳥「子供?」
高木「ああ。そして君の家族と、その子が活躍する未来のアイドル業界……」
小鳥「アイドル業界って……」
高木「小鳥君。大変なことが起ころうとしているんだよ……! 急いで止めないといけない」
小鳥「……一体何があるんです!!」
高木「とにかく乗りたまえ」
ブロロロロロ……
キキィイッ
高木「行き先は……よし」ポパピプペ
小鳥「停まってる車で道がいっぱいですよ? これじゃ123kmまで加速できませんけど……」
高木「道? これから行くところではそんなもの……要らんのだよ」ガコンッ
ウィイィィィイイン
シュゴオオォオォォオォ……
小鳥「!? と、飛んだ……!?」
高木「しっかりつかまっているんだよ」グンッ
ゴオオォォォオォ……
─ 110km/h ─
─ 120km/h ─
─ 123km/h ─
黒井「小鳥ちゃぁん。小鳥ちゃん……おはよーぉ。迎えに来たよぉ」
黒井「社長の……お父さんの言いつけどおり、レッスンに間に合うように手配してるからねぇ」
黒井「小鳥ちゃん、どこかな? …………んぁ?」
黒井「!!??」
シュゴオオォオオオォォオォォオ……
黒井「…………空飛ぶデロリアン……?」
キィイィイィイン……
バチッ!!バシィッ!!
バシッ!!
シュバアアァァアァアァン!!!!
黒井「…………」
黒井「……一体何がどうなっとるんだ」
─ MAY 21 2012 09 19 ─
─ ≡≡ ≡ ≡≡ ≡ ≡ ─
─ OCT 21 2042 07 28 ─
バシッ! バシッ!!
シュバアァァァアァァアン!!
小鳥「わっ……」
高木「おっといかん、反対車線だ!」
パアァアァアアン!!
小鳥「うわあぁっ!? 前! 前!!」
高木「ふんっ!」グインッ
小鳥「ぎゃあぁっ!?」ゴツンッ
プップー!!
キイィィイイィン…
高木「ふぅ……間一髪」
小鳥「ぅぅぅぅ……いったぁい……」
高木「雨が強いな」カチッ
ウィーンコウィーンコ…
ウィーンコウィーンコ…
小鳥「……今の何です!?」
高木「タクシーだよ」
小鳥「タクシー? 私たち空飛んでるんですよね!?」
高木「そのとおり」
小鳥「社長……どうするつもりなんです? ここはどこで、今いつなんですか?」
高木「目下、谷が丘町へ降りる道へ向かっている」
M D Y H M
OCT 21 2042 07 28
DESTINATION TIME
OCT 21 2042 07 29
PRESENT TIME
MAY 21 2012 09 19
LAST TIME DEPARTED
高木「時間は午前7時29分。10月21日火曜日、2042年のな」
小鳥「2042年!?」
高木「そうとも」
小鳥「すごい……社長、それでこれから何を?」
高木「……さっきから気になっとったんだが」
小鳥「?」
高木「なぜ私を社長と呼ぶんだ?765プロの社長は君の父さんだぞ」
小鳥「あれっ……あ、ああ。そうでした」
高木「今の私は会長だ。まあ名ばかりのもので、仕事はほとんど彼に任せているがね」
小鳥「……そういえば昨日お父さんがさらっと言ってたっけ」
高木「おっと、そろそろ出口だ」
小鳥「……でも、私にとって社長は高木社長だしなぁ……」
高木「もうすぐ着く。降りる準備をしておいてくれたまえ」グインッ
小鳥「は、はいうわっ!?」ゴンッ
キイイィィイィイン……
小鳥「すごい……社長、それでこれから何を?」
高木「……さっきから気になっとったんだが」
小鳥「?」
高木「なぜ私を社長と呼ぶんだ?765プロの社長は君の父さんだぞ」
小鳥「あれっ……あ、ああ。そうでした」
高木「今の私は会長だ。まあ名ばかりのもので、仕事はほとんど彼に任せているがね」
小鳥「……そういえば昨日お父さんがさらっと言ってたっけ」
高木「おっと、そろそろ出口だ」
小鳥「……でも、私にとって社長は高木社長だしなぁ……」
高木「もうすぐ着く。降りる準備をしておいてくれたまえ」グインッ
小鳥「は、はいうわっ!?」ゴンッ
キイイィィイィイン……
小鳥「すごい……社長、それでこれから何を?」
高木「……さっきから気になっとったんだが」
小鳥「?」
高木「なぜ私を社長と呼ぶんだ?765プロの社長は君の父さんだぞ」
小鳥「あれっ……あ、ああ。そうでした」
高木「今の私は会長だ。まあ名ばかりのもので、仕事はほとんど彼に任せているがね」
小鳥「……そういえば昨日お父さんがさらっと言ってたっけ」
高木「おっと、そろそろ出口だ」
小鳥「……でも、私にとって社長は高木社長だしなぁ……」
高木「もうすぐ着く。降りる準備をしておいてくれたまえ」グインッ
小鳥「は、はいうわっ!?」ゴンッ
キイイィィイィイン……
──────
シュゴオオォオォオォォ……
ウィイィン
ゴオォォォ……
ギャッ
ガタンッ
小鳥「おっ……と」ガクン
高木「よし、着地したよ。この裏路地なら見つからん」
小鳥「……よっと」ガチャッ
ウィーンプシュウゥ…
高木「まず服を着替えてもらいたい」
ザアアァアァァアアアァアア……
小鳥「こ、ここで? こんなひどい雨の中で?」
高木「……じゃあ、あと5秒待つんだ」チラッ
ザアアァアアアァアァァア……
ザアアァアァァアアアァアアア……
ザアアァアアアアアァアァアア……
ピチョン……ピチャ……
高木「うむ。時間通り」
小鳥「やんだ……」
高木「……じゃあ、あと5秒待つんだ」チラッ
ザアアァアアアァアァァア……
ザアアァアァァアアアァアアア……
ザアアァアアアアアァアァアア……
ピチョン……ピチャ……
高木「うむ。時間通り」
小鳥「やんだ……」
高木「すばらしい……流行情報の予想も天気予報と同じくらい正確ならいいのになぁ」
小鳥「…………」
高木「あとは郵便物も時間ぴったりに届けられたら、とてもすばらしいとは思わないか?」
小鳥「……はぁ」
高木「あぁそれと、だまして悪かったがね」グッ
小鳥「?」
高木「実は顔にマスクをしておいた。私だということがわからんと思ってな」ベリベリ…
小鳥「!!??」
高木「若返りのクリニックへ行ってオーバーホールしてもらったんだよ」ベリベリ…
高木「しわを少しばかり取ってもらって、血液も入れ替えた」ペリペリ…
小鳥「……!?」
高木「寿命が30年ばかり延びたかな……あぁ、脾臓と大腸も交換したよ」ベリリッ
高木「どうも!」スッキリ
小鳥「……若返りましたね」
高木「ははは。君も私が作ったヘンテコな薬なんぞに頼らず、こっちで10年戻してもらったらよかったかね」
小鳥「自分で作ったのにヘンテコとか言わないでください!」
高木「堅いことを言うな。……さて……」ゴソゴソ
小鳥「…………」
小鳥「……ここが未来……信じられないわ……」
小鳥「あの、いろいろ見物していったほうがいいですか?」
高木「こらこらこら他の日にやりたまえ、今はそんな暇はないんだ!」
小鳥「ねえ社長、私の未来はどうなってるんですか? トップアイドルになれたんですかね?」
小鳥「旦那さんはかっこいいですか? 子供は何人? ねえ!」
高木「小鳥君、自分の運命なんて知らないほうがいいんだよ」
小鳥「そうですね……えへ、えへへひ……」
小鳥「でも、トップアイドルになってました?」ニヤニヤ
高木「いいから早く着替えなさい、私はあっちへ行ってるから。さあこの衣装を着て、その上にこのジャケットを」スッ
小鳥「衣装? ステージ用の? どうして」
高木「今は黙って従ってくれ!」
小鳥「……むぅ……」ゴソゴソ
高木「私には、やらなきゃならん使命がある!」ダッ
小鳥「あっ、社長!?」
高木「……はっ、はっ……」タッタッタッ
高木「…………そろそろ来るころだが……確かあの通りの向こうに……」コソコソ
高木「!! よし、いたぞ……!」
「……うぅ、緊張するぅ……私なんかが勝てっこないよ、グスッ……」
「……ぷ、プロデューサーさんに着いて来てもらえるように頼めないかなぁ……電話してみよう……」
高木「まさしく予定通りだ……!」
小鳥「……何この衣装。変なの……ビジュアルアピール用かしら」ゴソゴソ
小鳥「わっ、なんかふわふわしたのが飛び回ってる……?」
小鳥「…………ホログラムだわ」
バサッ
シュルシュル…
小鳥「……何これ」
小鳥「ぶかぶかじゃない」プラーン
高木「はっ、ほっ、はっ……終わったかね」タッタッタッ
小鳥「社長、これ大きすぎます」
高木「あぁそれか、胸の上の辺りにあるボタンを押しなさい」
小鳥「これ?」ポチッ
バシュン!!
小鳥「あぐっ……うわ、ぴったり! というか……」
小鳥「ぴっちり……社長、これ体のライン出すぎてませんか?」
高木「未来ではそういう、シルエットがくっきりした服装が”ナウい”らしい」
小鳥「”ナウい”って……で、でもちょっとはずかしいかも……」
高木「だから上にジャケットを着ろと言ったろう」バサッ
小鳥「あ、ありがとうございます……」
高木「……よし完璧だ。君の娘とまさに瓜二つ」
小鳥「なんですって?」
ピピピッ ピピピッ
高木「そろそろ時間だ。我々も動き始めないとな」
小鳥「どうするんですか?」
高木「いいかね小鳥君。今から2分経ったら……」
高木「この先の角を曲がり、通りを東に抜けて放送局へ向かいたまえ」
小鳥「ほ、放送局?」
高木「ああ。そこでは今日、IUの3次予選が行われる予定だ」
小鳥「あ、アイドルアルティメイト!? それってとっても有名な、あのオーディショントーナメント……?」
高木「そうだ。そこで765プロ所属アイドル、『滝田樹里』として楽屋入りする」
小鳥「滝田……?」
高木「君の娘の芸名だ」
小鳥「ま、待ってください!! じゃあ私、今から……自分の娘の代わりにオーディションを受けろと……!?」
高木「落ち着くんだ、話にはまだ続きがある」
小鳥「は、はい……」
高木「君が出演者控えスペースで待っているとだね、そこに西園寺プロの黒井という男が現れるはずだ。彼を待て」
小鳥「わかりました。……黒井!?」
高木「偶然だとも思ったが、どうやら君と私が良く知っている黒井の親類らしい」
小鳥「……そうなんですか……」
高木「そうだ。奴は君に、いや君の娘に対し前々から西園寺への移籍についてちらつかせていたようでな」
高木「ついでにこう誘ってくる。『今日出演するライバルに下剤を仕込め。そうすれば勝てる』と」
小鳥「なんでそんなことを!?」
高木「長い間ひそかに彼女に取り入って、いい顔をしつつ自分を信用させていたんだよ」
小鳥「…………」
高木「そして黒井をすっかり信じきっている彼女は奴の『勝利へのアドバイス』に心が揺れてしまう」
高木「それが黒井の狙いだ」
小鳥「そ、そんなズルはダメですよ……」
高木「『乗るのか、乗らんのか』と聞いてくるはずだ。そしたら『降りる』と答えなさい」
小鳥「はい」
高木「いくら誘われても『NO!』『興味はない』と言うんだ!」
小鳥「はい!」
高木「そのあと本番までに君と娘さんをすり替え、本人にオーディション出演させれば全て上手く行く」
小鳥「了解です!」
高木「それ以外は口を利くな。何にも触るな、何にもするな。誰とも関わってはいけない」
小鳥「でも、どうして? 私の子供に関係があるって言ってましたよね……」
高木「そうだとも。 君の娘の末路を見てみろ!!」バッ
小鳥「……新聞?」
[2042年 10月22日]
[一面:IUで不正行為 傷害で逮捕]
[他出場者に下剤盛る]
小鳥「……写真が動いてる……?」
高木「厚さ0.01ミリの使い捨て液晶画面入り芸能新聞だ。見出しに大きく載っているだろう」
小鳥「この真ん中で連れて行かれてるのが……本当に私にそっくりだわ」
高木「そう、君の娘だ。黒井に嵌められるのだよ……」
小鳥「ちょっと見せてください」ペラッ
高木「薬も飲みすぎれば毒になる。体に異常を訴え病院で検査を受けた子さえいた」
小鳥「……765プロダクション所属滝田樹里さん」
小鳥「本名……インクが滲んで読めない……なんとかは調べに対し容疑を全て認め……」
小鳥「……今年度IU出場権の剥奪と、6年の活動謹慎処分……長すぎませんか!?」
高木「情報社会が発達しすぎたせいでこうした裏事情が完全に透明化されたからね」
高木「業界の評判を落とすような行為には非常に重い罰が下されるようになったというわけだ」
小鳥「……6年……」
高木「こうなっては君の娘に芸能界での居場所はない。事実上の業界追放だ」
高木「さらに彼女の両親。つまり君と旦那さんだ……その二人も業界人として仕事をしていたが、噂が噂を呼び次第に肩身が狭くなっていく」
高木「君はそのまま退職。そしてこの3週間後、家族への中傷に耐えかねた父親がネット配信中に評論家を17発殴ってしまい実刑判決を受ける!」
小鳥「…………」
高木「分かるだろう? 文字通りアイドル一家だった君らは、今日のIU予選におけるこの事件がきっかけで……」
高木「業界での地位も、職も! 夢も! 全てめちゃくちゃにされる」
高木「いいかね。この出来事は、君の家族を破滅に導く連鎖反応の引き金になるんだ」
小鳥「……こ、この日付は? これ明日の新聞じゃないですか」
高木「その通り。このあとどんなことが起こるのか先に行って見てきたんだよ」
高木「そこから逆算したらこうなった。だからその出来事が起こるのを防ぐためにここへやってきた」
ピピピッ ピピピッ
小鳥「ん?」
高木「いかん! 遅くなった」ダッ
小鳥「ま、待ってください! どこに行くんですか?」
高木「君の娘を捕まえて君が彼女に成りすませ! いいか、場所は通りの東の放送局。黒井にはノーと言うんだ!」
小鳥「わ、分かりました……」
高木「私は後で向かう! やるべきことを済ませたら入り口の前で待っているよ ……気をつけたまえ、小鳥君」
小鳥「はい?」
高木「黒井という男は……なかなか手ごわいぞ」
放送局内楽屋
樹里「うぅ~緊張してきた~」
ガチャ
小鳥「あなたが樹里ちゃんね。うわ~私そっくり」
樹里「だ、誰ですか!?」
小鳥「しー、いいからそこのクローゼットにちょっと隠れてて」
コンコン
黒井「樹里ちゃん、少し失礼するよ」
小鳥「あ、どうも黒井さん。(こっちも黒井社長そっくり)」
黒井「樹里ちゃんに勝つためのいいアドバイスを教えてやろう。この薬を他の出演者の飲み物に盛るんだ」
小鳥「黒井しゃち、黒井さんそれは遠慮しておきます。お言葉ですが私はそんなずるじゃなくて実力で勝負したいので」
黒井「な、何だとこの小娘がっ。私がこれまでどれだけ君のために力を注いだと思ってるんだっ!」
ガシッ
小鳥「きゃあ!」
ドタドタドタ ガチャ!!
警備員「貴様!何をやっている!」
黒井(チッ、邪魔が入ったか)
警備員「貴様を傷害の容疑で現行犯逮捕する!」
黒井「なっこっこれはレッスンだ!決して暴力とかではない!」
警備員「理由は署で聞く!」
黒井「くそっ、樹里!覚えておけ!後悔しても知らないぞ!」
キーガチャン
小鳥「樹里ちゃん、もう出てきても大丈夫よ」
ガチャガチャ
樹里「あ、ありがとうございました!」
小鳥「それじゃあオーディション頑張ってね!」
キーガチャ
樹里「あの人どこかで見たことある気が...」
アンティークショップ
小鳥「何かしらこれ?」
『2012年~2042年 スポーツ年鑑』
小鳥「スポーツ年鑑?はっ、2012年に帰ってからこれの通りにお金を賭けたら大もうけできるんじゃ...」
ラッシャッセー
小鳥「ふふっ、買っちゃった♪」
ブロロロロ
小鳥「あっ、社長~」
高木「ああ、小鳥君。どうだったかい?しっかり断ったかい?」
小鳥「はい!ちゃーんと断ってきましたよ」
高木「それよりあの人だかりは一体何があったのだね?」
小鳥「私にもよく分かりません」
小鳥「ああっ、それより新聞の記事が変わってます!!」
[2042年 10月22日]
[一面:アイドルに暴行 傷害で逮捕]
[他出場者に下剤を盛るように強制]
高木「なんと!写真は黒井じゃないか!」
小鳥「ああ、さっきの楽屋で腕をガッと掴まれたんです」
高木「腕は大丈夫なのかい?」
小鳥「はい。まだちょっとピリピリしますけど大丈夫です」
高木「なら安心した」
ガサッ
高木「この本は?」
小鳥「ああ、それ
高木「スポーツ年鑑だと?」
高木「小鳥君この本で何をしようとしてたのだい?」
小鳥「いえ、ちょっとお小遣いを稼げれたらなーって」のヮの
高木「いいかね小鳥君、このタイムマシンはそうやってお金を稼ぐために造ったんじゃない!人類の進化などを見るために 造ったんだ!そもそもタイムマシンなんて厄介なものを造らなかったらよかったんだ!次は何について調べよう?そう だ女性だ!」
>>50
すまんミスった
[2042年 10月22日]
[一面:アイドルに暴行 傷害で逮捕]
[他出場者に下剤を盛るように強制]
高木「なんと!写真は黒井じゃないか!」
小鳥「ああ、さっきの楽屋で腕をガッと掴まれたんです」
高木「腕は大丈夫なのかい?」
小鳥「はい。まだちょっとピリピリしますけど大丈夫です」
高木「なら安心した」
ガサッ
高木「この本は?」
小鳥「ああ、それ
高木「スポーツ年鑑だと?」
高木「小鳥君この本で何をしようとしてたのだい?」
小鳥「いえ、ちょっとお小遣いを稼げれたらなーって」のヮの
高木「いいかね小鳥君、このタイムマシンはそうやってお金を稼ぐために造ったんじゃない!人類の進化などを見るために造ったんだ!そもそもタイムマシンなんて厄介なものを造らなかったらよかったんだ!次は何について調べよう?そうだ女性だ!」
オンボロVAIOなんかにしなかったらと思う今日この頃
昼飯作るからちょっと待っててね
パソコンバグってやがるwwwwww
おすすめのパソコンって何?
高木「こんなもの一刻も早く捨てなければ!」
小鳥「ああ、そんなもったいない!」
ポイッ
高木「さあ、早く帰ろう!」
ゴオォォォ……
ウィイィン
シュゴオオォオォオォォ……
キィィ ガチャ
黒井「あの空飛ぶデロリアン、この前見たのは30年前だな。高木のヤツまさかタイムマシンを造っていたとはな」
黒井「ヘイタクシー。前の車を追ってくれ」
キイイィィイィイン……
高木「そうだ、君の着ている衣装を765プロに返さなければいけないな…」
小鳥「どうしたんですか?」
高木「タクシーに付けられている気が…いや、気のせいか…」
高木「もうすぐ着く。降りる準備をしておいてくれたまえ」グインッ
小鳥「は、はいうわっ!?」ゴンッ
キイイィィイィイン……
──────
シュゴオオォオォオォォ……
ウィイィン
ゴオォォォ……
ギャッ
ガタンッ
小鳥「おっ……と」ガクン
高木「さあ、早く返しに行こう」
──────
運転手「ほら、着いたよ」
黒井「ウィ、ありがとう」
黒井「これを使えば961プロだってもう一度!」
M D Y H M
OCT 21 1982 07 28
DESTINATION TIME
OCT 21 2042 08 41
PRESENT TIME
MAY 21 2012 09 19
LAST TIME DEPARTED
シュゴオオォオオオォォオォォオ……
キィイィイィイン……
バチッ!!バシィッ!!
バシッ!!
シュバアアァァアァアァン!!!!
バシッ!バチィッ!!
バシッ!!バシッバシッ!!
バシッ!!!
シュバァァァァァァアアアン!!!
キキィイィイッ……!!
ガチャッ
ウィイィンプシュウゥ…
黒井「くっ、あっ、ふぅっ、ぐあっ、くそ、二度と乗るかこんなクルマ!」
ガキッ!
黒井「ぐあっ!ハァハァ」
タッタッタッタッ
高木「ようやくこれで帰れるな」
小鳥「そうですね、社長」
高木「んっ?」
小鳥「どうかしましたか?」
高木「いや、こんなところに停めたかなと思ってな」
小鳥「社長もボケてき(ry
高木「ダメ、それ以上言ってはいけない」
バシッ!バチィッ!!
バシッ!!バシッバシッ!!
バシッ!!!
シュバァァァァァァアアアン!!!
小鳥「戻ってきましたね」
高木「ああ」
キキィイィイッ……!!
ガチャッ
ウィイィンプシュウゥ…
高木「では、また明日小鳥君」
小鳥「はい、社長。おやすみなさい」
高木「ああ、おやすみ」
タッタッタッタッ
ガチャガチャ
小鳥「あれ?こんなところに鍵なんてあったかしら?」
小鳥「窓から入りましょ」
ギィィ ガチャン
子供「うわーーーっっ!!!」
小鳥「うわーーーっっ!!!」
ガチャ
父「誰や!お前!!」
ガシャーン
小鳥「あぶなっ!」
子供「パパ!やっつけて!!」
ドンガラガッシャーン
父「不動産屋に言うとけ!この土地売る気なんてさらさら無いわ!!」
タッタッタッタッ
小鳥「新聞は!?」
2012年5月21日
小鳥「そ、そんなウソでしょ!!」
小鳥「そうだ!765プロなら!!」
タッタッタッタッ
小鳥「9、961プロになってる…」
小鳥「夢なら早く醒めてよっ!!」
高木「残念ながら夢じゃないんだよ…」
ゴロゴロゴロ ピッシャッッーーーンッ
しまった!!ホバーボードのこと忘れてた!!
まあドk、社長が後々渡すってことにしよう
高木「小鳥君ちょっと家まで来てくれないか」
小鳥「はい、わかりました」
ガチャ バタンッ
高木「よし、説明しよう」
1982 2012
────────○───────────────○───
\
PAST \ FUTURE
\____________○______
高木「この写真を見たまえ」
ガサガサ
[961プロダクション IAを制覇!!]
高木「ほら、腰のところをよーく見たまえ」
小鳥「あー!」
高木「な、年鑑があるだろ?」
小鳥「よくも私のアイデアを…」
高木「いや、問題はそこじゃないんだが…」
>>65
またミスった
高木「小鳥君ちょっと家まで来てくれないか」
小鳥「はい、わかりました」
ガチャ バタンッ
高木「よし、説明しよう」
1982 2012
────────○───────────────○───
\
PAST \ FUTURE
\____________○______
高木「この写真を見たまえ」
ガサガサ
[961プロダクション IAを制覇!!]
高木「ほら、腰のところをよーく見たまえ」
小鳥「あー!」
高木「な、年鑑があるだろ?」
小鳥「よくも私のアイデアを…」
高木「いや、問題はそこじゃないんだが…」
高木「小鳥君ちょっと家まで来てくれないか」
小鳥「はい、わかりました」
ガチャ バタンッ
高木「よし、説明しよう」
1982 2012
────────○───────────────○───
\
PAST \ FUTURE
\____________○___
高木「この写真を見たまえ」
ガサガサ
[961プロダクション IAを制覇!!]
高木「ほら、腰のところをよーく見たまえ」
小鳥「あー!」
高木「な、年鑑があるだろ?」
小鳥「よくも私のアイデアを…」
高木「いや、問題はそこじゃないんだが…」
高木「小鳥君ちょっと家まで来てくれないか」
小鳥「はい、わかりました」
ガチャ バタンッ
高木「よし、説明しよう」
1982 2012
────────○───────────────○───
\
PAST \ FUTURE
\____________○___
高木「この写真を見たまえ」
ガサガサ
[961プロダクション IAを制覇!!]
高木「ほら、腰のところをよーく見たまえ」
小鳥「あー!」
高木「な、年鑑があるだろ?」
小鳥「よくも私のアイデアを…」
高木「いや、問題はそこじゃないんだが…」
もう諦めた……
高木「小鳥君ちょっと家まで来てくれないか」
小鳥「はい、わかりました」
ガチャ バタンッ
高木「よし、説明しよう」
1982 2012
─────○─────○──
PAST \ FUTURE
\___○__
高木「この写真を見たまえ」
ガサガサ
[961プロダクション IAを制覇!!]
高木「ほら、腰のところをよーく見たまえ」
小鳥「あー!」
高木「な、年鑑があるだろ?」
小鳥「よくも私のアイデアを…」
高木「いや、問題はそこじゃないんだが…」
高木「小鳥君ちょっと家まで来てくれないか」
小鳥「はい、わかりました」
ガチャ バタンッ
高木「よし、説明しよう」
1982 2012
─────○─────○──
PAST \ FUTURE
\___○__
高木「この写真を見たまえ」
ガサガサ
[961プロダクション IAを制覇!!]
高木「ほら、腰のところをよーく見たまえ」
小鳥「あー!」
高木「な、年鑑があるだろ?」
小鳥「よくも私のアイデアを…」
高木「いや、問題はそこじゃないんだが…」
高木「小鳥君ちょっと家まで来てくれないか」
小鳥「はい、わかりました」
ガチャ バタンッ
高木「よし、説明しよう」
1982 2012
─────○─────○──
PAST \ FUTURE
\___○__
高木「この写真を見たまえ」
ガサガサ
[961プロダクション IAを制覇!!]
高木「ほら、腰のところをよーく見たまえ」
小鳥「あー!」
高木「な、年鑑があるだろ?」
小鳥「よくも私のアイデアを…」
高木「いや、問題はそこじゃないんだが…」
高木「小鳥君ちょっと家まで来てくれないか」
小鳥「はい、わかりました」
ガチャ バタンッ
高木「よし、説明しよう」
1982 2012
─────○─────○──
PAST \ FUTURE
\___○__
高木「この写真を見たまえ」
ガサガサ
[961プロダクション IAを制覇!!]
高木「ほら、腰のところをよーく見たまえ」
小鳥「あー!」
高木「な、年鑑があるだろ?」
小鳥「よくも私のアイデアを…」
高木「いや、問題はそこじゃないんだが…」
高木「小鳥君ちょっと家まで来てくれないか」
小鳥「はい、わかりました」
ガチャ バタンッ
高木「よし、説明しよう」
1982 2012
─────○─────○──
PAST \ FUTURE
\___○__
高木「この写真を見たまえ」
ガサガサ
[961プロダクション IAを制覇!!]
高木「ほら、腰のところをよーく見たまえ」
小鳥「あー!」
高木「な、年鑑があるだろ?」
小鳥「よくも私のアイデアを…」
高木「いや、問題はそこじゃないんだが…」
こんな感じ?
1982 2012
────────○───────────────○───
\
PAST \ FUTURE
\____________○___
高木「小鳥君ちょっと家まで来てくれないか」
小鳥「はい、わかりました」
ガチャ バタンッ
高木「よし、説明しよう」
1982 2012
─────○─────○──
PAST \ FUTURE
\___○__
高木「この写真を見たまえ」
ガサガサ
[961プロダクション IAを制覇!!]
高木「ほら、腰のところをよーく見たまえ」
小鳥「あー!」
高木「な、年鑑があるだろ?」
小鳥「よくも私のアイデアを…」
高木「いや、問題はそこじゃないんだが…」
>>78
それだっっ!!!
ごめん年の所がまだずれてた
1982 2012
────────○───────────────○───
\
PAST \ FUTURE
\____________○___
高木「とにかくだな、黒井が2042年から年鑑を1942年の若い黒井に渡したことで時空が歪み私たちがいた2012年とは別の2012年が出来てしまったんだ]
小鳥「ど、どうすればいいんですか!?」
高木「簡単なことさ。1942年に行って黒井から年鑑を取り返せばいいのだよ」
小鳥「じゃあ早速出発しましょう」
高木「ああ!」
カチッ キュルルルル ブルゥンブルルルゥゥン
M D Y H M
OCT 21 1982 07 28
DESTINATION TIME
OCT 21 2042 19 12
PRESENT TIME
OCT 21 2042 08 41
LAST TIME DEPARTED
シュゴオオォオオオォォオォォオ……
キィイィイィイン……
バチッ!!バシィッ!!
バシッ!!
シュバアアァァアァアァン!!!!
>>82
ナンデカケルノ?
高木「よし、クルマは私の家に隠しておこう」
小鳥「早く黒井社長を探しましょう!」
高木「まあ待て」
ガチャガチャ パカッ
小鳥「あの…これは…?」
高木「こんな時のために1912年~2112年までの紙幣を全て集めたのだよ」
高木「このトランシーバーで連絡を取り合おう」
小鳥「わかりました、社長!」
高木「目立たん服にするんだぞ!!」
>>90の最後
高木「3000円貸し付けまーす!!」
>>72からやり直す
高木「小鳥君ちょっと家まで来てくれないか」
小鳥「はい、わかりました」
ガチャ バタンッ
高木「よし、説明しよう」
1982 2012
────────○───────────────○───
\
PAST \ FUTURE
\____________○___
高木「この写真を見たまえ」
ガサガサ
[961プロダクション IAを制覇!!]
高木「ほら、腰のところをよーく見たまえ」
小鳥「あー!」
高木「な、年鑑があるだろ?」
小鳥「よくも私のアイデアを…」
高木「いや、問題はそこじゃないんだが…」
高木「とにかくだな、黒井が2042年から年鑑を1942年の若い黒井に渡したことで時空が歪み私たちがいた2012年とは別の2012年が出来てしまったんだ]
小鳥「ど、どうすればいいんですか!?」
高木「簡単なことさ。1942年に行って黒井から年鑑を取り返せばいいのだよ」
小鳥「じゃあ早速出発しましょう」
高木「ああ!」
カチッ キュルルルル ブルゥンブルルルゥゥン
M D Y H M
OCT 21 1982 07 28
DESTINATION TIME
OCT 21 2042 19 12
PRESENT TIME
OCT 21 2042 08 41
LAST TIME DEPARTED
シュゴオオォオオオォォオォォオ……
キィイィイィイン……
バチッ!!バシィッ!!
バシッ!!
シュバアアァァアァアァン!!!!
高木「よし、クルマは私の家に隠しておこう」
小鳥「早く黒井社長を探しましょう!」
高木「まあ待て」
ガチャガチャ パカッ
小鳥「あの…これは…?」
高木「こんな時のために1912年~2112年までの紙幣を全て集めたのだよ」
高木「このトランシーバーで連絡を取り合おう」
小鳥「わかりました、社長!」
高木「目立たん服にするんだぞ!!」
>>95の最後
高木「3000円貸し付けまーす!!」
>>72~92は無かったことでおk?
高木「とにかくだな、黒井が2042年から年鑑を1942年の若い黒井に渡したことで時空が歪み私たちがいた2012年とは別の2012年が出来てしまったんだ]
小鳥「ど、どうすればいいんですか!?」
高木「簡単なことさ。1942年に行って黒井から年鑑を取り返せばいいのだよ」
小鳥「じゃあ早速出発しましょう」
高木「ああ!」
カチッ キュルルルル ブルゥンブルルルゥゥン
M D Y H M
OCT 21 1982 07 28
DESTINATION TIME
NOV 05 1992 14 19
PRESENT TIME
OCT 21 2042 08 41
LAST TIME DEPARTED
シュゴオオォオオオォォオォォオ……
キィイィイィイン……
バチッ!!バシィッ!!
バシッ!!
シュバアアァァアァアァン!!!!
高木「よし、クルマは私の家に隠しておこう」
小鳥「早く黒井社長を探しましょう!」
高木「まあ待て」
ガチャガチャ パカッ
小鳥「あの…これは…?」
高木「こんな時のために1912年~2112年までの紙幣を全て集めたのだよ」
高木「このトランシーバーで連絡を取り合おう」
小鳥「わかりました、社長!」
高木「目立たん服にするんだぞ!!」
>>95の最後
高木「3000円貸し付けまーす!!」
>>100の最後
高木「3000円貸し付けまーす!!」
>>72~98・101は無かった おk?
小鳥「社長、聞こえますか?オーバー」
高木「ああ、問題ない。聞こえるよ。オーバー」
高木(それにしてもまさかこの日付だったか…。時空的な何かが働いているのか?)
小鳥「あっ、社長!黒井社長を見つけましたよ!オーバー」
小鳥「真っ黒の1946年型フォードで何か話しています。オーバー」
小鳥「あっ!今年鑑を渡しましたよ。オーバー」
高木「見つからないようにするんだぞ。オーバー」
小鳥(それなら荷台に隠れて)
ガロロロロ
黒井(若)「なんだ貴様は!人の車に勝手に乗りやがって!!」
黒井(老)「せっかくいい話を持ってきてやったのに」
カチッ キュルルルル ガロロロロゥゥン
黒井(若)「なんで貴様はエンジンをかけられるのだね?これは私にしかかけられないはずだが?」
ついに来たか…
前書いてた人と同じ人だよね?
>>73で繋がったのになんでやり直したんだろ?
教えて[たぬき]?!
ドラえもんはたぬきなんだね
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