エレン「一日が廻り続ける日々」(114)
ある意味TUEEEなエレン。
エレン至上主義です。
……既視感、それは誰にでもあること
「あれ、この景色どっかで…」
「おかしいな、これやったことない筈なのに…」
しかし、それが連続で起き、いつ何時でも『それ』が自分の中にあったら…
人は路から外れ、心を自ずと狂わせるだろう …ただ
その狂気に耐えられる、『強い』人間がもしいたとしたら…
その人間は、『人間』から外れ、いわゆる『超人』となる
その存在こそまさしく、『不可能を可能にする人間』、謂わば『超人』と言えるだろう…
845年、シガンシナ
…また、おれは目を覚ました、……ような気がする。
別に二度寝三度寝をしたわけじゃない。
ただ目を覚ましただけだ。
いつもと同じように。
…けど、その日だけが違った。
まずベッドから降りる。
当然だ、調子でも悪くない限り必ずする行動だ。
左足から床に降ろして、次に右足をつく。
ベッドから立ち上がり、自分の部屋を出る。
次に、ミカサが居るであろう階段を向く。 ・・・・・・・・・・
…今、おれは何を思った?
『ミカサが居るであろう階段』? 何をワケわからないこと考えているんだ?
ミカサがおれを起こしに来るのは毎朝のことだ。それはまだ予想がつく。
ただ、何故、『ミカサが階段にいる』と思った?
今日はたまたまおれがミカサに起こされる前に起きただけだ。
ミカサが、おれが起きてこないから部屋に入って起こしに来る、なんてのも普通に有り得る。
なのに、おれは今、ミカサが階段に居ると確信した。
……何故だ?
…ミカサが不思議そうな顔をしてる。当然だ。おれがずっと黙っているからだろう。
エレン「…」
ミカサ「…」
エレミカ「「エレン、どうしたの? ずっと黙ってて…」」
ミカサ「…え? 今、エレン、何で……」
エレン「…さぁ」
何故、今おまえが言うことが判ったかって?
そんなの決まってるだろ。
おまえがそう言うと思ったからさ、ミカサ。
おれは階段を降り、ミカサの隣を過ぎる時に声をかける。
エレン「おはよう、ミカサ」
そうしたらすぐにミカサは我に返り、おれを追いかけてくるだろう。
…ほら、追いかけてきた。
…この後、ミカサは父さんと母さんに
『エレンがおかしくなった』と言う。
…これは、わかるわからない以前の問題で、ミカサの性格上当然だ。
直ぐ様父さんと母さんはおれに問いを投げ掛ける。
…そうだ、これでいい。
・・・・・
カルラ「エレン、どうかしたの?」
グリシャ「何かあったのか、エレン」
エレン「……父さん」
グリシャ「ん?」
エレン「今日は、内側に診察に行くんだったよな?」
グリシャ「あぁ、そうだが…」
ミカサ「エレン…?」
エレン「…今日は、家に居てくれないか?」
ミカサ「!?」
カルラ「なっ… 何を言ってるのエレン!!父さんは仕事に行くのよ!?」
グリシャ「……理由は?」
エレン「…たまには」
グリシャ「?」
エレン「…たまには母さんと一緒にゆっくりしていて欲しいんだ」
グリシャ「!」
カルラ「え…」
ミカサ「……?」
カルラ「エレン… 気持ちは嬉しいけど、それは…」
グリシャ「…わかった」
カルラ「あなた!?」
グリシャ「診察先には、断りの報を入れておこう どうしても予定がつかなくなった、と」
エレン「…ありがとう、父さん」
グリシャ「カルラ、今日は共にゆっくりしよう」
カルラ「……ありがとう、あなた、エレン」
エレン「…ミカサ」
ミカサ「…何? エレン」
エレン「またアルミンのところに行こう」
ミカサ「…うん」
ミカサ「…」
ミカサ(エレン、昨日までとは全く雰囲気が違う)
ミカサ(…一体、どうしたというのだろう)
ミカサ「……というわけなの」
ミカサ「アルミン」
アルミン「…それで、エレンを1人置いてきぼりにして、早くぼくに話をしに来たってわけかい?」
ミカサ「……」
アルミン「うーん、実際にエレンを見ないとわからないんだけど…」
アルミン「…そんなに違う?」
ミカサ「うん エレンを四六時中見てるわたしが言うのだから間違いない」
アルミン「…うーん」
アルミン「…昨日と、違うんだよね?」
ミカサ「……うん」
アルミン「…昨日、それか今日の朝、エレンに何かあった?」
ミカサ「……思い付かない」
アルミン「…じゃあミカサが見てないところで、か」
ミカサ「わたしがエレンを見てない時なんてない アルミン、何言ってるの?」
アルミン「ちょっと静かにしてて」
ミカサ「アルミンがそんな心にないことを言うなんて… いつからグレてしまったの?」
アルミン「心からの言葉だったんだけど」
ミカサ「…わたしはアルミンをそんな風に育てた覚えはない」
アルミン「…話が進まないなコレ」
…エレンが、ね
あんなに純粋(?)なエレンが変わった、か……
…雰囲気が変わったらしいのも気になるけど、もうひとつ気になることがある
ミカサの言葉を、同じタイミングで一字一句違わずに言った?………なにそれ
…有り得ない話だ
どうやって?何故?
…理解に苦しむ、…いや、ちょっと適切じゃないな
…ぼくの想像の範疇を超えてるよ
…もし、およそぼくらの考えに及ばないレベルの出来事なら、ぼくらがいくら考えてもムダだ
エレン本人に訊いた方が早い
………ん?エレンに訊く?
アルミン「ミカサ、エレンに訊いたら?一番分かりやすく、手っ取り早いよ?」
ミカサ「…それはダメ」
ミカサ「何故かはよくわからないけど、エレンもまだその変化に気付いてないような気がする」
アルミン「…カン?」
ミカサ「うん」
アルミン「…そっか」
とりあえずエレンに会ってからだね、全部
アルミン「…それにしても、遅いね、エレン」
ミカサ「…一度戻ろうか」
アルミン「ぼくも行くよ」
ミカサ「わかっ………………!?」バッ
アルミン「…ミカサ?どうしたの壁の方なんか見て」
ミカサ「…来る」
アルミン「え?」
ミカサ「何かが、来るっ…!」
…ズズゥンッ!!
ミカアル「「!!?」」
アルミン「何だこの揺れ…!!地震?」
ミカサ「…アイツは」
アルミン「え?」クルッ
…次の瞬間、ぼくは大いに驚いた。
…そこには崩れた平和があった
崩れた日常があった
…僕らはもう戻れない
イジめられっこにイジめられる生活にも
目を輝かせて本を読む時間にも
全て
アルミン「な、何だアレは…」
アルミン「アレが……巨人だっていうのか!」
アルミン「あ、あの壁は50mあるんだぞ……」
ミカサ「!! 動く…!!」
ドガァッン!!
「!? 何だ今のは!」
「! か、壁に穴が!」
「に、にげろぉ!!!」
「巨人が…」
「巨人が!! 攻めてくる!!」
アルミン「そ、そんな… か、壁が…」ガクガク
ミカサ「」ダッ
アルミン「! ミカサ!?」
ミカサ「エレンの所に行く!」ダダダッ
アルミン「…終わりだ」
アルミン「人類は巨人に喰い尽くされる」
エレン、エレン!
お願いだから、無事でいて…
こんなことになるのならエレンの傍から離れなかったら良かった
どんなエレンでもいい、生きて私が傍にいるのなら
エレン……エレン!!
ミカサ「」ダダダッ
ミカサ(この角を曲がれば………エレンが!)バッ
ミカサ「エレン!!! ……なっ」
…其所には、いつもの風景はなかった
大きな、ウォール・マリアの一部だったモノが、全てを壊していた―――
ミカサ「エレン…………いない……」
ミカサ「…!! まさか、瓦礫の下に!?」バッ
ミカサ「エレン!」ガッガッ ガラガラ
ミカサ「エレン!エレン!」ガッガッ ガラガラ
エレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンはどこエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンイカナイデエレン
私はあなたがいなければ
「なにしてんだミカサ」
ミカサ「え」
エレン「じゃ、行くか 内門の方に行くぞ逃げ遅れる」
ミカサ「エレン、無事だったの!?」
エレン「ミカサにはおれが無事じゃないように見えるのか?」
ミカサ「…おじさんとおばさんは?」
エレン「もう内門の方に向かったよ ほら、早く行くぞ」グイッ
ミカサ「あ…」
ミカサ(エレンが何時にもなく積極的だ………)
数時間後、ウォール・ローゼ内――――
カルラ「エレン、ミカサ!」
エレン「母さん」
ミカサ「…おばさん」
カルラ「ミカサ、怪我は!? 大丈夫!?」ガシッ
ミカサ「う、うん」
カルラ「………そう」ホッ
カルラ「良かった……」ギュッ
ミカサ(く、苦しい…)
グリシャ「…エレン」
エレン「…父さん」
グリシャ「ミカサを見つけられたのか」
エレン「うん」
グリシャ「………そうか」
エレン「…アルミンも、無事、だよな?」
グリシャ「あぁ 先程見かけたぞ」
エレン「…うっし」
エレン(無事だろうと感じるんだが…………まだ、不安だったなぁ)
グリシャ「………エレン」
エレン「…」
グリシャ「…私たちはこれから、恐らく、開拓地に送られるだろう」
グリシャ「…私は医者だから、色々な場へと引きずり回される筈だ」
エレン「うん」
グリシャ「…だから、此れからはお前や、カルラたちと共にいることが出来ないかもしれない」
エレン「…」
グリシャ「……エレン」
グリシャ「…お前はこれからどうしたい」
エレン「…」
エレン「アルミンと約束したんだ」
アルミン『いつか一緒に…』
エレン「…いつか一緒に」
アルミン『壁の外へ…』
エレン「…壁の外へ」
アルミン『まだ見たことのない世界を…』
エレン「…まだ見たことのない世界を」
エレアル
「『…探検するんだ…』」
アルミン「……ミカサ?」
ミカサ「! アルミン」
アルミン「よ、良かった! 無事だったんだね!」
ミカサ「アルミンこそ… ……アルミンをほったらかして行って、ごめんなさい」
アルミン「……仕方ないよ、あの時は ……それよりも、エレンは?」
ミカサ「大丈夫 今、おじさんと彼処で話してる」
アルミン「あ、ホントだ…」
アルミン「…エレン?」
ミカサ「…エレンの所に行こう」
アルミン「う、うん」
アルミン(エレン、少し様子が……?)
ミカサ「……エレン、居た」
アルミン「………うん」
アルミン(…変だ ……アレがエレン?)
アルミン(エレンは良く言えば活発、悪く言えば落ち着きがない)
アルミン(……なのに、今のエレンにはそれらが全く見られない)
アルミン(…どうやら、ミカサの言っていたことは間違いではないようだね)
グリシャ「…エレン、それはつまり、…………調査兵団に入りたい、ということだね?」
ミカアル「「!!!?」」
エレン「…あぁ」
ミカサ(……エレン、そんな…)
アルミン(…やっぱり、エレンはエレンだ)
エレン「……まず、訓練兵団に入る」
エレン「…だけど、おれは、訓練兵団を通過点だ、なんて思ってない」
ミカアル「「え?」」
グリシャ「…どういうことだい?」
エレン「…助けたい奴らがいるんだ!!」
グリシャ「…え?」
エレン「……」
『全く、ほら、早くかかってきな』
『…… は、真っ直ぐ、目標に向かえるんだね』
『………そうだ、どうかしてた 俺達は戦士だ』
『悪魔の末裔め!!』
『…チッ、面倒くさいな、 野郎は』
エレン「…誰かは知らないし、わからないけど、さ」
グリシャ「……ミカサもかい?」
エレン「ミカサも………アルミンもかもしれない」
エレン「……だから、おれは訓練兵団に入る」
エレン「…必ず」
エレン(…もう、おれの目の前で、誰も苦しませたくない……)
エレン(………苦しませたくない? なに言ってんだ?)
エレン(…まるで誰かが苦しんだわけでもあるまいし)
グリシャ「…とても厳しいぞ」
エレン「そんなことは分かりきっているさ」
エレン「…この身を以て」
グリシャ「…今のうちに身体を鍛えておきなさい、エレン」
グリシャ「少なくとも、ミカサよりかは強くならないと、ミカサ達は救えない」
エレン「…うん」
グリシャ「…それと、お前のその『直感』についてのことだが」
アルミン(直感?)
グリシャ「…役に立つモノではあるだろう 私たちもそのおかげで助かった……だが」
グリシャ「過信はするな」
エレン「…うん」
エレン「…信じてくれてありがとう、父さん」
グリシャ「お前は私の子供だぞ? 親が子を信じずして何を信じるんだ」
ミカサ「…エレン」
エレン「ミカサ……アルミン」
ミカサ「…わたしも共に行く」
アルミン「ぼくも行くよ」
エレン「! …ミカサ、おれに付いてくる必要は…………」
ミカサ「エレンは何も分かってない」
ミカサ「わたしは………、否、私は、エレンの為に生きている」
ミカサ「ので、私がエレンについていくのは当然のこと」
アルミン「……ぼくは、自分の為に行くんだよ」
アルミン「エレンはぼくの、壁の外へ行きたいという想いに始めて賛同してくれた人だ」
アルミン「そして、その想いを本当に、自分の夢に変えた」
エレン「………アルミン」
アルミン「行くよ僕も 兵士になる」
アルミン「……それに、二人の傍に居たいしさ」
グリシャ「…どうやら、二人の決意を揺るがすことは出来ないようだな、エレン」
エレン「…うん」
グリシャ「その答えを踏まえて上で、もう一度訊こう」
グリシャ「…これからどうしたい、エレン」
エレン「………俺は、調査兵団に入る」
エレン「何もかも、思い通りにする為に」
エレン「…もう、失敗しないように、だ」 ・・・・・・・・・・・
グリシャ「…その意気だ、エレン」
エレン「…あぁ」
847年―――――――
「………今年も、入って来ましたね」
「訓練兵たちが」
「あぁ、104期訓練兵団の結成だ」
「…所で、アレは一体何をしているので?」
「いわゆる通過儀礼だ お前もやっただろう」
「これから兵士になる連中の為に、檄を飛ばしてるのさ」
キース「三列目は後ろを向け!!」
三列目「」クルッ
アルミン「…うぅっ」
アルミン(何て人だ…… いや、行為自体は義務でやっているんだろう、それは仕方がない)
アルミン(それよりも、凄い気迫をしてる)
アルミン(エレンやミカサと同じ眼をしている)
アルミン(間違いなく、エレンたちと同じように、一度は死線を越えた眼だ)
アルミン(…でも、他にも似たような眼をしている人はいる)チラッ
金髪マッチョ「…」
黒髪ノッポ「…」
金髪クール「…」
ソバカス女「…」
アルミン(…誰もかれもが普通じゃないな ………ん?)
金髪少女「…」オドオド
アルミン(…なっ)
アルミン(何だあの子!!!?)
アルミン(あんな可愛い子、始めて見た!!! あの子だけ輝いてるし!!!)イヤマジデ
アルミン(お人形みたいな子だ…………………天使?)
アルミン(…あんな子でも、兵士になるんだなぁ)
アルミン(……あれ、あの坊主の子、敬礼の仕方が逆だ)
アルミン(…怒られてるし)
今日はここまでにします。
ありがとうございました。
凄く期待!
アルミン(………ん?)
「」ムシャムシャ
アルミン(…)
アルミン(…芋、食べてる)
「」ムシャムシャ
アルミン(あ、教官気づいた)
アルミン(………並外れた偉人は、並外れた変な行動をすると聞く)
アルミン(……けど、あの女の子は只のバカかな)
キース「…おい、貴様」
女の子「」ムシャムシャ
キース「……何をしている」
女の子「」ムシャムシャ
キース「…」
キース「食べるのを止めんか!!!!」
女の子「」ビクッ
アルミン(…終わったな、あの子)
アルミン(…ん?)
「…」スタスタ
アルミン「」
アルミン(ちょっ………………………)
アルミン(はいぃっ!!!? なにしてんのエレン!!!?)
アルミン(今動いたらダメに決まってるじゃないかぁぁぁぁぁぁぁぁって教官の方に行くし!!!!)
アルミン(………………なに考えてんの、エレン)
女の子「は、半分差し上げましょうか……?」
キース「……半分?」
女の子「………」
キース「…」
アルミン(ちょっ………………………)
アルミン(はいぃっ!!!? なにしてんのエレン!!!?)
アルミン(今動いたらダメに決まってるじゃないかぁぁぁぁぁぁぁぁって教官の方に行くし!!!!)
アルミン(………………なに考えてんの、エレン)
女の子「は、半分差し上げましょうか……?」
キース「……半分?」
女の子「………」
キース「…」
・・・・・・重複御免なさい・・・・・・―――――――――――――――――――女の子「………ハイ」つ
キース「………」パシ
女の子「」ムシャムシャ
キース「」
女の子「…」ゴクン
キース「…」
女の子「」フーッ
キース「」
キース「」プルプルプルプル
金髪マッチョ(爆発三秒前、か)
キース「き、貴様………」
「お、旨そうですねその芋」
キース「…!!!?」
女の子「え」
アルミン(うっそぉぉぉぉ!!!?)
「食べないなら自分にください、教官」パシッ
キース「あっ、なっ……」
「おーコレ旨っ!!!!」
「コレお前が作ったのか?」
女の子「え、えーと、………はい」
「へー」ムシャムシャ
アルミン(………皆唖然としてるよ)
キース「」ポカーン
アルミン(……あ、教官のだらしない顔初ゲット………………誰得だコレ)
アルミン(…僕もダメになってきたかも)
「また食いてーなコレ」ムシャムシャ
女の子「そ、そうですか………?」
「……あ、教官もやっぱり要りました?」
キース「」ブチッ
三時間後―――――――
「………じゃ、何してよっか」
「今日は夕食まで暇だしねー」
「ねー」
「………ん?」
タッタッタッ
「…まだ走ってる」
「わ、本当だ…」
「女の子の方は三時間、男の子の方は死ぬまで、だっけ?」
「比較対象があるから男の子は三時間以上走んなきゃいけないよね」
「………あの教官鬼だね」
金髪クール「…」チラッ
ホラホラガンバ
ムリデスゥゥ
金髪クール「…何だ、只のバカか」
黒髪少女「かもねー」
金髪クール「………(いきなり誰)」
黒髪少女「…けどさ」
黒髪少女「………あんな感じの人は、初めて見たよ」
黒髪少女「…優しい人なのかもね、あの黒髪少年」
金髪クール(………アレは只のバカだろ)
エレン「ほら、もう少しで三時間だろ、ガンガンいけー」タッタッタッ
女の子「無茶言わないでください…」ゼェ
エレン「お前はその気になったら五時間走れる筈だ、楽勝だ楽勝」タッタッタッ
女の子「何でそんな具体的なんですか…」ゼェ
エレン「………俺がそう感じたからさ」タッタッタッ
女の子「意味わかんないです…」ゼェ
エレン(…俺だって今いちわかんねぇよ)
女の子「も、もう…」ゼェ ゼェ
エレン「あ?」タッタッタッ
女の子「や、止めても良いですかね…」ゼェ
エレン「あー、良いんじゃねぇの?三時間経ってるし」タッタッタッ
女の子「あ、アナタは…?」ゼェ
エレン「俺?走ってるさ、死ぬまで」タッタッタッ
女の子「…」ゼェ ゼェ
女の子「…何で」ゼェ ゼェ
エレン「ん?」タッタッタッ
女の子「…何であの時、芋を食べに前に出てきたんですか?」
女の子「も、もう…」ゼェ ゼェ
エレン「あ?」タッタッタッ
女の子「や、止めても良いですかね…」ゼェ
エレン「あー、良いんじゃねぇの?三時間経ってるし」タッタッタッ
女の子「あ、アナタは…?」ゼェ
エレン「俺?走ってるさ、死ぬまで」タッタッタッ
女の子「…」ゼェ ゼェ
女の子「…何で」ゼェ ゼェ
エレン「ん?」タッタッタッ
女の子「…何であの時、芋を食べに前に出てきたんですか?」
エレン「…決まってんだろ」
エレン「腹が減ってたからさ」
女の子「………………………そうですか!! あははっ、私とおんなじですね!!」タッタッタッ
エレン「お前と同じってなんかやだ」タッタッタッ
女の子「私だってアナタとおんなじなんて嫌ですよ」エヘン
エレン「威張るとこかよ」タッタッタッ
女の子「……………で」
エレン「で?」タッタッタッ
女の子「…本当の理由は、何ですか?」
・・・・・・重複御免なさい・・・・・・―――――――――――――――――――エレン「…」
女の子「…」
エレン「…決まってんだろ」
エレン「腹が減ってたからさ」
女の子「…」
女の子「…え 本当にそれだけですか?」
エレン「あぁ」
女の子「……………真友ですね」
エレン「は」
女の子「真友と書いて‘とも’ですね」
エレン「…」
女の子「そこはツッコむところですよ!!!?」
エレン「お前のリズムが独特すぎんだよ」
女の子「これからよろしくですね真友よ!!」
エレン「名前教えるからそれだけはヤメてくれ」
エレン(…鋭いヤツ)
今回はここまでにします。
ありがとうございました。
>>49の方、レスありがとうございます。
数時間後―――――――――
ミカサ「」ソワソワ
アルミン「だから………巨人は…」
ヘースゲー
ミカサ「」ソワソワ
アルミン「でもね、アイツらは知能がないから…………」
ナルホドー アルミンスゲー
ミカサ「」ソワソワ
アルミン「…」
アルミン「………ミカサ」
ミカサ「……何? アルミン」ソワソワ
アルミン「…エレンの所、行っておいでよ」
ミカサ「…」ピタッ
アルミン「そりゃエレンには『来なくて良い』って言われたけどさ、いくらエレンだっていつかは倒れちゃうよ」
アルミン「………ミカサ」
ミカサ「…」
アルミン「……何でエレンが君に『俺についてくんな』みたいなことばかり言うか分かる? しかも最近は特に」
ミカサ「…」
エレン『俺にばっかり構うなよ!』
エレン『俺についてくる必要はないぞミカサ』
ミカサ「………エレンは恥ずかしがってるだけ」
アルミン「………確かに、そうかもね」
アルミン「……けど、それだけじゃないでしょ?」
アルミン「君には分かっている筈だよ、ミカサ」
ミカサ「…」
アルミン「エレンが君の為に言っていることぐらい」
ミカサ「…」
ミカサ「…エレンが私に気遣う必要は何もない 私はエレンの為に存在しているのだから」
ミカサ「…エレンの様子を見てくる」
アルミン「パンも持って行ってあげてね」
ミカサ「分かってる」スタスタ
アルミン「…」
アルミン「…ミカサは、エレンをどうしたいのかな」
「ねぇ」
アルミン「ぅん? えーと………ミーナ?何か僕に用かい?」
ミーナ「うん ……アルミンと、あのミカサって子と、……それから、外で走らされている男の子」
ミーナ「…三人は、どういう関係なの?」
ミーナ「……その、少し気になっちゃって」
ミーナ「三人の関係が、ただの友達って感じに見えないの」
ミーナ「アルミンとミカサの間にはとても穏やかな雰囲気があったし」
ミーナ「あのミカサの、外で走ってる男の子への……………思いやり?も、なんか凄いし」
ミーナ「……どうも、三人は普通には見えないなぁって」
アルミン「………家族、かな」
ミーナ「え? でも、名前………」
アルミン「もちろん血は繋がってないよ」
アルミン「…でも、僕たちはこの二年間、そんな付き合い方をして、互いに助け合ってきた」
アルミン「………正直、僕は助けられてばかりだったけど」ハハハッ
ミーナ「……家族、か」
アルミン「それにミカサとエレン………………あの二人の間には、切っても切れないものがある」
アルミン「絆とか、そんな軽い話じゃない」
アルミン「…特にミカサにとってはね」
ミーナ「…あの子は、一体……」
アルミン「…」
アルミン「…ミカサは、エレンのことを何時も第一に考えていて、エレンを守っている」
アルミン「……まぁ、エレンの騎士みたいな感覚にとらわれてるんじゃないかな」ハハハッ
ミーナ「………逆じゃない? 普通…」
エレン「はぁっ、はぁっ……」タッタッタッ
エレン(流石に疲れてきたかな…)タッタッタッ
エレン「……大丈夫か、おい!」
女の子「ぜぇっ、ぜぇっ………」
女の子「」パクパク
エレン「………ん? 疲れてしゃべれないのか」
女の子「…ぜぇっ、ぜぇっ……」
エレン「………そろそろやめた方が良いかな」
女の子「うぅっ………」バタッ
エレン「げ」
金髪少女「えっと………確かこの辺に…」
エレン「おい、しっかりしろって……」ペチペチ
女の子「」
金髪少女「あっ!?」
金髪少女「あの、その子大丈夫!?」
エレン「え? あぁ……… 疲労で倒れたんだろ」
金髪少女「! じゃあ、早く医務室に…」
エレン「………アンタ、それなにもってんだ?」
金髪少女「え、これ? パンと水だよ、晩御飯抜きだって聞いたから…」
エレン「! サシャ、パンだってよ」ペチペチ
サシャ「」ピクッ
サシャ「パァン!!!」ガウッ
金髪少女「キャアアァ!!?」
サシャ「パァン! 美味しいですぅ!」バクバク
エレン「落ち着けよ……」
金髪少女「びっくりした… …この子、サシャっていうの?」
エレン「あぁ 走ってる時に色々聞いた」
エレン「…………聞かずともわかることだったんだがな」
金髪少女「え?」
エレン「…」
金髪少女「……今、なんて?」
エレン「………………ん? 俺今何か言ったか?」
金髪少女「!」
金髪少女「……うぅん、別に何も言ってないよ」
エレン「…そっか」
金髪少女(今のは、一体……)
エレン「名前、聞いても良いか」
金髪少女「う、うん」
金髪少女「………私は」
サシャ「…ふぅ、ごちそうさまでした!」
サシャ「……個人的にはまだ足りないんですが」
エレン「おい、サシャ」
サシャ「あ、エレン ……あれ? 私たち、走ってませんでした?」
エレン「お前がぶっ倒れたんだっての」
サシャ「あ、そうだったんですか」
金髪少女「はい」つお水
サシャ「あ、ありがとうございます …………あなたは……?」
金髪少女「私はクリスタ・レンズ よろしくね、サシャ」
サシャ「あ、はい よろしくお願いします」
エレン「クリスタは俺たちの為にパンと水を持ってきてくれたんだ 礼言っとけ」
サシャ「!!!!!」
クリスタ「い、いいよお礼なんて……」
サシャ「あ、あなたは………」
サシャ「神ですか!!!?」
エレクリ「「はい?」」
サシャ「エレン、一緒に崇めましょう!!」グッ
エレン「………あー、そういうことか」
クリスタ「え、えっと………えっ?」
エレン「ほっとけほっとけ その内治る」
サシャ「神ぃぃ!!!」
クリスタ「えっ、えぇっと//」
ギャーギャー ワーワー
エレン「………そろそろ戻ろうぜ、消灯時間が近い」
クリスタ「うん 行こ?」
サシャ「……あのぉ」
エレン「ん?」
サシャ「………立てません」
エレン「あーそういやそうだった」
クリスタ「大丈夫だよ、私が連れてくから…」
エレン「どう考えたって無理だろ サシャの方が身体でかいんだし」
エレン「…でも、俺は女子寮に入れないからなぁ」
サシャ「…どうします?」
クリスタ「いや、どうしますって…」
エレン「何他人事のように言ってんだ 言葉の使い方間違ってんぞ」
エレン「……ま、大丈夫だろ」
クリスタ「え?」
エレン「………ほら、来た」
ソバカス女「」スタスタ
ソバカス女「」ザッ
エレン「よぉ、アンタさ、このサシャを女子寮まで運んでくれねぇ?」
ソバカス女「あ? 何で私がそんなめんどくさいことすんだよ」
エレン「…」
ソバカス女「……まぁ、恩くらい売っといてやる」
エレン「…話がわかる野郎で良かったぜ」
ソバカス女「誰が野郎だ、よく見やがれ」
エレン「でも、野郎みたいだって、自分でも思わないか?」
ソバカス女「…何で初対面のお前にそこまでわかんだよ」
エレン「……俺がそう感じたからさ」
クリスタ「…」
クリスタ(………何だろう、この二人)
クリスタ(…この二人が、同年代だなんて………)
クリスタ(…それに、このエレンって人)
クリスタ(…何か、全てを見透かしているみたい………)
クリスタ(……………何だろう)
クリスタ(………怖い)
エレン「……で、何用だ? 何かあって来たんだろう」
ソバカス女「そこのチビに話があって来た」
クリスタ「…………え、私?」
エレン「…じゃあ任せるわ」
クリスタ「え、あ………お、おやすみなさい」
エレン「おやすみ」
サシャ「お、おやすみなさい……」
エレン「…」スタスタ
ホラトットトタテ タテマセン...
エレン「………」スタスタ
「……エレン」
エレン「! ミカサか」
ミカサ「………これ」つパン
エレン「あぁわるい、もうもらったんだ 食っといていいぜ」
ミカサ「………」つパン
エレン「………」
エレン「…わかったよ、食えばいいんだろ食えば」パシッ
ミカサ「………エレン」
エレン「何だよ」ムシャムシャ
ミカサ「………ようやく、始まる」
エレン「………ようやく、な」
ミカサ「………エレン、楽しそう」
エレン「…ずっと、ずぅっと、待ち望んでたからな」
ミカサ「…うん」
エレン「…お前髪の毛切るかくくるかしろよ 危ねぇぞ 」
ミカサ「うん エレンはどっちが良い…?」
エレン「俺? 俺は………」
カルラ『ミカサをしっかり守るんだよ』
エレン「……長い方が………!?」ズキッ
エレン「っ痛………何だよ、コレ……!!!!」ズキズキ
ミカサ『……な…でしょ?』
ミカサ『……世…は残………だから』
エレン「……っ!!!!」
ミカサ「………エレン? 長い方が良いの?」
エレン「………悪い」
ミカサ「え?」
エレン「やっぱり、切ってくれ」
ミカサ「……?……うん」
エレン「……頑張ろうぜ、ミカサ」
エレン「立派な兵士になって、父さんたちに顔見せにいこう」
ミカサ「! うん」
今回はここまでにします。
ありがとうございました。
おつおつ
エレン「ふうっ」ガチャ バタン
アルミン「あ、エレン!」
エレン「なんだアルミン、まだ起きてたのか」
アルミン「うん 皆、紹介するよ」
アルミン「エレン・イェーガーだ 僕と同じくシガンシナから来た」
エレン「あぁ、よろしくな」
坊主頭「おう!」
金髪マッチョ「よろしく頼もう」
黒髪ノッポ「…うん、よろしく」
ソバカス男「……ジャン、挨拶くらいしなよ」
ジャン「…お前に言われたかねぇよ」
ソバカス男「あぁ、そうだね よろしくね、エレン」
エレン「…………お前は挨拶してくれねぇの? ジャン」
ジャン「あぁ? 気安く名前呼んでんじゃねぇよ」
エレン「………あぁ、悪いな馬面」カチン
ジャン「…んだと芋男」
エレン「うるせーよパラドックスマン」
ジャン「………は?」
エレン「お前は内地に行きたいんだろ」
ジャン「………お前、通過儀礼の奴聞いてたのか」
エレン「当たり前のこと言うな」
エレン「じゃあなんでさっさと内地に行かねーんだよ」
エレン「何でこんなめんどくさいトコにいんだよ、なぁ!!」
ジャン「……決まってんだろ」
エレン「あぁ、そっから先は言わなくて良いぜ」
ジャン「は?」
エレン「言わずもがな、って奴だ」
ジャン「なに訳わかんねぇこと言って………」
エレン「おやすみ」バフッ
ジャン「………何なんだアイツ」
アルミン「………パラドックス」
坊主頭「何だそれ?」
アルミン「………エレンは、ちゃんとわかってるんだよ」
アルミン「パラドックスは逆説だ」
アルミン「一見真理とは反対のことを言っているように見えても、実は真理を言っていることだ」
ソバカス男「……じゃあ、エレンはジャンの方が正しいって言ってるの?」
アルミン「うん けどジャンが正しいと思っていながらも反論したんだ」
アルミン「ということは、エレンはジャンの考えが一般大衆の考えと同じだと気づいてるんだよ」
金髪マッチョ「……エレンはなぜ反論を?」
アルミン「……ジャンや一般論が正しいとは分かっている けど、エレン自身はそうは思ってないってことさ」
ジャン「………」
アルミン「…エレンは、人間は内地に引っ込まず、壁の外へと行くべきだ、って言ってるんだよ」
黒髪ノッポ「!!?」
ソバカス男「本当に!?」
アルミン「僕も同意見だけどね」
ソバカス男「アルミンまで……」
アルミン「……まぁ、普通から外れてるよ、確かにね」
アルミン「………けど、僕らはこのままじゃ間違いなく全滅する」
アルミン「巨人だけじゃない、内戦や紛争、飢餓によって、だ」
坊主頭「………つまり、どういうことだ?」
アルミン「現状を変えたい ……ただそれだけさ ………なんかごめんね、いきなりこんな話をして」
金髪マッチョ「………いや」
金髪マッチョ「良い決意表明だったぞ」
黒髪ノッポ「うん」
ソバカス男「……僕も、頑張ってみようかな」
坊主頭「とりあえずがんばりゃいいんだろ? この天才に任せとけ!」
アルミン「……皆、ありがとう」
ジャン「………ケッ」
ジャン(………真理、か)
ジャン(…真理は本当に『正しい』のか?)
翌日―――――――――
坊主頭「今日は何があるんだっけ?」
ソバカス男「立体機動装置の適正審査だよ、コニー」
コニー「あぁ、すっかり忘れてた」
―――――――――――
―――――――――
―――――――
―――――
―――
―
アルミン「………もうすぐ僕らの番だね」
ミカサ「…大丈夫 アルミンなら絶対受かる」
アルミン「…ありがとう ……エレン?」
アルミン「!! って、なんでベルトつけてないんだよエレン!」
ミカサ「!?」
エレン「あ? 何でって…………」
アルミン「もうすぐ僕らの番なんだよぉぉぉぉぉっ!!!?」ガクガクガク
エレン「お、おち、落ち着けっての」ガクガクガク
ミカサ「アルミン、エレンを離してあげて」
エレン「い、いいんだよ、俺は」
アルミン「は!!?」
ミカサ「………エレン、もしかしてそのベルト……」
エレン「ほら、来たぞ俺たちの番が」
キース「次、来い!!!」
エレン「教官」
キース「…何だ」
エレン「自分のベルトは破損が見受けられます ベルトの交換をお願いします」
アルミン「え」
ミカサ「やはり」
キース「…見せろ」
エレン「はっ」スッ
キース「…」
キース「…確かに、破損しているな」
キース「だが、今はベルトの予備はない 補助のワグナーから貸してもらえ」
エレン「はっ」
エレン「…お前がワグナーか?」
トーマス「トーマス・ワグナーだ ほら、ベルト」
エレン「サンキュ」
キース「…」
キース(……どういうことだ)
キース(…この部分の破損は今までに報告がない)
キース(さらっとイェーガーは指摘したが本来は有り得んことだ)
キース(……何故だ?)
キース(…偶々気づいた? …有り得んな、そんなに観察眼があるようには見受けられん)
キース(…自分で破損させた? …全く意味がないな)
キース(…)
キース(…最初から、知っていた?)
・・・・ ・・・・・
キース(……いや、馬鹿馬鹿しいな)
その夜―――――――
アルミン「………とりあえず、誰も不合格者はいなかったらしいよ」
エレン「ふーん」
アルミン「…全く興味無さそうだね」
エレン「そりゃ知ってたからな」
アルミン「……いつから?」
エレン「…」
エレン「………さぁ?」
ミカサ「エレン、アルミン、早く食べて」
エレアル「「はーい」」
倉庫前――――――
「……どうだ生活は?」
「…別に」
「特にはないよ」
「そりゃお前はな 俺といるしな」
「…余り仲良くするなって言ったのはアンタだろ」
「………そんなこと言ったか? 俺…」
「…」ヒュッ
「ぐぁっ!!」ガッ
「今のは君が悪いよ」
「……ま、情をうつさない程度にな」イテテ
「了解」
「うん」
「…俺は面白そうな奴を三人見つけたぞ」
「…」
「エレンとジャンのことかい?」
「あぁ あとアルミンだな」
「………馬鹿馬鹿しい アンタが情をほだしているじゃないか」
「誰かに目をつけるぐらいは良いさ」
「…」
「…僕は目につけるって訳ではないんだけど……」
「………かーもな お前はどうなんだ?」
「…」
「……私の目には、お人好しのバカしか映らなかったよ」
「…ふーん」
(要するに、気になる誰かが出来たんだろ)
(…ま、良い傾向だな)
「…じゃ、解散」
今回はここまでにします。
ありがとうございました。
>>90の方、ありがとうございます。
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