ぺトラ「エレン、一緒に買い出しいかない?」(82)

エレン「買い出しですか?」


ぺトラ「うん、夕飯のね、といっても今日は私とエレンしかいないけどね」


エレン「えっ、ほかの皆さんは?」


ぺトラ「午後から休みだからねー、みんな自分の家に帰ったり、リヴァイ兵長はエルヴィン団長のところに行っちゃったし」


エレン「そうなんですか、でもいいんですか?外出許可とか・・・」

ぺトラ「大丈夫大丈夫、それに私一人だと買いすぎちゃったときに持てなくなっちゃうしね」


エレン「あぁ、要するに荷物もちですね」


ぺトラ「えへへ、お願い!」


エレン「わかりました、俺もここに来てからほとんど外出してないし、久しぶりに町のほうにも行ってみたいですしね」


ぺトラ「本当?ありがとうエレン!あっ、でも一応フードは被っていってね」


エレン「了解です」


ぺトラ「それじゃ、10分後に馬小屋の前でね」

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タッタッタ

ぺトラ「ご、ごめんエレン!お財布どこにしまったか忘れちゃって・・・」ハァハァ


エレン「大丈夫ですよ、あと馬たちの餌が無くなってたんでやっておきました」


ぺトラ「そうだった、ありがとねエレン」


エレン「いえいえ」


ぺトラ「それじゃ行こうか」

エレン「はい」


ぺトラ「あっ、フードフード」グイッ



エレン「そ、そうだった」

スタスタスタ

ぺトラ「そういえばエレン、ここにはもう慣れた?」

エレン「んー、地下で寝るのはまだ慣れないけど、ほかはもう」


ぺトラ「そっか、よかった~」


エレン「でも本音を言うとたまには同期の連中のところに遊びに行きたいですね・・、一人憲兵団に行っちゃったけど」


ぺトラ「そうよね・・・、でもエレンを1人で行動させるわけにはいかないの、ごめんなさい」


エレン「いや、謝らなくても・・・、ぺトラさんが悪いんじゃないんですし」

ぺトラ「そう?、あっ、でも見張りがいれば何とかなるかも」


エレン「本当ですか?」


ぺトラ「うん!、今度私から兵長に話しておくね、もしよかったら私がついていくわ」


エレン「あ、ありがとうございます!」


ぺトラ「でもあんまり期待はしないでね?、多分大丈夫だと思うけど・・」


エレン「・・無理だったときは仕方ないですよ、一生の別れになるなんてないし、多分・・・」


ぺトラ「・・・できるだけ食い下がってみるわね」b



エレン「・・ありがとうございます」

ぺトラ「いえいえ、こんな世界だしね、会えるうちにみんなと会っておきたい気持ちはわかるわ」

ぺトラ「それよりもうすぐ町に着くけど、小腹もすいたしパンでも食べる?」


エレン「そうですね、賛成です」


ぺトラ「それじゃあお姉さんおすすめの店を紹介しちゃおうかな」ニコッ


エレン「えっ、どこですかそれ?」



ぺトラ「ふふふ、それは行ってからのお楽しみです」

-
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ぺトラ「ここよここ!」


エレン「へぇ、町のはずれのほうにあるんですね」


ぺトラ「そうそう、本当に美味しいのよここのパン、けどそれが広まるとあっという間に売り切れになっちゃうから、

ここを知ってる人はあまり人にはここの存在を話さないの」



エレン「へぇー、いいんですか俺に教えても?」


ぺトラ「いいのよエレンは、美味しいもの食べさせてあげたいしね、私あんまり料理とか得意じゃないから・・・」

>>10

ぺトラ「ここを知ってる人はあまりここの存在を人には話さないの」で

エレン「そんなことないですよ、ぺトラさんの料理、いつも美味しく食べさせもらってますし」ニコッ


ぺトラ「そう?お世辞でも嬉しいわ」フフッ


エレン「い、いえ、お世辞ってわけじゃ」アタフタ



ぺトラ「遠慮しなくていいのよ?、お腹もすいたしさっさと買っていきましょうか」


エレン「は、はい」

ガラッ


ぺトラ「すいませーん」


おばあちゃん「あらっ、久しぶりねぺトラちゃん」


ぺトラ「久しぶりおばあちゃん、いつものサンドイッチある?」


おばあちゃん「あるよ、そっちの子は?」


ぺトラ「えーとね(エレンっていったらまずいだろうし・・・)」


ぺトラ「わ、私の弟なんだ」


おばあちゃん「ぺトラちゃん弟がいたの?」



ぺトラ「う、うん、まぁね」ハハハ

おばあちゃん「へぇー、いつでもおいでね」ニコッ


エレン「あっ、はい」ペコッ


おばあちゃん「じゃあこれサンドイッチね」


ぺトラ「うん!はいお金」チャリン


おばあちゃん「毎度あり、それじゃあまた来てね」


ぺトラ「そうね、また近いうちに来ます」


エレン「お、俺も」


ガラッ

ぺトラ「ふぅ・・、危なかった」


エレン「名前まで聞かれてたらおしまいでしたね」



ぺトラ「そういえばそうね・・・、で、でも何とかなったんだしいいじゃない!」



エレン「・・・それもそうですね」クスッ



ぺトラ「それじゃ、サンドイッチ1個ずつ食べましょ」


エレン「あっ、お金払います」チャリ

ぺトラ「えっ!、いいよいいよ、奢ってあげるから」


エレン「いいんですか?」


ぺトラ「うん、それにサンドイッチなんてそんな高くないしね」



エレン「・・・ごちそうになります」


ぺトラ「そうしてちょうだい」


エレン「じゃあ、いただきます」パクッ

エレン「ん!(なんだこれ、シャキシャキのレタスにみずみずしいトマト・・・、それにこの味はハム!?、それにこのマスタードソースも

ものすごく合ってる!)」



エレン「う、うめぇ!」パクパク


ぺトラ「ふふふっ、でしょでしょ?」


エレン「はい!、しかもハムが入ってるなんて!」



ぺトラ「すごいでしょ?もしよかったら今度町に行ったときお土産に買ってきてあげるよ」


エレン「!、ぜひお願いします!」

5分後

エレ・ペト「ごちそうさまでした」


エレン「はぁ~、おいしかったー」



ぺトラ「よし!、それじゃあお腹も膨れたし行こうか!」


エレン「えっ、どこにですか?」



ぺトラ「どこって、夕飯の買い出しに来たんでしょ?」


エレン「あっ、そうだった」

ぺトラ「しっかりしてよね、あと悪いけど荷物持ちお願いね」


エレン「ん、了解です」


-
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---


ガヤガヤ

ぺトラ「さすがに人が多くなってきたわね」


エレン「そうですね」

<オカーサンアレオイシソウ!


エレン「あっ・・・」ピタッ


ぺトラ「こりゃなかなか進めないかな・・」

母「あら本当ね、食べたい?」


子供「うん!たべりゅー!」


母「ふふっ、すいません、蒸かし芋1つください」チャリン


店の人「あいよ!それじゃあこの大きいのあげちゃおうかな!」


母「ありがとうございます、ほら、大きいのもらったわよ」


子供「わーい!」

母「よかったわね~」ナデナデ

子供「うん!、あっ、お母さんにも半分あげりゅ!」グググ

子供「あれ~?」


母「貸してみなさい」パカッ


子供「お母さんしゅごい!」


母「そう?じゃあ半分ずつね」

子供「うん!」

ぺトラ「あれ?エレンー、どうしたのボーっとして?」


エレン「・・・・」ジィー


ぺトラ「ん?」チラッ


母「それじゃ、行きましょうか」


子供「うん!、てーつないで!」


母「はいはい」ニコニコ



エレン「・・・母さん」ボソッ


ぺトラ「あっ(そういえばリヴァイ兵長がエレンのお母さんは巨人に食べられたって・・・)」

ぺトラ「・・・よしっ!」


ぺトラ「エレン!」


エレン「うわっ!」ビクッ


ぺトラ「あっ!、ご、ごめん驚かす気はなかったの」アタフタ


エレン「い、いえ、俺のほうこそボーッとしてて・・」

エレン「というか俺の名前叫んだらだめなんじゃ?」


ぺトラ「はっ!」

<オイ、アイツイマエレンッテ?
<エレンッテアノカベヲフサイダ?


ぺトラ「やばっ・・、とりあえずここから逃げるわよ!」グイッ


エレン「えっ、は、はい!」

タッタッタッタッタ



----タッタッタ

ぺトラ「こ、ここまでくれば大丈夫ね」ハァハァ


エレン「そ、そうですね」ハァハァ



ぺトラ「さっきはいきなり大声で呼んでごめんね?」


エレン「いえ、それよりどうしたんですか?」


ぺトラ「うん・・、リヴァイ兵長から聞いたんだけどさ、エレンは子供のころにお母さんを巨人に食べられたのよね・・・?」


エレン「っ!、・・・そうですけど」

ぺトラ「ごめんねつらいこと思い出させて・・・、それでさ、さっきエレンあの仲がいい親子のことずっと見てたでしょ?」


エレン「えっ、・・・はい、俺全然母さんに甘えたり、一緒に買い物とかあんまりなかったし」


ぺトラ「そうよね・・・、うん、やっぱり決めた!」


エレン「決めたって何を?」

ぺトラ「今日1日私がエレンの母親になる!」ドン


エレン「・・・えっ?」


ぺトラ「だから今日は私を本当の母のように思って接してきて!、年齢は少し若いけどね」


エレン「えっ、で、でもいきなり言われても」アタフタ


ぺトラ「いいからいいから!今日は私にたくさん甘えていいのよ!」


エレン「は、はい・・」

ぺトラ「まずは夕食!エレンのお母さんがよく作ってたのってなに?」


エレン「えっと・・、野菜のスープとかですかね?」


ぺトラ「よし、なら今日は野菜のスープで決定ね、エレンのお母さんの味をだして見せるわ!味は覚えてる?」


エレン「一応・・」


ぺトラ「なら大丈夫ね、それじゃあさっそく行きましょう」ギュ



エレン「え、えっ?//」

ぺトラ「さっきの親子もこうして手をつないでたでしょ?、私たちもそうしましょ」ニコッ

エレン「は、はい・・//(小さいけど暖かいな・・・、それになんだか大きく感じる)」


-
--
---


ぺトラ「それじゃあたまねぎとニンジンにキャベツをお願い」


おっちゃん「はいよ!」

ぺトラ「これ代金ね」チャリン


おっちゃん「まいどあり!」


ぺトラ「それじゃ、この荷物お願いね」


エレン「わかりました」ガサッ



ぺトラ「あとはスープの素と・・・」



1時間後


ぺトラ「いやぁー、買った買った!」

エレン「2人じゃ食べきれませんね・・・」


ぺトラ「だね~、大目に作って明日みんなが帰ってきた時に食べさせよっか」


エレン「ですね」クスクス


ぺトラ「エレンのためにも頑張るからね!」


エレン「!、・・・ありがとうございます」ニコッ


ぺトラ「帰ったらさっそく作り始めるからよろしくね」


エレン「はい!」

帰宅後・・・


ぺトラ「それではさっそくはじめます」



エレン「はーい」


ぺトラ「まずは材料を切って・・・」

エレン「あっ、それくらい俺がしますよ」


ぺトラ「そう?じゃあお願いねエレン」ナデナデ


エレン「なんで頭撫でてるんですか?」


ぺトラ「んー、昔よくお母さんにこうしてもらってたからエレンにもね、どうかな?」


エレン「んー、なんか落ち着きます・・」


ぺトラ「そうでしょ?」ナデナデ

エレン「でも今はちょっと」

ぺトラ「あっ!、ご、ごめんそうだったよね」

エレン「すいません、玉ねぎは普通に切ればいいですか?」


ぺトラ「そうだね、私はニンジンとキャベツを切るから頑張ってね」


エレン「はい!」

トントントントン


エレン「・・・」グスッ


エレン「・・痛い」グスグス


ぺトラ「大丈夫エレン?」


エレン「な゛んとか・・・」グスッ


ぺトラ「あらあら、えっと」ジャー ギュー


ぺトラ「今タオルで拭いてあげるから目、つぶって」


エレン「はい」パチッ

ぺトラ「よいしょ」フキフキ


ぺトラ「どう?」


エレン「・・・まだ痛いです」グスッ


ぺトラ「そっか・・、ごめんね玉ねぎ任せちゃって」ナデナデ



エレン「いえ・・、あと1個なんで頑張ります」



ぺトラ「うん、頑張れ!」

トントントン

エレン「終わりました!」


ぺトラ「ありがと!あとはこの野菜をお湯の中に入れて味を付けて行けばいいのよね?」



1時間後・・


ぺトラ「どう?」


エレン「んー、味がうすいですね・・」


ぺトラ「じゃあ調味料を足してと・・・」

2時間後

ぺトラ「これでどう?」


エレン「んー、美味しいけどまだ全然」


ぺトラ「むー、じゃあ野菜を少し入れてと」ドサドサ


3時間後


ぺトラ「よし、どうかな?」


エレン「あっ!少し近いです!」

ぺトラ「!、ならあとは何が足りないのかな・・」


エレン「そういえば、母さんは弱火で長い時間煮込んでた気が・・・」


ぺトラ「本当?じゃあやってみようか、でもこれで最後かな・・・」



6時間後


ぺトラ「おぉ!今までにないいい匂い!これでどうだ!」


エレン「・・・おっ、おぉ!」


ぺトラ「ど、どうなのエレン?」


エレン「何か物足りないけど昔食べたあの味だ!」


ぺトラ「何か足りないか・・、でも味は再現できたんだね!」

エレン「はい!、懐かしい・・、母さんの味だ・・、母さんの・・」グスッ


エレン「かあ゛さん・・」ボロボロ



ぺトラ「・・・」ギュ


ぺトラ「よしよし、気が済むまで泣いていいよ」ナデナデ


エレン「ぺトラ゛さん゛・・」グスグス



ぺトラ「・・・」ナデナデ

20分後


パッ


ぺトラ「もう大丈夫?」


エレン「はい・・、あの、ごめんなさい」


ぺトラ「ん、何が?」


エレン「服・・、涙と鼻水が・・」


ぺトラ「あぁ、こんなの全然大丈夫よ、それより気分はどう?」

エレン「泣いたらなんだかすっきりしました」グスッ


ぺトラ「そっか、泣きたくなったらいつでもきてね」


エレン「・・・はい」ニコッ


ぺトラ「それじゃあご飯食べて着替えたら体だけ洗って寝ましょうか」


エレン「そうですね、もう結構いい時間なはずですし」

-
--
---
-----


エレン「ふぅ・・」ゴシゴシ


ぺトラ「はいお茶」


エレン「あっ、ありがとうございます」


ぺトラ「いえいえ、それじゃあ髪が乾いたら寝ましょうか」


エレン「そうですね、それじゃあ俺はまた地下に」


ぺトラ「ん?、今日は地下じゃなくていいよ」


エレン「えっ?」

ぺトラ「子供はお母さんと一緒の布団で寝るものでしょ?、ということで今日だけは私の布団で一緒に寝ましょ」

エレン「で、でも・・//」


ぺトラ「何恥ずかしがってるのよ、それじゃあ待ってるからね」ポンポン

エレン「は、はい」


30分後

コンコン

ぺトラ「あっ、入ってきていいよー」

ガチャ

エレン「お、お邪魔します」オドオド


ぺトラ「うん、おいでエレン」


エレン「はい」スタスタ


ぺトラ「私のベッド大きいから一人で寝るのは寂しかったんだよねー、隣来ていいよ」


エレン「失礼します」モゾモゾ

ぺトラ「眠い?」

エレン「・・・結構」


ぺトラ「そう、それじゃあ横になって」


エレン「?、わかりました」ゴロン



ぺトラ「ねんねんころり~」ポンポン


エレン「あっ(これ昔母さんが歌ってた・・・)」



ぺトラ「ねんねしな~」ポンピン


エレン「(あれ?、なんだろうこれ・・、すごい眠く・・)」ウトウト

ぺトラ「ねんねん~」ポンポン


スースー


ぺトラ「ん?」


エレン「・・zzz」スースー


ぺトラ「・・・もう寝ちゃったか」クスッ


エレン「・・・・ぺトラしゃん」ムニャムニャ


ぺトラ「私の名前呼んだ?」

エレン「・・・zz」スースー


ぺトラ「・・・気のせいか、それにしても可愛い寝顔ね」ナデナデ


ぺトラ「まだ子供なんだもんね実際・・・、なのに人類の希望とか言われて」ナデナデ

エレン「・・zzz」



ぺトラ「挙句の果てにはこんなところに拘束されて毎日地下で眠る日々か、私が言うのもおかしいけど本当にごめんね・・」ナデナデ


ぺトラ「また一緒にパン食べに行こうねエレン」ナデナデ


エレン「・・zz」スースー


ぺトラ「それじゃあお休み」チュ

-
--
---


コンコン


リヴァイ「ッチ、さすがに寝ちまったかな?」ガチャ


リヴァイ「失礼する」スタスタ


リヴァイ「ん?」


ペト・エレ「・・zzz」スースー



リヴァイ「・・・なんだこれは?」

ぺトラ「エレン~・・・、私いいお母さんになれた・・・」スースー


リヴァイ「お母さん・・・?、そしてエレン、・・何があったんだ?」



リヴァイ「とりあえずエレンを地下室に戻すか」グイッ グッ


リヴァイ「・・・ん?」


ぺトラ「・・・だめ~」ギュー


リヴァイ「・・・はぁ、今日は見逃してやるか」バタン

次の日・・・


ぺトラ「エレン、起きてエレン」ユサユサ


エレン「・・・ん~」パチッ


エレン「あっ、おはようございますぺトラさん」


ぺトラ「うん、おはよう」ナデナデ


ぺトラ「よく眠れた?」

エレン「はい、とてもぐっすりと」


ぺトラ「そう、それはよかった、それじゃあ着替えて朝ごはん食べましょうか」ニコッ


エレン「はい!」


-
--
---


ガチャ


リヴァイ「よぉ、起きたかエレン」


エレン「・・・あ、あれ!?戻ってらしたんですか兵長!?」


リヴァイ「まぁな、それにしてもこのスープ、なかなかうまいな」

エレン「あっ、それぺトラさんが作ったんですよ」


リヴァイ「ぺトラが・・?」

ガチャ


ぺトラ「お待たせ~、・・・って!へ、兵長!?」


リヴァイ「おう、ぺトラ、これお前が作ったんだってな」ズズズ



ぺトラ「は、はい!」


リヴァイ「・・・・なかなかうまいぞ」


ぺトラ「!、ありがとうございます!」

リヴァイ「・・・それと、なんでお前ら一緒に寝てたんだ?」

エレ・ペト「」

30分後


ぺトラ「・・・ってわけです」


エレン「ごめんなさい・・・」


リヴァイ「なるほどな、エレン」

エレン「は、はい!」

リヴァイ「・・・地下で寝るのは嫌か?」


エレン「・・・正直嫌ですね、でも仕方ないというのはわかってます」


リヴァイ「そうか・・・」


ぺトラ「あ、あの・・・、エレンもここに来てから巨人化したのはあの1回だけですしたまには上で・・・」


リヴァイ「だめだな」

エレン「・・・ですよね」

リヴァイ「俺や後の3人がいる日はな」


エレン「えっ・・?」

リヴァイ「俺がいない日だったらばれないだろうからな、もし地下で寝るのが嫌ならまたぺトラのところにでも寝かせてもらえ」


ぺトラ「!、い、いいんですか!?」


リヴァイ「あぁ、ただしほかのやつらにばれると面倒だから、お前らだけの時にしろよ」


ぺトラ「は、はい!」


エレン「ありがとうございます!」

リヴァイ「ここで言ったことは誰にも言うなよ?」


エレン「もちろんです!」


ぺトラ「よかったねエレン!」


エレン「はい!」

------
----
---
--
-

エレン「・・・ぺトラさん、みんな」グスッ


エレン「俺があの時・・・」グスッ


スタスタ


リヴァイ「・・・ここにいたのかエレン」


エレン「!、り、リヴァイ兵長!」ゴシゴシ

リヴァイ「やっぱり夜は冷えるな」バサッ


エレン「うわっ!、こ、これは?」


リヴァイ「毛布だ、そのままだと風邪ひくだろうが」


エレン「あっ・・、ありがとうございます」



リヴァイ「…ところでエレン」


エレン「・・はい」

リヴァイ「俺の部下、いや、仲間たちと過ごした1か月間はどうだった?」


エレン「そうですね・・、最初は色々あったけど、とても楽しかったです・・、みんな優しかったし」


リヴァイ「あいつらのことは好きだったか?」


エレン「・・・はい、特にぺトラさんは俺の母親になるとか言ってものすごい面倒見てくれましたし、グンタさんもエルドさんもオルオさんも

まるで兄弟のように仲良くしてくれましたしね」


エレン「だから・・、だから俺があの時・・」グスッ

リヴァイ「言っただろ、結果は誰にも分らないと」


エレン「しかし!」


リヴァイ「エレン、過去のことをいくら後悔してももう戻れねぇんだ」


エレン「・・・」

リヴァイ「それより先を見ろ、お前にはまだまだ守らなくちゃいけないやつらがいるんじゃないのか?」

エレン「あっ・・・」

リヴァイ「と言っても今一番守らなくちゃいけないのはお前なんだがな」

エレン「・・そういえばそうですよね」


リヴァイ「ただ、もし今回のようなことがあれば、結果的にお前が死ぬことになってもお前は自分のしたいようにしろ、

もし死んじまったら仇は取ってやるからよ」ズズズ


エレン「はははっ、冗談言わないで下さいよ、でももし次があったらそうします」


リヴァイ「あぁ、それと、よく日の当たるところにあいつらの墓を作ったんだが明日行くか?」


エレン「はい、今までのお礼と人類を必ず勝利させると誓いに」

リヴァイ「・・・いい目だ、そういえばエレン」

エレン「?、なんですか?」


リヴァイ「さっきここに客が来てな、アルミンってのとミカサってやつなんだが、お前のことをすごく心配してるようだったから

会いに行ってやれ」


エレン「えっ!、あいつらが来てるんですか!?」


リヴァイ「あぁ、前までぺトラが使ってた部屋に待たせてあるから行ってやれ」


エレン「は、はい!、リヴァイ兵長!」


リヴァイ「ん?」


エレン「・・・必ず勝ちましょうね」


リヴァイ「当たり前だ」

エレン「へへっ、それじゃあ行ってきます!」


リヴァイ「あまり夜更かしはするなよ」


エレン「はい!」タッタッタ



リヴァイ「・・・ぺトラ、オルオ、グンタ、エルド、人類が勝利するまでそっちにはいけねぇが、

行くときには最高の土産話を持って行ってやるよ」グッ


終わり

短いけど終わりです。レス返さなくてすいません、一気に書きたかったので・・

いつもとは少し違う感じで書いてみましたけどどうだったかな?

ありがとうございます

結構前から考えてたんですがなかなか機会がなく、そういえば次の進撃で・・・

って思い書くことにしました。

おととい言ってた話はまた明日にしようと思います。

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