神峰「エチュード?ショパンっスか?」 (270)

奏馬「いや、演劇の方だよ。台本が無くて全てアドリブで進行する、即興劇ってヤツだね」

神峰「それを俺たちがやるんスか?吹奏楽部ッスよね……?」

奏馬「谺先生も了承済みだ。どうやら上から言われたらしい……」

神峰「上から……?」

奏馬「確かシンカイ先生だとか……。そんな先生ウチに居たかなぁ?」


※SOUL CATCHER(S)のキャラが演じます。

※適当にお題を拾って即興で考えます。劇にこだわらず、日常回もやりたい。

※劇の場合、ヤジ(ツッコミ)が入る場合があります。『』のセリフはヤジです


奏馬「とりあえず第一陣が演るみたいだから、見てみなよ。いきなりだったから、分かりやすく日本昔話の浦島太郎をやるよ」

神峰「そこは桃太郎じゃないんスね……」

奏馬「ちなみに俺は浦島太郎のナレーターをやるよ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395235734

奏馬「むかしむかし、あるところに、浦島太郎という少年がいました」


弦野「チッ、何で俺が……」ダラダラ

神峰『弦野ォ!?』


奏馬「ある日、海で釣りをしようと浜辺を歩いていると、イジメられている亀を見つけました」


邑楽「ちょっと忍!アンタいい加減その卑屈なのやめてよね!」

御器谷「ご、ごめんね……いつまで経ってもこんなナヨナヨした人間がイトコだと、周りの人に顔向け出来ないよね……」

弦野「……はぁ」

弦野「あの、邑楽先輩。その辺にしといた方がイイッスよ?もう神峰来たんで」

邑楽「!?」ドキーン!


奏馬「浦島太郎は助けた亀に竜宮城へと招待されます」


御器谷「あの……ありがとう。お礼に竜宮城に招待するよ」

弦野「あー、いいッスわ。んじゃ───」

御器谷「まあまあそう言わずに」ガシッ

弦野「体動かねェ!?」

御器谷「さぁ竜宮城へ行こう!」ズルズル

弦野「音楽準備室じゃねェか!」

奏馬「竜宮城へ到着すると、乙姫様がお出迎えをし───」


谺「来たね、弦野」

楓「おー、キミが響と翔太が言ってたコね?」

刻阪『姉さん!?何でココに!?』

弦野「おい、乙姫が二人いんぞ」

楓「乙姫は夕子ちゃんだよ」

谺「だから先輩をちゃん付けで呼ぶな!」

谺「……さて、歓迎してやるよ、弦野」ゴト

弦野「コントラバス?」


奏馬「竜宮城で時を忘れる程楽しい時間を過ごしました」


楓「何やっとんじゃー!!」ガシャーン

谺「私が良いと言うまで、演奏を続けなさい!」

弦野「」


奏馬「そして浦島太郎が地上へ戻る頃にはすっかり老けてしまいましたとさ。めでたしめでたし」

奏馬「まぁ、こんな感じだね。即興だからそんなに長くならないし。うろ覚えでも大丈夫だ」

神峰「弦野が老けたのは合宿ザボったせいか……」

奏馬「このように短いのをみんなでやって行くんだよ。メンバーは決めてからやっても良いし、ランダムで劇中に対面なんてこともある。乱入もOKみたいだ」

神峰「なるほど」

奏馬「同じお題を別のメンバーでやるのもアリだよ」

奏馬「分かったね?じゃあ次からは神峰君も参加してくれ!」

神峰「劇なんて初めてッスけど……」

奏馬「俺たちは吹奏楽部員だ。みんな素人なんだから楽しくやればいいよ。音羽なんてかなり乗り気だ」

神峰「……分かりました」

かぐや姫


花澄「むかしむかしあるところに、竹取の翁という者ありけり~」

花澄「取った竹を色んな日用品に変えて生活していたある日、光っている竹を見つけました」


川和「なんだコレは?切って中を調べてみるか」


花澄「怪しく思って中身を見てみると、中に女の子が入っていました!」


御器谷「そうだよね……こんな女々しい男なんて、まともな扱いされるワケないよね……」

川和「御器谷!?」

『『『御器谷(先輩)!!?』』』


花澄「女の子はかぐや姫と名付けられ、世間を騒がす程の美人さんになりました」


御器谷「……」

歌林『十二単似合うわね!?なんか悔しい!』

花澄「しかしかぐや姫は一向に結婚する気がありません」


川和「なあ、かぐや姫。そろそろ嫁に行ったらどうだ?」

御器谷「ボク男だから……」


花澄「求婚者にも難題をふっかけて追い払いました」


御器谷(難題!?えーと……)

御器谷「吹奏楽曲のフルスコア、明日までに1000曲写譜してきてよ」

神峰「さすがにムリっス!」

御器谷「24時間演奏し続けてよ」

音羽「やってみる」

御器谷「10分間息を吸い続けたあと、10分間息を吐き続けてよ」

久能「すぅ~~~!」

御器谷「パーカッションやるならせめてボクより体力付けないと」

今金「」

御器谷「っていうか女になってから求婚してよ」

刻阪「僕に言われましても……」

『『『何で男ばっかなのよ!?』』』

花澄「ついに自分が月の住人だと明かしたかぐや姫は、満月の夜に月へと帰らなければいけない事を明かしました」


御器谷「今まで黙っててゴメンね。そういう訳だからお嫁に行く事が出来ないんだ」

川和「そういう訳っていうのはどっちの意味だ?」


花澄「そしてついに満月の夜。月からの使者が迎えに来てかぐや姫を連れて行ってしまいました。かぐや姫は別れ際に不死の薬をおじいさんにあげました」


御器谷「これ、今までお世話になったので……」

川和「ああ。達者でな」


花澄「この不死の薬は使われる事なく、富士山の山頂に捨てられました。めでたしめでたし」


歌林「ちょっとカスミン!なんで男ばっかキャスティングしてんのよ!?」

邑楽「そうよ!なんか敗北感あるんだけど!」

花澄「えー?だって御器谷君、女の子の格好似合いそうだったから!」

奏馬(御器谷には悪いが……)

音羽(確かに)

神峰(スゲェ)

刻阪(似合ってた)

こんな感じでやっていきます。なにか書いて欲しいお題があれば
自分で書いても良いです
お題がなければしばらく日本昔話シリーズやっていくかも

オズの魔法使い


星合「家ごと竜巻に吹き飛ばされ、ドロシーが迷い込んだのはオズの国」


神峰「俺が主役か……」


星合「ドロシーの家は東の悪い魔女の家に落ち、悪い魔女は圧死してしまいます」


花澄「私はここまでみたい……ゲフ」

神峰「吹越先輩スミマセン!」


星合「元居た場所へ帰りたくても帰れないドロシーは悲観し、泣き出してしまいます。そこに現れたのは良い魔女、グリンダ」


邑楽「とりあえず、カスミンの履いてた不思議な靴を履きな。……ウィザードならあんたを帰してくれるかもしれないから、エメラルドシティに行けば?」

神峰「あざす!」


星合「道中、最初にドロシーはカカシに出会います」


打樋「なぁ、神峰。俺、オズの魔法使い読んだ事ねェんだけどよ、カカシって何か無くてそれが欲しいんだろ?何なんだ?」

神峰「脳みそッス」

打樋「俺がバカって言いてェのかコラァア!!?」

神峰「言ってねェス!!!」


星合「次にブリキのきこりに出会います」


音羽「お前ら面白そうだ。俺も着いて行くよ」

打樋「音羽ついて来いコラァァァ!!」

神峰「……マジッスか?っていうかきこりはそんなキャラじゃないス」


星合「そして最後にライオンに襲われるのですが……」


御器谷「ボクみたいな根性も勇気も無いライオンなんていないよね……。神峰君、いいな君は……ボクも勇気が欲しいよ」

神峰「御器谷先輩皆勤ッスね!?」

御器谷「断れないから仕方ないよね……。断る勇気をくれないかな……?」

星合「途中で、妹を殺された恨みで西の悪い魔女が何度もドロシーの邪魔をしてきます」


歌林「ケチャップ」

打樋「めんつゆ」

神峰「再発しないで下さい!」


星合「ようやくエメラルドシティに着くも、ウィザードはなかなか会ってくれません」


金井淵「会うわけ、ないだろう」

神峰「なんとかなりませんか……?」

金井淵「だったら西の魔女を倒してこい」


星合「……なんて条件を出す始末」

星合「やっとの思いで西の悪い魔女を倒しましたが───」


歌林「ケチャップ」

打樋「めんつゆ」

音羽「御器谷、奴らの口を開かせろ」

御器谷「なんで!?」

音羽「ケチャップとめんつゆを混ぜた目玉焼きを食わせる」

神峰「ヒデェ事しますね!?」


星合「ウィザードは魔法使いではなくただの発明家でした」


金井淵「ほら、会ってやったぞ。悪いが、お前の地元に帰りたいなら、魔法の力が必要だ」

神峰「そんな……」

星合「彼が魔法使いでなければ帰れない事を知ったドロシーは泣き出してしまいます」

星合「そんな彼女へグリンダが手を差し述べて、ドロシーを帰してあげました」


邑楽「し、仕方ないわね!あんまり可哀想だから助けてあげるわよ!」サッ

神峰「邑楽先輩……ありがとうございます!」ギュッ

邑楽「ッ!」ドキドキ

音羽「<●><●>」ニヤニヤ

御器谷「<●><●>」ニヤニヤ

花澄「<●><●>」ニヤニヤ

歌林「<●><●>」ニヤニヤ

打樋「<●><●>」ニヤニヤ

邑楽「はっ!?」

星合「恵……即興だからいいけど、手を差し述べるからって手を握るシーンではないわよ」ニヤニヤ

邑楽「さっさとカンザスへ帰れ!!」ブオン!

神峰「何でスか!?」ビターン!

ロミオとジュリエット


夕子『丁度いいから伴奏もやるよ!みんな準備してー』

管崎「モンタギュー家とキャピュレット家は犬猿の仲。しかし、そんな状況でも、ロミオとジュリエットは密かに恋をしました」


桃子「ああ、ロミオ!どうしてあなたはロミオなの?」

刻阪『モコーー!?なんでいるの!?』

刻阪「一体誰がロミオだ!?モコと"ロミオとジュリエット"をやるなんて許さん!」


管崎「刻阪、乱入しないでよ……しょうがないから刻阪はジュリエットの父親ね」

管崎「そんな二人はやがて、修道僧ロレンスのもとで密かに結婚します」


神峰「病める時も健やかなる時も、ジュリエットを愛すると誓いますか?」

音羽「誓います」

刻阪「音羽先輩……アナタでしたか」ゴゴゴゴ

神峰「お前ホント面倒くせェな!!」

桃子「もーーー!響、これお芝居だよ!?」


管崎「ロレンスは二人の結婚が両家の和解になると信じていました。しかしある日、ロミオは街で抗争に巻き込まれ、親友の仇討にキャピュレット家の甥を殺してしまいます」

音羽「奏馬!」

奏馬「俺の事はいい……ジュリエットと幸せになるんだ……音羽!」

刻阪「そんな事許すハズないでしょう!!」


管崎「ロミオは投獄されてしまいました」


川和「音羽……ついにやってしまったんだな……」

音羽「お前は俺をどういう風にみてるんだ?」

管崎「悲しみに暮れたジュリエットはロレンスの助けを求めます」


桃子「どうしよう神峰さん!私このままじゃ、違う人と結婚させられちゃう!」

神峰「……だったら……一つ、提案なんだけど……、この仮死の薬を使って偽装自殺して、キャピュレット家を抜ける……ってのはどうかな?」

神峰「牢に居るロミオには俺がなんとか伝えるから」

桃子「分かったよ神峰さん!」


管崎「しかし、作戦はロミオに上手く伝わらず───」


神峰「ロミオ!気付いてくれ!」ブンブン

音羽「指揮棒で伝えられてもわからん」


管崎「本当にジュリエットが死んだと勘違いしたロミオは、自らの命を絶ちました。目を覚ましたジュリエットも、その事がショックで、ロミオの持っていた短剣で命を絶ちました」


桃子「悟偉さん……私もそっちに行くね……」

刻阪『モコォーーー!!!』

神峰『ちょっと静かにしてろ!』


管崎「この後皮肉にも、この作戦が両家に知られる事で、犬猿の仲だった両家は和解しました。めでたしめでたし」

刻阪「めでたくないでしょう!?」

神峰「刻阪ホント面倒くせェな!」

奏馬「せっかくみんな伴奏してくれたのに……」

歌林「だったら刻阪君、今度は私とやらな……違っ!今度は共演しようかって意味!ロミオとジュリエットしたいとかじゃないから!」

スターウォーズ長いよ……無理だよ……ゴメンよ……

とりあえずここまで。ライトウィングはやるよ

うわあソルキチSSだ! ソルキチSSktkr!
全力で支援!!!

>>28
俺もアンタのSS楽しみにしてるわ

ライトウィング


音羽「おい、御器谷。クロス上げるから逆立ちしてシュートしてみろよ」

御器谷「え!?ムリムリムリムリ出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない絶対出来ないから!!」

音羽「いいからやってみろ。おい、お前達はディフェンスしてくれ」

打樋「止めてやるぜコラァァァ!!」

神峰「みんなでサッカーなんて初めてだ……」

金井淵「まったく、音羽のワガママには付き合いきれん」

川和「とか言いながら参加してるじゃないか?」

谺「試合開始!」ピピーーー!

音羽 ダッ

「「「!?」」」

神峰「速っ!?音羽先輩めちゃくちゃ速ーーー!?」

刻阪「真っ直ぐ走っただけで何人抜いた!?」

奏馬「いいから早く音羽からボール奪え!!」

御器谷「ディーフェンス!」

今金「おおお!?御器谷先輩なんてフィジカルだ!?」

御器谷「カバー!」

金井淵「なっ!?いつの間に上がって来た!?」

御器谷「はっ」バスッ

川和「御器谷のパス、機械みたいに精確だぞ!!」

音羽「御器谷!上がれ!」ドッ







  ○三=- \│       〝 エゴイスティック・エンペラー
          │            イヴァン雷帝   〟
          ○ <飛べる
          │\       ΩΩΩ<御器谷(先輩)、カッケー!




そして……

金井淵「試合終盤の御器谷を誰も止められない!!」

神峰「なんなんスかコレ……」

シンデレラ


奏馬「シンデレラは毎日義母と義姉たちにイジメられていました」


楓「ホルンはオーケストラでも活躍するからね!しっかり鍛えるよ!」

ホルン子「は、はいっ!」

音羽「そんな吹き方するな。曲が死ぬ」

ホルン子「」ビクッ


奏馬「そんなある日、お城で演奏会が開かれます」


楓「あなたはまだ鍛える必要があるからね。もうちょっと我慢してね」

音羽「行ってくる<●><●>」ニヤリ

ホルン子「私も行きたいな……」


奏馬「そんなシンデレラのもとへ魔女がやって来ます」


伊調「僕ならあなたの音に色を付ける事が出来るよ。完璧に仕上げる事が出来る」

神峰『なんで伊調ォ!?』

伊調「なんでって……呼ばれたからに決まってるじゃないか、神峰翔太」

神峰『誰に!?』

伊調「シンデレラにさ」

神峰『ロマンティックだな!』


奏馬「魔法の力で完璧に仕上がったシンデレラはお城へ向かいます」


伊調「付け焼刃だから魔法が保つのは今夜いっぱいだよ」

ホルン子「ありがとうございます!」

奏馬「お城に着いたシンデレラは早速みんなとセッションに混ざりました」


管崎「ちょっと!あの子あんな演奏出来たの!?」

音羽「さっきとは比べ物にならない程上手くなってる!」

神峰「スゲェ……あの子の演奏から色が見える……」


奏馬「演奏で王子様の心を掴んだシンデレラは、時間が迫っている事を察して急いで帰ります」


ホルン子「すみません!もう帰らないと!」

神峰「あの!せめて名前だけでも……!」


奏馬「翌日、王子様はシンデレラ(の演奏)を求めて街のホルン奏者を訪ねます」


神峰「……アンタじゃないッスね……」

管崎「……」


奏馬「そしてついに最後のホルン奏者の下、つまりシンデレラの家へ着きました」


神峰「そのサイドテール……!アンタが昨日の人か!?」

ホルン子「私にはもうあんな演奏出来ません……。どうしてそんなに私にこだわるの?」

神峰「あんたが人の心なんて掴むから!言ってるんだ!!」

刻阪『おい!それ誰にでも言ってるのか!?』

ホルン子「でも……」

神峰「だったら……せめて一回だけ俺の指揮で演ってくれねェか?」

ホルン子「分かりました」


奏馬「王子様の指揮のおかげでレベルアップしたシンデレラは、幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」


伊調「さすがだよ神峰翔太……。僕の負けだ」

神峰「伊調……」

伊調「僕は彼女の演奏を付け焼刃程度にしか鍛えられなかった。なのに君は、たった一回の演奏で彼女の地力を底上げしてしまった!」



ホルン子「ねぇ、これそういうお話でしたっけ?」

音羽「伊調が要らん色を足したせいだな」

管崎「張り合うなら他所でやってよ……」

吉永さんちのネタ知らねェ……
深夜アニメネタは知らんのは出来ぬ……済まぬ……
というか知らないネタは出来ぬのでその時は済まぬ……

ソードマスターヤマト


打樋「ウシャアアアアア!!くらえサイアーク!新必殺音速火炎斬!」

金井淵「さぁ来い打樋!実は俺は一回刺されただけで死ぬぞ!」

ザンッ!

金井淵「グアアアァ!このザ・フジミと言われた俺が……このバカに負けるとは……」

金井淵「バカなあああ!」

星合「金井淵がやられたようね」

川和「フフフ……ヤツは金管四天王の中でも最弱……」

管崎「打樋ごときに負けるなんて……金管パートリーダーの面汚しよ……」

打樋「ウシャアアアア!!」ズサッ

星合川和管崎「グワアアアア!」

打樋「ウシャア!ついに金管四天王を倒したぞ!」

音羽「よく来たな打樋……待っていたぞ」

打樋「暴君!」

音羽「打樋よ……最初に言っておく事がある。俺を倒すのに"聖なる石"が必要だと思っているだろうが……別に無くても倒せる」

打樋「何だって!?」

打樋「ハッ……上等だ!なら俺も言っておく事がある……。俺には生き別れの妹がいる気がしたが、そんな事は無かったぜ!」

打樋「ウシャアアアアアア!いくぞ音羽コラァアアアア!!」

音羽「来い打樋!」



神峰「何スかその再現度!?」

邑楽「え?何これ?」

伊勢崎「ソードマスターヤマトですよ」

歌林「これで終わり!?」

花澄「打樋君の勇気が世界を救うと信じて!!」

勢いしかねェな!!書いてて楽しいけど!!

花咲か爺さん


音羽「ある日ある所に、群馬が産んだ奇跡のドアホウが入部しました」


神峰「俺の事ッスか音羽先輩!?」


音羽「神峰は部長と顧問の悩みを次々と解決していきました」


神峰「……ここ掘れワンワン……」

音羽「そうじゃないだろう? 今まで言って来たヤツ言えよ」

神峰「マジスか……それじゃあ……」コホン

神峰「二人が言わなかったのは! アンタの為だ!」

神峰「心まで二番手になるな!」

神峰「全て出し切れ!」グイッ

神峰「楽して本当に楽しかった事なんて、一度もなかった」

神峰「スゲェ……申し訳ねェスけど───」


音羽「そんなある日、神峰はパートリーダーの悩みを解決するためにその身を投げ打ちました」

神峰「ちょ……」

音羽「続き、言っていいぞ」

神峰「……。木戸先輩は、必要無いス」


音羽「この一言に激怒した部長は、誤って神峰を殺してしまいました」


奏馬「バカな……!! 音羽……! 俺に神峰君を殺せというのか!? 不謹慎だぞ!!」

音羽「よく考えろ、奏馬。これは花咲か爺さんだぞ? 話が進まない」

音羽「桜が咲くぞ?」

奏馬「───!」

奏馬「済まない、神峰君……。物語を進めるために我慢してくれ。……手加減はするから」

神峰「えっ!?ちょっと……!」


    /l 「  ̄ |    /l   「 | ‐l
  /l l  | |  |_,   | | / | | | | |  |ヽ
 / | | |  |  レ |  | | |  | レ  V  | \
 |  | | |/|  l/  | |  |  |      \ \
 |  レ| |  |/    | /   |  |       \ \
  |  | //     レ    |/         \ | /ヽ
  |  /レ                        ヾ/ /
  | |          _, ,_              / /
  | |       ( ‘д‘)           〈 /

   | |        ⊂彡☆))Д´)         V
   | |
   | /

   レ



神峰「痛ェ!」


音羽「神峰の死を悲しんだ奏馬は、神峰の遺灰を桜の木に撒きました」

音羽「すると不思議な事に、遺灰が撒かれた木から花が咲きました」


奏馬「あぁ……桜良い……」

神峰「俺の事もう忘れたーーー!!」

奏馬「済まない神峰君……。ありがとう……本当に……ありがとう……。それしか言葉が見つからない……」


音羽「こうして、奏馬は花咲か爺さんとして有名になりましたとさ」

神峰「ちょっと! 音羽先輩! 俺の扱いあんまりじゃないスか!?」

邑楽「そ、そうよそうよ!」

音羽「原作でも犬の遺灰を撒くだろ」

神峰「確かにそうッスけど!!」

刻阪「諦めろ神峰……音羽先輩じゃ相手が悪い……」

谺「あんまり不謹慎なヤツは控えろよー!」

ヤマトがいけるなら、やはり西遊記旅の終わりとかも行ける?

>>42
実はうすた作品ほとんど読んだ事無い。ヤマトは有名だったから知ってただけで、あとは地球最後の日くらいしか知らないんだ。
ガンダムエヴァ知らないけどファフナー大好きだったり、好きな作品にばらつきあるけど数打って当ててくれ

そしてミスター味っ子も……もう忘れちゃった
俺を何歳だと思っているのか

桃太郎


花澄「昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがいました」

花澄「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯をしに行きました。すると……」


邑楽「洗濯板って面倒よね……ん?」

どんぶらこ、どんぶらこ

邑楽「桃が流れてる……」

邑楽「持って帰ろ」


花澄「桃を持って帰り、おじいさんの帰りを待ちました」


奏馬「ただいま。大きな桃だね」

邑楽「川から流れて来たのよ」

奏馬「よし、切ってみよう!」


花澄「桃の中からはなんと!元気な男の子が!」


桃子「オギャー!」

刻阪『モコは女の子です!!』


花澄「男の子は桃太郎と名付けられ、すくすく成長しました」


桃子「おじいさん、おばあさん。私、鬼退治に行くね!」

邑楽「じゃあ……これ(きびだんご)持って行きなよ」

奏馬「気をつけて行ってくるんだよ」

花澄「鬼退治へ行く途中、犬が現れました」


刻阪「モコ!一人じゃ心配だろうから僕も付いて行くよ!!」

川和『刻阪! 俺の役に割り込むな!』

歌林『刻阪君……その子が心配なの……!?』


花澄「続いて猿が」


神峰「刻阪、お前も大概だな!」

刻阪「お前にもモコはやらん!」

桃子「響……」


花澄「最後に雉が仲間になります」


曲山「君たち面白いですねー!」

神峰刻阪「「なんでキョクリス先輩までいるの!?」」

曲山「そろそろ皆さんも鳴苑に集まると思いますよ!」

『『『他の人達も来るの!?』』』


花澄「仲間も集まっていよいよ鬼が島!」


打樋「ウシャアアアア!!鬼だぞコラァァア!!!」

弦野「テメェら全員たたっ斬ってやんよォ!!!」

神峰「弦野! 復活したのか!!」

弦野「特に神峰ェ! 今日こそテメェをたたっ斬る!!」

神峰「やめてくれ!!」

花澄「いよいよ戦いが始まりました! 私も演るー! メグも来なよ!」

邑楽「えっ?」

音羽「面白い。リンギン・ガーデンの再結成か。俺抜きでやれると思うな<●><●>」スクッ


~しばらくお待ち下さい~


花澄「神峰君の尊い犠牲の末、桃太郎は鬼を退治しました!」


神峰「死んでねェス……」ゼヒュー...

弦野「チッ……まだ越えられねェか……」ハー...ハー...


花澄「そして鬼が島のお宝を持って帰った桃太郎はおじいさんとおばあさんと一緒に幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」


谺「あんたら学外でそんな事してたのね……」

打樋「スゲェ楽しかったッス!!」

谺「あんまり勝手な事して迷惑かけんなよ!」

「「「「はーい!」」」」

いい加減木戸ちゃんを出したい。
胸張ってる聖月はお腹を撫でたくなるのに、胸張ってる木戸ちゃんは胸を撫でたくなる不思議

>>45
ギャグ漫画日和はうすた作品じゃないぞ
増田こうすけ

>>54
済まぬ……済まぬ……
いかん、このままではまともにジャンプ読み出したのが約五年前だという事が露呈してしまう

みんな硬派なタイトルばっかりだな……本スレでペロペロ言ってるアンタ達が本当のアンタ達なんじゃないんスか?

ゴルゴ13


神峰「……」バスッ!

奏馬「見事な腕だね、神峰君」

神峰「あ、構えてる時は後ろに立たないでもらえますか? 危ないんで」

奏馬「え?」

神峰「銃って狙ってる時はどうしても無防備になるんスよ。だからその時に人が近寄ると───」パンッ

音羽「ほお、射的上手いじゃないか……」コンッ

神峰「こんな風に反射的に攻撃してしまうんス」

音羽「面白い事やってるじゃないか……。ちょっと付き合ってくれるよな?」ドドドドド

神峰「わーーー! 音羽先輩スンマセン!」

音羽「お、丁度良い所に金井淵がいるぞ! ほら、狙ってみろ」

神峰「カンベンして下さい!」

音羽「ちゃんと報酬はやる。……やれ」




この後、遠目に見える部員全員を狙撃した(させられた)。
後日、菓子折りが神峰宅に届いた。

ルパン三世


音羽「待てルパン!」

神峰「なんで俺がルパン役なんスか!? 本気の音羽先輩から逃げられる気がしねェ!」

金井淵「ふん。無様だな、神峰」

神峰「五右衛門……金井淵先輩! 仲間なら助けてくれますよね!?」

金井淵「ふーーー……仕方ない。五右衛門役になったからには全力で助けてやる……。来い、音羽!」

音羽「……」スタタタ

金井淵「無視をするな!」

刻阪「任せろルパン! 僕の音で呼び止める!」

神峰「次元!」

~♪

音羽「!」ピタッ



神峰「止まった! 金井淵先輩も混ざってセッションになった! 今の内に……」



音羽「くそ……ルパンめ……まんまと盗んで行きおった!」

邑楽「……何も盗んでないじゃない」

音羽「いや……盗んで行ったぞ……」

音羽「盗まれたのは……お前の、心だ!<●><●>」ニヤニヤ

邑楽「おっ……お前ー!!!」ゴー!

バカとテストと召喚獣


神峰「へぇー、テストで取った点数が召喚獣のステータスになるんスね」

刻阪「つまり頭の良い人程強い! 鳴苑は偏差値良いから接戦になるんじゃないかな?」

音羽「お前たち、早速やろうか」

神峰「音羽先輩点数スゲェ!」

刻阪「そうだよ! ウチにはこの人がいた!」

打樋「音羽! 俺と勝負するぞコラァ!」

神峰「打樋先輩命知らずッスね!?」

打樋「何言ってんだ。戦い方次第では点差なんて簡単にひっくり返せるんだぜ?」

打樋「これは単純に点差を競う戦いじゃねェ! 戦略も必要になってくんだ!」

刻阪「つまり音羽先輩に勝てる算段があるんですね!?」

打樋「当たり前ェだ───痛エエエエエ!?」

谺「ちなみに学年で最下位のヤツの召喚獣は、物理的接触が可能で痛みがフィードバックするからな」



花澄「御器谷くーん、そっち男子トイレだよ?」

御器谷「ボク男だからね……?」

花澄「え? 御器谷君はこっちでしょ?」

"男子"

"御器谷"←

"女子"

御器谷「なんであるの!?」

うさぎと亀


伊調「ある日、亀がうさぎに勝負を持ちかけました」


聖月「お姉ちゃん! 真剣勝負だからね!」

花澄「うん」


伊調「そして勝負が始まりました。最初はうさぎがリードしていたのですが……」


花澄「ぐー……」zzZ

聖月「お姉ちゃん……ウソ……、手、抜いてる……」


伊調「うさぎは途中で居眠りしてしまい、亀に抜かれてしまいました。そして勝負も終盤……うさぎはようやく目を覚まします」


花澄「ごめんね、聖月……。私、ちょっとワガママになるね」

聖月「えっ?」


伊調「本気を出したうさぎは、ゴール直前にいた亀を抜き、ゴールしてしまいました」


聖月「おっ……お姉ちゃん……」ポロポロ

聖月「大人気ないよ……」ポロポロ


金井淵「ひどい舐めプを見た」

歌林「カスミンさすがにヒドくない?」

花澄「楽しさを手に入れるには戦い続ける事が必要だって神峰君に気付かせてもらったから!」

星合「神峰……」

神峰「それ俺のせいスか!?」

ブレーメンの音楽隊


谺「年老いて居場所のなくなった馬はブレーメンを目指します」


神峰「う……昔を思い出すな……」トボトボ

刻阪『神峰……』


谺「そして卵を産まないニワトリに出会います」


雅「あれ? 神峰じゃん。あんたも必要とされてないの?」

神峰「うっ……」グサ

雅「まぁ落ち込まないで。一緒に行こうよ」

邑楽『あんたら二人とも必要だからね!?』


谺「次に鳴かない番犬が……」


音羽「一番好きな物が……、俺の人生で一番要らない物だ……」

神峰「そのテンションやめて下さいよ! マジで凹んできた!」

雅「音羽も来れば?」

音羽「行くぞ<●><●>」


谺「最後に猫と出会いました」


御器谷「ボクみたいな何の役にも立たない猫なんて誰も飼おうと思わないよね……」クシャ

神峰「何なんスか! 俺の心を潰したいんスか!?」

雅「猫はメグだと思ったんだけどなー」

音羽「このままじゃ低音が居ないからな」


谺「森の中で野宿になろうとしていたその時、盗賊達の家を見つけます」


神峰「食いもんも金もある……」

雅「是非とも手に入れたいね!」

音羽「俺に良い考えがある」

御器谷「泥棒はダメだよ!?」

音羽「そんな事を言ってる場合じゃないだろ」

谺「犬の作戦とは、馬の上に犬が、犬の上に猫が、猫の上にニワトリが乗り、化け物に見せかけて盗賊を追い出すという物でした」


神峰「くっ……重……!!」プルプル

雅「大丈夫?」

打樋『神峰無理すんなよ!』

神峰「頑張ります!」


谺「作戦は見事に成功し、盗賊を追い出す事が出来ました」


川和「うお!? お前達何やってんだ!? 組体操か!?」

律田「こんなのが窓の外にいたら普通に驚くぞ!」


谺「その夜、盗賊達は家を取り返そうと忍び込みますが……」


音羽「お前達、いい度胸だ。御器谷に勝てると思うなよ?」

御器谷「ボクだけ!? みんなも何かしてよ! こっち四人もいるんだよ!?」

雅「御器谷ファイトー!」

奏馬『腕相撲して以来、御器谷が肉弾戦担当になったなぁ……』


谺「……御器谷のあまりの強さに、あの家には化け物が住んでいると噂になり、四人は毎日音楽を奏でながら暮らしましたとさ」

御器谷「先生までアドリブで変えてきたよ……。そうだよね……ボクなんて吹奏楽部じゃなくてアームレスリング部に入ればよかったんだ……」

神峰「御器谷先輩、落ち込まないでください!!」

花澄「御器谷君もちゃんと必要だからね!?」

さーて次は……ソ、ソルキチ!? どうしろというんだ!
試され過ぎだろ!

SOUL CATCER(S)


歌林「刻阪君が私の心なんか掴むから! 言ってんのよ!」

歌林「……はぁ、私も神峰みたいにズバッと言えたら苦労しないんだろうな……」ハッ

邑楽「<●><●>」ニヤニヤ

歌林「~~~ッ!?」

歌林「ちょっと! いつの間に!? 今の聞いてた!?」

邑楽「さっきの本当に言ってみたら良いんじゃないの?<●><●>」ニヤニヤ

歌林「うわあああああああああああ!!!!」ゴロゴロゴロゴロ

邑楽「まぁ、神峰みたいに伝えた所で、刻阪なら自分の演奏の事だと思うでしょうケド……」

歌林「うっ……あり得そう……」

邑楽「刻阪って自分の恋愛に無頓着な割に、他人の恋愛だとノって来るのよね……」

歌林「メグが神峰なピアノ教えてた時とかね<●><●>」

邑楽「そ! それは関係無いでしょ!」

歌林「神峰の場合、自他共にニブイから大変よねー?」

邑楽「この……! 急に勢い付いて……!!」




打樋「どう思う音羽?」

音羽「そうだな……神峰は天然タラシの片鱗が見える。落とすなら急いだ方が良いんじゃないか?」


邑楽歌林「「あんたらいつの間に!?」」

音羽打樋「「歌林が叫んだ所から<●><●>」」ニヤニヤ

歌林「ギャーーー!! 忘れて!!!」

花澄「二人ともしっかり心掴まれてるね!<●><●>」ニヤニヤ

歌林「カスミン! ……っていうかみんな見てたの!?」

邑楽「待てお前らー!!!」ゴー!

ギャー!Hが抜けてた!
>>70
一行目はSOUL CATCHER(S)です

ニセコイ


星合「遅刻する!」タンタンタン!

金井淵「ん?」クルッ

ぶぎゅる

星合「あ、ごめん。先急いでるから」スタタタタ

金井淵「」



金井淵「朝から酷い目に遭った……」

川和「災難だったな」

管崎「大丈夫? はい、絆創膏」

金井淵「助かる……」

谺「ホームルーム始める前に、転校生を紹介するぞ」

星合「始めまして……あ!」

金井淵「!」

金井淵「お前は今朝の暴力女!!」

星合「あんたがすっとろいのがいけないんでしょ?」

金井淵「演技だから避けなかったが、本当に痛かったぞ!?」

星合「あ……それはゴメン」

川和「……どうした、楽。知り合いか?」

音羽『川和……そんなに冷静に軌道修正するな……』クスクス

谺「何? あなた達知り合い? じゃあ席は隣でいいわね」

金井淵星合「ちょ!!!」

金井淵「くそ……今日はツイてない……」

曲山「あ!坊っちゃんおかえりなさい!」

聖月『キョクリス先輩!!』ブフォ!

奏馬「おかえり。お客さんが来てるから会ってくれないか?」



金井淵「つまり、組同士の争いを避けるために恋人のフリをしろという事だな?」

奏馬「ああ……すまないがそれ以外に方法が無いんだ」

金井淵「やるわけ、ないだろう」

奏馬「……」

奏馬「おお! やってくれるか!! そうか! ありがとう!」

金井淵「無理矢理話を進めるな」

奏馬「おーい、入って来てくれ!」

星合「あなたが私の恋人役? お互い大変ね。私は千棘。よろし───」

金井淵「何でお前がここにいるんだ!?」

奏馬「何だ、お互い知り合いだったのか。それなら安心だ」ハッハッハ

星合「何が安心よ!」


と、言うわけで……


金井淵星合「私たち、実は付き合っていました」

管崎「」サラサラサラ

雅「小咲!」


神峰「いやー、なかなか力技で進めていきましたね!」

音羽「川和……少しは表示を変えろ……www」

川和「ラブコメは向かん」

歌林(刻阪君とやりたかったな……)

邑楽(神峰とやりたかった……)

to loveる ダークネス


神峰「先輩達次の準備出来たスか?」ガチャ

神峰「あ」

※着替え中

女性陣「「「あ?」」」

神峰「あの……いえ……これは……」

邑楽「問答無用!」ドゴ!

神峰「スミマセン!」グシャア

聖月「きゃっ!?」バタッ

神峰「いてて……」ムク

聖月「神峰君……早くどいてくれないかな……?」

神峰「聖月さん!? ゴメンすぐ退く!」バタバタ

神峰「いて!?」ボス!

神峰「前よく見てなかったから壁に当たっちまったか……?」ペタ

聖月「うわぁ……神峰君……」

神峰「ん……?」

雅「ねぇ……神峰。えっちぃのはいけないと思うんだ……」ドドドドド

神峰「木戸先輩!? マジでスミマセン!!」



ギャーーーー!!



刻阪「神峰パネェな!?」

伊勢崎「これが舞台裏だもんな……」

打樋「リアルとらぶるだな!」

奏馬「神峰君……これはフォロー出来ないよ……」

音羽「是非表舞台でもやって欲しいな」

咲-Saki-


神峰「咲っつっても、原作通りには行きませんよね。漫画通りの牌が来る訳ねェし……。雀卓と牌は何故かありましたけど……」ジャラジャラ

音羽「というかお前、麻雀出来るのか?」ジャラジャラ

神峰「まぁ……ちょっとやさぐれてた時に勉強だけはしたッス。……結局やらなかったスけど」カチャカチャ

音羽「何でだ?」カチャカチャ

神峰「やっぱり、そういうのは良くないって思ったんで……」カチャカチャ

音羽「?」カチャカチャ

弦野「んじゃ仮親決めるぞ」コロコロ

谺「8……私ね」コロコロ

神峰「俺が起家スね」

邑楽『これって麻雀知らない私達には退屈なんじゃ……』

花澄『何か演出してよー』

神峰「やっぱりお芝居なんで、キャラ演じなきゃいけねぇスよね?」タン

弦野「出来た役で、そのキャラに合った上がり方すりゃいいだろ?」タン

谺「あたし部長役してあげるわよ? 練習したし」

神峰「マジスか!? 見てみたいッス!!」

~しばらくして~

弦野「ロン」

神峰「うおおおお!?」ズサッ

音羽谺「!?」ビクッ

弦野「どうしたんだよ……オーバーリアクションだぜ神峰ェ。そんなに振り込んだのが意外だったか?」

神峰「いや……悪ィ」

神峰(ロン宣言と同時に斬りかかってきたらそりゃビビるわ……)



谺「ツモ」バシィィィイン!

神峰「谺先生カッケー!」

『『『すごーい!』』』

谺「リアルでやると怒られるから真似するなよ!」



音羽(最初に振り込んでから神峰の振り込みが無い!?)

神峰(心見れば狙ってるのも待ってる牌の周辺も分かる……さすがに卑怯だよな……)


音羽「ロン」

神峰(こっちまで巻き添え喰らいそうだ!! この二人のアガりコエー!!)


~対局終了後~

刻阪「すごいな神峰! 二位じゃないか」

神峰「もう麻雀はやりたくねェ……」

刻阪「なんで?」

神峰「俺だけハイパービジュアル麻雀だったから……」

刻阪「あっ……」

ガイトさんじゃねーか

>>78
あ。確かにそうだった

裸の王様


音羽「王様、この布は馬鹿の目には映らない特殊な布です」

打樋「オ? み、見えるに決まってんだろコラ!」

音羽「では、この布で王様の服を仕立ててもいいですね?」

打樋「上等だ! 」

音羽「ちょろいな」ボソ

刻阪『打樋先輩もしかして素!?』

打樋「んなワケあるか! 物語くらい知ってんぞ!!」

『『『なぁ~んだ』』』ホッ

打樋「オメーら人を馬鹿にすんなよ!?」

金井淵「王様、仕立て屋から服が出来たと連絡がありました」

打樋「よし! その服着て街を練り歩いて馬鹿を見つけんぞ!!」

滝田今金「ハイ棟梁!!」



歌林「ねえ、あの人裸で歩いて馬鹿じゃないの?」

打樋「今俺の事馬鹿つったか!?」

歌林「馬鹿でしょ!!」



川和「お前に羞恥心は無いのか?」

打樋「何でだ……何で誰にも見えねェ……? 頭の良さってナンだ……?」

神峰「王様……アンタ、嘘を見破るの、苦手だろ?」

打樋「!! 知ったような口……叩───!!」

滝田「棟梁! ……私達にも……」

今金「見えません」

金井淵「めでたい王様だ」

打樋「……」



奏馬「……こうして、王様は城下の人々に親しまれるようになりましたとさ」

邑楽「結局打樋はどこまで演技だったの?」

九能「後半本気だったよな……?」

花澄「打樋君の演技力はすごいねー!」

東方かぁ……

東方Project


伊勢崎 ~♪

♪明日ハレの日、ケの昨日

神峰「……」


花澄 ~♪

♪フォールオブフォール

神峰「……?」


音羽 ~♪

♪風神少女

神峰「?」


神峰「あれ……? 何だこの違和感は……?」

刻阪「どうした神峰?」

神峰「いや……、俺、写譜した後も吹奏楽曲聴いたり楽譜勉強したりしてるんだけどよ……今日皆が吹いてる曲は聴いた事ねェんだ」

刻阪「何言ってんだ?」

谺「おーい、合奏やるから準備しろー!!」

刻阪「おっと、行かなきゃ!」



神峰(何なんだ……この違和感は……)

谺「じゃあ頭から! 全員!」ピッ

♪感情の摩天楼

神峰「!!?」

神峰(な……何だコレ!? 生演奏の迫力で説明出来るモンじゃねェぞ!?)

神峰(演奏に心を乗せて客席まで飛ばすのは俺もやってる! 何回も見てきた! だけど!! こんなのは初めて見る!)

神峰(この迫力はまるで……弾幕!!! 弾幕みてェに一面に張り巡らされてる!!)

神峰(当たったらどうなるんだ……?)オソルオソル

神峰「あ───」ピチューン!

「「「神峰ー!!?」」」

おまけ


神峰「さっきはヒドイ目にあった……」

刻阪「何が起きたんだ?」

神峰「俺にもよく分からん……」

~♪少女さとり

神峰「お? ピアノ? 邑楽先輩か?」

音羽「気分転換に行って来たらどうだ?」

神峰「そうッスね! 行って来ます!」タッ

打樋「ナイス音羽!」

音羽「<●><●>」グッ



邑楽「か、神峰!?」

神峰「あのぅ……今日、ずっと俺の知らない曲ばっかり聴くんスけど……何て曲なんスか?」

邑楽「さっき私が弾いてたのは少女さとりって曲だケド……」

神峰「さ……とり……?」

神峰「!?」ハッ

邑楽「どうしたの!? 汗びっしょりじゃない!?」

神峰「いえ……巨大な穴に落ちる幻覚が見えて……」

邑楽「は?」

神峰「確か……さとりと大事な約束をしてたんだ……」

邑楽「え? え? ちょっ……何!? さとり!? 誰!? 約束!?」

神峰「あいつが……胸元にある何かを開く事が出来たらまた会おうって……」

邑楽「会う約束!? どういうこと!?」オロオロ

打樋「リアルニセコイだな!」

音羽「ザクシャインラブ」

刻阪「まさか神峰にそんな約束をした娘がいたなんて……」

邑楽「アンタらいつからいたの!?」

川和「神峰は朴念仁だとばかり思っていたが」

歌林「メグったら慌てちゃって!」

雅「そんな事より早く神峰の口を塞いで! メグが白くなってくよ!!」

俺……ソルキャが完結したら幻ソウルリメイクしようかな……

おまけのネタは
幻想郷のSOUL CATCHER(s)
幻想郷のSOUL CATCHER(s) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1390836862/)

を「幻想入り」で検索すればわかります
本編はパクリになっちゃったからスルーしてくれ

遊戯王


打樋「おーい、バスケやろうぜ! 遊戯も来いよ!」

伊調「いや、いいよ。僕は音楽しか興味ないからね」

伊調「よし、今日こそは完成させるぞ」ゴソゴソ

音羽「何だそれは? パズルか?」カチャカチャ

伊調「ちょっ! 音羽さん! 組み立てないで! これは僕が完成させなきゃ話が続きませんから!」

音羽「そういう時は主人公交代すればいい」カチャカチャ

星合「バカなこと言ってないで返してあげなさい」パシッ

星合「で、これ何なの?」

伊調「僕もよく分からないけど、このパズルを完成させた人には、一つだけ願いを叶えてくれると書いてあると思ってるんだ」

星合「ふーん……」



打樋「くそー杏のヤツ……」

律田「おい、キミたち」

打樋音羽「ん?」

律田「イジメがどうとか言ってなかったかい?」

打樋「お前が牛尾かよ!! 悪人顔で似合ってんな!!」ゲラゲラ

音羽「打樋には言われたくないだろう」

律田「お前ら……」



律田「君……遊戯クンだよね?」

伊調「部長!?」

律田「話、進めるぞ? イジメの主犯を懲らしめてやったから、ボディーガード料二十万円払ってもらおうか!」

伊調「部長のその顔で言われると本当に恐喝されてる気分になります」

神峰『ヒデー事言うな!?』

伊調「ヒドイ目にあった……。二十万なんて用意出来るワケないじゃないか……」カチャカチャ

伊調「不思議と気分最悪の時にパズルが組み上がっていく……」カチャカチャ

伊調「あと一つピースをはめれば完成だ……!」

伊調「!?」

伊調「無い!? どうしてだ!? どこで無くした!?」

剛健「思い詰めた顔をしとるのう、鋭一よ」

伊調「おじーちゃん!!?」

『『「世界の伊調まで来てるの!?』』』

剛健「ファッファッファッ……ここまでパズルを完成させるとはのう」

伊調「それはもう完成しないよ……最後の一つが失くなってね」

剛健「それがな……ついさっき、バンダナを巻いた少年にコレを届けられてな」スッ

伊調「最後の一つ! ……これで……完成する……」カチッ

ドギューン!



律田「こんな時間に学校へ呼び出してどうしたんだ遊戯クン?」

伊調「お金を渡そうと思いまして……」スタスタ

                     _
                     /乂 ミ\_
                 ノ彡ハj从爻<_

                _フ从从N从爻「

                     フハ{岦^岦 }爻      
                /从  l_  从\
               / -=ヽ`ニ´イニ  \
               二\ニト ┴イニ/二
             |⌒l -=\\%/=-l⌒ヽ

            /廴N ニニニ\/ニニニ|〃Y
            入\ Yニニニ/ニニニフ/ |
            辷_)|ニニニ|Οニニ7_彡
            |匚[ヨ]〉ニニニ|ニニニニ|[E]コ|

               厂丁(ニ;\ニ|Ο∠;ニ厂丁ノ
                | 八 [二二二「E |二| / /|
              |\ ハ V丁テ六テ丁ハ/ / |
              ∨∧ |/ニニ;|ΟΧニ;| / /
              | ∧ハ;ニニ|ニニニ / 二|
              ∨/∧| ニニ|ニニニ;/ =ニ|
           ____|////〉ニ=∧=ニニ/ニニニ|
        /      l广 ⌒∨/ニ∨=/⌒\=/――
       _|二ニ=―〈〈 i 「┘'ニ|ニ=〈/j   |\=ニ二\
     /      ∠ニ水〉、〉/ニ|ニ└1ノハjニ  ̄ ̄\ニ\
    / ∠二ニ二二/ ニニ/ニ=|ニ∧ニニ┘\ニニ  \二\

律田「ぶっはwwwwwwwwwwww」

『『『wwwwwwwwwwwwww』』』

伊調「笑わないで下さいよ!! 」

律田「す、すまんwwww」

伊調「ただお金を渡すだけではつまらないので、僕とゲームしようよ!」

伊調「ルールは手の上に札束を置いて、ナイフに刺さった分だけ手に入れる事が出来るというもの。自分の手に刺さったり、相手を攻撃したらその場で負け!全額没収です」

律田「いいだろう……」プルプル

伊調「では僕から……」パタパタ

律田「札束置いてるのに伴奏はやめろwwwwwwwwwwなんか気持ち悪いwwwwww」

伊調「……意外と刺さらないものですね。部長、どうぞ」

律田「あ、ああwwww」プルプル

律田(くっ……予想外の攻撃で手に力が入る……!)ズブッ

律田「痛っ」

伊調「……」

律田「……」



伊調「罰ゲーム!!!」




翌日

雅「ねぇ、あれ風紀委員の牛尾じゃない?」

星合「なんで笑い転げてんの?」

邑楽「気持ち悪っ!」



伊調「ちょっと僕の扱い悪くないですか!? 笑われっぱなしじゃないか!」

音羽「あの格好は反則だろ……」プルプル

律田「俺も扱い悪いぞ!」

打樋「原作がそうだから仕方ねェ」

聖月「竹風さんは面白いなぁwwww」

絶対出ないと思っていたOBが出てくれた。しかも名前付き!
回想で目立った登場がなかったから飯島先輩が動くのは仕方ないけど……もしかして他の先輩もキャラ立てたかったんじゃないかなー?とか思ってしまうワケです
もっと連載に余裕があればそうなっていたのかも……出来なかった事をグダグダ考えても仕方ねェけど

ほい
http://i.imgur.com/dAPHlAq.jpg

>>97
似たような事考える人いるんだな。ソルキチ×東方は案外需要あり……?

となりのトトロ


聖月「あなたの名前はなんて言うの?」

打樋「と~、お~、る~~~!」

川和『出オチ感が半端ないwwww!』

聖月「……トトロっていうのね!?」

伊調『しかもスルーされてます』

花澄「メイ~! どこ~?」

花澄「こんな所にいた!」

聖月「あれ? トトロは?」

花澄「トトロってあのお化けの? 夢でも見てたんじゃない?」

聖月「トトロいるもん!」

神峰『……なんか、聖月さんて年齢より幼い役似合うなぁ』

聖月「……聞こえてるよ、神峰君?」

花澄「誰と話してるの? トトロ?」

聖月「なんでそこ拾うの!?」

神峰(話が流れた……助かった!)



花澄「メイのバカ! もう知らない!」

花澄「一度は言ってみたいよねー。聖月、トトロの所行っていいよ!」

聖月「……なんかバカにされてない?」

花澄「そんなこと無いよぅ」



花澄「どうしよう! メイが見つからないの!」

花澄「お願いトトロ! メイを探して!」

打樋「ウシャアアアアア! 猫バス来いコラァァアアア!」

ダダダダダ

御器谷 ダン!

花澄「御器谷君……猫バス……? だよね?」

御器谷「メイちゃんならあっちの方にいるよ……連れてってあげるよ……」

花澄「ありがとう……?」

花澄「あ、見つけた!」

花澄「もう! 心配したんだから!」

聖月「ごめんなさい……。お母さんにコレ、届けたくて……」

花澄「さ、皆心配してるから戻ろう?」

聖月「うん……」


雅「トトロなのにトトロがあんまり出なかったね」

御器谷「ボクなんて一回の出番のために配役されたんだよ……? 」

打樋「本来ならセリフがねェんだ。仕方ないだろ」

聖月「神峰君、アレ、どういう意味で言ったのかな? 教えてくれない?」

神峰「スミマセン!」

映画を短レスにまとめるのって大変だなぁ

>>103
東方に限らず心が読める・見えるってキャラが出てる作品とソルキチの相性は良いと思う
それと東方は音楽に力入れてる作品だからってのもあるのかな?

>>106
なるほど。スゲー納得した。俺がスレ立てたのもまさにその理由だったわ

天空の城ラピュタ


曲山「言葉を慎みなさい! 君達はラピュタ王の前にいるのですよ!」

曲山「ハッハー! 跪け! 命乞いをしなさい!」

曲山「さぁ、その飛行石を渡してもらいましょうか!」

伊調「待ってくれ! シータと話しがしたい」

曲山「……三分間待ってやる!」

聖月「パズー!」

伊調「シータ……あの呪文を教えてくれないか?」

聖月「えっ……でも」

伊調「大丈夫」


曲山「時間です! 答えを聞きましょうか!」

伊調聖月「バルス!」

曲山「ぐわああああああ!! 目が! 目がぁ!!」

聖月「キョクリス先輩サングラスかけてんじゃんwwww!」

曲山「ムスカもかけてましたよ!」



桃子「あの地ー平ー線~♪」

金井淵「エンディングが流れ出した!」

奏馬「まぁラストシーンだしね」

ナウシカムズイ。断念……

ピーターパン


刻阪「ネバーランドに連れてってやるよ! 来いよ!」

神峰「マジで!? 行く!」

神峰「ところでよ、ネバーランドってどんな所なんだ?」

刻阪「ネバーランドは! 子どもだけが行ける、歳をとらない場所なんだ! 歳をとらないから大人がいないんだ。スゴくないか!?」

刻阪「……なのに……、ある日突然、フック船長が現れた」

神峰「!」

刻阪「どんなに頑張っても子どもの力では大人のフック船長には勝てない……。子供達も立ち向かう気が失くなっていって……、解決する気が無くて無気力になるんだ……」

刻阪「子供達の楽園なのに、大人が居るんじゃ……意味が無い!!」

神峰「そのノリやめろよ!!」

刻阪「あ、悪い……」

弦野「よう! 来たな! ピーターパン!……と、神峰!」

刻阪「フック船長! いい加減、皆に迷惑をかけるの止めてくれないか?」

弦野「おいおい、誤解を恐れず真摯に言うぜ? 俺はただ、老若男女、あらゆる音楽ジャンルをたたっ斬って取り込みたいだけだぜ? お互い真摯に切磋琢磨しようや?」

弦野「今は舞台だから、ミュージカルも悪くねェな! ……だけど今は……神峰ェ!! テメェをたたっ斬る!!!」

神峰「なんだよその展開!!?」

コンバス奏者の弦野が勝負をしかけてきた!▼

刻阪「なんだこのウィンドウ!?」

弦野「神峰ェ! さっさと指揮棒を抜け! 刻阪! サックス持って来い!」

刻阪「く……! やってやる!!」




~♪

神峰「音羽先輩が客席から混ざってきた!!」

雅『ピーターパンってどんなストーリーだっけ?』

人魚姫


楓「大海原に、とても声の美しい人魚姫がいました」

楓「ある嵐の夜、人魚姫は遭難した船から海へと落ちた王子を助けました」


桃子「どうしよう……人間を助けちゃった……」

神峰『刻阪を押さえろー! 縛って縛って!!』

刻阪『ンーーー!!』


楓「そう、人魚はその姿を見られると、見た人間か見られた人魚か、どちらかが死なねばなりませんでした」


桃子「この人意識無いし、陸まで運んだから逃げちゃえ!」


楓「王子は目が覚めた時、通りかかった女性を恩人だと勘違いします」


曲山「あなたが助けてくれたんですねー!? ありがとうございます!」

聖月「キョクリス先輩何言ってんの?」

曲山「お礼にお城へ招待しますよ!」

聖月「話聞いてる?」


楓「そんな王子にどうしても会いたい人魚姫は、魔女を訪ねます」


谺「陸に上がりたい? 人魚は正体がバレると死ななきゃいけないんだよ? それでも行く?」

桃子「はい!」

谺「……この薬は、あなたに足を与える。だけど! その代わりあなたの声を奪うわよ? あなたの恋が叶わなかったらあなたは泡となって消えてしまう。その覚悟がある?」

桃子「どうしても行きたいんです!」

谺「……わかったわ。好きにしなさい」


楓「こうして、人魚姫は声と引き換えに足を得て、王子に会いに行きました」

楓「なんとか王子に会えた人魚姫は、正体を明かさぬままお城で過ごします」


桃子(神峰さんなら指揮棒で伝えられるのかな?)ブンブン

曲山「ジェスチャーじゃ言いたい事もうまく伝わりませんね」


楓「そんなある日、王子は再び船に乗り旅に出る事になりました」


曲山「あなたも僕の旅に着いて来ますか?」

桃子 コクッ


楓「しかし、またもや船は嵐に見舞われ遭難します」


桃子「このままじゃ船が沈んじゃう!」※劇の都合上、独白は声に出します


楓「人魚姫は意を決して王子を助けました」


桃子「大丈夫、王子さま?」

刻阪「モコ……お前、声が……。お前、人魚だったんだな……」


楓「響ーーー!? アンタ何やっとんじゃーーー!!」

打樋『さっきの刻阪の動きヤベェぞ!』

楓「コホン……。人魚姫が助けたのは簀巻きにされて人魚のようになっていた愚弟でした……」

楓「愚弟に正体を見られたせいで人魚姫は泡となって消えてしまいました。愚弟のせいで!!」

楓「響が助かったせいで王子まで命を落としてしまいましたとさ! バッドエンドよ!!」

神峰『楓さんコエー……』ガタガタ

曲山「あのー……何が起こったんです?」

白雪姫


音羽「白雪姫という美しい女性が七人の小人と暮らしていました<●><●>」


邑楽派「さすがメグ先輩! 白雪姫似合いますね!<●><●>」

邑楽「……なんなのよあんた達……そんな変な顔して……?」


音羽「そんなある日、魔女の手によって毒リンゴを食べさせられてしまいます」


歌林「鏡よ鏡、世界で一番美しいのはだぁれ?」

御器谷「恵です<●><●>」ニヤニヤ

歌林「じゃあちょっと毒殺してくるわ!<●><●>」ニヤニヤ



歌林「そこのお嬢さん、リンゴはいかが?<●><●>」ニヤニヤ

邑楽「あんた達まで……」


音羽「毒リンゴを食べた白雪姫は覚めない眠りについてしまいました」


邑楽派「あちゃー! こりゃ王子様のキスがないと目が覚めないね!<●><●>」ニヤニヤ

邑楽(一体何なの……?)


音羽「そこへ王子様が現れました<●><●>」ニヤニヤ


神峰「あの……奏馬先輩、重くないスか……?」

奏馬「大丈夫だよ! 神峰君は気にしないで!<●><●>」ニヤニヤ

邑楽(か……! 神峰!?)ガチーン!

邑楽(こいつら……みんな私に隠してたの!? だから様子が……!)カチンコチン

邑楽派「だって先輩、先に知ってたらまともな演技出来なくなるじゃないですか」ヒソヒソ

邑楽派「おお、王子様! どうか白雪姫を助けてください!<●><●>」ニヤニヤ

神峰「お……おう? 何かみんな様子がヘンじゃねェか……?」


音羽「ほら、キスしろよ神峰。物語が終わらないだろ?<●><●>」ニヤニヤ


邑楽「!?」

神峰「え!? フリだけッスよね!?」

音羽「ああ、フリでいいから、顔は近づけるんだぞ? <●><●>」ニヤニヤ

神峰「それじゃあ……邑楽先輩、失礼します……」スッ

邑楽「あんた達大概にしろや!」バシン!

神峰「なんで!?」ブハッ



曲山「いやー面白い劇でした!<●><●>」ニヤニヤ

打樋「惜しかったな<●><●>」ニヤニヤ

川和「ナイスだ暴君<●><●>」ニヤニヤ

音羽「<●><●>」グッ

気づけばずっとsageてるんだなココ

ハヤテのごとく!


神峰「俺は今、犯罪に手を染めようとしている」

神峰「なぜなら、クリスマスのこの日に俺は両親の借金を押し付けられ、今日中に返さなければ間違い無く命がない」

神峰「だから手頃な人間を誘拐して身代金を要求するんだ」ハァハァ

神峰「あの子はどうだ? サックスなんて金のかかりそうな楽器を持って……」スタスタ

神峰「あの……すみません……」

歌林「何!? 私と刻阪君のラン[ピザ]ーを邪魔する気!?」

神峰「いえ……失礼しました……」ソソクサ

神峰「ダメだ……他を探さねェと」

金井淵「お、いたいた。おい、神峰」

神峰「ん? ……どちらさんスか?」

金井淵「借金受け取りに来たぞ」

神峰「えっ」

金井淵「さて、行くか」

神峰「行くって……どこにスか……?」

金井淵「……病院だ」



金井淵「本日はよろしく頼む」

弦野「たたっ斬ってやるから任せときな!」

神峰「不安しかねェよ!!」

音羽「安心しろ。臓器をまるごと取り除く手術ならすぐに終わる」

神峰「冗談に聞こえねェから! 音羽先輩が言うとマジでやられそうなんスけど!!」

音羽「……お前面白いな。借金いくらだ? 肩代わりしてやろうか?」

金井淵「マジで言ってるのか?」

音羽「割とマジ」

神峰「マジスか!?」

音羽「マジ」

神峰「お願いします!!」

音羽「いいだろう……ただし! 借金の分はしっかり働いて返してもらうぞ」


音羽「なぁ、俺の道化(しつじ)をやらないか?」ニヤァ


神峰「どっち選んでもまともな人生送れる気がしねェ!! 劇でよかったッ!!」




雅「でも神峰ってさ、実際に借金しても同じ道を辿りそうだよね!」

音羽「その時は助けてやる」

神峰「マジッスか!?」

音羽「同じ条件で」

神峰「せめて人権は下さい!!」

音羽「冗談だ」

神峰「だから冗談に聞こえねェんスけど!!」

刻阪「というか将来借金する前提なのか?」

はたらく魔王さま


                     _
                     /乂 ミ\_
                 ノ彡ハj从爻<_

                _フ从从N从爻「

                     フハ{岦^岦 }爻      いらっしゃいませー
                /从  l_  从\
               / -=ヽ`ニ´イニ  \
               二\ニト ┴イニ/二
             |⌒l -=\\%/=-l⌒ヽ

            /廴N ニニニ\/ニニニ|〃Y
            入\ Yニニニ/ニニニフ/ |
            辷_)|ニニニ|Οニニ7_彡
            |匚[ヨ]〉ニニニ|ニニニニ|[E]コ|

               厂丁(ニ;\ニ|Ο∠;ニ厂丁ノ
                | 八 [二二二「E |二| / /|
              |\ ハ V丁テ六テ丁ハ/ / |
              ∨∧ |/ニニ;|ΟΧニ;| / /
              | ∧ハ;ニニ|ニニニ / 二|
              ∨/∧| ニニ|ニニニ;/ =ニ|
           ____|////〉ニ=∧=ニニ/ニニニ|
        /      l广 ⌒∨/ニ∨=/⌒\=/――
       _|二ニ=―〈〈 i 「┘'ニ|ニ=〈/j   |\=ニ二\
     /      ∠ニ水〉、〉/ニ|ニ└1ノハjニ  ̄ ̄\ニ\
    / ∠二ニ二二/ ニニ/ニ=|ニ∧ニニ┘\ニニ  \二\




雅「魔王が出オチ過ぎwwwwww!」

伊調「笑わないでくれるかな、勇者エミリア」

雅「じゃあ店内でコート着ないでよ!」

伊調「魔王やるなら着ろってみんなが言うから着たんです!」

雅「あ……なるほど!」

星合「話が進まないんだけど……。ねっ! 真央さん!」

伊調「僕に振られても……」

雅「何そのキャラ付け」

星合「こういうキャラの子だから」

雅「テンプレが無い日常系作品のアドリブ難しいんだけど!」

邑楽『頑張れ雅! 出来る出来る!』

雅「場所を移せばいいんだ! 魔王城行こうよ!」

奏馬「……それで、魔王城に来たと」

雅「いっぺんにキャラが出た方がアドリブも繋がり易いでしょ?」

奏馬「そんなメタ発言は控えて欲しいな」

伊調「あのままだったら僕が接客するだけの劇になりそうだったので」

谺「せっかく配役したんだし、良い選択だと思うよ」カチカチ

奏馬「せんせ……漆原はゲームをしたいだけでしょう……」

谺「芦屋は本当に保護者みたいねー」カチカチ

星合「漆原さんがゲームしてる姿が予想外に残念すぎる……」

伊調「もし憧れてる人がいたら幻滅するレベルだ」

谺「あんたら原作通りに私をディスるの止めてくれない!?」

雅「とりあえず原作の流れは取り入れられたね!」



金井淵「このグダグダ感……」

川和「木戸がもっと頑張るべきだったな。一応メインヒロインだし」

打樋「流れが無いのはキツイだろ」

花澄「今回は難産だったねー」

管崎「というか伊調が全部持っていったよね、コレ……」

ドラえもん


神峰「ドラえも~ん! またジャイアンにイジメられた~!」

伊勢崎『やっぱり神峰がのび太か!』

刻阪「またかのび太……。仕方ない、ここは僕の演奏で……」

神峰「のび太の俺が言うのもなんだけど、そうやって何でも演奏で解決しようとすんの、どうなんだ?」

刻阪「……わかった。たまには秘密道具を使おう」

神峰「原作では秘密道具しか使ってねェからな!?」

刻阪「よし! 早速空き地へ行こう!」







心亜「あれぇ? どうしたんだ、のび太ァ?」







神峰刻阪「……誰!!?」

『『『おいやめろ!!』』』

神峰(っていうか……こいつの心……ヤバ過ぎる!! 完全に人を見下してやがる!!)

心亜「誰って……ジャイアンdeathぅー。……あ、もしかして、さっきイジメてやったことを怒ってんの?」

心亜「それで仕返しに来たのか? 毎回毎回よく飽きないねェー」

吏人「そこまでにしとけよジャイアン!!」

心亜「おいおいリヒトォ……何乱入してんだよ? 関係者意外は舞台から降りろよ」

吏人「……俺は関係者だし、リヒトじゃねェ……」




吏人「セワシだ!!!」




神峰「な……なんだこの展開……」

刻阪「どうしよう……完全に出るタイミングを失ってしまった」

この後何やかんやあってからセワシ君がジャイアンを未来に持って帰りました
結論:シアンは手が付けられない。下手に出せないキャラだった。もう出さない

>>118
基本的に規制が入る時にsagaと書き直す意外はsageで行くよ。

めだかボックス


刻阪「ウチって野球も甲子園行くし、文武両道だよね」

神峰「成績は音羽先輩から打樋先輩まで幅が広いけどな」

奏馬「まぁ、打樋は13組だからなあ。基本的に部活意外は学校に来る必要も無いんだよ」

神峰「え!? 打樋先輩って13組だったんスか!?」

刻阪「神峰も13組だったろ? 最近は学校に来る人もほとんど居なくなったんじゃないか?」

神峰「文化祭が終わってから俺も教室に行ってねェから……」

奏馬「そういえば、神峰君のクラスから生徒会長が出たね! 一年生が立候補するなんてスゴイな!」

神峰「最近までスゲェ揉めてましたよね」

刻阪「風紀員に音楽室の壁をブチ抜かれたり、部員を半殺しにされた時は大変でしたね」

奏馬「楽器だって安くないんだから、カンベンして欲しいよ」

雅「え? そんな事なかったでしょ?」

邑楽「っていうか生徒会長だって一年生じゃないわよ?」

管崎「そもそも13組なんて無いし……」

金井淵「お前たち……冗談もほどほどにしておけ」

音羽「まずここは箱庭学園ではない」

ジョジョの奇妙な冒険


神峰「……?」

神峰「アレ……?」

神峰「なあ……何かよォ~~、皆……雰囲気……変わってねェか?」

刻阪「何? 何の話?」

神峰「いや、刻阪にだから言えるっつーか……、皆の『心』がよォ……」ゴゴゴゴ

刻阪「?」

神峰「俺にはハッキリ見えるぜぇ~~~? いつもは体の中心に見えるんだけど……お前たちの『心』が……背後に立ってんだよォーーー!! まるで『守護霊』みてェにッ!!」ドドドドドドド

刻阪「なんだ……? 一体何を言っている……? 『心』? 一体どうしたんだ神峰ッ!?」

ドッグォォン!

神峰「!? 今の音は……!」

刻阪「どうしたんだ!? さっきから何を言っているッ!?」

神峰「いいからッ! 来いッ刻阪ッ!! 皆の様子がおかしいみてェだ!!」



御器谷「あ……神峰君……」ドッグォ!

神峰(さっきの音……御器谷先輩か……)

神峰「……御器谷先輩……どうしたんスか……?」

音羽「何でもないさ……ただ、俺が『セッション』……吹っかけただけだ……」ゴゴゴ

刻阪「音羽先輩ッ!」

谺「お前らァー! そろそろ合奏するから準備しろッ!!」

谺「神峰、私はちょっと外すから、ヨロシクねェ~ン」

神峰「はあ……わかりました」

神峰「……という訳で……俺が先生の代わりに振ります……」

神峰「じゃあ頭からッ!」ピッ

~♪

神峰(演奏もスゲェ迫力ッ! なんつーか……マジで『心』掴まれそうな……視覚的な迫力がハンパない!!)

神峰「!?」ビクッ

神峰「うおおおおおおッ!?」ドジュウウウウウ!

神峰(何が起きたッ!? 焦げたッ!? 何をされたんだ!?)

打樋「何やってんだァーーー!? 神峰ェッ!!」

神峰(まさか……音の通り道に居るから……皆の心をダイレクトに浴びるのか!!)

神峰(上手く避けながら『指揮』しねェと……)

神峰「スミマセン……もう一度……」サッ





神峰「───っていう夢を見たんだけど」

刻阪「漫画の読みすぎじゃないか?」

花澄「私のスタンドは棚の後ろの矢を取る事が出来るよ!」

うえきの法則


川和「頼む! お前の能力で俺をメガネ好きにしてくれ!」

管崎「へ……」

管崎「変態だーーー!!!(AAry」

金井淵『なぜのそシーンをチョイスした!?』



刻阪「さあ、植木……残り少ない才でどうやって僕を倒すんだ?」

御器谷「そうだよね……ゴメンね……こんな才能無しのボクなんかがラスボスを倒そうだなんて無理だよね……」

御器谷「ボクなんて才を全て失って消滅した方がいいよね……」

打樋「いいから早く魔王撃てコラァァアア!!」

御器谷「……佐野君も言ってるし、劇を進めるよ……魔王!」


               r――
             //: : : : : : : \
          /: : |: : :\: ヽ: : : \
           |: : ∧N\|\|:\ : : \
      _    |: :<●> <●>\\ : : >
   /) \   V:| 、____,   _〉\: : :\

   ゛く/  >  \ \_ノ ∠_ : : \<

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          \____|;;;;;|   |;;;;;;;;;;;;;\ \_)ヽ
                    |;;;;ハ\ \;;;;;;;;;;;;;;\ 丶_ノヽ
                 \;;ヽ \  \;;;;;;;;;;;;;) 廴__ノ
                 \| |/  ̄| ̄
                    __〉_〉__ \
              /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\    ヽ
               |;;;;;;;;;;;\N;;;;;;;;;;;;;\  |
                  \;;;;;;;;;;;;\\;;;;;;;;;;;\ノ__ _
                 ̄\;;;「l7 \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ||

                   Yノノ   \;;;;;;;;;;;;;;;;;| ||
                      └'      ̄ ̄ ̄Lリ


御器谷「音羽君!?」

音羽「なあ、御器谷。能力を使って攻撃したら才を失うなら、純粋に腕っぷしで戦えばいいんじゃないか?」

刻阪「えっ!?」ドキッ

打樋「自分の神器にダメ出しされてやがる……」

御器谷「そんなの無理だって!」

音羽「いや、刻阪程度ならお前は能力無しでやれる! 」

御器谷「なにそれ!? ラスボス戦だよ!?」

音羽「いいからやってみろ」

御器谷「う……じゃあ刻阪君……ゴメンね!」

刻阪「ちょっ! 御器谷先輩!? タンマ!!」

ギャアアア‼

ギブ! ギブデス!

のだめ……のだめか……
誰か音楽知識ある人がクロス書いてくれないかな……?

のだめカンタービレ


重松 ~♪

神峰「下手くそ!」

伊勢崎 ~♪

神峰「こいつも下手くそ!」

歌林 ~♪

神峰「全部下手くそ!」

重松伊勢崎歌林「「「お前にだけは言われたくない!!!」」」

神峰「劇なんで! マジでスミマセン!! つーか主人公は伊調がやれよ!」

伊調『いや、この役はキミがやるべきだ<●><●>』ニヤニヤ


~♪

神峰「ピアノ……?」

神峰「ベートーベンの……『悲愴』か……。これじゃ悲愴じゃなくて悲惨だな」

神峰「……でも何だ? この音、心に残って離れねェ……。これは下手なんじゃなくて……!」タッタッタッ

バタン!

邑楽「神峰!?」ギョッ

谺「いいところに来たわね。あんた達、ピアノ連弾やってみない?」

谺「曲目はモーツァルトの『二台のピアノのためのソナタ』」

神峰「いや……さすがに今の俺にはレベル高いス……」

谺「いいからやってみなさい」

神峰「そ、それじゃあ……」ストン

邑楽「───ッ」カチーン

神峰「邑楽先輩、よろしくお願いします」

邑楽「う、うん!?」

邑楽派『メグ先輩ガッチガチに緊張してる~<●><●>』ニヤニヤ


~♪ ~\"&

谺「二人ともたった二小節で間違えるなーーー!!!」

神峰「頑張った方ッス!!」

谺「……はぁ。仕方ない」

谺「神峰と邑楽は、この曲弾けるようになるまで練習しなさい」

谺「弾けるようになったら……聴かせにきてね?<●><●>」ニヤニヤ

神峰「リアル課題スか!?」

邑楽「ちょっと先生!?」


パカーン! <●><●>

打樋『谺先生ナイス!<●><●>』

奏馬『神峰君! 頑張るんだ!<●><●>』ニヤニヤ

歌林『メグも頑張って!<●><●>』ニヤニヤ

神峰「なんスかその一体感!?」

邑楽「あんたらいい加減に……!」

御器谷『頑張るんだよ、恵……。神峰君、恵をよろしく』ハラハラハラ

らんま1/2


奏馬「かすみー!」

奏馬「なびきー!」

奏馬「あかねー!」

奏馬「話があるからちょっと来なさい!」

花澄「どうしたのお父さん? 夕飯の準備があるんだけど」

奏馬「それはね……実は君達には許嫁がいるんだ。三人の内一人が結婚して欲しい」

雅「早乙女らんまねぇ? 初耳なんだけど」

聖月「私は絶対嫌だよ!」

「ちょっと! 離してよ!」

奏馬「話をすれば……来たみたいだね!」

雅「きっとらんま君だね!」ドタドタドタ

雅「wwwwww」バタバタバタ

聖月「なんで笑って帰ってくるの!?」

雅「川和がパンダの着ぐるみ着て御器谷を担いでたwwwwww」

御器谷「ほら! やっぱり怯えてるじゃないか!」

奏馬「君がらんま君だね? よく来てくれた!」ダキッ

奏馬「!?」バッ

御器谷「あ……早乙女らんまです……すみません」

聖月「ちょっと……女の子じゃないの……?」

カポーーーン

川和「……」

奏馬「……」

雅「ねぇ、あのおっさん誰?」

花澄「らんま君雨に濡れたでしょ? お風呂入ってきなよー」

御器谷「あ、どうも」



カポーーーン

御器谷「うーん、どうしよう……迷うな……」

御器谷「どうせバレるんだし、いっか」

ガラッ

御器谷「えっ」

聖月「」

聖月「キャーーーー!!!」バタバタバタバタ

雅「どうしたのあかね?」

聖月「痴漢だよ痴漢! 風呂桶に沈めてやる!」

雅「無理だと思うけど?……お?」

御器谷「早乙女らんまです……すみません」

雅「男の子……? いや、やっぱり女の子にしか見えないや」

聖月「一体どういうことかな?」

川和「それは俺達から説明しよう」

奏馬「こちらはらんま君のお父さんだ」

奏馬「俺も驚いたよ。らんま君の身体、さっき抱きついた時、鋼鉄みたいに硬かったんだから」

川和「俺達が中国の呪泉郷という所で修行しててな……そこで泉に落ちて変身体質になってしまったんだ。御器谷はよく女の子と誤解されるのに、本当に女の子になってしまうとは」

音羽『御器谷と言ってるぞ』

星合『でも女の子の御器谷なら見てみたいかも』

聖月「変身体質? よくわかんないけど、体意外変わってないと思うんだけど?」

聖月「この人の場合、見た目変わらないから変身しても判断出来ないなあ」

花澄「御器谷君は可愛いからねー」

歌林『十二単も似合ってたしね……』

御器谷「皆ヒドいよ……」クシャッ

神峰『わーーー! それ以上は言わないで下さい!!』

奏馬「さあ、それじゃあ選んでくれ!」

奏馬「そこに三人の姉妹がいるだろ?」

伊勢崎『ポケモンですか?』

奏馬「長女のかすみにするかい?」

花澄「同じ名前の役だよー」

奏馬「次女のなびきにするかい?」

雅「なんでオーキド博士みたいなノリなの?」

奏馬「おお! 三女のあかねがいいのか! 原作通りだしいいと思うよ!」

御器谷「そうだよね……ボクの意見なんて全く尊重されないよね……。ボクには選択の余地も許されないんだ……大きな流れに逆らう事も叶わず生きて行くんだ……」

聖月「主役をやらされてる時点で察しなよ」


神峰「御器谷先輩が可哀想だからもうやめてくれ!」

邑楽「奏馬ってポケモン好きなの?」

管崎「好きだからってあのノリにはならないと思うけど……」

星合「御器谷にはまた女役をやってもらおうかな」

金井淵「やめてやれ……」

ハンター×ハンター


御器谷「それじゃあ二次試験の会場まで案内するから着いてきてね」

奏馬「二次試験……? ということは」

御器谷「うん。一次試験はボクに着いてくること」

川和「御器谷に着いて行くのか……ここで何人脱落するだろうな?」

刻阪「体育会系文化部を謳う吹奏楽部なので、そう簡単には脱落しないと思いますが……」



神峰「一番前に来ちゃいましたね」タッタッタッ

音羽「このペースなら余裕で着いて行けるな」タッタッタッ

音羽「それより気を付けろ。弦野のヤツ、たたっ斬りたくて仕方がないって顔してやがる」タッタッタッ

神峰(心見てればわかるッス……)



伊調(バカな……! 僕はエリートのはずだ!!)ハァハァ

伊調( 世界的指揮者の孫に生まれて、ひたすら音楽を勉強してきた!)ハァハァ

伊調(おじーちゃんの名前を汚さないように必死に努力して、やっと皆も認めてきているというのに……!)ハァーハァー

伊調(そんな僕がリタイア!? 脱落者一号だって!?)ハァーハァー

伊調(イヤだ!!)ハァーハァー



邑楽「……ねぇ、あんた大丈夫?」

弾「俺、中学の頃膝やっちゃってね……走るのはちょっとキツイね……でも心配ありがとー」

邑楽「そうなんだ。……はぁ、遠っ……、先頭見えないじゃん」

邑楽「忍はどの辺だろ? すぐ追いついてやる!」タッタッタッ


歌林「ずっと走るだけ!?」

雅「観客でよかったー!」

星合「男子は強制参加だって。御器谷の洗礼とか言ってたわね」

管崎「御器谷はそんな事全く考えてなさそうだけど……」

谺「御器谷ー! もっとペース上げていいぞ!」

ソルキチの展開で最初から期待していた事なんだけど、神峰みたいな特殊能力持ちは神峰だけで、心を見る強みだけで天才に勝つってストーリーをみたかったんだけどなー
今週は展開的にはお互いを理解して行こうとしてる所に疑心暗鬼にさせられるって感じか?歌林先輩ピンチだ

あと山市、お前はフられただろ

山一ははぐらかされただけだから……

>>150
未成年の主張で刻阪の前座でフられたから……

シアンキャラ出て来たけど同じ事して勝てるワケねェから大丈夫だよね! 神海先生に期待するしかねェ!

アンケ送れよ

>>152
単行本派だったけど今年から送ってるよ

とある魔術の禁書目録


伊調「今日は天気も良いし、布団でも干すか」ガラッ

御器谷「」

伊調「……」

伊調「あれ? もう干してある?」

御器谷「そうだよね……ベランダに引っかかってる人間なんて普通に考えたらいないもんね……。人として認識されなくても仕方がないことなんだ……」

伊調「面倒事の予感がする……不幸だ」

伊調「……それで、どうしてベランダなんかに引っかかっていたのかな?」

御器谷「追われてる途中で足を滑らせちゃって……よいしょっと」ヨジ

伊調「どうして追われていたんだい?」

御器谷「ボクが記憶してる10万3000曲の楽譜を狙っているんじゃないかな?」

音羽『御器谷が言うと現実味があるな』

弦野「御器谷先輩! セッションしましょうや!!」

御器谷「ひいっ!? 追っ手が来た!」

弦野「アンタの記憶してる古今東西あらゆるジャンルの音楽をたたっ斬って、俺は更に上へ行ってやるぜェ!!」

伊調「音楽をたたっ斬る? 何を言っているんだい? そんな事出来るワケ無いじゃないか。メルヘンやファンタジーじゃないんだから」

伊調「いいかい弦野君? 音楽を斬るなんて幻想だ」

伊調「それでも君が音楽をたたっ斬る事が出来ると思っているのなら……まずはその意味の分からない幻想をぶち殺す!」

弦野「……」



神峰(弦野の心の形を見せられて全く違和感無かったけど、改めて聞くと伊調が正論過ぎる……)

刻阪「伊調の言葉で弦野が何とも言えない顔してる……」

邑楽「いくら忍でもさすがに10万3000曲は暗記してない……ハズよね……?」

史上最強の弟子ケンイチ


神峰「神峰翔太……。指揮……やりたくて入りました」

歌林「まさかコンクールで振らせる気じゃないですよね、先生?」

谺「彼は指揮者希望の普通の部員よ。……あなた達との関わり方を見て素質を知りたいだけ」

谺「……なんだけど、あらゆる楽器を演奏出来て歌えて指揮も出来る人がいたら凄くない?」

神峰「!?」

谺「だから私考えたの。……神峰を全パート練習させて、その上指揮も勉強させる。知り合いに頼んであらゆる楽器を演奏出来るようにして歌も歌えるようにしたい」

神峰「高校3年間じゃ絶対無理ッス!!!」

音羽「面白そうだ。おい、指揮者志望、トランペットパートへ来い」

邑楽「ちょっと! 意味わかんないんだけど谺先生!! 部に関わるどころか、前代未聞の大問題じゃない!!」

谺「指揮者(私)の希望なので異論は受け付けません。……神峰、あんたは今から安らぐ事が出来ないと思いなさい」

神峰「ちょっ……! そんな話聞いてないスよ!?」

刻阪「まさかこんな事になるなんて……神峰……スマン」



伊調「いやぁ……羨ましいよ神峰翔太。そんなに熱心に指導してもらえるなんて」

神峰「素で言ってんな!? 劇じゃなかったら俺、天籟ウィンドフェスで振れてねェかも知れねェぞ!?」

谺「並行して指揮も教えるから安心しなさい」

音羽「今からでもやってみないか? 教えてやるぞ?」

神峰「なんでそんなに乗り気なんスか!?」

神峰「エイプリルフールかぁ……」

刻阪「神峰?」

神峰「いや……俺さ、エイプリルフールに良い思い出無くて……」

刻阪「そうか……心が見えるから……」

神峰「ああ。嘘吐いてるの分かっちまうから、高校入るまで俺の周りのエイプリルフールは台無しになってたんだよ」

刻阪「今まで!? 神峰パねェな!?」

神峰「嘘だって教えてやると嘘吐いた方はキレるだろ? こっちは親切のつもりだったのに、スゲェ複雑だったよ……」

刻阪「それはそうだろ……。エイプリルフールなんて当人同士で楽しむモノだろ?」

神峰「それは俺も理解してるけどよ」

刻阪「だったらなんで今まで───」

神峰「嘘だからだよ」

刻阪「は?」

神峰「今の話は嘘だ」

刻阪「なん……だと……?」

けいおん!


邑楽「普通の私だったらこの二人だけの部活なんて入らないんだけど……」

打樋「そういう事言うなよ。茶菓子うめぇぞ?」モグモグ

弦野「打樋先輩に邑楽先輩、それ食い終わったら音合わせしません? せっかくリンギンメンバーで配役されてんですから」

邑楽「原作と違ってメリハリがしっかりしてるわね……」

伊勢崎『原作でもベース担当はしっかりしてたけど……』

神峰『つーか弦野は今までの劇でも、音楽にしか興味無さげだったし』

打樋「モコちゃんがまだ来てねェな」

桃子「呼ばれて飛び出て! お待たせしました、ちょっとギー太調達して来ました!」

邑楽「これで役者は揃ったわね」

打樋「で、何演んだ? 『ふわふわ時間』なら叩いてみた事あるぞ?」モグモグ

邑楽「これ食べ終わるまでに決めればいいでしょ? 弦野も来なよ。モコちゃんも」

桃子「それじゃあ失礼しまーす」

弦野「お、これ美味いスね」モグモグ



刻阪「ユルい……」

御器谷「まさにけいおんって感じだね」

谺「私の分はあるの!?」

管崎「先生は配役されてないじゃないですか……」

※この後めちゃくちゃセッションした

生活が変化したので投稿は週一になるよ
久住智香ちゃんを活躍させたいならキャストを設定してね。>>6で奏馬先輩が言ってる通りです

智香ちゃんは変換しやすい良い子可愛い

賭博黙示録カミネ


田丸「諸君には今からあるゲームをしてもらいたい……」

田丸「皆もよく知っているであろう……ジャンケンだ」

ざわ・・・ざわ・・・

神峰「限定ジャンケンか……うまくやらねェと」

重松「ふふ……どうだい神峰君? このゲーム……必勝法があるんだが、僕の話に乗る気はあるか?」

神峰(出し抜く気満々じゃねェか……)

神峰「あー……悪ィスけど、刻阪と約束してるんでこれで」ソソクサ

重松「ちょっ!? まだ作戦も話してないのに!?」


~そして~


神峰(このゲーム……相手の心を見ても、出すカードが分かるワケじゃねェ)

神峰(しばらくやって来たけど、向き不向きが出てくるな。……その中でも……)

奏馬「じゃあ神峰君、カードをセットしよう」サッ

神峰「ジャン、ケン……」サッ

神峰奏馬「ポン!」

神峰(奏馬先輩──)

奏馬「俺の負けか。あはは……手持ちのカードが無くなっちゃったか……星も足りないな」

神峰(このゲームっ……、下手っ……!)

奏馬「失格になった俺の分まで頑張ってくれ!」

神峰「はい!」

神峰(そして、吹越先輩や歌林先輩の心はあんま変わらねェから読んでも参考にならない。で、さっきから上で木戸先輩の心が飛び回ってると思ったら……)

邑楽「ちょっと雅! いきなりやる気になったと思ったらさぁ……アンタ勝ち過ぎじゃない?」

雅「コツがあるんだよ。親切にも残り枚数まで表示してくれてるから読みやすかったよ」

神峰(スタートしてから微動だにしなかったのに、途中からいきなり参戦しだして連勝……。ハッキリ言って木戸先輩メチャクチャ強ェ!!)

音羽「おい、神峰。ジャンケンやろうか?」ズラッ

神峰「音羽先輩、それ買い占めたんスか!?」

音羽「星ならこの手札ですぐ増やせる」

神峰「マジで出来そうだ!!」

・Eカード


剛健「ちゅー訳でお主には田丸先生とEカードで戦ってもらう」

剛健「限定ジャンケンよりも駆け引きが重要になるから頑張るんじゃ」

神峰(駆け引きか……正直、ジャンケンよりは読みやすい……)

神峰(この目を使えば、正直、奴隷側で負ける気しねェ……)

田丸「では……この勝負をする前に……君には目をっ……あるいは耳をっ……賭けてもらうっ……!」

神峰「……は!?」

田丸「なにを素っ頓狂な声をあげているんだ? 君は借金があり、賭ける金も無いのだから、それ相応の物を賭けてもらうしかないだろう?」

神峰「……わかりました……」

神峰(もう遠慮しねェ……勝たなきゃいけねェし、セコいけど……)

神峰「じゃあ……耳で」



田丸「オープン」

田丸「市民」

神峰「皇帝」

奏馬『皇帝側はとりあえず全勝か。4/5で勝てるから……問題はこの後、奴隷側だ』

刻阪『神峰はジャンケンでもかなり勝ってましたから、駆け引きは出来ると思いますが……』

田丸「オープン」

田丸「皇帝」

神峰「奴隷」

田丸「!? ほう……初戦は君の勝ちか……なかなかギャンブルが出来るようだね」

御器谷『勝った!?』

花澄『神峰君強いねー!』

…………

……

邑楽『ねぇ……神峰、強すぎでしょ……』

歌林『なんか顔変わってない? アゴと鼻が尖って見えるんだけど……』

田丸(なんだこれはっ……!? 全敗!? 皇帝側でさえ一度も勝てないだとっ……!?)

田丸(さっきからこちらの心を見透かしたようにっ……! しかもあっちは顔色一つ変えず、心拍数も血圧も変化がないっ……!)ぐにゃ~

田丸「悪魔めっ……!」

神峰「俺に勝ちたいなら、もっと複雑なゲームの方がよかったっスよ。……アンタ、背中が煤けてるぜ……」

雅『なんか強すぎて引くわー』

音羽『相手に華を持たせる事もなく、ひたすら勝ち続け、希望を与える事もしないとは』

伊調『僕も魔王なんて揶揄されるけど、君には負けるよ、神峰翔太』

川和『勝ってるのにボロクソだな』

神峰(一生懸命頑張ったのに好感度が下がった気がする……)

刻阪(神峰……お前、本当に不器用なんだな……)

あ、今日は刻阪の誕生日なんだね。なんか用意しよう

賭博破戒録カミネ


神峰「気がつけば俺は……地の獄……っ! どこかも分からぬ……地中の底の底……っ! 亡者巣食う地下強制労働施設にいた……っ!」

神峰「ああ……それにしても金が欲しい……っ!」

雅『神峰って不幸役ハマってるよね』

神峰「一日20時間労働に、休日や福利厚生その他諸々一切無し。ボーナスはイワシが一匹……なんて、魔界みたいな環境じゃねェだけマシだよな」

神峰「ギャンブルだけど娯楽もあるし、金賭けてさっさと地上に行きてェな……。地底……地上……う、頭が……」

律田「さあ、お前たち集まれ! 参加したいヤツは座りな!」

神峰(問題はこのゲーム……チンチロだから心が読めてもあんまり意味がねェんだよな)

チンチロリン♪

神峰(そして不思議な事に───)

律田「このままでは負けてしまう……神様~っ!」

神峰(不利な状況なのに、班長はいつも焦っていない……つまりあれはフリって事だ)

律田「むぅ~~ん!」チンチロリン

神峰(そして決まってあの動作の後は高い目が出る……イカサマだ! きっとあの動作の時にサイコロをすり替えてんだ)

九能「456! 相変わらず班長はピンチに強いな!」

律田「よし! お前達、二倍付けだ!」

今金「ちぇ、また班長の勝ちか。解散解散」


ワラワラ……


神峰「なぁ……班長に一矢報いるアイデアがあるんだけどよ……俺に一枚噛む気はねェか……?」

今金九能伊勢崎「!」

今金「お前っ……! 最近参加しないと思ったらそんな事考えてたのか!」

神峰「お前達が班長への前借り分返済が終わったらやろうと思う……どうだ?」

九能「……まずは話を聞いてからだ。その後判断しよう」



~そして作戦当日~


律田「むぅ~ん!」チンチロリン

神峰(サイコロが止まる……このタイミングだ!)バッ

律田「!?」

律田「な……何をしているんだ!? サイコロを離せ……っ!」グッ

神峰「ぐ……みんな見ろ! イカサマだ!」

伊勢崎「な……なんだこれ!? 4と5と6の目しかねェ!」

ざわ・・・ざわ・・・

奏馬「騒がしいな、一体どうしたんだい?」

神峰「班長がイカサマしてたんス。自分がヤバくなるとこの456賽にすり替えて……」

律田「ぐっ……!」

奏馬「そうか……なら今までの勝ち分を返して振り直しにするか……」

神峰「いえ、その必要はありません。……その代わり、俺達も自分で用意したサイコロで勝負させて下さい。今まで班長がやってたんで文句無いスよね?」

奏馬「だったらいいだろう。自前のサイコロを振るといいよ!」

九能「よし! 俺も参加するぞ!」

今金「俺も!」

伊勢崎「俺もだ!」

律田「な……!? なんだそのサイコロは!? 全ての面が一!?」

律田「そんなの無しだろ……っ! ノーカン……っ! ノーカン……っ!」

奏馬「見苦しいぞ。自分が今までやって来た事だろう」

神峰「アンタが今までくすねて来た金……全部吐き出してもらうぜ」チンチロリン

律田「」ぐにゃ~~~




律田「おい」

神峰「面白いゲーム多かったスね!」

律田「おい」

花澄「みやびんジャンケン凄く強かったね!」

律田「おい! なんで俺はこういう役ばっかりなんだ!?」

伊調「ハマり役でしたよ?」

弦野「アンタ悪役が似合うんスよ」

律田「悪役なのは構わないからもっと綺麗な役をくれ!」

金井淵「まずはその表情をなんとかしたらどうだ?」

賭博堕天録カミネ


音羽「地底にてチンチロに勝利し、省かれたパチンコに勝利して、晴れて地上へ復帰した神峰は、地底で仲間だった九能と伊勢崎と出会ったのだった」

神峰「説明どうも……」

九能「なあ! いいだろ!? ウチの社長をギャフンと言わせたいんだ!」

伊勢崎「頼む! 作戦は考えてきてるんだ! 勝負を受けてくれるだけでいい!」

神峰(んな事言ったって……裏切る気満々の心見せられたらハイなんて言えねェよ……)

神峰「悪ィけど……今、持ち合わせが無くてな……今日生きるだけの金さえ危ういんだ……」

刻阪「そんな事だろうと思って! 用意してやったぞ! 沼での僕の取り分、残り300万だ!」バッ

神峰「刻阪準備いいな!? つーかお前がおっちゃんかよ!」

刻阪「手切れ金だ。さあ、これを持ってどこかへ消えろ。これ以上家に居つかれても困るんだ……モコはお前なんかに渡さん!」

神峰「相変わらずモコちゃん絡むとメンドくせェな!」

伊勢崎「やっぱり持ってるじゃないか。300万もポンと出せるなんて……」

神峰「今の見てたろ!? 俺の金じゃねェよ!?」

九能「よし、軍資金も出来たし早速行こう!」

神峰「しかも退路絶たれた!」



伊勢崎「社長、連れて来ました」カチャ

曲山「あなたが神峰翔太ですねー!? あの沼を攻略したなんて面白いですねー!」

神峰「本当は来たくなかったんスけどね……」

曲山「まあまあそう言わずに! そうですね、それではすぐ帰れるように、一対一ですぐ決着が付くゲームをしましょうか」

神峰「ギャンブルは絶対やるんスね……」

曲山「君は麻雀を知っていますか?」

神峰「ええ、まぁ……」

曲山「今回は麻雀牌を使った、十七歩というゲームをしましょう!」

神峰(二人の言った通りの展開だ。社長は必ず十七歩というゲームを挑んでくる……)

曲山「───というルールになります! 早速やりましょう!」ジャラジャラ

神峰(二人がキョクリス先輩の待ちを教えてくれる手はずになっているハズだ……騙してたら分かるし、それまでは楽させてもらおう)カチャカチャ

神峰(多分、レートを上げた段階で裏切ってくるよな……? ……こんな事、劇でも考えたくねェ……現実だったら人間不信だ)タン

曲山「実際にゲームをやると、原作のようにはいかないですから頑張って僕に勝って下さい! もちろん負けるつもりはありませんよ!」タン

神峰「俺が負けちゃったらどうするんスか?」タン

曲山「また地底でチンチロリンでもやりますか?」タン

律田『もうあの役はやりたくない!』

神峰「……なんて言ってますよ……ロン」

曲山「振り込んじゃいましたか。こんな感じです! 次から本番ですよ!」




曲山「君強いですねー! このまま負けてはいられません、レートを上げて良いですか?」

神峰(来た!)

神峰「構わないス」

神峰(このタイミングで二人の心が変わった……うまくかわして勝つしかねェ!)





神峰(あれから上がったり振り込んだりでレートがお互い破滅するレベルにまで上がった……)

曲山「さぁ、オーラスですよ」

神峰「ちょっとレート上げすぎじゃないスか……?」ビクビク

曲山「いやぁ、調子に乗って上げ過ぎちゃいました! まあ、勝てば何も問題ありません!」

神峰「実際に賭けてたらまともに打てる額じゃねェ……」

曲山「どんな策で僕に勝つつもりなのか、凄く楽しみです」

神峰「それ考えなきゃいけないんスか!? ハードル上げないで下さいよ!」

善人君とさやかと管崎さんのインパクトですっかりモコが鳴苑(少なくとも吹奏楽部)に来てない事を見落としてた。どこに行ったんだろう?
金管四天王は共感覚持ちに何か嫌な事されたんだろうか?
金井淵先輩が、共感覚持ちの伊調が一番無いって言ってるし
管崎先輩はキリストでもあんな事されてねーよ……攻略後は聖人になる気か……!?

スゲェ……申し訳ねェスけど、俺はダンガンロンパ、見た事ないス

板違いだけど代わりにこれで許して欲しい。
写真で見ると荒が目立つな。処女作だから仕方ないね
http://i.imgur.com/KJhg9NW.jpg

俺の妹がこんなに可愛いわけがない



ボスン!

打樋「ぐえっ!?」

打樋「誰だコラァアアア!?」

聖月「……人生相談があるんだけど」

打樋「オ?」

聖月「笑わないで欲しいんだケド……私、音を聞いたら味がするの」

打樋「……何だそりゃ?」

聖月「私もよくわかんないけど、音を聞くと味がするの。下手な演奏は苦く、上手な演奏ほど美味しくって具合に」

打樋「んな突拍子もない事言われてもな……俺の演奏はどんな味がすんだ?」

聖月「美味しい味がするよ。具体的にはケチャップかけた卵焼きの味だよ」

打樋「卵焼きにはめんつゆに決まってんだろコラァアア!!」

歌林『はぁあああ!? ケチャップに決まってんでしょ!』

神峰『もういいスから!』

打樋「めんつ……で、それでどうして欲しいんだよ? 細けェ事ァ考えてやれねェぞ?」

聖月「私だけの感覚みたいでさ、気味悪いから、相談に乗ってくれないかなーって……」

打樋「んな事言われてもよ、俺だって味が分かる訳じゃねェから共感できねェぞ?」

聖月「でも相談出来る人なんて他にいないし……」

打樋「だったらよ、似たようなヤツら集めて、オフ会でもすりゃいいじゃねェか!」

聖月「オフ会ってあのインターネットで募集して集まるヤツ? 私みたいな人他にいるの?」

打樋「細けェ事ァいいから探してみるぞ!」カタカタ

聖月「調べた情報によると私のは共感覚って言われてるっぽいね。普段はあっても幼少期で、成長とともに消失していく……」

打樋「都合良く共感覚持ちのオフ会も見つけたぜ! 群馬県某所だとよ。そこで友達が出来るといいな!」


~オフ会当日~


伊調「皆さんようこそ。僕は共感覚コミュニティの管理人の伊調です。今日は普段他人に理解してもらえない事を話していきましょう。それでは乾杯!」

神峰「皆さんつっても……」

聖月「たったこれだけ……?」

打樋「ザハハハハハ! これだけの人数でよくコミュニティを作ろうと思ったな!」

伊調「もっと共感覚を持った人がいると思ったんですよ……。気を取り直して自己紹介でもしようよ。ちなみに僕の共感覚は色聴、音を聴くと色が見えるんだ」

聖月「ミヅキンです。音を聴くと味を感じるの。よろしく」

神峰「カミーネ・ショウっス。俺のはちょっと特殊で、共感覚じゃねェと思うんだけど……今言えるのは、音を聴くと景色なんかが見えるんだ。スカッとする音楽なら青空、心を掴んで揺さぶる音楽なら手に見える」

伊調「やっぱり君は凄く鋭敏な共感覚を持っているんだね、神峰翔太」

打樋「つーか神峰も共感覚あんのかよ」

神峰「あ、言ってなかったスね。打楽器は雷が見えるッスよ」

音羽『面白い事を聞いた』

伊調「それで……あなたは?」

打樋「俺ァメンバーじゃねェし共感覚も持ってねェ。付き添いで来た、聖月の兄だ」

『吹越聖月の……兄!? 吹越家は姉しかいないと聞いたぞ!?』

花澄『複雑な家庭の事情だよー』

邑楽『いやいや、劇の役でしょ』



打樋「……どうだった?」

聖月「すごく面白い話が出来て良かったよ! 特に神峰君の話。私は美味しく音が聞こえていたのに、神峰君には騎士が見えていたなんて、感覚は一致しないもんだね!」

打樋「だけどよ、神峰と伊調は虹が見える事は共有してたぞ?」

聖月「同じ視覚だからでしょ」


音羽「本当に興味深いな。今度詳しく話を聞きたい」

神峰「カンベンして下さい……」

雅「でも自分の演奏がどういう風に見えるのかって、みんな興味あると思うよ?」

刻阪「自白した以上、諦めるんだ神峰……」

奏馬「刻阪君は知ってたんだね」

谺「だから神峰を連れて来たのか」

東方ソルキャ再開するとしたら、今週で腹ペコ幽霊の心象決まりましたな

>>174

あ、本当だ
そんで>>1も知らなんだか、残念だ


そんで>>175が表示されませんという悲劇

>>170についてだけど、モコがやってるの声楽だから
入るとしたら吹奏楽部じゃなくて合唱部とかだろう。

マジで即興で考えてるから、どのネタが面白いのか気になる。参考にしたい。どんな傾向が良いんだろ?


むこう淵先輩「御無礼」

はぁ……!はぁ……!はぁ……!
想像……しちまった!
闘牌描写なんて書けないまして即興で思いつけないから書かないけど

>>179
再開したとして彼女の出番はもう……
再開するとしたら最初からやり直すと思う。金管四天王の配役を考え直す必要があるし、焼き直しじゃやっぱいけねェよな……
いや、雛さんが厄に囚われてるとか面白そうだけども。あの方は自己解決出来るけど

>>180
刻阪の
心アクセ(サックスパーツ)
作ってみた

>>181
問題はモコが鳴苑に入学したかどうかだから……吹奏楽部には入らない事はわかります
バカにしないでくれる!?知ってるわよそのくらい!(AAry

昔話系が好きだな

名探偵コナン


音羽「俺の名前は工藤新一。ある日幼馴染の蘭と遊園地に行った帰りに、怪しい男達の取り引きを目撃した俺は、後ろから来るもう一人の男に気付けなかった。頭を殴られ薬を飲まされて目が覚めると───」

音羽「体が縮んでいた!<●><●>」

神峰『楽しそうッスね!』

音羽「狂い無きトランペッターがまだ生きていると知られるとまた命を狙われる。そう考えた俺は幼馴染の家に厄介になる事にした」

音羽「───という訳だ。よろしく頼む」

智香「バラしちゃうんですか!?」

音羽「これ以上この話が外に出ないなら問題無い」

智香(ど、どうしよう……、こんな話聞かされて誰にも言うなって……すごいプレッシャーだよ……)

智香(まだ音羽先輩の苦手意識も治ってなかったし……なんとかなるかもって思った私がバカだったんだ)ベコッボコッ

神峰「音羽先輩、そこまでだ」ズイッ

智香「!」

神峰「それ以上は、潰れちゃうんで」

音羽「まだ何もしてないんだが……」

神峰「こっちの話ッス。とりあえずあんたの相手は俺がするんで。服部役って事で」

音羽「ほう……じゃあコナンらしく推理対決しようか。論理の旋律は真理を奏でる」

神峰「それは漫画が違うスよ!しかもアニメでしか言ってねェし!」


※推理対決は神峰がボロ負けした

はいやっちゃったー!
酉変えなきゃ

これでいいかな?

>>183
昔話系かぁ。語り部がいる方がいいんだろうか?
俺としても昔話はアレンジしやすかったな

スパイダーマン


奏馬「いいか御器谷……大いなる力には大いなる責任が伴うんだ……」

御器谷「でも……ボクなんかにそんな力無いし……チキンだから人助けなんて出来ないし……そもそもアメコミの主人公をやるなんて土台間違ってるよね……」ボンボン

音羽「吹奏楽部随一のフィジカルを持ちながらそれを隠す……しかも卑屈……勿体無い。面白いことをやる気は無いのか?」

御器谷「何をやらせる気なの!?」

奏馬「音羽の言葉はともかく、力を持っている以上、逃れられないこともある。それを覚悟しておくんだ!」



御器谷「───なんて言われたものの……主人公は物語だから巻き込まれてるだけで、現実ではそんな事あり得ないよね……」

管崎「あ! 御器谷! ちょうど良い所に!」

御器谷「え?」

管崎「暴君が私のパートに来てるの! 奏馬も最近は止めてくれないから困ってて……助けてくれない?」

御器谷「え!?」



管崎「……手遅れだったみたい」

智香「グスッ……」

御器谷「……」

管崎「多分他のパートに行ったんだろうね……このまま被害が大きくなる前に音羽を止めなきゃ」

御器谷「そ、そうなんだ。大変だね……じゃあボクはこれで───」ソソクサ

智香「御器谷先輩……お願いします……音羽先輩の被害者をこれ以上増やさないようにしてくれませんか……?」

御器谷「うっ……」

管崎「御器谷、暴君と仲良かったよね? なんとか止めてくれないかな……?」

御器谷「………………………ぅん……」

御器谷(断れない自分が恨めしいよ……)

御器谷「ここから近いのは……恵の所かな……?」タッタッタッ



邑楽「音羽? アタシの所には来てないケド」

御器谷「そっか、ありがとう」



花澄「音羽君? まだ来てないよー?」

御器谷「わかったよ。お邪魔してごめんね」

~♪

御器谷「! トランペットの音色だ!」

花澄「この演奏は音羽君だねー」

御器谷「向こうの校舎から聞こえてくる!」

花澄「位置的に間に合わないんじゃないかな?」

御器谷「間に合わなくても会えればいいから……」

───大いなる力には大いなる責任が伴うんだ───

御器谷(なんで……今その言葉を思い出すんだ!?)



神峰「ええ……それから御器谷先輩の行動は、まるでワイヤーアクションみたいでした……」

神峰「備え着けの消火栓のホースをロープ変わりにして、三階から駐輪場の屋根まで振り子の原理で着地して、その加速度で踏み込んで向かいの校舎の外壁にしがみつき、手足の握力だけで二階の教室まで移動しました」

神峰「その教室に居た木戸先輩の話によると、面白すぎてしばらくオーボエが吹けなかったらしいス。音羽先輩は御器谷先輩のアクションが見られなくて残念がってたみたいス」

刻阪「あちこちからスパイダーマンのテーマが流れ出したのはそんな事があったからなのか!」

歌林「なんでみんなそんなに順応出来るのよ……」

邑楽「ちなみに演奏を始めたのはカスミンだってさ」

打樋「奇跡的なセッションだったな!」

奏馬「御器谷の行動を見て、パート練習していた皆の心が一つになったんだ」

バキかな?

眠れる森の管崎さん


神峰「とある茨に覆われたお城。ここには何年も眠っているお姫様がいるとの噂がありました」


管崎「私が主役だなんて……」

歌林『お願い、舞! 今からでも私と代わって!』ボォォォ!

神峰「ひぃっ!」ビクッ

邑楽『ゴメン! 抑えるから続けて続けて!』


神峰「……そ、そんなある日……、噂を聞いた王子がやって来ました」ビクビク


刻阪「本当に茨だらけだ……こんな所に本当に人が眠っているのか?」

管崎「あ、そういう事! ゴメンね、歌林」


神峰「王子は茨の中を進み、姫のもとを目指します」


刻阪「く……、これ以上は進めそうにないな……」

神峰管崎「「へ?」」

刻阪「よし! 僕の音で眠れるお姫様の心を起こそう!」

管崎「何そのアドリブ……」


神峰「刻阪お前ホント大概だな! ……先に進む事が困難になったので演奏で姫を起こす事にしました」


刻阪「よし……」スゥ

刻阪「起きろウシャアアアアアアア!!!」ズダダダダダダダダ

神峰「おはよう打楽器かよ!?」

打樋『もっと魂込めろ刻阪コラァアア!!』

刻阪「ダメだ……。やっぱり僕はコレ(サックス)じゃないと」

管崎(え? 今ので起きちゃいけないの?)

刻阪「管崎先輩、サックスとホルンは金管と木管の橋渡し役です。僕からはそっちへ届きませんので、僕の音(手)があなたの心に届いたなら、管崎先輩からも手を伸ばして欲しい……」

~♪

管崎(何これ? なんでいきなりいい感じになってるの?)

管崎(あ、でも良い演奏……。刻阪君って本当上手いよね。……なんか、スゴくスッキリする!)

神峰(! 管崎先輩の心が動いた! つーか刻阪が掴んだ!)

管崎 ~♪

刻阪「!」~♪

歌林『ちょっと! なに二人でデュエットしてんの!? こんな展開なら私がやりたかっ……じゃなくて! 私も主役やりたい! そう! 主役やりたいだけだから!』


神峰「こうしてお姫様は目を覚ましましたとさ」


雅「前半なんかいい加減だったのになんでこんなに感動的なワケ?」

奏馬「謎の感動があるな……」

川和「おはよう打楽器さえ無ければな……」

金井淵「むしろおはよう打楽器があったから引き立つんじゃないか?」

>>193
バキは知らんけど、バキにもそういう描写があるのか
らしさが出せなくて済まぬ

赤ずきん


雅「赤ずきんはお使いを頼まれて森のおばあさんの所へ向かいます」


谺「はい、じゃあこれ届けて来て」

歌林「はい」

谺「道草食ったり周りに迷惑かけないでね」

歌林「そんなに子供じゃありません!」

谺「それもそうね、じゃあ行ってらっしゃい」

歌林「成り行きとはいえ、本当に主役になっちゃった……。でも、私が望んだのはこんなストーリーじゃない!」


雅「道中、そんな赤ずきんを見つけた狼に唆されて、赤ずきんは道草をしてしまいます」


音羽「赤ずきん! 打樋が卵にめんつゆをかけようとしている!」

歌林「なんですって!?」

音羽「楽勝だな。今の内に先回りするとしよう」


音羽「失礼する」

剛健「な!? 何者じゃ!?」

神峰『おじいさんじゃねェか!』

雅「狼の手際の良さですっかり仕込みが完了した頃、ようやく赤ずきんもおばあさんの家へ着きました」


歌林「すっかり遅れちゃった……。これでせめて猟師役が刻阪君だったらな……」

音羽「聞こえているぞ」

歌林「聞こえてた!? っていうか口に出てた!?」

音羽「よく来たな、赤ずきん。待っていたぞ」

歌林「~~っ! ……久しぶり、おばあさん」

音羽「さあ、もっとこっちへ来て顔をよく見せてくれないか?」

歌林「その前に聞きたいんだけど……おばあさん、そんなに背、高かった?」

音羽「それは目の錯覚じゃないか?」

歌林「その指抜きグローブは何?」

音羽「部活の時はいつも着けているだろう」

歌林「なんで声がいつもと違うの?」

音羽「これが地声だ」

歌林「……あんた隠す気あるの?」

音羽「無い」ニッ


雅「まさに一瞬の出来事でした。赤ずきんは狼に踊り食いされてしまいました」


パァン!

雅「!?」

川和「獲物を獲る瞬間が最も狩り易い」

音羽「なん……だと……?」

川和「赤ずきんには申し訳ないが、狼が動くまでじっくり待たせてもらった。幸い、丸呑みされたから生きてはいるだろう」


雅「なんとその次の瞬間、狼は猟師によって撃たれていました!」


川和「ん? もう一人、老人が入っているじゃないか」


雅「おばあさんも赤ずきんと共に救出され、赤ずきんはこの出来事以来、言う事をちゃんと聞く良い子になりましたとさ」


神峰「結局おばあさんなんスか? おじいさんなんスか? 」

剛健「ストーリー上おばあさんじゃ」

神峰「それでいいんスか!? ……あ、でも御器谷先輩も女役やってたし……」

音羽「次は刻阪と共演出来たらいいな」ニヤニヤ

歌林「うっさいわね!」

マッチ売りの少女


神峰「あの……マッチ要りませんか……?」カタカタ

金井淵「要るわけ、ないだろう」

神峰「はぁ……寒ィ……でもこれが売れなきゃ新しい服も買えねェ……」カタカタ

神峰「すみません、マッチどうスか……?」

御器谷「ご、ゴメンね……もう持ってるから間に合ってるんだ」ソソクサ

神峰「……」


モコ「楓さん、誕生日おめでとー!」

刻阪「姉さん、おめでとう!」

楓「ありがとー!モコちゃん、響!」


神峰「あの家はパーティーか……俺もあんな暮らしをしてェ……」ストン

神峰「このままじゃ凍えちまう。せめて火をつけて暖をとらねェと……」シュボ

神峰「はぁぁ……あったけェな……」ウツラウツラ

神峰「なんか……目、霞んできた……」ボヤー

神峰「あれ?火の中に何か見えるぞ……?」

神峰「も……もう一本!」シュボ

神峰「ハハッ、何だコレ……信じられねェ……俺にもスゲェハッキリ見えるぞ、刻阪……」

神峰「世界で戦う、俺とお前の姿が……」


音羽「翌日12月25日、一人の少年が路上にて死亡しているのを発見される。その死に顔は、氷点下の中を薄着で居たにも関わらず、穏やかなものだった」



刻阪「神峰ェェエエエ!?」

奏馬「音羽アアアア!なんてアドリブを入れるんだ!?」

聖月「神峰クン不幸な役似合い過ぎ!ちょっと涙出できたじゃない!」

刻阪「というか僕、家の中に居ただろ!?出演してたろ!?」

神峰「ああ、なんかノリで……」

雅「ちゃんと守ってあげなきゃ駄目だよ、メグ?」ニヤニヤ

邑楽「な、なんであたしに振るのよ!?」

蟻とキリギリス



奏馬「ある所に働き者の蟻と、遊び人のキリギリスがいました」


御器谷「ボクみたいに地味で小さな人間は蟻がお似合いって事だよね……大人しく越冬の準備でもしてるよ……」

音羽『これは読めてた』

キョクリス「ハッハー! そんなにつまらなそうにしていてはいけませんよ! 人生は楽しく生きましょう!」

御器谷「あ……君は確か、キ……キ……」

御器谷「キョクギリス君?」

聖月『ブフォ!』

キョクリス「それを言うならキョクリスでしょう!?曲山クリストファー晴海です!!わざと言いました!?」

御器谷「ご、ゴメンね!わざとじゃないんだ!」

キョクリス「まぁいいです!それよりもあなたも僕とセッションしましょう!」

御器谷「あ、でも今は荷物を運んでる途中だから……」

キョクリス「今からそんなに準備をして、いつ遊んでいるんですか?もっと気楽にいきましょう!」

御器谷「うーん……越冬の準備が終わったらゆっくりするよ」


奏馬「こうして蟻は、来る日も来る日も真面目に働いていましたが……」


御器谷「そろそろ寒くなってきたけど、越冬の準備出来てる?」

キョクリス「ハッハー!ご心配なく!僕の手にかかればそんな準備もすぐです!」

御器谷「冬が近づくにつれて餌もどんどん減ってるから、気を付けた方がいいよ」

キョクリス「ご心配ありがとうございます!」

奏馬「キリギリスは未だ越冬の準備が出来ていませんでした。そして本格的に冬に入った頃……」


キョクリス「まさか餌が全く見つからないとは……迂闊でした」

キョクリス「僕もマッチで暖をとれば幸せな気分になれるのでしょうか……」

神峰『それは話が違うスよ。もうオレがやりました』

キョクリス「こうなったら蟻さんの所へ行くしかありませんね。早い段階から準備をしていたから備えも十二分にあるでしょう」


奏馬「狡猾!! それは以前からキリギリスの心配をしていた蟻の気持ちに付け入る行為だった!」


キョクリス「ちょ!?なんでいきなり僕が悪者みたいに!?」

花澄『キョクリス君てそういう人だったの?』

弦野『キョクリス先輩パネェスわ。真摯じゃねェな』

キョクリス「ホラなんか悪い印象が浸透しました!僕の歪んだ情報は浸透しやすいんですか!?」

御器谷「……最初からボクの蓄えを目当てにしていたんだね……断る勇気の無いチキンだもんね……いいんだ、ボクはどうせ蟻みたいに矮小な存在なんだ」


奏馬「こうして二人は、冬を楽しく乗り越えました。キリギリスもこの件以来、真面目になりましたとさ」


キョクリス「最後の流れは何ですか!?皆さんヒドイです!」

聖月「気を落とさないでよキョクギリス先輩。ただのノリだよ」

伊調「そうですよキョクギリスさん。皆さんに悪気は無いんですから」

打樋「気にすんなよキョクギリス!」

奏馬「すまないキョクギリス……つい」

キョクリス「なんでそんなに浸透しました!?」

神峰「みんな楽しそうスね!?」

ちょいと温泉回


神峰「はぁー……温泉なんて久しぶりだ」

刻阪「やっぱり人が集まる所は避けてたのか?」

神峰「ああ……人が集まる所はとことん避けてたから……まともに施設に入った事ねェんだ」

打樋「ウシャアアアアア!温泉だ!」ザバァ

川和「こら打樋!泳ぐな!」

金井淵「騒がしいヤツだ」


音羽「……」ダバババババ

神峰「音羽先輩、打たせ湯好きなんスか?」

音羽「ああ」

奏馬「あれ?御器谷はまだか?」

ガラッ

御器谷「失礼しまーす……」ペタペタ

「「「!!」」」

打樋「遅ェぞ御器谷!つーか何体隠してんだ!女子かオメーは!」


川和「涼……」

金井淵「ああ……タオルを巻いて隠しているが、肩と四肢を見れば一目瞭然だ」

川和「御器谷……相当デキるな」


音羽「湯船に浸かる時はタオルを外すのがマナーだ。外せよ」グイッ

御器谷「あっ!ちょっと!」

(((なんでこんなにいけない事をしてる気持ちになるんだろう……)))

御器谷「あ」バサッ

「「「!?」」」

刻阪「御器谷先輩、身体スゴッ!!?」

神峰「服の上から触ったから分かってたけど、直で見ると筋肉ヤベェスね!」

今金「パーカスやってる棟梁より筋肉ないスか!?」


わいのわいの


【女湯】

ミキタニセンパイヌイダラスゲェ!

アッヤメテヨ!

スゲェカテェ!キンニクカッタ!

ウシャアアアアアア!

歌林「……ねえメグ……」

邑楽「……わかってるから」

星合「男子が覗きに来ないのはいい事なんだけど……」

((((この敗北感はなんなの……!?))))モヤァ

NARUTO


神峰「……」キィ...キィ...


ワイワイ

律田「さすがエーイチだ、あの歳で独自の解釈を持ちつつ」

重松「作曲者への尊敬も忘れていない」

奏馬「さすがイチョウの孫!」

伊調「恐れ入ります」

聖月「アカデミーも首席で卒業だよきっと!」

神峰「……」スタスタ

一同「!」

神峰「……」ズイッ

伊調「?」

神峰「俺……神峰翔太ってんだ。今度のコンクールで指揮して金賞を獲る指揮者だ……覚えておいて……くれねェか!?」

重松「おいおい、落ちこぼれのお前が随分大きな口を叩くな。せめて演奏中に声で指示しなくなってから言ってくれよ」

神峰「よ、余計なお世話ッス!」

伊勢崎「そいでよーそいでよー」

九能「だよなー」ドン

神峰伊調「!?」

九能「あ、悪……い……」

神峰伊調「」チウー

女子『『『キャーーーーァ!!!』』』

邑楽『キャアアアアアァァァァアアア!!?』

打樋音羽『『や、やったッ!』』

伊調「何をするんだ神峰翔太!?」ゴシゴシ

神峰「俺のせいじゃねェよ!」オエーッ

九能「なんか……スマン。音羽先輩には逆らえなくて……」

奏馬「何をしてるんだ二人とも……とにかく! アカデミーの卒業試験も近い、皆ちゃんと卒業出来るようにな!」


神峰「試験か……未だに声でしか指示出来ねェ俺がパスする事なんて出来んのか……?」

重松「随分と困っているな、神峰君」

神峰「先生!」

重松「ここだけの話、このアカデミーの校長室には『歩く音楽事典』という、あらゆる音楽知識が詰まった書物があるらしい」

重松「それを読む事が出来れば卒業試験も受かるかも知れないぞ?」

神峰「あの……それもうオチが読めるんスけど……」

重松「物語が進まないからとりあえず行ってくれないか……?」

神峰「……はい」



御器谷「ンーーー!!!」モゾモゾ

神峰「やっぱり御器谷先輩じゃねェか! しかも縛られてる!」シュルシュル

御器谷「ありがとう神峰クン……お詫びに卒業試験、合格させてあげるよ」

神峰「え!? そんな権限が御器谷先輩にあるんスか!?」

御器谷「そんなの無いよ? ……だから吹奏楽曲のフルスコア、この一晩で100曲写譜してよ」

神峰「」

打樋『ひょっとして御器谷怒ってんのか?』

音羽『邑楽を悲しませたからだろう』

邑楽『ア、アンタら何言って……!』



重松「まさか音楽事典が人間だとは思わなかったが……これで俺もプロへの道が見えてきたというワケだ。ご苦労だったな神峰ェ!」

神峰「!? どういう事だってばよ!?」

重松「全ては音楽事典を手に入れるために仕込んだ事だったんだよ! 落ちこぼれは扱い易かっ───!?」ガシッ

御器谷「少し……黙っててくれるかい?」ギリギリ

奏馬「神峰君の様子が怪しくて付いてきてみれば……これはどういう状態なんだ……?」

神峰「クライマックスッス。……人の弱味につけ込んで他人を操ろうなんて……絶対ェ許さねェ……」

神峰「御器谷先輩!」サッ

───全力でやって下さい!

───足りない! もっと!

───全て、出し切れ!

重松「ギブギブギブギブギブギブ!!!!」ギリギリギリ

奏馬「何が起こった……? 神峰君、それは指揮か!?」

重松「それよりも早く助けてくれ!!!」タップタップ



御器谷「この後ボクが責任を持って神峰君を卒業させました(写譜を完遂させて)」

御器谷『次…桃太郎!?何それカッコ良さげ!!』

歌林『なんか弦野×モコ厨が書くらしいよ!!』

御器谷『弦野×モコ!?斬新だね!!』

歌林『世間一般に知られてる桃太郎とは少し違うらしいじゃん!』

御器谷『>>1とはキャスト編成とも変えてるんじゃない!?』

歌林『あーダメ!!これは読むしかないじゃん!!』

御器谷『読むしかないよね!!』

刻坂『弦野×…モコ…どういうことだ』┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド

神峰「あの…読み始めたいんで静かにしてもらえないっスか…」

星合『残念だけど、あなたにはガヤを止められない』

神峰「!?」

誤字や脱字無いかチェックしたら、随時投下してきます
あと、趣味に偏り過ぎて少し長くなっちゃった

神峰「昔々、ある所にそれはそれは仲睦まじいお爺さんとお婆さんがいました」

モコ「」ヨボヨボ
弦野「」ヨボヨボ

刻坂『モコ!?何で弦野が隣にいるんだ!?』
邑楽『ツッコむとこそこなの?』


神峰「仲の良い二人ですが、二人は自分たちに子どもが居ない事を憂いていました」

刻坂『いなくて良い』

神峰「お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました」

弦野「婆さぁん、ちょっとぉ芝を叩っ斬ってくらぁ」
モコ「はいはぁい、気ぃつけてねぇ
私も洗濯しようかねぇ」ドッコイショ

楓『さすが裕子ちゃんのレッスンね
あの二人が老人にしか見えないわ』
谺『ちゃんはヤメロ、先輩だぞ』

モコ「~♪」ジャバジャバ

神峰「お婆さんが川で洗濯していると、川上から美味しそうな桃がたくさん流れてきました」

モコ「おやまぁ、美味しそうな桃がたくさん」

律田『…?大きい桃じゃないのか?』
奏馬『まさか…』

神峰「お婆さんはその桃を持って帰りました」
神峰「お爺さんが芝刈りから帰ると、その桃を見て大層喜びました」

弦野「美味そうな桃だなぁ、婆さん
早速食べようかぁ」
モコ「そうですねぇ」

神峰「二人は早速桃を食べ始めました」

弦野(ムシャムシャ)
モコ(ハグハグ)

神峰「桃を食べた二人はなんと…」

弦野「それにしてもウメェなこの桃…ん?」
モコ「本当にねー…あれ?」

弦野「おい婆さん、あんた何か若くなってないか?」
モコ「そういうお爺さんこそ」

神峰「お互いの10代の頃に若返ってました」

奏馬『ああ…やっぱりこっちの桃太郎なんだ…』
邑楽『こっちの桃太郎?』
奏馬『うん、桃太郎って実は色々な話があってさ
その一つの話かもしれないなぁ…って』ハハハ
歌林『どういう桃太郎なの?』
奏馬『…基本はみんなの知ってる桃太郎だよ
違うのは…桃太郎のできかたかな?まぁ、それ以外のアレンジも入ってるだろうけど』

神峰「若返った二人は最初こそ戸惑っていましたが、次第に落ち着くといつの間にか見つめあっていました」

刻坂『………は?』

神峰「お爺さんはお婆さんに近づきます」

弦野「婆さん…あんたスゲェな」
モコ「え?」
弦野「声を一つ出す度、息を一つする度、色気づいてきやがる
ポテンシャルがハンパじゃねぇ!!」
モコ「お爺さん…///」

刻坂『弦野…何故モコの顔に手を添えてそんな台詞を喋っているんだ』チリ…チリチリッ

弦野「桃子…誤解を恐れず、真摯に言うぜ?
俺とお前がいりゃ、子供は出来る」
モコ「…!!」


刻坂『頭おかしいこというな!!』ゴォオ!!
楓『響ー!劇中は静かに!!』ドゴ
刻坂『』

モコ「…なにも考えずズバッとストレート
その方が政彦らしくてあたし好き」
弦野「桃子…!!」


刻坂『』
打樋『おい、刻坂が息してねーぞ』

神峰「そして二人の間に可愛らしい女の子が生まれ、その子に桃太郎という名前をつけました」

邑楽『>>1の桃太郎と同じ女の子?』
奏馬『可愛い子供が悪い鬼や妖怪に攫われないように、女の子にそういう名前をつけたっていう話があるみたいだよ』
キョクリス『勉強になりますねー』

神峰「桃太郎と名付けられた子供はスクスク成長しました」

演藤「お母さん、洗濯手伝うよ」
モコ「ありがとう」

管崎『さやちゃん楽しそう』

神峰「ある日、桃太郎は悪い鬼が人々に迷惑をかけてると知りました
桃太郎はその噂にいてもたってもいられません」

弦野「鬼に斬りかかる根性は認めるが、常識にまみれたお前の音(カタナ)じゃ無理だ」
演藤「…そう言われたままは悔しいので、私はもっと強くなります」
弦野「そういうとこは評価してやるよ」

川和『やっぱりこの遣り取りはバトル漫画にしか見えない』

神峰「桃太郎は黍団子を貰うと、鬼ヶ島の旅へ向かいました
旅の途中、犬に出会いました」

刻坂『モコの貴重な出番を文字で済ませるな!!』

香澄:E犬耳&尻尾&手「ワンワン♪桃太郎さん、桃太郎さん♪お腰につけた黍団子下さいワン♪」

重松『可愛い』
律田『可愛い』
善人『ちくわ大明神』
キョクリス『可愛いですねー』
律田『誰だ今の』

演藤「あげましょうあげましょう
ただし鬼の成敗にくるのなら」
香澄「良いよー♪付き合ってあげる」

神峰「犬の次に出会ったのは猿でした」

御器谷(上半身裸&素足)「僕みたいな奴は人類になる前の畜生で充分ってことだよね(ボンボン)
そりゃ服着る自由がなくても仕方ないよね(ボンボン)
むしろジャージを履かされてるだけ感謝(ry」
演藤「」

飯島『相変わらずスゲェ筋肉だな』

演藤「えっと…その、黍団子あげますからそんなに卑屈にならないで…」

神峰「猿を励ました桃太郎は、猿を鬼退治の旅に誘います」

御器谷「…鬼退治?
(ボンッ)…あぁ、そうだよね
桃太郎さんに被害が出ないよう盾になれば良いんだよね(ボンボン)
前払いの報酬(黍団子)も受け取ったし断る選択肢なんかないよね(ボンボン)」
演藤「」

神峰「最後に雉に出会いました」

木戸「鬼退治?」
演藤「色んな方々と仲の良いあなたの存在が必要なんです」
木戸「んー…」
演藤「…このメンツを見て下さい」
木戸「メンツ?」

犬(香澄…天然)
猿(御器谷…卑屈)

演藤「…若輩の私だけでは胃が保ちません」
木戸「」

川和『切実だな…』

神峰「その頃、鬼ヶ島では」

久住「うぅ…故郷に帰りたい」

ユーフォ『智佳…さっきから居ないと思ったらあんなとこに』

金井淵「帰すわけ ないだろう」
音羽「俺達を楽しませてもらおうか」
聖月「君も音楽やるんだよね」
弾「良い風吹かせれる?」

神峰「仲間を集めた桃太郎は遂に鬼ヶ島へ向かいます」

演藤「頑張って鬼を倒しましょう」
香澄「おー♪」
木戸「そういえば聞いた?猿、鬼退治止めるってよ」
演藤「引き止めて下さい!!」

-鬼ヶ島

久住「∫ヽ∫♪」
音羽「曲が死ぬ」
久住「」ボコッ
金井淵「正直何も感じないな」
久住「」ボコッ
弾「風が淀んでる」
久住「」ボコッ
聖月「合わないー、ゲロゲロー!」
久住「」ボコボコッ!!

打樋『鬼だな…』
歌林『鬼しかいないわ…』
管崎(後で涼ちゃんシメる)

待って!!

久住「!」
演藤「それ以上は止めてください」

金井淵「…人間か、何のようだ」
演藤「あなた達が人間を攫ってるという鬼達ですね?」
金井淵「それがどうした」
木戸「色んな人から聞いてるよ
人を連れ去っては音楽を諦めさせてるって」
音羽「俺達は自分の音楽を好きにやってるだけだ
好きなことを本気でやるのがそんなにいけないのか?」
聖月「音がどんどん苦くなっていく人間なんて、大っ嫌い」
香澄「…………」
弾「人間のみんな、俺達の力が全然活かせて無いんよ」
御器谷「ぼ、僕は…その意見には反対です」
金井淵「…めでたい奴らだ」フンッ
音羽「面白い…なら次はお前たちとやろう…演争(セッション)を」

川和『…弦野、台本の演争って演奏じゃないのか?』
弦野『誤字じゃねぇっスよ
吹争学漫画とか言われてる漫画もあるぐらいっスから』←最後の方まで出番も無いので観客でいる
川和『危篤な漫画もあったもんだな』

~演争中~

演藤「…うっ、鬼の演争力が強過ぎる…!
私の音(カタナ)じゃ纏めきれない…!!」

邑楽『ミュージカル…?』

木戸「…(スッ)ー♪」
演藤「!雉さん…!」
御器谷「…_♪」
香澄「… ̄♪」
三三三♪
演藤「みんな…私より上手いのに…何で私に合わせて」

音羽「それが演争だからだ」
演藤「!!?」
音羽「一人でやるより四人でやった方が面白いに決まってる
…そのために纏め役に合わせるのも一つの手だが…」
聖月「…あーあ、また苦くなっちゃった
人間の音」

演藤「…」
演藤「…」
演藤「…悔しい」…・・ン
演藤「私が纏めきれないせいで鬼に好きな演争をやらせてる」…・-ン
演藤「お父さんの言う通りだった…今の私の音(カタナ)じゃ…」…カ-ン

歌林『ねぇこれ桃太郎だよね』
邑楽『ごめんわかんない』

演藤「私がみんなを纏めなきゃいけないのに…みんなを纏めきれない私に合わせてるから無茶苦茶になり始めてる…」カ-ン
演藤「そんなの…ダメッ!」カ-ン!

久住「!」
演藤「私は纏め役…第二の指揮者」カ-ン!カ-ン!
演藤「誰よりも凄く弾く…引っ張る!!」カ-ン!カ-ン!カ-ン!

刻坂『そうだよ演藤さん…音は心、心は音だ』


|全|員|!|私|に|
|つ|い|て|こ|い|

一同「!!?」

弦野『小娘…良い音(カタナ)持ってんじゃねぇか』

弾「…なっから良い風だぁ」
聖月「ヤッバ…燃えてくる」
金井淵「フッ…(ニヤッ)」
音羽「…ーッ!!食いきれない…!!」
木戸「ぶっとびー♪」
香澄「自分にサヨナラ、出来たね」
御器谷「この先に…希望があるなら…!」
久住「私も…やりたい!」

~演奏終了~

音羽「面白い演争だった
人間もすてたもんじゃないな」
聖月「色んな味がして、苦味さえもアクセントになって美味しかったよ」
金井淵「桃太郎…素晴らしい演争だった」
弾「あんたの風切り音、悪くなかったよ」

神峰「桃太郎の実力を認めた鬼達は、もう二度と人間に悪さをしない事を誓いました」
神峰「そして」

聖月「お犬ちゃん二重奏、しない?」
香澄「うん♪」

弾「爆風も偶には悪くないだぁね」
御器谷「スゴいなぁ…表現力にバネがある」

木戸「いつも気ぃ張ってないで、偶には休憩しないと疲れるんじゃない?」
金井淵「フンッ…」

モコ「~♪」
音羽「ー♪」

弦野「良い音(カタナ)だなぁ!娘ェ!!」カ-ン!!
演藤「父さんこそ!」カ-ン!

神峰「桃太郎とその仲間達は、鬼ヶ島から沢山の財宝(キズナ)を持ち帰り、いつまでも楽しく暮らしましたとさ
めでたしめでたし」

ONE PIECE


神峰「なぁ、刻阪」

刻阪「なんだ?」

神峰「歌林先輩ってメラメラの実の能力者だよな」

刻阪「どういうこと!?」

神峰「昨日ワンピース全巻読んでさ、歌林先輩の心っていつも燃えてるから」

刻阪「昨日!? 読むの早っ!! 写譜の成果なの!?」

神峰「打樋先輩はゴロゴロの実かな? 弦野はスパスパの実と見せかけてヒトヒトの実を食った刀だな」

刻阪「お前にしか見えないモノと関連付けられても……」

神峰「木戸先輩はトリトリの実だろ? ちなみに刻阪は……何だ? カチカチの実を食った金属人間? いやヒトヒトの実モデルオヤジか?」

刻阪「金属!? オヤジ!? 神峰本当に心見えてるの!? 違う何かが見えてるんじゃないのか!?」

神峰「御器谷先輩はボムボムの実かな───」

音羽「ムキムキの実」

神峰刻阪「「えっ?」」

音羽「ムキムキの実」

神峰「音羽先輩!?」

音羽「面白そうな話をしてるじゃないか」

刻阪「いつからいたんですか!?」

音羽「今さっき来た所だ」

御器谷「そうだよね……こんな弱気なボクなんかがムキムキだとキモいよね……。ボクもルフィと同じように島流しにされた方がいいよね……」ボンボンボボン クシャ

神峰「わーーー! 御器谷先輩もいた!! 例え話なんでそんなに凹まないで下さい!」

花澄「じゃあ神峰くんは何の実かなぁ?」

音羽「カスミン!」

刻阪「神峰か……。最短距離で客を感動させる事が出来るのでウルウルの実なんてどうでしょう?」

御器谷「がっちり心を掴むからメグメグの実なんてどうかな?」

神峰「それ名前に関係あります!? っていうか何で邑楽先輩!?」

音羽「アホアホの実なんてピッタリじゃないか?」

神峰「ヒデェ!!」

花澄「いっつも汗かいてるからアセアセの実だよ!」

神峰音羽御器谷刻阪「「「……」」」

刻阪「……なるほど」

神峰「納得すんの!?」

御器谷「言われてみれば……確かに!」

音羽「言い得て妙だな」

神峰「何この流れ!? この流れ何!?」

花澄「ちなみに聖月はペロペロの実だよね!」フフン

>>249
OK。じゃあ
未来(スレ立て)の話を始めようか

テニスの王子様


打樋「ウシャアアアアアア!」ダァン

神峰「打樋先輩のダンクスマッシュ!」

音羽「甘い!」カッ

伊勢崎「音羽先輩が羆落としで返した!ホント何でも出来るなあの人!」


川和「見せてやろう、刻阪」スッ

刻阪「これが……川和先輩の零式ドロップですか……」

川和「刻阪、鳴苑の柱になれ」

奏馬「それ俺が言うべきじゃないのか!?」


ガシャアアアァ!

今金「何!? 何!?」

星合「涼が御器谷の波動球で客席まで吹っ飛んだのよ!」

九能「怖エエエエエ!?」


花澄(勝ち負けは……考えなくていい)

花澄(ただただ楽しさだけを求めていい)

音羽「アレは!」

打樋「知ってんのか音羽!?」

音羽「無我の境地にあると言われるテニス技の最終奥義……天衣無縫の極みだ」



神峰(みんな超能力じみたスゲェ事やってんのはわかる……のに、何でだ?)

神峰(何でこんなに既視感があるんだ……?)

神峰(あ、いつもの演奏のせいか!)

サマーウォーズ


木戸「ねぇ!あんたたちのどっちか一人、私のトコでバイトしてくれない?」

伊勢崎「え?」

九能「マジスか? 木戸先輩から誘いを受けるとは……」

伊勢崎「劇だけどな」

九能「悲しい事言うな」

伊勢崎「そして主人公は、オレだ」キラン

九能「アカウント乗っ取られて全世界に指名手配されちまえ」

今金『仲良いのは分かったからネタバレやめろよ!』


伊勢崎「恋人役ゥ!?」

木戸「お願い!家族のみんなに言っちゃって引っ込みがつかなくなっちゃって!」

木戸「ちなみに設定は医者の息子で成績優秀スポーツ万能、東大卒で留学経験アリのトランペッターだから!」

伊勢崎「うわぁ……こんな所で他の登場人物を知る事になるなんて……ほとんど音羽先輩じゃん……」

木戸「着いたよ!みんな揃ったら紹介するね!」


木戸「……まあ、あんたたちは今更紹介する必要もないよね? この人が彼氏(役)の伊勢崎クン!」

「「「ちょっと雅!?」」」

伊勢崎「あの……木戸先輩? これ、オレじゃなくて神峰が主人公の方がしっくりこないスか……? 」

伊勢崎「親戚全員パートリーダーじゃないスか!!先生もいるし!」

木戸「でも神峰にはメグがい───」

邑楽「な、何を言ってんのよ!?」

歌林「そういえばさぁ雅。アンタの彼氏(役)スペック、音羽と似てない?(棒)」

管崎「それ私も思った!」

木戸「別にいいでしょ!? 偶然だよ偶然!」

星合「そういえば雅の初恋の相手って……」

木戸「そのような事実は無いから。誤解が生まれるような発言は抑えて」

星合「ゴメン……」

音羽「ずいぶん賑わっているじゃないか」

「「「「!?」」」」

音羽「久しぶりだな」

川和「お前……来たのか」

谺「……音羽、よく来たね……。お腹空いただろ?ゆっくりしていきな」



伊勢崎「スゲェ疲れた……神峰もこんな気分だったんだろうな……」

神峰『いや……多分その比じゃないくらい怖かったから……打樋先輩に初っ端怒られたし……』

伊勢崎「ん?OZからのメール?何だこの問題?」


伊勢崎「よし、解けた……送信っと。……寝よ」


「いやぁ、恐ろしい世の中になりましたね。こんな高校生がこれ程の事件を起こすとは……」

パーリー「「「……………」」」

伊勢崎「おはようございます……ん?」

"男子高校生、OZのアカウントを乗っ取る!"

伊勢崎「は?……え?…………うわーーー!?何だコレ!?違います!オレじゃないス!」ドタドタドタドタ

金井淵「あっ!逃げたぞ!」

伊勢崎「こんな所で捕まるなんて冗談じゃない!逃げなきゃ!人の居ない所へ……!」ドタドタバタン

伊勢崎「はー、はー……」

弦野「あん?」

弦野「よォ伊勢崎ィ、このニュース、マジでテメェがやったのかァ?」

伊勢崎「弦野!オレじゃない!信じてくれ!オレのアカウントまで盗まれてるみたいなんだ」

伊勢崎「そうだ!電話!九能に電話して調べてもらおう!」


九能「伊勢崎……お前はそんな事だけはしないって信じてたのに……残念だ」

伊勢崎「おまっ……!おまままま……」

九能「冗談だ。どうやら昨日送られて来たメールに返信したヤツらは全員OZのアカウントを盗まれているらしい。OZのサーバーにアクセスするパスワードの暗号だったみたいだ」

弦野「昨日のメールってあの暗号みてェなヤツか?」

伊勢崎「すまん……それ……オレ解いたわ……」

弦野「スゲェな」

九能「仮のアカウント作っておいてやるから、無実を証明したかったらアカウント乗っ取ってる真犯人を捕まえるんだな」ピッ

弦野「しょーがねェな……手伝ってやるよ」

伊勢崎「マジで!?」

弦野「オズのサーバーに侵入してくるイカれたヤツなんてたたっ斬りたくて仕方ねェだろ!」

───が、ダメ……っ!

弦野「クソっ、もっと速いマシンじゃねェとレスポンスが間に合わねェか……」

伊勢崎「指速ェ……どうなってんだ……!?」

ガラッ

打樋「おー、いたいた。午前11時……容疑者逮捕だな」ガシャン

伊勢崎「……え?」

ピーポーピーポー……

音羽「そうだ……オレがプログラムの開発者だ」

木戸「音羽が言うと冗談に聞こえない……」

音羽「だったらどうする?オレを逮捕するか? 言っておくが、オレは依頼されたプログラムを作っただぞ?」

奏馬「お前が作ったプログラムが混乱を起こさなければ……谺先生も間に合ったかも知れないのに……!」

音羽「何……だと……?」

谺『勝手に殺すなよ。いや劇中ではもう出番無いけどさ』

花澄「ケンカはやめなよー。誤解だったんだから伊勢崎くんを連れ戻さなきゃ!」

木戸「私行ってくる!」


打樋「どうなってんだ?この渋滞は」

木戸「打樋!伊勢崎連れて戻ってきて!」

打樋「オ?」


邑楽「男どもは何やってんの?」

星合「OZのサーバーが乗っ取られたから取り返すんだって」


音羽「俺の作ったプログラムは既に人の手を離れて好奇心で動いている。故に勝負事には食いついてくるだろうからそこで叩くしかない」

神峰『音羽先輩とそっくりなプログラムッスね……』

刻阪『言われてみれば特徴が合致してる……』

御器谷「自衛隊で使う衛生回線借りて来たよ!……無断だけど仕方ないよね……」

金井淵「ウチの最高スペックのスパコンだ。大学に届けるはずの商品だが……仕方あるまい」

川和「俺の船だ。これだけ発電出来れば大丈夫だろう?」

弦野「こんだけありゃたたっ斬れんだろ!今度こそやってやるよォ!」


歌林「負けフラグが立ったわね」

管崎「元ネタでも負けてるし……」

花澄「それ以上はダメだよー」


音羽「更に悪いニュースだ」ニヤニヤ

音羽「大統領のアカウントが乗っ取られて核弾頭が発射された。制限時間内に決着をつけなければどこかで爆発するぞ」

弦野「!!コイツ今まで奪ってきたアカウントを……!」

伊勢崎「うわー人海戦術!追い込まれた!」

御器谷「ダメだった……アカウントも盗られちゃった……もう、対抗出来る手段が……」

木戸「諦めちゃダメだよ!まだ取り返せるハズだよ!……わ、私が戦うから!」

伊勢崎「木戸先輩が……?」

邑楽「雅の土俵って?」

音羽「限定ジャンケン……ギャンブルか?」

「「「それだ!」」」

木戸「勝手にギャンブラーにしないでよ」

川和「だかそれしか一度に多くのアカウントを取り返せないだろ?」

木戸「一番強いのは神峰だと思うんだけど」

金井淵「居ない人間の話をしても仕方ない、やるぞ」

神峰『ヒデェ! つーか俺のは対人限定なんで!』

打樋「相変わらず強ェな、木戸」

伊勢崎「音羽先輩とは違った安定感がありますよね」

御器谷「確率の計算よりも場の流れや相手の心理を突いてるカンジだよね!」

音羽「オカルト打ちだな」

木戸「よし!取り返したよ!残るはアイツだけ!」

今金『速っ!?端折った!?』

弦野「今度こそたたっ斬ってやるよォ!!」

金井淵「仕留めたはいいが……タイマーが消えないぞ」

管崎「ねぇ、ちょっと……。ミサイルの進路……変わってない?」

音羽「どうやら着弾地点をここに変更したらしいな。時限装置の解除をしなければこの一帯が吹き飛ぶぞ。……あと5分だ」

伊勢崎「ちょっと待って下さい!これマジで計算しなきゃいけないんスか!?」ガリガリガリガリ

奏馬「音羽と御器谷が伊勢崎くんの学力でギリギリ解けるか解けないかというレベルで作った問題だから、大丈夫だよ!」

伊勢崎「なんでそんな手間かけてんスか!?」ガリガリガリガリ

音羽「時間内に解けなければ罰ゲームだ」ニヤニヤ

伊勢崎「くおおおおおお!!!」ガリガリガリガリ

伊調『即興劇じゃなかったのかい?』

律田『思えばあの2人は出番が少なかったから、その間に問題を作ったのだろう』

智香『伊勢崎くん可哀想……』

神峰『南無三……』

刻阪『頑張れ!』

打樋「あいつ頭使い過ぎて鼻血出てねェ?」

木戸「きっとこんな事になるなんて思いもしなかったんだろうね」

星合「その他人事みたいな言いぐさはヒドイわよ……」

キョクリス『後輩には優しくしてあげた方がいいですよ、聖月』

聖月『さすがにあんな無茶ぶりはしないよ』

伊勢崎「はぁ……はぁ……。よろしくお願いしまぁああああす!!!」カチッ


00:00.39 ピタッ


伊勢崎「う……うおおおああああああああああああ!!!!!」

「おめでとう!」
「おめでとー!」
「オメデトー!」
「おめでとう!」
「おめでとう!」

パチパチパチパチパチパチ...



弦野「なんだァ?この空気……」

>>250
夏休みまで待って……
加筆修正したいけど地の文あった方がいいのかなぁ?
分かりにくかったなら入れようと思うけどさ

時をかける少女


金井淵「俺、未来から来た、って言ったら、笑う?」

星合「えっ」

金井淵「小さい頃に聴いたあの音楽が忘れられなくて、どうしても一回生で聴いてみたくて」

金井淵「そいつは桜の匂いがするなんて言って変なヤツだったけど……今まで聴いたどんな音よりも、綺麗だったなァ……」

星合「涼……」

金井淵「だけど、駄目だった。俺がタイムリープして来た時には、そいつはもう居なくなってたんだ」

咲良『勝手に殺すなよ』

神峰『なんで居るんスか!? 病院は!?』

咲良『観るだけだからって外出許可は貰ってある』キラッ

星合「……そいつは、ヘヴィね……」

金井淵「誰も重力の話なんてしていないぞ?」

金井淵「……時間だ。もう未来に帰らないといけない」

星合「待って! ……私が……私達が出すから! 桜の音、私達が出すから! ……だから……」

星合「桜の音を完成させて、未来で待ってるから! 」

金井淵「フン……」

金井淵「俺は神峰の指揮など、絶対に認めない」

神峰『なんでそこでぶっ込んでくるんスかァァァアア!?』

星合「いなくなっちゃった……」



咲良「元気だしなよ神峰くん。涼なりのお茶目だ」

神峰「いや……分かってるんスけど……金井淵先輩に言われると凹むッス……」

打樋「意外とノリ良いじゃねェか金井淵。BTTFネタも拾ってたし」

音羽「綺麗淵といった所か」

金井淵「なんだそのあだ名は!?」

邑楽「アンタ陰で結構あだ名ついてるよ?」

奏馬「知らないのは本人だけだったかァ」

金井淵「俺だけ!? どういう事だ!?」

管崎「まぁまぁ、その話は帰りにしようよ」

かちかち山


楓「昔々ある所に、いたずら好きの狸がいました。狸は畑を荒らし、おじいさんとおばあさんを困らせていました」


打樋「ウシャアアアアアア!」

川和『それだけで迷惑だから打樋はズルい』


楓「そんなある日、おじいさんは狸を罠に嵌めて捕らえる事に成功しました」


伊調「おばーさん! 狸を捕らえたよ!」

打樋「チッ、不覚をとっちまった……」

神峰「おお! 今夜は狸鍋だな!」

伊調「何で神峰翔太がおばーさんなんだ!?」

神峰「クジで当たっちまったから……」

伊調「今までの劇でもそうだけど、クジ引く時は性別を考慮しないのが鳴苑流なのかい?」

神峰「少しでも時間短縮してェんだってよ」


楓「今夜は狸鍋と約束をして、おじいさんは仕事へ行きました」


打樋「なぁ、神峰」

神峰「なんスか?」

打樋「もう悪さしねェからこの縄解いてくれね?」

神峰「……本当スか? 絶対悪さしねェスね?」

打樋「おう!」ニッ


楓「縄を解かれた狸は嘘のようにおばあさんの手伝いをしていましたが……」


打樋「神峰は打楽器!」ドバン!

神峰「痛ェ!? 俺こんな役ばっかり!」


楓「隙を突いておばあさんを撲殺してしまいました。その事を帰って来てから知ったおじいさんは、復讐を誓います」


伊調「初めてだよ神峰翔太……こんな気持ちは……」

楓「しかしあの狸を捕らえるのはおじいさんでは無理があったので、知り合いの兎に仇討ちを頼みました」


伊調「頼みます。神峰翔太の仇をとって下さい」

金井淵「兎が知り合いとはメルヘンなおじいさんもいたものだ」

音羽『ウサミミ金井淵……』プルプル

星合『ちょっと……意識しないようにしてたのに……』プルプル


楓「兎は狸に、儲け話を持ち掛けて薪を運ばせました」


金井淵「……」カチカチ

打樋「オ? なんだこの音は?」

金井淵「さぁな? カチカチ山だからカチカチ鳥でも鳴いているんだろう」カチカチ

打樋「……ん? なんか燃えてる臭いしねェか?」パチパチ

金井淵「どこかでゴミでも焼いているんだろう」

打樋「熱ィイイイイ!? 薪が燃えてんじゃねェか!!!」メラメラ

金井淵「ははは、それは気付かなかった。薬を塗ってやるから少し待ってろ」


楓「兎が用意したのはもちろん薬ではなく、からし入りの……ケチャップでした」


金井淵「なんでケチャップなんだ……」ブチュル

打樋「痛デデデデ!!」

奏馬『塗らずにダイレクト!?』

歌林『この雑さはさすがに打樋が可哀想になるわね……』


楓「次に兎は、漁をすると言って小さな木の船と大きな泥の船を用意しました。がめつい狸ならば大きな船を選ぶだろうという予想は的中し、自分は木の船に乗りました」


打樋「なぁ、金井淵」

金井淵「どうした?」

打樋「この船沈んで行ってねェ?」

金井淵「泥で出来てるんだから水に着ければ溶けだすのは当たり前だろう」

打樋「マジかよ! おい、そっち乗せてくれ!」

金井淵「悪いがこの船は一人用だ。そしてお前はここで終わりだがな!」


楓「狸は溺死していまい、兎はおばあさんの仇討ちに成功しました」


金井淵「仇はとってやったぞ」

伊調「それよりも僕は、淡々と復讐をこなす金井淵涼さん、あなたが怖くなりました」

金井淵「こんな格好して感情を込められるか」


神峰(金井淵先輩、この劇はずっと無心だったな……)

木戸「金井淵、目が死んでたね」

花澄「ウサミミ可愛いかったよー!」

金の斧銀の斧


御器谷「木こりが毎日のように木を切っていると、ある日、自分の斧を泉に落としてしまいました」


川和「あ」スポーン

刻阪『危なっ!』ガシャン


御器谷「どうしたものかと泉を見つめていると、中から女神が現れます」


花澄「アナタが落としたのはこの金の斧ですか?」サッ

川和「いや、そんな高価な物ではないな」

花澄「じゃあ、この銀の斧?」サッ

川和「普通の鉄の斧だ」

花澄「アナタは正直者ですので、金銀鉄の三本をあげます! さらにチェーンソーもプレゼント! これで仕事が楽になるねー!」

川和「くっ……荷物がかさばる……。吹越の無計画性には本当に困る……」


御器谷「この出来事を聞いた他の木こりも、わざと自分の斧を泉に落としました」


キョクリス「おっと、斧を落としてしまいました! これは困りましたねー!」

聖月「わざとらしいよ、キョクリス先輩……」

キョクリス「あれ!? なんで聖月が出てくるんですか!?」

聖月「お姉ちゃんの方が良かった?」

聖月「じゃあこうしようか? ……アナタが望むのは金の斧をくれるお姉ちゃん? それとも銀の斧をくれる私?」

キョクリス「シナリオ変わってませんか!?」

聖月「さ、どっち選ぶのかな?」

キョクリス「えーと……では原作通り金の斧をもらうために吹越花澄さんで」

聖月「今はキョクリス先輩が何を落としたかをきいてるんだよ? 誘導されて二択に惑わされてバカじゃないの?」

キョクリス「グハァ!」

花澄「欲張りで嘘つきには何もあげられないんだー。ゴメンね」


御器谷「こうしてもう一人の木こりは自分の斧さえ失ってしまいましたとさ」



聖月「キョクリス先輩騙されやすすぎるよwwwちゃんと人の話しは聞かないとwww」

キョクリス「見事に術中に嵌ってしまいました……」ズーン

星合「金の斧の教訓って正直者は得をするってものじゃなかったっけ?」

音羽「これはこれで詐欺に引っかからないようになれるがな」

刻阪「客席まで飛ばさないで下さい! 危ないじゃないですか!」

川和「スマン、リハーサルも無いし、あんなに飛ぶとは思わなくてな」

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