優希「京太郎をとったな、のどちゃん!!」和「彼は私を選んだんです」久「体だけはね」 (124)

京太郎「っていう夢を見たんです」

ハギヨシ「はあ。欲求不満なんですかね?」

京太郎「いや、だって部員の中で俺一人が男子って、どう考えてもハーレムですよね」

ハギヨシ「だからといってその発想はおかしいです」

京太郎「でもガチでこういう展開があってもいいんじゃないかと俺は思ってます」

一太「甘いな」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395152133

京太郎「あ。副会長」

ハギヨシ「須賀君。この方は?」

京太郎「ロリコン。で、あと、うちの学校の副会長」

一太「あれ?説明が少しおかしい気がするけど」

京太郎「気にしないでくださいロリコン副会長」

ハギヨシ「では私も親しみをこめてロリコン君と呼ばせていただきます」

一太「おかしいから。君達、二人ともおかしいから」

京太郎「それでどうしたんですか?副会長。忘れ物でもしたんですか」

一太「WAWAWA忘れてない」

ハギヨシ「面白い人ですね。動きが」

一太「そうでもない」

京太郎(誉められてないけど…。まあ、いいか)

京太郎「それで何しにきたんですか?」

一太「話に参加しに来たんだ」

京太郎「話に参加って、俺達そんなたいそうな話はしてませんよ」

ハギヨシ「そうですね。須賀君が夢で見ただけの妄想の話ですからね」

一太「だからだよ。僕だって夢の話くらいしてもいいかなって思ってさ」

京太郎「副会長が他のロリコンに混ざってたった一人の幼女(28)を取り合う話ですか?」

一太「それを夢に見るとしたら、僕はそうとう未来に希望を持ってない人間な気がするよ」

一太「それならせめてさっき須賀君が話したように…」


マホ「一太さん。今日のデートは楽しかったです!!」

衣「むっ、一太!!お前は衣のものなのに、そんなところでそんな女と何をしている!!」

ひな「内木さん、今日は私と遊ぶって言ってたのに…」


一太「…という、夢を見たんだ」

京太郎「色々おかしい」

ハギヨシ「須賀君。このロリコンぶん殴っていいですかね」

一太「ひぃっ!!」

京太郎「ストップストップ」

一太「ふう。助かったよ」

一太「それでどこがおかしいんだい?普通にありえそうな展開だと思うんだけど」

京太郎「妄想乙」

ハギヨシ「死んでください。死体の処理なら私がやっておきますから今すぐ死んでください」

京太郎「いや、万が一って言うか億が一でもないですが、一応言っておきますよ」

京太郎「マホちゃんに関してはまあホンの僅かですが副会長と面識があるから、マホちゃんが何かを間違えばデートの可能性はない事はないと思います」

京太郎「これに関しては俺の妄想とさほど変わらないんで、俺が希望を持つためにも可能性はありだとあえて言っておきます」

一太「だよね」

京太郎「だけど、副会長と天江さんは面識ないですよね」

一太「ころたんは有名だからね。それに僕はロリコンだからころたんくらいでないと駄目なんだ」

ハギヨシ「誰に断って衣様をそんな呼び方で呼んでいるんですか」

一太「ころたんはみんなのアイドルだから。そして、いつしか僕だけのアイドルに」

ハギヨシ「やはりこの男は始末しましょう。なあに、大丈夫です。私なら須賀君を巻き込まずにこの男を完全犯罪で始末してみせます」

京太郎「お、落ち着いてくださいハギヨシさん」

京太郎「…で、ひなって誰ですか?」

一太「なんだい、須賀君。君は山谷ひなちゃんを知らないというのかい?吉野山小学校に通うかわいらしい女の子を」

京太郎「すいません。ハギヨシさん、警察に電話を」

一太「待ってよ!!別に妄想なんだからそのくらいは全然いいだろ!?」

京太郎「まあ、警察は冗談ですよ。さすがに自分の学校の副会長が犯罪者とかないと思いたいですし」

京太郎「って、そうじゃなくて、吉野山小学校ってどこですか!?そんな小学校聞いた事ないですよ、俺」

ハギヨシ「吉野山なら奈良県の吉野町にあるはずですから、多分そのあたりではないかと思いますが?」

京太郎「ついに他県にまで乗り出したか、このロリコン副会長は」

一太「桐田凛ちゃんも捨てがたかったけど、今日の夜にでも別の形の夢で見ることにするよ」

ハギヨシ「永久に眠り続けてくれませんかね、このロリコン」

京太郎「まあ、副会長の酷すぎる妄想は置いておいて」

一太「須賀君のも大概だと思うけどね」

京太郎「ハギヨシさんはそういう何かないんですかね?女の子とイチャイチャするような夢とか妄想とか」

ハギヨシ「ない事はありませんが、言うのは少し恥ずかしいですね」

京太郎「なんですかー、教えてくださいよー。誰にも言わないですから」

一太「そうだね。僕や須賀君だけ話しているのに、あなただけが黙っているのは何かおかしい」

ハギヨシ「それはあなた達が勝手に喋っただけなのですが、って、突っ込みを入れても仕方ないので内緒にしていただけるなら話しても構いませんよ」

京太郎「やっぱりハギヨシさんだと竜門渕のメンバーで夢を見たりするんですかね」

一太「いや、ここは意表をついてBBAじゃないかな」

ハギヨシ「私が最近興味をそそられたと言えば花田煌さんですかね」

京太郎「あの新道寺にいる和と優希の中学の頃の先輩か。意外だ」

一太「新道寺は僕のストライクゾーンをことごとく越えてるからどんな人かもわからないんだけど」

京太郎「あの口癖がすばら!!で年上だけど笑顔の似合う可愛い人ですよ」

一太「うん。全くもってわからない」

京太郎「まあ、いいですけどね」

京太郎「でも、花田さんって性的なところとかあんまり感じないし、俺的には哩姫コンビの方が超そそられるんですけど」

京太郎「それでハギヨシさんは彼女の何にそそられたんですか?」

ハギヨシ「京太郎君も言ってましたが、彼女の笑顔ですね。あの笑顔はいいです」

京太郎「確かに。あの人の笑顔や不屈の闘志は見てる側にもガッツを与えますもんね」

ハギヨシ「あの純真無垢な太陽のような笑顔が、男性との付き合いで肉欲に溺れた笑みに変わると思うとゾクゾクするんですよ」

京太郎「あ、あー。た、確かにわからないこともないですけど」

一太「ないわー」

ハギヨシ「ちなみに私のこの手の想像で女性にいやらしい事をしている男性はいつも須賀さんなんですけどね」

京太郎「って、なんで俺なんですか!?」

ハギヨシ「私は執事と言う立場上、普通の学校には関わりがあまりもてませんからね」

ハギヨシ「ですがあなたには麻雀部の雑用という不動のポジションがありますから、新道寺や他の高校にいたとしてもそれほど違和感はないからですかね」

京太郎「新道寺は女子高ですから違和感しかないでしょうに」

ハギヨシ「あなたなら女装してでもやってくれると思いまして」

京太郎「いや。やらないですから。花田さんにエロい事も女装もやらないですから」

ハギヨシ「ふむ。残念ですね」

咲「あ、京ちゃん。それにハギヨシさんと…」

咲「……えっと…、…めそ」

京太郎「…副会長」ボソッ

咲「あ、そ、そう。副会長さん、こんにちわ」

ハギヨシ「お久しぶりです、宮永様」

一太「あ、ああ、うん、面識が殆どないからしょうがないよね」

咲「今日は部活もないから一緒に帰ろ」

京太郎「おう。そろそろいい時間だし帰るか」

京太郎「それじゃ、ハギヨシさん。また今度、次は違うテーマで」

ハギヨシ「はい。それでは私も失礼します」

一太「僕も帰るかー」

ここまで

こんな感じで男三人+αが性癖や趣味やその他のテーマでダラダラとトークをするスレです

京太郎「そういや、ハギヨシさん。学食のレディースランチってすっげー美味いんですよ」

ハギヨシ「そうなんですか。それは興味がありますね」

ハギヨシ「衣様のためにも一度見ておきたい、出来れば味わえればいいのですが、その名称から察すると女性しか食べられなさそうですね」

京太郎「そうなんですよ。だから俺は食堂で昼飯食べるときはいっつも咲に頼んでるんですよ」

ハギヨシ「ですが、ここに宮永様はいませんからね。非常に残念です」

京太郎「でもハギヨシさんなら見ただけでレディースランチも普通に完全再現できそうな気がしますけどね」

ハギヨシ「味の想像はできますが、さすがに食べてみない事には完全再現は無理ですよ」

京太郎「ああ。ハギヨシさんの作ったレディースランチが食べたくなってきた」

ハギヨシ「あの、須賀君。私はまだレディースランチは作れませんからね」

京太郎「わかってるんですけど、絶対美味いと思うんですよ。ていうか、本家越えするはずです!!」

ハギヨシ「そんな力説されても困るのですが…」

一太「ん?やあ、須賀君も食堂で昼食か」

京太郎「あ。副会長」

ハギヨシ「こんにちは、副会長さん」

一太「って、ハギヨシさん!?」

一太(というか、学校の食堂に部外者のハギヨシさんがいるんだ?)

一太(この状況、僕は注意したほうがいいんだろうか?)

一太(それよりも何で誰も突っ込まないんだろう)

一太(突っ込みがないってことはそれほどおかしい事でもないのかな?)

一太「…まあ、いいか」

京太郎「つー事で俺はカツ丼にします」

ハギヨシ「では私はきつねうどんにしておきましょう」

一太「今日は僕は唐揚げ定食にするよ」

京太郎「そういえば麻雀のプロにカツ丼屋のイメージキャラクターになってた人がいましたよね?」

ハギヨシ「藤田靖子プロですね」

京太郎「そうそう、その藤田プロ」

京太郎「こんな感じで右手に丼持ってガッと前に突き出してるアレなポスター」

京太郎「麻雀のプロってあんな事もしてるんですか」

京太郎「正直、仕事は選んだ方がいいんじゃないかって思ったりもしますけど」

ハギヨシ「藤田プロは選んだからあの仕事なのだと思いますよ」

ハギヨシ「彼女は無類のカツ丼好きで有名ですからね」

京太郎「へー。そうだったんですか」

一太「だけど好物と、好物に関係ある仕事はまた別なんじゃないですか?」

ハギヨシ「藤田プロはあの仕事を引き受けた事でカツ丼無料チケットを100枚貰ったらしいですから、彼女にとってはありがたい話のはずですよ」

京太郎「でも、いくら好物でもカツ丼100杯はどうかと思うんですが?」

ハギヨシ「別に期限があるわけではないので、それほど困ることもないでしょう」

京太郎「そう言われればそうですね」

一太「そうだ。どうでもいい話だけどいいかな?」

京太郎「なんですか?」

一太「君達なら好物はどのくらい続けて食べられそう?」

京太郎「それは…食べ物ですよね」

ハギヨシ「……」

一太「え?当たり前だろ」

京太郎「そ、そうですよね」

京太郎(副会長の事だから好物=幼女という話になるかもしれないと思ってしまった)

京太郎「俺はそうですね。多分、一日は続かないんじゃないですかね?」

京太郎「多分、夜にカレー食ったら次の日の朝はカレー以外のものがいいですね」

京太郎「それしかないならカレーを食べますけど」

ハギヨシ「須賀君はカレーが大好きなんですね」

京太郎「はい。あのドロっとした感じで野菜たっぷりなのとか超美味いし最高ですよ」

ハギヨシ「……」フゥ、ヤレヤレダゼ

京太郎「どうしたんです?ハギヨシさん」

ハギヨシ「いえ、別に」

一太(一瞬、凄い冷めた目をしてた様な気がした)

京太郎「だから毎日タコス食える優希は俺から見たら逆にすげえっていう感じなんですよね」

京太郎「いや、タコスも美味いんですけど、さすがに続けてとかはちょっと…」

ハギヨシ「確かに片岡様も麻雀の時はもちろん、食事時や間食でもタコスを召し上がってる事が多いですね」

一太「そうか。優希ちゃんの好物はタコスか。それはいい事を聞いた」

京太郎「…副会長。お願いですから高校現役で不祥事だけは勘弁してくださいよ。清澄は全国優勝してるんですから」

一太「須賀君が何を言ってるのかわからないけど、僕が問題を起こすような人間に見えるかい」

京太郎(前回の話ぐらいから俺には副会長が問題を起こす側の人間にしか見えないんだけど…)

京太郎「それでハギヨシさんとかはどうなんですか?」

ハギヨシ「私はそうですね。試した事はありませんが一日、二日くらいなら大丈夫かと」

ハギヨシ「あと私は特に好物というのもないので、携帯保存食などであれば一ヶ月、二ヶ月くらいならいけるかと」

一太「朝だけならともかく三食は無理すぎる」

京太郎「確かにフルーツ味とかチーズ味とか変えても朝しか食べられるイメージがないんだけど」

ハギヨシ「そのように味を変えていいのでしたら朝はチーズ味、昼はチョコレート味、夜はフルーツ味で半年から一年くらいならいけるかと思います」

京太郎・一太「執事凄すぎ」

ハギヨシ「いえ。執事とか関係ありませんから」

一太「僕はラーメンなら二、三日はいけるかな。多分だけど」

一太「毎日、同じラーメンだと嫌になるかもしれないけど、味を変えていいなら確実にいけそうだ」

京太郎「俺の中ではアウトです。完全に」

京太郎「味を変えてもラーメンはラーメンですよね?食感はそんなに変わらないですよね」

一太「まあ、そうだけど。でもトッピングとかも自由だし、それを考えれば一週間くらいは頑張れそうな気もしてきた」

京太郎「ないない。無理すぎる」

一太「……。なんていうか須賀君は結婚して5年後くらいには苦労しそうなタイプだよな」

ハギヨシ(同感です)

京太郎「?」

まこ「京太郎に副会長さん、それに…ハギヨシさんがなんでここにおるんじゃ!?」

京太郎「あ。染谷先輩」

一太「ええと、確か麻雀部で議会長と一緒によく見る人だ」

ハギヨシ「お久しぶりです。染谷様」

まこ「お、おう。なんて言うたらええかわからんが、食堂に執事とか異様過ぎる光景じゃな」

京太郎「そうですか?ハギヨシさんと一緒にいても別に誰にも何も言われなかったけどなぁ」

一太「僕も一応突っ込みは入れたかったんだけどね」

ハギヨシ「そうだったんですか。これは失礼しました」

まこ「ま、ええけどな」

まこ「それよりこの空いてる席座ってええか?」

京太郎「はい。別に誰も来ないんで」

ハギヨシ「おっと。そろそろ私は透華様の準備があるのでこれで失礼しますね」ガタッ

一太「そういえば僕も議会長に頼まれてた資料の整理があったのを忘れてたな。昼休みの間にやっとくか」ガタッ

京太郎「なら俺も教室に戻って寝るか」ガタッ

京太郎「じゃあ、染谷先輩。また、放課後に部活で」

まこ「……」モグモグ

まこ「…ああ」

ここまで

このスレで嫁田は残念ながら出ません

あと、このスレ自体が突発で思いついただけなのでクオリティとかは期待しないでください

【兄弟の話】

京太郎「ハギヨシさん、副会長。俺は一人っ子なんですけど、お二人は兄弟とかいますか?」

ハギヨシ「私も兄弟はいませんね」

一太「僕もいないよ」

京太郎「じゃあ、もし兄弟が出来るとすればどっちがほしいですか?」

ハギヨシ「そうですね。私はどちらかといえば兄がほしいですね」

京太郎「ハギヨシさんは兄の方ですか。それはどうしてですか?」

ハギヨシ「私はまだ若輩者ですから、兄がいれば色々教えてもらえるのかなと思ったのですが」

京太郎「ハギヨシさんで若輩者って…そんな事言ったら俺なんかどうなるんですか」

一太「普通に少年(ショタ)でいいんじゃないか?」

一太「ちなみに僕は妹が欲しい。それが義妹で12人いれば最高だ」

京太郎「どこのシスプリですか、それは」

一太「ちなみに僕の義妹候補として、マホちゃん、ころたん、ひなちゃん、凛ちゃん、綾ちゃん、桜子ちゃん、優希ちゃん、しずもん、はっちゃん、胡桃ちゃん、ネリーちゃん、咏たんいえーいという感じなんだがどうだろう」

京太郎「妹なのに同学年や年上が混じってるんですが…」

ハギヨシ「前回も言ってますが衣様は外してください」

ハギヨシ「でないと目に指を突っ込んで内側から鼻フックしますよ」

一太「怖わすぎる!?ていうかもう拷問の粋じゃないか、それは!!」

ハギヨシ「このロリコンは放っておくとして、須賀君は兄弟が出来るとすればどちらがよろしいですか?」

京太郎「俺も兄貴ですかね。出来ればハギヨシさんみたいに頼りがいがある人がいいですね」

ハギヨシ「ありがとうございます。私も須賀君のような弟なら歓迎しますよ」

一太「須賀君。それなら僕も一緒に兄としてどうかな?」

京太郎「ロリコンでなければ、真面目だしいい人だと思います。ロリコンでなければ兄という選択肢に入ってたかもしれません」

一太「すまない。僕は君の兄にはなれないようだ」

京太郎「まあ、そうでしょうね」

一太「じゃあ、男の兄弟じゃなくて姉妹が出来るとすればどんな子がいい?」

京太郎「姉妹かー。姉なら石戸さんと松実姉妹で妹なら姉帯さんかなー」

一太「君も大概じゃないか。そしてさりげなく年上を妹にしているし」

京太郎「そりゃ、おっぱいは重要でしょう」

京太郎「それに姉帯さんは背の高さも込みで完璧な妹属性キャラだと思うんですよ」

一太「僕にはわからない世界だね」

京太郎「あと、石戸さんは間違いなく長女で、ちょっとだらしない所のある松実宥さんが次女、そして明るくしっかり者で弟と話の合う松実玄さんが三女という感じなんですけど」


霞「京くん、ご飯が出来たから宥ちゃんたちを呼んできてくれるかしら」

京太郎「へーい」

宥「さ、寒いからコタツごと移動していいかな?」

京太郎「駄目に決まってるよ、宥ねえ。玄ねえ、引っ張り出すのを手伝ってくれよー」

玄「おまかせあれ!!」

宥「あ~、ふ、服が脱げちゃうよ~」

玄「も、もっと、頑張ってお姉ちゃんを引っ張るのです。そして剥いてしまうですのだ!!」

京太郎「そ、それはやりすぎじゃないかな…(といいつつ引っ張るけど)」

豊音「あー。お姉ちゃん達、ちょーたのしそー。私も混ざるよー」

京太郎(俺の背中に豊音の胸がああああっ)


京太郎「と、ここまでがデフォで」

ハギヨシ「すいません。妄想が酷すぎます。久々に須賀君の目をまともに見れません」

京太郎「あ、あれぇ?」

一太「そういうハギヨシさんは姉妹が出来るとすればどういう子がいいんですか?」

ハギヨシ「そうですね。妹に竹井様とかですかね」

京太郎「部長が妹!?」

一太「え?議会長が妹!?」

ハギヨシ「彼女は一人で頑張る事が多く、色々と内に溜め込むタイプですからね」

ハギヨシ「私が兄になれるのであれば、彼女を微力ながらも支えてあげられると思うのですが」

京太郎「ハンサムすぎじゃないですか、ハギヨシさんは」

ハギヨシ「ですから、京太郎君は麻雀部で、そして内木さんは学生議会でそれぞれ彼女の力になってあげてください」

京太郎「そうですね。もう少しで引退する部長のためにも俺も今まで以上に頑張ります!!」

一太「そうだね。僕も次期の学生議会発足まで竹井さんと頑張るよ」

一太(あと僕、何気なく初めて名前で呼ばれたんじゃ…)ポロッ

ハギヨシ「すいません。それ、ロンです」

一太「しまったぁぁっ!!」

ハギヨシ「平和タンヤオドラ1で3900になります」

一太「くっ…」

京太郎「この半荘もハギヨシさんトップかー」

一太「しょうがないじゃないか。僕は初心者だし」

京太郎「でも今日は副会長のおかげでそれほど負けなかったからよしとしよう」

ハギヨシ「では、このへんでお開きにしましょうか」

久「おはよー」ガチャッ

京太郎「あ。おはようございます、部長」

久「須賀君はいいとしてなんで部室に副会長とおにーちゃんがいるの?」ニヤニヤ

京太郎・一太「え?」

久「私は頑張り屋の久だよー」クスクス

京太郎・一太(話聞かれてたーっ!!)

ハギヨシ「ふむ。どうやら話を聞かれてたみたいですね」

京太郎(聞かれた本人はめっちゃ落ち着いてるぅーっ!?)ガビーン

ハギヨシ「ここに私がいる理由はたまにこちらの方へ来て須賀君や副会長さんと話ながら麻雀していただけですね」

ハギヨシ「それに今日はそろそろお暇するので、これで失礼しますね」

久「なーんだ。せっかく今日はおにーちゃんと一緒にいられると思ったのに」ニヤニヤ

ハギヨシ「すみません、久さん。私はこれから仕事に戻らないといけないので、あとは京太郎君と副会長さんにお任せします」ナデナデニコッ

久「あぅ……」////

久「……ぅん」////

京太郎(部長がすげー照れてる)////

ハギヨシ「それでは本日はこれで」

久「ま、待ってよぉ、…ぁ、行っちゃった…」////

一太「ぼ、僕も学生議会の活動はないから帰るよ。じゃ、須賀君!!」

京太郎(置いてかないでーーーっ!!逃げちゃらめええっ)

久「…おにーちゃん…」////

京太郎(こ、この状況で俺にどうしろって言うんだよぉっ!?)

京太郎(ハギヨシさんのバカー!!)

ここまで

今回からタイトルをつけるようにしました

しかしこのスレの最終回まであと残り二回

【告白の話】

京太郎「そういえば昨日、和、えっと原村和が二年の男子に告白されてるのを偶然見ちゃいまして…」

ハギヨシ「原村様ですか。確かに彼女は見目麗しい女性ですからね、年頃の男子であれば彼女に惹かれるのも無理はないかと」

一太「僕は原村さんよりは優希ちゃんの方が、そして竜門渕さんよりころたんの方に惹かれるけどね」

ハギヨシ「いい加減にしないと本気でハッ倒しますよ」

一太「うわっ、目が本気すぎる」

京太郎「まあ、それはおいおいやってもらうとして」

一太「勧めちゃ駄目だろ!!とめようよ!!」

ハギヨシ「そうですね。副会長の処刑は後に回すとして須賀君、お話の続きをどうぞ」

一太「なんで処刑に代わってるんですかぁっ!?」

京太郎「まあ、声は聞こえなかったからよくわかんないんですけど、雰囲気的には断ってたみたいでして」

ハギヨシ「ふむ」

一太「まあ、原村さんの好みじゃなかったのかもしれないし、そればっかりはしょうがないよね」

京太郎「で、なんでこの話をしたかって言うと、ちょっと聞きたい事があるからなんですけど」

ハギヨシ「この話の流れからすると須賀君が原村様に告白するのを応援してほしい、そういう流れでしょうか」

一太「そうだったのか。僕は凄くいいと思うよ」

一太「なかなかお似合いのカップルだと思うし、僕が優希ちゃんと付き合うためのパイプラインが出来る事になるし、いい事尽くめだね」

京太郎「ちょ、勝手に何話を進めてるんですか!?違いますよ、俺、和に告白したりしないですから!!」////

ハギヨシ「おや?違いましたか。夢の妄想話を聞いた時から須賀君は原村様に気があるものと思ってましたが」

京太郎「あ、あれはあくまで夢の話ですから!!妄想ですから!!」////

京太郎(さすがに二年の男子が振られるのを見た後じゃ、自分の撃沈図がハッキリ見えすぎて告白なんか出来ないって)

京太郎「そ、そうじゃなくてここから話のネタに繋げようと思ってたんですよ」

ハギヨシ「そうでしたか。それはすみませんでした」

京太郎「それでですね、ハギヨシさんや副会長は女子に告白をする方ですか?それとも女子から告白されるのを待つ方ですか?」

一太「僕は告白するタイプかな」

京太郎「それは意外ですね。副会長はキャラ的に絶対告白を待つタイプだと思ったんですが」

一太「まあ、好きなタイプの女の子に告白されれば受け入れるかもしれないけど、そういう年頃の子とは出会いがあまりないからね」

京太郎「小学校の校門で不審者(副会長)がウロウロしてると通報されるでしょうからね」

一太「最近は危ない事件も多いから特にね。僕が守ってあげないと」

ハギヨシ「副会長さんが危ない事件を起こしそうな気もしないでもありませんが」

一太「何を言ってるんですか。僕は見た目どおり紳士ですよ」

京太郎(これが噂でよく聞く変態紳士ってやつなんだろうな)

京太郎「それでハギヨシさんはどっちのタイプなんですかね」

ハギヨシ「私は残念ながら女子に告白されたとしても受け入れる事は出来ませんし、自ら告白する事はありません」

一太「それはまさか女子に興味がないというアレの気がある人なんじゃ…」

京太郎「う、嘘ですよね?ハギヨシさんがそんな…」

ハギヨシ「何を仰りたいのかはわかりませんが私は一応ノーマルですよ」

京太郎「で、ですよねー。いや、俺はわかってましたけどね」

一太(い、一応って何だ?もしかして女子もいけるけどアッチもイケる両刀的なやつなのか…)

ハギヨシ「私が女性からの告白を受けない、女性に告白をしないのは私が竜門渕家の、透華お嬢様の執事だからです」

京太郎「そういえば執事は主人の事を一番に考えるから未婚の人がする職業っていうのを聞いた事がありますけど、そういう事なんですか?」

一太「でも、それはだいぶ古い話しだし、結婚してる執事も結構いるっていうのも聞くけど」

ハギヨシ「それでも私は竜門渕家を一番に考えたいと思っていますので、女性とのお付き合いを考えないようにしています」

一太「執事の鑑ですね」

京太郎「じゃあ、ハギヨシさんに竜門渕さんが告白してきたらどうするんですか?」

ハギヨシ「…それは考えた事もありませんでした」

ハギヨシ「万が一にもありえませんが、もしもそうなった時、私はどうするのでしょうね」

ハギヨシ「……」

京太郎・一太「「……」」

ハギヨシ「告白を受け入れることは執事としてあるまじき行為であり、告白を拒否する事で透華お嬢様を悲しませてしまう事になる」

ハギヨシ「どちらも今の私には決断できないでしょう」

ハギヨシ「すいませんが私はその問いに答える事が出来ないようです」

京太郎「あ。い、いえ、なんか変な質問をしちゃってすいません」

ハギヨシ「お気になさらずに。それに今の透華お嬢様は恋愛や学業よりもいかに麻雀で原村様を倒すかという事に心血を注いでおりますので須賀君が言ったような事には決してならないと思いますよ」

京太郎(恋愛はともかく学業は疎かにしちゃ駄目なんじゃないのか…)

一太「僕がころたんから告白されたら二つ返事で受けるんだけどなあ」

ハギヨシ「そのような事態は私が全身全霊を賭けて阻止させていただきますよ」

一太「それで須賀君はどっちなんだい?告白をするタイプかい?それともされるのを待つタイプかい?」

京太郎「俺も当然、告白するタイプですよ」

京太郎「中学校の時とかは自分から告白するのとかなんか負けた気になるって思って、女子からの告白を待ってたんですけど」

京太郎「ものの見事に一度も告白される事はなかったですね」

京太郎「で、卒業式の日に咲のやつに…」


咲『京ちゃんはモテないんだから告白される事なんてないって』

咲『だからそろそろ近いところで妥協した方がいいんじゃない?』


京太郎「みたいな事言われるしさー。もう悔しくて悔しくて」

一太「そうだね。卒業式とかに告白されるとか聞いた事があるけどそんなのイケメンに限るだしね」

ハギヨシ(いえいえ。それは宮永様が遠まわしに告白してますよ)

京太郎「俺とか副会長みたいなフツメンが女子から告白されるとすれば、頭がよかったり、運動が出来たり、面白かったりでどこか一芸に秀でてないと」

ハギヨシ「そんな事はないと思いますよ」

ハギヨシ(実際、遠まわしですが告白されてましたからね。須賀君は)

京太郎「ははっ。ハギヨシさんみたいな何でも出来るエリートイケメンには俺らみたいな凡人の事なんてわからないんですよ」

一太「本当にメゲますよ」

優希「おっ、京太郎。それに竜門渕の執事にロリコン副会長だじぇ」

京太郎「おう、優希」

ハギヨシ「もう私が清澄高校にいても驚かれる事はないみたいですね」

一太(優希ちゃんprpr)

優希「来週の部長お疲れ様会の買出しに行くから犬もついてこい!!」

京太郎「しょうがねーなあ。荷物持ちだけだぞ」

京太郎「てことで今日はこの辺でお開きという事で」

ハギヨシ「はい。では来週にお会いしましょう」

一太「須賀君。僕も荷物持ちについていこうか?」

京太郎「いえ。大丈夫です。俺一人で十分ですから」

一太「そんな事言わずに。そうだ、須賀君の代わりに僕が一人で荷物持ちをしてもいいよ」

京太郎「(ロリコンの)副会長に(見た目ロリの優希と二人きりになんて)そんな事させられませんよ」

一太「残念だよ」

優希「それじゃ行くじぇ、京太郎」

京太郎「はいはい、っと」

一太(羨ましいなぁ)

ここまで

豊音の水着はきっと着やせして見える水着に違いないと思ってます

【チームの話】

京太郎「いやー、本当にびっくりしましたよ。清澄の麻雀部お疲れ様会なのに長野県県大会決勝戦四校のメンバーが集まるだなんて」

ハギヨシ「竹井様も本来は清澄だけでやるという予定みたいでしたが、風越女子や鶴賀は事務的な引継ぎのみでそういう催しはやっていないと聞いたからなのでしょうね」

一太「それはいいんだけど、僕なんかも呼んでくれて本当によかったのかい?こと麻雀部に関しては完全に無関係なんだけど」

京太郎「いいんじゃないですかね。副会長…じゃなくて元副会長も全国大会の時とか麻雀部を応援してくれたし」

一太「麻雀部の君達がそれでいいなら、僕は別にいいんだけど」

京太郎「それにしても後期の学生議会に和が入るとは思いませんでしたよ。それも副会長枠で」

一太「僕としては優希ちゃんの方がよかったんだけどね」

一太「優希ちゃんが副会長になってくれたら前任者からの引継ぎという名目でたっぷり時間をかけて仲良く慣れたかもしれないし」

京太郎「仲良くなれてもあと半年程度ですけどね」

一太「それでも仲良くなれるならなりたいよ!!」

一太「そういう意味ではこのお疲れ様会は僕にとってはかなりありがたいよ」

一太「なんといっても自然にころたんと知り合えたんだから」

ハギヨシ「挨拶以上の事は私がさせませんけどね」

一太「やはりこの執事は僕の前に立ちふさがるのか」

ハギヨシ「当然です」

京太郎「そういえば部長の入れ知恵で来年と再来年、麻雀部に部員が全く入ってこなかったとしても学生議会権力で部を存続させる方法とか伝授されてたな。そういえば」

ハギヨシ「その点については大丈夫ではないのですか?さすがに全国大会で優勝した学校の翌年の新入部員が全くないということは考えにくいですが」

一太「それは僕も概ね同意するね。染谷さんや宮永さん、原村さん、優希ちゃんに憧れて入ってくる部員は多いと思うよ」

京太郎「和に憧れるって言うのはなんとなくわかるけど、咲や優希に憧れて入ってくる奴なんかいますかね?」

ハギヨシ「いると思いますよ」

ハギヨシ「それに入部動機は憧れ以外にもさまざまだと思います」

ハギヨシ「竹井様の抜けた穴に入り込もうと虎視眈々と狙う腕にそれなりに覚えのある人」

ハギヨシ「強い所で麻雀をしたいけど、私立の強豪に入る家庭的余裕がない人」

ハギヨシ「麻雀部の綺麗な女性に惹かれて麻雀を打った事もないのに入部する人など」

京太郎「最後の例えは完全に俺じゃないですか」

一太「でも、もうすぐこんな風に集まって話が出来ないと思うと寂しくなるなぁ」

京太郎「そういえば元副会長は今年卒業ですもんね」

ハギヨシ「寂しいのでしたら留年されてはいかがでしょうか?もう一年、話を続けられますよ」

一太「それはさすがに遠慮したい」

京太郎「じゃあ、来年は俺とハギヨシさんだけでトークをする事になるんですね」

ハギヨシ「いえ。残念ですが、来年は透華お嬢様たちも三年生になるので私の方も色々と忙しくなると思います」

ハギヨシ「なので今年みたく頻繁にこちらに顔を出すことは出来なくなるでしょう」

京太郎「そうなんですか。そりゃ、凄く残念です」

ハギヨシ「ですから、来年私が須賀君に会えるとすれば県大会で、という事も十二分にありえます」

京太郎「まあ、みんな色々あるからしょうがないですね」

一太「なんていうか、ちょっとシンミリしてしまったね」

ハギヨシ「あと何回集まれるかはわかりませんが、今日は元副会長にネタを提供してもらう事にしましょうか。いつも須賀君ばかりなのでたまにはこういうのもいいかと」

京太郎「そうですね。正直、元副会長がどんなネタを出してくるのかは興味がありますし、どんな幼女が好きとかでなければ大体はトーク出来そうな気がします」

一太「まあ、僕が話のネタを出すのは構わないけど、元副会長って呼び方はどうかと思うんだが…」

ハギヨシ「ではロリコン君とお呼びしたほうがよろしいでしょうか?」

一太「須賀君みたいに普通に名前で呼んでくださいよ」

ハギヨシ「残念ですが仕方ないですね」

一太「残念がらないでくださいよ」

京太郎「内木先輩とか全然呼びなれてないから呼びづらいなぁ」

ハギヨシ「そうですね。内木君と呼ぶのに私も違和感を感じてしまいます」

一太「そのうち慣れますから」

ハギヨシ「慣れた頃には会う事もないのでしょうけど」

一太「まあ、それはそうなんですけどね」

京太郎「それで、何かネタはありますか?」

一太「えっと、そうだね、立場は違えど麻雀部に携わってる君達二人に聞きたい事があるんだけどいいかな?」

ハギヨシ「なんでしょうか?」

一太「自分で女子高生雀士チームを持てるとすればどういうチームを作ってみたい?」

ハギヨシ「ふむ。自分のチームですか」

一太「わかりやすく例えるならプロ野球のオールスターチームみたいなのを作れるとすればっていう妄想だね」

京太郎「それって強い選手を選ぶだけだからそれほどチームに差が出るとは思えないけど…」

一太「甘いな、おっぱい星人の須賀京太郎君」

京太郎「なんでいきなりフルネーム呼びになってるんですか…」

一太「君は自分のチームに強いからといって宮永姉妹をいれるのか?愛宕洋恵さんを入れるのか?」

京太郎「はっ…、そういう事か!!」

一太「同じ姉妹なら松実姉妹を入れるんじゃないのか?同じ愛宕なら愛宕絹恵さんを入れるんじゃないのか?」

京太郎「た、確かに…自分のチームは強くあってほしいけど、それ以上に自分のチームとしての個性も必要、そういう事ですね!!内木先輩!!」ガシッ

一太「そういう事だ、須賀君!!」ガシッ

ハギヨシ(なんなんでしょうか、彼らのノリは…)

一太「そこでまずは言いだしっぺの僕から発表しよう!!僕のチームはこれだ!!」


先鋒:片岡優希
次鋒:鹿倉胡桃
中堅:高鴨穏乃
副将:薄墨初美
大将:天江衣


一太「火力が高く点数計算の出来ない優希ちゃんを先鋒に据え、守備力の高い胡桃ちゃんを次鋒に配置」

一太「さらに先鋒や大将の次くらいに強い選手が置かれる事が多い中堅には阿知賀の大将を務めたしずもん」

一太「副将は超高火力を持つはっちゃん、そして大将には夜が近づくにつれて強さを増すころたんという僕の考えた最強の布陣だよ」

京太郎「ものの見事にロリだらけだ…」

ハギヨシ「ですがこのチーム、攻守ともに優れたいいチームだと思いますよ」

一太「さあ、ハギヨシさんと須賀君はどんなチームを出してくるんだい」

ハギヨシ「私がこういうのを考えるのは不謹慎ではありますが、内木君に未練無く逝ってもらうためには参加した方がいいのでしょうね」

一太「って、僕、死んでないから!!」

ハギヨシ「では、次は私のチームオーダーを発表させていただきましょう」


先鋒:辻垣内智葉
次鋒:白水哩
中堅:鶴田姫子
副将:清水谷竜華
大将:竜門渕透華


京太郎「あれ?天江さんいないんですね」

ハギヨシ「ここはあえて内木君の人選と被らないように配慮させていただきました」

ハギヨシ「先鋒は状況判断能力の高い辻垣内さん、そして比較的層の薄い次鋒に高火力を持つ白水さん」

ハギヨシ「そして中堅には白水さんとのリザベーションによりさらなる火力を期待できる鶴田さん」

京太郎・一太(リザベーションってなんだ?)

ハギヨシ「副将は守備力の高い清水谷さん、最後は目立つ事で通常以上の実力を発揮する透華お嬢様」

ハギヨシ「これが私が考えたチームです」

京太郎「ハギヨシさんだからもっと守備よりのチームにすると思ってたんですけど、どっちかっていうと攻撃の強そうなチームですよね」

ハギヨシ「ですがチーム作りとしては透華様が目立つよう比較的個性が薄く麻雀が強い選手を集めただけの守った作りですけどね」

一太「じゃあ、最後は須賀君だ」

京太郎「おっぱいチームも魅力的ですが、今回はあえて趣向を変えていました。これが俺の考えた最高のチームです」


先鋒:花田煌
次鋒:エイスリン・ウィッシュアート
中堅:福路美穂子
副将:神代小蒔
大将:姉帯豊音


一太「先鋒、次鋒が巨乳じゃない…だと?」

ハギヨシ「このチーム、一見しただけではコンセプトがわかりませんが、これは一体?」

京太郎「チームコンセプトは最後に説明します」

京太郎「まずは選手の配置について先に説明させてください」

京太郎「花田さんはトぶ事がないらしいですが、団体戦では十万点あるから前の方で出しとかないと後で取り返しがつかなくなるから先鋒に置きました」

一太「えらくネガティブな理由だね」

京太郎「エイスリンさんは和了率が高いから花田さんの失点くらいなら原点に戻してくれるだろうと思い次鋒に置きました」

ハギヨシ「そう思うのでしたら先鋒を変えるべきではないでしょうか?」

京太郎「それは駄目です。俺のチームに花田さんは絶対不可欠なので」

ハギヨシ(なるほど。麻雀の実力を度外視してまでもチームのコンセプト的に花田さんが必要、そういう事ですね)

京太郎「福路さんを中堅において点を稼ぎます。福路さんは守備力も高いので中堅戦が荒れてもプラスを増やしてくれると思います」

京太郎「神代さんは強いんですが、強さにムラがあるので副将にしました」

京太郎「姉帯さんが大将なのは大将向きの火力を持ってるからです」

京太郎「と、こんなところですね。ハギヨシさんや内木先輩のに比べるとそこまで強くない気はしますが、俺が考える最高のチームです」

ハギヨシ「そんな事はありませんよ。このチームは全体的に隙の少ない強くいいチームだと思います」

京太郎「まあ、こういうチームを考えても実際に結成されるわけじゃないんですけどね」

一太「それはそうだけど、こういうのはあれこれ考える工程が楽しいものだろ」

京太郎「それは否定しませんけど」

ハギヨシ「それでこの須賀君のチームのコンセプトは一体なんなのですか?」

京太郎「俺の考えたチームのコンセプトはズバリ、チーム全員が優しいって事です」

一太「ごめん。意味がわからないんだけど」

京太郎「ようするにこのチームなら俺は雑用から解放されて、麻雀とかも優しく教えてくれそうって事ですよ」

ハギヨシ「ふむ。確かに福路さんや花田さんは性格的に指導者向きなイメージはありますね」

ハギヨシ「そして全員が比較的大人しい性格であるがゆえに雑用をしなくてすむ、そういう事ですね」

京太郎「そういう事です」

京太郎「今、ここにいるのが三人だけなんで言っちゃいますけど、俺、部活で麻雀は打ってるけど基礎的なこととか教えてもらえてないんですよ」

京太郎「なんていうか、もう知ってるよね?ルールも打ち方もわかるよね?的な感じで部活も進んでるから、もっと初心者に教えるようにしてほしいとは言い辛くて」

京太郎「あと、そういうのを言うのが恥ずかしいっていうかなんていうか」

ハギヨシ「ですがそれは言っておかなければ宮永様達もわからないでしょうし、恥ずかしがっていては先に進めないのでは?」

一太「そうだね。言えなくて後で困るのは自分だし、早く言っておいた方がいいと思うよ」

一太「それに教えてほしいって言うならこの時期はチャンスだと思うよ」

京太郎「?」

一太「来年の春になったら新入部員が入ってくるだろうし、入ってこなかったら新入部員の勧誘で忙しくなるだろ」

一太「まあ、部員が増えれば自動的に上級生の須賀君が雑用に追われる心配はなくなるだろう」

一太「けど、一年間も麻雀部に在籍してて、実力はともかく、初心者程度の知識しかないのは上級生の立場的によくない」

一太「ならせめて今から半年近くは麻雀の知識を貪欲に蓄えないと、須賀君は麻雀部にとって雑用しか価値のない人間になってしまうよ」

京太郎「あ…」

一太「知識も実力もない先輩じゃ新しく入ってくる後輩も慕ってくれないよ」

京太郎「…そうですね」

京太郎「内木さん、俺が間違ってました。咲や和達にカッコ悪いとこ見られたくないって思って、なんとなく部活に参加してればいいかなって思ってたけど、そういう風に考えることの方が本当に格好悪いんだって」

一太「それに頑張れば結果はついてくるから無駄にはならないから」

京太郎「はいっ!!」

ハギヨシ(フフッ。内木君もいい先輩ぶりですね)

京太郎「それじゃそろそろ温泉からあがりますか」

一太「そうだね。かなり長湯をしてしまったしね」

ハギヨシ「それにしても合宿所に露天風呂がついているとは思いませんでしたよ」

京太郎「あと、となりの女子風呂から聞こえてくる声とか聞くとすっげー悶々とするんですよ。本当に」

一太「ああ。ころたんのお風呂覗きたいなあ」

ハギヨシ「DA☆MA☆RE」

ハギヨシ(私の中であがった内木君の評価が最低まで落ち込んでしまいましたよ。全く…)

京太郎「あー、俺も和のお風呂とか覗けたらなあ」

ハギヨシ「須賀君まで何を言ってるんですか…」

咲・和・優希「……」

ハギヨシ・一太(OH…)

京太郎「あ」

咲「京ちゃん、覗きはいけない事だからね」

優希「この犬は年中発情期か!!」

和「覗きは軽犯罪で1日から30日までの刑事施設に拘留ですが、須賀君は常習犯になりそうなのでいっその事二、三年くらい拘留してもらえないでしょうか」

京太郎「冗談、冗談だから!!警察沙汰とか勘弁して!!」

和「大丈夫です。私も冗談ですから」

咲「これは京ちゃん更生のために徹底的に麻雀漬けにするしかないよね」

優希「来年の春までつきっきりで教えてやるじぇ!!」

京太郎「咲、和、優希、もしかしてお前ら風呂での会話聞いてたのかよ」

優希「花田先輩みたいには優しくないけど教えてやるじぇ」

咲「雑用とかはみんなで分担しながらやれば京ちゃんの負担も軽くなるよね」

和「じゃあ、まずは符の計算を完璧に覚えるところから始めましょうか。須賀君と優希は」

優希「ええっ!?こっちにも飛び火したじぇ!!」

ハギヨシ「では、私達は邪魔をしては悪いので大部屋の方へ行きましょうか」

一太「そうですね。それじゃあ、須賀君。あとは頑張って」

京太郎「こうなったら俺も覚悟を決める!!みんな、俺を一人前の男(雀士)にしてください!!」ドゲザァッ

咲(…その言い方だと初めての、え、えっちをしようとしてる風に聞こえるよ~)

和「須賀君。ちゃんと(初心者に教えるよう)手取り足取り教えてあげますから、頭を上げてください」

京太郎「お願いします!!」ペッコリン

優希(なんかこの二人、麻雀以外の事を教えて貰うようにしか見えないじぇ)

咲(言葉だけ聞いてたら絶対に勘違いされるよね、きっと)

和「私達が須賀君を一人前にしますから、一緒に頑張りましょう!!」

京太郎「おう!!」


カン!!

これにて終了です

和「ではまずは脱ぎましょうか」

京太郎「えっ」

和「えっ」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom