カーズ「ワンパンマン?」(903)
シュトロハイム「が・・・岩盤ごと二人が」
シュトロハイム「押し上げられたァァアッ!!!」
ドッゴォォォォオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッン
カーズ「RRRRRRYY!!い、岩ごと猛烈なスピードで飛ばされるッ!フン!確かに凄まじいパワーしかし!!」ゴオオオオオオオオオ
カーズ「このカーズが噴火如きで消し飛ぶとでも思ったかァJOJO!」オオオオオオオ
ジョセフ「ううッ」
カーズ「鳥に変身して逃れてやるッ!」バサァッ
ビュン!
カーズ「なっ」ドスゥ!
ジョセフ「さすが地球のエネルギー!もの凄いスピードッ!だから俺のさっき切断された腕が飛ばされ突き刺さったか!!」
ジョセフ「そうカーズ!貴様は『これも計算のうちかJOJO』・・・という!」
カーズ「こ・・・」クル
カーズ「これも計算のう・・・」
JOJOの切断された腕が飛んできたのに気をとられた一瞬が!カーズの運命をわけた!
ババババババ!!
カーズ「ち・・・」ドゴドゴドゴドゴォォォッ!!
避けられるはずの下からの灼弾岩に、さらにッ!押し上げられたッ!!
カーズ「RRRRRRRRREEK・・・!!!」ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ジョセフ「当たり前だぜッ!このJOJOは!何から何まで・・・」
ジョセフ「計算ずくだぜェーーーーーーーーーーーーーッ!!!」グッ!
シュトロハイム「JO」
シュトロハイム「JOJOォォォォォォォォォォォ!!!」ドォォォォオオオオオオオオオオオ…
灼熱の噴出物は地球の動きを脱出して大気圏外まで吹っ飛んでいく(1975年、カムチャッカ半島トルバチク火山の観測より)
火山のエネルギーは凄まじい!地球のパワーをもってしてもカーズを殺すことはできない
しかし!地球は!カーズを!大気圏外へ追放したのだッ!
カーズ「ぐ・・・ううッ」シ シバッ
カーズ「ほ・・・星!?ば、馬鹿なァッ!」
バァァァアアッ
カーズ「RRRRRRRYYYEEEEEEEE!!!!!宇宙空間だとォーーーッ!?」
カーズ「フン!」VA!
VAVAVA!!
カーズ「体内から空気を噴出させ!その圧力抵抗で軌道を変え!!地球へ戻ってやる!!!」ボッ
ボシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
カーズ「・・・」シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
ピシピシ パキ ピキピキ パキ…
カーズ「・・・!」ピキピキピキ パキパキ ピシィッ…
カーズ「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!だ・・・駄目かァァッ!!」
カーズ「こ・・・凍るッ!空気が凍ってしまうゥゥゥウ・・・!!外に出ると凍ってしまう・・・!!」グググググ ピシピシ
カーズ「き・・・軌道を変えられんッッ!も、戻れんッ!!!」
カーズ「ぐああああああああああああああああああああああああああ・・・!!!!」ドォォォオオーーーーーーーーーーーン
―カーズは―
二度と地球へは戻れなかった・・・。
鉱物と生物の中間の生命体となり
永遠に宇宙空間をさまようのだ。
そして死にたいと思っても死にたいので
― カーズは、考えるのをやめた。
・・・かに思われた。
この『永遠』は『永遠』ではなかった
モンゴル帝国の支配が永遠には続かなかったように!
人類の文明が永遠には続かないように!
この惑星が永遠には存在できないように!
この宇宙が永遠に続かないように!!
『永遠』などというモノは存在しない
そして、150年以上の時が流れ―
カーズは!悪の化身は!大西洋に沈んだディオのように―
地球へと帰還した
ガシャンッ
ジェノス「残り9秒・・・逃げるんだ、バングさん」パラ…
ザッ
サイタマ「爺さん」
バング「!」
サイタマ「こいつ任せるぞ」
バング「だ!誰じゃねキミは!?」
サイタマ「俺はヒーローをやっている者だ。非難してな爺さん」
グンッ…
ドンッ!
サイタマ「」ギュンッ
ジェノス「・・・先生!?」
グオッ
サイタマ「俺の街に・・・!!!」
サイタマ「落ちてんじゃあ・・・!!!!!」
サイタマ「ねえッ!!!!!!!!!!」ブンッ
バギン!
ドッグォォォォォォォオオオオオオオオオオオン!!!!!!
オオ…ンン…
バング「く・・・砕きおった!信じられんッ!!」
バング「・・・だが」
ヒルルルルルルル ヒルルルルルルルル…
バング「落ちてくるぞ!」ヒルルルルルル ヒルルルルルルル ヒルルルルルルル…
ドドドドドドドドドドド
男「ぎゃあああ!!!」ドカン! ドゴォオン
サイタマ「」スタッ ドォオオン ズガァアン
サイタマ「」ピクッ
隕石片「」ヒルルルルルルルルルルルル…
サイタマ「・・・?」
サイタマ(何だあの隕石・・・?ギリシャかどっかの彫刻みてーだな・・・)
サイタマ(まあ一応ぶっ壊して・・・)スウ…
サイタマ「!」
サイタマ「人・・・間・・・?」
サイタマ「」サッ
隕石片「」ギュンッ
ドガァァァアアン!!
シュウウウウウウウウウウウウウ…
サイタマ「・・・」
サイタマ(・・・気のせいだったのか?)
サイタマ「・・・帰るか。うどん屋壊れてないといいけど・・・」スタ スタ スタ スタ
隕石片「」バキッ!
サイタマ「!」
隕石片「」ビキ…バキビシィッ ビキビキ パキ
サイタマ「え・・・?」
隕石片?「」バギバギバギ! ビギッ!
隕石片?「」ドガン! バガン!
隕石片?「」ゴキッ ゴキッ
隕石片?「」ググ…グググググ…ッ
グン!
グウウウウウウン
サイタマ(立ち上がった?)
サイタマ(石みてーだった肌にだんだんと光沢と血色が・・・?ジェノス呼んできた方がいいかな)
カーズ「ク・・・ククククク・・・」バキィ!
カーズ「ついに・・・帰ってきたぞJOJOォ!地球にィッ!!」
サイタマ(あ、会話通じる奴みたいだ)
サイタマ(でも恰好からして常識は通じないみたいだな)
カーズ「貴様!」
サイタマ「・・・俺?」
カーズ「貴様以外に誰がいるというのだ?」ズイ
サイタマ(近え)
サイタマ(てかなんでフンドシなの?できれば近寄って欲しくないな・・・通報の用意しとくか)
カーズ「最初の質問だ。『波紋使い』を知っているか?」
サイタマ「・・・何だそれ?ゲームか何かか?俺ゲーム弱いから、あんまやらねーんだよ」
カーズ「・・・」
カーズ(嘘はついていないようだ。ついていれば、察知できる)
カーズ「次の質問だ。第一次世界大戦からは何年経った?」
サイタマ「・・・第二次世界大戦を出してこないのは戦争通ぶってんのか?悪いけど第二次大戦もあんま知らないから」
カーズ「・・・」
カーズ(そうか・・・あの後も戦争があったのか)
カーズ(それにしても何だコイツは・・・当時は紙面上で踊っていた世界情勢が、コイツには通用しない・・・。いや、この時代の人間は全てこうなのか?)
サイタマ(てかなんでフンドシなの?できれば近寄って欲しくないな・・・通報の用意しとくか)
カーズ「最初の質問だ。『波紋使い』を知っているか?」
サイタマ「・・・何だそれ?ゲームか何かか?俺ゲーム弱いから、あんまやらねーんだよ」
カーズ「・・・」
カーズ(嘘はついていないようだ。ついていれば、察知できる)
カーズ「次の質問だ。世界大戦からは何年経った?」
サイタマ「・・・第一次なのか第二次なのかわかんねーけど・・・第二次大戦もあんま知らないから。まー70年くらい経ってるんじゃね?」
カーズ「・・・」
カーズ(そうか・・・あの後も戦争があったのか)
カーズ(それにしても何だコイツは・・・当時は紙面上で踊っていた世界情勢が、コイツには通用しない・・・。いや、この時代の人間は全てこうなのか?)
サイタマ「・・・」
サイタマ「お前疲れてる?」
カーズ「ン」
カーズ「まあ70年以上は飲まず食わず、絶対零度0気圧の世界にいたからな・・・」
サイタマ「マジかよ頑丈だなお前」
サイタマ「とりあえず家に来いよ。少し休ませてやるから」
カーズ「・・・」
サイタマ(こいつ、多分怪人だろうけど・・・悪そうな感じがしないんだよな)
サイタマ(仲間思い?なんじゃないか・・・?)
カーズ「貴様・・・同居人なんかはいないのか?迷惑がかかるだろうし・・・」
ジェノス「先生!」タタタタタ
サイタマ「ジェノス!?動けたのかお前」
ジェノス「ええ、なんとか・・・先生、この男は?」
サイタマ「なんか隕石の中から出てきた。疲れてるっぽいから家に上げて・・・」
ジェノス「明らかに怪人ではないですか!!!」ズイイ
サイタマ「近えよ」
ジェノス「こんなのを先生のお宅に上げるなどと・・・!」
カーズ「・・・おい貴様。見たところサイボーグのようだが・・・このカーズに対していささか無礼ではないか?」
ジェノス「」ギロ
ジェノス「貴様・・・どうせ先生の寝込みを襲うつもりだろう」
ジェノス「ここで排除する」ジャコォ
カーズ「・・・ほう」
サイタマ「おいやめろジェノ―」
ジェノス「」バッ
ブンッ
カーズ「」パシィッ
ジェノス「!?」
カーズ「ノロいノロい!そんな眠っちまいそうなノロい動きで、このカーズに傷をつけられるとでも思ったかァ?」
ジェノス「貴様・・・!!」
ジェノス「」バッ
カーズ「ほう!腕では無駄だと悟り脚で蹴りに来たか!だが・・・」
カーズ「こうやって腕をひねれば」グン!
ジェノス「ううッ」グワァアッ
ジェノス「ぐあッ」ダァーーン
カーズ「簡単に捻じ伏せられる」
ジェノス「・・・!!」ギリギリ
サイタマ「ジェノス、その辺に・・・」
ジェノス「排除する」ガシャンッ
カーズ「!」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
カッ!
ドゴウ!!
カーズ「何ッ・・・」ギュワァッ
バグォォォオオオオオオオン!!!
シュウウウウウウウウウウウウウウウウ…
サイタマ「おいジェノス・・・」
ジェノス「大丈夫です。威力は控えめでしたので、周りに大規模な損害が出ることはありません」
サイタマ「そういう問題じゃないんだけどな」
ジェノス「隕石と一緒に怪人も消せたとなると、先生のランキングはかなり―」ヒュッ
ザンッ
ジェノス「・・・え?」
ガシャンッ
カーズ「やはり遅いな」シュバッ
ジェノス「!!!」
ギュルルッ バシィ!
カーズ「おっと、そこまでだ。血管針で縛らせてもらったぞ」ギチギチギチ
サイタマ「・・・ジェノスの腕を簡単に切り落としやがった」
カーズ「昔はサイボーグのドイツ軍人を真っ二つにしたこともあったがな。それに比べればなんと斬りやすいことか」
カーズ「さァ、貴様の家に案内してもらおうか」
サイタマ「何で上からなんだよ」
カーズ「・・・では、お前の家に案内してもらおうか」
サイタマ「『貴様』を『お前』に直せばいいと思うなよ」
カーズ「ンン~・・・難しいな、この国の人間の言葉は」
サイタマ「・・・『この国』?」
カーズ「英語、イタリア語、ドイツ語、スイスドイツ語、ギリシャ語、ラテン語・・・それにエシディシの影響で中国語も話せる。しかしこの国の言語は複雑だ」
サイタマ「いつ学習したんだよ」
カーズ「墜落した時のお前の独り言を聞いて学んだ」
サイタマ「」
サイタマ(俺ってそんなに独り言言うタイプだったのか!?)
サイタマ(自分に自信がなくなってきたぞ・・・)
カーズ「家に上げてもらうぞォォ・・・こちらは何十年もエネルギーを補給していないのだからなァ」ザッ
サイタマ「お前のことについても教えてくれよ」スタスタ
カーズ「別に構わんぞ。10万年分みっちり語ってくれるわ」
サイタマ「・・・要点だけまとめて原稿用紙2枚分くらいまでにしてくれるか」
カーズ「・・・この国における原稿用紙がどれだけの量か知らんが無理だろうなァ」
サイタマ「じゃあ早速だけどジェノスの腕を斬った方法を・・・」
アアアレカ。アレハキサイカットウトイウ… ドンナカンジダヨ
ジェノス(油断・・・俺もまだ学習できていないな)
何故「第二次」を経験してないのに、「第一次」世界大戦だと知ってるんだろうね
今日はここまで。
サイタマ宅
カーズ「・・・貴様、何故こんなゴーストタウンにある廃工場の管理人室を改装して生活しているんだ?」
サイタマ「え・・・いや・・・うん」
カーズ「まあいい。入るぞ」ガチャ
カーズ「あと・・・食料と一緒に何冊か本を持ってきてくれるか。できれば英和辞典などがいいが」
サイタマ「お前本食うの?」
カーズ「馬鹿か。今のところ日本語は話せるが、読み書きはできないからな」
サイタマ「ああ、なるほど」
サイタマ「ジェノスもいいな?」
ジェノス「・・・はい」
コポコポコポ
カーズ「・・・何だそれは」
サイタマ「むなげ屋で買ったカップ麺」コポコポ
カーズ「ほう・・・インスタント食品も進歩したものだな」
サイタマ「5分置いとけばできるから・・・ほらよ」ポイ
カーズ「?」パシ パシ
カーズ「・・・漫画か。英和辞典が望ましいと言ったはずだが」
サイタマ「辞書はなかったからな。それ結構面白いぞ」
カーズ「『オーシャンまなぶZ』に『ゴキブリバスター』・・・?」
パラリ
カーズ「ふむ」パラパラパラ
パラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ
カーズ「読み終わったぞ」パタン
サイタマ「はえーよ」
カーズ「とりあえずこの国の言語については理解できた。礼を言おう」
サイタマ「・・・漫画の感想は?」
カーズ「『オーシャンまなぶZ』の方はそれなりに良かったぞ。このカーズがつい引き込まれる内容だった」
サイタマ「『ゴキブリバスター』の方は?」
カーズ「なぜこんな愛らしい小動物を殺そうとするのかが理解できんな」
サイタマ「」
サイタマ「あ、ああ・・・そうか」
カーズ「?」
サイタマ「まだできるまでには時間がかかるし、お前のことについて話してくれよ」
カーズ「いいだろう。実はかくかくしかじかでな」
サイタマ「なるほどな。よくわかった」
ジェノス(何で分かるんだ・・・)
ジェノス(ハッ、そうか!強さの賜物か!!)
サイタマ「でもそうすると・・・お前ヤバいんじゃねーの?」
カーズ「?」
サイタマ「ヒーロー協会っていう組織があるんだけどよ。それとSPW財団が手を結んでたら、お前狙われると思うぜ」
カーズ「狙われたところで心配はない。このカーズは完全生物になっているからな」
カーズ「究極の生命とは・・・ひとつ、無敵なり!ふたつ、決して老いたりせず!みっつ、決して死ぬことはない!」
カーズ「よっつ、あらゆる生物の能力を兼ね備え、しかもその能力を上回る!」
カーズ「そしてその姿はギリシアの彫刻のように美しさを基本形とする・・・」
サイタマ「ナルシストかよ」
カーズ「とにかく!この地球でこのカーズを倒せる存在はいない」
サイタマ「そうか」
カーズ「だがそうは言っても・・・」
サイタマ「?」
カーズ「なるべく危険を最小限にし、博打を避けるのがこのカーズのスタイルだ。なるべく狙われたくはないな」
カーズ「ヒーロー名簿には誰でも登録できるのか?」
サイタマ「え・・・?あ・・・多分」
カーズ「ではこのカーズも登録することにしよう」
サイタマ「!?」
カーズ「ヒーロー名簿に登録しておけば、怪人と疑われることは減るだろう」
サイタマ「ああ、なるほど」
サイタマ「そろそろカップ麺できてると思うぞ」
カーズ「では頂こう」ニュルン
シュバッ
パシ!
ビュルン
カーズ「ッと」パシ
ベリベリベリ
ゴババァ
ゴクン
カーズ「ほら、ゴミだ」ポイ
サイタマ「自分でゴミ箱に捨てろよ!」
カーズ「邪魔にならなければよかろうなのだァァァアアッ!!」
サイタマ(もうやだこいつ)
サイタマ「大体タコ足使ってとることないだろ・・・」
カーズ「面倒だったからなァ」
カーズ「サイボーグ、少しこの機械を借りるぞ」
ジェノス「機械・・・?」クル
ジェノス「・・・ああ、パソコンのことか」
カーズ「別によいな?まあ拒否されても無理矢理使うがなァ」カチ ヴォー…
カーズ「俺がいた頃の地球よりかなり技術が発達している・・・おそらくこの機械はネットワークに接続して通信か何かをするのであろう」
ジェノス「カンがいいな」
カーズ「フン・・・もしこの時代に通信販売があるならば、必要な道具はこれで買うことができる」
サイタマ「ちょっと待て誰の金使うんだ」
カーズ「貴様は持っていなさそうだからなァ。当然サイボーグだ」
サイタマ「」グサッ
カチカチ
カーズ「フム・・・Amazonというのを使ってみることにするかッ」カチカチ
サイタマ「お前・・・初めて見る機械なのによく使い方わかるな」
カーズ「人間どもの低能な発明などたかが知れている」フン
カーズ「少し動作が遅いなァァ・・・なんなら俺が分解して改造してやってもいいぞォ?」
ジェノス「遠慮する」
カーズ「フゥーーム・・・これにするか」
サイタマ「コート?」
カーズ「ああ」カチッ
俺…?
カーズ「外出するのだからなァ。衣服くらい人間のそれにしなくてはな」
サイタマ(意外と常識通用するやつだった・・・)
カーズ「注文してから何日で届く?」
ジェノス「2日や3日だろうが・・・ここはゴーストタウンだからな。ヒーロー協会を経由するとして、4日や5日か?」
カーズ「そうか・・・では届き次第協会に行ってみるか」
サイタマ「早いんだな」
カーズ「なるべく早い方がよい。善は急げと言うだろう」
サイタマ「外に出た時はその傲慢な態度は改めろよ」
カーズ「改める理由がないな。それに、人間に指図されるいわれはない」
サイタマ「・・・」
4日後
カーズ「」カチャカチャカチャ
サイタマ「えーと・・・何やってんのかな?」
カーズ「見ての通り、テレビを分解しているのだが?」カチャカチャ
カーズ「よっ」ガゴン!
サイタマ「壊してんじゃねーよ!」
カーズ「壊してなどおらん。分解しているだけだ。違法電波の影響を受けないようになァ・・・」カチャカチャ
カーズ「よし、こいつを取り付けて・・・」ガチッ
カーズ「後は組み立てるだけでよいぞ」
カーズ「」ピクッ
カーズ「・・・」
スッ
サイタマ「?」
カーズ「何か来たな」
バラバラバラバラバラバラバラバラバラバラ…
ジェノス「!」
バラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラ
サイタマ「なんだありゃ・・・ヘリ?」ガララ バラバラバラバラバラバラバラバラ
ジェノス「ヒーロー協会の郵便ですね。ここには配達員が来れないのでパラシュートで投下してきます」バラバラバラバラ
カーズ「なるほど。コートが届いたか」バラバラバラバラバラバラバラ
ポンッ
ヒュウウウウウウウウ…
バサァッ
フワリ フワリ フワリ
フワ…
ガサァァァアッ
ヘリ「」バラバラバラバラバラバラバラ
ヘリ「」ギュウウウウウウウ…ンン…
カーズ「・・・行ったか」バッ
スタッ
カーズ「よ」ガシ
ベリィィイイイイイ…
ビッ
パカァ
カーズ「フム」サワ…
バッ
カーズ「では行ってくる」シュバッ バッ
サイタマ「そうか」
サイタマ「ジェノス、俺もちょっと外回りでもしてくるわ。留守番頼むな」
ジェノス「はい」
今日はここまで・・・になると思います
>>40
12巻の13Pで「おれの目的はその赤石!」って言ってます
カーズ(4日間の間に・・・結構なことが分かってきた)スタスタスタ
カーズ(まず、この時代は俺が宇宙空間に150年以上経過している時代だ)
カーズ(ここから先はSPW財団にハッキングして判明したことになるが―)
カーズ(JOJOは不動産王になり、孫ができた。その孫は空条承太郎と言い、『幽波紋』という未知の能力を持っていたそうだ)
カーズ(JOJOと承太郎・・・そして花京院典明、モハメド・アヴドゥル、ジャン・ポルナレフの5人、そして犬。こいつらは仲間になり旅をしていたそうだ)
カーズ(旅は1988年から1989年までだった。目的は今から200年前の1888年に吸血鬼となり、1984年に大西洋から復活したディオ・ブランドーを倒すため)
カーズ(そのうち花京院、アヴドゥル、犬は死亡・・・ポルナレフは後にイタリアギャングパッショーネのボスと戦い右目と両脚を失う・・・)
カーズ(ポルナレフはディオの息子ジョルノ・ジョバァーナ、ブローノ・ブチャラティらと協力し、再びボスを倒そうとする。2001年のことだ)
カーズ(SPW財団のデータではその戦いで死亡していたが・・・パッショーネにハッキングしたところ、死んだものの魂を亀に定着させたようだ。組織内でもトップシークレットらしい)
カーズ(承太郎は娘でありG.D.st刑務所の囚人であった空条徐倫らと協力し、2011年にケープ・カナベラルにてエンリコ・プッチを破る。ナイフの攻撃で徐倫は怪我をしたそうだが、大事には至らなかった)
カーズ(そしてここ20年)
カーズ(『怪人』と呼ばれる存在が数を増しているという)
カーズ(『幽波紋』とも『波紋』とも・・・当然『石仮面』とも違う未知の存在だ)
カーズ(今から81年前に岸部露伴という漫画家が遭遇した『妖怪六壁坂』も『怪人』の1つだと言われている)
カーズ(『怪人』とは・・・頭が痛くなるな)フゥ
カーズ「!」
カーズ「こんなところに・・・花が・・・」
カーズ(アスファルトのヒビを利用して生えてきたのか・・・抜け目ない)
花「」グシァッ!!
カーズ「!?」
DQN「ケッ!こんなところに花がよォ~ッ!邪魔くせえーーーッ」
花「」グシグシグシ
DQN「ったくよォ~~、管理くらいしとけってんだよォ!こんなちっぽけな花、邪魔にしかならねーしよォォ!」
DQN「」ペッ
ベチョ
DQN「」スタスタスタ
カーズ「・・・」
カーズ(ああいう・・・衛生観念のカケラもないクズのはみ出し者は・・・まだいるようだな)ジャキン
DQN「あ?」ジワ…
DQN「血ィ~~ッ?」ダラダラ
DQN「えッ」ブシュッ!
DQN「ぎゃあああああああああああああああああああああああああッッ!?」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウ
DQN「ぐうわあああああ、ぐあああああ」ドサッ ゴロゴロゴロ
DQN「うぐう、おおッ」バタバタバタ…
ゴトッ
シィイーーーーン…
カーズ「ゴーストタウン付近でよかったな・・・ゴロツキがうろついているだけだ」
カーズ「全く・・・反吐が出るな」コオオオオオオ…
パリパリッ
花「」シャキン!
ヒーロー認定試験第6特設会場・・・
カーズ「」キョロキョロ
カーズ「ここか・・・」
受付嬢「ヒーロー認定試験をお受けになられますか?」
カーズ「ああ」
受付穣嬢「では、この紙にご住所などをお書きください」
カーズ「うむ・・・」
カーズ(住所は・・・サイタマのそれでいいな。氏名は・・・)
カーズ(どんな偽名を使うかな)
カーズ「・・・」サラサラサラ
サラララララ…
カーズ「」ピタ
カーズ(・・・あまりよいものが浮かばなかったが、これでいいか)…サラサラ
チャッ
ピラ
受付嬢「・・・」
受付嬢「・・・クロンダイクさん、ですね」
カーズ「」コク
受付嬢「では、筆記試験会場まで案内致します」ガタ
カツカツカツカツカツカツカツカツ…
ガチャ
受付嬢「では、お好きな席にお座りください。もう後15分程度で筆記試験が始まりますので」
カーズ「分かった」
受付嬢「」カツカツカツカツ
キィ… バタン
カーズ「・・・」ガララ ドサッ
カーズ(サイタマとサイボーグの話だと・・・ヒーローというものはランク付けがされているらしい)
カーズ(上からS級、A級、B級、C級・・・C級ヒーローの扱いは最低だが、それでも上位に来ると名前も売れるそうだ)
カーズ(B級は派閥に分かれていて、現B級1位が率いる派閥が最も勢力が大きい。名前は確か・・・)
カーズ「」ピクッ
トチギ「なんだあいつ、でけぇな」ヒソヒソ
イバラキ「ああ。しかも外人っぽいな・・・」ヒソヒソ
トチギ「2mあるんじゃあねえか?」ヒソヒソ
イバラキ「あるかもしんねえな。でも、オツムの方はどうだろうな?」ククク
トチギ「そうだな。俺だって一応大学1年は通ってたしな!」
イバラキ「1年かよww俺は2年だぜwwww」
トチギ「マジかよすっげー!!」
カーズ(・・・やかましいな。低能どもめ)
ガララ
カーズ「ン」
カツ カツ カツ
男「」カツ カツ カツ カツ カツ
カッ!
男「・・・それでは筆記試験を開始する。カンニングやそれに準する行為があった場合は、合計得点から20点減点だ」
カーズ(減点するだけ?)
カーズ(・・・そうか、サイタマ達も言っていたな。B級C級はカスどもの温床・・・)
男「配点は50点。筆記用具はあるな?」
男「・・・では、はじめ!」
ババッ
カーズ「・・・」チャッ
【第1問】
実数a,b に対し平面上の点Pn(xn,yn) を
(x0,y0) = (1,0)
(xn+1,yn+1) = (axn − byn,bxn + ayn)(n = 0,1,2,· · · )
によって定める。このとき,次の条件(i),(ii) がともに成り立つような(a,b) をすべて求めよ。
(i) P0 = P6
(ii) P0,P1,P2,P3,P4,P5 は相異なる。
トチギ「!?」
イバラキ(問題文が理解できねえ・・・)
カーズ(何だ・・・楽勝ではないか。θ=0、π/3・・・)カリカリカリカリ
【第2問】
地球の海水全てを1℃上昇させるのに必要なおおよその熱量を求めよ。単位はCalとする。
トチギ(地球の海水の体積なんかわかるかよ!?)
イバラキ(やべえ・・・大学裏口入学だったからな・・・)
カーズ(約1×10の24乗Calだな)カリカリカリ
【第3問】
2013次式 f(x) が f(0)=-4 および
f(1)=2、f(2)=3、f(3)=4 … f(2013)=2014 を満たす。
このとき、f(2014)の値を求めよ。
イバラキ(2015じゃねえのかよォォ!?)
カーズ(2020だな)カリカリカリ
【第4問】
日本でのロケット発射場が鹿児島県に位置する理由を2つ答えよ。
トチギ(2つ・・・3つも!?)
カーズ(赤道付近の方が自転速度は速い・・・地球の自転を利用した方がロケットの打ち上げにエネルギーを必要としない)
カーズ(地球は西から東へ自転する。東向きへ打ち上げるには安全面を考慮すると海に面した陸の東側がよい)
カーズ(また、宇宙観測所が設立された時点では沖縄は日本へ返還されていない。最も南にあるのが九州、鹿児島だったからだ)カリカリカリ
【第5問】
ホーキング輻射の温度はブラックホールの質量の関係を表す公式を示せ。
【第6問】
超球の体積を求める公式を示せ。
カーズ「」カリカリカリ…
カタンッ
カーズ(終わったな・・・)
チラ
カーズ(受付嬢によると時間は1時間という話だったな・・・後50分は何をするか)
トチギ「・・・!」
トチギ(う・・・嘘だろォォ~!)
トチギ(超難問が10問、大学入試レベル30問、高校入試レベルの問題10問・・・計50問を10分で解きやがった・・・!)
イバラキ(あの野郎ォォオ~ッ)
イバラキ(だが・・・体力試験ではどうかな?)ニヤ
ヒーロー関係ねぇ
男「・・・よし!そこまで!」
男「解答用紙はこちらで回収する。さて、体力試験会場に案内しよう」
ガタタ ガラ
カツカツカツカツカツ…
カーズ(筆記の最後にあった・・・正義感テスト?あれには少し手を焼いたな・・・)カツカツ
男「」ピタッ
カーズ「!」
男「この部屋で着替えるんだ。3分間待ってやる」
カーズ「・・・」ガララララ
カーズ「」フウ
パサッ
ザムッ
パタッ
カーズ「」モサッ
カーズ(・・・やはり頭巾はとらなくてもよかったか?まあいいか)
ヌギヌギ ヌギヌギ
トチギ「お、おいみろよ・・・何だあの筋肉・・・」ヒソヒソ
イバラキ「ヤベェな。せめて脳筋だったらよかったのにな」ヒソヒソ
トチギ「てかなんでフンドシでブーツなんだ?」ヒソヒソ
イバラキ「さぁ?」ヒソヒソ
今日はここまで。ヒーロー認定試験は今日で終わらせるつもりだったのに・・・
>>69
スイませェん
【握力測定】
イバラキ「フンヌヌヌヌヌヌヌヌ・・・!!!!」グググググググググ
測定員「はい、84kgね」サラサラ
イバラキ「どうだァ!見たか!!」ハイ,ツギー!
トチギ「やっぱすげぇなお前!」ハイ,ウデヲコウシテー
カーズ「あ」バキ!
カーズ「すまん、壊してしまった」
測定員「あー壊れちゃった?おーい、頑丈な奴持ってきてー」
トチギ「」
イバラキ「」
【1500m走】
トチギ「どうだ!5分04秒77だぜ!!」ゼェ ゼェ ゼェ
イバラキ「おお、すげーな。俺は5分17秒18だった」
測定員「はい、位置についてー。よーい」パァン
カーズ「」シュバッ
ギュンッ
測定員「」ピッ バシュゥゥウウウン
測定員「はい、21秒06!」
トチギ「」
イバラキ「」
【重量挙げ】
イバラキ「ッしゃァッ!」ググッ ドォオーーーン
トチギ「おお!」
測定員「はい、140kg!!」
イバラキ「ヘヘッ、どうだァ!」
カーズ「」ヒョイ
測定員「はーい、15トンね」
測定員「あんた凄いねー、S級になれるんじゃないの?」
トチギ「」
イバラキ「」
ガチャ…
バタン
ガララ
カーズ「フー・・・やっと全ての試験が終わったか」ドサッ
カーズ(一応サイタマに言われたから本気は出さなかったが・・・)
チラ
トチギ「マジなんなんだよアイツ・・・人間かよ本当に」ヒソヒソ
イバラキ「マジでS級いくんじゃねえか・・・?」ヒソヒソ
トチギ「A級ですらアスリートをブッちぎりで越えてるって言うのに・・・」ヒソヒソ
カーズ(人間にとっては十分凄まじかったようだな)
1時間後
カーズ(100点・・・S級ヒーローに認定する、か)ピラ
トチギ「B級だった。そっちは?」
イバラキ「もうちょっとでA級だったんだが・・・B級だ」
トチギ「あー、惜っしいなァ」
ビーッ ガーッ
3人「!」
アナウンス『トチギ様、イバラキ様、クロンダイク様、16時より合格者セミナーを行います。第3ホールまでお越しください』
アナウンス『繰り返します。トチギ様、イバラキ様、クロンダイク様、16時より合格者セミナーを行います。第3ホールまでお越しください』
カーズ(合格すればこっちのものだ。・・・行くか)ガタッ
第3ホール
スネック「まずは合格おめでとう!これで諸君らはヒーローの仲間入りだ」
スネック「だが浮かれるなよ!今後はヒーローとしての自覚を持ち節度のある生活を心がけるように!」
スネック「君たちの顔は・・・」ピッ
ヴォン
スネック「このように!インターネットの公式ホームページに公開されることになるんだからな」バン!
カーズ(頭巾は外しておいた。SPW財団の連中で、頭巾を外した俺を見たのは100人もいない・・・ましてや、そいつらは全員100年以上前に死んでいる)
カーズ(SPW財団のデータにあったのは頭巾を着けていた俺だ。外していれば正体が露見することもあるまい・・・)
スネック「おいそこ!聞いているのか!?」
トチギ「え?あ、ハイ」
スネック「恥をかきたくなかったら・・・」
バッ
シュババババババババババッ
スネック「俺のような立派なヒーローを目指せッ!」バァーーン
イバラキ(な・・・なんて速い拳!)
カーズ(なんというスローな拳だ・・・)
スネック「では、まず災害レベルについて解説しよう」
スネック「ヒーローはそれを加味して出動を判断する。怪人だけではなく、自然災害、テロリスト、猛獣などもこれで分類される」
カーズ「・・・」
スネック「まず、災害レベルの低い方からだ」キュポ
スネック「まず、災害レベル狼。危険因子となる生物や集団の出現」
スネック「テロリストは大抵ここに入る。動物園から動物が脱走した場合もこれだな」
スネック「次に災害レベル虎。不特定多数の生命の危機」
スネック「まあ地震とかの災害・・・テロでここに入るとしたらかなり大問題だ」
スネック「災害レベル鬼。町全体の機能が停止、もしくは壊滅の危機。地震・津波などの災害、怪人がほとんどだ」
スネック「災害レベル竜。複数の町が壊滅する危機だ。まあ滅多に起こらないがな。この間の隕石が災害レベル竜だ」
スネック「そして・・・」
スネック「災害レベル神。人類滅亡の危機だ。まあ起こるかどうかは分からんが」
スネック「A級上位ヒーローが束になってやっと倒せるのが災害レベル鬼の怪人だ。それを単独で倒すことができるのはS級ヒーローだ」
カーズ「・・・」デハツギニヒーローキョウカイノシクミダガ…
カーズ「・・・」スタスタスタ
カーズ(S級ヒーローはこのカーズ以外に、ジェノスを含め17人・・・という話だったな)
カーズ(SPW財団に感付かれたら、おそらくその17・・・16人が攻撃してくることだろう)
カーズ(警戒しなくては・・・)
バッ
カーズ「!」
スネック「合格者セミナーの続きだ!」クルクルクル
スネック「この業界には新人潰しというものが存在する!」スタッ!
カーズ「ほう・・・この俺に牙を向こうと?」
スネック「無論」
スネック「ランキングで抜かれたことを気にする者も多くてね。特にA級では・・・」ス…
スゥゥゥウウウ…
スネック「貴様は今回の体力試験の全てにおいて、2番目によい成績を叩き出した」
カーズ「何?」ピクッ
カーズ(手を抜いたとはいえ・・・このカーズよりも1人上がいるのか?)
スネック「そんな奴は早めに潰しておくに限る」バッ
ボァ!!
スネック「こんな感じで早めに潰―」ビュ
ドアッギャァァァアアアッ!!!
スネック「」ドサッ
ガチャ…
カーズ「帰ったぞ」ギィ ポス
サイタマ「悪い!カーズ!!」バッ
カーズ「・・・何だァ?帰るなり五体投地なぞしおって・・・そんなに手下になりたいかァ?」
サイタマ「いや、そんなことは全然ない」キッパリ
カーズ「そうか」
サイタマ「実はさ、お前の分解してたテレビの部品踏んで壊しちまって・・・」
カーズ「・・・」
カーズ「大丈夫だ、今から直す」バタン
ホントウカ!? ホウシュウハタカイゾ ウッ…
数日後・・・
スポッ
ヴォーン…
カーズ「・・・」タタンッ カタカタカタカタカタカタ
サイタマ「・・・何やってんだ?スマホをパソコンに繋いで・・・」
カーズ「新しいアプリの開発だ」カタカタ
サイタマ「どんな?」
カーズ「本体の内部で何億回も反射を繰り返し増幅させ一点より放射するアプリ」
サイタマ「・・・役に立つのか?」
カーズ「いざというときに使えばレーザーで射殺できる」
サイタマ「遠慮するぜ。せっかくヒーロー名簿に登録してB級に近づいてるのに殺人罪でムショに入るわけにはいかねーし」
カーズ「そうか?完全犯罪だぞォォ?」ニヤァァ…
サイタマ(ドス黒い笑いだ)
サイタマ「第一よ、俺が奇襲されて負けるか?」
カーズ「・・・」
カーズ「確かに、出会った時から貴様は莫大なエネルギーを秘めているように感じていた」
カーズ「どんな怪人でも一撃で倒せるのだろう・・・」
サイタマ「え、ああ」
カーズ「そうだ、貴様の武勇伝を聞かせてもらえるか」
ソウダナ,マズハサンネンマエ… ウム
カーズ「・・・そして今に至る、と」
サイタマ「ああ」
カーズ「・・・」
カーズ(サイタマの話には出なかったな・・・。ここに来た時から感じていたことだが・・・)
カーズ(ここの『地下』から異様な気配を感じる。・・・異様、と言っても吸血鬼と大差ないようなものもあるが)
カーズ(人間と思える気配が2つ・・・あとの10を超える気配は全て、俺がこれまで出会ったこともないような生物だ)
カーズ(・・・『怪人』か。サイタマは気づいているのか?)
カーズ(・・・いや、気付いていたら既に潰しているか。何せ、スーパーの特売日を気にして組織を1日で倒しに行く男だからな・・・)
サイタマ「そういえばS級になったんだっけ?」
カーズ「当たり前だ。貴様もS級だろう?合格したとは言っていたが・・・」
サイタマ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「な・・・何だァ!?そのこの世の全てに絶望したような顔はァッ!?」サッ
サイタマ「悪ィ悪ィ・・・ちょっと殺意が沸いちまった」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「じょ、冗談じゃあないぞ貴様・・・」
カーズ(あ、そういえばさっき「B級に近づいている」と言っていたな)
カーズ(なるほど、C級か・・・)
カーズ「も、もうすぐ次の級に進めると言っていたな・・・今1位なのか?」
サイタマ「・・・2位だよ」
カーズ「フーン・・・」
カーズ(そういえば・・・)
スネック『C級で1位になればB級、B級で1位になればA級、A級で1位になれば・・・というように、1位になれば上に進むことができる』
スネック『まぁ、その際は面接が必要になるがな。A級1位ヒーロー、アマイマスクが最後に審査する仕組みになっている。アマイマスクはS級に上がろうとしないからな』
スネック『C級1位ヒーローも半年以上C級1位の座を半年以上守り続けている。B級1位ヒーローも、当分B級1位を動いていない』
カーズ(・・・とか言っていたな)
ジェノス「先生!」
サイタマ「どうしたジェノス」
ジェノス「先日、先生が通りすがりに倒した怪人は『海人族』と名乗っていたんですね?」
サイタマ「覚えてねえ」
ジェノス「その海人族の仲間らしき連中が数匹でJ市に出現し暴れているそうです。たまたま居合わせたA級ヒーローが1人で戦いを挑むも、苦戦中とのことです」
サイタマ「苦戦・・・強いのか」ピッ
ザッ
TV『J市に現れた複数の怪獣は自らを海人族と名乗り、目についた人々に襲い掛かろうとしています!』
TV『ただいまヒーローが侵攻を食い止めようとしていますが、体力の限界が近いようで!取材陣の目から見ても疲労感が伝わってきます!』
TV『災害レベル虎!市民は決して近づかないようにしてください!絶対に、近づかないでください!』
サイタマ「・・・行くか。これはダッシュで行くしかねぇな」
カーズ「このカーズは先に行くぞ」ザムザムザム
バサァァアア
サイタマ「・・・フンドシで?」
カーズ「仕方がなかろうなのだァァアアアッ!!!」
カーズ「見栄えを考えるのであれば、下手にコートを着たほうがかえって駄目になるというものだァ!」
サイタマ「そうなのか?」
カーズ「ではな」ブワサァアッ
バッ
バサッ バサッ
バサッ バサッ バサッ…
サイタマ「・・・」
サイタマ「こっちも急ぐぜ」バッ
ジェノス「ええ!」バッ
シュタタタタタタタタタ…
海人族1『我々海人族はこれより地上を支配する!』ズゥゥウウン
海人族1『逆らう者には死を!そうでない者には家畜の身分を与えてやる!!』ズシィィイイン
ブヂィッ
海人族1『!!』
海人族1『・・・・・・やったな人間・・・!』
クルクルクルクルッ
スタッ
スティンガー『ただいま大好評売出し中のA級ヒーロー、現在A級11位!このスティンガーを皆様どうぞよろしく!!』ドォオーーン
スティンガー『たまたま見回り中に変なのが出てきてくれて良かったぜ。退屈してたんだ』スティンガーダ! サスガクルノガハヤイ! チョ,カメラカメラ ソコニシビレルアコガレルゥ! タスカッタゾ! ガンバレェ!
スティンガー『さァ~てと!胴体にデケェ風穴作りてェ奴からかかってきなァァッ!!』ドォオーーーン
スティンガー(・・・)
スティンガー「う・・・」グググググ
スティンガー「・・・ヘッヘッヘ・・・少しは粘るじゃあないか、ヌルヌル族ども・・・」ヨロヨロ グググ
スティンガー「俺の愛槍タケノコも・・・久々に!久々に骨のある奴等と闘えて喜んでるぜェェエ~ッ」
スティンガー「だが・・・すッかなァ~、そろそろ・・・」フラッ
スティンガー「『終わり』に」ジャギッ!
海人族2「粋がるな人間。もうお前を応援する者も!見守る者も!もう逃げたッ!!」
海人族2「お前は『死ぬ』んだよ」ズン…ッ
海人族3「だが楽には死なさん。6人の同胞の命を奪った分は苦しんでもらおう・・・」ズン… ズン…
ズン… ズン… ズン… ズン…
スティンガー(後・・・4・・・匹・・・)フラッ
ブブブンッ!!
スティンガー「客がいなくなって!やりやすくなったぜェェエーーーーーーーーーーーッ!!!」ザンッ!!
海人族2「」ヒュッ…
スティンガー「るおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!唸れタケノコッ!!!」ギュルルォォオオッ
スティンガー「ギガンティックドリルスティンガーーーーーーーーーーーッッ!!!」バギュォォォォォオオオオオオッ!!!!
スティンガー「四連突きィィィイイイイッ!!!!」ドドドォォオオオオン!!!
海人族達「」グラァアアア…
ズズズズゥゥゥウウウウウウウウウウンンンン…
スティンガー「・・・」
スティンガー「・・・ハアッ!」ガクッ
スティンガー「」ゼェ ゼェ ゼェ ゼェ…
スティンガー「・・・」ハー…
キョロ
キョロ
スティンガー「・・・」
スティンガー「やった・・・」
海人族達「」
スティンガー「やったぞォォッ!!」
スティンガー「やった!やったやった!!やったァァアアアッ!!ははははははッ」
スティンガー「おそらくッ!」バッ
スティンガー「災害レベル神くらいのッ!怪物どもの攻撃を・・・!!」
スティンガー「俺一人で防ぎ切ったッ!!」バァアーーーン
スティンガー「ヒャハハハハハッ俺すげええええええええええええ」
ヒュ…
ボギュ
ガク…
「・・・」
「あのね」
深海王「あなた不快だから死んで構わないわよ」ドッギャァァアアアーーーーン
今日はここまで。
村田版のスティンガーさん超かっこいい
ウウウウウウウウウウウウウウウウ ウウウウウウウウウウウウウウウウ
アナウンス『緊急避難警報!緊急避難警報!!』ウウウウウウウウウウウウウウウウ
アナウンス『今回の海人族襲来について災害レベルが虎から鬼に上がりました!』ギャアアアア ニゲロオオオオ
アナウンス『J市の住民の皆さんは速やかに遠くへ避難してください!災害レベル鬼!海に近い地域は特に海人との遭遇の危険性があるとのこと・・・』
ピカッ!
ゴロゴロゴロゴロ… クリカエシマス!コンカイノカイジンゾクシュウライニツイテ…
深海王「うるさい」バギャア!!
深海王「避難?馬ァ~鹿ァ~ね~」パラ…
深海王「一匹も逃がすわけないでしょォォ?私の兵を殺した分は1億倍にして・・・・」
深海王「返すわよォ」ギン!!
「・・・」チャッ
チャッ
「・・・」
「チッ」
イナズマックス「倒れてるのはA級のスティンガーっぽいな。・・・間に合わなかったか」
イナズマックス「でも残りは一匹か?」
イナズマックス「ウーム・・・応援を待つべきか」
イナズマックス「いや、タイマンならいけるか?」
深海王「へぇ?」
イナズマックス「!?」
イナズマックス「じぇじぇッ!?」バッ
イナズマックス「稲妻蹴り!!!!!」ドッゴオオオオ!!!
バァッ
スタッ
深海王「痛いじゃあない・・・なァ~にすんのよォ」シュウウウウウウ
イナズマックス(な・・・何だコイツ・・・!!)
イナズマックス(いつの間に背後に!?ビックリして変な声出しちまったぜ・・・!)
イナズマックス(火薬仕込みの稲妻蹴りも効いてねェエッ!?)シュウウウウ
イナズマックス(・・・こ・・・こりゃあ勝てんわ・・・隙を見て逃ィげるんだよォオーーーーーーーーッ)
イナズマックス「俺は・・・」ゴクリ
イナズマックス「ヒーロー・・・」ズッ
イナズマックス「イナズマックスだ・・・」ザッ
イナズマックス「・・・勝負しろ」ビュ
ドッゴオオオッ!!!
深海王「勝負ね、いいわよ」
イナズマックス(ああ・・・)
イナズマックス(死んだ)
ガッシャァァァアアアアン
イナズマックス「」ズザザザザザザザ…
イナズマックス「ヴぐッ」
イナズマックス「ご・・・ごぼォォッ」ドバァッ
イナズマックス「げ・・・ぁ・・・」ググググググ
ガクッ
イナズマックス(い・・・息ができねェェ・・・!ここは・・・向かいの・・・ビルの・・・中、なのかァ・・・?)
イナズマックス(なんだか全身の感覚がなくて・・・ピクリとも動けねえが・・・俺は、助かったのか?)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
イナズマックス「・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
イナズマックス(地震・・・?いや・・・これは)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ビル「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ビル「」グラァァアアア…
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
イナズマックス(ビ・・・!!)ゴゴゴゴゴゴゴゴ
イナズマックス(ビルを壊すか・・・!!畜生ォ・・・ッ!!!)ゴゴゴゴゴゴゴゴ
イナズマックス(脱出・・・!しねえと・・・!!)グググ
フラフラ ガクガクガク
イナズマックス「」ググググ ガクガクガクガク
イナズマックス「」グググググ…
イナズマックス「・・・」
イナズマックス「クソ・・・」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
イナズマックス「・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
イナズマックス「嫌な野郎だ・・・ぶっ飛ばしてやる!!」グッ
深海王「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「うふ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「ぶっ殺してあげる」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
イナズマックス(やるしかねェェエッ!!!)カチッ
シュンッ!!
ギャン!!
ギュアオオオオオッ!!!
イナズマックス「稲妻飛び!!後ろ回し蹴りィィィィィィィイイイイイイイ!!!!!!」ギャロンッ!
ドッガァァアアアアアアアアアアアッ!!!
深海王「」スゥ…
ブンッ
イナズマックス「」ドグシャァアアアアッ!!
イナズマックス「ガボ」ビュン
ドガァッ
ガラガラガラガラ…
イナズマックス「」ヒルルルルルルルル…
ドチャッ
ガッ ガガッ
ガガガガガガガガガガ…
ビル「」ギュオオオオオオオオオオオオオ…
???「」バッ
ヒュバッ
ビル「」ギィィィイイイイイイイ…
ズズン!!
ドドドォォォオオオオオオオ…!!
???「」フワリ
スタッ
ギロリ
プリズナー「S級ヒーローぷりぷりプリズナー!貴方に会いに脱獄成功!!」バァーーン
ソニック「ほう・・・」
プリズナー「!?」
ソニック「まさか刑務所にヒーローが服役していたとはな。脱獄してまで怪物を退治しに行くような奴がどんな罪で捕まっていたのかは知らんが・・・」
ソニック「礼を言おう・・・」ドォオーーーーーン
プリズナー「・・・」
プリズナー「囚人番号4188番のソニックちゃんだな」
ソニック「な・・・何故知っている」
プリズナー「驚いたか?お気に入りの男子は全部チェック済みだ。いつも我慢できず男子を襲っちゃうせいで万年服役中だからな」
ソニック「・・・貴様は牢屋に居たほうがいいな」
ソニック「ともあれ!貴様のおかげで俺も脱獄できた・・・フフ」
シュウウウウウウウウウウウウ…
ブワァッ
2人「!」
深海王「あらァ・・・?また新しい兵隊さんが来たのかしら?」
プリズナー「・・・強い気配をビンビン感じる!いい!!ソニックちゃんは下がってろ!」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
カーズ「・・・」オオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ペロリ
カーズ「」ダン!
ビシビシビシビシィィィイイイッ!!
3人「!?」
バガァアアアアッ!!
プリズナー「な・・・地面が割れッ」
カーズ「そこの男色妖怪ィ!!」
プリズナー「!?」
カーズ「しばし引っ込んでおれィ!」バッ
カーズ「」ズン!!
シュウウウウウウウウウウウウウウウ…
プリズナー(高層ビルの上から着地・・・)
プリズナー(いや、その前に!どうやって地面を割った!?)
プリズナー「というか好みの顔だ」
ソニック「うっ・・・」
深海王「あなたも・・・私に刃向うわけェ?」
カーズ「刃向う?それは貴様の方だとおもうがなァァア~ッ!」
カーズ「この星はこのカーズのものッ!俺は生物界の頂点ッ!貴様は『究極の存在』に刃向ったわけだァァ・・・」
深海王「ヘェェ・・・?」
深海王「私は深海王。海人族の長にして、全ての海洋を統べる者」
深海王「そしてこの世の全てを支配下に置く者」
カーズ「!」
族長『奴が存在するのは危険だ!あいつをこの地球から消してしまわなくてはならない・・・!』
族長『奴を殺してしまわなくては!』
カーズ『バカ者どもがッ!太陽を克服したいと思わないのかッ!何者をも支配したいと思わないのかッ!』
カーズ『あらゆる恐怖をなくしたいと!思わないのかァーーーーーーーーーーーッ!!』
カーズ「・・・ほお」
深海王「あなた・・・地底王とも天空王とも違うようね・・・」
深海王「あなたがどのような地位についているのかは知らない。でも・・・これからこの星の頂点になるのは私!」ドォーーン
深海王「そんな私にそんな言葉・・・私は、これを私に対する反逆と受け取ったわ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「そうか」
深海王「ちょっと本気だしちゃう」ブンッ
プリズナー「!危ない!!」
ズボォォォオオオオオッ
深海王「!?」
2人「!?」
ズズ…
ズブズブッ
深海王「・・・!?」
カーズ「フフ・・・わざわざこのカーズに腕を差し出すとは・・・」
深海王「!」
ソニック(深海王の右腕が・・・フンドシの顔に取り込まれている!?)
カーズ「なかなかのカロリーだ・・・吸血鬼の5倍・・・いや、10倍はあるか?」ズブズブ
カーズ「例えるなら・・・『親孝行な息子』だ。深海王・・・」
深海王「くッ」スボォ
プリズナー「し・・・深海王の肘から先が」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ソニック「無くなっている・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「どォうしたァ?来ないのかァ~?では、そうだな・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「『消化能力』は使わん。ハンデを!貴様に!与えてやろう・・・」
深海王「・・・なんですって?」ミチミチ…ミチ…
カーズ「そうでもせんと、面白くないからなァ~~・・・」
深海王「・・・」
カーズ「・・・」
カーズ(ワムウ・・・)
カーズ(貴様のように正々堂々と!闘うぞ、このカーズは・・・)
ワムウ『お待ちを、カーズ様!』
ワムウ『カーズ様・・・この男の私はローマで決闘の約束をしました・・・』
ワムウ『エシディシ様が倒れた遺恨もあります!ぜひ、闘いの許可を!』
ワムウ『俺は貴様のナイスファイトを期待するぞJOJO・・・!』
ワムウ『それは誇り高き戦士だったからだ!戦士への敬意のためだ!』
ジョセフ『この血はあんたへの『敬意』なんだ・・・』
ワムウ『JOJO、どうやらお前は俺よりも戦士として高みに立ったようだな・・・』
ワムウ『このワムウ・・・今までの人生、『不老不死』などどうでもよかったのだ』
ジョセフ『てめーのその行為は仲間であったワムウの『意志』をも裏切ったんだーーーッ』
カーズ(・・・)
カーズ(そんなこともあったな・・・)
ワムウ『さらば・・・だ・・・』シュウウウウウウ…
ワムウ『JO・・・JO・・・』シュウウウウウウウウウウ…
カーズ『』グッ
カーズ『・・・』
カーズ『ワムウ!奴は戦闘者としてあまりにも純粋すぎた!』
カーズ『それが弱さに!繋がったのだッ!』
ワムウ、エシディシ・・・私は決めたぞ
お前たちのおかげでここまで来れたのだ・・・
決して無駄にするわけにはいかぬッ!
何が何でも・・・どんな手を使ってでも!悪役になってもッ!!卑怯者になってもッ!!
絶対に!!赤石を手に入れてみせるッ!!!
カーズ「・・・」
カーズ(ワムウ、エシディシ・・・)
カーズ(卑怯者になったのは成功でもあり失敗でもあったようだ)
カーズ(完全な存在にはなれたものの・・・JOJOに敗れ、宇宙空間へ追放されてしまった)
カーズ(卑怯者になるべきではなかったのかもしれぬ)
カーズ(ワムウ!エシディシ!そしてサンタナ!見ておれィ!!)ザッ
カーズ(俺は・・・このカーズは・・・!)
カーズ(生き方全てを!ゼロに戻してやり直すッ!)グッ
深海王「じゃあお言葉に・・・」ザッ
深海王「甘えるわねェッ!!」バッ
カーズ「」サッ
ドッガァアアアン!
深海王「」ブンッ
カーズ「」バッ
ヴォッ
深海王「」ギュアッ!
カーズ「ほう!左腕を大きく振り回し、そのエネルギーを使い右腕で殴りかかるかッ!大したタマだァ!!」
カーズ「だが!!」ブウウウウウウン
深海王「!」
カーズ「遅いッ!」シャアッ
ズパァァアアアッ!!
深海王「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」ブシュウウウウウウウウウ
ボドッ!
プリズナー「光・・・腕から出た刀が光った!?」
ソニック(この俺でも見切れないスピード・・・)
深海王「ぐッ・・・くッ・・・!!」ドクドクドクドク
深海王「やってくれるわね・・・」ドクドクドク
ポタ ポタ ポタ
ソニック「!」
ソニック(雨?)
昼飯食べたら墓参りに行くので・・・
今日はここまで。
ピチョン ピチョン ピチョン
パラパラパラ…
サアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア…
深海王「・・・」サアアアアアア…
深海王「雨・・・」
深海王「降ってきたわねェエエ・・・」ズズッ
ズモモモモモモ…
カーズ(再生は早いな・・・吸血鬼よりも。ワムウやエシディシと同じ程度か・・・?)
深海王「」ビシィイッ!
深海王「・・・」グッ グッ
深海王(下手に攻撃すれば・・・悔しいけど、やられちゃうわね・・・)
深海王(向こうの攻撃を待つしか―)
カーズ「」バッ
深海王「!」
シュ…
ドッゴオオオオオオオオオ!!
深海王「ごプッ」グオンッ
キュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
ピタァッ
ヒルルルルルルルルル…
深海王「くッ」バッ
ズゥゥウン!!!
ウウ…ン…ンン…
深海王「・・・」パラ…
深海王「・・・その腕は一体ッ!?」ビリビリビリ
カーズ「フン・・・」クイッ
カーズ「究極の生命とは・・・あらゆる生物の・・・全ての能力を身に付け全ての生命を兼ねる・・・」
カーズ「これはホッキョクグマの腕よォッ!ホッキョクグマは200kg級のアザラシを獲物とする。自身の体重の3倍もの相手を一撃で殴り殺せるのだァァ・・・」
カーズ「さすがに響いただろォ?続くか?続くか?つゥ・づゥ・くゥ・かァ~?」
深海王「・・・!」ビリビリビリ
カーズ「」バッ
深海王「!」
深海王(一端距離をとって・・・)サッ
カーズ「どこへ逃げているのだ貴様?」ヒュンッ
深海王「!?」
深海王「くッ」ダンッ!
バ…
カーズ「逃がさんッ!」
パカパカパカアッ
カーズ「血管針攻撃ッッ!」バシュウウウウウウ!!
深海王「ぐぶあああああああァッッッ」ドギャァァァァッ!!
深海王(これは・・・血管!?)
ドグァァァアアアアン!!!
ガラガラ… ガラ…
深海王「う・・・!」ガラァッ
深海王「許さないわ・・・!」ググ
深海王「海は万物の源であり、全ての母!つまり海の支配者である私は・・・」
深海王「世界中!全生態系のピラミッドの頂点に立つ存在ッ!!」
カーズ「・・・」
カーズ「このカーズに対する侮辱と見たぞ・・・!!」パキ… ピシ…
ヒュ
ドッガァァアアアアアアアアッ!!!
深海王「ぐううッ・・・!」ズガガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガ…
深海王「・・・!」ズンッ
ソニック(パンチ一発であそこまで吹き飛ばしたか・・・地面を削って!)
深海王「・・・」ビリビリビリ
深海王(おかしいわね・・・単純にパンチが響いただけじゃあない・・もっと別の何かがある!)ビリビリ
ガクッ
深海王「!?」
深海王「ど・・・!」プルプル ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「毒・・・か・・・!!」プルプルプルプル ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「その通りだ」ヌッ
深海王「!!!」
カーズ「カモノハシの毒・・・爪から毒を流し込ませてもらったよォッ!」
カーズ「小動物くらいなら軽く殺せる・・・このカーズであれば、貴様も再起不能にできる!!」グッ
深海王(う・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王(動け・・・な・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「待っておれイッ!今殺してやるッ」ブウウウウウウウン
深海王「何言ってるの」
カーズ「!」
ガパァッ
カーズ「ヌウ!?」
体内ウツボ「」シャアッ
カーズ「ムオオッ」バッ
体内ウツボ「」ガッギィィイイン!!!
カーズ「これは・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「ウツボかァッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「体内ウツボ。咬んだら離さないわよォ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
体内ウツボ「SHHHHHHHAAAAAAAAAAAAAAAAAA」バァアアッ!
ギュオオオオオオオオオオオオオオオ
カーズ「・・・」オオオオオオ
カーズ「下らんなァ」
バッ
深海王「」ガッチィィィイイイイン
体内ウツボ「GYAAAッ!!」ブヂン!!
深海王「な!?」
カーズ「」ニヤ…
コオオオオオオオオオ…
深海王「!!」
深海王(この感覚は・・・マズいわッ)バッ
ズザザザザザザーーーーーッ
カーズ「・・・ほう!」
カーズ「飛び退いたのはいいカンだ・・・これから『波紋』を試すつもりだったが・・・」
カーズ「!」
深海王「」バァッ
カーズ(速い!?)
カーズ「」シャッ
深海王「」ブンッ
ドッグァアアアアアアアン!!!!!
バゴァァアアアッ
カーズ(パワーもさらに上がっている・・・!?)
ババッ バッ
クルンッ
スタァッ
カーズ(奴に何が・・・?)
カーズ「!」ピクッ
カーズ「・・・この空気の動きは」
クルッ
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「地上に出てから随分しぼんじゃったけど・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「雨のおかげで元気出てきたわァァア・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「・・・」コルルル… ゴルルルルル フキュゥゥウ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「あなたの攻撃、もう無意味だわ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「・・・ほう」
カーズ(ここまでタフな生物は初めてだ・・・これが『怪人か』)
カーズ(しかし・・・)
カーズ(頭はあまりよくないようだな)コオオオオオオオオオオオオオ…
深海王「あらァ?またその攻撃ィ?無駄よォ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「本来の力を取り戻したのだから・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「貴様の言う『頂点』の力か」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「ええ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「そうか・・・」
カーズ「頭脳の頂点も目指すべきだったなァ」ペロリ
深海王「?」コルルル…
カーズ「」コオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
バチッ バチバチバチバチッ
カーズ「波紋・・・しかもこの強さは、150年ぶりか・・・」バリバリバリバリ
カーズ「貴様の『敗因』はその『雨』だったなァ!」
バリバリバリバリ!!
深海王「敗因?『敗因』ですってェエ~ッ!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「貴様には分かるまい・・・俺の心の中が!そして貴様は!自分が既に負けているのに・・・分からないのかァ~~ッ!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「脚を伝わり!雨を伝わり!貴様の肉体へ伝わる波紋疾走!!」
深海王「は・・・波紋!?」
カーズ「水を伝われ波紋!!青緑波紋疾走(ターコイズブルーオーバードライブ)!!!!!!」バリバリバリバリバリィィイイイ!!!
深海王「ゥウッ!?」バヂバヂバヂバヂバヂ!!!!
深海王「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」バヂバヂバヂバヂバヂィィィイイ!!!
深海王「ぐうううううううううううううううううううううううううううう!!!」ボジュウウウウウウウウウウ
ドサッ!!
深海王「ウ・・・アアアアア~ッ!!」グググググ ボシュウウウウウウウ
カーズ「まだだ!うぬぼれるなよォ!!『頂点』を自称した貴様には地獄の苦しみを与えてくれよう」ザッ
深海王「!」
カーズ「右腕にためるッ炎の波紋!!緋色の波紋疾走(スカーレットオーバードライブ)!!!!!!!!」バヂバヂバヂバヂバヂッッ!!
ブンッ
深海王「なァアッ」グオオオオオオオオオオオオオオオオオッ
ボッグォォォォォォォォオオオオオオオオオンン!!!!!!!!!!
深海王「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」ブグワァァアアアッ
ドォオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーッン
深海王「ぐああああああああああああああああああああ!!!」ブジュウウウウウ!! ボジュウウウウウウウ!!
深海王「ふ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「沸騰しているッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「体内の水分がァァァァアアアア!!沸騰!!蒸発していくゥゥゥゥウウウウウ!!!」バシュウウウウウウウウウ
カーズ「どうだァ~!?気分はッ!気分はどうだァァ~ッ!?」ボシュウウウウウウ ブシュウウウウ
カーズ「海の底に引きこもっていた貴様には、一生かかっても味わえない苦しみだろう!痛みだろう!フハハハハハハア!!!」
深海王「ガアアアアアアッ」ギギギギギ
カーズ「!」
カーズ「ほう・・・体が内側から崩壊しているというのにッ!まだ動く体力が残っていたかァッ」
深海王「逃げるしかないわねッ」ダッ
カーズ「逃がすか!!」バシュウウッ!!
深海王「!か・・・髪の毛をッ」
おじぎ草という植物は、植物にしては驚異的なスピードで葉を開閉する
これは膨圧運動という細胞間の水分の移動で動く!
カーズの毛髪もこれと同じ仕組みになっていたのだ!!名付けて、死髪舞剣(ダンスマカブヘアー)!!
シュアアアアッ!!
カーズ「ククク・・・貴様を捕え、絞りカスにして海に投げ捨ててくれるッ!貴様ほど高カロリーな存在は初めてだぞォ・・・」
深海王「・・・!!」
深海王は悟った。これまで捕食する側、絶対的な生態系の頂点に君臨していた深海王は!初めて!『食われる側』の心情を悟ったのだ!!
サイタマ「」ヒョコッ
カーズ「!?」
深海王「!!」
サイタマ「あれ、カーズ?」
カーズ「じゃッ、邪魔だァッ!どけィ!!」
サイタマ「うおッ!?」ギュルギュルギュル バシィ!!
サイタマ「何だ!?髪が絡まってる!!俺への当てつけかオイ!!」ジタバタ
カーズ「断じて違うッ!!なんというタイミングで出てくるのだ貴様・・・!!」ジタバタ
深海王「フフッ・・・よくわからないけど、チャンスのようね。逃げさせてもらうわ!!」
カーズ「し!しまったァアーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」
今日はここまで。
ドラゴンボールやってたからつい見入ってしまった・・・
深海王「く・・・」フラフラ
ズン!! バシャ
深海王(体が内側から破壊されているわ・・・)ピチャン ピチャン
深海王(恐ろしい奴だったわね・・・早く水分を吸収して再生しないと)ミチミチミチ
深海王「」ピク…
深海王「誰かしら?」ギロ
プリズナー「」ザッ…
プリズナー「A級11位スティンガーちゃん・・・A級20位イナズマックスちゃん・・・」
プリズナー「どちらも気になる男子だった・・・それを壊したあなたは許せん」
深海王「・・・」
プリズナー「ジェノスちゃんに抜かれて最下位17位になってしまったが俺は『S級』ヒーローだ」
プリズナー「2人のようにはいかないぞ!懲らしめてやる」
深海王「・・・へェ?」
プリズナー「大分消耗していると見える・・・まずは半分程度の力で様子をみようか!」グッ
ビリッ! バリバリバリ ベリ
プリズナー「あ」
プリズナー「」ハラハラハラ…
プリズナー「・・・」
プリズナー「・・・!!」プルプルプル
ソニック「・・・?」
プリズナー「だあああああああああああああああああああああああああああ!!!彼氏の手編みセーターが破けたあああああああ」
プリズナー「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
プリズナー「あなたは絶対に許さあああああああああああああああああああああああん!!!」
ソニック(は?恐ろしい奴だ)アアアアアアアアアアアア ウオアアアアアアアア
深海王「・・・」ギャアアアアア ウオオオオオオオオ ユルサァァアアアン! ジゴクノフチニシズメテヤルウウウウウ
深海王「美味しそうなお肉・・・上物ねェェ」ペロリ
プリズナー「・・・」ハア ハア
フゥーーーッ
プリズナー「覚悟しな・・・『変☆身』!!」カッ!
プリズナー「ぷりぷりプリズナー、エンジェルスタイル!!!!!」バリバリバリバリィィイイイインン
プリズナー「・・・」シュウウウウウウウウウ…
プリズナー「」ビキィ メキィ
ソニック(う・・・筋肉の膨張によって服が裂けて全裸になった!どうみても天使ではない、というか人間じゃあない、というかもう見たくない、帰るか)
プリズナー「エンジェルスタイルの俺を見て、生きて帰った者はいない」ゴキン! ムキィ
ソニック(なら早く帰ろう)
深海王「・・・醜いわね」
プリズナー「遺言はそれだけかッッ」バッ
バサァァァァァァ
プリズナー「エンジェル☆ラッシュ!!!」ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガ…
カーズ「・・・」シュルル ガガガガガガガ…
カーズ(向こうは深海王が逃げた方向だな・・・)
カーズ「」チラ
カーズ「・・・」
カーズ(囚人服の2人組がいない・・・おそらく深海王を潰しに行ったか)
カーズ「で・・・サイタマ。サイボーグはどうした」
サイタマ「途中ではぐれた。でも大丈夫だろ。・・・で、深海王って強いのか?」
カーズ「・・・とても強いとは呼べない代物だった。だが、どうやら雨でパワーアップするようだ」
カーズ「パワーアップした状態とはあまり闘っていないからな」
サイタマ「つーかお前何でもできるのな。髪で攻撃するなんて思いもしなかったぜ」
カーズ(自虐?)
サイタマ「羽が生えたり刀が出たりするのは知ってたけどよ・・・」
サイタマ「全生物の能力、って言ってたけど髪を操る生物なんているのか?」
カーズ「髪を操る生物・・・おそらく屍生人や吸血鬼くらいのものだろうなァ。まぁ、俺は植物の原理を髪に応用しただけだが」
サイタマ「フーン・・・」
サイタマ「じゃ、とっとと海珍族ってのをブッ飛ばそうぜ」
カーズ「ああ―」
ドドドン…
カーズ「」ピクッ
ヒルルルルルル…
サイタマ「?何だ?」
サイタマ「・・・まさかまた隕石が降ってきたとかじゃあ―」
カーズ「人間だな。しかもあの男色妖怪」
プリズナー「」ヒュウウウウウウウウウウウウウウ…
ギュオンッ
サイタマ「おっと」ガシィイイッ!!
プリズナー「」ガク…
カーズ「ナイスキャッチだなァサイタマ。一応波紋で治療して安全な場所に置いておく。貴様は早く深海王を倒しに行け」
サイタマ「ああ」タタタタタ…
深海王「フフ・・・フフフ・・・」
深海王「楽しいわね」ザッ!
深海王「連打っていうのはね・・・相手を確実に仕留められるように一発一発殺意をもって打つものよ。あんな風に!」
深海王「あなたも勉強になったでしょう?」クルリ
ソニック「・・・」
深海王「で、どうするの?あなたも私に刃向ってみるのォ?」ズイィ
ソニック「フッ・・・地上を貴様1人で支配できると思っているのか?海の底で静かに暮らしていればいいものを・・・哀れな奴だ!」
深海王「そう・・・じゃああなたも死んでいいわよ」
ソニック「こっちの台詞だ。でかい態度さえとらなければ見逃してやってもよかったんだがな」
ソニック「ヒーローではないが貴様を駆除してやろう」ザッ!
タタタタタタタ…
サイタマ「・・・」タタタタタタタ
サイタマ「カーズ曰く、深海王は体内の水分を沸騰させられたんだっけか?」タタタタタ
サイタマ「・・・あー、想像したくもねえな」タタタタ
サイタマ「・・・水が無くなったってことは体がしぼんだ・・・つまり弱体化したってことだな」
サイタマ「それに、体が100度以上に加熱されたんだから動ける状態でもない・・・」
サイタマ「でも、さっきの全裸は・・・カーズも全裸だけど。さっきの全裸は多分海珍族とかいう奴に吹っ飛ばされたんだろう」
サイタマ「つまり闘える状態まで回復してるってことだ。もしかしたらパワーアップした状態に戻ってるかも・・・」タタタタタ
サイタマ「・・・誰もいねえな。あっち行ってみよ」キュイッ タタタタタ
タタタタタタタ…
タタタタタタタ…
キキッ!
ジェノス「・・・」キョロキョロ
ジェノス「先生は・・・いないか」
ジェノス「!」ドォォォオオオオオオオン
ジェノス「この轟音は・・・!?」ズガァァアン ドドォォオオン
ジェノス(一体何が・・・まさか海人族が)ズバァアアアン ゴガァアアアアアン
ジェノス「!」
ジェノス「・・・お前は誰だ?ここで何をしている」
ソニック「!?」
ジェノス「・・・」
ジェノス「避難警報を聞いてなかったのか?」ザァァァァァアアア…
ソニック「・・・」
ソニック「お前は・・・」
ソニック「フンッ。ヒーローか?」
ソニック「深海王を狩るつもりならやめておけ。ヒーローごときが束になって掛かっても勝てはしない」
ジェノス「・・・深海王?」
タンッ
ソニック「正義ごっこなどしている連中では本物の強敵には勝てない」
ソニック「何も『守る』ことはできない」
ジェノス「」バッ
ザァァァァアアアア…
ジェノス「・・・」ザァアアアアア…
ジェノス「今の変質者は一体・・・?」ピカッ ゴロゴロゴロ…
ジェノス(いや、そんなことより早く標的を見つけなくては・・・)クルリ
ジェノス(たかが海の怪物数匹を相手にこれ以上犠牲者を増やすわけには・・・)
ジェノス「!」
ジェノス(近くに多くの生体反応あり・・・海人族か、ここからすぐの場所だな)ピピッ
ジェノス「・・・」
ジェノス(いや・・・これは!)
ザァァァアアアアアアアアアア…
ブワサァアッ
カーズ「」バサッ
カーズ(上空から光、音波、熱を探知し奴を察知する・・・さて)バサッ バサッ
カーズ「!」
カーズ「あそこか・・・!」バサッ
カーズ「少し離れているな・・・よくあそこまで動けたものだ。それほどまでに再生能力が高いか・・・」
カーズ「・・・それはそれとして、奴の近くにあるあのドーム状の建造物は何だ・・・?」バサッ バサッ
カーズ「!」
カーズ「ま、まさか!!」
2人(災害避難所か・・・!!!!!)ドッギャァァアアーーーーーーーーーーーーーン
GAKI「ねえパパ・・・」
OYAJI「ん?」
GAKI「怖い怪獣はまだ外にいるの?」
OYAJI「心配ないさ、誰かがやっつけてくれる」グッ
OYAJI「それに、このシェルターの中に居れば絶対に安全さ。いざとなればここにいる5000人、皆で力を合わせれば怪獣なんてやっつけちゃうさ」キラーン
ワイワイワイワイ ザワザワザワ ガヤガヤガヤ
ザァァァァァァアアアアアア…
深海王(感じる)ギョロン!!!
深海王「たくさんの気配を・・・あそこから感じる」ズン… ズン…
ズンッ
ゴン…
住民達「!?」
バチン!
バチン バチン バチン バチン バチン バチン バチン バチン
OYAJI「しょ、照明が消えていく・・・」バチン バチン バチン バチン
GAKI「・・・」バチン バチン バチン バチン
バチン…
ドゴン!!!!!!!!!!
住民達「!?」
ザワザワザワ ザワザワザワ
ガラァアアアッ
ガラガラ ガラガラ
深海王「」ガラ…
住民達「・・・」
ゴクリ
深海王「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「はじめまして」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「さようなら」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
住民達「」ドヨドヨドヨ
「・・・」ゴクッ
オールバックマン「ま、待った!我々は降参する!」バッ
住民達「!?」
オールバックマン「何か要求があればその通りにしよう!だから!!攻撃しないでくれ!!!」ザッ ザッ
ザッ
オールバックマン「・・・頼む」
オールバックマン(災害レベル鬼じゃあどうしようもないと思って避難したが・・・最悪のパターンになってしまった。ヒーロー失格だな俺は・・・)
オールバックマン(俺はC級の中では腕の立つ方だと思うが・・・これはいくらなんでも勝ち目がなさすぎるッ)
オールバックマン(こいつがどう動くか・・・)
深海王「降参ン?」
深海王「フッフッフッ・・・フッフッフッフッ・・・」
オールバックマン「」ゴクリ
深海王「してもしなくてもどの道死ぬわよォ・・・フッフッフッ・・・私が『殺す』もの」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「ダメージもほとんど回復したわ・・・要求するとすれば気持ちのいい悲鳴をあげなさいってとこかしら」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「貴方達全員、派手に引き裂いてあげるわ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「見せしめにね」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
オールバックマン(同族を殺されて怒っている・・・?本当に参ったな)
オールバックマン(情けないがS級やA級が来るまで時間稼ぎを・・・もしくはここの男達で力を合わせて・・・って)ジョ…ジョ…ロ…
オールバックマン(そりゃあ不可能だなミサイルも弾くシェルターをブチ抜くバケモンだもんな・・・だが時間を稼ぐったって今にも攻撃してきそうな・・・)ジョロ…ジョ…
オールバックマン(あ)ジョロジョロジョロ
オールバックマン(ちびった・・・情けねえ・・・)ジョロジョロジョロジョロ
深海王「」ゴルルル…
オールバックマン(もう駄目だ攻撃する気だ時間稼ぎなんて無理だ)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
オールバックマン(やるか?やるか?『やるか』!?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
シュ…
オールバックマン「!」
ジェットナイスガイ「ハアッ!!」バッ
オールバックマン(ヒーロー!?俺の他にもいたのか!!)
ブンブンマン「う・・・うおおお!!俺もやるぜェエッ!」バァッ
「よし、力を合わせるぞ」キュッ
スネック「38位の最下位とはいえ俺もA級の端くれ・・・やってやる!!」ザンッ!
オールバックマン「お・・・俺もヒーローだ!!オールバックマン参上ッ」バン!!
ジェットナイスガイ「ヒーローが4人もいたのか!」
オールバックマン「C級2人にB級1人にA級1人・・・いける!!」
ブンブンマン「やるぞォ!俺だって怪人と闘ったことがあるッ」グッ
スネック(避難したヒーローがいくら集まっても心細いな・・・)
「ヒーロー?」
「ヒーローが出てきてくれたのか?」
住民達「ヒーローだ!!助かるぞォォオオオオ!!!!」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
深海王「・・・」
今日はここまでになるかな?
ジョジョリオン買ってくる
ザァアアアアア…
シャアアアアアアアアアアアアアアア
無免ライダー「こちら、無免ライダー!たった今J市に到着した!」シャアアアアア
無免ライダー「・・・何ッッ!?」シャアアア
無免ライダー「シェルターッ!?避難所からSOSがあったというのかッ」
無免ライダー「すぐに向かう!!!」ヂャ!
無免ライダー「うおおお立ちこぎモード!!!吼えろジャスティス号ォォォォオオオオオ!!!」ヂャヂャヂャヂャヂャァァァアアアアア
携帯『』ポロ…
ゴトォ!
携帯『―ッ!――!!―――――ッ!?』
サイタマ「お!」スタスタ
サイタマ「こんなところに携帯電話が」ヒョイ
携帯『――!―!?』
サイタマ「あれ、通話中?」
サイタマ「・・・」チャッ
携帯『おい!!聞いているのか!?無免ライダー君ッ!返事をしろォォーーーーーッ』
携帯『君では無理だ!C級で1位とはいえS級のプリズナー君が負けた相手じゃあ分が悪すぎる!!1人で何かをしようと考えるなァ!!』
携帯『我々の方で討伐隊を組む!だから今回君はおとなしく・・・』
サイタマ『あのー、もしもし?』
携帯『ん?誰だね君は?無免ライダー君はどこへ行った!?』
サイタマ「もしかして・・・あんたヒーロー協会の人?」
携帯『そうだ!!誰だお前は!すぐ携帯の持ち主と代わりなさい!!!』
サイタマ「俺はヒーローのサイタマだ」
携帯『!?』
携帯『や・・・やる気か!?し、C級2位の君も・・・!』
携帯『やる気なのかッ!?』
サイタマ「ああ。敵の場所知ってんなら教えてくれ」
携帯『・・・』
サイタマ「どうした?雨降ってるから早くしてくれ」
携帯『・・・』
男(・・・サイタマか)ドウシタ?
男(体力試験では新記録を連発し、S級と協力して隕石を破壊した功績をもつ)
男(だが過去に格闘技やスポーツで成果を修めた背景がなく・・・)
男(・・・素性が不明なためインチキだと噂をされている)
男(・・・本来ならC級は止めるべきだが)
男「わかった。今から指示する場所に急行してくれ」
男(今回で彼の腕前を見極められることができるかもしれない)
ザァァァァァァアアア…
サイタマ「・・・」ザァァアアアアアア
パタン
キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ヒィィィィィィィィィィイイイイイイイ オシマイダァァァアアアアアアアアアアアア ア,アト3ニンイルッ!
ジェットナイスガイ「く・・・」グググググ
ジェットナイスガイ「そ・・・」ガクッ ヒィィィィィィィィィィィイイ アアアアアアアアアアア
深海王「」ポイッ
ジェットナイスガイ「」グワシャ
ブンブンブンマン「ジェットナイスガイが殺られた・・・腹に腕が・・・」ギャアアアアアアアアアアアアア ウワアアアアアアアアア
スネック「騒ぐな、あれはサイボーグだ。死んだとは限らん」オワタアアアアアアアア カミサマアアアアアアアアア
スネック「・・・奴は先走ったからああなったんだ。俺が合図した―」
ドゴォォ! ベギャァアッ!!
スネック「・・・え?」
スネック「お、おい、2人とも―」
深海王「」ギュアアッ!!
スネック「!」ハッ
バッ!
深海王「」ギュオンッ
ズゴォォォオオオン!!
スネック(よし!!俺なら避けられるッッ!!)
ヒュ…
ボギョ
ダンッ…
ドサッ バラバラバラ…
深海王「・・・」
コキッ
深海王「なァ~にィィ・・・静かになっちゃってんのォォ・・・」
ドグワシャァァアアアアアアアッ!!!
深海王「!?」
ギョロンッ
ジェノス「海人族というのはお前か・・・」カシャァーン パラパラ
ジェノス「排除する」シャッ…
ドグァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!
ズン…
ボグァァァアアアアアンンン
カーズ「!」
バサッ バサッ バサッ
カーズ(シェルターの外殻が・・・轟音と共に弾け飛んだッ!!)
カーズ(おそらく、ジェノスの焼却砲だろうなァ・・・)
カーズ「・・・ということはジェノスが深海王の相手を?」
カーズ「今のが焼却砲とすれば、深海王は相手ではないだろうな・・・」
カーズ「少しゆっくり行っても問題はないだろう」バサッ バサッ
オオオオオオオオオオオオオオ…
オオオオオオオオオオオオオオオオ…
ジェノス「敵は」シュウウウウウウウ…
ジェノス「今ので最後なのか?」ガシャ…
ザワザワ ザワザワザワザワ
ジェノス「・・・?」
ウオオオオオオ! スゲェ! タスカッタアアアア スゲエエエエ カッケェェェェエエエ
ジェノス「・・・」ウオオオオオオオオオオオオオオ!!!!
ジェノス(よほどの危機だったようだな)
ヒュ…
ゴギャ
シュウウウウウウ…
ジェノス「」シュウウウウウウウウ…
OYAJI「・・・!」ヒィッ アアアアア…
深海王「キレたわ」ポイッ
ガシャァアン
深海王「グチャグチャにしてあげる」シュウウウウウウウウウウウ…
ジェノス「また油断・・・俺も学習が下手だな」シュウウウウウウウウウウウ…
ジェノス「」ギギ… パラパラ
ジェノス「」ギギギギッ
ジェノス「シェルターから逃げだせる者は今すぐ行け!俺が勝てるとは限らない!!」ダン!
ジェノス「俺が奴の相手をしているうちに!行けッ!!」バチバチ ギギギッ バチバチ…
住民達「うわあああああああ!!!」ニゲルンダヨォオオオ ニゲロ! ウヒィィィィアアアアアア
深海王「」ブヂイッッ
深海王「一匹もぉぉぉぉぉぉおおおおおお逃がさなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああい」グンッ
ジェノス「くッ」ガチャガチャガチャ
ジェノス(焼却砲のコントロールが利かない・・・奴に直接当てるのは無理だ!)
ジェノス(だが)カチッ
ボッ!!!!
ドシュウウウウウウウウッ!!!
深海王「!」
ジェノス(焼却砲の反作用で深海王!貴様まで移動しエネルギーの上乗せで倒す!!)ギュオッ!!
深海王「来たわね」グッ
ブンッ!
ジェノス「」ギュアッ!
ガゴォォォォオオオオオッ!!!!!
深海王「・・・ッ」グラアアッ
ジェノス「・・・!」ブワァアアアッ
ジェノス「チッ」グン!
深海王「」グウウン!!
バッ バシュッ! バババ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
深海王「う・・・ッ!」ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ジェノス「く・・・ッ!」ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
幼女「・・・!!」 ガイン ガガガガ ガインガイン
幼女「が・・・」
深海王「」ピクッ ガガガガガガガガガガガガ
幼女「頑張れお兄ちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!」ガガガ ガイン ガイン
深海王「うるさい」ブピュウウウウウウッ!
ドゥブワァアアアア
ジェノス「!?」
深海王「ガキは溶けてなさい」
ジェノス(な・・・ッ)
ブワァァアアア
バシャァアアアアアアアッ!!!
ブジョアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ジュウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
ジェノス「な・・・」
ガシッ
ジェノス「!」
深海王「あらァ・・・?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「攻撃が止まったわねェ・・・そんなに溶けていくガキが見たいのかしら?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ジェノス「・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ジェノス「貴様ほど海人族ッ!真底心から憎いと思った奴はいないッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「フフ・・・私にとっては褒め言葉よ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「」ブンッ!
ジェノス「」バヂァァァアアアアッ!!!!
深海王「」ギュンッ
バグォォォォオオオオオオオッ!!!!!
バガァァアッ
ドガン!
ズガガガガガガガガガ…
ジェノス「ぅ・・・」ズザザザザ…ザザッ
深海王「」ザッ
深海王「まさか第三者が巻き込まれたことを気にして戦闘を放棄するとはね・・・」
深海王「」バッ
ドズゥゥゥウウウン
深海王「私も考えつかなかったわ・・・」バシャッ
ザァアアアアアアアア…
深海王「あなたバカだけど私に軽傷を負わせたことは高く評価するわ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
深海王「まァ・・・もう治ったけどね」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ピカッ ドドォオーーーーーン
ゴロゴロ…
深海王「死ね」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
「ほお・・・?」
深海王「!」
深海王(こ・・・この声はッ)
深海王(この声は・・・!!)
ガクガクガクガク
深海王(体が・・・震えている?)ガクガクガクガク
深海王(この声がトラウマに?体が勝手に拒否反応を?)ガクガクガクガク
深海王(全世界の王なる私が・・・!?)ガクガクガクガク
「その様子だと・・・私は君に多大なる精神的影響を与えてしまったようだ・・・」
「謝罪しよう」ピカァッ ゴロゴロゴロ…
深海王「・・・!!」プルプルプル
「どうした?こっちを向きたまえ・・・」ゴロゴロゴロ…
「私が謝罪しようと言っているのだよ?」ピカアッ
「謝罪される時は、その人間を真正面から受け止める。これが大事なのではないか?」ザァアアアアアア…
深海王「・・・!!!」ハアーッ ハアーッ
「本当にどうした。少し汗をかきすぎているんじゃあないか?大切なパワーアップが・・・」スウウウ…
ピトッ
「できなくなるぞォ・・・?」
深海王「」ゾクッ
「フゥーン・・・どうやら君は最初から・・・パワーアップする気はないようだ・・・」
カーズ「つまり、死を覚悟した。・・・と見て問題はないな?」ピカアアッ!! ドドドドォォーーーーーーン
ゴロゴロゴロゴロ…
カーズ「」ペロォォ…
深海王「・・・」ダラダラ
ダラダラダラ
深海王は生きながらにしてヘビに食われるネズミの気持ちを理解した
自分の死を悟り涙を流しながら・・・しかも明瞭な意識を持った目で
空を見つめ、ゆっくり飲み込まれていく。その気持ちを理解したのだ
深海王(冗談じゃあないわよ・・・あんな男に殺されて、たまるかってのよ!!!)ザッ
ザッ ザッ
カーズ「!」
深海王「」ザッ ザッ
カーズ「おい!逃げるんじゃあないぞ・・・」ジャキィン
深海王「」バッ!
カーズ「!」
ジェノス「!?」ガシィ!!!
深海王「」ググッ…
ジェノス「がッ・・・ぁ・・・」ミシミシミシィィィ
ジェノス「ぐあああ・・・あ・・・!」ミシミシミシ
深海王「カーズ!あなたがほんの少しでも動く素振りを見せれば、この男を握り潰す!!」
カーズ「・・・このカーズに人質が通用すると思うなよォ・・・!!」ジャキ
カーズ「」ハッ
カーズ(そうか・・・俺もヒーロー協会に所属している身!ここでサイボーグを見殺しにすれば、批判が相次ぐ・・・)
カーズ(そうなるとさすがに協会も庇え切れまい・・・あのサイボーグにはファンクラブもある。そのうちSPW財団が嗅ぎつけることも・・・!)
深海王「フフ・・・動かないなら怖くないわ!」ザッ
カーズ(バカが!地面に血管針を通すことも!波紋を通すこともできる!残念だったなァ!!)
カーズ「」シュルル…
カーズ(足元から血管針を射出して貫き殺してやるッ・・・)グググ
無免ライダー「ジャスティスクラッシュ!!!!!」ブウンッ
ガシャ!!
深海王「・・・」クル
無免ライダー「正義の自転車乗り!無免ライダー参上!!」
ジェノス(し、C級ランキングトップの・・・)
ジェノス「よ、よせ・・・!」
無免ライダー「とうッ」ダダダダダダ
ブンッ
深海王「」パシィ
ブン
無免ライダー「ぐぶッ」ドゴオ!!!
ブン
無免ライダー「むぶァ」ドゴォ!!
深海王「」ポイッ
ヒルルルルルル…
無免ライダー「」ドガアッ!!
深海王「ああー・・・ごめんね」
深海王「トドメ刺すの遅れちゃって」メキ… メキ…
ジェノス「ぐあ・・・!!」メキメキ メキ
深海王「!」ドカッ
無免ライダー「ジャ・・・ジャスティス・・・」グググ
無免ライダー「タック・・・ル・・・」ググ
深海王「はァァ?」イラッ
カーズ(あの阿保・・・何を・・・!!)
無免ライダー「うう・・・期待されていないのはわかってるんだ・・・!C級ヒーローが役に立たないなんてこと、俺が一番よく分かってるんだ!」
無免ライダー「俺がお前に勝てないなんてことは・・・俺が一番よく分かってるんだよォオ・・・!!!!」
無免ライダー「でも・・・やるしかないんだ・・・」
無免ライダー「勝てる勝てないじゃあなく!!ここで俺はお前に立ち向かわなくちゃあいけないんだ!!!」
カーズ「」ピクッ
ジョセフ『このJOJOただでは死なねーぜ!てめーを道連れで火口につっこんでやるぜッ!!』
シーザー『俺が最期に見せるのは代々受け継いだ未来に託すツェペリ魂だ!人間の魂だ!!』
シーザー『JOJOーーッ!俺の最期の波紋だぜェーーーッ!!受け取ってくれェエーーーーーッ!!!』
カーズ「・・・」
カーズ(こいつら・・・)
カーズ(覚悟している)
カーズ(敵を倒すことだけを考えてはいない・・・自分が倒されることを覚悟している)
カーズ(シーザーは自分が死ぬことを覚悟し、JOJOにワムウのピアスを渡した・・・)
カーズ(JOJOは自分が殺されることを覚悟し、俺とともに溶岩に突っ込んで死のうとした・・・)
カーズ(そしてこの男は・・・)
カーズ(深海王に殺されることを覚悟し、かつ闘いを挑んでいるッ!)
カーズ(・・・なんという精神だ)
カーズ「その精神!美しいぞォ!!このカーズ、貴様に敬意を表そうッッ!!」バァーン
ムメンライダーガンバレェェエエエ カッテクレーーッ ソイツヲヤッツケロオオオオオオ ファンダ!シナナイデクレエエエエ
無免ライダー「」ググ…グググ
無免ライダー「う、うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
深海王「うるさいわね」シュ
ゴギンッ
無免ライダー「」グラァ
深海王「無駄でしたァ♡」
カーズ「」ヒュンッ
ズバァッ!!
深海王「!?」ブシュウウウウウウウウ
ジェノス「うッ」ボドォッ
カーズ「」トス…
カーズ「・・・よくやった、無免ライダー」
深海王「・・・!」ギロッ
カーズ「・・・」
カーズ「そう思うだろう?サイタマ」
「ああ」ザッ
深海王「!」
深海王「ま~たゴミがしゃしゃり出てきたわねェエ・・・」
「ジェノス、ちょっと待ってろ」
サイタマ「いま海珍族とやらをぶっ飛ばすからな」ドォオーーーン
今日はここまで。
深海王編が終わったらダークマター編との間(サイタマが面接受けてる時)の話を書きます
深海王「」ブンッ!!
バギッ
サイタマ「・・・」ギロ
深海王「!」
深海王「あなた・・・私の殴打で倒れないなんてやるわね」
深海王「今までのゴミとは明らかに違うわ・・・」
サイタマ「なぁに・・・テメーのパンチが貧弱すぎるだけだろ」
マタダレカアラワレタゾ? ヒーロー? アノアタマ…ヒーローメイボデミタコトガ
オレシッテルゼ!シーキュウノシンジンダ ランキング2イノハズダヨ デモシーキュウカ…
住民達(絶望的な状況は変わらないのか・・・)
デモサッキナグラレタミタイニミエタゾ キノセイダロ。アイツノパンチデナンニンモヒーローガフットバサレタノヲミテキタダロ
深海王「・・・」ザァアアアア…
深海王「私は深海王、海の王」ズシィ…ンン…
深海王「海は万物の母!つまり海の帝王である私は全世界の頂点に君臨する存在であるということよ」ズン
ズン ズン
深海王「その私に盾ついたという―」
サイタマ「うんうんわかったわかった雨降ってるから早く掛かってこい」
深海王「」カッチーンッ
深海王「」グ…
ボ!!!!!
ドン
…ドサッ
深海王「」
住民達「・・・・・・え」
住民達「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」
「すげー!すげー!!」 「何だ今の何が起きたんだ!?」 「やっつけた!助かったぞおおおおおおおおおおおお」
「一撃で仕留めちまったぞ!」 「ワンパンだよワンパン」 「C級じゃないの!?」 「助かった!」 「死なずに済んだ・・・」
「何だ!?他のヒーローが全然太刀打ちできなかったって言うのに!!」 「強すぎる!」 「何者だよ!!」
NEET「・・・」ウオオオオオオオ ヒイヤッハアアアア ヨッシャアアアアアアア
NEET「実は・・・」ウオアアアア イヤッホオオオオウ!!
NEET「あんまり強い怪人じゃなかったんじゃね?」
住民達「」ピタッ
NEET「」ニヤニヤ
男「いや、で・・・でも、いろんなヒーローが負けてるぞ・・・」
NEET「負けたヒーローが弱かったんじゃね?」
男「それは・・・」
女「た・・・確かに今の見ると敵が弱く見えたけど」
NEET「そこにいるC級ヒーローが一撃で倒しちゃったんだぜ(笑)負けたヒーローってどんだけ・・・」
NEET「A級とかS級とかぶっちゃけ肩書きだけで大したことないんだな」プークスクスクス
男「おいやめろよ、命張ってくれたんだぜ」
NEET「えー、でもさァ・・・」ニヤァァ
NEET「命張るくらいなら誰でもできるじゃん。やっぱ怪人を倒してくれないとヒーローとは呼べないっしょ」ニヤニヤ
NEET「今回さァ・・・」ニヤ
NEET「たっくさんヒーローに重傷者が出たらしいじゃん?そんな人達を今後も頼りにできるかっつーと疑問だよねェェエ」ニヤニヤニヤニヤ
NEET「ま!結果的に助かったからいいんだけどさァァ・・・ほとんど一般人と変わらない弱いヒーローは来られても困惑するだけだから自主的に辞めてほしいなァ」
オールバックマン「・・・」ピク ピク
NEET「やっぱヒーロー名乗るからには確実に助けてもらわなッ」グイ!
NEET「い、と・・・さ・・・何?どうしたの?」グイイッ
男「お前いい加減にしろよ」グイッ
NEET「何?何で?何で俺が怒られないといけないの?」アセアセ
NEET「ヒーロー協会の活動資金は皆の募金が元になってるんだよ?お金払ってるからにはちゃんと守ってもらわないと困るよね?ねェ?」アセアセ
男「う・・・」
NEET「実際今回はあのハゲてる人が1人で解決しちゃったし他のヒーローは無駄死にだったよねェ!!!」ザァアアア
「やめろって!」 「しつこい!」
NEET「時間稼ぎなんて工夫すればできるしさ、他のヒーローって結局何もヒーローらしい活躍してなくね!?ね!?ね!?」
男「とにかく助かったんだ!それでいいじゃあないか!!」
女「そうよそうよ!確かに他のヒーローは活躍できなかったけどそこを突っ込むなんて性格悪いわよ!!!」
ザアアアアアアアアアアアアアアア
サイタマ「・・・」ザアアアアアアアア
ジェノス「あいつッ・・・」ギギギ ザアアアアアア
カーズ「・・・」ザアアアアアアア
サイタマ「・・・」スゥ
サイタマ「あっはっはっはっはっはっはっはっ」
住民達「」ビクッ
サイタマ「はっはっはっはっはっはっはっはっ・・・」
カーズ「・・・サイタマ?」
サイタマ「・・・いやーラッキーだった」
サイタマ「他のヒーローが怪人の体力奪っててくれたおかげでスゲー楽に倒せたわ~」ザアアアアアアア
サイタマ「遅れてきてよかった。俺何もやってないのに手柄独り占めできたぜ~」ザアアアアアアア
カーズ「・・・」
サイタマ「あ!お前らちゃんと噂まいとけよ!漁夫の利だろうが何だろうが最終的に怪人を仕留めたのは俺なんだからな!!本当はただ遅刻してきただけとかバラしたらブッ飛ばすぞ!」
住民達「え・・・?」
「何・・・どういうこと?」 「あの怪人弱ってたのか?」 「倒した本人がそう言ってるけど・・・」ザワザワザワ
「ヒーローとの連戦でかなり体力を奪われてたのかも」 「いやでも・・・それでも一撃で倒せるか?普通」ザワザワ
男「あ・・・」
男「あいつ・・・サイタマだ・・・Z市でインチキ呼ばわりされて話題になってたヒーローだよ・・・間違いない」
「え!?インチキ!?」 「どうゆーこったァ!?」 「ズバァーッと言ってみろーーッ」
「いや、本当にインチキかどうかは分かってないんだけどさ」 「俺も知ってるよ、いきなり出てきて物凄い早さで順位上げてるんだよな」 「怪しい・・・」
「さっきのも漁夫の利?それで順位が上がるのか?」 「でも一撃は凄くね?」 「大型新人のジェノスさんとかC級トップの無免ライダーとか他のヒーローがボロボロになって追い詰めたところを・・・」
横取り?
サイタマ「・・・」ナニソレズルクネ? マアインチキデハナイ…ノカ?
サイタマ「おいお前ら倒れたヒーロー達もちゃんと見てやれよ」
サイタマ「死なれたら困るんだよ・・・」
サイタマ「俺が『利用』できなくなるだろ?」
住民達「!?」ドヨッ
ザワザワザワ
「やっぱインチキか!?」 「最悪!!」 「ずるいな!!」ザワザワザワ
「やっぱ比べると他のヒーローの方がヒーローらしいな・・・」
ジェノス「・・・」ザァアアアアア…
「怪人を弱らせてくれたヒーローたちがいなかったら今頃は・・・」
「・・・ああ、ヒーロー達に心から感謝だな」
カーズ「・・・」
カーズ(サイタマ・・・それでいいのか?)
カーズ(それが貴様の進む道だと言うのなら・・・俺は何も口を出さん)
カーズ(しかし・・・)
カーズ(大衆を敵に回した時、ヒーローとして果たして活動できるのか・・・俺は心配だ)
カーズ(俺はこれでも仲間思いの性格だ。もし貴様が追い詰められるようなことがあれば・・・)
グッ
カーズ(・・・自分はどうなろうと構わん。再び卑怯者になろうと・・・世界を滅ぼすことになろうと・・・)
カーズ(貴様を救う)
カシャンッ
ソニック「・・・」フウ
ソニック「急いで装備を整えてきたんだがな・・・」
ソニック「深海王め、逃げられたか」チャキッ
深海王「」
サイタマ(はあ・・・つまんねーな)
サイタマ(今回は少し期待したんだけどな・・・)
パァア…
サイタマ「お」
サイタマ「雨止んだな」パァァァァア…
G市
シババワ「お・・・おおおああああ・・・」プルプルプルプル
男「シババワ様?いかがなされましたか?」
シババワ「来・・・来る・・・」パクパクパク
シババワ「怒涛の大災害が押し寄せて・・・ああああああああああああああああああ」
男「シババワ様!?」
シババワ「終末が!終末の・・・時があああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
男「シババワ様、お気を確かにッ!!」
シババワ「ハアッ!ハアッ!!」ゲホゲホゲホ! ゲホ!
シババワ「ち・・・地球がヤバい!!!!!」
今日はここまで。
わかった
じゃあ怪人協会はカーズが締めるってことで
ダークマターはサイタマじゃないとつとまらないと思うからサイタマで
(カーズとボロスが闘うSSは既に書いたしな・・・)
数日後
カーズ「ん・・・」ムク
ジェノス「起きたか」
カーズ「・・・ああ」クシクシ
ジェノス「そこにお前宛の手紙が30通くらいある。読んでおくといい」
カーズ「手紙?」
ジェノス「先日の海人族襲来の件だ。ファンレターだ」
カーズ「ファンレターね・・・」ピラ
ジェノス「そうだ、修理感謝する。前より動きやすくなっている」
カーズ「人間の機械なんぞ簡単に修理できるさ」
カーズ「サイタマはどこに行った?見当たらんが・・・」
ジェノス「ヒーロー協会へ出かけられたぞ」
カーズ「・・・協会に?何故だ」
ジェノス「先生のランキングが深海王を倒したことでC級1位に上がってな。B級昇格の面接を受けに行かれた」
ジェノス「お前のランキングも上がっているぞ。S級17位だ」
カーズ「・・・ほう」
ジェノス「俺は少し出かけてくる。昼には戻れないかも知れん」
ジェノス「朝はある物を食べて、昼は買い物に行け。メモに書いてあるから」ピ
カーズ「」パシ
ピラ…
カーズ「豆腐、豆板醤、ひき肉・・・」
カーズ「・・・麻婆豆腐か?」
ジェノス「夕食はそれだ。昼は買い物のついでに外食にでも行くといい」
カーズ「そうさせてもらおう」
ジェノス「では行ってくる」ガチャリ キィ… バタン
カーズ「・・・」ス
カーズ(地下の気配が・・・強くなっている?)
カーズ「・・・そろそろ打って出るとするか」ガコッ
石仮面「」ギャン!
昼
カーズ「」カツカツカツカツ
カーズ(女子高生がわらわらと寄ってきて大変だったな・・・ヒーロー名簿なんぞに登録しないほうがよかったか?)
カーズ(いや、買い物をするのが原因だな)
カーズ(せっかくのゴーストタウンだ、誰もいないのだから畑を作って作物を栽培すればいいだろうに)
カーズ(肥料も作れるし、作業も楽だ。第一金がかからないのだ。自給自足の生活をすれば買い物に出かけることもない)
カーズ「・・・」ピタ
カーズ「・・・前方に一匹、下に一匹」
カーズ「後方にも一匹か・・・」
「・・・」
「気づいたのか・・・」ザッ
災害レベル虎 4丁目の変態
「俺達を匹扱いするとは・・・」ビョン ビョン
災害レベル虎 靴下クサイン
カーズ「・・・」
ビシィイッ
カーズ「!」
バッ
ドグァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ
災害レベル竜 クワガタンク
4丁目の変態「」ジャギン!
4丁目の変態「俺の着脱式イチモツ『紅蓮桜』・・・毎年春の花粉飛散量に応じアレルギーを起こし細胞変異する」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
4丁目の変態「精巣にアレルギー物質をため込み、戦闘時に竿に移動させる・・・春でなくても発動可能ッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
4丁目の変態「今年の花粉はよくなじむ・・・金剛の如き硬度と霊峰に見紛う怒気を纏う戦略兵器と化した」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
4丁目の変態「さらに!それに俺の高速居合術『斬空深淵剣』が加われば・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ザン!!
4丁目の変態「誰も俺の露出を止められない」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
靴下クサイン「ゲェヘヘヘヘ!!殺意が発酵した俺の前に立った奴は・・・」
靴下クサイン「1匹たりとも生かしちゃおかねーぜッ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
クワガタンク「GUAAAAAAAAAAAA・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ(この足の形をした怪人と・・・人型の怪人は気にせずともよい・・・)
カーズ(問題はこのクワガタだ・・・全長・・・40mはあるか?金属製・・・)
カーズ「ロボットだな」ス…
カーズ(豆腐を崩すわけにはいかないからな・・・)トンッ
カーズ「」ジャギィイイン
ブウウウウウウウウウウン
4丁目の変態「おい靴下!貴様の腐臭に任せるぞ!」
靴下クサイン「ああ・・・」バッ
4丁目の変態「あの背の高いコート男の嗅覚をトチ狂わせて怪人協会への手土産にするぞッ!!」バッ
今日はここまで。
分かると思いますが4丁目の変態は魔界のオッサンのキャラです。
靴下クサイン「俺の三大原則は激臭・猛臭・腐臭!!」ダダダダダダダ
カーズ「」スウウウウウ…
靴下クサイン「ウシャシャシャシャシャシャシャシャシャーーーーーーッ!!」ムワァア
靴下クサイン「あのシュールストレミングの300倍の臭い!くらってみるかァ~ッ」ブオワアアアア
カーズ「」ズ…
ズゾゾゾゾゾゾゾ
靴下クサイン「!?」
カーズ「くだらんなァ・・・」ズゾゾゾゾゾゾ
4丁目の変態(奴の体が植物に・・・?臭いにあんな効果はあったか?)
カーズ「」ドブアオン
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ
靴下クサイン「!」ビュゴオオオオオオオオオオオ
靴下クサイン「これは・・・か、風か!?」ビュオオオオオオオオオオオ
靴下クサイン「うっ」ググ
靴下クサイン「頭痛が・・・!?」ゴオオオオオオオオオオ
4丁目の変態「頭痛?」
4丁目の変態「・・・」
4丁目の変態(おそらく酸素濃度が高いのだな。酸素が濃いと頭痛が・・・)
4丁目の変態「」ハッ
4丁目の変態「あの男の姿・・・そうか!!光合成をしているのかァッ!」ドォーーーン
4丁目の変態「光合成で酸素を作った・・・だから酸素濃度が増し、頭痛がする!!」
4丁目の変態「チッ」バッ
クワガタンク「」ゴウウウウウウウン
ドガァア ギャルギャルギャルギャル!!
カーズ「!」
ギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャル
4丁目の変態「」バババッ
カーズ「来るか・・・」
パカァッ
…ピッ
4丁目の変態「!」
4丁目の変態(あの赤い液体は・・・!?)
靴下クサイン「クソがァァァアアアアア!!!こんな突風で俺様の臭いをかき消せるとでも・・・」
4丁目の変態「靴下ァ!それを避けろッ」
靴下クサイン「は?」
ピチャッ…
ボッ!!
靴下クサイン「えッ」ボオオオオオオオオ!!!
靴下クサイン「そんッ」シュボッ
ボグァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアン!!!!!
4丁目の変態「うくうッ」ゴオオオオオオッ!!
クワガタンク「」ボワァァアアアア
カーズ「フハハハハハ!!よく燃えるゥゥ・・・やはりゴミは燃料にするに限るゥゥゥ」
カーズ「貴様の体から出た腐敗ガス!爆発の決め手はそれだったなァ・・・」シビッ
ボオオオオオオオオオオ メラメラメラ
バッ
カーズ「ン!」
4丁目の変態「」バアッ
タタタタタタタ
カーズ「貴様か・・・」
カーズ(周回して隙を突くつもりか・・・?)
「ぁ・・・」
カーズ「!」ピクゥウッ
シュウウウウウウウウウウウウウ…
フラフラ ヨロヨロ ザッ
靴下クサイン「ぅ・・・」
靴下クサイン「ぉ・・・」フラフラ フラ
カーズ「・・・・・・生きていたのか・・・」
靴下クサイン「ゆ・・・」
靴下クサイン「許さねえ・・・完全にキレたぞォォ・・・!!」
カーズ「知っているかァ?炭には脱臭効果がある・・・自分自身を消臭していればよかったものを」
靴下クサイン「」ブチッ
靴下クサイン「やっちまうぞオラァアーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」バッ
4丁目の変態「」ブンッ
カーズ「」ブンッ
ギャギギギギィィィィィィィィィィイイイイイイイイイ
スパァアッ
カン カラァーーン
4丁目の変態「・・・え?」
カラカラカラ
カラン
4丁目の変態「俺の・・・紅蓮桜が・・・切断・・・!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「」ブウウウウウウウン
クワガタンク「」ギャルギャルギャルギャル!!
カーズ「!」
バッ
ドゴォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオン
クワガタンク「」ウィィィィィイイイイイ…
グウィイイイーーーーーーーン
ドグワァアッ!!
バギボギ ベギ…
カーズ「ほう・・・」バサバサ
カーズ(特攻で周囲の建物ごと破壊するか・・・アゴを開閉してビルを噛み砕いているな)
カーズ(ズバ抜けた破壊力だ)バサッ…
カーズ「だが!」バッ
ギュオン!
クワガタンク「!」
ブンッ
スパァアッ
4丁目の変態「!」
4丁目の変態(クワガタンクの左顎を・・・切り落としたァッ)
ドガァァーーーッン!
クワガタンク「」バチバチバチ
カーズ「!」
カーズ(機械・・・!)バサッ
カーズ(なるほど、これはこれは・・・怪獣というよりは巨大ロボットだな)ズモモモモ
スタッ
クワガタンク「」ウィィィイイ…
カーズ(だが上に乗ってしまえばこっちのもの・・・とっとと破壊するか)
カーズ「」ジャキッ!
ツーンッ
カーズ「!?」ビクッ
カーズ「この悪臭はッ・・・」グラッ
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
靴下クサイン「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
靴下クサイン「ハッハハーーーー!!一度でも臭いを嗅げばこっちのものッ!」
ビョンッ
スタッ
靴下クサイン「一気に叩き潰す!!」
カーズ「・・・まだ焼かれ足りないかッ!!」ダッ
4丁目の変態「おっとォ」バッ
4丁目の変態「切られてもまだまだ使えらァア!!本来の使い方はできねェかもだがなァアアッ!!!!」
ブンッ!!
カーズ「・・・!」
…ゴギャッ
今日はここまで。瞬殺されるはずだったのに生き延びてしまった
ズズ…
4丁目の変態「!?」
ズブ…
ズブズブズブ
カーズ「ンッンー?どうしたァ?しないのかァァ・・・?攻撃・・・」ズブズブズブ
4丁目の変態「」ハァーーッ ハァアーーッ
4丁目の変態(沈んでいく・・・?奴に紅蓮桜が!沈んでいく・・・!?)
4丁目の変態「よ・・・よ、よ」
4丁目の変態「よくも俺の紅蓮桜をォォォォオオオオオオオッ!!!!」
4丁目の変態「るうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ダッ!
カーズ「」ヒュン
ズバァァアーーーーーーーーーッ
4丁目の変態「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」ブシュウウウウウウウウウウウ
4丁目の変態「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」ブジュウウウウウウウウウウウ
靴下クサイン「」バッ
カーズ「おっと!」ポイ!
4丁目の変態「えッ・・・」
靴下クサイン「な」
ドッガァアン!!
靴下クサイン「うぷ」グラァアア…
ガッ
ヒルルルルルルルルルル…
靴下クサイン「やべえ、落ちる!!」
4丁目の変態「ウゲアアアアアアアアアアッ!!!くせえ!!くせえええええッ!!!」
4丁目の変態「オエエエエエエエエ・・・」ゲロゲロゲロォォオオ ボダボダボダァァ
靴下クサイン「吐くなァア!!汚ェなァオイイイイイイイ」ヒュウウウウウウ
靴下クサイン「ガチでやべえぞ!このままじゃあ地面に激―」
ゴッ…
パタ…
2人「」ゴト…
ドクドクドクドクドク…
カーズ「・・・」ヒュオオオオオオオオ…
カーズ「・・・あとはこの機械だけか」シャキィン!!
クワガタンク「・・・」
ガチャッ
カーズ「!」
バガァッ!!
カーズ「何・・・」
カーズ(羽が開いたッ!?)
カーズ「くッ」バサァ
ウィィィィイイイイイ…
ウィイイイイイイインン
クワガタンク「」ギャン!
カーズ「ほ・・・砲台ッ」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
カーズ「ヌウウッ」ジャキィイン
ビャギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギン
バラァアアアッ
クワガタンク「!」
カーズ「バカがァ~!ただの機関銃掃射が効くかァッ」ブウウウウウウウン
クワガタンク「・・・」
クワガタンク「」ガッシャン!!
カーズ「・・・フム」
クワガタンク「」ドシュウウウウウ ドシュウウウウウウ ドシュウウウウウウ
カーズ「フゥ~、やれやれ」
カーズ「銃は効かぬ!そう判断してミサイル発射に踏み切ったのだろうが・・・ミサイルの方が攻略しやすいのだよォ!このカーズにとっては!」ピキキ…
ミサイル「」グオオオオオオオ…
ギュンッ!! ギュンギュンッ
カーズ「」ピキ… パキパキ
ギャィィイーーーーーーーン
ブワッアギィィイイイーーーーーーーン
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ミサイル「」バグァアアァアン ボゴォォォオオン
羽はアルマジロの甲羅のように硬質化しミサイルを空中で破壊する
しかし、当然ミサイルの迎撃だけが目的ではなく
あくまで攻撃のための硬質化なのだ!
ビシュン! バキャキャッ ズガガガン ピシュン ギィン
クワガタンク「」ドガバガズガン バガバガバガ ズガガガガガッ
バリッ
ドドドォオオーーーーーーーーーーーン!!
オオオ…ンン…ン…
カーズ(爆裂したか・・・)ンン…
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
ギッ
クワガタンク「」ギギギ… バチバチバチ
クワガタンク「」ギギギギギギギギギ
カーズ「まだ動くか」バサッ
ギュンッ!
クワガタンク「」スパァ
クワガタンク「」ギギ…ギ…
ギ……ギ…………ギ…………………
ギ………………………………………
スン…
カーズ「・・・止まったか」
カーズ(これだけ発達した機械・・・コアはどうなっているのだ?少々興味があるな・・・)
カーズ「」ピク
ジィーーーーーーーーーーーーーー…
ロボット1「気付いた様だな・・・カメラに」
ロボット2「ああ。それにしても、怪人協会へ潜り込ませるため開発した戦車がこんな形で壊れるとは―」
ロボット2「だが、ゴーストタウンに住む住民の顔が割れたな」
ピッ
ヴヴン
ロボット2「この男・・・S級ヒーローのクロンダイクだ。コートも着ている」
ロボット2「そして・・・」ピッ
ロボット2「SPW財団のデータにあった、柱の男『カーズ』。おそらくこれと同一人物だ」
ロボット1「宇宙空間まで吹き飛ばされた・・・か。Z市に落下した隕石に紛れていたのだろうな」
ロボット2「住民はおそらく複数いるだろう」
ロボット1「ゴーストタウンにか?まあ、ライフラインはそのまま残されているから格安で住めるが・・・」
ロボット2「柱の男や究極生命体であれば適当に怪人を捕食していればいい。だが」
ロボット1「・・・買い物をしている、か。これが同居人がいる証拠だと?」
ロボット2「その通りだ」
ロボット1「・・・しかしな」
ロボット1「・・・ウチのボスの敵になるのはS級ヒーローのジェノス。そして同じくS級童帝・・・くらいのはずだ。現時点ではな」
ロボット1「いずれはヒーロー協会とも敵対するだろうが・・・クロンダイク、いやカーズと敵対して何になる?早期から敵を増やしてどうする」
「そうだな。貴様等のボスの目的ではない」ザッ
2人「!」
ロボット1「これはこれは・・・わざわざこちらまで?」
「ああ」ザッ
ロボット2「聞けば、永遠に死に続けるそうで・・・」
「そうだ・・・」ザッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ディアボロ「87年前、ジョルノ・ジョバァーナのせいで、俺は永遠に死に続けることとなった」ザッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ディアボロ「しかし・・・究極生命体、カーズの不死身の能力を手に入れれば・・・忌まわしき鎮魂歌の影響は受けなくて済む」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ディアボロ「え?そうだろう?そもそも、死ぬことをキャンセルするのだから・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ディアボロ「俺は貴様等のボスと同格の存在だ。俺の命令はボスの命令と等しい」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ディアボロ「邪魔者のジェノスと不安因子の童帝を消し、カーズのサンプルを手に入れ研究!俺は鎮魂歌から解放される・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ディアボロ(カーズ!俺の『永遠の絶頂』の礎になってもらうぞッッ!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
今日はここまで。
翌日
ヒュン ヒュウン ヒュオオ ヒュッ
ヒュアッ!!
バング「・・・と」スタッ
バング「まあこんな感じじゃ。どうじゃ?やってみんか?君達3人なら勘がよさそうだからすぐ身に付けることができるかもしれんぞ?」
サイタマ「面白いもん見せてくれるっつーからわざわざ来たのに勧誘かよジイサン・・・興味ねーよ。ジェノス、カーズ、お前らでやっとけ」
ジェノス「いえ、俺も遠慮します。俺が求めるのは護身術ではなく圧倒的な破壊力です」
カーズ「同感だ。第一この世界でこのカーズに勝てる奴はおらぬ・・・流水岩砕拳とか言ったか?拳法など無意味だ」
チャランコ「・・・」プルプルプル
カーズ「・・・ン?」
チャランコ「貴様等!流水岩砕拳を愚弄するか!!」
3人「・・・」
チャランコ「許せん!バング先生の一番弟子チャランコ参るッッ!」ダッ
カーズ「」ス…
トンッ トトンッ
チャランコ「」ドサッ
カーズ「・・・これが一番弟子?」
ジェノス「バング、お前の道場は実力者揃いと聞いていたのだが・・・」
バング「ン・・・」
バング「まァ、弟子の一人が暴れおっての・・・実力派の弟子達を全て再起不能にしてしまったせいで他の門下生も怖れて辞めてしもうたわ」
サイタマ「そいつ強いのか?名前は?」
バング「ガロウ・・・当時一番弟子じゃったがワシがボコボコにして破門にしてやったわ」
サイタマ「ヘェ~、爺さん強いん――」
バァアアアアアン!!!
全員「!」
男「シルバーファング様!ヒーロー協会の者です!この度、S級ヒーローに非常招集がかけられました!協会本部までご足労願い――」
男「やや!そこにいらっしゃるのはジェノス様とクロンダイク様ですね!?S級は全員集合せよとのことですので、お二方にも来ていただきます!!」
バング「やれやれじゃな・・・チャランコ、留守を任せるぞ」
カーズ「・・・S級が呼ばれるということは貴様の力も必要になるだろう。サイタマ」オキヲツケテ! ウム
サイタマ「いいぜ暇だから」
A市 ヒーロー協会本部
カーズ「・・・」スッ スッ
サイタマ「・・・何だそれ」
カーズ「昨日俺が破壊した機械の記録だ。スマホに転送した」スッ スッ
サイタマ「へー・・・」
サイタマ「・・・あ!だから豆腐が若干潰れてたのか!!」
カーズ「別にいいだろう、そんなこと」
サイタマ「いやよくねーよ。麻婆豆腐は豆腐が命だろ」
カーズ「貴様、いつも麻婆豆腐を米にかけて混ぜて食っておるだろう」
サイタマ「う」
カーズ「豆腐の形なぞ遅かれ早かれ崩れる」
サイタマ「でもよ・・・」
カーズ「そんなことより!機械にはカメラが装着されていた。我々の行動が探られているやも知れぬ」
サイタマ「誰にだよ」
カーズ「分からぬ・・・だからこそこうして情報を引き出しておるのだ」スッ スッ
カーズ「機械の移動記録を探っている。最初の記録!それが機械が作られた場所だ」
サイタマ「そこに殴りこむ気か?」
カーズ「当然だ。貴様こそ1日の内に進化の家という組織を滅ぼしたそうじゃあないか」
サイタマ「あれはスーパーの特売日があったから・・・あああああああ!!!」
バング「な、なんじゃ、どうしたんじゃねサイタマ君」
サイタマ「いやちょっと悔しくて・・・ああああああああああッ!!!!」
バング「わかった、わかったから静かにしてくれ」ス…
シャッ
ピピピピピピ…
ピー
ガシャン
ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン
バング「フー・・・機械というのは苦手じゃなあ」ゴウン ゴウン ゴウン
バング「セキュリティカードを通して暗証番号も入力せんといかん。不便じゃのう」ゴウン ゴウン
バング「さ、行こう」
ジェノス「大分揃っているようです。席につきましょう」
サイタマ「ああ」ガララ
カーズ「・・・」ドサッ
カツ… カツ… カツ… カツ…
シッチ「」カツ… カツ… カツ… カツ…
シッチ「」カツ カツ カツ カツ
カッ
シッチ「私は今回の説明役を任せれたシッチだ。メタルナイトとブラストは居場所が分からず連絡も取れない状況にあるらしい」
シッチ「これ以上待っても埒が明かないので緊急集会を始める。早速本題に入らせてもらおう」
カーズ「・・・」
シッチ「ヒーロー界の頂点に立つ君たちに集まってもらったのは他でもない」
シッチ「今回は地球を守っていただきたい」ドンッ!
シッチ「・・・今回ばかりは超人揃いのS級メンバーでも命を落とすかも知れん。逃げるのも勇気だ、今なら辞退してもS級に籍だけは残してやる」
シッチ「だが今から言う話を聞いた者を逃すわけにはいかなくなる」
シッチ「・・・その場合はことが終わるまでこちらで軟禁させてもらう。混乱は避けたいものだ」
シッチ「・・・」
シッチ「皆、話を聞く覚悟はいいか?」
カーズ「・・・」
カーズ(地球と言ったか・・・災害レベル竜どころではないな・・・)
カーズ(災害レベル神か。しかし、このカーズ以外にそれがいるとは・・・)
カーズ(いるとすればサイタマくらいだと思っていたが)
シッチ「・・・大予言者」
シッチ「・・・シババワ様が」
シッチ「・・・死んだ」
全員「」ピクッ
ゾンビマン「あのシババワが・・・!?誰かに殺されたのかッ!?」
シッチ「いや・・・半年先までの未来を占っていたところ気が動転したのか息が荒くなり咳が出たためのど飴を口に入れたら喉に詰まって死んだらしい」
クロビカリ「なるほど。今後はシババワの未来予想無しで災害対策をしなければならない。・・・それが今回の話の核だな?」ドン☆
シッチ「違うな。シババワ様はいつもごく一部の災害しか予言できなかった。これまでも予言されなかった災害の方が多い」
シッチ「先日、Z市のゴーストタウンで巨大な機械が暴走したことも予言されていなかったしな」
カーズ「・・・」
シッチ「シババワ様の予言無しでも乗り越えてきた窮地はたくさんある。・・・それでも我々がシババワ様を身辺警護し特別扱いしていたのは・・・」
シッチ「100%だ」
シッチ「その予言が100%的中するからだ」
サイタマ(凄えんだなシババワ様って)ズズ…
サイタマ(・・・ぬるい)コト…
シッチ「問題の核となるのはシババワ様が最期に残した大予言書!!」
シッチ「のど飴を詰まらせながらも書き遺してくださったこの小さなメモ・・・」ス…
シッチ「100%訪れる未来がここにある・・・」パサッ
ツーーーーーーーーー…
ヴォヴォン
シッチ「これだ!!」ドォオオーーーーーーン
タンクトップマスター「・・・!」ガタッ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
アトミック侍「ち・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
全員「地球がヤバいッ!?」ドッギャァァアアーーーーーーーーーーーン
シッチ「シババワ様の予言は100%当たる!そしてこれまでいくつもの大災害を予言してきた・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
シッチ「隕石の落下、大洪水、大地震、危険生物の出現・・・その中には多くの命を奪う結果となったものもある・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
シッチ「しかし、シババワ様が『ヤバい』と表現したことは!!今まで!一度もなかったのだよォ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
シッチ「大地震や竜レベルの怪人が襲来するよりも!もっと!ずっと!!遥かに!!!『ヤバい』ことが起きようとしているのだァアッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
番犬マン「分かったけど、半年以内じゃあいつ来るか分からないね。対策もやりようがない」
シッチ「確かに、その通りだ・・・しかし!半年以内に戦う覚悟はしておいてくれ!!」
シッチ「アメリカのSPW財団、イタリアのパッショーネなど、様々な組織とやり取りをしているが・・・非力な凡人を代表して言おう。君達だけが頼りと・・・」
なんかパソコンの調子が悪いので今日は終わります
>>163
プリズナー「ジェノスちゃんに抜かれて最下位17位になってしまったが俺は『S級』ヒーローだ」
最下位ってカーズじゃないの?
>>310
ごめん、そこ原作のままだった
やばい、パソコンウイルス感染したかも知れん・・・
お、直ったかな?
よし、ほぼ直った!
SpeedUpMyPCってソフトには要注意
名前からして明らかにヤバいものじゃねーか!!!
>>314
いつの間にかダウンロードしてた
あと他にもいくつかダウンロードしてた
ダウンロードは今後控えておくわ
サイタマ「・・・」クイ
サイタマ「あ」ピチョン
サイタマ(空か・・・)
サイタマ(おかわり貰おう)
サイタマ「すいま――」
カーズ「」ピクッ
ドッ!!!!!
サイタマ「!!!」
全員「!?」
ジェノス「な・・・!?」ドォン ドン! ドォオン ドン
ジェノス「これは・・・!?この建物が攻撃されているッ!?」ドォン ドン
クロビカリ「そんな馬鹿な!ここはヒーロー協会本部だぞ!!」ドオン ドオン ドン!
ドォォォオオン
全員「・・・!」グラグラグラ
ドン ドォン ドン ドン ドォオン ドン ドオン
ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
「フハハハハハハハ!!ウフワハハハハハハハハッ!!」
天空王「なかなか頑丈な建造物じゃあないかァァ・・・攻め込むかァッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
天空王「ホーク!イーグル!ファルコン!カイトォ!!ヒーローとやらがいなければ地上はワシらのものだァッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
天空王「空から見ていたが地底王も深海王ももういないッ!一気に地上をいただくとしようッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
天空王「この・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ブワサァッ
ギン!!
天空王「天空王についてこいッ!!!」ゴオッ!!
カイト「オヤジ・・・上だ・・・」バラッ
カイト「逃げろ・・・」バラバラ…バラ…
天空王「・・・え?」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
天空王「・・・!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
宇宙船「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
宇宙船「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
宇宙船「」グウィィィィイイイイ…
ポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドン!!!!!!!!!!
天空王(この天空王を)
天空王(空の支配者を)
天空王(まるで・・・)
バラッ
天空王(羽虫の如く・・・)
バラバラバラバラ
天空王(なにも・・・)
天空王(の・・・)
ヒュオオオオオオオオオオオオオ…
メルザルガルド「」オオオオオオオオオオオオオ…
メルザルガルド1「何だ今の」
メルザルガルド2「わからん」
メルザルガルド3「飛んでたから殺した」
メルザルガルド4「いいと思うよ」
メルザルガルド5「船、守る、役目」
メルザルガルド1「もう生き物見当たらねーな」
メルザルガルド2「ああ」
メルザルガルド3「船が皆殺した」
メルザルガルド4「いいと思うよ」
メルザルガルド5「でも、油断、ダメ」
アナウンス『空爆、空爆。損壊率99.8%、損壊率99.8%。各テーブルに被害状況図を表示』ビーッ ビーッ ビーッ ビーッ
シッチ「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」バァン!
シッチ「おおおおおあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」ダァン!
シッチ「まさか今すぐ予言の時が来るなんて誰が予想できる!?一瞬で・・・A市が!この街が破壊されたらしいッ!」ビーッ ビーッ ビーッ ビーッ
バング「おい!何故この建物は無事なんじゃッ!!!」グイィ ビーッ ビーッ
シッチ「ぐうッ」ビーッ ビーッ ビーッ
シッチ「こ・・・この本部の建設はメタルナイトに依頼し、並みのシェルターよりも強固にできているのだよォォッ!!」ビーッ ビーッ ビーッ ビーッ ビーッ ビーッ
シッチ「だ、だが!!外は壊滅だァーーーーーーーーーッ!!!」ドォーーン
金属バット「道理で窓もねぇ訳だ。ここは怪人をも寄せ付けない要塞だったのか」カラン
童帝「とりあえず外に出て被害を確認しないと。予言のヤツかどうか判断できない」ビーッ ビーッ ビーッ
ジェノス「先生!カーズ!外に・・・」ドガンッ
ジェノス「・・・」
ジェノス「」クッ
パラ…
ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
カーズ「でかいな。宇宙船か・・・」
サイタマ「お前宇宙人だろ?この船見たことある?」
カーズ「・・・宇宙にいただけで、俺は地球生まれ地球育ちの生物だ。人間ではないだけでな」
サイタマ「へえ」
サイタマ「・・・行くか」
カーズ「ジェノスは置いてきてもいいのか?」
サイタマ「!」
サイタマ「・・・お前もついに名前で呼ぶようになったか」
カーズ「・・・」
サイタマ「・・・なるべく早く行きたいからな」
サイタマ「」ウズウズウズ
カーズ「・・・そんなに闘いたいか?」
サイタマ「ああ。今回は期待できる」ウズウズ
カーズ「そうか」
サイタマ「んじゃ、行こうぜ」
カーズ「貴様、空は飛べるのか?」ザムザムザムザム バサァアッ
サイタマ「人間が空飛べるわけないだろ」
サイタマ「まージャンプすりゃあ余裕で届く距離だろ」
カーズ「・・・」
サイタマ「」ダンッ!
カーズ「」バッ!
キュオオオオオンン…
宇宙船「」ポッ
サイタマ「!」
砲弾「」ボッ!!!!!!
砲弾「」ウウウウウウウ…ウウ…ウ…
サイタマ「今のバカデカい大砲でA市をコナゴナにしたのか・・・」
サイタマ「レーザービームとかよりはマシか」
カーズ「服が燃えないからか?」
サイタマ「ああ。お前はいいよな、布が少なくて」
カーズ「フン・・・神聖な者ほど衣服は少ないのだ」
サイタマ「そうなの?」
カーズ「・・・」
4丁目の変態『俺の着脱式イチモツ『紅蓮桜』・・・毎年春の花粉飛散量に応じアレルギーを起こし細胞変異する』
カーズ「スマンありゃウソだった」
砲弾「」ボボボボボボッ!!!!
サイタマ「星に」メギャン!
サイタマ「帰れ」ブンッ
ズガァァァァアアアアアン!!!!
サイタマ「よし、あの穴から入ろうぜ」
カーズ「うむ」ピキ パキパキ
ギャィィィイイイイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
砲弾「」ズババババババババァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアン
シュウウウウウウウウウウウウ…
サイタマ「すっげ!目の前の砲弾が全部なくなったぜ!」
カーズ「フン・・・」
戦闘員1「うおおおおおッ撃ち落とせェェェエエエエエエ」
ポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ
カーズ「」ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
カカカッ
バグォォォォオオオオオオオオオン
戦闘員1「くッそォオ・・・!」ギリリ
戦闘員2「と、突入されるぞ!!俺達で止めなくてはッ」バッ
戦闘員3「ドジこいたーッ!手柄を立てて位をいただくつもりがこいつはいかァーん!ボロス様はお怒りになる!あの2人を直接抹殺するしかない!チクショー!」タタタタタ
サイタマ「っと」スタッ
カーズ「」スタッ
サイタマ「んじゃ、二手に分かれよーぜ。お前こっち、俺はあっちに行くわ」シピ
カーズ「いいだろう」
サイタマ「船が落ちそうになったら脱出しろよー」タタタタタ…
カーズ「ああ・・・」
チラッ
カーズ「・・・もう出てきていいぞ」ジャキィン
戦闘員2「・・・・・・気づいていたのか・・・」
カーズ「貴様等から極度の焦りを感じたのでな・・・焦っているのだろう?大方・・・俺とサイタマを仕留めなければ親玉に殺されるというのであろう・・・」
戦闘員3「・・・」
戦闘員3「その通りだぜェ!!」ダッ
カーズ(このデカブツ・・・)
カーズ「遅い」シュキィィィイイイイイイン
ズバッ!!!
戦闘員3「がッ・・・ぱ・・・」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
ドザァ!!
戦闘員2「何・・・!?」
カーズ「身長は4m程度か?ただのウドの大木だったな・・・」シャキン
戦闘員1「」ギリリ…
戦闘員2「貴様ッ」バッ!!
ギュゥウン!
カーズ「!腕が伸びたッ?」
ガシィ!!
戦闘員2「今だァアッ!!」
戦闘員1「るあああああああああああッッ」ダッ
ジャキィン!
カーズ(腕が尖って・・・エッジが!)
戦闘員1「SSHHHHHHHHHHHHHHHHHHHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」ジャゴオオオッ!!
カーズ「フン・・・バカがァッ!!」
ズブッ
戦闘員2「!?」
戦闘員2「う・・・で・・・が・・・!!!」ググッ
カーズ「一気に引きずり込んでくれるッ!」ガシィィ
グイッ!
戦闘員2「何ィィィィイイッ!!!」ズルズルズルズル ザザザザザザ
戦闘員1「くッ」ブン
ザンッ!!
カーズ「!」
戦闘員2「た、助かったぜ!!」ブシュウウウウウ ドクドクドク
カーズ(味方の腕を切断して助けるとは・・・)
カーズ「チッ・・・」
戦闘員1「今度こそォォォオオッ!!」ダッ
カーズ「・・・」パカパカパカパカァアア
2人「!!」
カーズ「血管針攻撃ッッッ!!!」バシュウウウウウウウウウウウウウウ
戦闘員1「ぐぎゃあああああああッ!?」グザグザグザァァァアッ!!!
戦闘員2「うぐおおおおああああッ!!」ザグザグザグゥゥゥウッ!!!
カーズ「・・・そして!」
カーズ「このカーズの溶岩流のような血液を流し込みィィイイイッ!!火を灯して焼いてくれようッ!!!」
ドポゴォォッ
ドゥボボボボボボボボボ!!!
戦闘員1「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」ブジョアアアアアアアアアアアアア
戦闘員2「GUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」ボジョォォォォオオオオオオオオオ
グジァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアア…
カーズ「・・・」シュウウウウウウウウウウウウ…
カーズ「」グ… バッ バザァッ
カーズ(本部の天井を破った時に服を体内に収納しておいてよかったなァ・・・)
ザッ ザッ ザッ…
カーズ「」タタタタタタ…
戦闘員4「!?」
戦闘員5「な、何だきさ」
戦闘員4「GYAA!!」ズバッ ブシュウウウウウウウ
戦闘員5「ぐぼォッ」ボギィ! ドサッ
カーズ「雑魚が・・・」タタタタタタタ…
グロリバース「・・・ほう!」
カーズ「!」
キキッ
カーズ「・・・」クィ
グロリバース「クックックッ・・・クックックックッ・・・」
グロリバース「褒めてやろう・・・よくぞここまで来ることができたな」
グロリバース「だが!ここまでだ侵入者ァアッ!!」バッ
グロリバース「このグロリバースを倒すことなど・・・」グウン…
グロリバース「不可能なのだからなァァァァアアアアアア!!!!」ビシィイッ!
グロリバース「フハハハハハハハハハ!!フウアハハハハハハハハハハッ!!!」
カーズ「・・・そうか」ジャキ!!
グロリバース「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
今日はここまで。
村田版のグロリバースはもっといいデザインがあったんじゃあないかと思う
カーズ「」ス…
グロリバース「ハアアアアアアア・・・」ファァァァァァア…
カーズ「?」
カーズ(奴の口から・・・黄色の気体が・・・?)
カーズ「」スン スン
カーズ(この臭い・・・酸かッ!)スンッ
カーズ(足元にもう少しで到達する・・・ならば)
ダンッ!!
グロリバース「!」
カーズ「」ザムザムザムザム
バサァアアアッ
グロリバース「翼・・・!」
グロリバース(なるほど。空を飛んで船に侵入したわけか)
カーズ「」バサッ バサッ
カーズ「」ギュン!!
グロリバース(飛ぶことで床付近の酸に触れることなく接近・・・ふむ)
グロリバース(酸に気付いていたのか・・・)
グロリバース「しかしその程度なら!誰でも思いつく上に、誰でも撃ち落とせる!!」
スワッ
グロリバース「口から一方向に向けて噴射する!!標的は貴様だッ!!」ボッ!!!
ボシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!
カーズ「」バッ
スカッ
グロリバース「かわしたか・・・!」ギリッ
カーズ「・・・」
ドリュッ
カーズ「チッ・・・」
カーズ(少し・・・酸をくらってしまった!)
グロリバース「」スゥウウ…
カーズ「」ハッ
カーズ「くッ」バサァアッ!!!
ドブワオン!!!!
グロリバース「!止まッ・・・」
カーズ「」ピキピキ パキキ
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
グロリバース「!」
グロリバース(遠距離から何かを撃ち出したッ!!)
グロリバース「くッ」スゥウウウウ
ブファア
ボウッ!!!!!
羽「」ギュン!!!!
グワァァァアアアアア…
ジュッ
ジュバァァァァァアアアア…
ジュンッ ジュワッ ジュボッ ジュバッ ジュバアッ ジュッ
カーズ「!」
グロリバース「・・・間に合ったか」
グロリバースは、自身の前方に酸の壁を作った!
酸の壁は約10秒ほど残り、その間攻撃をシャットアウト!
カーズの放った羽の弾丸は、全て!壁を貫通できずに溶けてしまった!!
グロリバース「フフ・・・」
カーズ「なるほど・・・壁を作ったか・・・」
グロリバース「フフ・・・いつまでそこでホバリングしている気だ?滞空しているだけでは――」
グロリバース「」ハッ
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
この時!グロリバースは初めて気が付いた!!
グロリバース「これは・・・ロープ・・・!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
グロリバース「一体どこから・・・!?」バッ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
グロリバース「な・・・何!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズの足から、細いロープが数本出ていたのだ!
そして、そのロープの先は!
ズズッ ズズッ…
血管針「」ズズズズズズズ…
グロリバース「・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
グロリバース「な・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
血管針「」グジュッ グジュッ
ポタ ポタッ
ブジュウウウウウウウウウウ
グロリバース「た・・・垂れた雫でッ!床が溶けたッ!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
グロリバース「さ、酸か!俺と同じ!酸かッ!貴様も酸を使うのかァッ!!」バッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「酸?クックックッ・・・いいや、違うね!!沸騰血だ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
血管針「」ギラリ
ジャッ!!!!
グロリバース「うおおおおおッ」ボウ!!!
血管針「」ジュワ!
ジュワァァァアアアアアアアア…
グロリバース「か、間一髪で――」
カーズ「そうか・・・貴様のいう間一髪とは」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「『万事休す』の状況を指すのか・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
グロリバース「・・・は?」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッ!!!!!!!
羽「」ギャイイイイイン!!!!
グロリバース「なッ、なんだとォォォオオオオオッ!!!!!」
グロリバース「うおおおおおッ」ブウ!!!!
ボォウ!!!
羽「」シャァァアアア…
ギャン!!!
羽は酸の壁を突破した。グロリバースは全く予期していなかった。何が起こっているのか理解できていなかった
しかし、たった1つ理解できることがあった――
――自分は攻撃をくらう
ザグザグザグザグザグゥゥゥウウウウッ!!!!!!!
グロリバース「」
グロリバース「ぁ・・・」
グロリバース「ぇ・・・・・・」
グロリバース「ぉ・・・・・・・・・」
ブシュッ
ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
グロリバース「・・・」グラリ ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
ドサッ
ドクドク… ドクドク…ドク…
カーズ「」バサバサバサ
カーズ「と」ガキィン
グルリ!
スト
カーズ「ここの天井はとまりやすいな。いい材質だ」
グロリバース「・・・」ドクドクドク
カーズ「諦めろ。地球外生命体が・・・どれほどの耐久力を持っているかは知らんが」
カーズ「その出血では助かるまい」
グロリバース「・・・」コヒュー コヒュー
カーズ「俺の羽は貴様のありとあらゆる内臓を貫通した。脳を含めてな」
グロリバース「」ゴブッ
カーズ「肺もズタズタに裂けた。呼吸はできん」
グロリバース「」パク パク
カーズ「・・・『なぜ貴様の羽が俺の酸の壁を突破した?』か?」
グロリバース「・・・!!」
カーズ「単純だ。羽の表面に粘膜を作った。まあ、血管針に粘膜を作ればもっと早かったのだが・・・」
カーズ「それに、貴様の酸も少し弱めておいた。血管針や最初の羽の成分をアルカリ性にしておいた」
カーズ「・・・梅だ」
カーズ「梅は優れたアルカリ性の食品だ。日本や中国では古くから愛されている・・・それは何故か?」
カーズ「肉・卵・米といった食物は酸性だ。中和するためにはアルカリ性の食物が必要だが、10gの梅を食べれば100gの肉の酸性を中和できる。それを応用した」
カーズ「そんなわけだ。じきに貴様には死が訪れる」
カーズ「深海王よりは楽しめたぞ・・・グロリバース」ザッ
スタ スタ スタ スタ スタ…
グロリバース「・・・」
グロリバース(ボロス・・・さ・・・ま・・・)
グロリバース(申し訳・・・ございま・・・せぬ・・・)
グロリバース(このグロリバース・・・せめてものお詫び!)グググ…
グロリバース(あの男と共に地獄へ!!!)ズルッ!
カーズ「!」
カーズ「貴様!まさかまだ動けるのかッ!!」バッ
グロリバース「・・・!!」ググ…
グロリバース「・・・!!!!」ガクガクガク
カーズ(羽は脳を傷付け、肺を破り、筋肉をズタズタに引き裂いた!!それなのに、まだ・・・!!)
グロリバース「」ギロッ!!
グロリバース「」パク… パクパク
カーズ(・・・読唇術)
グロリバース「」パクパク
カーズ(・・・・・・『貴様は・・・まだ知らない。俺の種族が・・・長い長い進化の過程で手に入れた器官を』)
カーズ「器官・・・ま・・・まさか」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「『第2の肺』にあたる器官があるというのかァーーーーーーーーーーーーッ!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
グロリバース「」ギギギギギギギ
カーズ「ね、粘膜で体を・・・!」ズリュン
カーズ(い、いや!果たして粘膜で防げるのかッ!?)
カーズ(グロリバース・・・!アゴに異常な程の力を込めているように見えるッ)
グロリバース「」ギギギギギギギ
バキッ メシィ
グロリバース「・・・!!」ブシュッ ギギギギギギギ
グロリバース「」ブウ!!!!
ギャン!!!!!
カーズ「!!!」
ギュオン!!!!
グロリバースは、第2の肺から空気を押し出した。つまり、酸による攻撃を行った
しかし、いつもと違ったのは!!押し出す部分、すなわち口に強大な力が加わっていたことである!
口内で酸を超圧縮させ、カミソリのような極限に狭い牙と牙の隙間から超高圧で噴射する!
いわば
『 烈 風 の メ ス 』 ! ! !
しかし!風の高速圧縮に伴う摩擦や熱はいくら最上位戦闘員グロリバースと言えど・・・!
その体は耐え切れず!ただ崩れていくのみ!!運命は『死』!!!
カーズ(ぐ・・・来たッ!!速い!避けきれぬゥウウッ!!着色され、見えるのがラッキーだった!)
カーズ(酸と風により発生する無敵の切れ味!!ワムウの渾楔颯すら上回るだろう・・・!!!)
カーズ「しかし!!」ビシィッ!
ビシビシビシ バキバキ!!
カーズが身にまとったのはシリカガラス!セレウス菌という菌はシリカガラスを身にまとい酸から身を守る
カーズは究極生命体!あらゆる生物の能力を兼ね備える。セレウス菌の何千倍も酸に強く、頑丈な!シリカガラスを構成できるッ!!
カーズ「フン!」ドッギャァアーーーーーーーーーン
カーズ「貴様の魂をかけたメス!!俺の魂をかけた鎧!どちらがより上なのか!!試そうではないかァアーーーーーーーーーッ!!!」
グロリバース「ぬううううああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」バギャ! バラバラ ボゴオオ ベキ!
カーズ「ぬううううおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ビシビシ バキバキ
キュドォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
カーズ「・・・」
グロリバース「・・・」
グロリバース「」ボゴッ
ボドボドッ グチャグチャ ベチョッ ベヂャ
カーズ「・・・」キシキシ ピシッ ビキッ
バラッ
バラバラバラバラ
カーズ(ガラスの鎧が砕けるとは・・・恐れ入った)パラ…
カーズ「貴様の執念、素晴らしかったぞ!エシディシのように!!」ドォーーーーン
カーズ「」プシュッ
カーズ「ン!」タラタラ
カーズ「・・・一ヶ所、切られていたようだな」タラタラ
キュッ!
ビュ!
ピチャチャッ
カーズ「・・・」
カーズ「貴様には敬意を表そう・・・お前の亡骸は誰にも発見させない」
カーズ「安心しろ・・・貴様は、我が肉体となる。決して無駄にはしない」ズ
ズブズブズブ…ズズズ…
カーズ『安心しろ・・・貴様は、我が肉体となる。決して無駄にはしない』ズブズブズブ
ゲリュガンシュプ「ば・・・」
ゲリュガンシュプ「馬鹿な!」ダン!!
ゲリュガンシュプ「最上位戦闘員のグロリバースまでやられただと・・・!?なんて奴だ!というか、どうやって侵入したんだ!?」
ゲリュガンシュプ「くそ!見張りのメルザルガルドは何をやっている!?もう最上位戦闘員は俺とアイツしかいないというのに・・・外でサボっているのか!?」
「・・・」
トン
ゲリュガンシュプ「」ビク!!
「ゲリュガンシュプ」
ボロス「何をしている」ギン!
ゲリュガンシュプ「も・・・申し訳ありません。この惑星の原住民2人の侵入を許してしまいました」
ボロス「・・・」
ゲリュガンシュプ「ボロス様」
ゲリュガンシュプ「2名が侵入してからわずか4分で船の損傷率は35.5%。迎撃に向かった戦闘員は全て秒殺されています」
ボロス「動力球を破壊されない限りこの船が墜落することはない。・・・今破壊されているのは乗組員の居住区だな。雑魚どもでは相手にならんだろう」
ボロス「黒髪長髪の男。まず先にそっちを・・・ゲリュガンシュプ・グロリバース・メルザルガルドの最上位三戦士で潰せ」
ゲリュガンシュプ「グロリバースは先程消されました」
ボロス「何?」
ゲリュガンシュプ「メ、メルザルガルドを呼んできますッ!奴と私のコンビで必ず侵入者2名を殺してみせますんで・・・」
ボロス「・・・」
サイタマ『うーん・・・』グイグイ ガチャガチャ
サイタマ『ここも開かねーな』ガチャガチャ
サイタマ『おーい、開けろよ』ガチャガチャ
サイタマ『お客さんだ――』
サイタマ『ぞ・・・』ボグオオオオオオオッ
サイタマ『・・・壊れちまった』
ゲリュガンシュプ「」
ボロス「なるほど。なかなか面白いヤツのようだ」
ゲリュガンシュプ「ボロス様、メルザルガルドと連絡をとる間、準最上戦闘員に迎撃を依頼します!」
ボロス「いいだろう」
ズゥン バァン ドォオン
パラス「・・・さっきから、この轟音は何だ?」ズガァアン ゴォン
ケレス「侵入者だそうだ・・・」チュルチュル
パラス「侵入者?」
ジュノー「消さなくていいのか?」
ケレス「・・・」ズ…
ベゴォ!
ケレス「」ブシャァアッ
ベスタ「・・・ケレス?」
ケレス「・・・」
ケレス「最上位戦闘員・・・グロリバース様が消された・・・!」ギッ
4人「ッ!?」
アストラエア「・・・本当なのか、それは」
ケレス「この目で見てきた・・・」グググ
ケレス「あの野郎・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ケレス「『食って』やがった・・・!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
4人「!?」
ベスタ「ま・・・マジかよ・・・!」
パラス「へぇ・・・」ウズッ
ベスタ「・・・そういやお前、戦闘民族だったな」
ゲリュガンシュプ『おい』
5人「」ピクッ
アストラエア「ゲリュガンシュプ様?」スック
ゲリュガンシュプ『ああ。メルザルガルドの感覚にアクセスするまで時間がかかるからな。同時進行で君達にアクセスした』
ベスタ「勝手に脳に侵入するのやめてほしいッスね・・・入るならノックくらいしてほしいッス」
ゲリュガンシュプ『ノック?しようと思えばできるが・・・そんな暇はない』
パラス「・・・『侵入者』のことですか?」
ゲリュガンシュプ『ああ。・・・グロリバースが殺された。メルザルガルドと俺で侵入者の片割れを潰す』
ベスタ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ベスタ「・・・『片割れ』?」ピク ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ベスタ「ゲリュガンシュプ様・・・まさか、侵入者は『複数』いるんスか?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ゲリュガンシュプ『・・・その通りだ』
ゲリュガンシュプ『侵入者は2人。そのうち1人は俺とメルザルガルドで・・・』
ゲリュガンシュプ『残るもう1人を・・・君達全員で潰してほしい』
パラス「納得がいきませんね・・・」
パラス「このパラス、一対一で決闘をし、その侵入者を地獄の淵に沈め――」
ゲリュガンシュプ『駄目だッ!』クワッ
ゲリュガンシュプ『グロリバースが殺された相手だぞッ!!自分1人で何かをしようと考えるなッ!!』
パラス「申し訳ありません・・・」
ベスタ「怒鳴らないで下さいよ・・・頭が割れますから」
ゲリュガンシュプ『・・・』
ジュノー「分かりましたよ・・・全員で始末致します」
ゲリュガンシュプ『頼むぞ。メルザルガルドにアクセスできたから、俺はここで』ヒュポッ
5人「・・・」シィイーーーーーーーーン…
ジュノー「消す侵入者は・・・どちらでも・・・」
ジュノー「いいようだな」ジャガッ!!
ベスタ「そーみてーだなァ。見っけたら・・・即殺りでいいっしょォ」
パラス「」ジャギィン!!!
パラス「・・・フム」ガシャッ
ベスタ「・・・いっつも思うんだけどさァー、骨を手から出して痛くないの?」
パラス「貴様こそ、そんな重い体は不便だろう」
ベスタ「じょーだん、じょーだん」
ベスタ「およ?」
スタ… スタ…
ベスタ「来ちまったみてーだぜェ・・・」
スタ スタ スタ スタ
ケレス「ほう・・・」ジャコッ
ボファッ
アストラエア「・・・スピードなら私がBESTだ。私の足を引っ張るなよ」
ジュノー「そうかい・・・アンタとは、一回速さ比べをしてみたかったんだ」ピシ パキ
ジュノー「もちろん、『野生』の時でな」ペロォ
スタ スタ スタ スタ…
ザッ!
カーズ「・・・」
カーズ「何だァ貴様等は?・・・いや、聞くまい!想像できるわ」ス…
ジャキイイッ!
ブウウウウウウウウウウウウウン
ベスタ「ヘェエーーーーーーーーーーーーーーッ!!腕から出た剣が光りはじめたぜッ!こいつぁスゲエ一発芸だなァア~~!!」
パラス「ベスタ!敵を侮辱するのもいい加減にしておけ!!」ギロッ
ベスタ「へーへー」ポリポリポリ
ベスタ「んじゃァ、掛かってきなよォォ!フンドシィィイイ!!FUCK!!」シビッ
パラス「」ブン
ベスタ「ぐげッ」ドゴオオ!!!!
パラ… パラ……
ベスタ「痛ッてェエ~な~!!!!パラス!!!」
パラス「敵を侮辱するなと言ったはずだ!!」
ベスタ「テメェ~ッ!踏み潰してやろォオ~かァアア~~~ッ!!」ダン!!
ケレス「ベスタ!こんな時に仲間割れをするんじゃあないッ!パラスが正しい!」
ベスタ「て、てめえまでケレスッ!」
ケレス「敵を見下し、アゴを前に突き出しているとそいつは敗北する。アゴを引き、相手を正面から捉えろ」
ベスタ「・・・チッ」
ジュノー「じゃ・・・」ピキピキ
ジュノー「タイミングはアンタが決めろ・・・ケレス」コキッ コキコキッ
ケレス「いいのか・・・ジュノー」
ジュノー「ああ。俺もそろそろ・・・」ピキッ カカカカッ…
ジュノー「理性が消し飛びそうだからなァ」ピシピシピシ
カーズ(・・・だいぶ名前が分かってきたな)
カーズ(あの露出度の高いチビがベスタ。筋肉質の3mはありそうな腰に布を巻いただけの大男がパラス。シーザーに似た姿をしているのがジュノー)
カーズ(2m近い身長で、襟で口が隠れている男がケレス。あと1人・・・いや1匹か?触手生物の名前が分からんな)
カーズ(何にせよ・・・5人全員でかかると、グロリバースよりも厄介かもしれんな)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
5人「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
今日はここまで。
5人の名前は初期に発見された小惑星の名前を使っています。
ケレス「」パチン
アストラエア「」バッ!!!
パラス「」バッ!! ジャガ!
ベスタ「ケヒヒッ」シュバッ!
ジュノー「ウガァアッ!!」ブンッ!!
カーズ「」シャッ
ズババババッ
アストラエア「がばッ」スバ ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
パラス「ア、アストラ・・・」ピシッ
パラス「!」バラッ
ケレス「!」
ケレス「退け、皆!」
3人「!!」
シュバッ
ズザザザザ
4人「・・・」
カーズ「フン!」シャキィ
アストラエア「」ドク ドク…ドク ドク…
アストラエア「」ピク ピク
ボドッ
シィイイーーーーーーン…
アストラエア「」
カーズ「弱い。どうやら雑魚が配属されていたようだなァ」ガシャッ
パラス(あの剣・・・)
チラ
パラス(・・・俺の拳から突き出たハンド・ソード。別名『抽出する中手骨』がいとも簡単に切断されるとは・・・)
パラス(あの剣、俺と同様に骨を使っている。しかも、それだけではない)
パラス(剣のエッジはただの鋭いカッターではない。動いていた。高速で動いていた!サメの歯のような形の細かい!微小な!しかも鋭い刃がエッジの部分を滑るように走っていたのだ)
パラス(この一個一個が複雑な光の反射をし、奴の剣はあたかも光を発しているように見える!!)
ジュノー「KUAAAAAA・・・!!」ピシピシ パキ
ケレス「!」
ジュノー「ケレスゥゥゥウウ・・・もう我慢できねェェェエエエ・・・!!」ピシピシ パキパキ
ジュノー「既に第2形態だがよォォオ・・・これじゃあまだヤツには勝てねェッ!!」ピシピシ
カーズ(・・・いつの間にか爬虫類と人間の中間のような姿になっている・・・これが第2形態かァ?)
ケレス「・・・」
ケレス「」フゥ
ケレス「いいだろう。『許可』する」
ジュノー「」ニヘッ
ジュノー「その言葉を待っていたァァ」ガパァ
ビシビシビシ!!! バキバキバキ!
ジュノー「KUAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」バグァアアッ!!!
ギャルン!!!
ガジャラララララララララァァァアア…
カーズ(尾?)
ジュノー「フーッ、フーッ、フーッ・・・フッ!」
ジュノー「GOORRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR・・・」カァパパパパパパ
カーズ「・・・」
カーズ「クリーチャーが・・・」ガシャン!
ベスタ「もういいんじゃあないのォ?ケレス」
ケレス「ああ・・・」スッ
ケレス「」パチン!
4人「」バッ!!!
カーズ「」シャッ!!!
ジュノー「キシャァァァアアーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」ダンッ
ジュノー「」バンッ!!!
カーズ(天井に・・・)
ケレス「」ボファァァッ!!!
カーズ「!?」
ケレス「」ギュンッ!!!
カーズ(速い!)
ケレス「」ブンッ!!
カーズ「」ハッ
カーズは理解した!ケレスの肉体の構造を!!!
ケレスの体表には穴があった。噴出孔である!では、一体何を噴出するのか!
蒸気!!高圧、高熱のスチームである!!体内で100気圧(圧力鍋の40倍)もの圧力を加え、一気に噴射するのである!
後方からスチームを噴射することで加速!!前方から噴射することで急停止!!無論、後方へ高速移動、急停止することも可能である
さらに、スチームを直接当てて仕留めることすらある!100気圧の場合、水の沸点は309℃!まともにくらえばたんぱく質は崩壊!
ケレス「」ギュオオオオオオオオンッ!!
カーズ「何と・・・ッ!」
ケレス「この速度に加え、この温度!!くらってくたばれェエッ!!!」グオオオオオオオ
カーズ「」バッ
ベスタ「あの野郎、不用意に手を出しやがったぜッ!俺らが出るまでもなかったなァ!!ケヒヒ!」
ベスタ「ケレスのパンチ!体内で309℃の水が発生してんだぜェーーーッ!!拳だって300℃以上あらァアアーーーーーーッ!!!」
ベスタ「それを手で止めるなんてなァ!!手が使い物にならなくなるだけだぜェッ!ま!顔面にくらって脳の水分が沸騰するよりは・・・」
カーズ「」パァッシィィイイ
カキィイーーーーーン
ケレス「!!」
ベスタ「!?」
ケレス(こ・・・こいつ!腕が凍っている!?)
カーズ「フフフ・・・」ピシピシ パキパキ
カーズ「腕をこうしてキャッチされた今!もうただの温度比べよ!」シューシュー
カーズ「よォく見ろォォ!貴様の拳をォォッ!!」
ケレス「何・・・!?」
サッ
カキィィイイーーーーーーーン
ケレス「こ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ケレス「凍っている!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「名付けてェェェ・・・気化冷凍法!腕の水分を一瞬にして気化させ冷凍したッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ケレス「何・・・だとォォ~~ッ!!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ケレス「う・・・ッ!」ピシピシ パキパキ
パラス「」ジャキィ!!
カーズ「」ハッ
パラス「」ブンッ!!!
カーズ「うおおッ」バッ
ザン!!!!
ビシビシ バガァッ
カーズ(床を切り裂いた・・・!何百mにわたってヒビが!)
パラスは、自らの骨を武器に使用するバトルスタイル!背骨を抜き、それを刀として使った!!
背骨はいくつもの骨が連結して構成されている。しなやかさは抜群!!バックボーン・サーベル、別名『撃墜する脊椎』!!!
カーズ(だが!着地とともに奴の首を切断・・・)
ジュノー「KUAAAAAAAAAーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」バシュウウウウ
カーズ「何ッ」ギュルギュルギュルギュルギュル
バシィ!!!
カーズ「ぐうッ」グイイイッ
ジュノー「」パシイッ!
ジュノー「KUAAAAAAA・・・」ジャララララララ…
カーズ(こいつ・・・完全に!爬虫類のような姿になっている!!いや、爬虫類と言うよりは昆虫!?節足動物か!)
ジュノー「」ガパッ
シュボ!!!
カーズ「!」サッ
ガッチィイーーーーーーン
カーズ「・・・」
シュポッ
カーズ(危なかった、とっさに首を傾けなければ頭部を破壊されていた!まァ、破壊されても今はどうもないのだが・・・)
カーズ(深海王のような体内ウツボか?いや・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ(インナーマウスか!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ(インナーマウス・・・ウツボはサンゴ礁に生息する獰猛な捕食者だが、獲物を水流を利用した吸引力で吸い込むことができない)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ(しかし、インナーマウス・・・咽頭顎という第2のアゴ!これを筋肉の収縮によって第1のアゴから一気に射出する!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ(これで獲物を仕留める!この生物にとっても咽頭顎は攻撃手段!敵の体を貫通させ、一撃で絶命させる武器!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ジュノー「ウシャァァアアアア・・・・・・」ジャラン
ガパァァァア…
カーズ「・・・貴様が尾でこのカーズを拘束し、永遠に放さないというのであれば・・・こちらも手がある。逆に利用してやろう」
カーズ「」コオオオオオオオオオオオオオオ…
バリバリッ バリバリバリッ
ジュノー「?」コルルルル フキュウウウウウウ
カーズ「波紋!!」バリバリバリバリ
ジュノー「!!!」バヂバヂバヂバヂバヂ!!!!!!!
ジュノー「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」バリバリバリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!
ジュノー「GUAA・・・A・・・」グラァ
カーズ「」ヒュ
ザクウウウッ!!
ジュノー「」ドサッ ボドッ
ジュノー「」ドクドクドクドク…
カーズ「これで2匹」スタッ
ベスタ「ウ・・・ウソだろォォォオ~~!第3形態のジュノーが・・・殺されるなんてッ!」
パラス「・・・」ガキッ ビシィッ
パラス「面白い!!!」ガイイイイイイン
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
パラス「『試練』は『強敵』である程よい・・・如何なる相手であろうと正面から向かい撃ち撃滅する」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「ほう・・・」
カーズ(ワムウに似ている)
ワムウ『俺は貴様のナイスファイトを期待するぞJOJO・・・!!』
ワムウ『受けた『傷』も我が肉体!今までの『ダメ ─ジ』も我が能力!全てを利用して勝利をつかむッ!!』
ワムウ『俺の前で決闘を侮辱するなJOJO!』
カーズ「純粋な決闘者か・・・」
カーズ「いいだろう!3人まとめてかかってくるがよいわァッ!!」
3人「」バッ!!
カーズ「」ダンッ!!
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ケレス「うッ」パキィーーーーーーーン
ケレス「また凍ッ・・・」ピキピキ
ケレス「た・・・」ガッシャァァァアアアアアアン
パリン パリンパリン カシャン パリン パラパラ
カーズ(あと2人)ギン!
パラス「ケレ――」
カーズ「RRRRRRRRRRYYYYYYYYYYEEEEEEEEEE!!!!!」ダッ!!
パラス「ヌウウ!!」ジャキ! ブンッ
カーズ「」ブンッ
カイイイイイイイイイイイイイン
ギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリ
パラス「!」ギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリ
パラス「う・・・!」ギャリギャリギャリギャリ
ギャリギャリギャリ
スパァアッ
ギャン!!!
パラス「くッ」ブンッ
カイイイイイイイイン
ギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリ
スパァアッ
カイイイイイイイン
ギャリギャリギャリギャリ…
パラス「こ・・・このままではッ」
ベスタ「何やってんだパラスッ!」ゴババァ!
カーズ「」シュル…
血管針「」ギュン!!!
ベスタ「うごッ」ザクザクザクッ!!
ベスタ「」ドサッ
パラス「ベスタ!」ギャリギャリギャリ
スパッ
パラス「くッ・・・」バッ
カーズ「ほう!体をそらせ我が輝彩滑刀を回避するかァッ!だが、できるかな?それが・・・」グオオオオオオ
カーズ「いいや!できんな・・・できてたまるかァッ!もう遅いッ!回避不可能よォッ!!!」グオオオオオオ
パラス「くううッ」グオオオオオオ
グオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ギャリッ!!!
カーズ「!?」
カーズ(何だ今の音は!?明らかに肉に刃が当たったものではない!!)
バイイイイイイイイン
カーズ「・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ(輝彩滑刀が弾かれた・・・ッ)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
パラス「・・・フゥゥウ~~~~ッ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
パラス「間にあったな・・・鎧の『構築』が」ピキ…ピキキ… ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「鎧・・・!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
パラスの体を構成する細胞は、脳細胞などを除けば全て骨細胞に近い
骨細胞は内部でコラーゲンを作りだし、細胞の外へ排出する
排出されたコラーゲンはリン酸カルシウムと結びつき、強固な物質と化す
人間の骨というのは、この物質の中に細胞が埋もれているという状態である
そして、パラスは全身でこの物質を作ることができる
つまり、体に骨と同じ成分を身にまとうことが可能!すなわち鎧!!
カーズ(し・・・しかも!垂直であれば輝彩滑刀に切断されてしまうため、浅い角度で!刃が弾かれるように・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「しかし、垂直に斬れば――」
ベスタ「ヘェ・・・?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ベスタ「」バッ!
カーズ「くッ、生きていたか!!」ダッ
グニョン
カーズ「!?」
ベスタ「」ズモモモモォォォォォォォォォォオオオオオッ!!!!!
カーズ(腕が伸び――)
ダァアアアアン!!!
カーズ「・・・!」ギチギチギチギチ パラ…
ベスタ「危なかったねー、パラス?」
パラス「・・・フン」
ガシィ!!
ベスタ「・・・およ?」
カーズ「」グググググググ…!!
ベスタ「あーあー、そんな引っ張んなって。痛い痛い」グググ
カーズ(こいつ・・・生半可な力では引っ張っても動かぬ・・・!!)
カーズ(パワーがあるのか!?それとも・・・)
カーズ(・・・あるのは『体重』か?)ドクンッ
ベスタ「ヘーン・・・じゃあ」バチチッ
ベスタ「相手してやろーじゃん?」ズモッ!
ゴボッ!! ボゴボゴボゴボゴボゴォォォォオオオ ズモモモモモモ
ボゴゴゴゴ!! ゴボゴボォ ズズズズズズズ
カーズ「な・・・」ズモモモモモモ
カーズ「何が・・・起きている・・・」ゴボゴボボオオ ググッググググググググググ
パラス「これが・・・ベスタの本来の姿だ」
ベスタ「」ゴキン! ゴキン!
ベスタ「」ズン…
ベスタ「・・・やァ」ズンッ
カーズ(でかい・・・全長30mはあるか!?犬?ワニか?)
ベスタ「じゃあ一気に・・・」ガパァアアア
ベスタ「いただきまァァァァアアアアす!!!!!」グァバァァァアアア
カーズ「」ヒュ
ズバァアアッ!!!
…ゴドォォオオオオン
ベスタ「・・・あ?」
パラス「!」
パラス(下アゴがない!?)
ベスタ「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
ベスタ「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアオオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」ブシュウウウウウウウウウウウ
カーズ「」スタッ
カーズ「不用意に巨大化するからだ、マヌケがァッ!!」
ベスタ「アアア・・・アアアアアアアア・・・!!!」ドクドクドクドク
カーズ「さて」クルリ
カーズ「いつの間に上がってきたのか・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
パラス「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
パラス「」ダンッ!!
カーズ「ムンッ!」バッ!
シュガガガガガガガガガガッ ガイン バガッ! ガスッ
ドカッ シャキィン ガキッ ガスッガスッ ゴッ
パラス「」ドガガガガガガガガガガガガガガガ
カーズ「」ドガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
パラス「ヌウ!」ドガッ ガッ ガッ
パラス「あッ」ボゴオオッ
バラバラバラ
パラス「腕が・・・!!」
カーズ「もらったァッ!!」ブンッ
パラス「」ハッ
ドッガァァァアアアアアア!!!!!
パラス「」ビシビシ ビキィィッ
パラス「」バラッ
パラス「お・・・」バラバラバラ
パラス「ひ・・・久々に・・・満足なる・・・闘いだった・・・」バラバラバラバラ
パラス「お前の・・・名を・・・聞か・・・せ・・・」バラバラバラ
カーズ「・・・」
カーズ「・・・カーズだ。あと数秒しかない貴様の命に、名を刻みつけておけ」
パラス「カー・・・ズ・・・」バラ
パラス「俺の生きがいは・・・自分に匹敵する・・・強さの・・・持ち主と・・・闘う・・・ことだった。お前は・・・俺よりも・・・もっと、ずっと強いが・・・」
パラス「楽しかったぞ――」ヒュウウウウウウウウウウウウウ…
ゴッ
バックァァァァアアン…
カーズ「・・・」
カーズ「ワムウ・・・」
ジワ…
ポロッ
カーズ「・・・」ツー…
ベスタ「テメェェェェェェエエエエエエエエーーーーーーーーーーーッ!!!!!」ブンッ
カーズ「!」ドンッ
バッ
カーズ「」ズザザザザザザ…
ベスタ「許せねェエエッ!!よくも俺の仲間をッ!!!」ガル
カーズ「フム・・・」
スック!
カーズ「1つ忠告しておく・・・貴様、そこから動かない方がいいぞ」
ベスタ「ァア?どーゆーこったァコラァァアアアア!!!!!」ズン!!
ピィイイ…イイイイン
ベスタ「?」ギョロン
ベスタ「・・・」
ベスタ「・・・気のせいか」
ベスタ「ブッ殺す!!!ボロ切れと化せェェェエエーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」ダンッ!!!!!!!!!!
カーズ「・・・フー、やれやれ」
ズバッ
ベスタ「・・・え?」
ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッッッ!!!!
ベスタ「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッ!?」ブジュウウウウウウウウウウウウウ
カーズ「脚を1本斬った・・・ブレーキが利かず、バランスも崩れ!」
カーズ「貴様は『倒れ込む』」
ベスタ「な・・・!!」ズルリ
ズバババババババッ ズババッ ズバッ
ベスタ「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
ベスタ「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!オオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」ブシュウウウウウウウウ
ドザァァァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアンン…ンンン…ンン…ン……
ベスタ「き・・・貴様ァァァァアアア・・・」ズバッ ブシュッ!
ベスタ「い・・・一体!この俺に!」ピシュン ピシュン ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ベスタ「何をしたァァアーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「ワイヤートラップだ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「クモの糸ってあるよなァ~?アレは、同じサイズの鋼鉄の5倍の強度、ナイロンの2倍の伸縮性を持つ・・・」
カーズ「特に!ダーウィンズ・バーク・スパイダーというクモ!幅24.4mの巣を張ることもある・・・鳥やコウモリすら巣の餌食とする」
カーズ「同じ質量であれば鋼鉄よりも頑丈ッ!ケブラー繊維の10倍以上の強度を誇るッッ!既に米軍では防御力を高めるためこの糸を装備に応用する動きもある・・・」
カーズ「このカーズはこの世の頂点!さらに頑丈に糸を作ることができる!そして同時に『波紋』も流したッッ!!」
ベスタ「は・・・波紋・・・?」
カーズ「そうだ!波紋エネルギー!波紋の呼吸よォーーーーッ!!」
カーズ「糸の切れ味に波紋による破壊エネルギーをプラスした!波紋は本来破壊を目的としたエネルギーではないが・・・」
カーズ「このカーズの波紋であればッ!対象の肉を液体化させ!さらに気化させられる!!気化させられるのだッ!!」
カーズ「フッフッフッ・・・現に貴様にも波紋傷が上っていくぞォォ・・・」
ベスタ「・・・」シュー シュー
カーズ「タネ明かしは終わりだ。どうだァ?理解できたかァァ?」
ベスタ「」シュー シュー シュー
カーズ「・・・もう死んでいたか」
カーズ「貴様等5人、あの世で心配しなくてもよい。死体の処理は俺がやっておこう・・・あの世で一緒に仲良く永遠の時を過ごせ」
ズブズブズブ ズズズズズ…
一方、地上 数分前
ゲリュガンシュプ『おい、メルザルガルド!』
メルザルガルド「!」ドゴォ バギョ ズガガガッ バギィ
メルザルガルド「ゲリュガンシュプか!」ドゴォォォオオオオオオオッ!!!!
ゲリュガンシュプ『ああ。メルザルガルド!一度船に戻れ!!侵入者を消すのが先だ!!!』
メルザルガルド「クソが!そうしたいところだが、こっちはこっちで相手がしつこくてなァァァアッ!!!」ドォン バギン ガイン ズガァアッ
ゲリュガンシュプ『何だと!?お前を苦戦させる程の生命体が地上にもいるのか!?』
メルザルガルド「苦戦と言う程ではない!!船の状況を教えろッッ!!」ドギャッ ビシュ!
バング「」シャッ!
メルザルガルド「チッ」ベシャァ!!
ゲリュガンシュプ『船は落ちはしないが、戦闘員は7割以上殺られた。グロリバースもな』
メルザルガルド「!?そうだ、お前船からこいつらに集中砲火浴びせてやれッ!!」ベギョア メメタァ
ゲリュガンシュプ『俺はそれどころじゃあないんだ、砲撃は下位戦闘員の仕事だろ』
メルザルガルド「俺も今は船に戻れない状況にある」ボグァ! ベギョン
ゲリュガンシュプ『・・・では俺が砲撃手に伝えておく。集中砲火に巻き込まれて死ぬなよ』
メルザルガルド「ちょっと待て!お前、一回この星に降りて手伝え!その方が早そうだ」ドグチア ベグァ
メルザルガルド「・・・おい!ゲリュガンシュプ!?」ビシュシュシュシュシュ
メルザルガルド(チッ・・・アイツ、焦ってるのか?)ビシン ボシュッ
メルザルガルド(・・・それだけの侵入者ということか)
ドガガガガガガガガガガガガガガガ
ゲリュガンシュプ「ボロス様、作戦を変更致します」
ボロス「・・・ほう?」
ゲリュガンシュプ「下位戦闘員に連絡し、メルザルガルド付近を集中的に爆撃します」
ゲリュガンシュプ「そして、準最上位戦闘員の生き残りと私、そして帰還したメルザルガルドでもう1人の侵入者を消します」
ボロス「そうか・・・?」ス
ゲリュガンシュプ「?」
ボロス「もう、準最上位戦闘員は皆殺しにされたようだが」
ゲリュガンシュプ「ッ!?」
カーズ『』ペロォ…
ゲリュガンシュプ「あの男ォォォ・・・!!!」ギギギ
バトルドロイド達「」ガシャッ!
カーズ「!」
バトルドロイド達「」ジャキッ!
ジャキジャキジャキッ!!!
カーズ「機械など相手になるかァッ!!!」ダンッ!!!
バトルドロイド達「」ビシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュ
カーズ「光線銃か・・・確かに実弾より回避は困難だ、だが!!」
サッ サッ
カーズ「貴様等1体1体の行動が単純すぎるのだよォオッ!!銃口の向きと視線さえ見れば!!」バッ
カーズ「簡単に対処できるッ!!」ズバババババッ
バトルドロイド達「」ウィィィイイイイイ…
イ,イ…イ…イ……イ………
バトルドロイド達「」バラッ
ガシャガシャガシャガシャァァァン
カーズ「フン」
カーズ(機械の兵隊か・・・大量生産できるし、このような兵は便利であろうなァ・・・)ガシャ
カーズ「・・・くだらぬ」ポイッ
バトルドロイド「」グワシャ
『侵入者に警告する!』
カーズ「!」
サイタマ「・・・」
『即刻破壊行動をやめ退去せよ!警告する!!』
サイタマ「何だこれ」
サイタマ「頭ん中に直接声が入ってくる」ホジホジ
『退去せよ!!!さもなくば全戦力を挙げ貴様等2人を殺す!!!』
『聞いているのかハゲ頭!!貴様だ!!』
サイタマ「う、宇宙人にハゲの概念があるのかよ!!」
『黙れ!!』
カーズ「・・・」
『そこの長毛の男もだ!貴様にも言っている!!』
サイタマ「つまりお前はこう言いてーんだろ?」
サイタマ「『お前ら酔っ払いは邪魔だからお家に帰りなさいね』ってこったろ?」
『・・・なぜ酔っ払いという比喩表現を使ったのかは謎だが、概ねその通りだ』
サイタマ「そっか。でもさァァー」
サイタマ「帰れったって迷っちまってよォォ~出口が分かんねーしよ」
『・・・そうか、ならば誘導しよう』
『まずはそこから右に曲がって突き当りの階段を上がれ』
『長毛の男は逆に動け。脱出口は別になるが・・・左に曲がって突き当りの階段を上がれ』
サイタマ「」ニヤ
カーズ「」ニィ
サイタマ「じゃあ左に進もーッと・・・ヘヘヘ・・・」
『ま!待て!貴様よくも!!ちょ、ちょっとォ!!!!』
カーズ「うろたえたな?うろたえたなァ貴様?」
『そ、それがどうした長毛の男ッ!!』
カーズ「サイタマ・・・そこのハゲの男も、俺と同じ判断をしたようだなァァ・・・クックック」ニヤニヤ
『うおおおおお前らァァアーーーーーーーーーーーッ!!どこまでも腐りきってやがるゥゥウウウウウ』
サイタマ「」タタタタタタタ
カーズ「」タタタタタタタ
『ままま待てそっちはまずい!分かった!俺が悪かった!!そっちに行くからちょと待っててください2人とも!!』
2人「」タタタタタタタタタタタタタタ…
カーズ「」ダンッ!!!
サイタマ「」ダンッッッ!!!!!!!!!
『ああああああああやめてえええええええええええええええええええええええええええええ』
グオオオオオオオオオオオオオ…
ブンッッ!!!!!
ビシィィイッ
ドッグァァァアアアアアアアアアアアン
『あああああああああああああ扉がああああああああああああああああああああああああああああああああああああ』
ドドドドドドドドドドドドドドドド…
サイタマ「」バァッ
カーズ「」バァッ
スタッ
スタッ
2人「」サッ
ボロス「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
サイタマ「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ゲリュガンシュプ「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ボロス「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ドドドドドドドドドドドドドドドド…
サイタマ「」バァッ
カーズ「」バァッ
スタッ
スタッ
2人「」サッ
ボロス「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
サイタマ「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ゲリュガンシュプ「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ボロス(この惑星の代表か・・・両者とも、測り知れないエネルギーを感じる・・!)
ボロス「・・・まさか短時間でここへ来ようとは。せっかくのバトルドロイド達も皆破壊されたようだな」
ボロス「まあ、ただの大量生産された代物でしかなかったが・・・ようこそ我が船へ」
サイタマ「てめーがインベーダーの親玉か」
ボロス「」スゥウ…
スタッ
サイタマ「よくもA市まるごとブッ壊してくれたな」
ゲリュガンシュプ「 お い 」
ギュン!!!!
カーズ(石!?)
サイタマ「うわ!?」ス
ババババババババババババ
ドドドドドドドドドドドド
サイタマ「何だ?瓦礫が飛んできた・・・」
ゲリュガンシュプ「我々の船で随分ナメた真似をしてくれたな・・・!」
ゲリュガンシュプ「貴様は宇宙一の念動力使い・・・ゲリュガンシュプが挽き肉にしてくれる!!」
サイタマ「念動力?超能力か・・・」
ズアアアアアア…!!!
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!
ゲリュガンシュプ「くらえ!!念動流石波ッッ!!」ギュオオオオオオオッッッ!!!!
ゲリュガンシュプ「くたばれ地球人ッ」ボッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!
ギュアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!
カーズ「」ヒュ
ビャギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ!!!!!!!!
カーズ「」パラ…
ゲリュガンシュプ「!」
ゲリュガンシュプ(何だと・・・!?超高速で撃ち込んだ瓦礫を・・・全て切断したッ!?)
ゲリュガンシュプ(しかも瓦礫はさらに高速でジャイロ回転していた!!しかもそれを――)
チラッ
ゲリュガンシュプ(綺麗に真っ二つにッ!!)ズッギャァァアーーーーーーーーーーーーン
カーズ「サイタマ。貴様はそこの頭領と闘いたがっていたなァ・・・」パラパラ
カーズ「俺はこのタコを狩る!好きにソイツと対戦していろ」ザッ
ゲリュガンシュプ「・・・」
サイタマ「・・・いいのか?」ワクテカ ワクテカ
カーズ「ああ。・・・俺がタコを倒し、時間が有り余るようであれば手伝うがなァァ」ニヤ
サイタマ「いや・・・別にいらねーぜ、そんな助けは」ワクテカワクテカ
カーズ「そうか」スッ…
カーズ「じゃあ、今日の晩飯にでもなってもらおう・・・」
カーズ「タコ」ジャキィイイン ニィィイ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ゲリュガンシュプ「粋がるなよ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
今日はここまで。
バトルドロイドのくだりは終わってからもっと書きたくなった・・・orz
金属バット「体ん中にあるコアをブッ壊しゃあ、それが急所だ!あと頭2つ!このままゴリ押しでいける!!」
メルザルガルド「・・・」クイ
メルザルガルド2「そろそろか」
メルザルガルド5「船、砲撃、来る」
お家帰りたい星人「ポチッとな」ポチ
ポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ
砲弾「」ギュィィィィィィィィィィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイ
アトミック侍「上ッ!?」
メルザルガルド2「終わりだ」イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
メルザルガルド4「回避、不可、即死」イイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
タツマキ「」スウウウウウウ…
キン!!!
砲弾「」ピタ
砲弾「」ク…クク…
バング「なんと!」
プリズナー「止めた・・・!」
タツマキ「どいつこもこいつも私がいないと駄目ね!雑魚一匹に手間取ってるし・・・もう1回C級から出直したらどうかしら!」
クンッ
砲弾「」ギュルッ!!!
お家帰りたい星人「あ・・・れ・・・何だこれ・・・・・・」
タツマキ「砲弾お返しするわ」ヴォッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュキュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンン
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!
ズズゥウウウウウン ドオオオオン ズウゥン ドドォオオン
お家帰りたい星人(お家帰りたい)ズズウウウン バグァァアン ドォオオオン
ズガァァァアアン ボグォォオオオン バガァァアアン ズバァァアアアン
カーズ(船が多少揺れている?)バッ シュバッ
カーズ(・・・協会から反撃があったか)シュガガガガガガガガ
ゲリュガンシュプ「」バッ! ギャル
瓦礫「」シュガァァァアアアアアアアアアアアアアアアアア
カーズ「・・・」アアアアアアアア
カーズ(足元の瓦礫が・・・回転している)アアアアア
ゲリュガンシュプ(1つ1つの瓦礫で貴様の体を削りとってやるッッ!)
ゲリュガンシュプ「」ギュン!!!
瓦礫「」ギャロン!!!
瓦礫「」ギャオオオオオオオッ!!!!!
カーズ「」タンッ!
瓦礫「」シュシュシュン
ゲリュガンシュプ「かわしても無駄だッ!」ギャン!
瓦礫「」ドドドドドドドドド
ギュンッ!!!
カーズ「!」
ゲリュガンシュプ(下から襲い掛かりかわされた瓦礫は、今度は上から襲撃する)
ゲリュガンシュプ(しかも、床に落ちている瓦礫が新たに武器となり・・・)
瓦礫「」ヒュボボボッ!!
ゲリュガンシュプ「上と下からの同時攻撃ッッ!!当たれば貫通ッ!!」ドン!!!
カーズ「」シバッ
シルシルシルシル
ゲリュガンシュプ「!」
ゲリュガンシュプ(糸?)
カーズ「」コオオオオオオオオオオオオオオオ…
バリバリバリバリ!!
カーズ「プラスの波紋ッ!!」バリバリバリバリ!!!!
瓦礫「」ギャッ!!
ドギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!
パラ パラ…
ゲリュガンシュプ「・・・」
カーズ「」ブンッ
糸「」シビィィイッ!!
ゲリュガンシュプ「う」バシュッ!
ギチッ…
ゲリュガンシュプ「・・・こんなものッ!!」
キン!
糸「」ブチッ
ゲリュガンシュプ「フン!」
ゲリュガンシュプ「」ハッ
カーズ「」グオオオオオオオオオオ…
ゲリュガンシュプ(な・・・!)
ゲリュガンシュプ(糸を巻きつけ、切断させている間に距離を・・・ッ!)
カーズ「」ヒュ
ゲリュガンシュプ「」キン!!
カーズ「!」ドッゴオオオッッ!
カーズ「」ズザザザザザザザザ
カーズ「・・・」
カーズ「?」シュー シュー
カーズ「何だ・・・?手が・・・」シュー シュー シュー
ゲリュガンシュプ「フフ・・・フフフフフ・・・」
カーズ「!」
ゲリュガンシュプ「『詰み』だ」オオオオオオオオ…
カーズ「・・・」
ゲリュガンシュプ「分子が振動すると、熱が発生する。その振動を――」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ゲリュガンシュプ「強めたのだ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「・・・!」ジュー ジュー ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ゲリュガンシュプ「しかし強いな・・・そろそろ1000℃近くだと思うが」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ゲリュガンシュプ「しかし!もっと加熱させてやろうッ!!」キュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
カーズ「・・・!!」ボゴボゴボゴボゴォォオオ
カーズ「くお・・・ッ!!」ゴボゴボゴボオォオオオオオ
ゲリュガンシュプ「フフ・・・」ボジュウウウウウウ ブジュウウウウウウウウウウ
カーズ「!」ドロッ
カーズ「何・・・」ドロドロドロ
カーズ「融けて・・・!」ドロドロドロドロ
ゲリュガンシュプ「あーあーあー」バシャッ
カーズ「・・・!!」ジュウウウウウウウウウ…
ゲリュガンシュプ「大分液体になったなァ!!」
ゲリュガンシュプ「」キン!
瓦礫「」ガラッ
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ(で・・・でかい・・・!!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ゲリュガンシュプ「これにて・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ゲリュガンシュプ「 決 着 」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「貴様・・・」
カーズ「まだ『気づいて』いないのか?」ドォーーーーン
ゲリュガンシュプ「?」
カーズ「さっきから続く地上からの砲撃で・・・この宇宙船は傾き始めている」
ゲリュガンシュプ「・・・だから?」
カーズ「貴様の方にだ!貴様の方に傾いているのだッ!!」バシャ
カーズ「考えても見ろ・・・液体は!上と下、どちらに流れるッ!?」
ゲリュガンシュプ「何・・・?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「貴様が融かした俺の体は・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ 「
カーズ「貴様の方へ流れ・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「冷えて凝固し!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「復活するッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
腕「」ジャキッ
ジャキィイイイイイイイ…
ゲリュガンシュプ「・・・!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ゲリュガンシュプ「くそォ、防御――」ヒュ
ザグッ
ゲリュガンシュプ「か・・・」ググググググ
ゲリュガンシュプ「」ピシ ピシ ジュンジュンジュン
カーズ「・・・その様子を見ると」
カーズ「どうやら腕を凍結させて止めようとしたようだなァア・・・」ペロリ
ゲリュガンシュプ「・・・ッ!」ギギ…ギ…
カーズ「逆効果となったようだがなァァ・・・フフ、徐々に体が凍りついているぞォ!」
ゲリュガンシュプ「く・・・ッッ」ピキピキ ピキ
カーズ「振動で加熱すればいいのだろうが・・・もう脳が大分冷えてしまったかァ?超能力も満足に使えまい」
ゲリュガンシュプ「き・・・」ギギギギ
ゲリュガンシュプ「さ・・・!!」ギギギギギギギ
カーズ「逆にッ!こっちの体はほぼ回復した・・・諦めろ!」ズズズズズ
ゲリュガンシュプ「」ギギギギギギギ
カーズ「しかし、貴様の操作する瓦礫・・・素晴らしい破壊力と速度だったなァ・・・誉めてやろう」ズズズズズ
カーズ「念動力か・・・欲しいものだなァ」ズズ
カーズ「さて!」ズリュン
カーズ「死の忘却を――」スゥゥゥウウウウ…
カーズ「迎え入れろ」ヴォッ
ガッシャァァァァァァアアアアアアンン
バラバラバラ カシャン カシャ パラパラパラ…
カーズ「フー・・・」
カーズ「念動力・・・もしかすると、ヒーロー内にも同じことをできる者がいるのかも知れんな」
カーズ「ヒーロー内に『スタンド使い』はいるのだろうか?・・・・・・」
カーズ「さて、サイタマを手伝うかなァ」クル!
カーズ「!」
バトルドロイド達「」ジャカジャカジャカジャカジャカッッッ!!!
カーズ「・・・また貴様等か」ジャキ!
カーズ「もう飽きたのだッ!!」ブウウウウウウウウン
ヒュッ
ザン!!!
バトルドロイド達「」バラ
ガシャガシャガシャ ガシャガシャガシャ
カーズ「」ヒュバッ シュアッ
ズババ!!
ガシャガシャガシャ…
カーズ「!」
バトルドロイドβ「」ガシャン!
カーズ(形が違う?)
バトルドロイドβ「」カチッ
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
カーズ「ヌウッ」バグォォォォオオオオン ドドォオオオオオオン ヒュバァァァアアアアアアン
カーズ(火力が桁違いだッ!)
カーズ「だが・・・」シュ
ザン!!
バトルドロイドβ「」ウィイイイ…
グラッ
ガシャァアーーーーーーン
カーズ「破壊力はあってもスピードは大差ない・・・ただのウドの大木か」
ピッ
ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン
カーズ(・・・扉?)ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン
バトルドロイドβ達「」ザッ ザッ ザッ ザッ
バトルドロイドα達「」ザッ ザッ ザッ
カーズ「・・・」シャキン!
バトルドロイドβ達「」ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!
バトルドロイドα達「」ビシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュ!!
カーズ「」ダンッ!!
バグォォオオン ズガァァアアアン ビシュン ピシュン ボォォオオン
バング「これだけ何度も見ていればサルでも要領を掴めるわい」ズン!!
パキン
メルザルガルド「くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお・・・」ドロォォォ…
プリズナー「よし!これで全部の頭がイッたようだな!ひとまず勝利だ!!」
金属バット「・・・」
金属バット「まだでっけえ敵が上に残ってるけどな・・・エスパーのガキでも落とせなかったらどうすんだ?」ズ…ン ズズズ… ドドド…
ズゥゥウウン ドドォオン バグァァアアン シバァァアン
ボロス「」ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
サイタマ「」ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!
ボロス「」バンッ
ガウッ!!
サイタマ「」ギュン!!
ダム!!!
サイタマ「・・・」ス…
ボロス「」ヒュッ…
サイタマ「」サッ
ガァン!!!
ボロス(上へ逃げるか)ダンッ!!!
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
天井「」ピシッ…
天井「」バィン!!!
ドガガガガガガガガガ… シュバババババババババ…
ボロス「」ブンッ
サイタマ「」ヒョイッ
サイタマ「」グッ…
ブン!!
ボロス「」シャアッ!!
ドッガァァアアアア!!
天井「」バン!!!!
2人「」ビュンッ
ボロス「いい動きだッ!さすがに強いなッ!!」ブキキキキキキ
サイタマ「」スタッ
ボロス「このボロスと互角に戦える者は貴様が初めてだァア!!サイタマァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」ドウッ!!!!
ボロス「ハァアッ!!!」カッ!
ズドゴォォォォオオオオッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サイタマ「!」
ボロス「体内にある莫大なエネルギーの放出ゥゥゥウウウウウウ!!!雑魚がこれに触れれば骨すら残らんッッ!」
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
バグォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンン
オオオオ…オオ…オン…ンン…ン……
メラメラメラメラメラ パキパキパキ ボウボウボウボウ シュボーーーッ
ブワッ
サイタマ「」ヒュルヒュルヒュル
タッ…
ボロス「」ギャン!!!
サイタマ「!」
ボロス「後ろだ!!」ビュ
ゴガァッ!!!
サイタマ「」
サイタマ「」ビュン
ズガァァァアアアン!!!!
ボロス「手ごたえあったッ」
パラ…パラパラ…ガラ
フタ「」ピシ…
スパパッ
カーズ「」バッ
ボロス「!」ガラン ガラン
カーズ(何だ・・・)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ(この破壊規模は・・・ッ!?)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ボロス「友人の安否を確かめに来たか・・・しばらくはおとなしくしておいてくれ。これは俺と彼との決闘だ」
ボロス「無論・・・彼が倒れた後は貴様と闘うが・・・」メラメラメラ パキパキ
カーズ「・・・」
ボロス「かつて・・・この惑星でいいよな?ちっぽけな銀河系の割と端の方にある・・・太陽系第三惑星で・・・『究極生命体』が誕生したそうだな」
カーズ「」ピクッ
ボロス「・・・やはり本人か」シュボーッ
ボロス「『昔――。万能であったその男は、鳥と同じ生活ができ――魚と同じ所に住める――木と同じ呼吸をし――水と同じに動ける。』・・・と、こんな話を聞いた」
ボロス「俺はこの惑星をも克服した『完全生物』が、俺と対等に闘えるという予言の相手だと思っていたが・・・思わぬ幸運だった」
ボロス「候補者は2人いる!貴様と!彼だ!フフ・・・これ程嬉しいことはない。この惑星には手練れが多いようだ」メラメラ メラメラ
ボロス「貴様等2人を倒したら・・・そうだな。この惑星の主要都市を破壊して回り・・・猛者をかき集めて部下にし、対等に闘える者と闘っていこうか・・・」ボウボウ
今日はここまで。
ガラ… ガララッ
サイタマ「」ユラ…
ボロス「!」
ボロス「・・・どうやら勝敗が見えてきたな」クルリ
ボロス「過酷な環境の星で生存競争を勝ち抜いてきた俺の種族は宇宙でも随一の治癒能力を持つ。中でも俺は自然治癒能力も身体機能も潜在エネルギーもズバ抜けて優れている」
ボロス「貴様等では死に繋がるような深手も数秒あれば完治!もげた腕もエネルギーを集中させ治癒能力を爆発的に高めれば元通りだ」ズリュン
ボロス「それに対して貴様は傷が増すばかり・・・体力も徐々に減っているように――」
サイタマ「うるせえ。ペラペラペラペラと」
ボロス「・・・」
サイタマ「もう終わりなのか?闘いは?」
ボロス「・・・!」ドクンッ
ボロス「」ドン!!!!!!!
ボロス「いや・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ボロス「 ま だ だ 」ドッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!
ボロス(メテオリックバースト!!!)
ボロス「」ダンッ!!
サイタマ「!?」
バギィッ!!!
サイタマ「」ギュンッ
サイタマ「」ブキキキキキキキキ
カーズ「な・・・」
ボロス「」ギャン!!
サイタマ「・・・!」
グァァァァァアアアア…
ボロス(体内エネルギーの放出を推進力とし、肉体の限界点を超越したパワーとスピードを出す・・・)
ボロス(無呼吸運動のように体に莫大な負担がかかるため、決着を早めたい時のみ使っていたが・・・)
ボロス(・・・)
ボロス(俺はこの男に)
ボロス(全力をぶつけたくなった)
シュアッ…
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!
ドドドドドォオオオオオオン
シュバァァン ズバァァアアン バッグァ ドモン!!
ボロス「」ドッゴ!!
バキャ メキメキ ボギュ…
ゴプッ
ボロス「!」ドクドク
ボロス「ぐッ、そうだ!それでこそ倒しがいが」
サイタマ「連続普通のパンチ!!!」ボボボボボボボボボボボボボボボボボボ
ドパァァッッ
ボロス「」ボロッ
カーズ「・・・!」
ゴクッ
ボロス「ならば・・・もう1つの切り札をくらえ」ギン!
キュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
サイタマ「!」
ボロス「全エネルギーを放ち、貴様もろとも星の表面を消し飛ばす!!」キュオオオオオオオオオオオオオオオ…
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
カーズ「星の表面だと!?なんというフザけたパワー・・・!!」
ボロス「崩星咆哮砲ッッッ!!!」ドォッッッッッ!!!!!
ギュォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
カーズ「サイタマァッ!!」
サイタマ「だったらこっちも切り札を使うぜ」
サイタマ「必殺マジシリーズ・・・」
グッ!
サイタマ「マジ殴り」
グォンッ!
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!
カーズ「・・・!」
宇宙船「」カッ
キュドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タツマキ「あ爆発した」オオオ…ンン…
ジェノス(先生とカーズがやったのか!?)
クロビカリ「きたーーーッ!落ちるか!!」
宇宙船「」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「動力球が壊れた!落ちるぞッ!!」 「ボロス様本気出しすぎだよ!」 「うろたえるなァ!暗黒盗賊団はうろたえないィ!!」 「冗談だろ?今後どうすんの」 「おい尻尾踏むなカス」
「落ちたら死ぬ・・・よな・・・!?」 「脱出しろ脱出!脱出ポッドに行け!!」 「おい何つっかえてんだよどけ!」 「止まっとる場合かーーーッ!!」 「走れ走れ走れ走れ!!」
「お、お家帰りたい・・・ママ~!」 「やばい!やばい!!」 「尻尾を踏!む!な!カス」 「傾いてるぞォォオオオオオオオオ」 「もしかして墜落ですかーーーッ!?」 「YES!YES!YES!OH MY GOD」
「落ちるゥゥううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ」
グウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…ウウウン
ウウウウウウウウウウウウウ…
カーズ「サイタマ!高度が下がってきているぞ」
サイタマ「そーだな・・・これ協会の方に落ちるんじゃあねーの?」
ボロス「お・・・」
2人「!」
ボロス「俺は・・・敗れたのか・・・」
ビュウウウオオオオオオオオオオオオオオオオ…
サイタマ「・・・まだ意識あんのか。やっぱ強ぇーよお前」
ボロス「予言の通り対等な・・・いい勝負だった」
サイタマ「・・・ああ、そーだな」
ボロス「・・・・・・・・・フッ」
ボロス「嘘だな。貴様には余裕があった」
サイタマ「・・・」
カーズ「・・・」
ボロス「まるで歯が立たなかった・・・闘いにすら・・・なっていなかった・・・」
ボロス「・・・フフッ・・・・・・・・・」
ボロス「やはり予言などアテにならんな」
ボロス「ゲフッ・・・」
ボロス「・・・お前は強すぎた」
サイタマ「・・・」
バング「あー、やべえな協会方面に走るぞ!」
プリズナー「エンジェルダーッシュ!!」ダッ
金属バット「おいオカマてめぇ先頭走んな!遅ぇぞ!!」
プリズナー「エンジェルダーーーッシュ!!」
金属バット「言ってるだけじゃあねーか!!」
アトミック侍「イアイ!肩貸さなくて走れるか!?」
イアイアン「はい師匠なんとか」
アトミック侍「くそ!シルバーファングめ何故そんなに速い!」
イアイアン「今は対抗心燃やしてる場合じゃないですよ!」
ドッゴォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
オオオオオオオ…ンン…
ジェノス「・・・」
クロビカリ「ぉぉ・・・」
タンクトップマスター「・・・」
タンクトップマスター「落ちた・・・我々も行くか」バッ
スタッ
バッ
タタタタタタタ…
ジェノス(駆動騎士の言った・・・『メタルナイトはお前の敵』)タタタタタタタ
ジェノス(一体どういうことだ・・・)タタタタタタタ
今日はここまで。
パラ…パラパラパラ
ギギ… ギギギギギギ…
カーズ「墜落したな」ガラ…
サイタマ「そうだな」メキィィイ ポイ
バトルドロイドβ「」バチ… バチバチバチ
バトルドロイドα「」バチバチバチ ジジジ…
カーズ「乗組員もドロイドも全滅か?」ガシ
バトルドロイドα「」ガシャ… プラプラ
カーズ「」ポイ
バトロドロイドα「」ガシャン
バトルドロイドβ「」ギギ…ギ…
カーズ「!」
バトルドロイドβ「」ガシャッ ガシャッ… バチバチ
カーズ「まだ動けるのか・・・」
サイタマ「何だこいつら?俺見てねーぞこんなの」
カーズ「ドロイドの強化体だ・・・ま・・・」
スパッ
カーズ「楽に倒せるがな」
バトルドロイドβ「」グラ…
グワシャ
ガララ…
2人「?」クル
バトルドロイドβ達「」ギギ… ガシャ ガシャ
カーズ「・・・この調子だと乗組員にも生き残りがかなりいそうだな」
バトルドロイドβ達「」ジャキジャキジャキッ!
サイタマ「・・・何だ、こいつらも銃使うのか」タンッ
ブンッ
バトルドロイドβ達「」ドグワシャァァアアアア
カーズ「おお・・・ブラボー」パチパチ
サイタマ「さて、とっとと船から出ようぜ」
スタスタスタスタ…
カーズ「・・・なあサイタマ」
サイタマ「ん?」
カーズ「貴様・・・あの力はどうやって手に入れた?」
サイタマ「トレーニングだけど」ブン
バトルドロイドα「」バキャ!
カーズ「・・・トレーニングだと?」ズバッ
サイタマ「ああ。腕立て伏せ100回。状態起こし100回。スクワット100回。・・・そしてこれを毎日やった」
カーズ「・・・ハァァ?」
サイタマ「精神を鍛えるために夏も冬もエアコンは使わなかったな・・・足が重くなってもスクワットを、腕がプチプチ変な音を立てても続けた」
カーズ「・・・」
サイタマ「・・・」
カーズ「・・・」
サイタマ「・・・」
カーズ「・・・そんな嘘をつくほど言いたくないのかァ?」
サイタマ「は!?いや嘘じゃねーし!」
カーズ「分かった分かった。・・・あ、外に出るからにはコートを着ておかなくてはな」
サイタマ「おい聞いてんのか!」
カーズ「聞いた聞いた」ズバッ
サイタマ「おい!ガキを相手してるみてーな態度を・・・」
壁「」スパッ
スパパパパパッ
壁「」バラッ
ガラガラガラ…
サイタマ「お、出れた」ザッ
クロビカリ「んあ!?また何か出てきた・・・って君はさっきお茶飲んでたB級の・・・クロンダイクも一緒か!」
カーズ「ああ」パタパタ
タツマキ「何でアンタ達が宇宙船の中から出てくるのよ」
サイタマ「・・・」キョロ キョロ
カーズ「サイタマ、ジェノスなら向こうだ」シビッ
ジェノス「先生!無事でしたか!」ダンッ
サイタマ「おおジェノス!終わったから帰ろうぜ」
タツマキ「・・・」
ジェノス「はい!・・・あれ、先生!血が!!」スタッ
タツマキ(む・・・無視?)アアコレゼンブカエリチダカラ テキノタイショウハカタヅケタンデスカ? アア,ケッコウツヨカッタヨ。カコイチバンカモナ
ジェノス「なるほど・・・」
ジェノス「では、先生がいなかったら予言通り地球が滅亡していた可能性がありますね」
サイタマ「・・・」
カーズ「・・・?」
サイタマ「・・・いや・・・・・・」
ボロス『何の用・・・か。予言があったのだ』
ボロス『俺は・・・敗れたのか・・・』
ボロス『まるで歯が立たなかった・・・闘いにすら・・・なっていなかった・・・』
ボロス『やはり予言などアテにならんな』ゲフッ
ボロス『お前は強すぎた』
サイタマ「・・・」
『 お 前 は 強 す ぎ た 』
サイタマ「・・・」
サイタマ「・・・予言なんてモンは最初から、アテにならねーみたいだ」
カーズ「・・・」
タツマキ「ちょっと待ちなさい!!」
サイタマ「・・・あ?」
カーズ「・・・ン?」
タツマキ「何!?どうやったか知らないけどアンタ達2人だけで乗り込んでたの!?何勝手なことやってるの!?」
タツマキ「アンタS級と一緒だからってB級の分際で出しゃばってるんじゃないわよ!アンタも何B級を連れ出してんのよ!!」
カーズ(『何』が多い)
タツマキ「アンタ達なんかがいなくても私1人で十分だったんだから!ハゲ!」
サイタマ「・・・」ハゲ! タコ! ユデタマゴ! デンキュウ! フウセン! アボカド!
サイタマ「ジェ・・・ジェノス一言言ってくれ」マヌケガオ! ヨウカイ! ムシ! タマリロ!
ジェノス「了解」
ジェノス「おい、糞餓鬼黙って失せろ。ぶちのめすぞ」ギロ
サイタマ「いいぞ、いいぞいいぞ~」
タツマキ「」カチン
カーズ「!」
タツマキ「」キン!
ジェノス「」ドガ!!!!!
パラ…
タツマキ「許せない・・・餓鬼だなんて!私はアンタより年上よ!」
サイタマ「ジェ、ジェノス」
タツマキ(次はアンタの番よ。B級!)
バング「よさんかタツマキ!お主はそれでもS級2位のヒーローか?」
タツマキ「うッ・・・」
タツマキ「フン!まあいいわ!」プイ
バング(ったく・・・ヒーローにはなんでこうも問題児が多いんじゃ)
バング「あ~腰いて・・・」バサッ
カーズ(・・・あの餓鬼、超能力者か・・・・・・)
カーズ「帰るぞ、ジェノス」ガシ パラパラ
サイタマ「おいおい、ジェノス大丈夫なのか」
カーズ「家で修理する」ガシャッ
スタスタスタスタ…
生き残りの乗組員はカーズとサイタマが宇宙船から脱出する前に、到着したアマイマスクによって皆殺しにされ決着した
この日、A市は地図からなくなった
宇宙人襲来・A市消滅は歴史的大事件として連日報道されたが、しばらくすると報道も収まり誰も消えた都市の話題はしなくなった
墜落した宇宙船はメタルナイトが回収しどこかへ移動させた
その後ヒーロー協会本部はさらに建物の強化改築を行い鉄壁の要塞を作り上げた
新しく協会本部から伸びる道路を作り、どの街にも迅速に駆けつけることができるようになった
A級以上のヒーローにはこの本部に移住する権利が与えられた――
――そして怪人協会は
静かに時を待つ――
今日はここまで。
カーズ様に突っかかるタツマキが見たい
TV『で、ここでチャロはですね・・・』ワイワイ ペラペーラペラペーラ
サイタマ「・・・」
カーズ「・・・語学番組か」
サイタマ「お前はいいよなー、楽に覚えられるんだから」
カーズ「ああ。語学番組など、このカーズからすれば無駄なものだな」
サイタマ「・・・」
カーズ「英語の勉強ね・・・ン?アニメではないか」
サイタマ「リトル・チャロって番組なんだよ。アニメで英語を勉強するんだ」
カーズ「・・・」
サイタマ「何だその目は」
カーズ「・・・」クイ
カッチ コッチ カッチ コッチ
カーズ「・・・」カッチ コッチ カッチ コッチ
カーズ「外出してくる」ガチャ
サイタマ「え?もう11時半だぜ?」
カーズ「俺はもともと夜の方が慣れている」キィ…
バタン…
サイタマ「・・・」
TV『というわけですね!』
サイタマ「やっべ、聞き逃した!!」バッ
>>482
× サイタマ「え?もう11時半だぜ?」
◯ サイタマ「え?もう11時50分だぜ?」
なにその細かさ
カーズ「」ザッ…
カーズ「姿は一応変えておくか・・・そうだな、エシディシの姿を借りよう」
カーズ「」ヌギヌギ
パサッ
カーズ「」ズモモモモモモ…
ズズズズズズズ…
コキッ コキッ パキキ…
エシディシ「ムウウ・・・」クッ クッ
エシディシ「エシディシ・・・少し背が高いな」
エシディシ「ま・・・一番身長が近いのはエシディシだしな。仕方がない・・・」
なんかエンター押していろいろ失敗した・・・
エシディシ「」ズンッ!!!
エシディシ「確か・・・肺の辺りに収納したはずだが」ズブズブズブ
エシディシ「あった」ガシィ
ズズッ…
ズポンッ
エシディシ「よし・・・」ガコッ
エシディシ(家の中では常にジェノスがやかましいが・・・それ以上に地下の騒音が気に障る。そろそろ手を打たなくては)
エシディシ(先日は露出狂とクワガタに邪魔をされたからなァァァ・・・)
エシディシ「」ダンッ!!
タンッ タンッ シュババ…
タンッ… タンッ… タンッ
エシディシ「」ズザザザザザザッ
エシディシ「よし・・・通行人はあまりいなかったなァ」コキキ…
エシディシ(カーズ)が到着した場所・・・それは臭蓋獄という刑務所であった
ヒトの手におえない凶悪な犯罪者達の収容施設!
鉄格子を素手で破壊する怪力の持ち主、ありあわせの素材で凶器や毒を容易に作り出す者、周りの人間の精神に害を及ぼすため隔離先として流れ着いた者――
とにかく!異質の類がくすぶっている
エシディシ「」ス…
しかし!150年前!恋人を絞殺した脱獄囚である鋼線のベックなど、100を超える極悪人を!カーズは、石仮面を使い手駒としていた!
そして、今回も――
エシディシ「極悪人をリサイクルするだけだ。事が済み次第始末する・・・ついでに怪人も消せるとあっては、社会にとっては願ったり叶ったりだろう」
エシディシ「」ス…
ガッ!!
グンッ!!
エシディシ「」ヒョイッ
ストッ
エシディシ(・・・塀に立っても警報システムが鳴らんとは)
エシディシ(やはり、外部から人間が侵入することは考えていないのだな)
エシディシ(まァ・・・好き好んでここに近づく人間もいないか)
ダンッ!!!
警報機「」ビーッ!! ビーッ!! ビーッ!! ビーッ!!
ビーッ!! ビーッ!! ビーッ!! ビーッ!! ビーッ!! ビーッ!! ビーッ!! ビーッ!!
エシディシ「やかましいサイレンだ」タタタタタタタ… ビーッ ビーッ ビーッ
エシディシ「!」
機動隊「」ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
エシディシ(なかなか来るのが早いんじゃあないか?)
機動隊「」ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
エシディシ「!・・・挟み撃ちか」
ジャキジャキジャキジャキジャキジャキッ
エシディシ「波紋ッ!!」バチバチバチバチバチ
機動隊「うぐああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!?」バリバリバリバリ
機動隊「く・・・ぁ・・・」ドサドサドサ
エシディシ「安心しろォ・・・命までは奪っておらぬ」
エシディシ「2ヶ月くらいは職務復帰できぬだろうが・・・ま!仕方のないことよ」
装甲車「」グォォォォオオオオオオオッ!!
エシディシ「装甲車複数で突っ込んでくるか・・・」
エシディシ「お互いに事故を起こしてろ」バッ
装甲車「!?」ギュウン!
ドッガァァアァアアン!!
ズガァァン バガァァン ブッブーーーッ!! ゴシャァァアアン ガァァン
エシディシ「フン」
警官1「くッそォオオ~!装甲車じゃあ駄目だ!!」
警官2「どうする!降りるか!!」
警官3「待て!降りたら奴の思う壺だぞ!!」
警官2「そうか・・・アレ、あいつ、刑務所に戻っていくな」
警官3「・・・まさか、外から刑務所に入ってきたのか?」ハハ
警官4「んな馬鹿な!何のためにこんな刑務所に突入するんだよ!?」ギャハハ
警官5「囚人たちを逃がすため・・・」ボソッ
全員「」
警官4「・・・お、おい」
警官1「チッ、装甲車じゃあ倒れてる警官まで轢いちまうぜ!!降りるしかねえ!!」
警官3「あ、ああ・・・」ガチャッ
警官3「・・・ん?」ガチッ ガチッ
ガチガチガチッ!
警官3「おい・・・扉ロックしてるか?」ガチガチ
警官1「してねえよ・・・もしかしてお前も開かないのか!?こっちも開かねえんだッ!」グッグッ
警官4「どうなってんだ!?」
警官2「こうなったらガラスを破って・・・」
警官3「無理だ!!強化ガラスだぜェ!?バールのようなもので殴ったところで意味ねえぞ!」
警官4「じゃあどうやって出るんだよォ!?」
警官1「開け!開けェエーーーーーーッ!!」ダァン ダァアン
バン! ダン! ドンドン! バンバン! ドタバタ
バン! バン! ドン! バン…
エシディシ「フン・・・無駄なことを」
エシディシ「どうせ朝になれば助けがくるだろう・・・扉を溶接しただけだ。カッターがあれば・・・」クルリ
エシディシ「さて」ブン
ドゴォォオオオオオ!!!
囚人達「!?」
バラバラ… ガラガラガラ ガラッ
エシディシ「突然起こしてしまって申し訳ないな・・・」パラ… コンッ
エシディシ「諸君らに用があって来たんだ」ズズズズ… ズモモモモ
囚人達「」ゴ…ゴクリ
エシディシ「諸君らは有数の凶悪犯罪者・・・違うか?」ズズズズズズズ
エシディシ「この中に、肉体を鍛え上げた者も多いだろう・・・力を求めてな」ズズズズ
エシディシ「その力を、もっと!ずっと!強くできる方法がある」ズズズズ…
ジョン「な・・・何だ!?それは!!」ガタッ
ピアス「お、おいジョン!」
「フフ・・・しかし、条件がある。この仮面を被り血を一滴つけるだけで・・・永遠の命と力が手に入る」ガコォ
金髪「か・・・仮面」
「その代わり・・・この俺の命令に従ってくれるか。それが条件の1つだ」コキッ コキッ
モヒカン「な・・・何だ?」
カーズ「力が欲しい者はついてきてくれ・・・Z市までな」バァアーーーーン
今日はここまで。
吸血鬼たちは情報収集などに使われます
タンッ タンッ タンッ
バッ
エシディシ「」ズザザザザザザ…
囚人達「」ズザザザザザッ
エシディシ「・・・さて!牢獄でも説明したが・・・もう1度説明する」
エシディシ「俺は不定期で夜!ここに来る・・・ここに数名の見張りを置き、そいつらで対応しろ」
エシディシ「極力この姿で来るが・・・緊急時には牢獄の中で見せた姿で来るだろうなァ」
エシディシ「そして!見張り以外の吸血鬼どもは、夜の間この辺を探索していろ。主に地下だ」
エシディシ「地下に何かがいる・・・20匹近くな。発見次第殺せ。無理な時は・・・」
チャッ
ポイッ
拳法使い「」パシッ
エシディシ「その連絡端末で仲間を呼べ。その端末はボタンを押すだけで全ての端末に発信できる。ただし、情報は一方的に送ることになるがな」
ピアス「牢獄でも思ったことですが・・・」
エシディシ「ン?」
ピアス「やはり、情報を一方的に送るのではなく、やり取りした方がよいのでは・・・」
エシディシ「そうだ・・・」
エシディシ「・・・ここから先は牢獄では話さなかったことだ。よく聞けィ!!」
エシディシ「ジョンをこの中の隊長とし、特殊端末を配布する。これは情報のやり取りが可能な通信機器だ」
エシディシ「ちなみに・・・ジョン生体認識で作動するからなァ。ジョン以外の吸血鬼では起動させられぬ・・・俺以外ではな」
ピアス「ジョンが・・・」
拳法使い「人間の時でもかなり強かったしなァ・・・ボスには及ばんが」
エシディシ「」ギロッ
拳法使い「」ビクッ
エシディシ「・・・今のボスは俺だ。忘れるなよ」
拳法使い「ハ・・・ハイ!」ビシッ!
エシディシ「夜が明けそうになったらすぐに日光の当たらぬ場所に隠れろ。探索の開始・終了の指揮は俺は執らぬ。貴様等で進めろ」
囚人達「はいッ!!!」
エシディシ「ではな。くれぐれも人間には察知されるなよ。ヘマをすれば処刑する」バッ
囚人達「はいッ!」
エシディシ「・・・」タタタタタタタタ
タタタタタタタ…
拳法使い「・・・・・・行っちまったな・・・」
銀髪「アレ?ジョン!お前、通信機器渡されたか?」
ジョン「え?あ!」ゴソゴソ
チャッ
ジョン「!」
ジョン「あったぞッ!!」ジャラッ
金髪「い・・・いつの間に」
ジョン「これか・・・」チャッ
エシディシ「」タタタタタタタ…
ズモモモモ…
ズズズッ
ゴキキ… ゴキッ
カーズ「フン」タタタタタタタタ
カーズ「・・・夜明けか」タタタタタタタタ
カーズ(そういえば、太陽光を克服したのに・・・ろくに観てもいなかったな・・・太陽を)タタッ…
カーズ「・・・」カツ カツ
ピタ…
カーズ「美しい・・・・・・・・・」
カーズ(エシディシ達にも見せてやりたかった・・・)
カーズ「・・・そうだ、服を着ておかなくてはな」ズズ…
グイッ
バサァアッ
カーズ「・・・」バッ バッ クルクルクル
カーズ「」パチン パチン
チィーーーー…
カーズ「フム」ポス
カーズ「昼くらいに戻るとするか」ザッ
カツ カツ カツ カツ…
今日はここまで。
今思えば吸血鬼が直径5m以上の大穴壁に開けてるから、並みの吸血鬼でも災害レベル虎にはなるんかな?
それとも海人族がレベル狼だから狼なんだろうか・・・
ツカツカツカツカ
数日後
3人「」ツカツカツカツカ
ジェノス「助かったぞカーズ。お前のおかげでお一人様1本限りのみりんを合計5本も買えた」
カーズ「フン・・・これでみりんに困ることはあるまい」
サイタマ「顔どころか身長まで変えれるんだからな・・・」
ジェノス「これで先生の付け髭やカツラなんかもいらなくなりますね」
サイタマ「いや、それはいるんだけど・・・」
カーズ「何故だ?貴様の変装など新人店員と研修中の輩しか騙せぬだろう」
サイタマ「い、いや・・・」
ジェノス「カーズ!先生は毛髪のことで悩んでおられるのだ!!!カツラは必要なのだ!!!」
カーズ「ああ、なるほど」ポン
サイタマ「後で2人ともこっちに来なさい」
ナゼダ?オレハキサマノサビシイトウブヲ… ダマレヨチョウモウガ!!!
キング「」スタスタスタ
3人「!」
カーズ「・・・あれはS級7位のキングか。人類最強とも噂されている・・・」
サイタマ「そういやカーズ、お前今何位?」
カーズ「そうだな。宇宙船に勝手に乗り込んだ迷惑のB級を保護しつつ、敵を殲滅したという功績で14位だ」
サイタマ「ちょっと待て、前半いらなくね?」
カーズ「協会はそう判断したらしいが」
サイタマ「マジかよ・・・」
ジェノス「・・・」キリキリキリ
サイタマ「ジェノス、そのキリキリはやめようか」
「きゃあああああああああああああああああ!!!!!」
キング「!」
3人「!」
「怪人よおおおおおお!!」 「ああああ!!子ども達が危ない!!」
ジェノス「怪人だと!?先生、すぐに消し・・・いえ、キングの実力を見るよい機会かも知れません!!様子を見ましょう!!」
サイタマ「そうするか?」
ガシャッ ガシャッ
ガシャッ
ヅシモフ「・・・」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
キング「」ドッ ドッ ドッ ドッ
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ヅシモフ「我が名はヅシモフ」ガシャッ
ヅシモフ「『組織』によって創られた機神なり」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ヅシモフ「」ガシャ!!
ヅシモフ「人類最強のキングだな?」
ヅシモフ「貴様を抹殺する!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
キング「組織・・・?俺を地上最強の男、S級7位のキングと知っての事か!?」ドッドッドッドッ
ヅシモフ「貴様を殺しに来たと言っているッ!!!」ボ!!!
剣「」ジャキィッ
キング「・・・」
ヅシモフ「これは、我の戦闘AIの性能テストでもある!隙だらけの貴様を殺してもデータは得られぬ」
ヅシモフ「全力で闘えィ!!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
キング「・・・」ドッドッドッドッ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
キング(こいつ・・・人工知能で動いてるロボットなのか?組織ってなんだよわけわかんねぇ)ドッドッドッドッ
キング「分かった・・・だがまず便所に行かせてもらおうか。便意を我慢しながらでは実力の半分程度しか出ない・・・それではデータが取れずに困るだろう?」
ヅシモフ「・・・」ガシャ
ヅシモフ「・・・ここで10分待つ。1分遅れるごとに10人殺す。逃げたら・・・」
ジャキ!!
ヅシモフ「この街は終わりと思えイ!!!」ガシャン
サイタマ「・・・強そうな怪人だな」
ジェノス「高エネルギー反応・・・ロボットですね。しかも強力なパワーを持った・・・最低でも災害レベル鬼はいく相手です」
カーズ「・・・」
カーズ「ジェノス、あのロボット・・・おそらく貴様が闘うことになるぞ」
ジェノス「・・・何?」
カーズ「」ダッ!!!
サイタマ「お、おい」ダッ!!!
タタタタタタタ…
キング「」タタタタタタタタタ!!!
サイタマ「・・・」タタタタタタタ
サイタマ「どういうことだよ、逃げてるじゃんあいつ」タタタタタタタ
カーズ「だろうな・・・汗!体温!眼球の動き!それらから全て生物の行動は把握できる。逃げるだろうと思ったさ」
サイタマ「すげーじゃんお前」
カーズ「とりあえず奴の自宅まで追跡するか?」
サイタマ「そーだな。人類最強の部屋とか興味あるし」
カーズ「・・・貴様まさかホ――」
サイタマ「俺はノンケだ!!!!」
キング「」シュバッ バッ
カーズ「曲がったぞ。無駄に速いな」バッ シュバッ
キング宅
キング「ふう・・・なんとか無事に帰れたけど・・・あのロボット夢に出そうだな。ゲームやって忘れよ・・・恋愛ゲームは心のオアシス」
ガチャッ
ポチッ
ピロリロリン♪
キング「・・・どきどきシスターズ、オープニング凝ってるなあ・・・これはわくわくが止まらん」
カーズ「そうか。これは良い方の音楽なのか」
キング「うん、ネットでも評判が――」
キング「・・・え?」
キング(え?なんでこの人・・・え?鍵・・・かけたよな?うん?)
カーズ「・・・?」
カーズ「・・・あ!」ポン
カーズ「窓が開いていたからな」
キング「ここ22階ですよ・・・?」
キング(待てよ?こいつ・・・)
キング(S級14位のクロンダイク!?)ドキィィイ
サイタマ「お、やっぱここ?」シャッ
カーズ「ああ」グッ!
キング(あ、あの時お茶を飲んでいたB級ッ!?)
サイタマ「・・・」
サイタマ「こういうゲームするタイプだったんだな」
TV『オ兄チャン!名前ヲ決メテ!!』
キング「やめろおおおおおあああああああああああああああああああああああ」
カーズ「ム?なんだこのカセットは」ヒョイ
キング「やめ・・・えッ!?あ!そ、それはアクションゲームだ!!」
カーズ「ロボットでも動かすのかァ?」
キング「そうそう!本当はそういうゲームが好きでこのゲームもアクションかと思ったら何だこれ恋愛ゲームだったのかよ間違えて買っちゃったよ!!」
カーズ「どきどきシスターズと書かれているが?」
サイタマ「マジだ」
キング「マジで!?怒気怒気シューティングスターかと思った!あ~騙された!すぐ捨てよう!!おっとすぐ電源切んないと電気代の無駄無駄!!29歳で恋愛ゲームまちがえて買うとか恥ずかしいなアハハハ!!」
サイタマ「じゃあそっちのやろうぜ」
キング「うんそうだね!!こんなのよりそっちの方が・・・え!?やるの?それ・・・」
サイタマ「え?駄目?」
キング「え、いや」
サイタマ「どうせ暇だろ?」
キング「いや・・・うん・・・」
キング(な、何だコイツ~B級のくせにィッ!!図々しいしタメ口だし俺は年上だぞコノ野郎ォォ~!てかなんでいるんだよ・・・)
カチャッ
ピッ
ヴォヴォン
キング「じゃ、じゃあコントローラーを・・・」ガシャッ
TV『じぇじぇの奇妙な冒険、オールスターバトル』~♪
カーズ「・・・何だこれは」
キング「け、結構昔の人気があった朝ドラが、かッ格ゲーになってね」ドキドキドキドキ
サイタマ「格ゲーにする意味あるか?」
キング「さ、さあ・・・?ち、ちょっとラグが多いけど、ネネネネット対戦じゃなかったら大丈夫だ・・・よ」ドキドキ
サイタマ「へえ・・・」
キング「あ・・・じ、じゃあ始めるよ。キャ・・・」ドキドキドキドキ
サイタマ「キャラを選べ、だろ?この爺さんでいいか」ポチ
キング(なんだこいつ~!)
キング(ま・・・まあいい。格ゲーなら俺も得意だ・・・)
キング(太巻氏を選択・・・)ポチ
カーズ「じゃあ水口とかいう男で・・・」ポチ
キング「ステージは?」
サイタマ「そうだな・・・『事務所』で」
キング「『事務所』・・・ね」ポチ
TV『ロード中・・・』
サイタマ「・・・ロードに時間かかるな」
キング「ま、まあね」ドキドキ
カーズ「・・・お、終わったようだなァ」
キング「よし」ポチッ
TV『ラウンド1!FIGHT!!』
カーズ「」ジャッ ジャジャジャッ
キング「」タンッ タタタンッ
サイタマ「え・・・速ッ・・・」ポチ
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴォォオオオッ!!!
サイタマ「あ」
KO!
サイタマ「え?えッッ!?」ガタッ
カーズ「弱いなサイタマ」タンッ グルグルグル ジャッ
キング「」タタンッ ポポポンッ
ドガドガドガァッ シュバッ シュバババ
ズガァァッ ドガン!!
TV『答えは出た!ここには君を必要としてる者はいないッ!』バァアーーーン
カーズ「ヌウ・・・挑発をッ」
カーズ(それだけ余裕があるということか・・・)
カーズ(ならばイージービートで攻め続けようッ!!)タタタンッ
ズガガガッ グオオッ
キング「!」
TV『あ~あ、大損害だぜ、一般男性。いっぱ~んだんせ~い。るぱ~んさんせ~い
キング「・・・」
ヒュヒュッ ズガガガガ!!!
カーズ(今だ!GHAに持っていくッ!!)ポチッ
TV『『胃石』っていってね、肉を食べる生き物はほとんどやってる。健康法だ・・・鳥類とかワニとかを見習ってね。すごく調子がいい』
キング「あッ・・・」
TV『ウシャアアアアーーーーーーーーーーーーーーーッ』
ドガッ バキッ ドグシャァァアアアッ
キング「く・・・!」
グワアッ ドサ!
KO!
キング「・・・」
カーズ「フム、なかなか面白いものじゃあないか」
サイタマ「キング・・・お前めちゃくちゃゲーム上手いな」
キング「一応・・・アクションゲームなら昔からいくつかの大会で優勝してるから」
サイタマ「優勝って・・・凄いなお前。現実でも強いのにゲームの中でも一等賞かよ・・・あ、カーズに負けたか」
カーズ「いや、なかなかの腕だったぞ。負けるかも知れなかった・・・おっと、ラウンド2が」ポチッ
サイタマ「フーン・・・」
サイタマ「・・・で、なんでさっき逃げたんだ?今ジェノスが代わりに闘ってるけど」
キング「ぼふッ」
サイタマ「お前滅茶苦茶強いんだろ?S級ヒーローだろ?なんであのロボット怪人から逃げたんだ?」
サイタマ「それだけ聞きたくてついてきたんだけど・・・お前ゲーム始めてるし」
キング(お前がやらせたんだろ・・・あ、どきどきシスターズは違うか)
サイタマ「怪人とかに興味ないのか?もしかして強くなりすぎて闘うことに興味ないのか?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
サイタマ「何を考えてんだ?頼む」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
キング「・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ビーッ ガーッ
カーズ「!」
アナウンス『緊急避難警報!緊急避難警報!!M市上空に巨大怪鳥出現!!建物から絶対に出ないように!!災害レベル鬼!!災害レベル鬼!!』
サイタマ「・・・」
サイタマ「また警報・・・最近多いな」
カーズ「どうするのだキング?我々は行くが・・・貴様は出ないか?」
キング「・・・」
カーズ「・・・」ジッ
カーズ(・・・なるほどな)
サイタマ「・・・後でまた来る」
バサァアッ
怪鳥「」グオッ
ズドォォォォオオオオオオオオオン
パラ…
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
カーズ「・・・ほう」
サイタマ「驚いた。災害の方からアンタの所にやってきたぜ。キングには怪獣や怪人を引き寄せる何かがあるのかもな」
カーズ「こういう場合はどうするゥ?自分の家にまで押し寄せられた闘うしかないだろう」ニヤニヤ
キング「・・・!」ドッドッドッドッ
キング(あの時も・・・あの時も・・・俺はただの被害者だった!いつも逃げているだけで誰かがやっつけてくれた)ドッドッドッドッ
キング(そんな日々を送っているだけで金が入ってくる。勘違いした周囲が勝手に貢いできた・・・俺は現場に居合わせただけだ!)ドッドッドッドッ
カーズ「・・・というわけだがサイタマ」
サイタマ「・・・なるほどな」
キング(・・・)
キング(え?)
怪鳥「・・・」
怪鳥「」グラッ
ヒルルルルルルル…
怪鳥「」ズガァァァァアアン
キング「・・・」
キング「・・・え?え?え?」
サイタマ「・・・今の鳥でションベン漏らすってことは本当みてーだな」
キング「え・・・!?」
キング「!!!」
キング(まさか・・・この人は・・・!!)
キング『ぐあああッ』ザグウウウッ
キング『ああああああああああああああああ』ブシュウウウウウウウウ
タコヅメ男『』シャキィン!!
キング『目があああああああああああああああ!!!』ゴロゴロゴロ
ドタン バタン アアアアアアアアアアアアアア
『・・・おい落ちつけ』
『怪人はやっつけたぞ。目大丈夫か?・・・見た目ほど深い傷じゃあなさそうだな、ゆっくり開けてみろ。見えるか?』
キング『あ・・・あなたは?』
『俺?趣味でヒーローを目指している者だ。いつかヒーローが現れたらそれきっと俺だぜ』
キング『!?酷い怪我を』
サイタマ『こんな傷大したことねー。はは・・・今日は大金星』
キング「・・・!!」
キング「」ブワッ
カーズ「!」
キング(あなたは)
キング「うッ・・・うッ」ハー ゼー ハー
キング「ううう・・・うおあああああ・・・」ズビッ ハー ハー
サイタマ「おいどうした?」
キング「うッ・・・ううううううう・・・」ズビッ ズビッ ゼハー ゼハー
サイタマ「おい!キング!」
キング「うッ、ずびばぜッ・・・」ズビズビズビ ゼハァー ゼハァー
キング「・・・」
サイタマ「・・・」
カーズ「・・・」
カーズ「・・・落ち着いたか?」
キング「うん・・・」コク
カーズ「・・・サイタマ」
サイタマ「・・・楽しいか?嘘ついてビクビクしながらヒーローやってて」
キング「楽しくない・・・」
サイタマ「お前はみんなのヒーローなんだぜ。お前が何と言おうとみんなは最強のヒーローだと思ってる」
サイタマ「キング、このまま嘘を通すのか?ヒーローを辞めるのか?」
キング「・・・」
キング「なッ・・・」
キング「なかなか・・・決める度胸が・・・」
サイタマ「だったら・・・」
サイタマ「強くなればいいんじゃね?」
キング「え?」ドクンッ
サイタマ「俺もう行くわ。じゃあな」キュッ バサッ
キング「ちょッ・・・怒らないのか!?」
キング(あんたは本気でヒーロー目指してたのに俺は・・・)
サイタマ「たまにゲームやりに来るから。ヨロシク」バッ
キング「あ・・・うん。いいよ・・・」
カーズ「俺も行くが・・・なんなら部屋の片づけでも手伝ってやろうか」
キング「え、あ・・・じゃあ頼む」
カーズ「フー・・・」
カーズ「・・・『夢』を目指すなら全力でやれ」
キング「・・・え?」
カーズ「・・・貴様、『え?』が多すぎるぞ。難聴か?」
キング「あ、ごめん・・・」
カーズ「近いうちに我々と親しい存在になるだろう。その時が来る前に簡単に・・・とても簡単に話しておく」
カーズ「俺は仲間を失うことになっても自分の目標を追い続けた。友を失う『覚悟』をした。膨大な時間がかかる『覚悟』をした。絶望を受け止める『覚悟』をした」
カーズ「結果、俺は宇宙へ吹き飛ばされ、仲間は全員殺されてしまったが・・・何事も『覚悟』だ。『覚悟』して・・・全身全霊で」
カーズ「生半可な覚悟は無駄だ。かえって自分を苦しめる・・・『完全なる覚悟』。これが必要だ」
カーズ「それでも辛さや悲しさを感じることはあるだろうが・・・」
カーズ「無論、1つのことだけに集中するのでは駄目だがな。複数のことがらに覚悟し全力で取り組め。そうすれば――」
キング「・・・」
カーズ「さて。瓦礫はどうすればいい?」ガラッ
キング「あ、ああ。ヒーロー協会に連絡すれば撤去してもらえると思う」
カーズ「よし、まずは瓦礫をどかさなくてはな。手伝え。軽くて小さな瓦礫でいい」
キング「あ、ああ!」
テレビトカノシュウリハマカセロ エ,シュウリデキルノ 1ニチオレニカセバナ。ガレキヲハコンダラデンカセイヒンゼンブカセ
ドライヤートカサ,ブヒンフットンダンダケド …ナントカスルサ
今日はここまで。
ほぼ原作通り
ジェノス「クセーノ博士」ガシャンッ
ジェノス「機神ヅシモフと名乗る、凄まじいパワーと高度な人工知能を備えたロボットのパーツです。大分損傷していますが・・・俺に利用できるパーツがあればお願いします」
クセーノ「こ・・・」
クセーノ「これは・・・!オヌシはまだ改良の余地がありそうじゃ!」
クセーノ「・・・ところでジェノス。狂サイボーグの手掛かりは掴んだのか?」
ジェノス「!」
ジェノス「・・・それが・・・一向に足取りが掴めず・・・」
クセーノ「・・・そうか」
ジェノス「奴は必ず見つけ出しこの手で完全に破壊する・・・何があっても!絶対に!!」ギン!!
クセーノ(ヒーローとなり師を得ても、憎悪が風化することはない・・・か・・・)
クセーノ「ワシはオヌシより前から奴を追っていて、危険は嫌と言う程知っている・・・もし奴と接触することがあっても早まらず、ワシに伝えてくれ。オヌシは若いが・・・その若さが破滅を招くこともある。単独で戦おうとするでないぞ」
ギギギ…
「」ニヤァ… ギギギギ
ブルーファイア「ぉ・・・」ギギギ…ギ…
「ヘッ」ポイッ
ブルーファイア「」ドチャッ
シッチ「・・・!!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ガロウ「さて、ガロウという怪人の鮮烈なデビューショーはこのくらいでいいだろう。宣戦布告ってことで、な」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ガロウ「今はさすがにS級ヒーロー数人を相手するのはキツいからおいとまするが・・・」ザッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ガロウ「半年以内!俺が『予言』の存在になり、半年以内に帰ってくる・・・それまではまた武者修行でパワーアップ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ガロウ「最強と呼ばれるキングあたりにさせてもらおうか?ではまた・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
「・・・」
バタバタバタ バタバタバタ…
「集まったわね」
フブキ「これよりターゲットのアジトに乗り込む」ザッ!
マツゲ「・・・」ヒュウウウウウウ
山猿「・・・」ヒュウウウウウ
フブキ「相手が反抗的な態度を少しでも見せたら・・・分かってるわね?」
2人「はッ!!」ビシッ!
2人「2度と生意気な態度ができぬよう、身体に教えてやりますッ!!」
フブキ「・・・」ザッ
フブキ「行くわよ」
2人「はい!!フブキ様!!!」バ!!
ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
サイタマ「・・・何か風強くね?」ピシュン ピシュン
カーズ「そうだな・・・そういえば貴様」
サイタマ「ん?」ピコピコ
カーズ「ランキング上がったそうだぞ。貴様は海人を倒しても自分で協会に連絡しておらぬだろう。しかしランキングは上がっている・・・」
カーズ「つまり貴様を目撃し協会に連絡・・・つまり貴様の顔が知れ渡りつつあるということだ」
サイタマ「ふーん」ピシュン ピシュン
カーズ「そのうち貴様のファンクラブなんかもつくられるかもなァ」ククク
サイタマ「ありえないだろ。カーズやジェノスですらファンクラブないのに」
ジェノス「俺のファンクラブは既に存在します」
カーズ「俺もな」
サイタマ「・・・マジかよ」
カーズ「」・・・ピクッ
カーズ「」ス…
カーズ(何かが近づいている?人間のようだが・・・速度は・・・)
サイタマ「どこ行くんだ?」
カーズ「・・・少しな」ガチャ
シュ…
カーズ「!」
ジャキ!
シュバッ
ガイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン
カーズ「・・・これは!」
カーズ「手裏剣ッ!!!」バァアーーーーーーーーーーン
手裏剣「」パラ…
ゴドォッ
「・・・」
ソニック「ほう・・・」
カーズ「!」
ソニック「」スタッ
ソニック「サイタマを出せ。ここに住んでいるという情報は掴んでいる」
カーズ「貴様は・・・」
ソニック「!」
ソニック「貴様は・・・深海王と闘っていた!!」ザッ
カーズ「誰だったか?」
ソニック「・・・」
ソニック「・・・え?」
カーズ「ウゥ~ム・・・?俺は人の顔を覚えるのは苦手でなァ」
ソニック「・・・」
カーズ「確か・・・サイタマが言っていたな・・・」ウムム
カーズ「『豚足のピクニック』・・・?『元徳のアルソック』・・・?いや・・・」ウーム
ソニック「・・・」イライライラ
カーズ「ン!思い出したぞ」ポン!
カーズ「『間接のパニック』だな!!」
ソニック「『音速のソニック』だッ!!!」ダンダンダン!!
カーズ「おお・・・それは済まぬ。しかし・・・」
カーズ「貴様のようなカスを記憶しておく必要もない・・・脳の領域が無駄に浪費されるだけだァ」トントントン
ソニック「」ブチィッ!!
カーズ「ンンンン?どうかしたかァ?血管をヒクヒクさせて?」シビッ
ソニック「貴様・・・」ユラァ
カーズ「醜いぞォ・・・?図星だなァ?」
ソニック「」ス…
ジャキ!!!
カーズ「ま・・・貴様は脳も少し『アレ』だが」クルクル
カーズ「な」パァー
ソニック「」ス…
バ!!!
…ガッ
ソニック「・・・え」
ソニック(腕・・・?)ググッ…
ググググググググググ
カーズ「遅い遅い・・・」ググググ
ソニック「!」
ソニック(何ィィィィイイイ!?)
カーズ「」シャッ!!
ソニック「ッ!?」
トトトンッ トンッ
ソニック「・・・?」
ゴプッ
ソニック「・・・!?」ドクッ ドクドクドク
ソニック「え・・・!?」ゴパパァ
ベチャベチャッ
ソニック「ウボ・・・」
ギュルギュルギュル ギュルギュルギュルギュル
ソニック(内・・・臓・・・が・・・・・・!!)ギリリ ポタポタッ
ソニック「うぼああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ブシュウウウウウウウウウウウ!!!!
ソニック「」ドサッ
カーズ「フン・・・」
カーズ「ちょいと血を吹かせて貧血を起こさせたが・・・十分だったな」
ガシッ
ソニック「」グィイ…
カーズ「警察に連れて行っても・・・どうせまた脱獄されるな」
カーズ「山にでも持って行って木にくくりつけておくか・・・」ザッ
スタスタスタスタ…
サイタマ「や・・・やべ!間違えてキングのデータに上書きしちまったよ」
サイタマ「勝手にアイツの部屋から持ってきた上にデータ消しちゃったよ・・・まぁいっか・・・いやよくねぇよな・・・」
ジェノス「ゲームそのものを物理的に消してしまいますか」ジャコォ!!!
サイタマ「落ちつけ!!!」
20分後
ジェノス「ではゲームカセットだけを・・・」
サイタマ「だから駄目だって!!!」
ジェノス「しかし・・・」
ドン ドン ドン!!!
2人「」ビクッ
マツゲ「B級7位ヒーローサイタマ!!ここに居るのは分かっている出てこい!!B級1位ヒーロー地獄のフブキ様から話があるッ!!」
サイタマ「・・・」
ジェノス「俺が消してきます」ガシャ!!
サイタマ「俺が行くからお前は風呂掃除してて」
ジェノス「はい」
サイタマ「」ガチャリ
キィ…
3人「・・・」
サイタマ「すんません、新聞なら間に合ってますからこれで」バタン
山猿「我々はセールスではない!!!お前よりランクが上のヒーローだ!!」
フブキ「はじめましてサイタマさん。私は地獄のフブキ・・・と言えばわかるかしら」
サイタマ「えっ、全然わからん!誰?」
3人「」
マツゲ「・・・彼女はB級ランキング1位のお方だ」
サイタマ「あっ、そうなんだお疲れさん!で、何?」
3人(ああ・・・態度でけぇこいつ・・・・・・)
今日はここまで。
流石のジェノスもヒーロー相手には手を出さない・・・のだろうか
カーズ「フー・・・」スタスタ
カーズ「あ、そうだ・・・コートを一応羽織っておかなくては」バサァァッ
カーズ「ターバンを・・・」 ドガッ>
カーズ「・・・ン?」
カーズ「あれは・・・人間?スーツ姿の・・・」
山猿「」ヒルルルルル
マツゲ「」ヒルルルルルル
カーズ「・・・何があった?」
ダンッ!!!
バッ バッ シバッ バッ…
フブキ「貴方は・・・」
フブキ「私の邪魔をしようと言うのね」ギン!!
サイタマ「」ハッ
フブキ「」スッ
ドブアオン!!!!
サイタマ「これは・・・超能力か?」
フブキ「その通りよ・・・あまり驚かないのね」
サイタマ「小石や砂利を浮かして俺と闘う気か?やめとけ」
フブキ「馬鹿にしてるわね・・・後悔するわよ」
グアッ!!!!!
フブキ「死なない程度に・・・」
ギュルオオッ!!!
フブキ「殺してあげるッ!!!」ゴオッ
フブキ「地獄嵐ィッ!!!!!!」ブオワアアアアア!!!!!
ズッバァァァァアアアアアア!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ ビュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ
カーズ「・・・!?」スタッ
カーズ「これは・・・!?」
バリン!
カーズ「!」
ジェノス「よくも先生を!!!」ダッ!!!
カーズ「!ジェノス」
カーズ(まずいッ・・・サイタマが誰と闘っているのか分からんが)
カーズ(十中八九ジェノスは殺しにかかるぞ!!!)パキパキ…
カーズ「」シュバァ!!!
ジェノス「!」
ジェノス「網ッ!?」バサァア!!!
カーズ「ジェノス・・・しばらくおとなしくしていろ」
ジェノス「カーズ!?」
カーズ「ばためくな。動けば動くほどその網は絡みつくぞ」
ジェノス「貴様・・・!!!」
カーズ「抑えろ!!その網はクモの糸の応用だ・・・S級の中でも脱出できる者はそういないだろう」
ジェノス「・・・!!」
カーズ「・・・いいな」
ジェノス「・・・」
カーズ「・・・」
カーズ「・・・さて」
ビュゴオオオオオ!! ビュオオオオ!!! ゴオオッ!!
カーズ「サイタマ・・・何をしているのだ」ゴキッ!
ス…
ギュルッ!!
ジェノス「!!」
ジェノス(カーズの・・・掌に・・・)
ジェノス(渦?)
キュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
カーズ「ワムウもやっていたな・・・」クンッ
カーズ「」ブン!!!
ギュガァアアッ!!!
ジェノス「!?」
ジェノス(渦が竜巻に・・・!?)
シュ…
ドブァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!
フブキ「!」ブァァァアアアアアアアアアアアッ!!!!
サイタマ「!?」ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
サイタマ「・・・」オオオオオオオ…オオ…オ…
フブキ「・・・!?」
フブキ(小石群が全て・・・)
フブキ(吹き飛ばされた!?)
サイタマ「・・・カーズか?」
カーズ「ああ」バッ
カーズ「変態忍者を木に縛り付けて帰ってきたら、スーツ姿の男が空を飛んでいたのでな」スタッ
サイタマ「あー・・・てかパニックだったのか」
フブキ「貴方は・・・S級14位の!?」
フブキ「あ・・・貴方S級と繋がりがあるの!?」バッ!
カーズ「繋がり・・・・・・同居人だな」
カーズ「そこに居るジェノスはコイツの弟子だが」シビッ シバッ
ジェノス「・・・」
フブキ「で・・・弟子!?S級が・・・B級の・・・」
カーズ「・・・」
カーズ「・・・どこかで見たことがあると思えば」
カーズ「貴様・・・B級1位の地獄のフブキか?」
フブキ「!」
カーズ「知っている。フブキ組はいろいろと悪名高いからな・・・」
サイタマ「そうなの?」
カーズ「知らないのか?おそらく貴様・・・新人潰しの対象にされているぞ」
サイタマ「マジで?困るわー・・・」
フブキ(この2人・・・)
フブキ(サイタマの方は・・・あのまま闘い続けていたら負けていた・・・)
フブキ(カーズは・・・私の地獄嵐を相殺・・・いえ、吹き飛ばす威力の風を・・・)
フブキ(強すぎる・・・何者・・・)ガクッ
今日はここまで。
パニックはもう出ません
数日後
ショウキャクホウノボウハツデ… カイジンガトトウヲクム? ガロウガソコニクワワレバチトヤッカイナコトニナルゼ
キング「・・・」
キング「ねえ、カーズ氏、サイタマ氏・・・」
カーズ「?」
キング「今凄いシリアスな話してるみたいだよ。聞かなくていいの?」
サイタマ「あー、ヒーロー狩りの話だろ?もう聞いた」
キング「どう思う?」
サイタマ「・・・」
サイタマ「」スゥ
サイタマ「許せん。しかも俺を狩りに来ないのが余計許せん。ハゲマントだからか?」
カーズ「・・・」
サイタマ「」ギュム ギュム
キング「サ、サイタマ氏!?」
ジェノス「先生!?」
サイタマ「ちょっと行ってくるわ」スタスタ
カーズ「・・・ガロウの居場所が分かるのか?」
サイタマ「探すんだよ。ガロウって奴を見つけ出してぶん殴ってやる」ガチャ…
バタン
カーズ「・・・」
カーズ(漫画の続きを読むか・・・ム、次で最終巻か)
キング「カーズ氏?」
カーズ「?どうした」
キング「カーズ氏は行かないの?」
カーズ「ああ・・・」ゴロン
カーズ「」ピク…
カーズ「・・・いや」ムク
カーズ「前言撤回だ。夜に奴を叩き潰す」
キング「え?」
カーズ(音が大きすぎる・・・今夜中に吸血鬼どもを送り込まなくては)
夜
グツグツグツグツグツ
サイタマ「何でカーズの奴、急に外出したんだろーな」グツグツグツグツ
ジェノス「さあ・・・?ヒーロー狩りを叩き潰すとか昼は言っていましたが」
サイタマ「え、マジ?うわー、ついていけばよかったな・・・」
キング「食い逃げ犯をブッ飛ばしたんだっけ」
サイタマ「ああ」
ジェノス「そういえば先生、昼は外で食べたとおっしゃっていましたが、財布が家に・・・」
サイタマ「に、煮えるんじゃあないか!?鍋ッ!」アセアセ グツグツグツ
フブキ「そうね」スッ グツグツ
バング「いただくぞ」ス… ゴポゴポ
カーズ「」ザッ
ピアス「!!」
ピアス「カ、カーズ様!!」バッ
金髪「こ、これはこれは!!」バッ
カーズ「乗り込め」
金髪「・・・え?」
カーズ「端末で全員に伝達しろ。できるだけ最深部まで乗り込み、敵を蹴散らしてこい」
ピアス「は、はいッ」バッ
金髪「」バッ
カーズ「・・・」
バッ
怪人協会アジト
サイコス「!」
サイコス「侵入者ッ!!」
サイコス「今回は深くまでもぐりこんできている・・・一番深い場所で地下4階・・・迎え撃てッ!!!」
怪人達「・・・」
バッ!!!
サイコス「・・・」
ドグァァァアアアアアアアアアアアッ!!!!
バグァァアアアア ガラガラガラ ドドドドドドド…
ガラ… パラ…
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
ガロウ「」ガララ…
サイコス「来たか・・・」
サイコス「驚いたよガロウ君。キミがまさか敵になるとは・・・しかも独りで乗り込んでくるとはね」
ガロウ「」ペッ
ベチョッ
ガロウ「サイコス・・・どの口がほざきやがる」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ガロウ「てめーらからは怪人のポリシーを感じられねー」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ガロウ「したがって!組むのはなしだ!!」シピッ! ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ジョン「フンヌウウウウウウウウッ!!!!」ドッゴオオオオオ!!!
ゴウカ「」バキッ
ゴウカ「う・・・」パラァッ
ジョン「そいやあああああッ!!!」ブンッ!!
レップウ「何をしている弟よ」ヒュ…
ジョン「ぐおプッ」ゴッ!!!
ズガァァアァアアアアアン!!!!
ジョン「」ゴト… パラパラ パラ
ゴウカ「兄さん!!」
レップウ「フッ・・・」
レップウ「こいつは・・・死んだな」
ゴウカ「こいつ・・・吸血鬼かなあ?だとしたら、協会にも同じのがいるよね」
レップウ「あいつは吸血鬼の中でも別格らしいし・・・こんな雑魚とは比べ物にならないんじゃあないか・・・」
カタンッ
2人「!!」バッ
カタン カタン カタン
ゴウカ「・・・誰だい?」
「・・・」
レップウ「!」
レップウ「ほう・・・S級ヒーローのクロンダイクと――」
レップウ「お見受け・・・」ズル…
フッ
ガッシャァアアーーーーーーン
ゴウカ「!?兄さ」
ゴウカ「ん・・・」バラァッ
バラバラバラバラ…
カーズ「・・・」カション
カーズ「やはり雑魚吸血鬼では相手にならんか・・・しかし、敵もよほどの雑魚」
カーズ「楽に終わりそうだな」ザッ
ザッ ザッ ザッ ザッ…
サイコス『アジト内の怪人達全員につぐ!!』
怪人達「!!!」
サイコス『Aルートにて、ゴウカとレップウが秒殺された。至急そこへ迎え』
ハグキ「ブモオオオオオ・・・」ヨタ ヨタ
災害レベル竜 ハグキ
メガミメガネ「あら・・・」
メガミメガネ「いい男だといいわねェェ・・・」スタスタスタスタ
災害レベル鬼 メガミメガネ
ダイショッカン「ウオオオオオオオ!!侵入者全員丸呑みしにてやらあああああ」
災害レベル鬼 ダイショッカン
カーズ「」カツ カツ カツ カツ
カーズ「!」
メガミメガネ「そこまでよ!侵入者ちゃん!!怪人姫メガミメガネの恋奴隷にしてあげるんだから!!1000人目の記念奴隷よォッ!!」
カーズ「・・・」
メガミメガネ「洗脳ハートビーム!!!!」グオッ!
ドリュウウウウウウウウウウウ!!!!
カーズ「」パァァァアアアア!!
メガミメガネ「私の魅了催眠攻撃は相手の強さに」
ズバァアアアッ!!!!
ドチャ…
カーズ「効かんな・・・」シャコン
カーズ(そろそろコートも脱いでおいた方が良いか)バサァッ
カーズ(体内に収納・・・)ズズズズ
魔ロン毛「」ザン!!
カーズ「!!!」
魔ロン毛「井の中の蛙大海を知らず」
魔ロン毛「S級ヒーロー毛髪の恐怖を知らず」ウネェエッ!!
カーズ「!」
カーズ(髪を・・・)
魔ロン毛「青菜に塩」ググ…
ガイン!
魔ロン毛「お前にロン――」
ザンッ!!!!!
魔ロン毛「」
カーズ「邪魔な髪だ」
魔ロン毛「」グラ…
ドサァアッ
カーズ「ン・・・」
カーズ(死んだ?)
カーズ「先へ進むか・・・」ザッ
カタン
フラッシュ「な・・・」
フラッシュ「何だこれは・・・!?」
ゴウカ「」
レップウ「」
ジョン「」
その他「」
フラッシュ「・・・みな、死んでいるのか!?」
フラッシュ(いったい何が・・・?仲間割れ?それとも・・・先にヒーローが乗り込んだのか)
フラッシュ「・・・」
蟲神「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」ドガガガガガガガガガガガガガガガガガ
カーズ「・・・その程度か?」
蟲神「チッ!」
蟲神(何だコイツの鎧・・・!?昆虫ッ!?昆虫・・・なのか!?)
カーズ「昆虫の強さを身に付けた無敵の怪人・・・貴様はそう言ったな」
蟲神「・・・」
カーズ「昆虫に対する冒涜と見た」ヒュ
蟲神「んなッ」ザン!!!!!
蟲神「」ドサドサッ
カーズ「フーやれやれ」
ダイショッカン「うおおおおおおおおおお」
ハグキ「ブモオオオオオオオオ」
カーズ「」ズバッ
ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
ドサ ドサ
カーズ「下らんな・・・」
カーズ(感じた気配は16匹・・・夜には1匹減っていた)
カーズ(既に倒したのは6匹・・・)
フェニックス男「クチバシ攻撃・・・」ズバッ
フェニックス男「」ドサ
カーズ(7匹か)
???「ほう・・・」
カーズ「!」
カーズ「」バッ
???「中々やるじゃあないか・・・こんな短時間でよくもまあ・・・レベル鬼の怪人を複数・・・」カッ
カツ カツ カツ カツ
カーズ「・・・」カツ カツ カツ カツ
カッ
???「ククク・・・」
ポイ
カーズ「!」
吸血鬼達「」ドサドサドサッ
カーズ「・・・」
???「とんだ雑魚だったなァ・・・かつては俺もこうだったのかと思うと吐き気がする」
カーズ「・・・貴様も吸血鬼か?」
???「!」
???「ご名答」
カーズ「しかし・・・『かつては』というのがな・・・吸血鬼から新たな段階へは進化できないはずだが」
???「フフ・・・この世には、貴様の哲学では計り知れないことがあるのだよ」
カーズ「」イラ
DIO「俺の名はディオ・ブランドー。あと数秒だけだが、覚えておくといい」バァァァアーーーーーーーーン
今日はここまで。
ウリイイヤッー
100年前・・・
ビシィイイッ
DIO『・・・!』ビキビキ バキバキ ビギ…
ベキ バゴッ!
バキィアアアアッ!!!!
DIO『ッ・・・!!!』
DIO⦅まずい・・・!!このままではッ!このままではッ!!!⦆
DIO⦅脳が割れる・・・!!割れてしまうッ!!このDIOが!!!!⦆
ビキビキ バキッ
DIO⦅脳だけでも・・・脱出!しなくてはッ・・・⦆ビシビシビシ
DIO『』グパァ…
ドゥルンッ
脳DIO『』ベチャァ!!!
脳DIO⦅に、逃げなくては!!⦆ズルズルズルッ!!
承太郎『ん?』チラ
脳DIO『』ビクッ
承太郎『・・・』
承太郎『気のせいか』クル
脳DIO⦅・・・⦆ドキ ドキ
脳DIO⦅このままでは駄目だ・・・すぐに再生しなくては⦆ズルズルズル…
DIO(あれから100年・・・再生に何十年もかかった・・・)
DIO(ジョースターの血筋め・・・このDIOをどこまで苦しめれば気が済むというのか)
DIO(プッチはとうの昔に死に・・・承太郎も死亡したが、ジョースターの血筋は未だに・・・)
DIO「世界の頂点に立つには!!どんなものでも!利用できるものは何でも利用する・・・それがこのDIOの生き方!!」
DIO「この『怪人協会』はこのDIOにとって踏み台に過ぎぬッ!!ヒーロー協会とジョースターの血筋を滅ぼした後はこのDIOが頂点!全生物全スタンド使いをブッチ切りで超越するッ!!」ドォーーーーン
カーズ「・・・」
カーズ「」プッ
DIO「!」
カーズ「頂点は常に1人・・・吸血鬼ごときが何をほざくかァ」
DIO「何・・・?」
DIO「・・・」
DIO「・・・どうやら果てしなく残念な勘違いをした屍生人のようだが・・・」
DIO「少しでも『弊害』になる可能性があれば、全力で叩き潰すッ!!」ドン!!!
カーズ「ほう・・・」
DIO「ザ・ワールド!!!」ドギュウウウウウウン
カーズ「・・・?」
DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァアーーーーッ!!!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴォォオオオッ!!!!
カーズ「ッ!?」ドグアアアッ
カーズ「ぐ・・・」バッ
クルン
カーズ「」ズザザザザザザザザ…
カーズ「・・・!?」
DIO「フン!」クイッ
DIO(反応できなかったところを見ると・・・やはりスタンド使いではないようだ)
DIO「クク・・・」
カーズ「・・・」
バギァアッ!!!
カーズ「・・・!?」
カーズ「」メシ メシ
カーズ(何・・・!?)
カーズ「」タンッ!
フワリ
カーズ「」スタッ
カーズ「・・・!」ギロ
DIO「」ニヤニヤ
カーズ(10m程度は離れていたはずだが・・・)
カーズ「チッ」ダンッ!!!
DIO「来るかッ・・・このDIOがやるッ!!!」ダンッ!!!
DIO「」ブウン!
DIO「亀を砕くように頭蓋骨を陥没させてくれるッ!!」ギュアッ!!!
カーズ「」ニヤ
ズブッ!!!
DIO「え・・・」ズブォォオッ
DIO「・・・!?」
ズズ…
DIO「な・・・」ズブズブズブズブ
カーズ「・・・」
ペロォ
DIO「!」ゾクッ
DIO「」バッ ズボォ!
DIO「貴様!」バッ スタッ
DIO「一体何をしたッ!まさかスタンド・・・」
カーズ「飛び退いたのはいい判断だ」ペロ…
DIO「・・・」
カーズ「これでようやく理解できたかァ?俺が・・・屍生人などではないことが」コキッ
DIO「・・・」
カーズ「だ・か・ら、言ったのだ・・・吸血鬼『ごとき』となァ」
カーズ「貴様はただの食料でしかない」ザッ! ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
DIO「・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「丁度夕食を食べていなくてな・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「・・・食べていいか?」ニィ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
DIO(少し・・・理解できた)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
DIO(コイツは吸血鬼を食料とする別次元の生命体)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
DIO(しかも・・・細胞1つ1つが消化液を出し、体全体で捕食する・・・!触ればお終いか)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
DIO(もしかすると・・・石仮面を作ったのもコイツか?食料を・・・吸血鬼を作るために?) ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「」ザッ
DIO「・・・!」ジリ…
カーズ「恐怖したな・・・この俺に恐怖を抱いただろう」
DIO「貴様ァッ!!!」ドギュウウウウウン
DIO「無駄ァアアーーーーーーーーーーーーーッ!!!」グアッ!!
カーズ「・・・」グオオオオオオオオオオ
カーズ「」クイッ
スカアッ
DIO「!?」
カーズ「ヌウ・・・少々貴様、アドレナリンがキツいぞォ」ニヤ
DIO「なッ・・・」
カーズ「吸血鬼の構造は俺が一番理解しているのでなァッ!!」ヒュ
ザン!!!
DIO「うぉッ・・・」ブシュ!!
カーズ「」シュ!
DIO「ぐおああッ」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!
DIO(駄目かアッ!!)ブシュウウウウウ
DIO「と・・・」ガクガクガク
DIO「時よ止まれェェッ!!!」ドォォオーーーーーーーーーーーン!!!
カーズ「」ピタッ
DIO「く・・・」ガクガクガク
DIO「WRYY・・・!!」ググググ
DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッッッ!!!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴォォオオッ!!!!
カーズ「」ドギュォオンッ
ドザァア!!!
DIO「」チャッ!!
爆弾怪人 吉良さんはでますか?
DIO「」バッ!!!
ナイフ「」バァァアーーーーーーーーーーーーーーン!!!
DIO「そして時は動き出す・・・」
カーズ「」ハッ
ナイフ「」ヒュヒュヒュン!!!
カーズ「何――」
ザグザグザグザグッ!!!!
カーズ「ヌウウ!!!」ブシュ!
DIO「WRYYYYYYYYYY!!!このDIOに敵う者はいないことが証明されたッ」
カーズ(何だ・・・!?何が起きた!?)
>>610
死んでるので出ません。あとジョースターの血筋も出ません
カーズ(いきなり目の前にナイフが出現した・・・!)
カーズ(空間転移か?まさか・・・ナイフを俺の目の前に転移させた?そんな馬鹿なことが・・・)
カーズ「チッ・・・」
DIO「!」
ズズ…
ズブズブズブ
DIO(ナイフまで吸収できるのか・・・)
カーズ(早く決着をつけなくては!!)
カーズ「」コオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
DIO「!」
脳DIOになったってことは、ジョナサンの肉体じゃなくなったのか
DIO(波紋!?)
カーズ「地面を伝わる波紋ッ!!!」バリッ!!
DIO(心配はない!波紋が伝わる前に時を止めるッ!!!)
DIO「ザ・ワールド!!」ドォォーーーーーーーーーン!!
カーズ「」ピタッ
DIO「触っては駄目・・・しかしその未知なるパワー!気に入ったぞ・・・そこで!!」
DIO「」ジャッ!!
注射器「」バァァーーーーーーーーーーーン!!!
DIO「これで血をもらうことにするかァッ!!!貴様のパワー、貰い受けるッ」バッ
ブンッ!!
ザクザクザクッ!!!
DIO「そしてェエエエエエエ!!!!!」グン!!
チューーーーーーーーーーーーーーーーーーッ
ピッ!
DIO「手に入れたぞォ!貴様の血!!」バァアーーーーーーーーーン
DIO「これで俺は次なる段階へと進化する!!」グサァアッ!!!
カーズ「」ハッ
DIO(!)
DIO(時が動き出したか・・・)
カーズ「貴様!また何か・・・!!」
DIO(だが)
DIO「」グッ!
チュウウーーーーーーーーッ
カーズ「!」
カーズ「そ・・・その注射器は」
DIO「フフ・・・フフフ」
カーズ「」ダッ!!!
DIO「フハハハハハハハハハ!!!ザ・ワールド!!!」
ドォオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!
DIO「スガスガしい・・・実に!!何十秒でも時を止められそうだ・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
今日はここまで。
>>614
オールディオです
DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」ドガァァアアアアッ!!!
DIO「20秒経過・・・そして時は動き出す」
カーズ「」ハッ
カーズ「ぐぶおおおおッ」ズガガガガガガガガガガガガ…
カーズ「く・・・」グググ ダン!
DIO「時よ止まれェッ!!!!」ドォオオーーーーーーーーーーン!!
カーズ「」ピタァ
DIO「クク・・・クククク・・・素晴らしい!インターバルは約1秒ッ!1秒間のみィ!!」
DIO「何十秒も時を止め、相手には1秒しか時を与えぬ・・・クククッ、やはりこのDIOが頂点!!!」
DIO「さて・・・」
DIO「そろそろ攻撃しなくてはなァ~~!」キッ
バッ!
DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」ガガガガガガガガガガガガガガガガガ
DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」ガガガガガガガガガガガガガガガガガ
DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」ガガガガガガガガガガガガガガガガガ
DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」ガガガガガガガガガガガガガガガガガ
DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」ガガガガガガガガガガガガガガガガガ
DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」ガガガガガガガガガガガガガガガガガ
DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」ガガガガガガガガガガガガガガガガガ
DIO「無駄無駄ァァアアアアッ!!!!」ドッガァァァァアアアアアアア!!!!
DIO「時は動き出す!」シャッ!!
カーズ「」ハッ
DIO「」グオッ!!!
カーズ「」シャ!
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!
ズガッ ズガッ ガイン ドガァ!!
カーズ「」ヒュ
DIO「!」ズバッ!!!
DIO(ザ・ワールドの腕を・・・!)プシュ!
DIO(いや、切り落とされてはいない!!!)
カーズ「」スッ
カーズ「」ザムザムザムザム!!!
DIO「!!!」
カーズ「」バシュシュシュシュシュッ!!!
DIO「KUAッ!!」サッ!
羽「」スカッ
ドカカカカカカカッ
DIO「・・・」
DIO「フン!俺に当たらず壁に当たってしまったなァ!惜しい惜しいィ!!」
カーズ「ほう?」
DIO「!」
カーズ「」ニヤニヤ
DIO(何だ・・・!?この不敵な笑みは!?)
DIO(まるで下にトラップでも張っているかのよう・・・!早く時を止めてとどめを!!)
壁「」ビシィイッ
DIO「」ハッ
壁「」ブシュッ シュワワワワワワ…
DIO(何が・・・)
壁「」ドバァァン!!!
DIO「!」
ドブアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!
DIO「ムオオオッ!!」ボフワァァァァァ
DIO(消火器かッ!壁に収納されていた消火器を羽で・・・!!)ザザッ
カーズ「」シャッ
DIO「!」
ズバッ!!!
DIO「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウ
DIO(く、首を!!!)
カーズ「チッ・・・外したか」
カーズ「波紋ッ!!」コオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
DIO「・・・!!」バリバリバリ
DIO「ザ・ワールド!!と、時よ止まれッ!!!」ドォオーーーーーーーーーーーン
カーズ「」ピタッ
DIO「WRYYYYYYYYY!!!」ダンッ!!!!
天井「」バギァッ
ガラガラ…
DIO「あの怪物を殺すには・・・!!このDIOやザ・ワールドでは決め手に欠ける!!!」タンッ タンッ タッ
ズザザッ
DIO「だが、これがあればッ!!!」
ダッ!!
ガシィイッ!!
DIO「」ググッ!!!
DIO「もうじき時は動き出す・・・30秒は経過したッ!!」グッ グッ
DIO「時が動き出した時!!それが貴様の最期だァアアーーーーーーーーーーーーッ!!!!」
ダンッ!!!!
グオオオオオオオオオ…
DIO「タンクローリーだッ!!!!!!!!!!」ブンッ!!!
ドッッグァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!
カーズ「」ハッ!
天井「」ドグァアアッ!!!!
カーズ「何ッ・・・天井が!!」ジャキ!
スパパパパパパパパパパパパ
瓦礫「」バグァアアッ
ガラガラガラガラガラ バラバラ
DIO「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!」バッ
カーズ「!」シャッ
DIO「もう遅いッ!脱出不可能よォッ!!!」グア!!
ドガァァァァアアアアッ!!!!
カーズ「ム・・・」グググググ
カーズ「ムムムウウウウウウウウ!!」ググググググググググググググググ
DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァアーーーーーーーーッ!!!!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ
DIO「無駄無駄無駄無駄・・・・」ハッ
DIO(・・・え?)
DIO(気のせいか・・・屋上が近い?)
DIO(まさか・・・)
DIO(『持ち上げられて』いるのか?)ドクンッ
カーズ「」グッ
DIO「!」グアッ
カーズ「軽いな・・・」クイ
DIO「な・・・!!!」グググ
カーズ「片手で持ちあがるぞこんなもの・・・」クイ クイ
DIO「・・・!!!」
DIO「ば・・・」
DIO「化け物がァアアアッ!!!!」
カーズ「」ブンッ
タンクローリー「」ギュアッ!!
DIO「ぐあッ!?」ダァン!!!
タンクローリー「」ギュン!!!!
DIO(ば、馬鹿なァアアッ!!!投げ飛ばされるとはッ)
タンクローリー「」ポォォーンッ
DIO「クソがァアアアッ!!!」ギギッ
ダンッ!!!
DIO「」バッ
カーズ「」ヒュン
DIO「!」
カーズ「フフフ・・・」バサッ バサッ
DIO「つ・・・翼」
カーズ「とり殺してくれるわッ!!」ギュン!!!!
DIO「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!」バッ!
カーズ「RRRRRYYYEEEEEEEEEEEE!!!!!」バッ!!!
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
DIO「ぐううッ!!脳が・・・」ガクッ
カーズ「」バチバチバチッ
DIO「!」
カーズ「」コオオオオオオオオオオオオオオ… バリバリバリバリ
カーズ「」バチバチバチバチバチバチ
DIO「や、やめろ!考え直せ!!」サッ
カーズ「・・・」バチバチバチ
DIO「怪人協会に・・・いや、このDIOに味方すれば!保障する!このDIOの能力で!貴様の敵を消し去ってやる!!」
DIO「だから!だから止めろ!!考え直せッ!!考え直すのだッ!!貴様のためなら何でもしよう!!」
カーズ「・・・」イラッ
DIO「だから・・・」
カーズ「見苦しい・・・」ギリリ
DIO「・・・えッ」
カーズ「・・・」
カーズ「ワムウもエシディシも・・・最後は死を覚悟して立派に散っていった!!しかし貴様は・・・」
カーズ「スラム街を這いまわる汚らしく醜い病人のように・・・どこまでも腐りきった精神!!!」
カーズ「貴様は肥溜めのような悪だッ!貴様は・・・!!弱者を利用し踏みにじった挙句、最後は醜く這いずり回り『生』を求める!!」
カーズ「しかもそこには何の『美しさ』も存在しないッ!ただのカスなのだ貴様はァアアッ!!!」
DIO「・・・!」
カーズ「見たくもないものを見せおって・・・」
バチバチッ
カーズ「死をもって償え」バヂッ
DIO「こ・・・」
DIO「このDIOがァアアーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」ボジュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!
ジュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
DIO「」シュー… シュー… シュウウウウ…
カーズ「」ペッ
ペチョッ
カーズ「腹が立つ奴だった・・・」
カーズ「・・・」
カーズ「・・・?」
カーズ(気のせいか・・・?地面が揺れている)
ググ… グググググ…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
カーズ「・・・いや」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
カーズ(実際に揺れている!!!)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
カーズ(この振動は一体・・・!?)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ドグァァァァアアアッ!!!!
カーズ「!!!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!
ボグァァァァァアアアアアアアアアアアアアアッ!!!
ゴゴゴ…ゴゴゴゴゴゴゴ…ゴゴ…
ゴゴ…ゴ……ゴ…………
…ザッ
タツマキ「・・・」オオオオオオオオオオオオオオ…
黒い精子「・・・おいおい。とんでもねーなあの娘」
黒い精子「ヒーローの仲間もろとも生き埋めの皆殺しかよ」
黒い精子「厄介なエスパーの相手はサイコスの役目だろ?あの自信家デブめ・・・負けやがったな?」
黒い精子「んまぁそこそこやり手っぽいから・・・」
ブサイク大総統「」ガララッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ホームレス帝「」ザッ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
エビル天然水「」コポポォ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
黒い精子「ここは袋叩きでいいだろう」ニヤァ… ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
今日はここまで。
1部ディオは最終的にヘタレだったのが印象に残って、今でもDIO=ヘタレのイメージ
ガラ…
瓦礫「」スパパパパパパッ
瓦礫「」バグァアアッ!!!
ガラガラガラ ガラガラ…
シュバッ!
カーズ「」スタッ
カーズ(一体何が・・・)
カーズ「・・・こいつらは」
エビル天然水「」ゴポ ゴポポ
エビル天然水「」ビュアッ!!!
ゴォッ!!!
タツマキ「・・・超高圧で発射する水鉄砲が主な武器」
タツマキ「つまり雑魚ね」
ヴンッ!!
水「」シュパァアア
光球「」ゴオッ!!!!
タツマキ「!」
ボグォォォォォォオオオオオオオオオオン!!!!!
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
ホームレス帝「おやおや・・・」
ホームレス帝「私の全力を試せるかと思ったのだが・・・今ので殺してしまったかな」
シュウウウウウウウウウウウウ…
タマツキ「」バッ!!
全員「!!!」
タツマキ「あっそう」
タツマキ「あんた達そんなに早く消してほしかったんだ」ギロ!!
ホームレス帝「む・・・無傷ッ!?」
黒い精子「来るぞ・・・マジな念動力が――」
ズバァアアアッ!!
黒い精子「」ドサッ
タツマキ「!」
ブサイク大総統「・・・あ?」
ギュア!!!
ガオンッ!!!!!!
ブサイク大総統「・・・」ブシュッ
ブサイク大総統「」ドサ
ホームレス帝「何・・・!?」
タンッ!!!
ホームレス帝「!!!」
ホームレス帝「くうッ」ボボボッ!!!
ヒョイヒョイヒョイ
ホームレス帝「!かわされッ――」
ザグゥウウッ!!!
ホームレス帝「あ・・・!」
ホームレス帝「ごプァ・・・」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!
ホームレス帝「」ドザァッ
ドクドク… ドクドク…
タツマキ「・・・!」
チャキ…
タツマキ「ク・・・クロンダイクッ!!!」
カーズ「大分押され過ぎじゃあないか・・・タツマキ」バアァーーーーーーーーーーン!!!
黒い精子「おいおい・・・やってくれるじゃんか」ザッ!
カーズ「!」
黒い精子「なめた野郎だな・・・どうしてくれようか」ザッ ザッ
カーズ(分裂するタイプか・・・)
カーズ「ならば」シュ
黒い精子「へ?」ギュァオッ!!!
黒い精子「」ガオーーーーーーーーン!!!!!
…ヒュパッ
カーズ「全部消し去ればよいだけだろう」パタパタ
黒い精子「・・・!」
黒い精子「」ズザッ
エビル天然水「」ズズ…
黒い精子「・・・」
黒い精子(天然水も動こうとしねえ・・・他人の感情に呼応して攻撃を仕掛ける危ねえ奴だって聞いてたが・・・何故だ?)
黒い精子(まさか・・・動けないのか?)
黒い精子(『殺意』だとか『憎しみ』だとか・・・そんな感情なら動けるのかも知れねえが)
黒い精子(もし奴が・・・俺達を『捕食対象』として見ていたら?)ドクンッ
黒い精子「・・・!」ドクンッ ドクンッ
黒い精子「フーッ・・・!フーッ・・・!」ドクンッ ドクンッ ドクンッ
黒い精子「ハァッ」ドクンッ ドクンッ ドクンッ
黒い精子(もし・・・捕食対象としてみていたなら!俺達は獲物・・・!!奴は捕食者!!)ドクンッ ドクンッ ドクンッ
黒い精子(獲物が捕食者に立ち向かう?糞が・・・!奴にとって俺達は食料じゃあねえか!!天然水もただの食料・・・殺されるのを恐れて動けねえのかッ!!)
エビル天然水「」ゴポ…
エビル天然水「」ゴボゴボ ゴボゴボゴボォォオオオオ
黒い精子「・・・天然水?」
エビル天然水「」グォボボッボボオオオ!!!! ジュウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!
黒い精子「!?」
エビル天然水「」ジュン ジュン ジュン!!!!
ジュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ ボシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
エビル天然水「」ボシュウウウウウウウウウウウウウ バシュウウウウウウウウウウウウウウウ
黒い精子「て・・・天然水の体積がッ!!ふ、沸騰して・・・小さくなっているッ!!!」ジュー ジュー バシュウウウウウ ボフォアッ
エビル天然水「」シュー シュー シュー…
エビル天然水「」シュウ…
フッ
黒い精子「・・・!!」
カーズ「フム」シュルル…
カーズ「簡単に沸騰したな。沸点は普通の水とさほど変わらないようだ」シュルン
黒い精子「・・・!!」
カーズ「残るは貴様等だけか?」ザッ
黒い精子「・・・」
カーズ「・・・いや」
カーズ「上に1匹いるな・・・」クイ
タツマキ「!」
タツマキ「」バッ!!
サイコス「お返しだ」ギュアッ!!!
ガチィイイッ!!!!
タツマキ「!!!」
サイコス「」ピッ
タツマキ「」グン!!!
ヒュ
地面「」ガゴォォォオオオッ!!!!!
サイコス「やった!!」
ガラガラ… ガラ
タツマキ「・・・!」
タツマキ「」ドバァッ ゴプッ
サイコス「脳にダメージを受けて超能力が一時的に消失したッ!!このチビを殺すなら今しかないぞ黒い精子!!!」
黒い精子「ああ・・・もう俺とお前しか生き残りはいねえみたいだかんなッ!!!」ズモモッ!!
カーズ「!!」
黒い精子「」バババンッ!!!
黒い精子「俺100万体!!100万でいっきにあのガキを潰すぜェッ!!」
カーズ「ヌウッ!!!」バッ!!
ガオン ガオン ザムウ!!
黒い精子「へへへ・・・100万だぜ100万!てめぇ1人でなんとかなると・・・」
地面「」ドギャァァアッ!!!!
黒い精子「!」
サイコス「!?」
カーズ「・・・!」
ガラ…
黒い精子「」ズボボボボボボ!!!!
ドサドサドサッ
バング「ようカーズ君。大分片づけてくれたようじゃな」
カーズ「・・・バング!」
ジェノス「」キュオオオオオオオオオオオオオオオオ…
ジェノス「焼却」カッ!!!!
ドグォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!
カーズ「ジェノスもか」
ジェノス「後はこの黒い奴を倒せばいいのか?」ガシャッ
カーズ「その通りだ・・・助かるな。100匹いるそうだぞ」
ボゴォオッ
プリズナー「・・・これは!」ガララ…
カーズ「・・・海人族の時の脱獄囚か」
プリズナー「!あなたは!」
カーズ「話は後だ。ここら一帯の黒いカスどもと、眼鏡の女を始末しろ!!」ガオン!!!
アトミック侍「」ムク…
アトミック侍「やってやろう!」ニヤ
アマイマスク「厄介だったブサモンの気配が消えた・・・まだ獲物は残っていたんだね」ガラァアッ!!
豚神「」ボゴォオッ
豚神「」ゲボォ ゴボゴボゴボォォオ
イアイアン「」ズルゥン
ドサッ
アトミック侍「イアイ!?」
ブシドリル「」ドサッ
オカマイタチ「」ドサッ
アトミック侍「カマとドリルまで・・・まさか保護してくれてたのかッ!!」
カーズ「無駄話はいいッ!!とっととこの細胞共を消せィッ!!」ガオン ガオン
アマイマスク「ああ・・・」ザッ
アマイマスク「正義を執行する」ブンッ!!!!
ドグォォォオオオオオオオオ!!!
ドガァッ メシァッ ドグチア! ダゴォ グシャア
サイコス「チッ・・・まだか精子ども!!!」
黒い精子「うるせェ!!こいつらがしつこ――」
ジェノス「焼却」ゴッ!!
黒い精子「うぐおおああああああああああああああああああああああああ」ドグァァァァアアアアアアアアアッ!!!!!
サイコス「く・・・役立たず共がッ!!」
ピシ…
サイコス「・・・え?」
眼鏡「」ピシ ピシピシ パキ…
サイコス「・・・何?」
眼鏡「」パキパキ ピシィッ
眼鏡「」バリンッ!!!
サイコス「うぐうッ」ザクッ!
サイコス「何が・・・!」ブシュッ
ザッ
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
「久しぶりね・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
サイコス「!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
フブキ「サイコス」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
サイコス「・・・!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
今日はここまで。
黒い精子「チッ・・・」バッ
キング「!」
黒い精子「ッ!?」ジャ!!
黒い精子(まずい・・・キングかッ!!)グッ!
キング(やばい・・・殺される)ドッ ドッ ドッ ドッ
黒い精子「・・・!」ゴクッ
黒い精子「・・・」
黒い精子(何故動かない?)
黒い精子(俺の動きをうかがっているのか?それとも・・・)
黒い精子(俺をこうやって動揺させ遊んでいる?)
黒い精子(ナメやがって・・・!!)ブチブチブチ
黒い精子(殺す!!!)
黒い精子「」ボゴォオッ!!!
キング「!?」
黒い精子「」ボゴボゴボゴ ボゴボゴボゴボゴ
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
キング「・・・!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
黒い精子「11兆4491億1554万体。今、俺の中に潜在する『俺』の数だ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
キング「は・・・」
黒い精子「全部の俺を倒せるか?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ゾンビマン「」バガァッ!!
キング「!」
ゾンビマン「キング!・・・何だこいつは」
黒い精子「!」
黒い精子「なんなら他のS級に手伝ってもらうか?11兆を・・・」ザッ!
ヒュ
黒い精子「!」
ザムゥ!!!
黒い精子「・・・っとォ!!」タンッ タンッ ズザザザザザザ
黒い精子「何・・・」ポコポコポコ
カーズ「」ギュアッ!!!
黒い精子「ッ!!」バッ
スカァア!!!!
黒い精子「あ、危ねェッ・・・」
カーズ「」ブン!!!
黒い精子「ううッ!!」ズピャッ!!
バッ ババッ シュガッ ガイン ドゴォォオッ!!
キング「カ・・・カーズ氏ッ!」
ゾンビマン「え?クロンダイクじゃあないのか?」
キング「あっ」
黒い精子「ぐうおああッ」ゾグゥ!!
黒い精子「この・・・!!!」ズピュ
ズリュン!!!!
カーズ「!」
黒い精子1「ッと!!」ドザァアッ!!
カーズ(分離した?)
黒い精子2「へへ・・・」ズッ
黒い精子2「」ズモモモモモモモモモモモモモモモ
カーズ「!」
ゾンビマン「!?」
黒い精子1「ここにいる『俺』は100の俺の集合体だ。残り11兆分の『俺』がお前の相手だ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
黒い精子2「」ズズズズズズズズズズズズズズズズズ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
黒い精子1「一度細胞合体すれば二度と分離できねえ。1つの肉体の中で11兆の『俺』達が自我の奪い合いだ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
黒い精子1「たった1つの新しい生命の誕生にも多くの犠牲が伴う。だから尊い。美しい」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「・・・それは同感だ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
黒い精子1「今、俺の心は深い悲しみに満ちている。10兆9999億9999万9999体の『俺』がどこかへ行こうとしている・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
黒い精子1「反面、喜びが胸の奥から溢れてくる。10兆合体・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
黒い精子2「」ギャドン!!!!
ゴシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!
カーズ「・・・」
カーズ「」クル
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
シウウウウウウウ…
「・・・」ウウ…
黄金精子「」ドッギャァァァアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!
黄金精子「」ザッ…
カーズ「」スッ
黄金精子「・・・」
黄金精子「」フッ
ズギャァァアアアッ!!!!!!
カーズ「・・・!?」ブシュッ
カーズ「ッ!!」ドガンッ!!!
ダンッ バンンッ ドガッ
ドギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!
ズザザザザ…
カーズ「な・・・!?」
カーズ「」グググ…
カーズ「・・・!」ガクガクガク
黄金精子「・・・」
黄金精子「」プシュ!
黄金精子「フーム・・・」タラタラタラ
黄金精子「とっさに反応して私に傷をつけられるとは・・・やりますね」
黒い精子「はー・・・凄ェな11兆合体!!」
黄金精子「ええ・・・私もこれからもう少し・・・テストするつもりでいま――」
ドグァァァアアアッ!!!!!
黄金精子「ずッ」ギュオン!!
ドガンッ!!! ズガッ ダンッ!!! バンッ!
ドガガガガガガガガガガガ ズザザザザザザザザ
黄金精子「」シュウウウウウ…
黄金精子「う・・・!」ムクッ
黄金精子「何・・・!?」ググッ ダン!
ガクガクガクガク
黄金精子(力が・・・!!)ガクガクガクガク
カーズ「不意打ちで調子にの乗られても困るな・・・」パタパタ パタパタ
黄金精子「!」
カーズ「始めよう。新しく灯された命の灯だが・・・」ザッ ザッ
カーズ「ここで消えてもらおう」ギン!!!
黄金精子「・・・!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「貴様の臨終祝いだ」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
今日はここまで。
サイコス「ぐがぐッ」ブシュウウウウッ!!!
サイコス「」ドシャアアアアアッ
サイコス「」ビグッ ビグッ ドクドクドク
ビグッ ビグッ
フブキ「・・・」ゼェ ゼェ
フブキ「あなたは元々強い子じゃあなかった・・・何があなたを変えてしまったの?」ハア ハァ
フブキ「狂気の元は・・・『未来』が訪れればわかる事なの?」ハァ ハァ
「・・・」
「狂気の元?人間だろ」
フブキ「!?」
フブキ「」シュバッ!!
瓦礫「」ズォオオッ!!!
ガロウ「」ヒュ
スパァアアッ
ガロウ「・・・」パラパラ バラバラ
フブキ(!?)
フブキ(地獄嵐の飛礫を・・・全て叩き落とした!?)
ガロウ「・・・?体が軽い・・・軽すぎる・・・魂でも抜けたか?解放された気分だ」
ガロウ「おい、そこの小物。お前だボロ雑巾」
フブキ「・・・!」ズザッ
ガロウ「俺は何に見える?」
フブキ「・・・!?」
ガロウ「答えろ」
ガロウ「 俺 は 何 に 見 え る ? 」
ドガガガガガガガッ ズガガガガアッ
カーズ「」ドルギュン!!
黄金精子「くおッ」ドアァアッ!!!
黄金精子「うぐああ」ヒュン!
バング「!」
バング「プリズナー君、避けろッ!!」バッ!
プリズナー「!?」
バング「ッ」ドッギャァァアア!!!
カーズ「バング!?」
2人「」ダンッ ガンッ ドガッ
ズガガガガガガガガガガガガガガガ…
「うぎゃあああああああ!!」 「巻き込まれッ」 「潰さ」 「ヒイイイイイアアアアアアアア」 ガガガガガガガガガガガガガ…
ザザザザザ…
カーズ「バ・・・バングッ」タッ
瓦礫「」ビシィッ
カーズ「!」
瓦礫「」バグァァアアアアッ!!!
バラバラ ガンッ パラパラパラ…
黄金精子「・・・」ザッ
黄金精子「・・・今の一撃は・・・私を本気にさせたぞ」ドン!!!
黄金精子「」シュアッ!!
カーズ「」スカァアッ
カーズ「」ブンッ
黄金精子「!」ズパァッ
黄金精子「」グオアアッ
カーズ「チッ」タンッ
クルクルクル
カーズ「」スタッ
黄金精子「」ゴオッ!!!
ドガガガガガガッ ズガビシィ ドドドン バグァアッ
アマイマスク「な・・・何がどうなってる」ガラッ
ゾンビマン「カー・・・クロンダイクと黄金精子が闘っている」
アマイマスク「それは分かる!他に何が・・・」
ゾンビマン「分からない!他には何もッ!!」ダン!
アマイマスク「・・・」
ゾンビマン「・・・」パラ…
ゾンビマン「今確かなのはそれだけだ。俺達には目で動きを負うこともできない」
アマイマスク「・・・!」
童帝「・・・」サッ
ドガガガガガガガガガガガガッ ズガガガッ シャイイン ドグァアッ
黄金精子「」ヒュガガッ ドドガガッ
カーズ「うごおッ」バギアッ!!
黄金精子「」ニヤッ
黄金精子「とどめくらえッ!!!」ガッ!
ブンッ!!!!!!
カーズ「・・・!!!」
カーズ「フッ」
黄金精子「!」
黄金精子(何故だ・・・!?今、このまま拳を振り下ろしてはいけない気がするッ!!)
黄金精子(だ、だが・・・)
黄金精子(もう止められないッッッ!!!)
ゴオッ!!
カーズ「1つ・・・忘れていないかァ?」
カーズ「俺の基礎能力は・・・触れた物体を吸収することッ!!!」
黄金精子「」ハッ
カーズ「バングが巻き添えになる前に使えばよかったな・・・」
黄金精子「し、しまッ」
ザムゥ!!!!!!!!!!
ズズズズズ
黄金精子「こ、拳ィイイッ!!」ズブズブ
カーズ「さらに!全力で拳を振り下ろしたために、体のバランスもォォォッ!!」
黄金精子「ううううおッ」ズズズ!!
黄金精子「こ・・・こんなあああああああああああ」ズズズズズズズ
カーズ「」ガシィ!!
黄金精子「ぐぷッ」ズブ!!
黄金精子「モゴオオオオオオオ!!!ムゴオオオモゴオオオオオオ!!!」ズブズブズブズブ
黄金精子「モ・・・」ズズズズズズ…
ズブズブズブズブ
カーズ「ンンンン!格別な味だ・・・ゲリュガンシュプと同等か?その位のカロリーだ」ズズ…
カーズ「さて!」ヌポン
カーズ「」バサッ
スタッ
全員「・・・!」
カーズ「黄金精子にトドメを刺して・・・怪人協会は全滅の最後というわけだな?」ザッ
アトミック侍「あ・・・ああ、おそらくな」
カーズ「フム・・・では、地面にめり込んだバングを掘り起こした後で、崩落したアジトの下にいる連中を救出しなくてはな・・・」
ジェノス「分かった。先生は無事だろうが――」ヒュ
…ガッ
ジェノス「」シュン!
ガイン ドガン
ガッ ズガッ バンッ ドゴッ
カーズ「ジェノス!?」
ズガガガガガガガガガガガガガガガ…
シュウウウウウウウウウウウウ…
カーズ「何・・・」
「」ギュオアアッ!!
カーズ「!」バッ
スカッ
地面「」ドゴッッッ!!!!!!!!!!
カーズ「!?」
ヒュ…
グア!!!
カーズ「」シャッ
ドガガガガガガガガガガガガガガッ!!!
ガイン ズガガァッ
ギュルンッ
カーズ「ぐおッ」ダァァアアン!!!
ギュン
カーズ「」ズガァアアン!!!!
…パラ
カーズ「」ググ…
ボゴォオオッ!!
「!」
カーズ「」グウウン!!
カーズ「・・・」フルフル
パラパラパラ パラ
カーズ(頭から瓦礫に突っ込んだか・・・)
カーズ「・・・」クル
「・・・」
「動けるのか・・・」
カーズ「何だ貴様は?」
「俺は・・・」
ガロウ「俺は怪人ガロウ。ヒーロー狩りとも呼ばれ――」ズガァアアッ!!!
ガロウ「ウガァアッ・・・!?」ブシュッ
ガロウ「き、きさ」ガラッ
ドサアアッ
カーズ「油断していた貴様が悪い・・・不意打ちされたのだからな」
カーズ「目には目を。歯には歯を」
ガロウ「・・・」パラ
カーズ「されたことは全て返さなくてはならぬ。それが幸運であろうと・・・害悪であろうと」
ガロウ「く・・・調子に乗るなよヒーローが」グググ
ガロウ「貴様等が刃向えば、向こうにいるガキを殺す!」ビシィイッ!
カーズ「・・・」
ガロウ「ここで俺を止められなければガキは死ぬ・・・刃向わなければガキは死ぬ」
ガロウ「刃向っても結局は殺すがな」コキコキ
ガロウ「つまりお前らがとるべき行動は・・・」
カーズ「向こうに人間の子どもなんていないな。生き残りの精子共が何匹がいるだけだ」
ガロウ「・・・は?」
ガロウ(こいつ・・・この暗闇で?夜目が利くのか?どんな視力してやがる・・・)
カーズ「そういう下手な演技で怪人には見えんな・・・まあ」
人 間 だ と し て も 殺 す が な
ガロウ「!?」ゾクッ!!
ガロウ(こいつ・・・何なんだ?)ドッ ドッ ドッ ドッ
ガロウ(人間とは思えん・・・!!)ギリリィ ドッ ドッ ドッ ドッ
ガロウ「・・・!」ドッ ドッ ドッ ドッ
ゴクッ
ガロウ「・・・」
ガロウ(らしくねえ・・・何をビビッてる?)
ガロウ(俺は災害レベル神になったんだ・・・予言の存在にッ!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ガロウ(本来の意味でも俺は『神』だッ!!!)グッ! ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
今日はここまで。
ガロウ「」ヒュ
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
カーズ「・・・」スアア
ズバァアッ!!
ガロウ「うッ・・・」タンッ
ガロウ「」ズザザッ
カーズ「」シュッ…
ガロウ「!?」
カーズ「間違いない・・・貴様は怪人に憧れた、ただの人間だ」アアアアアアア…
ガロウ(一瞬で背後に・・・!)
カーズ「しかも」ドギャァアアアッ!!!
ガロウ「ぐぶおおおお」ブジュッ!
カーズ「中途半端な意思を持った・・・」グアッ
ドドゴォオオッ!!!
ガロウ「ぎいいいッ」シバァアアン!!
カーズ「腑抜けだ」
ガロウ「」ドサッ
ガロウ(何・・・ッ!!!)ギリ
ガロウ(この体の動きは・・・あらゆる体術にも当てはまる)ググ…
ガロウ(世界中の体術を吸収しているとでもいうのか・・・ッ!!)
カーズは、格闘技を経験したことはなかった
しかし、ワムウや数多くの波紋戦士の戦闘を見ているうち、ほとんどの体術を取り入れた動きができるようになったのだッ!!
ガロウ(怪害神殺拳ッ!!!)ヒュバババババババッ
カーズ「」シュシュシュシュシュシュシュ
ヒュババババババババババババババババババババババババババババ
ガロウ(こいつ・・・全部かわしてやがるッ!!)
カーズ「」スッ
ガロウ「ッ!」ビクッ
ピタッ
カーズ「S級!!」
全員「!」
カーズ「遠くへ逃げていろ」
アトミック侍「・・・!」
アマイマスク「しかし、まだ生き残りの黒い精子が・・・!」
カーズ「俺がまとめて片づけるッ!遠くへ行けッ!!巻き添えはできるだけ減らしたい」
アマイマスク「・・・」
ジェノス「行くぞッ!!」ダンッ
バババッ ババッ
ガロウ「・・・!?」
カーズ「秘技・・・」
ガロウ「」ハッ
カーズ「 神 砂 嵐 」
グァァァァァァアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!
ガロウ「ぐううううおおおおおおおおおおーーーーーーーーッ!!」ビュゴオオオッ!!
プリズナー「ううおおッ」ォォォォォオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
オオオオオオオオオオオ…オオオオオ…
オオオオ…オオ…
オ……
ジェノス「・・・!」パラ パラ
アマイマスク「こ・・・これは風なのか」
アトミック侍「ガ・・・ガロウはッ!?ガロウはどこに行った!?」
カーズ「・・・」
ガロウ「く・・・」ガラッ
ガロウ「まだだ・・・ッ!」ギギギ
ガロウ「まだだ!まだだ!まだだ、まだだッ・・・」
ガロウ「貴様を殺し、世界を・・・!!!」ググッ
カーズ「・・・」
カーズ「貴様如きには無理だ」
ん?あれ?夕方に>>720を書き込んだつもりだったのに・・・
今日はここまで
ガロウ「な・・・」
ガロウ「貴様・・・!!」ギギギ
ガロウ演説中
カーズ「・・・終わりか」
ガロウ「・・・」
カーズ「・・・つまらん」
ガロウ「何ッ・・・」
カーズ「」ズイ
カーズ「貴様の手段には共感できるが目的には共感出来んな」ギロ
ガロウ「は・・・」
カーズ「かつては俺も全てを支配しようとした身だ・・・分かるのだ」
カーズ「貴様には無理だということがな」
ガロウ「何をッ!」ブンッ!!
カーズ「」バシィ
カーズ「」グッ!
ガロウ「うごああッ」ゴギィッ!
パラッ
カーズ「子どもを守ろうとした・・・それが『絶対悪』とどう考えてもつながらない」
カーズ「貴様には『覚悟』がない・・・全てを失う『覚悟』がッッ!!!」ダン!!
カーズ「語るのは面倒だ・・・直に体で感じてもらおうか」
ガロウ「・・・!?」
カーズ「」コオオオオオオオオオオオオオ…
パリパリ… パリパリパリ
バチバチッ バチバチバチッ
ガロウ「何を・・・」
バリバリバリバリィィイイイッ!!!!
カーズ「波紋疾走ッ!!!!!」バヂバヂバヂバヂバヂ!!!
ドゴォォオオオッ!!!!
ガロウ「――ッ」バヂバヂバヂバヂ
瞬間、ガロウの脳裏には
『カーズの記憶』が流れてきた――
ガロウ「・・・ッ!!!」
ガロウ「」ダンッ ズザザザザザザ
カーズ「・・・」
ガロウ「・・・!」ドクン ドクン ドクン
カーズ「・・・そういうことだ」
カーズ「欠けているんだ・・・貴様には」
ガロウ「・・・」
ダラン…
カーズ(生気を失ったか・・・)
カーズ「待っておれい。今殺してやる」
ジャキィッ!
ダンッ!!!
ギュアッ!!!
ザンッ
どういう原理?
>>728
リサリサがスージーQの記憶を抽出したやつの逆バージョン
ガロウ「」ゴトッ
カーズ「・・・」シャコン
カーズ「終わったぞ」
ジェノス「あ、ああ・・・」ザッ
ゾロゾロゾロゾロ…
カーズ「・・・」チラ
ガロウ「」
カーズ(まともな奴がいないようだな。この怪人協会は・・・)
瓦礫「」ボゴォオッ!!!
カーズ「!」
ガラガラガラガラ… パラッ コン…
サイタマ「お」パラパラ
フラッシュ「出られた・・・のか」
サイタマ「カーズ!もう終わっちまったのか?」
カーズ「ああ・・・今終わらせた」
サイタマ「そっか・・・」ポリポリ
サイタマ「宇宙船の時みたいに強い奴なら、闘いたかったな・・・」
カーズ「・・・」
カーズ「・・・いや」
カーズ「こいつは奴の足元にも及ばんさ」ザッ
サイタマ「・・・そうなの?」
カーズ「そこに人間の子どもがいる。保護しておけ」シピッ
サイタマ「え・・・ああ、ほんとだ」
カーズ「体内に収納していたスマホは壊れていない・・・まだあの機械の出所を調べられる」
サイタマ「まだ調査中?」
カーズ「そうだが・・・これでそろそろお前にも退屈しない仕事が来るかもしれんぞ」
サイタマ「だといいな」
カーズ「それと・・・」
サイタマ「ん?」
カーズ「家が無くなったがそれはどうするつもりだ?」
サイタマ「あっ」
サイタマ「・・・」
サイタマ「・・・クサイ博士だっけ?そこに泊めてもらうか・・・」
サイタマ「バングの爺さんとこに行くのもあるな・・・」
カーズ「アジトの残骸を利用して生活するという選択肢は」
サイタマ「あるわけないだろ」
ジェノス「クセーノ博士に連絡してみます」
サイタマ「いや、俺はまだ会ったこともねーわけだし・・・迷惑かけるわけには」
カーズ「初対面の挨拶ということにすればよかろうなのだ」
サイタマ「なるほど」ポン
ジェノス「じゃあ連絡を・・・」ピポパ
今日はここまで。
ガロウ編完!
翌日
扉「」ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン
3人「・・・」ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン
クセーノ博士「やあ、君がサイタマ君か」ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン
サイタマ「俺の事知ってんの?」
クセーノ博士「ジェノスから話は聞いているよ・・・ジェノスがお世話になっているね」
サイタマ「お世話してるぜ」
クセーノ博士「ハハハ・・・隣はS級のクロンダイク君だったね」
カーズ「・・・ああ」
クセーノ博士「新しく家が決まるまで、ここで暮らすといい。何、ずっといてもいいんだよ」
カーズ「これを」ポイッ
クセーノ博士「?」パシッ
クセーノ博士「・・・スマホ?」
カーズ「宇宙船がA市を爆撃する前日に、巨大な機械に襲われた。それの行動履歴だ」
クセーノ博士「・・・」
クセーノ博士「・・・ありがたい。ぜひ解析させてもらおう」
ジェノス「何か・・・狂サイボーグと関係があるのかもしれません」
クセーノ博士「おそらくそうじゃろう・・・」
クセーノ博士「感謝するよクロンダイク君・・・」グッ
クセーノ博士「さて!君たちの部屋へ案内しよう!」ザッ
数時間後
カーズ「UNO」
ジェノス「UNO」
サイタマ「・・・なんでお前らそんなにUNO早いの?」シピッ
カーズ「貴様の運が悪いだけだ」
ジェノス「ドローツーカードとドローフォーカードが連鎖した時は本当に・・・」
サイタマ「本当だぜ!ドローフォーカード2枚あってラッキー♪って思ってたら俺がドローする羽目になったじゃあねえか!!」
カーズ「カスが・・・激昂するんじゃあない」
ジェノス「カーズはUNOのルール把握してなかったのに凄いな」
カーズ「フン、造作もない」
カーズ「さて・・・あがりだ」ピッ
ジェノス「同じく」ピッ
サイタマ「・・・」orz
カーズ「掛け金とかなくてよかったなァサイタマ」
サイタマ「本当だよチクショウ・・・」
カーズ「・・・さて。クセーノの解析を手伝うとするか」グッ
ジェノス「じゃあ俺もそうしよう」
サイタマ「モブサイコ読んでるから行ってら」
カーズ「UNOのルールガイドでも熟読しておれィ」
サイタマ「うっせ!!!」
ガチャ
クセーノ博士「!」
クセーノ博士「・・・おや、クロンダイク君とジェノスか。もっとゆっくりしていてもいいのに」
カーズ「俺がもともと解析していたものだからな・・・自分で調べておきたい」
クセーノ博士「そうか・・・」パラリ
カーズ「・・・その本は?」
クセーノ博士「狂サイボーグの情報を探っているのだよ・・・いつ、どこで、誰に造られたのか・・・」
クセーノ博士「ワシがヤツを追い始める前に、目撃情報なんかがないかと思ってね」
カーズ「目撃か・・・」
カーズ「・・・」
クセーノ博士「書籍だけではなく、インターネットでも調べているが・・・まだ目撃情報は少ない」
カーズ「どんな姿をしているのだ?」
クセーノ博士「そうだな・・・」
クセーノ博士「外見は普通の人間だ・・・顔の一部は機械だがな」
カーズ「・・・」
ジェノス「俺にも姿は分からない。なんせ、金属の部分がチラッと見えたくらいだし・・・爆発で吹き飛ばされたのだからな」
カーズ「では貴様はアテにならんな」
ジェノス「・・・フン」
カーズ「ジェノスがいた街で生き残りはいなかったのか?」
クセーノ博士「・・・」
クセーノ博士「・・・いれば、この研究所に住まわせているさ」
クセーノ博士「ジェノスも瀕死だった・・・あと私が5分でも遅ければ、生き残りはいなかった」
カーズ「・・・」
カーズ「俺も一族を皆殺しにした身だ。やるときには生き残りが出ないように確認して立ち去るな・・・」
クセーノ博士「!!!」
クセーノ博士「今、なんて・・・」
カーズ「今聞いたことは他言するなよ」
クセーノ博士「・・・」
カーズ「で?そのサイボーグの外見・・・他に特徴は」
クセーノ博士「え、あ・・・そうだな」
クセーノ博士「顔はゲルマン人のそれだな。身長は2m近くで髪は金髪」
クセーノ博士「顔の一部は機械と言ったが・・・具体的には右目とその周囲だ」
クセーノ博士「義手は自由自在に曲がる仕様らしい。腹部に強力な銃を装備」
クセーノ博士「最も古い目撃情報は1943年・・・ロシアのヴォルゴグラード、当時のスターリングラード」
クセーノ博士「ドイツ軍人として戦争に参加していたらしい。そしてその年に戦死したということだが・・・」
クセーノ博士「8年ほど前に再び目撃情報が出たのだ。それまではどうやって雲隠れしていたのか・・・ワシがヤツを追いかけはじめたのも8年前だ」
カーズ「・・・!?」
カーズ(ゲルマン人・・・金髪・・・右目周辺が機械・・・!?)
カーズ(腹部に銃・・・ドイツ軍人・・・!!)
カーズ(まさか!!!)
カーズ「・・・!」
ジェノス「・・・どうした?」
クセーノ博士「な、何か知っているのか」ガタッ
カーズ「そんな馬鹿な・・・あの男・・・噴火に巻き込まれて死んだものと思っていた・・・!」ギギギ…
クセーノ博士「噴火!?」
カーズ「俺はそのサイボーグの・・・最古の目撃者だ・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「1939年ッ!!俺はそのサイボーグと闘ったことがあるッ!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「奴の名は・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「ルドル・フォン・シュトロハイムだッッッ!!!!!!!!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
「・・・」カッ
「もう落ち着いたかね・・・?」カツ カツ カツ
「ルドル・フォン・シュトロハイム君」
シュトロハイム「・・・」
シュトロハイム「・・・シチリア島の・・・石仮面を・・・・ッ」ウィイイ…
「・・・」
(まだ安定しないか・・・起動させて8年経つのだが)
「君が落ち着いたらそのロックを外そう。それまでは待機だ」
シュトロハイム「・・・」グググ
「ロックを外せば・・・ある程度は私に従ってもらうが、それ以外は自由だ。シチリアの石仮面でも、なんでも、どうとでもすればよい」
(ま、その石仮面は既にムーロロとやらに破壊されているがね)
シュトロハイム「」ギギギギ…ッ
ディアボロ「調子はどうだ?」ザッ
「!」
「・・・相変わらずだ」
ディアボロ「・・・あの天才博士が、150年前の機械相手にお手上げとはな・・・え?そうだろう?」
「・・・」イラッ
ディアボロ「悪い悪い・・・問題ない。それだけ当時の枢軸国が優れていたということだろう」
ディアボロ「なあ・・・?ボフォイ博士」
ボフォイ「」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ボフォイ「そうだ・・・そういえば。カーズが最近我々を探っているようだ」
ディアボロ「!」
ディアボロ「探られるのは・・・いい気分にはなれんな」
ボフォイ「お前もリゾット達に探られたのが原因で・・・そんなことになったのだったな」
ディアボロ「虫唾が走る・・・消したつもりでも「過去」というものは、人間の真の平和をがんじがらめにするからな・・・」
ボフォイ「フフ・・・こいつはその「過去」からの贈り物だ」
シュトロハイム「・・・」
ボフォイ「「過去」に「過去」をぶつけて対処しよう・・・ディアボロよ」
ディアボロ「・・・フン」
ディアボロ(だが・・・貴様の方から来るのであれば悪くないぞ・・・カーズ)ニィ
今日はここまで。
ナチスの科学は世界一チィィィイイイ
数日後
サイタマ「おっしゃあ11バック!!」
クロビカリ「はい革命」パサッ
サイタマ「嘘だろッ!?」
カーズ「フン、マヌケめ」
童帝「UNOも弱いらしいけど、トランプも弱いね」
ジェノス「・・・」ワイワイ ギャーギャー
ジェノス「何でお前らS級が集まってるんだッ!?」ダンッ!!!
全員「!!!」
サイタマ「・・・そういえば」
クロビカリ「クロンダイクさんが引っ越したって聞いたから遊びに来たんだ」
フブキ「なるほど・・・」
サイタマ「いや、何でお前もいんの」
サイタマ「え、つかお前らカー・・・クロンダイクと仲いいの?」
ゾンビマン「再生能力を持っているところに親近感を抱いたから話しかけてみたら気が合った」
クロビカリ「昆虫の強さを持っているところに憧れを抱いたから話しかけてみたらいろいろ教えてくれた」ドン☆
童帝「自分より頭のいい人間なんてほとんど見たことないから話しかけてみたら意気投合した」
バング「みんないろいろあるんじゃの」
ボンブ「本当だな」
サイタマ「狭えよ」
キング「やっほーサイタマ氏・・・えッ?」ガチャッ
クロビカリ「おお、キングさん」クル!
キング「な、何で」
クロビカリ「今度お手合わせ願います!」ガタッ!
キング「い、いや」
クロビカリ「一度だけ!一度だけでいいので!!」
ギャアギャア ワアワア
サイタマ「・・・」ジロ
ジェノス「・・・」ジロ
カーズ「?」
サイタマ「何で『何だ?俺は関係ないぞ?』みたいな顔してんだよお前!?」
カーズ「おお、俺の考えを要約してくれたな」
サイタマ「お前の撒いた種だろーがッ!!」
カーズ「知らんなァ・・・第一、種を撒いて育った果実を消費するのは貴様等だろう」
サイタマ「ハァァァアアア!?」
ギャーギャー ドッタンバッタン
クセーノ博士「おーおー、皆元気じゃのう。お菓子でも食べよう」ガチャ
サイタマ「お?じゃあ頂くぜ!」
クセーノ博士「それと・・・3人と童帝君は少し来ておくれ」
4人「?」
クセーノ博士「さて・・・例の機械の開発工場が分かったぞ」
ジェノス「本当か!」
クセーノ博士「これじゃな。単に工場として動いておるだけで、研究所ではないようだ」
カーズ「・・・ということは本丸を見つけたわけではないのだな」
クセーノ博士「そういうわけじゃ・・・そこで!」クル!
クセーノ博士「童帝君!君はかつてある博士の下にいたそうじゃな」
童帝「・・・はい」
クセーノ博士「この工場が一体どの科学者によって動かされているのか、知っているかね?」
童帝「・・・分からないね。大抵、ロボットをつくる研究所には工場が内部に存在するか、近くに建てられている」
童帝「これは近くに研究所もない・・・誰がこの工場を支配していても分からない」
童帝「力に慣れなくて悪いけど・・・」
サイタマ「なら、直接乗り込むか?」
カーズ「連中なら、いつ警察が調査に来てもいいようにすぐ証拠を隠滅できるようにしているだろう・・・これだけのことをやるんだからな」
ジェノス「・・・そんなにすぐに証拠を消せるなら、なんでお前は機械の履歴を覗けたんだ?」
カーズ「こっちも機械には慣れているのでな。履歴は消されていたが、復活させただけだ」
童帝「これはその機械とはわけが違うだろうね。なんせ、この証拠を見つけられたら自分たちのいる場所がバレるんだから・・・機械の時はまだ余裕がある」
サイタマ「クセーノ博士。他の科学者とかを調べるのはどうだ?」
クセーノ博士「それは無理だ。このことは他の科学者には発覚しないように行われているだろうし・・・」
クセーノ博士「これを知っている科学者なら、我々の敵だ」
4人「・・・」
童帝「あ、そろそろ僕たちはおいとましますね」
クセーノ博士「え、もっとゆっくりしていっても・・・」
童帝「お気持ちはありがたいですが、そういうわけにもいかないので・・・」
クセーノ博士「そうか。じゃあの」
童帝「いざという時は僕も同行しますので」
クセーノ博士「それはありがたい」
サ,ミナサンカエリマショウ エ,モウ? モットユックリシテイキタイ…
カーズ「・・・」
カーズ(シュトロハイムはこのカーズの正体を知っている・・・ということは、研究所の連中は十中八九俺の正体を知っている)
カーズ(協会の連中を巻き込めば、その分・・・)
カーズ「」フルフル
カーズ(いや・・・財団が今更何になる?今の俺の敵ではない・・・)
カーズ(もし強力な破壊兵器や生物兵器があっても、俺なら耐久出来るし破壊できる)
カーズ(それにサイタマもいる。こいつのパワーなら邪魔者は全てなぎ倒せる・・・)
カーズ「・・・」ピタ
カーズ(・・・果たしてサイタマは俺が世界の敵になった時、手を貸してくれるのか?)
カーズ「・・・」
サイタマ「どうしたんだカーズ?」ポン
カーズ「!」
カーズ「・・・何でもない、ただの考え事だ」
カーズ(奴も俺も・・・形は違えど『孤独』を知っている者同士だ)
カーズ(多少は大丈夫だろう・・・)
カーズ「・・・部屋に戻って寝よう」
サイタマ「そーだなー」
クセーノ博士「おーい、ご飯をさっきのヒーロー君達のために多めに作りすぎたから、頑張って食べてくれ。焼肉だ」
サイタマ「・・・やるか!」キリッ!!
数時間後
サイタマ「うぷ・・・凄い量の肉だったな」ゴロリ
カーズ「全くだ・・・吸血鬼30匹分はあったか」
サイタマ「こんだけ食って無料とか天国じゃん・・・」
カーズ「ああ・・・最近はいろいろと食べ過ぎて胃もたれを起こしそうだ」ゴロ
サイタマ「意外だな。究極生命体だからもっとエネルギー必要なのかと思ってたぜ」
カーズ「馬鹿を言うな。冷血動物は滅多に食料を食べんぞ。ダイオウグソクムシなんかは何年も飲まず食わずで生きられる・・・」
カーズ「誠に過酷な環境でも生きられる生物というのは、このカーズのように省エネルギーなのだ」ゴロリ
サイタマ「へー・・・」ゴロゴロ
サイタマ「」ピクッ
カーズ「」ピクッ
ジェノス「!」ピッ…
ジェノス「高速接近反応・・・来る」…タッ
ドッゴォオオオオオオオオンン!!!!!!!
3人「ッ!!!」
グラグラグラ ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
3人「・・・!」
ジェノス「砲撃・・・着弾点は・・・」ピピピ
ジェノス「!!!」
ジェノス「正門が破られたッ!!!」ダッ!!
クセーノ博士「な・・・何じゃ!」バタバタバタ
「」ガシャン… ガシャン…
クセーノ博士「!?」
「」ガシャン… ガシャン…
「」ガシャン ガシャン
「」ガシャン ガシャン ガシャン ガシャン
クセーノ博士「な・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
クセーノ博士「何だ・・・!?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ガシャンッ
バトルドロイドβ「・・・」シュウウウウウ…
クセーノ博士「くッ・・・何かわからんが正門が突破されたッ!」ダッ!
クセーノ博士(生半可な光線銃では駄目だッ!!サイタマ君たちを・・・)
バトルドロイドβ「」カチ…
バトルドロイドβ「」ジャギィイッ!!!
ガシャァアッ!!
クセーノ博士「!!!」
クセーノ博士(銃――――)
ズガァァァァァアアアアアアアアアアアアアン!!!!!
ドグァアアアアア… ガラガラガラガラ バラバラ
タンッ…
ジェノス「」ズザザッ
バトルドロイドβ「!」ガシャッ
ジェノス「!なッ・・・」
研究所「」ガラガラ… パラ…
メラメラ パキパキ ガラッ
ジェノス「・・・貴様ァアッ!!!」
バトルドロイドβ「」ジャキィイッ!!!
ジェノス「」ジャコォッ!!
ジェノス「 焼 却 」
カッ…
ドグァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!
サイタマ「ジェノス!」タタタタタタ
ジェノス「先生!!」
サイタマ「・・・こいつは!!」
バトルドロイドβ「」シュウウウウウ… バチバチッ パラ…
カーズ「・・・間違いない。宇宙船で見た奴だ」
バトルロドイドβ「」バチバチッ バチチッ ジジジ…
カーズ「・・・ということはつまり――」
ジェノス「クセーノ博士ッ!?」ガララッ
クセーノ博士「ム・・・ジェ・・・ノ・・・」
ジェノス「博士ッッッ!!!」
クセーノ博士「あのロボットは・・・仕留めたのじゃな・・・」
ジェノス「博士・・・」
クセーノ博士「おそらく・・・狂サイボーグを作り上げ・・・いや・・・復活させた連中の刺客じゃろう・・・」
クセーノ博士「ワシを狙って・・・きおった・・・ゴフッ」ゴパァ
ジェノス「博士ッ!」
クセーノ博士「間一髪・・・避けることができたが・・・」グググ
クセーノ博士「フフ・・・ワシが・・・死ん・・・だら・・・」
クセーノ博士「後・・・は・・・・・・」
クセーノ博士「」ガクッ
ジェノス「博士ェエーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!」
サイタマ「・・・死んじまったらお終いだよな・・・」
カーズ「・・・いや」
コオオオオオオオオオオオオオ…
バチバチッ バチッ
カーズ「まだ生きている」コオオオオオオオ
バチバチバチバチッ
クセーノ博士「」スウウウウウウウウ…
ジェノス「き・・・傷が癒えていくッ」
カーズ「少し休めば平気だろう・・・さて」
カーズ「狂サイボーグを復活させた張本人が分かったぞ」
カーズ「ボロス一味の宇宙船はその後、メタルナイト・・・ボフォイによって始末された」
カーズ「その宇宙船の技術をボフォイが利用し、新たな兵器を作り出しているとすれば・・・」
ジェノス「!!!」
カーズ「目的は世界を乗っ取る事か・・・国を乗っ取る事か・・・定かではないが」
カーズ「ボフォイは『戦争』を始めようとしている」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ジェノス「・・・!狂サイボーグはその駒の1つというわけか!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ジェノス(『メタルナイトはお前の敵』・・・そういうことかッ!!そういうことだったのかッ!!!)┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「敵はこれで判明したな・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「敵はヒーロー協会の中にいたッ!!S級のボフォイッッッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
カーズ「奴がシュトロハイムを復活させ、バトルドロイドを兵器に再利用しているのだーーーーーーーッ!!!」ズッギャァァーーーーーーーーーーーーーン
今日はここまで。
中学の修学旅行で焼肉をしてくれた民泊先のOさんに僕は敬意を表するッ!
ジェノス「なんと・・・ッ!!」
カーズ「問題はどうするか・・・だな」
カーズ「童帝はかつてボフォイの助手だったそうだ・・・つまり、ヤツならボフォイの位置が分かるかもしれぬ」
ジェノス「当然・・・S級全員で殴りこむッッッ!!俺は奴との因縁に決着をつけるッ!!!」グッ!!
カーズ「ああ・・・急がなくては警察が来る。協会にも知られる・・・」
サイタマ「・・・何か問題があるのか?」
カーズ「協会に、我々が行動を起こそうとしていることが知れたら・・・当然その情報はボフォイにも渡る」
カーズ「なんらかの対処をされることは間違いない・・・ヒーロー協会全員がもし敵に回れば面倒だ・・・骨が折れる」
ジェノス「相手できるのは先生だけでしょう・・・」
サイタマ「・・・」
カーズ「童帝には口止めを依頼して・・・ある程度の増援は呼ぶとしよう」
サイタマ「ある程度?」
カーズ「丁度いいのだ・・・そろそろ『教育』してやろうかと思っていた」
サイタマ「・・・?誰なんだ?」
キング「・・・で、俺が呼ばれたと」
カーズ「そうだ」
キング「勘弁してくれ・・・」
カーズ「別に、敵陣に突っ込んで死んで来いとは言ってないぞ」
キング「当然だ」
カーズ「これを使え」チャッ
キング「・・・何それ?」
カーズ「コントローラーだ。宇宙船でバトルドロイドを解体して構造を調べ、これを作った」
カーズ「これを・・・連中のうなじの部分にフタがある。それを開けてこれをセットしろ・・・フタはスライド式だ」
カーズ「こっちのリモコンで遠隔操作するんだ」
キング「・・・」
カーズ「これも勉強だ。しっかりやれよ」
キング「あ・・・ああ・・・」
カーズ「連れてきた」
キング「」ゲッソリ
童帝「うん・・・具合悪いの?キング」
キング「あ・・・うん・・・」グッタリ
童帝「僕も同行するよ。知人が悪いことをしたね・・・」
ジェノス「助かる」ピシガシグッグッ
数十分後・・・
童帝「着いたね。セキュリティだけど・・・」
ジェノス「」ダッ!
カーズ「」ダッッ!!
サイタマ「」ダッッッ!!!
ギュアアッ!!!!!!
扉「」バグァァアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!
バラバラバラ ガラガラガラガラ…
パラ… コンッ
童帝「」
警報機「」ビーッ ビーッ ビーッ ビーッ
サイタマ「さ、行こーぜ」パラ… ビーッ ビーッ ビーッ ビーッ
キング「」
童帝「あ、うん・・・」タッ
キング「ウソだろ・・・」タタタタタ
タタタタタタ…
ディアボロ「・・・カーズか」ペキ…
サイタマ「お!」タタタ
バトルドロイドα「」ガシャガシャガシャ
バトルドロイドα「」ジャキジャキジャキッ
サイタマ「」ヒュ…
バギャァァアアアアアン!!!!!
バトルドロイドα「」バラバラ… バラバラバラ…
サイタマ「こんな連中には構ってらんねーな・・・てか施設でけえな」ドカッ バラッ
カーズ「・・・よし、ここは分かれることにしよう。童帝とジェノス、キングと俺、サイタマ。この3つに分かれて行動しよう」
カーズ「それと・・・」ズモモモモ
モコモコモコ
リス「」モコン
リス「」ピョンッ ピョンッ
童帝「!」ピョン
サイタマ「リス?」ピョン
カーズ「リスを1匹同行させよう。一応、そっちの動きが俺にある程度分かるからな」
サイタマ「なるほど・・・よろしくな」ナデナデ
リス「~♪」スリスリ
童帝「じゃ、ここで道が別れてるし・・・ここで分かれよう」ナデナデ
3人「ああ」
キング(うわあ・・・カーズ氏と2人きりか・・・いや、厳密には人じゃあないんだけどさ)
バトルドロイドα「」ジャキィッ!!!
スパッ
バトルドロイドα「」…ガシャァアアン
カーズ「・・・」シャコン
カーズ「」カツ カツ カツ
キング「・・・」スタスタスタ
カーズ「なあ」
キング「えッ!?」ドキリ
カーズ「そこにバトルドロイドβが群れている・・・行って来い」
キング「・・・」
キング「・・・はい?」
カーズ「一体に装置を取り付ければそれでいい。後は操って全滅させろ」
キング「え、いや、でも、それは、なんといいますか・・・」アセアセ
カーズ「いいから行け」ドカッ!!
キング「う、うわッ!!!」バダァアッ!!!
キング「痛ッ・・・こけた・・・」ムク…
バトルドロイドβ「」ジャキ…
キング「・・・あ」
バトルドロイドβ「」ジャコン…
キング「ナ・・・」
キング「ナイストゥーミートゥー・・・」ヒクヒク
バトルドロイドβ「」ジャガァアッ!!!!
今日はここまで。
キング覚醒?(ヾノ・∀・`)ナイナイ
バトルドロイドβ「」ドォォオオオオン!!!!
キング「ヒッ!!」バッ
ズガァアアアアアアアアアン!!!!!
シュウウウウウウウウウウウ…
キング「うお・・・」
ドォン ドドドォン ドォン
キング「う、うわッ!!!」
バグォォォオオオオオオオオン ドゴォォォォォオオオオオオン
キング「うああッ」ズバァアアアアアアン!!!
キング「うくッ、くッ、おッ」ゴロゴロゴロゴロ
キング「」ズザザザザザザ…
キング「ううッ・・・」ググ…
キング「」ハッ
バトルドロイドβ「!?」オドオド
バトルドロイドβ「・・・!?・・・!?・・・!?」ガシャッ… ガシャガシャガシャ
キング(ば・・・爆風で吹き飛ばされて)
キング(背後をとれるとはッ!!!)バッ!!!
ガッシィア!!!
バトルドロイドβ「ッ!!!」ガシャッ
キング「」ガッ!
キング「」ジャァッ!!!
パカッ
キング「ここにこの装置を・・・」グッ
ポロッ
カシャァーーーーーン
キング「・・・」
キング「・・・え?」
バトルドロイドβ「」ギギ…
ドガァアッ!!!
ビュンッ!!!
キング「け・・・蹴り飛ばッ」
バキャッ!!!
ドカッ!
ゲシィッ!!
バシッ
シュガッ!!!
ドガガガガガガガガガガガガガガガ
キング「う、うわあ・・・ロボットもサッカーってするんだね・・・」ドガガガガガガガガ
キング(い、いやいや!!あのコントローラーを取り戻さないと何もできないじゃんッ!?)ブンブンブン
キング(どうすれば・・・ッ)
バトルドロイドβ「」ツルッ
バトルドロイドβ「ッ!?」グラアア…
ビシィイッ
キング「!!!」
キング「っとォ!!!」パシィッ
バトルドロイドβ「」ガッシャァアーーーーン!!
キング「や・・・やった!取り戻せた・・・でも」
キング「何であのバトルドロイドは転倒・・・」チラッ
キング「!!!」
キング(ネジか・・・!)
キング(蹴られた衝撃でネジが1本外れたのか・・・それを踏んで・・・!)
カーズ「早くセットしろ早くッ!!!」
キング「」ハッ
キング「あ、ああ!!」ガシャッ!!!
バトルドロイドβ「」ビクンッ!!!!
キング「・・・」
ス…
ポチッ
バトルドロイドβ「」ウィィイイン!
キング「やったッ!!コントロールできるッ!!!」
キング「砲撃だッ!!」カチッ
バトルドロイドβ「」ガシャァアッ!! ジャキィッ
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
バグォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンン!!!!!!!!!!!!
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
キング「や、やったッ!勝ったッ!第3部k」
カーズ「この調子だ・・・残りのバトルドロイドも全て始末するぞッ!!」ザッ!!
キング「あ、うん!」
カーズ「それにしてもコントロールが上手いな。見込んだ通りだ」
キング「いやあ、操縦ゲームやってると、ね」
カーズ「なるほど・・・流石は俺に次ぐ動体視力」
キング「いやあ」
カーズ「体が追い付けば、銃弾も全て真っ二つに切断して防御できるぞ」
キング「そ・・・それはちょっと」
一方ジェノス
童帝「この先が超重要研究室さ。強力な重火器だとか、生物兵器だとか・・・『触るなキケン』『取扱注意』みたいなのが置いてあるんだ」
ジェノス「・・・遠距離から爆破するか?」
童帝「・・・生物兵器がここから逃亡しても困るしねー・・・でも近づくと危険だし・・・」
童帝「それにしても不用心だよね。ヒーロー協会に黙って研究してるってことは、ヒーロー協会を敵に回したも同然。僕も敵に回るってことなんだから・・・研究所ぐらい変えてもいいと思うんだけどなぁ」
ジェノス「そうだな」
童帝「・・・それだけ自信があるってことなのかな」
ジェノス「・・・」
童帝「・・・」
童帝「・・・行こう。生物兵器を全部潰して、残りを離れたところから爆破すれば大丈――」
バギァ
ジェノス「な・・・」
童帝「がッ・・・」バラァァアアッ
童帝(そん・・・な・・・ランドセル兵器が・・・)
童帝(一瞬・・・で・・・・・・)
童帝「」ドガンッ!! ダンッ バンッ ズガンッ
ズギャギャギャギャギャギャギャギャ
童帝「」…ガクッ
ジェノス「童帝・・・ッ」
ガシィイッ!!!
ジェノス「!!!」
「侵入者か・・・」グググ
ジェノス(腕・・・ッ)グググググ
ジェノス(馬鹿かッ!!こんな至近距離であれば・・・焼却砲は確実にッ!!減衰せずにダイレクトに命中するぞッ!!!)グググ…
キュオオオオオオオ…
「!」
ジェノス( 焼 却 ッ ! )
ドゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュオオオオオオオオオオオオオオオ…
パラパラ… ガラッ パラ…
ジェノス「・・・」シュウウウウウウ…
ジェノス「・・・終わったか」スゥン
ガッッッ!!!!
ジェノス「ッ!?」グイイイッ!!!
「面白い攻撃だな・・・しかし」ググググググ
ジェノス(いつの間に背後に・・・ッ!俺の髪を掴んで・・・ッ!!)
シュトロハイム「当たらなければ、ただの『ストーブ』だ」ドォォーーーーーーーーーーーーーーン
ジェノス「・・・ッ!!!」ギギギギギギ
シュトロハイム「」グンッ!!!
メシャァァァァアアアアアアアアッ!!!!!!!!!
今日はここまで。
パラ… パラ
ジェノス「・・・」ジジジ…
ジェノス「」ガクッ
ガシャァーーーーーン
シュトロハイム「・・・」パラ…
シュトロハイム「・・・脆いな」ガシャ…
シュトロハイム「・・・ガキ」
童帝「」ビクッ!
シュトロハイム「その握りしめた右手に・・・何を持っている?」
童帝「・・・!」ググッ
童帝「チッ!!」ブンッ!!
シュトロハイム「」パァァン!!!
バキァッ!!!
ガシャァァアッ パラッ…
童帝「・・・ッ!!」
シュトロハイム「・・・」シュウウウ…
シュトロハイム「電磁波爆弾か・・・機械だけに有効」
バチバチッ バチチッ…
シュトロハイム「『あの頃』とは装備も違う・・・手首・膝・肘・・・あらゆる場所にあらゆる兵器を搭載してある」
シュトロハイム「奴は約束してくれた・・・侵入者を始末すれば、『続き』をさせてやるとな」
童帝「・・・続き?」┣¨
シュトロハイム「シチリアの石仮面を回収し・・・実験・・・」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
シュトロハイム「ドイツ第3帝国を復活させ!吸血鬼の軍団を作り上げるッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ボフォイ「フフ・・・まだナチを復活させる気でいるのか」
デイアボロ「ハッ。役に立つ機械だな」
ボフォイ「全くだ・・・さて、君も出撃してもらおう。カーズとキングの方をやってくれ」
ディアボロ「・・・ああ。上から指示するのは楽でいいよな」
ボフォイ「監視カメラは全て破壊されている。どこにいるのかは分からないん」
ディアボロ「・・・どこに居るかも分からないのに倒せ、と?」
ボフォイ「一応・・・」ポイッ
ディアボロ「」バシッ
ディアボロ「・・・これは?」ガシャッ
ボフォイ「探知装置だ・・・生物のな。何か生物が100m以内にいればその装置のレーダーにひっかかり、表示される」
ディアボロ「ほう・・・」
ボフォイ「それを使って探しだし、始末しておいてくれ・・・」キィ…
ディアボロ「いいだろう・・・」
ディアボロ(・・・・・・問題はあの禿頭か)
サイタマ「」タタタ…
バトルドロイドα「」ガシャッ!!!
サイタマ「うおっと」ス
バトルドロイドα「ギ」ドグワシャァァアアアアアッ!!!!!!!
ガシャガシャ バラバラ ギシ…
サイタマ「このブリキ、何体いるんだろーな・・・あ、手袋裂けちまった」
サイタマ「」タタタ…
ディアボロ(・・・化け物め)
キング「・・・」ポツーン
キング(・・・どうしてこうなった)
カーズ『じゃあ、貴様は1人で行動しておけ』
キング『・・・え』
カーズ『俺といてはろくに功績も残せまい。これも『修行』だ。貴様をS級にふさわしい存在にするための』
キング『い、いや』
カーズ『ではな。1人で機械を撃破しろよ』タタタ
キング「あああ・・・」
キング「まあこいつがいるからそんなに問題はないんだろうけど・・・」ポチ
バトルドロイドβ「」ウィィィン
キング「ああ・・・」
ピーッ ピーッ
キング「・・・え?」ピーッ ピーッ
キング「コントローラーが鳴ってる・・・」ピーッ ピーッ
キング「・・・接近反応?」
ディアボロ(この角を左に曲がって20m・・・1人いる)ザッ!
キング「・・・」ピーッ ピーッ
キング(何かわからんが逃げよう!)ダッ!!
ディアボロ「!!!」
ディアボロ(逃げた・・・逆方向に走っている!!)
ディアボロ「逃がさんッ!!」バッ!!
ディアボロ「!」
バトルドロイドβ「」ウィィィ…
ガシャァアッ!!!
ディアボロ「・・・何だ、バトルドロイドか」
ディアボロ「・・・ん?」
ディアボロ(何故・・・銃口を俺に向けている?)
ディアボロ「・・・まさかッ!!」
バトルドロイドβ「」ドォォン!!!
ゴォオッ!!!
ディアボロ「ッ!!!」ギュアァア
バグォォォォオオオオオオオオオオン!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオ…
メラメラ メラメラ ボウボウ
バトルドロイドβ「・・・」
バトルドロイドβ「」ガシャン…
キング「・・・倒せたかッ!?」タタタタタタ
キング(あの地点からは・・・130mか)タタタ…
メラメラメラ…
ブァサッ!
ディアボロ「・・・コントロールされているのか」
バトルドロイドβ「!」
ディアボロ「結果だけだ・・・弾が通過したという結果だけが残るッ!!」ダッ!!
バトルドロイドβ「」バッ…
バトルドロイドβ「」ジャキィイイッ!!!
ディアボロ(銃を構えるのに数秒・・・これで距離を詰められる)
バトルドロイドβ「」グッ…
ディアボロ(さらに・・・)
バトルドロイドβ「・・・」
バトルドロイドβ「・・・?」
ディアボロ(『引き金』を引いた時間を吹き飛ばした・・・!これでさらに距離を詰められるッ!!)ダダダッ!!!
バトルドロイドβ「」ハッ
ディアボロ(そして・・・)
ディアボロ( 射 程 距 離 に 入 る )
バトルドロイドβ「」バギャァアアアッ!!!
バトルドロイドβ「」グラ…
ガシャァアーーーーーーーーーーーーーーーーーン
バランバラン カンッ カララララララン…
ディアボロ「・・・」
バトルドロイドβ「」ギギ…
ディアボロ「・・・まだ動けるか」
バトルドロイドβ「」ウィィイイ… ギギギ
ディアボロ「」ス…
パカァアアッ
ディアボロ「・・・やはりコントロールされている・・・か」
ディアボロ「・・・コントロールしていた奴はいないな・・・逃がしたか」
ディアボロ「わざわざバトルドロイドを操作、そして単独ということは・・・おそらくカーズではないな」
ディアボロ「待っていろ・・・カーズ!」ザッ
キング(・・・!!バトルドロイドが壊されたッ!)
キング(逃げよう)ダッ!
童帝「」…ガクッ
シュトロハイム「・・・フン」
ジェノス「」ダンッッ!!!
シュトロハイム「!」
ドガァアアッ!!!
シュトロハイム「ヌウ・・・!」ギギッ
ジェノス「」クオンッ!!
ヒュガァアアアッ!!!!!!
ギギ… ギギギ…
シュトロハイム「動けたか貴様・・・!」ギギ
ジェノス「防がれたか・・・!」ギギギ
シュトロハイム「だが・・・無駄だ」ガシィッ!!
ジェノス「!」
シュトロハイム「貴様はこのシュトロハイムにとって・・・性能テストでしかないッ!!」グッ!!!
メシメシメシ グシアッ!!
ジェノス「う・・・腕をッ!!」
シュトロハイム「いや・・・撤回しよう」グッ…
シュトロハイム「 貴 様 は 性 能 テ ス ト で す ら な い 」
ブヂィィイイイッッッ!!!!!
今日はここまで。
童帝「」ハッ
童帝「」ガバッ!!
童帝「え・・・」キョロキョロ
童帝「ぐッ!!!」ズキッ
ズキン ズキン ズキン
童帝「ぐ・・・!」ズキン ズキン ズキン
童帝「う・・・うう・・・う・・・」ズキン ズキン ズキン ズキン
童帝「くッ・・・」ググ…
童帝「」バッ!!!
ヨロヨロ ダン!
童帝「・・・!!」ググググググ
ガクガクガクガク
童帝「ここ・・・は・・・!」ガクガクガク
シュトロハイム「ようやく目覚めたか・・・」
童帝「!!!」ビクッ!!!
シュトロハイム「質問される前に答えよう・・・ここはこの開発施設のコア・・・そのすぐそばだ」
童帝「・・・!?」
シュトロハイム「貴様は元々、ボフォイの助手だったそうだな・・・」ザッ
童帝「ッ!」ジャッ!!!
ス…
シュトロハイム「おとなしく服従すれば・・・命まではとらない」トン
壁「」スパッ…
スパパパパパパッ!!!
壁「」ガラガラガラ バラバラバラ
パラ… コンッ
カーズ「・・・」ザッ
壁「」ビシィイイッ!!!!
壁「」ドッグァァアアアアアアアアアアアア!!!!
サイタマ「・・・キングは?」パラパラパラ ポロッ…
カーズ「奴1人でなんとかやってみるそうだ。奴のためにもなるし、そうさせた」
サイタマ「なるほどな」パラ…
サイタマ「ジェノスと童帝は?」
カーズ「知らんな」
サイタマ「・・・」
カーズ「・・・」
カーズ「それよりも、だ。この建物を波紋でスキャンした結果・・・」
サイタマ「お、何かわかったの?」
カーズ「制御室の位置を把握できた。来い!」ダッ!!
サイタマ「よっしゃ!」ダッ!!
バトルドロイドα「!」ガシャッ…
バトルドロイドα「」スパアァーーーーーン
バトルドロイドβ「」ドシャ…
カーズ「その部屋だが・・・その隣と合わせると、生体反応を4つ確認した」タタタタタタタ
サイタマ「4つ?」タタタタタタタ
カーズ「ああ・・・うち1つは消えかけている。おそらくジェノスだ」タタタタタ
サイタマ「・・・じゃあ早く助けねーとな」
カーズ「無論だ」
カーズ「その2人が人質にされることを最も警戒すべきだろうが・・・」
カーズ「我々なら人質2人程度、楽に救出できるな」ニィ
サイタマ「だな・・・とっとと終わらせて、ラーメンでも食おうぜ!」
カーズ「たまにはパスタはどうだ?」
ディアボロ「・・・来たか」
ディアボロ「」バッ!!!
2人「!!!!」
カーズ(何だ!?人間ッ・・・!)
ディアボロ「フフッ・・・待っていたぞカーズッ!!貴様をッ!!!」
ディアボロ「キング・クリムゾ」
ダゴォオオッ
サイタマ「・・・え?」タタタ
カーズ「・・・」
カーズ「・・・ン?」タタタ
カーズ「何だ?いきなりピンクの人間が現れて、突如消えたような・・・」
サイタマ「・・・何か知らんうちに殴ってたっぽいわ」タタタ
カーズ「そうか」
サイタマ「不思議だな・・・殴った感覚がなかったぜ」
カーズ「柔らかかったんじゃあないのか?・・・死体も残っていないな」
サイタマ「蒸発したとか?」
カーズ「さあな」
ディアボロ「ハッ!?」バッ!!
ディアボロ(俺は・・・死んだのかッ!!)
ディアボロ(馬鹿な!!時は消し飛んだ・・・!攻撃が当たるはず・・・)
ディアボロ「・・・それより、ここはどこだ?上下の感覚がない・・・」
ディアボロ「さ、寒いッ!!凍るッ!!凍死してしまうッ!!」ガッ!!
ディアボロ「き、気分が悪い・・・!!目が・・・!眼球がメリメリと・・・外にッ!外に出てしまうようなァァァアア・・・!!!」グググ
ディアボロ「さ、寒いッ!暗いッ!体がァァァアアアアアアアアア」
ディアボロ「」ハッ!!!
ディアボロ「ま・・・まさか」
ディアボロ「あの・・・青い星は・・・」
ディアボロ「まさかァアッ!!!あの青い星はァアーーーーーーーッ!?」
ディアボロ「地球――」
ビシィイッ
ビキビキ パキパキ ピシピシ
ディアボロ「」カキィィーーーーーーーーーーーーン
ディアボロ「ハッ!?」バッ!!
ディアボロ(ま・・・また!し、しかも・・・)
ディアボロ(地球が離れていくッ・・・!!!)
ディアボロ「ま・・・また凍るゥウッ!!!」ビキビキビキ
カキィイーーーーーーーーーーーーーーン
ディアボロ「ハッ!?」バッ!!
ディアボロ「さ、さらに地球が小さくなって――」
ビキビキビキ パキパキパキ
ディアボロ「ぐおおうあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」カキィイーーーーーーーーーーーン
ディアボロ「ぐあばッ」バッ!!
ディアボロ(さっきから・・・一体何が!!)
ディアボロ(ま・・・まさかあの男の一撃ッ!未来を確認した時には・・・なかったあの攻撃!!)
ディアボロ(未来予知すら覆すあの男のパンチ・・・!あれか!?あれに何か・・・次元を超越した『何か』があったと!?)
ディアボロ(そのパンチが・・・!ゴールド・E・レクイエムの能力に、影響を与えたのかッ!?)
ディアボロ「ぐ・・・ぐうあああーーーーーーーーーーーッ!!!!」カキィイーーーーーーーーーン
ディアボロ「ぐおばああッ!」バッ!!
ディアボロ(これまで!ゴールド・E・レクイエムによって復活した後は・・・『地球上』だけだった!!地上で復活した・・・どんな時もッ!!)
ディアボロ「それが今は違うッ!!あの男ォオーーーーーーーーーーーーッ!!!!」
ディアボロ「あの男の一撃が・・・!ゴールド・E・レクイエムにさらなるパワーを与えッ・・・」
ディアボロ「いぎぃぃぃいいいいあああああああああああああああああああああ」カキィイーーーーーーーーーーーーン
ディアボロ「ぐあああッ」バッ!!
ディアボロ「これまで『地球上』だけだったゴールド・E・レクイエムの能力は・・・!『宇宙全域』に広がったッ!!」
ディアボロ「あの便器に吐き出されたタンカスがァアーーーーーーーーーーーーッ!!!!許さんッ!!恨み抜いてやるゥウッ!!!」
ディアボロ「ぎゃばあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」カキィイーーーーーーーーーーン
ディアボロは――
2度と地球へは戻れなかった・・・
広大な宇宙空間の中で凍死を続け、そしてすぐ始まる次の命
そして再び消える命・・・
鮮明な意識の中、考えるのを止めることもできず・・・
宇宙が終焉を迎える数兆年の間、孤独に死に続けるのだ
今日はここまで。
ボフォイ「・・・」
ボフォイ「」サ
ボフォイ(・・・ディアボロに渡した探知装置の反応が・・・消えた)
ボフォイ(あれは探知装置であると同時に、私にディアボロの安否を知らせる発信機でもあるが・・・その発信が今)
ボフォイ(途絶えた・・・)
ジェノス「・・・」
ジェノス(・・・何を見ているんだ・・・?)
ジェノス(いや、問題はどうやって脱出するかだ・・・意識を取り戻したが・・・)
ジェノス(ここは・・・この部屋は・・・)
ジェノス(制御室か?コントロールルーム・・・ここを破壊すればこの開発施設はパーだろう)
ジェノス(しかし・・・外にいるであろう狂サイボーグ・・・あれをどうにかしないことには・・・)
ボフォイ「・・・」
ボフォイ「・・・目覚めているのだろう?」
ジェノス「!!!」
ボフォイ「おいおい、気付かないはずがないだろう・・・ここは中央制御室。この開発施設の核だ」
ボフォイ「何百何千という機械がこの部屋にある・・・防衛のためにな」
ボフォイ「どんなに微小な生物であろうと・・・どんな精巧な迷彩装置が搭載された機械であろうと・・・絶対に探知し調べ上げる機械が。この部屋には無数にあるのさ」
ジェノス「・・・」
ボフォイ「実に滑稽だったよ。気付かれていないと思って・・・精一杯の演技をしている君は」クルリ
ジェノス「・・・!」ガシャ
ボフォイ「おっと。動かない方がいいぞ」
ジェノス「!?」バヂッ!!
ジェノス「・・・ッ!?」ガグン ガグン
ジェノス「がッ・・・」ガグガグガグ
ジェノス「貴様ッ・・・はッ・・・」バヂバヂバヂ ガグガグガグ
ボフォイ「シュトロハイムに命令して・・・あまり動くと君の体が自動的にロックをかけるようにしておいたのさ」
ボフォイ「彼の頭脳は素晴しい。もっとも、今では自分で考える能力は失われているがな」
ジェノス「・・・!!」ガグガグガグ
ボフォイ「」ニシッ
ボフォイ「素敵だ。その苦痛に歪む表情・・・さて」
棚「」ガララッ
ガチャガチャガチャ
ボフォイ「」ジャキッ
ボフォイ「口を閉じるんだ・・・この弾丸で永遠にな・・・」チャッ…
ジェノス「・・・!!!」
シュトロハイム「・・・」
シュトロハイム「来る」
ドッゴォォォオォォォォオオォォン!!!!!!
バトルドロイドβ「」バァアッ!!!
シュトロハイム「!何――」
バトルドロイドβ「」ジャコォォオッ
バトルドロイドβ「」ドォォォオオオオオン!!!!
シュトロハイム「ヌウッ・・・」
ゴォォッ!!!
バグァァァァァアアアアアアアアアアアアアン!!
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
キング「・・・!」
キング「・・・YES!」グッ!
キング(カーズ氏が予備用意してくれててホントーッによかったーッ!)
キング(いやあカーズ氏、本当は優しいよな・・・ほんと助かった。マジで!)
キング(狂サイボーグも倒せて、そのうえ童帝君も救出・・・)
キング「・・・あれ?」
シュウウウウウウウウウウウウウウ…
バサァアッ
シュトロハイム「・・・」ザッ!!!
キング「」
キング(やっべェエーーーーーーーーーーッ!!服がはだけてマジ強キャラ感出てる!!やべえ!!)バッ!!
キング(何アレ!?やべえよ!ターミネーターの10倍は強いって!!!しかも爆炎をバックに・・・!どこのハリウッド!?)
キング(さ、さっさと攻撃・・・)サッ
シュトロハイム「」ジャゴォォオッ!!!
キング「!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
キング「」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
キング(は・・・腹からマシンガンを)
キング(ブッ放したァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!)ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
バトルドロイドβ「」バガッ バガガガガッ ズガン バガガン
バトルドロイドβ「」ビキィィッ バラッ ボロッ ピシピシ バキ!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
ドドドドド… ドドッ
シュトロハイム「・・・」
カチカチ
シュトロハイム「・・・」シュウウウウウウウウウウ…
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
バトルドロイドβ「」ギギ… ビシビシビシ バキッ
キング(な・・・なんて打撃!)
シュトロハイム「」スッ…
キング(!?しゃがんだ?)
シュトロハイム「」クッ…
ウィィイイイイン ガキッ
ガシャァアン!!
キング「・・・!!!」
キング「ヒザが開いた・・・!!」
シュトロハイム「」カチッ
ボシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッッッッッ!!!!!!!!
キング「ミ・・・ッ」
キング「ミサイル!!!」
ミサイル「」ギュォォオオッ!!!!!!
バトルドロイドβ「」ゴォオッ
ズガァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン
キング「・・・!」
ゴクッ…
シュウウウウウウウウウウウウウ…
シュトロハイム「・・・」シュウウウウウウウウウウウ…
シュトロハイム「」ガシャッ!!
シュトロハイム「・・・」ウィィィィ…
シュトロハイム「 敵 影 発 見 」
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
シュトロハイム「・・・」
シュトロハイム「」ジャキッ
ザッ
サイタマ「・・・あれが狂サイボーグのシュトロハイム?」ザッ
カーズ「・・・間違いない」ザッ
シュトロハイム「・・・貴様は」
カーズ「久しぶりだな・・・軍人」
シュトロハイム「・・・」
2人「・・・」
バッ!!!!
今日はここまで。
村田版でまさか月まで行くとは・・・
シュトロハイム「」シュォン!!!
カーズ「」バッ!!
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
カーズ(・・・速いッ!)ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
シュトロハイム「」ドガガガガガガッ!!!
カーズ「チッ」ビュッ!
バギィアッ!
シュトロハイム「!!!」パラ…
サイタマ「」ヒュッ
シュトロハイム「な――」
ドゴォオオオッ!!!!!!!!!!
シュトロハイム「」シュウウウウウウウウ…
シュトロハイム「」ギギ… ギ… ジジジ…
シュトロハイム「・・・」
シュトロハイム「俺は・・・」ギギ…
カーズ「目が覚めたか」
シュトロハイム「ッ!」ガシャッ
シュトロハイム「侵入者は排除・・・ッ」ガシャッ!!
カーズ「」ヒュッ
シュトロハイム「!」スパンッ
銃「」カシャンッ
シュトロハイム「・・・」
カーズ「動きは速くなった・・・性能はかなり良くなっているぞ?少なくともスイスの時よりは」
シュトロハイム「・・・」ギギギ
シュトロハイム「」ジャキィイッ!!!
カーズ「無駄だ」シュンッ
ズバッ!!!
・・・ゴトッ
シュトロハイム「・・・!」
カーズ「・・・」
カーズ「感情がほとんどない・・・ただのボフォイの傀儡と化したな」
カーズ「人間であることを捨て、忠実で性能のいい・・・」
カーズ「 た だ の 機 械 」
シュトロハイム「・・・」
カーズ「・・・」
カーズ(こう言っても反応なし・・・か)
カーズ「貴様はそれでいいのか?」ズイ
シュトロハイム「・・・」
カーズ「あの時の貴様は・・・ナチスドイツの犬ではあったが、生き生きとしていた」
カーズ「人間味があったぞ」
シュトロハイム「・・・」
カーズ「俺は人間は嫌いだ。吸血鬼もな・・・食料としては魅力的なのだが」
サイタマ「おれ食料なの?」
カーズ「だが・・・人間には2つだけ。2つだけ俺が認めた『長所』がある」
サイタマ「聞いてる?」
カーズ「1つは野望だ。人間の野望は計り知れない・・・過去にこのカーズは何万もの人間の野望、野心を利用してきた」
サイタマ「おーい」
カーズ「貴様やその上官・・・ヒトラーとか言ったか。お前たちの野心には光る物があったぞ」
サイタマ「カーズー?」
カーズ「そして2つ目は・・・『温かさ』だ」
サイタマ「ヘイ!ヘイ!」
シュトロハイム「・・・」
カーズ「エシディシ、ワムウ、サンタナの3人で暮らしていた温かみ・・・人間からはそれが感じられた」
カーズ「サイタマやジェノスと暮らしているのもそれが理由だ・・・が」
サイタマ「もっしもーし?」
カーズ「今の貴様にそれは感じられないな」ビシッ
シュトロハイム「・・・」
サイタマ「カーズっちー?」
カーズ「人間を生き生きとさせてきた『感情』が欠けている」
カーズ「俺の知る貴様は傀儡ではなかった。それでいいのか?」
シュトロハイム「・・・」
シュトロハイム「人間・・・か」
シュトロハイム「・・・」
サイタマ「おーいカーズ社長」
カーズ「しつこいな何だ」
サイタマ「無視すんなよ」
カーズ「フン・・・・・・俺も年を取ったな。敵である者に救いの手を差し伸べるとは」
サイタマ(普通年取ったら性格悪くなると思うんだけどなあ・・・)
サイタマ「そうだ、さっさとジェノス助けようぜ」グイッ
童帝「」ドサッ
カーズ「そうだな」
カーズ「」チラ
シュトロハイム「・・・」ボーーー…
カーズ「・・・」
ジャキィイッ
カーズ「突入するぞ」ブウウウウウウウウウン キュイイイイイイイイイ
ヒュッ
ザンッッッ!!!!!!!!!!
扉「」バガァアアッ
バラバラバラバラ
ボフォイ「!」
2人「」パラ…
ボフォイ「来たか・・・」
ジェノス「」ガシャ…
サイタマ「ジェノスそれ・・・生きてんのか!?」ガタッ
カーズ「・・・」
カーズ「・・・おそらく弾丸は脳を損傷させた。脳はデリケートな器官だ・・・」
カーズ「おそらく手遅れだ・・・」
サイタマ「・・・ッ!」ギリッ
カーズ「」ギリ…
ボフォイ「ハハッ・・・そんな怒った顔しないでくれよ。君がサイタマ君か」
ボフォイ「シュトロハイムやディアボロを倒したところを見る限り、正攻法で勝てる相手じゃあないな。それは分かる」
ボフォイ「でもたった一つだけ策はある」
カーズ「策など無意味だ。人間は策を弄すれば弄するほど予期せぬ自体で策が崩れ去る」
ボフォイ「それはどうだろうね?」ス…
ポチッ
…ピッ
ビコォーーーン! ビコォーーーン!
2人「!!!」ビコーン! ビコーン!
ボフォイ「フフッ」
2人「!」バッ!
ボフォイ「それではさようなら」ポチッ
ボフォイ「永遠にな・・・」シュンッ……
ビコーン ビコーン
サイタマ「・・・消えた?」ビコーン ビコーン
カーズ「テレポートだ!緊急時空移動・・・この開発施設の兵器全部持ってどこかへ移動したぞッ!!」
カーズ「ヤツの目的は不明だが・・・新たなる国家を作るとか・・・世界征服とかだろう。もしくは人類滅亡か・・・大体の察しはつく」
サイタマ「あいつは何をしたんだ!?」ビコーン ビコーン
カーズ「この中央制御室を自爆装置を作動させ、自分と兵器だけまんまと逃走したッ!粗大ゴミと侵入者の始末が同時にできるから便利だな」
サイタマ「で・・・どうするんだ!?」
カーズ「ああ、それだが・・・貴様よりキングがいい」
サイタマ「キングが?」
キング「呼んだ!?」バッ!!
カーズ「・・・噂をすればなんとやらだな」
カーズ「丁度いい、手伝え!この中央制御室に転送装置があるはずだ!それを探せ!!」
サイタマ「あ・・・あいつは手持ちの装置で移動したんだぜ?」
カーズ「この部屋にも同様の装置は必ずある!」カタカタカタ
キング「転送装置・・・転送装置・・・!」カタカタカタ
カーズ「送受信装置でもいい!物体を原子レベルに分解し、向こうで再構築しているのかも知れん・・・」カタカタカタ
キング「見つけた!どうやら違うみたいだ」タンッ!
カーズ「見せてみろ」バッ
カーズ「・・・なるほどな。普通に物体を転送しているのか」
カーズ「建造物用、重機用、生物兵器用、人間用・・・あった!人間用を選択しろ。ボフォイだけをこの基地に連れ戻すッ!!」
キング「で・・・でも、ボフォイの移動した先が分からないとどうにもできない!」
カーズ「いいか!転送装置は『家電』だ!このコントロールルームの転送装置は『親機』!ボフォイの使った移動装置は『子機』!使用履歴は親機にも残されるッ」
キング「そ・・・そうか!」カタカタカタ タタタンッ
キング「あった!最新の履歴だッ!」ポンッッ!
キング「今呼び戻すッ!」クォンッ!!
シャォォォォオオオオオオオオオオオ…
ボフォイ「フフフッ・・・そろそろあの施設が爆発するころ・・・」シュンッ…
ボフォイ「・・・おや?」
カーズ「お帰り、ボフォイ」
ボフォイ「・・・何てことをッ!!!」バッ
カーズ「おっとッ!」ブンッ
ボフォイ「いぎいッ!!」ズバッ!!!
ボフォイ「ああぁぁぁぁあああぁあぁぁぁあぁぁあぁぁあぁあぁあぁああぁああぁぁあぁぁああぁあぁああぁあぁぁぁああああぁあぁぁぁあ」ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!
カーズ「右手を切り落とした・・・右手だけだ!左手まで切り落とすと駄目だからな・・・」ギイヤアァァアアアアアア
カーズ「命令だ・・・自爆装置を解除しろ!」ドガッ!!
ボフォイ「うぐうッ」ドガッ ドガッ
ボフォイ「駄目だねッ!『拒否』するッ!!」
カーズ「・・・そうか」
カーズ「」ピンッ
ボフォイ「・・・!?」
ボフォイ「そ、その立てた指で何を・・・」
ドズゥゥウッ!!!
ボフォイ「・・・ぎ」
ボフォイ「ぎいやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ブウッシュウーーーーーッ!!!!
カーズ「潰したのは左目だ!貴様の利き目は右だろう・・・さあ、早く解除しろッ!次は右耳かッ!?左耳かッ!」
ボフォイ「ひ・・ひィィイッ!!!」
ボフォイ「む・・・無理だッ!!緊急プログラム1・・・自爆装置はそれだッ!緊急プログラム1は、一度実行すれば止めることはできない・・・!!」
3人「!!!」
ボフォイ「最大で1分遅れさせることはできるが・・・ゼェ、止めることは不可能ッ!!緊急時の措置だからなッ!!」
カーズ「・・・」ギリッ
ボフォイ「て、転送装置ィィ~~ッ!私はここから脱出しなくては・・・!!」ズル ズル ズル
ザグゥゥウウッ!!!
ボフォイ「ごぼッ・・・!?」ゴブッ
ボフォイ「こ・・・れ・・・は・・・!!」ゴボォッ
カーズ「・・・!?」
カーズ「」ハッ
カーズ「これは・・・シュトロハイムの義手ッ!」バッ!
サイタマ「何・・・」
キィ…
3人「・・・!!」
シュトロハイム「すまないなカーズ。助けられたぜ」バァアーーーーン!!!
カーズ「軍人・・・ッ」
シュトロハイム「しかし驚いたぞ・・・お前が人類の味方になっているとはな。さて」
ザッ
シュトロハイム「この愚図は俺が片づける。爆破してやる・・・」カタカタカタ カタカタカタカタカタカタ
シュトロハイム「30秒だけ遅らせる!その間に脱出するのだッ!!!」カタカタカタカタ
カーズ「し・・・しかし・・・しかし・・・!ようやく呪縛から解放されたのだぞッ!?ボフォイの呪縛から!共に脱出を・・・」
シュトロハイム「不安定だったとはいえ、町を壊滅させたのは事実だ」
シュトロハイム「俺は『つぐない』をしなくてはならない」
カーズ「・・・」
カーズ「行くぞ。サイタマ、ジェノスを忘れるなよ」
サイタマ「・・・ああ」ガシャッ
カーズ「・・・敵同士だったが、昔の知人に会うとうれしいものだな」
シュトロハイム「フフ・・・」
カーズ「敬礼」ビシッ
シュトロハイム「」ビシッ
カーズ「」ダンッ!!!
天井「」ドグシャァアアアアアッ!!!
4人「」タンッ ターンッ…
タタタタタタタタタ…
シュトロハイム「・・・」ス
ボフォイ「・・・」
ボフォイ「この汚らしい肥溜めの豚が・・・!ええ!?私の恩を忘れたのか貴様ッ!!!ゴボボォォオ~ッ」ボジョォ ブジョォ
ボフォイ「ご・・・ゴボゴボッ!ゲボォッ・・・貴様!何とか返事をしろッ!!おいッ!!!」
シュトロハイム「・・・」
シュトロハイム「」クルッ
シュトロハイム「我がナチスの科学力は世界一・・・貴様如きの薄っぺらな科学には屈しなかったということだ。貴様は無理矢理部下にしようとしていたがな・・・」
ボフォイ「何だとッ・・・」
シュトロハイム「」ビッシィイーーーーッ!!
シュトロハイム「我がナチスの科学力はァァァアアアア!!!!世界一ィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!」
カッッッ
キュドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオ…
ゴオオオオオオオオオオオ…
カーズ「・・・」
サイタマ「・・・施設が」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
サイタマ「クセーノ博士に話したら、喜ぶだろうな」
カーズ「ああ・・・だがその前に」
2人「?」
カーズ「」コオオオオオオオオオオオ…
バヂバヂバヂッ バヂッ
カーズ「ジェノスはまだ間に合うぞッ!!!」バヂバヂバヂバヂバヂバヂ
サイタマ「!?な・・・ッ」
カーズ「波紋疾走ッ!!!」ドガァ!!! バヂバヂバヂバヂ!!!
ジェノス「」バリバリバリバリバリバリバリバリ!!!
ズズ…
ググッ… グググ…
弾丸「」スポンッ!
コーン… コンコン…
サイタマ「・・・!」
ジェノス「」…
ジェノス「・・・」パチ…
キング「ジェ・・・ジェノス氏ッ!!!」
サイタマ「ジェノス!」
ジェノス「せ・・・んせ・・・カー・・・ズ・・・」
カーズ「助かったな・・・俺が脳の構造を知っていたから、波紋で治癒することができた」
サイタマ「・・・カーズ」
カーズ「ん?」
サイタマ「お前がいてくれて・・・本当に良かったよ」
カーズ「・・・」
カーズ「それは俺も同じだ。サイタマ」ニコ…
この後、カーズらの報告によりサイタマはS級に昇格
ジェノスはS級10位以内に入るという課題をクリアし、今度は5位以内と言う課題に取り組む
キングは肉体づくりを始めた
そしてカーズは
エシディシ「失礼しまァ~~ッす」ガチャ
ワムウ「失礼いたす」
サンタナ「・・・」ペコ
クセーノ博士「へええ・・・またえらく人が増えたねえ」
サイタマ「ちょ、カーズ!何だこいつらはッ!?」
カーズ「俺の仲間たちだ。お前達とも仲良くしてほしくてな」
ワムウ「お前がサイタマか・・・今度、手合わせ願いたい」ス
サイタマ「え、あ・・・うん・・・」アクシュ
エシディシ「お、面白そうじゃん。何だそれ」
キング「あ、このゲームは・・・」
ワイワイ ガヤガヤガヤ ギャーギャー
カーズ「・・・」ザワザワ ワイワイワイ
カーズ「」ニコッ
完
このSSまとめへのコメント
まちがえて完結タグつけてしまった
すまぬ・・・
面白かったっす
実際カーズなんて深海王より多少強いくらいだろ
面白い
何を言うか。スペックだけなら深海王と同等かもしれんが黄金の精神があればいくらでも強くなれる。それがジョジョのキャラクターの強みだろ?
地の文がないせいか描写が薄くて原作知らない俺には途中から何が起きてるのかわかりにくかった
あとなんで最後ワムウとエシディシ復活してるん?
最後のはカーズの細胞からサンタナ、ワムウ、エシディシを復元したとかじゃね?
でもカーズはそんな事しなさそうだけど
感動したッ!!!
PtotrFBEッ!君のディ・モールトなssッ!僕は敬意を表するッ!
便所のネズミの糞にも匹敵する糞ssだったなw
まずカーズが自分の性格を見直すのが早すぎ
いくらジョジョのラスボスの中でもマシな性格しているとはいえカーズがこんなに早く改心するはずがない
早く改心させるにしてもせめて無免ライダーが勇姿見せた直後に改心させるべきだわ
はいはいDIOアンチ乙w
だいたいDIOとディアボロの扱い見るだけでこいつがDIOファンとディアボロファンに喧嘩売っとる事が容易に想像できるわ笑
はいはいカーズマンセー乙w
カーズ信者の書くssの糞さは世界一だなw
だいたいあのプライドの高いDIOが怪人協会なんかにはいってる時点でこいつが必死にDIOを小物にしようとしている惨めなDIOアンチだというが容易に想像できるわw
こういうゴミクズ陰キャラ野郎はいじめられて惨めに死んだほうがいいなw
いや、DIOは小物だろう(笑)
※17
エンヴィー「じゃあお前から死ねよ」
※17
君ってさ~アニメから入ったゴミカスにわかでしょ(笑)
私達DIO信者が言う資格はないかもしれないけど特定のキャラを自分の好きなキャラでフルボッコにするssはあまり気分のいいものではないわね
まあDIOは小物ってよりゲス野郎だと思うけどな
※17
DIOは小物って言われて傷つく奴もいるんだからさもうちょっと考えて発言しろよ
よくよく考えたらDIOは小物だな
すまん
て言うかDIOって昔のやる夫スレだと超大物悪役みたいに扱われてたのにな
DIOはカーズみたいに動物には優しいとかそういうとこがないからなぁ
わいはすきやで
1»SS乙女w