ほろ「ひまじゃな」ロレンス「そうか」(254)
*「狼と香辛料」短編SS集です
*舞台設定が現代で、なおかつホロが幼かったら、というストーリー
*いろんな意味でごくごくのんびり行こうと思ってます
*一応前スレがありますが、設定がかなりごちゃごちゃしています
ホロ「忙しいの」
この中のある設定だけを切り取ったものが本スレになる形です
疑問になるところがありましたらお気軽に……
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1363402236
*ひまじゃな
ほろ「ぬしよ」
ロレンス「はい」
ほろ「ひまでありんす」
ロレンス「…そうか」ガサ
ほろ「…」
ほろ「むぅ」
ほろ「のうのう、わっちにかまってくりゃれー」グイグイ
ロレンス「新聞くらい落ち着いて読ませてくれ」ペラ
ほろ「たわけー」
ほろ「ぬしは、わっちとしんぶん、どっちがだいじなんじゃ?」
ロレンス「今は新聞かなぁ」
ほろ「あれ?」
ロレンス「あれってなんだよ」
ほろ「ぬしははずかしがりやじゃなー」
ロレンス「ホロはポジティブだなぁ」ガサ
ほろ「あるいはつんでれじゃな!」
ロレンス「…それ、またヘレーナさんに教えてもらったのか?」
ほろ「はんこうき?」
ロレンス「…」グリグリ
ほろ「いたい! あ、あたまをぐりぐりするのはいかん!」ウアーン
ほろ「…ぬぅ」
ほろ「…ぬしのたわけめ…」ジンジン
ロレンス「妙なことを言うからだ」
ほろ「…」
ほろ「ひまじゃなー」ゴロ
ロレンス「いいじゃないか。平和な証拠だ」
ほろ「…でもつまらないでありんす」
ロレンス「そうか」ガサ
ほろ「…」ムゥ
ほろ「もうぬしなどしらぬ」プイッ
ロレンス「…」ガサ
ほろ「…」
ほろ「…」
ロレンス「…」
ほろ「…」
ほろ「…」ウズウズ
ヨジヨジ
ロレンス「…」
ほろ「…なんてかいてあるのかさっぱりじゃ」
ほろ「ぬしよ、こんなものをよんでおもしろいのかや?」
ロレンス「…重いんだが」
ほろ「む」
ほろ「めすにそんな言いかたはありんせん!」
ロレンス「子どもがなに言ってんだ」ペイ
ほろ「うあー」ゴロ
グゥ
ほろ「ぬしよ」
ほろ「おなかがすいた」
ロレンス「おっとそうか。まだ少し早いが」
ロレンス「じゃあ、お昼ごはんにしようか」
ほろ「うむ!」
▲*ひまじゃな おわり
▽*お昼ごはん
ほろ「…」
ロレンス「…」
ほろ「…」
ほろ「…」ソワソワ
ほろ「ぬ、ぬしよ、そろそろかの」
ロレンス「…」
ロレンス「まだ一分しか経っていないな」
ほろ「…むぅ」
ほろ「…まだかのー」
ロレンス「落ち着け」
ロレンス「たかだかカップ麺に焦り過ぎだお前は」ペラ
ほろ「ぬしが落ち着きすぎなんじゃ! のんきにしんぶんなぞよみおって」
ロレンス「騒がしい」ペチ
ほろ「あう」
ドタッ
ほろ「…」
ほろ「まだかのー」ムク
ロレンス「あと一分だな」
ほろ「…」ムズムズ
ほろ「…」
ロレンス「早めに開けるとおいしくないぞ」
ほろ「ぎくぅ」
ロレンス「いや、まあ好みかもしれないが…」
ほろ「…」ウズウズ
ロレンス「…」
ほろ「…」ガマンガマン
ほろ「…」
ほろ「ぬ、ぬしよ。まだかの」
ロレンス「え? ああ」
ロレンス「もう三分は経ったぞ」
ほろ「ほあ!?」
ほろ「なっ、ぬ、な!」
ロレンス「落ち着け」
ほろ「た、このたわけ! なんで教えてくれないんじゃ!」
ロレンス「だって俺のは五分なんだもん」
ほろ「わっちのはさんぷんじゃ!」
ロレンス「知ってる」
ほろ「うぬぅ!」
ロレンス「言っている間にさっさと開けた方がいいんじゃないか?」
ほろ「…! ……!!」ペリリ
ロレンス「(からかいがいがあるなぁ)」
ほろ「どうじゃ! わっちのうどんはおいしそうじゃろ!」ホレホレ
ロレンス「カップ麺だけどな」
ほろ「おあげがにまいも入っておる!」
ロレンス「あ、そう?」
ロレンス「おっと、俺のもそろそろだな」ペリ
ほろ「…ぬしさまがいじめるでありんす…」
ロレンス「いじめてない」ペリ
ロレンス「お、俺の油揚げの方がふっくらしているな」
ほろ「わ、わっちのはにまいも…」
ロレンス「お前の奴は薄っぺらいなぁ」
ほろ「 」
ロレンス「頂きます」ズルズル
ほろ「 」
ほろ「…」ズルズル
ロレンス「ごちそうさまでした」
ほろ「ごちそうさまでしたー」ゲフ
ロレンス「汚い」
ほろ「ごめんなさい」
ロレンス「素直なのはいいことだ」ナデナデ
ほろ「…くふー♪」
ロレンス「(可愛い)」
ほろ「…ん」グシグシ
ロレンス「お腹がいっぱいになると、眠たくなるのはいつも通りだな」
ほろ「…む」
ほろ「わっちのことを子どもあつかいするでない」
ロレンス「子どもだろう」
ほろ「…ふむぅ…わっちは、けんろーじゃぞ…」コク
ロレンス「はいはい」
ロレンス「寝る前に歯を磨こうな」
ほろ「…んむ」
ほろ「…ぬしよ」
ロレンス「どうした?」
ほろ「…」
ほろ「…なんでもない」
ロレンス「なんだよ」
ほろ「くふ…」
ほろ「そこにおってくりゃれ」
ロレンス「…うん」ナデナデ
ほろ「…くふふ♪」
ほろ「…」スー…
ロレンス「…お休み」
▲*お昼ごはん おわり
今回分は以上です。
こんな感じの他愛のない小話をほそぼそと。
次回はいつになるか未定ですが、また見かけたらお付き合いください。
*いいゆめー
ロレンス「ホロー」
ほろ「…」zz…
ロレンス「…」
ロレンス「どうして昼飯の前に寝ているんだ…こいつ」
ほろ「…」スー…
ロレンス「おい、ホロ」ポン
ほろ「…ふが」
ほろ「…」ムニャ
ほろ「…」ボーッ
ロレンス「…起きたか?」
ほろ「…」
ほろ「くふふー♪」トロン
ロレンス「?」
ガブッ
ロレンス「いっ! な、何するんだ!」
ほろ「…」ガジガジ
ロレンス「血が出てる血が出てるしゃれになってない!」ベシ
ほろ「んが」
ほろ「…む?」
ロレンス「…お目覚めですか」
ほろ「おー、ぬしじゃ。おはよ」ニヘ
ロレンス「…」
ロレンス「はあ」
ロレンス「はいはい。おはよう」
ロレンス「(そんな顔をされたら、怒るに怒れないじゃないか)」
ロレンス「…ずいぶんと、ご機嫌な様子だが」イテテ
ほろ「んむ」
ほろ「ゆめを見ていたでありんす」
ロレンス「いい夢だったのか」
ほろ「んむ! たべほうだいじゃった!」
ロレンス「…何がかは聞かずにおこう」
ほろ「?」キョトン
ロレンス「とりあえず、よだれを拭きなさい」
ほろ「ぬしは血をふいたほうがよいでありんす」
ロレンス「誰のせいだと思っているんだ」ベシ
ほろ「いたいっ」
▲*いいゆめー おわり
▽*分かるか へ つづく
*分かるか
ロレンス「それでな」
ロレンス「今日の昼食は何がいい?」
ほろ「…なんでもよいのかの」ジュル
ロレンス「なんでもはよくないが…」
ロレンス「まあ、昨日はカップ麺で我慢させちゃったからな。多少は融通を利かせるよ」
ほろ「おお、さすがぬしさまじゃ!」
ロレンス「…多少だからな」
ほろ「…」ウーン
ロレンス「あんまり難しい注文はよしてくれよ」
ほろ「…んむ、であれば」
ほろ「ごはんはたべたくないでありんす」
ロレンス「え?」
ロレンス「…いらない?」
ほろ「んむ。ごはんはの」
ロレンス「…」
ロレンス「どうした、夢でお腹いっぱいになっちゃったか」
ほろ「? ううん」
ほろ「おなかぺこぺこでありんす」
ロレンス「…うん?」
ほろ「?」
ロレンス「えっと、じゃあ」
ロレンス「あれか。ダイエットしているとか」
ほろ「む。あいかわらず、ぬしはデリカシーに欠けるの」
ほろ「めすにそんなことを言うものではありんせん」
ロレンス「えー」
ロレンス「…でもお前、ちょっとお腹たるんで来てるよな?」ムニ
ほろ「!? ぬ、ぬしよ、おなかをつまむでない!」
ロレンス「…」ムニムニ
ほろ「たーわーけー!」
ロレンス「じゃあ何なんだ一体」ムニムニ
ほろ「そのまえに手をはなしんす!」
ギャーギャー
ピンポーン
ロレンス「おっと来客だ」
ほろ「…や、やっと手をはなしたかや…」ゼーゼー
ロレンス「ホロ、ちょっと待っててくれ」
ロレンス「またあとでゆっくりつまんでやる」ニコ
ほろ「ぬしのすけべー」
ロレンス「む、聞き捨てならないな」ワキワキ
ほろ「!? そ、その手のうごきはなんじゃ…く、くるでない」ヒィィ
ピンポーンピンポーン
ほろ「 」チーン
ロレンス「っと、あんまり待たせるといけないな」
ほろ「…うう」
ほろ「わっちはもうおよめに行けぬ…」シクシク
ロレンス「はいはい」
ほろ「ま、まあ、よめに行くきもないがの!」//
ロレンス「なに一人で照れてんだ」ガチャ
ロレンス「すいません、お待たせしました」
エルサ「…なにやら」
エルサ「外まで賑やかな声が届いていましたが」
ロレンス「…それはお恥ずかしい」
ロレンス「どうもこんにちは。エルサさん」
エルサ「こんにちは」ペコ
トトッ
ほろ「こんにちはー」
エルサ「ええ。こんにちは」ニコ
ロレンス「それで今日は?」
ロレンス「まさか宗教勧誘なんてことはありませんよね」
エルサ「からかわないでください」
ロレンス「…失礼しました」ハハ
エルサ「…まったく」
ガサ
エルサ「その、あまりもので恐縮なのですが」
エルサ「クッキーです。ホロちゃんに、よかったらと思って」
ほろ「おお! ありがとじゃ!」
ロレンス「いつもすいません」
エルサ「いえ」
ロレンス「よかったな」ナデナデ
ほろ「んむ!」
ほろ「ごはんのあとが楽しみじゃ!」
ロレンス「そうだな
ロレンス「…ん?」
ロレンス「…えっと」
ロレンス「ご飯は食べないんじゃなかったのか?」
ほろ「? んむ」
エルサ「?」
ロレンス「…食べるの?」
ほろ「んむ」
ロレンス「どっちだよ」ベシ
ほろ「あう」
エルサ「叩いたりしちゃだめじゃないですか」
ロレンス「あ、すいません…」
ほろ「きょうはパンのきぶんなんじゃ」
ロレンス「…」
ロレンス「…ああ、ご飯は食べないってそう言う…」
ほろ「? んむ」
ロレンス「分かるか」ペチ
ほろ「あうっ」
エルサ「こら」
ロレンス「つい」
ロレンス「それなら」チラ
エルサ「?」
ロレンス「ちょうどいい。買いに行くか」
エルサ「…あの」
エルサ「何だか、本当に訪問販売みたいになってしまって、申し訳ないのですが」
ロレンス「偶然ですよ」
ほろ「ぐうぜんじゃな」
エルサ「…ふふ、そうですか」
▲*分かるか おわり
今回の投下終了。
*よにんでなかよく!
ピンポーン
ガチャ
ノーラ「はーい」
エルサ「こんにちは」ペコ
ノーラ「エルサさん。どうもこんにちは」
ほろ「わっちもおるぞ!」
ロレンス「こんにちは」
ノーラ「わ」
ノーラ「何だか今日は賑やかですね?」ニコ
エルサ「すいません。とつぜん大人数で押しかけてしまって」
ガサ
エルサ「クッキーのお裾分けに来ました」
ノーラ「あ、ありがとうございます」
ロレンス「それとですね」
ロレンス「これからエルサさんのお店へ、パンを買いに行こうと思うんです」
ロレンス「もしよかったら、そのままノーラさんもお昼をご一緒にどうかなと」
ノーラ「…」
ノーラ「は、はい。ぜひ」
ロレンス「それはよかった」
ノーラ「…」エヘヘ
ほろ「ほおがゆるんでおる」
ノーラ「へ? わっ//」バッ
ロレンス「?」
ほろ「ふん」
エルサ「鈍感は罪ですよ」ハア
ロレンス「??」
ノーラ「…あはは」//
ほろ「ノーラは、左手」ハイ
ノーラ「うん」
ほろ「エルサは右手じゃ」ハイ
エルサ「はい」
ほろ「…ぬしがあまってしまった…」
ロレンス「…」
ロレンス「傷つくからそんな言い方はやめてくれ」
ノーラ「あ、あの」
ノーラ「私の手なら、余ってますよ…?」ゴニョゴニョ
エルサ「…」
エルサ「(ノーラさんは積極的だわ)」
エルサ「(…私も見習わないとかしら)」
ロレンス「…えっと、それは、その」
ノーラ「えい」
ギュ
ロレンス「…」
ノーラ「…」//
ほろ「ふん」
ほろ「いまはゆるすでありんす」
エルサ「よしよし」ナデナデ
ロレンス「…」
ロレンス「えっと、…その」
ロレンス「何だか、家族みたいでいいです、ね」ハハ…
ノーラ「は、はい」//
▲よにんでなかよく! おわり
▽くちなおしたい へ つづく
*くちなおしたい
カランコローン
エヴァン「いらっしゃいませー」
エヴァン「っと、なんだエルサか」
エルサ「…なんだってことはないでしょう」
エルサ「お客さまを連れて来たのだから、シャキッとしなさい」
エヴァン「?」
ロレンス「やあエヴァン、久し振り」
ノーラ「こんにちはー」
エヴァン「おっと、ロレンスさんにノーラさん。パンを買いに来てくれたのか」
ロレンス「ああ。ホロが」
ロレンス「今日の昼はどうしてもパンがいいとぐずるもんでな」
ほろ「!? そ、そこまでは言っておらぬぞ」
ロレンス「はいはい」
ほろ「むう、ききながすでない!」ポカポカ
エヴァン「ははは」
ロレンス「好きなやつを選んでいいぞ」
ほろ「あまいのがよいの!」ハイッ
エルサ「でしたら、はちみつパンなんかはどうでしょう」
ロレンス「ノーラさんもお好きに。今日は私が持ちます」
ノーラ「えっ」
ノーラ「そんな、あの、…申し訳ないです」
ロレンス「いえ。先日ご馳走になったばかりですし、たまには私もお返しをしないと」
ノーラ「…本当に大丈夫です」フルフル
ノーラ「…あの、なので、…もしお返しと仰るのなら」
ロレンス「? はい」
ノーラ「またいつか、夕食をご一緒させてください」
ノーラ「一人暮らしだと、誰かと食べる食事が、何よりの楽しみになります」
ロレンス「…そうですか」
ノーラ「はい」ニコ
ロレンス「…」ポリポリ
ノーラ「…」ニコニコ
ほろ「…」
ほろ「のうエルサよ」
エルサ「どうしました」
ほろ「やっぱり、なにかしおからいものにするでありんす」
ほろ「これいじょうあまいものを口にするとむねやけしてしまいそうじゃ」ベェ
エルサ「…なるほど」
▲*くちなおしたい おわり
今回はここまで。乙ありです。
夜また投下できたらと思っています。
*あるあめの午後
ザァー…
ほろ「…」
ほろ「ぬしよ」
ロレンス「うん?」
ほろ「あめじゃな」
ロレンス「…うん」
ほろ「…」
ロレンス「…」
ロレンス「雨がどうかしたのか?」
ほろ「どうというわけではないがの」
ロレンス「…」
ほろ「…」
ザァー…
ロレンス「へんなやつ」
ロレンス「(まあ、大人しくしている分には構わないんだが)」
ほろ「…」
ザァー…
ロレンス「今日は退屈だどうだとは言わないんだな」
ロレンス「雨を見ているのは楽しいか?」
ほろ「…ふむ」
ほろ「たのしくはないが、見ていてたいくつではありんせん」
ほろ「むしろいそがしい」
ロレンス「忙しい?」
ほろ「うむ」
ロレンス「…何だかよく分からないが」
ほろ「…」
ロレンス「…」
ロレンス「…」
ザァァァァ…
ほろ「…」ジーッ…
ロレンス「…いつまでそうしているんだ?」
ほろ「…」
ロレンス「おやつはいらないのかー?」
ほろ「もって来てくりゃれ?」
ロレンス「行儀が悪いから、ちゃんと机で食べなさい」
ほろ「…ではいらぬ」
ロレンス「…」
スッ
ロレンス「今日はココアとクッキー」
ロレンス「…今日だけだからな」
ほろ「くふ、ありがと」
ロレンス「…」ズズ
ロレンス「なあ、何してるんだ? ただ雨を見ているだけか?」
ほろ「さがしものをしているでありんす」
ロレンス「探し物?」
ほろ「…」コク
ロレンス「…かたつむりか何かか?」
ほろ「ううん」
ほろ「あれじゃ」コウ…
ロレンス「あ、虹か」
ほろ「んむ」サクサク
ほろ「…」コクコク
ロレンス「…たぶん、雨をじっと見ていても見つからないんじゃないかな」
ほろ「そうなのかや」
ロレンス「うん。晴れ間が射さないとな」
ロレンス「だからそんなに窓に張りつかなくても大丈夫だぞ」ナデナデ
ほろ「…んむ」
ほろ「…」コク
ロレンス「眠くなって来たか」
ほろ「…じゃが、にじがみたい」
ロレンス「安心しろ。見えたら起こしてやるさ」
ほろ「…んむ…では」
ほろ「…くぅ」
ロレンス「…よしよし」
ザァァァァ…
・ ・ ・ ・ ・
ロレンス「ホロ」
ほろ「…ん」パチ
ほろ「…」
ロレンス「起きたか?」
ほろ「…んむ」ボーッ
ほろ「おはよう…」グシグシ
ロレンス「ほら、あれ」
ペタ
ほろ「…わー」
ロレンス「あれが虹だな」
ロレンス「見たことはなかったか」
ほろ「んむ。はじめてじゃ」
ほろ「えほんでよんだことはあったがの」
ロレンス「そうか」
ほろ「りっぱじゃな」
ロレンス「そうだな」
ほろ「のってみたいのぅ」
ロレンス「虹にか?」
ロレンス「…ホロが乗ったら壊れちゃうかもな」
ほろ「む。わっちはそんなにおもくはありんせん」
ロレンス「これは失礼」
ほろ「じゃが、きっとぬしがのってはこわれてしまいんす」
ロレンス「そうだな。俺は重いから」
ほろ「んむ」
ほろ「じゃから、わっちがのりここちをぬしにおしえてあげるからの」
ロレンス「そうか」
ロレンス「じゃあ楽しみにしておこう」
ほろ「それがよい」
ロレンス「さて。雨も上がったし、買い物に行くか」
ロレンス「今日は何が食べたい?」
ほろ「カレーがよい!」
ロレンス「…またカレーか。たまには別のものにしないか?」
ほろ「ぬしはわがままじゃなー」
ほろ「じゃが、そう言うならしかたありんせん。別のものでもよいでありんす」
ロレンス「ありがとう。ホロは優しいな」ナデナデ
ほろ「くふふ。かまわぬ」
▲*あるあめの午後 おわり
今回は以上です。また明日。
ごめんなさい。今日は投下はできないです。
代わりに新スレで現在投下中です。もしよかったら。
こそっと投下、始めます。短編ひとつ。
*わっちとぬしの!
ほろ「おおかみっくらじおー」
ロレンス「…」
ロレンス「突然何ですかホロさん」
ほろ「まずはふつおたのコーナーじゃ」
ロレンス「無視か」
ペラ
ほろ「えっと」
ロレンス「(本当にはがきを取り出した…一体どこから…)」
ほろ「いちまいめは、ディアナからのおたよりでありんす」
ロレンス「もしかして本当に書いてもらったのか? わざわざ?」
ほろ「ホロちゃんロレンスさん、こんにちは」
ほろ「こんにちは!」
ロレンス「だから無視するなってー」
ほろ「ロレンスさんにしつもんです」
ロレンス「…」
ほろ「へんじは?」
ロレンス「…」
ロレンス「はい」
ほろ「んむ」
ロレンス「(何だこれ)」
ほろ「えっと」
ロレンス「お前漢字読めないだろ」
ほろ「ふふん。わっちをなめるでない、ちゃんとひらがなでかいてもらいんす!」
ロレンス「(なにその可愛い賢狼っぷり)」
ほろ「せんじつのおくすりはききましたか? じゃと」
ロレンス「…」
ロレンス「風邪薬のことだよな?」
ほろ「あれのおかげでぬしは元気になったの!」
ロレンス「うん。まだ死んでもいないのに生き返る思いだったよ」
ほろ「はがきがさいようされたディアナには、わっちからプレゼントがあるからの」
ロレンス「何だ? プレゼントって」
ほろ「わっちをなでるけんりじゃ!」フンス
ロレンス「…」
ロレンス「(…ちょっと羨ましいと思っちまったクソ」
ほろ「なにか言ったかや?」
ロレンス「空耳だろう」
ほろ「どんどん行くぞ!」
ロレンス「よし来い」
ペラ
ほろ「つぎがノーラからのおたよりでありんす」
ロレンス「ずいぶんローカルなラジオなんだな」
ほろ「ちいきみっちゃく、というやつじゃな!」
ほろ「ホロちゃんへ。ロレンスさんに、でんごんをおねがいします」
ロレンス「伝言?」
ほろ「きょうばんごはんをごいっしょにどうですか?」
ロレンス「本当にただの伝言だ」
ロレンス「今度はうちに来てもらうといいかな」
ほろ「では、つぎがさいごのおたよりでありんす」
ロレンス「どんと来い」
ほろ「これは、わっちからの、じゃ!」
ロレンス「え?」
ほろ「はい!」
ロレンス「読めばいいのか?」
ほろ「んむ」
ロレンス「…“ぬしへ。いつもありがとう。だいすきじゃ”」
ロレンス「“ほろより”」
ロレンス「…これは?」
ほろ「ラブレターじゃな」
ロレンス「そんなもの平然と渡すな」
ほろ「おもいを伝えるときには、こうしててがみをわたすのじゃろう?」
ほろ「ヘレーナが教えてくれたでありんす」
ロレンス「…そうか」
ロレンス「えっと、ありがとう。大切にするよ」
ほろ「それがよいの!」
ロレンス「…」
ロレンス「(それにしても不意打ちだった)」
ロレンス「…まったく」ハア
ほろ「さてぬしよ、きょうはノーラといっしょにごはんじゃからの!」
ほろ「とっておきにおいしいもの、作ってくりゃれ?」
ロレンス「はいはい」
▲*わっちとぬしの! おわり
投下終了。短いですが。
また明日とか。分かりませんが。
>>83 訂正
× ほろ「つぎがノーラからのおたよりでありんす」
○ ほろ「つぎはノーラからのおたよりでありんす」
乙でござる!
*きゃっちぼーる いち
ロレンス「…なにしているんだ?」
ほろ「…ふ」
ほろ「むぅ、ぬしよー…」プルプル
ほろ「ぬ、ぬけなくなってしまいんす」
ロレンス「相変わらず面白いなお前」
ロレンス「(玄関の方へ行くと)」
ロレンス「(ホロが床にうずくまりぷるぷると震えていた)」
ロレンス「で、手が抜けなくなったと」
ほろ「んむ…むー」ググ
ほろ「…ふぐぅ」ヘタ
ロレンス「(可愛い)」
ロレンス「野球のグローブなんてどこから持って来たんだ」
ほろ「ルワードがくれたじゃろ」
ロレンス「いや聞いてないが」
ロレンス「(ぼろぼろみたいだし、使い古したものを譲ってくれたってことか)」
ロレンス「(今度モイジさんたちに差し入れでもしないとな)」
ほろ「そ、そんなことはよいから」プルプル
ほろ「…たすけてくりゃれー」
ロレンス「そんなことってお前」
ロレンス「…」ハア
ロレンス「しばらくはそのままだ」
ほろ「! な、なぜじゃ」
ロレンス「まず屋内でグローブを着けるなんて不穏すぎる」
ほろ「ぎく」
ロレンス「お前、ここでボール投げするつもりだったんじゃなかろうな」
ほろ「ぎくぎくー」
ロレンス「図星か」ハア
ロレンス「…と言うかお前」
ロレンス「“ふおん”の意味は知っているのか?」
ほろ「ぎくぅ」
ロレンス「…」
ロレンス「今日の晩ご飯は何がいい?」
ほろ「ぎくっ…はっ!?」シマッタ
ロレンス「ちゃんと反省しろ」ペチ
ほろ「あう」
ロレンス「ちゃんとルワードにお礼を言いに行こうな」
ロレンス「そしたら抜いてやろう」
ほろ「…」コク
ほろ「…わかったでありんす」
ロレンス「いい子だ」ナデ
ロレンス「それからキャッチボールは外で。ついでに公園に連れてってやる」
ほろ「ほんとかやっ」
ロレンス「ああ」
ほろ「ではぬしよ、ぜんはいそげじゃ!」
バッ
ロレンス「…」
ほろ「…」
ほろ「ふぐぅ…!」
ほろ「ぬ、ぬしの手をにぎることができぬ…!」
ロレンス「お前なんで利き手を突っ込んだんだ」
▲*きゃっちぼーる いち おわり
▽*きゃっちぼーる に へ つづく
続きはまたそのうちに、ということで宣伝です。
(>>90 探させてすまんかったやで。)
ノーラ「羊飼いと行商人と、狼」
ノーラ「羊飼いと行商人と、狼」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363691685/)
ホロ「わっちには夢がありんす」
ホロ「わっちには夢がありんす」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363888924/#footer)
下の方は酉が違いますが今出している通り>>1のSSです。
どちらも完結済みですので、もしよかったら、お読みください。
ただ後者は毛色の違うものに挑戦しました。ほのぼの? とはちょっと違うかもです。ご注意。
乙。やっぱあなたか、良かったよ
*きゃっちぼーる に
ほろ「たうんわーく♪ たうんわーく♪」
ロレンス「…」
ほろ「ばいとがー ぬしにー♪」
ロレンス「(俺かよ)」
ほろ「見つけてもーらうとーきーをー」
ほろ「まってーおるぞー♪」
ロレンス「なんてこと言うんだお前」
ロレンス「まるで人のことをニートみたいに言いやがって」
ほろ「ちがうのかや?」
ロレンス「…ドウデショウネ」
ほろ「ヘレーナがぬしはしごとはせんのかと言っておったぞ」
ロレンス「…」グハッ
ほろ「ノーラはまいにちたいへんそうじゃなー」
ロレンス「やめてくださいしんでしまいます」
クシャ
ロレンス「ほら、俺にはホロがいるからな」
ロレンス「お前を置いて行くわけにはいかないだろ?」
ほろ「おお、それはそうじゃな!」
ほろ「ぬしはかしこいの!」
ロレンス「まあな」
ほろ「わっちはけんろうでありんす」
ロレンス「はい」
ほろ「…む、その目はなんじゃ」
ロレンス「なんでも?」
ほろ「…むー」プクー
ロレンス「…」ツン
ほろ「むぐふっ」ブハ
ほろ「な、なにするんじゃ!」
ロレンス「膨らんでいたからつい」
ほろ「…ひょっとしてぬしよ」
ロレンス「うん」
ほろ「わっちのことばかにしておるのではあるまいな?」
ロレンス「…」ハン
ロレンス「とんでもございません」
ほろ「い、いまはなでわらいおったな!?」
ほろ「ぬー!」
ロレンス「…」ツンツン
ほろ「ふぎゅ」
ほろ「つつくではありんせん!」
ロレンス「…」ムニ
ほろ「ちゅまみゅでにゃい!」
ロレンス「(可愛い)」
ほろ「もうぬしなど知らぬ!」プイ
ロレンス「そうか」
ロレンス「それで、さっきは何を言おうとしていたんだ?」
ほろ「…む?」
ほろ「おおそうじゃった」パッ
ロレンス「(ちょろい)」
ほろ「わっちはけんろーじゃ」
ロレンス「異論はございません」
ほろ「んむ」フンス
ほろ「そのわっちがぬしはかしこいとみとめるのじゃからの」
ほろ「ぬしをけんじゃとよんでやる」
ロレンス「…それは何か嫌だ」
ほろ「あれ?」
ロレンス「お前が賢狼なら俺は賢人でいいだろ?」
ほろ「…そうなるかや?」
ロレンス「いやどっちでもいいけど…」
ロレンス「お、公園に着いたぞ」
ほろ「ほんとじゃ」
ほろ「くふ、ぬしとはなしをしておるとあっという間じゃなー」
ロレンス「素敵な台詞だがものの数分しかかかっていないぞ」
ヒュ
パシ
ロレンス「お、ナイスボール」
ロレンス「…でもどうしてアンダースローなんだ?」
ほろ「もりふくのまねじゃ!」
ロレンス「森福はサイドじゃなかったっけ」ヒュ
ほろ「おーるすたーでこっそりあんだーをひろうしたもりふくのまねでありんす」パシ、ヒュ
ロレンス「それは細か過ぎて伝わらない」パシ
ロレンス「アンダーと言えば牧田じゃないか」
ほろ「だいびんぐきゃっちはかっこうよかったの!」
ロレンス「真似はするなよ」
ほろ「てくびぐにー」
ロレンス「ぐにー」
ポロ…
ほろ「…」
ほろ「ぬしよ」
ロレンス「うん」
ほろ「わっち、ひだりてにしたグローブではきゃっちができぬ」
ロレンス「さっきまでできてましたよね?」
ほろ「ひだりてにしておるのをわすれておった!」
ロレンス「賢狼とかいう異名はヨイツに返せ」
ほろ「とうっ」
スポーン
ガサ
ロレンス「…」
ほろ「ぬしはへたくそじゃなー」
ロレンス「今のは俺が悪いの?」
ほろ「きゃくせきにとびこむくらいのきがいを見せぬか!」
ロレンス「草むらに飛び込んだら俺に危害が及ぶけどな」
ほろ「はやくひろってきてくりゃれ?」
ロレンス「自分で行けっ」
▲*きゃっちぼーる に おわり
ぐっは酉混ぜてもた…今日の投下は以上です。
>>102 ありがとう!
地の文入りは初だからはらはらでした。
あ、また、別ver.も書きましたのでよかったら読んでください。
もう読んでくれていたらごめんなさいです。また明日とか。そのうち。
乙。エーブさん、ここにいい従業員がいるんですが雇ってみませんか?ついでにお婿さん候補も…ゲフンゲフン
>>115
読みましたよ。このあとどうなるのかは二人だけの秘密と言うことで…
乙でござる!
▽*きゃっちぼーる さん
ほろ「ほっ」
パシ
ロレンス「おー」
ロレンス「左手でも投げられるようになって来たな」
ほろ「んむ!」フンス
ほろ「ま、わっちじゃからな! けんろうじゃから!」
ロレンス「(うざいけど可愛いだと…)」
ポロ…
ほろ「おう」
ロレンス「キャッチはさすがにできないか」
ほろ「ぐろーぶがうまくとじられぬ」ヌヌ…
ロレンス「利き手とか関係なくまだ握力はないもんな」
ロレンス「まあそれは仕方ない」
ほろ「ぬうー」パ…ク…
ロレンス「(くっそ相変わらず可愛いやつだ)」
・ ・ ・ ・ ・
ほろ「ぬしよ」
ロレンス「うん」
ほろ「つかれたでありんす」
ロレンス「…」
ロレンス「…あ、そう」
ほろ「んむ」
ロレンス「…帰りますか」
ほろ「んむ」
ロレンス「(礼を言いに行くのはまた今度でいいか…)」ハア
ほろ「おぶってくりゃれー」
ロレンス「はいはい」
ロレンス「しょっと」
ほろ「くふ…ぬしのせなかじゃー」スリスリ
ロレンス「くすぐったい」
ほろ「♪」スリスリ
ロレンス「…」ハア
ほろ「…むぅ」スー…
ロレンス「…相変わらず、寝付きのいいやつ…」
ロレンス「(暢気に眠りこけやがって)」
ほろ「…くふふ♪」ムニャ
ロレンス「…」
ロレンス「(寝顔が見たい…)」ガマンガマン
ノーラ「…!」パア
ノーラ「あの、こんにちはロレンスさ…」
ロレンス「おっと」シー
ノーラ「?」
ノーラ「あ…」
ほろ「…くぅ」
ノーラ「…」シー
ロレンス「…」シー
ノーラ「…」クス
ロレンス「どうも、こんにちは」コソ
ノーラ「はい」コソ
ノーラ「ホロちゃんよく眠ってますね」
ロレンス「いい気なもんです」
ほろ「…♪」スヤスヤ
ノーラ「嬉しそうですね」
ノーラ「(…いいなー)」
ロレンス「あの、ノーラさん」
ノーラ「ひゃい!?」
ロレンス「」ビクッ
ノーラ「あ、ご、ごめんなさい…」//
ロレンス「い、いえいえ」
ノーラ「…」カアア//
ロレンス「今日の夕食の件ですが」
ノーラ「あ、はい」
ロレンス「実はこのあと買い物に行くつもりが、ホロが寝てしまったもので…」
ロレンス「またお邪魔してしまってもいいですか?」
ノーラ「…」
ノーラ「も、もちろんです」
ロレンス「よかった」
ノーラ「…!」グッ
ノーラ「…」エヘヘ
ロレンス「…」ハハ…
ロレンス「では、また伺いますね」
ノーラ「はい。お待ちしてます!」
ほろ「…」ムニャ
▲*きゃっちぼーる さん おわり
>>118 ござるさんはわいの癒し。
>>117 「その後」のエピソードもネタがあるのですが、書き手の能力が追いつかないばっかりにすぐには書けなさそうでして…。
しばらく原作を読み返してから、「その後」的なものと、あと普通に明るいエピソードと一本ずつ書きたいなとは今思っています。
また夜投下できたらと思います。
*ひとりぼっち
ムクリ
ほろ「…ふにゃ」
ほろ「…?」グシ
ほろ「ぬしよー」
シーン
ほろ「…おらんのかやー」
ペタペタ
ほろ「むぅ…おらぬ…」
ほろ「わっちをひとりにするとはたわけがすぎる!」
ほろ「…」
ほろ「ぬしよー」
ペタペタ…
ほろ「しかたない」
ほろ「ぬしはまいごのようじゃ」
ほろ「わっちがさがしに行かんとかの」
ほろ「…」
ほろ「いや、しかし…」
ほろ「かってにであるくとそれはそれでおこられそうじゃな」
ほろ「…ぬしの目のすわったかおはみたくありんせん…」ガクブル
ほろ「しかたないの」
ペタン
ほろ「おとなしくしておるかや」
ほろ「…」
コロン
ほろ「…じゃが」
ほろ「ひるねはもうじゅうぶんでありんす」
ほろ「…」
ほろ「…むぅ」
ほろ「…ぬしよはやくかえってくりゃれ…」
ほろ「…グス」
ピンポーン
ほろ「ひぅ」
ほろ「…きゃ、きゃくかや?」
ほろ「も、もしかしたらぬしかの!」
タタッ
ガチャ
ほろ「ぬしよ!」バッ
ダキッ
エーブ「ごふっ」
ほろ「む?」
エーブ「…」
ほろ「…」
ほろ「なんじゃぬしではないのかや」パッ
ギィ
エーブ「おい待て」
ほろ「む?」
エーブ「ひどいじゃないか。用が会って来たんだ俺は」
エーブ「どうもこんにちは」ニコ
ほろ「んむ」
ほろ「…」ジッ
エーブ「?」
ほろ「おぬしはかおがこわいの」
エーブ「…」イラ
エーブ「(落ち着け相手は子どもだ)」
エーブ「えっと、ロレンスはいないか?」
ほろ「ぬしはいまおらぬ」
エーブ「…そうか」
エーブ「では出直すとするかな」
ほろ「…のう」
エーブ「ん?」
キュ
エーブ「…何だ?」
ほろ「…ぬ、ぬしがかえるまでうちで待っておったらどうかの?」
エーブ「…」
エーブ「寂しいのかお前」
ほろ「そ、そんなことありんせん!」グイグイ
エーブ「なら袖を離せ」
ほろ「…そうはいかぬ」ググ
エーブ「…」
スッ
ほろ「あぅ」
エーブ「悪いが忙しいんでな」
ほろ「…」
ほろ「…うぅ」ウルウル
エーブ「…ば、泣くなよ頼むから」
ほろ「…じゃあいっしょにいてくりゃれ?」
エーブ「…」
エーブ「(子どもが苦手なんだ俺は)」
ほろ「…むぅ」ウルウル
エーブ「分かった、分かったから泣くんじゃない」
ほろ「…んむ」コクン
エーブ「(くそロレンスの野郎…覚えてろよ…)」
▲*ひとりぼっち おわり
ここまでです。また明日。
最近ここが宣伝スレ化しつつありますね…。
ホロ「たまにはこんな風に甘いのも」
ホロ「たまにはこんな風に甘いのも」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364223684/)
よかったら、どうぞ。
>>147
さっき読んだでござるの巻
あいかわらずgoodな雰囲気でござった
>>148 goodですか。それはよかった。
ホロ「たまにはこんな風に苦いのも」←new
ホロ「たまにはこんな風に苦いのも」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364443281/)
もう一編書き溜めがありますがいい加減スレを立てすぎなので…
いくつか処理して頂けたら明日、明後日に投下しようと思っています。
*寝ぼけています
ガチャ
ロレンス「ただいまーっと」
ロレンス「ホロー」
ガラ
ほろ「…くぅ」
エーブ「…」zz…
ロレンス「…」
ロレンス「(なぜエーブさんがホロと一緒にうちで昼寝をしているんだろうか…)」
エーブ「…ん…」
ロレンス「…」
ロレンス「まあ、いいか。起こすのも悪いし」
ほろ「…むにゃ」
エーブ「…」
ロレンス「…平和だな…」
・ ・ ・ ・ ・
ほろ「…む…」パチ
ロレンス「お、起きたか」
ほろ「…ふにゃ…」ムク
ほろ「…んん、むぅ」
ロレンス「貞子みたいになっているぞ」
ほろ「?」バサー
ほろ「…くふ。まえが見えぬ…」フラフラ
ロレンス「(寝ぼけた貞子が一人で肩を揺らしている…)」
ロレンス「(シュールだしちょっと怖い)」
ほろ「…む?」
ロレンス「ん?」
ほろ「ぬしよ!」
ペタペタペタペタ
ロレンス「ひぃ!」
ほろ「わっちをほうっていったいどこに行っておったんじゃ!」
ロレンス「そ、その格好で勢いよく近づいて来るんじゃないっ」ドキドキ
ほろ「がうー」
ガバ
ドサ
ロレンス「…」
ほろ「くふふふ。ぬしじゃー」ギュゥ
ロレンス「…目が覚めたかと思ったら、まだ寝ぼけているのか」
ほろ「んむ。そうじゃ。わっちはまだねぼけておる」
ほろ「ねぼけておるからのー」スリスリ
ロレンス「はいはい」ナデナデ
ほろ「♪」スリスリ
モゾ
エーブ「…ん…」
ロレンス「おはようございます。エーブさん」
エーブ「…」ボーッ
エーブ「…ロレンス…?」
ロレンス「(ああこれ低血圧の人の顔だ。こわい)」
ロレンス「お疲れだったみたいですね」
エーブ「…」
エーブ「…」
エーブ「あ、ああ。まあな」
エーブ「悪いな。人のうちへ来て眠り呆けるとは無礼にもほどがある」
ロレンス「いえ。ホロの相手をしていてくれたようですからね。お気になさらず」
エーブ「お、おう」
ロレンス「それにまたわざわざ足を運んで下さったんですよね。留守で失礼しました」
エーブ「構わないさ。俺が好きで来ているんだからな」
ロレンス「? はあ…まあ何もないうちですが」ハハ
エーブ「…いや…」
エーブ「(ん? さらっと何を言っているんだ俺は…)」ドキドキ
エーブ「ち、ちょっと顔を洗わせてもらうぞ」ガバ
スタスタ
ロレンス「は、はい」
パタパタ
ほろ「のうぬしよ」
ロレンス「うん」
ほろ「きょうのばんごはんはなにかや?」
ロレンス「ああ、今日だけどな。久し振りに外で食べよう」
ほろ「おお! おそと!」ピョコ
エーブ「…ふう」
エーブ「(…寝起きであいつの顔を見るとは…ゆ、油断していた)」ドキドキ
エーブ「…」
エーブ「…寝顔とか…見られたんだろうか…」ペタペタ
エーブ「…」ハア
ロレンス「エーブさん」ヒョコ
エーブ「うお。き、急に後ろに立つんじゃないバカ野郎」
ロレンス「あ、ごめんなさい」
エーブ「あ…い、いや。すまない。どうした?」
ロレンス「ええ。これからお隣のノーラさんと、ヘレーナさんのお店へ食事に行こうと話したところだったんです」
ロレンス「もしよかったらエーブさんもどうかなと」
エーブ「…」
エーブ「…ああ。そいつは嬉しいお誘いだ」
エーブ「(ノーラも大変だ。こいつが相手だと)」ジッ
ロレンス「…?」
エーブ「(まあ俺も他人事ではないか…)」ハア
ロレンス「な、なんです?」
エーブ「何でもない。ありがたくご一緒させてもらう」
ロレンス「そうですか。それはよかった」ニコ
エーブ「…なあ」
ロレンス「? はい」
エーブ「…」
エーブ「俺もまだ寝ぼけていてな」
エーブ「ちょっと寝言を零すかもしれない。まあ聞き流してくれ」
ロレンス「…は、はあ」
エーブ「…あのな」
エーブ「…」スゥ
エーブ「お、俺の寝顔は、どうだったかな」
ロレンス「…は…」
エーブ「以上」
スタスタ
ロレンス「は、え? エーブさん?」
エーブ「ほら。ノーラを待たせているんじゃないのか?」
エーブ「早く行こうぜ」ニコ
▲*寝ぼけています おわり
以上でした。また暇を見てと思います。
先日ぼそっと言った短編も投下時にはここで宣伝しようと思いますので、もうしばらく各々羊をいいようにしてお待ちください。
では。
*照れ隠し
パシ
ロレンス「では先月の分ですね」
エーブ「おう」
ほろ「じーっ」
エーブ「ん?」
ロレンス「…」
ほろ「じーっ」
ロレンス「…」
ロレンス「どうしたまじまじと見て」
ほろ「いまのふうとうはひょっとして…やまぶきいろの…」
ロレンス「分かった。お前は語彙が貧弱なんじゃなくて偏っているんだな」
エーブ「(今時のガキは山吹色のお菓子って知ってんのか?)」
ロレンス「そうか。お前エーブさんとは初対面だったのか」
ほろ「んむ」コク
ロレンス「…」
エーブ「…なんだよ」
ロレンス「いえ。そのわりには懐いているなと。さっきも仲良くお昼寝していましたし」
エーブ「おい。やっぱ見たのかこら」
ロレンス「寝言には答えませんよ?」
エーブ「俺をからかうとはいい度胸だな」ゲシ
ロレンス「いたい」
ロレンス「じ、冗談です。仲が良くていいなあと。言いたかったのはそれだけですよ」
エーブ「ふん」
ギュ
ほろ「これ。あまりぬしをいじめるでないぞ」メ
エーブ「…はいはい」
ロレンス「…」
エーブ「なににやにやしてんだ」ゲシ
ロレンス「いたいっ」
ピンポーン
ほろ「んむ?」
ロレンス「ああ。たぶんノーラさんだ」
ほろ「そうかや」
パッ
ほろ「ではわっちがむかえに行ってくるでありんすー」タタッ
ロレンス「走ると転ぶぞー」
エーブ「…」
ロレンス「…?」
ロレンス「どうかしましたか?」
エーブ「…ん? いや…」ニギニギ
エーブ「なんでもない」
ロレンス「…ホロの代わりに私が手を取りましょうか」
エーブ「は」
ロレンス「冗談です」
エーブ「冗談かよ」
ロレンス「…」
エーブ「…」
ギュ
ニギ
ロレンス「…」
エーブ「…感想は?」
ロレンス「…意外と小さいですね」
エーブ「意外とは余計だ」
ロレンス「失礼しました」
エーブ「…も、もう離すぞ」
ロレンス「ええ」
エーブ「…」
ゲシ
ロレンス「どうして蹴るんです」
エーブ「なんとなくむかつくんだよ」ゲシ
ロレンス「(理不尽だ…)」イタイ
エーブ「(ちょっとは動じろ)」
ノーラ「あれ? エーブさん」
エーブ「よう。ちょうどお前の家にも行こうと思っていたところなんだがな」
ノーラ「いつもすみません。わざわざ足を運んで頂いて」ペコ
エーブ「住人の様子を気にするのも大家の仕事さ」
ほろ「?」
ロレンス「俺たちもエーブさんに部屋を借りているんだぞ」
ほろ「??」
ロレンス「…お前の頭ではまだ理解不能な話だったか…」
ほろ「? む。いまぬしにバカにされたというのは分かりんす」
ロレンス「お。ホロは賢いなあ」ナデナデ
ほろ「まあの!」フンス
エーブ「(馬鹿だ)」
エーブ「(…案外こういうのが好みなんだろうか…)」ブツブツ
ロレンス「エーブさん?」
エーブ「…なんだよ」バシ
ロレンス「照れ隠しに叩く癖は直してください」
エーブ「うるせえ」バシ
ロレンス「ひどい」
ノーラ「(エーブさん…暗に照れてるって認めちゃってますよ…)」アハハ…
ロレンス「じゃあ行きましょうか」
ほろ「ぬしよーだっこしてくりゃれー」
ロレンス「はいはい」
ほろ「くふふ」ギュ
ノーラ「(…いいなあ…)」
エーブ「あいつなら頼んだらやってくれそうだけどな」
ノーラ「きゃっ。エ、エーブさん!」
エーブ「くく。お前が分かり易い顔をしているのが悪い」
ノーラ「…うぅ」//
ロレンス「?」
ノーラ「エ、エーブさんこそ…ロレンスさんに、お姫さま抱っこ、してもらいたいんじゃないですか?」
エーブ「…」
エーブ「…」
エーブ「…だ、誰もお姫さま抱っことは言ってねえよ」
ノーラ「(きっといま想像したんだろうなぁ…)」
エーブ「なんだよ」
ノーラ「いえ。なんでも」ニコニコ
エーブ「…」ハア
ほろ「ぬしよーきょうはなにを食べようかのー」
ロレンス「家だと揚げ物が面倒だからそう言うのがいいな」
ほろ「しゅふっぽいのー」
ロレンス「なんだそれ」ハハ
エーブ「…」
ロレンス「?」
ロレンス「どうかしましたか? エーブさん」
エーブ「なんでもねえよ」ゲシ
ロレンス「なんでもないのになぜ蹴るんです」
エーブ「自分に聞け。このたわけ」ベェ
▲*照れ隠し おわり
以上でしたー。
エーブさん可愛いよエーブさん。
ホロ「狼と桜色の夜空」
vipでやって来た。
うわごめんよ…。
ぐぐったらまとめてくれてるところがあったから、よかったらそこで。
~*お邪魔しました ~(回想)>>128 より
ヘレーナ「あ、こんにちはー」ガサ
ロレンス「おや。奇遇ですね」
ノーラ「こんにちは。ヘレーナさん」ペコ
ヘレーナ「はい。ホロちゃんはおねむなんですねー」プニプニ
ほろ「…んむ…ぅ」
ロレンス「遊び疲れたみたいで」
ヘレーナ「理由まで可愛いなー」プニ
ほろ「…?? …くぅ」
ロレンス「なんですかそれ」ハハ
ロレンス「…ホロが起きていれば手伝いたいところなんですが」
ヘレーナ「へ」ガサ
ヘレーナ「ああ、いえいえ。仕事ですから。お気になさらず」
ノーラ「買い出しですよね。ご苦労さまです」
ヘレーナ「えへへ。まあお店を切り盛りするのって、ただ看板娘をしていればいいってわけではないですからねー」
ロレンス「(だから自分で言うんですかそれ)」
ノーラ「(い、意識して看板娘をやってらしたんですね…)」スゴイ
ヘレーナ「そんなことより」ヨット
ガサ
ヘレーナ「よかったらお店に来てください。最近またしばらく見てないなーって思っていたところなんですよー」
ロレンス「相変わらずお上手ですね」ハハ
ヘレーナ「いえいえー」
ロレンス「…でしたら今日にも行こうかと思います。ちょうどノーラさんと夕食をご一緒しませんかと話していたところですから」
ヘレーナ「わ。本当です? 嬉しいな」
ロレンス「ノーラさんはどうですか?」
ノーラ「…あ…その」
ノーラ「だ、大丈夫です」
ロレンス「それはよかった」
ノーラ「…」エヘヘ…
ノーラ「(本当はうちで一緒に食べたかったけれど…仕方ないよね)」シュン
ヘレーナ「…あー」
ロレンス「どうかしましたか?」
ヘレーナ「いえ。何と言うか…悪いのは私もですけど」
ヘレーナ「やっぱりロレンスさんってたわけですよねぇ」
ロレンス「は?」
ヘレーナ「ノーラさん」コソ
ノーラ「な、何でしょう」
ヘレーナ「お邪魔してしまったみたいで、ごめんなさい。お詫びはまた今度しますからっ」
ノーラ「あ、い、いえ。そんな…」//
ヘレーナ「ふふ」
ヘレーナ「意外とライバル多いですからねー」
ノーラ「…そ、うですね…」
ヘレーナ「私は、今はホロちゃんが可愛くて仕方ないからチャンスですよ」ニコ
ノーラ「…は、はい」
ノーラ「(何だかヘレーナさんは…自分に自信を持っていて、すごいです)」
ロレンス「…」
ロレンス「(なにを話してるんだろうか…)」
ガサ
ヘレーナ「ではお待ちしてますねー」
ヘレーナ「ノーラさん! 頑張ってくださいね!」コソ
ノーラ「あ、はい」//
ロレンス「ええ。またあとで」
ロレンス「…さて。では一旦帰りましょうか。とりあえずホロを寝かせてやらないと」
ノーラ「そうですね」
ノーラ「…あ、あの…ロレンスさん」
ロレンス「? はい」
ノーラ「…」ギュ
ノーラ「(が、頑張らなきゃ)」
ノーラ「その…夕食は、ヘレーナさんのお店で頂くことになった、ということで…」
ノーラ「代わりに、というか何と言うか」
ノーラ「よかったらこのあとうちでお茶でも飲んでいかれませんか?」
ロレンス「…」
ロレンス「…それは…」
ノーラ「あ、ご、ご迷惑でしたら…」
ロレンス「いえ。迷惑だなんてことはありません。お邪魔でなければ、ぜひ」
ノーラ「ほ、本当ですか? よかったぁ」パア
ノーラ「じ、じゃあ、すぐ帰りましょう!」
ロレンス「はい」クス
ノーラ「…えへへ」
▲*お邪魔しました おわり
短編ひとつでした。毎度短いですが。
乙
VIPのもよかった
またまた宣伝です。
エーブ「狼より愛を込めて」
エーブ「狼より愛を込めて」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364872479/)
ござるさんは見てくれたやね。レス感謝でした。
>>189 ありがとうです。残っていたスレは処理して頂けたので、またこっちでもそもそ短編を書いたりしようと思います。
*みんなでがいしょく
ガラ
ヘレーナ「あ、お待ちしてました!」
ロレンス「こんばんは」
ノーラ「どうも」ペコ
ほろ「ひさしぶりじゃなー」トテトテ
ヘレーナ「ふふ。私はさっき会ったけどね」
ほろ「んむ?」
エーブ「よお」
ヘレーナ「エーブさんも来てくださったんですね」
エーブ「成り行きでな」
ほろ「??」
ヘレーナ「…」
ロレンス「…な、なんです?」
ヘレーナ「いえいえ。ロレンスさんたら、両手に花どころじゃ物足りないのかなって」
ロレンス「な」
エーブ「おい。勝手に数に入れるんじゃない」
ほろ「ぬしはわっちで手いっぱいでありんす!」
ロレンス「うん、まあ、間違ってはいない」
ほろ「くふふー」
ヘレーナ「こちらのお座敷にどうぞ」
エーブ「ロレンスは飲むのか?」
ロレンス「一杯くらいなら。ホロがいるのでそこまでは」
エーブ「そうか。なら俺も一杯だけ付き合おう」
ノーラ「で、でしたら私も…」
ヘレーナ「みなさん生ビールですか?」
エーブ「で、いいな」
ノーラ「はい」
ヘレーナ「では生ビールが四つと…」カキカキ
エーブ「おいもう一杯は誰の分だ」
ほろ「わっちはじゅーすがよい」
ロレンス「ご飯なんだからお茶にしておいたらどうだ?」
ほろ「じゅーすが飲みたいー」グイグイ
ロレンス「…仕方ないな…」ハア
ヘレーナ「(相変わらず甘やかしますねー)」
エーブ「(平和な会話だな)」
ヘレーナ「お待たせしましたー」ゴト
エーブ「こいつ本当に自分の分入れて来やがった」
ノーラ「ま、まあまあ」
ヘレーナ「一杯飲まないと気持ちが入らないんですよー」
エーブ「知るか」
ロレンス「では、…何にかはよく分かりませんが」
ほろ「かんぱい!」
エーブ「お前が言うのかよ」ガキン
ヘレーナ「かんぱーい!」グビビ
ノーラ「(…すっかりエーブさんが突っ込み役です)」グビ
ノーラ「…」ヤッパニガイ
ヘレーナ「ぷはー!」
ヘレーナ「あ、お通しですー」
エーブ「仕事を先にしろ。サンキュー」
ヘレーナ「エーブさんはツンデレですね!」
エーブ「断じて違う」ポリポリ
ほろ「…またわっちにはないのかや…」シュン
ノーラ「あ、よかったら私のを…」
ヘレーナ「それには及びません!」
コト
ヘレーナ「これ、ホロちゃん用のお通しです」
ロレンス「え。すいません。気を使って頂いて」
ヘレーナ「いえいえー」
ほろ「おお…きゃべつが山もりでありんす…!」
ほろ「ヘレーナありがとう!」
ヘレーナ「いいえ♪」
ほろ「♪」モサモサ
ノーラ「(うさぎみたい…可愛いなあ)」
ほろ「…ん、む」ゴクゴク
ほろ「むふー」プハー
ロレンス「おっさんくさいなお前」グビ
ほろ「なっ」
ほろ「て、てっかいしんす! わっちのどこがおっさんくさいんじゃ!」
ロレンス「…腹回りとか?」
ほろ「 」
ほろ「…ぬしのたわけめぇ!」モサモサー
エーブ「野菜を食べたら痩せるわけじゃないぞ」グビ
ヘレーナ「お料理のご注文はどうなさいます?」
ほろ「いつものやつが食べたい!」ハイ
ロレンス「(注文の仕方までおっさんくさいじゃないか)」
エーブ「俺は唐揚げを頼む」ポリポリ
ノーラ「あ、私はサラダと…てんぷらを」
ロレンス「ではそんなところでお願いします」
ヘレーナ「はーい♪ お待ちくださいっ」パタパタ
ヘレーナ「お待たせしましたー」
ほろ「いただきます!」パクー
エーブ「…」モグモグ
ロレンス「…」モグモグ
ノーラ「…」モグモグ
ヘレーナ「♪」モグモグ
エーブ「もう突っ込まないからな」グビ
ロレンス「はは」
ヘレーナ「おいしいねー」
ほろ「んむ!」
▽つづく!
▽つづき!
ガラガラ
ヘレーナ「んむ」ゴクン
ヘレーナ「いらっしゃいませー!」パタパタ
エーブ「…切り替えの早いやつ」
ロレンス「プロですね」
エルサ「あ」
ロレンス「ん?」
エヴァン「ロレンスさんたちじゃないか! こんばんは」
ほろ「こんばんは!」
エルサ「ええ」
ロレンス「奇遇ですね」
エルサ「そうですね」
エヴァン「一緒に座らせてもらってもいいか?」
ロレンス「ああ、それは構わないが…」チラ
エルサ「?」
エーブ「お前もそういう気を利かせられるんだな」グビ
ロレンス「…ひどい言われようですね…」ハハ…
エルサ「…あ」//ゴホン
エヴァン「?」
エルサ「その心配には及びません。二人では来たわけではありませんから」
ディアナ「こんばんは」
エーブ「ほお。これはまた珍しい組み合わせだな」
ロレンス「どうもこんばんは」
ディアナ「ええ」
エルサ「同じ商店街の繋がりがありますので」
ノーラ「あ、なるほど…」
ヘレーナ「おしぼりでーす」ハイ
エルサ「どうも」ペコ
ガラ
ヘレーナ「いらっしゃいませー」
エーブ「忙しくなって来たようだな。そういう時間帯か」
ロレンス「みたいですね。ホロはまだ眠たくはないか?」
ほろ「んむ。まだ食べる」モグモグ
ロレンス「ほどほどにな。眠たくなったら言うんだぞ」ナデナデ
ほろ「んむ」クピクピ
エルサ「(微笑ましいですね)」
ルワード「ん…」
ルワード「おや。エーブさんたちじゃないか」
エーブ「あん?」
モイジ「これは奇遇ですな」
ロレンス「ルワードにモイジさん。こんばんは」
ロレンス「…そうだホロにグローブをくれたんだよな。ありがとう」
ルワード「ああいや、あんな使い古しでかしこまらないでくれ。喜んでもらえたなら何よりだ」
エーブ「お前たちも酒を飲みに来たのか」
ワイワイ
モイジ「ええ。会社の連中を連れて。社長は社員に厚いお方ですからね」
ルワード「おい。余計なことを言うな」
ロレンス「照れるなよ」
ルワード「ロ、ロレンスさんまでからかわないでくれ」
ガヤガヤ
ノーラ「…あっという間にお店が一杯になりましたねー」
エーブ「急にむさ苦しくなったな」
ほろ「くふ。じゃがなんだかたのしいでありんす」モグモグ
ディアナ「そうね。にぎやかなことはいいことではないかしら」
エルサ「…はい」
エヴァン「…」モグモグ
ロレンス「たぶんお前も何か言う流れだったぞ」
エヴァン「えっ」
エルサ「…こぼしましたよ」ハア
▲*みんなでがいしょく おわり
▽
・
・
・
*かえりみち……
ロレンス「よっと」
ほろ「…ふにゃ…」
ロレンス「ほら。しっかり掴まっていないと落っこちるぞ」
ほろ「…んむ…」ギュ
ほろ「…くぅ…おなかいっぱいじゃー」
ロレンス「たくさん食べたからな」
ロレンス「…」
ほろ「…」
テクテク
ほろ「のうぬしよ」
ロレンス「うん」
ほろ「きょうもたのしかったでありんす」
ロレンス「キャッチボールもしたしな。しょっと」
ほろ「おう。ゆ、ゆれるとこわいからやめてくりゃれ」
ロレンス「そうか」ユサユサ
ほろ「うわー♪」
ロレンス「楽しんでるじゃないか」ハハ
ほろ「くふ」
ほろ「きょうも…ぬしとたくさんあそんだでありんす…」
ロレンス「そうだな」
ほろ「みんなでごはんも食べた」
ロレンス「そうだな」
ほろ「あしたもこうだったらよいの」
ロレンス「…どうだろうな」
ロレンス「…まあ…星がきれいだし、きっと、いいことあるんじゃないか」
ほろ「くふふ。そうじゃな…あふ」
ロレンス「寝ててもいいぞ」
ほろ「…んむ。そうする…」
ロレンス「…」
ほろ「…」スー…
テクテク
ロレンス「…」
ロレンス「…明日は…どんな妙なことをやって見せてくれるんだろうか」
ホロ「…」ムニャ
ロレンス「ホロといると明日が楽しみだな」
テクテク…
▲*おわり
以上短編でした。
みんなでの食事でどんな会話が起こるのかはご想像にお任せします。
勝手な話ですが、以前書いた別のSSにも、登場人物が酒場に一堂に会するシーンがあります。
そっちは悲しいお話だったので、対してこちらではごく能天気で幸せな絡みをして欲しいと思いつつ書いてみました。
ではまた暇を見て。
ほろ「ぬしよー」
ロレンス「? どうした、ホロ」
ほろ「あついでありんす」
ロレンス「ん…そうか? 俺はそうでもないけど」ペラ
ほろ「…あつい」
ロレンス「…」ペラ
ロレンス「とりあえず、俺にくっつくのをやめれば多少は涼しくなるんじゃないかと思うが」
ほろ「ぷ。ぬしは可笑しなことをいうの!」ケラケラ
ロレンス「おいなにがだ」
待ってたぞお
ほろ「わっちがぬしからはなれられぬのは一つのどうりでありんす」エヘン
ロレンス「…」グイ
ほろ「おう」
ほろ「む、むりやりひきはがすでない!」ジタバタ
ロレンス「くっつくのはまだいいとして暴れないでくれ。暑苦しい」
ほろ「む! いまぬしもあついとみとめたの! こうなってはなにか策をこうじるべきではないかや!」ジタバタ
ロレンス「だから離れれば解決だって」グイー
ほろ「いーやーじゃー」バタバタ
ロレンス「(…暑苦しい…)」ハア
ロレンス「お前、毛が生え変わったりはしないのか?」
ほろ「…? む…どうじゃろ。わっちには分かりんせん」
ロレンス「いやお前のことなんだが」
ほろ「むずかしいことはどうでもよい」
ロレンス「はあ」
ほろ「とにかくいまはこのあついのをどうにかせんとの!」
ほろ「♪」ギュゥ
ロレンス「…。そうだな」ハア
ほろ「んむ♪」
ほろ「そこでわっちにみょうあんがありんす」
ロレンス「ほう」
ほろ「アイスをたべるというのはどうかの!」
ロレンス「氷でも齧ってろ」
ほろ「ひどくないかや!?」
ロレンス「だってさっき食べてただろ」
ほろ「ぎく」
ロレンス「ばれてないと思ってたのか」
ほろ「んむ!」ニパッ
ロレンス「…いい笑顔だ」
ほろ「ありがとっ」
ロレンス「…ふむ」
ロレンス「じゃあ面倒だが、そろそろ出しちゃうか」
ほろ「? なにをじゃ?」
ロレンス「扇風機」
ほろ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ー」
バサバサバサ…
ほろ「あ゛あ゛あ゛ー」
ロレンス「やると思った」
ほろ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ー♪」
ロレンス「…楽しそうだな」
ほろ「んむ゛ぅ!」
ロレンス「怖いよ」
>>222
ありがとう。
現行の他スレですが、もしかしたら落とすかもしれません。
このスレはなんとか残したいと思いました。
しばらく待ってくれている方には大変申し訳ないです。
>>1 失礼だとは思いますが、他のスレを落とすのであればHTML化依頼を
して下さい。そうでないと、いつまでも待つことになるので…
>>230 lainさんですか? でしたらいつもお世話になります。
でなくとも仰る通りです、すいません。
もしまだ待ってくれている方がいたら、大変申し訳ないですが他スレについては当面書けそうにないので依頼を出します。
本当に申し訳ないです。
>>230です lainではないです。ただ、このSSを楽しみにしている一読者として
待ちぼうけをくらうよりはと思ったからです…
>>233
このSS自体は、余裕ができるごとにちょこちょことですが、続けたいと思っています。
依頼を出した方についてはいつか続きが書けたら、きちんと完結させた上でスレを立てます。
楽しみにして頂いているのに、本当にごめんなさい。
ござるさんもいつもありがとう。
保守
ゴロン
ほろ「のーぬしよー」
ロレンス「うん」
ほろ「ひまじゃなー」
ロレンス「そうか?」
ほろ「うむ」
ロレンス「そうか」
ほろ「うむ」
ほろ「…」ゴロゴロ
ロレンス「…」ペラ
ほろ「なにをよんでおるのじゃ?」
ロレンス「…べつに…ただの新聞だが」ガサ
ほろ「ふーん」
ほろ「…」ゴロゴロ
バサバサッ
ロレンス「…」ガサ
ロレンス「…ホロ、転がるのはいいが、あんまり尻尾を振り回すのはやめてくれ」
ほろ「む?」ゴロゴロ
ロレンス「…」バッサバサ
ロレンス「おかげで新聞が滅茶苦茶だ」
ほろ「そんなにちいさい字をよんでおると目がわるくなりんす!」
ロレンス「…俺の顔はお前の毛まみれだ」
ほろ「おとこまえがだいなしじゃな!」
ロレンス「どうもありがとう」
ロレンス「じゃ、なくて」ペチ
ほろ「あう」
ロレンス「…」ハア
ロレンス「新聞くらい静かに読ませてくれ」
ほろ「たいくつなんじゃー」ゴロゴロ
ロレンス「わぷ」バサ
ほろ「くふふ」パタパタ
ロレンス「……はぁー…」
ほろ「しんぶんなんてよんでおってもおもしろくありんせん」
ロレンス「…そりゃ読んでるのは俺だしな」
ほろ「かまってくりゃれ!」
ロレンス「素直だな」
ほろ「んむ!」ニパッ
ロレンス「……でも…することもないしなぁ」
ほろ「いっしょに昼寝をするというのはどうかや?」
ロレンス「…、それ、一緒にするっていうのか?」
ほろ「うん」コクン
ロレンス「…あ、そう」
ロレンス「……分かったよ。じゃあ、一緒に昼寝するか」
ほろ「んむ」
パサ
ほろ「くふふふ」
ロレンス「嬉しそうだな。…一緒に布団を被っただけだが」
ほろ「んむ。それだけじゃが、じゃけど、なんだかわくわくしんす」
ロレンス「…そっか。よかったな」
ほろ「んむ」
ナデナデ
ほろ「…くふ」
ほろ「ぬしよー」
ロレンス「はいはい。どうした」
ほろ「……んむ、なんでもありんせん」
ほろ「ちゃんとわっちの方、見ていてくりゃれ」
ロレンス「…」
ロレンス「分かったよ。ゆっくりお休み」
ほろ「…ん」コクン
>>235 保守thx ここって保守いるんだっけか…
保守すまんです。↓
エルサ「夜明け前の夢」
エルサ「夜明け前の夢」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1375717718/)
立て直し、完結済み。言うほど加筆がないので申し訳ない限りです
よかったら、読んでください
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