幼馴染「あいつのこと? 好きだけど?」(73)

最近幼馴染ssが少ない!! というわけで自分でかきます。
一応別板で現行ss一つ書いてるけど、バリバリの初心者なので不可解な点があったら指摘してください。
次レスから本編投下します。



というのを創作発表@2ch掲示板でやってたんですが、連投規制などで全く書き込めなくなったのでこちらに新しくスレたてました。
宜しくお願いします。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1374399377

男「えーと・・・、取り敢えず聞きたい。」





男「俺の筆箱はどこだ幼馴染。」


幼馴染「ここよ。」サッ


男「よろしい、そしてさらにもう一つ。 今は化学の授業中なわけだが、何故お前が俺の筆箱を持っている?」


幼馴染「私が使いたかったからよ。そんなことも分からないなんて、頭悪・・・、ごめんなさいあんた馬鹿だったわね。」


男「訂正しろ、俺は馬鹿ではない。寧ろいい方だ。てかはよそれ返せよ。授業にならんわ!」




化学教師「男、うるさい! 課題追加な。異論は認めん。」


男「そんな!! 今日はロン○ーがあるから帰ったら速攻寝る気満々だったのに!! 先生違うんです、悪いのはこいつです!! こいつが俺の筆箱を・・・」


化学教師「そこにあるじゃないか。」


男「・・・え?」

筆箱「わしゃここじゃが?」


化学教師「なるほど君の数少ない友人に罪をなすりつけてまで課題が嫌だったかそうかそうか男よ。よろしい、課題三倍でいいな? 」


男「え、ちよ、ま・・・」


幼馴染「先生、彼もあんなに泣きそうになっているので二倍で勘弁してあげてもらえないでしょうか。」


化学教師「幼馴染君、君って子は本当に優しいなぁ。分かった、男。今回は二倍で勘弁してやろう。」キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン


化学教師「おっと・・・、もう授業終わりか。じゃあ各自次回までに問題番号60~78までやってこい。男は120までな、じゃあ解散」 キリツキヲツケーレイッアリガトーゴザイマシター






男「・・・先生それ二倍どころか三倍より多いんですけど。」




申し遅れました俺は男です。
身長は165、体重は60kg、まあごく普通の体型の、お年頃の男子です。
・・・さっきのあれはね、うん。俺の幼馴染のいつもの悪ふざけです。
幼馴染と聞いて、家は隣で窓から自分の部屋にやって来るような正妻を想像した君、それは亡い女を想うって書くことで有名な"妄想"だから。
もちろん「あんたのことなんか、べ、別に好きでもなんでもないんだからね//」とかいうみんなの憧れツンデレでもない。
あいつは毎回俺で遊んでいるだけなのだ。しかもだいたい俺に被害が甚大、主に課題として俺の両肩にのしかかる。
・・・まあ、だからといって嫌いじゃない。寧ろ大好き。
なんでそんなに素直なの?だって? いやだってこれ俺の脳内妄想だからね、何言ってもちょー平気。妄想最高、みんなもやってみて。



友「おーい、男ー。学食食いにいこ~ぜ!!」


あいつの魅力? ・・・確かにあいつはどっからどう見ても美人だし、黒髪ショートカットで普段は元気いっぱいの健康大和撫子だ。でもそれよりなにより、あいつの側にいるとすっげー落ち着くっていうか、素の自分でいられるんだよな。


友「・・・男? 聞いてるか? 無視はいかんぜ俺泣いちゃう」


なんだろう、そんなこと言ってたらもっとあいつの魅力を語りたくなってきたわ・・・。
そんなに素直で幼馴染に嫌われないの? だって?
・・・いやだからね、さっきもいったけどこれ俺の妄想。普段からこんなにオープン、welcomeオサナナジミ!!だったらあいつドン引きだから。
妄想と現実の区別のつけれる存在、僕です。


友「お~と~こ~!!!!!!!!」



友「お~と~こ~!!!!!!!!」


男「うっさい!!!」バキッ


友「いたい!! いきなり殴るな!!」


紹介しよう、こいつは友。全くもって残念なことに俺の友人。
やけやたらと顏がいいが、こいつから滲み出る変態のオーラが女子を遠ざけてやまない。
おかげで俺の周りにも女子はあいつ以外よって来ない。



・・・ごめんなさい嘘です女子が来ないのは俺の顔が丸くてデカくてキモいと評判だからです。
そのせいで小さいころからあだ名が数え切れないほど多い。
具体的にはアン○パンマンとかド○エモンとかバランスボールとかちゃぶ台とかチョコパイとか。
みんなすごいよね、いつの間にかこんなに考えてるんだもん。しかもこれ小学1年の時からだからなおタチが悪い。
あの頃の俺はそのせいで泣きまくっててそれはもう泣き顔がキモいのなんの。
その度に幼馴染に慰められて・・・、ヤバイ思い出したらまた慰められたくなってきた。
ちょっと罵倒されに・・・、いややめとこう。多分今は泣くだけじゃ済まない俺ショックで死んじゃう。
ちなみに顔には関係ないけどあだ名のレパートリーはまだまだある。
山崎邦正、有田哲平、バービー、ガチホモパイセクシャル、レズ、ゴリラ、額縁、etc…
ホモとレズは同居しない! てか額縁にいたっては理由が分からん。


友「・・・さっきからなにをボーっとしてんだおい。はよいかんとおいてくぜぇ~。」


男「!? 悪い、今行く!」


というわけで、この物語は俺の妄想を中心にお送りする、俺と幼馴染の濃厚なラブストーリーです!! 乞うご期待!!!


友「んなわけねーだろ馬鹿」


男「!!! ・・・もしかしなくても、もれてた?」


友「俺の紹介あたりからはバッチリ。」


男「_| ̄|○」



・・・訂正しよう、この物語は俺の妄想を中心にお送りする残念極まりない悲しい野郎の悲恋話である。







・・・そんなの誰が読むの?



<食堂>


男「うまい! やっぱり昼はラーメンだな!」


友「よく昼からラーメン食えるな。てか学食でラーメンて、午後どうなっても知らないからな。」


男「大丈夫、俺の胃袋は鋼鉄製だから。ラーメンごとき余裕余裕!!」



「ヒソヒソ・・・.、なにあいつ、マジキモくない?」


「なにが鋼鉄製よ、ポリ袋の間違いでしょ。」


「あの顔で友君の側にいるのが失礼よね、早くどっかいかないかしら。」


男「」


友「wwwwww」


男「お前そこはなぐさめろよ!! 親友が泣きそうになってるんだぜ?」



友「変態な俺はお前に構ってるひまがあるならあの子たちをナンパしてるわアホ」


男「もしかしてさっきの妄想のこと、まだ怒ってるのか!? マジすまんかった! このとうり!」ドゲザッ



「うわっ、なんか急に土下座し始めたよあいつ」


「なんであんなにきもさが溢れ出して止まらないの?」


「取り敢えず死んでくれないかなぁ?」



男「・・・丸聞こえなんですが・・・」


友「wwwwwww」


幼馴染「www」


男・友「!?」


幼馴染「なにやってんのよあんた、こんなとこで土下座なんて。はずかしくないの? あ、友君こんにちは。」


友「あ、ど、どうも。」



男「おっす! 幼馴染も昼飯?」


幼馴染「ええ、それよりも早く食べなくていいの? 麺延びちゃうわよ?」


男「うわっ!! やべぇ!! ありがとう幼馴染!」


幼馴染「ええ、いいから早く食べなさい。」ニヤリ


男「ズルズルっ,,,,,,て辛っ!! お前なにしやがった!!!」


幼馴染「なにって・・・、そこの七味唐辛子を一瓶入れたんだけど?」キョトン


男「いや小首かしげても全然可愛くないから。むしろ俺の怒りを助長しているからね?」



「なにあいつほんとキモいんですけど。あんな女に鼻の下のばして・・・。」


「え、それもう単なる逆恨み・・・」



幼馴染「・・・」ギロッ



「ひ、ひいぃ・・・・・」ススス...



男「あれ、あいつらなんで逃げたんだ?」


友(幼ちゃんマジ怖い・・・)



幼馴染「・・・なにかしら? 友君。」


友「いや、やっぱり幼ちゃんは男が大好きなんだなあと」ヒソヒソ


幼馴染「ええ、大好きよ。」ヒソヒソ


幼馴染「だから、幼ちゃんって呼んでいいのは男だけ、わかった?」ヒソヒソ


友「ら、らじゃ~・・・」


あいつら何俺を蚊帳の外にして楽しそうに話してんだよ。
八ッ・・・、まさか、幼馴染のやつ友の事が・・・


幼馴染「それだけはないから安心して。」


男「どうぇっ!!! まさかまた声に!?」


幼馴染「顔にそう書いてあるわよ。じゃ、私次の体育の準備があるから」


男「あっ・・・、行っちゃった。あいつ結局飯食ってないけどいいのかなぁ?」


友(たぶん男の顔を見に来ただけなんだろうなあ・・・。まあこいつは微塵にも気づいてないだろうけど)


男「・・・」ズルズル・・・



あいつ大丈夫かなあ・・・。昔っから昼飯食ってないと倒れちゃって大変なんだけど。そうそうそれで俺が介抱してたんだよ。
今じゃ完全無欠才色兼備のスーパーJKだけど、昔は俺に甘えてばっかで・・・。






あれ? あいつがあんなにしっかり者になったのっていつからだ?








いったんここまで。深夜にまた来ます。



それにしてもこれは今書いてる別のssが設定先行のせいか書きやすいったらありゃしない・・・。

体育=眼福というのは妄想である。
だってうちの学校男子が体育館だと女子はグラウンドだから見ようにも見られないもん。
非常にゆゆしき事態である。今日の放課後にでも教育委員会に進言しておこう。
ちなみに俺は今卓球で友相手に無双中。理由は明白、俺卓球部。
自慢じゃないけど県大会でベスト8に入れるくらい強い、エッヘン。
・・・なになに? ベスト8なんざ大したことない、だと?
愚かな・・・。君は知らないかもしれないが、うちの県にはIH優勝のN学園がいるんだわ。
ちょっと具体例を出しておこう。これは先日のIH予選の結果なんだが・・・

1位 N学園A
2位 N学園B
3位 N学園C
4位 N学園D
5位 N学園E
6位 N学園F
7位 N学園G
8位 俺!!!!



どうよこれ、見てて笑えるレベルだわ。
ここで、断言させてもらおう。
わが県の卓球IH予選は、


N学園のためのN学園によるN学園のためのIHの壮行式である。
・・・いやだってベスト8までいくとあいつらの普段の練習と全く変わらないからね?
あいつらVSあいつらとかみたくねーし!!!



ごめんまた嘘、あいつらの試合レベル高すぎてめっちゃ興奮します。ドライブ怒涛の20連打ってどゆこと?
・・・またいらんおしゃべりが過ぎました、申し訳ない。
こんなことを考えつつも、俺はさっきから友に点も取られてない。現在友選手ガチ泣き。



友「お~と~こ~・・・、もう勘弁。無理ギブでございます~」


モブ1「おいみんな、男がすっげえことやってるぞ!!」


モブ2「まじかよ男!! 俺にも卓球教えろよ!!!」ワイワイガヤガヤ


はいそこの「なんだこいつ人気者じゃん、さっさと死ね」とか言ってる君、それ勘違い。
なぜかというと・・・


イケメン「へいパスっ!! ・・・っし!!」パスッ ゴォォォォォルゥ!!!


DQN1「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!! イケメン君まじかっこい~!!」


DQN2「もうだめ、あの3Pシュート見て彼に惚れないとかそいつもう

すみません>>22のさいごは

DQN2「もうだめ、あの3Pシュート見て彼に惚れないとかそいつもう人類じゃないわ。」
です。




うん、もうわかったでしょ。
そもそもリア充は体育で卓球とかしません(泣)
イケメンなんてあいつバスケ部でも何でもないからね。みんなの憧れサッカー部、もちろんトップ下。
あいつが部に入ってからわが校のサッカー部は13戦無敗らしい、どんな基地外?
てかDQN達、お前ら外でソフトボールじゃねえのかよ。


幼馴染「彼女たちは見学よ。」


男「うっひゃい!!! な、なんで・・・、てそうかお前も見学か。体調悪いのか?」


幼馴染「誠に遺憾ながら彼女たちと同じ理由よ。」


男「?」


幼馴染「女の子は月に一度有給休暇をもらえるの。あんたも知ってるでしょ?」


男「・・・毎度のことながらセコいよなぁ。その言い回しもパクリ臭するし。」



男「あれ? 友たちは? みんなどこ行ったんだよ。」


幼馴染「倉庫裏からならグラウンドの女子たち覗き放題よって言ったらすっ飛んでったわ。」


男「友達売るんじゃねえよ馬鹿。・・・で、ラケット持ってるってことはやっぱり」


幼馴染「ええ、やりましょ。カウントは10-0からね。」


男「勝てるか!! そんなハンデは認めん!!!」


幼馴染「あら、拒否権があるとでも?」


男「せめて8-0にしてくれ・・・」


幼馴染「はあ、仕方ないわね。8-0のセットカウント2-0にしてあげるわ。」


男「なお悪いわ! それにそのセリフを今日一番の笑顔で言うな!!!」



ここまで読んで、「あれ?もしかして幼馴染さん友達いないんじゃ・・・」とか考えた君は浅はかだ。
幼馴染は俺と違ってクラスでも人気者、さしずめ王女といった位置にいる。
・・・ただ、幼馴染はその、女子のきゃぴきゃぴした雰囲気が苦手なんだ。
だから体育の時はたまに俺のところに来たりする。
すこしは頼ってくれてるのかもな。ちょっと嬉しかったりする。
ちなみにこの後卓球で幼馴染に俺は負けるんだが、同時に俺の財布の150円が綾鷹にメタモルフォーゼして、なおかつそれが幼馴染の手の中にあったりする。みんな、賭けはダメ、ゼッタイ。


本日はここまで。感想あったらお願いします。

大分読みにくいという意見でまくってるので地の文も一行ずつあけていきます。


じゃ昼頃から投下します。

<放課後>


男「で、なんでこの世の終わりみたいな顔してんの友?」



体育の後からこいつはずっと生気がない。

いつもなら持ち前の顔を最大限に利用して女子と Let us play!! とか騒ぎまくってるのに。

ナンパの戦績は驚くなかれ、99勝1敗(高校入学時から)

イケメンも真っ青の無敵っぷりだ、ぜひ俺にも甘い汁を小さじ1杯だけでいいから舐めさせていただきたい。

ちなみに唯一の黒星は幼馴染。

何があったか知らんがあいつにこっぴどく断られたらしく、友はそれ以降ナンパをやめた。チッ

友の奴、俺の質問に応えず溜息をついてばかりいたが、ようやく応じる気になったみたいだ。

もっと早くしてもらいたい、イケメンはみていて気持ちがいいものではないからな。


友「なんかすっげぇー失礼なこと考えてない?」


男「・・・いいからなんだよ?」


友「相変わらずごまかすの下手だなww  いや実はな、あの後・・・」


男「?」


友「その、覗きポイントから見えたのがキャッチャーやってたデブのけつonlyで・・・」


男「」




友「その上それがバレてクラスの男子全員反省文だって。テヘッ☆」


男「『テヘッ』をやって様になる男子はお前以外には男の娘しかいないだろうな。
・・・て男子全員!? なにちゃっかり俺巻きこんでんの!?」


友「いや終わったことは仕方がないじゃん? はいこれ、原稿用紙5枚。明日までだってよ。」


男「・・・なんで両面印刷なんだ?」


友「先生いわく『私がこの高校の生徒だった時は反省文の用紙はこれだったんですよ~』だってさ。」


男「全然うまくないモノまねありがとな。」



なんだろう、ここ最近不幸度が加速度的に増している気がする。

二か月前はもっと幸せだった、幼馴染の二つ後ろの席だったからな。

離れているのに喜んでいる理由? 

そりゃお前、後ろからならいくら眺めていても怒られないじゃん。

ちなみに今はあいつが俺の真後ろ、非常にまずい。

あいつここぞとばかりに悪戯に拍車をかけてくるんだよね。

数学の教科書はいつのまにか人間失格に変わってるし、電子辞書の履歴には恥・孤独・無能などの言葉がズラリ。

暇な授業(世界史)で寝てるとありとあらゆる手段を講じて俺の安眠を妨害してくる。

それでいて今どこやってんの?って聞くとまばゆい微笑みを携えて教えてくれる。

あれは完全に『このゴミは私がいないと本当にダメね。』って顔だ。

その通りです。ぜひ今後も人生の終着点までご教授頂きたい。


友「まあ嫌なことは後回しにして、明後日からどうする?」


男「なんで明後日? 普通『この後どうするぅ?』じゃねえの?」


友「また分かりにくいネタを・・・。今日はこの後お前にはやること(主に課題)が山ほどあるじゃん。
  俺が言いたいのは、夏休みはどうする?ってことなんだけど。」


男「」


友「俺夏休みって聞いてこの世の終わりって顔するやつはじめてみたよ。なんで?」


男「いやその・・・、誰にも言わないな?」


友「お、おう。」


男「・・・幼馴染と会えなくなるじゃん。」


友(き、近年稀にみるシャイボーイだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!! 小学生か!!!)


友「あれ? お前幼ちゃんと家隣じゃなかったか? いつでも会えるだろ。」


男「はあ? そんなユートピアどこにあんだよ。」


友「違うのか?じゃあただ単に近所なのか。」


男「いや、俺と幼馴染、家反対方向なんだけど・・・。」


友「嘘だぁ!! お前毎朝幼ちゃんと一緒に登校してるじゃん!!!」


男「いや、あれは毎朝校門ではち合わせてるだけだし・・・。登校時間が同じなだけだっつーの。」


友(うわーそれもう完全に幼ちゃん狙ってるよ。そこまでやるのか、男はよ気づいてやれよ・・・)ピロリン


男「ん? すまん電話・・・て幼馴染か。もしもし?」

幼馴染(もしもし? あんた夏休みいつ暇?)


男「基本的にいつでも暇だが。」


幼馴染(あんた午前中は部活でしょうが・・・。なら毎日午後に学校に来て。)


男「・・・なんで?」


幼馴染(生徒会の仕事が多すぎてこまってんの、手伝いなさい)


男「一応聞くけど拒否権は?」


幼馴染(そんなもの初めからないけど?)


男「ですよねー」


友(いやお前めっちゃにやけてんじゃん。てけ電話の声を聞く限り、幼ちゃんも盛大に恥ずかしいのごまかしてるし。
  ・・・ここは俺が少し助け舟でも出すと)




幼馴染(あ、そこに友君いるなら変わって頂戴。)スチャッ オサナナジミガカワレッテ エ?オレ?


友「もしもし幼ちゃ(幼馴染さん)・・・、幼馴染さん? なにかあった?」


幼馴染(一言だけ、余計なことしたら[ピー]を[ピー]して [ピー]にするわ。いい?)


友「(だ、断言・・・)・・・ら、らじゃー」ピッ ツーツーツー



こうして俺の夏休みは始まりを迎える。

タイトルは『真夏の幼馴染攻略大作戦!!!』

・・・これなら何人かは読むだろ。



友「いや読まねえだろ。」


男「また洩れてた!?」






今回はここまで」、感想お願いします


touchから投下






夏は、暑い。

本当にここ数年の夏の暑さはおかしいことになっている。

それは皆さんもその身をもって実感していることだろう。

しかし、最近ではその定義にさえも注釈を加えなければならない状況になってしまっている。

夏、そこに至るまでの期間までもが暑いのだ。



六月中旬になると、報道ス○テーションで、いかにも天然そうな女子アナが

「明日は例年を大幅に上回り、最高気温が34度になりそうですぅ~」

とか言い出しちゃうのだ。

しかもそれが8月いっぱいまで続く。

日本はいつから熱帯にその地を移したのであろうか。

俺は日本政府各署に訴えたい、景気よりもまずはこの暑さをどうにかしろと。

アベノミ○クスがどうだのジョージ王子お誕生おめでとう!! とかそんなことは果てしなくどうでもいいことなのだ(本当は全然どうでもよくないので謝っておきます。王子誕生お疲れ! 安倍さん休養とらないと前回の二の舞になるよ!)



この暑さは間違いなく日本国民の労働意欲を阻害し、引いては日本経済そのものに多大なる影響を与えているのだと思えて仕方ない。

暑いとやる気なくなるよね、授業中の戦死者が増えている気がするよ、まあ俺もその一人だから実際どうなのか知らないんだけど。

それと暑くなると出てくるのが蝉、あいつらの声? がまた俺のやる気を妨げてやまない。

いっそのこと駆逐してしまうのも一つの手段じゃないだろうか。安倍さんご検討お願いします。


まあ、結局何が言いたいのかというと、この暑さは俺の活動にも悪影響だってことが言いたいわけでして・・・

ようするに・・・






「おらそっちにゴロいったぞショートぉ!! 死ぬ気で取れやぁ!!!!!」


「先輩それゴロじゃなくてインフィールドフライです!! 取る前にアウト確定のやつです!」


「生徒会! ちゃっちゃと動けやぁ!!!!」


男「俺は、生徒会じゃねぇ!!!!!」





なんで俺はこのクソ暑いなか、カラッカラに乾いたグラウンドで野球やってんだ?

幼馴染「男~、動き鈍いわよ。もっと機敏になさい。」


男「ちょっと待て、少し暑さで混乱してるから一旦状況を整理しよう。」


幼馴染「試合開始まで時間も残り少ないんだから早くしなさい。あんたのためにわざわざ事前練習の時間を割いてるんだから。」


男「言葉の節々に苛立ちが目立つのは暑さのせいなんだな? 」


幼馴染「誤解しないで、間違いなくあんたが鈍臭いせいよ。」


男「(いつもより五倍増しで暴言が出てるから暑いんだろうなぁ)よし、まず今日俺はお前に早朝5時に呼び出された。OK?」


幼馴染「ええ、正しいわね。」


男「そして俺は気付いたらユニフォームを着て野球部の試合に参加が決定してた。」


幼馴染「ええ、そうね。」


男「・・・どゆこと?」


幼馴染「一昨日私が言ってた、生徒会の手伝いその1と思ってくれて構わないわよ。」


男「いやそこじゃなくて、なんで俺が野球やんなきゃいけないの? 他の部員は?」


幼馴染「ショートを除くスタメン8人以外は家で寝込んでいるわ。」


男「・・・それは何故に?」


幼馴染「それが全く分からないのよ。私がわざわざレモンの蜂蜜漬け食べさせてあげたのに」


男「うんごめん間違いなく元凶はそれだわ。お前は自分の料理スキルのなさを未だに自覚してないの!?」


幼馴染「なにを言ってるの? そのキャラは二年前に捨てたわ。もう料理はお手の物よ。」フッ


男「よしならレモンの蜂蜜漬けをどうやって作ったか言ってみろよ。」


男(あれ? でもレモンの蜂蜜漬けって簡単に言ったらそのまんまじゃん。間違えようがなくね?)


幼馴染「いいわよ、まずはレモンの皮に付いてる農薬を除去するために洗剤に漬けたわ」


男「」


幼馴染「? どうしたの、そんな惚けた顔して。この暑さで元々ない頭が更に悪くなったの?」


男「お前はあれか、あいつらに殺意があったんだな? そうなんだな?」


幼馴染「失礼ね、微塵にもそんなつもりはないわ。レモンの皮って結構危ないのよ? ソースはアメリカ国史。」


男「だからってそんなことするな!!! なんでお前はそんなベッタベタなお料理苦手キャラなんだ!?」


幼馴染「な・・・、なによ!? 間違ってるっていうの?」


男「まず食材を洗剤に漬け込む料理なんざ世界中のどこにもありませ~ん。あるのはお前の頭の中だけで~す。」スチャッ


男「すまん謝るからそのバットを置こう、俺が怪我したらまずいんだろ、な?」アセアセ


幼馴染「つ、次はないわよ?」フルフル


男「(普段持たないバットの重さに耐えられないんだな、かわええ)すまんかった。まあ要するにその穴埋めに俺が呼ばれたと、そーゆうことだな?」


幼馴染「ええ、うちの生徒会は全員文化部だからみんなひ弱なのよね。だから体力バカのあんたに声をかけたのよ。」


男「まあ、他ならぬお前からの頼みだからな、やってやりますよ。」


野球部部長(以下部長)「おい! 助っ人!! さっさと来い、試合始まるぞ!!」


男「あ、はい今行きます!じゃ、俺いくわ。」


幼馴染「ええ、行きましょう。」ザッ


男「・・・お前も来るの?」


幼馴染「あんたの監視は誰がするの?」


男「俺監視されるのは前提なんだ・・・」


さて、こうなるとタイトルを変更しなくちゃいけないみたいだな。

名付けて、"真夏の白球で貴方の心を掴みます大作戦"!!!!

・・・完全に危ない所のキャッチコピーじゃねえか。



部長「あいつブツブツ言ってるけど大丈夫か? この暑さで頭やられたのか?」


幼馴染「大丈夫です。あれがデフォルトなので」


男「また漏れてた上に紹介がひどい!!」










幼馴染「・・・私の頼みなら、聞いてくれるんだ///」


部長(ここでデレるんかい!!)


今回はここまで。


「展開グダグダやないかい!」「地の文長いつまらん」など、指摘ありがとうございます。
展開にかんしては、この理不尽野球編が終わったあとの展開のアンケートでもとろうと思います。なんでもいいんでお願いします。ただ、のちに登場予定の女はキャラが固まってるのであしからず。

地の文つまらん、に関しては読みやすくなるよう努力します。それでも書きたいように書くけどね!!!

生存報告。ちと他のss書いてるので、更新遅れます。

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