ちひろ「結婚のために相手方のご実家へご挨拶に行ったと噂を流しておきましたよ!」
P「え? 誰にも言ってなかったのによく分かりましたねちひろさん」
ちひろ「ええ!?」
P「ドッキリです」
ちひろ「……性格良くなりましたねプロデューサーさん」
P「そりゃこんな騒動に毎度付き合わされれば皮肉の一つも言いたくなりますよ」
ちひろ「またまたー、可愛いアイドルの慌てぶりを見て楽しんでるくせに」
P「下手な子相手なら死ぬことだってありえますし、役得くらいはないとやってられません」
ちひろ「うふふ、プロデューサーさんのそういうところ、わたし好きですよ」
P「じゃあ結婚しましょうか」
ちひろ「えっ!?」
P「ドッキリです」
ちひろ「……ぐぬぬ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1368193397
――
――――
ちひろ「さて、一通り打ち合わせも終わりました。トップバッターはすでに事務所に呼んであります」
P「いつも通りのすばらしい段取りですね。仕事の時もそうあってほしいですが」
ちひろ「ありがとうございます」
P「これを褒めてると思えるあなたの面の皮を見習いたい。で、それは誰ですか?」
ちひろ「モバプロきっての正妻力、渋谷凛ちゃんです」
P「いきなり重いですねぇ……」
ちひろ「最初重い方が後々楽になりますよ?」
P「どれだけやらせるつもりなんですか。というかメンツ的に重い子だらけで圧死するのが先の気がしますが」
ちひろ「まあ、頑張ってください♪」
P「可愛く言っても誤魔化されませんよ」
ちひろ「まあ、可愛いなんてそんな……。結婚しますか?」
P「いいですよ」
ちひろ「冗談ですよね?」
P「ええ、もちろん」
ちひろ「ちぇっ」
※忘れてたが参加型 >>1は凛のみ書き溜め
初っぱなから変則シチュですが縛られることなくお好きに
――
――――
凛「おかえり。プロデューサー」
P「おう」
凛「結婚、するんだ?」
P「……ああ」
凛「そっか」
P「すまん」
凛「何で謝るの? 私に関係ないじゃん」
P「……」
凛「そこで黙るんだ」
P「……すまん」
凛「……、こっちこそごめん。ちょっと意地悪だった」
P「……ああ」
凛「私がどうこう言えることでもないよね」
P「……」
凛「……」
P「……」
凛「ね、どんな人?」
P「……何が?」
凛「相手の人」
P「……っ」
凛「……プロデューサー?」
P「悪い、聞かないでくれ」
凛「?」
P「少し、出てくる」
凛「う、うん……」
ここは参加は無理ですよ~
――
――――
ちひろ「あら? 凛ちゃん、プロデューサーさんは?」
凛「……ちひろさん」
ちひろ「?」
凛「プロデューサー、全然嬉しそうじゃなかった」
ちひろ「……っ! ……そう」
凛「どうして?」
ちひろ「それは……」
凛「私、結婚って幸せなものだと思ってた」
ちひろ「……」
凛「なのに、なんで?」
ちひろ「凛ちゃん」
凛「?」
ちひろ「凛ちゃんにだけは、話しておくわね」
>>6 マジでっ!?
――
――――
P「一旦退出して、モニター室に来ました」
ちひろ『この間の収録中にね、スポンサーに気に入られちゃって……』
P「今、ちひろさんと凛は俺の結婚話(ドッキリ)についての裏について話している」
ちひろ『それが、たちの良くない人で……』
P「要約すると、収録中たちの悪い女スポンサーに見初められた俺が
このプロダクションへの資金援助と引き替えに身請け、つまり買われたという設定だ」
凛『なに、それ』
P「ちなみにその人には裏世界の繋がりももっていて、拒否したらこのプロダクションを潰すということになってる」
凛『……ひどいよ、プロデューサーは仲間じゃないの?』
ちひろ『私たちも止めたわ。社長も、会社を潰してでもって引き留めた。でも、プロデューサーさんが……』
P「そして凛たちの代わりに俺が犠牲になるという筋書きだ」
凛『……』
P「……いやありえないだろ普通。一介のプロデューサーが大金持ちに気に入られるとかどこの漫画だよ」
P「そんなんで凛が騙されるとも思えないけど、ちひろさんはなぜか自信満々でいけるって言ってたんだよなぁ」
ちひろ『……』
P「……あと、話の流れ的に確実にまずくなるでしょうからそこは止めてくださいねとか言ってたけどなんだろうな」
凛『……バカ』
P「お、そろそろ次のシーンの準備だな、屋上に向かわないと……」
凛『……みんな、バカ』
ちひろ『……』
凛『……私も、バカ』
ちひろ『凛ちゃん』
凛『……私、あの人にひどいこと言った』
ちひろ『……』
凛『どうしたらいい?』
ちひろ『……たぶん、屋上にいると思うわ』
――
――――
凛「……ここにいたんだ」
P「急に空が見たくなってな」
凛「……」
P「マリッジブルーって奴だ、……って逆か、ははっ」
凛「……ちひろさんから聞いた」
P「……。そう、か」
凛「どうして?」
P「そいつはなんについてのどうしてだ?」
凛「……どうして、なにも言ってくれなかったの?」
P「お前らに話してどうなる」
凛「っ」
P「プロダクションがなくなる。それがどういう意味か分かるか?」
凛「……でも」
P「他に移籍したって実績もなければ名前も売れてないお前らだ。
まともな仕事なんて回してもらえない。いや、仕事ならまだましだ」
凛「……」
P「じゃあ、諦めるか? アイドルを諦めて普通の人間になって……。
お前だけならいいかもしれない。でも、社長は? ちひろさんは?
他にも俺たちに関わっている全ての人の夢を、一緒に捨てられるのか?
そんな重さに、お前は耐えられるのか?」
P「確かにお前たちの知名度はまだまだ低い
でも力は確実についてきてる
ここでなら、きっとお前たちはいつか花開くはずなんだ」
P「……頼む。お前らの、トップアイドルのプロデューサーだったんだっていう誇りを、俺に残してくれないか」
凛「……」
P「凛っ」
凛「……確かに、アイドルは小さい頃からの夢だよ」
P「……ああ」
凛「今でも、諦めるなんて夢にも思えない」
P「だったら……」
凛「でも、今の夢はちょっと違うの」
P「っ」
凛「アイドルになって、テレビに出て、歌を歌って……。そのあとにね?
それが終わったら、ここはよかった、ここはダメだったって言ってもらって
そして、最後に、頑張ったな、って笑いながら頭をなでてくれる人がいる」
凛「それがね、今の私の夢だよ」
P「……凛」
凛「あなたが側で見ててくれないと、やだ」
P「……」
凛「あなたがいなくちゃ、意味ないよ」
P「……」
凛「私、あなたが」
P「駄目だ」
凛「っ」
P「俺は戻る。……凛はちょっとここで頭冷やしてけ」
凛「……っ、プロデューサー!!!」
――
――――
凛「待ってよプロデューサー! ……っ!?」
テッテレー
ちひろ「はい、ドッキリ大成功~~~!」
凛「!?!?!?」
ちひろ「結婚とか悪徳スポンサーとか嘘です」
凛「……」
凛「…………」
ギギギギギ
凛「……プロ、デューサー?」
P「ごめんなさいでした!!!」
凛「……」
P「……凛?」
凛「……」
P「……凛、さん?」
凛「バカ」
P「……ぉう」
凛「サイテー」
P「……ぐぅ」
凛「すごい、心配したのに」
P「あぅあぅあぅ……」
凛「……一週間」
P「?」
凛「一週間の予定、全部私にくれたら許してあげる」
P「ぐはっ……!?」
凛「……ダメ?」
P「あぐぐ……。ちょっと待て、何とかやりくりして……」
凛「……なんてね」
P「???」
凛「ふふ、ドッキリのお返し」
P「」
凛「ビックリした?」
P「」
凛「? プロデューサー?」
ちひろ「……気絶してますね」
凛「……はぁ」
とりあえず凛おわり
レギュレーションがいまいちわからん
Pが休暇を取ったのは婚約者の田舎に行くため」が共通条件? それ以外は自由?
>>22
対象アイドルにP結婚話の噂を流したというとこだけ合ってたら
あとはどんなシチュでもご随意にしていただいておk
>>1だがちくしょうなぜ誰も投下しないんだ
ちひろ「さあ次のプロデューサードッキリチャレンジはー?」
P「……、!? いやあれはシャレになりませんて!!」
ちひろ「シャレにならないのはあれに限った話でもないですけどねー」
P「……実際俺、よく生きてますよね」
ちひろ「実は死ぬたびに生き返ってるんじゃありません?」
P「この人でなし!」
ちひろ「ふふふ、まああることないこと吹き込んだのでいい感じに煮詰まってますよ?」
P「いやいや俺はまだ死にたくないんですが」
ちひろ「アイドルの可愛い姿を見るためですよ?」
P「……しかし」
ちひろ「大丈夫骨は拾ってあげますよ」
P「……任せましたよ、死んだら化けて出てやりますから」
ちひろ「あら、私のところに出てくれるなんて光栄ですね!」
P「そういう意味じゃねえ!!」
※正直キャラ合ってるか分からん
――
――――
P「……ただいま」
巴「……」
P「巴?」
巴「……」
P「……巴さん?」
巴「聞こえんのう」
P「!?」
巴「ぶんぶん虫がうるさいわ」
P「え」
巴「……」
P「……」
巴「……ふん」
P「その……、巴。怒ってるのか?」
巴「なんでうちが怒る必要があるんじゃ!」
P「いや、その……。結婚の件で」
巴「……ふんっ」
P「……」
巴「まあ怒っとるんとは違うが、言わせてもらわないかんことはあるのぅ」
P「……」
巴「Pよ、うちと組んだ最初の時、アンタなんちゅーた」
P「……」
巴「巴をトップアイドルにしてやる、そういうたよな?」
P「……」
巴「うちはこがーちゃらちゃらのひらひらはよう着らん
けど目の中にアンタの本気を感じたけぇアイドルやっとった」
P「……」
巴「売れん時は悲惨じゃったな。二人で一つのカップ麺食うのがやっとじゃったり車で雑魚寝もいつものことじゃったのう」
P「……」
巴「それでもうちは楽しめとった。衣装なんかはともかく
アンタの本気でトップアイドルにしてやるっていう心意気を感じたからじゃ」
P「……」
巴「その甲斐もあってうちもそれなりに名前が売れ出したわ
しかし道は半ば、アンタの言うたトップアイドルはこんなもんじゃないじゃろ」
P「……」
巴「それを……」
P「……」
巴「ここで、アンタが手を離すんかっ! 女にうつつを抜かして結婚かっ!」
P「……別に事務所を辞めるわけじゃないぞ」
巴「……そ、そんな半端が通る思うんか!!」
P「……」
巴「トップアイドルにするっちゅーことは生半可なことと違うじゃろ
女をあ、愛するのと、同じようなことじゃ」
P「……」
巴「Pよ、アンタ二人の女を愛せるんか」
P「……それは」
巴「アンタはそんな器用な男と違うんじゃ」
P「……じゃあ、どうしろって言うんだ」
巴「別れぇ」
P「!?」
巴「ちぃと話つけちゃるけぇ、呼び出しぃ」
P「……それはできない」
巴「あ?」
P「……」
巴「いまなんちゅーた」
P「できない、といった」
巴「……聞こえん」
P「……できないんだ、それは」
巴「……」
P「……」
巴「なあ、P」
P「……」
巴「……うちとの約束と、その女。どっちが大事なんじゃ」
P「……」
巴「……答えられんか」
巴「勝手に盛り上がって、張り切って、アンタが喜ぶ顔が嬉しくて」
P「……」
巴「その裏であんたは好きな女とよろしくやっとって」
P「」
巴「そんなん、うちが阿呆みたいじゃ……」
P「……」
巴「……もうええ。そんなに好きなら勝手にせぇ」
P「……」
巴「ただ、……担当は代わってくれ。しばらく顔は見とうないんじゃ」
P「……、いやだ」
巴「!?」
P「俺は巴と離れたくない」
巴「……な、なにを今更。だったらその女を連れてこんかい!」
P「それはできない」
巴「……ふざけちょるんか?」
P「そうじゃない」
巴「?? なにを言ってるんじゃ」
P「……」
スッ
テッテレーッ
ちひろ「どっきり大成功、ですねっ」
巴「」
――
――――
ちひろ「うふふふふー」
巴「」
ちひろ「……『勝手に盛り上がって、張り切って、アンタが喜ぶ顔が嬉しくて』」
巴「!!」
ちひろ「……『うちが阿呆みたいやないか……』」
巴「……」
ブルブル
ちひろ「いやー巴ちゃん可愛いですねぇ……」
P「……ノーコメントで」
巴「……ふ、ふふふふふ」
ちひろ「あら?」
巴「……二人とも、覚悟はええんじゃろな……?」
ちひろ「あらあらー?」
P「……お手柔らかにお願いします」
巴「さーて、のぅ……?」
ニヤァ
ちひろ・P「」
ちひろ「いやーあやうく泣いたり笑ったりできなくなるところでしたね」
P「」
ちひろ「あら、プロデューサーさん? プロデューサーさーん?」
P「」
ちひろ「……まあそのうち起きるでしょ。今のうちに次の仕込みを……」
P「」
おわり
「結婚するんだ」
事務所のデスクでパソコンと睨めっこしていた俺は呟くように言う。
隣のデスクでアクセサリー作りに没頭していた裕美は
少し不思議そうな顔でこちらを見る。
「誰が…?」
…あ、あれ?
…ちひろさん噂は流したって言ってたはずだけど…?
なるほど乙
なるほどとは言ったが正直自分の頭のせいかいまいち流れが掴めてない気がする
プロデューサーは嘘をついてるけど、それを『嘘つきはモテない』でとがめてるというか釘を刺した?
それとも逆に、バレバレだし、嘘がつけない(下手な)Pさんのことが……、的な流れ?
あと裕美の演技に完敗ってことは裕美さん嘘つき上手ってことになるけどそこはコンプレックス的ななにか?
そんな風に考えてみたんだ
解説おありがとうござい、納得いたしました
地の文の雰囲気もいいですな
http://i.imgur.com/c3M6GEQ.jpg
http://i.imgur.com/fDC0ztg.jpg
村上巴(13)
http://i.imgur.com/uAuPS8V.jpg
http://i.imgur.com/WKzAeBU.jpg
関裕美(14)
ばたーんっ
李衣菜「ぷぷっぷろぷろプロデューサー!!」
P「どうした李衣菜、えらくロックな登場だな」
P(ターゲットは李衣菜か……可愛い反応をしてくれそうだ)
李衣菜「えっそうですか? いやー参っちゃうなぁ……って違いますよ!」
李衣菜「プロデューサー、結婚するってホントですか!?」
P「あぁ、そうだよ。この前の休暇に、向こうのご両親にも挨拶しに行った」
李衣菜「あ、挨拶……!」フラッ
P「どうしたんだ李衣菜、顔真っ青じゃないか」
李衣菜「だって、だって! ほ、ホントに? ホントに結婚しちゃう、の……?」
P「そう言ってるだろう? まぁ、確かにみんなにはすぐ言うべきだと思ったけど」
李衣菜「そんな……なんで」
P「なんでって……俺だって男だ、好きな女性くらい――」
李衣菜「だ、ダメッ!!」
P「!」
李衣菜「っあ、ご、ごめんなさい……大声出しちゃって」
P「……いや、いいよ」
P(よくねーよ! 今にも泣きそうだし! まだやるんですかちひろさん!?)
ちひろ(まだです!)
P(マジで!?)
李衣菜「…………」
P「李衣菜?」
李衣菜「あのっ! ……その」
李衣菜「そ、そう! 結婚なんてロックじゃないですよ! 全然ロックじゃない!」
李衣菜「えと、だってそうじゃないですか!」
李衣菜「ほ、ほらっ、私まだギターちゃんと弾けないし!」ポロッ
李衣菜「ぐす、う、歌もダンスもっ、まだまだだしっ」ポロポロ
李衣菜「ひぐ、ったくさん、ぷろでゅぅさ、に、おそわることあるしっ!」
李衣菜「や、やだっ、やです! ずっとわたしと、うぅぅ……!」
李衣菜「やだ、やだよぉ……!」ボロボロ
P「……李衣菜、ごめんな」
ぎゅぅっ
李衣菜「……あ、だめ、だめですっ……けっこんする、のに」
P「いいんだ」ナデナデ
李衣菜「! ふ、ぅ……むねが、すごくいたいんです……Pさん、が……いないと……!」ギュゥゥ
P「大丈夫だ。だって」
李衣菜「……?」
ちひろ「じゃじゃーん! ドッキリ大成功!」
P「……こういうことなんだ」
李衣菜「………………えっ?」グスッ
P(ネタばらしのあと、李衣菜にこっぴどく叱られた。当たり前だけど)
P(罰として、『一週間は私のそばから離れるな』と言われた)
李衣菜「Pさん、ここってどうすれば?」
P「あぁ、ここはな――」
李衣菜「う、指つりそう……え、いっ!」
ジャラーン♪
P「お、出来たじゃないか!」
李衣菜「おおお! ありがとうございますPさんっ!」
李衣菜「ウッヒョー♪」ニコニコ
P(……うん、李衣菜は笑顔が一番可愛いな)
おわり
というお話だったのさ
だりーなかわいい
かわいい乙
少しずつでもこの調子で増えていくといいなぁ
ロムってる人とか、もしいたら書いてもいいんですよ?
ちひろ「さてお次の子は、あの子です」
P「ずいぶん導入も雑になってきましたね」
ちひろ「……それは言わない約束ですよおとっつぁん」
P「だれがおとっつぁんですかだれが」
ちひろ「それはさておき、このくらいの子だと反応が読みにくいですが」
P「……ですねぇ」
ちひろ「さすがに若い衆に囲まれたり刺されたりはしないでしょうけどね」
P「その心配はないでしょうね」
ちひろ「でも意外にこういう子ががおーっ! ってなることも?」
P「いやいやいや……。ある意味ビジュアルは合ってるかもですが」
ちひろ「とりあえず今回は安心していけるんじゃないですか?」
P「でも何となく嫌な予感もするんですよねぇ……」
――
――――
仁奈「あ、おかえりなさいでごぜーますよプロデューサー!」
P「ああ、ただいま仁奈」
仁奈「お休みうらやましいのです。仁奈も遊びに行きたいのです」
P「こらこら、杏みたいなこと言わない。それに遊びに行ったわけじゃないぞ」
仁奈「あ、そうです! むふふぅ、仁奈のうさぎのお耳はしかと聞きやがりましたよ?」
P「んー、なにをだ?」
仁奈「プロデューサーがケッコンしやがることです!」
P「ああ、それか」
仁奈「ふふふー」
P「……」
仁奈「えへへへへー」
P「仁奈、もしかして嬉しいのか?」
仁奈「はいっ!」
P「そ、そうか……」
仁奈「? プロデューサー、悲しそうな顔してどうしやがりました?」
P「……いや、……なんでもないよ?」
仁奈「そうなのです?」
P「……ちなみに、なんで嬉しいのか聞いていい?」
仁奈「プロデューサー、パパになりやがるんですよね?」
P「え? あ、ああ。まあそうなるが」
仁奈「だったら、仁奈はプロデューサーの赤ちゃんのお姉ちゃんになりやがるのです」
P「……あー、そういう」
仁奈「いっぱいしたいことがありやがるのですね」
P「……(なんだか嫌な汗が)」
ダラダラ
仁奈「仁奈のおうちはいっぱい着ぐるみがあるから、着ぐるみの着せっこするですよ」
P「うん」
仁奈「ほかにも、遊んであげて、お菓子も食べて、お歌も歌ってあげて
ここのお姉ちゃんたちにしてもらったこと、いっぱいしてあげるです」
P「……うん」
仁奈「仁奈のパパはあまりおうちにいないけど、仁奈はプロデューサーがいて寂しくねーです」
P「…………うん」
仁奈「でも、仁奈がプロデューサーとっちゃったら赤ちゃんが寂しいので
その分仁奈がいっぱいいっぱい一緒にいてあげるですよ」
P「………………うん(もうやめてとっくに俺のライフはゼロよ)」
仁奈「ふふふ、楽しみなのですね」
P「えっと」
仁奈「あ、プロデューサーと三人で遊ぶのもきっとすごく楽しいのです!」
P「あー」
仁奈「お休みの日にみんなで着ぐるみ着て遊園地にいくです!」
P「その、だな」
仁奈「? なんですか?」
P「……仁奈、あっちをみてくれ」
ちひろ「ドッキリ大成功ではさらば!」
ピューッ
P(あんちくしょう逃げやがった!!!)
仁奈「???」
P「……」
仁奈「ドッキリ?」
P「あのな?」
仁奈「?」
P「嘘だったんだ。結婚のこと」
仁奈「嘘?」
P「うん」
仁奈「……えっと」
P「……」
仁奈「…………うんと」
P「……」
仁奈「赤ちゃん、いねーのですか?」
P「…………うん」
仁奈「…………」
P「……」
仁奈「………………うぇ」
P「……」
仁奈「うぇぇぇえええぇぇん」
ボロボロ
P「ごめんな仁奈ぁぁぁぁ!!!!!」
ギューッ
P「悪かった……」
ナデナデ
仁奈「……いーです」
P「……ごめん」
ナデナデ
仁奈「……プロデューサー、謝ってばっかです」
P「……うん、ごめん」
仁奈「……もー!」
P「ははは」
仁奈「そもそも、こんな酷いことするプロデューサーがパパになれるわけねーです」
P「……ああ」
仁奈「……だから、しょうがねーので仁奈がママになってやるですよ」
P「……ははは、そうだな。仁奈が大きくなって一人だったら貰ってもらうか」
仁奈「……むぅ」
これから七年後、人気絶頂のとあるトップアイドルが
突如プロデューサーとの結婚引退を発表することになるのは、また別のお話
P「……」
乃々「……」
P(次は乃々か、いつもと変化が無いっていうか)
P「……」ジッ
乃々「……」サッ
P(目を合わしてくれないのは普段通りだよなぁ)
P「乃々、何か用か?」
乃々「……け、結婚おめでとうございますって言いにきたんですけど……」
P「……あ、ああ。そうだったのか、ありがとうな。いやー、向こうの人が美人さんで俺も嬉しくてさ、挨拶の時も……乃々?」
乃々「……ほ、本当だったんですか……酷いじゃないですか」ボソ
P「何が酷いって?」
乃々「……な、なんでもないです」
P「そうか」
P(やけにあっさりだな)
乃々「……」ギュッ
P「今度はなんだ? 服の裾はあまり摘まないで欲しいんだが」
乃々「……あたし、アイドル辞めようかなって……」
P「な、何!? ……ああ、そっか、また辞めたくなったのか。ははは、仕事し続ければ少しはやりたくなるさ」
乃々「う、うぅ、今回ばっかりは本気の本気なんですけど……」
P(ドッキリどころの話じゃないっ!?)
P「な、何があった? 相談ならいつでも……今なら2人っきりだ! 話してくれないか!?」
P(別室でちひろさんが見てるけど)
乃々「……で、でもぉ……」
P「しっかり聞いてやる! 何かしてもらいたいことがあったら何でもしてやるから!」
乃々「……じゃ、じゃあ……結婚の取りやめとか……」
P「何でだ?」
乃々「だ、だって……結婚されたらプロデューサーさんと……その……うぅ」カァァァ
P「何か困るのでもあるのか? 何でもするとは言ったが、もう決まったことを取りやめにするのは――」
乃々「あ、あたしが……プ、プロデューサーさんと……結婚できないじゃないですか」
P「へ? お、俺と……?」
乃々「あぅぅ……言っちゃった、言っちゃった……」カァァァ
P「……な、なんだ、その……うん……ごめんな、乃々」
乃々「ぅぅ……恥ずかしい……」
P「……乃々、後ろ」
乃々「……え?」
ちひろ「……乃々ちゃん、これ読める?」
>ドッキリ大成功!<
P「実は結婚がどうのこうのとか嘘でさ、うん」
ちひろ「ごめんなさい、話とか殆ど聞いちゃってました」
乃々「……」
ちひろ「……」
P「……」
乃々「」ボンッ!
ちひろ「の、乃々ちゃんが顔真っ赤で倒れちゃいました!?」
P「と、と、とりあえず寝かせましょう!」
―――――
P「乃々、お仕事お疲れ様」
乃々「は、はい……」
ちひろ(ドッキリがあってから乃々ちゃんとプロデューサーの距離が縮まった感じですね)
乃々「プ、プロデューサーさん、お仕事、いつも以上に頑張ったんですけど……」
P「大成功だったらしいな。偉いぞ、乃々!」ナデナデ
乃々「……♪」
ちひろ(さて、プロデューサーさんはいつ気がつくんですかねぇ……)
ちひろ(乃々ちゃんと当たり前のように目を合わせてる事に)
P「……作業しないといけないんだが、離れてくれないか?」
乃々「むーりぃー♪」ギュウ
―短いけど終わり―
http://i.imgur.com/zcGECE9.jpg
http://i.imgur.com/YvMtu0U.jpg
多田李衣菜(17)
http://i.imgur.com/Nb5bD1w.jpg
http://i.imgur.com/XGfAinp.jpg
市原仁奈(9)
http://i.imgur.com/aWw4237.jpg
http://i.imgur.com/4ulECu2.jpg
森久保乃々(14)
ニヤニヤしますな乙
あんたらの愛素晴らしいわ
>>72
あんたの愛も見せてくれていいんやで?
とりあえず>>1として三日に一人くらい書けるように目標に頑張ろう(書くとは言っていない)
ちひろ「さて、一人一人に時間をかけすぎてもなんなのでちゃっちゃといきましょうか」
P「紹介面倒になったんですね」
ちひろ「聞こえませーん。さ、お次はあの子です」
P「」
ちひろ「おや、どうしたんですかプロデューサーさん、固まっちゃって」
P「」
ちひろ「おーい、プロデューサーさーん?」
P「」
ちひろ「ふふふ、そんなに無防備だとちゅーしたくなっちゃいますよ?」
P「」
ちひろ「おお? 返事がないというのは肯定ですか? つまりドッキリをドッキリじゃなくしてしまおう、ちひろってことですねっ!?」
P「んなわけないでしょう!」
ちひろ「ちぇー」
P「……言ったんですか、あの子に」
ちひろ「言いましたよー」
P「今回ばかりは俺死にませんか」
ちひろ「うーん。案外冷静でしたけどねー」
P「……しかし」
ちひろ「包丁抱えて押しかけるかと思ってたんですけど」
P「なんでそんな予想をしていながらやろうとするんですか!?」
ちひろ「楽しそうだからです♪」
P「なにか、俺に恨みでも?」
ちひろ「そんな恨みなんて、……ふふっ」
P「最後の笑みが怖いっ!」
ちひろ「まあ好きな人にはいじわるしたくなるんですよ。……特に他の子といちゃいちゃされると」
P「意外に乙女なところがあるんですね」
ちひろ「惚れましたか」
P「惚れませんが」
ちひろ「ちぇー。……というところでそろそろお時間となりました」
P「……やらないとダメですか」
ちひろ「ほっといていつ刺されるか分からない状況よりは今刺された方がいいと思いますよ?」
P「自分で言うのもあれですが、あなた本当に俺のこと好きなんですか?」
ちひろ「お? 意識しはじめましたか?」
P「微塵もありませんが」
ちひろ「ちゅー」
P「なぜキス顔で迫ってくるんです?」
ちひろ「ちぇーとちゅーを間違えて見逃してくれるかなって」
P「ねーよ!!!」
――
――――
P「……」
ガチャ
まゆ「……?」
P「お、おう……」
まゆ「あ」
P「その、ひさしぶr」
まゆ「おかえりなさぁい、あなた♪」
P「 ! ? 」
まゆ「あ、ちょっと気が早かったですね、うふふ」
P「」
まゆ「それに、公私のけじめはきちんとしておかないと」
P「」
まゆ「仕事場では今まで通りちゃんとプロデューサーさんって呼びますね?」
P「」
まゆ「でも、……誰もいないときに少しだけならいいですよね?」
P「」
まゆ「……? プロデューサーさん……?」
P「はっ!?」
まゆ「どうしたんですか……? もしかして具合でも……」
P「い、いや……。ちょっと驚いただけだ」
まゆ「? はぁ……」
P「えっと……、とりあえず一つ聞いていいか?」
まゆ「はい」
P「あなた、ってなに?」
まゆ「あなたはあなたですよ? あ・な・た♪」
P「……えっと、俺が結婚するって話、聞いてる?」
まゆ「ええ」
P「それで、なんでまゆがあなたって呼ぶの?」
まゆ「???」
P「いや???じゃなくて」
まゆ「……え?」
P「え? でもなくて」
まゆ「結婚、するんですよね?」
P「……ああ」
まゆ「まゆと」
P「いやいやいや……」
まゆ「最初にちひろさんに聞いたとき、まゆ、おかしいなぁって思ったんです」
P「豪快にスルーするね。で、なにが?」
まゆ「この休暇中、相手方へのご挨拶にいく暇なんてありませんでしたよね?」
P「なん……だと?」
まゆ「X月Y日、○時×分から□時△分までを最寄りの――駅からご実家のある~~駅の移動に費やしています」
まゆ「その後☆分で駅からご実家に到着。あ、その間に飲み物を買いにコンビニに寄っていますね」
まゆ「その日はそのままご家族と食事をされました」
まゆ「で、次の日はご友人たちと飲みに。ちなみに女性はいなかったですね」
(十数分経過)
まゆ「……そしてX月Z日、□時×分駅からアパートに無事帰宅、……以上です」
まゆ「このとおり、プロデューサーさんはご挨拶どころか女性と会った事実もないんです。
あ、もちろん通りすがりの人や駅員・店員さんなんかはノーカウントですけど」
P「ねぇなんで知ってるの休暇中の俺の全行動!?」
まゆ「最初は、ちひろさん、なんでそんな嘘をついたんだろうって思ったんですけど」
P「答えてっ! スルーしてないで答えてっ!」
まゆ「まゆ、色々考えてわかっちゃったんですよ」
P「……うん、たぶん絶対にわかってない」
まゆ「プロデューサーさんは、ご実家にまゆのことをお話しに言ってくれたんだなぁって」
P「やっぱりね!」
まゆ「でもダメですよ? お嫁さんもちゃんと連れて行かないと、常識ないってご家族に悪印象与えちゃいますし
……やっぱりまゆはプロデューサーさんのご両親とも仲良くしたいですから」
P「もう駄目だ聞いちゃいねぇ!!!」
まゆ「やっぱり子供は二人はほしいですねぇ、女の子と男の子が一人ずつで
あ、アイドルは残念だけどやめちゃいますね? プロデューサーさん以外から見られるの嫌だし
プロデューサーさんもプロデューサーはやめてくださいね。まゆ以外の子を見るのはすごく嫌ですから」
P「……かくなる上は。これしかない!」
まゆ「収入的には苦しくなるかも知れませんけど、大丈夫です
まゆはプロデューサーさんがいれば贅沢なんていいません
それにちょっとしたおうちくらいなら買える程度の貯金はありますし」
P「……違うんだ、まゆ」
まゆ「え?」
P「……確かに実家で結婚を考えてる人がいるといったのは事実だ」
まゆ「だからそれがまゆのこと……」
P「……違う」
まゆ「!?」
P「俺が……」
まゆ「……」
P「俺が愛してるのは……、ちひろさんなんだ」
まゆ「!?」
ちひろ(!?)
まゆ「……」
ちひろ(ついに決心したんですねプロデューサーさん!
……なんてそう何度も愉快に騙されませんよ! なに考えてるんですか!)
P(ふはははは、この状況で一人だけ安穏となんてさせるものですかっ! 一緒に地獄を見て貰いますよっ!)
ちひろ(やべえこいつマジだっ!!)
まゆ「ちひろ……さん」
P「……」
まゆ「ふ、ふふ、ふふふふふふふふふ……」
P「ま、まゆ?」
まゆ「……まゆ、ちょっと用事を思い出しましたぁ……」
P「」
まゆ「ねこ、……ねこを駆じょしないと……」
P「……ねこ?」
まゆ「……ええ、てくせのわるいどろぼうねこを……。ふふ、ふふふふ……」
P「……いってらっしゃい」
マ、マユチャン!? カエシテ、ワタシノプロデューサーサン、カエシテ・・・ハ、ハナセバワカルワ ソレニコレドッ モンドウムヨウ キャーーーッ
P「……」
P「…………」
P「は、はは……。……ドッキリ、大成功、かな」
――
――――
ちひろ「うー……、酷い目に遭いましたよ、もう……」
P「自業自得です。いつも高みの見物とはいきませんよ」
ちひろ「うう、プロデューサーさんがどんどん擦れていく……」
P「ちひろさんのおかげでね。あと、ちゃんと助けてあげたじゃないですか」
ちひろ「包丁握った子に押さえつけられてる状態をちゃんととはいいませんっ!」
P「※収録には人の切れない安全な包丁を使用しております……、と」
ちひろ「切れないったって結構尖ってて押しつけられたら痛いんですよ! ほらお腹赤くなってるでしょ?」
ペロン
P「そんなもん出さないでしまってください! ブラまで見えそうになってます!」
ちひろ「見せてんのよ!!」
P「なっ……///」
ちひろ「あらあら赤くなっちゃって可愛いですね」
P「……///、……これに懲りたらもうちょっと控えてください」
ちひろ「ご指摘を厳粛に受け止め、前向きに検討し善処いたしていく所存であります」
P「……つまり、やめる気はない、と」
ちひろ「てへっ」
P「はぁ……。ちょっと出てきます」
ちひろ「あら、どちらへ?」
P「食事です。1時間ほどで戻りますよ」
ちひろ「はいはい、いってらっしゃい」
ちひろ「……」
ちひろ「……」
ちひろ「……さてと」
カチッ……キュルキュルキュルキュル……カチカチッ……
ちひろ「……」
……カチッ
『俺が愛してるのは……、ちひろさんだ』
ちひろ「HDD、フラッシュメモリ、クラウドストレージ、磁気テープに保存完了
まあ、酷い目にあった分の見返りには十分ですかね、……うふふ」
おわり
>>87
かまわんよ
ただしみくにゃんだったら被りで俺がしょんぼりしてしまうよ
P(おかしい。間違いなくおかしい)
日菜子「・・・・・・」
P(はた目から見れば普段と変わらないだろう。普段から割と静かにしている方ではある)
日菜子「・・・・・・ふぅ」
P(しかし今日は、事務所に来てこれまで、時たま漏らす『むふふ』という吐息・・・吐息?まぁ良い、あれが無い。つまり)
日菜子「・・・・・・はぁ」
P(日菜子は今・・・・・・妄想をしていない!)
P「ひ、日菜子」
日菜子「・・・あ、プロデューサーさん」
P「どうしたんだ?何か元気がないみたいだが・・・」
日菜子「っ、何でもありませんよぉ・・・」
P(露骨に目を逸らされてしまった・・・)
P「何も無いってことはないだろ。妄想ぱわーはどうしたんだよ」
日菜子「ほ、本当に何でもないですよぉ」
P(まぁ十中八九ちひろさんのせいだろうが・・・)
ちひろ(せいとは何ですかせいとは)
P(こいつ、直接脳内に・・・!?)
日菜子「・・・何でもないんです。ただ」
日菜子「やっぱり、現実って、妄想みたいにはいかないんだなぁって、気がついただけですから」
P「・・・・・・」
日菜子「王子様が、日菜子だけを見ていてくれるなんて。やっぱり、都合が良すぎましたねぇ」
P「日菜子」
日菜子「だから、もう妄想は卒業なんです。・・・結婚、おめでとうございます、プロデューサーさん」
P「日菜子、聞いてくれ」
日菜子「・・・・・・日菜子、もうお仕事の時間なので、失礼しますねぇ」
P「日菜子っ」
ぎゅっ
日菜子「っ、ぷ、プロデューサーさん・・・」
P「ごめん、日菜子」
日菜子「・・・謝らなくてもいいんですよぉ。日菜子が子供だっただけなんですから」
日菜子「だから、離して下さい。こんな、後ろから抱き締められるなんて・・・これじゃぁ、日菜子っ、ぷろ、でゅーさーさんのっ、ことっ」
日菜子「ひっく、うっ、あき、らめられないじゃ、っ、ないですかぁ・・・っ」ぽろぽろ
P「本当にごめん。・・・あっち、見てくれるか」
日菜子「ぐすっ、っく、ふぇ・・・」
ちひろ「じゃじゃーん!!」
\ドッキリ大成功/
日菜子「・・・どっ、きり」
P「ごめん、ホントごめんな日菜子ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」ナデナデナデナデ
日菜子「・・・へ、あ、あぅぅ・・・///」カァァァァ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日菜子「むふふぅ・・・プロデューサーさぁん」ぎゅぅっ
P(しばらく真っ赤になったまま固まっていた日菜子だが、どうにかいつもの調子に戻ってくれたようだ)
P「いや、いつも通りでもないな」
日菜子「むふっ、むふふっ」ぎゅぅぅっ
P(反動なのか、ただ妄想するだけでは足りず、何かとひっついてくるようになった)
日菜子「♪~」ぎゅぅぅぅっ
P「日菜子、流石にちょっと痛い」
日菜子「あぁ、ごめんなさぁい」ぱっ
P(まぁ、泣かせちゃったわけだしな。少しくらいなら良いか)
日菜子「・・・むふっ、ねぇプロデューサーさぁん?」
P「ん、どうしたんだ?」
日菜子「・・・日菜子、やっぱり式は、海の見える教会が良いと思うんです・・・むふっ♪」
スレを読んでパッと思いついたのがこんなのでごめんよ日菜子
ちょっと長くなるけど早苗さん&ルキトレちゃん行くでー
漫画版での名前出てくるから注意やでー
早苗「おっはよー」ガチャ
P「あ、早苗さん。おはようございます」
早苗「おーP君戻ってきてたんだ。聞いたぞー結婚だって?このこのぉ」ツンツン
P「ちょ、やめて下さいよ」
早苗「あんだけ忙しそうにしておいて、隅に置けないなぁまったく」クスクス
P「あはは、ありがとうございます」
P(・・・・・・うーむ、ここまで全面的に祝福モードなのも何か物足りなく感じる)
早苗「で?下手人はちひろちゃんかな?」
P「・・・へ?」
早苗「んー、そっちのドアの向こうでスタンバってると見るね」
P「い、いやいや早苗さん、一体何のことですか?」(え、何?気づいてんのこの人!?)
早苗「・・・P君、自分では気づいてないだろうけどね。君、嘘つくとき右の眉がちょっと釣り上がるんだよ」
P「いっ!?いや、そんなはずは」サッ
早苗「うん、そんなはずはないよね。マヌケは見つかったようだけど」
P「・・・・・・早苗さん、アレ読んでたんですか」
早苗「こないだから比奈ちゃんに借りててねー。四部が一番好きかな」
P「あぁ、良いですよね四部」
早苗「で、いつまで隠れてるのちひろちゃーん?」
ガチャ
ちひろ「あ、あはは・・・こんなにあっさり気づかれるとは思ってませんでしたよ・・・」
早苗「本気にした子たちがコンディション崩したらどうするつもりだったのかなー、んー?」
ちひろ「うぅ、面目ないです・・・」ションボリ
早苗「ちゃんとフォローしておくんだぞー?あたしも初めて聞いたときはビックリしたんだから」
P「ちゃんと順次説明していきますよ。・・・そうだ、早苗さんこの後レッスンですよね?お詫びと言ったらなんですけど、送りましょうか?」
早苗「お、良いの?じゃーお言葉に甘えちゃおっかなー」
P「ちょうど年少組のレッスンも終わる頃ですし、迎えにいかないといけませんから。・・・こう言うとついでみたいで申し訳ないですけど」
早苗「・・・せめて向こう着くまで黙ってるもんだよ、そういうのは」ハァ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ルキトレ「・・・はい、じゃあ今日のレッスンはここまで。みんなお疲れ様でした!」
「「「お疲れ様でしたー!!」」」
P「お、丁度終わったところみたいですね」
薫「あ、せんせぇ!」
千佳「Pくん帰ってきてたんだー、おはよー!」
千枝「お、おはようございます、プロデューサーさん・・・」
ルキトレ「へ、ぁ、ぷ、ぷろでゅーさーさん!!?」
P「おおぅ!?ど、どうしたんですか慶さん?」
ルキトレ「ぇ、ぁ、い、いえなんでもないでひゅ!!」
P(噛んだ)
千佳(噛んだね)
千枝(噛みましたね)
薫(噛んじゃったね)
早苗(ほほぅ?)
薫「あ、そうだせんせぇ!」
P「ん、どうした薫?」
薫「えっとね、せんせぇがけっこんするってほんとなの?」
ルキトレ「っ!」
P「あー、それなんだがな・・・ん?」クイクイ
早苗「P君、ちょっとこっち」
P「ちょ、引っ張らないでくださいよ」
早苗(おねーさん、ちょっと面白そうなこと思いついちゃってねー♪)
P(・・・何を企んでるんですか)
早苗(企むだなんて人聞きの悪い。いい?こんな感じで・・・)ゴニョゴニョ
P(・・・いや、ちひろさんのいないところでドッキリやってどうすんですか)
早苗(あたしが楽しむ!)キリッ
P(あんた酒入ってないだろうな!?)
早苗(そこはキチンと分別ついてるわよ、大人なんだから)
P(素面かい!なお質悪いわ!!)
千佳「むー、内緒話なんてあやしーなー」
P「あー、まぁあれだ。事務所に戻ってから、他のみんなとも一緒に説明するよ。ほら、とりあえず着替えてきなさい」
千枝「・・・わかりました。千佳ちゃん、薫ちゃん、行こっか」
千佳・薫「「はーい」」
P「ん、素直でよろしい」
早苗「んじゃ、その間に慶ちゃんには説明しとこっか?」
P「そうですね、わざわざ事務所まで来てもらうのも手間でしょうし」
ルキトレ「あの、やっぱりあの話って・・・」
P「え、えぇ、本当です。いい加減身を固めようかなーと」
ルキトレ「そ、そうなんですか・・・その、お相手の人って・・・」
P「えー、あー、その・・・・・・」
早苗「何よー、今さら照れなくてもいいでしょ?」きゅっ
ルキトレ「・・・ふぇ?」
P「ちょ、いきなり腕に抱きつかないで下さいよ!?」
早苗「なにさー、嫌だっていうの?」
P「い、嫌じゃないですけど、その・・・」
早苗「今さら照れない照れない。もっと凄いことまでしちゃってるのに♪」
ルキトレ「・・・・・・え、あれ?」
P「ちょ、ちょっと早苗さん!!?」
早苗「というわけで、P君のお相手はあたし、早苗おねーさんだよ」ぎゅっ
ルキトレ「」
P(ちょ、なにこれやわらかい)むにゅん
早苗「ほら、鼻の下伸ばしてないのっ」バシッ
P「おふっ!?そ、そういうわけなんで、その」
ルキトレ「」
P(完全に固まってる・・・ちょっとどうするんですかこれ)
早苗(うひひ・・・あー楽し)
P(悪魔や・・・悪魔がおる・・・)
ルキトレ「・・・で、でも早苗さん、アイドル活動は」
早苗「いやー、この年になるとファンの人も流石に心配してくれるみたいでさー。
結構『婚期逃さないで下さいね』って声多かったのよ?余計なお世話だー、なんて冗談めかして返してたけどねー」
早苗「それに親もねー。いい加減いい人いないのかってうるさくてうるさくて。流石に今すぐってわけにもいかないけど、挨拶だけでもってね」
P(よくもまあいけしゃあしゃあと出てくるもんだわ・・・・・・早苗さん、恐ろしい娘!)
ルキトレ「」ジワァ
P「・・・え?」
早苗「・・・あれ」
ルキトレ「っく、ひっ」グスッ
P(ちょ、慶さん今にも泣き出しそうなんですけど!?)
早苗(あちゃー、ちょっとやりすぎたかなー)
P(何を呑気なこと言ってんですか!流石にこれは洒落になりませんよ!?)
早苗(んー、そろそろだと思うんだけどなー)
P(そろそろって何が・・・)
ガチャ
マストレ「じゃじゃーん!!」
\ドッキリ大成功/
P「」
ルキトレ「・・・・・・へ?」グスッ
早苗「いえーい!」ハイターッチ
マストレ「いえーい!」パシッ
ビシバシグッグッ
P・ルキトレ「」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
P「いつの間に打ち合わせしたんですかアンタら・・・」
早苗「車に乗ってる間にメールでちょちょいとねー。いやー助かったわ、麗」
マストレ「早苗の頼みとあらば、乗らないわけにはいくまい?まさか泣き出しそうになるとは私も思わなかったが」
P(そういえば同い年だしよく呑みに行くって言ってたっけ、この二人)
P「・・・で。慶さん?」
ルキトレ「・・・・・・ふんっ」ムスッ
P「いや、ホントごめんなさい。すいませんでした」
マストレ「惚れぼれするほど迷いのない土下座だな」
早苗「いろいろ頭を下げなきゃいけないお仕事だしねー。P君も大変だ」
P「誰のせいでこうなったと思ってんですか・・・」
ルキトレ「・・・もう、こんなことしないって、約束して下さい」
P「誓います。金輪際こんなバカなことしません」
ルキトレ「・・・じゃあ、指きりです」スッ
P「・・・はい」スッ
ルキトレ「今度は、もう許しませんからねっ。しばらく口もきいてあげないんですからねっ」きゅっ
P「レバーに銘じます・・・・」きゅっ
ルキトレ「ん。じゃあこれで許してあげますっ・・・えへへ」
P(かわいい)
マストレ「うむ、まぁ元の鞘に収まったようでなにより。それはそれとしてP殿」
P「はい、何でしょう?」
マストレ「次に暇ができるのはいつ頃かな?」
P「え?えーと、休暇明けたばっかりなんでちょっと先ですけど・・・三週間後くらいなら、まあ時間も作れると思いますよ」
マストレ「ふむ、ではその辺りで慶をどこかへ連れて行ってやってくれたまえ。可愛い妹を泣かせた責任だ」
P「・・・ん、え?」
ルキトレ「ちょっ、お姉ちゃん!?」
マストレ「甘いぞ慶、このくらいはねだっても罰は当たらん」
ルキトレ「え、いや、待って待って!?それってその、つまり、ぴ、Pさんと、えと」
早苗「まー有り体に言えばデートよねー」
ルキトレ「ででででででででぇとっ!!?///」ボフン
P「うお、慶さん!?」
早苗「うひひひ、もーホント面白いわー慶ちゃん」
P「もうやめたげてよぉ!!」
早苗「あははは!・・・あーそうそう、P君?」
P「今度は何ですか・・・」
早苗「さっきの、あたしはドッキリで済ますつもりはないからね?覚悟しときなさいよー?」
P「・・・・・・んん?」
ルキトレ「なっ、さ、早苗さん!?」
マストレ「ほほぅ、言うじゃないか早苗」
早苗「あたしだって意識してもいないオトコにあこまでやらないわよ。これでも結構身持ち固いのよ?」
マストレ「ふむ、これは私もあまりうかうかしていられないかな?」
P「・・・・・・あれー?」
ルキトレ「お、お姉ちゃんまで何言ってるの!?」
早苗「ほー、麗もそういうこと言っちゃう?いくら親友でもこれだけは容赦しないわよ?」
マストレ「当然だ。正々堂々、真っ向からぶつかろうじゃないか。なぁ慶?」
ルキトレ「う、うぅぅ・・・これだけは、いくらお姉ちゃんにだって負けないからねっ!!」
P「・・・・・・えーと、これ俺どうしたらいいんだろうか・・・?」
以上やでー
コレジャナイ感は自分が一番感じとるからごめんやでー
http://i.imgur.com/IAsMbzq.jpg
http://i.imgur.com/mgIOTCk.jpg
片桐早苗(28)
http://i.imgur.com/EepDHau.jpg
ルーキートレーナー(19)
http://i.imgur.com/9bWa6FK.jpg
http://i.imgur.com/OsaoInj.jpg
横山千佳(9)
http://i.imgur.com/p3XSNsW.jpg
http://i.imgur.com/iKjttbf.jpg
龍崎薫(9)
http://i.imgur.com/WD6Q2KR.jpg
http://i.imgur.com/oWkI9QE.jpg
佐々木千枝(11)
http://i.imgur.com/a9YwN7Q.jpg
http://i.imgur.com/4wtiK2N.jpg
マスタートレーナー(28)
他の人がじわ増えしてきて>>1は嬉しく思います
あと遅ればせながら画像先輩いつもありがとうございます
冒頭ちひろさんが聞いているのは例のあれでございます
ちひろ「……でへへ」
P「……至福の表情で何か聞いているところすみません、次の準備はどうですか」
ちひろ「……うへへ……、……あらプロデューサーさん、もちろん抜かりはありませんよ」
P「……表情を引き締める前にまずは涎をふいた方がよいかと」
ちひろ「おおっと失礼、いい女が台無しだ」
フキフキ
P「ええ、全くそうですね」
ちひろ「って自分で言うんかーい! なーんちゃ……、……え?」
P「まあ、これでもいい女なのは認めてますよ」
ちひろ「ははは、またまたー」
P「……」
……ジッ
ちひろ「……」
P「……」
……ジーッ
ちひろ「……え? ええ? ……その、それって……」
P「……はい」
ちひろ「……ぷ、プロデューサーさん」
キュン
P「もちろん、ドッキリです」
ニッコリ
ちひろ「Fu○k!!!」
――
――――
みく「あ、Pチャンおかえりだにゃ」
P「ああ、ただいま」
みく「Pチャン結婚するの?」
P「あ、ああ……」
みく「おめでとうだにゃ。お祝いにこのお弁当の焼き魚あげる」
P「……誠意がこもってない結婚祝いだなぁ」
みく「失礼にゃ! みくの誠意こもりまくりにゃよ?」
P「ただの食べ残しだろ」
みく「みくはお魚がなくなって嬉しい、Pチャンはみくのお魚食べられて嬉しい。Win-Winにゃ」
P「いや俺は別段嬉しくないが」
みく「むー、Pチャンはみくの有り難みが分かってないのにゃ、……ぶつぶつ」
P「……で、それだけ?」
みく「? なにがにゃ?」
P「いや……、なんでもないよ、ははは」
みく「? 変なPチャン」
P(まあさすがにみんながみんな泣いてくれたりはしないか
みくとはわりと仲いい方だと思ってたからちょっと寂しいけど)
みく「ふふふふーふふふふふふん♪ ふふふふーふふふふんふん♪」
P(今回はこんな感じでダラダラして終了って感じかな
……いつも巴とかまゆみたいなのじゃ身が持たないし、こういうのもいいか)
みく「んー、そういえば」
P「? どうしたー?」
みく「Pチャン、新しいおうちはどんな感じ? もう決めた?」
P「あ? ああ……。分譲マンションを買ったぞ。なんとキャッシュ一括でだ!」
みく「おお、リッチマンだにゃ!」
P「ふふふ、崇めろー」
みく「ははーっ」
P(……こんな時くらい見栄張ってもいいよね?)
みく「んー、そんじゃ引っ越しの日取りとかは? 決めてるのかにゃ?」
P「ん? ああ、まだだけど」
みく「じゃあ、みくの都合にもちゃんと合わせてね。あとから調整するのは面倒にゃ」
P「え? 手伝ってくれるのか? みくにしては珍しいな」
みく「? なに言ってるにゃ」
P「いや、だってあんまりそう言うのやりたがらんだろお前」
みく「いやーさすがにみくも一緒に住むとこだし、一緒に行くのは当然にゃ」
P「…………は?」
みく「だーかーらー、みくのおうちにもなるんだからついてくって言ってんの!」
P「お前はなにを言ってるんだ」
みく「?」
P「俺、結婚するんだよ」
みく「うん」
P「で、新居への引っ越しをするわけだ」
みく「うん」
P「まあ、当然そこには嫁さんもいるわな」
みく「うん」
P「そこにさ、旦那がアイドルも一緒に住みますから連れてきましたってなったらどうなると思う?」
みく「わー、かわいい仔だにゃー、ってなるにゃ!」
P「なんねーよ! むしろなにがどうなったらそうなるんだよっ!!」
みく「だいじょーぶ! みくはネコだからペット!」
P「だいじょばねーから!! どこの世界にこんなネコがいるんだよ!!
新居に現役アイドル連れ込んでペットですって成田どころか不動産離婚コースまっしぐらだわ!」
みく「にゅっふっふ、世の中案ずるより産むがやすしにゃのよPチャン?」
P「産む難易度以前の問題で人間どう頑張ったって魚は産めねーんだよおおおっ!!!」
みく「うーん。確かにみくもお魚の赤ちゃんはほしくないにゃあ」
P「そういう問題じゃない。もう一度言う、 そ う い う 問 題 じ ゃ な い 」
みく「もう、Pチャンは細かいにゃ。それより大事なのは今後の生活設計だにゃ」
P「また人の話を聞かない奴が……」
みく「失礼にゃ! ほんとに聞こえなくなるまゆにゃんとは違うにゃ。みくはちゃんと聞いて流してるにゃ」
P「余計タチ悪いじゃねーか!」
みく「収入はまあ基本みくとPチャンで十分賄っていけるけど、みくがお産の時はお休みしなきゃいけないし
人気も復帰前と比べるとだいぶ落ちちゃうだろうから金額的にあんまり当てには出来ないにゃ
やっぱりそういうことするのは安定して生活できるだけの貯蓄が出来てからじゃないと厳しいし
お金が貯まるまでしばらくはお互い我慢するかちゃんと妊娠しないようにコントロールしないと駄目なのにゃ」
P「宣言通り流しやがった! それよりなんでペットが嫁差し置いてヤったり子供産んだりする気満々なんですかね……」
みく「だいじょーぶ! 動物虐待とか認知してとか面倒くさいこと絶対言わないよ!」
P「ペット云々が一転して生々しいわっ!!」
みく「もう! Pチャンわがままなのにゃ! じゃあどうしたらいいの!?」
P「俺が悪いのか……? いや普通に嫁と二人で暮らせばいいと思うんだが」
みく「それは考えないものとして!」
P「なんでだよっ!」
みく「Pチャンはみくのご主人様なんだから捨てちゃ駄目なのっ!!!」
P「別に担当はずれるわけじゃないぞ? 仕事は続ける」
みく「……みくは不器用だから公私のけじめがつかないのっ!」
P「いや、普通自分で高らかに宣言するこっちゃねーだろ」
みく「もう、そんな褒められるとみく照れちゃうにゃ……」
P「褒めてねーよ」
みく「……ということでお話もまとまったしみくは帰るのにゃ」
P「まとまるどころか一度として交錯すらしてないんだがな」
みく「ふーんだ! 聞く耳持たないにゃ! みくのこと飼ってくれないなら絶対に認めんにゃ!」
P「……、いい加減収拾つきそうにないからそろそろネタばらししとくか」
みく「……にゃ? ネタばらし?」
P「はいあっち見てー」
ちひろ「……はいはいドッキリ大成功。……はぁ」
みく「……」
P「……」
みく「……ドッキリなのはわかったけど、なんでちひろさんあんなにテンション低いんだにゃ?」
P「いやそれは知らんが」
みく「んー。……まあPチャンがみくのこと捨てないんならどうでもいいや」
P「軽いなー」
みく「Pチャン以外のことならにゃー」
P「……重いなー」
みく「それじゃあみくは帰るのにゃ」
P「おう」
みく「あ、もちろんみくは本気だから、Pチャンはちゃんとペットおっけーなお嫁さん探すのにゃよ?」
P「」
――
――――
ちひろ「……」
P「ちひろさん?」
ちひろ「つーん」
P「……さっきからどうしたんですか」
ちひろ「……どーせ、プロデューサーさんは私の事なんて嫌いなんですよねー」
P「なにむくれてるんですか」
ちひろ「何度も何度も騙されれば普通こうなります!」
P「ことある事にアイドルにドッキリ企画仕掛けたがる人が言っても……」
ちひろ「だまらっしゃい! するのとされるのは別なんです!」
P「下衆の極みですねぇ」
ちひろ「ふん、今更どう思われようが知ったことじゃないですよーだ」
P「これまでは気を遣っていたという事実が驚きなんですが……
だいたい、嫌いならいちいちこんな事に付き合ったりしませんよ」
ちひろ「……。……ふんだ、もう騙されません」
P「本当ですよ。なんなら誓いましょうか?」
ちひろ「……プロデューサーさん、宗教信じてないじゃないですか」
P「神仏でなくてもいいじゃないですか。なんならちひろさんでも」
ちひろ「……、一番好きなアイドルとかにでも?」
P「もちろん、誓えますとも」
ちひろ「……、……ほんとに?」
P「ええ」
ちひろ「……嫌いじゃない?」
P「ええ、……とても大切な」
ちひろ「……」
ドキドキ
P「友人です」
ニッコリ
ちひろ「どちくしょーーーっ!!!」
ダダダダダッ
P「……、あっれー?」
うちのみくにゃんが書いてくうちに盛っていくのはなぜなのか
仕方ないのでファンやめます
P(和久井さんにちひろさんが伝えたようだ。どんな反応なんだろうか)
ダダダダダ バタン
留美「Pさん!私がこっそりPさんとの婚姻届出したのちひろさんに知られたわ!」
P「」
ちゃんとしたの書くから許してちょんまげ
P(営業から帰ってくると)
あずき「う~ん・・・やっぱりこっちの方が・・・」
P(あずきが何やら神妙な顔でうんうん唸っていた)
あずき「んー、でもこっちも・・・どうしようかなぁ・・・」
P(かなり集中しているようで、俺が帰ってきたことにも気付いていないようだ)
P「あずき、どうしたんだ?何か新しい作戦でも立案中か?」
あずき「ん~?・・・うん、プロデューサーさん奪還大作戦」
P「・・・だ、奪還か」(いつ俺はあずきのものになってたんだろうか・・・)
あずき「うん、なかなかこれだー、っていうのが思いつかなくてさー・・・」
P「そ、そうか・・・。ちなみに、今候補に挙がってるのは何かあるのか?」
あずき「えっとね、しばらく口きいてあげない大作戦とか、ひっつき甘えんぼ大作戦とか・・・」
P「ほうほう」(まあその位なら可愛いもんだな)
あずき「あとね、えーっと・・・きせーじじつ?大作戦とか」
P「ぶっ」
あずき「わっ、ど、どうしたの?」
P「ど、どうしたもこうしたもあるか!お前それ意味わかって言ってるか!?」
あずき「え?えっと、意味までは教えてくれなかったけど、さっき志乃さんに相談してみたら『こうすればどんな男だってイチコロよ』って・・・」
P「何でよりによってあの酔っ払いに相談するかなぁおまえ・・・」
あずき「あ、今日はお酒呑んでなかったみたいだよ志乃さ、ん・・・ん?」
P「素面でそれも色々問題だろ・・・15歳相手に何言ってんだよあのひt「え、ええええええ!!?」っとおおぅ!!」
あずき「ぷ、ぷろ、え、ぷろでゅーさ、へ、な、なんで!!?」
P「何でって・・・まさか今まで相手が俺だって気付かずに喋ってたのか?」
あずき「え、や、やだ、えっと、あれ、その、ええと・・・」
P「・・・あーもう、とりあえず落ち着け」ぽふっ
なでなで
あずき「あ・・・」
P「たぶん俺が結婚するって話のことだろうが、あれちひろさんの嘘だからな」
あずき「・・・えーと、つまり・・・ドッキリ大作戦?」
P「そういうこと。・・・いろいろ考えてくれたのは嬉しいが、もうちょっと周りに気をつけろな?考えながら歩いてて、つまづいて怪我したりしたらそれこそ一大事なんだから」
あずき「・・・そっか、嘘だったんだ。えへへ、よかった・・・」
P「・・・あずきー、聞いてるかー?」
あずき「へ!?あ、あぁうん聞いてる聞いてる!今度からは気を付けるよっ」
P「ん、よろしい」
あずき「あ、そうだプロデューサーさん」
P「おう、どうした?」
「おっはよー!」ガチャ
あずき「きせーじじつ、って結局どういう意味なの?」
P「」
早苗「・・・P君?ちょーっとこっち来ようか?」
P「ちょ、ちょっと待って早苗さんちがうんですこれ俺悪くないんです」
\ギャァァァァァァ/
その後きちんと説明を受け、顔が真っ赤になったあずきがしばらく口をきいてくれなかったのは別のお話
あずきちちっこくてかわいい
お粗末でした
P「はぁ……婚約ドッキリだなんて、ちひろさんのいたずらにも困ったもんだ」
P「誰に話したか教えてくれないし……」
P「まったく、こっちの身にもなってほしいよ」
がちゃ
P「戻りましたーっと」
加蓮「…………」
P「お、加蓮。ただいま、レッスンおつかれ」
加蓮「…………」
P「おーい、加蓮? まさか具合でもわる――」
加蓮「あのさ」
P「え」
加蓮「私、アイドル辞めるから」
P「…………へ?」
加蓮「聞こえなかった? アイドル辞めるって言ったの」
P「え、ちょ……ど、どうしたんだよ急に!?」
加蓮「別になんでもいいでしょ。じゃ、そういうことだから」スタスタ
P「…………あ。ち、ちょっと待ってくれ! お前もしかして」ガシッ
加蓮「……ッ、離してよっ!!」
バシィッ
P「いっ……!?」
加蓮「……はぁっ、はぁっ……!」
P「か、加蓮……話を」
加蓮「知らないっ! アンタと話すことなんかない!」
加蓮「嘘つき、嘘つきっ!」
加蓮「ずっと一緒だって言ってくれたのに!」
加蓮「私バカみたいじゃん! 一人で浮かれてただけ!?」
加蓮「こんな、こんなのってないよ……!」
加蓮「また……昔みたいに独りぼっちなの……?」
加蓮「やだよ……ひぐ、一緒にいてよぉ……!」ポロポロ
P「加蓮……」
ぎゅっ
加蓮「ぐす、結婚なんかしないでよ……! ずっと私と……!」
P「大丈夫、大丈夫だ。結婚なんてしないよ、加蓮と一緒にいるから」ナデナデ
加蓮「っ! ぅぐ、うぅぅぅ……!」ギュゥゥ
P「よしよし、大丈夫だから……」ポフポフ
加蓮「うぁぁぁぁぁぁん……!」
―――
――
―
加蓮「……ドッキリ?」グスッ
P「ホントごめん、加蓮。この通りだ」
加蓮「……結婚しないの? 寿退社って言ってた」
P「しないしない。そんな話はないし、そもそも相手がいないよ」
加蓮「…………は」
P「加蓮?」
加蓮「はぁぁぁぁぁぁぁ…………良かったぁ」ストン
P「うおっ! っとと、大丈夫か?」ギュ
加蓮「あはは、安心して腰抜けちゃった……そっか、結婚しないんだね」
P「あぁ。加蓮と一緒にいなきゃならないからな」
加蓮「えへ……私となら結婚してもいいよ?」
P「こらアイドル」
加蓮「あははっ!」
P「ったく……」
加蓮「…………あ」
P「今度はなんだ?」
加蓮「その……私もごめんなさい。手、痛かったでしょ?」
P「ああいや、いいよ。気にしてないから」
加蓮「ううん、それにひどいことも言った。アイドル辞めるなんて……」
P「本気で言ってたんじゃないって分かってるよ。加蓮はそんな子じゃないもんな」
加蓮「ふふ、ありがと。私、絶対諦めないから」
加蓮「Pさんは最高のプロデューサーだって証明するんだもん!」
加蓮「そのために……Pさんが見ててくれないとね?」
P「……あぁ! 見てるよ、ずっと!」
加蓮「うんっ!」
加蓮「ずーっと一緒だからね、Pさん!」
おわり
というお話だったのさ
加蓮も大概重いよねちかたないね
愛野渚「おっはよう! プロデューサー」
P「おはよう、渚」
渚「そしておめでとうッ!」
P「へ?」
渚「いやー、ちひろさんから聞いたよ。結婚するんだってさ!」
P「……」
P(色々と反応は想像していたが、ここまで全面的に祝福されるのは想定外。さすがは明朗快活少女、ってところか……)
渚「? プロデューサー?」
P「ん? ああ、すまん、考え事をしていた」
渚「ははッ、プロデューサーらしいね。……あ、そうだ。結婚式はいつになるのかな?」
P「ああ。調整中ではあるが、秋辺りを予定している。本当なら六月が良かったんだろうが……先方が希望した場所で予約が取れなくてな」
渚「だったらさ、私の予定も調整しといてよ。プロデューサーのこと、祝福したいしさッ」
P「おう、そうだな。今からだったら十分調整効くだろうし、何とかならないかやってみよう」
P(しかし……なんというかこう、騙しがいがないなぁ……。何かいい手は……)
渚「あ、そうだ。プロデューサー、今時間ある?」
P「ん……そうだな、少しならあるぞ」
渚「だったらさ、付き合ってよ。久々に、プロデューサーと体を動かしたくなったんだ!」
――
――――
P(そして俺達は、事務所近くのバスケットコートへとやって来た。ちなみにちひろさんもこっそり同行している)
渚「久々だね、プロデューサーとこうして向かい合うのも」
P「ああ、すまないな。あんまりかまってやれなくて」
渚「いいっていいっって! プロデューサーが忙しいし、あんなに沢山のアイドルを一人一人、丁寧にプロデュースしてくれてるってことも分かるしさ」
渚「それに、感謝もしてるんだよ」
P「感謝?」
渚「本当ならアイドルとバスケ、どっちかに専念しないといけないでしょ? でも、プロデューサーはきちんとスケジュールを調節して、両方できるようにしてくれてる。私に、二足のわらじを履かせてくれている」
渚「普通ならないって、こんなこと!」
P「渚は両方共、手を抜くことなく頑張ってくれているからなぁ。問題ないと判断した……お前が頑張った結果だよ」
P「俺はそのサポートをしているに過ぎない。だから……」
渚「だったらさァ……」
P「ん?」
渚「頑張ったご褒美代わりに、一つ賭けをしない?」
P「賭け?」
渚「勝負は1on1三本勝負。賭けの内容は……私が勝ったら、プロデューサーは結婚を諦める、ってねッ!」
P「……え?」
渚「さァ、行くよッ!!」
P(俺の返事も聞かず、渚は勝負を仕掛けてきた)
P(戸惑いながらも体は覚えているもので、俺はすかさず動いてボールを奪おうと試みた)
P(結婚のことがなくとも全力を尽くして応対するのが礼儀だと、渚との約束だと、心もすぐに勝負の中へと埋没した)
P(そして……)
――
――――
P(あの後、2対1で渚との勝負に勝利した)
渚「……あー、負けちゃったなァ」
P「渚……」
渚「ま、勝ったところでプロデューサーが結婚を諦めるとも思ってなかったけどさ。踏ん切りとか、色々と付けたいと思うじゃない?」
P「……」
P(明るい表情に隠れていたが、渚はあれで色々と考えた結果祝福してくれたのだろう。色々な思いを押し込んで、幸せを願う道を選んでくれたのだろう)
P(だからこそ、努めて明るく振舞っていてくれたのだろう……)
P「……渚、あのな」
渚「ね? 嘘つきプロデューサー?」
P「そう、嘘……って、え?」
渚「多分、ちひろさんも近くにいるんだよね? 出てきていいよ」
ちひろ「……あらあら」
ちひろ「どうしてバレてしまったのでしょう?」
渚「最初は信じてたけどさァ、どうも結婚を喜んでいない風だったり、会話の途中に考え事をしてたり、仕掛けても即座に体が動かなかったり……色々と変だったもの」
渚「それに、バスケをすればわかるさ! これでも、バスケ部のキャプテンだからねッ!」
P「分かったのはついさっき、ってことか。……ったく、こりゃ一本取られたな」
渚「反省してよね。特にちひろさん!」
ちひろ「えと、その……」
渚「悩んだり、落ち込んだりしてる子も多かったんだよ。私だって……」
ちひろ「……ごめんなさい」
渚「……ま、私は許すけどね。それじゃちひろさんは、先に戻ってみんなの誤解を解いておいてね」
ちひろ「はーい……」
P(プラカード片手にとぼとぼと立ち去っていくちひろさんを見送った後、俺は渚に向き直った)
P「さて、それじゃ俺達も戻るか」
渚「あ、ちょっと待って。もう一回、1on1やってかない?」
P「え?」
渚「今度は、将来の約束を賭けて! どうかなッ?」
おしまい
というわけで、愛野渚を書かせて頂きました
この手のネタは、爽やかな感じも良いと思うのです
ずいぶん間が空いてしまった上下手なシリアスもどきですが
ちひろ「さてお次のアイドルさんはー」
P「おやちひろさん、憑き物が落ちたような顔をしてどうしました?」
ちひろ「そうですねー、どうやってもプロデューサーさんの思うつぼに嵌りそうなのでもう深くは考えないことにしました」
P「そうなんですか?」
ちひろ「ええ」
P「寂しくなるなぁ」
ちひろ「なら結婚を前提としたお付き合いはいかがですか?」
P「……深く考えないというのはどちらへ?」
ちひろ「深く考えずに攻めて攻めての基本に立ち返ろうと」
P「……なるほど」
ちひろ「とりあえずそれはいいので次の登場者ですよ」
P「あー。……うん、今回は安パイですかね」
ちひろ「でもそういう子に限ってとんでもないことになったりとかも?」
P「……いやだってあいつですよ?」
ちひろ「まあとにかく行ってみればわかりますよ」
P「ええ、それじゃあ」
ちひろ「はいはい行ってらっしゃい」
ちひろ「……よく考えたら今の嫁っぽくないかしら、デュフフ」
杏「ねえねえプロデューサー」
P「ん?」
杏「結婚するって本当?」
P「ああ、そのことか。本当だぞ?」
杏「ふーん。そういう話、聞かなかったけどな」
P「社長に言われて見合いをすることになってな。若いアイドル担当してるんだからいつまでも一人身はまずかろうって」
杏「へー」
P「確かに、それで変に警戒されたりするのも悲しいしな」
杏「……むしろ逆な子が多いと思うけど」
ボソッ
P「は?」
杏「独り言」
P「そっか。まあ、今時見合いなんてとは思ったが会ってみれば案外気があってな。トントン拍子で話が進んでいったんだ」
杏「ふーん、……よかったね」
P「そうだな。なにがいいってまずは生活の質の向上だ」
杏「?」
P「カップ麺に弁当、見切り品おかずなんかのコンビニ・スーパー飯から解放されるんだ。それだけですばらしい」
杏「……言ったらしてくれる子は山ほどいたと思うけどなー」
ボソッ
P「ん?」
杏「独り言」
P「……ふむ? しかしそこに留まらない、炊事洗濯から掃除に至るまでの手間も大きく減じるんだぞ? ビバ、結婚生活」
杏「あー、確かにそれはあるね」
P「それにしたって杏は溜めすぎだ。洗濯物やら洗い物やら……」
杏「プロデューサーがしてくれてもいいんだよ?」
P「お前、そんなナリでも女の子だろ?」
杏「ま、一応ね」
P「なら男にそんなもん頼むなよ」
杏「ん? パンツとか気になる?」
P「なんつーか……。ピンポイントにくるねお前」
杏「わざわざそんな濁し方するんだからそういうことでしょ。……で、どうなの?」
P「……杏だしなぁ、そういう感情は沸かんね」
杏「むー、失礼なっ」
P「っつってもパンツ被って変態仮面ッとかされるよりはいいだろ」
杏「どうしてそう極端から極端に行くかなぁ……」
P「いやお前想像してみろよ仕事帰りに部屋に戻ったら俺が変態仮面ッとかしてるとか」
杏「さすがに無理だね」
P「だろ」
杏「……まゆ辺りならいけそうだけど」
ボソッ
P「は?」
杏「独り言ー」
P「……ふむ。まあもちろん嫁さんだけに家事をさせるつもりもないけどな」
杏「おお、意外に紳士だね」
P「失礼な、これでも一部でレディーファーストの鬼と評判な俺を捕まえて」
杏「じゃあ杏にも少しは気を遣ってよ」
P「ツッコミなしか。……これでも遣ってるぞつもりだぞ?」
杏「その割りにお休みが少ないよね?」
P「お前の要求全部飲んだら仕事が月一レベルになるだろうが」
杏「甘いね、半年に一度だよっ」
P「誇るなっアホ!」
杏「へへっ。……んー、でもさ」
P「む?」
杏「家事ばっかで、あんまりお嫁さんの話が出てこないけど」
P「どうした」
杏「だからさ、そこに愛はあるのかーって」
P「それは当然だろ。その上でって話だ」
杏「そっか。……じゃあ、いいや」
P「??」
杏「独り言」
P「??? ……まあしかし杏はあっさりしてるな。らしいっちゃらしいが」
杏「……」
P「? どうした?」
杏「……そうだね、杏らしいよね」
P「なんか人ごとみたいな言い方だな」
杏「そう?」
P「まあ、そこも杏らしいのかね」
杏「……へへっ」
P「他には洒落にならん、……ならなそうなやつが多いから」
杏「プロデューサーは、こういう杏がいいんだ?」
P「そうだな、気楽でいいな」
杏「そっか」
P「ああ」
杏「……ふぅん。あ、でもさ。いくら気が合ったからってそんなにぽっと決めちゃってよかったの?」
P「まあそうだな、でも人生勢いってのも重要だからな」
杏「勢いねぇ。杏には縁のない言葉かな」
P「ある意味真逆だよな」
杏「まったりだらだら各駅停車が杏の生きる道だからねー」
P「確かにな」
杏「自分の手の届くことだけやるって感じ?」
P「うーん。でも、たまには頑張ってみるのもいいんじゃないか?」
杏「頑張ったって、なんにも変わんないもん」
P「おいおい、なにもそこまでいわんでも」
杏「……これでもさ、昔は夢は叶うとか努力は実るとかそういう事を純真に信じていた頃があったんだ」
P「ああ」
杏「頑張ってかけっこで一等賞になりたいとかね」
P「ほう、微笑ましいじゃないか」
杏「買ったら貰えるメダルとかほしくて一生懸命練習してさ。……今考えたらバカみたいだけど」
P「……杏?」
杏「体が小さくて、体力もなくて、そんな杏が一番になれると思う?」
P「……それは」
杏「無理だよね。うん、実際無理だったし」
P「……」
杏「それで他にも色々頑張ってダメだったってのを繰り返して、結局今に至ったわけ」
P「……」
杏「頑張らなきゃならないなら諦めるのが楽でいいよ」
P「……そんなこと」
杏「だったらさ。……頑張ってお願いしたら、プロデューサーは結婚やめてくれる?
サボらないから。ちゃんとお仕事もするから。お休みも……、あんまりいらないから
だから、結婚するの、やめてください。……杏を、これからもずっと見ててください」
P「……」
杏「……って、もしもお願いしたとしたら、さ」
P「無理、だな」
杏「ほらね。……結果変わらないなら、なにもしない方がお得じゃん」
P「……お前」
杏「だから杏は頑張らないの。……頑張ったって、叶わなきゃ疲れるだけだもん」
P「……いや、そんなことは」
杏「あー、ちなみにお説教なら聞き飽きたよ。でも実際杏はこうして生きてきた
不都合なんて感じなかったし、頑張って何か叶えるより楽する方が杏にとって重要なのさ」
ヘラッ
P「……」
杏「そんじゃ杏は帰って寝るよ。……ばいばい、プロデューサー」
P「だったら」
杏「ん?」
P「もしも俺が結婚しないって言ったら、お前は頑張れるのか?」
杏「……なにいってんの? 杏がいったのがもしもだよ」
ヘラヘラ
P「真面目に答えてくれ」
杏「……」
P「頼む」
杏「……そうだね」
P「……」
杏「…………やめて、ほしい」
P「……」
杏「……でも」
P「じゃあ、結婚しない」
杏「え……」
P「結婚しないし、お前の面倒もみてやるさ」
杏「……そ、そんなのどうとでも言えるじゃん」
P「確かにな……。それは俺には信じてくれとしか言えない」
ギュッ
杏「ふあっ!?」
P「杏」
杏「……ぁぅっ」
フルフルゾワッ
P「結婚はしない。誓う」
杏「……プ、プロデューサー」
ジワッ
P「……」
杏「……」
キュッ
P「……杏」
杏「……な、なにさ」
P「……あっちを見ろ」
杏「え」
ちひろ「ドッキリ大 成 功!」
杏「」
P「……さーて、これから仕事頑張ろうな?」
ニヤリ
杏「……」
プルプル
ちひろ(あ、これアカンやつや)
P「まずは一週間ぶっ続けで鈍った体を慣らしてくぞー」
杏「……プロデューサーの」
ブルブル
P「って杏?」
杏「バカーーーーーっ!」
パァーーーンッ
ちひろ「杏ちゃん怒っちゃいましたねー」
P「いや……、あの杏がまさかあそこまで怒るとは思わなかったんですが」
ちひろ「人ごとながらあそこまでやって怒らないと思う方がおかしいですけどね」
P「そうですかね」
ちひろ「そうですよ」
P「ふむ……。正直杏ってもうちょっと気安い関係だと思っていたもので」
ちひろ「その割りに完全に落としにいってましたよね? 特に終盤」
P「??」
ちひろ(まさかこいつ、天然かっ!?)
P「……まあとにかく今後は多少気をつけることにします」
ちひろ「その認識じゃたぶん気をつけても意味ないでしょうけどね……」
P「???」
ちひろ「杏ちゃんもお年頃の女の子なんですから」
P「まあそれはわかっていますが」
ちひろ「……ちなみに、面倒見てやるっていうのは?」
P「え? 普通にこれまでどおり面倒事を引き受けてやるって事ですけど」
ちひろ「抱きしめたのは?」
P「抱きしめられると総じて人は安心すると聞きまして」
ちひろ「……杏ちゃん、お気の毒に」
ボソッ
P「は?」
ちひろ「独り言です」
P「それ、流行ってるんですか?」
ちひろ「プロデューサーさんの周りでは流行るんじゃないですかね」
P「? はぁ」
ちひろ「……まあある意味ライバル脱落と取れなくもないし杏ちゃんには悪いけどチャンスではあるのかしら」
ボソッ
P「……独り言ですか」
ちひろ「ですよ」
P「……ふむぅ」
杏書いてるとなぜかこうなる
初めてだから多少の事は許して欲しいッス
―――
比奈(コレ、本当に大丈夫ッスかねぇ……でもこれ位やらないとプロデューサーさんは気付いてくれないだろうし……)
比奈「まぁ、やるだけやってみるッス」
―――
P「ただいま戻りました」
比奈「お疲れ様ッス、プロデューサー。帰って早々で悪いッスけど、少しいいッスか?」
P「ん?どうした?」
P(ちひろさんから『次は荒木さんに仕掛けてみます』ってメール来てたからな、比奈はどう来るかな)
比奈「夏のアレに出す原稿を手伝って欲しいッス」
P(いきなり結婚の事には触れないか、なら少し揺さ振ってみるか)
P「あぁ、悪い比奈。ちひろさんから聞いてると思うけど、向こう一、二ヶ月俺忙しくなるから」
比奈「そうなんスか?」
比奈(そう言えばコレ画いてる時何か言ってたような…?)
P「あれ?聞いてない?―――
―――俺、結婚するんだ」
比奈「ス?」
比奈(結婚って、あの結婚…?)
P「式の準備とか色々やらないといけないからな、比奈には悪いけど…比奈?」
比奈「ぁ…そうッスね…それじゃ仕方ないッス…」
P(ちひろさーん?)
比奈「ぷ、プロデューサーが結婚するならP×社長本画かないといけないッスね!由里子ちゃんや日菜子ちゃんにも手伝ってもらうッス!」
P「イヤ待て!なんで社長が」
比奈「プロデューサーは受けがいいッスか、じゃあ社長×P本にするッス。会議室借りるッスよー」
P「ぉ、おぅ…」
P(行っちゃったよ…)
P「ちひろさん、どうしましょう」
ちひろ「取り敢えずモニターで鑑sy…監視しましょう」
P「鑑賞って言おうとしただろ」
ちひろ「のヮの」
パタン―――
比奈「私…バカみたいッスね」グスッ
比奈(私×Pさん本24P…こんなもの画いても…Pさんは読んでくれないのに…)
比奈「こんなもの見せても…Pさんを困らせるだけなのに…」
比奈(コミマを出汁に…Pさんにこんなの見せて…こんな風に告白して…それで……っ!)
比奈「マンガみたいになんて…なるはずないのにっ…自分の事だけ考えて…ホント…滑稽ッス…!」グシャグシャ!
比奈「見せなくて…良かったッスよ……こんな原稿…!」ビリビリッ
―――パタン
P「ところでちひろさん、比奈に言わなかったんですか?」
比奈『私…バカみたいッスね』グスッ
ちひろ「言いましたよ、執筆中で聞いてなかったみたいですけど」
比奈『こんなもの見せても…Pさんを困らせるだけなのに…』
P「そうですか」
比奈『マンガみたいになんて…なるはずないのにっ…自分の事だけ考えて…ホント…滑稽ッス…!』グシャグシャ!
ちひろ「って…これ以上はマズイですね」っプラカード
P「じゃ、ここまでにしましょうか」
ちひP「「ドッキリ大成功!」」バン!
比奈「!?」
比奈「P、さん…?ドッキリ…ッスか?」
ちひろ「はい、全部ウソです」っ\ドッキリ/
P「どんなマン…って、破いちゃったのか…比奈のマンガ読んでみたかったのに」
比奈「……ッス」
ちひろ(ぁ、逃げなきゃ)
P「?」
比奈「…しつッス」
P「比奈?」
比奈「悪質ッス!非道ッス!最低の屑ッス!!」
P「うん、正直ごめんなさい」
比奈「許さない、絶対にッス」
P「そこをなんとか!この通りなんでもするので!」ドゲザー
ちひろ(プロデューサーさんが軽々しく『なんでもする』なんて言った所為で今日もコーヒーが甘いです)
比奈「Pさんっ」
ちひろ(荒木さんのマンガを再現する、それがプロデューサーさんに与えられた罰でした)
ちひろ「荒木さん、そろそろ上条さんと収録じゃないですか」
比奈「ぁ、もうッスか…」
ちひろ(正直糖尿病になりそうです)
ちひろ「そんな枚数なかったはずなのに…」ボソッ
比奈「…そろそろ第二部も終わりッス」ボソッ
ちひろ「そう言う事ですか…」ハァ…
ちひろ(さすがに第三部は無いですよね…)
比奈(……)
比奈「第四部は18禁、ッスねぇ」
以上です。幾つかミスったところは見逃して下さいorz
美嘉のSS分が不足してると思うんですよ…
10レス借りまっす
城ヶ崎美嘉「ね、ねえ、プロデューサー… 今ちょっといいかな?」
P(ん? 今度は美嘉か)
美嘉「…プロデューサーがさ、付き合ってる人がいて、その人と結婚するんだってちひろさんが言ってたんだけど」
美嘉「それって本当の事なのかな…?」
P「…ああ、本当の事だぞ」
美嘉「……そっか。そうなんだ」
美嘉「……」
P「……」
美嘉「な~んだ、いきなり結婚なんて水くさいよ!プロデューサーっ!」
P(なんだ!?いきなりテンションが上がったぞ!?)
美嘉「とりあえず、…うん、結婚おめでとう!」
美嘉「いや~。びっくりしたよ。担当アイドルのアタシにそんなそぶりなんて、まっっったく見せないでいきなり結婚ってさ」
美嘉「莉嘉もさ~、『Pくんが取られっちゃったー!』とか言って今拗ねちゃってるから、後でちゃんとフォローしとかないとダメだからねっ!」
美嘉「ああ、もちろんアタシからも莉嘉にフォローしとくね。やっぱお姉ちゃんだからね★」
P「あ、ああ。よろしく頼むよ」
美嘉「まったく、プロデューサーも隅におけないね★ あっ、でも!」
P「えっ!?」
美嘉「結婚するんだったら今みたいなダラシナイかっこーとかあんまよくないよ?」
P「え~と。やっぱ、そんなもんなのかな?」
美嘉「そうだよ~。やっぱり男の人はしっかりしてしなきゃ!」
美嘉「あっ!それならさ、今度アタシが服とか見てあげよっか?」
美嘉「莉嘉もいっしょに連れてさ色々見たりさ、ついでにカラオケとかも行ったりしてさ」
P(なんかいつも以上に美嘉のテンションが高いな)
P(それにさっきからこっちの方向向いてないし)
美嘉「あ! この間、おいしいデザートのお店見つけちゃってさ。プロデューサーも好きだったよね!」
P「なあ、美嘉」
美嘉「あー、でも莉嘉も一緒だとあの子食べ過ぎちゃうかも。この間もさー」
P「こっちを向いてくれないか?」
美嘉「……。えっ?プロデューサー今何か言ったかな?」
P「こっちを向いて俺と向かい合って話してくれないか、って言ったんだ」
美嘉「……。いや~、この間の莉嘉がまた傑作でね」
P「美嘉。何度も言わせないでくれ」
美嘉「……」
P「……」
美嘉「……」
P「なあ、美嘉頼むよ」
美嘉「……ごめんプロデューサー、今たぶんアタシひどい顔してるから見られたくない」
美嘉「今日さ…マスカラ盛りすぎちゃったかな?目の周り、まっくろになちゃってる」
美嘉「なに気合入れてんだろうね……。もうとっくに負けちゃってんのにさ」
美嘉「ねえ、プロデューサー覚えてるかな?」
美嘉「私がオンリーワンよりナンバーワンのアイドルになりたい、って最初に言ったの」
P「ああ、もちろん覚えてるさ」
美嘉「笑えるよね。カリスマギャルだって言われててもさ、アタシは本当になりたかったオンリーワンにもナンバーワンにもなれなかった」
美嘉「結局さ…、私なんて…」
P「おい、自分で自分なんてなんか言う――」
美嘉「もうアタシはほっといてよッ! これ以上、やさしくしないで!」
P「おい、美嘉ッ!!」
P(思わず肩をつかんで振り向かせてしまったが、美嘉はうつむいたままでこっちを見てくれない)
P「もう少し落ち着いてくれ。な?」
美嘉「…やめてよ」
P「どうしたんだ?落ち着いてくれって」
美嘉「…やめてって」
P「美嘉、俺が悪かった、だから――」
美嘉「違うッ!プロデューサーは悪くなんてない!」
P(勢いよく上げた美嘉の顔は、滲んだマスカラで酷いもんだった)
P(涙で赤くなった目で美嘉は俺を見つめながら)
美嘉「悪いのは…悪いのはあきらめの悪いアタシ」
美嘉「素直に祝福したいのにできないよ……」
美嘉「なんで?なんで……? アタシだってプロデューサーといっしょに居たい。プロデューサーのナンバーワンになりたいよ……」
P(まっすぐ俺を見つめ純粋な気持ちを俺に伝える美嘉)
P(……俺は)
――
――――
P「ほんとーっに、すいませんでしたー!!!」ドゲザー
美嘉「つまり、またいつものちひろさんの冗談だった、って訳ね」
P「はい、誠にすいませんでしたー!!」
P(あの後、『いい雰囲気。今がチャンス!』とばかりにちひろさんがプラカード片手に乱入してきてネタばらしとなり)
P(そして現在美嘉に許してもらう為に全身全霊の土下座を敢行しているところだ)
P(ちひろさんはどさくさにまぎれて姿をくらましたし…)
P「……でもあの上目使いはやばかったな~」ボソ
美嘉「プロデューサー!ちゃんと聞いてるの!」
P「はいっ!すいませんでしたー!!」
美嘉「まったく、こういった事はもうしないでよね」
P(いや、そこらへんはちひろさんしだいとしか)
美嘉「わかったの!?」
P「はいっ!もう二度としません!!」
美嘉「もう…。罰としてプロデューサーは今度アタシの買い物に付き合うこと。いいね?」
P「はいっ!よろこんでー!!」ドゲザー
美嘉「ふう…」
美嘉(いつもの事なんだろうけどプロデューサーとちひろさんは困ったもんだよね)
美嘉(でも、なんだかんだでデートの約束もできたし、結果オーライかな)
美嘉(うん…。まだチャンスはあるんだ)
美嘉(アタシは諦めたりもしないし、迷ったりもしない)
美嘉(…アイドルだって、あの人の隣にだって)
美嘉「絶対にナンバーワンになるのはアタシだからねっ!★」
出)スタドリ 求)文才
数えてみたら9レスだったし…
もっと美嘉のSSが増えますように!
とりあえず作ってみるか…
今から書くので時間かかるから待っててね
どうせ長くないだろうけど
ようやく書き終わった…
とりあえず投下していきます
キャラあんまつかめんかった…
P「お疲れ様でーす」ガチャ
美優「あ…お疲れ様です…プロデューサーさん…」
P「あぁ、美優さん。お疲れ様です…なんか暗いですね…?どうかしたんですか?」
美優「…」
P「美優さん?」
美優「結婚…」
P「えっ?」
美優「結婚…するんですよね…プロデューサーさん」
P「……えっと、誰から聞きました?」
美優「ちひろさんから聞きました…」
P「そうですか…やー、まいったな…もうしばらく経ってから話そうと思ってたんだけど…」
-------------------------------
☆ドッキリ大作戦~Pが結婚!?~☆
ちひろ「どうも。こちら放送席です。このドッキリはPさんに好意を持っている(Pは気づいていない)アイドルを
対象に行っております。ちなみにアシスタントはこの方」
杏「どーもー。なんか知らないうちに連れてこられた杏ですー」ダラッ
ちひろ「むっ。やる気が全く感じられませんね。どうしてそんなに無気力なんですか?」
杏「いや当たり前でしょ…これが杏だししかもなんでドッキリとはいえこんなもの見なきゃいけないのさ」
杏(よりにもよってプロデューサーだし。その上ドッキリじゃなくなる可能性が高い企画を選ぶなんて拷問じゃん)
ちひろ「無気力なアシスタントは置いといて、とりあえず現場を見てみましょうか」LIVEエイゾウデス
-------------------------------
美優「お相手は…どなたなんですか?」
ちひろ(ちょうどいい場面ですね…ファイトですPさん!)
P「残念だけどそれは言っちゃいけないって相手方のご両親との約束なんだ…」
美優「そうなんですか…じゃあせめて職業とかは…?」
P「あー…メディア関係というかなんというか…」ポリポリ
美優「もしかして…アイドル…とか…」
P「…っ!」
ちひろ(おぉぉぉ!いい表情ですよPさん!!最高です!!!)
杏(うるさいよちひろさん…ここ狭いんだからもう少し静かにしてよ…)
美優「…っ。そう…なんですね…?」
P「…はい、そうです…ここで名前を言っちゃうとみんながその人と仕事しづらくなってしまいますから…」
美優「そうですか…あははっ…」
P「美優さん…?」
美優(Pさんの好きな人はアイドル…どうして私じゃないんだろう…)
美優(ここに来てからできるだけ頑張った…私を変えてくれたのはPさんだったから…)
美優(Pさんが私のことを真剣に考えてくれているのがわかったから…どんなことでも出来た…)
美優(Pさんは私に笑顔を教えてくれた…輝かせてくれた…暖かくしてくれた…それでいつしかPさんのことを…)
美優「好きに…なっちゃってたんです…」ボソッ
P「えっ?何か言いました?」
ちひろ(鬼畜!鬼畜ですよPさん!!今のは口の動きでも何を言ってるかわかっちゃいますよ!!!)
杏(確かに今のはないわ)
ちひろ(杏ちゃん何だかんだで見てるじゃないですか)
杏(だってプロデューサーがとってきた仕事だし)
美優(選ばれはしなかったけど…辛いけど…祝福しなきゃ…幸せになって欲しいから…)
美優「いえ…何でも…とにかくおめでとうございます…」ニコッ
P「あ…ありがとうございます。美優さんに祝福してもらえるなんてホント嬉しいですよ!」ニコッ
ちひろ(外道ォォォォォ!しかもここでダメ押しの笑顔!!気づけバカ!!!)バンバン
杏(うわぁ…)ドンビキ
美優「いえ…どうぞお幸せに…っ…!」ホロッ
P「えっ…美優さん…?涙が…」
美優「えっ…あれ?なんで…?」ツー
ちひろ(やばっそろそろネタばらしの準備だ!)
杏(看板はここにあるから後は行くだけだねー)
P「大丈夫ですか!?どこか悪くなったりとか…」
美優「いえ…!ほんと、なんでも…」ポロポロ
美優(止まらない…どうして…痛い…祝福したいのに…心が痛い…)ポロポロ
美優「わたし…あれ…ごめんなさ…」ポロポロ
P「あ…えっと…」
P(うそだろこの状況考えてなかったマジどうしようチッヒ早くスタドリいっぱい買うからハリーハリー!!!)
ガチャ
ちひろ「ドッキリ大ッ成功ー!!!!!!」てってれー!
美優「…ぇ?」ポカン
P「ど、どっきりでしたー!!けっこんあいてはいません!!!!」ドキドキ
杏「ま、そういうわけなんだよ。美優さん、とりあえず涙ふいて」ハンカチスッ
美優「あ…あり、がとう?」フキフキ
ちひろ「い、いやー!!この番組入って以来のはまり役でしたねプロデューサーさん!!!」
P「そ、そうですねー!!ここまでひっかかるとはー!!!」バクバク
杏「はぁ…もう疲れた…」
美優「あの…Pさ」「はいホントすんませんでした許してください何でもしますから!」
美優「ほんと…ですか…?」
P「はっはい!何でも!」
美優「ふふっ…じゃあ…」
--------------------------
「では誓いのキスを…」
P「美優さん…」
美優「Pさん…ほんとによかったんですか…あんな約束守るなんて…」
P「…」
美優「Pさん…?」
P「実はあの時婚約指輪を用意していたっていうのは信じてもらえます?」
美優「えっ…?」
P「一目惚れだったんですよ…あの時の約束、否定的なことじゃなかったらそのまま告白するつもりでした」
美優「うそ…本当に…?」
P「これが俺が仕掛けた一番のドッキリですよ」ニコッ
二人は幸せなキスをして終了
…はい終わりです
早くしなきゃ早くしなきゃって考えてたのに長くなってしかもなんかキャラもぶれてる気がする
やっぱり投下予告なんてしちゃダメだね(白目)
画像先輩は気に入ってくれるかな…?
あとここの人が他スレで宣伝したんですがここにそのスレの宣伝もしちゃっていいですかね?
そのGOサイン出しちゃったの俺なんですけどね
>>205
じゃあせっかくだし書いてみます
>>206がむこうで書いてくれるって言ってムラっときたので投下
感想意見そのほかくれると嬉しい
P「もー。なんでちひろさんは耳だけ早いんですか…」ハァ
ちひろ「いえいえ。それほどでもありませんよ♪」ニコニコ
P「褒めてないですy」「見つけた」ぎゅっ「ぉ?」
輝子「親友…捕まえた…フヒヒ♪」スリスリ
P チラッ(First comes rock)
ちひろ コクッ(This way!)
P「なんだ輝子か。お疲れ様」ナデナデ
ちひろ「お疲れ様です輝子ちゃん。お茶でも飲みますか?」
輝子「フヒ…あ、ありがと…」ニヘ
ちひろ「あ、そういえば二人ともおめでとうございます」
P「どうもありがとうございます。ほら輝子も」ナデナデ
輝子「フヒッ!?な、なんのこと!?」ビクッ
ちひろ「あれ?まだ言ってなかったんですか?」
P「あ。やっべ忘れてた」
輝子「だからなんのこと…?新SR人気なかった…とか…フヒ…」ショボン
ちひろ「えぇ、実はですね」「待ってくださいちひろさん」
P「俺から言います。…実はな、休暇の間に結婚相手の実家に挨拶に行ってたんだ」
輝子「ぁ…お、おめで」「輝子ん家」「…フヒ?」
P「だから輝子ん家」
輝子「………………………フヒィッ!?」ビビクーン!
P「うぉ、オーバーリアクション」「そ!う、じゃなくて!」
輝子「ど!どういうこと!よくわからなゲホッゲホッ!」
ちひろ「ああ…大声出しなれてないから…」
P「おちつけーおちつけー」ナデナデ
輝子「…ケホッ。あ…ありがと…それで、どういう、こと?」
P「あーそれはな」「3行でお願いしますPさん」「おk把握」
P「輝子親友とずっといたいて言った
結婚が手っ取り早いと思った
説得が意外にあっさりと成功した」
P「ロンオブモチ!」グッ
ちひろ「他スレのネタはやばいですって」
輝子「そ、そんないきなり…で…でも…嬉しい…フヒ♪」ニコ
P(かわいい)
ちひろ(かわいい)
P「ありがとな。正直勘違いしてるかもって思ってたからさ」ナデナデ
ちひろ「本当におめでとうございます二人とも」
輝子「あ…ありがと…」ギュー ←Pの腰あたり
ちひろ「…ねぇPさん、ネタばらしはいつ?」ボソボソ
P「正直このままでもいい気がしますけど今やりましょうか」ヒソヒソ
ちひろ「了解です!ちひろ、いっきまーす!」ヒッソー!
ちひろ「さて輝子ちゃん。これをどうぞ」すっ
輝子「フヒ?」ペラッ<ドッキリ大成功!> <てってれ~!
ちひろ「大成功でーす!」
P「いやー引っかかってくれてよかったです。今回は結構楽しかったっすわ」フゥ
P「な、輝子」輝子「う、うん…大成功…」
ちひろ「……へ?」ポカーン
ちひろ「ど、どういうことですかPさん!?」
P「どういうことも何も今回の企画自体がドッキリ、俺たちは本当に婚約者。OK?」
輝子「そ、そういうこと…です…フヒヒ」カァ
P「可愛いなぁ輝子は」ナデナデギュー
ちひろ「(゚д゚ )」
ちひろ「( ゚д゚ )」
完
終わりです
発想を変えてアイドルと婚約というドッキリ
でも俺輝子大好きだから本当に婚約させてちひろさんにドッキリということにした
輝子は可愛い。でも15歳だからまだ結婚できないんだよなぁ
別の話できのこ書き溜め中だけどカワイイよね
>>216
きの子は後ろから抱きしめて「ぁ…ぁぅ…な、何か用…?」
とかキョどりながら言うのがいいと思うがどうだろうか?
>>217
なかなかよいご趣味かと
個人的にはラブとライクの境目が分からず恋人がするような行為(エロでなく)でも友達だからよゆー、と頭では考えちゃうけど
無意識レベルでは照れちゃってストップかけてしまい、友達なのにできない、と混乱して謝りながら泣き出しちゃう、とか
まあ書き溜め中のネタなんだが
>>218
すばら
きの子メインのSS書いてるの?
立てるなら見に行くし立ててるなら探す
あとこれ以上はROMのみなさんに怒られる気がするので君もネタを投下してみようぜ(ニッコリ
ちひろ「さぁ次ですよ次!」
P「まだやる気なんですか・・・」
ちひろ「そりゃあもちろん!・・・あ、来ましたね。では私は隣でスタンバってますので」
P「はいはい、了解です・・・次は誰なのやら」
ガチャ
卯月「おはようございまーす」
P「おぉ、卯月。おはよう」
ちひろ(・・・さて、正直卯月ちゃんに関しては読めないんですよねー。どんな反応をしてくれるのか・・・)
卯月「あ、そうだプロデューサーさん」
ちひろ(来たっ!)
卯月「洗濯用の洗剤、そろそろなくなりそうでしたよ」
P「あれ、そうだっけ?帰りに買っとかないとな」
ちひろ(・・・あ、あれ?)
P「っと、忘れてた。今度の金曜日なんだが、帰り夜中になりそうなんだ」
卯月「そうなんですか?あんまり無理しないで下さいよ?」
P「わかってるって。先に寝ててくれていいから」
卯月「はーい」
ちひろ(・・・いやいやいや、ちょっと待って。違う、これもうプロデューサーさんの結婚について切り出さないとかそういう話じゃない)
ガチャ
ちひろ「ちょ、ちょっとプロデューサーさん?コレどういうことですか?」
卯月「あ、おはようございます、ちひろさん」
ちひろ「え、あぁ、おはよう卯月ちゃん・・・じゃなくって!」
「「??」」
ちひろ「二人そろって『何を言ってるんだこの人は?』って顔しないで下さいよ!どういうことですか!」
P「いや、どうと言われても・・・」
卯月「なんに対しての『どう』なのかがわからないというか・・・」
ちひろ「卯月ちゃんがプロデューサーさんの家の洗剤が無いことを知ってたりとか、帰りが遅いから先に寝ててくれとかですよ!」
P「・・・ん?」
ちひろ「何ですか、どういうことですか!これじゃまるで二人が・・・」
卯月「・・・プロデューサーさん、もしかして」
P「んー、そういえば言いそびれてた気もするな・・・」
ちひろ「・・・何をですか?」
P「いやね?
俺と卯月、もうとっくに結婚してるんですよ。
そういえば社長以外に言ってなかったかなー、と今思い出しまして」
ちひろ「・・・・・・はい?」
P「と言うか、実はちひろさんのドッキリネタ、あながち外れてもいないんですよね」
卯月「実際は、私がプロデューサーさんの実家に挨拶に行ってたんですけどね」
P「というか、卯月も聞いてたのか」
卯月「今朝ちひろさんからメールが来て、何かおかしいなーとは思ってたんですけど・・・帰ってから聞けば良いかなぁ、と」
ちひろ「・・・・・・え?」
ある意味禁じ手だけど思いついたんだからしょうがないじゃない
『――ということで、プロデューサーさんが休暇を取ってる間に、
とあるアイドルにドッキリを仕掛けておきましたよっ』
受話器越しに、ちひろさんの心から楽しそうな声が聞こえてくる。
そんなちひろさんに溜息を吐きたい気持ちを抑えて、真っ先に気になったことを訊く。
「……それで、誰に仕掛けたんです?」
『とりあえず、“さ”で始まり“ゆ”で終わる名前のアイドルではないということだけ』
「まあ、それさえ分かれば大丈夫です」
『あれ? 誰に仕掛けたのか聞きたくないんですか?』
「聞きたいと言ったら、教えてくれますか」
『もちろんです! ただし条件がありまして、まずはスタドリ10ダースとエナドリ――』
――ガチャッ。
そんなやりとりを電話でしたのが早朝のこと。
思わず反射的に電話を切ってしまった以上、そのアイドルのことは自分で探さなければならない。
かと言って、そうそう簡単に見付かる訳が……。
そんなことを思いながら、事務所に着いて最初に会ったアイドルに挨拶をする。
ちょいとみくにゃん投下するぜー
ちひろ(アイドルにはもうそんな感じに報告しちゃいました!え?いつ止めてくれるかって?)
(Pさんが1000本買ってくれたらですかね?1日に)
みく「Pチャン、聞いたよ。結婚するんだって?おめでとう」
P「あ、ああ…」
みく「どうしたの?ポカーンとしちゃって」
P「あ、いや。何でも…みく、だよな?」
みく「何言ってるのPチャン。みくはみくだよ。」クスクス
P「だ、だよな…あははは」
P「しかし今日のみくはなんか大人っぽいな…みくは自分を曲げないんじゃなかったのか?」ニヤニヤ
みく「くす…たまには自分を曲げちゃうのもいいでしょ?女の子なんだから」
P(ドキッ)「あ、ああまあそうだな、うん」ドギマギ
P「し、しかしなんだなー。大人なみくもたまにはいいな。その方向で売るのもありかなーなんちゃって」ハハハ
「いやだよ」「え?」
みく「この”大人な私”を見せるのはPチャン一人だけ。それだけはどんな”私”であろうとも曲げない」スタスタ
みく「みんなの前では無邪気な”Pチャンのことが好きな私”」スタスタ
みく「でもこの”Pチャンを愛している私”はPチャンの前でしか見せたくない」スタスタ
みく「でも”私”を見せるのは今日でおしまい」クルリ
みく「だから今言っちゃうね?私はPチャン…プロデューサーさんのことが大好きです。愛しています」
みく「まあ結婚するから受け入れられないのはわかってるしそれがなくとも受け入れてくれないと思う。」
みく「だから私はただ言いたかった。ただ告げたかった。関係が壊れるとしても」
みく「…それじゃ言いたいことも言えたし、帰るね?じゃあまたあし「待ってくれ」」
P「すまん!結婚の話は嘘だ…ちひろさんの仕組んだドッキリだ!」
みく「…」
P「だから…それに俺はみくのことがす「ぷっ」」
みく「ぷくく…」プルプル
P「…ん?」
みく「にゃーっはっはっはっは!ひっかかったにゃー!」ゲラゲラ
P「…んん?」
みく「最初っからドッキリて知ってたにゃー!全部演技っだったんだにゃ!引っ掛かった引っ掛かっ
たー!」バンバン
P「えぇ!?まじかよ!?」
みく「ふふーん!みくの演技力を褒めるにゃ!崇めるにゃ!奉るにゃ!」ドドドヤァ
P「っこっの…!幸子よりいらつくんだこのやろー!!」グリグリ
みく「痛いにゃ!?何するんだにゃー!」
ちひろ(誰にもネタばらしした覚えないはずなんですけど…)
終わり
みく「…大人な私は本当に存在しているかもよ?Pさん…」ボソッ ギュッ
P「なっ!?」ドキン
みく「くすくす…」スリスリ
本当に終わり
みくにゃんを書くといったな
だが誰がみくにゃんそのままで書くといった?
さくら荘最終巻読んでたら出たネタ
でも展開が全然違うから正直関係ないけどね
小悪魔みくにゃんに振り回されたい。でもって最後には屈服させたい
夜になったらはるにゃんで書こうと思います。
春菜で書くのは俺だ!!って人がいなければ
春菜で(マス)かくのは俺だ!!
>>249はるにゃんでssを書かないなら比奈Pの俺が書く!
高速バスで携帯からだから電波悪くなるかもだけどその時ゴメンネ(〇大〇)
ちひろ「この悲劇はPさんがスタエナ買ってくれないから起きたんです」
P「いいえちひろさんの悪意が原因です。って言うか次は誰ですか」
ちひろ「言う訳無いじゃないですか、焦って右往左往するPさんを見るのも目的ですよ」
P「ファッキューチッヒ」
比奈「本当に最低の屑ッスね」
P「取り敢えず比奈ではない、と」
ちひろ「…荒木さんは何故ここに?」
比奈「春菜ちゃんに買い物に付き合って欲しいって頼まれたッス」
P「いつから事務所は待ち合わせスポットになったんだ…」
ちひろ「荒木さん、コピー用紙が無いのでちょっと買って来てください」ニコ
比奈「? 昨日ちひろさんが」
ちひろ「無いので買って来てください」ニコォ…
比奈「…わかったッス」
P「春菜ですか」
ちひろ「以外な伏兵でしょう?」
春菜「こんにちはー」
ちひろ(来ましたね)
P(来ちゃったかー)
春菜「あ、Pさん、ご結婚おめでとうございます」
P「ありがとう春菜、でもなんで知ってるんだ?」
春菜「ちひろさんに教えてもらいました」
P「そっか…ちひろさん、後でお話が」
ちひろ(なんだかんだ言ってもPさんノリ良いなぁ)ニコニコ
春菜「結婚式には呼んで下さいね!比奈ちゃんや晶葉ちゃん達も集めてメガネーズ全員で特別ライブもプレゼントしちゃいますから!」
P「全員って何人になるんだよ、メガネーズは企画すらしてないだろ」
ちひろ(明るく振る舞ってるみたいですけど、すでにボロが)ニコニコ
春菜「CGプロのメガネアイドル全員ですよ?企画書なら何回も出したはずなのに…なんで進めてくれないんですか」
P「理由なら説明しただろ、アイドル全員にスポットライトが当る様にするにはそれじゃ多いんだって」
ちひろ(ボロが…)
春菜「そこを何とかするのがプロデューサーじゃないですか」
P「俺にも無理な事はあるんだよ」
ちひろ(…)
春菜「…兎に角、私は諦めませんからね!」
ちひろ(『諦めません』キター!)(゚∀゚)
春菜「Pさんの結婚式でメガネーズの力を見せてあげます」
ちひろ(あるぇー?)(・з・)
ガチャ
比奈「ちひろさん、買って来たッスよー」
P「お帰りー、じゃぁ俺は仕事戻るぞ」
春菜「私も比奈ちゃんが来たんで行きますね」
ちひろ(…)
P「お疲れー」
P「普通でしたね」
ちひろ「普通でしたね…」
ちひろ「あるぇー???」
P「どうするんですか?」
ちひろ「どうしましょう…」
P「あそこまで普通に祝福されるとかえって困りますね」
ちひろ「Pさんの親愛度が足りなかったんじゃないですか…?」
P「で、どうするんですか?」
ちひろ「つまr…しかたないので明日ネタばらししますよ…」
P「残念でしたね」
翌日
春菜「ドッキリ?」
ちひろ「はい、Pさんには結婚相手どころか恋人もいません」
春菜「そうなんですか?」
P「恋人はちひろさんだろ」
ちひろ「?!」
P「嘘ですよ」
春菜「えーっと…じゃあ昨日買った眼鏡は」
P「ちひろさんが責任を持って使うそうだ」
ちひろ「ぇ」
春菜「…お揃いのペア眼鏡なんですけど」
P「ちひろさんが責任を持って使うさ」
ちひろ「ちょっ」
P「相手ならいますよね」
春菜「……わかりました、じゃああの眼鏡はちひろさんに譲ります」
P(ちひろさんには悪いけど、俺が生き残る為の生け贄になってもらう…ちひろを犠牲に俺は)
春菜「で、Pさんは何をしてくれるんですか?」
P(…ジーザス)
春菜「……メガネーズ、ちゃんと企画して下さいね♪」
P「はい…」orz
以上です
ちゃんと騙されたのにドッキリ失敗って無かったのでやってみました。
はるにゃんは『眼鏡よりPさんの方が…』なんて言う程親愛度が上がってなかったって事で
比奈をモブで出したのははる×ひなが公式だからだよ?
藍子で描いてみた。
コレジャナイって人はごめんね。
投下します。
ガチャ
藍子「おはようございまーす。あっ、Pさんお帰りなさい」
モバP(以後P)「おう、おはよう。ただいま」
P(来たのは藍子か……。見た限りではいつもと変わらないな)
藍子「今日、レッスンだけですよね?」
P「あ? あぁ。あと、明日の件で軽くミーティングだけいいか?」
藍子「雑誌の取材ですっけ。分かりました、今ですか?」
P「いや、あと30分もしたらレッスンだろ? その後でいいよ」
藍子「はい。…じゃあ、時間までお茶してますね。Pさんもご一緒しませんか?」
P「ああ、悪いな。頂くよ」
藍子「ふふ、はーい」
――
――――
藍子「お待たせしましたっ」
P「いつもすまないねぇ」
藍子「それは言わない約束ですよっ。ふふ♪」 ポスン
ズズ
ズズズ
藍子「……」
P「……」
藍子「そうだ。Pさん、ご結婚おめでとうございます」
P「ああ、ありがとう。…なんか、ごめんな」
藍子「? なんで謝るんですか?」
P「いや、色々と」
P(全部ドッキリとか、そういう意味で)
藍子「ふふ、変なPさん。そうだ、聞いてもいいですか?」
P(来たか)
P「ああ、なんだ?」
藍子「結婚する女性って、どんな方ですか?」
P「えっ」
藍子「えっ、変な事聞いちゃいました?」
P「あ、あぁ、いや。別に。そうだな……」
P(言える訳がない! しもしない結婚相手の事なんか分かるか!)
藍子「?」
P「そ、そうだなぁ。ま、まぁ、美人だよ」
藍子「へ、へぇー。スタイルが良いとか?」
P(そんなの知るかよ……思いつきで言っちまえ! えーっと…)
P「あ、あー。本人は寸胴体型とか言ってるけど、そんな事ないと思う。俺は嫌いじゃないよ」
藍子「ダメですよ、そんな言い方しちゃ。大好きだ!くらい、言ってあげなきゃ」
P「す、すまん。あとそうだなぁ、身長もすごく小さいってわけじゃないんだが、印象としてなんとなくちっちゃくて」
P「髪は細いんだけど、量が多くて少しくせっ毛でさ。ふわっとしてるんだ。ゆるふわ、って感じだな」
藍子「……」
P「藍子?」
藍子「あ、はい。聞いてます。それで?」
P「それでだなぁ……美人と言っても、あんまりキリッとした感じじゃなくて」
藍子「ふんふん?」
P「優しい感じだな、ゆるふわ?て言うのか、一緒にいて落ち着くんだ。何もしてなくても、ただ近所を散歩したりするだけでも楽しくてさ」
P「ああ、この人とだったら、一生連れ添っていたいな、って心から思えたんだよね」
藍子「それって……」
P「ん?」
藍子「い、いえ! そっか、Pさん、結婚しちゃうんですねー」ツー
P「お、おい? 藍子、お前泣いて……」
藍子「あ、あれー? おかしいな、えへへ、きっと、聞いてる内に実感が湧いて来て、びっくりしちゃったんです」ポロポロ
P「それにしたって……」
P(藍子の泣き顔なんて耐えられない! ちひろさんはやくきてー!)
藍子「私、Pさんとずっと一緒にお仕事して、たまにこうしてお茶したり、散歩したりして、そんな風にずーっと暮らしていくんだって」 ポロポロ
藍子「そうしていけるんだって思ってたみたいです。そんなはずないのにね、えへへ」 コツン
P「藍子……」
藍子「で、でも、最後に、Pさんの結婚相手の事聞けて良かったですっ。Pさんの、好みの、…イプ……けて…」 グスッ
藍子「わ、私それだけで満足ですっ。レッスン行ってきますね! どうかお幸せにっ」 ガタッ
P「ま、待ってくれ!」
ソソクサ
P「ええい! ど、ドッキリ大成功っ!」
藍子「……えっ?」
――
――――
P「いやー、藍子が泣き出した時は心臓が止まるかと思ったよ」
ちひろ「ごめんね、藍子ちゃん。ちょうど電話が入っていて…」
藍子「……そう見えないかもしれませんけど、私、結構怒ってますからね?」
P&ちひろ「すいませんでした!」ドゲザー
藍子「いいですよ、もう……。ところで、その、結婚相手の話、なんですけど」
P「ああ、全くのでっちあげだから、調べても無駄だぞ」
藍子「そんなことしませんっ。でも、いやに具体的でしたけど、も、モデルとかいるんですか?」
P「そうだったか? 特にはいないかなぁ。急に聞かれて焦ったからさ、咄嗟に『自分が結婚するなら~』って考えて、思いつくままに喋った」
P「だからもう一度言ってくれって頼んでも無理だぞ」
藍子「ふーん」
P「うっ、ごめんってば。もう二度とこんないたずらしないよ」
藍子「ふふっ、いいです。許してあげます」
P「ありがとー藍子ー!」
藍子「いえいえ♪ それに、一ついい事もあったし」
P「ん?」
藍子「あ、そろそろ時間」
P「あ、ああ。いい事ってなんだ?」
藍子「分かりませんか?」
P「いえ全く」
藍子「意地悪なPさんには教えてあげませーん。レッスン行って来ますね」
P「藍子ぉー」ダバー
藍子「気づいてなかったんですか? Pさんの結婚相手の話、Pさんの高森藍子評と全く一緒」
P「えっまじ?」
藍子「まじです。それじゃ、行ってきます♪」 パタン
P「……」
ちひろ「へー、ほー、ふーん」
P「ちひろさん?」
ちひろ「Pさんの理想の結婚相手って、藍子ちゃんだったんですねー」
P「ちょ、ちひろさんっっ!?」
ちひろ「今度はそっちの噂流しちゃおっかなー」
P「ま、まじ勘弁して下さい! なんですか、スタエナですか、ガチャですか! いくらでも買いますから!」
ちひろ「まず成人組からかしらー♪」
P「鬼、悪魔、ちひろー!」
以上です。
一番泣かせたくないキャラだったのになんでこんなものを……
駄文失礼しました、次の方お願いします。
続けてちゃんみお行きます。
コレジャナイと思ったらIDであぼんして頂ければ幸いです。
バーン!
未央「お疲れ様でーっす!」
モバP(以後P)「おつかれ。ドアは静かに開け閉めしようなー」
未央「おおっと怒られちまったぜぃ! すいませーん!」
P「いや、いいんだけどさ。はぁ……」
未央「おっ、プロデューサー元気がないね? 悩みがあるなら相談にのるよー?」
P(いつも以上に騒がしいと思ったら、そういう事か。やっぱ気になるのかなぁ)
P「相談して欲しいんじゃなくて、お前が聞きたい事があるだけだろ?」
未央「えへへっ♪ ばれた? てへ☆」
未央「さぁー、キリキリ吐けー」
P「取り調べかよ。別に悪い事はして……ないぞ?」
未央「えっ、今の間は何? あやしー!」
P(悪い事はしてないよな、ドッキリ以外は)
P「はいはい、ここじゃ迷惑だから、よそで話そうな。ちひろさん、ちょっと応接室借ります」
ちひろ「あら、ここで話してくれてもいいんですよ」
P「はははご冗談を」
ちひろ(ちっ)
未央「プロデューサー、早くー♪」
――
――――
P「で。何について話せばいいんですかね」
未央「えーっとですね、ごほん!」
未央「ニュージェネの本田です。この度プロデューサーさんご結婚の噂が流れておりますがー、それについて一言コメント頂けますでしょうかー?」
P「取り調べじゃなかったのかよ!?」
未央「えへへっ♪恥ずかしくなっちゃって☆」
P「レポーター風は恥ずかしくないのか……ええと、コメントと申しましてもですね」
未央「ご結婚なさるのは本当なんでしょうかー?」
P「あれはちひろさんの」
ガチャ!
ちひろ「失礼します。お茶をお持ちしましたー♪」
ちひろ(いきなりネタばらしなんてしたら、どうなるか分かってますよね?)ギラリ
P(ひっ!?)
未央「?」
ちひろ「書類仕事はこちらで片付けますけど、ほどほどでPさんを解放してあげてね?」ニッコリ
未央「あ、はーい☆」
バタン
P「」
未央「で、ちひろさんのー?」
P「あ、ああ、いや、ちひろさんの紹介で知り合った人でさ、その人と結婚するんだよ。うん」
未央「……」
P「未央?」
未央「あっ、ええと、ありがとうございます! よろしかったら馴れ初めなどお聞かせ願えますかー☆」
P「それまだ続けるのかよ……」
P「えーっと、大人組のアイドル達と飲みに行く事あるの知ってるだろ? あんなノリで、ちひろさんとも飲む事があるんだけどさ」
未央「大人はずるいなー、私も早く大人になって、プロデューサーの赤裸々な曝露話聞きたーい」
P「動機が不純すぎる!? で、まぁ、もう何人か欲しいですねって感じで、お互いの友人呼んだりしてさ、それで知り合ったんだよ」
未央「そっかー。でも、大人組の人達もすごいきれいなのに、一緒に飲みに行くぐらい仲良いのに、別の人を選ぶんだねー」
P「だってアイドルだぞ? 手出したらファンに殺されちゃうよ」
未央「そっか……。なんか、遠慮して損しちゃった。始めから、勝負にならなかったんだね…」グスッ
P「お、おい。未央?」
P(遠慮……?)
未央「あー、残念! プロデューサーがしぶりんかしまむーと結婚したら、友人代表でスピーチするのが私の夢だったのになー☆」
P「そんな事したら、ファンどころか、ロリコンのレッテル張られて社会から抹殺だなー」
未央「えーっ! でも、愛があれば関係なくない?」
P「関係あるだろ……。ていうか、未央は結婚してくれないのかー、寂しいなー」
未央「…………」
P(あっ、やべ、ヒいてる? 調子にのりすぎたか)
P「すまん、冗談だから…。未央…?」
未央「──私はっっ!!」ズイッ
P「うおっ」
未央「私は、いいの。諦めてるから」
P「諦めてるって……」
未央「そのままの意味。私なんか、振り向いて貰えないから、だから」
未央「せめて、しぶりんかしまむーと付き合って貰って、その友達、ってカンジで、それで、近くにいられたらって……」
P「未央……」
未央「ズルいよね、でも、私ね、クラスの男子が言ってるの聞いちゃったんだ」
未央「本田は友達にはいいけど彼女にはしたくないとか、見た目はいいけどがさつだから女として見れないとか」
未央「プロデューサーもそう思うでしょ? だからいいの、好きだけど、諦める」
P(すごい事を言われてるけど、これはまずい!)
ギュッ
未央「──あ…っ」
P「未央、お前はすごく魅力的な女の子だよ。男を代表して言わせてもらうけど……ごめんな。男ってバカだから、気持ちを素直に言えないんだよ」
P「お前のクラスの奴らもさ、きっとお前のファンなんだよ。ただ、アイドルのお前に気後れして、つい見栄張ってそんな事言っちゃうんだ」
未央「プロデュ…サー……?」
P「未央に言っておかないといけない事が二つあるんだ」
P「一つはさ、繰り返しになるけど。自信持て、お前は可愛いよ。うちの看板の一つ、ニュージェネの一員なんだ、可愛くないはずがない。俺が保証する」
未央「プロデューサぁぁぁ」ポロポロ
ギュウゥ
P「で、もう一つなんだが……その、未央。落ち着いて聞いてくれな?」
未央(ドキッ)
未央「う、うん……」
P「結婚の事なんだが……ゆっくり振り返って、あれを読んでくれ」
未央「あれ……?」
「ドッキリ大成功☆」
未央「」
未央「」
未央「な…な……」
P「結婚するとかいうの、全部ウソ。ちひろさんの仕掛けたドッキリだから」
未央「なぁぁああぁぁぁ!!??」
ちひろ「いつまで抱き合ってるんですかー。仕事して下さいよぉ」ニヤニヤ
P(こいつ…!)
未央「あっ」
パッ
ちひろ「私も保証しますよー。こんな可愛い未央ちゃんが、女の子らしくないはずがない!」キリッ
未央「わ、た……えぇー!?」カァァ
P「ゴメンな」
未央「ぷ、ぷ、プロデューサーのばか! えっち!」バチーン
P「へぶっ」
未央「ぜ、全部ウソ!演技だからねっ! あはは、プロデューサーも甘いなぁー、しぶりんとしまむーがすごい落ち込んでるから、問い詰めにきたら、簡単にかまかけに引っ掛かっちゃってさっ♪」
P「うわー、おれだまされたー(棒」
ちひろ「みごとなえんぎだわー(棒」
未央「そ、そういう事だから! 全部ウソだからねっ! それじゃ、お疲れ様っ」
バタン!
P「……」
ちひろ「……」
P「あの、凜と卯月にもなんかフォローしといた方がいいんでしょうか」
ちひろ「むしろ未央ちゃんのフォローした方が良いと思いますけど……」
P「えっ、でも、ドッキリだってばらしたわけですし」
ちひろ「本気で言ってます?」
P「……すいません」
ちひろ(いつも明るい未央ちゃんだけど、そんな本音があったのねぇ)
ちひろ(看板ユニットとPを巡る四角関係! これはますますこじれてくれた方が楽しい職場になりそうね。事務員楽しい…ヤバイ…ウヘヘ…)ゲス顔
P(ダメだこいつ早くなんとかしないと)
以上でした。
ちゃんみお難しいなぁ。
喋りに特徴あるのに自分が書くと別の誰かと区別できなくなる。
あとCuPなのについパッションのキャラばっかり書いてしまう。
次はクールかな……
駄文失礼しました。読んで頂ければ嬉しいです。
奈緒で書いてみました。
次から投下します。
──…緒。
──奈緒。
誰かの声。
あたしを呼んでる。優しい声。
──つらいのか?
大丈夫、変な夢見ただけだから。
酷い夢だった。あなたが、別の誰かと結婚して、あたし達から去っていく夢。
──腹減ってないか? 何か食べるか?
あなたはちょっと慌てたような声で尋ねる。
減ってるけど、そういうのはあたしの仕事だからさ。
──寝ぼけてるのか?
キスしてくれたら起きるかも。
──ばか言ってないで起きなさい。
んふふ、昔は散々からかわれたから、お返しだ。
──ったく……食欲あるか? じゃ、台所借りるからな?
愛しい人が呆れて笑う。
そんな幸せな気分で、あたしは目を覚ました。
////////////////////
あっと言い忘れてた。
R15表現(未成年の飲酒)が出てきます。
閲覧する方はご注意願います。
////////////////////
――
――――
奈緒(……あたしの部屋だ)
奈緒(変な夢だったなー)ズキッ
奈緒(痛つつ……。そう言えば昨日、お酒飲んだんだっけ)
奈緒(あの後どうなったんだろ、全然思い出せない)
キョロキョロ
奈緒(部屋は片付いてるけど、凜と加蓮がやってくれたのかな)
奈緒(初めて飲んだけど……全然おいしくない。なんで大人はあんなの飲むんだろ)
奈緒「あいつら、泣いてたな……」
奈緒「酒は憂いを払う玉箒なんて言うけど、絶対うそだよな。アニメの台詞なんてあてになんねーな」
奈緒(だって今、こんなに苦しい)
奈緒(今何時……うわ、着信すごいな)
奈緒「あー、もうこんな時間か。ミーティングさぼっちゃったな」
奈緒(その後レッスンだったっけ。起きないとこれもさぼっちゃうな)
奈緒「…………」
奈緒(行きたくないな……)
奈緒(はは、諦めろとか、もっといい男がいるとか言っといて、あたしも全然吹っ切れてないじゃん)
スン
奈緒(なんだろ、いい匂い)
奈緒(キッチンに気配があるな。加蓮……なわけないか)
奈緒「凜? あたしにも食わせてくれ…」
モバP(以後P)「起きたのか、奈緒?」
奈緒「な!? な、な、なんでPがここに居んだよっ!!」
P「なんでじゃないだろ。お前、未成年が飲酒とか、絶対ダメだからな」
奈緒「うっ……」
P「あんなにどうしたんだ。奈緒が買ったのか?」
奈緒「その……ある人から貰って……」
P「年長組か?」
奈緒「うん……い、いや、教えられねーな!」
P「そういうの語るに落ちるって言うんだよ……大体予想はつくけど、しょうがないな。こんな事があると女子寮での飲酒は全面禁止にするしかなくなるからな」
奈緒「ごめん、なさい……」
P「アイドルだからってのも勿論あるけど、子供があんな飲み方して体にいいわけないんだからな」
P「しかもそんなカッコで寝て…」
奈緒「あ゛……」
奈緒(う、上はTシャツ着てるけど、下は下着一枚じゃねーか!)///
P「今回は不問にするし、謝ったりもしなくて良いから、もっと結果を考えて行動しろ」
奈緒「(カチン)結果を考えて行動しろって、それはこっちの台詞だからな!」
奈緒「二人とも、泣いてたんだぞ! この世の終わりみたいな顔してさァ!」
奈緒「それでちょっとぐらい自棄になったって、Pに文句言う資格はねえよ!」
奈緒「なんで黙ってたんだよ。二人に……あたし達に何か言う事ねーのかよ!」
P「…………」
奈緒「あ……ごめ、あたし、そんなつもりじゃ…」
P「…そうだな、ごめんな」
P「……実はだな」
奈緒「ま、ま、待った! その前に、あたしの方から一つ、言わせろ」
P「…やめた方が良い。多分後悔するぞ」
奈緒「いいから黙って聞けよ!」
奈緒「あ、あたしさ、さっきまで、Pのお嫁さんになった夢…見てた」
奈緒「旦那様が先に起きてさ、腹減ってるか、何か食べるかーって優しく聞いてきて」
奈緒「あたしも、さ…すごい素直に甘えてさ」
奈緒「意識してなかったけど、凜や加蓮ほどじゃねーけど…あたしもそうだったんだな、って」
奈緒「あは、あはは。笑えるよな」
奈緒「さぁ、気は済んだから、Pの話聞かせろよ」
P「奈緒……」
P「二つ、言わなきゃいけない事がある」
奈緒「お、おう」ゴクッ
P「まず一つ。俺が結婚するとか言うのはちひろさんがいたずらで流したデマだ」
奈緒「へ?」
P「そしてもう一つ。お前が見たのは半分夢だと思うが、全部が夢じゃない」
奈緒「ファッ!?」
P「どうも様子がおかしかったから具合を見に来たんだが……」
P「そうか、いきなりキスしてくれたら起きるとか言うから何事かと思ったけど、寝ぼけてたのか」
奈緒「ま、ま、ま」カァァ
P「その……なんだ。元気出せ、人間、恥を掻いて大きくなるんだ。な?」
奈緒「まま待てっつってんだろ! いいい良い話風に纏めるんじゃねえ!」///
奈緒「わ、わ、忘れろ! いいな、絶対忘れろよ!」///
奈緒「そ、そうだ。それより時間! 夕方からレッスンだからそろそろ(ズキン)……っ痛つつ……」
P「もうオフにしてあるよ」
P「今日は休め、二日酔いだけじゃなくて、風邪も引いてるんだからな」
奈緒「け、けど……」
P「いいから横になってろよ」
P「あれの内どれだけ奈緒が飲んだのか知らないけど、結構な分量の空き缶が転がってたぞ」
奈緒「う、う……」
P「たまには旦那様を頼れよ」ニヤッ
奈緒「う、うっせーばーか!」///
ぼすん
P「うわ、枕を投げるな! ま、まて、目覚まし時計はもっと投げるな!やめて!」
グゥー
奈緒「あ…」///
P「ぷっ……」
P「食欲はあるか? 何か入りそうか?」
奈緒「うん…いい匂いだけど、何作ったんだ?」
P「サムゲタン」
奈緒「あぁ!?(怒)」
P「うそだ、うそ! そんなもん病人に食わせられるか!ただの雑炊だよ」
奈緒「ったく……」
P「持ってきてやるから、横になってろ」
奈緒「うん…」
――――
――
奈緒「P、料理とか出来たんだな」
P「まぁ、一人暮らし長いしなー」
P「よし、お待たせ。はい、熱いから気をつけてな」
奈緒「……」
P「どうした? やっぱ食欲ないか?」
奈緒「た、食べさせて」
P「……はぃ?」
奈緒「た、食べさせろっつってんだよ! いいだろ!」///
ガチャ
凜「奈緒、起きてる?」
加蓮「全部ちひろさんの悪戯だって、もー最悪!信じらんない!」
奈緒「Pはあたしの旦那様なんだろっ!」///
凜「えっ」
加蓮「えっ」
奈緒「えっ?」
P「」
おしまいです。
未央で書いたとき、「なんでこれが奈緒じゃいけないんだろ」とふと思ったんですが、
奈緒だったらどうなるんだろうと気になって考えてみました。
三連投で駄文失礼しました。
修羅場かいじりは是非見たいですね!
ていうか本当に見たいですね!
それはともかくとして、楓さんで書いてみました。
次から投下します。
──CG事務所。
カタカタ
カタカタッターン
モバP(以後P)「ふわ……今日は静かだな。ちひろさんは……午後からか」
P(なんかドッキリ仕掛けたとか言ってたけど……あの人も大概にしてくれないかなぁ)
P(俺が結婚するなんて噂流してどーすんだか。あ、でも俺より年上組のアイドルは婚期焦ったりするのかな)
P「『プロデューサー、考え直して、私と結婚しなさい(裏声)!』…なーんて迫られてみてーなぁ」
P(でも、結婚してないのが不思議なぐらい美人だからなぁ。みんなプライベートではお相手が決まってたりするんだろうなぁ)
P「決まらなかった時は、俺に貴女の人生をプロデュースさせて下さい。キリッ。なんつってwwwwwwww」
シーン…
P「…………」
P「…はぁ。仕事しよ……」
P(何か言われたら訂正すればいいや…っと)
P「今日は一日書類仕事になるなー」
カタカタ
カタカタカタ
ッターン
プルルルルルル
P「うおっ!?」
ガチャ
P「はい、お電話ありがとうございます。CGプロでございます」
P(事務所の電話出るの久しぶりだな)
???「もしもし、プロデューサーですか?」
P「あれ、楓さんですか? 確かオフだったはずですが、どうかしました?」
???→楓「はい、高垣です。ふふふ、どうもしないですよー♪」
P「酔ってるんですか……今どちらです?」
楓「どこでしょう♪」
P(子供か! 可愛いなぁもう!)
P「分からないんで、ヒント下さい」
楓「えー、海が見えます」
P「海です? 伊豆あたりですか?」
楓「太平洋側じゃないですねー」
P「じゃあ日本海か……。どこかの温泉宿ですか?」
楓「あっ、温泉いいですね♪どこか良いところありませんか?」
P「そう言われても……今どちらにおられるんですか」
楓「えーと、とーじんぼー……東尋坊だそうです」
ガタッ
P(自殺の名所じゃねーか!)
P「どどどどうしてそんな場所に?」
楓「どうしてでしょうー♪プロデューサー、分かりませんか?」
P「わわわ分かるわけないでしょう!」ポワワワーン
──プロデューサー、分かりませんか?
──……プロデューサー(が原因だと)分かりませんか?
P(これは、まさか……!?)
P「い、いいですか、最速でそちらに向かいますから、変な気を起こしたりしないで待ってて下さいね!」
P「絶対に、絶対ですよ!」
楓「フリですか?」
P「フリじゃねーよ!違いますから!フリじゃありませんからね!」
楓「ふふっ。それじゃ、待ってますね♪」
――――
――
──その日、東京と福井を繋ぐ高速道路および主要道路のコースレコードは実にそれまでの半分以下という神がかった記録で塗り替えられた。
――――
――
キキキキギャリギャリギャリッ
バタン!
P「どこですか、楓さん!楓さーん!」
P「あ、あれは……っ!」
楓 グッタリ
P「楓さん!」
カツン
P「これ…睡眠薬のビン……? うっ、酒くさっ!」
P「楓さん……こんなに冷たくなって……っ」
クチュン!
P「か、楓さん!?」
楓「ん、ん……寒……はれ、ふろりゅーさー、早かったれすね?」
P(寝てただけかよ!?)
P「よかった……!」
楓「私も、プロデューサーが来てくれて、嬉しいです」 ニヘラッ
楓「じゃ、観光しましょう♪」 フラフラ
P「ちょっ、ふらふらじゃないですか! 帰りましょう、ほら!」
楓「むー、東尋坊でとーせんぼーですかー?」 プクー
P「ふざけてる場合じゃないですって! ああ可愛いなもう!」
楓「じゃ、こうしちゃいますっ♪」 ダキッ
P「うわ酒臭っ! じゃなくて!」
P「危ないですって!」
楓「大丈夫です、プロデューサーと一緒なら……あら?」 グラッ
P「うわ、落ち……くそっ!」
ドンッ
どっぽーん
楓「え……」
楓「プロデューサー…?」
楓「プロデューサー! プロデューサーっ!!」
──────
────
P「はぁ、はぁ、死ぬかと思った……」 ズブヌレ
楓「もう、あまり心配かけないで下さい」
P「すいません…。まぁ、何度も飛び込んでるおじさんがいたそうで、落ちたらもう助からないってもんでもないらしいですけど……」
P「…っていうか、どっちの台詞ですか! こちらがどんなに心配したと思ってるんですか! あんなドッキリを真に受けて自殺なんて……」
楓「ドッキリ?」 キョトン
P「えっ?」
──────
────
P「……それじゃ、ドッキリの話なんて知らなかったんですね?」
楓「はい。初めて聞きました」
楓「ここにはなんとなくふらっと観光に来ただけで…」
P「あの睡眠薬は?」
楓「睡眠薬? ……それ、私のじゃありません」
P「あの地酒の空瓶は?」
楓「その、プロデューサーが来たら一緒に飲もうと思ったんですけど……」
P「待ちきれなかったんですか……ハァ…」
楓「その、ごめんなさい。浮かれちゃって」 シュン…
P「いえ、良いんです。楓さんが無事なら。ここんとこずっと仕事が入ってて、久しぶりのオフですもんね」
P「それに冷静になって考えたら、うぬぼれもいいとこですよね。俺が結婚するなんて噂が流れたから自[ピーーー]るだなんて」 ハハハ
楓「えっ?」
P「えっ?」
楓「……それより、せっかくだから観光して行きませんか? 温泉入って、美味しいお酒飲んで。」
P「はぁ。もう半年分の体力を使い果たした気分なので、そうしましょうか。でも、お酒は無理です。車で来てるんで」
楓 プクー
P「膨れても駄目です」
楓「じゃ、泊まっていけばいいじゃないですか。実は旅館は取ってあるんです」
P「旅館って一部屋ですよね。良いわけないでしょう?」
楓 プクー
P「膨れても駄目です」
楓「はぁ……。プロデューサーは私と一緒じゃ嫌なんですね…」
P「そ、そんなわけないじゃないですか!」
楓 パァァァ
楓 ニコニコ
P「か、からかわないで下さいよ! 楓さんみたいな美人にそう言われると、勘違いしてうぬぼれるような莫迦な男なんです、俺も!(///」
楓 ムー
P「唸っても駄目です」
楓「プロデューサーのうぬぼれなんかじゃないですよ?」
P「どういう意味ですか」
楓「知りたいですか?」
P「え、いや別に……」
楓「知 り た い で す か?」 ニコッ
P「は、はい」
楓「じゃ、教えてあげます♪」
P「え、ちょ、楓さん、顔近……」
チュッ
楓「こういう意味です♪」
P「」
P「」
P「……か、楓さん!?////」
楓「プロデューサーが誰かと結婚してしまったら、世を儚んでしまうかもしれません」 ヨヨヨ
P「それって……」
楓「だから、行きましょう。ね、プロデューサー」
楓「良い感じにひなびた旅館で、私の勘だと料理も美味しいです」
P「ああもう、ふらふらしてるじゃないですか! まだ酔ってるんですか!」
楓「酔ってますけど、酔ってませーん♪ ふふっ」
P「ダジャレですか」
楓「違いますよ?」
──仕事の虫のプロデューサーが、仕事も何も放りだして来てくれたから、幸せに酔ってるんです。ふふっ♪
おしまいです。
ああそれにしても今思うと未央のやつはホント心残りだな……
その後のイチャイチャまで書けばよかった……
いい加減居座りが酷いですが駄文失礼しました。読んで頂ければ嬉しいです。
気のせいだったけど頑張ってみる
いまいちキャラが掴めてないので崩壊気味かも
──────────
柚「亜季さん、今日はハロウィンイベントの撮影お疲れ様!」
亜季「喜多見殿! いえ、あの程度どうと言う事はありません。それに、昨年は喜多見殿もこなされた事だと聞いています」
柚「去年は去年だよ、それに亜季さんは主役だったでしょ?私より大変だったんじゃない?」
亜季「そうでしょうか、私は主役を立てる方達の方が苦労は多いと思いますが」
柚「そう言うモンなのかな?私は楽しめれば良かったから分かんないや」
亜季「そう言うものです。楽しんで成功させたのなら、それは喜多見殿の才能でしょうな」
柚「ん~…ちょっと思ったけど、亜季さんって少し堅いね」
亜季「そう、でしょうか?」
柚「ホラそれ!私達仲間なんだからさ、もっと気楽に行こうよ」
亜季「そうは言っても、アイドルとして喜多見殿は先任ですし…」
柚「良く分からないけど、私は好きじゃないな、そう言うの」
まゆ「そうですよぉ亜季さん」
亜季「佐久間殿まで…」
まゆ「どうしてもって言うなら、先輩命令でもいいですよぉ?」
亜季「な、何がでありますか…?」
柚「私達と気楽に行こうって事」
まゆ「そう言う事です♪」
亜季「ぅぐ…そう言われるなら…」
柚「なら決定!」
まゆ「まずは軍人風の話し方から改めていきましょうか♪」
亜季「なっ! これは私のアイデンティティーです! それを改めるなど!」
─────
亜季「ふぅ…」
亜季(少しはしゃぎ過ぎやもしれないですが、パーティー自体は成功ですな…)
「──でも─結婚するなんて」
亜季(ん?)
藍子「まぁまぁ、もう過ぎた話だから…」
凛「私は許さないよ、だってPさんだよ?」
亜季「プロデューサー殿がどうかされたのでありますか?」
藍子「ぁ、なんでもないの亜季ちゃん。ちひろさんがひどい人だって話で」
凛「プロデューサーが結婚するって言ったんだよ」
亜季「」
亜季「それは…詳しく教えてくれるか…?」
凛「ちひろさんがそう言ったんだよ、この間の休暇で相手の家族に挨拶して来たって」
藍子「ちょっと凛ちゃん!」
亜季(P殿は…結婚されるのか…)
凛「藍子だって騙されたじゃない」
亜季「千川さんが…そう言ったのだな…」
藍子「ぇ?そうだけど、違うの」
亜季「千川殿に直接聞いて来る…」
藍子「あぁ待って亜季ちゃん、その話には続きがあるの~!」
ちひろ「……♪」
亜季「ちひろさん、聞きたい事が…」
ちひろ「…Pさんの休暇の理由ですか?」
亜季「……」コクッ
ちひろ「凛ちゃんが言ってた通りです、結婚のご挨拶に行ったんですよ」
亜季「本当に…で、ありますか…?」
ちひろ「大和さんは祝福出来ませんか?」
亜季「…P殿は、私の上官です…上官を祝福出来ない部下は……」
ちひろ「…Pさん、そろそろ帰って来ますよ」
亜季「っ…!」
亜季「………」
亜季(私は…Pさんを祝福出来るのか…?)
P「只今戻りましたー」
亜季「っ!!!」
ちひろ「お帰りなさいPさん、大和さんが話があるそうですよ」
P「分かりました。亜季、会議し、つは使ってるし…給湯室でもいいか?」
亜季「…構いません」
P「で、話って何だ?今日の撮影ならバッチリだったぞ?」
亜季「っ……」
亜季(祝福なんて……っ!)
亜季「P殿…部下にあるまじき行為、先にお詫びします」
P「ゑ?」
亜季「どうかこの度の決断、御考え直し下さいっ…!」
P(ぇ?決断?何の事?)
亜季「皆の士気にも係わる問題ですっ…だから…」
P(こずえを次のツアーに出す事か?アイドルを理解してないとか言うのか?んな訳ないだろ、じゃあなんだ???)
亜季「渋谷さんもっ…高森っ…高森殿もっ…明らかに平静ではありませんでした…っ!」
P「藍子と凛????」
P(二人が取り乱す事なんて…なんだ…?)
亜季「どうかご再考いただきたい…!」
P「亜季、悪いけど亜季が何を言いたいのか今一つ理解出来ないんだが…」
亜季「それは…既に作戦は引き返せない処にあると言う事ですか…?それともっ…これがP殿流のハロウィンだとでもっ!?」
P(な!?泣いた!?!?なんで!?!?)
亜季「確かにっ、自分はP殿の要求には答えられなかったっ…」
P(朝言ったTrick or treatか?!あんなの冗談だろ?!)
亜季「ですが…その報復がこれだと言うなら……あまりに酷い……」
P「ちょっと待て亜季!!亜季は何を言ってるんだ!?」
亜季「っ!…っっ!…ご結婚っ……なさるのでしょう……」
P「誰が…?」
亜季「千川殿からっ…聞きました…っ!先日の休暇は先方のご家族へ挨拶に向かったとっ…!」
P「…………」
P(ちっひーは拷問だな)
亜季「私は…Pさんと離れたくない……」
P「おい千川、出てこい。いるのは解ってる」
???「」ビクッ
ちひろ「よく分かりましたね」
P「大和軍曹、貴様に仕事をくれてやる。この悪魔をブチ殺せ」
ちひろ「!?!?」
亜季「…?」
P「漸く合点がいった。亜季は騙されたんだよ」
亜季「…下手な慰めはやめてください、藍子や凛も」
P「ちひろさんに騙された被害者だな。って言うか藍子の話をちゃんと聞いたか?」
亜季「……」
P「人の話は最後まで聞くんだ、解ってるよな千川」
ちひろ「今は解りたくないです…」
亜季「では…本当に…?」
P「本当だ。それにな亜季、さっき亜季はハロウィンのイタズラって言ったけど」
ハロウィン
『今日』はもう終わったんだよ
ちひろ(悪夢の終わりはしかし別の悪夢の始まりである)
ちひろ「大和さん、流石に洒落じゃ済まないですよ…?」ガタガタ
ちひろ(誰の言葉か知りませんが、私の悪夢が始まりそうです)
亜季「凛はちひろさんがやった事は冗談で済む事だと思う?」
凛「済まないね」
まゆ「済みませんねぇ…」
亜季「巴は?」
巴「済まんなぁ…」
亜季「加蓮」
加蓮「済まないけど…」
奈緒「まぁ一度位痛い目に合って、自分の行動を振り返って貰おう」
ちひろ(Pさん助けてー!)
イヤーーー!!!
良いオチが出来なかったorz≡З
次があれば比奈のリメイクをやる
>>174-180の比奈篇をリメイクしました
10時頃投下予定、出して欲しいアイドルがいればどうぞ(出すとは言ってない)
出すとは言ってないし、出しても幸せにするなんて言ってないのに…
投下します
<オハヨーゴザイマース
比奈「…」カキカキ
<ア、シノブチャンオハヨウゴザイマス
比奈「…」カキカキ
<アラキサン? オハヨウゴザイマス
比奈「…」ウーン
<シンサクノシッピツチュウダソウデスヨ?
比奈(ここのPさんは後ろ向きの方がいいッスね…)ケシケシカキ
<ア、ソウナンデスカ? ナラジャマシナイホウガイイデスネ
比奈(ぁ、この私両手とも左手になってる…orz)ケシケシカキ
<トコロデプロデューサーサンハ?
比奈(仕事終わりのPさんを引き止めて、誰もいない会議室で、で…)カキカキ
<キュウカトッテケッコンノゴアイサツデス♪
比奈(で、告白…はアイドルとしてマズいッスよね…)ウーン
<エ…?Pサンケッコンスルンデスカ…?
比奈(でもそれくらいやらないとPさんは気付いてくれないだろうし…)ケシカキ
<ハイ♪ソウキイテマス♪
比奈(…フィクションッス、実在する人物とは無関係じゃないけど無関係ッス)カキカキカキカキ
<ウソ…デスヨネ…?
比奈(漫画なら…少し位、ご都合主義でもいいよね…?)…カキカキ
<Pサンノプライベートデスカラ……
P(アイドルにドッキリって…ちひろさんひどい事するなぁ…)
P「只今戻りましたー」
比奈「!」
ちひろ「ぇ?Pさん、今日まで休暇だったはずですよね」
P「少し早い電車に乗れたので、」
比奈「Pさん、少しいいッスか?」
ちひろ(Pさん!シナリオは任せます!荒木さんも泣かせましょう!)キュピーン
P(まかせろチッヒー!)キュピーン
比奈「夏の祭典に出す原稿を見て欲しいッス」
P「ん?見るだけならいいけど、今回は手伝ってやれないぞ」
比奈「取り敢えず見るだけでいいッス。けど、何か企画でも起てたんでスか?」
P「ありゃ?ちひろさん、比奈には言わなかったんですか?」
ちひろ「忍ちゃんには話したんですけど、執筆の邪魔はしない方がいいと思いまして…」
比奈(コレ画いてた時ッスか?)
P「そうですか…まぁ私事だけどな、俺今度結婚するんだ」
比奈「………ス?」
比奈(結婚って…あの結婚ッスか…?)
P「式や何やらで色々忙しくなるからな」
比奈(っ…それって……)
P「皆には悪いけど、当面の間色々と我慢してもらう事に…」
比奈(手遅れ、じゃなくて…私の独り相撲……)
P「比奈?」
比奈「ッ! そ、そう言う事なら仕方ないッス」
ちひろ(ウヒヒ…荒木さんもいい顔しますね…♪)
比奈「p、プロデューサーが結婚するならP×社長本画かなきゃッスね!由里子ちゃんや日菜子ちゃんにも手伝ってもらうッス!」
P「?! 待て!それはどう言う意味だ?!?!」
比奈「P受けがご希望ッスか!?じゃ社長×P本ッス!会議室借りるッスよー」
P「違っ!待て比奈!俺はゲイじゃない!!」
ちひろ「…行っちゃいましたね」
P「イっちゃいましたよ…」orz
ちひろ「会議室なら隠しカメラもありますし、もう少し観sy、観察しましょう♪」
P「気を遣ったつもりですか?大して良くなってないですよ」
ちひろ「そうですか?」のヮの;
パタン──
比奈「私…バカみたいッスね…」グスッ…
比奈(私×P本23P…こんなもの画いても…とっくの昔に手遅れで……)ポロポロ
比奈「こんなもの見せても…Pさんを困らせるだけなのに…」
比奈(夏コミなんてウソついて…Pさんにこんなの見せて…それでっ…もしかしたらなんてっ…!)グズッ…
比奈「漫画みたいになんて…なるはずないのに…!自分の事だけ考えてっ…ホント…滑稽ッス…!」グシャッ
比奈「見せられないッスよ……こんな原稿……っ!」ビリビリッ
パタン──
比奈『私…バカみたいッスね…』グスッ…
P「ヤベ…比奈これマジで泣いてません?」
ちひろ(こういう顔のPさんもイイですね…♪)
比奈『こんなもの見せても…Pさんを困らせるだけなのに…』
P「マズイ…やり過ぎた…」オロオロ
ちひろ(Pさんの困り顔も見られたし、そろそろ潮時かな?)
比奈『漫画みたいになんて…なるはずないのに…!自分の事だけ考えてっ…ホント…滑稽ッス…!』グシャッ!
ちひろ「そろそろネタばらししましょうか」っプラカード
P「そ、そうしましょう!」
ちひP「「ドッキリ大成功!!」」バン!
比奈「!?!?」ビクッ!
比奈「ぷ、プロデュー、サーさん…?ドッキリって…」
ちひろ「早い話全部ウソです」\ドッキリ/
比奈「嘘…ドッキリ…って…」
P「ゴメン比奈、ちょっと悪ノリし過ぎた…」
比奈「ぁ………ッス…!」プルプル
ちひろ(ぁ、マズい逃げよ)コソコソ
P「漫画ならちゃんと見るし、手伝えるとこは…って破いちゃったのか?」
比奈「ヒドイッス!悪質ッス!!本当に最低のクズッス!!!」
P「ごめんなさい!!」ドゲザー
比奈「許さない…絶っっ対に許さないッス…!!」
P「そこをなんとか!この通り!何でもするので!」orz
ちひろ(Pさんが軽々しく『何でもする』なんて言った所為で今日も事務所が修羅場です)
みちる「美味しくない…パンが美味しくない…」フゴ…
比奈「Pさん…今日、泊まっても良いッスか…」
響子「幸せになんてさせない私の幸せを奪ったんだ幸せになんか」ツメガジガジ
ちひろ(荒木さんのマンガを再現する、それがPさんに与えられた罰でしたが…)
夕美「Pさん…私もう枯れそうです…」フラフラ
ちひろ(本業、副業の合間に更なる増刷を行っていたみたいです)
こずえ「みんなどーしたのー?」ボー
ちひろ(正直いつ胃が爆裂するか分かりません)
まゆ「ナンデマユジャナイノナンデソノコナノマユガワルインデスカPサンナンデナンデナンデ」ネガティブスパイラル
ちひろ「荒木さん、事務所の平和の為にも過激な行動は慎んで下さい」(;人;)オネガイ
きらり「杏ちゃんもPちゃんもきらりんルームにお持ち帰りぃ…」ニョワァ…
比奈「…仕方ないッスね」
ほたる(みんなが不幸に……)ワタシノセイダワタシノセイダワタシノ
比奈「入籍したら自重しまス」
ちひろ(誰か助けてください)orz
比奈(第六部は必要なさそうッスね…♪)
以上です、前回よりは良くなったと思いたい
肇「そういえばPさん、結婚するって聞きましたが本当ですか?」トポトポトポ
P「ん? ああ、そうだよ。誰から聞いたんだ?」
肇「私はちひろさんから。他の皆さんも噂してましたよ」
肇「どうぞ」コト
P「おう、ありがとう」
肇「Pさんが誰かとお付き合いしている。なんて聞いたことが無かったので、私もびっくりしました」
P「ああ、皆には内緒にしていたからなぁ」ズズズ
肇「ふふっ、駄目ですよ。皆さん随分とPさんの事を慕っているんですから段階を踏んであげないと」ズズ
P「そうなのか? まあ兄が取られるような感覚なのかもな」
肇「ちょっと違いますよ、でも教えてあげません」
P「気になるなぁ……、所で肇はどうなんだ?」
肇「どう……とは?」
P「いや、さっきの言い方だと肇はそうでもない。って感じだからさ、それはちょっと寂しいかなって」
肇「そう……ですね、私も皆さんと同じです。でも、これも仕方の無い事かなって思ってますから」
P「?」
肇「ふふふっ、Pさんはそれでいいと思います。奥さんは苦労しそうですね」
ちひろ(もうちょっと激しい感じのを期待してたんですけど、肇ちゃんにはちょっと無理ですかね?)コソコソ
P(なんだか俺も本当に結婚する予定な気がしてきました)コソコソ
ちひろ(何言ってんですか、しっかりしてください!)コソコソ
肇「??? どうかしましたか?」
P「あ、いやなんでもないよ。奥さんが苦労しそうって、俺そんなにダメダメか?」
肇「そういうわけじゃないですよ、Pさんはとっても頼りになります」
P「良かった、肇にそう言って貰えると自信がつくよ」
肇「………………」ズズズ
肇「ふぅ…………」
肇「………結婚しても」
P「ん?」
肇「結婚してもプロデューサーは辞めませんよね?」
P「あ、ああ。辞めるつもりは無いがいきなりどうしたんだ?」
肇「………」ホッ
肇「え、えっと……私はPさんの担当アイドルですので」
P「ああそういう事か、俺がもし辞めるなら他人事じゃないもんな!」
肇「辞めなくても他人事じゃありませんよ」
P「え?」
ちひろ(お? これはこれは??)ニヒヒ
肇「土が私、陶芸家がPさん」
P「?」
肇「一度手を触れたその時から、その土と陶芸家の関係は、少なくとも出来上がりまでずっと続きます」
肇「陶芸に於いて精神状態は作品に強く影響するように、Pさんの結婚は私という作品に少なからず影響を及ぼしますから」
肇「この大きな出来事を、私と言う作品を良作とするきっかけにするか、粗悪品へと変えるきっかけにするかは……Pさんの腕次第ですね」フフフッ
ちひろ(な、なんだか寒気がしますよ!?)ブルブル
ちひろ(ネタばらし、ネタばらし行きましょう!!)バッ
P「え?ちょ、ちひろさん!?」
肇「? ちひろさんがどう……か……………っ////」カァッ
\ドッキリ大成功/
ちひろ「肇ちゃん、どっきりですよ! どっきり!!」
肇「――――――っ………よかったぁ」ホッ
P「いやあ悪かったな肇、ちひろさんの悪戯に付き合わせて」
肇「いえ。でもドッキリはもう少し内容を選ばないと、皆さんを傷つけるようなドッキリは駄目ですよ?」
ちひろ「あーっ! なに1人だけ安全圏に逃げようとしてるんですか! 自分だって楽しんでたでしょうに!!」
P「いやーはっはっ、それにしても肇はあんまり反応しなかったな。俺としては過剰な反応じゃなくて一安心だけど、どっきりとしては今一だったかな?」
ちひろ「え? ちょっとプロデューサーさん、さっきのアレ何とも思わなかったんですか?」
P「アレ? アレってどれですか? 肇は分かるか?」
肇「? 何の事でしょうか、私にもちょっと………」
ちひろ(無自覚!? それとも私の勘違いかしら………)
おわり
http://i.imgur.com/qVVAPoP.jpg
http://i.imgur.com/sYvwJyJ.jpg
藤原肇(16)
お粗末様です。
ドッキリ系って難しいですね、何か変な感じになっちゃった……
黒川さんでなんか思い付いた気がする
千秋Pがいたらやらない
キノコで書いてみていいかな
キャラ崩壊しそうなので書いたよーっていきなり投下はなんか悪い気がして
書いてみました。
以下投下しますね。
──CGプロ事務所 ~朝~
ガチャ
モバP(以後P)「おはようございまーす」
ちひろ「あっ、プロデューサーさん。おはようございます」
P「おはようございます、ちひろさん」
ギィ
P「輝子も早いな。おはよう」
モゾモゾ
輝子「お、おはよう、P。キ、キノコも、おはようございます…フヒ」
P「おう。おはようございます」
ギシッ
P「談話室の方に何人か集まってたけど、輝子は行かないのか?」
P(ちひろさんのドッキリに付き合うのがめんどくさいから俺は行かないけど)
ちひろ(……って顔をしてますね。まぁ、いいですけど)
輝子「い、行かない。友達が、こっちにいるから」
P「そうは言ってもなぁ。新しい子もいるから栽培セットをあっちに置くのは遠慮して欲しいけど、みんな別にキノコが嫌いなわけじゃないと思うぞ?」
P「ただ、入ったばかりだから、大量のキノコが栽培されててびっくりしただけでさ」
P「ほら、キノコにも色々あるだろ? いかがわしいヤツの栽培してる事務所なのかも…って心配になっただけなんだよ」
輝子「だ、大丈夫。それは、分かってる。けど、ここの方が、Pもいるし……」
P「俺といたって楽しくないだろう」
ちひろ(そういう事じゃないと思うんですけど)
輝子「そ、そんな事ない。親友だから、ずっと一緒…で、でもPはわ、私がいると、邪魔、ですか…?」
P「いや、そんな事ないけどさ。輝子の独り言は結構面白いしな」
輝子「フフフ…だからずっと、一緒。結婚しても、ずっと…」
P「えっ、輝子結婚するのか?」
輝子「フヒッ? あ、あの、違くて。Pが……」
P「は? え、あ、あぁ。そうだった」
P(完全に忘れてた。ていうかちひろさんのアイコンタクトがなければ思い出せなかった)
ちひろ(……って顔をしてますね)
輝子「あ、あの、結婚おめでとう。黙ってるのは、水臭いと、思うけど。あ、な、なんでもないです…フヒ」
P「おう。ありがとなー」
P「けど、(もし)俺が結婚したら、輝子も机の下を卒業しないとなー」
輝子「フヒッ!?」
P「え、そこ驚くとこなのか。だってそうだろ、事務所の机の下に女の子入れてますなんて、嫁さんに知られたらなんて言い訳すればいいんだ」
輝子「だ、大丈夫。し、親友だから。だ、だからずっと一緒でもおかしくない。大丈夫、大丈夫…」
P「いや、駄目だろ」
輝子「な、なんで……」
P「ていうかなんでそんな机の下にいたがるん──」
輝子「ファーック!!」
P「うわ、急に怒鳴るなよ」
輝子「あ、ハイう、うるさいですか。ち、違くて」
輝子「ど、どういう事でしょうか。わ、私はここにいたらい、いけないの」
P「い、いや、どうしてもここがいいって事ならまぁ、俺が別の机に…」
輝子「ファーック!!それじゃ意味ねぇじゃねぇか!あ、な、ないじゃないですか」
P「どういう事なの…」
輝子「ね、ねぇP。Pの机の下にい、いたら駄目かな」
P「そ、そりゃ……」
輝子「こ、これあげるから」
P「うわ臭っ…な、なんらこれ(なんだこれ)」
輝子「イ、イカタケ。友達の中でもす、すごく珍しい」
P「いやこんな臭……こ、これを貰っても。輝子の大事な友達なんだろ?」
輝子「じゃ、じゃあこれ、クチキトサカタケ。こ、これならどう?」
P「そういう事じゃなくてな」
輝子「じゃ、じゃあどうすればPのそ、そばにいれるの。け、結婚するのは、我慢するから」ジワッ
P「輝子……」
輝子「お、お願いします、Pの傍がいいんです。一生一緒にいでぼじいんでずぅぇぇぇっ……!」ポロポロ
P「え、う、うわ、マジ泣き!? キャラ崩壊してるぞ輝子!」
輝子「ギャラどがどうでぼいぃ、Pと一緒がいいよぉ、遠ぐに行っぢゃやだよぉぉぉ…!」ウワーーン
P「わ、分かったから!いかないから!もういいですよねちひろさん!」
ちひろ「は、はい。私もここまでするつもりは……。私からもお願いします、輝子ちゃんを安心させてあげて下さい」
P「結婚しないから。な? あれ、全部嘘だから。ごめんな?」
輝子「……」グスッ グスッ
輝子「…………ふぇ?」
P「ちひろさんのドッキリだから。ホントしょうがないよなちひろさんは」
P「後でスタエナ買い占めの刑にしとくから、泣きやんでくれ。な、な?」
輝子「え? え? あの、えっと……ど、ドッキリ大成功、てこと?」
P「そうそう! 不本意だがそういう事」
輝子「えぇと……?」
輝子「つまり……」
輝子「…………」
ボンッ(///
ちひろ(あっ、爆発した)
カサカサカサ
P「いや、真っ赤になって机の下に潜るな! ホント悪かった、謝るから」ガシッ
輝子(尻)「も、もうここに住みますし…わ、私の事はそっとしておいて欲しい」ジタバタ
P「なにもりくぼみたいな事言ってんだ」グググ
輝子(尻)「う、嘘を嘘とみ、見抜けない人にドッキリはムズカシイ…」ギギギ
P「いやむしろ適任…」グググ
輝子(尻)「く、空気ですけど、空気とか読めないから…」ギギギ
P「じゃなくって。いいから。話が済んだら入ってて良いから、今は謝らせてくれ。な!」グググ
輝子(尻)「む、無理。い、今多分す、すごい顔してるから、ヤバイ…」ギギギ
P「そ、そうか……分かった」
ガラガラガラ
ちひろ(プロデューサーさんが椅子をどけて床に正座した…?)
P「輝子。聞いてくれ。輝子の気持ちも考えずに、騙したりして済まなかった。許してくれ。この通りだ」
ちひろ(机の下に潜った輝子ちゃんのお尻に向かって土下座するプロデューサー……顔は真剣だけど正直シュールだわ)
P「正直あんまり菌の繁殖に適した環境にされるとキノコ以外も繁茂するんじゃないか心配だったりもするんだが、そこは輝子の友達がいるんだもんな」
P(なんで俺の机の下で友達の栽培をしてるのかはよく分からないけど)
輝子(尻)「……」
P「約束する。もう二度とこんな事しない。だから許してくれないか」
輝子(尻)「……!」
モゾモゾ
輝子「ほ、ホント? け、結婚したりしない?」
P「えっ」
輝子「えっ」
ちひろ(えっ?)
P「い、いや。しないというのは悪質な悪戯をしないという意味で…」
輝子「あ、そ、そうですよね、はい、いや、分かってました」
モゾモゾ
P「あー分かった! 分かった、机の下に戻らないでくれ! 結婚しないから!」
輝子(尻)「そ、それはそれで困る…というか…(///」
P「どういう事なの……。ま、まぁ俺もこんなところで独身の誓いを立てたくないので助かるけど」
輝子(尻)「い、一緒。大親友だから、キノコと、ずっと。それがいい…そ、それだけで…フヒ」
P「つ、机の下はいいのか。それならえーと、机の下にずっといるのは世間的にまずいので、そこだな。俺も考えるから、二人で一緒にだんだんと直していこう」
モゾモゾ
輝子「い、一緒? Pも」
P「おう。思いついたら何でも言ってくれ」
輝子「な、何でも? それじゃあね…」
P「お、早速なにか思いついたのか。なんだなんだ、言ってみろ」
輝子「フヒヒ…ええとですね……」
――――
――
──後日・CGプロ事務所 ~朝~
ガチャ
P「おはようございまーす」
ちひろ「あっ、プロデューサーさん。おはようございます」
P「おはようございます、ちひろさん」
モゾモゾ
輝子「お、おはよう、P。キ、キノコも、おはようございます…フヒ」
P「輝子も早いな。おはよう」
ギシッ
輝子「キーノコノコノコ…フフ…」
ノシッ
ちひろ(当たり前のように膝に乗った…!)
輝子「~♪ ~~♪」
ちひろ(あのとき輝子ちゃんがした提案……それは『プロデューサーさんがデスクワークしてる間は、膝に乗って良い事にする』というもの)
ちひろ(交換条件としてプロデューサーさんが出したのは、『膝に乗ってる間は出来るだけ色んな人と会話する』というもの)
ちひろ(輝子ちゃんは幸せそうだし、少しずつみんなと話すようにもなってきたし、何より笑顔が明るく魅力的になったって評判です)
ちひろ(なんですけど……)
輝子「ブ、ブナシメジはね。ブナの木じゃなくてもいいんだけど…倒木とか、朽木に生えるキノコでね…」
P「へー、そうなのか。そういやブナシメジって言うけど、ブナじゃないシメジもあるのかー?」 カタカタ
輝子「う、うん…ホンシメジ…高級キノコでね、そ、それで、他にもヒラタケが……」
P「輝子は物知りだなぁー」 カタカタカタ
ちひろ(あれって対面座位…いわゆる”だいしゅきホールド”じゃないんですかね!?)
ちひろ(平然とそれをさせておくのはどうなんですかねぇぇぇ!?)
輝子「そ、それでね…今度一緒に…」
ちひろ(幸せそうな輝子ちゃんの笑顔を見れるのはいいんですけど、他のアイドルが見たら…)
ガチャ
凛「おはようございまー…」
凛「」
ちひろ(あかん…)
おしまい
輝子は別の方が>>208から書いてるので、拙作がコレジャナイ感があった方はそちらで口直し願います!
大多数にみられるところに投稿するのは初めてだけどほたるver書いてみた
一日突貫作業で書いたので短い&荒い物でよければどうぞ
CGプロダクション事務所…
ガチャ
ほたる「プロデューサーさん、おはようございます」ペコッ
モバP「ん、おはようほたる。今日はいつもよりはやいね?」
ほたる「あ、はい…その、これをプロデューサーさんにチェックして欲しくて…」パサッ
モバP「ん…、これは…アンケート、か?」ペラッ、ペラッ
ほたる「えっと、はい…。似たような物で…出来るだけ、早めに答えてもらえると嬉しいです…」
モバP「わかった。今日中にはやらせてもらうよ」
ほたる「あ、ありがとうございます。では私はレッスンに行きますね」
モバP「あぁ。レッスン中、怪我しないように気をつけてな」
ほたる「はい、では…」ガチャ
バタン…
モバP「…むむ、ほたるは結婚(ドッキリ)の話の事はまだ聞いてないのか?」
ちひろ「いいえ?ちゃんと耳に入るように噂話を流しましたよ?」ヒョコッ
モバP「!?」ビクッ
、
ちひろ「何でそんなにびっくりしてるんですか…」
モバP「いや、気配も無くいきなり背後を取られれば、誰だって驚きますよ…」
ちひろ「普通に近付いただけなんですが…。で、それには何て?」
モバP「んー、えっと『貴方の交際相手についてアンケート』…?」
モバP「やっぱりほたるも女の子ですねぇ。色恋沙汰はやっぱり気になるみたいですよ」
ちひろ「(あー、こうきたかー…)プロデューサーさん、ちゃんと答えてあげないとですね?」
モバP「はは、ですね。これ送迎車の手配とルートの書類です」
ちひろ「確かに、事故の無いよう気をつけてくださいねー」
モバP「はい、ではいってきます」
モバP「ふぅ、やっと一息つけるな…今日は朝から仕事が詰まってて大変だ…」
モバP「っと、ほたるのアンケート。余裕のある今のうちにしておかないと…」
何々…『その人は家庭的であることをよくアピールしている』…?
モバP「これは…もしかして響子の事、か?」
まさか、ほたるはプロダクションの中に結婚相手がいると思ってる?
モバP「いやいや、一般論だよな?家庭的な女性が良いってよく言われるし…」
次は、…『その人は貴方に強い執着心を持っている(ような言動をする)』
モバP「…ははは、まさか」
『その人は金銭管理を率先してする』
『その人は貴方を手玉に取るような言動を繰り返す』
『その人は貴方の悪癖を矯正するために手を出す』
『その人は生活面で、貴方に依存している』
『その人はアルコール等の嗜好品をとても好む』
モバP「」
モバP「お、終わった…」
アンケート内容、ほとんどうちのアイドル達に該当するような物ばかりだった…
みんな良い子だから、ほぼ全部にチェックが入ってしまってるが…
モバP「これ、完全に勘違いされてるみたいだなぁ…」タハハ…
ほたる「お疲れ様です…」ガチャ
モバP「あぁ、お帰りほたる。丁度良かった、アンケート今終わったよ」
ほたる「本当ですか?ありがとうございます…、チェックしても?」
モバP「うん。どうぞ」スッ
ほたる「はい、確かに…!?」ペラッ、ペラッ
モバP(わぁお、凄い速度で読んでる…しかもなんか表情が強張ってるんだが…)
パサッ
ほたる「…プロデューサーさん」ユラァリ
モバP「!?は、はい…?」
モバP(え、ナニ?ほたる、だよな?なんか物凄い怖い…)
ほたる「結婚、するって聞きました」ジリッ
モバP「あ、あぁ。そう、だな」
ほたる「このアンケート、その人がどんな人か分かる様な内容にしました…」ジリッ
モバP「うん、まぁ…、そうだな?」
ほたる「このアンケートに該当する人、『交際相手を不幸にする人です』なんです」
モバP「」
ほたる「…全て伝聞ですが、本当にあった話です」
ほたる「私が芸能プロダクションを何箇所か渡り歩いたのはご存知ですよね?」
ほたる「人を魅せる仕事をするので、色恋話なんて良くある事なんです…」
ほたる「お付き合い当初はとても幸せそうで…」
ほたる「でも…、その人たちが行き着く先は、結婚詐欺や猫を被っていた人が本性を現して」
ほたる「そして、その人を壊していくんです…」
ほたる「私の元プロデューサーさんもそうでした」
ほたる「とても綺麗で、かっこよくて、一生懸命で…、私の事を妹のように可愛がってくれました」
ほたる「私が失敗しても『大丈夫だよ』って励ましてくれたり、私の為に頭を下げて仕事を貰ってくれてました…」
ほたる「でも、その人も結婚してから変わってしまいました」
ほたる「ピシッとして、かっこよかったスーツは汚れやシワが目立つようになって…」
ほたる「私が失敗すると、怒鳴り散らすようになって…」
ほたる「そして、ついに私に暴力をふるって…、解雇されました」ポタッ・・・
ほたる「あとで聞いた話ですが、ヒック、その結婚相手に暴力を受けてたみたいです…」ポタッ、ポタッ
モバP「…ほたる」
ほたる「それが、ヒック、パパラッチに撮られて…」
ほたる「グスッ、プロダクションが傾く一因になったりしているんです」ポロポロッ…
モバP「…もういい、ほたる」
ほたる「だから、ヒック、だから…!」
モバP「ほたる…ッ!」ギュッ・・・
ほたる「ッ…!」
モバP「ほたるの気持ちはわかった。…結婚はしないよ」
ほたる「ヒック、ほん、と、グシッ、ですか…?」
モバP「あぁ、本当だよ…」チラッ
ちひろ(えっ、このタイミングですか!?出辛い事、この上ないですよ!?)
モバP「(自分でまいた種でしょ!死なばもろともッ)ほたる、ほたる」
ほたる「グスッ、何、ですか?」
モバP「うしろうしろ」チョイチョイ
ほたる「う、後ろ…?」フイッ
ちひろ「や、やっほー…?」
ほたる「ちひろ、さん…?」
ちひろ「えっと、これ、読める?」チョンチョン
ほたる「えっ、と、ドッキリ大せい、こ…」
ほたる「」
ほたる「グスッ」ポロポロッ
モバP「うわぁぁぁぁぁ!すまん!ほたるぅぅぅぅぅ!!」
ちひろ「うわぁぁぁぁ!ごめんなさい!ほたるちゃーん!!」
以上、オチが中途半端だけど終わりッ!
ほたるちゃんは自分が不幸だって思ってて、頑張り屋さんで、落ち着いてたりするイメージだけど
本当は年相応に多感で、恋に恋している可愛い女の子だと思うんだ
そして何より泣き笑いが似合う子をいぢめ可愛がりしt(ry
お目汚し失礼しました
黒川Pがいないみたいなので投下
【警告】キャラ崩壊有
───
ちひろ(次の獲物は誰にしましょうか…)
千秋「お早うございます」
ちひろ「千秋ちゃん、おはようございます♪」(◇ω◇)ピコーン!
千秋「おはようちひろさん。Pさんは今日から休暇だったかしら」
ちひろ「そうですよ、どこに行ったか気になりますか♪」
千秋「いいえ、彼の事だから外出するにしても近場の銭湯か、精々お寿司屋って処でしょう?」
ちひろ「それが今回はそうでもないみたいです♪確か奈良の方に行くって言ってたので」
千秋「そう、芽衣子か美里にでも影響されたかしら?」
ちひろ「どちらかと言えば和久井さんやまゆちゃんですね♪」
千秋「和久井さんね…それより、今日のスケジュールだけど」
ちひろ「それよりって…Pさん、結婚するみたいですよ♪」
千秋「…どういう事かしら?」
ちひろ「Pさん自身から聞いたんです。お付き合いしてる方の実家が奈良の方だそうです♪」
千秋「ふふっ…そう…♪」
ちひろ(あれ…落ち込んでない…?)
千秋「相手は誰?私も知ってる人?」
ちひろ「ぇ?っと…多分知ってると思います。Pさん、外で恋人を作る時間なんて無いはずですし…」
千秋「なら…のあさんかしら、歌鈴ちゃんは結婚する歳でもないし…♪」
ちひろ(あっるぇー?なんか上機嫌じゃない?この娘…)
ちひろ「千秋ちゃん?残念じゃないんですか?」
千秋「?」
ちひろ(なんで『何言ってんの?この人』みたいな顔してるの?Pさんにベタ惚れだったでしょ?!)
千秋「何を言っているの?ちひろさん」
ちひろ(みたいじゃなかった?!)
千秋「やっと彼が他人のモノになるのよ?これで漸く私も動けるわ」
ちひろ(な、何を言ってるんですかこの人は…?)((・д・;))
千秋「もし本当にのあさんだったらどうしようかしら…強敵だわ、想像しただけでゾクゾクする……」
ちひろ「ち、千秋ちゃん?貴方は何を言ってるの?」
千秋「一度他の女へ愛を誓った男を寝取る、これ以上に愛を証明する手段がある?」
ちひろ「ぇ?」
千秋「寝取り以上の愛の証明はないでしょう?」
ちひろ「」
ちひろ「」
ちひろ(はっ…!)
ちひろ「千秋ちゃんは変態淑女だったんですか?!」
ヽ / ヽ /
ヽ/ ━━ /
/ /
ちひろ「……」
ちひろ「(事務所の)中に誰もいませんよ」
ちひろ(Pさんになんて言えばいいんでしょうね…)(;´ω`)
───後日
P(千秋は冷静だからな、ドッキリなんて引っ掛からないだろ)
P「おはようございまーす」
千秋「Pさん、来なさい」
P「千秋?いきなりどうした?」
千秋「ちひろさんから聞いたわ、結婚するそうね」
P(素直に信じたかー)(ノ∀`)アチャー
千秋「おめでとう、とは言わないわ。相手はのあさん?」
P「いや、のあさんじゃない」
千秋「……歌鈴ちゃんなの?のあさん以上の難敵ね…」(・ー・)
P「別に歌鈴も関係ないんだが…」
千秋「奈良に行ったって聞いたわよ」
P「(俺の)実家が奈良だからな」
千秋「…相手は誰?」
P「なぁ千秋、なんでそんな事気にするんだ?」
P(まゆみたいな事にはならないよな…)
千秋「宣戦布告した方が燃えるからよ」
P「センセンフコク?」
千秋「誰が一番貴方を愛しているか、貴方にも奥さんにも教えてあげる…」チュッ
P「!?」
千秋「撮影が終わったらまた来るわ。その時は誰が相手か、教えなさい」
ガチャ
\ド ッ キ リ 大 成 功/
千秋「…」
ちひろ(・_・)\ドッキリ/
千秋「………」
千秋「ぇ?」
ちひろ「お疲れ様でした、NGライブラリに入れておきます」
千秋「」
ちひろ「千秋ちゃん、遅刻しますよ」
千秋「ぁ、そうね、行ってくるわ…」フラ~
<キャアアアアアアアアアアアアア!!!!
ちひろ「明日からどうしましょう」
P「俺が聞きたいですよ!!」
ネタは>>371の時点で出来てた
着地点が見出だせなかった
上流層では不倫なんて日常だよね!(偏見)
千秋お嬢様がなさるなら寝取りじゃなくて略奪愛だよね(白目)。
>>415
書いててなんか違和感が有ったのだがそうか、略奪愛か
ありがとう、次は無いと思うけど次は忘れないよ
おっつおっつ
逆に考えるんだ、黒川さんは相手が一人に絞られてから本気を出す策略家なんだと!
ちひろ「さぁてお次の犠牲者は……」
P「……なんかこうやって話すのも久しぶりな気がしますねぇ」
ちひろ「しっ! 言わなきゃバレません!」
P「それはそれであれですけどねー……」
ちひろ「まあそこはどうでもいいんです、次はこの子ですよっ、この子っ」
P「いい年してよその若いアイドルの真似とかしない」
ちひろ「……何か言いましたか?」
P「いえなんでも?」
ちひろ「ですよね。……で、いかがです?」
P「祟られそうな気がしますね」
ちひろ「まあ死ぬことはないでしょう、……多分」
P「……多分ですか」
ちひろ「ええ、……あ、心配なら今ここで子孫の可能性だけでも」
P「お断りします」
ちひろ「ちぇー」
小梅「……」
P「おはよう、小梅」
小梅「……お、おはよう、ございます……」
P(よかった、普通っぽい)
ガタガタガタガタガタ!!!
小梅「……だ、だめだよ……。……我慢、しなきゃ……」
P(……やっぱだめかも分からんね)
小梅「……プロデューサーさん……」
P「……うん?」
小梅「……け、結婚、……おめでとう、ございます……・」
P「あ、ああ……ありがt」
ガタガタゴトンッ!
P(……花瓶が俺の横に……)
小梅「……だ、だめ……、だめだよ……」
オロオロ
P「……」
小梅「……その……」
P「うん?」
小梅「……あの子、嫌わないであげて、ください……」
P「……?」
小梅「……プロデューサーさんが、結婚するって聞いて、寂しいんだと……」
P「あ、ああ」
ガタガタビュン!
P「……」
ダラダラ
小梅「……あああああ……」
オロオロ
P(なんということだ
ぷろでゅーさーが だれかの しかけに
ひっかかって しんでしまうところだった)
小梅「……」
シュン
P「……ごめんな」
小梅「……え……?」
P「小梅にはちゃんと報告しておくべきだった」
小梅「……」
P「……あの子もそうだけど、小梅にも寂しい思いをさせちゃったな」
小梅「……」
P「……大切な、パートナーだもんな」
小梅「……」
P「……」
小梅「……ゃ……」
P「?」
小梅「……やです……」
P「え?」
小梅「……パートナーじゃ、やです……」
P「……え?」
小梅「……好き、です……」
P「」
小梅「……」
P「」
小梅「……聞かせて……?」
P「はっ!?」
小梅「……その人と、私。どっちが、大切……?」
ちひろ「はいドッキリでしたー!!! ストップストップ!!」
小梅「……」
P「……」
小梅「……そ、それで、プロデューサーさん。……答え、は……?」
P「!?」
ちひろ「まさかのスルーっ!?」
小梅「…………。……ふ、ふふふ、うふふふふ……」
ちひろ「……まさか」
P「……もしかして」
小梅「……ドッキリ、でした……。……あは……」
P「……いつから知ってたんだ?」
小梅「……二人が、い、いたずらしてるって、あの子が教えてくれました……」
P「そ、そうか」
小梅「……は、はい」
P「じゃあ、全部演技だったのか」
小梅「……ふふ」
P「……あービックリした」
小梅「……楽しかった、です……」
P「でもそうなるとくやしいなー」
小梅「……?」
P「本気で驚いた小梅を見られなかったわけだしなー」
小梅「……」
P「驚かすために内緒で恋人でも作ろうかなー、……なんて」
小梅「……ふふ……」
P「何だよ、笑ったりして。あ、俺に恋人なんてできないと思ってるなー?」
小梅「……はい……」
P「……いや。ひどいな小梅。こうみても俺結構モテて」
小梅「……そ、そうじゃないです……」
P「?」
小梅「……あ、あの子が、ですね……?」
P「……え?」
小梅「……・ふふ、ふふふ……」
P「………………え?」
ちひろ「お疲れ様ですー。……どうしたんですか?」
P「……いえ」
ちひろ「?」
P「……」
ちひろ「変なプロデューサーさんですねぇ」
P「……ちひろさん」
ちひろ「はい?」
P「付き合ってみます?」
ちひろ「はいはい買い物ですか仕事ですかそれともジョギングにでも?」
P「いえ、そうではなく。恋人的な意味で」
ちひろ「…………は?」
P「……」
ちひろ「………………ま、またまたー! どうせいつもみたいに冗談でふきゃっ!?」
P「……」
ギュッ
ちひろ「なななななにをおおお!?」
P「ちひろさん……」
ちひろ「……プロデューサーさん?」
P「……」
ちひろ「……ほ、本気ですか?」
P「……」
コクン
ちひろ「……プ、プロデュ、……っ!!!???」
P「? ちひろさん、どうかしm」
……ゴキン
すぐに気がついたPではあったが、そこの記憶だけが綺麗に抜け落ちていたというのはまた別のお話。
おわり
ちっひーは毎日真面目に出勤するPに差し入れしたりレッスン費を経費で落としてくれる人だからね
ぇ?ガチャ?
ちひろ「事務所の為にも実力の有る娘は必要ですね♪」
ちひろ「毎週ある程度実力有る娘が来てるじゃないですか」
ちひろ「まだ足りないんですか?もっと沢山の女の子にちやほやされたいんですか?」
ちひろ(冗談じゃありません…これ以上Pさんとの間に邪魔者が入ったら…っ!)
上位報酬?
ちひろ(そんなにその娘を担当したいですか…!私より…その娘の方が大事ですか…っ!)
って考えると萌えない?
ネタを思いついたがssを書いたことが、ない
どうしよう…
挑戦しないとなにも始まらない
どうしようといっても自分がやりたいか否かだぞ
初めてSS速報へ来た人へってスレの頭を一読して
モバマスSS練習スレで試し書きしてみたらどうかな
それで自分がやれそうならスレ立てするといい
──CGプロ事務所
モバP(以後P)「ふー、平和ですねー」
ちひろ「そうですねー。折角波乱の種を蒔いたのに…つまんないなぁ」
P(こいつ……!)
P「平和が一番ですよ…」
ちひろ「プロデューサーさんはいいかも知れないですけどぉー、事務員は一日中事務仕事で刺激に餓えてたりするんですぅー」
P「だからって、俺が結婚するなんて噂流してどうするんですか…。まぁ、確かに女の子が好きそうな話題ですけど」
バタバタバタバタ
ちひろ「あっ、波乱の足音が近づいてきましたよ!」 ワクワク
P「いや、茜あたりが来ただけでしょ…」
バンッ
響子「ぴ、ぴぴぴPさんっ!?」
P「おーう。おはよう響子。響子も帰省してたんだよな。久しぶりの実家はどう──」 ガタッ
ちひろ「? どうしたんですか? おはよう響k──」 ギョッ
つ[包丁]
響子「け、けけ、結婚って、どういう事ですか? わ、私聞いてませんよっ!?」 ズイッ
P「ま、ま、待て。まずは落ち着こう。な?」 アトズサリッ
ちひろ「ぷ、プロデューサーさん逃げて! き、響子ちゃん。まずは落ち着きましょう。ね?」
響子「おおお落ち着いてますっ! ちひろさんこそどうしたんですか? あ、ひ、ひょっとして、Pさんのお相手ってちひろさん…?」 ギラリ
ちひろ「こ、こっちに向けないで…!」
響子「やっぱり、ちひろさんなんですね……? あは…おめでとぅございまぁす…」 ニタァ
ちひろ「(わ、笑った!?) ひぃっ!?」
P「い、いや、違うぞ? ちひろさんじゃないから。だからちひろさんから離れるんだ。な?」
響子「じゃあ、Pさん教えて下さい…」 ズイッ
P「い、いやその…」 ジリッ
ジリジリ ジリジリ ドンッ
P(か、壁際に追い詰められてしまった…!?)
響子「どうして逃げるんですか? 結婚するから……もう他の女の子には触りたくもないって事ですか?」 ポロリ
P「(な、泣いた!?) 違うよ!}
響子「じゃあどうしてですか!」
P「お前が包丁持ってるからだよ!」
響子「えっ」
P「えっ?」
響子「…………」
響子「あっ……(////)」
――――
――
ちひろ「で、お土産のロールケーキを切ろうとしたところで話を聞いて、我を忘れて確認しにきただけだった……と」
響子「ごめんなさい……(////)。動転しちゃって、言われるまで全然気づきませんでした…」
P「しっかり者の響子も案外抜けたとこあるんだなぁ」
響子「うぅ…」
ちひろ「あ、あの、私に向かって微笑んだのは…?」
響子「え? あ、その、ショックだったんですけど、笑顔でお祝いしなくちゃーって…そんなに変顔してました?」
ちひろ「そ、そんなことないわよ!?」
ちひろ(ただちょっと、『ウフフ…この泥棒猫を殺せばPさんは私の元に帰ってきてくれるのね♪』って笑顔に見えただけ!)
響子「で、その…結婚というのは……?」 モジモジ
P「しないしない。もういいですよねちひろさん。ちひろさんの悪戯だよ」
ちひろ「ごめんね、響子ちゃん」
響子「じゃ、じゃあ、そういうお相手も…?(////)」 ウワメヅカイ
P「いないいない。そんな暇ないって」
響子「はぁぁぁぁぁ……よかっっ…たぁぁぁぁぁ……」
P「なんだと」
響子「あっ、いえっ…」
P「ま、当面、俺の嫁はアイドル(プロデュース)だよ」
ちひろ「!?」
響子「!!」 パァァァァ
響子「あっ、あのっ! お土産にロールケーキ買ってきたんです! 今、お茶と一緒にお持ちしますねっ♪」
P「……あ、響子、包丁忘れ── 行っちゃった。しょうがないな」
ちひろ「……」
P「あ、ちひろさん? 届けるなら俺が──」
ちひろ「どういう事ですか……?」
P「ん?」
ちひろ「お嫁さんは、アイドルしかなれないんですか…?」 チャキ
P「うわ…うわー! うわーー!! お、落ち着いて下さい、まずは包丁を置いて!」
ちひろ「嫁はアイドル……」 ジリッ
P「あれは仕事が恋人的なニュアンスですから! は、ハイライト落としましたよちひろさん? なんちゃってあはははー…」
ちひろ「……」 ジリジリッ
P「ち、ちひろさんにも素敵なお相手が見つかりますって!」
響子「すみませんっ! 包丁忘れt──」
P「あ、あーあ! その人が羨ましいなぁー! 若くて美人の事務員がお嫁さんだったら素敵だなぁー!」
ガチャン パリン
響子「」
以後ループ
あっと前書き忘れた。
五十嵐さんでした。
>>435
スレ立てた人間じゃないのであれだけど、自分もここで練習させて貰ったクチです。
このスレ立つ前に練習スレで二編ほど書かせて貰ったのがデビューだけど。
どうでもいいけど>>437にほぼ同意なんですが、否が杏に見えて仕方ない。
>>436
そうですね。挑戦しないと始まらない!
やります
携帯で投稿しますから時間かかります
お待ちを
初投稿ですが、よろしく。
では、参ります
CGプロ事務所
ちひろ「プロデューサーさん、ドッキリですよ。ドッキリ!」
P「…ちひろさん、人が悪いですよ」
ちひろ「ふふふ、いいじゃないですか。可愛い反応が見れるかもしれませんよ?」
P「…確かにそうかもしれませんが」
ドタドタドタ
ちひろ「静かに、来ましたよ」
バン
かな子「Pさん、いますか!」
愛梨「Pさん!」
P「おはよう。愛梨、かな子。元気なのはいいが、ドアはゆっくり開け閉めしろ」
愛梨「あっ、すいません」
かな子「愛梨ちゃん、そうじゃないよ。Pさん、結婚するんですか?」
愛梨「そうでした!本当ですかPさん」
P「あ、あぁ本当だが…」チラッ
ちひろ(プロデューサーさん、頑張って)
P「あの人は…」
かな子「なんでですか!急に結婚なんて」
愛梨「Pさん、結婚するって事は、居なくなるんですか?嫌です」
P「いや、事務所は辞めずにプロデューサーは続けるから」
愛梨「それでも、嫌です…Pさんが結婚したら、Pさんと一緒にいる時間が減っちゃいます」
P(どうしよう。ちひろさんまだか、「ドッキリでした」は…)
かな子「愛梨ちゃん、無理言っちゃあダメだよ…」
愛梨「かな子ちゃんも嫌だって」かな子「わーーーー愛梨ちゃん言っちゃ駄目ー」
P「愛梨。確かに一緒にいる時間は減るが、いなく」愛梨「嫌です、Pさんが好きなのに急に結婚なんて」
P「…えっ」
かな子「愛理ちゃん!」
愛梨「だって、私どこか抜けてて、皆に迷惑かけてるのにPさんは見捨てないでくれました」
愛梨「そして私を、初代シンデレラガールにしてくれました…Pさん!好きです。だから結婚しないでください」
P(えっ、えーー!どうすればいいんですか、ちひろさん)
ちひろ「」
P(気絶しないで、どうにかしてください)
愛梨「Pさん…」スッ
P「待て、愛梨。なぜ目を閉じる、なぜ近づく」
かな子「待ってください!」
P「かな子?」
愛梨「かな子ちゃん!」
かな子「Pさん、私もPさんが好きです、愛してます!」
P「なっ!」
愛梨「…やっぱり」
ちひろ(はっ、ここは事務所、私はちひろ。そうだプロデューサーさんは!)
P「まっ、待ってくれ二人とも落ち着け」
かな子「だって私、お[ピザ]でのろまで、なんの取り柄もないのにPさんは私に素敵な魔法をかけてくれました」
かな子「Pさん、だから愛してます。だから結婚しないでください」
愛梨「かな子ちゃん、ずるいよ。Pさんお願いですから結婚しないでください」
P(まずい、まずい、まずい。どうしてこうなった、どうしてこうなった)
ちひろ(まずい。こうなったら今しかない)
ちひろ「二人共、ストップ!これはドッキリなの、だから待って」
愛梨「えっ」
かな子「えっ」
P「すいませんでした。」
かな子「」ムスー
愛梨「」プクー
ちひろ「えっと、ごめんなさい」
かな子「ひどいです、ちひろさん」
愛梨「そうですよ。反省してください」
ちひろ「はい。反省します」
P「ちひろさん、本当に反省してますか?」
かな子「Pさーん」
愛梨「Pさんもです!」
P「はい、おっしゃるとおりです」
かな子「許しません」
愛梨「そうです。勢いとは言え、告白したんですよ」
P「はい、何も言い返せません、なんでもしますから許してください」
ちひろ(プロデューサーさん、それは…)
後日CGプロ事務所
かな子「Pさん、クッキーを焼いてきました。食べてください」
愛梨「Pさん、新作のケーキ作ってきました。はい、あーん」
P「ふ、二人共待ってくれ。後で食べるから」
愛梨「ダメです」
かな子「そうです」
P「いや、ちょっと。ちひろさん助けて」
ちひろ「すいませんPさん。あの二人に頼まれてほかの子達を止めないと」
P「はい…わかりました」
愛梨「Pさん、あーんです」
P「あ、あーん」
かな子「Pさん、クリームついてますよ」チュッ
P「わっ、かな子」
愛梨「あっ、かな子ちゃんずるいです。私も」チュッ
P「あ、愛梨」
愛梨「Pさーん」
かな子「Pさん」
P「た、頼む、ほかの子の視線が怖い」
凛「」(##゚Д゚)イライラ
愛梨「ダメです。待ちません」
かな子「そうですよ。次はPさんの番ですよ」
ちひろ「皆さん、落ち着いて」
凛「ちひろさん、どいて!」
伊吹「何よ!恋愛映画より甘い空気だしてー」
P「は、はい。二人共。あーん」
かな子「あーん」
愛梨「あーん」
ちひろ(あの日、二人が出したお願いで、事務所の中が怖いです)
凛「ちひろさん、どいてって言ってるでしょ!」
奏「キ、キス。うふふ、Pさんは私がお願いしてもキスしてくれないのに二人は簡単にPさんに」ワナワナ
まゆ「ちひろさん、どかないと痛い目にあいますよ」
響子「ナンデナンデナンデ」
伊吹「ちひろさん、後で説明しなさいよ」
美嘉「あはは、あははは」
ちひろ(どうみても、止めれません)(´;ω;`)
かな子「Pさん」
愛梨「Pさん」
「「大好きです」」
終
はい、終わりです。
駄文ですいません。
447、後は頼むよ
>>447だと思ってたw違ったのか…
乙乙!
>>448
ぎゃー昼休み中に確認したら、書かれてる。
仕事が終わったら、書くから夜に
初ssは怖いよ
皆さん、自分書いていいの?
461
ぎゃーーー
確かに、やっちまったぜ
仕事終了。帰って飯食って風呂入ったら書きます
CGプロ事務所
ちひろ「プロデューサーさん、久しぶりの休暇を楽しんでますか?」
P「はい。ちひろさん、実家でのんびりしてますよ。しかし急に電話が来たのでびっくりしましたよ」
ちひろ「ふふふ、プロデューサーさんが休暇を楽しんでる間にドッキリを考えてまして」
P「えっ、嫌な予感がするのですが…」
ちひろ「実は事務所の皆がプロデューサーさんが、休暇で何をしたのか気になってるみたいでティンと、きましたよ」
P「何ですか?ティンって。で…ドッキリの内容は?」
ちひろ「ふふふ、よく聞いてくれました。実はプロデューサーさんが休暇をとった理由は実家に結婚の報告に行った噂を、長そうと…」
すいません、いきなり誤字を
長そうと×
ながそうと○
です
P「は…ちょっ」ちひろ「では休暇を楽しんで下さいね♪」ガチャ
ちひろ「さてと…誰に話そう」凛「ふーん、ちひろさん楽しそうだね?」
ちひろ「!?り、凛ちゃん」
凛「私だけじゃないよ」
未央「ちひろさん、楽しそうな事考えてるね♪」
卯月「あ、あはは」
ちひろ「卯月ちゃん、未央ちゃんまで…」
凛「さて、ちひろさん。お話しようか」
ちひろ「は、はい」
すいません。一時中断。親が「ご飯の出来たよ」って言ってるから飯、食ってきます
Oh、誤字が酷い
再開します
凛「なるほど…。そんなドッキリを考えてたんだ。ふ~ん」
未央「…」
卯月「そうですよ、酷いです。皆、Pさんの事が好きなのに」
ちひろ「はい。すいませんでした、反省してます」OTL
未央「うづきん、大胆だね。でもそれなら、私達もドッキリに混ぜてよ」
ちひろ「えっ?」
凛「ちょっと、未央!」
卯月「未央ちゃん?」
ちひろ「えっと…未央ちゃんどういう事?」
未央「だから、プロデューサーが帰ったら、お祝いするんだよ。「結婚おめでとう」って」
ちひろ「!!未央ちゃん、いい考えだわ」
未央「でしょでしょ♪」
凛「なるほど、ちょっと面白そうだね」
卯月「凛ちゃん!?」
未央「たまにはいいじゃん、仕掛ける側も。ねーしぶりん」
凛「確かにプロデューサーの反応が楽しみだね」
卯月「え~、大丈夫かな」
ちひろ「なるほど、楽しくなってきましたね。もう少し人数をふやして、プロデューサーさんに逆ドッキリを仕掛けましょう」
未央「お~♪」
凛「誰に声かけようかな?」
卯月「…大丈夫かな?」
扉の前
??「ほぅ…」
後日 CGプロ事務所
ちひろ「さーて、今日プロデューサーさんが帰ってきますよ。皆さん準備はいいですか?」
歌鈴「だ、大丈夫ですけど」
頼子「いいんでしょうか…」
夕美「あはは、楽しそうだけど…ねぇ」
ちひろ「ふふふ、皆さんがお祝いしたらプロデューサーさんはどんな反応をするでしょうか?楽しみです」
コツコツ
ちひろ「しっ。帰ってきましたよ。準備はいいですか」
「「「「「「はーい」」」」」」
すいません
風呂に入ってきます
>>472
ドッキリしたやろ!
P「ただいま帰りました」
ちひろ「おかえりなさい、プロデューサーさん。休暇は楽しかったですか。実家に帰ったと聞きましたが」
P「はい、両親やら地元の友人達と久しぶりに会って」
ちひろ「それよりも聞きましたよ。プロデューサーさん、結婚おめでとうございます」
凛「おめでとう、プロデューサー」
未央「おめでとう♪」
卯月「おめでとうございます」
歌鈴「えっと…おめでとうございます」
頼子「…おめでとうございます」
夕美「おめでとう、Pさん」
P「なんだ皆、知ってたのか。社長から聞いたのか?」
>>473
えっ、ごめんなさい」
凛「はっ?」
未央「へっ?」
卯月「えっ?」
歌鈴「…へ?」
頼子「…!?」
夕美「…はい?」
ちひろ「…は?ってプロデューサーさん、冗談は…」
社長「おや、戻ったかね。どうだったね、結婚の報告は」
P「はい、両親も「これで安心だ」と喜んでましたよ。社長がちひろさんに、言ったのですか?」
社長「?いや、言ってないが…何故だい」
P「いや、ちひろさんが結婚の報告を知ってたので」
社長「千川くん、聞いてたのかい?」
ちひろ「え?いえ知りませんでしたよ?って本当に社長はプロデューサーさんの結婚を知ってて…」
社長「そうだよ。私が彼に、「お見合いをしないか」と言ってね」
P「でも社長のおかげで、いい女性と知り合えて結婚までいけました。ありがとうございます」
社長「いやいや、よかったよ。結婚おめでとう」
ちひろ(えっ、本当に結婚!プロデューサーさんが?)
ちひろ(って、皆は)チラ
凛「」チーン
卯月「」チーン
未央「」チーン
歌鈴「」チーン
頼子「」チーン
夕美「」チーン
ちひろ「Oh…」
P「でも助かりましたよ、ちひろさん。おかげで報告が少し楽になりましたよ」
ちひろ「えっ?あ、はい」
ちひろ(ど、どうしましょう…皆さんが)チラ
凛「嘘だ…嘘だ」ブツブツ
卯月「えっ…えっ」オロオロ
未央「あはは…はは」
歌鈴「…うぅ」グス
頼子「…」ボーゼン
夕美「…あ」ズーン
ちひろ「Oh…アカン」
社長「では、私は用事がありから」
P「あ、はい。お疲れ様です」
あーまた誤字だ
ありから×
あるから○
P「さて、皆ありがとう。嬉しいよ」
ちひろ(えっ…なんでこんな事に)
凛「ねぇ、プロデューサー嘘だよね。嘘だよね?」
卯月「ほ、本当に結婚するんですかプロデューサーさん!」
未央「夢だよ、これは…夢」
歌鈴「嘘ですよね、プロデューサーさん?嘘だって言ってください」
頼子「えっ、本当に結婚するんですか…Pさん…本当に」
夕美「嘘だよねPさん、嘘だよね。そう言ってください!」
ちひろ(やばい、皆さんが壊れはじめてる)
P「み、皆どうしたんだ?様子がおかしいぞ」
ちひろ「プロデューサーさん、本当に結婚を…?」
「「「「「「うわーん」」」」」」(ノ△T)
ちひろ「ちょっ、皆しっかり」
P「…社長、そろそろ!」
ちひろ「えっ?」
社長「待ってたよ。君ぃ」
P社長「「ドッキリ大成功」」
パンパパパーン
「「「「「「「へっ?」」」」」」」
社長「大成功だよ。君ぃ」
P「はい。やりましたね、社長」
ちひろ「社長、プロデューサーさん一体これは?」
社長「実は千川君達が逆ドッキリを計画してるのを、聞いてね」
ちひろ「へっ?誰から聞いたのですか?」
社長「君たちが事務所で彼にドッキリの電話をして渋谷くん達に聞かれたときにだよ」
ちひろ「あ、あの時に聞かれてた!?」
社長「そして彼に私から電話して打ち合わせしたのだよ」
P「いやー、皆すまん。面白そうだから、つい」
凛「ふーん」
未央「ほーぅ」
卯月「む~」
歌鈴「う~」
頼子「…」ゴゴゴ
夕美「へーぇ」
P「あの~皆さん、怖いのですが」
社長「じ、じゃあ後は頼んだよ。私は営業があるから」バタン
P「あ、社長ずるいですよ。待ってください」
凛「プロデューサ~、覚悟はいい?」
未央「ふふふ、ちょっと」
卯月「痛い目にあってもらいます」
歌鈴「酷いですプロデューサーさん」
頼子「…覚悟してください」
夕美「ゆるさないよ、Pさん」
P「ひっ、ちひろさん助けて」
ちひろ「知りませんよ」(-_-#)
P「そんなー」
凛「プロデューサー」
未央「プロデューサ~」
卯月「プロデューサーさん」
歌鈴「Pさん」
頼子「…Pさん」
夕美「Pさ~ん」
「「「「「「覚悟!」」」」」」
ヤメテゴメンナサイスイマセン
社長「だ、大丈夫かね」
P「はい、なんとか生きてます」
社長「しかし君も大変だね」
P「もうドッキリは嫌です」
社長「そうだね。よそう」
「「はぁ」」
終わり
はい、終わりました
初投稿にして超駄作
誤字が酷いうえに時間がかかりすぎました。
よろしければ感想、この駄作にお願いします
では
「出し過ぎ」というか「出した意味があまりない」というべきか。
「誰でも成り立つ」は(あんまり言いたくないけど)よくあることなんだけど、
「一人でも成り立つ」は避けた方がいいかも。
お話はとても好みな感じでちっひがダメージ受けていて気に入りました(小並感)
久しぶりに書いてみました。
またキャラ被りで申し訳ないですが、黒川さんいきます。
──モバPのアパート前 ~深夜~
モバP(以後P)「うー、寒…。昼でも寒いってのに、夜は殊更寒さが身にしみるなぁ」
カンカンカンカン ←階段を登る音
P(明日も早いし、ビニ弁で晩飯済ませて今日はさっさと寝てしまおう…)
P(ん…? 俺の部屋の前に誰か……)
千秋「……Pさん」
P「って、千秋!?」
P「ど、どうしたんだ、こんな時間に」
P(ていうか何で俺んち知ってんの?)
千秋「……」
P「だんまりじゃ分からないだろ……顔まっしろじゃないか、いつから待ってたんだよ…」
千秋「……」
P「誰が見てるか分からないし、取り敢えず入ってくれ」
千秋「ええ」 コクリ
──モバPの部屋 ~深夜~
P「うー寒…暖房MAX、っと……。適当に座っててくれ。コーヒーでいいか?」
千秋「…ええ」
P「と言っても、インスタントだから期待はしないでくれよな……うわ、びっくりした。立ったままどころか動いてないのかよ」
千秋「……」
P「本当に、何かあったみたいだな…。ほら、テーブルに置いたから、座ってくれ」
千秋「ええ…」
P「クッションないから、俺はベッドに…と」 ポスン
千秋「……」 ポスン
P(え、隣…?)
千秋「……」
P「……」
…………。
P(何この沈黙……俯いてて表情も見えないし…)
P「あ、あのさ、千秋。悩みがあるならいつでも聞くから、次からは出来れば電話で連絡して、喫茶店とか事務所の談話室とかで待ち合わせような?」
ストン
P(な、なんだ!? もたれかかってきた…?)
千秋「暖かい…」
P「そ、外は寒かったからなぁー! 千秋、寒いなら暖房強くするから、離れてくれ。な?」
千秋「迷惑かしら?」
P「いや、迷惑って事はないけど…流石にまずいかなーって」 アセッ
千秋「……Pさんは、今、幸せ?」
P「ん?」
P(えっ、なにその重い質問……)
P「いや、まぁ、幸せだけど…」
P(上向き調子のプロダクションに勤められてるし、担当アイドルともうまくいってる(多分)し、病気とかもしてないしな…)
千秋「なんで……ッ」 ギリ…
P「ん?」
千秋「……なんでもないわ」
P「そうか? …なんか今日変だぞ?」
P(唇を噛んで、白くなるほど拳を握りしめて…。何があったか知らないが、鬼気迫る何かがあるな…)
千秋「朴念仁のPさんでも、分かるのね」
P「心配してるのに、その言い草はないだろ」 ムスッ
千秋「自分の心配をした方がいいわ」
P「なんでだよ。担当アイドルが…そうじゃなくても、年下の女の子が思い詰めた様子だったら、心配になるに決まってるだろ」
千秋「貴方が…そんなだから……そういうところが心配なのよ…」
P(泣いてるのか…?)
千秋「……ねぇPさん、私が何しに来たと思う?」 ニコッ
P(やっと顔を上げ…え、笑ってる…?)
P「い、いや……相談事とか?」
千秋「違うわ」
千秋「──奪いにきたの」
ドンッ
P「へ? あ……うわっ!?」
ガバッ
千秋「……」
P「……」
P(え……? な、なんだ…どーなってんだ…?)
P(俺がベッドに押し倒されて… 千秋がのしかかって……?)
千秋「P……… ん……っ」 ズイッ
P「わ、ばか! よせ!」 ガシッ
千秋「駄目なの? …どうして」
P「駄目に決まってるだろ! き、キスってのは、好き合ってる同士でやるもんだ。俺と千秋はそういう関係じゃないだろ?」
P(突き飛ばすのは簡単だけど……出来るわけないよ…)
千秋「私の事、嫌いなのね?」
P「そんなわけない!」
千秋「なら、好き?」
P「どうしたんだ、おかしいぞ!」
千秋「答えてよ!」
P「す、好きな方、ではあると、思うよ? 変な意味じゃないぞ? 千秋の誰より自分に厳しい努力家なところは、本当に尊敬してる」
千秋「なら、問題ないじゃない」 ズイッ
P「わーちょっと! 駄目だっつの!」
千秋「……やっぱり、駄目なのね…」 スッ
P(離れた…分かってくれたか…!)
P「当たり前だr……って、ちょっと! ズボンのチャック下げないで! アイドルがそんな事しちゃ駄目だから!」
千秋「……だって…こうするしかないじゃない…」 カチャカチャ
P「どこをどう考えたら、そうするしかなくなるんだ!?」
千秋「…あんな女のどこがいいのよ!」 カチャカチャカチャ
P「あんな女? ……って、何の話だよ」
千秋「とぼけないで! あんな女より、私の方が若いし、ずっと貴方を満足させてあげられるわ」 キッ
P「言ってる意味が分からん!」
千秋「試しもしないで、分かる訳がないじゃない。私の事、抱きもしないで分かる訳ないじゃない……!」
千秋「ちひろなんかに渡さない…! 私が……私の方がずっと貴方を愛してるのに…!!」 ポロポロ
P「へ? ああ、ちひろさんのドッキリの話か?」
千秋「!?」 ピタッ
P(あ、固まった)
千秋「…」
P「…」
千秋「……えっ、ドッキリ?」
P「あ、うん。なんか、俺が結婚するとかなんとか吹聴して、アイドルの反応を見るとか」
千秋「……」
P「……」
スクッ
P(あ、立った)
スタスタスタ
P(部屋の隅に行った)
千秋「………」
P(なんか苦悩してる…)
クルッ
千秋「ど、ドッキリ大成功~♪」
P「…」
千秋「…」
P「……」
千秋「……な、何か言ってくれると嬉しいんだけど…」
P「……千秋」
千秋「…ひゃ、ひゃいっ!?」
P「顔真っ赤だぞ」
千秋「っっ──!?(////////)」
──CGプロ事務所 ~朝~
P「そんなわけで、あのドッキリのタチの悪さって奴を嫌と言うほど思い知りました。もう二度と御免ですよマジで…」
ちひろ「アパートに直接押しかけるなんて、千秋さんて行動的なんですね」
P「そもそもどうやって住所を調べたのか…」
ちひろ「さーってスタエナの補充しないと…♪」
P(露骨に逃げたな…)
P「まぁでも、人の気持ちをちゃんと考える、良い機会ではありました。その点は感謝してます」
ちひろ「いえいえ♪ それじゃ手始めに…」
P「ええ、手始めに千秋のご両親に会ってきました」
ちひろ「は?」
ガチャッ
千秋「おはようございます」
ちひろ「あ、お、おはようございます千秋さん。それで、どういう事なんですかプロデューサーさんっ」 ズイッ
P「あれ、おはよう千秋。今日は午前中から講義があるって話じゃなかったか?」
千秋「その前に、貴方に会いに来ちゃいけないの? 相変わらずちひろさんとは仲がおよろしいようで」
ちひろ「あ、そ、そんなんじゃないんですよっ?」 バッ
ちひろ「ただちょっと、気になる事を言うので身を乗り出しちゃっただけで…」
P「あのなぁ…」
千秋「何の話をしていたの?」 ズイッ
ちひろ(当たり前のように膝に乗ろうとした!?)
P「こら、やめなさい。お義父さんとお義母さん公認とはいえ、けじめはつけようって言ったろ?」
千秋「何よ…いじわる……。じゃあ…はい」 ンー
ちひろ「ファッ!?」
P「だからやめなさいってば! 事務所で公然とキスするアイドルはけじめついてないよな!?」
千秋「だってぇ…今日一日頑張るのに、Pさん成分が不足してるんだもん…」
P「俺だって寂しいけど、千秋の為に仕事頑張るからさ。千秋も我慢してくれ。な?」
ちひろ「なんだこれ」
千秋「分かったわ……なんて、隙ありっ!」 チュッ
P「あっ、お、おいっ!(////)」
千秋「頬にキスくらいなら、いいでしょ? それじゃ、大学に行ってくるわね。あ・な・た♪(////)」
P「かなわないな千秋には……。ああ、気をつけてな。…愛してるよ、千秋」
千秋「!! 私も大好き、Pさんっ!(////)」
ちひろ「なんだこれ!?」
おしまい。
黒川さんは本物が>>405からあるので許して下さい!
何でもしらさか
どうも
464から無駄に人物だけいて、中身0の作者です。
仕事が終わったので書いていきます。
今度はちゃんと書くぞ
携帯から投下するので遅いですが、また感想をお願いします。
CGプロ事務所
ちひろ「今日からプロデューサーさんは3日間、帰省ですか。遊び相手がいなくて暇ですね~」
ちひろ「そうだ!最近、事務所の中が平和だからきついドッキリを仕掛けましょう」ニヤリ
ちひろ「そうと決まれば、早速準備を」
茄子「さて、今日もお仕事頑張りましょうね。二人とも最近どうですか?」
美世「あたし?調子は絶好調だよ♪プロデューサーさんから体をメンテナンスして、もらってるからね」
洋子「え!?美世ちゃんそれって、どういう事?」
美世「えっ?ただのマッサージだよ」
洋子「な、なんだ。よかった」
茄子「ほっ。も~美世さん、間際らしいですよ」
美世「ごめんごめん。でも洋子ちゃんも最近、プロデューサーさんと一緒に銭湯に行ったんだよね?いいな~」
茄子「本当ですか!?洋子さん、ずるいです」
洋子「うっ。茄子ちゃんだって、プロデューサーと一緒に初詣に行ったらしい、じゃないですか?」
美世「なっ!?羨ましいよ、茄子ちゃん」
茄子「えっと、それは…。二人だってプロデューサーと二人きりじゃないですか」
美世「うっ。言い返せない」
洋子「はぁ、もうやめよう。事務所が見えたよ」
美世「そうだね」
茄子「はい」
ガチャ
美世「おはよう」
茄子「おはようございます♪」
洋子「おはよー」
ちひろ「おはようございます。皆さん早いですね」
美世「ちひろさん、おはようございます。プロデューサーさんは?」
洋子「あれ?そういえば」
茄子「確かにいつも、早いのにいませんね」
ちひろ(チャンス!)ニヤリ
ちひろ「プロデューサーさんなら、今日から3日間実家に帰省です」
美世「へぇ、そうなんだ」
洋子「いいな~」
茄子「プロデューサー、最近忙しかったですから。でも急ですね?」
ちひろ「はい。なんでも実家に結婚の報告しに行ったみたいですよ」
美世茄子洋子「「「えっ!?」」」
美世「ほ、本当ですか?ちひろさん!」
洋子「プ、プロデューサーが結婚?その為に帰省!?」
ちひろ「はい。そう聞きましたよ」
茄子「プロデューサーが結婚、結婚?嘘」
茄子「か、確認しないと」ピポパ
ちひろ「茄子ちゃん!?」
ちひろ(ま、まずい。今ばれたら。プロデューサーさん、出ないで)
茄子「プロデューサー、早く出てください、早く」
ガチャ
茄子「プロデューサー!」
タダイマデンワニデルコトガ、ピッ
美世「茄子ちゃん、プロデューサーは?」
茄子「出ません」
ちひろ(やった)
洋子「そんな!」
ちひろ「皆さん、プロデューサーが帰ったら聞けば、いいじゃないですか。そろそろ行かないと仕事が」
美世「は、はい」
洋子「…行ってきます」
茄子「…」フラフラ
ガチャ
ちひろ「ふふふ、楽しくなってきましたよ」
美世「プロデューサーさんが結婚。…なんで」
ディレクター「原田さん、時間ですよ」
美世「あ、はい。今いきます」
監督「美世ちゃん、元気ないよ、大丈夫?」
美世「大丈夫ですよ。頑張ります」
美世(取りあえず、後でプロデューサーさんに確認しないと)
洋子「プロデューサー、なんで急に結婚なんて…」
トレーナー「洋子さん、大丈夫ですか?体調が悪いなら今日は、ここまでに…」
洋子「いえ、いけます。頑張らないと…」
トレーナー「わかりました。だけど無理しないで下さいね」
洋子「はい」
洋子(いけないなー、頑張らないと)
茄子「はぁ、プロデューサー本当に…」
ディレクター「監督、機材の調子が急に!」
監督「なに!さっきまで問題は、なかったはず」
茄子「…どうかしましたか?」
監督「あぁ茄子ちゃん、急に機材が故障して」
茄子「はぁ、そうですか」
監督「しかしなんで?さっきまでは問題なく…。今日の撮影は中止だ。済まない茄子ちゃん」
茄子「いえ、じゃあ帰ります」フラフラ
監督「…大丈夫か」
茄子(プロデューサー、プロデューサー)フラフラ
2日目
CG事務所内
洋子「あの後、プロデューサーに電話通じた?」
美世「全然、駄目だよ」
茄子「今日電話しても、プロデューサー出ませんでしたね」
ちひろ「プロデューサーさんも、結婚の報告で忙しいんですよ、きっと」
美世「結婚、結婚」
茄子「うふふ」
洋子「…嫌だ、嫌だ」
ちひろ(あ、あれ。なんか様子が)
美世「おかしいよ。こんなの認めたくないよ」
茄子「うふふ、プロデューサーさん、私不幸になりそうです」
洋子「なんで、私達じゃなくて…誰なの」
美世茄子洋子「…」ブツブツ
ちひろ(あれ?これって ヤバい)
洋子「もう一回電話しよう」ピポパ
洋子「…」ピリリ
茄子「洋子さん」
美世「どう?」
ガチャ、タダイマ
ピッ
洋子「…」フリフリ
茄子「そうですか」
美世「あは、あはは」
ちひろ(アカン)
ちひろ「み、皆さん明後日、プロデューサーさんが帰ってきますから、その時に話を聞きましょう」
美世「…わかりました」
茄子「じゃあ、明後日」
洋子「じゃあね、ちひろさん」
バタン
3日目
ガレージ
美世「…」ブツブツ ガチャガチャ
幸子「…あ、あの美世さん」
美世「ん」クルッ
幸子「ひっ!み、美世さん、目が」
美世「えっ、あたしの目が何?」
幸子「ひ、光が目に光がありません」
美世「あはは、大丈夫だよ。そんな事よりドライブ行かない?」
幸子「あの、美世さんその手に持ってるのは…?」
美世「えっ?ただのブレーキだよ」
幸子「ブ、ブレーキ!?それ車に必要な部品ですよ!なんで取ってるのですか」
美世「大丈夫、大丈夫。さっ、行くよ」
幸子「いっ、いえ、ボクは結構です」
美世「あはは、遠慮しないで」
幸子「ちょっ…!誰か助け…」
茄子「…」ブツブツ
ピーー
ディレクター「わー!また、カメラが壊れた」
ザーザー
監督「なっ!?さっきまでは晴天だったのに、急に大雨」
茄子「プロデューサープロデューサー」
バラバラ
ディレクター「ぎゃー、雹になった!」
監督「撤収、撤収だー」
茄子「…」ブツブツ
居酒屋
洋子「…」ゴクゴク
友紀「よ、洋子ちゃん?」
早苗「の、飲みすぎよ」
ドンッ
洋子「なんれんしゅか~。二人とも全然のんれないじゃ~ないれすか」
友紀「い、いや飲んでるけど」
早苗「の、飲みすぎよ。そろそろやめないと」
洋子「らいじょうぶ~れすって。まらまら、のめま~す」
友紀「さ、早苗さん、洋子ちゃんどうしたんだろう?」
早苗「わ、わからないわ。珍しく飲みに誘われて来てみれば」
洋子「まらまら、いくぞ~」
数時間後
洋子「す~す~」
友紀「な、何とか終わった」
早苗「え、えぇ。珍しいわね、洋子ちゃんがこんなに…」
洋子「Zzz…」
次の日
CG事務所
モバP「ただいまー。あ、ちひろさん。」
ちひろ「あら♪プロデューサーさん、お帰りなさい」
モバP「あ、これ皆にお土産です」
ちひろ「あら♪ありがとうございます」
モバP「自分がいない間に何かありませんでしたか?」
ちひろ「あっ!えっと…プロデューサーさんごめんなさい」
モバP「えっ、何かあったんですか?」
ちひろ「ちょっと、ドッキリを…」
モバP「えっ、今度は何をやらかしたのですか?」
ちひろ「えっと、それが…」
ガチャ
美世「あ、プロデューサーさん」
モバP「み、美世!?目に光がないぞ」
美世「あはは、そんな事よりあたしに言うことがない?」
モバP「えっ?」
美世「あるよね。あるでしょ!」
モバP「ひっ!?美世、どうした」
ガチャ
茄子「あ♪プロデューサー、み~つ~け~た~」ダキッ
モバP「か、茄子!急に抱きつくな、って美世まっ、待ってくれ」
美世「あはは、プロデューサーさん。茄子ちゃんにデレデレして、あたしは無視なの!」
モバP「してない、してないから。茄子、早く退いてくれ」
茄子「プロ、いいえPさん、私じゃ満足しませんか?」
モバP「えっ?」
茄子「うふふ、Pさんは、私の前から、いなくなるんですか?許しませんよ」ハイライトオフ
モバP「ひっ!?か、茄子
美世「プロデュー、Pさん、あたし怒るよ」
ガチャ
洋子「あ、プロデューサー!」
モバP「よ、洋子!た、助けてくれ」
洋子「プロデュ、いえPさん、今まで何処で何してたの!」ハイライトオフ
モバP「よ、洋子まで!?実家に帰省しただけだよ」
洋子「へー、嘘つくんだ」
モバP「本当だって」
美世「白々しいよ、Pさん」
モバP「な、本当にただの帰省だ」
茄子「Pさ~ん、いくら私でも許しませんよ」
ちひろ「…」コソコソ
モバP「こら!ちひろ、逃げるな!あんたのせいだろ!」
ちひろ「ひっ!?わ、わかりました。み、皆さん聞いて下さい。これはドッキリなんです!」
美世「…」ギロッ
茄子「…」キリキリ
洋子「…」ギョロ
ちひろ「ひっ!?ほ、本当にプロデューサーさんは結婚しないわ。ドッキリなの。ごめんなさい、最近退屈だったから」OTL
美世「本当に、Pさん?」
モバP「ほ、本当だって!ちひろさん、何てドッキリを仕掛けるんですか!」
ちひろ「はい、すいませんでした」
洋子「…本当にドッキリなの、Pさん?」
モバP「本当だって!そんな相手いないよ」
茄子「…本当みたいですね」
ちひろ「あ、あはは。よかったですね。じゃあ私はこれで…」
美世「ちひろさん!」
洋子「ちょっと」
茄子「お話が♪」
ちひろ「は、はい…」
美世「…さて」
茄子「ちひろさん」
洋子「覚悟はいいですか?」
ちひろ「み、皆さん、お手柔らかにお願いします」
美世「駄目ですよ」
茄子「それ相応の」
洋子「報いを」
会議中…
美世「では、ちひろさん」
洋子「私達、一緒にプロデューサーと温泉に行きたんです」
茄子「一泊で♪」
ちひろ「だ、駄目に決まってるじゃないですか!?」
美世「…だったらしょうがないですね」
洋子「茄子ちゃん」
茄子「は~い♪」
ちひろ「か、茄子ちゃん」
茄子「ちひろさ~ん、ちょっと耳を」
ちひろ「は、はい」
茄子「…」ボソボソ
ちひろ「!?な、なんでそれを!?」
茄子「ちひろさん、どうします?」
ちひろ「う、…わかりました。手伝います」
ガチャ
モバP「あ、話は終わりましたか?」
ちひろ「…はい」
美世「うん!」
洋子「平和に」
茄子「話し合いで」
モバP「そうか。ちひろさん、これに懲りたら自重してくださいよ」
ちひろ「…はい、身をもって知りました」
茄子「それはそうとプロデューサー?」
モバP「うん?どうした茄子?」
美世「今度、あたし達と一緒に」
洋子「温泉に行こう」
モバP「…は?」
美世「いいでしょ?洋子ちゃんとは、銭湯に行ったんでしょ?」
茄子「そうですよ♪たまには、一緒に」
洋子「ねっ、プロデューサー」
モバP「駄目だ、アイドルとプロデューサーが一緒に、そんなとこ行って見られてみろ。終わりだぞ」
モバP「ちひろさんも何か言ってくださいよ」
ちひろ「プロデューサーさん、お願いです。一緒に行ってあげてください」
モバP「…へ?」
美世「ほら、ちひろさんも、いいって言ってるし」
洋子「いいでしょ」
モバP「いや、もし問題になったら」
茄子「大丈夫ですよ♪私が、いますから」
ちひろ「プロデューサーさん、お願いします。茄子ちゃんの幸運もありますし」
モバP「いや、…ですが」
ちひろ「プロデューサーさん、本当にお願いします。私のコネでいい場所があるので」OTL
モバP「ちょっ、土下座は辞めてください」
美世「プロデューサーさん」
茄子「プロデューサー」
洋子「プロデューサー」
モバP「わ、わかったから。じゃあ、ちひろさんお願いします」
ガチャ
ちひろ「行きましたね」
美世「じゃあ、ちひろさん」
ちひろ「…はい」
茄子「希望する宿の内容ですが…」
洋子「えへへ」
ちひろ「こうなったら、どんな宿でも要望を聞きましょう」
美世「じゃあ」
洋子「私達の」
茄子「要望する宿の条件は」
ちひろ「……えー!?」
そして運命の日
温泉
モバP「ふぅ。…一時はどうなるかわからなかったが、温泉は気持ちいいな」
モバP「茄子がいるから大丈夫だとおもうが、油断しないようにしないと」
ガララ
茄子「あ♪プロデューサー」
モバP「へっ?」
洋子「やっぱりいた」
モバP「な、な、な!?」
美世「プロデューサーさん」
モバP「な、なんで3人がここにいるんだ!ここは男湯じゃあ!?」
美世「プロデューサーさん、知らないの?」
洋子「ここは貸し切りだよ」
茄子「ですから心配しなくても大丈夫です♪」
モバP「え~!」
モバP「だ、だからって」
茄子「今日は日頃の感謝にお背中を流しますね♪」
美世「あたしはマッサージしてあげる」
洋子「ほらプロデューサー、あがって」
モバP「ちょっ、恥ずかしいならやめなさい。顔赤いぞ」
美世「言わないでよ、Pさん」
洋子「私だって恥ずかしいんだから」
茄子「だったら私、一人で」
美世洋子「「それはダメー」」
モバP「今のうちに」
グイッ
モバP「うわっ!?」
茄子「ダメですよ。逃げちゃ」ハイライトオフ
モバP「ひっ!?」
美世「あはは、逃がさないよPさん」ハイライトオフ
洋子「背中を流したら次は前だから」ハイライトオフ
モバP「お、お前らまさか」
美世「大丈夫だよ、Pさん」
洋子「私達がPさんを」
茄子「たくさん気持ちよく」
美世茄子洋子「してあげるから」
モバP「う、うわー!?」
終?
はい、終了です
なんたる駄作だ
進展ないなー自分
では
そして自分は何時間かけてこんな駄作書いてんだ
また、気が向いたら書きます
感想があったら、お願いします
割と楽しめて読めたから必要以上に自分で書いた文章を卑下する必要ないよ
つーかあんまり駄文駄文言うと実際楽しんだヤツの感性否定してることになるし
>>545
そう言ってもらえると嬉しいです。
確かにそうですね。
頑張ってみます
未央「ねえねえプロデューサー! 結婚するって本当!?」
P「あ、あぁ、本当だ」
未央「うわぁ、本当なんだ……あ、そうそう、相手はだれなの?」ウキウキ
P「なんでそんなにウキウキなんだお前」
未央「だって気になるじゃん、あのプロデューサーの結婚相手なんて」
未央「それでそれで? ご相手は?」
P「えー、あー、その、昔からの友達でな」
P「久しぶりに再会して、その、そこからなんかトントン拍子で結婚までいったんだ」
未央「ほうほう、で、そのトントン拍子には一体どんな過程が!?」
P「まあ、デートとか、いろいろあったんだよ」
未央「おぉー、デートかー!」
未央「ねえねえどんな感じのデート?」
P「え? あー、そうだな、えっと、す、水族館に行ったりとか、遊園地? とか?」
未央「もっともっと詳しく!」
P「あ、す、水族館は……ペ、ペンギンだ、ペンギンを見た」
P「遊園地は……ぱ、パレードを見たりしてな、すごい盛り上がったぞ」
未央「うわぁー、羨ましい!」
未央「あ、そうだ! 写真見せてよ! 写真!」
P「し、写真? あ、す、すまん、今は持ってないんだ」
未央「えー、じゃあ今すぐとってきてよー」
P「……」
未央「今すぐみたーい」
未央「しゃしんしゃしんー」
P「なあ未央……」
未央「ん?」
P「お前、気づいてるだろ」
未央「……バレちゃった?」
P「まぁ……いくらなんでもな」
未央「だってー、バレバレなんだもーん」
P「そ、そんなにか?」
未央「うん、顔に丸々答えが書いてあるって感じ」
P「……そこまで言われるとちょっとショックだな」
未央「なにより、プロデューサー君ではこの未央ちゃんを騙すことなど不可能なのだ!」
P「本当かー?」
未央「ふふん、当然だよっ」
未央「…………だってプロデューサーのことだもん」
P「……え?」
未央「……///」
P「……そ、それって」
未央「……なーんちゃって!」
未央「今のは全部嘘でしたー!」
P「な……騙したな!」
未央「最初に騙そうとしたのはプロデューサーでしょー」
P「そ、それはそうだけど……」
未央「だから、これはお返しだよーん、えへへ」
P「はぁ……お前には参ったよ」
未央「ふふん、これにこりたらもうこんなことしないことだね!」
P「りょーかいだ」
未央「じゃあこれから私、レッスンだから、じゃねー!」
P「頑張れよー」
バタン
未央「……なーんて、私のは嘘じゃないけど、えへへ///」
これで終了です
ちゃんみおが2回目? 気のせいです
愛があればそんなの関係ないんです
数日中には書き終わる……、と思う
ひとまず冒頭予告
ちひろ「さてさてお次はどなたでしょうか? ……はい、プロデューサーさん!」
P「えらくテンション高いですねー」
ちひろ「はい不正解! 正解はー……、あの子です!」
P「……あー」
ちひろ「おや反応薄いですねぇ」
P「いや、だってあれはその手の枠外でしょ」
ちひろ「冷たいですねぇ、あの子もアイドルなんですよ?」
P「それ以前に行動がただのエロ親父じゃないですか」
お察しの通り師匠
でもうちの師匠はちょっと同性同士のスキンシップが
行き過ぎてるだけのノンケさんだから百合派な人はスルーで
あとしおら師匠が師匠感皆無で困った
ちひろ「さてさてお次はどなたでしょうか? ……はい、プロデューサーさん!」
P「えらくテンション高いですねー」
ちひろ「はい不正解! 正解はー……、あの子です!」
P「……あー」
ちひろ「おや反応薄いですねぇ」
P「いや、だってあれはその手の枠外でしょ」
ちひろ「冷たいですねぇ、あの子もアイドルなんですよ?」
P「それ以前に行動がただのエロ親父じゃないですか」
ちひろ「まあそれはそうですけど、可愛いじゃないですか」
P「見た目はね、……まあそれはみんなそうですが。あれに関しちゃ中身を知ったら百年の恋も冷めますよ」
ちひろ「でしょうか?」
P「実際、あれを俺がやったら絶対セクハラで訴えられるでしょ?」
ちひろ「……ふむ。…………」
P「? どうしました?」
ちひろ「……プロデューサーさんは、絶っ対にっ、やらないでくださいね」
P「……念を押さなくても分かってますって。俺もみんなに嫌われたくはないですし」
ちひろ「まあまあ。……とりあえず、あんまり待たせるとかわいそうですよ?」
P「……はぁ。じゃあいってきます」
ちひろ「はいいってらっしゃい。……」
ちひろ「……」
ちひろ「……ふふ。止めたのは嫌われるからじゃなくて、プロデューサーさんがやったら洒落じゃ済まなくなる子が多いからなんですけどね」
P「おう、おはよう愛海」
愛海「……あ、おはよ。プロデューサー」
P「どうした、えらくテンション低いな」
愛海「もう、あたしだって落ち込むことくらいあるよぅ」
P「どーせ、最近女の子の胸が揉めてないーとかだろ」
愛海「……。んー、そうだね、そんな感じ」
P「あのなぁ」
愛海「……。……うひひ、というわけで女の子に会いにお仕事にいこう!」
P「別に女の子に会いに仕事しにいくわけじゃないし今日は打ち合わせだけって連絡いったろ」
愛海「……そだっけ?」
P「ああ」
愛海「……ぁぅ」
P「おいおい目に見えて元気がなくなったな。そんなに女の子に会えないのが寂しいのか」
愛海「う、うん、そう。そうなんだよ?」
P「……。まあいいが、あんまり溜めすぎて問題起こすなよ」
愛海「うー……」
P「どうした?」
愛海「う、ううん? ……うん。適度に発散しなきゃね、うへへ」
P「……」
愛海「ん、なに?」
P「……いや」
愛海「そう?」
P(……なんか、わざとらしいんだよな)
愛海「それで、打ち合わせって何するの?」
P(そういえばどういう話するかは決めてなかったな……)
愛海「?」
P「……いや。俺の休暇もあったし、とりあえずお互いの報告会かな」
愛海「……っ」
P「ちょうど言わなきゃならん事が」
愛海「ぷ、プロデューサー!」
P「ん?」
愛海「プロデューサーとしてはまずアイドルの状況を把握する方が先じゃないかなっ!」
P「ふむ、それもそうだな」
愛海「じゃ、じゃああたしの方から話すねっ! えっと」
P「……」
愛海「えっと……」
P「……」
愛海「……ぅぅ」
P「ないなら俺の方から」
愛海「いいからプロデューサーは待ってて! ……その」
P「……」
愛海「そだっ! プロデューサーが休んでる間に新人さんが来たんだよ!」
P「ん? ああ」
愛海「その中でも、特にあたしのイチオシなのが……」
P「くるみだろ」
愛海「なぜそれをっ!」
P「まあ、愛海だし」
愛海「むむむ……」
P「そもそもスカウトしてきたのは俺だし」
愛海「……。あうう……」
P「どうした急に俯いて」
愛海「……。プロデューサー、ああいう子が好きなの?」
P「……まあ、光る物は感じるな」
P「正直それがないとは言わんが」
愛海「はぅ……」
P「いや、お前も好きだろ……」
愛海「そうだけどっ。色々複雑なのっ」
P「? まあそれはいいよ。で?」
愛海「う、うん……。それで、お話したりして仲良くなったんだよね」
P「……オチは見えたような気がするが、それで?」
愛海「それでね、辛抱たまらーんってなっちゃって……、やっちゃった☆」
P「……お前なぁ」
愛海「大丈夫! 泣いちゃったけど土下座したら許してくれたよ!」
P「……お前はもうちょっとアイドルとしての自覚を持ってくれ」
愛海「てへっ☆」
P「可愛く笑っても駄目だ」
愛海「うへへ、可愛いなんて……」
P「いや褒めてないからな」
愛海「うぅ……」
P「というかだな」
愛海「ん?」
P「揉めてないとかいってやっちゃってるじゃねーかよ」
愛海「…………てへっ☆」
P「だから可愛く笑っても駄目だって」
愛海「うひひっ☆」
P「……だからといってその笑いはやめろ」
愛海「じゃあどうしろっていうのさっ」
P「……何でキレるのか分からんが。その話はそこで終わりか」
愛海「う、うん。くるみちゃんはおしまい」
P「それじゃあ俺の話を」
愛海「あー待って待って次はね、えっとえっと……」
P「……」
愛海「……んっと」
P「……」
愛海「……」
P「……ないか?」
愛海「……あい」
P「じゃあ、俺の番だな。とりあえずお前に報告することがある。ちひろさんと後先になったが」
愛海「……うん」
P「今度、結婚することになった」
愛海「……」
P「しばらくは忙しいかもしれんが仕事には穴を空けないようにするつもりだ」
愛海「……うん」
P「お前の暴走を止められるのは俺しかいないからな」
愛海「…………うん」
P「……」
愛海「……」
愛海「……え?」
P「お前の場合何はなくとも嫁さんの胸の大きさとか形とか聞いてきそうなもんだが」
愛海「……や、やだなー。あたしだってそのくらいの空気は読むよ?」
P「知り合ってすぐの子の胸揉んで泣かせる奴がか?」
愛海「いや、それはその、ね?」
P「ね? じゃないが」
愛海「ううう……。じゃあ聞くけど……」
P「やっぱ聞くんじゃないか」
愛海「……プロデューサーが聞けって言ったのに」
P「言ってはいない。聞きそうなのにって言ったんだ」
愛海「……一緒じゃん。それで、大きさは?」
P「そうだなぁ。雫やくるみクラスじゃないが、大きい方だろうな」
愛海「……そっかー」
P「俯いて、テンション低いなぁ。いつもどおり、ひゃっはー揉みちぎりてぇえええええ!!! とか言っていいんだぞ」
愛海「言ってないしっ! あたしそんなこと言ってないし!」
P「……ほう?」
愛海「……いや、うん。たまーに言うかもだけど、そこまで酷くないよ?」
P「ははは、まあそれはそれとして、本当にどうしたんだ? 体調でも悪いのか?」
愛海「……別に体調は悪くないよ」
P「……」
ジーッ
愛海「……な、なに?」
P「……」
サッ
愛海「……っ!」
P「……熱はないみたいだが」
愛海「///」
P「……いや、ちょっと熱いか?」
愛海「……だから、体調は悪くないもん……」
P「そうやって油断してると倒れたりするんだよ。ほら、ソファーで横になれ」
愛海「……ん」
P「ほら、毛布」
愛海「……」
スンスン
P「あんまり嗅ぐな。大体俺が使ってるんだから臭いだろ」
愛海「……うひひ」
P「どうしたんだよ」
愛海「前にプロデューサーに抱きしめられたときのこと、思い出しちゃった」
P「ああお前が暴走して羽交い締めにしたときな」
愛海「……そうだけどさ、もうちょっとさ」
P「ははは、お前相手にどうなるっていうんだ」
愛海「……」
P「?」
愛海「……あのさ、あたしってさ、そんなにアレかな」
P「アレだな」
愛海「ううっ」
P「女の子が好きなのは仕方ないにしても、ああいう迫り方じゃ……」
愛海「……別に女の子が好きなんじゃないもん」
P「……ほう?」
愛海「いや、好きだけどさ。そういう好きじゃないもん……」
P「……そうなのか? にわかには信じがたいが」
愛海「……一応、そうなんです」
P「……。まあ、お前もちゃんとしてたら可愛いんだし」
ポン
愛海「……」
P「そのうちその趣味も理解してくれる奴が見つかるよ、うん」
ナデナデ
愛海「……そのうちじゃやだ」
P「?」
愛海「……今が、いいよ」
P「どういう意味だ」
愛海「わからない?」
P「……」
愛海「じゃあ、ヒント1。あたしのこと、一番知っててくれる人がいます」
P「……」
愛海「ヒント2。その人は、馬鹿なことしてっていっつも怒ってるけど、見捨てないでくれる人です」
P「……」
愛海「ヒント3。あたしは、その人のことが大好きです」
P「……」
愛海「わかんない、かな?」
P「…………それ、分かっちゃまずいだろ」
愛海「……えへ」
P「……」
愛海「…………いつもね、ああいうことして、プロデューサー困ってるけど」
P「……」
愛海「最後にはさ、……苦笑いだけど、笑って許してくれるんだよね」
P「……ああ」
愛海「だから、……プロデューサー困らせたら、……それも、……冗談だって言ってくれるかなって……」
P「……」
愛海「……だからね、……だからぁ」
ウルウル
P「分かっちゃまずい理由、分かるか」
愛海「……?」
グス
P「ヒント1。俺とお前はプロデューサーとアイドルだってこと」
愛海「……うん」
P「ヒント2。お前は14歳だってこと」
愛海「……? うん」
P「で、一番の理由が、ヒント3」
愛海「……っ」
P「……あれだ」
ちひろっ【ドッキリ大成功万歳!】
愛海「」
P「……」
愛海「……」
ちひろ「……では」
スタスタ
P「……」
愛海「……」
グシグシッ
P「……」
愛海「プロデューサー?」
P「なんだ」
愛海「今度、『ドキッ! アイドルだらけの水泳大会! ワキワキもあるよ?』の手配、よろしくねっ☆」
ニッコリ
P「……りょーかい」
ちひろ「どうでしたか」
P「……普段とギャップがあると破壊力でかいですねぇ」
ちひろ「ふむ」
P「正直一緒に馬鹿やってる年下の友達くらいの感覚だったんですけど」
ちひろ「なるほど」
P「しおらしくしてる間は正直血迷いそうになりました」
ちひろ「ほう?」
P「直後に雫が出社してきて余韻も完膚無きまでに吹き飛びましたけど」
ちひろ「……あー」
P「所詮、愛海は愛海でしたね」
ちひろ「もう、そんなこといっちゃうとまた愛海ちゃん落ち込んじゃいますよ?」
P「ははは、ああいうのもたまにはいいですけどね」
ちひろ「もう、憎まれ口ばっかりいってるけど、そういうところがお気に入りなんでしょ?」
P「……まあ、らしさは大事ですけど」
ちひろ「ふふふ」
P「なんですか、その分かってますよーって目は」
ちひろ「ふふふふふー」
P「……ちぇっ」
ちひろ「ところで」
P「なんですか」
ちひろ「わたしがギャップをアピールするとしたらどんな風にしたらいいでしょうか」
P「あはは、ちひろさんの事は大体分かってますからどんな態度でも驚きませんよ。立ち上げからの付き合いですし」
ちひろ「そうですかね? プロデューサーさんが知らないところ、意外とあるかもしれませんよ?」
P「へえ? そうなんですか?」
ちひろ「ええ。だからお付き合いを通じてもっと深く」
P「せっかくですがお断りします」
ちひろ「……ちぇーっ」
おわりー
あまり師匠感は出なかったけどこれはこれで可愛いと思ってくれたら……
ようやく数日中に終わらせられそうな気配が漂ってきたので
またまた冒頭予告
ちひろ「次の子は……、元気いっぱいはなまる笑顔、事務所随一の純真無垢っ子のあの子ですよっ」
P「うっ……、流石にあの子は心が痛みますね……」
ちひろ「他の子の時は心が痛まないんですかね」
P「……あのですねぇ」
ちひろ「はい?」
P「……いやまあ、誤解を与える表現であったのは確かですけど、それをあなたに言われるのは納得がいきませんが」
ちひろ「まあまあ。プロデューサーさんがみんなのことを大事に思ってるのは知ってますよ」
P「……なんですか急に」
ちひろ「うん。信頼して、信頼されて、理想的な関係です」
P「…………いや」
テレ
ちひろ「まあその寄せられる信頼を利用してこういうことをしてるわけですが」
P「……うがーっ」
ちひろ「きゃーっ」
>>4 渋谷凛
>>29 巴村上
>>36 関裕美
>>49 多田李衣菜
>>58 市原仁奈
>>67 森久保乃々
>>73 佐久間まゆ
>>90 喜多日菜子
>>98 片桐早苗&ルキトレ(青木慶)
>>111 前川みく
>>238 前川みく
>>131 桃井あずき
>>137 北条加蓮
>>149 愛野渚
>>158 双葉杏
>>174 荒木比奈
>>345 荒木比奈
>>186 城ヶ崎美嘉
>>199 三船美優
>>206 星輝子
>>376 星輝子
>>226 島村卯月
>>229 橘ありす
>>251 上条春菜
>>260 高森藍子
>>272 本田未央
>>548 本田未央
>>285 神谷奈緒
>>303 高垣楓
>>323 大和亜季
>>354 藤原肇
>>394 白菊ほたる
>>405 黒川千秋
>>497 黒川千秋
>>420 白坂小梅
>>439 五十嵐響子
>>449 三村かな子&十時愛梨
>>464 NG&道明寺歌鈴&古澤頼子&相葉夕美
>>518 鷹富士茄子&原田美世&洋子
>>554 棟方愛海
>>578 途中?
近日たぶん書きに来ると思うので、
自分用に今までの一覧を
あいさんで書きました、投下は夜に予定
二十歳以上の出して欲しいアイドルがいればどうぞ、今回は全員出します(多分)
20じゃないけどしゅーこ出して下さいなんでもしまむら!
>>592
未成年はちょっと…
アッキー使ってトークしてくる
終わり次第投下します
投下しまむー
>>405-413の裏で起きてたお話。千秋お嬢様は引き続き淑女な策士でございます
彩華「ぇ…」
奏「Pさんが」
美波「結婚…!?」
千秋「みたいよ♪」
彩華「夜の蝶…夜の蝶になる…」
奏「キス…一度でいいから…」
美波「私にアンナコトさせたのに…」
ロケから戻って来た私を出迎えたのは、生ける屍と化した同僚達だった
小梅が見たら歓ぶだろうか?そんな冗談が浮かぶ程度に深刻な事態だ
あい「な、何があったんだね…」
ちひろさんはいない様だし、正直に言えば、今の彼女達は怖い。あまり話しかけたい相手ではない
かと言って知らぬふりをする訳にも行くまい、仮にもアイドル、死人の様な顔をファン達に見せる事は出来ない
あい「仕方ない…」
こう言う事は年長者の仕事だ。私も世の中では若輩者だが、他に人がいない以上、今は私がその役だろう
あい「彩華くん…何か、あったのかい…?」
先ずは危険な事を言っている子をどうにかしよう。Pくんのいない間にスキャンダル発生、と言うのは些か都合が悪い
自分の為にも事務所の為にも、出来る事はする
彩華「あいさん……Pさんが……」
奏「」ピクッ
美波「」ビクッ
彩華くんの言葉に二人が反応する。どうやら全員原因はPくん絡みらしい
彩華「P、さん…がぁ……」
彩華(;ω;)ブワッ
奏(´;ヮ;)ボロッ
美波(;△;)ウェーン
………Pくん、女性を泣かせるなんて72をしたんだね
彩華「事務所辞めちゃう……」
なんだと!?
あい「どういうことだ!?何故彼が急に……」
奏「千秋さんが…Pさんっ、結婚するって…」
あい「っ…、……」
成る程、ね…
つまり彼女達は、アイドルで在りながら失恋の痛みに沈んでいる訳か
あい「安心したまえ、そんな事で彼は辞めたりしない…それで、君達は何時まで沈んでいるつもりだね?」
彩華(;ω;)ボロボロ
奏(´;ヮ;)シクシク
美波(;△;)グスグス
あい「……」
泣きたいのは君達だけじゃないと言うのに…自分の事で手一杯だとでも言うのか
あい「非情な事を言うが、君達もアイドルだろう?一人の女でなどいられないのは分かるはずだ」
彩華(;_;)
奏(;、;)
美波(;-;)
あい「…どうしても辛いと言うなら私の部屋に来るといい。今の君達に必要だと言うのなら、多少の自棄も見過ごそう」
──────
彩華(;∧;)ガブガブ
奏(;▽;)グビグビ
美波(;д;)クピクピ
──────
彩華(´;д;)ZZZ
奏(#;∀;)Zzz
美波(´-ω-)zzz
──────
───
─────
──
せっかくのヴィンテージ物のウイスキーをこんな形で空けることになるとはな……
思った以上に不味い酒を呷り、動かぬ頭で思う
あい「それもこれも……全部君が悪いんだ!」
こみ上げてくる思いを振り払うように投げつけたグラスがガチャン!と、音を立てる
叫んだところで何がどうなると言うモノでもない。同じ業界人でも、彼はプロデューサーで私はアイドルだ
所詮裏方でしかない彼と私とでは立場が違う、分かっていたつもりだった、覚悟していたつもりだった
光を浴びる代償に、私は『個人』でいられなくなる。交友関係も趣味にかける時間も、何もかも自由にならなくなる。理解していたつもりだった
あい「それでも…好きだったんだ…愛してしまったんだっ……!」
叶わぬ恋だと分かっていた、だからいっそのこと、誰かのモノになってしまえば、どこか遠くへ行ってしまえば、諦められると思った
あい「ぅうっ、ひぅっ!うぅぅぅ……」
そんな簡単に、割り切れなかった
彩華「ぅぅ…」
奏「気持ち悪い…」
美波「頭痛いです…」
あい「味噌汁はいるかい、生憎トイレと風呂は一つずつしかないが、朝食は人数分作らせてもらったよ」
慣れない酒を、それも、三人は初めて飲むであろう酒を、全員かなりの量飲んでいる。二日酔いになってもおかしくない
多少の経験がある私が二日酔いなのだ、起きて来た三人は予想通り青い顔をしていた
美波「あいさん…落ち着いてますね…」
美波君が尊敬とも侮蔑ともつかない顔をする
あい「……求められる自分でいるだけさ。昨日は飲み過ぎてしまったが、今日からはまたアイドルとして求められる私でいるさ」
常に余裕を持って、クールで優雅な大人の女性。求められる私でいる事に苦労などなかった
本来の私と然したる違いも無かった。だから『私』と『東郷あい』の差は───『個人』と『偶像』の差は───誰かを愛しているか否かだけだった
奏「あいさん…哀しいヒトなのね…」
奏君の落胆とも同情ともつかない微笑
その笑みが『求められるままの姿にしかなれない人形なのか』と責めている様に感じてしまう
あい「…私は…他人が思う程強い人間ではない……」
欲しい物は手に入れる、その為の努力は惜しまない。それを手に出来る人が限られているなら、私はその中で最も相応しい人間になってやる。その評価は間違っていない
でも、求める何かと何かが両立しないなら…私は片方を諦めてしまう
ドラマをやるなら、舞台が出来なくとも構わない。グラビアの為なら、嗜好品も諦める。アイドルだから…彼と結ばれないのは仕方ない…
あい「二兎を追うものは一兎も得ず、だよ…P君の事は諦めるべきだ」
まったく『諦めるべき』とは一体誰に向けた言葉だ
私自身諦め切れてないのに、偉そうにものを言う
あい「私はもう出るが、君達はどうする?君達の二日酔いがバレるのは些か問題だよ?」
彩華「今日は…Pさんに会いたくないな…」
奏「私も…」
美波「ちひろさんに、今日は休むって…お願いします」
あい「賜った。代りに今日中に気持ちの整理をすること、いいね?」
今日はP君の休暇が明ける日でもある、三人の報告がてら嫌味の一つくらい言っても罰は当るまい。そう思って事務所に足を向けていた
事務所が見えて来たところで誰かが出て来る。あれは…千秋君か
彼女の所為で余計な被害が出たのだ、八つ当たりしても
千秋「きゃああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
なんだ!?!?
千秋君が悲鳴を上げながら駆けて行く、事務所で何があった?
場合によってはすぐ真奈美を呼べる様に用意し、事務所の扉を開ける
あい「おはようございます、P君、ちひろさん、さっき千秋君が駆けて行くのが見えたのだが……」
ちひろ「何でもないです、千秋ちゃんが大恥かいただけですので。それこそ身内以外がいたらアイドル生命が絶たれるレベルの」
P「まぁ、そうだな…何でもないですよ…」
アイドル生命が絶たれるレベルの大恥とはよほどの事だが…何があった…?
ちひろ「それより、あいさんは今日現場直行じゃなかったですか?」
あい「速水君達に頼まれてね、速水君と新田君、それから岸部君は今日休むそうだ」
P「えっ!?三人とも収録あるし彩華のは生放送だぞ!ちひろさん奏お願いします、俺は」
あい「待ちたまえ」
慌てて電話を取るP君を制す、彼女達にも問題はあるが、大元の責任があるのはP君だ
あい「彼女達が何故私に頼んだと思う。誰とは言わないが、君に会いたくないと言ったのだよ?」
この女たらしには少し反省してもらう必要がある
あい「確かに私達と違って、君やちひろさんは自由に恋愛が出来る。だがね、だからと言って、無闇矢鱈と女性を傷つけていい訳じゃない。君は自分勝手だ、そのツケだと思って土下座の安売りでもするんだね」
このプロダクションで君に恋心を持たない娘はいない。それも知らず勝手に結婚するなんて許さない
私達の受けた痛みを、その一割でも知ってもらう
P「ぁ、あいさん…?どうしたんですか…?」
あい「結婚するんだろう?君の結婚がどれだけの娘を傷つけるか、知らないとは言わせないよ」
彼が私達の思いに気付いていない事を承知でそう言う。八つ当たりなのは解っている、大人気ないのは解っているが、それでも当たらずにはいられない
自分がここまで子供だとは思っていなかった、もう少し大人な人間だと思っていた。それでも、一度溢れた感情は止められなかった
だが、ちひろさんが掲げるプラカードを見た瞬間、私は凍りついた
ドッキリ大成功
ドッキリ大成功
ドッキリ大成功
ドッキリ大成功
ドッキリ大成功?!
3人とも未成年なんですが
ドッキリ大成功
つまり子供のまま大人になった人間の悪戯
いつから?どこから?誰の発案?P君は仕掛け人?千秋君は?彩華君達も咬んでいるのか?このやり場の無い怒りはどこにぶつければ良い?
そんな疑問だけが頭を廻る
ちひろ「千秋ちゃんが『寝取る』とか言った時はどうしようかと思いましたけど結果オーライですね!」
ちひろさんがどこか満足そうに言う
なるほど、千秋君は白か
ならば彩華君達も白だ
つまりこの怒りはこの二人にぶつければ良いのか
P「ぇっと…お疲れ様です」
いいだろう
あい「………………………知ってるかな」
これは決定事項だ
あい「世の中には許される悪戯と許されない悪戯がある」
私が、今、決めた
君達には地獄を見てもらう…!
亜里紗「うさ子の酒が飲めないウサー?」
奈々「ナナは17歳です!飲んじゃダムゥググ…」
すまない奈々さん…無力な私を許してくれ…
クラリス「父なる神よ…貴方の恵みに感謝します…」
クラリスが空ボトルの森で寝ていた…まさか一人で飲んだのか?
友紀「ライガーズのバカヤロー…キャッツは強いんだぞ~…」
…確か昨日で三連敗だったか
のあ「酒に飲まれるなんて…みんなまだまだね」
…さっき青い顔でトイレに駆け込んだのは誰だい?
洋子「あははははっ!」
彼女は笑い上戸だったのか、さっきから飲む、笑う、寝る、また飲むを繰返していた
早苗「他人のお金で飲むお酒は美味しいわ~」
千秋君紹介のレストラン
ドレスコードは勿論、いくつもの制限を設ける最上級の店を貸し切り、ちひろさんの所為で泣かされたアイドル達が飲み会を開いた
ちひろ「ははっ…一本ン百万のお酒があんなに……」
今日集まったアイドルだけでも30人近くいた、支払い額は考えない方がいいかもしれない
あい「これに懲りたら、もうあんな事はやめにするんだね」
ちひろ「ふふっ…イヤです、預金なら」
あい「あぁそうだ、塩見君達は新しい服にするそうだよ」
ちひろ「ぇ…?」
あい「未成年の娘達にも償いはしてもらうよ?」
ちひろ「え…」
あい「……貯えが残るとは思わない事だね」
ちひろ「」
以上です
正直かけた時間の割にはな気がします
>>609
お泊り会と飲み会は違うから…
奏達は(対外的には)お泊り会だから…
ごめんなさい比奈偏リメイクの際出せなかった娘を無理やりねじ込んだ弊害です
ユッキでかいたんで、いきます
モバP「まだやるんですか?」
ちひろ「そらそうよ」
モバP「帰りたい…」
ちひろ「次の娘、もう事務所にいますから」
モバP「ウィッス…」
ガチャ
モバP「お疲れ様でーす」
友紀「プロデューサーおつかれー」
モバP「友紀だけか」
友紀「そだよー」
モバP(知ってるけどな)
モバP「ん?また野球みてんのか」
友紀「だってレッスン終わったら始まっちゃったんだもん!あ、プロデューサーも一緒に応援してよ!」
モバP「今は…なんだもう九回表か…まぁ、いいか」
友紀「はい、隣きて!」
モバP「はいはい」
友紀「負けが続いてるんだよねー」
モバP「キャッツが?」
友紀「うん、でも今日はきっと勝つよ!」
モバP「だといいが、2ー2か…」
友紀「…そういえばさー」
モバP「ん?」
友紀「結婚するんだってね…」
モバP「…あぁ、知ってたのか」
友紀「うん…なんだー、プロデューサーあたしに相談も無しに決めちゃってさー」
モバP「すまんな」
友紀「全く、プロデューサーはさ~」
カキーン
モバP「あ」
友紀「…やっぱり今日も負けかな」
モバP「なんだ、お前らしくもない」
友紀「…なにそれ」
モバP「なにって…」
友紀「プロデューサーにあたしのなにがわかるっていうのさ!」
モバP「ど、どうしたんだ?」
友紀「…ごめん」
モバP「い、いや、気にしてないよ…」
友紀「ごめんなさい…」
モバP「大丈夫だから、な?…お、ほらチェンジだぞ」
友紀「……」
モバP「4ー2か…」
友紀「うん…」
モバP「…お、塁に出たな」
友紀「うん…」
モバP「……」
友紀「……」
モバP「…結婚したからって、お前たちのプロデュースを疎かにしたりはしないからな」
友紀「うん…わかってる…」
モバP「…一、二塁にランナーか、逆転できるかもな」
友紀「……」
モバP「なぁ、友紀…」
カキィーン!!
モバP「!?友紀!ホームランだ!ホントに逆転したぞ!」
友紀「……」グス
モバP「!?」
友紀「…や、やったー!逆転だー!やっぱりキャッツは最強だー…や、ったー…ひぐ…」グス
モバP「お前…泣いて…」
友紀「こ、これは嬉し、くて…ふっ、う…」グスグス
モバP「そんなわけ…」
友紀「ふ、うぇぇぇん…ぷ、ぷろでゅーさぁ、なんでけ、結婚なんかしちゃうのさぁ…」グスグス
モバP「な、なんでって…おい、な、泣くなよ…(ちひろさん早くきてー!)」
友紀「あ、あたしだっで、ぷろでゅーさーのこと、ひっく…、す、好きだったのにぃ、ふぇぇぇぇん!」グスグス
モバP「」
友紀「あ、あいどる、だか、っく、我慢して、たのにぃ、ふぐぅ…、ぷろでゅーさぁ、とられちゃったぁ、ふぐぅぅぅ…」グスグス
モバP「…友紀」
友紀「ひっ、えぐ…ぷろでゅーさーのばかぁぁぁぁ…」グスグス
モバP「後ろを見てみろ…」
友紀「ふっ、うぅ…」チラ
ちひろ「えへへ…きちゃいました…」ヒョコ
友紀「…う?…ん?その看板…なに?」グス
ちひろ「はい!というわけで、ドッキリだーいせーいこーう!」テッテレー
友紀「…え?」
モバP「というわけなんです…」
友紀「うえぇぇぇ!?」
友紀「……」ツーン
モバP「本当にごめんって、許してくれよ…」
友紀「許すわけないでしょー!あ、あたしに、あんな恥ずかしいこと言わせてぇ!」カァァ
モバP「それは勝手に…」
友紀「はいぃ!?」
モバP「ひぃ!?ごめんなさいごめんなさいなんでもしますから!」
友紀「ん?今なんでもするって言ったよね?」
モバP「はい!なんなりと!」
友紀「…じゃあ、今から飲みにいこ。プロデューサーの奢りね」
モバP「え?そんなことでいいの?じゃあ、ちひろさんも」
友紀「あ!もちろん二人っきりだよ?」
モバP「え…それは色々と問題が…」
友紀「いいのー!手も繋いでいこ!」ギュ
モバP「ちょ、お前!?」
友紀「う…」カァァ
モバP「…はぁ、しょうがないな…変装ぐらいはしてくれよ?」ギュ
友紀「ん…」カァァァァ
モバP「じゃ、いってきますね、ちひろさん」
ちひろ「え」
ガチャ
バタン
サムクナイカ?
ウン…ヘイキダヨ
ちひろ「……」
ちひろ「なんだこれ」
お目汚し失礼しあした
|ω・`)チラ
ちひろ「次の子は……、元気いっぱいはなまる笑顔、事務所随一の純真無垢っ子のあの子ですよっ」
P「うっ……、流石にあの子は心が痛みますね……」
ちひろ「他の子の時は心が痛まないんですかね」
P「……あのですねぇ」
ちひろ「はい?」
P「……いやまあ、誤解を与える表現であったのは確かですけど、それをあなたに言われるのは納得がいきませんが」
ちひろ「まあまあ。プロデューサーさんがみんなのことを大事に思ってるのは知ってますよ」
P「……なんですか急に」
ちひろ「うん。信頼して、信頼されて、理想的な関係です」
P「…………」
ちひろ「その寄せられる信頼を利用してこういうことをしてるわけですが」
P「……うがーっ」
ちひろ「きゃーっ」
―しばらくお待ちください―
P「……ぜぇぜぇ」
ちひろ「……ふふふ、乱暴にされちゃいました」
P「言葉通りの意味でね」
ちひろ「でも、最後は優しかったです」
P「女性をグーで殴るわけにもいきませんから」
ちひろ「うふふ……。こんなに赤くなって、虫さされって誤魔化さないと」
P「デコピンです」
ちひろ「……嘘はついていませんよ?」
P「全部を言ってるわけでもないですけどね」
ちひろ「……ふふ」
P「……?」
ちひろ「その都度その弁明をする気ですか?」
P「え?」
ちひろ「……そう、つまりこの情報の流出を防ぐためには、今日一日プロデューサーさんは私と一緒に過ごさなければならないのですよっ!」
P「……なっ、なんだってーっ!」
ちひろ「……なーんて、冗談ですよ。事務所に無用の混乱を招くわけにもいきませんしね」
P「……はぁ、脅かさないでくださいよ」
ちひろ「そこまでやったら流石にプロデューサーさんにも嫌われちゃいますしね」
P「…………」
ちひろ「えへへ」
P「……いってきます」
ちひろ「はい、どうぞ」
ちひろ「……。ふふふ、からかい宥め脅して賺す。これぞちひろ流人心掌握術なり、……なーんちゃって」
ちひろ「特に、最後のはにかんだ笑みがポイントですね」
薫「せんせぇ、おはようございまーっ!」
P「おはよう、薫」
薫「えへぇ。かおるね、せんせぇお休みしててさみしかったけどね? 今日会えたからすっごくうれしいよっ!」
テテテッ
P「そうかそうか、俺も薫に会えて嬉しいぞー」
ギューッ
薫「えへへ、ぎゅーっ」
P「ふふふ、薫は可愛いなぁ」
ワシワシ
薫「えっとね。今日せんせぇに会えるーって言ったら、ママがおめかししなさいーって」
P「そうかそうかー」
クシャクシャ
薫「んーふふー」
P「……よしっ。これで休みの間の薫分充電完了だっ」
薫「かおるもせんせぇ分のじゅうでんかんりょーっ!」
P「よぉし! じゃあお仕事だぞー」
薫「はーいっ! がんばりまーっ!」
P「まあ、といっても今日はレッスンとかスタジオの仕事じゃないけどな」
薫「? じゃあ、なにするのー?」
P「俺がお休みの間にあったことをお話しするんだ」
薫「ぅ?」
P「夏休みの宿題に日記があったりするだろう?」
薫「うんっ」
P「そういうのだ」
薫「でも、かおるはお休みじゃなかったよ?」
P「何でもいいから薫のお話が聞きたいんだ」
薫「んー。……えへへ、せんせぇは仕方ないなぁ」
P「ふふ。それじゃあ頼むな」
薫「はーいっ! えっと、かおるね? このあいだホットケーキ作ったよー」
P「うんうん」
薫「それでね、すっごくおいしく作れたからせんせぇにもあげたいなーってとっといたけど
わるくなっちゃうからあげちゃだめーってママがいって、ママとぜんぶ食べちゃった」
P「そうかー」
薫「クリームとね、チョコスプレーとね、アラザンとね、イチゴとオレンジいっぱいのっけてね? おいしかったー」
P「うん」
薫「だから、こんどはせんせぇもかおるのおうちに来てね? ごちそうしてあげるーっ」
P「そうだな、楽しみにしとくよ」
薫「うんーっ!」
P「……それはそうと薫」
薫「うん?」
P「あんまり甘い物ばっかり食べてるとー……。……お腹がぷよぷよになっちゃうぞーっ?」
薫「にゃーっ!?」
P「ほれほれー」
薫「にゃはははははっ。せんせぇ、くすぐったーいーっ。やーめーてーーっ」
P「…………」
薫「? どうしたのせんせぇ?」
P「いや、これ以上は絵面的にまずいなぁと」
薫「???」
P「薫は気にしなくていい」
薫「? わかんないけど、はーいっ!」
P「それで、他には何かあったのか?」
薫「んー……。あ、そだっ! みんなとあそんだよーっ」
P「ん? 誰だ?」
薫「雪美ちゃんとかー、桃華ちゃんとかー、千枝ちゃんとか。あと仁奈ちゃんとかもっ!」
P「そっかー。微笑ましいなー」
薫「けっきしゅーかいですわっ! って桃華ちゃんいってた」
P「……そっかー」
薫「うん。……せんせぇ、どうしたのおなかおさえて?」
P「……ちょっと、胃がな」
薫「だいじょーぶ? おなかさすってあげよーか?」
P「いや、大丈夫だ。……それで?」
薫「んー。それで、雪美ちゃんが、けっぱんじょう? っていうのつくるって言ってたけど、ちひろさんがあぶないからだめーってカッターとりあげちゃった」
P「……ふぅ」
薫「でも、千枝ちゃんがおさいほうの針もっててね?」
P「…………ほう」
薫「でもやっぱりちひろさんがだめーって」
P「…………ふぅ」
薫「おもしろかったー。……せんせぇやっぱりおなかさすろーか?」
P「……だいじょうぶだ」
薫「……うーん?」
P「……それで、仁奈は?」
薫「んー、仁奈ちゃんはだまってた」
P「? 仁奈にしては珍しいな」
薫「おさるさんのきぐるみきててね? お口に手当てて『仁奈はいわざるなのですよ』って」
P「……なるほど」
薫「うん。どーして? ってきいたら、こんどはお目々に手当てて『みざるなのです』って」
P「じゃあ、今度は聞かざるか?」
薫「うん。桃華ちゃんがそうきいたら、『それはきぐるみでいつもしてやがります』って」
P「……。…………ああ。着飾る、ね」
薫「?」
P「いや、いい。……で、薫はみんながなんで集まったのか分かってるのか?」
薫「せんせぇがケッコンするんでしょ?」
P「……ああ」
薫「あ、ごめんねせんせぇ。おめでとーっ! って言ってなかった!」
P「……ん、ありがとな」
薫「どーいたしましーっ!」
P(考えてみれば、薫の年なら普通こういう反応だよなぁ……。変に考えすぎたか)
ナデナデ
薫「えへぇ……」
フニャ
P(他の子は……、考えないでおこう。放っておけばそのうち醒めるだろう、……うん、…………たぶん、………………きっと)
クシャクシャ
薫「……んふー」
ホニャ-
P(さてと、じゃあそろそろネタバラししてお開きかな)
薫「あっ、せんせぇ!」
P「……ん? どうした」
薫「あのね? かおる、こんどその人に会いたいなって」
P「それは構わんが、どうしてだ?」
薫「なかよしになりたいからーっ!」
P「そうかぁ。……そうだな、そのうちにな」
薫「えへ、たのしみーっ!」
P「……ふふ、きっと薫のこと可愛がってくれるぞ」
薫「んー? それより、いっしょにせんせぇのごはんとか作りたいなぁ」
P「そうかー」
薫「それでね? いっしょにせんせぇにおかえりなさーっていうの」
P「……いいなぁ家族。まじめに結婚したく、……いやなんでもない」
薫「?」
P(まずい、うっかり本音が出そうになった)
薫「??」
P「まあいい。薫はそんな家族になりたいんだな」
薫「えへへ。よこーえんしゅーだよっ!」
P「そうかー……」
グシャグシャ
薫「んー」
P「でも、それじゃあ早く大人にならないとな」
薫「うんーっ! かおる、がんばってぎゅーにゅーものんでるから、せんせぇまっててね?」
P「そっかー。でも、なんで牛乳だ? 背は高くなるかもだが」
薫「わかんなーい。でも、せんせぇもうれしいからって愛海お姉ちゃんが」
P「……そっかー」
薫「うんっ!」
ニカーッ
P「…………うん、まあいいや。愛海はあとでお仕置きだ」
薫「? 愛海お姉ちゃん、ダメだった?」
P「いや、ダメってほどじゃないが……」
薫「んー?」
P「薫は気にしなくていいよ。それより、薫がお嫁さんにやるときは泣きそうだなぁ」
薫「?」
P「どうした?」
薫「せんせぇはもらうんだよ?」
P「? なにを?」
薫「……えへぇ」
テレ
P「……。……えっと」
薫「どうしたのーっ?」
P「……何となく話してて違和感はあったんだ、うん」
薫「?」
P「薫、……一つ確認したいんだが」
薫「?」
P「俺が結婚するってことは分かってるよな」
薫「うんっ!」
P「じゃあ、俺は薫のお婿さんにはなれないわけなのもわかるな?」
薫「?」
P「?じゃなくて」
薫「どーしてー?」
P「……結婚は一回しかできないんだ」
薫「? でもいっしょにお仕事してる○○ってお姉さんは何回もケッコンしてるって」
P「それは特殊な例であって!」
薫「いっしょにお仕事してる××っておじさんもいっぱい女の人と」
P「それも特殊な例であって!!」
薫「……。……ほんと?」
P「ああ」
薫「……かおる、せんせぇの奥さんになれない?」
P「なれないな」
薫「……。やだ」
……
P「?」
薫「やだやだやだやだやだ、やーだーーーっ!」
ジタジタ
P「」
薫「やーだーやーだーーーっ!」
バタバタ
P(あー、薫って怒るとこんな風になるんだ)
薫「やだやだやーーーだーーーっ!」
ジタバタジタバタ
P「……あーもう、暴れるとせっかくのおめかしが台無しだぞ」
薫「うぅーっ」
ガウーッ
P「っと、……危ないなぁ」
薫「だって、せんせぇがダメなんだもんっ!」
P「……うーん」
薫「ぶーっ」
ガオーッ
P「そんなに嫌か」
薫「やだっ!」
P「……あー、じゃあもういいや」
薫「……?」
P「はい、ドッキリでした。ごめんなさい」
薫「???」
ちひろ「あーもう段取りめちゃくちゃじゃないですか……」
ヒョコ
P「だってこんなに可愛いんだもん! 仕方ないじゃないですか!」
ヒシッ
ちひろ「……まあ、気持ちはわかりますけどねー」
薫「?????」
薫「……むー」
プクーッ
P「……」
ツン
薫「……」
プシュ
P「あー、ごめんなー。薫」
ナデナデ
薫「ふぇへへ……。……むっ」
……プクッ
P「……ごめん、ふざけすぎた。許してくれ」
薫「……」
P「……」
薫「……んもー、せんせぇは仕方ないなぁ」
フニャ
P「……ああ。ありがとな、許してくれて」
薫「んー。……それじゃ薫がんばるねっ」
P「ああ。……ん? なにを?」
薫「……えへぇ」
P「……んん?」
ちひろ「……」
プクーッ
P「どうしたんですかちひろさん、顔がむくんでますよ?」
ちひろ「むくんどらんわっ!」
P「では太りましたか」
ちひろ「太っとらんわっ!」
P「では……」
ちひろ「怒ってるんですっ!」
P「なぜ」
ちひろ「せっかく考えた段取りを台無しにしたからですっ!」
P「おお、それは申し訳ない」
ちひろ「あとあれですよほら!」
P「……あれ?」
ちひろ「あれっ、ほらあのツンって奴!」
P「ふむ。……ああ」
ちひろ「ではやりなおしです。ほら……」
プクーッ
P「……うーん、まだ足りませんね」
ちひろ「……っ」
プククーッ
P「……まだまだ」
ちひろ「……っっ」
プクククーッ
P「……よしもう一声っ」
ちひろ「……っっっ、って私はおろかなカエルですかっ!! 破裂するんですか!!」
ブハーッ
P「それもまたありですね」
ちひろ「いやそこは否定するところでしょう……?」
P「まあ冗談ですよ」
ちひろ「なーんだ、冗談ですか」
P「ええ、冗談です」
ちひろ「あはは」
P「ははははは」
ちひろ「じゃあアレやってくれますか?」
P「しませんけどね」
ちひろ「……ちくしょーっ!」
|ミ サッ
月末に来るであろうSR文香が当たるよう祈るのも込めて30日までに文香でSSに初挑戦してみようと思う
>>659です。文香書きあがったんで次から投下します
10レス超えるかもしれませんが、ご容赦を
P「ただいま帰りました~」
ちひろ「あ、お帰りなさいプロデューサーさん。どうでしたか?ご実家は」
P「ええ、久しぶりにゆっくりできましたよ…まあ、親からは早く結婚しろってどやされましたけど」ア、コレオミヤゲデス
ちひろ「ああ、私も親からいい相手はいないのかって耳にタコができるほど聞かれるんですよ」アリガトウゴザイマス
ちひろ「どうですか?いっそ私とお付き合いするっていうのは?」
P「ちひろさんには悪いですけどお断りさせていただきます、今は文香のプロデュースで手一杯ですし…それに…」
ちひろ「それに?」
P「いえ、なんでもないです」
P(文香と結婚したいです、なんて言えない…)
ちひろ(文香ちゃんと結婚したい、なーんて考えてるんでしょうね~。早く爆発…いえ、くっついちゃえばいいのに)
ちひろ(事務所の皆には文香ちゃんラブなんてバレバレですし、文香ちゃんもプロデューサーさんのこと好きみたいですし…)
ちひろ「ま、だからこそ今回の反応が楽しみなんですが…」ボソッ
P「ちひろさん、何か言いました?」
ちひろ「いえいえ、それよりプロデューサーさん!良かれと思って、文香ちゃんにドッキリを仕掛けておきました!」ヨカレェ!
P「…はい?ドッキリを文香に?」
ちひろ「ええ、文香ちゃんの総選挙ランクインもあって最近わが事務所も注目されるようになってきたでしょう?」
ちひろ「そこで、ドッキリ企画にうちのアイドルを参加させられないかってオファーも来始めてるんですよ(嘘ですけど)」
P「確かに文香はシンデレラガールズ総選挙で6位になりましたし、これからメディアへの露出も増えるとは思いますけど…」
ちひろ「はい、なので今のうちにドッキリ慣れしておいた方がいいと思うんですよ!」
P「いや、ドッキリに慣れたら意味がないんじゃあ…それで、なんのドッキリをしかけたんですか?」
ちひろ「プロデューサーさんが今回の休暇中に結婚報告を実家にしに行ったというドッキリです!」
P「」
P「い、いきなり何言ってるんですかあなた!大体、それドッキリになるんですか!?」
ちひろ「ええ、それはもう!」ゲスマイル
P(すごい悪い顔してる…)ヒキッ
P「それで、肝心の文香はどうしたんですか?」
ちひろ「文香ちゃんは今日はレッスンの後直帰するみたいです。なので、文香ちゃんへのドッキリ決行は明日でお願いします!」
P「あの…文香を騙すのは気が進まないんですが…」
ちひろ「何言ってるんですか!これも文香ちゃんのためなんですよ!」
P「いや、でも…」
ちひろ「…アイドルの担当プロデューサー任命権…誰が行使できるか知ってますか?」ニッコリ
P「」
~翌日~
P(結局あの後もドリンクの値上げとか色々脅されて結局折れてしまった…しかも)
ちひろ『文香ちゃんに悟られるような振る舞いしたら…わかってますよね?』ゲスマイル
P(なんて言われちゃうし…しょうがない、覚悟を決めよう)
P「おはようございまーす」ドアガチャー
P(示し合わせたかのように事務所にいるのはソファで本読んでる文香一人か…ちひろさんは別室でモニタリングしてるらしいけど…)
文香「………」
P「文香、おはよう」
文香「………」
P(あれ?いつもの文香なら本を読んでても声かけたら気づいてくれるはずなんだけど…)
P「おーい、文香?」
文香「!……あ、Pさん…おはようございます…」
P(心なしか文香の元気がない気がする…ドッキリが原因…なんだろうか?だとしたら嬉しいけど、胃が痛い…)キリキリ
P「文香の今日のスケジュールは…後2時間でレッスンだな。レッスン場まで送っていくから時間になったら声かけてくれな?」
文香「はい…」
P「じゃあ、俺も仕事に移るから、何かあったら言ってくれ」
文香「あっ…はい…」
P(文香は何か言いたそうだったが、すぐに本に視線を戻した)
P(とはいえ、こちらから話を振ろうにも結婚しました、なんて自分から話していくものでもないだろうからなぁ…)
………
……
…
P「………」カタカタカタ
文香「………」
P(いつもなら文香が読んでる本のページをめくる音が聞こえるんだけど…)チラッ
文香「………はぁ…」
P(代わりに聞こえてくるのは文香の溜息ばかり…やっぱりそれとなく聞いてみるしかないか…)
P「なあ、文香、ちょっといいか?」トナリニスワル
文香「…はい…なんでしょうか…?」
P「今日の文香はいつもと違う気がしてさ…何かあったのか?」
文香「いえ…特に変わりないつもりですが…どうして…そう思ったんですか?」
P「俺は文香のプロデューサーだからな。それに、いつもは文香が本のページをめくる音が聞こえくるんだけど、今日は溜息しか聞こえてこなかったからさ」
文香「………」
P「言いたくなかったら言わないでも構わないけど、相談があるんならいつでも俺が聞くからさ。よかったら、話してくれないか?」
文香「………その…」
P「うん?」
文香「ご結婚、おめでとうございます…」
P「あ、ああ、ありがとう。でもごめんな、文香には恋愛を禁止してるのに」
文香「いえ…そういった相手も…いませんでしたから…それで…その、お相手はどんな方なんですか?」
P「あ、相手?ああ…相手はな…」
P(全く考えてなかった…しかし…)チラッ
カメラ(無言の圧力)
P(ちひろさんが見てる以上下手な真似したらどうなるかわからない…ええい、もうどうにでもなれ!)
P「その、文香みたいな人だよ」
文香「私…みたいな…」
P「ああ。すごくきれいな目をしていて、儚い雰囲気を纏ってるんだ」
P「ちょっと自信がなさ気で内気なんだけど、自分の芯をしっかり持ってて、自信のない自分を変えるためにいつも努力しててさ」
P(ああ…そうだ、思い出した…)
P「それに、こっちが疲れてるのを機敏に感じ取ってくれて、自分も疲れてるだろうにこっちを気にかけてくれる」
P(文香のそういう所に…)
P「俺のつまらない話にも、いつも興味深そうに聞いてくれるんだ」
P(どうしようもなく惚れていってしまったんだったっけ…)
文香「………」ジワッ
P「だから、俺がこれからも一緒にいて、守っていきたいなって思って…文香?」
文香「……」ポロッ
文香「…」ポロポロッ
P「ど、どうしたんだ、文香!?」
文香「ごめ…なさ…っ…少しだけ……っ…」ギュッ
P(そういって文香は俺の胸の中で声を殺して泣いた…ああ…ヘルプミーチッヒ…)
~別室~
ちひろ(ウフフ、面白くなってきましたよ…!)
………
……
…
文香「その…先ほどは申し訳ありませんでした…」
P「いや、大丈夫だよ。ただ、一応聞いてもいいか?俺の自惚れじゃなければいいんだけど、文香の泣いた理由って…」
文香「…はい…Pさんが…ご結婚なさるって聞いて…すごく…ショックで…」
文香「本当は、祝福しようと思ってたんです…私はこんな性格ですし…Pさんにはもっと…明るくて、笑顔が素敵な…ふさわしい方がいるって…思ってて…」
文香「でも…Pさんの話を聞いて…私に似ているって言われて…なら、どうして…私じゃないんだろうって…」
P「文香…」
文香「いつも私のために…色々なことをしてくれて…色々な話を聞かせてくれて…」
文香「いつも私に…新たな一歩を踏み出させてくれた…Pさん…」
文香「気が付いたら…いつの間にか…好きに…なっていたんです…でも…」ジワッ
文香「アイドルになったから…新たな一歩を踏み出したせいで…Pさんと結ばれない…」ポロッ
文香「もし…アイドルになっていなかったら…Pさんとは出会えなかった…まるで…悲恋を描いた小説みたい…ですね…」ポロポロッ
P(そう言って涙を浮かべて笑った文香の表情はとても儚げで…気が付くと俺は文香を抱きしめていた)
P「ごめんな、文香」ギュウ
文香「ごめんなさい…Pさん…私…諦められません…諦めたく…ありません…」ギュッ
P「ちがうんだ…今回の結婚の話は…その…ドッキリだったんだ…」
文香「え……?」
ちひろ「はい!お疲れ様ですプロデューサーさん!」ドアバァン
文香「ちひろ…さん…?」
………
……
…
文香「…そう…だったんですか…」
P「ごめんな、文香。俺がしっかり断ってればこんな悲しい思いさせずにすんだんだけど…」
ちひろ「でもプロデューサーさんもノリノリだったじゃないですかー。特に、結婚相手を語る所とか!」
P「ちひろさん…怒りますよ…」
文香「あ、あの…Pさん…私はもう気にしてませんから…」
P「まあ、文香がそういうなら…でも、本当にごめんな…」
文香「いえ…もう終わったことですから…それより…その…結婚相手の方が…私に似ているって…」
P「あー…その…」
文香「…Pさん…?」
P「文香、さっき結婚相手について言ってたことな、本当は全部文香の事を思い浮かべて言ってたんだ」
文香「え…?」
P「初めてあの書店で会って、アイドルとプロデューサーとして一緒に活動していって…その、俺も文香の事を好きになってたんだ…」
ちひろ(これはいい雰囲気ですね…ちょっとの間二人っきりにさせてみましょうか。千川ちひろはクールに去るぜ!)ヒュバッ
P「文香はアイドルだし…その、俺…臆病だから…直接好きだとかって言えなくてさ」
P「告白して、否定されて、これまでの関係が壊れるのが怖くて…」
P「恋人としては結ばれないけど、それでも、プロデューサーとして文香と一緒にいられれば、って…」
文香「そう、だったんですか…でも、Pさん…その気持ちは…私も…同じです…」
P「文香も、同じ?」
文香「はい…Pさんはいつも私を気にかけてくれて…でも多分、それは私の担当プロデューサーだから…優しくしてくれるんだって思えて…でも、諦めきれなくて…」
文香「だから…今、Pさんが私の事を…好きだって言ってくれて…すごく、嬉しいんです…」
P「そっか、俺たち、似た者同士だったんだな」
文香「そうみたい、ですね…」クスッ
P「なぁ、文香。俺は文香をトップアイドルにしたい…いや、してみせる」
P「だから、よかったらこれからも文香をプロデュースさせてほしい」
P「それで、トップアイドルになって…時期が来たら、アイドルを引退して、俺と一緒になってほしい」
文香「Pさん…それって…」
P「うん…鷺沢文香さん、その時が来たら…俺と結婚してください」
文香「…はい…よろしく…おねがいします…」
………
……
…
そういえば、文香は最近恋愛小説も読むようになったんだな
なるほど、イメージトレーニングか
ああ、恋愛小説とかを読むなら俺は悲恋物より純愛物とかかなぁ
やっぱり、物語はハッピーエンドが一番いいからさ
それがフィクションでも、現実でも
そうだな、これから何があるかはわからないけど、きっと文香の事、幸せにしてみせるよ
だから、これからも二人で頑張っていこうな…俺たちもハッピーエンドを迎えるためにさ
以上です。ふみふみは涙が似合う
次は新田ちゃんとか書けたら書きたいです
>>585からだいぶ来たので改めてリスト。リンク先が無いのは読んでみたいアイドルの自分用メモ。
■Cute
島村卯月 >>220
NG&道明寺歌鈴&古澤頼子&相葉夕美 >>464
三村かな子&十時愛梨 >>449
五十嵐響子 >>439
関裕美 >>36
棟方愛海 >>554
前川みく>>111 >>238
双葉杏 >>158
桃井あずき >>131
佐久間まゆ >>73
鷹富士茄子&原田美世&斉藤洋子 >>518
白菊ほたる >>394
中村有香 奥山沙織 赤西瑛梨華 工藤忍
■Cool
渋谷凛 >>4
NG&道明寺歌鈴&古澤頼子&相葉夕美 >>464
黒川千秋 >>405 >>497
神谷奈緒 >>285
上条春菜(>>174とリンク) >>251
荒木比奈 >>174 >>345
東郷あい(>>405とリンク) >>603
多田李衣菜 >>49
三船美優 >>199
藤原肇 >>354
橘ありす >>229
鷺沢文香 >>662
高垣楓 >>303
北条加蓮 >>137
白坂小梅 >>420
森久保乃々 >>67
大和亜季 >>323
鷹富士茄子&原田美世&斉藤洋子 >>518
佐々木千枝 服部瞳子 新田美波 高峯のあ 藤居朋
塩見周子 岡崎泰葉 速水奏
■Passion
本田未央 >>272 >>548
NG&道明寺歌鈴&古澤頼子&相葉夕美 >>464
高森藍子 >>260
龍崎薫 >>631
鷹富士茄子&原田美世&斉藤洋子 >>518
愛野渚 >>149
姫川友紀 >>620
ルキトレ(片桐早苗) >>98
星輝子 >>208 >>376
城ヶ崎美嘉 >>186
三村かな子&十時愛梨 >>449
市原仁奈 >>58
喜多日菜子 >>90
村上巴 >>29
並木芽衣子 メアリー・コクラン 財前時子 野々村そら 若林智香
浜口あやめ
■その他
途中? >>578
千川ちひろ
由愛「Pさん……結婚するんですか……」
ちひろ「そのつもりだと思いますよ?」
ちひろ(小さい子の絶望顔…最っ高!)フヒヒ
由愛「Pさんは…幸せに…なれるかな……」
ちひろ「勿論ですよ!」
ちひろ(由愛ちゃんはどんな風にPさんを困らせてくれるかしら…)
―――――
―――
―
ちひろ(小さい子だけじゃなく結婚を焦ってそうな人の反応も見てみたいですね……)
ちひろ「菜々さんとか……」ウヒヒ…
???『―――』
Prrrr Prrrr
菜々「はーい、ナッナでーす」
???『―――』
菜々「はい?ぇ?はぁ」
???『―――』
菜々「え"?!あのっ!っ…」
???『―――』
菜々「ぅぅ…わかりました…でも――」
菜々「ウッサミーン、ちひろさんおはようございます」
ちひろ「おはようございます…あの、菜々さん……聞きました?」
菜々「…何をです?」
ちひろ「今回のPさんの休暇の理由です……」
菜々「ぁ~…温泉とかですかね」
ちひろ「驚かないで下さいね…Pさん、結婚するかもしれないです…」
菜々「っ………」
菜々「ちひろさん、残念です……」
ザザザッ!
???「「「―――」」」
ちひろ「……ぇ?」
菜々「知らなかった事とはいえ、御愁傷様です」
ちひろ「菜々、さん?あの、これは……」
菜々「ナナの親衛隊です。ちひろさんのイタズラは全部知ってたんですよ」
ちひろ「ぁ、あはは…そうだったの……」
菜々「本当に残念です……ウサミン王国第一王女、ナナが命じます。手荒な手段を使わずに済ませなさい」
ちひろ「ぇ?ちょ、ちょっと…」
菜々「ちひろさん…王族を冒涜した罪、軽くはないんです…」
―――――
―――
―
???「失礼ですが、貴方がPさんですか?」
P「はい?モバプロのPなら私ですが…」
???「ナナ様のご命令です、共に来て頂きます」
P「は?あの…どういう…」
―――――
―――
―
ヨクゲツ
二十年後、ウサミン星で王族の結婚式が行われた
以上です
あべなな(17)さんじゅうななさいを矛盾無く説明するには
1.菜々さんはウサミン星人
2.ウサミン星から地球まで二十年かかる
3.移動の間はコールドスリープ
にすればいい!
なんて考えたが故のひどいオチです
乙乙ありがとう。
好きなキャラかぶるなぁ
貴方とは良いスタドリが飲めそうだ
岡崎先輩むずかしいね…
でもいきます
──CGプロ事務所前 ~朝~
泰葉(少し早く来すぎちゃったかな…)
泰葉(時間までPさんとお話でも…あ、でも、折角今日はPさんがついてきてくれるのに、話題がなくなっちゃうかな)
泰葉「なんて、フフ。忙しいだろうし、今日の台本でもチェックしてようかな」 クスッ
泰葉(うまくこなして、早く終わったらご褒美に寄り道してもらったり…なんて。…えへへ) ニコニコ
ガチャッ
泰葉「おはようごz…」
モバP(以後、P)「ちょっと! そんな事吹聴して回らないで下さいよ!?」
泰葉(!!)
ちひろ「えーっ、折角考えたのに…」
P「ん…? 今誰か来ました?」
ちひろ「え? いえ、気づきませんでした。誰か来たなら、挨拶があるんじゃないですか?」
P「それもそうか……っと、話戻しますけど。絶対やめて下さいね」
ちひろ「そんな、怒る事でもないじゃないですか…」
P「怒ってはいませんよ。呆れてはいるかもしれませんが」
泰葉(お、思わず隠れちゃった…。何の話をしてるんだろう…?)
ちひろ「そんな堅く考えるほどの事でも…」
P「考えるほどの事です。アイドル達に恋愛は控えるようにとか言ってる俺が、結婚するなんて、しめしがつかないじゃないですか」
泰葉(!?)
ちひろ「そ、そういう理由…?」
P「他にありますか。ただでさえ、多感な時期の子を預かってるんです。モチベーションに関わりますからね」
泰葉(結婚…… Pさんが… ……結婚……?) ブルッ
泰葉(…………) ブルブル
カタカタカタ…
────
───
──
----
P「…ったく、泰葉が来るまで書類を片付けたかったのにもうこんな時間か」
ちひろ「今日は泰葉ちゃんの付き添いですっけ?」
P「ええ、そのまま家まで送って来るので、少し遅くなります。まぁ、あの子ならトラブルで撮影押したりなんて事はないでしょうから、夕方には」
※本SS中では、泰葉の両親は都内に住んでいる設定です。娘の出身地と年齢の都合、16年以内に長崎から越してきた感じ。
ちひろ「分かりました。ところで、泰葉ちゃん来てないみたいですけど…」
P「おかしいですよね。近くまで来てるのかな……」
ガチャッ
泰葉「」
P「う、うわ!? な、なんだ泰葉。そんなところにぼーっと突っ立って」
泰葉「──…形…私は…人形……」 ブツブツブツ
P「お、おい…? 何かあったのか…?」 ポンッ
泰葉「!」 ビクッ
泰葉「……プロデューサー…?」
P(うわ、テンション低っ)
P「その…大丈夫か? そろそろ時間だが…体調が悪いなら…」
泰葉「体調……大丈夫です。体調管理は、この業界の基本ですから」
P「本当か? 顔色悪いし、震えてるじゃないか」 スッ
泰葉「!」 バシッ
P「っ痛!」
泰葉「大丈夫です。……本番前で、少しナーバスになっているだけですから」
P「わ、悪い。びっくりしたか? けど、つらい時は…」
泰葉「今更私がプロデューサーに教えて貰うことなんて…ないですから」
P「まぁ、コントロールできてるなら良いんだが…熱は無いみたいだしな」
泰葉「子供の頃からずっと、芸能界で生きてきたんです。そのぐらい…慣れてます」
P「(溜息)…分かった、信じるよ。それじゃ、そろそろ出ようか」
────
───
──
──撮影現場
P(結局、行きの車内では一言も口を利いてくれなかった)
P(いや、こちらから話しかければ答えてはくれるんだが、返ってくるのは堅い反応ばかりだった)
ヤレ コナーズ ソコダ!!
ナニ ヤッテンダ ボルグ タタキ ノメシチマエッ!!
P(まるで、出会ったばかりの頃みたいだ。愛想笑いすらない分、もっと悪いとも言える)
P(何かまずったのかなぁ。折角打ち解けてきたと思ったのに…)
オーッ モハメド ジャ ネエカ!!
コロシヤッ カッコイイ トコロ ヲ ミセテ クレヨッ
P(そろそろ泰葉の出番だ。…何も無いといいんだが…)
モットモ ヤツハ ツヨスギル
コノ シアイ ハ カケ ニハ ナラネエナ
泰葉(結婚…Pさんが、結婚…?) ブツブツ
オイオイ ミンナ ドウシタ
オオアナ ッテ コトモ アルゼ
泰葉(結婚したら…どうなるの?)
ヒューッ ミロヨ ヤツ ノ キンニク ヲ
マルデ ハガネ ミテェダ
マサカヨ シカシ モハメド ニハ カテネエヨ
泰葉(結婚したPさんと一緒に…アイドルを続けられるの……?)
泰葉(……)
…………。
泰葉(!?)
泰葉「──あ…!」
監督「カーーーット! ちょっと、困るよ、ぼーっとしてちゃ!」
泰葉「あ、そ、その……すみませんっ」
監督「気をつけてよ。それじゃ、このシーンもう一度最初から!」
────
───
──
──帰りの車内
P(その後、泰葉はミスを出しまくって、撮影は押しに押した)
P(普段ない事なだけに、みんな怒るというより心配してしまった)
P(それに…) チラッ
泰葉「……」 ドヨーーーン
P(泰葉本人も相当堪えたようで、行きより更に塞ぎ込んでしまっている)
P(こうもコンディションを崩すまで気づかないなんて…プロデューサー失格だな…)
P「あー…その、泰葉?」
泰葉「……分かってます。…申し訳…ありませんでした」
P「いや、いいんだ。こんな事もあるさ。むしろ、泰葉だから、これで済んだんだろうし」
泰葉「…ごめんなさい…」
P「いいんだって。それより、その、話してくれないか?」
P「…何か、あったんだろ?」
泰葉「……」
P「……無理に聞きたくはないんだけどさ。けど、前に言ってくれただろ? 頼ってもいいかなと、思ってるって」
泰葉「!」 ビクッ
P「だからさ、力に…」
泰葉「もうやめて下さい!」
P「っ……。や、泰葉…?」
泰葉「……確かに、言いましたけど…忘れて下さい…。私、誤解してたんです…」
P「誤解…って」
泰葉「…………。パートナーだと、思ってたんです…。アイドルとプロデューサーなんて、人形と人形使いなのに」
P「は、はぁ…?」
P(いきなり何を言い出すんだ…? 遅れてやってきた厨二病か…?)
P「あの、それって、俺と泰葉の事か? 少なくとも俺は泰葉を人形だなんて思った事はないし、むしろパートナーだと思ってるぞ。泰葉からすれば頼りないかもしれないが…」
泰葉「でも…! でも、Pさ…プロデューサーには、パートナーがいるじゃないですかっ」
P「えっ」
泰葉「」 フーッ フーッ
P「…えっと……。……えっ?」
泰葉「……恥ずかしいです、私。勘違いして…。…Pさんが、ずっといてくれるなんて。そんなはず、ないのに…」
P「す、すまん。話が全然見えない。え、何、俺、担当外れるの? パートナーって誰?」
泰葉「結婚…するって聞きました」
P「だ、誰に!? え、ていうかもう広まってるの!?」
泰葉「本当、なんですね…。Pさんと、ちひろさんの会話を聞いちゃって…今朝…」
P「あー……。って、えっ? あの時いたのか? だとすると、一時間以上事務所の前にいた事にならないか…」
泰葉「いたと、思います。……でも、大丈夫です。私、プロですから…」
P「あれ、ちひろさんのドッキリだぞ?」
泰葉「Pさんの望む人形を演じてみせます。そう、ドッキリだって……だからお願いです、どうか……えっ?」
P「おう。別に企画とかじゃないから、ドッキリというか単なる悪戯だな。噂を流してアイドル達の反応みようっていう」
泰葉「えっ、えっ? それじゃあ…結婚って…?」
P「しないよ、アテもない。……しかし、主に婚期とか気にしそうなお姉さん組をからかう悪戯だと思ったんだがなぁ。まさか泰葉がこんなに慌てるなんてな」 クスクス
泰葉「あ、慌ててなんていません!」
P「いや、相当慌ててたぞ。だって、俺が結婚していなくなる、っておかしいじゃないか。俺、結婚退職でもするの?」
泰葉「あ……──」
P「ははは、ほらな? おかしいだろ」
泰葉「ち、違うんです! それは、Pさんの事……。──…っ!!」 ハッ
泰葉(…私いま、何を言おうとしたの? Pさんの事……なんて…?)
P「んー、俺がなんだって?」 ニヤニヤ
泰葉「っっ───っ!!(////)」 カァァァ
ポカッ ポカポカッ
P「あた、痛たた、ちょっと、運転中だから! 危ないから、叩かないで!」
泰葉「ぴ、Pさんが、意地悪言うからっ(////)」 ポカポカ
P「ははは、悪かった。悪かったってば、痛い、痛いよ。はははは。(ホントは全然痛くないけど)」
泰葉「い、いつまで笑ってるんですかっ(////)」 ナミダメ
P「悪い、悪い。ちょっと曲がるから、気をつけてなー」
ブロロロ… キッ
泰葉「…えっ?」
P「ちょっと寄り道していこう。お詫びもかねて、さ。ほら、確か何か買いたいって言ってたよな?」
泰葉「あ……台本チェック用のマーカーと、シール…覚えててくれたんですか?」
P「そりゃね。あと、そんな真っ赤になって、泣いてるんだか怒ってるんだか分からない顔した泰葉を送り届けたら、親御さんに怒られちゃうし」
泰葉「!」 グッ
P「わ、うそ! 悪かった! もうぶたないで!」 ガードッ
泰葉「……」 ムーッ
P「……」
泰葉「もう、Pさんはすぐからかうんですから」 クスッ
P「よし、じゃ行こう。ついでに何か食べていこう」 ホッ
泰葉「はいっ」
ガチャッ パタン パタン
泰葉「あの、Pさん」
P「んー? なんか食べたいものとか、あるか?」
泰葉「私、結婚って聞いた時、どうしてPさんがいなくなると思ったか、分かったんです」
P「お、なんか理由があるのか」
タタタタッ
P「って、先行くなよ! え、何、教えてくれないの?」
泰葉「Pさん! 私、どうしても欲しいもの、あるんです。おねだりしても、いいですか?」
P「うへー、わざわざ言うほどのものかよ。何、高いの?」
泰葉「ふふっ」
P「うっわ、すっげぇ良い笑顔! 今の手持ちで出来る範囲で…お手柔らかにお願いします…」
泰葉「今すぐの話じゃないですよーっ」
泰葉(お金で買える物でもないです。でもいつか、きっと───!)
おしまい
──CGプロ事務所前
ジャー ゴボゴボゴボ
モバP(以後、P)(ふう、スタドリを飲むと妙に尿が黄色いぜ……っと、あれは笑美じゃないか?)
笑美「はぁぁどないしよ。緊張するわぁ」 ウロウロ ウロウロ
笑美「…大丈夫、いつものノリでさりげなーく聞き出せばいいんや…」 ブツブツ
P「どうした、入らないのか?」
笑美「ひゃうん!?」 ビックゥ!?
P「ひゃうんて」
笑美「ぴぴぴぴPはん!?」
P「そんな驚くなよ……なんだ、中に相撲取りの集団でも来てるのか?」
笑美「ンなん来るかいな! 何でもない、何でもないんよ。アハハハ~…」 ヘラヘラ
P「なんや気色悪いな…」
笑美「失敬な奴っちゃな! 花のアイドル捕まえて!」
P「すまんすまん。入りたいから、どいてくれないか?」
笑美「な、中に入りたいんやな? どうぞどうぞ! 汚い事務所やけど、ゆっくりしてってや!」
P「汚いとかいうなよ! 毎朝掃除してるよ! …まぁいいや、なんなんだ一体…」
ガチャッ
ちひろ「あ、お帰りなさい。あと笑美ちゃんも」
笑美「ちひろさんおはようさん!」
ちひろ「うふふ、おはようございます。今日も元気いっぱいね」
笑美「当たり前や! ウチがしおれてたらお茶の間の皆さんも笑うに笑えんやんか!」
P(それにしたって妙に明るいな…なんか失敗でもしたんだろうか)
ギィ
笑美「あー、その、な? そういえばちょっと小耳に挟んだんやけどぉー」 モジモジ
P「ん?」
笑美「Pはん、離婚したってほんまなん?」
ズル ガタッ
P「してねえよ! 縁起でもない事言うなよ! これから結婚するんだよ!」
笑美「(ビクッ)…えっと…えーっ? ほんなら、ウチと夫婦漫才やるって企画はどうなるん!?」
P「そんな企画ねえよ! ていうか夫婦漫才は夫婦とは限らねぇよ!」
笑美「あ、そうなん?」
P「おう。た、多分…」
ちひろ「元夫婦でもやってたコンビがいた、という事はありますけど、夫婦漫才は基本的には夫婦ですよ」
ちひろ「というか、漫才コンビが自然と夫婦になって、夫婦漫才コンビになる、ってケースが多いようです」
P「おう、ありがとうございます」
笑美「ほうほう、ならコンビ結成したら、その人と離婚すれば解決やん!」
P「なんで夫婦漫才を前提に話を進めているんだ……」
笑美「いやー、ウチ心配なんよ。Pはんて女癖悪いやん?」
P「どこがだよ!? えっ、ていうか、えっ? …わ、悪くないよね? 俺のどこ見てそう思ったの?」
ちひろ(私に視線送られても…よほど心当たりがあるのかしら……っていうかなんで漫才が始まるのかしら)
笑美「どこて…マニキュア落とし忘れて出勤してるところとか……」
P「キャッ! やだ…見てたの?」 クネクネ
P「…って、せんわ! ちゅーかそれは女癖じゃなくて、女装癖やろ!」
ちひろ(なんで時々エセ関西弁が混ざるのかしら…)
笑美「いやーでも、惜しいなぁ。堅気とは思えんツッコミやで、Pはん」
P「人をヤクザみたいに言わないでくれ! 俺は裏方、プロデューサー!!」
笑美「いやいやいや、実際プロデューサーでも普通にテレビとか出て来る人おるやん。芸人顔負けのしゃべりの人もおるし、顔だけで笑わせる達人もおるし」
P「おい!顔の話はやめぇや! 傷つくやろ! あと髪の毛と身長の話もやめろ!」
笑美「してへんやん!?」
P「まぁともかく、俺はアイドルのみんなをプロデュースして、輝いてるところを裏から見るのが夢なんだ」
笑美「…ほーん」
P「……っていうか、なんでこんな話になってるんだよ…。俺、仕事あるからそろそろいいか?」
笑美「惜しいなぁ……ホンマ。なぁ、結婚なんかやめてウチと漫才せぇへん?」 ジワァ
P「だからしないってば……」 カタカタ
笑美「この難波笑美ちゃん、自分で言うのもアレやけどなかなかの掘り出しもんやで?」
P「それは認めるけどさ…」 カタカタカタ
笑美「今なら飴ちゃんもつけたる!どや!」 ポロポロ ニコニコ
P「子供か!そんなんで釣れるんは杏…って、えっ!? な、なんで泣いてるの!?」
笑美「は? 泣いてへん泣いてへん。めっちゃ笑うとるやん」 ポロポロ ニコニコ
P「いやいやいや、確かに顔の形は笑ってるけど、めっさ涙出とるやん!?」
笑美「本人が笑うてる言うたら、笑うてるんや。だって今ウチめっちゃオイシイやん? …失…んとか、オイシイやろ?」 ポロポロポロ ニコニコニコ
P「いや、何が美味しいんだか全然わからんが……」 ギシッ
P「とにかく落ち着いてくれ。な、ちょっと座ろう」
笑美「どんな目に遭ぅても、オイシイなぁ思うてれば…笑って、られるんや…グスッ…皆を笑わせてやれるんや」 グスグス ニコニコ
P「そ、そうだな。茶の間を沸かすのが笑美の夢だもんなっ」 オロオロ
笑美「そう思えば……別に…Pはんが誰と結婚したいうて……全然……どうって事…」 ポロポロポロ
P「あ、そこで繋がるのか」
笑美「……どうって事……あるわアホーーっ!!! ほんなん…ほんなん嫌に決まっとるやろ!?」
P「えっ!? それで泣いてたの!? ていうか、俺が結婚するのが泣くほど嫌なの!?」
笑美「当たり前やどアホ! 唐変木! 朴念仁!」
笑美「Pはんなんか…Pはんなんか……うぇぇぇぇぇん!」 ウェーーン!
P「あああ、悪かった悪かった、泣き止んでくれよ、な?」
笑美「ふぇっ…えぐっ……ふえぇぇぇぇぇえぇん!!」
P「ああほら、鼻までたらして…」 フキフキ
笑美「は、鼻のアイドルとか、ちっともウマないわ…ひぐっ…」 グスグス チーン
P「言ってねえよ」
ちひろ「笑美ちゃん…」 チョイチョイ
笑美「…ぐすっ……今日と言う今日は言わせてもらうわ。その耳かっぽじってよう聞け!」
ちひろ「ね、笑美ちゃん?」 チョイチョイ
笑美「なんやちひろさん、今取り込んどるトコやから後で…」
ちひろ「ごめんなさいね、その前にコレ、読んでくれないかしら」 ニコッ
笑美「なんやもう、しゃあないな…」
『ド ッ キ リ 大 成 功 !』
笑美「何がドッキリや、Pはんがこないにウチの気持ち分からん事の方がドッキリ……」
笑美「……」
笑美「はぁぁぁぁぁぁ!?」
笑美「な、ちょ……ドッキリ? ホンマ!?」
P「ホンマやな」
ちひろ「Pさんが結婚するっていうのは全部ドッキリの仕込みだったんです。ごめんね、笑美ちゃん」 ニコニコ
笑美「」 パクパクパク
P(あ、言葉も出ない…ってなると人間ホントに口パクするんだなぁ。…っと、それはいいんだ)
笑美「」
P「ゴメンな。泣くほどショック受けるとは思わなかったんだ……」
笑美「」
笑美「……けあるか…」
P「ん?」
笑美「好きな男取られたー言われて! ショックやないわけあるか!!」
P「え、は…!? その、マジで…!?」
ちひろ(直球で告白!?)
笑美「なぁにが“マジで…”や! 大マジに決まってるやろ! どアホ! もう…このどアホっっ!!」 ブンッ
P「へぶっ」 バキィッ
ちひろ(重そうなファイルがPさんの顔面に!?)
笑美「もう知らんわ! どアホっ!!」 バタバタバタッ ガチャッ
バターン!!
ちひろ「だ、大丈夫ですかPさん…?」
P「…ちひろさん」
ちひろ「はい?」
P「今の…ホントですかね…?」
ちひろ「え!? は、はぁ、まぁ、何を言ったか自分でも分かってないと思いますけど、その分、嘘って事はないのでは……」
P「漫才師って……今からでもなれますかね…?」
ちひろ「ファッ!?」
P「…てっきりスキンシップで掛け合いやるのに、夫婦漫才言ってるだけかと思ってました。けど、泣くほど俺の事想ってくれてたなんて……ここで応えなきゃ男じゃないでしょう!」
ちひろ「ちょ、ちょっと!?」
P「俺、なります! 漫才師に! そして笑美の相方として、隣でプロデュースしながら夫婦漫才やります!」
ちひろ「ちょ、戻って来て下さい! 駄目だから! 絶対駄目だから! プロデューサーは渡しませんからぁー!!」
おしまい
赤西ちゃんを書こうと思ったのに、先に思いついたのは難波ちゃんでした。
以上、お目汚し失礼しました。
美波できたんで投下します
美波の一人称視点で地の文的なサムシングあり
レス数は多分文香と同じ程度か少し短いくらい
なお月末文香は一向に当たらん模様
『プロデューサーさん、婚約者さんのご実家に挨拶に行ってるんですって!』
普段なかなかレッスンが受けられないマストレさんにレッスンをしてもらえるその日、レッスン前に寄った事務所でちひろさんからそう聞かされて、私は一瞬だけ目の前が真っ暗になりました
プロデューサーさんは私のまとまったオフに合わせて、実家に帰るために少し長い休みを取ったみたいでした
『少しの間会えなくなるけど、羽目を外しすぎないようにね。美波なら大丈夫だろうけど』
そういって優しく私の頭を撫でてくれたプロデューサーさんの顔は、今でもすぐに思い出せます
でも、まさか婚約者さんのご実家に挨拶をしに行くためにお休みを取っていたなんて…
自分が思った以上にこのショックは大きかったようで、体調が悪かったことも後押しをしたのかその後のレッスンをしている最中もどうしても動きや意識が散漫になってしまいました
そして、ダンスレッスンで足を引っかけてしまって…
床に倒れるのが先だったのか、意識を失うのが先だったかは思い出せません
ですが、倒れてしまって、今は夢を見ているということだけは分かりました
だって、そうでもなければ、さっきまでレッスン場にいたはずなのに今私はリビングにいて、目の前に家族がいることの説明がつかないから
『お父さんったらね、私がちょろっと色仕掛けしたらすぐ骨抜きにされちゃったのよ!』
『おいおい、いつもそうやって迫っては既成事実を作ろうとしてきたくせに』
私の両親はいつも仲が良くて、晩酌をして酔いが回ってしまうと、決まってこの話を始めてしまいます
まだ未成年でお酒を飲むことができない私たち姉弟は、いつもこの話を苦笑しながら聞き流していました…けど、
私も色仕掛け…すればよかったのかなぁ…
私がプロデューサーさんの話をすると、決まってママは『美波が迫っちゃえばイチコロよ!』なんて私をたきつけてきました
でも、私にはそんなはしたない真似は恥ずかしくてできませんでした
そんな私の姿を見せてあの人に失望されたくない、という思いがあったからかもしれません
あの人は私のプロデューサーで、私はあの人にプロデュースされるアイドル
それだけの関係だったはずなのに、いつからか私はずっとあの人の隣にいたいと思うようになってしまっていました
きっかけや理由は、もう覚えていません
だって、それだけあの人との思い出が沢山あったから
『アイドルをやる上で、恋愛事は御法度だから』
プロデューサーさんが申し訳なさそうに私に言った言葉
でも、私はそんな恋愛(イケナイ)感情をプロデューサーさんに抱いていたんです。いずれ、イケナイ関係になることを夢見ながら
私は、今のプロデューサーさんとの関係が何よりもラッキーで、チャンスだと思っていました
「アイドル」と「プロデューサー」という関係なら、その…キ、キスとか、あからさまなことさえしなければ、傍目から見れば恋愛とは思われないだろうから
だから、折を見て引退をして、そのままあの人と結ばれることができれば、と日菜子ちゃんのように妄想したこともありました
そんな時にPさんに婚約者がいて…しかもその婚約者さんのご実家に挨拶に行ったと聞かされて、まさに青天の霹靂でした
そうしてそのまま夢の中のプロデューサーさんとの思い出にたゆたっていると、どこからかプロデューサーさんの声が聞こえました
『ごめんな、美波』
目を開けると、そこには私を心配するようなプロデューサーさんの顔
でも、プロデューサーさんは今ご実家にいるはずで…ここは真っ白な部屋で、私はベッドで寝ていて…
なら、多分これはさっきの夢の続きなんですね…じゃあ、夢なら、少しくらいわがままになっても…いいよね…?
「プロデューサーさぁん」ダキッ
『み、美波!?』
「もう我慢できません。美波、イケナイ誘惑しちゃいますね…」
そういって、私は自分のパジャマの胸元のボタンを一つずつ外し始めます
『待って美波!それ以上いけない!』
プロデューサーが私の手を握ってそれ以上ボタンを外そうとするのを止めてきました
でも私はもう躊躇いません
「イケナくてもいいんです、ここは私の夢の中なんですから…」
そう、折角の夢なんだから、私が満足するまでいろんなイケナイことしちゃうんですから…
そうでもないと、現実のプロデューサーさんを諦めるなんて、とてもじゃないけどできませんから…
「だから、キスしたって問題ないんです…」ンー
私がキスを迫ると、プロデューサーさんは、私の手を握ったまま困った顔で真っ赤になってしまいました
それでも、やっぱりというべきかプロデューサーさんは私にキスをしてくれませんでした
私の夢なんだから少しくらいお願いを聞いてくれたってよかったのになぁ…
『あらあら、美波もダイタンねぇ』
「ママ…?」
いくら夢でも、ママに見られるのはちょっと恥ずかしいです…
まさか、夢の中にママが出てくるなんて思ってませんでしたから…
『えっとね、美波。美波が倒れたって聞いて、急いで戻ってきたんだ…』
そんなわけないです…だってプロデューサーさんは今婚約者さんと一緒にいるはずなんですから…
『美波、僕に婚約者なんていないよ。その話はちひろさんのでたらめなんだよ…本人はドッキリだって言っていたけど』
ドッ、キリ…?その言葉を反芻して、そういえば、夢にしては色々と現実味を帯びてるな、なんてことを考え始めてしまいました
たとえば、私の手を握るプロデューサーさんの手から伝わってくるぬくもりとか、鼓動とか、プロデューサーさんの息遣いとか
それらがとても夢の世界の出来事とは考えられなくなってきて、少しずつ私の頭は冷静になってきました
親指の爪を人差し指にちょっと突き立てて、痛みを確認します
これが現実だって少しずつ分かってきて、自分でもわかるくらい顔が熱くなってしまいました
『美波、これは夢なんかじゃないよ。それと、今の僕は美波しか見てないし、美波以外の女性に興味はないから、心配しないでも大丈夫』
そう言って、私にも聞こえるかどうかの声量で、ちょっと気障だったな…なんて、プロデューサーさんはひとりごちました
『あらあら、この子も愛されてるわねぇ、ママ妬けちゃうわ。でも美波、そういうことするのは成人してからの方がいいわよ?ママだってハタチまでは待ったんだから♪』
「え?あ…きゃあ!」
ママから言われて自分の今の格好を思い出しました
バッとプロデューサーさんから体を離して、かけられていた羽根布団で口元まで私の顔と体を隠します
多分私の顔、真っ赤になってるんだろうなぁ…なんて細やかな現実逃避
『お医者様が言うには、熱と疲労でダウンしただけで、点滴してれば明日には退院できるって。だから、今日はゆっくり休みなさい』
そういって、プロデューサーさんは私の頭を撫でてくれました
少しの間、プロデューサーさんのナデナデを堪能していると、おもむろにママが立ち上がりました
『じゃあ私、美波が目が覚めたってお医者様に伝えてくるわね…美波、がんばりなさい!』
『え?いや、ナースコールが…』
言うが早いか、プロデューサーさんが呼び止める間もなく、ママは部屋の外へ出て行ってしまいました
しかも、がんばりなさい!だなんて、つまり、その…ママは私にプロデューサーさんを落としてしまえと言ってるんでしょうか…
そういえばと、服の乱れを整えた私は、今の時間を調べるために部屋を見まわして時計を探しました
そしてそれはすぐに見つかって、時間を確認すると今は午後の2時過ぎ
レッスンで倒れてしまったのはおそらく午前中…確か、最後に時計を見たのは10時くらい…のはずだから、どうやら4時間近く眠っていたみたいです
プロデューサーさんがお休みを取った折に、プロデューサーさんの実家について聞いた時には、おおよそ車で3~4時間はかかるといっていました
どうやら、本当に急いで帰ってきてくれたみたいで、私の思う以上にプロデューサーさんは私の事を心配してくれていたみたいです
『美波が倒れたって聞いたときは気が気じゃなくってさ…だから、大事に至らないでホッとしたよ…』
プロデューサーさんはそう言って、まさにその言葉通りにちょっと大げさに胸をなでおろしました
『そりゃあレッスンも大事だし、マストレさんのレッスンを受ける機会なんてそこまで頻繁にあるわけでもないよ』
プロデューサーさんの声が、どんどん真剣みを帯びていきます
『でも、美波が倒れてしまったら元も子もないんだから。無理はしちゃダメだよ』
プロデューサーさんに迷惑をかけてしまったのと心配をさせてしまったので、少し暗い気分になってしまいます
『ああ、そんなにしょげないで。別に怒ってるわけじゃあないんだ…ただ、美波に何かあったら僕も嫌だからさ』
『でも、まさか美波があんなことする娘だったなんて思ってもみなかったよ』
さっきのことを指摘されて、熱の引いていた私の顔がまた熱くなってしまいました
「わ、忘れてください!私も熱で浮かされてて、どうかしてたんです!」
自分でもさっきの事を思い出して、恥ずかしさからすぐそこにあった枕を照れ隠しにプロデューサーさんの顔に押し付けてしまいました
『うぷっ…わかった、わかったから、落ち着きなさい。また体悪くしちゃうから』
プロデューサーさんに諌められて、落ち着きを取り戻しました
「その…失望、しましたか?」
聞くことは怖かったけれど、それでも聞いておかないといけなかったから
『いや、そんな事ないさ。さっきみたいな美波もすごい魅力的だと思うよ。それに、その、僕も嬉しかったし…』
最後の言葉は声が小さくてよく聞こえませんでした。咳払いをして、プロデューサーさんは話を続けます
『でも、ああいうことはあんまりやらないように。男は単純だから、すぐ勘違いしちゃうし』
「好きな人にしか、あんなことやりません!…あ…」
ついムキになって、本音が出てしまいました…プロデューサーさんもしっかり聞こえていたみたいで、変な空気になってしまいます
その沈黙を破って先に口火を切ったのは、プロデューサーさんでした
『美波…そういってくれるのはうれしい…んだけど、あくまで君はアイドルで、僕はプロデューサーだから。今の僕には、君のその言葉を受けることはできないよ』
目を見ればすぐにわかりました。プロデューサーさんの言葉は、私を諦めさせるための作り物の言葉で…
『それに、君はまだまだアイドルを続けていくんだろう?君が引退するころには、僕はすっかりおじさんになってる』
押し隠されたプロデューサーさんの本心をどうしても知りたくて…隠された本心を暴くために…
『今の君は、近くにいる頼れる大人に憧れる、所謂恋に恋しているだけなんだよ。そのうち、もっと素敵な人が―――ッ!?』
キス、しちゃいました…
唇同士を触れ合わせるだけの軽いキスだったけれど、私の心臓はライブの時以上に激しく脈打っていました
「私だってもう20歳になるんですよ?憧れだけで、こんなことしたりしません」
震える唇でゆっくりと、だけどはっきりと言葉を紡ぎます
「建前だとか、言い訳なんて…いりません…プロデューサーさんが私の事をどう思っているか…それだけを聞かせてください」
少しの静寂が、部屋を支配しました
10秒か、1分か…少しの後ち、プロデューサーさんは口を開きました
『君と僕は、仕事上のパートナー…それだけ、だよ』
そう言うプロデューサーさんの声は震えていて、瞳にも涙がたまっていて…その言葉が嘘だなんて、すぐにわかりました。でも…
「そう…ですか…」
なんて、その言葉を嘘だと追及することも、もう一度同じ質問を迫ることも、できませんでした。例え嘘だとわかっていても、プロデューサーさんはそう言ったのだから
『今日の事は忘れるから、美波も忘れなさい』
それじゃあ、とおそらく事務所へ帰るために椅子から立ち上がるプロデューサーさんの腕を、これ以上ないくらいの力で握りしめました
「いや…です」
今手を放したら、私たちの関係や、今までの何もかもが終わってしまう…そんな気がしたから
「教えてください…私の何がいけないんですか…?どうしたらプロデューサーさんと…」
『美波、君に悪いところなんてないよ…』
「だったら!」
私の叫びを、それ以上の重さを持ったプロデューサーさんの叫びが遮りました
『僕だって!…僕だって美波と一緒になりたいさ!…でも、【新田美波】は、やっぱり【アイドル】なんだよ』
苦しげな顔をしながら、お腹の底から絞り出すように、プロデューサーさんは言葉を発します
『だから、君を独占することなんて、できない…君の一番のファンだから…君の良さをこの世界の全ての人に伝えたいから…君と結ばれちゃ…いけないんだ…』
私もプロデューサーさんも、瞳に涙をたくさん溜めて、それでもプロデューサーさんの独白は、続きます
『美波、君はきっとトップアイドルになれる。だから、こんな所で…こんなことで立ち止まらないで欲しい。君のプロデューサーとして…そして何より、君の一番のファンとして』
「わかり、ました…」
でも…私はプロデューサーさんを諦めたくなんてありません!だから、プロデューサーさんに向けて宣言します
「絶対にトップアイドルになります!トップアイドルになって、誰にも文句を言わせないくらいのアイドルになって、そうしたら―――」
―――絶対に、プロデューサーさんを私の虜にして見せますから!みなみ、がんばります!
以上です。美波が自分の名前を使うときは美波じゃなくてみなみだということに書き込んでる途中で気づいた(´・ω・`)
美波ちゃんが自分の魅力を自覚して誘惑してきたら耐えきれる自信がない
次はこひなたんでその次は茄子さん書きたい感
そして美波書き込んでる途中にログボの無料ローカルガチャで美波きて運命的なものを感じましたーん
こひなたん投下します
文香や美波の半分くらいの量のはず
美穂のプロデューサーの呼び方は、Pさんだと名前が短すぎるのでモバPさんにしてます
あくまでもP=モバPです
美穂「おはようございまーす」
ちひろ「あら、美穂ちゃん。おはようございます」
ちひろ(うふふ、あがり症のはにかみ乙女な美穂ちゃんはどんな反応してくれるのかしら…早速いってみましょう!)ワクワクルーミン
美穂「モバPさんは…明日帰ってくるんですね」
ちひろ「ええ、そうなのよ。それで美穂ちゃん、実はね…」
美穂「ええっ?モ、モモモバPさんが、け、けけけ結婚!?」ワタワタ
ちひろ「ええ、この休暇で結婚を前提にお見合いをするんだとか」
美穂「そ、そんな…」フラッ
ちひろ「み、美穂ちゃん!?」ガタッ
美穂「あぅ…レッスン…行ってきます…」フラフラ
ちひろ(………大丈夫かしら…私が原因とはいえ不安だわ…)
―――翌日―――
P(久しぶりに実家に帰った結果お見合いさせられそうになるとは…全く、今は美穂のプロデュース以外に気を回す余裕ないってのに…)
P「おはようございまーす…おや?」ガチャ
美穂「」スゥスゥ
P(美穂がプロデューサーくんを抱いてソファで眠ってる…珍しいな、プロデューサーくんを連れてくるなんて)
P(とりあえず起こさないように慎重に…)ソローリソローリ
ちひろ(おはようございますプロデューサーさん)コソコソ
P(おはようございますちひろさん)コソコソ
ちひろ(休暇はどうでしたか?)
P(ええ、両親も顔を出してくれて嬉しがってました。ちょっと面倒事もありましたけど)
ちひろ(…えっと、プロデューサーさん。それで、美穂ちゃんのことなんですが…)
P(そういえば美穂があのぬいぐるみを持ってくるなんて珍しいですね)
ちひろ(それがですね…)
P「はぁ!?ドッキリ!?」
美穂「!」ビクン
ちひろ(プロデューサーさん!声大きいですって!)ヒソヒソ
P(声も大きくなるに決まってるでしょう!?なんでドッキリなんてやったんですか!?)ヒソヒソ
ちひろ(だって面白そうじゃないですか!!)ギャクギレェ!
P(逆切れするんじゃありません!というか、ドッキリっていったい何を言ったんですか!?)
美穂「あ、ああああの!モバ、モ、モバPさん!」
P「あ、ああ、どうしたんだ?そんなに慌てて」
美穂「こ、このお休みでおお、お見合いに行ったって本当なんですか!?」
P「え、ちょ!?なんで知って!?」
ちひろ(えっ、嘘!?本当にお見合いしてた!?)
美穂「そ、そんなぁ…」フラッ
P「美穂!?危ない!」ダキッ
P「大丈夫か?美穂」
美穂「あ…はい、大丈夫です」
P(なんとか倒れる前に支えられたからよかった……けど、よく見たら少し隈ができてるじゃないか…)
P「とりあえず、ソファで話をしようか」
………
P「それで、どうして俺がお見合いを受けたなんて知ってたんだ?誰にも話す機会なんてなかったのに…」
美穂「えっと、昨日ちひろさんが教えてくれたんです」
ちひろ(ドキッ)
美穂「この休暇も、結婚を前提に相手と会うためにお見合いに行くからって…」
P(まさかちひろさんの言っていたドッキリってこのことか…?)
P「ちひろさん…?」ジトー
ちひろ「あ、あはははー…」メソラシー
P「とりあえずちひろさんの事はいったん置いておきますけど、後でお説教ですからね」
ちひろ「はぁ~い」グスン
P「えっとな、美穂。その話、ちひろさんが仕掛けたドッキリなんだ。ですよね、ちひろさん?」
ちひろ「え、え~っと、そのぉ~…はい」
美穂「ド…ッキリ?で、でもさっきお見合いしてきたって…」
P「確かに実家ではお見合いを無理やり受けさせられたけど、結婚を前提にしてるわけじゃないしそれも断ってるから」
美穂「そう…なんですか?」
P「うん。大体、結婚したって俺の職業じゃあ忙しくて家庭の時間なんて取れないだろうし、長続きしないさ」
P「今は美穂のプロデュースで充実してるから、結婚なんて全然する気はないよ」
美穂「そうだったんですか…安心したらなんだか眠くなってきちゃいました…」フア…
P「今日はレッスンだけだし、トレーナーさんにはお休みするって言っておくから寮に戻ってゆっくり休んだらどうだ?目の下に隈もできてるし」
美穂「いえ、その…ここでモバPさんと一緒に寝てもいいですか?目が覚めてもモバPさんがすぐそばにいてくれれば、結婚のこともドッキリだったって実感できる気がするから…」
P「しょうがない、今回だけだぞ?」
美穂「ありがとう…ございま…」スヤァ
P「お休み、美穂」
………
ちひろ「一時はどうなることかと思いましたけど、何事もなくてよかったですね」
P「ええ、全くです。というわけでちひろさん、お説教の代わりに俺の分の事務仕事もお願いしますね?」ニッコリ
ちひろ「え"っ!?」
P「当然でしょう。美穂をこんな風にしたんですから。それに、俺は起きるまで美穂のそばにいてあげなきゃいけないですからね」
P「しっかり反省して、これに懲りたらもうこんなことしないように」
ちひろ「うう~、どうしてこんなことに~」オヨヨ
P(しかし前々からひょっとしたらと思ってたけど、美穂は俺のことを…)チラッ
美穂「…モバPさん…大好き…」スヤスヤ
P(!)ドキッ
P(ああ、俺も大好きだよ…ゆっくりお休み、美穂)ナデナデ
以上です
ふみふみ当たってくださいお願いしますなんでもしまむら
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