雪歩「行かないで、真ちゃん」 (15)

「雪歩ッ!」
「ごめんね。ごめんね、真ちゃん。……泣かないでいようと思ってたのにな」
「……ッ!電話だって沢山する!メールも絶対に!例え離れていようとボクたちはこのおんなじ空の下にいるんだから!」
「真ちゃん!」
「雪歩!」

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「たかだか北海道。しかも3日間行くだけなのに大げさだこと」
「……でもでこちゃんもミキが海外で撮影の時、あんな感じになるよね?『行っちゃヤ!』って」
「はぁ?……はぁ!それならあんただって私が竜宮で泊まりで撮影の時に『でこちゃんが律子やあずさにとられるー。行っちゃやー!』って泣いてグズッたじゃない」
「それは忘れるって言ったじゃん!でこちゃんのウソつきー!」
「あんたこそそれは無かったことにしてってお願いしたじゃないのよ!」
「「ぬぅぅぅぅぅ!ふん!」」

「貴音は自分が撮影行って帰ってくると、いつもちょっと太って出迎えてくれるよな?」
「……そ、そんなことありません。け、けして響がいないからって寂しくて食べすぎてるわけではありませんからね!」
「もう~貴音は可愛いな、ほーらよしよし」
「ニヘラ。っと、そういう響こそ私か撮影で遠出している時は私の布団に潜って、私の枕を抱いて寝てるらしいですね!」
「んがっ!ど、どうしてそれを」
「ハム蔵が言っておりました」
「こらー!ハム蔵!言うなって言っただろう!」
「ヂュ」

「貴音は自分が撮影行って帰ってくると、いつもちょっと太って出迎えてくれるよな?」
「……そ、そんなことありません。け、けして響がいないからって寂しくて食べすぎてるわけではありませんからね!」
「もう~貴音は可愛いな、ほーらよしよし」
「ニヘラ。っと、そういう響こそ私か撮影で遠出している時は私の布団に潜って、私の枕を抱いて寝てるらしいですね!」
「んがっ!ど、どうしてそれを」
「ハム蔵が言っておりました」
「こらー!ハム蔵!言うなって言っただろう!」
「ヂュ」

「うちではそういうことないよね、千早お姉ちゃん?」
「ええ。……ただ行く前は無いけれど、帰ってきてから真美はよく泣いてるわよね?」
「そりゃ泣きたくもなるよ。3日だよ!たかが3日開けただけでどうしてあんなに汚くできるのさ!しかも酒瓶ばっか、山のように」
「どうしてかしらね?……分からないわ」
「もしかしてお姫ちんみたいに真美がいないから寂しくて飲みすぎちゃう、とか?」
「……!あら、そろそろ仕事の時間だわ。真美、今日のご飯は皿うどんがいいわ、よろしく」
「あー誤魔化したっしょ、千早お姉ちゃんってばさ!……えへへっ、全くしょうがないな、千早お姉ちゃんは」

「私たちの間でもそういうことって無いですよね?あずささん」
「そうですね。だいたい律子さんが一緒に来てくれますし。……ただ」
「ただ?」
「もし律子さんが響ちゃんみたいに、私の枕を抱きかかえて寝てるのが見れるんだったら、……私今度1人でお仕事行ってみちゃいましょうか?」
「なっ!そんなの、そんなのダメです!」
「えーどうしてですか?」
「私が見てないとあずささん、どこに行っちゃうか分からないですし」
「……それだけ、ですか?」
「そうですよ!それだけです!」
「ふぅん。……本当はどうなんです?」
「私がいなくて寂しがってるだろうあずささんを他の誰かに見られるのが嫌なんです」
「律子さんの本当の気持ち、知れてよかったですよ」
「じゃああずささんは私がいなかったら寂しがっちゃうんですか?」
「どうでしょうね~?」
「もー、あずささんったら!」

「やよいっちはお姉ちゃんだから、亜美がいなくても寂しくないっしょ?」
「えーそんなことないよ」
「うえっ?そうなの」
「うん。亜美がいないとお布団が広く感じちゃってさ。……結構寂しいよ、私も?」
「うぐっ!」
「逆に亜美はどうなのさ?」
「えっ?」
「私がいないとどんな感じなんだろうなって思って」
「そりゃ亜美だって」
「亜美だって?」
「やよいっちが側にいないから、あんまり良く眠れない」
「私が寂しがり屋なら亜美は甘えん坊さんだね」
「そうかもね?……じゃあ今日は甘えていい?」
「ぎゅーってしてくれたらいいよ?」

「おっと、これは春香さんだけ輪に入れなかったパターンかなー?」
「大丈夫よ、春香ちゃん!」
「この声は、……小鳥さん!」
「その通りよ、春香ちゃん。例え『ことはる』というマイナーなジャンルでも飛び込んでいく勇気が必要なのよ!」
「はい、小鳥さん!」
「は・る・か……」

「おぉ、春香!ここにいたのか」
「あっ、プロデューサーさん!!

「ちゅわーん、ってあれ?」ズジャァァァン

「今度の仕事なんだがちょっと熊本で地元料理のロケなんだが、大丈夫か?」
「それは大丈夫ですけれど、プロデューサーさんは着いてきてくれるんですか?」
「すまん!その日は別の打ち合わせがあって!」
「最近あんまり家でも会えてなかったから良い機会かなって思ったのに。私、拗ねちゃいますよ?」
「埋め合わせは今度必ずするから!なっ?」
「しょうがないなー、プロデューサーさんは」
「ほっ」
「でも」
「でも?……んっ!」
「とりあえず行きかけのお駄賃です。……家に帰ったら、次はプロデューサーさんからすっごいのお願いしますね?」
「……頑張るよ」
「んもう!そういう時は『任せておけ』って言うもんですよ!」









「うぇーん!誰かこの音無小鳥を貰ってー!」

おしまい

やりたかったこと詰め込んだらこうなった
春香Pと小鳥Pには悪いと思ってる

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こうしてみては?

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