上条「店を開きたい?」一方通行「そうなンですゥ」(430)

上条、一方通行、御坂、禁書目録の仲良し四人が暇を持て余してるときに、一方通行が妙な提案をする
今回はお店を開きまし

ギャグオンリーなので戦闘やシリアス的な展開はありません


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1362155402

一方通行「暇だなァ」

御坂「暇ねぇ、暇つぶしって言ったら一方通行の家でスーパーマリオくん読破くらいかしら」

禁書目録「お腹減ったんだよ……」

上条「いやさっき食ったばっかりだろ」

一方通行「そういや俺も腹減ったな、朝飯食ってねェや」

上条「お前も腹減ってたのかよ」

御坂「私もまだ食べてなかったわね……」

禁書目録「じゃあ何か食べに行くんだよ!!早く早く!」

上条「待てインデックス、食べに行かなくても何か食材をだな」

一方通行「……ンン?」

一方通行「食べに行く……食材……暇……そォだ!」

御坂「えっ?」

一方通行「店を開こう!」

上条「は?」

禁書目録「おー!面白そうなんだよ!」

上条「なんだよ突然……まさか俺達も手伝えってんじゃ……」

一方通行「当たり前だ!」

一方通行「よく考えろ上条ォ……ここには学園都市のレベル5の第一位が居る、そして料理が出来るお嬢様、節約が出来る学生、味見係……完璧だろ?」

御坂「いや、その理屈はおかしいわ」

一方通行「そォと決まれば即行動だ、土地を買ってくる」ダッ

上条「あっ!おい!」

御坂「行っちゃったわね……」

禁書目録「あの白い人はフリーダム過ぎるんだよ」

上条「違いねえな」

――――――――――――――

一方通行「土地を買って来たぞ」

上条「随分と早いなおい、ていうか店は何やるか決めてんのか?」

一方通行「喫茶てンだ」

上条「ダサいな名前!喫茶店で良いだろ!」

一方通行「喫茶てンがかっけェに決まってンだろうが!」

禁書目録「もう面倒くさいから喫茶てンで良いんだよ……」

御坂「私も、話進まなそうだし」

上条「ハァ……分かったよ」

一方通行「とりあえず……まァ店が出来るのは1、2ヶ月位だろォから、まずは制服を決めるぞ」

御坂「可愛いのが良いなあ、ゲコ太模様のやつとか」

禁書目録「カナミンが描かれたやつとかも良いんだよ!」

上条「いや、キャラクター模様は出来るだけ避けようぜ、そういうのが嫌いな客も居るわけだしな」

一方通行「なンだかンだでノリノリじゃねェか」

上条「うるせえよ」

一方通行「とりあえず女子の二人はメイド服!これ決まり」

上条「おい、なんでメイド服か理由を聞こうじゃねえか」

一方通行「メイド服が嫌いな男子なンて居ねェからだよ!」

御坂「いや、それただアンタが好きなだけでしょ?」

禁書目録「でも確かにファミレスとかの店員もそれっぽいの着てるかも」

一方通行「だろォ?」

御坂「あー、はいはい分かったわよ……」

上条「で、俺達は何着るんだ?」

一方通行「やっぱり……執事服?」

上条「あー、メイド服だもんなってそれもうただのメイド&執事喫茶じゃねえかよ」

一方通行「良いンだよ、細かいこと気にしてたら禿げンぞ」

上条「禿げてたまるか!」

一方通行「次に考えるのは……アレだ、暇つぶしになるような物だな」

上条「暇つぶしになるような物?」

一方通行「あァ、例えば会話が続かない、話すことねェやって奴が居たら気まずくなるだろ?」

禁書目録「確かにそれはあるかもね」

御坂「なるほどね、考えるわねアンタ」

一方通行「第一位舐めンなよ」

一方通行「とりあえず俺が考えたのが……」

・任天堂64
・PS2
・漫画

一方通行「くらいだなァ」

上条「おい、流石に64は古いだろ、前にも言ったが」

一方通行「だからな、64は神ゲーが多いから良いンだよ!」

御坂「でも携帯型ゲーム機は駄目ね」

上条「確かにな、盗まれる可能性もあるし」

禁書目録「PS3も置けば良いと思うよ」

上条「だったらWiiも置こうぜ」

御坂「なんだか楽しくなってきたわね……」

一方通行「俺もだ」

一方通行「とりあえず今日はもう解散だなァ」

御坂「次はいつ集まるの?」

一方通行「多分店が出来た時かな」

上条「分かった」

禁書目録「楽しみで仕方ないんだよ」

今回の更新はここまで
やばいな、気まぐれで続編作ったけど……終わりが無さそうで怖い

上条「遭難しました」一方通行「そうなんですゥ」

駄文でスマソ

――――――――――――――

打ち止め「何してるのってミサカはミサカはあなたに問いただしてみたり!」

一方通行「あン?服のデザインしてンだよ」

打ち止め「凄い!ミサカも着たいなあってミサカはミサカはアナタをジッと見つめてみたり!」

一方通行「駄目だ駄目だ、店の制服だからな」

打ち止め「えーってミサカはミサカはふてくされてみたり!」

一方通行「今度新しい服買ってやるから我慢しろ」

――――――――――――――

御坂「ふふふ~ん♪」

黒子「お姉様、何をなさってますの?」

御坂「ちょっと漫画を整理してるだけよ」

黒子「……最近あの殿方達と絡んでらっしゃいますけど、まさかそれに関係して……」

御坂「いや、アンタには関係無いわよ」

関係無いわよ

関係無いわよ

黒子「……グフッ」バタッ

御坂「ん?何でぶっ倒れてるのかしら?まあスルーしときましょ」

――――――――――――――

上条「土御門ー」

土御門「ん?何か用かかみやん?」

上条「何かゲームソフト貸してくれ」

土御門「別に構わないけど……かみやんが持ってないゲーム機のソフトばっかりだぜぃ?」

上条「あぁ、構わねえよ」

土御門「まーた何かやらかそうとしてるにゃー」

上条「お前にゃ関係ねえよ」

※土御門はそういうことを察して貸したのでしょう
つかそういう事にしといてください

――――――――――――――

禁書目録「ねえひょうか」

風斬「何かな?」

禁書目録「私、今度喫茶店で働くんだ」

風斬「へ~、良いなあ」

禁書目録「だからひょうかも絶対に来てね!」

風斬「うん、絶対に行くよ」

――――――――――――――

そして月日は流れ

一方通行「よし皆、よく集まってくれたなァ」

上条「まさかホントに店を建てるとはな……」

禁書目録「早くお店に入るんだよ」

一方通行「だな」

――――――――――――――

御坂「へえ、中は広いのね」

一方通行「当たり前だ、広くすりゃ沢山の客が来れるからなァ」

上条「で、二人は何か持ってきたのか?」

御坂「勿論よ!」

一方通行「持ってきたぜェ」

一方通行「とりあえず漫画とかゲームとか配置するぞ」

上条「なんか漫画喫茶みたいだな」

一方通行「だから細かいこと気にしてたら禿げンぞ」

上条「禿げねえよ」

御坂「あのさ、メニューとか決めてるの?」

一方通行「あァ?だから今から決めるンだよ」

禁書目録「えーっ!?」

一方通行「ンで、俺が考えたのがこれだ」スッ

禁書目録「見た目はパフェだね」

上条「じゃ一口……」パクッ ガリッ

上条「……何で中にハイチュウとかメントスとか入ってんの?」

一方通行「名付けて、『お菓子パフェ』だな」

御坂「パフェもお菓子の一種……よね?」

一方通行「……気にしたら負けだ」

一方通行「これは売れr」

御坂「無いわね」

一方通行「なンでだよ!」

御坂「パフェって言うのはフルーツとかチョコでしょ?キャンディー系は食べにくいわよ」

一方通行「確かに……」

上条「だからこのパフェはボツっと……」

禁書目録「でも勿体無いから私が食べるんだよ」パクパク

御坂「そんなのを食べれるアンタも凄いわね」

――――――――――――――

上条「一通りメニューは決まったな」

一方通行「後は材料と器具を調達だな」

御坂「そうね」

禁書目録「器具とか揃えたら……」

一方通行「晴れて喫茶てンオープンだ」

――――――――――――――

上条「……で、何で上条さんが荷物持ちなんでせうか?」

御坂「アンタは腕力あるからでしょ」

上条「重いです御坂さん……」

御坂「男なんだから我慢しなさいよ!」

上条「不幸だ……」

佐天「あれ?御坂さーん!」

御坂「あら、佐天さんじゃない」

上条「こ、こんにちは……」

佐天「こちらは?」

御坂「あぁ、荷物持ちよ」

上条「荷物持ち言うなし!」

上条「俺は上条当麻だ」

佐天「佐天涙子です!よろしくお願いしますね!」

佐天「何か大荷物持ってますけど……何かやるんですか?」

御坂「あぁ、今度お店を開くから、その準備をね」

佐天「お店ですか!?」

上条「あ……あぁ、喫茶をな……」

御坂「ねえ、そろそろ帰らないと一方通行達心配するわよ?」

上条「だ、だな……」

佐天「上条さん……大丈夫ですか?」

上条「だ、大丈夫……だよ」

――――――――――――――

一方通行「よし、上条達が器具とかを買いに行ってる間、俺達がやることは一つだ!」

禁書目録「何かな?」

一方通行「あっちに机と椅子がありますゥ」

禁書目録「うん」

一方通行「それを俺が言う位置に置いてもらいまァす」

禁書目録「えっ?」

禁書目録「でも貴方の能力を使えばすぐなんじゃないかな?」

一方通行「馬鹿野郎!」

禁書目録「!?」

一方通行「能力なンかに頼って楽しようとすンじゃねェ!」

禁書目録「わ、私……間違えてたんだよ……」

一方通行「よし、分かれば良いンだ」

一方通行「なら早く始めて早く終わらそうぜ」

禁書目録「うん!」

――――――――――――――

上条「ただいま……疲れた……」

御坂「何でこんだけで疲れるのよ」

上条「(このやろう……)」

御坂「一方通行ー、ただい……ま……」

一方通行「……」

禁書目録「……」

上条「どういう事だこれは……」

御坂「何で倒れてるのよ……」

お風呂入ってきたり飯食ってきたりする

――――――――――――――

一方通行「正直すまンかった」

上条「何故そんな無理をするんだ……」

一方通行「だってェ……」

上条「まあ説教垂れる気は無いけど、あんまり無理すんなよ?」

御坂「そうよ、そっちが無理したら私達が困るんだから」

禁書目録「……ゴメンね」

上条「いや、良いんだよ」

――――――――――――――

一方通行「よし、休憩はもう良いよな」

上条「じゃあ机とか並べるか」

御坂「私達は器具とかを棚に入れましょう」

禁書目録「うん!」

――――――――――――――

上条「よいしょっと」

一方通行「あァあと2cm右」

上条「おっと悪い」

一方通行「行き過ぎだ!左に3cmだァ!」

上条「細かいよ!!!」

御坂「えーっとボウルは下の棚で篩は上の棚っと」

禁書目録「ボウルとかいろいろなサイズがあるけど何か意味があるのかな?」

御坂「それは……私には分からないけど何か意味があるんじゃない?」

禁書目録「なるほどー」

――――――――――――――

一方通行「なァンとか終わったなァ」

上条「だな……もう動けん……」

御坂「ねえねえ、このお店のチラシって作ったの?」

一方通行「あン?作ってねェよ」

御坂「いつ開店するの?」

一方通行「明日」

御坂「……チラシ作りなさい」

一方通行「えっ、でも……」

御坂「つ く り な さ い」

一方通行「はい!」

一方通行「つー訳で今日は解散だ、明日から来いよな」

上条「分かった、チラシよろしくな」

一方通行「……あァ」

御坂「忘れたら……」

一方通行「……」ダラダラ

禁書目録「白い人の汗が尋常じゃ無いんだよ」

今回の更新はここまで
明日から開店だよ~

一方通行「……」

打ち止め「何してるのってミサカはミサカはアナタに質問してみたり!」

一方通行「あァ?お前には関係ねェよ」

打ち止め「えー、教えてくれても良いじゃないってミサカはミサカは怒ってみたり!」

一方通行「うるせェな、チラシ作ってンだよ」

一方通行「あァ、明日から開店だからなァ」

打ち止め「ふーん……そうだってミサカはミサカは閃いてみたり!」カキカキ

一方通行「オイガキィ!なに勝手に書いて……」

喫茶てンに来て下さい!
こっから先は一方通行だァ!

一方通行「……かっけェ」

打ち止め「へへーん、ってミサカはミサカは自分が書いた部分を一方通行に見せつけてみたり!」

一方通行「なかなかやるな……少し見直したぜ」

>>62の最後に

打ち止め「チラシ?」

を入れるの忘れてた
スミマセン

>>60だよ俺の馬鹿野郎

――――――――――――――

一方通行「ついにこの時が来たなァ」

上条「だな……」

御坂「ワクワクするわね」

禁書目録「楽しみなんだよ!」

一方通行「……人が来ねェ!」

上条「いや、最初はこんなもんだろ」

御坂「まあ開店早々大賑わいになって貰っても困るけどね」

禁書目録「お腹減ったー……」

一方通行「なら厨房で何か作ってやンよ」

禁書目録「ホントに!?ミートスパゲッティお願い!」

一方通行「へいへい」

―――――――――――――

一方通行「はいよ、ミートスパゲッティだぜ」

禁書目録「いただきます!」パクパク

禁書目録「……!!!」

禁書目録「美味しいんだよ!美味しすぎるんだよ!」

上条「へぇ、一方通行も料理するんだな」

一方通行「まァな、ミスター味っ子見てたからそれなりに出来る」

御坂「えっ?料理の練習とかは?」

一方通行「ン?してねェけど」

上条「料理も練習してねえのに作れるとか有り得ねえだろ……」

一方通行「だって俺……学園都市第一位だぜ?」

御坂「それだけで片づけるのもどうかしら……」

カランカラン

木原「よぉ!元気かなぁ!一方通行!」

一方通行「おう、木原くンじゃねェか」

木原「お前が喫茶店始めたって聞いたからよぉ、飛んできたぜ!」

木原「ソイツ等は友達か?」

一方通行「あァ、一応な」

上条「初めまして、上条当麻と申します」

御坂「御坂美琴です」

禁書目録「インデックスって言うんだよ!」

木原「はっはー!威勢が良いガキ共で安心したぜぇ!」

一方通行「で、木原くン、注文は?」

木原「コーヒーとカツサンドをよろしくな」

一方通行「へいへい……」

木原「お前等は一方通行とどうやって知り合ったんだ?」

上条「まぁ俺は……なんて言うか……実験を止めるために倒した奴が一方通行だったって言うか……」

木原「あ、レベル6の実験のやつな」

上条「知ってるんですか?」

木原「まぁな、ていうか知ってないと色々とマズい」

上条「えっ?」

御坂「じゃあ私のクローンの事も……」

木原「あぁ、知ってるよ……つーか何回か俺の所にお前のクローン来てるしな」

御坂「えっ?」

御坂「ど、どういう事ですか?」

木原「実験が始まる前に、一方通行を倒したいとか抜かすクローンが俺んとこ来たんだよ」

御坂「……なるほど」

禁書目録「貴方とあの白い人ってどういう関係なの?」

木原「まぁ、親子って関係だよ」

一方通行「おまちどォさんって何が親子関係なンだ?」

木原「いや、こっちの話だよ」ズズッ

木原「……このコーヒーうめえな」

一方通行「そりゃ俺が淹れたコーヒーだからなァ」

木原「ははは、そうかそうか」

木原「っと、もうこんな時間か……そろそろ俺は帰るぜ」

上条「650円になります」

木原「おい、コーヒー代だけ払えっていうのか?」

御坂「だって木原さん、カツサンド食べて無いじゃないですか」

コーヒーが650円とか高すぎだろ……

250円としてください

木原「はいよっと」チャリーン

上条「ありがとうございました」

一方通行「また来いよォ」

木原「また暇が出来たらなあ」ガチャッ

禁書目録「ねえねえ、白い人ー」

一方通行「……シット!」

禁書目録「えっ?」

一方通行「その白い人ってのを止めな」

禁書目録「えっ?何で?」

一方通行「なンかこう……ムズ痒いンだよ」

禁書目録「じゃあなんて呼べばいいのかな」

一方通行「普通に一方通行で良いぜ」

禁書目録「うん!しろ……じゃなくて一方通行!」

またお風呂から上がったら更新します
グダグダっぷりがハンパないッスね
禁書目録は俺の嫁なんだよ

ガチャッ

佐天「ヤッホー!御坂さーん!」

初春「御坂さんこんにちは」

御坂「あ、佐天さんに初春さん」

一方通行「いらっしゃい」ギロッ

初春「ヒィ!?」

上条「お前、目つきが悪いから怯えてるじゃんか」

一方通行「安心しろ、生まれつきだ」

御坂「あ、あははー……まあこう見えてコイツは悪い奴じゃないから……」

初春「ご、ごめんなさい……」

一方通行「あァ?気にしてねェよ」ギロッ

初春「ひう!?」ビクッ

佐天「これは慣れないな」

禁書目録「ご注文は?」

佐天「おー!可愛い!」ギュウ

禁書目録「むぎゅっ」

佐天「おっとゴメンね、あまりにも可愛いから」

禁書目録「び、びっくりしたんだよ……」

佐天「じゃあ私はホットケーキとオレンジジュースで」

初春「私はイチゴパフェとミルクティーをお願いします」

禁書目録「了解なんだよ!」

佐天「やっぱり可愛い!」ギュウ

禁書目録「むぎゅっ」

――――――――――――――

一方通行「へい、ホットケーキとオレンジジュースとイチゴパフェとミルクティーだァ」コトッ

佐天「わあ!美味しそう!」

初春「いただきます!」

佐天「そういえば名前を聞いてませんでしたね」モグモグ

一方通行「一方通行だ、よろしくなァ」

佐天「あくせら……?ガイジンさんですか?」

上条「いや、コイツはれっきとした日本人だぞ」

佐天「一方通行さん肌が白いですねー」

一方通行「適当に反射したら色素が薄くなったンだよ」

禁書目録「インデックスって言うんだよ!」

佐天「へぇ、やっぱり可愛い!」ギュウ

禁書目録「むぎゅっ」

初春「佐天さん!止めて下さいよ!」

佐天「初春、アンタまさか……」

佐天「私がインデックスちゃんとイチャイチャしててヤキモチ焼いてるなー!」

初春「スミマセンけど100%あり得ないので安心して下さい」

佐天「ガーン!!」

一方通行「あンまりウチの従業員を玩具にしないでもらえるか?」

佐天「えぇー、だって可愛いじゃ無いですかー!もう持ち帰りたいくらい!」ギュウ

禁書目録「むー!むー!」バンバンッ

初春「佐天さん、インデックスちゃんが苦しがってますよ……」

佐天「おっとごめん」

禁書目録「はー……はー……」

禁書目録「もう抱きつかないで欲しいんだよ……」

佐天「えー」

上条「まあそら嫌われるわな」

御坂「そりゃああれだけ抱きつけばね……」

初春「あ、もうこんな時間だ……」

佐天「ん?」

初春「私用事があるんで帰りますね」

佐天「あー、初春待ってよー!」

上条「えっと、850円と800円になります」

佐天「はい」チャリーン

初春「私は千円札でお願いします」スッ

上条「はい、200円のお釣りです」

禁書目録「ありがとうなんだよー」

一方通行「また来いよなァ」ギロッ

初春「うぅ……」

佐天「やはりあの目は慣れないか……」

一方通行「よし、今日はもう店仕舞いすっぞ」

御坂「もう?まだ五時だけど……」

一方通行「初日だからなァ、まァ今日は帰ってゆっくり休め」

上条「分かった、ありがとな」

一方通行「へっ、下手な礼はいらねェよ」

禁書目録「ねえねえ、このケーキ持って帰っていい?」

一方通行「別に構わねェけど一つだけなァ」

御坂「アンタはどうするの?」

一方通行「今日はここに泊まっていくわ」

御坂「……厨房の隣に和室があったのは泊まる為だったわけね」

一方通行「気にすンな」

てなわけで今回の更新はここまでにします
ルチアは俺の嫁、異論なんて認めねえよ

一方通行「closeっと」

上条「じゃあまた明日なー」

御坂「待たねー」

禁書目録「バイバーイ」

一方通行「おう」

――――――――――――――

一方通行「ふァ……眠ィ……」

一方通行「でも新商品作らねェとな」

一方通行「……あ」

一方通行「新商品作るには実験台が必要じゃねェか」

コンコン

一方通行「ン?」

ガチャッ

御坂妹「その相談、ミサカが解決いたしますとミサカは一方通行に言い放ちます」

一方通行「いや、ドアに鍵してたンだけど?」

御坂妹「針金を扱えなくては妹達の名が廃ります」

一方通行「不法侵入だからアンチスキルに連絡しとくわ」

御坂妹「あー!通報しないで下さいよ!とミサカは慌てふためきます!」アタフタ

一方通行「冗談だよ」

一方通行「で?お前の検体番号は?」

19090号「検体番号19090号ですとミサカは頬を赤らめながら言います」

一方通行「まァ良いや、そンで何しに出てきたンだ?」

19090号「勿論、一方通行の言っていた実験台になりに来たのですとミサカは自分が実験台になるとここに宣言します」

一方通行「なるほどな……」

一方通行「なら実験台になって貰おうじゃねェか」スッ

19090号「これは?」

一方通行「メントスを溶かしてパスタに練り込ませた……メントスパスタだ」

19090号「(一方通行の手料理一方通行の手料理一方通行の手料理)」ハァハァ

一方通行「(さっき食ったが、はっきり言ってクソまずかった)」

一方通行「(まァ泡吐いて倒れるのが関の山だろォな)」

19090号「ではいただきます」パクッ

19090号「……!!!」

19090号「これはどちらかというとスイーツみたいですねとミサカは甘いという理由でスイーツと決めつけます」モグモグ

一方通行「えっ」

19090号「これは是非商品化しましょうか」

一方通行「い、いや止めとく……」

19090号「そうですか、ミサカは(一方通行の手料理だから)イケると思いますがとミサカはとても個人的な理由で評価します」モグモグ

一方通行「(どういう事だ……)」

19090号「次は何ですか?とミサカは一方通行を急かします」

一方通行「(まァ、倒れないなら実験台に使うか)」

一方通行「イチゴホイップタルトになりまァす」

19090号「イチゴの生クリームにフルーツを乗せたタルトですかとミサカはタルトを見つめて確認作業に入ります」

19090号「では一口」パクッ

19090号「おぉ、なかなかこれはイケますね」モグモグ

一方通行「……ホントか?」

19090号「えぇ、これは好評になるのでは無いのでしょうかとミサカは予想してみます」モグモグ

一方通行「そうか、なら商品化決定だなァ」カキカキ

19090号「他には無いんですか?とミサカは次の料理に胸を高らかにします」

一方通行「悪ィけど今回はここまでだなァ」

19090号「そうですか……とミサカは少し落ち込みます」ショボン

一方通行「また作ってやっから安心しな」

テレスティーナはあの顔芸にビビった

19090号「ホントですか?とミサカは一方通行に確認します」

一方通行「嘘じゃねェからな」

19090号「そうですか、ではまた」ガチャッ

一方通行「……嵐のように去っていったな」

一方通行「眠ィな……」

一方通行「……一応書き置きしてから寝るかァ」カキカキ

一方通行「よし、完了」

一方通行「んじゃ、お休み……」

今日の更新はここまで
まさか自分の嫁宣言でここまで広がるとは……
スミマセン、アンジェレネは俺の嫁です

ではまた

――――――――――――――

次の日

ガチャッ

御坂「おはよー」

一方通行「zzZ」

御坂「起きなさい」ドスッ

一方通行「グハッ」

一方通行「御坂さァン!?何しやがるンですかねェ!?」

御坂「だってアンタが起きないからでしょ!」

一方通行「俺は昨日ずっと新商品を考えてたンだよ!」

御坂「えっ?新商品?」

御坂「見せて見せて!」

一方通行「200円になりまァす」

御坂「は?」

一方通行「200円になりまァす」

御坂「いや、私も一応ここで働いてる訳じゃない?」

一方通行「関係無いですゥ」

御坂「分かったわよ……カードで」

一方通行「現金払いでお願いしまァす」

御坂「分かったわよ!!!」チャリーン

一方通行「ンじゃ待っとけよ」スタスタ

――――――――――――――

一方通行「出来たぞォ、イチゴホイップタルトだ」スッ

御坂「わぁ!何コレ!可愛い!」

一方通行「女が買いそうだもンなコレ」

御坂「いただきまーす!」パクッ

御坂「ん~!甘い!」

一方通行「そりゃ良かったな」

御坂「はぁ~、朝から良いもの食べれて良かった~」

一方通行「そう言って貰えたらこっちも満足だ」

一方通行「お、そォ言えば」ゴソゴソ

御坂「ん?」

一方通行「ほれ、コレを着て働けよ?」

御坂「こ、これってメイド服……」

一方通行「言ったじゃン、制服はメイド服にするって」

御坂「それは……分かったわよ……」

――――――――――――――

御坂「……着たわよ」

一方通行「へェ、中々様になってンじゃねェか」

御坂「な、何言って」

上条「おいーっす」

禁書目録「おはようなんだよー」

御坂「えっ」

上条「おう御坂、中々似合うじゃねえか」

御坂「ちぇいさー!」ドスッ

上条「バゴッ!」バタッ

御坂「あっ!ゴメン!」

上条「……」ピクピク

禁書目録「とうまー!」

一応ミニだけど参考画像が無いんだスマヌ

一方通行「openっと」

上条「たくっ……いてて……」

御坂「ゴメン……」

禁書目録「これはいきなり入ったとうまが悪いかも!」

上条「俺のせいかよ!」

ガチャッ

御坂「あ、いらっしゃいま……あれ?」

シーン

上条「今ドアが開く音がしたよな?」

禁書目録「うん」

黒子「まーたお姉様ったらこんな無粋なお召し物を……」

御坂「く、黒子!」

上条「それって短パン……」

黒子「でもご安心を……」

黒子「何故なら黒子がお姉様を隅から隅までコーディネートを!」ガバッ

御坂「きゃっ!」

一方通行「ベクトルパーンチ!」バキッ

黒子「グハッ!」

一方通行「なァにウチの従業員に手ェ出してンですかァ!?」

黒子「あ、貴方には関係ありませんの!」

一方通行「テメェ、表の張り紙見てきたのかよ」

黒子「は?」

一方通行「変態お断りっつー張り紙見てねェのかよ」

黒子「私は変態ではありませんわ!」

黒子「私は言わば淑女!そう、淑女ですの!!」

一方通行「何処に証拠があンだよ」

黒子「お姉様がそう証言しますわ!」

御坂「変態ね」

上条「変態だな」

禁書目録「変態なんだよ」

一方通行「てな訳で出ていけ」

黒子「何でですの!お姉様だけは信じてましたのに!」

御坂「アンタねぇ……」

御坂「風呂場で襲いかけたり、脱衣場で下着盗んだり、盗撮紛いな事をしてどうやって信じろって言うのよ……」

黒子「そんな殺生な!」

一方通行「はい出てけ」ゲシッ

黒子「きゃっ!」

上条「つーか、何で一方通行は変態お断りって張り紙を貼ったんだ?」

一方通行「なンとなく嫌な予感がしてなァ、予感的中だったようだな」

御坂「まぁ、また反省してやって来るでしょ」

一方通行「本当に反省してンなら入れてやらン事もねェンだがな」

禁書目録「どう?」

上条「おー、なかなか似合うじゃないかインデックス!」●REC

御坂「何撮影してんのよ!」ドゴッ

上条「グッ!」

上条「だってインデックスのこんな姿、滅多に見られないんだぜ?」

一方通行「親バカと言うかなンと言うか……」

ガチャッ

御坂「あ、いらっしゃいませ!」

木山「おぉ、君はいつぞやの……」

御坂「き、木山さん?」

木山「まさか君が働いてる店とはな、コーヒーを頼む」

一方通行「あいよ」

禁書目録「ねえねえ、コーヒーってどんな味なのかな?」

木山「君にはまだ早いんじゃないかな」

禁書目録「むー!そんな事はないんだよ!」

一方通行「そンなに言うンなら飲ンでみるかァ?」

禁書目録「うん!」

―――――――――――――

禁書目録「苦いんだよ……」

木山「ふむ、やはりまだ君には早かったか」

御坂「そういえば、木山さんは何でここに?」

木山「いや、出勤しようかと思ったけど朝食を抜いてしまってな、そしたらこの喫茶店を見つけたって訳だ」

御坂「へー、また何かの研究ですか?」

木山「あぁそうだ……このコーヒー、美味しいな」

上条「そりゃウチの店長が作ったコーヒーですから」

木山「店長と言うのはあの白い奴か?」

一方通行「白い奴言うな、俺の名前は一方通行だ」

木山「おっとすまない……ん?一方通行?」

木山「君が噂の学園都市第一位か……何故その第一位が店なんて開いたんだ?」

一方通行「まァなンて言うか……暇つぶしに?」

木山「ふむ、なるほどな」

木山「おっと、もうこんな時間だ……すまないが会計を頼む」

禁書目録「180円なんだよ」

木山「180円だ」チャリーン

禁書目録「えっと、ちょうど頂くんだよ」

木山「ではまた機会があれば寄らせて貰うよ」

ガチャッ

御坂「ありがとうございましたー!」

早いですが今回はここまでです
こんなにレスを貰えるのは多分初めてなので嬉しいです
吹寄は俺の嫁
ではまた

しまった脱がすのを忘れてた

まぁまた次の機会にって事で

スマンね、コーヒーの値段見てなかった

ガチャッ

芳川「こんにちは」

一方通行「芳川か、いらっしゃい」

上条「おい一方通行」

一方通行「あン?」

上条「あのお姉さんとはどんな関係なんだ?」

一方通行「いや、テメェに関係ねェだろ」

上条「だってお前に女なんて……」

一方通行「なンか言ったかァ?」

上条「スミマセン何でもないですその拳を収めて下さい」

芳川「ケーキとコーヒーをお願い出きるかしら」

一方通行「……どこにそンな金があったンだ?」

芳川「……愛穂からちょっとね」

一方通行「スったのかよ!」

一方通行「碌に働かねェ癖に店なンて来るなよなァ」

芳川「失礼ね、ちゃんとパチンコで稼いでるわよ」

御坂「いや、それってもう駄目人間じゃ……」

芳川「君達みたいな子供には、まだ分からないわよ」

上条「分かりたくはないです」

芳川「……」ピリリリ

芳川「あ、失礼」

芳川「もしもし……」

芳川「えぇ、今ハローワークに居るわ」

芳川「夕方には帰るから、うん」

芳川「じゃあ」ピッ

一方通行「なァに嘘ついてンだよ」

芳川「だってあぁでも言わないと愛穂が怖いから……」

上条「今からでもハローワーク行けば良いのでは?」

芳川「どうせバレはしないわ」

ガチャッ

禁書目録「いらっしゃいませなんだよ」

黄泉川「……桔梗」

芳川「あっ」

一方通行「終わったな」

御坂「終わったわね」

芳川「な、何でバレたの!?」

黄泉川「アンチスキル関係で見回りしてたらここの喫茶店で桔梗を見つけたじゃん」

一方通行「よし、黄泉川……家に連れ戻してお灸を据えてやれ」

黄泉川「勿論じゃん」ズルズル

芳川「あぁ~」

ガチャッ

上条「……あっ!料金貰ってない」

一方通行「こっちで立て替えとくわ」

禁書目録「あぁ~……疲れたんだよ……」

一方通行「何か作ってやろうか?」

禁書目録「ナポリタン頼むんだよ」

一方通行「了解」

上条「あ、金は?」

一方通行「いらねェよ」

御坂「えっ?」

御坂「おかしくない?」

一方通行「何がだよ」

御坂「私にはお金取ったじゃない!」

一方通行「お前、空腹で死にそうな奴に金を巻き上げようってのかァ?」

御坂「そ、それは……」

一方通行「まァそう言うこった」スタスタ

御坂「……何か納得できない……」

上条「そういや、もうすぐ大覇星祭だったな」

御坂「あれ?もうそんな時期だっけ」

一方通行「しっかり優勝掴み取れよォ」

上条「いや、店はどうするんだ?」

一方通行「あン?まァ、禁書目録となンとかするわ」

禁書目録「そうするしかないね」

御坂「ちょっと待って、助っ人呼ぶから」

一方通行「助っ人ォ?」

御坂「だって二人だけじゃ不安だし」

禁書目録「……否定が出来ないかも」

上条「一方通行もサボって和室でコーヒー飲んでるかもしれないしな」

一方通行「な、なななななななァに言ってンのかなァ!?」

御坂「めっちゃ動揺してるじゃない……」

御坂「よし、コレでオッケーっと……」

一方通行「誰に電話したんだァ?」

御坂「明日のお楽しみよ」

上条「じゃあちょっと早いけど俺あがるわ」

御坂「私も、明日の大覇星祭に向けて準備しないといけないし」

一方通行「よし分かった、禁書目録」

禁書目録「なに?」

一方通行「お前はどうするんだァ?」

禁書目録「やることないしまだ居るんだよ」

――――――――――――――

一方通行「暇だなァ」

禁書目録「お客さんが来ないんだよ……」

ガチャッ

一方通行「お?」

御坂妹「助っ人としてやってきましたとミサカは開口一番に言い放ちます」

一方通行「なンだお前かよ……」

御坂妹「お前って来てやったんだから感謝しろやとミサカは白髪モヤシをゴミで見るように見ます」

禁書目録「久しぶりなんだよー」

御坂妹「お久しぶりですとミサカは禁書目録に挨拶をします」

一方通行「お前の検体番号10032だろ」

御坂妹「流石ロリコン、クローンとはいえ検体番号すら全て覚えてるなんて……とミサカはクソモヤシに若干引きます」

一方通行「はい出ていけ」

御坂妹「おい、追い出すな止めろ!」

一方通行「テメェみたいな奴がいたら客も迷惑なンでェ、とりあえずアンチスキルらへンに連行させとくわ」

御坂妹「スミマセン嘘ですゴメンナサイとミサカはマジで一方通行に謝ります」

一方通行「次はねェと思えよ」

御坂妹「……チッ」

一方通行「聞こえてンだよ!」グリグリ

御坂妹「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」

禁書目録「二人の仲が険悪過ぎて気まずいんだよ……」

ガチャッ

禁書目録「お客さん?」

神裂「助っ人です」

禁書目録「わぁ!かおりなんだよ!」

一方通行「誰だアンタ」

神裂「この子の……いえ、言いません」

神裂「貴方が悪の根源ですか」

一方通行「悪ゥ?」

神裂「貴方がもたらした行為でインデックスに悪影響を及ぼしてるんですよ」

禁書目録「いや、別に悪影響は……」

神裂「いえ、我慢はいけません……安心して下さいインデックス、私があの白髪を倒して、貴女を必ず救います」

一方通行「こりゃ滅茶苦茶勘違いしてンな」

御坂妹「誰ですか貴女は、白髪モヤシは私の獲物ですよとミサカは卑猥な物を胸に2つ付けている猥褻犯に銃口を向けます」

神裂「やる気ですか……?いいでしょう、インデックスの為にもまず貴女から……」

一方通行「だァァァァァァァァ!」

御坂妹「!?」

神裂「!?」

一方通行「何が助っ人だ!むしろ迷惑かけてるじゃねェか!喧嘩するならよそでやれ!もうこの店に来るな!」

神裂「で、ですけど……インデックス!」

禁書目録「いや、これはかおりとみことの妹が悪いんだよ」

禁書目録「まずね、別に一方通行は悪いことはしてないんだよ」

禁書目録「その悪の根源って誰から聞いたの?」

神裂「す、ステイルから……はっ!」

神裂「(ステイルはここ一週間ずっとインデックスの様子を見ていました……)」

神裂「(ステイルはインデックスが大好きだから……インデックスと一緒に居るこの男を悪と勘違いしたのでしょう……)」

神裂「すみませんインデックス……私の早とちりでした」

禁書目録「うん、分かってくれたら嬉しいんだよ」

一方通行「クローン、テメェも悪いからなァ」

御坂妹「えっ?」

一方通行「えっじゃねェだろ、普通に考えて店の中で銃を構える奴が居るか?」

御坂妹「い、居ないですとミサカは正直に答えます」

一方通行「だろ?ンで、お前が銃を使ってたらこの店はどうなってたと思う?」

御坂妹「……ボロボロになってました」

一方通行「はいなら、二人とも謝れよ」

神裂「……すみませんでした」

御坂妹「ゴメンナサイ」

一方通行「なンか気まずくなったから話を戻すが、助っ人として来たンだよな?」

神裂「はい」

御坂妹「お姉様から呼ばれましたとミサカは正直に答えます」

神裂「私は上条当麻から頼まれて来ました」

一方通行「……料理の経験は?」

神裂「一応、出来ます」

御坂妹「ミサカは生まれてこのかた調理器具を持ったことがありませんとミサカは一方通行に伝えます」

一方通行「ならクローン、お前はレジ打ち」

一方通行「そっちの……神裂?は厨房で料理担当な」

神裂「分かりました」

御坂妹「了解です」

禁書目録「ねえねえ、私は?」

一方通行「ン?お前は接客なァ」

禁書目録「分かったんだよ」

一方通行「まァ、一週間我慢すりゃ良いか……」ボソッ

御坂妹「何か言いましたか?とミサカは一方通行に問いただします」

一方通行「なンでもねェよ」

ガチャッ

御坂妹「いらっしゃいませとミサカは挨拶をします」

海原「み、御坂さんじゃないですか!」

一方通行「メンドクサい奴が来たなオイ」

海原「いやぁ、偶然ですね御坂さん、いやこれは運命かもしれませんね」

御坂妹「キモッ!とミサカは全力で引きます……」

神裂「どうやらストーカーみたいですね」

海原「何を言うんですか!僕は御坂さんと偶然会っただけですよ!昨日からずっと張って、この店で働いてる事に気づいた事なんて全然無いですから!」

一方通行「うン、出ていけ変態」

一方通行「大体、表の張り紙見てねェのかお前は」

海原「張り紙……ですか?」

一方通行「変態お断りって書いてあっただろォが」

海原「自分は変態じゃないですよ!ただ、御坂さんが好き過ぎて写真をバレない所で撮ったり、悪い奴に捕まらないように後からずっと見張ってるだけですよ!」

神裂「……七閃!」ズバババ

海原「ゴブバッ!」

一方通行「とりあえず変態は縄で縛って外に放置してきた」

神裂「インデックス、貴女はあのような下衆にはなってはなりませんよ?」

禁書目録「いや、絶対ならないから安心して」

御坂妹「まさか一方通行よりも気持ち悪い存在が居たなんて……とミサカは鳥肌が立ちます」

一方通行「仕方ねェよ、アレがアイツにとって普通だからなァ」

一方通行「どっかの変態のせいで店が滅茶苦茶になったなァ」

神裂「すみません……」

一方通行「いや、お前が悪い訳じゃねェから安心しな」

一方通行「とりあえず助っ人の二人はもうあがって良いぞ」

禁書目録「私は?」

一方通行「ちょっと待ってな」

―――――――――――――

一方通行「ちゃンと待ってたみたいだな」

禁書目録「当たり前なんだよ」

一方通行「お前、あの二人と一週間やっていけるか?」

禁書目録「えっ?」

一方通行「だってよォ、お前不安そうな顔してたじゃン」

禁書目録「そ、そんなことは……」

一方通行「自分よりも役に立ちそうな奴が二人も来て、不安だったンだろ?」

禁書目録「……ちょっとは……」

一方通行「まァ、俺が言うのもなンだけどな、テメェに出来ない事はねェよ」

禁書目録「えっ」

一方通行「だってお前、誰よりも客と話せてるじゃンか、役に立ってない事なンて無いンだからよ、安心しろよ」ポンポン

禁書目録「……ありがとう」

とりあえずお風呂行って来ます
ギャグオンリーっつってたのに何でこんな事になってしまわれたのか自分にも分からない
正直すまんかった

―――――――――――――
次の日

一方通行「大覇星祭当日だなァ」

禁書目録「私達には関係無いけどね」

神裂「一方通行、私が新しいメニューを考えてきました」

一方通行「ほほォ、見せてみろ」

神裂「これです」スッ

一方通行「……何コレ?レモンパイ?真っ黄色なンだけど……」

神裂「いえ、沢庵パイです」

一方通行「却下」

神裂「な、何故ですか!」

一方通行「お前自分で食ったか?」

神裂「ですから一方通行に試食をですね」

一方通行「自分で食ってみろよ!」

神裂「いえ、私は結構です……うぷっ」

一方通行「気持ち悪くなってンじゃン!自分で答え出してるじゃン!」

ガチャッ

御坂妹「うぃーっすとミサカは挨拶します」

一方通行「……良い実験台が来やがったなァ」

一方通行「いきなりだが、このスイーツ(笑)を食べて貰おう」スッ

御坂妹「うわっ、何コレ真っ黄色……とミサカは見たことのないパイに疑いを持ちます」

一方通行「神裂が作ったパイだぞ」

御坂妹「それなら安心だなとミサカは何の疑いもなくパイを食べます」モグモグ

御坂妹「……」ゴクッ

一方通行「お味は?」

御坂妹「ぶぐぁっ!ゲフッ!ゴホッ!」

禁書目録「わぁ!?」

一方通行「まァそうなるわな」

御坂妹「な、なんかこう……表現出来ないくらいマズいし……それ以前になんか沢庵の味がするし……結果、マズいですとミサカは断言しまゴホッ!」オエッ

禁書目録「だ、大丈夫かな?」

御坂妹「み、水を……」

禁書目録「すぐ持ってくるんだよ」ダッ

神裂「何故ですか……何故誰も沢庵が美味しいと気付いてくれないのですか……」

一方通行「いや、沢庵とパイを合わせるのが駄目だろ」

禁書目録「とりあえず和室で寝かせといたんだよ」

一方通行「てな訳で却下だな、残念」

神裂「……いいでしょう」

一方通行「ン?」

神裂「私はまた新しい沢庵スイーツを考えてきます!」

一方通行「いや、何故沢庵とスイーツを一緒にするンだよ」

一方通行「何で沢庵とスイーツを一緒にするンだ……」

神裂「それは、若い人からお年寄りまで幸せになれる物を作りたくて……」

一方通行「現にクローンを不幸にしちゃってるじゃねェかよ」

ガチャッ

神裂「あ、いらっしゃいませ」

オリアナ「あらん、静かな店ねぇ」

一方通行「何にするか決めてくれ」

オリアナ「じゃあ、この店長のオススメってのを貰えるかしら?」

一方通行「……了解」

一方通行「へいこちら、店長のオススメだァ」

オリアナ「黄色いパイねぇ、お姉さん興奮してきちゃった」

禁書目録「(嫌な予感しかしないんだよ)」

オリアナ「じゃあ一口……」パクッ

一方通行「……」

禁書目録「……」

神裂「……」

オリアナ「……」ゴクッ

オリアナ「ゴフッ!ゲホッ!ゴホッ!」

一方通行「あァ、やっぱりそォなるか」

神裂「一方通行、あまり人を実験台に使うのは感心しませんよ?」

一方通行「いや、お前が言うなよ」

オリアナ「ゴフッ!ゲホッ!み、水……」

禁書目録「あ、今持ってくるんだよ」ダッ

オリアナ「ゴクッゴクッ……ぷはっ!」

オリアナ「な、なんて物を食べさせるのよ!」

一方通行「いや、店長のオススメって言うから出したんですがねェ」

オリアナ「お姉さん、ビックリしたわよ!」

禁書目録「これは怒って正解なんだよ」

オリアナ「何?これが店長のオススメ?ふざけないでちょうだい!」

禁書目録「イチゴホイップタルトちょうだい」

一方通行「はいはい」

オリアナ「無視!?」

一方通行「いやお客さァン、貴女にも責任はあるンじゃ無いンですかねェ」

オリアナ「は?」

一方通行「アンタは何も聞かずに店長のオススメを注文したンだろ?店長のオススメは何か聞けば良かったじゃねェか」

オリアナ「でも……あんなに美味しくないとは思わないし、お客には美味しい物を提供するのが常識じゃない?」

一方通行「だからァ、俺はコレが美味しいって感じて(嘘だけど)店長のオススメにしたンですゥ」

オリアナ「ふざけないで!」

一方通行「ていうかァ、これがマズいって証明出来るなら最後まで食べて下さいよォ」

オリアナ「何でそうなるのよ!」

一方通行「マズいなら吐く、それで証明した事にしてやるよォ」

オリアナ「……分かったわよ」

禁書目録「(えっ?それで納得しちゃうの?)」

神裂「(あぁ……私が作った物を最後まで食べて貰えるなんて……幸せです)」

オリアナ「……」パクパク

オリアナ「……」モグモグ

一方通行「(ヤバい、冗談で言ったのになァ)」

オリアナ「……!!!!!!」

オリアナ「……」ガクッ

一方通行「静かに堕ちていったな」

禁書目録「……この人どうするの?」

一方通行「表に出しとけ」

神裂「それはあんまりなのでは……」

一方通行「大丈夫だよ多分」

―――――――――――――

一方通行「対変態対策の為に沢庵パイ追加なァ」

神裂「ほ、本当ですか……!!」

禁書目録「ていうかあの人変態だったんだ……」

一方通行「あァ、ありゃ変態だ絶対」

御坂妹「お、おばようございまずどミザガは……」フラフラ

禁書目録「クールビューティー……大丈夫?」

御坂妹「だ、大丈夫でず……あ、パイがありますねいただきます」パクッ

一方通行「あっ……」

御坂妹「……」バタッ

禁書目録「クールビューティーぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」

一方通行「沢庵パイ……2300円っと」

神裂「高くありませんか?」

一方通行「変態にしか押し付けねェから大丈夫だよ」

禁書目録「最悪なんだよ……」

ガチャッ

神裂「いらっしゃいませ」

ステイル「邪魔をするぞ」

神裂「……ステイル」

一方通行「君が噂のステイルくンですかァ」

ステイル「お前は……!あの子に害を及ぼすゴミクズ……!!」

一方通行「ひでェ言われようだなァ」

一方通行「(ちょいカチーンって来たわ)」

一方通行「とりあえず何か注文しろ」

ステイル「……コーh」

一方通行「沢庵パイですねェ、分かりましたァ」

ステイル「なっ!違う!なんだそのゲテモノな名前は!」

神裂「……」カチーン

一方通行「はいできましたァ、沢庵パイですゥ」

ステイル「なんだこの色は!真っ黄色じゃないか!」

神裂「はいステイル、口を開けて下さいね」グッ

ステイル「あがっ!」

一方通行「はい詰め込みまァす」

ステイル「があああああああああ!」

―――――――――――――

ステイル「……」チーン

禁書目録「ステイル……」

神裂「私の料理をゲテモノ扱いするからこうなるのですよ、ステイル」

一方通行「まァ自業自得だなァ」

禁書目録「ステイルまでこんな目に……」

一方通行「とりあえず財布から2300円抜いて表に放置しとけ」

禁書目録「ちょっ、それは酷いんじゃないのかな」

一方通行「ウチの料理食ったんだから金を貰うのが正しいだろ」

神裂「今回ばかりは彼に賛成です」

一方通行「ウチの店には、なァンで変態しか来ねェンだろォな」

禁書目録「今日はお祭りだからじゃないのかな」

一方通行「祭りかァ……よし」

一方通行「今日は早めに店仕舞いして出店巡るかァ」

神裂「それはいい考えですね」

御坂妹「準備は万端ですとミサカはさり気なく登場します」

禁書目録「クールビューティーいつの間に!?」

御坂妹「いえ、あの赤髪の人が入ったときから……ですかね」

一方通行「closeっと」

一方通行「ンじゃ行こうぜ」

禁書目録「うん!」

神裂「はい」

御坂妹「了解とミサカは一方通行に言います」

今回はここまでです
今からお腹の具合が悪いので寝ます
全国の皆!沢庵パイ、美味しいよ!(血涙

―――――――――――――

俺は御坂と一緒に喫茶てンへと入った

今日からまた働くからである

だがしかし、喫茶てンに来た俺達が見たのは……

一方通行「……」

御坂妹「……」

神裂「……」

禁書目録「……」

黄色いパイまみれになった店と、泡を吹いた一方通行達であった

上条「おい!何があったんだ!」

御坂「ていうか、皆白眼向いてる……」

禁書目録「ど、どうま……」

上条「インデックス!何があった!」

禁書目録「実は……」

―――――――――――――
昨日

一方通行「いやァ、今日でお前等もお役御免だなァ」

神裂「そうですね……少し寂しいです」

御坂妹「私も寂しいですとミサカは寂しい表情を露わにします」

一方通行「てな訳で、今夜はパーティーだ、沢山食べろよ」

禁書目録「わーい!パーティーパーティー!」

神裂「……」ゴクゴク

神裂「ふう、これは良いお酒ですね」

一方通行「えっ?これ酒なの?」ゴクゴク

御坂妹「この液体にはアルコールが含まれていますとミサカは解析しながら飲みます」ゴクゴク

禁書目録「でもあんまりお酒って感じしないなあ」ゴクゴク

神裂「いや、缶にお酒って……ヒック」

一方通行「……やべェ、顔が熱い……」

禁書目録「な、なんかここ暑くないかな?」パタパタ

御坂妹「……何も考えられなくなりましたとミサカは顔を真っ赤にして言います」

30分後

一方通行「クカカカカカカカククケコカカカキキカカカカカキカカ!!!!!」

神裂「私なんて……あのような服を着てるから変態扱いされて……うぅ……」

禁書目録「あひゃひゃひゃひゃ!そりゃ滑稽かも!」

御坂妹「どうでも良いけど酒よこせやとミサカは酒を強要します」

一方通行「カカカカカカカカカカ!こンな所にパイがあるぜェ!」

禁書目録「じゃあ食べてみるんだよ!あひゃひゃひゃひゃ!」

御坂妹「じゃあテメェが食えよとミサカはデカパイに指示します」

神裂「ど、どうせ私が食べたって……うぅ……」

御坂妹「つべこべ言わずに食えやとミサカはデカパイの口にパイを突っ込みます」グチャッ

神裂「ムガッ!」

神裂「ゲホッ!ゴホッ!」

禁書目録「のたうち回ってるんだよwwwww」

神裂「……」バタッ

一方通行「カカカカカカカカカカ!堕ちちまったなァ!」

禁書目録「笑いが止まらないんだよあひゃひゃひゃひゃwwwww」

御坂妹「そういや俺も腹が減ったぜとミサカは辺りを見回してみます」

御坂妹「なんか真っ黄色のデザートがあるなとミサカは得体の知れない物を食べます」モグモグ

御坂妹「……」ガクッ

一方通行「俺達二人になったなカカカカカカカカカカ!」

禁書目録「そうだねあひゃひゃひゃひゃ!」

一方通行「パイ投げでもしようぜwwwww」

禁書目録「良い案だねwwwww」

さらに30分後

一方通行「ふゥ、店が黄色に染まったなァ」

禁書目録「そうだね」

一方通行「腹が減ったな、このパイでも食おうぜ」

禁書目録「賛成なんだよ」

一方通行 禁書目録「いただきまァす―――」

―――――――――――――

禁書目録「てな訳なんだよ……」ガクガク

上条「酒飲む時点でおかしいからな」

御坂「とりあえず水持ってくるわね」

御坂「とりあえず和室に二人を運んどいたわ」

一方通行「サンキュー……イテテ……」

上条「お前、二日酔いかよ」

一方通行「酒なンて初めて飲ンだンだから当たり前だろォ」ズキズキ

禁書目録「私も痛いんだよ……」ズキズキ

御坂「ていうかこの店掃除しないと……なんか甘い匂いと漬け物の匂いが混ざった匂いがするわね……」

上条「今日はもう営業出来ないよな」

御坂「そうよね、一方通行達の事見ないといけないし」

一方通行「馬鹿野郎!営業中止だなンて……イテテ」

上条「あんまり無茶するなって」

―――――――――――――

上条「一方通行とインデックスも寝かせてきたぞ」

御坂「ありがと」

上条「……ん?」

御坂「どうしたの?」

上条「なんだこの沢庵パイって……」

御坂「何それマズそう……」

上条「まさかこの黄色いのとこの異臭は……」

御坂「沢庵パイのせい?」

上条「とりあえず……掃除するか」

御坂「そうね……」

上条「つか、誰が考えたんだ沢庵パイって……」

御坂「スイーツと漬け物を合わせる時点で売れないって分かるわよね」

上条「……だったら俺達も何か考えてみるか」

御坂「えっ?」

上条「いや、もっとまともな商品追加したいなぁーとか」

御坂「……そうね、コレ以上ゲテモノ増やしたら近いうちに潰れるしねこの店」

上条「上条さんが作ったのはコレだ」

御坂「ん?見た目はただのショートケーキね」

上条「実はスポンジの間に挟まってるのはプリンなんだよ」

御坂「なるほど!なんか美味しそうね!」

上条「早速食べてみてくれ」

御坂「……」パクッ

御坂「美味しい!」

上条「俺もさっき食べたけどなかなか美味しいだろ?」

御坂「これは売れるわね」

上条「んじゃあ、メニューに追加しとくぞ」

上条「……!!!」

御坂「ん?」

上条「ちょっと厨房に行ってくる」

御坂「えっ?」

10分後

上条「完成したぞ」

御坂「あら、意外に早かったわね」

上条「ふっふっふ……」

上条「これぞ上条さんがお金のない日に食べ続けてきた代物……名付けてもやし丼だ!」

御坂「もやし丼?」

上条「あぁそうだ」

上条「作り方は簡単だ、炒めたもやしに胡椒をふりかけて、丼に入れてあるご飯にのせるだけだ」

御坂「ん~……色が地味ね……」

上条「色なんて気にしてたら食べられないぞ、いいから食べてみろって」

御坂「……」パクッ

御坂「……あ、意外に美味しいかも」

上条「だろ?コイツのおかげでどれだけインデックスを抑えられて来たか……」

上条「売れる、これは絶対売れる」

御坂「(目が怖いわ……)」パクパク

上条「今回はこんくらいでいいか」

御坂「そうね、あんまり増やしすぎるのもアレだし」

上条「んじゃ、今回は解散……と言いたい所だが……」

御坂「アイツ等の看病しなきゃね……」

お風呂入ってきます
もやし丼は本当に作ってました
自分が嫌いな天津飯が出たときは常にもやし丼を食べていました
そういや最近食ってねぇな……

―――――――――――――

一方通行「いやァ、大変迷惑をかけたなァ」

上条「本当にな」

御坂妹「ではミサカ達は帰りますとミサカは帰る支度をします」

神裂「また助っ人が必要であればお呼び下さい」

ガチャッ

御坂「今回は誰も見なかったから良いけど……誰か見てたらアンチスキルに通報されてたわよ」

禁書目録「もうお酒は懲り懲りなんだよ……」

一方通行「(黄泉川が居なくて助かったぜェ)」

一方通行「……なンかメニューに追加してンな」

上条「おう、俺が考えたんだぜ」

禁書目録「へぇ、どんなの?」

上条「ちょっと待ってろよ」

上条「ほらよ、出来たぞ」

禁書目録「わぁ、ケーキなんだよ!」

御坂「このケーキはめっちゃ美味しいんだから!」

一方通行「もやし……?」

上条「もやし丼だ」

禁書目録「いただきます!」パクッ

一方通行「……」パクッ

上条「どうだ!」

禁書目録「美味しいんだよ!」

一方通行「……なンでもやしなンだよ」

上条「そのもやし丼がな、上条さんを救ってくれたから追加したんだよ、美味いだろ?」

一方通行「まァ美味いな」

一方通行「さァ、キングオブ貧乏人の上条がいいのを考えてくれたなァ」

上条「その呼び方止めろ!」

禁書目録「ん~……沢庵パイより美味しいんだよ!」

一方通行「いや、比べるまでもないだろ」

上条「つか、聞きたいけど」

一方通行「なンだよ」

上条「この沢庵パイってなんでメニューにあるんだ?」

一方通行「あァ、それは……」

ガチャッ

海原「御坂さぁぁぁぁぁぁん!」

御坂「げっ……海原光貴」

海原「御坂さん、高級レストランの予約を」

一方通行「こうやって使うンだ」グチャッ

海原「ムガッ!」

―――――――――――――

海原「……」ピクッ ピクッ

御坂「海原が白眼向いてる……」

上条「つまり変態用て訳か」

一方通行「そォ言うこった」

一方通行「さて、コイツから2300円抜いて外に追い出すぞ」

上条「おい、いくら何でも可哀相過ぎないか?」

一方通行「変態はこン位しねェと学習しないンだよ」

御坂「……私も今回は一方通行に賛成するわ」

禁書目録「まぁ……仕方ないよね?」

ガチャッ

御坂「いらっしゃいませ!」

アックア「済まない、コーヒーをいただけるか?」

一方通行「了解、ホットでいいか?」

アックア「あぁ」

アックア「……ここは良い店であるな」

一方通行「嬉しいこと言ってくれるなァ」

アックア「静か過ぎず、うるさ過ぎず……とても良い環境である」

ガチャッ

ヴェント「ああああああああああっくああああああああああ!」バキッ

アックア「グフッ!?」

上条「えええええええええ!?」

ヴェント「何仕事サボって喫茶店でコーヒーすすってんのよ!」

アックア「ヴェ、ヴェント……話を聞けば分かるのである!」

ヴェント「うっさい!」ドスッ

アックア「ガホッ!」

ヴェント「この馬鹿が迷惑かけたみたいね」

御坂「あ、そんなに迷惑は……」

ヴェント「この馬鹿のコーヒー代、ここに置いとくわね」

禁書目録「こ、これって壱万円……」

ヴェント「あ、急いでるからお釣りはいらないわ……じゃあねん」ガチャッ

上条「……何か知らんが凄かったないろんな意味で」

ガチャッ

御坂「いらっしゃいませ……ってあれ?」

シュッ

黒子「お姉様ぁぁぁぁぁぁ」

一方通行「せィ!」ドスッ

黒子「ダムホッ!」バタッ

御坂「一方通行、ナイスよ!」

上条「なんか扱いに慣れてきてないか?」

一方通行「まァな」

黒子「いたた……何をなさいますの!?」

一方通行「テメェが猥褻行為を行ったからだろォが、この変態ジャッジメント」

黒子「私はただ!今回は純粋に遊びに来ただけですの!」

一方通行「……なンか信用出来ンな」

上条「純粋に遊びに来た奴がいきなり抱き付いてくるかねぇ……」

黒子「なっ!ただのスキンシップですわよ!」

御坂「……まぁ今回は許す」

黒子「お姉様!」

一方通行「何にするンだ?」

黒子「えー、この糸状コーヒー蒟蒻ゼリーを貰えますの?」

一方通行「お、了解だァ」

一方通行「へい、どうぞ」

黒子「ありがとうございますわ」

御坂「初春さんと佐天さんはどうしたのよ」

黒子「お二人は用事があるらしいですわ」

御坂「ふーん……」

禁書目録「ついんてはみことの事が好きなの?」

黒子「何ですの?貴女もおかしいとか言い出すんですの?」

禁書目録「いや、人を好きになるって良いことだと思うよ?でもね、その好きの度が過ぎたら、返って相手を傷つけてしまうかも、だから……その好きって気持ちはもう少し抑えて欲しいんだよ」

黒子「……インデックスさん……」

上条「(さん付け!?)」

黒子「分かりましたわ、この白井黒子、お姉様を傷つけない為にも……お姉様とのスキンシップを控えますわ!」

一方通行「あァ、そうしてくれ」

上条「これで良かったのか?」

御坂「……多分ね」

黒子「では、私はこれにて失礼いたしますわ」

シュッ

上条「ああああああああああ!代金ー!」

御坂「はぁ……私が立て替えとくわ……」

禁書目録「なんだか嫌な予感しかしないんだよ」

―――――――――――――

御坂「はぁ……」

上条「ん?御坂、どうしたんだよ」

御坂「黒子の度が過ぎたスキンシップが無くなったのは良いんだけど……」

一方通行「いざ無くなると寂しいってかァ」

御坂「ばっ!違うわよ!」

御坂「あれから一週間経つんだけど……日に日に……なんて言うか……痩せてきたのよ」

上条「あー……何となくは予想つくわ」

一方通行「で?今は何してンだ?」

御坂「なんか独り言をブツブツ呟きながら歩いてるらしいわ……暫く支部にも行ってないみたいで……」

上条「そりゃ重傷だな」

―――――――――――――

初春「白井さんしっかりして下さいよ!」

(゚∀゚)〈ジャッジメントですの

佐天「何が白井さんをこうさせたのやら……」

(゚∀゚)〈ジャッジメントですの

初春「とりあえず喫茶店で休ませてあげましょうか」

佐天「そうするしかないよね」

(゚∀゚)〈ジャッジメントですの

―――――――――――――
ガチャッ

佐天「御坂さあん」

御坂「あら、佐天さ……」

(゚∀゚)〈ジャッジメントですの

上条「誰だコイツ」

初春「白井さんですよ~」

一方通行「禁断症状って奴か?」

御坂「でも昨日はこんな酷く無かったんだけど……」

初春「私達が支部に来たときはもうこんな感じでしたけど……」

(゚∀゚)〈ジャッジメントですの

一方通行「……俺に考えがある」

禁書目録「何かな?」

一方通行「御坂がコイツに抱きつくか……何か刺激的な物を食わすかだな」

一方通行「てな訳で沢庵パイを用意した」

御坂「はい黒子、食べなさい」

(゚∀゚)〈ジャ、ジャッジメントですの?

(゚∀゚;)〈ジャッジメント!ジャッジメントですの! ブンブン

禁書目録「物凄く首を横に振ってるんだよ……」

初春「白井さん!我慢ですよ我慢!」ガシッ

(゚∀゚;)〈ジャジャジャジャッジメントですの!ジャジャジャジャッジメントですの! ジタバタ

佐天「暴れないで下さいよ!」ガシッ

(゚∀゚;)〈ジャッジメント!ジャッジメント!

一方通行「食らえー」グチャッ

黒子「グガモッ!」

黒子「……」バタッ

初春「……あの、白井さんが白眼向いて倒れたんですけど……」

佐天「だ、大丈夫なんですか?」

一方通行「大丈夫だろォ、多分」

初春「多分!?じゃあもし大丈夫じゃなかったら……」

上条「……」プイッ

佐天「こっち向いて下さいよ!」

―――――――――――――

黒子「はっ!」

御坂「あ、気がついたわね」

黒子「お、お姉様……ここは一体……」

御坂「喫茶てンよ」

黒子「……何だかここ数日の記憶がありませんの」

上条「あはははは!気にしたら負けだぞ!」

初春「そ、そうですよ、気にしたら駄目ですよ!」

黒子「……まぁ、今回は深追いしませんわ」

今回はここまで
だんだん喫茶てンの面影が無くなってきた件について
あと、もやしの件は後でYよいさんに謝っておきます
ではまた

御坂「あ、あと黒子……」

黒子「はて、何ですの?」

御坂「今夜は……一緒に寝てあげるから……」

黒子「……!!!」

初春「(キマシタワー)」

上条「(キマシタワーって何だ)」

黒子「お姉様……今夜とは言わず今からでも!」ガバッ

御坂「きゃあ!?」

一方通行「せィ!」グチャッ

黒子「ムボッ!」

―――――――――――――

初春「お騒がせいたしました~」

佐天「初春大丈夫?白井さん重たくない?」

初春「大丈夫ですよ~、白井さんは軽いですから~」

上条「あんまり無理させるなよ、いろんな意味で」

佐天「分かってますって」

禁書目録「るいこバイバイ」

佐天「あぁぁぁ!インデックスちゃああああああん」ギュッ

禁書目録「むぎゅっ」

一方通行「……相変わらず客足少ねェよなァ」

上条「まぁ喫茶店ってそんなもんだろうな」

ガチャッ

御坂「あ、いらっしゃいませ!」

青ピ「やぁかみやん!来てやったでぇ!」

土御門「まさかこんな所で喫茶店を営業してるとはにゃー」

禁書目録「いらっしゃいませなんだよ」

青ピ「うっひょー!君かわええなぁ!なんなら僕と熱い」ガシッ

上条「なぁ青ピ君……ちょっとあっちの和室でお話ししよっか」ギロッ

青ピ「か、かみやん……?」

土御門「見事に連れて行かれたにゃー」

一方通行「まァ、アイツの自業自得だろォ」

御坂「……もしかして貴方……土御門のお兄さんですか?」

土御門「おぉ、こんな可愛い子に知られてるなんて俺も有名になってるんだにゃー」

御坂「(言えない、変態シスコンで有名なんて言えない)」

土御門「かみやんは元気にやってるかにゃー?」

一方通行「親みてェな言い方すンのな、元気にしてるぜ」

土御門「そうか、なら良いんだぜぃ」ズズッ

土御門「あぁ、そうそう」

禁書目録「ん?」

土御門「今度、大物ゲストを此処に招き入れたいんだが……良いか?」

一方通行「構わねェぞ」

土御門「いやぁ、今日は楽しかったぜぃ」

青ピ「かみやん怖いかみやん怖いかみやん怖いかみやん怖いかみやん怖いかみやん怖い」

御坂「あの……そちらの方は……」

土御門「ん?あぁ、コイツなら大丈夫だぜぃ」

土御門「てな訳で失礼するぜぃ」ズルズル

上条「また来いよー」

―――――――――――――

土御門「アレイスター、本当にあの喫茶店に行くのか?」

☆「あぁ、あの喫茶店があったら私のプランが台無しになるからな、早めに潰す」

土御門「ま、構わないが……嫌な予感がするぜぃ」

☆「待っていろ一方通行……お前の喫茶店は必ず潰す……」

浜面「うぃーっす」

上条「お、浜面じゃん」

浜面「上条?なんでお前がここに……」

上条「実はここで働いてるんだよ」

浜面「ふーん……あ、コーヒー一つ」

一方通行「へいへい」

浜面「お前彼女とか居ないの?」

上条「あ?居るわけ無いだろ」

浜面「お前も彼女作った方が良いぞ、一方通行も」

一方通行「浜面くゥン、あンまり変なこと言うと鍋にぶち込みますよォ」

浜面「お前が言うと冗談に聞こえない不思議」

浜面「ん?君可愛いね」

御坂「え?私?」

浜面「今度どこか行かない?メアド交換しt」

滝壺「はまづら」

浜面「た、滝壺!?」

滝壺「はまづら、浮気?そんなはまづらは応援できない」

浜面「違うんだ!これは違うんだ!」

滝壺「そう、間違えちゃう事を口走るはまづらの口なんて……」

滝壺「切り落としても良いよね?」

浜面「ひ、ヒィィィィ!」

滝壺「はい、はまづらのコーヒー代」チャリーン

滝壺「では失礼」ガチャッ

一方通行「愛は時に人を狂わすってこういう事を言うのか?」

上条「多分な」

一方通行「そろそろ来る頃だなァ」

御坂「え?誰か来るの?」

一方通行「あァ、土御門が大物ゲストを連れてくるって言ってたぜェ」

御坂「大物ゲスト……有名人だったらサインとか貰っちゃおうかなぁ」

禁書目録「大物ゲストって誰が来るの?」

一方通行「俺も名前は聞いてねェンだ」

上条「まぁ、来てくれるんなら盛大に祝わないとな」

ガチャッ

土御門「よぉ、連れつきたぜぃ」

上条「え?誰も居ないけど?」

土御門「いや、ビーカーの中に居るから入りにくいんだろ」

☆「ちょっ!当たってる!入り口の上の部分が当たってるって!」ガンッガンッ

土御門「アレだにゃー」

御坂「(何アレ……)」

禁書目録「(想像してたのと180度違うんだよ……)」

―――――――――――――

☆「迷惑をかけてしまって済まないな」

一方通行「本当だよ」

☆「私がここに来たのは他でもない……この店を今日限りで営業中止をしてほしいんだ」

御坂「はぁ?何言ってんの?」

☆「私にとってこの店は大いに邪魔だ、私のプランにも大きな違いが生まれてきている、その為にもこの店をだな」

一方通行「嫌だねェ」

☆「何だと……」

一方通行「俺の店だしなァ、他人にとやかく言われる筋合いはねェよ」

上条「だよな、いきなり来て営業中止にしてくれって……」

☆「そうか、なら私にも考えがある」

禁書目録「えっ?」

☆「この現金一億とブランドコーヒー……ゲコ太ストラップ全種類と数多くの食料……これで手を打たないか?」

上条「要らねえよ」

☆「えっ」

一方通行「俺も興味ねェな」

☆「えっ?えっ?」

御坂「そのゲコ太ストラップ全種類持ってるし」

☆「ちょっ」

禁書目録「ここに居ればいつでも食べれるんだよ」

☆「嘘だろ……」

一方通行「という訳だ、早く帰れ」

☆「糞っ!次こそは!次こそは!」

上条「あ、ちょっと待てよ」

☆「な、なんだ?」

上条「よーし土御門、ビーカーの蓋を開けてくれ」

土御門「了解だにゃー」パカッ

☆「つ、土御門貴様!」

御坂「じゃあ投入するわよー」

☆「投入って何を……」

禁書目録「何って言われても」

一方通行「アレしかねェよなァ」

上条「みんな持ったかー?」

禁書目録「持ったんだよ」

☆「何だその黄色い物体は!」

御坂「じゃあ時間も惜しいし入れましょうか」

一方通行「ビーカーが真っ黄色に染まるまで入れるかァ」

土御門「(嫌な予感とはこれだったか)」

―――――――――――――

☆「ぎゃああああああああ!黄色い!黄色いしなんか漬け物と甘い臭いがああああああああああ!」

☆「助けて!誰かたすっ―――」

一方通行「まァ、コレに懲りたらもうやらないこったな」

土御門「この馬鹿が世話になったにゃー、今度こんな下らない事をやらん為にもそのパイを少しばかり貰えないか?」

上条「材料が腐るほどあるからいいぞ」

土御門「んじゃにゃー」ガチャッ

御坂「……何だったのかしら一体」

禁書目録「とりあえず営業妨害してきたって事は分かったんだよ」

一方通行「迷惑極まりないな」

上条「多分沢庵パイの方が迷惑極まりないと思うがな」

一方通行「ンじゃ、営業再開すっかねェ」

御坂「そうね」

禁書目録「お腹空いたんだよ……」グゥゥ

上条「そればっかだなお前」

ガチャッ

一方通行 上条 御坂 禁書目録「いらっしゃいませ!」


おわり

気まぐれで続編を書いたものの……予想以上に長引きました
皆さん、ご支援ありがとうございました!

ちょっと待て、風斬が出てないジャマイカ
まぁいいや、おまけ投下として出そう

おまけ


風斬「こ、こんにちはぁ……」

禁書目録「おー!ひょうか、いらっしゃいませなんだよ!」

一方通行「何にするンだァ?」

風斬「えっと……じゃあこの沢庵パイってのをお願いします」

禁書目録「!?」

御坂「えっ!?」

上条「なん……だと……」

一方通行「マジかよ……」

一方通行「で、出来たぞォ……」

風斬「あ、色も綺麗で美味しそうですね」

禁書目録「ひょうか!止めるんだよ!食べたら死ぬんだよ!」

風斬「えっ?」パクッ

御坂「あ……」

風斬「あ、美味しい」モグモグ

上条「嘘だろぉ!?」

風斬「いえ、本当に美味しいですよ?」モグモグ

禁書目録「……」ガタガタ

風斬「ふう……今日はこんな美味しい物を食べさせて頂いてありがとうございました」ペコッ

一方通行「あ、いや……うン」

風斬「2300円、ここに置いときます」

禁書目録「いや、お金はいらないんだy」

風斬「ではまた来ますね」ガチャッ

上条「……」

御坂「……」

禁書目録「……」

一方通行「……」

上条 御坂 禁書目録 一方通行「(何でだろう、心が痛い……」


本当におわり

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