魔王「ショタ勇者にロリ僧侶だとぉ!?」 (103)

側近「魔王様。失礼します」


魔王「どうした?  なんか問題あったか」


側近「勇者が現れた、との情報が・・・」


魔王「何!?  本当なのか?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394362941

側近「今人間の国では勇者の旅立ちのセレモニーが開かれているのようですのでおそらく・・・」

魔王「いやー・・・俺、即位してから初勇者だわ!  テンションあがるなあ!」

側近「あまり油断しないでくださいね。あなたが死んだら魔族一同途方にくれます」

魔王「心配してくれてんの?側近は優しーなー!  もしかして俺に惚れて・・・」



側近「・・・・・・」




魔王「ごめん、冗談だからそんな目で見ないで!!」

魔王「勇者はどんな奴なんだ?」

側近「まだ情報が少ないので・・・」

魔王「女勇者ならいいのになー」



側近「・・・・・・取り合えず使い魔に偵察をさせます」

魔王「たのむわ」

使い魔「きーきー」ぱたぱた

側近「勇者とその仲間の情報を集めてきてください」

使い魔「きー!」

側近「可能ならこの魔水晶を使って勇者の姿を映してきてください。頼みましたよ」

使い魔「きー!!」ぱたぱた

側近「おそらく明日か明後日には帰ってくるでしょう」

魔王「やっぱり巨乳の女勇者がいいなぁ!!」

魔王「戦っている最中もぷるんぷるんゆれるのかなー!!」

魔王「それを倒して監禁して、『くやしいっ  でも感じちゃう』ビクンビクン  みたいな展開に・・・」



側近「・・・・・・・・・・・・」



   

魔王「ごめん!  どん引きしないで!!」

側近「魔王様がそんな調子では困ります」

魔王「だって初勇者だし!?  だれだって初めてのことにはコーフンするだろ!?」

側近「しかも何を想像してるんですかあっちのほうも初めて以前のくせに。この童貞が」

魔王「どどどど童貞ちゃうわ!!」

側近「・・・そんなにおっきいほうがいいんですか」ボソッ

魔王「ん?なんかいった?」

側近「いえ何も」ペターン






側近「・・・」グスッ

どこかの国

女王「勇者をここへ」

大臣「はっ」


大臣「勇者よ、ここへ参れ」

ショタ勇者「はいっ!」



女王「!?」

大臣「どうなされました、女王様?」


女王(か、かわいい//////!!)「だ、大丈夫じゃ」

大臣「勇者よ、お前には魔王退治の旅に出てもらう!」

勇者「はい!がんばります!!」

女王(勇者がかわいすぎて何かあふれそう//////)

大臣「さて、勇者よ、一人では旅もつらかろう。だれか一緒についていくお供をさがさねばな」


女王「わらわが行く!!」(きゃわいい勇者クンと二人旅/////)


大臣「えっ!?」
勇者「えっ!?」

大臣「女王様、それはあまりにも・・・」

女王「はっ!  すまん、すまん・・・冗談だ・・・」(勇者クン・・・)

大臣「では勇者よ。改めて聞くが、だれか心当たりはおるのか?いないならわしが用意してやってもよいが・・・」

勇者「いえ、幼馴染の僧侶についてきてもらおうと思っています!」

大臣「そうか。ならばその僧侶をここに連れてまいれ」

ロリ僧侶「こ、こんにちわ!僧侶です! よろしくお願いします」

女王「なんじゃ、ただの幼子ではないか」


大臣(つるぺた美幼女キター!!!!)

女王「むう、二人だけでは心配じゃな・・・だれか他に・・・」


大臣「私が行きます!!!」(僧侶たんハァハァ//////)

女王「えっ!?」
勇者「えっ!?」

女王「大臣よ・・・おぬし・・・・」

大臣「はっ!  も、もちろん冗談でございますぞ」(僧侶たんのピッチリタイツハァハァ

女王「勇者よ、本当に二人だけでよいのか。もし必要ならわらわ自ら・・・」


勇者「いえ、二人で出発し、旅の途中で仲間を探そうと思っています」

大臣「そ、そうか、なら仕方あるまい。それでは国から旅立つお前たちに餞別なのだが・・・」

女王「大臣よ。500万Gを持たせるのじゃ!  あと国宝のドラゴンソードも勇者クンに渡すのじゃ!!!
   異論はないな!!?」

大臣「もちろんですとも!!   さらにエルフの女王より承った祝福の杖と、死者をも生き返らせるという
    精霊の秘薬も付けましょう」

勇者「えっ!?」
僧侶「えっ!?」

勇者「それでは行ってまいります」スタスタ
僧侶「必ず魔王を倒してきます」スタスタ


女王「それでは期待して待っておる、無理はするんじゃないぞ!?」

大臣「足をくじいたら帰ってきていいんだぞ!?おなかが痛くなったら休むのだぞ!?」


ワカリマシター



女王・大臣「・・・・・・」


女王・大臣「カワイイ・・・/////////」

側近「使い魔が帰ってきました」

使い魔「きー」

魔王「ああ、ごくろー」



側近「これが勇者とその付き人、僧侶でございます」ペカー

魔王「あん!?  ただのガキ二人じゃねーか」

側近「ですが一応女神に選ばれし勇者だと聞いておりますが」

魔王「こんなやつら心配するだけ無駄だっての。せっかく美人の女勇者が来ると期待してたのによー」

側近「魔王様はロリコンではないのですか」

魔王「馬鹿言え。俺はねーちゃん好きだ!」

側近「・・・そうですか」ホッ

魔王「じゃあまたなんかあったらよんでくれ」

側近「・・・はい、わかりました」






側近「・・・・・・・・・・」


使い魔「きーきー」


側近「な!?   なにを言うんですか!?  喜んでなどいません!!」

酒場

勇者「まずはここで仲間になってくれる人をさがそうよ」

僧侶「強い人がいいね」

戦士A「グビグビ・・・」

僧侶(あの人強そうだなぁ)

僧侶「あ、あの、すいません」

戦士A「あ、なんだ!?」

僧侶「私たち、魔王を倒すたびに出るんですけど、協力してもらえませんか」


戦士A「なんだって? 悪いけど他をあた・・・・・・・・」

僧侶「?」

戦士A「か、かわいいぃぃぃぃぃぃ!!!!!」

僧侶「な、なんですか!?」ビクビクッ

戦士A「い、いや魔王を倒すんだったな。喜んで協力させてもらうぜ!!」

僧侶「ほ、本当ですか!! ありがとうございます!」

戦士A「いいってことよ!俺に任せときなああ僧侶たんの髪の毛クンクンいいにおいぃぃぃー!!」


僧侶「な、なんで髪の毛のにおいをかぐんですか///?はうぅ」

勇者「魔法が得意な人はいないかな?」


魔法使いB「もぐもぐ・・・」

勇者(あ、あの人魔法使いかな?)

勇者「あの、すいません」


魔法使いB「?  なあに?」モグモグ

勇者「僕は勇者なんですけど、一緒に旅をしてくれる人を探しています。協力してもらえませんか」

魔法使いB「えーっと、どうしようかなっ・・・てとってもかわいいいいぃぃぃ!!!!」


勇者「な、なんですか!?」


魔法使いB「旅のお供だったわね!喜んで協力するわ!」


勇者「本当ですか!ありがとうございます!!」

魔法使いB「魔法のことなら任せてね! 夜のお供も任せてね!っていうか今しましょ!」

勇者「な、何をいってるのかわかりません!」

初めの洞窟


スライムA『もうすぐここに勇者が来るらしいよ』ピキー

スライムB『ホント!?よーしがんばるぞ!』ピカー

スライムC『勇者をやっつけて、魔王様にほめてもらうんだ!!』ピキー

勇者「うう、初めてのダンジョンだ。がんばるぞ!!」  E ドラゴンソード
 
僧侶「勇者!!  がんばってね!」       E 祝福の杖



スライムB『き、きた!勇者だ!!』

スライムC『きんちょーしてきたー!』

スライムA『よーし、僕の鍛えたスラ・体当たりで!』


勇者「あ、モンスターだ!!」

僧侶「回復は任せてね!」

スライムA『よーし、くらえ!!  スラ・たいあ・・・』

スライムB『いまだ、スラ・かみつk・・・』

スライムC『二人とも、どうしたのっ・・・』




勇者「あ、あれ?襲ってこない・・・」


僧侶「な、なんでかなぁ」



スライムA・B・C『・・・・・・・・・・』


スライムA・B・C『かわいい/////////』

スライムA『さあさあどうぞどうぞ。ここが洞窟の一番奥です!!』ピキー

スライムC『宝箱も落ちてるお金も、全部持って行ってください!!』ピキー

ゴブリンD『薬草や食べ物もありますよー!』ブーブー

コウモリE『帰り道はくらいので気をつけてくださいねー』キーキー



僧侶「この子たちはいい魔物なのかな?」

勇者「そうだね。戦わなくてよかった」

勇者「みんな、ありがとうねー」フリフリ

僧侶「また会おうねー」フリフリ



ゴブリンF『みたか!! 俺に向かって手を振ってくれたぜ』ブーブー

スライムB『なにいってんだ!!僕に向かって振ってくれたんだよ!!』ピキー

コウモリG『また会おうねー、だってよ!!』キーキー

コウモリH『やった!!またあのキュートなスマイルが見れるんだ!!』キーキー

側近「魔王様、よろしいでしょうか」

魔王「ん?どうした?」



側近「勇者が今3つ目のダンジョンをクリアし、魔王城に近づいてきています」

魔王「何!?  あのガキどもが!?」

側近「はい。使い魔に確認してもらいましたので、まちがいありません」

使い魔「きー」

魔王「それじゃあ3つ目のダンジョンにいた、小ボス、イエティがあいつらにやられたってのか!?」

使い魔「きー!」ブンブン

側近「・・・いえ、正しくは小ボス・イエティは裏切って勇者とともに行動しているようです」

魔王「裏切り!?なんで!?」

使い魔「き!」


側近「使い間には『勇者たんのほっぺハァハァ』とだけ言い残して消えたそうですが」

魔王「何考えてんだあの馬鹿!!」


側近「それだけでなく、他の魔物もほとんどが勇者の味方をしており、勇者はいまだに無傷だということです」

魔王「」

側近「どうされますか?」

魔王「・・・・・・少し早いが、中ボス、マスターオークに出陣してもらおう!」

側近「!!?  マスターオークに!?  本気ですか!?」

魔王「ああ。あいつは確かに犯すか食う以外のことは考えてない野蛮な奴だ、だが実力はある」

魔王「それに、もしかしたら勇者には何かモンスターをひきつける魔法みたいなものがかかっていて、それに
   今までのやつらは惑わされて裏切っているのかもしれん」

魔王「マスターオークならそんなものに惑わされることはない。男ならバラして食い、女なら犯して孕ませるだけだ」


側近「・・・なるほど」




魔王「じゃあさっそくマスターオークに伝えてくれ!お前の欲望のままに勇者どもを蹂躙してやれ、とな」

側近「わかりました」

中ボス「勇者?」

側近「ええ。あなたとその部下で勇者一向を殲滅するようにとのご命令です」

中ボス「へっへっへ・・・もちろん女は頂いちまっていいんだよな!?」

側近「・・・・・・かまいませんよ」

中ボス「しばらくご無沙汰だったからな!勇者といっしょにいる僧侶はガキだが美人だって噂だし、楽しませてもらうぜ」
    「あんたもどうだ!?いっしょに混ざらねえか?俺のイチモツでヒイヒイ言わせてやるぜ?」

側近「下品なだけのオークに私の相手は務まりませんよ。命令は伝えましたからね!!失礼します!」プンプン

中ボス「へへ、つれねぇなあ」

中ボス「さて、たかがガキども始末するだけの楽な仕事だ!いくぜ野郎ども!!」

オークA~E「ブーブー!!!」

勇者「この峠を越えると西の町に着くよ。そこで休もうか」

魔法使いB「そうねそこでいっぱいヤりましょうね。勇者君!」

僧侶「荷物重くない?イエティ君」

イエティ「はい、これぐらい軽いもんでやんすああ僧侶たんかわいいなぁ」

戦士A「む、何かいるぞ!」



中ボス「へへへ、ここは通さねえぜ!」

勇者「!! モンスター!!」

イエティ「あ、あいつは中ボスのマスターオークでやんす!! おいらでも絶対勝てないでやんす!!」

僧侶「そ、そんなに強いの?」

戦士「ふ、だが俺たちだって修行したんだぜ僧侶ちゃん!後でワキをクンクンさせてくれ!」

勇者「くっ、初めてのバトルになりそうだ!」

僧侶「はうぅ~」


戦士「僧侶ちゃんには手は出させんぞ!」

魔法使い「勇者を傷つけたら承知しないわよ!」

中ボス「へっへっへ、お前らたった5人(4人と一匹)じゃ俺には勝てねえよ!」

オーク「ブーブー!」


???「待ちなさい!」

オークA~E「!?」

???「うふふ、勇者たんのミラクルソードをちゅっちゅしたい隊がこれだけだと思った?」

中ボス「な、何!?」

女武道家C「私が守ってあげるわ!勇者ちゃん!」

オークA『援軍だとー!』ブヒヒー


中ボス「だが一人増えた所で・・・」

盗賊D「俺もいるぜ!」

中ボス「二人だと!?おもしろいじゃねぇか!!食い殺してやる!」

マダマダァ!

賢者E「俺もいるぜ!」

商人F「私もいます!!」



中ボス「な!!?  これはさすがに苦労するか・・・?」







戦士×10「俺たちもいるぜ!」

中ボス「へ!?」

魔法使い×10「私たちもいるわ!」

盗賊×10俺たちもいるぜ!」

モンスター×20『僕たちもいるよ!』ピキキー




みんな「「「我ら、勇者くんと僧侶ちゃんのために!」」」ウオオー


中ボス「 」

側近「中ボスが敗北しました・・・」

魔王「何だと!?」


魔王「なぜだ!?また裏切ったのか!?」

側近「いえ、勇者のパーティがあまりにも多く・・・」

魔王「勇者のパーティは4人まで、と決まっているんじゃないのか!?」

側近「はい、ですがそれは女神の加護を分け与えることができる人数でして、女神の加護があればある程度傷ついても
   治療、蘇生してしまうのですが・・・」

側近「加護がなくても勇者や僧侶と一緒にいたい、という冒険者が多いようで・・・・・・」

魔王「しかし中ボスはかなりの実力者のはず・・・一体やつらは何人いたんだ?」


側近「82人です」

魔王「  」


側近「それに加え裏切ったモンスターが50体いました。」

魔王「   」

側近「もちろん、中ボスとて実力者、数十人は倒したようですが、いかんせん数が違います。」


側近「さらに、人間の中でもかなりの実力者がいましたので・・・」


魔王「・・・どんな奴だ?」

側近「まずは、千をもこえる格闘技の奥義を極め、拳聖と呼ばれる男、武道家A!」

側近「次に東国一の剣の使い手で山をも斬るという、女戦士B!」

側近「さらにはすべての魔法を使うことができ、恐るべき魔翌力を持ち大魔道士と呼ばれる、魔法使いC!」

側近「そしてころんだらそのたびに1万Gを拾うという、女商人D!」


武道家A「僧侶ちゃんかわいいーい!」

女戦士B「勇者君とちゅっちゅしたいでござる」

魔法使いC「ほっほっほ。魔法で僧侶ちゃんのぱんつは丸見えじゃー!」

女商人「勇者さーん。また2万G拾いましたよー!これで抱いてくださーい!」

魔王「なんでそれだけの人材が集められたんだ?」

使い魔「きーきー」

側近「勇者と僧侶の外見に惹かれ、行動を共にしている者が多いそうです」

魔王「あんなガキんちょのどこがいいんだ」

側近「さあ、わかりません」

魔王「しかし今の勇者の戦力なら負けないとはいえ、今後も増える可能性もあるな・・・」

側近「今のうちにつぶしておくべきでしょうか・・・」

魔王「そうだな、俺が行ってくるか」



???「その必要はありませんぞ!!!」

側近「な、あなた達は!!!」

側近「鋼の肉体と、5Mを超える大剣ですべてを破壊する、ハイオーガ、幹部A!」

幹部A「ふっふっふ、勇者などこの剣のさびにしてくれる!!」


側近「闇魔法と呪術のスペシャリスト、ダークメイジ、幹部B!」

幹部B「ふぉふぉふぉ、人間の100人や200人、楽に呪い殺して見せましょう」


側近「毒薬媚薬、薬と名の付く物なら何でもござれ、ラミア、幹部C!」

幹部C「勇者も僧侶も薬漬けにして、私が飼ってあげるわ」


側近「特徴は無いけど魔法も剣もそこそこ強い、ガーゴイル、幹部D!」

幹部D「『合コン!?  行く行く! パネェ!マジパネェ!!!』」デンワ

魔王「各地のモンスターの統制にあたらせていたお前たちが、なぜここに!?」

幹部B「なに、勇者がだいぶ調子に乗っているという噂をききましてな」

幹部C「中ボスまでやられたそうじゃない」

幹部A「そのため我らが駆けつけた次第でございます」

幹部D「合コンとかちょーテンションあがるんですけど」


側近「幹部D、あなたは黙っててください」

幹部A「というわけで、我らにおまかせ下さい。必ずや勇者の首を取ってごらんに入れましょうぞ!」

側近「あなた達なら安心して任せられますね」

幹部B「勇者一行はここから東の方の平原にいるようじゃのう」

幹部C「ふふっ、どの薬を使ってあげようかしら」


幹部A「では、いって参ります!」


魔王「・・・ああ、たのんだぞ」

魔王「・・・・・・」



側近「どうされたのですか」

魔王「いや、なんか嫌な予感が・・・」

側近「?」

幹部A「フフフ、さて、あと五分ほどで勇者のご一行が到着するはずだ」

幹部B「フォッフォッフォ、人間どもの苦しむ姿が楽しみじゃのう」

幹部C「裏切ったモンスター達には、体がだんだん腐っていく薬でも飲ませてやろうかしら」

幹部D「マジやっべぇ・・・合コン6時からかよ・・・・・・間に合うかわかんねーマジパネェ」

幹部B「む、きおったぞ・・・・・・!」

幹部C「あれが・・・勇者・・・・・・!?」

幹部A「フン!本当にただのガキではない・・・・・・・」





幹部ABC「かわいい・・・・・・」

幹部D「早く終われ早く終われ早く終われ・・・・・・」







側近「・・・・・・四幹部達が裏切って勇者と共に魔王城に向かっているそうです」

魔王「ほらな!!なんか読めたわ!!」

側近「し、しかし幹部Dのみは勇者に惑わされず、シッカリと戻ってきました!」

幹部D「チィーッス」


魔王「おお、幹部D!さすがだな!お前はやはり見込みがあったな!」

魔王「お前には将来、俺様直属の大幹部として・・・・」


幹部D「ていうか、今日合コンなんで定時で帰っていいっすか?」



魔王「あ、ああ・・・」


幹部D「失礼しゃーっす」


魔王「・・・・・・」

側近「ま、魔王様・・・」

魔王「・・・・・・・・・・・」

次の日

側近「・・・失礼します。魔王様・・・勇者一行があと一時間ほどで到着するようです・・・」

魔王「そうか・・・奴らの人数は?」

側近「1000人近くにまでふくれあがっているそうです・・・」

魔王「それもう軍隊じゃねーか」


幹部D「やっべぇ~、昨日知り合ったバフォメットちゃんマジかわいい! パネェ!」

側近「しかも名の知れた強者達も、前以上に集まって来ているそうです」

使い魔「きー・・・」


魔王「こちらの戦力は?」

側近「四幹部達が裏切ったコトで、ほとんどが幹部達について行くか、もしくは逃亡しました・・・残っているのはごくわずかです」

魔王「・・・・・・そうか・・・」



幹部D「『今なにしてんの?おれは仕事中☆』っと」メルメル

側近「・・・魔王様・・・どうなさるおつもりですか」

魔王「・・・こーなっちゃ仕方ねー!側近!残った魔物を連れて逃げろ」

側近「魔王様はどうなさるおつもりですか?」

魔王「おれは奴らと戦うさ・・・なに、半分くらいは道連れにしてみせる」


側近「そ、そんな!?魔王様も一緒に・・・」

魔王「おれが残らなきゃぁ、勇者はどこまでも追ってくるかもしれない・・・負け戦に部下の命を無駄にはできねーよ」

側近「じゃあ、私もッ!」


魔王「残りの魔物を逃がせるのは、お前しかいない・・・頼んだぜ?」

側近「・・・・・・・・・はい」

側近「それでは・・・魔王様、失礼します・・・」




魔王「・・・いったか。おい、幹部D!話は聞いてたろ?お前も自由にしていいぞ!お前なら一人でも逃げられるだろ」

幹部D「おれクビっすか?じゃあ、好きにしまっす。」
幹部D「あ、退職金代わりに宝物庫の宝貰っていくんで!ありあっした~」スタコラサッサ


魔王「・・・・・・はぁ」




魔王「さて・・・いくか」

側近「・・・ふう、城内に残っていた魔物はすべて避難させることができましたが・・・」

使い魔「きー」

側近「・・・わたしは、どうしたらいいのでしょうか」


使い魔「きーきー! ききっ!」

側近「『やりたいようにやれ・・・』ですか?」

使い魔「ききっ!」

側近「・・・そうですね!わたしのやりたいこと・・・!」

魔王城前

魔王「きたか・・・」


勇者「お前が魔王だなっ!やっつけてやる!」

僧侶「勇者さまっ!がんばりましょう!」


ウォオオオオオオ ユウシャクーン
        ソウリョチャーン

マオウサマゴメンナサーイ デモユウシャクンガカワイスギルノヨー

魔王「報告よりもさらに増えてんじゃねーか・・・」

魔王「1対5000か・・・いじめじゃねーか全く・・・さて」ゴホン


魔王「よく来たな勇者よ!わが配下を卑怯な手で騙しおって!この魔王様直々にひねりつぶしてくれるわ!!」

戦士A「たった一人で勝てるとでも思ってんのか!?」

魔王「ふん、貴様らごとき虫けら、何人集まろうとオレ一人で十分よ!さあ、かかってくるがいい!!」





側近「いいえ、一人ではありませんよ」

魔王「!?」

イエティ「あ、あれは1対1なら四幹部様よりも実力が上だという側近様!」


魔王「側近!なんで来たんだよ!?逃げろっていったじゃねーか!」

側近「・・・安心してください、部下達はすでにここから遠くへと避難しました」

魔王「じゃあお前も!」

側近「・・・・・・好きな人が危険にさらされているのに、放っておけるわけないじゃあないですか」

魔王「な・・・!?」

側近「・・・さあ、一緒ににっくき勇者達を倒しましょう、魔王様」

魔王「・・・・・・ああ!」


勇者「行くぞ魔王め!みんな!お願いします!」

戦士956人「「「「ウォォォォォォォ!!!」」」」

魔王「くっ!さすがにこの人数は・・・ん!?」


幹部D「イヤッフー!」チュドーン

戦士42人「「「ぐわー」」」


戦士F「な!?これは爆発魔法!!?なんて強力な!!」

幹部D「ちょりーっす!」

魔王「か、幹部D!?なにやってんだ?」

幹部D「なにって、勇者退治じゃないっすか」

魔王「ばかやろう、早く逃げろ!」


幹部D「えー魔王様、好きにしろっていったじゃないっすか~、だから好きにしてるだけっすよ~おれもうアンタの部下じゃないし~」

魔王「!!」

幹部D「仕事もクビになってヒマなんで、オレを拾って育ててくれた人に恩返しでもしようかなーって」

幹部D「うは、恩人のピンチに立ち向かうオレカッコイイ!」

魔王「・・・・・・」

幹部D「人間と魔物の子だからいじめられてたオレを、助けてくれたのはアンタッスからねー、ま、そういうわけなんで」

魔王「バカ野郎が・・・」


幹部D「あ、あと退職金として宝物庫から魔翌力を高める魔水晶と、デビルソード貰ってきたんで、オレマジつえぇー!」

魔王「・・・よし!側近!幹部D!行くぞっ!」

側近「はい!」
幹部D「うっす」

魔王「コレが魔王軍の、底力じゃー!!!!!」


ウォォォオオオオオオオオオオオ




30分後


魔王「・・・・・・」チーン
側近「・・・・・・」チーン
幹部D「・・・・・・」チーンチーン


魔王「か、勝てるわけねーだろ・・・」

側近「く、くそ・・・」
幹部D「マジパネェ・・・」


戦士A「さあ、勇者。早くとどめを」

勇者「うん!」チャキ


魔王「・・・・・・」


イエティ(気まずい)
幹部A(気まずい)
幹部B(気まずい)
幹部C(気まずい)

魔王「なあ、俺の首はやるからさ・・・こいつらはみのがしてやってくれねーか?」

側近「!!?」
幹部D「・・・・・・」

側近「そ、そんな!?魔王様!」


魔王「この魔王の首だ、それぐらいの価値はあるだろ・・・?」

側近「お待ち下さい!!お、お願いです!!もう人間に迷惑はかけません!!! もう戦う力もありませんし!  人里離れた山の中にでも引きこもります!!」

幹部D「・・・」


側近「で、ですから!魔王様のお命だけは・・・!」

魔王「側近・・・・・・」


イエティ(正直申し訳ないでやンス)
幹部A(勇者くん何とかしてくれないか)
幹部B(・・・・・・・)
幹部C(胃が痛い)

側近「私の命くらいならいくらでも差し上げます!!奴隷にでも何にでもなりましょう!!ですから!!!」

魔王「ば、何いってんだ!?」


勇者「・・・・・・」



勇者「・・・もう、悪さはしない?」

魔王「・・・!  あ、ああ」

勇者「絶対に、約束する?」

側近「も、、もちろん!!」


勇者「・・・わかった。逃がしてあげる」

魔王「!!!」

側近「あ、ありがとうございます!!」

幹部D「あざーっす!勇者マジ親切なんだけど」


側近「あなたは黙っててください!」

マジパネェー   バッサバッサ


勇者「・・・・・・」

賢者Z「よかったのですかな?」

勇者「うん、もう悪さはしないって約束してくれたし」

僧侶「それに、いくら何でも殺しちゃうのはかわいそうだしね!」


武道家A「くうっ!勇者様と僧侶様のかわいさと優しさが伝わってくるぜ!!」

ユウシャサマー!!  ヤサシーイ

ソウリョチャン  カワイーイ

ユウシャ!!  ソウリョ!!  ユウシャ!!  ソウリョ!!  ユウシャ!! ソウ・・・・・・・・

その日、見事魔王を退治しただけでなく、魔王に対して慈悲を与えた勇者と僧侶は、伝説となった・・・・・・

10年後





勇者「!?魔王がまた現れたって?」

兵士「はい、至急退治しろとのご命令です」

勇者「なんか装備とかくれねーのかよ?」

兵士「・・・500Gを預かっております。これで何か買ってください」

勇者「!?」

勇者「・・・前回と待遇が違いすぎるんじゃねーか?」

僧侶「マジめんどくさいんですけど」

勇者「あれだけいた仲間もほとんどこねーしよ」




女王(勇者は成長してかわいくなくなってしまった・・・つまらんのう)

戦士A(ただのビッチになっちまった僧侶に命をかける必要はねーよな)

勇者「ま、俺は伝説の勇者サマだし?魔王なんて楽勝だろ」

僧侶「てゆーかアタシ帰っていい?」

勇者「あほか、行くぞ」

魔王城

勇者「僧侶のヤツマジで帰りやがッた・・・」

勇者「まあ、あれ以来魔物も人間の配下になってるから、楽にこれたけどよ」

勇者「っていうか何でみんな俺を見るとがっかりするんだよ。勇者様だぞ?」


勇者「さて、ここが魔王の住み家か・・・・・・!!あれは!?」

魔王「くっくっく、父上のむねんをはらすときがきたぞ!」

側近「はい、魔王さま、パネェ」

使い魔「きー!」

魔王「いま魔物は人間のどれいのようにあつかわれている!ボクがそれをすくってみせるぞ!」

側近「がんばりましょう。魔王さま。魔物のじゆうのために。マジパネェ」

ショタ魔王「そして、魔物のへいわな国をつくるんだ!!」

ロリ側近「私もご協力いたします、共に魔物の国を再建いたしましょう魔王さま!パネェ!」

使い魔「ききー!」






勇者「ショタ魔王にロリ側近だとぉ!?」

おわり!

読んでくださった方、レスくれた方、ありがとうございました。
やっぱりレスあるとうれしいね。

勇者・魔王モノSSに幸あれ


魔王と側近の息子がショタ魔王でDとバフォメットちゃんの娘がロリ側近であってる?

>>95その通りです。
バファメットちゃんは「クロビネガ」でググると幸せになれるよ
ありがとう!

初めてここで書いたけど時間の規制も少なくて書きやすいね。
またよろしくお願いします。
それでは!

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom