佐天「アイドル、かぁ」(682)

注意書き

・とある×アイドルマスターのクロス作品です

・若干キャラ崩壊があるかもしれません

・仕事の関係上、不定期更新になります

・ギャグあり、涙ありで書く予定ですが、どうなるかわかりません

・誤字、脱字は仕様です


初SSなので、温かく見守っていてください

-風紀委員活動第一七七支部-

佐天「うぃーっす、遊びにきましたー!」

固法「あらいらっしゃい。でもここは遊び場じゃないっていつも言ってるでしょ?」

佐天「細かいことは気にしないって事で、初春居ます?」

固法「初春さんならあそこで事務仕事してるわよ」

佐天「ほほう…」コソコソ

固法「(あら、またやるのねあの子…)」

初春「えっと、ここの書類は…」

佐天「うーいーはーるぅー!」スカートバサー

初春「ぴぃっ!?」

佐天「お、今日はイチゴ柄かー、可愛いのはいてるねー」

初春「さささささ、佐天さん!」プンスカ

佐天「やっほー初春」

初春「もう、いつもスカート捲らないでくださいって言ってるじゃないですかっ」

佐天「なはは、一種のスキンシップって奴だよ」

初春「佐天さんったらもう…」

ドア<ガチャ


黒子「おはようございますの」

美琴「なんで私まで…」

固法「あら、おはよう。御坂さんも一緒なの?」

黒子「ええ、今日は風紀委員の仕事をきっちりわかってもらうべく来て頂きましたの」

美琴「もう、アンタの仕事は分かったって言ってるじゃない」

黒子「お姉様はいつもお口ばかり。今日はきちんと分かってもらえるまで返しませんので」

美琴「」

固法「いつもより厳しいわね、白井さん」

黒子「お姉さまが緩すぎるんですの…あら、佐天さん来てらっしゃったんですのね」

佐天「ちわーっす、遊びにきましたー」

黒子「まぁ、ゆっくりしていってくださいな」

美琴「佐天さん、助けてー」

佐天「アハハ…がんばってください」

美琴「うぐぅ」

支部電話<prrrrr


初春「はい、風紀委員第一七七支部です」

初春「はい、はい…わかりました、すぐ向かいます!」


支部電話<ガチャ


初春「固法先輩、白井さん、第7学区の公園前でスキルアウトが暴れているそうです!」

固法「わかったわ、行くわよ白井さん!」

黒子「はいですの、行きますわよお姉様!」

美琴「仕方ないわねー…いっちょやりますか」

佐天「あ、あの、私も」

黒子「貴女はここに居てくださいな」

佐天「で、でも…」

固法「危ないからここにいなさい、いいわね?」

佐天「…はい」

゙ダダダ…


初春「私もパソコンに…佐天さん?」

佐天「やっぱり私がレベル0なのがダメなのかな…」

初春「佐天さん、あの」

佐天「レベル0だから、皆と一緒に行動しても足手まといって思われちゃうの

かな…」

初春「佐天さん…」

佐天「なーんてね、さぁ初春は仕事仕事っ」

初春「あ、あの佐天さん」

佐天「いーの、今は風紀委員の仕事しないとね?」

初春「は、はいっ」

佐天「さ、私は邪魔になりそうだから帰るねー」

初春「すみません佐天さん…」

佐天「いーっていーって。頑張れ少女っ」


ドア<バタム


佐天「…足手まといだよね、やっぱ…」

-佐天自宅-

佐天「帰ってきちゃったし、何しようかなぁ」ゴロゴロ

佐天「とりあえずゴハン食べようっと」

佐天「今日はもやし炒め!」イタダキマス

佐天「お金もっとあればいいなぁ」モグモグ

佐天「レベル上がれば奨励金も増えるんだよね」モグモグ

佐天「レベル、かぁ…」ゴチソウサマ

佐天「何か私にも打ち込めることができればちょっとは変われるかなぁ」

佐天「暗くなっちゃいそうだし、テレビでも付けよっと」ポチ

TV<今日はアイドル特集!今日の特集は『今売れてるアイドル!』

佐天「アイドル、かぁ…」

TV<さぁ、それでは登場していただきましょう!天海春香さんです!

TV<こんにちわー!天海春香でーす!

佐天「ふーん」

TV<皆、私の歌を聞いて元気になってください!

佐天「歌かー」

TV<追いかけてー

佐天「なんか好きだなこの人」

佐天「アイドルになれば私も頑張れるのかな?」

佐天「なんてね、私も皆を笑顔にできるような人になれればいいなぁ」

TV<ありがとうございました!では、TVの前のファンの皆様に一言メッセージをどうぞ!

佐天「メッセージかー」

佐天「…」ガメンジー

TV<みなさん、いつも応援してくれてありがとうございますっ

TV<私はみんなの力を貰って頑張っています!

TV<わたし、いつもドジばっかりしてるんです

TV<でも、皆がいるから頑張れる!

春香「ドジしても、ダメなことがあっても絶対諦めないことが大事だと思うんです」

佐天「!」

TV<だからみんな、これからも応援してくださいね!

TV<ありがとうございましたー

佐天「なんだろう、今の凄く感動したような、胸に何かが突き刺さったような…」

佐天「私も、諦めなければあの人みたいになれるかな」

佐天「…アイドル」

佐天「アイドルになって、元気を皆に分け与えれる人になれば」

佐天「…よし!」

ご飯食べてくるですよ

ただいまです


-次の日柵川中学校-

初春「本気ですか佐天さん!?」

佐天「うん、本気だよ、私アイドルになりたい」

佐天「アイドルになって、皆に元気を分けてあげられるような人になりたい」

初春「佐天さん…わかりました、私応援します!」

佐天「ありがとう初春ー!」

初春「で、どんなアイドルさんになりたいんですか?」

佐天「よくぞ聞いてくれました!この人だよ!」

写真春香<ヤァ


初春「天海春香さん…ですか?」

佐天「うん、天海春香さん。私たちより年上だけどね」

初春「あ、ここのプロダクション知ってますよ、伊織ちゃんが居るところですよね」

佐天「あれ、初春知ってるの?」


初春「はい、この間TVに出てたんで知ってますよ」

初春「765プロって最近売れてきたところですよね」

佐天「人気急上昇、その中でも売れているのが春香さんと如月千早さんなんだよね」

初春「私は伊織ちゃんが好きなんですよねー」

佐天「伊織ちゃんかー」

-その次の日-

佐天「でさ、その春香さんの趣味がお菓子作りなんだって!」

初春「お菓子ですかー、あ、今日食べに行きません?」

佐天「いいね、行こっか」

-その次の日-

美琴「へぇ、佐天さんがアイドルになりたいねぇ」

黒子「ちょっと、本気ですの?」

佐天「はい!」

美琴「アイドルになるにはオーディションとか受けないといけないんじゃないの?」

佐天「はい、だからほら!」バサッ

美琴「なになに…765プロダクションオーディション開催のお知らせ…って」

初春「まさか佐天さん」

佐天「はい!エントリーしてきました!」

黒子「大丈夫なんですの?内容もダンスと歌、面接と書いてますわよ?」

初春「オーディションの日は2ヶ月後ですかー」

佐天「なんとかしてみせるよ」フンス

美琴「へぇ、本気なのね佐天さん…よし、お姉さんが一肌脱いであげよう」

黒子「おおおおおおおお姉様…私を差し置いてそんな…お姉さまの初めては私が頂きますわー!」

美琴「そういう意味じゃなーい!」バリバリバリ

黒子「あっふん」プスプス

佐天「あ、あの…協力して下さるんですか?」

御坂「ま、一応私もお嬢様学校に居るわけだしそれなりに色々とできるわよ」

佐天「あ、ありがとうございます!」

美琴「友達のためなら、ね?」

佐天「御坂さん…」ウルッ

美琴「さぁ、そうと決まれば早速練習よ!」

佐天「はい!」

美琴「いつまで寝てるの、さっさと起きなさい」ゲシッ

黒子「ハッ、私はいったい…」

美琴「ボサッとしない、行くわよ」

黒子「あん、待ってくださいなー」

-体育館-

美琴「借りてきたわよー」

佐天「お金持ちって凄いですね…」

美琴「そんなことはどうでもいいじゃない」

初春「あははは…」

佐天「体育館って事はダンスの練習ですか?」

美琴「そう。とりあえずダンスが何処まで出来るかみたいから曲にあわせて踊ってくれる?」

佐天「了解です!」

御坂「…………」

初春&黒子「佐天さん…」

佐天「え…」

御坂「とりあえず今日から猛練習。いいわね?」カタニテポン

佐天「はい…」

次回予告!

佐天「諦めない!」


千早「次の人、どうぞ」

佐天「佐天涙子です!」

社長「ふむ、よろしく」


謎の受験生「うっうー」

以上のメンバーでお送りします

書き溜めが予想以上になくなるのが速かったためここで一区切りにします

次回更新は1週間以内に投稿します

よろしくお願いします

こんにちわ

明日の夜に投稿予定ですので
よろしくお願いします

こんにちばんわ

夜というか時間がちょうど出来たので
投下していきます

-引き続き体育館-

黒子「ダンスはレベル0でしたわね」

佐天「うぐぅ」

初春「もう白井さん!」

黒子「冗談ですわよ、冗談」

佐天「いいよ、本当の事なんだし、落ち込んでる暇があるなら練習しないとね」

初春「佐天さん…」ウルッ

美琴「さぁ、佐天さんのダンスのセンスは分かったし、次は歌のレベルチェックね」

佐天「歌なら自信ありますよ」

初春「佐天さん歌上手ですもんねー」

黒子「そうなんですの?」

佐天「そうなんですの!」キリッ

美琴「じゃあ、とりあえず歌ってみよっか」

佐天「はい!」

佐天「じゃあいきますね、ちゃんと聞いてくださいね」

佐天さんアカペラ中




黒子「あら、本当にお上手なんですのね」

美琴「歌唱力は問題なさそうね」

初春「やっぱり問題はダンスですか?」

美琴「そうみたいね」

黒子「ダンスの練習となると、お姉様だけでお教えするのはダメかもしれないんですの」

美琴「どういうこと?私一人で十分じゃない」

黒子「お姉様お一人に教えを請うとなると、お姉様の負担が大きすぎますの」

黒子「ましてや佐天さんはほぼ素人、基礎からはじめないといけませんわよ?」

美琴「大丈夫だと思うんだけどなー…私のほかに上手そうな人って居るの?」

黒子「一人だけ。あまり呼びたくは無いのですけれど、佐天さんの為なら」

美琴「黒子…じゃお願いね」

黒子「はいですの」ケイタイパカッ

佐天「あの、ちゃんと聞いてくれてました?」ハァハァ

婚后「それで、わたくしを呼んだんですの?」

黒子「そうですの」

婚后「まぁ、わたくしにかかればダンスや舞踊の一つや二つ楽勝ですわ」

佐天「あの、よろしくお願いします!」

婚后「ええ、よろしくてよ」ホホホ

美琴「婚后さんか、なるほどね」

黒子「お二人で教えれば何とかなるでしょう」

美琴「そうね…ねぇ黒子」

黒子「なんですの?」

美琴「言いにくいんだけどさ」

黒子「なんですの、お姉様らしくないですわよ?言って下さいな」

美琴「婚后さんと口調かぶってるわよね?」

黒子「」

美琴「私ずっと思ってたのよねー」

黒子「」

美琴「それで、オーディションの課題曲ってなんなの?」

佐天「歌の課題がFirst Stage、ダンスの課題がTHE IDOLM@STERっていう曲ですよ」

美琴「その曲って今聞けたり見れたりする?」

佐天「私愛用のやつに…はい」イヤホン ワタシ

美琴「ありがと、はい婚后さんも」

婚后「はい」

視聴中



美琴「アイドルらしい曲ね、私好きかも」

婚后「歌っておられる方も踊っておられる方もお上手ですのね」

佐天「歌ってるのは萩原雪歩さん、踊ってるのは天海春香さんっていうんですよ」

美琴「でもこの歌難しくない?」

佐天「大丈夫です、歌には自信があるっていったじゃないですか」

黒子「先ほどの歌声を聴いた感じだと、少し練習すれば大丈夫そうですの」

黒子「問題なのはこのダンスの方かと」

美琴「佐天さんのレベルを考えるとちょっと厳しいかも知れないわね」

婚后「その為にわたくしが居るんじゃありませんの」

婚后「1ヶ月もあれば踊れるようにして差し上げますわ」

佐天「あ、ありがとうございます!」

美琴「さ、じゃあ明日からダンスの基礎から始めるわよ、いい?」

佐天「はい!」

美琴「しっかりついてくるのよ」

-翌日-

美琴「そこじゃない、こう!」

佐天「はいっ」

婚后「先ほども申しましたように、こうですわ」

佐天「すみません!」



初春「大丈夫なんでしょうか、佐天さん…」

黒子「アイドルになるといったのは佐天さんなんだから信じて差し上げなさいな」

初春「はい…」

-数時間後-


美琴「はい、じゃあこれで今日はおしまい」

佐天「あ…ありがとうござ…います…」ハァハァ

婚后「さて、わたくしはこれで失礼しますわ、また明日」

美琴「ありがとね、婚后さん」

黒子「婚后光子、なかなか侮れませんの…」

美琴「あんたが呼んだんでしょ」

黒子「そうでしたわね…」

佐天「はぁ…ふぅ…かなり疲れたー」

初春「大丈夫ですか?」

佐天「平気へいき、それよりも帰って歌の練習しなきゃ!」

初春「あんまり無理はしないでくださいね?」

佐天「アイドルになるって決めたのは私だし、こんなところで躓いていられないから」

初春「佐天さん…」

佐天「大丈夫だよ初春ーっ」スカートバサー

初春「さささささ、佐天さーん!」

佐天「あははー」

黒子「さて、もうすぐ暗くなる時刻になりますし帰りましょう」

美琴「そうね、帰りましょうか」

佐天「はいっ」

-佐天自宅-

佐天「ただいまー、って誰も居ないよね」

佐天「今日は疲れたー」

佐天「お風呂入っちゃおっと」

佐天「あ、そういえばシャンプー切らしてたんだっけ」

佐天「コンビニ行くかー」

-こんびに!-

<ピンポーンピンポーン

店員「いらっしゃいだにゃー」

佐天「せっかく来たんだし、適当に買い物していこっと」

佐天「あれ、この銘柄のコーヒー全部無くなってる」

佐天「すごいポテトチップス!ってなに?」

佐天「これ下さい」

店員「ありがとうだにゃー」

店員「また来るにゃー」

<ピンポーンピンポーン

佐天「なんか特徴のある店員さんだったなぁ」

?「あの~すみません~」

佐天「はい?」

?「迷子になってしまって~、第3学区のホテルへはどのようにいけばいいのでしょうか?」

佐天「第3学区ならそこのバス停からバスに乗ればつきますよ」

?「ありがとうございます~」フカブカ

佐天「いえいえ」

?「では~」

佐天「あの、そっちじゃなくてこっちですよ?」ユビサシ

?「あら、ごめんなさい」アラー

佐天「気をつけてくださいね?」

?「はい、ご親切にどうも~」ウフフ

-それから一ヶ月後-


婚后「はい、では今日のお稽古はここまでにしましょう」

佐天「ありがとうございました!」ハァハァ

美琴「佐天さん、すごく上手になったわよね」

黒子「見違えるようですの」

佐天「でもまだまだ足りないと思います」

婚后「根を詰めても仕方ありません、あと一ヶ月間がんばればきっとアイドルオーディション合格ですわ」

佐天「はいっ!」

美琴「じゃあ一ヶ月間の成果見てみる為に歌とダンスの両方みてみよっか」

佐天「了解です」ビシッ

美琴「じゃ、最初は歌からね」

美琴「準備はいい?」

佐天「いつでもどうぞ!」

黒子「再生ボタン、ONですの」カチッ

佐天、First Stage歌唱中
BGM:First Stage


美琴「うん、大丈夫なんじゃない?」

婚后「ええ、わたくしもそう思います」

黒子「問題ないかと」

初春「やっぱり歌は上手なんですね」

佐天「どうでしたか?」

美琴「うん、バッチリ」

佐天「歌では誰にも負けない自信はありますから!」

婚后「さて、次はダンスですわよ」

美琴「まぁ、まだオーディションまで時間があるんだし気楽に踊ってね」

佐天「はいっ」

黒子「ミュジック、スタート!ですの」カチッ

THE IDOLM@STERダンス中
BGM:THE IDOLM@STER

美琴「うん、様になってきた感じはあるわよね」

婚后「ええ、細かい部分はまだまだですけれど」

黒子「お姉様達ってやっぱりすごいんですのね」

美琴「私達もそうだけど、佐天さんの受かりたいって情熱がつたわってきちゃってさ」

美琴「期待に応えてあげたいって思っちゃってね」

美琴「やっぱりすごいのは佐天さんじゃないのかな」

初春「佐天さん…」

佐天「ど、どうですか…?」

婚后「まだまだ、といったところですわね」

佐天「まだまだですか…」

美琴「でも初めて見たときよりも格段にレベルアップしてる」

黒子「レベル3、といったところかしら」

美琴「直さなきゃならない部分も見えたし、明日からまたがんばるわよ?」

佐天「は、はい!」

-そして時間が流れオーディション2日前-

婚后「私たちの教えることはもうありません」

佐天「じ、じゃあ」

美琴「うん、これで誰にも負けないはずよ」

黒子「お姉様が言うんですから、間違いありませんの」

佐天「あ、ありがとうございます」

美琴「明日はゆっくり休むのよ?」

佐天「はい!」

-オーディション前日-

佐天「ついに明日、か…」

佐天「緊張しちゃうな」

佐天「今まで頑張ってきたんだもん」

佐天「絶対受かる、受かってみせる」

佐天「よし、お風呂入ってゆっくりしよう!」

佐天「あ、ボディーソープが無いや」

佐天「コンビニ行ってこよっと」

-そしてオーディション当日-

佐天「ついにこの日が来た…」

佐天「会場は学園都市の外だから色んな意味で緊張してきちゃったよ」

携帯<ハナテココロニ

佐天「あれ、メールだ」

差出人:御坂美琴
meil:ityaityarailgun@gakuen.jp
題:頑張れ!
--------------------
(本文)
ここまでやってあげたんだから
受かってくる事。頑張れ!



差出人:白井黒子
meil:kuroko177@gakuen.jp
題:無題
--------------------
(本文)
貴女なら大丈夫ですの
全てをぶつけてきて下さいな

差出人:初春飾利
meil:kazari177@gakuen.jp
題:佐天さん頑張って!
--------------------
(本文)
頑張ってください!
私、待ってますから!



差出人:婚后光子
meil:kotobuki@gakuen.jp
題:無題
--------------------
(本文)
怖がらずに
貴女ならきっと大丈夫ですから

佐天「みんな…」

佐天「…」オマモリギュッ

佐天「よし!」

佐天「行ってきます!」

-そして会場-

佐天「着いたっ」

佐天「うわー…もうここまで凄い雰囲気が漂ってきてる」

佐天「…よし、いざ!」


佐天(会場内の雰囲気もヤバイじゃん…)

佐天(全員で40人くらいいるし…)

佐天(皆の緊張感が伝わってくる…ううん、気持ちで負けちゃだめ)

佐天(落ち着け私…)

佐天(私の番は後半グループだし、時間はあるから落ち着こう)

佐天「ふぅ…」

ドア<ガチャ


会場内「!」

小鳥「皆さん、今日はオーディションに参加して下さってありがとうございます」

小鳥「今日進行及び審査員を務めます、音無小鳥です」

小鳥「今日の進行ですがまず初めに集団面接、次に歌唱力テスト、最後にダンス審査となります」

小鳥「では早速ですが始めさせていただきます」

小鳥「前半グループの方、別室にて面接を行いますので私の後についてきて下さい」

ゾロゾロ

佐天「はー…」

佐天(前半グループの面接の後は私たちのグループか)

佐天「緊張するなぁ…」

?「緊張してるんですか?」

佐天「うん、だいぶと…え?」

?「じゃあ緊張をほぐしてあげますね!手を上にあげてください!」

佐天「こ、こう?」

?「はいたーっち!」パン

佐天「わっ」パン

?「えへへ、ほぐれましたか?」

佐天「…うん、ありがと」

やよい「私、高槻やよいっていいます!」

佐天「私は佐天涙子、お互い頑張ろうね」

やよい「はい!」

ドア<ガチャ

小鳥「お待たせしました、では後半の方こちらへどうぞ」

やよい「はーい!」

佐天「はいっ!」

佐天(最初は面接か…よし、がんばれ私!)

-別室-

小鳥「こちらです、どうぞ」

小鳥「では、席にお掛けください」

小鳥「では、社長から説明をお願いします」

社長「うむ、後半20人の集団面接を始めるよ」

社長「今日の面接官は私、小鳥君、千早君、律子君だ」

社長「面接と言ってもそんなに堅苦しくするわけではないから安心したまえ」

律子「さ、ちゃっちゃと面接はじめますよ」

千早「始めの方から順番に名前を呼んでいきますので、呼ばれた方は自己アピールをお願いします。」

佐天(うわわわ、目の前にアイドルがいる!)

佐天(緊張するけど、やれるだけのことをやるしかない!)

千早「では、次の方。高槻やよいさん」

やよい「はい!高槻やよいでーす!13歳です!貧乏だけど頑張ります!」

社長「貧乏なのかい?」

やよい「はい!大家族でお金がないんです」

やよい「けど、アイドルになればお金沢山で皆幸せです!」

律子「いい子だわ、この子…」ホロリ

社長「うむ…」ホロリ

千早「…」ホロリ

佐天(やよいちゃんいい子だ…)ホロリ

千早「では次の方。佐天涙子さん」

佐天「はい、佐天涙子13歳、学園都市から来ました!よろしくお願いします!」

社長「学園都市というと、あの能力開発を行っているところかね?」

佐天「はい、その学園都市です」

律子「じゃあ貴女、その、能力者なの?」

佐天「いえ、能力は使えません。レベル0って奴です」

律子「レベル0?」

佐天「はい、学園都市にはレベルがあって、一番上がレベル5、一番下の能力が使えない人をレベル0っていうんです」

律子「そう…なら、なんでアイドルになろうと思ったの?」

佐天「私、この間までは自分の事を落ちこぼれだと思ってたんです」

佐天「でも、この間TVを見ててあるアイドルがある言葉を言ってたんです」

佐天「ドジしても、ダメなことがあっても絶対諦めないことが大事って」

佐天「その人に憧れて、私もあの人みたいになりたいって思い始めたんです」

佐天「皆に元気を分けてあげられるような、そんな人になりたいって思ったんです」

律子「ふむ…そのアイドルって言うのは誰なの?」

佐天「天海春香さんです!」

律子「…あの子かー」

千早「TVでそう言うなんて、あの子らしいですね」

律子「ふふ、そうね」

社長「ふむ…ありがとう、佐天君」

佐天「はい!」

佐天(ありがとうってどういうことだろう…)

小鳥「はい、ではこれで面接を終わります」

やよい「ありがとうございましたー!」

佐天「ありがとうございました!」

千早「では、次は歌唱力テストに移りますので、後半の方は待機していてください」

律子「前半が終わったら私が呼びに行くから」

小鳥「はい、じゃあお願いしますね」

佐天(次は歌唱力か…)

佐天(いつもどおりで大丈夫、頑張れ私!)

次回予告!

千早「…」

佐天(歌だけあって真剣だ)


社長「では、合格者を発表する」

と、お送りする予定です

これで今回の投稿は終了です

果たして佐天さんは合格するのでしょうか
学園都市で出会った「?」さんとは一体

次回投稿はまた一週間後くらいになるかと思いますが
もしかすると遅れるかもしれません
遅れる場合はまたこちらでご連絡させて頂きます

では、宜しくお願いします

876や響、貴音達も出てほしい

真まだー?

こんにちは

>>102
ご期待ください

>>105
まだですー


多分明日には投稿できるんじゃないかと思っています
今後のストーリー展開で悩んでいますが、どうにかする予定ですので、宜しくお願いします

おはようございます

時間できたのでひっそりと投下していきます

-会場内待機室-

佐天(よし、なんとか面接は上手く行ったよね)

佐天(次の歌唱力テストも私なら大丈夫)

佐天「…よし!」

やよい「佐天さん!次は歌ですね!」

佐天「そうだね、歌には自信があるの?」

やよい「はい、あんまり得意ではないです!」

やよい「でも、元気に歌えばなんとかなります!」

やよい「元気がいちばんです!」

佐天「…高槻さん見てたら、なんか嬉しくなってくるね」

やよい「やよいでいいですよー!」

佐天「うん、じゃあやよいちゃん」

やよい「はい!」

佐天「次も頑張ろうね!」

やよい「はい!」


ドア<ガチャ


律子「はーい、じゃあ前半終わったから、後半はこっちの控え室に集合してください」

やよい「はーい!」

佐天「はい!」

佐天(さぁ、私の力をみせてやるっ)

-歌唱力テスト控え室-

律子「では、歌唱力テストの注意事項を説明しますね」

律子「ここでは1人ずつブースに入ってもらって、First Stageの1番を歌っていただきます」

律子「主に審査するのは社長、千早です」

律子「私と小鳥さんは皆さんの誘導ですから、歌唱力テストの審査には参加しません」

律子「ま、私はここで聴かせてもらいますけどね」

小鳥「私もお聴きしますね」

小鳥「では、後半グループの審査を始めます。初めの方からどうぞ」

佐天(千早さんの前で歌うのは少し怖いけど)

佐天(私らしく歌えば大丈夫!)

佐天「…」チラッ

千早「…」

佐天(さすが千早さん、歌だけあって今まで以上に真剣に聞いてる)

小鳥「はい、では次、高槻やよいさん」

やよい「はい!」

佐天「がんばれっ」

やよい「ありがとうございます!」

律子「こっちよ」ユウドウ

やよい「はい!」

社長「次は高槻君か」

やよい「うっうー!よろしくお願いします!」

千早「では、始めさせていただきます。準備はいいですか?」

やよい「はい!いつでも大丈夫です!」

千早「では、お願いします」

スピーカー<BGM『First Stage』

やよい<優しいほほえみーくれるー


千早(歌はそれなりね)

千早(でも、一生懸命なところは伝わってくる)

千早(歌のイメージが変わるのもこの子のいい所かしらね)

千早(もっと練習すれば変わるんじゃないかしら)

律子(へぇ、なるほどね)

佐天(やよいちゃん、すごいなぁ)

佐天(あの歌があんなふうに聞こえるなんて)

佐天(負けないように私も気合い入れていくぞ!)

千早「はい、お疲れ様です」

やよい「ありがとうございました!」

社長「うむ、次のダンスも期待しているよ」

やよい「はい!」

律子「じゃあ、あっちの控え室に行って待っててね」

律子「お疲れ様」

やよい「はいっ」

小鳥「では次、佐天涙子さん」

佐天「はい!」

佐天(よし、行くぞ私!)



社長「次は佐天君か」

佐天「はい、よろしくお願いします!」

千早「では始めさせて頂きますが、準備はよろしいですか?」

佐天「いつでもどうぞ!」

社長「では、よろしくたのむよ」

スピーカー<BGM『First Stage』

佐天<でも私はドキドキ



千早(上手い…)

千早(さっきの高槻さんとまた違う雰囲気を持ってる)

千早(けど、まだまだ荒いと思うわ)

社長(ほう…)

律子(へぇ、あの子歌うまいのね。千早に言わせたらまだまだ、なんて言いそうだけど)

        ・・・
律子(歌だけならあの子よりも上手いわね)

千早「はい、結構です」

佐天「ありがとうございました!」

社長「1つ質問なんだが、いいかい?」

佐天「はい、なんでしょうか?」

社長「君の歌、家で毎日練習とかしていたのかね?」

佐天「オーディションの為の練習はしていましたけど…」

社長「その前は?」

佐天「友人とカラオケに行くくらいで、特には…」

千早(それであの上手さなの?)

社長「ふむ…わかった、ありがとう」

佐天「はい!」

律子「はい、お疲れ様。控え室はあっちね」

-控え室-

佐天(やることはやったし、後はダンスか)

やよい「あ、佐天さんどうでしたか?」

佐天「バッチリ!あ、涙子でいいよ」

やよい「わかりました、涙子さんっ」

やよい「次はダンスですねー」

佐天「うん、ダンスだね」

やよい「私、ちょっとダンスには自信があるんです」

佐天「え、そうなの?」

やよい「はい!」

佐天「なら、負けないからね」

やよい「私も負けません!」

ドア<ガチャ


律子「お疲れ様です」

律子「最後のダンス審査を始めますので、私についてきて下さい」

やよい「はーい!」

佐天「はい!」

佐天(ついにきた…!)

佐天(婚后さんと御坂さんにあれだけ教えてもらったんだ)

佐天(…よし、やるぞ)

-ダンス審査ホール-


小鳥「では、後半グループのダンス審査を始めます」

小鳥「審査は5人ずつ行いますので、名前を呼ばれた方は前に出てきてください」

小鳥「なお、ダンス審査が終わったあとに合格発表を行いますので、この場で待機していてください」

小鳥「では始めます。高槻やよいさん」

やよい「はーい!」

小鳥「佐天涙子さん」

佐天「は、はい!」

佐天(さ、最初!?しかもやよいちゃんと一緒に?)

佐天(いや、弱気になるなんて私らしくない)

佐天(全力でやればいいだけっ)

社長「さて、見せてもらうよ。準備はいいかな?」

佐天・やよい「はい!」

千早「…」

律子(あの2人、しっかり見ておかなきゃね)


小鳥「では、お願いします」

スピーカー<BGM『THE IDOLM@STER』

社長「ほう」

律子(高槻さんは文句なしね)

律子(佐天さんは…千早タイプね。なんて思ってるかしら)

千早(高槻さん、ダンスは上手い)

千早(佐天さんはダンスが不得意そうね)

千早(…私とは違うわ)

佐天「…ッ」

佐天(間違えた…!けどっ!)

社長(ふむ…)

律子(社長・・・?)

小鳥「ありがとうございました。では、ホールの隅で待機していて下さい」

やよい「はーい!」

佐天(やよいちゃん、さすがだな…)

やよい「涙子さん、お疲れ様でしたっ」

佐天「うん、お疲れ様」

やよい「後は結果発表だけです!」

佐天(そう、後は結果発表だけ。信じて待つしかない)

佐天(大丈夫、きっと大丈夫!)

-審査後ホール-


小鳥「お疲れさまでした。これより合格者発表を行います」

小鳥「では社長から、今回のオーディションの総評、および合格者の発表を行って頂きます」

社長「参加してくれた君達にまずはありがとう、言いたい」

社長「今回の参加者はレベルが高かった。この中から合格者を選ぶのには苦労した」

社長「しかしながら、決めざるを得ない。審議を重ねた結果、合格者を選出した」

社長「では、発表する。今回の合格者は」



社長「高槻やよい君だ」


やよい「うっうー!ありがとうございます!」

律子「さ、こっちにいらっしゃい」

やよい「はい!」

会場内<パチパチパチパチ


社長「今回惜しくも落選した君達、またの挑戦を待っているよ」

小鳥「ではこれにてオーディションを終了致しますのでお気をつけてお帰り下さい」

佐天(やよいちゃんだけしか呼ばれないって事は)

佐天(私…落ちちゃった?)

佐天(あはは…さすがやよいちゃんだなぁ…)

佐天(あれだけやってもらったのになぁ・・・皆、ごめん…)グスッ

社長「佐天涙子君」

佐天「…はい」グスッ

社長「少し、いいかい?」

佐天「…はい」グスグス

社長「さ、こっちだ」

佐天(落ちたのに何の用だろ…)グスグス

-別室-

佐天「あの、皆さんでどうしたんですか・・・?小鳥さんは…?」

社長「小鳥君はやよい君と手続き中だ。で、実はな」

律子「社長、私が話してもいいですか?」

社長「ああ、じゃあ律子君頼むよ」

律子「呼び出した理由は1つ。アイドル候補生として765プロに来ない?」

佐天「え…え?」

律子「話し合ってたときに、だいぶ揉めたのよ。高槻さんがいいか佐天さんがいいかって」

律子「でも、合格者は1人ってなってるし、総合的に見て高槻さんになったのよ」

律子「でもね、貴女には才能があるの」

律子「社長みたいに言うなら、ティンときた!ってやつね」

社長「ああ、私の決め台詞が」

律子「皆の総意でもあるし、あんなに言ってた千早も珍しいしね。ねぇ?」

千早「いいじゃないですか別に。ただ…」

佐天「ただ…?」

千早「貴女の歌、響いてきたの。まだまだ荒いけど」

律子「千早が褒めるのも珍しいしね。で、どう?」

佐天「は…はい!アイドルになりたいです!」

律子「ん、じゃあ決まり!じゃあ改めて自己紹介するわね」

律子「私は秋月律子。事務員もしてるから、気楽に話しかけて頂戴ね」

千早「如月千早です。貴女とは色々とライバルになれそうね」

佐天「佐天涙子です!よ、よろしくお願いします!」

ドア<ガチャ

小鳥「お話、終わりましたか?」

千早「ええ、終わりました」

やよい「うっうー!涙子さんもアイドルになるんですね!」

佐天「うん、そうだよやよいちゃん!」

やよい「おめでとうございますー!ハイ、ターッチ」

佐天「ありがとう~!たーっち!」

佐天・やよい「えへへー」

小鳥「騒がしくなりそうですねー」

律子「ま、社長が面倒見てくれるんじゃないですかー?」

社長「大船に乗ったつもりでいなさい。よろしく、2人共」

佐天・やよい「はい!」

次回予告!

初春「佐天さん、本当におめでとうございます!」


春香「遅刻しちゃうー!」

P「ここは?」

と、お送りする予定です

と、ここで今回の投稿は終了です

無事(?)合格できた佐天さんの活動方針とは?
憧れの春香と逢ったとき佐天はどうなるのか?

正直、ここから先のストーリー展開が骨組みしか出来ていません
最終到達地点は出来ていますが、肉付けしていくのにちょっと時間がかかるかも知れませんので
1週間+3日ほど頂けると嬉しいです

また、書いて欲しいストーリーとか書いていただけると、もしかしたら書くかもしれません
では、よろしくお願いします

アイドル候補生として学園都市に営業って感じで小ネタみたいなのとかwktk



とりあえず>>148乙 ゆっくりでも良いので期待してるよ

まあ主の考え次第にも任せるがやっぱアイマス2とかのも入れたりするんかな?

まあ主次第で任せるけど

こんにちわ
アイマスSSが増えればいいですね
律子が好きです

>>153
それは考えてたネタに入ってるのでそのうちに

>>154
アイマス2は買ってないので、買えば話に入れるかもしれません
でも、1のままで行きたいのであしからず

もうちょっとで書けそうなので、また投下する際には連絡します

こんばんわ

時間が出来たのでひっそりと投下していきます

-オーディション後、風紀委員活動第一七七支部-

佐天「おっじゃましまーす!」

初春「さ、佐天さん!?」

佐天「お、初春今日も可愛いねー」スカートバサー

初春「きゃぁあああああ!」

佐天「お、今日はクマさんの刺繍かー」

初春「そんなのはいてませんよ!」

佐天「あははー」

黒子「なんだかさわがしいですの…佐天さん!?」

佐天「こんにちはー」

黒子「オーディション、どうなったんですの…?」

佐天「結果、ですか…」

佐天「えと…さ…」

初春「え…?」

黒子「まさか…」

佐天「オーディション…」

黒子「き、気を落とさず」

佐天「受かりましたー!」

黒子「」

初春「」

佐天「どう?びっくりした?」ニャハハ

初春「さ、佐天さん!…おめでとうございます!」

佐天「あはは、ありがと初春」

黒子「もう、びっくりさせないでくださいな」

佐天「初春に直接言いたかったし、ここまで隠してきたんですよ」

佐天「御坂さんと婚后さんにはメールで伝えておきましたし」

黒子「私にはメールないんですの」

初春「よかったです…」グスッ

佐天「泣かないでよ初春ー」

黒子「でも、本当におめでとうございます」

佐天「ありがとうございます!」

ドア<バーン


美琴「佐天さん!」

婚后「佐天さんはここですの!?」

佐天「御坂さん、婚后さん」

美琴「おめでとう佐天さん!」テ ギュッ

婚后「ま、まぁわたくしがお教えしたんですもの、受かって当然ですわね」ナミダメ

佐天「あはは、ありがとうございます」

佐天「受かったのは皆のおかげだし、メールで元気を貰ったから私は頑張れたんです」

初春「さてんさん…」グスグス

佐天「泣きすぎだよ初春ー」ナデナデ

美琴「さ、じゃあ今からパーティするわよ!」

婚后「あら、いいですわね」

美琴「今日は私がおごっちゃうわよー!」

佐天「やった!」

黒子「では、私もさっさとお仕事を終わらせて」

ドア<ガチャ


固法「話は聞いたわよ?」

固法「私が全部やっといてあげるから、いってらっしゃい」

黒子「ですが…」

固法「お友達の記念すべき日なんだから、先輩に甘えなさい」

黒子「…じゃあ、お願いしますですの!」

固法「素直でよろしい」

固法「あ、佐天さん」

佐天「はい?」

固法「おめでとう」ナデナデ

佐天「あ、ありがとうございます!」カァァ

美琴「じゃあ行くわよー!」

おー!

ドア<バタム

固法「うふふ、若いっていいわねー」

固法「…ふふ」

固法「…先輩に電話しようかしら」

携帯<ピッピッピ プルルル… ガチャ

固法「…あ、もしもし先輩?」カァッ

-パーティー後自宅-

佐天「あー、楽しかったー」

佐天「白井さんと御坂さん危なかったなぁ…色々な意味で」

佐天「こっそり写真撮ったし、初春に送ってあげよーっと」ピッ

佐天「きっとびっくりするだろうなー」

佐天「あ、そうだ」ゴソゴソ

佐天「あれー?おかしいな…置いてたハズなんだけどなーチョコ」

佐天「コンビニ行こっと」

-こんびに!-

<ピンポーンピンポーン

店員「超いらっしゃいませ」

佐天「あ、あったよチョコ!」

佐天「甘いものも買っていこっと」

佐天「やっぱり女の子は甘いものが好きなんだよねー」ガサガサ

佐天「あれ、すごいポテトチップス!売り切れてる。誰か買い占めたのかな」

佐天「ここのコーヒーもいつも無いや」

佐天「ん?ちっそきゃんでぃー?」

佐天「これくださーい」

店員「ありがとうございました。またきやがってください」

<ピンポーンピンポーン

佐天「変な店員さんだったなぁ」

-コンビニからの帰宅道-

佐天「…ついに私もアイドルかぁ」

佐天「明後日の日曜日から来てくださいって音無さんに言われたし」

佐天「私も、皆に元気をあげられるアイドルになるんだっ」

佐天「よし、がんばれ私!」オー

電柱<ドンッ

佐天「あいた!」

佐天「いててて…前見て歩かないとね」アハハ

-日曜日-

佐天「うん、準備完了っと」

佐天「事務所に初めて行くのかー…ドキドキするなぁ」

佐天「今日から私も!」アイドル!

佐天「いってきまーす!」

-事務所-

佐天「765って窓に書いてあるし、ここかな?」

佐天「なんかイメージと違うけど」

佐天「…大丈夫だ私」

佐天「…」オマモリギュッ

佐天「よし、いくぞー!」

ドア<ガチャ

佐天「おはようございまーす!」

小鳥「あ、おはよう涙子ちゃん」

佐天「今日からよろしくお願いします!」

小鳥「はい、よろしくね」

ドア<バーン

春香「遅刻しちゃうー!」

春香「おっ、間に合ったからオッケー!」

春香「おはようございまーす!」

佐天「」カチコチ

春香「あれ?固まってどうしたの?」ツンツン

佐天「」コチコチ

春香「あのー、大丈夫?」

佐天「は、ひゃい!だいじょうぶです!」

小鳥「そういえば春香ちゃんのファンだったわね。会えて固まっちゃったんじゃない?」クスクス

春香「そうなの!?ファンとか嬉しいなー」

佐天「あああ、会えて嬉しいです!あ、あの、サインください!」

春香「私の?いいよー」サラサラ

佐天「あ、ありがとうございます!」キラキラ

小鳥「今日から一緒に働くの忘れてない?」クスクス

佐天「あ…そうでしたね」カァ

小鳥「春香ちゃん、仲良くしてあげてね?」

春香「はいっ」

小鳥「あと、今日は早めに来てって言ったんだからもうちょっと早めにね?」

春香「はい」アハハー

佐天「よ、よろしくお願いします!」レイ

小鳥「じゃあ涙子ちゃん、社長の所に行って今後の方針について聞いてらっしゃい」

佐天「はい!」

-社長室-

ドア<コンコン

佐天「失礼します!」

社長「おお、佐天君か、こっちに来なさい」

佐天「はい」

社長「早速だが今後の方針について色々と決めていくよ」

佐天「はい!」

社長「まず、アイドルにはランクがある。佐天君にはランク外からスタートしてもらうことになる」

社長「アイドル候補生だから、ランク外から始まるのは当たり前なんだがね」

社長「ランクを上げるにはオーディションに勝ち進んでいかなければならない」

社長「そこで、そのオーディションを勝ち抜く為にキミを磨いて行かなければならない。ここまでは分かるね?」

佐天「はい」

社長「佐天君はボーカルを基本として売っていくことにする」

社長「レッスンを受けるにあたって慣れてもらう為にも佐天君には天海君と同じスケジュールを1ヶ月行ってもらおうと思う」

社長「天海君と組ませる理由については、おいおい説明するよ」

社長「それでいいかね?」

佐天「はい!わかりました!」

佐天(憧れの春香さんと一緒にレッスンできるなんて!)

ドア<コンコン

小鳥「社長、プロデューサーをお連れしました」

社長「おお、ちょうどよかった」

P「今日はどのような?」

社長「うむ、天海君とレッスンや営業の時にはこの子を連れて行ってほしいんだよ」

P「わかりました、えっと、キミは…」

佐天「佐天涙子です!よろしくお願いします!」

P「涙子か。俺が今日からプロデューサーだ、よろしくな」

佐天「はい!」

社長「では佐天君、私はプロデューサーと打ち合わせをするから、事務所で待機していてくれ」

佐天「はい、失礼します!」

ドア<パタン


佐天「ふぅ…」

伊織「アンタが新入り?」

佐天「え、はい、そうですけど…」

佐天(わ、伊織ちゃんだ!)

伊織「ふぅーん…水瀬伊織よ」

佐天「佐天涙子です…よ、よろしくおねがいします」

伊織「よろしく。それじゃ」スタスタ

佐天「…?」

律子「おはよう」

佐天「あ、おはようございます」

律子「あれ、伊織と話したの?」

佐天「ええ、自己紹介だけですけど」

律子「へぇ…あ、何か飲む?」

佐天「あ、頂きます」

律子「じゃあはい、ジュース」ワタシ

佐天「ありがとうございます」モラ パシッ

亜美「いただき→!」

律子「あ、コラ、返しなさい!」

亜美「えー」

律子「怒られたいのかしら?」ゴゴゴ

亜美「めっそうもございません」カエシ

真美「ね、今日からのヒト?」

佐天「あ、うん、そうだよ」

真美「私双海真美、あっちが亜美、よろしく→」

佐天「佐天涙子だよ、よろしくねーって、双子だったんだ」

真美「ファンの皆には内緒なんだけどね?」

亜美「そっちの方が楽しいじゃん!」

亜美・真美「ねー」

律子「この子たちは特別なのよ」ワタシ

佐天「なるほど」モライ

律子「ま、元気だから手に余ることも多いけど、いい子だから大目にみてあげてね?」

佐天「わかりましたっ」

佐天(そういえばやよいちゃん見てないなぁ)


やよい「おはようございまーっす!」

雪歩「お、おはようございます…」

次回予告!

春香「じゃあ今日も頑張っていきましょう!」

P「そうだな」

社長「961プロ…」

と、お送りする予定です

と、少し短いですがここで今回の投稿は終了です

やっとアイドルと会った佐天さんは、このあとどうなってしまうのでしょう
961プロとは一体?

次回投稿はまた1週間後を予定していますが
ずれるかもしれません
また投下前には連絡します
では、よろしくお願いします

>>189
おつ!


亜美真美の一人称って名前~じゃなかったっけ?

こんにちは

>>193

そうだった、書きなおさなきゃ

すみません、風邪を引いてしまいました…
完治次第投下させて頂こうかと思いますので、もう少し待っていてください…

おはようございます
やっとまともに動けるようになったので
風邪引くまでに書き溜めしたものを投下します

律子「あら、おはよう」

佐天「あ、やよいちゃんおはよー」ハイタッチ

やよい「涙子ちゃんおはよー!」ハイタッチ

亜美「ゆきぴょんおはよ→」

雪歩「あ、おはよう、亜美ちゃん」

律子「あら、雪歩ともう仲良くなったの?」

やよい「はい!もう仲良しです!」

やよい「あ!涙子ちゃんにも紹介しますっ」

雪歩「は、萩原雪歩です…」

佐天「佐天涙子です!よろしくおねがいします!」

雪歩「よ、よろしくね」


ドア<ガチャ


P「春香、涙子、こっちに来てくれ」

春香「はーい!」

佐天「はい!」

P「社長と打ち合わせした結果なんだが、明日から涙子にはレッスンしてもらうことになる」

P「今日は此処で765プロのメンバーと仲良くなったり、事務的な手続きをしてもらう」

P「春香は今日は涙子と一緒にいて、先輩としていろいろ見てあげてくれ。わかったか?」

春香「先輩…!はい!」キラキラ

春香「じゃあがんばっていきましょう!」

佐天「はい!」

佐天(今日一日一緒!?幸せで飛んでいきそうかも…)ポワワ

P「そうだな。よし、じゃあ…」

亜美「隙あり!」ドゲシ

P「ぐほっ!?」

亜美「兄ちゃんなんか今日真面目じゃない?」

P「俺はいつだって真面目だ!」

真美「いただき→」ファイルウバイ

亜美「よし逃げよう真美!」スタコラ

真美「合点承知!」スタコラ

P「あ、コラ待て!」ダダダ


春香「いっちゃったねー」

佐天「そうですねー」

春香「んー、どうしよっか?」アハハ

佐天「私は春香さんの傍に居られれば嬉しいです!」

春香「照れるなー」アハハ

伊織「まったく、そんなんで大丈夫なの?」

春香「あ、伊織ちゃん」

伊織「アンタも春香と一緒だなんて大変そうよね」

佐天「いえ、私は春香さんファンですので」

伊織「アンタ、私のファンじゃないっての?」

佐天「いいいいいえ、もちろんファンですよ」アセアセ

伊織「ホントに?」ジー

佐天「は、本当ですよ」メソラシ

伊織「はぁ…まぁいいわ。で、春香今日どうするの?」

春香「え?今日何かあったっけ?」

伊織「やよいとそこの子の歓迎会するってアンタが言ったんでしょ?」

春香「あ、そうだった!」

伊織「もう、しっかりしてよね…」ヤレヤレ

伊織「で?当然アンタは今日の夕方から大丈夫よね?」

佐天「はい、問題なんてありませんし!」

伊織「返事はいいんだから…じゃあ、今日の5時からするからよろしくね」

春香「了解っ!」

春香「で、それまで何かすることあったっけ?」

佐天「あ、私小鳥さんの所に行って手続きしてこないと」

春香「じゃあ小鳥さんの所にいこっか」

-夕方5時、765事務所内-

春香「もう5時かー!小腹すいたなー」

伊織「やらないわよ」

春香「伊織ちゃんのイケズ」

伊織「イケズでもなんでもいいわよもう」

佐天「あはは…」

律子「とりあえず皆集まったかしら?」

全員<いまーす

律子「ん。じゃあ、新しいメンバーの歓迎会って事でお堅い挨拶は無しにしましょうか」

律子「じゃあプロデューサー」

P「おし、かんぱーい!」

全員<かんぱーい!

佐天「なんか嬉しいね、こういうの」モグモグ

やよい「そうですねっ」モグモグ

やよい「おいしーい!」キラキラ

千早「春香から5時までに絶対帰ってきてって言われたから何かと思えばこういうことだったのね」

真「あれ、春香から聞いてなかったの?」

千早「春香自身忘れてたみたい」

真「春香らしいね」

あずさ「あらあら、あの時はどうもー」

佐天「あの時…?あ、コンビニ帰りの時のお姉さん!そっか、あずささんだったんだ…」

あずさ「うふふ」

佐天「あの後帰れました?」

あずさ「ええ、おかげさまでー」

真「なになに?2人とも知り合いなの?」

あずさ「ええ、この間学園都市で迷子になったときに道案内してもらってー」ウフフ

真「また迷子になってたんですね…」

真「ん?学園都市からって事はキミってもしかして…」

佐天「はい、一応学園都市の学生です」

真「へー、じゃあキミも超能力者なの?」

佐天「いえ、私には何の力もありませんよ?」

律子「いろいろあるのよ。ね?」

佐天「律子さん」

真「そっか、いろいろあるのかー」ウンウン

律子「はい、この話はおしまいおしまい。歓迎会なんだしじゃんじゃん食べてよね」オニギリワタシ

佐天「はいっ」モラ パシッ

美希「いただきっ」

美希「おにぎりおいしいの」モグモグ

佐天「おにぎり…」

律子「コラ!あんたには沢山あげたでしょ」

美希「そんなの一瞬で食べたの!律子がもっとくれないから」

律子「りつこ?」ゴゴゴ

美希「律子…さん」ヒイイ

律子「あんたって子はもう…」オニギリワタシ

美希「ありがとうなのー!」

佐天「おにぎり…」

美希「うぐ…」アー

佐天「おにぎり…」

美希「あげるの…」スッ

佐天「いいの?」

美希「おにぎりなら今度食べられるから、大丈夫なの」

佐天「ありがとうっ」モライ

律子「あの美希が渡すなんて…」

真「案外すごい子なのかも」

佐天「あー、いっぱい食べたー」

やよい「おいしかったですー!」

律子「よし、じゃあ皆で片付けするわよー」

律子「亜美ー、真美ー、逃げても無駄だからね」

亜真美「」ギクッ

真「パッと終わらせようか」

伊織「仕方ないわね、特別に手伝ってあげるわ」

律子「はいはい、お願いねー」

律子「美希はこっちね」

美希「見つかったの…」ズルズル

佐天「終わった!」

やよい「終わりました!」

律子「ん、お疲れ様」

春香「あ、涙子ちゃん」

佐天「は、はい」

春香「明日からレッスンするから、朝遅れないようにね?」

佐天「は、はい!」

律子「春香にだけは言われたくないわよね?」

春香「あはは…」

律子「ま、普通に来ればいいわ。私か小鳥さんがいるから」

佐天「はいっ!」

春香「じゃあまた明日ね!お疲れ様ー!」ダダダ

佐天「はい、お疲れ様でした!」

律子「じゃあ私たちも帰ろうかしらね」

やよい「かえりましょう!」

-歓迎会後社長室-

社長「961プロか」

社長「黒井のやつめ…」

社長「私が学園都市の子を雇ったからといって向こうも雇うとはな…」

社長「あの子をどうするつもりなのか」

社長「レベル4…学園都市でも上位ランクの成績、か」

社長「私は信じているよ」

-佐天自宅-

佐天「へぶしっ」

佐天「んー、誰か噂話でもしてるのかな」

佐天「でも今日は楽しかったなー」

佐天「明日からレッスンだ!」

佐天「しかもあの春香さんと…」ウヘヘ

携帯<ハナテココロニ

佐天「ん?メールだ」

差出人:初春飾利
meil:kazari177@
題:さてんさーん
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
(本文)
今日向こうに行った日でしたよね?
どんな感じでしたか?




佐天「…」ニヘラ

携帯<ピッピッピ プルルル ガチャ

佐天「もしもし、初春?」

次回予告!

佐天「日高舞さん…?」

律子「涼ー?」

と、お送りする予定です

今回の書き溜めはここで終了です

風邪を引いてしまって投下できなくて申し訳ありませんでした…
次回も一週間くらいで投稿できるかと思います
いつも読んでくださってありがとうございます

では、よろしくお願いします

こんばんわ

投下は明後日になりそうです
待ってる方に申し訳ないです…
ごめんなさい…

こんにちわ

時間が出来たので投下していきます

-次の日早朝、765プロ前-

佐天「学校を休んでレッスンってなんかドキドキするなぁ」

佐天「でも、なんであんなにすんなり休めたんだろ?」

佐天「先生もすぐにOK出したみたいだし」

佐天「ま、考えても仕方ないよね」

佐天「よし、がんばれ私!」オー

佐天「おはようございまーす!」

小鳥「あら、おはよう。今日は早いのね?」

佐天「今日は初めてのレッスンの日ですから!」

小鳥「元気ねー。春香ちゃんと一緒にがんばるのよ?」

佐天「はい!」

佐天「そういえば律子さんは?」

小鳥「夕方から来るそうよ?」

佐天「そうなんですか」

小鳥「あ、そうだ」ゴソゴソ

佐天「?」

小鳥「この人知ってる?」シャシンミセ

佐天「どこかで見たような、見てないような…」

佐天「あれ、写真の後ろに名前が」

佐天「日高、舞…?」

佐天「え、まさかあの日高舞さん!?」

小鳥「そう、あの元アイドルのね」

佐天「超有名アイドルじゃないですか!」

小鳥「実はその人と会えるかもしれないわよ?」

佐天「え…?」

ドア<バーン

春香「おはようございまーす!」

小鳥「春香ちゃんおはよう。この話はまた今度ね?」シャシンナオシ

佐天「は、はい、わかりました」

佐天(会えるかもってどういうこと…?)

春香「涙子ちゃんどうしたの?」

佐天「い、いえ、なんでもないです!」

春香「そっかー」

P「おはよう」

小鳥「おはようございます」

春香「おはようございまーす!」

佐天「おはようございます!」

P「お、今日も元気だな」

春香「あたりまえじゃないですかプロデューサーさん!」

佐天「やる気満々です!」

P「よし、じゃあレッスンスタジオに行こうか」

春香・佐天「はい!」

-レッスンスタジオ-

P「よし、今日はボーカルレッスンだ」

春香・佐天「はい!」

佐天(初レッスン…気合いいれよう!」

P「とりあえず涙子のレベルが知りたいから、歌ってくれるか?」

佐天「はい、曲は何を歌えば?」

P「そうだな、蒼い鳥で頼む」

佐天「はい!」


アカペラ
佐天<あおいーとりー


P「まだちょっと足りないところはありそうだが、十分上手いな」

春香「涙子ちゃんすごい!」

佐天「あはは、ありがとうございます」

P「春香が涙子に教えてもらったほうがいいんじゃないか?」

春香「ほんとですねー」アハハ

P「ともかく、涙子のレベルはわかった。社長と相談して方針を決めることにするよ。曲も含めてな」

佐天「曲?相談?」

P「そのうちわかるさ。よし、今日は春香を鍛えるとするか」

春香「え?私?」

P「ああ、涙子は問題なさそうなんでな。今日は春香をメインに鍛える」

春香「えー!?」

P「涙子はレッスンの雰囲気を見ていてくれ」

佐天「はい、わかりました!」


P「よし、今日はこれくらいにしようか」

春香・佐天「ありがとうございました!」

P「お、もうこんな時間か。事務所に戻るぞ」

佐天「何かあるんですか?」

P「ああ、876プロっていうところが見学に来るらしい。最近出来たアイドル候補生ばかりの事務所なんだと」

P「その中に律子の妹がいるらしくてな。紹介したいみたいだ。今律子が迎えに行ってる」

春香「じゃあ早く帰らなくちゃ!」

P「そうだな」

佐天(他の事務所のアイドル候補生かー)

佐天(どんな人たちなんだろ?)

-事務所-

P「戻りました」

小鳥「あ、お帰りなさい」

千早「お帰りなさい」

P「来るって言う方たちは?」

小鳥「もうすぐこちらに着くそうですよ」

春香「実は1人知ってる子が居るんだー」

佐天「え、そうなんですか?」

春香「うん!」

佐天「楽しみです!」

律子「ただいま帰りました」

小鳥「あ、お帰りなさい」

春香「いらっしゃいませー」

石川「こんにちわ」

愛「こんにちわー!」

絵里「こ、こんにちわ…」

涼「こんにちわ」

佐天(あれ…?)

律子「では社長室にお通ししますね」

石川「ええ、お願いするわ。3人共いらっしゃい」

愛・絵里・涼「はい」

佐天(…気のせいかな?)

律子「ふー…」

千早「お疲れ様です」

律子「ありがと。迎えに行っただけだから、そんなに疲れてないけどね」

佐天「律子さんの妹さんが来てるんですよね?」

律子「ええ、そうよ。本当は765に入れたかったんだけどね」

佐天「あの背の高い人が妹さんですか?」

律子「そうそう」

春香「なんかスタイル良い人だったね」

佐天「そうですね、モデルみたいです」

ドア<ガチャ

シツレイシマス

愛「はー、緊張したー。社長さん同士の話ってなんだろね?」

絵里「さぁ…?」

涼「大事なお話なんじゃないかな」

愛「そうなのかなー」

律子「涼ー?」

涼「何?律子姉ちゃん」

律子「今居るうちのメンバーに紹介するからこっち来なさいな。ほら、そっちの2人も」

涼「わかった」

愛「はーい!」

絵里「う…」

律子「と、いう訳で日高さんから自己紹介よろしく」

愛「はーい!日高愛です!よろしくお願いします!」

絵里「み、水谷絵里です…」

涼「秋月涼です、よろしくお願いします」

千早「日高…?まさか、あの日高さんとの関係が…?」

愛「あるわけないじゃないですかー」アハハ

春香「愛ちゃん久しぶりー!」

愛「春香さんだー!」

律子「知り合いだっけ?」

春香「はい!」

愛「春香さんにはお世話になりっぱなしで」

律子「へぇ、春香がねぇ」

春香「あははー」

千早「水谷さん。どうしてそんなに怯えているの?」

絵里「えっと…その…」

千早「水谷さん?」

絵里「ご、ごめんなさい」

千早「?」

佐天「んー…」ジー

涼「ど、どうしたんですか…?」

佐天「え?なんでもない」ジー

涼「あの…」

律子「どうしたの?」

佐天「いえ、なんだか女の子のような男の子のような…真さんとは違う何かっていうか」

律子「なに言ってるの、こんな男の子がいたらたまらないわ」

佐天「ですよねー」

涼「あ、あの私トイレ行ってきますっ」ダダダダ

佐天「いってらっしゃい」

涼「バレてない…よね?」ドキドキ

涼「あの黒髪の人に注意しなきゃ…」

涼「僕が男だってばれたら…」

涼「ううん、考えないようにしよう…」

涼「ただいまです」

佐天「お帰りなさい」

涼「あれ、他の皆さんは?」

佐天「客間でお茶飲んでゆっくりしてるよ」

涼「そうなんですか?じゃあ何でここに…?」

佐天「涼さんを待ってたの」

涼「私を…?」

佐天「そうだよー」キュピーン


涼「え…」ゾワッ

佐天「ふっふっふ…」ジリジリ

涼「ななな、なんですか?」ダラダラ

佐天「とりゃー!」スカートバサー

涼「ぎゃおおおおん!?」

佐天「」メガテン

涼「あ、あわ、あわわ」


律子「何があったの!?」

佐天「り、律子さん、この子…」

涼「り、律子姉ちゃん…」スカートオサエ

律子「あっちゃー…」

佐天「一体これは…?」

律子「あー…ちょっと別室で待っててくれる?あと涼も」

佐天「は、はい」

涼「」

春香「なにか!?」バーン

愛「あったんですか!?」バーン

律子「なんでもないわよ、貴方たちはお茶でも飲んでなさい」

-別室-

カギ<ガチャ

律子「涼?」

涼「ち、ちがうんだよ律子姉ちゃん!この人がいきなりスカートを!」

佐天「好奇心でつい…」

律子「はー…ま、ばれちゃったものは仕方ないわね」

律子「この子は私の弟よ。女装でアイドル候補生になったのも経緯があるのよ」

佐天「お、男の子でこのかわいさは反則ですよね…」

涼「カッコイイ男になりたいのに…」

佐天「他の2人は女装してるって知ってるんですか?」

律子「知らないわね。女の子と思ってるみたいだしね」

佐天「ばれたら大変そうですね…」

涼「たった今キミにばれたけどね…」

律子「まさか涙子にスカートめくりの趣味があるなんて思わなかったから油断してたわ」

佐天「スキンシップですよ、スキンシップ」

涼「うう…」

佐天「大丈夫、誰にも言わないから」

涼「え…?」

佐天「そのほうが面白そうだし」

律子「ま、ここだけの秘密にしといて頂戴」

佐天「わかりました!」

涼「よ、よかった…」

律子「あ、でも涼には後で石川社長のお仕置きが待ってるかもね」

涼「ぎゃおおおおん!」


-961プロ-

黒井「準備が着々と整ってきたな」

貴音「では、もうすぐ」

黒井「ああ、765プロのイベントの日にデビューだ」

響「ついにデビューかー」

黒井「ああ、ついにだ」

黒井「それに、こちらには相手のアイドル候補生に対抗する手も用意してある」

黒井「学園都市からの候補生ならば、こちらも用意するまでだ」

?「私はお金で雇われていますから、超文句は言えませんがね」

?「潰しちまっていいんですか?」

黒井「アイドルとして、だがね。最愛ちゃん」

絹旗「名前で呼ばないでくれますか?雇われたとはいえ、そこまでの関係じゃないでしょうに」

絹旗「しっかし、相手はレベル0ですか」

黒井「秘めたる才能があるらしい。高木が押しているやつだからな」

絹旗「へぇ。ま、なんにせよこの私に倒せない敵は超居ないってことですよ」

次回予告!

佐天「学園都市に営業?」

P「CDデビューだ」

と、お送りする予定です

と、今回の投下はここで終了です

ついに765、876、961プロが出揃いました
ここから黒井社長と絹旗はどうするのか

次回もまた1週間前後で投下できるかと思います
では、よろしくお願いします


律ちゃんと涼ちんはいとこじゃなくて姉弟設定なんだね

>春香「なにか!?」バーン
>愛「あったんですか!?」バーン
春香さんと愛ちゃんがばかわいすぎてつらい

>>262
あ、いとこに脳内変換しておいてください…

こんばんわ

仕事の関係で投下は火曜日になりそうです
もう少し待っていて頂けると嬉しいです…

こんにちわ

時間が出来たのでひっそり投下していきます

-一週間後朝、事務所-

佐天「おはようございます!」

律子「おはよう、涙子」

やよい「おはようございまーす!」

佐天「あ、やよいちゃん!」ハイタッチ

やよい「ターッチ!」ハイタッチ

佐天・やよい「えへへー」

律子「仲良いわねー」

やよい「はい!仲良しさんです!」ピカー

律子「眩しくて直視できないわ…」

やよい「?」

佐天「?」

ドア<バーン

春香「おはようございまーす!」

律子「コラ春香!ドアが壊れるでしょうが!」

春香「あははー」

律子「あははーじゃないっての、まったく…」

佐天・やよい「おはようございます!」

春香「あ、涙子ちゃん、やよいおはよー」

佐天「今日もよろしくおねがいします!」

春香「任せてー!」


ドア<カチャ

雪歩「お、おはようございます」

やよい「あ、雪歩さんおはようございます!」

春香「おはよー!」

佐天「おはようございます!」

雪歩「ひっ…は、はい」

やよい「今日はよろしくお願いしますねー!」

雪歩「う、うん…」

佐天「やよいちゃんって雪歩さんと一緒にお仕事してるの?」

やよい「はい、そうですよっ」

ドア<バーン

愛「おはようございまーす!」

律子「あらおはよう」

愛「来ましたー!」

春香「愛ちゃーん!」ダキッ

愛「春香さーん!」ダキッ

やよい「仲良しさんですー」

まなみ「今日はお世話になりますー」

律子「よろしくお願いしますね」

まなみ「はいー」

佐天「あの、あなたは…?」

まなみ「あ、私愛ちゃんのマネージャーの岡本まなみといいますー」

佐天「佐天涙子です」

まなみ「よろしくお願いしますね」

佐天「それで、今日はどうして765プロに?」

律子「私が説明するわ」

律子「876プロの社長さんに、毎週一人ずつ765プロに研修という形で面倒みてって頼まれたらしくてね」

律子「日高さんは春香、水谷さんは千早、涼は私が面倒を見ることになってるのよ」

佐天「そうだったんですか」

愛「よろしくおねがいします!」

佐天「こちらこそよろしくね」

ドア<ガチャ

社長「佐天君、ちょっといいかね?」

佐天「はい?」

-社長室-

佐天「学園都市に営業、ですか?」

社長「うむ。学園都市でキミという人物を見てもらってきて欲しいのだよ」

佐天「私を見てもらう…」

社長「営業に行く日は1ヵ月後だ」

佐天「わかりました!」

社長「そこでだ。佐天君にはCDを出してもらおうと思う


佐天「それはつまり、デビューって事ですか…?」

社長「そういうことになるな。君のCD発売記念が営業の内容となる」

社長「曲は決まっていてな。君に歌ってもらうのは青い鳥、まっすぐの2曲だ」

佐天「青い鳥とまっすぐ…」

社長「収録は2週間後。それまでレッスンに励んでくれたまえ」

佐天「はい!」


-事務室-

佐天「と、いうことを言われました!」

春香「おめでとう涙子ちゃん!」

やよい「おめでとうございますー!」

佐天「ありがとうございます!」

律子「歌が上手いとは思ってたけど、まさかこんなに早くCD出しちゃうなんてね」

佐天「えへへ」

律子「これも才能なのかしら」

佐天「才能…かぁ」

律子「涙子?」

佐天「…学園都市でレベル0で、才能なんてなかったから認めてもらえるものがあるんだなって」

佐天「なんだか私、自信とやる気に満ち溢れてきました!」

律子「…ふふ」

春香「よーし、一緒にがんばろう!」

佐天「はい!」

P<レッスンスルゾー

雪歩「…」

やよい「どうしたんですか?」

雪歩「ううん…なんでもないの」


愛「まなみさん、私もCD出したいです!」

まなみ「もうちょっと歌が上手くなってからね」

愛「そうですねー」アハハ

-レッスンスタジオ-

P「よし、今日はコレで終わりにしよう」

佐天「ありがとうございました!」

春香・愛「ありがとうございましたー!」

春香「愛ちゃんどうだった?」

愛「こんな楽しいレッスンは初めてです!」

春香「よかったー!」

P「ああそうだ涙子、千早が会いたがってたぞ」

佐天「え、千早さんが?」

P「ああ、事務所に帰ったら居るはずだ」

-事務所-

P「戻りました」

佐天「ただいまです」

春香・愛「ただいまー!」

律子「あら、お帰りなさい」

千早「お帰りなさい」

佐天「あの、千早さん」

佐天「お話ってなんでしょう…?」

千早「たいした話じゃないんだけれど」

佐天「はい」ドキドキ

千早「CDデビューおめでとう」

佐天「あ、ありがとうございます!」

千早「私の曲をカバーするそうだけれど」

佐天「はい、青い鳥を…」

千早「貴女になら、違うイメージで歌えるわ。自信を持ちなさい」

佐天「千早さん…」

千早「それだけよ」カオソラシ

春香「照れてるー」

愛「照れてますー」

千早「二人とも?」

春香・愛「キャー」キャイキャイ

佐天「ありがとうございますっ」

P「さ、帰るぞー」

-自宅-

佐天「ただいまー」

佐天「ふー、今日も疲れたー」

佐天「でも、CDデビューか…まだ信じられないや」

佐天「…」ニヘラ

佐天「おなかすいたなー」

佐天「コンビニいこーっと」

-こんびに!-

<ピンポーンピンポーン

店員「いらっしゃい」

佐天「なんかこのコンビニ来るの久しぶりな気がするなー」

佐天「あ、すごいポテトチップス!コンソメ味が出てる」

佐天「あれ、いつものコーヒー余ってる?」

佐天「気になってたし、このコーヒー買っていこっと」

佐天「お、チョコ発見!ご飯と一緒に買っていこっ」

佐天「これください」

店員「ありがとうな」

<ピンポーンピンポーン

佐天「今日の店員さんはホストみたいな人だったなぁ」

-コンビニからの帰り道-

佐天「明日は久しぶりの学校かー」

佐天「初春元気にしてるかなぁ」

モヤシバッカリアキタカモー!

ソンナモンクイウヤツニハアゲマアセン!

マイニチマイニチモヤシモヤシモヤシモヤシー!

ヤカマシイ!

キー!

ギャー!

佐天「誰だか知らないけど元気だなぁ」

佐天「もやしおいしいのになー」

-翌日柵川中学校-

初春「最近佐天さんこないなぁ」

佐天「うーいーはーるー!」スカートバサー

初春「きゃぁぁぁああああ!」スカートオサエ

佐天「おっ、今日はレース付きとは今日は大人だねー」

佐天「なにかあったのー?」ニヤニヤ

初春「さささ、佐天さん!?」

佐天「あははー」

初春「もう、ちょっと来なかったらこうなんですから…」

佐天「ゴメンゴメン」

佐天「そういや聞いてよ初春」

初春「なんですか?」

佐天「CDデビューが決まりましたー!」

初春「えええ、ほ、本当ですか!?」

佐天「うん!」

佐天「そこで、発売イベントを学園都市でやることになったんだよ!」


初春「そうなんですか!?」

佐天「うん!」

初春「おめでとうございます佐天さん!」

佐天「えへへ、ありがとー」

初春「御坂さんと白井さんには言ったんですか?」

佐天「まだだよー。だから今日風紀委員支部に行っていい?」

初春「はい!」

-風紀委員活動第一七七支部-

初春「おはようございますー」

佐天「こんにちわー!」

固法「あら、いらっしゃい」

黒子「あら佐天さん、お久しぶりですわね」

佐天「そうですねー」

黒子「そちらのお仕事はどうですの?」

佐天「まだ仕事っていう仕事はもらえてませんし、レッスンしかやってませんし」

黒子「あら、そうでしたの」

佐天「今日は御坂さんは一緒じゃないんですか?」

黒子「お姉さまは風紀委員ではありませんし、今日は一緒ではありませんわよ」

佐天「あ、そうなんですか」

黒子「今日はまだ学校にいらっしゃるはずですが、なにかお姉さまに御用でしたの?」

佐天「はい、御坂さんと婚后さんに報告したいことがあって」

黒子「あらそうなんですの?」

佐天「はい」

黒子「メールや電話だと駄目なんですの?」

佐天「会って報告したいんです」

黒子「そうでしたの。少々お待ちくださいまし」


携帯<ピッピッピ プルルル

黒子「あ、お姉さま?黒子ですの。今から婚后光子と一緒にいつもの所にいらっしゃることって出来ますの?」

-ファミレス Joseph's-

黒子「お姉さま、こちらですのー」

美琴「おーっす」

婚后「お待たせしましたわね」

佐天・初春「こんにちわー」

美琴「あれ、佐天さん、久しぶりね」

佐天「お久しぶりです!」

美琴「で黒子、呼んだ理由はなんなの?」

黒子「佐天さんが会ってご報告したいことがあるそうですの」

婚后「そうなんですの?」

佐天「はい」

佐天「実は私、CDデビューが決まりました!」

美琴「え、うそ!?」

黒子「あらあらまぁまぁ」

婚后「おめでたいことですわね」

佐天「それで、発売イベントを学園都市でやることになったんです!」

美琴「すごいじゃない佐天さん!」

婚后「驚きましたわ」

佐天「って言っても、ここからスタートなんですよね」

佐天「売れるかどうかも分かってないですし…」

美琴「それなら大丈夫よ」

婚后「間違いなく売れます。私が保証しますわ」

佐天「御坂さん、婚后さん…ありがとうございます!」

黒子「それにしても、やはり持ってるものが違ったんでしょうね」

初春「やっぱり佐天さんは凄いです!」

佐天「ありがと、初春」


美琴「いつ発売するの?」

佐天「予定は1ヶ月後です」

婚后「すぐですわね」

美琴「私達も発売イベント行っていいの?」

佐天「はい!」

美琴「なら詳しい日が決まったら教えてね?」

佐天「はいっ!」

次回予告!


佐天「レコーディング…!」


と、お送りする予定です

と、今回の投下はこれで終了です

久しぶりに出たとあるキャラです
婚后さんと黒子の口調がかぶってると思うのは私だけ?

次回はまた一週間前後で投下できるかと思います
では、よろしくお願いします

こんばんわ

投下は明日か明後日になると思います
できるだけ明日には投下出来るようにはしますので
よろしくお願いします…

こんばんわ

あああ、日をまたいでしまいました…すみません…

今からひっそりと投下していきます

-2週間後、765プロ事務所-

佐天(今日は待ちに待ったレコーディングの日)

佐天(頑張って練習したし、大丈夫!)

佐天(よし、いこう!)

ドア<ガチャ

佐天「おはようございます!」

小鳥「おはよう涙子ちゃん」

千早「おはよう」

小鳥「今日はレコーディングの日?」

佐天「はい!」

千早「そのことなんだけれど」

佐天「はい?」

千早「私もついていかせてもらうわ」

佐天「ち、千早さんがですか?」

千早「そう。貴女が歌う青い鳥が気になって」

千早「いいかしら」

佐天「よ、よろしくおねがいします!」

千早「…」

小鳥「若いっていいわねー」ウフフ

佐天(見に来るなんて…緊張するなぁ…)

小鳥「そういえば涙子ちゃん」

佐天「なんですか?」

小鳥「961プロって知ってる?」

佐天「いえ、あまり知らないです」

小鳥「そう…」

佐天「その、961プロが何かあったんですか?」

小鳥「な、なんでもないわ」

佐天「?」

P「お、涙子今日は早いな」

佐天「はい、今日は大事な日ですから!」

P「レコーディング、大丈夫そうだな」

佐天「もちろんです!」

千早「プロデューサー」

P「ああ、分かってるさ」

佐天「?」

P「よし、じゃあもう少ししたらスタジオに向かおうか」

佐天「はい!」

千早「わかりました」

佐天「あ、あのプロデューサー」

P「なんだ?」

佐天「今日春香さんは?」

P「ああ、春香か。今日はオフだ」

佐天「オフ、ですか」シュン

P「そうだ、春香から伝言預かってるぞ?」

佐天「伝言ですか?」

P「今日がんばって!」

P「だそうだ」

佐天「は…はい!」キラキラ

-レコーディングスタジオ-

P「今日はお世話になります」

スタッフ「あ、よろしくお願いします」

佐天「よろしくお願いします!」

P「軽く歌ってから録るからな?」

佐天「わかりました!」

スタッフ「では、ブースにお入りください」

佐天「おねがいします!」

千早(佐天さん、どこまで上手になったのかしら)

-ブース内-

佐天(意外と広いんだなぁ)

P『涙子聞こえるか?』

佐天「はい!」

P『じゃあそこにあるヘッドホンを付けるんだ』

佐天(これかな?)スポッ

P『よし、つけたな。じゃあこれから曲を流すから、軽く歌ってくれ』

佐天「はい!」

ヘッドホン<まっすぐ

ダケドコノーソーラガー


千早(あのときから比べて、かなり上手くなってる)

千早(まっすぐのイメージもつかんでる)

千早(やっぱり凄い子だったのかしら)

ヘッドホン<青い鳥

アオイートリー


千早(これは…)

千早(あのときの荒さがなくなってる?)

千早(私の歌…)

佐天「ふぅ…」

佐天(今日は調子がいいなぁ)

佐天(これなら今日は大丈夫!)

P『いい感じで歌えてるじゃないか』

佐天「はい!」

P『なら、録音するが大丈夫だな?」

佐天「大丈夫です!」

P『よし、なら本番!』

-ブース外-


佐天『だけどこの空がー』

P「うん、問題ないな」

千早「そのようですね」

P「千早のレコーディングのときも問題なく終わったよな」

千早「ええ、よく覚えています。何度か録りなおしましたけれど」

P「なぁ、涙子のことどう思う?」

千早「佐天さんですか?」

P「ああ。千早から見てどう映る?」

千早「そうですね…彼女には歌の才能があると思います」

P「才能か」

千早「はい。ダンスはそこそこの出来だと思いますが、やっぱり歌は目を見張るものがあると思います」

P「まぁ、そうだよな」

千早「…実は、少し嫉妬している部分もあるんです」

P「嫉妬?」

千早「佐天さんは、いわば天才ですから」

P「確かにそうだな。歌は765の中でも一番、二番かもしれないな」

千早「でも、負ける気はありませんけれど」

P「千早らしいな」ナデナデ

千早「なっ…」カァァ

P「お、もうすぐまっすぐ歌い終わるな」

千早(撫でられた…)カァァ

佐天『どうですか?』

P「よかったんじゃないか?とりあえず一度録ったものを聞いてみようか」

佐天『はい!』


スピーカー<ダカラコワクーナイー

P「うん、これなら大丈夫だな。千早はどう思う?」

千早「ええ、しっとりと歌い上げていますし、気になる部分は無いかと思いますが」

P「涙子、聞いた感じどうだ?」

佐天『自分の声にはまだなれてませんけど、私はコレで行きたいです」

P「うん、問題はなさそうだな。まっすぐはコレで行こう」

佐天『はい!』

P「次は青い鳥だ。準備はいいか?」

佐天『いつでもいけます!』

P「よし、じゃあスタート!」

千早「…」

-ブース内-


佐天(よし、まっすぐはバッチリだ!)

佐天(次は青い鳥。私なら大丈夫)

佐天(よし!)

ヘッドホン<青い鳥


佐天<泣くことーなら 容易いけれどー


千早(やっぱり、青い鳥は独特の歌い方をするのね)

千早(聴いていて、耳の奥にまで声が入ってくる)

P(ふむ…)

P(この雰囲気は涙子独特の物って事か。青い鳥が別の曲に聞こえるな)

佐天<青いーとりー


佐天(なんだろう、今日は凄く調子よく歌えてる)

佐天(千早さんが見てくれてるからなのかな)

佐天(これなら)

佐天<海の中へー飛び込みたいー


千早(普通なら取り直しや何回も歌いなおすのだけれど)

千早(そういうのがいらないくらいにスムーズに歌ってる)

千早(こんなの、反則じゃないのかしら)

佐天<でも前だけをみつめてるー


佐天(スムーズに歌えた!)

P『お疲れ様、とりあえず今のを聴いてみようか」

佐天「はい!」

スピーカー<青い鳥 Ver佐天


-ブース外-

P「うん、1発録りでこれは凄いな」

千早「私にも出来ない事ですね」

P「涙子の歌のセンスは常人とはかけ離れてる気はするな」

千早「そうですね。悔しいですが」

P「涙子、どうだ?」

佐天『イメージどおりに歌えました!』

P「ふむ…」

千早「私はこれで良いと思います」

P「そうだな。よし涙子、こっちにきてくれ」

佐天『わかりました!』

ドア<ガチャ

P「お疲れさま」

佐天「はいっ」

P「さすが涙子といったところか?」

佐天「そんな…」テレテレ

P「よし、じゃあ次はジャケット撮影に行こうか」

佐天「ジャケット撮影?」

P「あれ、聞いてなかったのか?」

佐天「聞いてませんけど…」

P「聞いてなかったのなら仕方ない。とりあえず行くぞ」

佐天「えぇえええ」ズルズル

千早「ふふっ」クスッ

次回予告!

佐天「この衣装凄い…」

千早(…大きい)

佐天「今日は営業の日!」

と、お送りする予定です

と、今回の投下はこれで終了です

水曜日までに投下できなくて申し訳ありません…
次回はジャケット撮影、そして千早の嫉妬…?
次回もまた、1週間前後になると思います

それでは、よろしくお願いします

…営業メンバー、誰にしようかなぁ…

こんにちは

今からひっそりと投下していきます

-撮影スタジオ-

P「さ、着いたぞ」ズルズル

佐天「まさかここまで引きずられるとは思わなかったです」

P「はっはっは」

佐天「あはは…」

P「さ、ここでジャケット撮影するぞ」

佐天「むぅ…私の着る衣装ってどんなのですか?」

P「ああ、今回のは歌のイメージになる青色に、ちょっとセクシー路線の入れた衣装だな」

佐天「セクシー、ですか?」

P「ああ。衣装はCool&Sexyのインディゴスパングルだ」

佐天「いん…?」

P「ああ、こんなのだな」バサッ

佐天「おお、この衣装へそだしなんですね…でもコレ可愛い」

P「だろう、とりあえず着てきてくれ」

佐天「分かりました!」パタパタ

佐天着替え中


千早「…」ジブンノムネミツメ

P「どうしたんだ?」

千早「いえ、なんでもありません」シレッ

P「そうか?」

千早「はい」

P「気にするもんなのか?」

千早「分かってて聞いてますよね?」

P「なんのことやら」

佐天「着替えました!どうですか?」ジャーン

P「おお、似合ってるじゃないか」

佐天「えへへ」テレテレ

千早(B…C…?)

千早(私より大きい…くっ)

佐天「どうしたんですか?」

千早「なんでもないわ」

佐天「?」

P「よし、じゃあ撮影開始だ」

-撮影中-

カメラマン「じゃあ胸に手をあてて寂しげに上を向いてください」

佐天「はい」

カメラマン「次はこっちを見つめて」

佐天「はいっ」

カメラマン「少しセクシーに」

佐天「こう…ですか?」

カメラマン「いいね」



P「涙子はああいう表情も似合うんだな」

千早「そうですね」

-撮影後-

佐天「ありがとうございました!」

P「お疲れ様」

佐天「はい!」

P「これでジャケットの写真撮影は終了だ」

佐天「出来上がりが楽しみです!」

P「出来上がるのは営業の3日前だ。それまで楽しみに待っていてくれ」

佐天「はい!」

P「よし、じゃあコレで今日は終わりだ。帰るか」

佐天「はいっ!」

-事務所-

P「帰りました」

律子「あら、お帰りなさい」

美希「おかえりなのー」

涼「お邪魔してます」

P「他のメンバーは?」

律子「出てるメンバーはまだ帰ってきてないですよ」

P「ん、そうか」

佐天「あ、涼ちゃんだ」

涼「こんにちは、佐天さん、千早さん」

千早「こんにちは」

佐天「今日も見習い?」

涼「うん、律子姉ちゃん厳しくって」

律子「あら、コレでもまだ優しいほうよ?なんならもっと厳しくしてあげようかしら?」

涼「勘弁してください」

律子「情けないわねー」

千早(律子は大きいし、美希はまぁ)

涼「千早さん?」

千早「何か?」

涼「いえ、なんだかいつもと違うので何かあったのかな、と…」

千早「なんでもないわ」

涼「ならいいんですけど…」

涼(聞いちゃまずかったのかな…)

美希「律子ー、おなかすいたのー」

律子「律子さんでしょ?まったく、さっきおにぎり2個も食べたじゃない」

美希「あれだけじゃ足りないの」

律子「あんた、どんだけ食べる気なの?」

美希「いくらでも入るの!」

律子「はぁ…プロデューサー、何とか言ってくださいよー」

P「そこで俺に振るか。仕方ない、なぁ美希」

美希「イヤなの」

P「さっき…ってまだ何も言ってないだろ!?」

美希「我慢なんて出来ないの」

P「参ったな…」

千早「美希」

美希「…わかった」

律子「あら、急に素直になったわね」

美希「千早さんなら仕方ないの」

律子「?」

佐天「そういえば、涼ちゃん」

涼「何?」

佐天「愛ちゃんと絵理ちゃんは元気?」

涼「うん、愛ちゃんは元気すぎるくらいだし、絵理ちゃんは最近ちょっとずつ話せるようになってきたよ」

佐天「そっかー」

律子「なに?いつの間にかそんなに仲良くなっちゃって。はっ、まさか涼…」

涼「そんなわけないよ」

佐天「?」

P「お、もうこんな時間か」

律子「あら、ほんと」

美希「帰るの」

千早「そうね」

涼「律子姉ちゃん、じゃあ私876に戻るね」

律子「うん、気をつけて行くのよ?」

佐天「またねー」

P「よし、帰るか」

-佐天自宅-

佐天「ただいまー」

佐天「着実にアイドルに進んで行ってるよね?」

佐天「レコーディングもしたし、ジャケット撮影もしたし」

佐天「後は営業の日にどれだけ売れるか、だよね」

佐天「不安だけど…」

佐天「がんばれ私!」

佐天「あ、皆に営業日と時間メールしとかなきゃね」

-そして営業3日前、事務所-

佐天「おはようございます!」

律子「おはよう」

真「お、おはよー」

P「おう、おはよう」

佐天「プロデューサーっ!」

P「まぁそう慌てるな…さっき届いたんだけどな、これが涙子のCDだ」ワタシ

佐天「おおお…」モライ

律子「早速聴いてみる?」

佐天「はい!」

スピーカー<まっすぐ


律子「やっぱり上手いわね」

真「ボクより上手いんじゃない?」

佐天「や、そんな」

真「いや、ホントだよ?」

律子「正直千早に並んでいるとは思うけどね」

スピーカー<青い鳥

律子「あら、これは…」

真「青い鳥ってこういうイメージでも歌えるんだね」

佐天「私は私らしく歌ってただけなんですけどね」

P「俺もびっくりしたんだけどな」

律子「うん、これなら全然問題ないんじゃない?」

真「ボクもそう思うな」

P「涙子がどれだけ売り込めるかにもかかってるんだが、まぁ俺も問題はないと思う」

佐天「私、頑張ります!」

P「勝負は3日後、頑張ろうな」

佐天「はい!」

-そして3日後、営業日-

佐天「ついに今日は学園都市で営業の日…!」

佐天「第七学区の一部を借りてって言ってたけど、第七学区にそんなとこあったっけ?」

佐天「とりあえず自宅で待っててって言われたし…」


携帯<ヒビキアウネガイガイマ

佐天「あ、電話だ」モシモシ

P『涙子か?俺だ』

佐天「あ、おはようございます!」

P『ああ、おはよう。ここ入るのに凄い手続きが要るんだな…』

佐天「あはは…一応そういうところですから」

P『さておき、第七学区までは来たんだが、待ち合わせは何処が良いんだ?』

佐天「あ、でしたら分かりやすいところで通りのセブンスミスト前でどうですか?」

P『わかった。入り口の横で待ってるからな』ピッ

佐天「わかりました!」ピッ

佐天「よし!」

-セブンスミスト前-

佐天「お待たせしました!」

P「おお、涙子」

春香「涙子ちゃん、おはよー!」

愛「おはようございます!」

律子「おはよう」

佐天「あれ、律子さんも来たんですか?」

律子「そうよ。ま、学園都市の中を見たかったっていうのもあるんだけど」

佐天「なるほど」

P「よし、とりあえず涙子も来たことだし、会場に向かうか」

皆<はい!

-961プロ-

黒井「765プロは学園都市でCD発売イベントだ」

絹旗『私はどうすればいいんです?』

黒井「無論、邪魔をしてきてもらいたい。イベントが中止にならない範囲で、だ」

絹旗『中止にしちまっては超ダメなんです?』

黒井「一気に仕掛ける場所はここではないのだよ。今回のは挨拶程度だ」

絹旗『超分かりました』

黒井「期待しているよ」ピッ

黒井「ふふふ…」

次回予告!

佐天「え…?」

絹旗「CD一つください」

と、お送りする予定です

と、今回の投下はこれで終了です

なんだか日が経つにつれて書く量が減ってきている気が…もう少し頑張らねば
やっと絹旗が絡んできそうな予感がしますね
アイテムは出す予定ではあります
次回も1週間前後で投下できるかと思います


では、よろしくお願いします

こんばんわ

時間が出来たのでこっそり投下していきます

-第六学区、会場-

P「ついたぞ」

佐天「へー、こんな所にイベントが出来る所があったんですね」

P「まぁ、ちょっと狭いけどな」

佐天「そんなに人が来ないでしょうし、大丈夫ですよ」

律子「あら、そんなことはないと思うわよ?」

P「ここでやるっていうのは事前に事務所のホームページで告知してあるんだ」

佐天「知らなかった…」

律子「そりゃイベントやるんだから告知しないと。ま、人数は楽しみにしてなさい」

佐天「はい!」

律子「そういえば春香と日高さんは?」

愛「春香さん!こっちに筒みたいな掃除機が動いてます!」

春香「うわー、本当だ!あ、しゃべったよ!」

律子「あんたたちねぇ…」

佐天「あはは…」

P「とにかく中に入って準備を始めるぞ。人手が居ないからな」

佐天「そうなんですか?」

P「ああ、学園都市に入るのに許可が4人しか取れなかったんだよ。ここのスタッフも少ないしな」

佐天「でしたら、私の友達とか呼んじゃ駄目ですか?」

P「友達?」

佐天「はい、私を応援してくれてる友達なんですけど」

P「ふむ…どうする律子」

律子「人少ないんだし、2人くらいならいいんじゃないんですか?2人くらいなら邪魔にはならないだろうし」

P「まぁ、涙子の友人なら大丈夫だろう」

佐天「ありがとうございます!早速電話してみますね!」

春香「愛ちゃん、涙子ちゃんのお友達だって」

愛「ちょっと楽しみですね」

律子「喋ってないでこっち手伝ってよ」

-30分後-

黒子「で、私と初春が呼ばれたんですのね」

佐天「ええ、白井さんが居れば準備も楽になるかなぁ、と」

黒子「思いっきり私の能力に頼る気満々ですのね」

佐天「あはは…お礼はしますから」

黒子「まぁ…一般で入らなくてこっちから入れたならかまいませんの。お姉さまには私からメールしておきますわ」


P「どうも、俺は涙子のプロデューサーだ。来てもらって早速だが、こっちの机を一緒に運んでくれないか」

黒子「お安い御用ですの」

初春「わわわ、本物の春香さんだぁ…」

春香「知ってくれてるの?うれしいな」

初春「知ってるも何も、凄いアイドルじゃないですか!」

春香「えへへ、ありがとー」

律子「そこの2人!喋ってないで手伝って。時間あんまり無いのよ」

春香「はーい」

初春「すすす、すいません!」

-イベント2時間前-

P「よし、コレで準備はできたな」

律子「やっぱり人手があると違うわね。というか、あの子のおかげなんだろうけど」

黒子「なんですの?」

律子「能力って初めて見たけど…非科学的だわ…」

黒子「れっきとした科学の産物ですわよ?」

律子「まぁ…なんでもいいわもう」

春香「そういえば涙子ちゃんは?」

P「今衣装に着替えてる。もうすぐ出てくるんじゃないか?」

春香「早く見たい!」

P「慌てなくてももうすぐ出てくる」

春香「はーい」

P「進行は律子に任せてるから、あとは…」

春香「あれ、愛ちゃんとお花の子は?」

P「ああ、それならあそこに」ユビサシ

初春「へぇ、それでアイドルになろうと思ったんですか?」

愛「はい!けど、私には実力が足りないから、頑張らないとなんです!」

初春「愛ちゃん…私、今日から愛ちゃんのファンになります!」

愛「初春さん…」

初春「ですから、頑張ってくださいね!」

愛「ありがとうございます!」

初春「えへへ」

愛「そうだ!メアド交換しませんか?」

初春「いいですよー」

春香「仲良しになってますよプロデューサー!」

P「きっと波長が合ったんだろう。あの能力の子と律子も仲良さげに話してるしな」

春香「え、あの律子さんが?」

P「ほら、そこで」



律子「へー、学園都市ってそうなの?」

黒子「そうなんですの」

律子「じゃあ、ケンカとかしてたときはどうするの?」

黒子「それは私たち風紀委員のお仕事ですの」

律子「能力使ってる人達ばっかりなの?」

黒子「いえ、そんなことはありませんわよ?」

春香「律子さんが興味深々で話してる!」

P「ま、仲良くなるのはいいことだからな」

春香「そうですね。けど私は寂しいですよ」

P「何言ってるんだ、春香にはほら」

佐天「春香さーん!」

春香「あ、涙子ちゃん!」

佐天「どうですか、似合ってますか?」

春香「CDのジャケと一緒の衣装なんだね、うん!とっても似合ってるよ!」

佐天「あ、ありがとうございます!」テレテレ

春香「あはは」ナデナデ

-イベント2時間前、とあるファミレス-

麦野「はーまづらぁ!」

浜面「今持ってってるだろ!」

麦野「あ?」

浜面「すいません」ヒィ

滝壺「大丈夫、そんなパシリなはまづらも私は応援してる」

絹旗「あ、超砂糖が足りないんで取ってきてください」

浜面「今言うのそれ!?」

絹旗「今言わなきゃいつ言うんです?」

浜面「鬼…!」

絹旗「超絶可愛い私になんて事言うんですか」

浜面「ほら、取ってきたぞ」ワタシ

麦野「遅いんだよ」

浜面「取りに行ってから30秒も経ってませんよね!?」

絹旗「30秒も待たせるなんて、やっぱり浜面は超浜面ですね」

浜面「ひでぇ…なぁ滝壺」

滝壺「zzz」

浜面「さっきまで起きてたのに!」

麦野「まぁ、寝かせておきましょ」

絹旗「ですね。浜面の相手して超疲れたんでしょう」

浜面「畜生…」

絹旗「ん?時間ですか」ケイタイブルブル

麦野「どしたの?仕事?」

絹旗「超野暮用ですよ。そのうち帰ってきます」

麦野「お土産よろしくー」

絹旗「超分かりました」

浜面「おう、俺のも頼む」

絹旗「イヤです」スタスタ

浜面「おい!…いっちまったよ」

麦野「話変わるけど、フレンダは?」

浜面「…呼ぶの忘れてた」

麦野「はーまづらぁ…」ゴゴゴ

浜面「落ち着け麦野…」ブルブル

-イベント40分前、会場-

P「よし、リハも終わったし後は会場を待つだけだな」

佐天「き、緊張します…」

春香「大丈夫だよ、私が付いてるからっ」

初春「わ、私もいますよ!」

佐天「春香さん…初春…」

P「ちょっと外の様子見てくる」

佐天「わかりました」

律子「ま、気楽にやったらいいわよ。歌ってCD売るだけなんだから」

佐天「は、はいっ」

律子「いざとなったらプロデューサーが何とかしてくれるわよ」

P「呼んだか?」

律子「呼びましたよ。外はどんな感じですか?」

P「ああ、結構人が居るぞ」

佐天「え…?」

P「意外な程だな。初めてでこんなに居るなんて」

佐天「ほ、本当ですか?」

P「ああ」

律子「気楽にね?」

佐天「は、はい」

-30分前、会場-

律子「はーい、ではお並びの方から順番に入っていってくださーい」

律子「そこ、一列になってくださーい」

ファンA「HPで写真見たけど、可愛いよね」

ファンB「全くその通りですな」

ファンC「視聴曲も、かなりの上手さだったね」

ファンB「早くCDがほしいでござるよ」

ファンA「喋り方きめぇよ」

美琴「コラ、話してないでさっさと進みなさいよ」

ファンC「と、常盤台のお嬢様がなんでここに…」

美琴「来ちゃ悪いの?」

ファンA「そ、そんなことは」

美琴「ふん。…ん?あれは…」

?「…」

絹旗(普通に入れましたね。しかし、まさか超電磁砲が居るとは思いませんでしたが。これはちょっと気をつけましょう)

-15分前、ステージ裏-

佐天「どうしよう…お客さん多くて緊張が…」

律子「大丈夫って言ったでしょ?」

春香「リラックスリラックス」ナデナデ

佐天「は、春香さん」

春香「いつもの涙子ちゃんを見てもらってくればいいんだよ。難しく考えなくても、いつもどおりでいいんだよ?」

佐天「…」

佐天「はいっ」

-イベント開始直前-

美琴「佐天さんの晴れ舞台が見れるのねっ」ワクワク

美琴「それで、なんでアンタはここに居るのかしら?」フゥ

14765号「居たんですか、とミサカはオリジナルの存在に気づいてめんどくさそうに

返事をします」

美琴「いいから、どうしてココにいるの?」

14765号「純粋にこのイベントを楽しみにしてここにきているんですよ、とミサカはう

っとうしそうに答えます」

美琴「…ファンなの?」

14765号「765プロに所属しているアイドル全てのファンです、とミサカは765プロフ

ァンであることをアピールします」

美琴「アイドルオタクって訳ね」

14765号「そうです、とミサカは肯定します」

絹旗(妹達も居るんですか、超厄介かもしれませんね)

14765号「…」ジッ

照明<スー…


ファンA「暗くなった!」

ファンB「お!」

ファンC「お!」

14765号「お手並み拝見ですね、とミサカはワクワクしながら相手を見つめます!」


佐天「皆、今日は来てくれてありがとう!」

ファン<おおおー!

佐天「盛り上がれる曲は無いし、今日は2曲だけですけど、一生懸命歌うので聞いてください!」

佐天「まっすぐ!」

 ねぇ 今までなんとも思わないで


美琴(あの練習してたときよりも格段に上手くなってる…)

美琴(やるじゃない、佐天さん)



 恋したり 夢描いたりすると



14765号(これは如月千早クラスの歌声ですか、とミサカは分析しています)

14765号(けれど、気になるのは前の…)



 今 大人になる道の途中



絹旗(ふん、上手いじゃねぇですか)

絹旗(さて、そろそろ仕掛け…)

 だけど この空が



14765号〔動かないで下さい、とミサカは後ろからある物を突きつけます〕

絹旗〔…超見つかりましたか〕



 輝いた未来 まっすぐにね



ファンA「涙子ー!」

ファンB「涙子氏ー!」



 そうよ この空が



14765号〔MNWに確認。なるほど、アイテムですか、とミサカは確認をとります〕

絹旗(…)



 輝いた未来!



佐天(なにコレ…気持ちいい…)

佐天(私の歌を皆聞いてくれてる…!)

佐天「ありがとうございます!」


ファンC「涙子ちゃんすげー!」

美琴「佐天さーん!」


佐天(御坂さん!約束どおり来てくれたんだ…!)


佐天「皆ありがとう…!」

佐天「では、私のもう1曲聴いてください…蒼い鳥」

 泣くことなら たやすいけれど



春香(涙子ちゃん、さっきの会場の雰囲気を歌いだしだけで変えちゃった)

律子(改めて思うけれどやっぱりあの子には才能があるのよね)

春香(そのうち追い抜かされちゃうかも…)



 群れを離れた 鳥のように



14765号〔おとなしくこの歌を聴いていてください、とミサカは警告します〕

絹旗〔バレちまったんですから、そのつもりですよ〕



 蒼い鳥 もし幸せ



ファンA・B・C(うめぇ…)

美琴(…やっぱり、佐天さんは天才の域じゃないのかしら)

 窓から見る光る海より


愛〔佐天さん凄いです!私もあれだけ歌えるようになりたい!〕

P〔練習すればきっと涙子や千早みたいになれるさ〕


 蒼い鳥 自由と孤独


佐天(今までで一番上手く歌えてるかも)

佐天(ここに立ってみんなの前で歌えることがこんなに楽しいなんて)



 でも前だけを見つめてく

会場<パチパチパチパチ

佐天「ありがとうございました!」

ファンA「涙子ちゃん最高!」

ファンB「涙が出てきたでござるよ…」

ファンC「お前…俺もだよ…」

佐天「この後は出口付近で私がCD手売りしますので、ぜひ買ってくださいね!」

ファン<はーい!

律子「はい、ではCDを購入の方はこちらにならんでくださーい」



14765号「さて、どうしましょうか、とミサカは貴女に訊ねてみます」

絹旗「素直にCDだけ買って帰りますよ。ここでやっても超電磁砲もいるんじゃ分悪いってもんです」

美琴「おーい、ってアンタ何してるの?」

14765号「なんでもありませんよ、とミサカはそっぽを向いてみます」

絹旗「…チッ」

-出口付近、CD販売-

ファンA「今日もっとファンになりました!頑張ってください!」

佐天「あ、ありがとうございます!」


ファンB「神降臨。これからも頑張るでござる」

佐天「神…?あ、ありがとう!」


ファンC「千早ちゃんくらい上手かったよ!頑張って!」

佐天「そんな…ありがとうございます」テレテレ

絹旗「CD一つください」

佐天「はい、どうぞ!」

絹旗「…いい気になるんじゃねぇですよ」

佐天「え…?どういう…?」

絹旗「…チッ」スタスタ

佐天「…?」



美琴「や、佐天さん」

佐天「御坂さん!来てくれてありがとうございます!」

美琴「黒子にメールもらってちゃんと来たんだけど、婚后さんの方がどうしても外せない用事があるらしくてね」

佐天「そうなんですか…」

美琴「だから、このCD買って婚后さんに聞かせてあげるわ。上手だったわよ」

佐天「あ、ありがとうございます!」

美琴「うん、じゃあまたね」

佐天「はいっ!」

14765号「頂けますか、とミサカはCDを指差します」

佐天「あれ、御坂さん…?」

14765号「妹のようなものですよ、とミサカは軽く説明を行います」

佐天「あ、妹さんなんだー」ワタシ

14765号「ええ。それで歌の感想ですが、ミサカが分析した結果765プロで2~3番目に歌唱力があります、とミサカは結論付けます」

佐天「あ、ありがとう…」テレテレ

14765号「これからも追いかけて行きますので、貴女は自分の進むべき道を進んでください、とミサカはじっと目を見つめます」

佐天「うん、わかった、今日はありがとう!」

絹旗「超失敗しました」

黒井『どういう事だ?』

絹旗「相手にしたくない奴等が居たんですよ」

黒井『最愛ちゃんでも勝てない相手って事なのか』

絹旗「端的に言えばそうですね」

黒井『…まぁいい』ピッ

絹旗「切られちまいましたか」

絹旗「…」CDミツメ

絹旗「アイドル、ですか」

次回予告!

佐天 打ち上げ!

佐天「風邪…引いちゃった…」

と、お送りする予定です

と、今回の投下はここで終了です

ここ最近量が少なめだったので、少し多めに投下してみました
多いでしょうか?
佐天さんのイベントなのですが、佐天さんの登場が少ししかないのは仕様なんです、すみません…
フラグ建築しないとだったので…

アイテムメンバーは書きやすいですねー

次回の投稿はまた1週間前後になります
では、よろしくお願いします

こんばんわ

投下は木曜日と金曜日の間に出来ると思います
もう少し待っていて下さいです

こんばんわ

時間が出来たのでひっそりと投下していきます

-イベント終了後-

佐天「お、終わったー」

春香「お疲れ様っ」

愛「お疲れ様です!」

P「お疲れ、だな」

律子「お疲れ様ー」

佐天「はいっ!」

黒子「佐天さん、貴女あんなに立派になって…」

初春「凄く輝いてましたよ、佐天さん!」

佐天「白井さん、初春…」

律子「んー、初めてのイベントにしちゃかなりの人数が来たみたいね」

P「ああ、俺も実際あそこまで来るとは思ってなかったな」

律子「入場から数えてざっと150人。CDも同じ量売れてるわ」

佐天「渡してる時に多いなぁ、とは思いましたけど…」

P「これからどんどん人気が上がっていくんだ、コレで疲れてたら持たないぞ」

佐天「が、頑張ります!」

律子「じゃ、私お金の計算してくるから、ちょっとお願いね」

佐天「はい!」

P「さ、律子がやってる間に俺達は片付けだ」

佐天「はい!」

愛「片付けました!」

佐天「いやー、白井さんが居ると楽ですねー」

黒子「ま、私にかかればこの位どうってことないですわ」

P「本当に便利だな。あっという間に片付いたぞ」

律子「お待たせ…って、もう片付いたの?」

春香「あの子がやってくれたんですよ!」

律子「へぇ、黒子がねぇ」

黒子「あら、褒められましたの」

春香「仲良くなってる…」

律子「それはそうと、今回の売り上げがかなり良かったから皆でご飯でも食べに行きましょうか」

佐天「やった!」

律子「何食べたい?」

佐天「にくがいいです!」

春香「お肉!」

愛「お肉ですか!」

P「肉か、久しぶりだな」

律子「そこの2人もそれでいい?」

黒子「私達もいいんですの?」

律子「手伝ってくれたんだもの、お礼するわ」

初春「じゃあお言葉に甘えてっ」

律子「涙子、この辺にお肉食べれるところってあるの?」

佐天「第四学区にありますよ」

佐天「でも、行っちゃうと帰れなくなっちゃいますよ?」

律子「大丈夫よ、今日は学園都市側に頼んで泊まれる場所もあるから」

佐天「そうなんですか?」

律子「帰れないくらいは想定してるわよ」

佐天「じゃあ、第四学区に行きましょう!」

律子「案内お願いね」

佐天「はい!」

-とあるファミレス-

麦野「おー、おかえり」

絹旗「まだ居たんですか?」

浜面「滝壺が起きなくてよ」

滝壺「zzz」

麦野「で、お土産はあんの?」

絹旗「超いいのが無かったので買ってこなかったんですよ」

麦野「そう」

絹旗「ええ」

浜面「ああ、俺のもないのか」

絹旗「超浜面は黙っててください」

浜面「」

浜面(あいつ、怒ってるのか…?)

滝壺「空気読んで」

浜面「うぉ!?起きてたのか!?」

滝壺「空気読めないはまづらにつっこまなきゃいけない気がして」

浜面「そ、そうか」

麦野「さ、起きたし行きましょ」

絹旗「そうですね」

滝壺「行くよ、はまづら」

浜面「へーへー」

麦野「ああ、そうだ絹旗」

絹旗「なんですか?」

麦野「次は勝つのよ」

絹旗「…言われなくても」

浜面「何の話だ?」

絹旗「こっちの話ですよ」

麦野「それより浜面、フレンダに連絡取ったの?」

浜面「あ」

麦野「…絹旗」

絹旗「超ちっそパーンチ!」ドゴッ

浜面「へぶっ」

絹旗(ちょっとすっきりしたし、今日はコレで勘弁してやりましょうか)

フレンダ「へくちっ」

フレンダ「風邪引いたのかな?」

フレンダ「最近アイテムの集まり無いけど、皆何してるのかしら」

フレンダ「元気だといいなー」ギュッ

ぬいぐるみ<?

-焼肉屋-

P「それじゃ、イベントの成功を祝して」

皆<かんぱーい

佐天「今日は緊張しっぱなしでした…」

春香「ほんとにお疲れ様だね、涙子ちゃん」

佐天「春香さんってこんなイベントとかテレビに出るときに緊張したりするんですか?」

春香「緊張するよ?」

春香「だけどね、皆が見てくれる、聞いてくれるって思うと不思議と落ち着いてくるんだよ」

佐天「そうなんですか?」

春香「うん!そのうち涙子ちゃんにも分かると思うなー」

律子「なに?何の話?」

春香「涙子ちゃんが緊張してたって話ですよ?」

律子「あー、数こなせばそのうち慣れるわよ。そんなことより涙子」

佐天「はい?」

律子「初イベント、初顔出しで150人入ったら凄いのよ?」

佐天「そ、そうなんですか?」

P「ああ、春香のときが300人で最高人数なんだけどな。千早と同じくらいだな」

佐天「やっぱり春香さんって凄い…」

春香「あははー」

律子「私の時は100人前後だったし、抜かされちゃってるわね」

P「ま、律子は獲得年齢層がアレだったし」

律子「なにか言いました?」

P「いや、何も?」

律子「むぅ」

佐天(むくれてる律子さん可愛い…)

律子「ま、私は私らしくやるからいいんです」

春香「でも最近律子さんって事務所の仕事ばっかりやってないですか?」

律子「触れないで」

春香「はいっ」

P「ま、律子には律子にしか出来ない仕事があるんだよ」

佐天「律子さんにしか出来ない仕事、かぁ…」

佐天「んー…。初春ー?って話してる…?」

初春「そうなんですよ、佐天さんったら毎回毎回スカートめくってくるんですよー」

愛「仲良しさんだからじゃないんですか?」

初春「仲良しだからってスカートめくりますか…?」

愛「んー、どうなんだろう?」

黒子「普通はめくりませんわよ」

愛「ですよねぇ」



佐天(あれ気にしてたんだ…)

春香「どうしたの?」

佐天「あ、なんでもないですよ?」

春香「そう?涙子ちゃんも食べよー」モグモグ

佐天「はいっ」モグモグ

律子(ふぅん…なるほどねー)

P「学園都市の肉は美味いなー」

春香・愛「美味しかったー!」

佐天「ここのお肉美味しかったねー」

初春「久しぶりにこんなにお肉食べましたー」

黒子「私も久しく食べていませんでしたわ」

佐天「また来たいなぁ」



P「ふぅ、食った食った」

律子「凄い食べましたね?」

P「ああ、美味しかったからな」

律子「じゃあ、ここの支払いをお願いしますね」

P「…え?」

律子「冗談だと思います?」

P「うそだよな?」

律子「冗談ですよ。予算オーバーした分だけでいいです」

P「それなら…」

律子「はい」っキンガク

P「…マジですか、律子さん」

律子「払ってくださいね?」ニコッ

P「」

皆<ごちそうさまでしたー

P「ああ」

P(ちょっと痛いけどな…)

律子「さて、私達はホテルに向かいましょうか」

春香「そうですね」

愛「私、ホテルなんて初めてです!」

P「学園都市のホテルってどんなのなんだろうな」

律子「ちょっと楽しみですね」

春香「棚とかが喋るのかな?」

愛「自分で走ってるのかもですよ!」

律子「どんなのよそれ。軽くホラーだわ」

愛「楽しければいいですね!」

春香「そうだねー」

律子「じゃ、私達はコレで失礼するわ」

佐天「はいっ」

律子「白井さんと初春さんも、今日は手伝いありがとうね」

黒子「いえいえ」

初春「楽しかったので大丈夫です!」

律子「涙子、明日はオフだからゆっくり休むのよ?私達は明日観光して適当に帰るから」

佐天「はい!ありがとうございます!」

春香「じゃあねー」ノシ

佐天「お疲れ様でした!」

-帰宅中-

佐天「はー」

初春「佐天さん、大丈夫ですか?」

佐天「大丈夫だよー、ちょっと疲れただけだからさ」

黒子「しかし、あの佐天さんがこんなに立派になるなんて」

佐天「まだスタート地点ですけどね」

初春「でも、あの歌素敵でした!」

佐天「ありがと初春」

黒子「さて、私達は一度風紀委員支部に向かいますので」

佐天「あ、了解です」

初春「今日は行きたくないですー」

黒子「文句を言わない。行きますわよ」

初春「わかりました。佐天さん、また!」

佐天「うん、頑張ってね初春」

-佐天自宅-

佐天「ただいまー」

佐天「皆で食べたお肉、おいしかったなぁ」

佐天「なんか、今日アイドルに一歩近づいた気がする」

佐天「このままSランクアイドルになっちゃったりして」

佐天「なーんて、そんなに甘くないかー」

佐天「それにしても、御坂さんに妹が居たのがびっくりだなぁ」

佐天「今度御坂さんに聞いてみよっと」

佐天「なんかさっきから頭が痛いんだけど…疲れたのかな?」

佐天「ま、お風呂入って寝たら治るよねー」

ドア<ピンポーン

佐天「ん?だれだろ」

佐天「はーい」

ドア<ガチャ

シーン

佐天「あれ?誰も居ない」

佐天「いたずらかなー」

佐天「ま、いいや」ドアシメ

佐天「お風呂入って寝よっと」



14765号「…やはり、言うのはやめておきましょう、とミサカは今日のイベントに関する事を伏せて帰路に着きます」

-翌日、9:00-

佐天「ん…朝かぁ」

佐天「頭が重いけど…なんだろ」ケホケホ

佐天「体温計…あ、あった」

体温計<38.0℃>

佐天「あー…風邪ひいちゃった…」

佐天「今日は寝とこう…」


携帯<ハナテココロニ


佐天「メール…?」

差出人:秋月律子
meil:autumn_judge@idolmaster.jp
題:おはよう
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
(本文)
起きてる?
昨日はお疲れ様。
私達はちょっと観光して帰ります。
今日はゆっくり休むのよ?



佐天「…」


meil:秋月律子
題:おはようございます
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
(本文)
お疲れ様です!
ゆっくり観光していってくださいねっ



佐天「送信、と…」ケホケホ

佐天「心配させちゃ悪いもんね…」

ドア<ピンポーン

佐天「はーい…」ガチャ

初春「おはようござい…って佐天さん顔真っ赤ですよ!?」

佐天「初春かぁ…」ケホケホ

初春「風邪ですか!?」

佐天「あはは…そうみたい」

初春「早くベットに行きましょう!」

佐天「うん…」

初春「今日は私が看病してあげますっ」

佐天「でも、今日の風紀委員は…?」

初春「休みます!佐天さんのほうが大事ですっ!」

佐天「初春…」

初春「さ、横になって下さい」

佐天「うん…」

初春「薬とかありますか?」

佐天「たぶん、その棚にあったと思う」

初春「じゃあ、私朝ごはん作って来ますから寝ててくださいね」

佐天「ありがと、初春…」

初春「佐天さん、おかゆならたべれますよね…って」

佐天「zzz」

初春「お薬、飲んでませんけど…起きてからで良いですよね」

初春「佐天さん、色々と疲れたんですね」ナデ

初春「寝てる間にお買い物に行かなきゃ。風邪の時って水分補給とか栄養補給が大事だし」

佐天「zzz」

初春「行ってきますね、佐天さん」




……

佐天「ん…寝ちゃってた…」

佐天「…ん?」

カキオキ<お買いものに行ってきます。すぐ帰ってきます。

佐天「買い物かぁ…甘いもの食べたいなぁ」ケホケホ

携帯<ヒビキアウネガイガイマ

佐天「電話…もしもし」

やよい『あ、涙子ちゃんですか?』

佐天「うん」

やよい『昨日イベントだったんですね!お疲れ様です!私も行きたかったです!」

佐天「ありがと、やよいちゃん」ケホケホ

やよい『あれ、涙子ちゃん…咳してますか?』

佐天「あ、うん…えっと…」

やよい『はっ!?風邪ですか!?』

佐天「うん…でも、大したこと無いから大丈夫だよ」

やよい『ほんとですか?無理はダメですよ?』

佐天「うん、ありがとうやよいちゃん」ケホ

やよい『ゆっくり休んで、治してくださいね』

佐天「うん」

やよい『それじゃあ、また事務所で会いましょうね!』ピッ

佐天「うん、またね」ピッ

初春「ただいまー」

佐天「あ、お帰り初春」

初春「あ、起きたんですね。ご飯作っちゃいますから、ゆっくりしててください」

佐天「うん、ありがと」

初春「出来ましたよー」

佐天「おかゆかぁ」

初春「はい、食べやすいので」フーフー

初春「はい、佐天さんあーん」

佐天「あーん」モグモグ

初春「熱くないですか?」

佐天「うん…大丈夫」

初春「よかったー、あーん」

佐天「あーん」モグモグ

初春「あんまり無理はしちゃダメですよ?」

佐天「うん…心配かけてごめんね初春」

初春「はい」アーン

佐天「もぐもぐ」


……

初春「はい、全部食べちゃいましたね。じゃあ私は片付けてきますから、薬飲んでくださいね?」

佐天「うん、わかった」

佐天「薬…っと…」

佐天「あ、あった」ゴク

携帯<ハナテココロニ


佐天「メール?」


差出人:天海春香
meil:spring-fragrance4.3@idolmaster.jp
題:大丈夫?
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
(本文)
やよいから聞いたよ
もう学園都市出ちゃったから、お見舞いは行けないけど
早く治してね


佐天「…」


meil:天海春香
題:
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
(本文)
大丈夫です!
すぐ治して、次のレッスンは出れるようにします!


佐天「送信、と…」

初春「お薬飲みました?」

佐天「うん、飲んだよ」

初春「じゃあ、横になっててくださいね」

佐天「うん」

初春(なんか今日の佐天さん素直で可愛い)

-12:00-

初春「はい、お昼はうどんと林檎ですよー」

佐天「食べさせて初春ー」

初春「もう、自分で食べてくださいよー」

佐天「はーい」


-15:00-

体温計<37.4℃>

佐天「あ、ちょっと下がった」

初春「この調子で下がっていったら明日には治ってますね」

佐天「うん、薬が効いてるから咳も出ないね」

初春「愛ちゃんも心配してましたよ?」

佐天「愛ちゃんが?」

初春「はい、さっきメールが来て佐天さんは大丈夫ですか!?って」

佐天「皆に心配させちゃってるなぁ」

初春「幸せものですね」

-18:00-

初春「はい、晩ご飯は野菜スープです」

佐天「お肉が食べたい」

初春「昨日食べたじゃないですかー」

佐天「そうだけど…」

初春「それに、お肉は消化が悪いのでダメですよ」

佐天「はーい」



-20:00-

体温計<37.1℃>

佐天「だいぶ元気になったよ」

初春「薬が効いてるだけなのに元気になったとは言いませんよ?」

佐天「だよねぇ…」

初春「もう。さ、じゃあ服脱いで下さい」

佐天「え…?まさか初春…」モジモジ

初春「何考えてるんですかー!体拭くだけですよー!」

佐天「だよね」

初春「もう、ちょっと元気になったらコレなんですから…」

佐天「あはは…」ヌギ

初春(むぅ…やっぱり大きいです…)

佐天「脱いだよ初春ー」

初春「あ、はい、じゃあ背中から拭いていきますねー」

佐天「うん…んっ…はぅ…」

初春「わざとやってますよね?」

佐天「バレたかぁ」

-22:00-

初春「さて、ちょっと早いけどもう寝ましょうか」

佐天「泊まっていくの?」

初春「佐天さんを置いて帰れませんよ」

佐天「あ、ありがと初春」

初春「じゃあ、電気消しますね」ピッ

佐天「初春が泊まるのって久しぶりだよね」

初春「そうですね。…ねぇ佐天さん」

佐天「なに?」

初春「アイドルになれて、楽しいですか?」

佐天「うん。レッスンは辛いし、プロデューサーに怒られたりもするけど」

初春「そうですか…」

佐天「大丈夫だよ初春」

佐天「いつでも初春の事考えてるし、大好きだからさ」

初春「もう、佐天さんってば…」

初春「ありがとうございます…」

佐天「ふわぁ…寝るね。お休み、初春」

初春「はい、おやすみなさい」

初春(大好き…えへへ…)

次回予告!

舞「こんにちわー」

佐天「日高、舞さん…?」

と、お送りする予定です

と、ここで今回の投下は終了です

次の舞編は主に佐天+876を軸にしようかと考えています
次回の投下はまた1週間前後を予定しています

では、よろしくお願いします

こんにちは

すみません、色々と立て込んでしまっています
投下は土曜日の夜くらいになりそうです…
申し訳ない…

こんばんわ

時間がやっと出来たのでひっそり投下していきます

-風邪の日から1週間後-

-765事務所-

佐天「おはようございます!」

小鳥「あ、おはよう」

春香「おはよう涙子ちゃん」

愛「おはようございまーす!」

佐天「あれ、今日は3人しか居ないんですね」

小鳥「うん、今日はみんなオフなの」

春香「私も今日はお仕事とレッスンないんだよねー」

愛「私もです!」

佐天「じゃあ私だけなんですね」

小鳥「あ、そのことなんだけどね」

佐天「はい?」

小鳥「今日プロデューサーもお休みだから、涙子ちゃんもすることが無いのよ」

佐天「え?」

春香「社長もお休みみたいだし、今日はゆっくりしようよ」

佐天「春香さんがそういうなら…」

愛「まったりです!」

ドア<コンコン

小鳥「あら、誰かしら」

春香「私が出ますねー」

春香「はーい」ガチャ

舞「こんにちわー」

愛「あれ、お母さん?どうしたの?」

舞「お弁当作ってって言ったのは愛でしょ?」

愛「あ」

舞「ほら、コレ」

愛「ありがと、お母さん」

小鳥「あ、あわわ…」

佐天「どうしたんですか?」

小鳥「ひ、日高舞さん…」

佐天「え…?」

佐天「日高…舞さん…?」

春香「」

愛「バレてるよお母さん」

舞「あらら」

佐天「愛ちゃんって舞さんの娘だったの!?」

愛「はい…一応」

佐天「すっごい…」

春香「初耳…」

舞「あら、天海春香さんじゃない?」

春香「は、はい!」

舞「TVで一番活躍してるし、毎回見てるわよ」

春香「あ、ありがとうございます!」

佐天(すごい…もうオーラが違う…)

佐天(コレがあの日高舞さん…)

愛「やっぱりまだお母さんには敵わないなぁ…」

舞「当たり前でしょ?」

小鳥「そ、それで今日はどのような…?」

舞「愛にお弁当を届けに来ただけよ」

小鳥「そ、そうなんですか」

舞「まぁ…興味深い子は見つけたけど」ジッ

佐天「…?」

舞「ね、貴女名前は?」

佐天「さ、佐天涙子です!」

舞「涙子ちゃんか。はい、コレ」

佐天「…?」

舞「それじゃあ愛、頑張るのよ?」

愛「うん、分かった」

舞「お邪魔しましたー」


ドア<パタン


春香「き、緊張した…」

佐天「はい…」

小鳥「でも、愛ちゃんがねぇ」

愛「隠してたんです。自分の力だけでアイドルになるって私決めてるんです!」

小鳥「なるほどね」ナデナデ

愛「ふにぃ」

春香「涙子ちゃん、さっきなに渡されてたの?」

佐天「えっと…メールアドレス!?」

春香「え!?」

佐天「どどど、どういうことなんでしょう…」

愛「多分、メールしてほしいんだと思います」

佐天「メール?」

愛「はい!」

佐天「じゃぁ…メールしてみようかな…」ポチポチ

小鳥「あ、そうそう涙子ちゃん」

佐天「なんですか?」ポチポチ

小鳥「絹旗最愛…って知ってる?」

佐天「いえ、聞いた事ないです」ソウシン

小鳥「961プロが推してる子なんだけど…」シャシンミセ

佐天「あれ…この人この間のイベントに居ましたよ…?」

小鳥「来てたの?」

佐天「いい気になるんじゃねぇですよって言われました」

小鳥「偵察に来てたのね…」

佐天「あ、でもCDは買ってくれましたよ」

小鳥「何が狙いなのかしら」

佐天「そんなに悪い人には見えなかったんですけどねー」

携帯<ハナテココロニ


佐天「あ、メール帰ってきた」

春香「どんな内容なの?」

佐天「」

愛「どうかしましたか?」

佐天「愛ちゃん、これ…」

愛「へ?」

佐天「今度、お家にお邪魔するね」スッ

愛「え?え?」


差出人:日高舞
meil:mai_alive@idolmaster.jp
題:無題
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
(本文)
今週のお休みの日、家にいらっしゃい
拒否権は無いわよ?


舞「えー!?」

-同時刻876プロ-

石川「インターネットアイドルもなかなか…」

涼「おはようございます!」

絵理「おはようございます…?」

石川「あらおはよう」

涼「あの、今日真奈美さんは?」

石川「彼女なら別の用事を頼んでいるわ」

涼「そうなんですか…」

石川「寂しいのかしら」

涼「いえ、そんなことは…」

石川「それはいいとして。ねぇ絵理」

絵理「…はい?」

石川「…いえ、やっぱりいいわ」

絵理「…?」

石川「2人共、961プロって知ってるかしら?」

涼「名前くらいは…」

絵理「知ってる…」

石川「多分大丈夫だろうけど、いろいろと用心なさい」

涼・絵理「?」

石川「ああ、それと」

絵理「はい…?」

石川「このサイネリアって子なんだけど」

絵理「…!」

-同時刻、961プロ-

絹旗「今日は何の用ですか?」

黒井「ああ、次のイベントに関しての打ち合わせだ」

絹旗「次のですか」

黒井「次のイベントは貴音ちゃんと一緒にやってきてもらいたい」

絹旗「私だけじゃ超不満なんですか?」

黒井「そういうわけじゃない。ここでまた新たな客層を取り入れようと思っているだけだよ」

絹旗「そうですか。まぁ超文句はありませんがね」

黒井「いいかね?」

貴音「黒井殿の決定であれば、わたくしは構いません」

絹旗「足だけは超引っ張らないことですね」

貴音「それはこちらの台詞です」

黒井「ふふふ…」






響「出番がないぞー…」

-休日 朝 876プロ-

佐天「こんにちわー」

涼「あれ、佐天さんどうしたんですか?」

佐天「愛ちゃんとここで待ち合わせしてるの」

涼「どこかに営業とかですか?」

佐天「ううん、今日は愛ちゃんのお家に招待されてるんだー」

涼「そ、そうなんですか」

佐天「うん」

涼「色々と気をつけてくださいね…」

佐天「どういうこと?」

涼「それは…」

ドア<バーン

愛「遅くなりましたー!」

佐天「あ、おはよう愛ちゃん」

愛「はい!おはようございます!」

涼「おはよう、愛ちゃん」

愛「はい!あれ、絵理さんは居ないんですか?」

涼「今日は千早さんのところでレッスンしてるよ」

愛「あ、そっかー!」

愛「じゃあ佐天さん行きましょう!」

佐天「うん、そうだねー」

愛「いってきまーす!」

佐天「お邪魔しましたー」

涼「いってらっしゃい」


ドア<バタン


涼「舞さんに何かされなきゃいいけど…」

石川「あら、誰かいたの?」

涼「あ、愛ちゃんと佐天さんが」

石川「そう。さぁ涼、今日も女の子レッスン始めるわよ」

涼「…今日もやるんですね」

-昼 愛の家-

愛「着きました!」

佐天「普通に大きい家だね」

愛「そうですか?」

ドア<ガチャ

愛「ただいまー!」

舞「あらお帰り」

佐天「こんにちわ、舞さん」

舞「いらっしゃい、待ってたわよ」

佐天「お邪魔します」

舞「愛、ちょっとお部屋に行っててくれる?」

愛「えー」

舞「ね、お願い。後でこの子返すから」

愛「…うん、わかった」トテテ

舞「さ、こっちよ」

佐天「は、はい」

佐天(なにされるんだろう…)

舞「涙子ちゃんはそこね」

佐天「は、はい」

舞「かたくならなくてもいいわよ?」

佐天(目の前にスーパーアイドルが居るのに緊張しない訳ないじゃん…)

舞「さて涙子ちゃん」

佐天「はいっ!」

舞「アイドルになった理由って何?」

佐天「皆に元気を与えてあげられる存在になりたくてアイドルに…」

舞「それだけ?」

佐天「…落ちこぼれの私でも、春香さんみたいになれるかなって」

舞「そう。目標は春香ちゃん?」

佐天「はい。でも、Sランクアイドルにもなって春香さんにも他の皆にも元気を分けてあげたいです!」

舞「そっか。Sランクになるには覚悟が必要よ?」

佐天「はい。分かってます」

舞「…」ミツメ

佐天「…」ミツメカエシ

舞「ん、本気みたいね。じゃあ私からも応援してあげよう」

佐天「え…?」

舞「うふふ、あるプレゼントをあげるから、期待しててね?」

佐天「は、はい!」

舞(ま、一目見た瞬間に感じたあの感じ。期待してみる価値はありそうだし。何よりいじめがいかありそうだわ)

舞「これから色々あると思うけど、頑張るのよ?」

佐天「はい!」

舞「それじゃ…愛ー!降りてらっしゃい!」


ドタタタタタ


愛「来たよお母さん!」

舞「ご飯にしましょ。涙子ちゃんも」

佐天「はい!」

佐天「ごちそうさまでしたっ」

愛「ごちそうさまー」

舞「おそまつさまでした」

佐天「舞さんって料理上手なんですね」

舞「そう?」

佐天「はい、教えて欲しいくらいです」

舞「いいわよ?」

佐天「え…?」

舞「そうねぇ…毎週涙子ちゃんの休みの日にお勉強しましょう」

佐天「い、いいんですか!?」

舞「ええ、いいわよ」

舞(そのほうが楽しそうだし)

愛「わ、私もします!」

舞「出来るの?」

愛「が、がんばる…!」

-夕方、愛の家-


佐天「お邪魔しましたー」

舞「またいらっしゃい」

佐天「はい!」

愛「送っていかなくても大丈夫ですか?」

佐天「うん、大丈夫だよ」

佐天「じゃあまた来週に!」

舞「気をつけてね」



-帰り道-

佐天「はー、凄いオーラだったなぁ…」

佐天「それにしても、プレゼントって言ってたけど何をくれるんだろう…」

佐天「楽しみにしてよっと」

佐天「学園都市に帰ったらコンビニ行ってお菓子でも買おっと」

-次の日 765プロ-

佐天「おはようございます!」

千早「おはよう」

絵理「…おはようございます」

律子「おはよう涙子」

絵理「あの…佐天さん…?」

佐天「ん?なに?」

絵理「愛ちゃんがコレ渡しといてって…」

佐天「CDと手紙?律子さん、このCD聴いてもいいですか?」

律子「CD?いいわよー?」

佐天「ありがとうございまーす」

佐天「なにが入ってるんだろ?」セット

ピッ

 ひとつの命が生まれゆく



佐天「え、これって…」

千早「これは…ALIVE…?」

律子「ちょっと、なんでALIVE?」

佐天「さ、さぁ…私にもよく…」

絵理「あの…手紙…?」

佐天「あ、そ、そうか」ガサガサ




涙子ちゃんへ

CD、ちゃんと聴いてくれた?

私から涙子ちゃんへALIVEをプレゼントします

ちゃんと事務所に言っておくのよ?

ファイト☆

佐天「って書いてます…」

律子「ちょっと涙子、いつの間に日高舞さんと知り合いになったのよ!?」

佐天「いや、あの、愛ちゃんのお母さんが舞さんで…」

千早「愛…日高…」

律子「日高さんの?…あ!」

千早「こんな近くにスーパーアイドルの娘がいたなんて…くっ」

絵理「私は…知ってました…」

佐天「でも、ALIVEをくれるなんて、いいのかな…」

律子「羨ましいけど、貰ったんなら道は一つしかないでしょう?」

佐天「え?」

律子「今度765でイベントをやります。そこで歌うこと。いい?」

佐天「ALIVEを、ですか?」

律子「そう。舞さんに負けないようにしっかり練習するのよ?」

千早「あのスーパーアイドルの曲イメージを変えるのはなかなか難しいわよ」

佐天「が、頑張ります!」

佐天(ALIVE…舞さんの期待に応えられるように…!)

-物陰-

絹旗(ALIVEですか。超厄介なことになってきましたね)

絹旗(けど、私のGO MY WAY!!なら余裕ですかね)

絹旗(さて、あの黒いのに報告しときますか)

次回予告!

佐天「765のイベントに被せてきた…?」

律子「961プロ…!」


黒井「星井美希ちゃん…だね?」

美希「?」


と、お送りする予定です

今回の投下はここまでです

次回は初対決な感じです。サイネリアも出したいところですね
そういえば7月からアイマスのアニメが始まりますね
期待しすぎてどうにかなりそうです
アニメを機にSSが増えてくれると嬉しいですね

次回はまた1週間前後を予定しています
では、よろしくお願いします

絹旗とアニェーゼの口調が混ざってね?

こんにちわ

この時期はちょっと忙しいのでもう少し待っていてください…

>>461
いつかつっこまれるんじゃないかなーとは思っていましたけど
こんな早くとは…
仕様ということにしておいてください…

こんばんわ

時間がやっと出来たのでこそっと投下していきます

-765プロ事務所-

律子「と、言うわけで2ヵ月後のイベントはいつものように2時間程のライブ形式で行きます」

千早「ステージと出演メンバーは?」

律子「野外ステージみたいなところね。近くに国道もあるから、来られやすい所よ。メンバーは私、雪歩、やよいに千早、春香に涙子ね。876プロからは水谷さんが見学にくるわ」

やよい「うっうー!がんばりまーす!」

雪歩「久しぶりのステージです…」

律子「ま、いつもどおりにやれば問題はないわ。私も久しぶりのステージだしね」

春香「歌う曲とか決まってるんですか?」

律子「ええ。自分の持ち歌を歌うことになってるわ。一応デュエットも考えてるけどね」

千早「デュエット?」

律子「私と雪歩、千早と涙子、春香とやよいのペアね。歌う曲はそのペアに任せるから決まったら私に言ってね」

雪歩「何でもいいんですか…?」

律子「ええ、何でもいいわよ」

春香「頑張ろうね、やよい!」

やよい「はい!」

千早「律子、プロデューサーと佐天さんはどこに?」

律子「プロデューサーは社長とこのイベントの打ち合わせ。涙子は今日は学校よ」

-朝、柵川中学校-

初春「へぇ、それでそのイベントはいつやるんですか?」

佐天「2ヵ月後だよ。初春も見に来てくれる?」

初春「もちろんですよ!御坂さんと白井さんも誘いますね!」

佐天「婚后さんも呼んであげなきゃね」

初春「そうですね!」

佐天「きっと皆をびっくりさせるようなイベントにするから、期待しててね?」

初春「はい!期待してます!」

佐天「あ、話変わるんだけどさ」

初春「はい?」

佐天「今度の能力測定っていつだっけ?」

初春「何言ってるんですか?今日ですよ?」

佐天「…あれ、そうだっけ?」

初春「あれ程今日ですよって言ったじゃないですか」

佐天「完全に忘れてた…」

初春「アイドルのお仕事も大事ですけど、こっちも大事なんですからね?」

佐天「そうだね…」

初春「さ、もうすぐ測定が始まりますから体操服に着替えてくださいね」

佐天「はーい」

佐天「で、今回もレベル0でしたっと」

初春「私もレベル1でした」

佐天「ま、分かりきってたことなんだけどね」

初春「きっとレベルが上がるときが来ますよ!」

佐天「どーだろうね?でも、すぐにあがらなくてもいいや」

初春「どうしてですか?」

佐天「今私はアイドルだからレベル0でも全然大丈夫」

初春「佐天さん…」

佐天「トップアイドルになって、それからレベルも上げてやるんだ」

初春「応援してます!」

佐天「ありがと。でも初春もレベル上げなきゃなんだよ?」

初春「上がればいいんですけどね」

佐天「明日になったらレベル5になってるかもしれないじゃん」

初春「あはは、ありえませんよー」

佐天「もしレベル5になったら8人目だね」

初春「御坂さんにも勝てちゃうかもしれませんね」

佐天「あはは、そうなったら初春さんって呼ぶね」

初春「もう、佐天さんったら…」

佐天「さ、終わったし着替えて帰ろっか。甘いもの食べたいし」

初春「いいですね、いきましょう!」

-961プロ-

貴音「では、行動を?」

黒井「ああ、今度の765のイベントの日に仕掛ける」

絹旗「今度はイベントをつぶす気でいってもいいんですよね?」

黒井「問題ないよ」

絹旗「超了解しました」

貴音「黒井殿は」

黒井「私はやらねばならないことがある」

貴音「承知致しました」

黒井「星井美希、彼女は逸材だ。それに…」フフフ

響「がんばるぞー」

-翌、765プロ-

佐天「おはようございます!」

小鳥「あ、涙子ちゃん!」

佐天「小鳥さん?どうかしたんですか?」

小鳥「それが…」


美希「ミキも出たいの!」

P「仕方ないだろ、今回は我慢してくれ」

美希「いーやーなーのー!」

P「まいったな…」


小鳥「今度のイベントに出たいって駄々こねちゃって、もう1時間くらいあんな感じなの」

佐天「ああ、なるほど…」



律子「美希、どうしてそこまで出たいの?」

美希「最近ステージに立ってないから、ミキもステージに立ちたいの」

律子「でも、今回はもうメンバー決まってるの。分かるでしょ?」

美希「でも…」

律子「イベントの日に特等席で見れるようにしてあげるから。ね?」

美希「…」

律子「おにぎりも沢山作ってあげるから」

美希「…わかった」

律子「よかった」

美希「ちょっとお散歩してくるの…」

ドア<パタン

P「律子、助かった」

律子「全く…プロデューサーもしっかりしてください」

P「あそこまでごねられるとは思わなかったんだよ」

律子「ああ見えて繊細な子なんですから、気をつけてくださいよ?」

P「ああ、すまない」


佐天「美希さん、大丈夫かな…」

小鳥「大丈夫だとは思うけど…」

律子「きっと大丈夫よ」

佐天「いつもとは違う感じがしたけど…」

律子「大丈夫。さ、私達はいつもどおりレッスンしましょ」

佐天「…はい、わかりました」

佐天(美希さん…)


美希(…ミキは)

-それから2ヶ月後、イベント当日 765プロ-

佐天「おはようございます!」

P「おはよう」

春香「おはよう涙子ちゃん!」

千早「おはよう」

雪歩「お、おはようございます…」

やよい「うっうー!おはようございまーす!」

律子「おはよう涙子」

美希「おはようなの」

絵理「おはようございます…」

佐天「いよいよイベントですね!」

律子「はしゃぎすぎてミスしないでよ?」

佐天「大丈夫です!もうバッチリです!」

P「ALIVEの調整も大丈夫だよな?」

佐天「はい、もちろんです!」

やよい「素敵なイベントになるといいですね!」

佐天「そうだねっ」

律子「はいはい、皆そろったし移動用のバス手配してるから移動するわよー」

-9:00 イベント会場-

律子「さ、着いたわよ」

やよい「お、おっきいですー!」

涙子「だねー!」

P「満席で3000人。野外だからこのくらいだ」

律子「やよいと涙子ってこの大きさのステージは初よね?」

涙子「はい、初めてです」

やよい「今までもう少し小さかったです!」

律子「野外だし、声の響きも大きさも違うから確認しててね?」

涙子・やよい「はい!」

律子「水谷さん、今日は美希と一緒に居て見学しておいてね」

絵理「はい」

律子「美希、面倒見てあげてね」

美希「わかったの」


P「さぁ、開演は夕方だ。今から打ち合わせとリハするぞ」

皆<はい!

P「歌う曲は事前に伝えてあったように持ち歌と各ユニットが自分達で決めた曲だ。それは大丈夫だな?」

律子「その辺は大丈夫ですよ」

P「よし。歌う順番はコレに書いてある。通しで何回かリハするからそこで覚えてくれ」

進行スケジュール

開演16時

OP…春香

1…おはよう!!朝ご飯 やよい

2…キラメキラリ やよい

2…First stage 雪歩

2…オーバーマスター 雪歩

3…太陽のジェラシー 春香

3…乙女よ大志を抱け 春香

4…ALIVE 涙子

5…まっすぐ 涙子

5…inferno 千早

5…arcadia 千早

6…魔法をかけて 律子

6…いっぱいいっぱい 律子

7…My Best Friend 律子・雪歩

8…私はアイドル 春香・やよい

9…蒼い鳥 千早・涙子

 …THE IDOLM@STER 全員

アンコール

 …思い出をありがとう 全員

 …THE IDOLM@STER 全員

閉演19時

P「レッスンで動きは分かってるはずだから、後は順番だけだ」

P「歌った後にフリートークの時間があるから、そこで好きなように喋ってくれ」

P「質問はないか?」

律子「今のところは問題ありませんね」

千早「問題ありません」

春香「大丈夫ですよ!」

やよい「ないでーす!」

佐天「ありません!」

雪歩「だ、大丈夫です」

P「よし、じゃあリハはじめるぞ!」

一同<はい!

バタバタバタバタ


美希「みんなリハとか楽しそうなの…」

絵理「うらやましい…?」

美希「…そんなんじゃないの」

絵理「そう…?」

美希「…トイレ行ってくるの」

絵理「いってらっしゃい…」




美希「元気でないの」

黒井「キミ、星井美希ちゃん…だね?」

美希「?」

-12:00 イベント会場付近-

絹旗「仕掛ける方法はそれでいいんですよね?」

貴音「ええ。勿論、時機は見ますが」

絹旗「仕掛ける人物は居るんですか?」

貴音「佐天涙子。ALIVEが危険だと判断しているので」

絹旗「危険?そうは思いませんが」

貴音「黒井殿がそう言っていましたので」

絹旗「黒いのがですか」

貴音「はい」

絹旗「では、佐天涙子がステージに上がった時点でステージジャックという感じで」

貴音「ええ。わたくし達3人で、出来る範囲で結構との事です」

絹旗「そうですか。なら超準備ですね」

貴音「ええ」

絹旗「ああ、そうだそこの沖縄さん」

響「私は我那覇響!」

絹旗「ご飯買ってきてください」

響「」

-15:00 控え室-

P「あと1時間で開演だが大丈夫か?」

佐天「大丈夫です!」

千早「問題ありません」

春香「お客さんもう来てるかな?」

やよい「さっき並んでるの見ました!」

律子「入場は15時15分。ぱっと見た感じ並んでるのは1500人くらいかしら」

佐天「チケットあるのに並ぶんですね…」

律子「いつも不思議なのよねぇ」

P「というかお前達緊張してないのか?」

佐天「何故か」

やよい「全然だいじょうぶです!」

律子「あれ、美希と水谷さんは?」

春香「そういえば見ないですね?」

P「よし、俺が探してくる。お前達はスタッフにメイクとステージ衣装の確認しておいてくれ」

-15:15 開場-

スタッフ「チケット拝見しますので、チケットをお手元に進んでくださーい」

黒子「人数が多いですわね…」

美琴「今回のイベントはかなり大き目のイベントらしいからね」

婚后「しかしこの人ごみだけはちょっと…」

初春「まぁまぁ、佐天さんから貰ったチケットはいい席なんですから我慢しましょう」

婚后「そうですわね…」



ファンD「涙子ちゃん歌う曲予想がやべぇんだって」

ファンE「ああ、知ってる。ALIVEだって噂だろ?」

ファンA「あの日高舞のか?」

ファンD「そうそう」

14765号「それは気になります、とミサカはALIVEの噂に食いつきます」

ファンC「本気で歌ってくれるなら俺等のテンションがやばくなるな」

14765号「期待してこのイベントに望みましょう、とミサカはテンションをあげます」



打ち止め「初めてアイドル見れるって、ミサカはミサカはおおはしゃぎしてみたり!」

一方通行「やかましいぞクソガキ」

芳川「はぁ、どうしても外に出たいって言うから来てみればアイドルイベントだったなんてね」

黄泉川「まぁまぁ、これもいい経験じゃん」

打ち止め「14765号もいるらしいし一緒に見れたらいいねって、ミサカはミサカは」

一方通行「うるせェ」

一方通行(それにしても、土御門の奴が言ってたアイドルの中にアイテムが居るって言うのは本当なのか?)

一方通行(チッ、確認作業なんざやってらんねェぞクソッタレ)

-15:50 控え室-

P「美希が居ない」

千早「あの子どこ行ったのかしら」

絵理「トイレ行くって言ってから姿が…」

佐天「どうしたのかな…?」

律子「ま、そのうち帰ってくるわよ。それよりもOPの用意しないともう開演よ」

P「そうだな。美希は俺に任せてくれ」

春香「お願いしますねプロデューサー!」

やよい「うっうー!がんばりましょう!」

雪歩「もうすぐはじまる…はじまる…」

やよい「がんばりましょう!はいたーっち!」

雪歩「え、え…た、たーっち」

やよい「えへへー」

律子「よし、いくわよ皆!」

 はい!

-16:00 開演-

  ざわ…ざわ…



バン!


春香「みっなさーん!」

春香「こーんにーちわー!」


<こーんにーちわー!


春香「今日はこのイベントに来てくれてありがとー!」


春香「今日は最後まで楽しんでねー!」


<うぉおおおおお!


春香「よーし、もう行っちゃうぞ!準備はいいー?」


<はーい!


春香「じゃあトップバッター!やよいー!」

やよい「はーい!」

やよい「高槻やよい、いっきまーす!おはよう!!朝ご飯!」

 
 
 まぶたを開けて さわやかお目覚め

 
<ララララ朝だ!ララララ起きよう!)




絹旗「始まりましたね」

貴音「進行表を入手しました。佐天涙子の出番は天海春香の後のようですね」

絹旗「了解しました」

響「なんかワクワクしてきたぞー」

貴音「遊びではないのですよ」

響「分かってる分かってるー」

絹旗「3000人ってそこそこ多いんですね…!?」

貴音「なにか?」

絹旗「いえ」

絹旗(あの白髪は…?いや、学園都市外に彼が居るわけありませんか)

-----
----
---
 乙女よ 大志を抱け!

 授業中 Zzz…っと夢見ちゃえ

美琴〔なんか凄いノリねコレ…〕

初春〔私、こういうの大好きです!〕

黒子〔好きそうですものね〕

婚后〔世の中にはこういうイベントもあるのですね…〕

 言えない言葉が ずっとあったの…
 みんなに私 いつもありがとう…


春香「みんな、ありがとー!」

春香「じゃあ次は涙子ー!」

涙子「はーい!」

 ちょっとまったー!

涙子「!?」

春香「え!?上!?」

ファンA「なんだ!?」

14765号(この感じは…)


スタッ

絹旗「みなさーん、961プロでーす」

佐天(どうして765のイベントに961が…?)

絹旗「今日は私たちも乱入して歌わせて頂きます!」

貴音「そうです」

響「私たちの歌を聴いてほしい!」

佐天(…765のイベントに被せてきた…?」 )

絹旗「いいですかー?」


<なんで961が?

<さぁ…


絹旗(よし、このまま私達の流れにすれば後は自然に…)

佐天(このままじゃ…なにか…そうだ!)

佐天「サプライズゲスト、961プロの3人でーす!」


<やっぱり!

<サプライズ、いいことしてくれるじゃん!


佐天(このまま流れで合同イベントにした方が!)

絹旗(…チッ、まさかこうなるとは)

佐天「さぁ、一緒に歌いましょう!ALIVE!」


<うぉおおおおおお!!


一方通行(あン?…そうか、アイツか…)

次回予告!

絹旗「一方通行…!」

佐天「第一位…!?」

と、お送りします

ここで今回の投下は終了です

最近忙しくなってきて更新が不定期になりつつあるのは許してください…
ここで一方通行を出したのは理由があるのですが、いずれわかるかと思います

次回更新は10日前後です。出来るだけ早くしたいとは思いますが…
では、よろしくお願いします

>>482
おつ あと響の一人商は「自分」だろww

>>483
あー…また誤字が…脳内変換でお願いします…



961プロが暴走しそうならこれを使え

つ 水

つ はるかさん


美希移籍フラグが着々とたってるのか
移籍前なのに雪歩がオバマス歌ってるのは765から出した曲ってことにしたんかな?
しかし佐天さんの潜在能力ぱねぇなwww
でもALIVEは舞さんと愛ちゃんだけの曲にしてほしかった
わかりやすくすごい曲がALIVEってのはわかるんだけど
DS組の持ち歌は本当に専用曲だからさ…

こんばんわ

>>485
それはもう収集が付かなくなるどころかどうにもならなそう
しかし書いてみたい

>>486
なぜバレたし…
曲に関しては書く上で悩ましい部分と初期の曲から考えて難しい部分が
大分悩んだんですけども…
ALIVEに関しては悩みまくった結果です
ですが、いい方向には持っていくつもりですので…

こんにちわ

仕事でかけないのは言い訳ですね…
もう少しかかりそうです…

人がいないなぁ…


水でもあげるか…


<かっかー
                かっかー!>
  <はるかっか
                   かっかっかー>
 <かっかー
            かっか>
<ヴぁーい
<かっかー!
<かっかっか           ヴぁー>
          かっかかっか>
   <はるかっか
                       かっか!>

>>489
律子「……」フエピー

<ザッ

律子「……」テヲパン

律子「……」サッ

<サッ

律子「仕事増やさないでくれる?」

こんばんわ、お久しぶりです

最近書けないようなことが立て続けに起こってしまいまして(主にPCが壊れました)
プロットはUSBメモリー内にあって助かりました
PCは無事に治りました。HDDのデータはクラッシュしましたが…

ともかく、私が今出来ることは佐天さんをSクラスアイドルに育て上げることですので
がんばって書いていこうと思います

それでは、次の投稿は近々出来ると思いますので
お待たせしてしまって申し訳ありませんでした

千早「おはようございます」

ちひゃー< くっ

ぴよぴよ< ぴっ

千早「あれ、今日はぴよぴよだけ?」

ぴよぴよ<ぴっ ユビサシ

くまあふぅ< …

千早「あふぅも居たのね」

ぴよぴよ< ぴっ オチャオキ

千早「ありがとう」

千早「ふぅ…暇ね。仕事がないだけだけど…」

千早「プロデューサーは何してるのかしら」

くまあふぅ< …


いお< もっ ビー!

P「ぎゃー!」ドカーン

伊織「まだまだ許さないんだからね!」

P「スマンかった伊織ー!」

こんばんわ

えらくお待たせしてしまいましたが、こっそり投下していきます

律子「ちょ…あの子ったら何してるの!?」

P「いや…これでいい。これで行こう」

千早「このまま続けたほうがファンの為にもいいですね」

P「ああ」

律子「いやでも」

千早「落ち着いて律子」

律子「う…」

P「今止めたらファンに失礼だし、961の思う壺だ。なら、このまま続けさせたほうがいいだろう」

 ひとつの命がうまれゆく


絹旗(流れでこうなってしまってますが、どうしましょうか…)

佐天(よし、このまま!)

響(な、なんか楽しいぞー!)

貴音(響、貴女…)


 Trust yourself どんな時も命あることを忘れないで


打ち止め〔おおお、なんか心に響いてくるってミサカはミサカは〕

黄泉川〔なかなかいいじゃんよ〕

一方通行(さて、どう接触するかだなァ)


 Keep your dreams どんな夢も願っていれば


14765号〔まさかこんなことをしてくれるなんて…ファンやっててよかった、とミサカは〕



 この地球に標はないけど 素晴らしい世界がある




佐天「聞いてくれてありがとうございました!」

<うおおおおお!

佐天「一緒に歌ってくれた、961プロの皆でーす!」


<響ちゃーん

<面妖な!

<誰だ面妖って言ったやつ


響(この感じいいかも…凄くドキドキしてるぞ!もっと歌いたいぞ!)

貴音(響…)

絹旗(…学園都市以外での能力使用は厳禁ですが、仕方ないですね。ここはいいタイミングで窒素を使って…)

佐天「じゃあ次の曲いきます!まっすぐ」

 ねぇ 今までなんとも思わないで



絹旗(この歌の雰囲気なら多少窒素を使っても演出と思われるでしょう)

絹旗(さて、どのタイミングで…)

一方通行(アイツ…能力使う気だな)

響(楽しいぞ!)

貴音(…響はここまでかもしれませんね)




 だけど この空がいつも私のこと見守ってる




絹旗(ここですね)ポイッ

ビン<キィン

絹旗(弾き飛ばされた?一体誰が…!?)

一方通行(ここで台無しにされたらクソガキが騒ぐのは目に見えてるからなァ。ちっとくれェいいだろ)カチッ

絹旗(まさか…あれは一方通行…!)




 輝いた未来!




佐天「聞いてくれて、ありがとうございました!」

響「ありがとう!」



<よかったよー!

<涙子ちゃーん!

<響ちゃーん!

涙子「私達のステージはいったんおしまい!」

涙子「次は千早さん!お願いします!」

涙子〔はけるよ!〕グイッ

絹旗(…仕方ないですね)

貴音(…)

響(楽しかった!)

-ステージ裏-

涙子「で、一体どういうこと?」

絹旗「関係ないでしょう」

律子「大有りよ!」

貴音「答える義務はありません」

律子「ぬぐぐ…」

P「律子、理由は後で聞こう。君達にはステージが終わるまでここで俺と待機してもらう。いいね?」

貴音「…ええ」

絹旗「チッ…仕方ないですね」

響「もっと歌いたかったぞ」

貴音「響」

響「…ごめんなさい」

P「それはさておき、だ」

P「一体美希はどこへ行ったんだ?」





黒井「キミはもっと歌って目立つべきだ。私と一緒にこないかね?」

美希「ミキは…」

黒井「キミには才能がある。私のところでもっと歌ってみないか?」

美希「…」

-ステージ-



 ハートをロックオン!するの!



春香、雪歩「ありがとうございました!」

<はるかー!

<ゆきほー!俺だー!結婚してくれー!

<俺と結婚するんだよ!



春香「じゃあ次は千早ちゃんと涙子ちゃんのターンだよー!」

涙子「はーい!」

千早「出番ね」


<ちっちゃーん!

<るいこー!


春香「あとよろしくー!」

雪歩「お願いしますっ!」

涙子「まかせてー!」

千早「精一杯歌うだけよ」

涙子「じゃあ、聞いてください」

千早・涙子「蒼い鳥」

 なくことなら たやすいけれど
   悲しみには 流されない
 恋したこと この別れさえ
   選んだのは 自分だから

 

P〔ふむ、さすがだな〕

絵理〔凄い…〕


 蒼い鳥 もし幸せ


14765号(この見ている映像をMNWに流して、妹達に聞いて欲しい、とミサカは)

打ち止め(ちょっとぐらい見てもらってもいいよね、とミサカはミサカは)


 蒼い鳥 自由と孤独


響〔おおお、なんかすごいぞー!〕

貴音〔…〕

絹旗(…アイドル、ですか)


 でも前だけを 見つめてく



<パチパチパチパチ

千早「ありがとう」

涙子「ございました!」

涙子「次が最後の曲だよー!」

<えーーー!

涙子「皆ー」

春香・やよい・律子・雪歩「はーい!」

全員「THE IDOLM@STER!」


 もう伏目がちな 昨日なんていらない
 そうこれから始まる 私の伝説



響「あの、765のプロデューサーさん」

P「ん?」

響「この後ってアンコール後のもあるんだろー?」

P「ああ、そうだな。お客さんが言ってくれればあるな」

響「自分も出たいぞー」

貴音「響、どういうつもりですか?」

響「んとな、なんか765のアイドルって皆いきいきしてて楽しそうだから、混ざってみたいんだ」

絹旗「勝手にすればいいんじゃないですか?私は知りませんし」

貴音「」

響「なー、いいだろプロデューサーさん」

P「うーん、皆がいいって言うなら俺はかまわないが」

響「やった!」

貴音(…)


 男では耐えられない 痛みでも
 女なら耐えられます 強いから


春香「皆ありがとー!」

佐天「ありがとー!」


<うぉおおおお

<はるかさーん

<りっちゃーん!

-ステージ裏-

スタッフ「まもなくアンコールが始まりますので、その間に衣装チェンジよろしくおねがいしまーす」

P「皆、衣装を着替えながらでいいから聞いてくれ」

春香「なんですか?」

P「響もアンコール後のステージに立ちたいらしいんだが」

響「どうしても出たいぞ!」

律子「でも、961プロでしょう?」

響「うぐ」

佐天「私は一緒に出てもいいと思いますけど?ね、やよいちゃん」

やよい「はい!ぜんぜんおっけーです!」

千早「きちんと仕事をこなしてくれるなら、私は問題ありません」

雪歩「私も、いいと思います」

P「だ、そうだ」

律子「あーもう、分かりました!」

響「ありがとうだぞ!」

スタッフ「もうすぐ開けまーす!」

 はい!

-ステージ-

<アンコール

<アンコール

<アンコール

照明<カッ



春香「皆、アンコールありがとー!」

佐天「まだまだいけるよねー!」

<うぉおおお!

雪歩「思い出を、一緒につくりましょうっ」

やよい「聞いてくださいっ」


 こんなにつらい気持ち初めて感じちゃった
 映画やドラマみたいなキレイゴトと違う



美琴〔楽しそうねー〕

初春〔そうですねぇ〕

婚后〔私、感動の余り泣けてきました〕

黒子〔なんでアンタが泣くんですの?〕


 思い出をありがとう 勇気までもらえた



14765号〔感動で涙が止まりません、とミサカは涙をボロボロと〕


 前向きに図太く行こう!・・・なんてゲンキンかな?




やよい「聴いてくれてありがとー!」

春香「えへへ、今日は楽しいステージだね!」

響「自分も、呼んでくれて嬉しかった!」

佐天「皆で歌えるのって楽しいねー」

雪歩「う、うん!」

千早「そうね」

やよい「皆さんも楽しかったですかー?」

<楽しかったー!

律子「うふふ、よかった」

佐天「じゃあ、次の曲で本当にラストです!」


<えーーーーー!!!


佐天「また会えるんだし、えーって言わないっ」

雪歩「私達にはいつでも会えますっ」

春香「じゃあ、最後は皆で歌いましょう!THE IDOLM@STER!」


<おぉおおおおお


 もう伏目がちな昨日なんていらない
  今日これから始まる私の伝説
 きっと男が見れば他愛のない過ち
  繰り返してでも


<進もう毎日夢に向かって
  漠然とじゃない意図的に

佐天(全員で歌うのってこんなに気持ちがいいんだ…!)
 
 新しい物大好き 詳しいの
  機嫌取るには何よりプレゼント
 男では耐えられない痛みでも
  女なら耐えられます 強いから



全員「ありがとうございました!」

春香「皆、またねー!」

千早「また、会いましょう」

やよい「うっうー!またですー!」

佐天「楽しかったよー!」

雪歩「ま、また来てくださいね!」

律子「次はもっと大きいところで!」

響「飛び入りでも楽しかったぞ!」



<ワァアアアアア

-ステージ裏、公演終了-

P「皆、お疲れ様」

絵理「お、お疲れ様でした」

皆「お疲れ様でしたー!」

佐天「もっと皆と歌いたかったなぁ」

やよい「すっごく楽しかったですね!」

佐天「そうだね!」

響「いいライブだったぞ!」

律子「貴女は邪魔しにきたほうでしょう?」

響「うぐ」

春香「まぁまぁ、いいじゃないですか律子さん」

律子「ま、成功したしお客さんも喜んでくれたからそれで良しとしますか」

律子「それよりも、この子達をどうするかなんですよねぇ」

貴音「…」

絹旗「…」

黒井「その子達は私が引き取ろう」

貴音「社長」

絹旗「チッ…」

響「あれ、社長だぞ」

美希「…」

春香「美希!?」

佐天「美希さん!?」

P「お前どこに行ってたんだ?」

黒井「この子は私が面倒を見ることになったんだよ」

P「な…。本当なのか、美希…?」

美希「こっちならいっぱいステージに立てるし、目立てるの」

律子「だからって美希」

美希「律子には関係ないの!」

律子「美希…」

黒井「そういうことだ。高木によろしく言っておいてくれ。帰ろうか」

美希「分かったの」

貴音「わかりました」

絹旗「超わかりましたよ」

響「帰るさー」

黒井「ああ、我那覇響、君はクビだ」

響「えっ…」

黒井「それではな」スタスタ


律子「美希…」

雪歩「美希ちゃん、そんなに…」

響「わけがわからないぞ…?」

P「…とりあえず、片付けが終わったら俺と一緒に事務所に戻ろう」

響「うん…」

佐天「元気出して、ね?」

響「ありがとうだぞ」

-961側、帰り道-

?「よォ」

絹旗「この声は…もしや…」

一方通行「アイテムが何でアイドルなんかやってるんだ?」

絹旗「…さっき邪魔したのはあなたですか、一方通行」

一方通行「ステージを邪魔されると面倒なことになるからな」

一方通行(ガキに暴れられたら面倒だからな)

黒井「誰だ?」

絹旗「全員先に帰ってください。少しこの人と話がありますので」

黒井「ふむ」スタスタ

美希「白い人なの…」スタスタ

貴音「面妖な…」スタスタ



絹旗「で?私を殺しにでもきたんですか?」

一方通行「外で面倒なんざ起こしたくねェ」

絹旗「じゃあ何の用事なんですか?」

一方通行「ちっとばかし興味があってなァ」

絹旗「興味?」

一方通行「裏の人間が表でアイドルってなァ」

絹旗「こっちにはこっちの事情があるんですよ」

一方通行「はッ、出来ると思ッてンのか?」

絹旗「…いちいちムカつく野郎ですね」

一方通行「ンだァ?俺に勝てるとでも思ってンのか?」

絹旗「…勝てない喧嘩は売りませんよ。私は超失礼します」スタスタ

一方通行「ハッ、そうかよ」

次回予告!

佐天「宣材写真?」

と、お送りする予定です

これで今回の投下は終了です

近々とか言いながら1ヶ月も空いてしまって、申し訳ないです。
ぶっちゃけライブシーンって凄く書きにくくて…
修正しまくってたらこんなに時間経っていました…

これから響と美希はどうなるのでしょうか?
961のこれからの方針とは?

次回投稿は未定です。早めに投下できるように頑張ります。
では、宜しくお願いします


…アニマスの響が可愛すぎて辛い。8話もあずささん可愛かったなぁ

一つだけ質問事項をば。

オマケSS、毎回
書きますか? 書きませんか?

こんばんわ
お待たせして申し訳ありません

1つだけ決まらないことがあるので少しこちらで聞こうと思います
佐天さんの持ち歌、ALIVE以外で何が良いでしょうか?
参考にしたいので、お願いいたします

こんにちわ
持ち歌は何とか決まりそうです。皆さんありがとうございます。

それと、こっそり投下していきます

-765プロ事務所-

P「ただいま戻りました」

社長「おお、帰ってきたか!」

小鳥「皆、お疲れ様!」

佐天「はい、大成功でした!けど…」

小鳥「けど?」

響「…」

小鳥「あれ、貴女961プロの…」

社長「我那覇響君か。なぜここに?」

P「それが…」


~事情説明中~


社長「そうか、黒井がか…」

P「どうしましょう」

社長「ふむ…」

千早「いくらなんでもこのままは可哀想すぎるわね…」

春香「私は、ここに居させてあげてもいいんじゃないかなって思います」

千早「春香?」

佐天「私もそう思います!このままじゃ961プロに仕返しできないじゃないですか!」

律子「ちょっと涙子、仕返しとかそういう話じゃないでしょう?」

佐天「けど…」

律子「美希も抜かれてるんだし、慎重に行かないとだめなんじゃない?」

雪歩「美希ちゃん、どうしてあっちにいっちゃったんだろう…」

律子「いくら今回のステージに立てなかったからって…」

絵理「…それだけじゃないと、思います」

律子「どういうこと?」

絵理「え、えっと…それは…」


社長「ふむ…。よし、我那覇君」

響「…?」

社長「君がよければ、なんだがね。我が765プロでアイドルを続けてみないかね?」

響「それは、あの子が居なくなったから…?」

社長「美希君のことはまた別の話だ。」

社長「君がどうしたいか、だ」

響「自分は……。もっとアイドルを続けたい。私をクビにした961に見返してやりたいぞ」

社長「ふむ、なら決まりだな」

響「本当に、いいのか?」

社長「もちろんだとも」

響「あ、ありがとうだぞ!」

春香「よかったね響ちゃん!」

佐天「よかったー!」

やよい「おめでとう、響さん!」

響「おー!」

社長「じゃあ、改めて自己紹介を頼めるかな?」

響「はいさい!」

響「自分、我那覇響!これからここでお世話になるぞ!よろしく!」

P「ありがとうございます、社長」

社長「なに、可愛い子が増える分には構わないさ」

律子「美希のことはどうするんですか?」

社長「美希君の思いに気付けなかった私にも責任がある。黒井に話をしてみるよ」

律子「お願いします」

社長「うむ」


P「よし、じゃあ今日はコレで解散しよう。打ち上げは後日、響の歓迎会と一緒に行うからな」



-961プロ-

美希「と、いうわけで今日からここのアイドルなの」

貴音「はい、よろしくお願い致します」

絹旗「はいはい」

黒井「ふふふ…」

貴音「黒井殿。どうして響を辞めさせたのですか?」

黒井「もう必要ないからだ」

貴音「…」

貴音(この方は何を考えているのでしょう)

貴音「ところで絹旗殿。あの白髪の方はどなたなのですか?」

絹旗「ちょっとした知り合いですよ」

美希「あふぅ…眠いの…」ファァ

絹旗(一方通行め…)ギリッ

-佐天自宅-

佐天「たっだいまー!」

佐天「はー、今日は色々あったなぁ…」

佐天「ライブ楽しかったなー!またやりたいなっ」

佐天「美希さんに響さん、かぁ」

佐天「美希さん、どうするんだろう…961プロでアイドルするのかな」

佐天「それだとそのうちぶつかっちゃいそう…」

佐天「うーん…」

佐天「悩んでも仕方ない。私に出来ることをしよう!」

佐天「あ、そうだメールの確認しないと」ポチポチ

佐天「うわ、結構きてる!」

差出人:初春飾利
meil:kazari177@gakuen.jp
題:お疲れ様でした!
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
(本文)
凄かったです!
もう何が凄いって全部凄いです!
あの、佐天さんが2曲目に歌った曲がすごくて、輝いて見えました!
また学校でお話聞かせてくださいね!



差出人:白井黒子
meil:kuroko177@gakuen.jp
題:無題
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
(本文)
ご招待ありがとうでしたの
大きくなって…私感動いたしましたわ!



差出人:御坂美琴
meil:ityaityarailgun@gakuen.jp
題:無題
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
(本文)
お疲れ様!
なんというか、凄かったわ
そのうち手の届かないところに行っちゃいそうね



差出人:婚后光子
meil:kotobuki@gakuen.jp
題:無題
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
(本文)
わたくしの教えた佐天さんがここまで…





差出人:天海春香
meil:fragrance4.3@idolmaster.jp
題:お疲れ様っ
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
(本文)
今日のライブ楽しかったね!
961プロの人たちが出てきたときはびっくりしたけど
涙子ちゃんって凄いんだね!
私も見習わなきゃっ
じゃあ、今日はゆっくり休んでねっ


差出人:秋月律子
meil:autumn_judge@idolmaster.jp
題:無題
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
(本文)
今日はお疲れ様だったわね
961の方は社長に任せて、私達はゆっくり休みましょう

佐天「あとで皆に返信しとかなきゃ」

佐天「さーて、今日は疲れたしお風呂入って寝ようかなぁ」

佐天「あ、その前にコンビニ行こっと」




-こんびに!-

<ピンポーンピンポーン

店員「よく来たな」

佐天「久しぶりだなー」

佐天「もっとすごいポテチ!って…買っちゃおうかな」

佐天「あー、でも太っちゃうかな?」

佐天「うーん、どうしよう」

ドン

佐天「あたっ…す、すみません」

一方通行「…」コーヒーダラケ

佐天「あたっちゃった…あ、コーヒー買い占めてたのあの人だったんだー」ヘー

佐天「さー、ポテチとジュース買って帰ろう」

佐天「これくださーい」

店員「また来いよ」

<ピンポーンピンポーン

佐天「個性的な店員さんだったなぁ」



一方通行「佐天涙子ねェ」

-佐天自宅-

佐天「ただいまー!」

佐天「コーヒー買い占めてた人の謎も解けたし、ポテチ食べて寝よっかな」ガサガサ バリッ

佐天「おお!でっかいポテチが3枚入ってる!というかでかすぎないコレ?」

佐天「写真撮って明日皆に見せてあげよっと」ピロリーン

佐天「うん、味はうすしおで普通だね」パリパリ

佐天「あ、メールの返信しなきゃ」ポチポチ モグモグ

佐天「ふぅ…よし、おやすみなさーい」

-深夜、とあるファミレス-

麦野「最近フレンダと一緒に仕事してないわね」

絹旗「そうですね」

麦野「なにしてるのかしら」

浜面「そう思うなら連絡してやれよ」

麦野「何か言ったかしら」

浜面「いえ、なにも」

浜面(こぇえよ畜生!)

麦野「んで、どうして絹旗は機嫌が悪いのかしら」

絹旗「超機嫌いいですよ」

麦野「…ま、そういうことにしておいてあげるわ」

絹旗(一方通行、佐天涙子…)

浜面「チームワークがみだれねぇか心配だ」

滝壺「そんなはまづらも私は応援してる」





フレンダ「今日も一緒に寝ようねー」

ぬいぐるみ<おk

-翌日、朝765プロ-

佐天「おはようございまーす!」

小鳥「おはよう涙子ちゃん」

佐天「あれ、まだ小鳥さんだけしか来てないんですか?」

小鳥「ううん、伊織ちゃんも来てるわよ」

佐天「伊織さん?どこ?」

小鳥「ソファーでお茶飲んでるわ」



伊織「朝早いってのもたまにはいいわねー」

佐天「おはようございまーす」

伊織「あら、涙子じゃないの。おはよう」

佐天「今日は早いんですねー」

伊織「今日はラジオの収録があるのよ」

佐天「ラジオですか?」

伊織「そ。ゲスト出演だけどねー」

佐天「ラジオかぁ。出てみたいなぁ」

伊織「アンタみたいな新米にはまだまだ無理よ」

佐天「そのうち出れるように努力します!」

伊織「せいぜい頑張りなさいな」



亜美「おっはろー!」

伊織「おはよう」

佐天「おはよう、亜美ちゃん」

亜美「あれ、にーちゃんは?」

伊織「まだ来てないわよ」

亜美「そーなんだ。じゃあ来るまでここで待ってよっと」

佐天「今日のお仕事はなんなの?」

亜美「なんかよくわかんないけど雑誌の取材だってー」

佐天「雑誌の取材かー。私まだ受けたことないなぁ」

伊織「当たり前でしょ」

佐天「もっと頑張らないと!」

亜美「るいちんの取材も遠くないかもねー」

佐天「そうかな?」

亜美「わかんないケド」

佐天「あはは…」

伊織「そういえば、アンタは今日なんなの?」

佐天「さぁ…?」

伊織「さぁってアンタ…」

小鳥「あら、聞いてないの?今日は宣材写真撮るのよ?」

佐天「宣材写真、ですか?」

小鳥「ええ。涙子ちゃんの宣伝に使う写真ね。お仕事貰うのに必須だし、ちゃんとしたの撮って無かったもの」

佐天「写真かぁ、私何も用意してないけど…」

伊織「向こうでメイクもしてくれるし大丈夫よ」

亜美「いつものるいちんでいいんだよー」

小鳥「響ちゃんも一緒に撮ることになってるから、気楽にしててね?」

佐天「わかりました」

伊織「ねぇ、響って誰?新人?」


響「おはようございまーす!」

小鳥「噂をすればなんとやら、ね」

亜美「あれー?」

伊織「ちょっと、あの子961プロの子じゃない!」

響「皆ここに居たのかー」

小鳥「おはよう響ちゃん」

佐天「おはようー」

伊織「ちょっとアンタ」

響「自分か?」

伊織「どういうことなの?」

響「どういうことって、今日からここで働くんだぞ」

伊織「そうじゃなくて、どうしてアンタがここに居るわけ?」

響「自分、961プロに居られなくなったんだ。そしたら、社長さんが自分をここに入れてくれたんだ」

伊織「ふぅん…ま、社長が言ったんなら仕方ないわね」

響「でも、自分と入れ替わりで美希さんが961に…」

伊織「はぁ!?ちょっとどういうことよ!」

佐天「美希さんが自分から言い出したんです。961に行くって」

伊織「どうしてそんなことになったのよ」

佐天「わからない…けど、引き止められる雰囲気ではなかったんです」

伊織「わからないって…アンタ」

亜美「ねー、もうミキミキとは会えないの?」

小鳥「オーディションとか、フェスとかで一緒になることはあると思うわ」

亜美「それ以外で会えないの?」

小鳥「うーん、ちょっと難しいかもしれないわね…」

亜美「そんなぁ」

律子「美希の話ね?」

小鳥「あ、律子さん」

伊織「律子、どうしようもないの?」

律子「ええ、今はね。社長とプロデューサーが何とかしようとはしてくれているけれど」

伊織「そう…」

律子「はいはい、美希の話は置いといて。皆仕事の時間は大丈夫なの?」

伊織「うわ、もうこんな時間じゃない!」

小鳥「伊織ちゃん、頑張ってねー」

伊織「私を誰だと思ってるのよ。それとアンタ」

響「自分か?」

伊織「帰ってきたら詳しく聞かせてもらうからね!」

響「わかった」

伊織「それじゃ行ってくるわ」

小鳥「いってらっしゃーい」

律子「気をつけるのよー」



P「おはよう、皆」

佐天「おはようございます!」

響「はいさい!」

亜美「おはよーにーちゃん」

律子「おはようございます」

小鳥「おはようございます、プロデューサーさん」

P「ああ、おはよう」

亜美「ねーねーにーちゃん」

P「ん?なんだ亜美」

亜美「ミキミキは帰ってこないの?」

P「いや、大丈夫だ。俺にまかせろ」

亜美「ほんと?」

P「ああ。なんとかしてみせる」

亜美「にーちゃん頼もしいー」

P「当たり前だろ、プロデューサーなんだから」

律子「プロデューサー…」

P「響も今日からよろしくな!」

響「よろしくお願いします!」

P「よし、じゃあ亜美の雑誌の取材の後に宣材写真を撮りにいくから、響と涙子は待機していてくれ」

佐天・響「はい!」

-亜美、雑誌取材中-

佐天「ねぇ、響さん」

響「なんだ?」

佐天「朝の伊織さんとの話のことなんだけど、辛くない?」

響「ちょっと辛いぞ。でも、落ち込んでたら仕事は出来ないし」

響「765プロの一員として、元気に頑張るさ!」

佐天「…そっか、なら一緒に頑張ろう!」

響「ああ、よろしくな!」

あずさ「おはようございますー」

佐天「あ、おはようございます!」

響「はいさい!」

あずさ「あら、涙子ちゃんのお友達?」

響「今日からここでお世話になる我那覇響です!」

あずさ「まぁそうなの?三浦あずさです、よろしくね響ちゃん」

響「よろしくだぞ!」

記者A「ありがとうございました、いい記事が書けそうです」

P「こちらこそ、ありがとうございます。記事楽しみにしています」

亜美「ありがと、記者さん」

記者A「では、私はこれで」

P「ええ、お気をつけて」


亜美「おわったー!」

P「おつかれ、亜美」

佐天「おつかれさま、亜美ちゃん」

亜美「ねーねー、にーちゃん」

P「ん?」

亜美「亜美も写真撮るのについていっていい?」

P「んー、邪魔しないならいいぞ」

亜美「やったー!」

P「じゃあ、車出すから下で待っててくれ」

涙子「わかりました!」

響「わかったぞ!」

亜美「ほーい」

あずさ「いってらっしゃーい」

小鳥「いってらっしゃい」

涙子・響・亜美「いってきまーす!」

-961プロ-

貴音「おはようございます」

美希「おはようなの」

絹旗「…どうも」

貴音「社長はどちらへ?」

美希「知らない。美希が来たときから居なかったの」

貴音「そうですか」

絹旗「で、今日は何の仕事です?」

貴音「3人で雑誌の撮影だそうです」

絹旗「またつまらない仕事ですね」

美希「あふぅ」

貴音「では、参りましょう」




-某所-

舞「さて、面白いアイドルも沢山出てきたし、涙子ちゃんも気になるし、愛も居ないし」

舞「ちょっとだけアイドルに戻ろうかしら」

舞「皆びっくりするかしら」ウフフ

次回予告!

涙子「写真って難しいなぁ」

絵理「ネット…」

と。お送りする予定です

と、ここで今回の投下は終了です

美希が移籍、響が加入、舞が動く、絵理が…と
考えていた事が順番に出来そうです
プロット上ではまとまっているので後は文章にするだけなのですが、やはり難しいですね

次回更新も、すみません未定です
頑張って早めに更新するようにしますので…

では、よろしくお願いします

オマケだけ、投下していきます

真「おっはようございまーす!」

ちっちゃん< もっ

春香「あー!」ドンガラ

はるかさん< バシャーン

真「あ…」

はるかさんA< かっかー!

はるかさんB~Z< かっかー!

真「うわぁぁぁぁぁ、春香ぁああああ!」

春香「えへ、やっちゃった」テヘペロッ

真「えへ、じゃないよ!」

はるかさん軍団< かっかー ドドドド

真「こっちにきたぁあああ」

春香「いっぱい増えたよ!」

ちっちゃん< もー!

律子「おはようございま…」

はるかさんE< ヴぁーい

律子「…」

春香「あ、律子さんおはようござ 律子「春香」」

春香「あはは…」

真「助けて律子ー!」

律子「あんたたち整列しなさーい!」パン

はるかさん軍団< かっか ビシッ

律子「戻れ!」ビッ

はるかさん< シュン

律子「まったく毎度毎度…」

真「助かったよ律子…」

春香「のヮの」

律子「…ちっちゃん」

ちっちゃん< もっ ハリセンワタシ

春香「」

律子「春香?」

春香「じゃっ!」ダッシュ

律子「覚悟しなさーい!」

春香「ごめんなさーい!」

はるかさん< ヴぁーい

>>540

meil……

>>557
oh… 気にしないでいただけると…

こんばんわ、クリスマスイブですね
実はまだぜんぜんかけてません…仕事がもう…

ちょっと気合入れなおして書いてきますので、もうしばらくお待ちください…

こんばんわ
そしてごめんなさい…

8割がた投下分はかけてるので、あと少しだけお待ちください…

新刊の話を入れるなら病理が関係してアイドルを「あきらめさせる」展開が入るだろうな・・・・

こんばんは

ひっそりゆっくり投下していきます

-撮影スタジオ-

佐天「わ、けっこう広いんですね」

響「ほんとだな」

P「よし、じゃあ響と涙子はメイク室に行って用意してきてくれ」

佐天「わかりました」

響「了解だぞ!」

P「亜美は俺とここで待ってるんだぞ」

亜美「はーい」

亜美「ところでにーちゃん」

P「なんだ?」

亜美「せんざい写真ってなに?写真洗濯するの?」

P「あのなぁ…」

亜美「うっそだよーん。宣伝する写真でしょ?」

P「あはは…」

亜美「めっちゃキレイに撮って貰わないとね→」

P「まぁ、大丈夫だろ」

亜美「そだ、にーちゃん」

P「ん?なんだ?」

亜美「るいちんのコトなんだけどさ」

P「涙子?」

-メイク室-

響「おお、いろんな服があるぞ!」

佐天「おおー、コレなんか…メイド服?」

響「いくら自分でもそれは着る勇気がないぞ…」

佐天「私も。でもやよいちゃんに着せてみたいかも!」

響「あの元気な子か!ちっちゃくて似合いそうだぞ!」

佐天「おっと、そんな事より早くメイクしてもらわないと」

響「ああそうだった、メイクさんよろしくだぞ!」


-撮影スタジオ-

佐天「おまたせしました!」

響「よーし、気合入れて撮ってもらうぞ!」

P「おお、涙子も響も良く似合ってるじゃないか」

佐天「そ、そうですか?」テレ

響「プロデューサーは褒めるのが上手だなっ」

亜美「いやいやー、出てるとこ出てて締まるところは締まっている…いい体ですなぁ」

P「亜美…おっさんっぽいぞ」

亜美「にーちゃんがおっちゃんじゃん?」

P「…」シクシク

佐天「亜美ちゃん、いじめちゃプロデューサーが可哀想だって」

P「涙子…」

響「そんなことより早く撮影始めようよー」

P「あ、ああそうだったな。よし、じゃあ先に響から撮ってもらうか。大丈夫か?」

響「なんくるないさー!」

P「961の時のを見せてもらったんだが、コレよりもっと躍動感のある写真をとってもらおうと思う」

響「躍動感…」

P「動きのある写真ってことだ。元気な写真を撮ってもらおう」

響「わかったぞ!」

P「カメラマンとは打ち合わせしてあるから、思う存分撮ってもらえ」

響「はい!」

カメラマン「よろしくおねがいしまーす」

響「よろしくお願いします!」

<パシャ

<カシャ

<ジャアヨコムイテー

<カシャ



P「お、いい感じに出来そうだな」

佐天「ああやって撮ってもらうんですね」

P「ああ、特に響は動きのあるってことだから多めになるんだろう」

佐天「へぇ…写真って色々撮り方があるんですね…」

P「で、涙子の写真もあんな感じで撮るからな」

佐天「はい!」


カメラマン「はい、じゃあ終わりでーす」

響「ありがとうございました!」

P「おつかれ、響」

響「沢山撮ってもらってたのしかったぞ!」

P「よし、じゃあ涙子の番だな」

佐天「行ってきます!」

カメラマン「よろしくおねがいしまーす」

佐天「よろしくおねがいします!」



<カシャ

<ジャアソノママー

<カシャ



P「うんうん、いい感じだな」

亜美「るいちんもそれなりにいい体してますなぁ」

響「胸は自分のほうがあるぞ」

P「たしかに…って何言ってんだ俺は」

亜美「んっふっふー」ニヤニヤ

響「えっちー」

P「おまえらなぁ…」



カメラマン「はい、終了でーす」

佐天「ありがとうございました!」

P「おつかれ」

佐天「はい!」

P「じゃあ、俺はちょっと打ち合わせしてくるから車で待っててくれ。コレは鍵な」ワタシ

佐天「わかりました」

-車内-

佐天「よいしょっと」

響「今日のスケジュールはコレで終わりかなー」

佐天「私はこれで終わりかな」

亜美「亜美はとっくに終わったー」

佐天「他の皆はテレビとかラジオで忙しいのかなぁ…」

響「結構売れてるからなー」

亜美「ねー、ひびきん」

響「ひびきん?自分のことか?」

亜美「他に誰がいるっしょー?」

響「ひびきん…」ジーン

亜美「ひびきーん?」

響「はっ!な、なんだ?」

亜美「961ではどんな仕事してたの?」

響「んー、765の皆と変わらないぞ。違うところはプロデューサーが居ないところだな」

佐天「プロデューサーが居ない…?」

響「うん、自分のことは自分でやらなきゃいけないんだ」

亜美「そっかー。ミキミキ大丈夫かな…」

佐天「美希さん…」

響「…」


P「すまん、待たせたな」

佐天「いえ、そんなに待ってないです」

亜美「はやく事務所かえろーよー」

P「わかったわかった…ん?どうしたんだ、響」

響「な、なんでもないぞ!」

P「そうか?ならいいんだか…」

響「うん!」

P「よし、とりあえず車出すぞー」

佐天・亜美・響「はーい」

-765プロ事務所-

P「ただ今戻りました」

小鳥「あ、プロデューサーさん、それに3人ともお帰りなさい」

響「ただいまだぞ!」

亜美「たっだいまー」

佐天「ただいまです」

小鳥「今お茶汲んであげるからちょっと待っててね。プロデューサーさんはコーヒーでいいですか?」

P「あ、はい。すみません」

小鳥「いえいえ」

真美「亜美ー、ゲームしよー」

亜美「いいよー」

P「あれ、真美も来てたのか」

真美「さっきねー」ピコピコ

小鳥「もうすぐ皆帰ってくるわね。はい、お茶」

佐天「ありがとうございます、小鳥さん」

響「ありがとうだぞ」

小鳥「はい、プロデューサーさんも」

P「ありがとうございます、小鳥さん」

小鳥「いえいえ」

ドア<ガチャ


伊織「ただいまー」

佐天「あ、お帰りなさい伊織さん」

伊織「あら、帰ってきてたの?」

佐天「さっき帰ってきました」

響「おかえりだぞ」

伊織「あ、アンタいいところに。帰ってきたし詳しく聞かせてもらうわよ」

響「ああ、いいぞ」

‐事情説明中‐

響「と、言うわけなんだ」

伊織「あの子ったらまたそんなこと…」

佐天「戻ってきてくれればいいんですけど…」

伊織「ま、とりあえず事情は分かったわ。その961プロっていうところから美希を取り返せばいいのね」

P「おいおい、伊織」

伊織「わかってるわよ」

P「本当か?」

伊織「私だって無理やり取り返そうなんて思ってないわよ」

P「俺がなんとかするから」

伊織「わかってるってば」

響「…」

佐天「響さん、どうしたの?」

響「ああ、いや、なんでもないぞ…」

伊織「…」

P「おし、今日はこれで解散するか」

佐天「そうですね」

伊織「じゃぁ、私は先に帰るわね」

P「ああ、お疲れ伊織」

佐天「お疲れ様でしたー」

響「おつかれさまだぞ」

亜美「亜美も帰るねー」

真美「真美もー」

P「明日遅刻するなよ?」

亜美・真美「わかってるよ→」

佐天「私も帰りますね」

P「ああ、遠いんだから気をつけてな」

佐天「ありがとうございます、じゃあ失礼します!」

小鳥「おつかれさま」ウフフ

-961プロ-

黒井「急に電話を掛けてきたと思えば、それだけか?」

高木『何を考えている?』

黒井「お前に話すことなどない」

高木『…そうか、君とはやはり』

黒井「分かっていることだろう」

高木『…そうだったな。ではな』ツーツー

黒井「高木め…」

黒井「まぁいい、次のオーディションとイベントで叩き潰してくれるわ」ククク



-佐天 自宅-

佐天「はー、つかれたー!」

佐天「なんか765プロがぎくしゃくしてる気がする」

佐天「やっぱり美希さんが抜けたのが原因だよね…」

佐天「どうしたらいいんだろう…」

佐天「…私が考えても仕方ない、か」

佐天「よっし、明日はオフだしゆっくりお風呂入ろう!」

<ハナテココロニ

佐天「ん?絵理ちゃんからメール?」

-絵理、自宅-

絵理「ただいま」

絵理「えっと…」ポチッ

<ポン サイネリアさんがログインしました

<サイネリア>「センパイ!今日は何してたんデスか?」

絵理「アイドルのお仕事だけど…」

<サイネリア>「またリアルデスか?」

絵理「うん」

<サイネリア>「まったく…センパイはあの尾崎とかいうロン毛に騙されているんデス!」

絵理「けど」

<サイネリア>「ケドもヘチマも無いです!ネトアに戻ってください!」

絵理「…」

<サイネリア>「センパイ?」

絵理「ログアウト?」

<サイネリア>「わー!わー!ごめんなさいセンパイ!」

絵理「…」

<サイネリア>「そ、そういえば最近リアルアイドルで話題になってる奴がいるデス」

絵理「話題…?」

<サイネリア>「センパイは765プロって知ってマスよね?」

絵理「…知ってる」

<サイネリア>「そこに居る佐天涙子って奴と星井美希が話題になってるデス」

絵理「あの二人…?」

<サイネリア>「佐天涙子はすごいアイドルだ、星井美希が961プロに入ったとかデスね」

<サイネリア>「所詮リアルですし、ワタシは凄いとは思わないですケド。センパイの方が100倍凄いです!」

<サイネリア>「佐天涙子の住んでる学園都市っていうのは行ってみたいデス」

<サイネリア>「星井美希のはいざこざが合ったみたいデスね」

絵理「星井さんの方は知ってる…」

<サイネリア>「そうなんですか?」

絵理「私、その場に居たから…」

<サイネリア>「え」

絵理「なに…?」

<サイネリア>「い、いえ、なんでもないデス」

絵理「そう」

<サイネリア>「…センパイは怒ると怖いデス」ボソッ

絵理「怒ってないんだけど…?」

<サイネリア>「聞こえてたんデスね…」

絵理「…ねぇ、サイネリア」

<サイネリア>「なんです?」

絵理「学園都市に…いく?」

<サイネリア>「はい?」

-翌日 学園都市外喫茶店-

佐天「で、メールしてきたと」

絵理「入るとしたら佐天さんが居ないと駄目かなって思って…」

佐天「んー、入口で許可証もらえれば大丈夫だとは思うけど」

絵理「よかった…」

佐天「で、このさっきから睨んでくる人も一緒に?」

サイネリア「…」

絵理「えっと…私の友人でサイネリア…」

佐天「サイネリアってどっかで聞いたような…」

絵理「知ってる?」

佐天「アイドル目指してた頃にかなりアイドルについて調べたことがあって、そのときに見た気がするんだけど…」

絵理「ネットでアイドルしてて…」

佐天「ああ、多分見たことある!」

サイネリア「どうもデス」

佐天「あの時Ellieって名前も一緒に見たような…まぁいいや」

絵理「」ドキドキ

佐天「で、2人とも何で行きたいの?」

絵理「その…学園都市のPCが見たいっていうか…好奇心?」

サイネリア「ワタシはセンパイに悪い虫が付かないように監視しに来たんデス」

佐天「多分見ても分かんないと思うけど…まぁ、一応入れるか行ってみよー」

-学園都市 入口-

警備員「はい、じゃあこの許可証を付けて入ってください。くれぐれも無くさないように」


佐天「入れたね」

絵理「入れました」

サイネリア「なんか拍子抜けデス」

佐天「まぁまぁ、じゃあとりあえず繁華街に出てみよっか」


-第十五学区-

佐天「多分ここならなんでもそろってるはずなんだけど…」

絵理「すごい…」

サイネリア「…同じ日本とは思えないデス」

絵理「来る途中も筒が掃除してたし…ロボ?」

サイネリア「リアルであんなロボが見れるなんて思わなかったデスよ…」

佐天「ま、学園都市だしね」

初春「あれ、佐天さん?」

佐天「おー!初春ー!」スカートバサー

初春「きゃぁあああああ!」

佐天「おっ、今日はフリフリでレース付きとは…大人だね」

初春「やめてくださいよ佐天さん!」

佐天「あはは、ごめんごめん」

絵理ネリア「」

初春「初対面の人にまでパンツ見られるなんて…」シクシク

佐天「まぁまぁ、スキンシップだよ初春ー!」

初春「うう…佐天さんいつもそうなんですから…。で、その人たちは?」

佐天「ああ、アイドルの水谷絵理ちゃんとネットアイドルのサイネリアさん」

初春「初春飾利です。絵理さんとサイネリアさん…サイネリアさんってもしかしてあの?」

佐天「知ってるの初春?」

初春「知ってるも何もネット上で有名なアイドルの1人ですよ!」

サイネリア「ワタシを知ってるとは、見所のあるヤツデスね」

初春「わー、本物です!」

サイネリア「特別に握手してあげマス」アクシュ

初春「握手してくれましたよ、佐天さん!」

佐天「嬉しそうだね」アハハ

初春「それで、どうして学園都市に?」

佐天「パソコン見に来たんだよ」

絵理「興味津々?」

初春「あ、なら私がいい所知ってますよ!」

佐天「ホント?」

サイネリア「何処につれてってくれるか気になるデスね」

初春「じゃあ行きましょう!」

次回予告!

佐天「舞さん!?」

と、お送りする予定です

ここで一度区切りたいと思います

遅くなってしまって申し訳ありません…
次回も早めに更新できればいいな…

>>567
プロット上ではいないキャラですけど、書いてみたいですね

もう1ヶ月経ったのか…早いなぁ…
半分くらいかけたのでもうしばらく…申し訳ない…

本当に申し訳ないです…
もうちょっとだけ待っててください…

8/24に投下予定です
すみません…

おはようございます
書けている所まで投下します

-電器売場 PC関係売場-

初春「着きました!」

サイネリア「おお、なんか見たことの無いやつが沢山あるんデスね…」

絵理「すごい…」

佐天「おー、十五学区にこんな所にあったんだね」

初春「私のよく来るお店なんですよ。いつも使ってる物もここで買ったりしてます」

佐天「なんでもありそうだね」

サイネリア「飾利、ちょっといいデスか?」

初春「飾利って呼ばれましたよ佐天さん!」

佐天「よかったね初春」

初春「はい!」

サイネリア「いいから早く来るデスよ」

初春「は、はい!なんですか?」

サイネリア「コレはなんデスか?」

初春「あ、それは携帯電話ですね」

サイネリア「…ただの筒にしか見えない」

初春「学園都市ですからね」

サイネリア「なかなかやりマスね、学園都市」

絵理「サイネリア、楽しそう?」

佐天「そうなの?」

絵理「うん、あんまりサイネリアが他人と楽しく話してるの見たこと無い…」

佐天「へー、あの二人いい友達になれそうだね」

絵理「うん」

佐天「で、絵理ちゃんはPC見なくていいの?」

絵理「どれがPCかわからない…?」

佐天「外もここもそんなに形は変わらないよ?」

絵理「そう…?でも見ても分からないって言ってたし…」

佐天「あはは、まぁ気にしない気にしない。ほら、コレとか結構いいPCだと思うけど」

絵理「見たこと無い形…それで見た事のないCPUが積んである…?」

佐天「学園都市だからね」

絵理「その言葉だけで片付けようとしてる…?」

佐天「ソンナコトナイヨ」

絵理「怪しい…」

佐天「それはいいとして、お腹空かない?」

絵理「ちょっとだけ」

佐天「じゃあ、ご飯食べに行こっか」

絵理「…うん」

佐天「初春ー!サイネリアさーん!ご飯食べに行くよー」

初春「あ、ちょっと待ってください佐天さん!」

サイネリア「まったく、仕方ないデスね」

佐天「joseph'sでいいよね?」

初春「そうですねー」

-とあるjoseph's-

佐天「よっと、ちょっと遠かったね」

サイネリア「どこに連れてくると思えばファミレスですか」

初春「まぁまぁ、ここってファミレスですけど結構おいしいんですよ」

絵理「有名チェーン店。美味しい」

サイネリア「センパイがそういうならきっと美味しいんでしょうね!」

初春「水谷さんが好きなんですねー」

サイネリア「そりゃもう!」

佐天「あはは、なんか可愛いね」

絵理「そう…?たまに邪魔」

サイネリア「センパイ!?」

佐天「あ、注文しちゃおうよ」

初春「そうですね」

絹旗(まさか、こんな所で会うとは超思わなかったですね)

麦野「ん?どうかしたの?」

絹旗「…いえ、なんでもないですよ」

麦野(さっき入ってきた4人組が来てから絹旗の機嫌がおかしい?)

絹旗「浜面、ちょっとこっち来てください」

浜面「あん、どした?」

絹旗「超ちっそぱーんち」ドゴッ

浜面「ぶべらっ」

絹旗「ふぅ、超スッキリしました」

浜面「なんで俺殴られてんだ!?」

麦野「たまには黙って殴られてりゃいいのさ」

浜面「たまにじゃないですよね!?」

滝壺「大丈夫。殴られるはまづらも私は応援してる」

浜面「理不尽だ…」

佐天「ふう、お腹いっぱいだー」

絵理「普通に美味しかった…」

サイネリア「まぁ、ファミレスにしては美味しかったデスね」

初春「それは良かったです」

サイネリア「さて、ご飯食べたデスけど、次はどこに行くのデスか?」

佐天「そうだね、じゃあ家来る?」

絵理「佐天さんの自宅…?」

佐天「自宅っていうか、寮だけどね」

絵理「…行きます」

サイネリア「センパイが行く所にはどこにでもついていきマスよ」

初春「あ、私はちょっと風紀委員支部に寄ってからそっち行きます」

サイネリア「何ですかその胸躍る風紀委員とやらは」

初春「私が所属している、いわゆる治安維持のために動いているところですよ」

絵理「…カッコイイ」

佐天「ね、支部に皆で行ってもいい?」

初春「さすがにそれは…」

佐天「ね、お願い初春☆」

初春「う…」

絵理「ちょっと見てみたい?」

サイネリア「ジャッジメント…いい響きデス」

佐天「ね、お願い」

初春「わ、分かりました!とりあえず行きましょう!」

佐天「さっすが初春!」

絹旗(やっと出て行きましたか)

麦野(…あの連中と何かあったのかしら)

浜面「いってぇ…」

滝壺「はい、氷」ペト

浜面「これコップの氷じゃねぇか…まぁいいや、ありがとうな」

絹旗「なに冷やしてるんですか、超軟弱ですね」

浜面「殴った本人が言う台詞じゃないだろ!」

麦野「もう一発行っとく?」

浜面「ごめんなさい」

滝壺「はまづら、なさけない」

浜面「ついに応援もしてくれなくなった…」シクシク



フレンダ「へっくち」

フレンダ「うう、風邪引いちゃった…」

-風紀委員第一七七支部-

黒子「で、連れてきたんですのね…まったく、買い物に行ったあと帰ってこないと思ったら…」

初春「えっと…見学でも駄目ですか?」

黒子「駄目に決まってますわ。学園都市の方ならともかく、部外者の人間に入られては…」

佐天「で、ここでいつもお茶飲んでるんだー」

絵理「意外と普通の場所…?」

サイネリア「パッとしないデスね」

黒子「入ってますのぉおおおお!」

佐天「あ、お邪魔してます」

黒子「全く、貴女って人は…」

固法「まぁまぁ、ちょっと位構わないわよ」

黒子「固法先輩まで…仕方ないですわね、今日だけでしてよ?」

佐天「ありがとうございます!」

初春「ちょっと仕事してくるのでここで待っていてくださいー」

佐天「はーい」

固法「はい、お茶」コト

サイネリア「どうもデス」

絵理「…ありがとう」

固法「で、今日は観光でこっちに来たの?」

絵理「えっと…」

サイネリア「ええ、そうデスよ」

固法「そう、ゆっくりしていってね」

絵理「…はい」

ドア<ガチャ


美琴「こんにちわー」

固法「あらいらっしゃい」

佐天「あ、御坂さん!」

美琴「あれ、佐天さん来てたの?」

佐天「はい、今さっき」

黒子「まぁお姉さま、どうなさいましたの?」

美琴「ちょっと暇だったから」

黒子「お姉さま…ここは暇だからといってくる場所ではないと何度言えば…」

美琴「あれ、見たこと無い子が居るけどそちらは?」

佐天「アイドルの水谷絵理ちゃんとそのお友達のサイネリアさんです」

絵理「はじめまして?」

サイネリア「どうもデス」

美琴「…」ジー

サイネリア「…私の服になにかついてマス?」

美琴「あ、いや、なにもないわよ」

美琴(フリフリで黒い…可愛い…)

黒子「…お姉さまには似合わないかと」

美琴「なんか言った?」

黒子「いえ、なにも」

初春「お待たせしましたー」

サイネリア「終わったんデスか?」

初春「ええ、終わりましたよ」

サイネリア「学園都市の学生は大変なんデスね」

初春「自主的にやってますし、楽しいですから」

絵理「…たのしい?」

初春「はい!」

絵理「…そっか」ニコッ

サイネリア「笑ったセンパイはキュートデス!」



佐天「さて、そろそろ行こっか」

初春「そうですね」

佐天「お邪魔しましたー」

サイネリア「邪魔したデス」

絵理「…もしかしたらまた来る?」

固法「気をつけて帰るのよー」

佐天「はーい」

ドア<バタン

美琴「佐天さん、お友達が沢山増えてきたのねー」

黒子「アイドルやってるから、でしょうね」

美琴「まぁそれもあるんだろうけど…」

黒子「なんですの?」

美琴「きっと、人を惹き付ける何かを持っているのよ」

黒子「…そうでしょうね」フフ

-佐天自宅-

佐天「ただいまー!」

初春「お邪魔しまーす」

サイネリア「邪魔するデスよ」

絵理「お邪魔します」

佐天「なにもないところだけどね」

絵理「結構広い?」

佐天「そう?レベル0の部屋なんてこんなもんだと思うけどね」

初春「佐天さん…」

絵理「…超能力の事聞かせてほしい」

佐天「超能力のこと?ちょっと長くなるけどいい?」

絵理「…うん」

説明中

佐天「と、こんな感じかな」

サイネリア「なるほど、それでレベル0なんデスね」

佐天「あはは、まぁそういうことかな」

絵理「…苦労してる」

佐天「そうでもないよ?今の私にはアイドルっていう大事なものがあるし、超能力が無くてもやっていけてるしね」

サイネリア「うらやましく思ったことは無いんデスか?」

佐天「んー、御坂さんみたいにレベル5になりたい気はするけど、最近は充実してるしね」

サイネリア「そうデスか」

佐天「サイネリアさんはアイドルしててどうなの?」

サイネリア「どうとは?」

佐天「なんていったらいいかな…誰かを目標にしてるとか、リアルアイドルとか」

サイネリア「目標にしてるのはセンパイデスよ。リアルのアイドルは正直興味が無いデス」

佐天「はっきり言っちゃうんだね」

サイネリア「コレだけは譲れないデス。センパイもネトアに戻ってくれれば…」

絵理「今はこっちのアイドルのほうがいい」

サイネリア「…セイパイ」

初春「あれ、ネトアで…絵理…ま、まさか!」

佐天「どしたの初春?」

初春「最近活動してないし、そうですよねEllieさん!」

絵理「…」

佐天「Ellieって…ああ、引っかかってたのはそれだったのか!」

絵理「…前まではそう呼ばれてた?」

初春「ネットアイドル界ではクイーンって呼ばれてましたからね」

絵理「今は水谷絵理…Ellieに戻るのは考えてない…」

サイネリア「ワタシは諦めないデスよ」

絵理「サイネリア…」

佐天「そういえばさ、サイネリアさんって本名と年齢っていくつなの?」

サイネリア「企業秘密デスよ」

初春「気になります!」

サイネリア「ぬ…」

絵理「教えてあげたら…?」

サイネリア「…どうしても知りたいデスか?」

佐天「そりゃもちろん」

初春「はい!」

サイネリア「…鈴木彩音、18デスよ」

佐天「じゅ…」

初春「18!?」

サイネリア「デス」

佐天「すっごい年上だったんだ…」

初春「おとなです…」

サイネリア「ネットアイドルに年齢なんて関係ないデス」

佐天「ほえー」

初春「あ、彩音って名前可愛いですよね!」

サイネリア「本名で呼んで欲しくは無いデスけどね。ワタシはサイネリア。それだけデス」

佐天「そっか、じゃあサイネリアさんって呼ぶね」

初春「私もそう呼びますね」

サイネリア「物分りのいいやつは好きデスよ」

~夕方

佐天「あれ、もうこんな時間だ」

初春「ほんとですね」

絵理「そろそろお暇…?」

サイネリア「デスね」

佐天「じゃあ入口まで送ってくよ」


-学園都市、入口-

絵理「今日はありがとうございました」

佐天「どういたしまして」

サイネリア「世話になったデス」

初春「サイネリアさん!アドレス教えてください!」

サイネリア「仕方ないデスね、特別デスよ?」

絵理「仲良くなってる…?」

佐天「いいお友達になれそうだね」

絵理「…うん」

初春「ありがとうございます!」

サイネリア「暇なときはメールしてやるですよ」

絵理「じゃあ、また?」

サイネリア「また来てやるデス」

佐天「またねー」

初春「またです!」



佐天「どうしよっか」

初春「もうすぐ最終下校時刻ですし、私は自宅に帰りますよ」

佐天「そっか、んじゃまたね」

初春「はい、また学校で」

-佐天自宅-

佐天「ただいまー」

佐天「今日は結構大変な一日だったなぁ」

佐天「サイネリアさんの年齢には驚いたけど」

佐天「それでも可愛かったからいいかなぁ」

佐天「敬語とか使ったほうがいいのかな」

佐天「ま、いっかー」

佐天「さ、お風呂はいってこよっと」

-翌日、765プロ-

佐天「おはようございまーす」

小鳥「おはよう」

春香「あ、おはよう涙子ちゃん」

やよい「おはようございまーっす!」

P「おはよう涙子」

春香「涙子ちゃん、クッキー焼いたんだけど食べない?」

佐天「わ、いただきます!」

やよい「春香さんのクッキーはすっごく美味しいんですよ!」

春香「えへへ、ありがとー」

佐天「ほんとだ、すごい美味しい!」モグ

春香「いつでも作ってきてあげるね」

佐天「ありがとうございます!」

P「悪い、涙子とやよい、ちょっと社長室まで来てくれないか?」

佐天「なんですか?」

やよい「なにかあったんですか?」

P「ああ、まぁな」

春香「?」

-社長室-

P「今度、2人に受けてもらおうと思ってたオーディションがあったんだけどな、棄権してもらうかもしれん」

やよい「う?」

佐天「どういう事ですか?」

P「まだ確定的な証拠はなくてあくまで噂なんだが、絶対的なアイドルが来るんだよ。引退はしてるんだけどな」

佐天「まさか…」

やよい「どんな人なんですか?」

P「圧倒的なカリスマ力とか常勝無敗とか、そんな言葉が似合う人だよ」

やよい「うー…?」

佐天「…本当なんですか?」

P「ああ、もし出られたらお前達じゃ勝てないと思う。春香でも…いや、ウチの事務所じゃ勝てないかもしれん」

やよい「そんなに凄い人なんですか!」

佐天「名前聞いたことあるよ、絶対。元Sランクアイドルだもん」

やよい「Sランク?ひょっとして…」

P「そうだ」

佐天「舞さん…」

次回予告!

舞「その程度の覚悟なの?」

佐天「違います!」

と、お送りする予定です。

今回はここで切らせてもらいます。
オーディションかけてないので…

次回更新日は…早めに投下できるように頑張ります
よろしくお願いします

ぬぉおおお…
舞さん持て余し気味です…

来月中旬までには投下できると思いますです…

プロットと本文吹っ飛んだ…
また書き直しだ…

プロットサルベージ成功した!
コレで書けるですよ!

今月中に上げますです

こんばんわ
かなり時間が空いてしまいました…
書けてると所まで投下します

P「確定したわけじゃないんだが、噂を聞いてほとんど棄権しているらしい」

P「調べた時点で今残っているのは涙子、やよい、それから961の絹旗最愛、あと2人ほどだ」

やよい「そんなに棄権しちゃったんですか?」

P「ああ、それだけどうにもならない相手だってことなんだが…」

佐天「ってことは、それだけライバルが少ないってことですよね?」

P「そうとも取れるが…相手はあの日高舞だぞ?」

佐天「…大丈夫です。私、出ます」

佐天「今どこまで出来るか、舞さんに挑んで試してみたいんです」

P「…やよいはどうする?」

やよい「涙子ちゃんが出るなら、私もでます!」

P「わかった。なら出る方向で調整しておく」

佐天「お願いします!」

-事務所-

佐天「と、いう訳で舞さんと戦ってきます!」

春香「えぇええええ!!」ゲホゲホ

小鳥「涙子ちゃん、やよいちゃん…本気なの?」

佐天「はい」

やよい「はいー!」

春香「か、勝てるの?」

佐天「正直分かりませんけど、当日までやれることはやるつもりです!」

小鳥「頑張ってね、2人とも」

涙子・やよい「はい!」

-961プロ-

絹旗「日高舞?超誰ですか?」

黒井「当時アイドル界に君臨していた伝説のアイドルだ。日高舞がステージに立つと巨額の金が動くほどのな」

絹旗「へぇ」

貴音「その日高舞がオーディションに?」

黒井「確かな筋の情報だ。あやつには勝てる見込みが無い」

美希「美希でも勝てないの?」

黒井「足元にも及ばないだろうな」

美希「…」

絹旗「で、私に出るなと?」

黒井「いや、オーディションを中止させてこい」

絹旗「中止、ですか。方法は何でもいいんです?」

黒井「かまわん。今日高舞がTVに出られては困るのでな」

絹旗「超了解しました」

貴音「…」

-961プロ 別室-

貴音「どうするおつもりですか?」

絹旗「どうするもこうするも、言われた事は超実行するまでですが?」

貴音「アイドルとしての誇りは存在しないのですか?」

絹旗「貴女なら分かるでしょうに」

貴音「…」

絹旗「同じ事務所同士なんですから、超仲良くしましょう」

貴音「…そう、ですね」

絹旗(まぁ私は貴女のことなんて超どうでもいいんですがね)

美希「あふぅ…」

-佐天自宅-

佐天「舞さんかー…」

佐天「帰ってきて考えてみると凄いこといってるなぁ私…」

佐天「…うん、悩んでも仕方ない!」

佐天「明日からレッスンやりまくってやる!」

佐天「打倒、日高舞!」オー

佐天「さあて、お風呂はいろっと」

-翌日 765プロ-

佐天「おはようございます!」

伊織「おはよう」

P「ああ、おはよう」

佐天「あれ、今日はこれだけですか?」

P「ああ、全員仕事に出てる」

佐天「小鳥さんもですか?」

P「用事があるらしく外に出て行ったぞ」

佐天「そうなんですか」

伊織「ねぇアンタ」

佐天「なんですか?」

伊織「聞いたわよ、日高舞と対決するんですって?」

佐天「対決ってよりもオーディションなんですけど…」

伊織「日は決まってるの?」

佐天「2週間後です」

伊織「2週間か…アンタ、今日の予定は?」

佐天「今日はビジュアルレッスンを」

伊織「よし行くわよ」

佐天「え?」

伊織「ボサっとしない!」

佐天「伊織さん今日のお仕事は…」

伊織「今日はオフの日よ。私のことは心配しなくていいからほらさっさと行くわよ!」

佐天「はっはい!」

バタバタバタ

P(伊織も心配してるのか…)


-その翌日 765プロ-

佐天「おはようございまーす」

やよい「おはようございまーっす!」

小鳥「あらおはよう」

千早「おはようございます」

春香「おはようー!」

佐天「さて、今日のレッスンは…」ゴソゴソ

やよい「私と一緒にボーカルトレーニングですー」

佐天「お、なら一緒に行こうかっ」

千早「…私もついて行っていいかしら」

佐天「え、千早さんも?」

やよい「一緒にレッスン受けるんですか?」

千早「ええ。確認したいことがあるし、それに…」チラッ

やよい「?」

千早「なんでもないの。さぁ、いきましょう」

佐天「あ、待ってください!」

やよい「おいてかないでくださーい!」

バタバタバタ

春香「千早ちゃん、心配そう…」

小鳥「きっと何かしてあげたいのよ。けれど、千早ちゃん不器用だから面と向かって言えないのね」

春香「あはは」

小鳥「春香ちゃんは心配じゃないの?」

春香「涙子ちゃんとやよいならどんな結果であれ大丈夫だと思います」

小鳥「…そうね」

-さらに翌日 765プロ-

佐天「おはようございまー」

舞「あら、遅かったじゃない」

佐天「すって…ぇええええええ!?」

やよい「る、涙子ちゃーん…」

春香「お、おはよう…」

佐天「どうして舞さんがここに居るんですか…?」

舞「ちょーっと敵情視察よ」

佐天「敵地ど真ん中ですよ、舞さん」

舞「細かいことは気にしないの」

佐天「気にしますよ!まったくもう」

舞「あっはは、まぁまぁいいじゃない」

春香「あ、あの涙子ちゃん?」コソコソ

佐天「はい?」

春香「どうしてそんなに普通に…今度の相手だよ?」コソコソ

佐天「どうって…オーディション会場じゃ敵ですけど、今はやさしいお姉さんですし」

春香「…そうだね」フフ

舞「…ふぅん」

舞「よし、じゃあ私帰るわね」

佐天「あれ、帰っちゃうんですか?」

舞「視察終わったしね。あ、オーディション期待してるわよ?」

佐天「はい!負けませんからね!」

舞「威勢のいい子は好きよ。じゃまたね」ナデナデ

ドア<パタン

やよい「ふぁぁ…おーらがすごくてつかれましたぁ」

佐天「あれでも気前のいい人なんだけどね」

やよい「私、大丈夫かなぁ…」

佐天「弱気になっちゃ勝てないよ!頑張ろう!」

やよい「はっはい!」

-日は流れ オーディション当日 会場控え室-

佐天「ついにきてしまった…!」

やよい「うー…緊張しますー…」

佐天「今日は敵同士だけど、緊張してたら全力出せないよ!」

やよい「…そうですね、えへへ、今日はがんばりましょー!」ハイ

佐天「おー!」ターッチ


絹旗(のん気でムカつきますね…さて、仕掛けに行きましょうか)

舞「あら、何をしようとしてどこに行こうとしているのかしら?」

絹旗「!」ゾワッ

絹旗(なんなんですか…こんな悪寒向こうの仕事中でも感じたことねーですよ…!)

舞「邪魔しちゃ誰であろうと、ね?」ニッコリ

絹旗(なんですか…一般人のはずなのに…)ギリッ

舞「ふふふ」ニッコリ



麗華「日高舞が居るなんて聞いてない…」

ドア<ガチャ

係員「では始めさせていただきますので、会場までお越しください」

佐天(来た…!全力で挑んで勝ってやる!)


-オーディション会場-

Vo審査員「では、始めは佐天涙子さん。お願いします」

佐天「はい!」

佐天(よし…やるぞ!)


佐天「佐天涙子、歌う曲はALIVEです!よろしくお願いします!」


 ひとつの命が 生まれゆく


Vo審査員「なかなかいいですね」

Vi審査員「スタイル、ともにいいですね」

Da審査員「ダンスは無い曲ですが…いいですね」


 Trust yourself どんな時も命あることを忘れないで


舞(ふぅん…そう歌うのね、結構いいじゃない。けど…)

絹旗(くそッコイツがいるせいで何もできねーじゃないですか…!)

やよい(涙子ちゃんすごい…)

佐天(出せる力を出すんだ!)

麗華(…)

佐天「ありがとうございました!」

佐天(よしっ…!手ごたえはある…!)


やよい「すごかったですー」ヒソヒソ

佐天「頑張ったよ…!」ヒソヒソ

Vi「では次は高槻やよいさん」

やよい「はい!」


やよい「高槻やよい、おはよう朝ごはんうたいます!」


 まっぶたをあけて さわやかおめざめー


Vo「可愛いですね」

Vi「可愛いですね」

Da「可愛いですね」


舞「かわいいわぁ…」

絹旗(…畜生、可愛いじゃねーですか)

佐天(かわいいわぁ…)

やよい「ありがとうございましたー!」ガルーン

Da「では次は…日高舞さん」

舞「はいはーい」


舞「若いっていいわねぇ…」

Vi「はい?」

舞「いえ、なんでもないわ」

佐天(舞さん…)

舞「君達、よく見ておきなさい。コレが私よ!」ビシッ

佐天・やよい・絹旗「」ビクッ

舞「ALIVE」


ゴォッ


佐天「え…かぜ…?」

やよい「どこから…?」


 ひとつの命が 生まれゆく


佐天「…!」

佐天(なにこれ…生で聞いたらこんなに…!?)

絹旗(なんですかコレ…化け物じゃないですか…!)

やよい「はわー…」

Vo「文句なしだ!」

Vi「合格!日高さん以外は帰って!」

Da「早くTV局をおさえろ!」


舞「ちょっとまだ歌ってるでしょ!」


佐天「こんなに…ちがうなんて…」

舞「全く、最後まで聞いてほしいものだわ」プンスカ

佐天「舞さん…」

舞「涙子、アナタは才能を持った人間だと思うわ。けどね」


舞「アナタにはまだまだ覚悟がたりないわ」


佐天「覚悟…ですか」

舞「アイドルになる覚悟。その程度なの?」

佐天「ち、違います!」

舞「ふふ、威勢はいいのね。やっぱり貴女好きよ」

舞「もうひとつ、気付かなければならないことがあるのよ」

舞「それに気が付ければ私を超えられるかも、なんてね」

舞「今日はお疲れ様。ゆっくり休みなさいな」


佐天「…」

次回予告!

やよい「みていですー」

と、お送りする予定です(?)

長い時間空いてすみません…

舞さんと佐天さんはここらで絡みまくるのでご期待ください
やよいかわいいですね

では、また次回よろしくお願いします
早めに…がんばれるかな…

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