不良「……へえ」

不良「テメー、『適正者』かよ」

青年「……ふん」

青年「その口振り、貴様も同じみたいだな」

不良「テメーの能力、凶眼とか言ったな」

不良「見たところ、目を合わせると何かが起こるようだな」

青年「ふん、流石にそれくらいは分かるようだな」

青年「俺の能力、【凶眼】は目が合った相手の脳を支配する」

青年「まあ、大体は脳細胞を破壊して死に至らしめているがな」

青年「つまり、俺と目を合わせた瞬間、貴様は死ぬと思っていただこうか！」

不良「……へっ」

不良「わざわざ自分の能力の説明をするたぁ、随分なめられたもんだなあ？」

不良「その油断顔、すぐ歪ませてやるよ！」

不良「【圧爆】〈ｱｻﾙﾄﾌﾟﾚｯｼｬｰ〉！！」ｸﾞﾜﾝ

青年「！」

ｽﾞﾄﾞﾝｯｯ！！

不良「へえ、よく避けたな」

青年「……爆発させる能力か？ 芸の無い……」

不良「ふん、テメーみたいに能力の説明はしてやんねーっての」

不良「ただなあ、今の能力、テメーに当てるために使ったんじゃねえぜ？」

ﾓｸﾓｸ……

青年「！ へえ……」

不良「今のはなあ、地面にぶつけたのさ！」

不良「こんだけ砂埃が舞ったらよお」

不良「目を合わせるなんて出来ねえだろお？」

不良「これでテメーは何も出来やしねえ！」

青年「……ふん、クズの割には考えたものだな」

青年「だが視界が塞がれたのは貴様も同じだ」

青年「ここからどうするつもりだ？」

不良「見る必要はねえさ！」

不良「俺の能力は連発が効くからなあ、どんどんぶち込んでやるよ！」

不良「テメーに受け切れるかあ！？」

青年「……」

青年「やはり浅はかだな」

不良「……んだと？」

青年「俺の能力が【凶眼】一つだけだと」

青年「誰が言った？」

不良「な……！？」

不良「まさかテメー……『ツヴァイ』だってのか！？」

青年「【千里眼】〈ﾍﾟﾈﾄﾚｲﾄｻｲﾄ〉！！」ｶｯ

不良「！？ かはっ……」

青年「（……【千里眼】はその名の通り、遮蔽物の向こうをも見透かす能力）」

青年「（こんな砂塵の先を見通す事など造作も無い）」

青年「（そして、見通した先で相手がこちらを見ていれば……）」

青年「（目が合ったとみなされ、【凶眼】が発動する！！）」

青年「（つまり！）」

青年「俺の【凶眼】からは逃げられない！」ﾊﾞｧｰﾝ

不良「」ﾄﾞｻｯ…

青年「……もう聞こえてはいないか」

ふう……
中2成分に飢えていたので補充した

以下、お前らが考えた超能力妄想スレ
ピンと来た能力があったらそれ採用して続きを書くかも