穂乃果「コープスパーティー改」 (1000)
注意・このSSはラブライブ!とゲーム「コープスパーティー」のコラボSSです
・ゲームをプレイしたことがある方はお分りでしょうが、このSSでは選択肢によってはμ'sのメンバーが次々と無惨な死に方をします。閲覧には十分ご注意下さい。
・選択肢によっては、どちらを選んでもBAD、逆にどちらを選んでも問題ないものもあります。
・生存者が「1人」になった時点でBAD確定となります。
・皆さんの安価でμ'sメンバーを出来るだけ多く助けてあげてください。
・なお、始まる前から死ぬことが確定しているメンバーがいる・・・かもしれません。
・このSSは昨年秋に書いた穂乃果「コープスパーティー」と穂乃果「コープスパーティー2」において、雪穂と亜里沙の登場を望む声があったことから、再び書くことにしました。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394277052
・過去スレ
穂乃果「コープスパーティー」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1379329315
穂乃果「コープスパーティー2」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1380808212
見れなかったらスミマセン
・前回のENDを一部使い回すので、書き溜めなどありません。
・亀さん更新です。下手したら完結が3月末まで延びる可能性もありますが、温かく見守っていただければ幸いです。
では始めます。
雨が降っているある日の部室
雪穂・亜里沙「お姉ちゃん、傘持ってきたよ~」
穂乃果「あっ雪穂!ありがと!」
絵里「亜里沙、ありがとう」
雪穂「もう!あれだけ雨降るから傘持っていってって行ったのに」
穂乃果「ごめんごめん」エヘヘ
希「みんな、ちょっと聞いて欲しいんや!」
絵里「どうしたの?」
希「幸せのサチコさんっておまじない知っとる?」
穂乃果「知らないな~」
凛「どういうものなのかにゃ?」
希「えっと今ここにいるのは11人やから、まずこのプリントアウトしたサチコさんの形代を11等分するんや」チョキチョキ
希「それで、この形代の破片を1人1つずつ持ってな」クバリクバリ
希「目を閉じて人数分、すなわち11回『サチコさんお願いします』って声に出さずに心の中で唱えるんや!」
絵里・亜里沙「ハラショー・・・」
希「それだけで一生の絆が結べるんや!スピリチュアルやろ~」
穂乃果「面白そうだね!」
真姫「別に私はにこちゃんと一生の絆を結びたいなんて思っていないんだから」カミノケクルクル
にこ「あー、真姫ちゃん顔赤~い」クスクス
真姫「何言ってるのよにこちゃん!」///
凛「凛はかよちんと一生の絆を結びたいにゃ!」
花陽「り、凛ちゃん!」///
海未・ことり「ふふふっ・・・」ジーッ
穂乃果「?」
希「それじゃあ、準備オッケーやな?行くで~!」
一同「は~い!」
一同「(サチコサンオネガイシマス・・・・・・・サチコサンオネガイシマス)」
ピカッ
穂乃果「えっ!?」
絵里「床が抜けてる!?」ピュー
雪穂「何これ!」
真姫「イミワカンナイ!!」
一同「うわぁ~!!」
導入部分を書いたので一旦離脱、22~23時再開予定です。
なお、開始直後から安価が出ます。
お待たせいたしました。再開致します。
【海未視点】
海未「・・・・んっ・・・・いたたっ・・・」
床が抜けて落ちてから何時間が経ったのでしょうか?
私は暗い教室の中央に倒れていました。
見渡すとそこは見慣れた音ノ木坂学院の部室ではありませんでした。
更に、さっきまでいた皆の姿が見当たりません。
海未「穂乃果!ことり!どこにいるのですか!」
私は皆を探しに暗い教室を出ていくことにしました。
教室を出ると照明の消えている廊下が真っ直ぐ伸びていました
廊下は今にも床が抜けそうで、歩くたびにミシッ ミシッと不気味な音を立てます
海未「皆さん、どこにいr」ブニョ
皆を探して歩いていると、何かを踏んだ感触がありました
恐る恐る下を向くと・・・
海未「ひ、ひぃっ・・・!」
それは死後ある程度時間が経過した人の形をしたものでした
踏んだのはその人の内臓だったみたいで、たちまち辺りに強烈な腐敗臭が漂いました
海未「うぷっ!・・・・何ですかこれはっ・・・!」
私はあまりの臭いと気持ち悪さに吐きそうになりました
吐くのを必死でこらえ、皆を探しに私は廊下を進みました
しばらく歩くと真っ暗な廊下の中央に人影が見えました
人影は誰?
>>15
3人まで選択可
ここで何人と合流するかでストーリーが変化します
ほのかとことり
近づくにつれ、その人影は2人であることが分かりました。
そして私と同じ制服、1人は髪をリボンでサイドポニーにしており、もう1人は頭に特徴的なとさかがありました
そう、2人は私の幼なじみである穂乃果とことりでした
2人は私に気付くやいなや、駆け寄ってきました
穂乃果・ことり「海未ちゃ~ん!」タッタッ
海未「穂乃果!ことり!」
2人は駆け寄ってきて私に抱きついてきました
ことり「ふぇぇん・・・怖かったよぉ~・・・」グスグス
穂乃果「海未ちゃんが無事で良かったよぉ」グスグス
話を聞いてみると、ことりと穂乃果は同じ教室で倒れていたらしく、2人で皆を探している途中偶然私に出会ったということみたいです
穂乃果「海未ちゃん、途中で他の皆と会った?」
海未「いえ、誰とも会いませんでした。穂乃果たちはどうでしたか?」
ことり「会ってないよ」
海未「そうですか・・・」
2人と合流し、少しは寂しさがなくなりました
私達は引き続き、皆を探しに校舎を歩き回ることにしました
しばらく歩いていくと、廊下の壁際に小学生低学年と思わしき少年が体育座りしていました
少年は全身血まみれで目は虚ろで焦点が定まっていません
よく見ると、口から血をダラダラと流していました
私はその姿にただならぬ気味悪さを感じました
すると、
穂乃果「もしかしたらあの子、皆の居場所を知っているかもしれないよ!」
ことり「えっ?」
どうしましょうか >>20
>>20
1・話し掛けてみる
2・スルーする
2
海未「やめてください穂乃果!あ、あんな気味悪い人・・・何か不吉な予感がします!」
ことり「わ、私もあの人に話し掛けるの怖いよぉ」
穂乃果「うーん、じゃあどうする?」
海未「このまま私達で皆を捜しましょう」
ことり「(というか、穂乃果ちゃんはあの少年を怖いと思わないんだ・・・)」
私達は少年の前を通って行くことにしました
(コンマ判定)
少年と目を合わせてはいけない
海未 >>23
穂乃果 >>24
ことり >>25
コンマがゾロ目・目が合う
それ以外・特に何もなし
任せろ!
任せろ!
ゾロ目来るかな
私達は少年の前を通り、皆を捜しに廊下を進みました。
海未「今の不気味な少年は一体何だったのでしょうか・・・」
ことり「なんか生気がなかったし・・・」
穂乃果「まさか幽霊とか・・・?」
【花陽視点】
花陽「ここはどこ?」
目が覚めた時、私は見知らぬ暗い教室に倒れていました
どう見ても音ノ木坂学院の教室ではないようです
あたりを見回すと黒板の横に貼り紙が目に入りました
『せっけんでちをあらおう』
花陽「ヒィッ!!ダレカタスケテー!!」
白い紙に赤い文字
私はこの貼り紙を見て吐き気を催すような悪意を感じました
助けて凛ちゃ~ん・・・
黒板や床には至る所に血飛沫のようなものがこびり付いていて、とても気味が悪いです・・・
その時
花陽「ひぃっ!」
教室のドアの外に青い人影のような物が見えました
私は慌てて教卓の中に隠れました
花陽「ど、どうしよう!?」
私は青い人影がいなくなるのを待ち続けました
しかし、いくら待てどもドアが開く音はしません
不思議に思い教卓の中からひょっこり顔を出してみると、人影はただずっとドアの前に立っています
花陽「どうしよう?>>31」
>>31
1・ドアを開けて教室を出る
2・このまま教卓に隠れ続ける
(これから先安価が連続します 1つでも選択を間違えると、花陽ちゃんが何通りもの死に方をします パナヨエルの方は注意してください)
2
花陽「ひとまずこのまま隠れ続けよう」
しばらくすると、ドアの向こうの人影がスッと消えました
恐る恐る教卓から出てドアの方をじっと見つめましたやはり誰もいません
花陽「ふぅ~っ 怖かったよぉ~・・・」
一安心したその時
ボーッ
さっきの青い人影がまたドアの向こうに現れました
花陽「ひぃっ! また!?」
私は素早く>>35の中に隠れました
>>35
1・教卓
2・掃除用具ロッカー
2
花陽「そこの掃除用具ロッカーに隠れよう!」
教卓よりも近い位置にあった掃除用具ロッカーに私は身を潜めました
直後、ガラガラと教室のドアが開けられました
ミシ・・・ミシ・・・
さっきの人影が教室の中に入ってきたのでしょうか
足音で木の床が軋む音がします
花陽「(お願い!こっちにこないで・・・!)」
私は天に祈りながら人影が教室から出ていくのをじっと息を潜めて待ちました
しばらくすると、その足音が段々こちらに近づいてきました
そして、ロッカーのすぐ近くで足音が消えました
私の心臓はバクバク、最大のピンチを迎えました
花陽「(凛ちゃん、真姫ちゃん!助けてぇ~!)」
と、その時!
ボコッ!
花陽「きゃっ!」
突然、掃除用具ロッカーがへこみ始めました
ボコッ ボゴン
花陽「(え!?一体何が起きてるの!?)」
そう考えている暇もなくロッカーはへこみ続け、私はあっという間に身動きが取れなくなりました
私「く、苦しいよぉ・・・だ、ダレカタスケテ~!」
しかし、まだ圧縮音は止まりません
バコン! ボコン! ゴキン!
そして・・・
ボコッ
花陽「い、痛っ!・・・かはっ・・・げほっ!」
胸の部分が一気にへこみ、肋骨が折れました
あまりの激痛に満足に声も出せません
花陽「かはっ・・・けほっ・・・い、痛いよ・・・痛い・・・・・やめて!助けてぇ!」
ですが、そんな助けを求める声も届かずロッカーはさらにへこみ続けます
花陽「た、助けて!凛ちゃん!真姫ちゃん!皆~!やめてぇ~!まだ死にたくないよ~!嫌ああああああああ!!!」
ゴンッ
一気にお腹と背中の部分がへこみ・・・
ボコッブチュッ グチョッ
花陽「いやああああああああ~・・・・・っ!」
私が意識を失う直前に聞いたのは、自分の内臓が潰された音、そして噴き出した血が滝のように流れ下にピチャピチャと溜まっていく音でした
BAD END
>>40
訂正
誤・私「く、苦しいよぉ・・・だ、ダレカタスケテ~!」
正・花陽「く、苦しいよぉ・・・だ、ダレカタスケテ~!」
今日はここで終了です。
日曜夜から再開予定です。
・・・前回もロッカー選択してことりちゃんタヒんでましたね(遠い目)
よし、今から前作読んでくる(手遅れ)
よっしゃ読んできたぜ
原作もちょっと知ってるしもうこれで安心だ
お待たせしました。再開致します。
【にこ視点】
にこは薄暗い女子トイレの中で倒れていました
にこ「なんでにこがこんなところで倒れてなきゃいけないのよ!」
こんな汚いとこにいたら皆そう言うに決まってるじゃない!
辺りをキョロキョロと見回したけど、誰もいないみたいね
にこ「さて、どうすればいいのかしら>>57」
>>57
1・女子トイレを調べる
2・女子トイレを出る
前作見てきたぜ俺にまかせろー
2で
にこ「こんな汚いトイレ調べる気にもならないわ! さっさと出ましょう」
にこはそのままトイレの出口へと向かい、扉を開けました
すると
にこ「ひっ!!」
扉を開けると、目の前の廊下に全身青白い少年が立っていました
しかもすぐ近くに立っていました
(制限時間付き安価)
この書き込みからコンマ含め「4分以内」に>>61に何かしらの書き込みがなければ、逃げ切れず幽霊に捕まります
残念ながら時間切れです
にこはとっさに扉を閉めようとしました
しかし
ガッ
少年は扉に足を挟みこんできました
少年「・・・ミーツケタ・・・ヒヒッ」
にこ「ひいっ!」
にこは扉から離れ再びトイレの中に戻りましたが、少年も扉を開けてトイレの中に入ってきました
そしてにこを追い掛けてきます
にこ「なっ、何よこいつ!」
少年「・・・・」
>>65
コンマ判定
素数・脱出成功
00、01、それ以外・捕まる
あ
にこは必死に狭いトイレの中を逃げ回りました
そして、隙を見てトイレの扉へとダッシュしました
にこ「(やったわ!これで逃げられる!)」
そう思った次の瞬間
少年「・・・つーかまえたっ」
少年の手かしら?視界が突然暗転しました
にこ「な、何するのよ!離しなさい!」
にこは暴れますが、少年はびくともしません
にこ「(な、何よこの馬鹿力!?本当に少年なの!?)」
次の瞬間
目の前が黒から真っ赤に染まりました、いや、染まったような気がしました
にこの目の中に鋭く尖った爪と指が入り込んできました
あまりの激痛に何も考えることができず、その場に崩れ落ちました
にこ「め、目ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!いぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
少年はにこの叫びを無視し、目の中に突っ込んだ指をぐりぐりと掻き回してきました
グチャッ グチュッ ニチャッ
不快な音がトイレに響きますが、激痛に苦しみ叫ぶにこにそんな音は聞こえるはずがありません
にこ「あああああああああああああああああああああっ!!」
グチャッ グチョッ
にこ「あああ・・・あ・・・・ああ・・・」
だんだん意識が遠退いてきました
にこ「・・・・・真姫ちゃ・・・ん・・・・・助・・・け・・・・ぁ」
その後、しばらくトイレではびくともしなくなったにこの眼球をスープ状になるまでただひたすら掻き回す音が響き続けました
まあ一応前回生き残ったし...
一旦中断します
再開は20時ごろ予定
今回は扉の目の前に少年がいるという逼迫した状況での判断を再現するため、制限時間4分という短時間設定にしました
短すぎたのであればスミマセン
今後は十分時間をとるようにします
申し訳ありませんが急用ができたので、再開時刻を21時に変更させていただきます
お待たせいたしました。
再開致します。
おかえり
【現在のまとめ】
・生存
穂乃果+ことり+海未
・死亡
花陽、にこ
・不明
真姫、凛、絵里、希、亜里沙、雪穂
【絵里視点】
絵里「ここはどこ?」
亜里沙「お姉ちゃん・・・ここ不気味で怖いよ・・・」
私は廊下のど真ん中で亜里沙と手をつないだ状態で倒れていました
すぐに亜里沙を起こしてみましたが、亜里沙は怯えっぱなしです
でも、亜里沙がいてよかったわ・・・
もし私1人だったらと思うと怖くて・・・
私と亜里沙は他の皆を探しにひたすら校舎を歩き回りましたが、皆は勿論のこと手掛かりすら見つかりませんでした
見つかるのは死体、それも吐き気がするほどむごい殺され方をされたものばかり
亜里沙「いやあああああ!し、死体っ!お姉ちゃんちゃ~ん!助けてぇ~」
絵里「だ、大丈夫よ!・・・エリチカお家に帰りたい・・・ハラショー・・・」
>>81
訂正
亜里沙のセリフ
誤・お姉ちゃんちゃ~ん!
正・お姉ちゃ~ん!
しばらく歩いていくと廊下が二手に別れていました
亜里沙「お姉ちゃん、どっちに行くの?」
絵里「そうね・・・」
右の廊下は照明がついてなく、窓から差し込む月夜の光がぼんやりと廊下を照らしています
左の廊下は所々照明が点いており、右に比べれば多少明るいようです
絵里「決めたわ、>>86に行きましょう」
>>86
1・右
2・左
左
左
絵里「左に行きましょう」
私は明るい左の廊下に進むことにしました
しばらく行くと廊下の隅に2人の死体が横たわっていました
そのうち、1人の手にメモ翌用紙みたいのが握られていました
絵里「これは何かしら?」
傍らには短くなった鉛筆が転がっており、用紙には何かが書かれているのが分かりましたが、握られている手が邪魔でよく見えません
読みますか?>>91
>>91
1・読む
2・読まない
読む
2
亜里沙「お姉ちゃ~ん、手が硬くて用紙取れないよ~」
絵里「ならいいわ 死体を漁るのは良くないし、そのままにしておきましょうか」
私達は動かない2人に手を合わせ、廊下を更に進みました
しばらくすると
ゴゴゴゴゴ
絵里「きゃっ!?地震!?」
突然、大きな地響きとともに大きな揺れが襲いました
亜里沙「た、助けて!」
絵里「随分長いわね・・・亜里沙落ち着いて!」
なかなか揺れはおさまらず、むしろ次第に大きくなってきました
その時
バーン
脆くなっていたのか、揺れで天井が抜け落ちてきました
その真下には・・・
絵里「亜里沙っ!!」
(コンマ判定)
>>97
下1桁が偶数・救助成功
下1桁が奇数・救助失敗
おら
素晴らしい
私は恐怖で動けない亜里沙のもとへ全力ダッシュ、亜里沙を抱え救助しました
ガラガラッ
直後、亜里沙がいた場所は天井からの瓦礫で埋め尽くされました
間一髪でした
絵里「亜里沙!怪我はない!?」
亜里沙「だ、大丈夫だよ お姉ちゃんこそ大丈夫?」
絵里「ええ、大丈夫よ」
亜里沙が無事で何よりです
一安心しました
絵里「瓦礫で道が塞がってしまったわ・・・」
亜里沙「また来た道を引き返すしかないね・・・」
私達はまた来た道を引き返していくことにしました
【凛視点】
凛「ここはどこかにゃ?」
目が覚めた時、凛は見知らぬ暗い教室に倒れていたにゃ
ここは音ノ木坂学院の教室ではないみたい・・・
凛「取り敢えず教室を出てみるにゃ」
凛が廊下に出ようと扉に近づいた時
ボォォッ
凛「にゃっ!」
教室のドアの外に青い人影のような物が見えたの!
凛は慌てて近くの教卓の中に隠れたにゃ
凛「な、何今の!?」
凛は青い人影がいなくなるのを待ち続けたにゃ
しかし、いくら待てども青い人影はドアを開けて教室に入ってこようとはしないみたい
不思議に思い教卓の中からひょっこり顔を出してみると、人影はただずっとドアの前に立っているみたいにゃ
凛「どうするにゃ?>>107」
>>107
1・ドアを開けて教室を出る
2・このまま教卓に隠れ続ける
(これから先安価が連続します 選択を間違える事により、凛ちゃんがむごい死に方をします りんがべーの方は注意してください)
花陽と同じパターンか……
2で
ことりとかよちんの二の舞にだけはしてはならない
凛「ひとまずこのまま隠れ続けよう!」
しばらくすると、ドアの向こうの人影がスッと消えたにゃ
恐る恐る教卓から出てドアの方をじっと見つめてみると・・・
あれ?誰もいない・・・
凛「ふぅ~っ 怖かったにゃ~・・・」
一安心したその時
ボーッ
さっきの青い人影がまたドアの向こうに現れたにゃ!
凛「ひぃっ! またかにゃ!?」
凛は素早く>>113の中に隠れたにゃ
>>113
1・教卓
2・掃除用具ロッカー
1!
あえて2で
!?
また同じ展開にしないといけないんですね・・・ 胸が痛い・・・
うわああああああああああああああああああ
凛「そこの掃除用具ロッカーに隠れるにゃ!」
凛は教卓よりも近い位置にあった掃除用具ロッカーに身を潜めることにしたにゃ
直後、ガラガラと教室のドアが開けられたようだにゃ
ミシ・・・ミシ・・・
さっきの人影が教室の中に入ってきたのかな?
足音で木の床が軋む音がするにゃ
凛「(お願い!こっちにこないでにゃ・・・!)」
凛は天に祈りながら人影が教室から出ていくのをじっと息を潜めて待ち続けたにゃ
しばらくすると、その足音が段々こちらに近づいてきたにゃ
そして、ロッカーのすぐ近くで足音が消えたの!
凛の心臓はバクバク、最大のピンチ!
凛「(かよちん、真姫ちゃん!助けてにゃぁ~!)」
と、その時!
あまりにもかわいそうだから少し展開変えますね
まだ生還チャンスはあります
キタ━(゚∀゚)━!!!!
発狂してジャングルの王にもなってた
ガララッ
ロッカーのすぐ近くの扉が開いたにゃ
また別の人が入ってきたの!?
凛「(にゃー!2人!?勘弁してほしいにゃー!)」ドキドキ
凛は息を潜めて待ち続けました
凛「(あれ?)」
さっき扉の開く音がしてから足音が聞こえなくなったにゃ
凛「(もしかして、さっきので出ていったのかにゃ?)」
どうする>>137
1・ロッカーから出る
2・このままロッカーに隠れ続ける
(重要安価です)
ksk
2
凛「(取り敢えずこのまま隠れ続けるにゃ)」
凛はこのままロッカーの中でとどまることにしました
何分経ったのかな・・・
真っ暗なロッカーの中という場所のせいか、時間感覚が分からなくなってきたみたい
凛「(もう出てもいいころかにゃ?>>144)」
>>144
1・ロッカーから出る
2・引き続きロッカーに籠もる
kskst
1
凛「そろそろいいかにゃ」
ギィーッ
凛は恐る恐るロッカーの扉を開けたにゃ
凛「やっぱり誰もいない・・・」
さっきの扉の音で出ていったのか、教室には誰もいないみたい
凛「ふーっ、助かったにゃ さっきはどうなるかと思ったにゃ」
凛は教室を出ることにしたにゃ
ガララッ
廊下を出てみると・・・
右の廊下の先に人影が見えたにゃ
暗くてよく見えないけど、女性で服装はスーツみたい・・・この学校の先生なのかな?
凛「(あの人はμ'sのみんなじゃないみたいにゃ)」
そう思い、みんなを捜しに歩きだそうとしたその時
その先生がこちらを向いたんだにゃ
よく見ると
凛「にゃっ!?」
首は折れていて45度右を向いていたの!
そして凛の声に気付いたのか、先生はこっちに向かって猛ダッシュしてきたにゃ!
凛「き、きゃー!!」
凛はとっさに逃げ出したにゃ
に、逃げ切れよ...
とにかく走り続けたにゃ
廊下の曲がり角を右に曲がり左に曲がり階段を駆け降り・・・
凛「ハァハァ・・・もう大丈夫かにゃ!?」チラッ
後ろを振り返ると
さっきまで追い掛けてきた先生の姿はなかったにゃ
凛「なんとか振り切れたにゃ!」ハァハァ
気付くと凛は昇降口玄関にいたにゃ
もう怖くて安価踏めないww
昇降口玄関の外は真っ暗で、まるで闇に吸い込むぞという雰囲気が漂っていたの
玄関の扉には鍵がかかっているみたいで、びくともしないにゃ
凛「どうしよう・・・モタモタしてたら先生が来ちゃうかもしれないし・・・だけど扉はびくともしないし・・・>>166」
>>166
1・玄関の扉と格闘する
2・他の場所に逃げる
(制限時間はこの書き込みから10分以内)
ksk
2
凛「こんなところでモタモタしてたらダメにゃ!」ダッ
凛は玄関からの脱出を諦め、別の場所へと逃げることにしたにゃ
また廊下を駆け回り階段を登り・・・
バァン
どれだけ走ったのかな?
廊下の突き当たりの扉をあけると、そこは渡り廊下だったにゃ
この学校は別館もあるのかな?
凛「ハァハァ、ここまでくれば安心にゃ・・・」
凛は渡り廊下で少し休むことにしたにゃ
渡り廊下から外を眺めながら、いまだ見つからない皆のことを思い出してみます
凛「かよちん・・・皆・・・どこにいるのかにゃ・・・・」
しばらくして、再び皆を捜そうと後ろを振り返ったその時
ちょ
凛「ひいっ!?」
先生「」
凛のすぐ目の前にさっきの首が折れた先生が立っていたにゃ
そして、逃げるよりも早く凛の体は持ち上げられ、なんと渡り廊下から投げ捨てられたんだにゃ!
投げ捨てられた凛の体はコンクリートの地面に向け、段々と下に落ちていきます
凛「凛・・・死んじゃうのかにゃ・・・?」
その時、凛のポケットにかよちんから貰った鉛筆が入っているのを思い出したのにゃ
凛は>>180
1・無我夢中で手を伸ばす
2・かよちん鉛筆を握り締める
(凛ちゃん関連の最終安価です。一方は生還、もう一方は・・・・)
これは1だ
凛はとっさに遠ざかる渡り廊下に向け手を伸ばしたにゃ
凛「もうダメ・・・かな・・・」
目を瞑り、訪れるであろうその瞬間を待ちました
その時
ガシッ
凛の手を誰かが掴んだみたいにゃ
凛「えっ?」
凛は何が起こったのか分からず、恐る恐る目を開けて伸ばした手の方向を見上げてみたにゃ
凛の手を掴んでいたのは先生ではなく・・・
真姫「凛!!」
凛「ま、真姫ちゃん・・・?」
真姫「凛!大丈夫!?」
その後、真姫ちゃんは両手でなんとか凛を引き揚げることに成功したにゃ
真姫「凛!大丈夫だった!?」
凛「真姫ちゃ~ん!怖かったにゃ~!」ダキッ ウワァーン
真姫「ヴェェ!いきなり抱きつかないで!ビックリするじゃない!」
凛「だって怖かったんだにゃー!」グスグス
真姫「・・・もう大丈夫よ、安心して」
その後、凛は真姫ちゃんに事の顛末を話したにゃ
一方、真姫ちゃんは音楽室で倒れていて、皆を捜している途中、たまたま渡り廊下を通りかかったみたい
真姫「でも、私が渡り廊下に来た時はそんな先生いなかったわよ」
凛「うーん・・・もしかしてあの先生は幽霊か何かだったのかな?」
こうして凛は真姫ちゃんと合流し、一緒に皆を捜すことにしたにゃ!
奇跡的に凛が生還したところで、今日はここで終了です
明日は夜から再開予定です
【現在の状況】
・生存
ことほのうみ/えりあり/まきりん
・死亡
花陽/にこ
・不明
希/雪穂
神セーブ
「他の場所に逃げる」とってごめんなさい
あれ玄関にとどまってたらどうなってたのか気になる
>>186
玄関にとどまっていた場合、後のコンマ判定でドア蹴破って脱出成功or先生に捕まって首折りENDとなる予定でした
凛ちゃんの一連の安価はBOSの「邂逅」を一部ベースにしました
BOSの「邂逅」は画像見ると特に怖いので、気になる人はGoogle画像検索で「コープスパーティー 邂逅」と調べてみてください
多分真っ白な背景に黒い首折れ人間(ヨシヱさん)の画像が出てくるかと・・・
あれはトラウマになります・・・
お待たせいたしました。再開します。
今日はさほど書きませんが、安価は多めに出すかも・・・
選択次第では死亡フラグ立ちますのでご注意を
【絵里視点】
天井崩落で先に進めなくなった私達はもと来た道を引き返しました
そして、さっきの分かれ道にやってきました
絵里「たしかさっきの分かれ道では左に曲がってこっちに来たのよね」
亜里沙「じゃあ、今度はこっちに行ってみる?」
亜里沙はあの時選ばなかった薄暗い廊下を指差しました
絵里「そうね、行きましょう」
私達は月夜の光で照らされた薄暗い廊下を進みました
しばらく進むと階段が見えてきました
亜里沙「あれ?お姉ちゃん、横に教室があるよ」
亜里沙の指差した方向を見ると、階段の横に教室の扉がありました
プレートがなくなっており、何の教室かは分かりません
絵里「一般教室かしら・・・?」
亜里沙「お姉ちゃん、どうする?」
絵里「うーん、>>205」
>>205
1・教室に入る
2・階段を降りて下に行く
3・階段を昇って上に行く
(重要安価です)
重要なら1で
絵里「教室に入りましょうか」
私達は階段横の教室に入ることにしました
ガララッ
亜里沙「ここは・・・・」
絵里「更衣室・・・かしら?」
教室の中にはロッカーが多数置かれており、隅にはシャワーもありました
絵里「ここには何もないみたいね」
亜里沙「教室出ようか?」
私達が更衣室を出ようとしたその時
モゾモゾ
絵里「ひっ!」
誰もいないはずの更衣室から何か物音が聞こえました
亜里沙「な、何今の・・・」
絵里「亜里沙も聞こえたわよね!?」
亜里沙「う、うん」
モゾモゾ
物音は更衣室の奥の方から聞こえてきます
>>216
1・物音のする方へ行く
2・すぐに更衣室を出る
(重要安価です)
1
わざわざ入った以上何かヒントがあると信じて
絵里「い、行ってみましょう」
亜里沙「う、うん」
私達は物音のする方向に恐る恐る向かいました
いつ何かが襲ってくるか分かりません
念のため、私は近くに立て掛けてあったモップを、亜里沙は同じく近くに立て掛けてあった箒を持っていきました
モゾモゾ
物音のする場所が近づいてきました
そして、物音がするロッカーの裏側に回り込んでみると・・・
そこには包帯で全身ぐるぐる巻きにされた人がいました
きつく巻かれているのか、その人は満足に動けず体を前後にモゾモゾと動かしていました
そして、巻かれた包帯の隙間から見えた見覚えのある制服、髪の毛を見て私は持っていたモップを落としました
絵里「の、希!?」
なんと包帯でぐるぐる巻きにされていたのは希でした
絵里「希!?大丈夫!?」
希「」モゾモゾ
絵里「い、今助けるから!」
私達は希に巻かれている包帯を解こうとしました
しかし
絵里「きっ、きっつい・・・!何なのよこれ!」
かなりきつく結んであるのか、包帯はなかなか解けません
亜里沙「お、お姉ちゃん!あれ!」
亜里沙の声に気付き、両側のロッカーの上を見てみると、バケツが置かれていました
希を巻いている包帯はそのバケツから伸びているみたいです
絵里「あのバケツをどかせば・・・」
その時、ロッカーの近くのハサミが2つ置かれていました
絵里「あのハサミで包帯を切るのもありね・・・」
希「」モゾモゾ
亜里沙「お姉ちゃん!どうするの!?」
絵里「希!今助けるから!>>231」
>>231
1・バケツをどかす
2・ハサミで伸びてる包帯を切る
3・このまま巻かれている包帯を解く作業を続ける
3
絵里「余計なことしないでこのまま包帯解くわ!亜里沙、手伝って!」
亜里沙「うん!」
私達は2人で希に巻かれている包帯を解こうとしました
ですが、やはり包帯は固く結んでありなかなか解けません
どれたげ結び目と格闘したのでしょうか
絵里「よしっ!結び目が緩んできたわ!あと少しで・・・!」
ようやく結び目が緩んできて解けるまであと少しというところで・・・
希「」モゾモゾモゾモゾ
恐怖からなのか、我慢の限界なのか、希が更にモゾモゾと動くようになりました
絵里「希!ちょっと落ち着いて!あと少しだから!」
>>242
コンマ下1桁が3・6・9なら希救出成功
ksk
私は暴れる希を必死で落ち着かせようと声をかけ、亜里沙とともに急いで包帯を解こうとしました
絵里「もう少しだから!お願い!落ち着いて!」
しかし、僅かに間に合いませんでした
ようやく包帯解けてきたその時、
バァァン
希が暴れたことによって、希の包帯を支えていたロッカーの上のバケツが耐え切れず落ちてきました
バケツの中には何百本もの釘や剃刀の刃、鋏、画鋲、包丁などが入っていたようで、真下にいた私達の顔に雨あられのように降ってきました
柔らかな顔の肉を切り裂き、その刃は目や口、耳、首に容赦なく降り注いできました
ブスッ ザシュッ
絵里「いぎゃあああああああああああああああ!!」
亜里沙「ああああああああああああ!!」
希「!!!」
希の顔はまだ包帯で巻かれて声は出せないようでしたが、雨のごとく降り注ぐ刃によって顔の包帯はみるみる真っ赤に染まりました
まるで噴水のごとく派手に血を噴き出し、私達は意識を失いました
こんな残酷なことしたくなかったんや・・・でも仕方がない・・・
今回は教室に入ったことで残念ながら死亡フラグが立ってしまいました
あああああああごめん
でも言い訳をさせてほしい原作では間違いなく3が正解だったんだよ…しかも2なんてなかったし…
一旦離脱、再開は23時ごろです
ちなみに
・バケツを取り外す→希死亡
・ハサミで切る→後のコンマ判定で3人生還or希と絵里or亜里沙が死亡
という感じでした
>>256
BOSの夭逝では確かにその選択があります
ただ、前回に引き続き、今回もそのままではつまらないので原作のBADはそのままにし、一部を若干アレンジしています
原作と大きくずらしてしまった点については申し訳ございません
今後は十分注意いたします
教室入ってえりありに死亡フラグ立ったなら
入らなかった場合希はどうなったんだろ
再開します
あと少しだけ書いて今日は終わりにする予定です
>>270
もし教室に入らなかったら、希は別の形で登場させる予定でした
【真姫視点】
渡り廊下を後にし、私達は別館の廊下を歩いていきました
しばらく進むと、廊下が三手に別れていました
真姫「どっちに進もうかしら」
凛「はいはい!凛が決めるにゃ!>>282に行くにゃ!」
真姫「ちょっと凛!勝手に決めないでよ!もう!」
>>282
1・直進
2・右
3・左
2
凛「右にいくにゃ!」タッタッ
真姫「ちょっと凛!オイテカナイデヨ!!」タッタッ
右に曲がってしばらく進むと・・・
ドスドス
真姫「ん?」
後ろから誰かが追い掛けてきているみたいです
真姫「だ、誰!?」
凛「あっ!もしかして皆かもしれないにゃ!おーい!こっちにゃー!」
真姫「ばっ、バカ!」
当然のことながら、追い掛けてきたのはμ'sの皆ではなく・・・
男「ウウッ・・・うおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
追い掛けてきたのは血まみれのハンマーを持った大男でした
両目からは血を流していて、不気味な唸り声をあげながらこちらに走ってきます
凛「にゃーっ!!」
真姫「何てことすんのよバカ!とにかく逃げるわよ!」ダッ
(連続安価)
>>290 >>291 >>292 >>293 >>294
凛と真姫が大男から全力で逃げるので、皆さんで途中の曲がり角をどうするか決めて下さい
選択肢は「直進」、「右」、「左」です
なお、5名が選択した経路がある特定の条件を満たすことで、何かしらの死亡フラグが立ちます
(前回とは条件が変わっていますので気を付けてください)
ksk
直進
左
右
右
直進
真姫「ハアハア・・・」ゼエゼエ
凛「ここまでくれば大丈夫にゃ・・・逃げ切れたみたいでよかった・・・」ハァハァ
真姫「誰のせいでこうなったと思ってるのよ!」イラッ
途中の曲がり角を適当にまがったり直進したりを繰り返し、なんとか大男から逃げ切ることに成功したようです
真姫「す、少し休んでいきましょう 久々に全力疾走して息が・・・」ハァハァ
凛「そうだね」
その場にしゃがみこみ何気なく右を見ると・・・
?「・・・」
真姫「ひっ!?」
遠くに誰かが立っていました
真姫「まっ、まさかまたあの大男!?」
凛「いや、違うみたいにゃ!」
よく見ると、その人影はさっきの大男とは比べものにならないくらい小さく、大男が持っていたはずのハンマーはその手にはありませんでした
その人影はゆっくりこちらに歩いてきます
私はすぐに立ち上がり、いつでも逃げられるようにしました
そして、廊下の窓から射し込む月夜の光によってその人影が明らかになりました
その人影は・・・・
にこ「にっこにっこにー☆」
まきりん「にこちゃん!?」
本日はここで終了です
なお、先程の失敗条件は
「2連続で同一行き先が選択される」
でした
2連続で選択された行き先によって、3通りのBAD ENDが用意されていました
明日も夜から再開します
おやすみです
【現在の状況】
・生存
ことほのうみ、まきりん
・死亡
花陽、にこ、絵里、亜里沙、希
・不明
雪穂
お待たせいたしました。再開致します。
にこ「にっこにっこにー☆」タッタッ
真姫「にこちゃん!無事だったのね!」モッギュー
凛「よかったにゃー!」
にこ「怖かったにこー」ウルウル
にこちゃんと再会した私達は、3人で皆を捜しに歩きだしました
にこ「・・・・・・フフッ」
しばらく歩くと、廊下が左右二手に分かれていました
真姫「どっちに行こうかしら?」
にこ「ここはにこが決めるわ!左よ!」タッタッ
そう言うとにこちゃんは走っていきました
真姫「ちょ、ちょっと!勝手に決めないで!」
にこちゃんが選んだのは、照明はおろか、窓から射し込む光さえない真っ暗な左の廊下でした
真姫「ちょっと!待ちなさい!」タッタッ
凛「2人とも元気いっぱいにゃー」タッタッ
私達は慌てて走りゆくにこちゃんを追い掛けました
真姫「ちょっと待ちなさいよ!なんで突然走りだすのよ!」ハァハァ
ようやく前を走るにこちゃんに追い付き、私はその手を掴みました
ガシッ
にこ「きゃっ!」
真姫「ヴェェ!」
ドタッ
にこちゃんはいきなり私に手を掴まれたことによってバランスを崩し、私もろともその場に倒れこみました
まるで私がにこちゃんを押し倒したかのような格好です
目の前にはにこちゃんの顔が・・・
にこ「にこぉ・・・・」///
真姫「えっ・・・あ・・・ご、ごめん・・・」///
なんで顔が赤くなってるのよイミワカンナイ!
そう言いつつも何故かにこちゃんの事を意識してしまって、立ち上がることができません
すると
にこ「・・・この学校から脱出できるか分からないから、今のうちに言っておくわ。 にこね、真姫ちゃんの事が好き・・・」
いきなりの告白です
真姫「ヴェェ!?何いってんのよ!イミワカンn」
にこ「真姫ちゃんはにこの事・・・どう思ってる?」
真姫「えっ・・・そ、それは・・・その・・・>>333」
>>333
1・好き
2・嫌い
1
真姫「えぇっと・・・・す、好きよ!私もにこちゃんが好き!」///
にこ「う、嬉しいにこ!」ウルウル
にこちゃんはよっぽど嬉しかったのか、目から涙を流しはじめました
真姫「ちょ、ちょっと、泣くほどのこと?」///
凛「ヒューヒュー!2人とも熱いにゃー!」
横では凛ちゃんがはやしたてています
真姫「うっ、うるさい!」///
凛「あっ、赤くなったにゃ~!」
真姫「~~~っ!」///
にこ「ねぇ、真姫ちゃん」
真姫「何?・・・えっ」
にこちゃんが呼び掛けで、振り向くと・・・
なんと目から涙ではなく血を流していました
真姫「ど、どうしたのよにこちゃん!」
にこ「・・・・・・・」
真姫「しっかりして!にこちゃん!」
にこ「・・・・・ヒヒッ」
真姫「えっ・・・?」
私はにこちゃんの様子が何かおかしいことに気付きました
真姫「・・・あなた誰よ!?」
すると、にこちゃんの顔の皮膚がベロリと剥がれました
下から現われたのは赤いワンピースを着た黒髪で全身血まみれの少女でした
少女「いひヒっ・・・」
真姫「あなた誰よ!にこちゃんはどこにいったのよ!」
あわてて少女から離れようとしましたが、少女は私の両手をガッチリ掴んでいて立ち上がることができません
真姫「は、離しなさいよ!」
凛「にゃにゃ・・・にこちゃんが変身したにゃ!?」
真姫「何のんきなこと言ってるのよ!」
少女「フフッ・・・にこちゃん!にこちゃん!にこちゃん!・・・にこちゃんの叫び声はスゴかったヨ・・・?」
少女「離れた所からでも聞こえたんだもん・・・・ああああああああああああって叫び声が・・・」
真姫「なっ・・・・!?」
少女「すごかったよ?目から血を流しながら叫ぶ姿・・・」
真姫「に、にこちゃんはどこにいるの!教えなさいよ!」
少女「にこちゃんならあそこにいるヨ」
少女はすぐ先に見えるトイレを指差しました
少女「せめて最後くらいは会わせてあげるね?感動の再会だネ・・・・・言っておくケド、つまらない反応したらコロスから・・・」
少女は今まで掴んでいた手を離すと、床に溶け込むようにスーッと消えていきました
真姫「っ!にこちゃん!」
私はすぐに立ち上がりトイレの中に駆け込みました
15分ほど離脱します なお、後で凛ちゃんに関する安価が出ます
真姫「い、いやああああああああああああああああああああっ!!!」
トイレに入った私の目に飛び込んできたのは、両目を潰され舌を切り取られ顔中血まみれになったにこちゃんの亡骸でした
真姫「にこちゃん!ううっ・・・!」グスグス
私は冷たくなった血まみれのにこちゃんを抱き締めました
真姫「にこちゃん・・・!私、にこちゃんが好き!好きだったのに・・・なんで!なんでこんな・・・・!うわあああああ!」グスグス
にこ「」
少女「そろそろお別れだネ」
真姫「っ!」ギュッ
もうにこちゃんと離れたくない!
そう思った私はにこちゃんを力強く抱き締めました
直後
ドスッ グチャッ
真姫「がっ・・・!」
私の右首に鋏が突き刺さりました
グググッ
少女は鋏を根元まで押し込み・・・一気に引き抜きました
ブッシャーッ
たちまち右から動脈血が勢いよく吹き出し、一瞬で意識を失った私は抱き締めたにこちゃんと共に倒れました
ドサッ
ちなみに好き嫌いどっちを選んでも真姫は助かりません 嫌いなら酷いよ・・・で涙流して(ry
【凛視点】
凛は何が起こったのかさっぱりわからないにゃ~
にこちゃんが突然違う女の子に変身して、真姫ちゃんと女の子が何か話してて・・・、そして真姫ちゃんが怒って・・・
あ、突然女の子が消えたにゃ!
そして、真姫ちゃんが猛スピードでトイレに入っていったよ!
凛「ま、待ってよ真姫ちゃん!どうしたにゃ!?」
真姫ちゃんを追い掛けようと走り出したその時
>>355
(コンマ判定)
下1桁が0か5で危機回避
いけ!
ドゴッ
凛「に゙ゃ゙っ・・・!」ドサッ
突然後頭部に激しい痛みが走ったにゃ!
あまりの痛さにその場にうつ伏せに倒れたにゃ
凛「痛いにゃ~!い、いきなり何するにゃ・・・」
何が起きたのか慌てて後ろを振り返った凛が見たのは、さっき逃げ切ったはずの大男が凛の顔目がけて巨大ハンマーを振り下ろす姿でした
ボゴッ バキッ グシャッ
大男「フーッ・・・フーッ・・・」
風呂離脱します 再開は23時予定です
長らくお待たせいたしました、この後雪穂を出します
【雪穂視点】
雪穂「ここはどこ・・・・・?」
私はある教室の中央で倒れていました
雪穂「お姉ちゃん!いるの!?」
呼んでみましたが返事はありません
雪穂「まずは皆を捜しに行かないと!」
ガラガラ
私は教室を出てお姉ちゃん達を捜しに行くことにしました
廊下を出て>>370
1・真っ直ぐ行く
2・右に行く
3・左に行く
とりあえず左
雪穂「左に行ってみようか」
私は教室を出て左に行きました
しばらく進むと、廊下の突き当たりに人影が見えました
暗くてよく見えませんが、そのシルエットはどうやら男性のようです
雪穂「(他の皆を見なかったか聞いてみよう)」
私はその人影に近付いていきました
その時
パシャッ
パシャッという音と共に人影の方で何か光るのが見えました
携帯のカメラで何かを撮影したのでしょうか?
その時、人影がこちらを振り向きました
男性「ん?君は・・・?」
雪穂「あっ、わ、私、お姉ちゃんとはぐれちゃったんです・・・」
男性「そうか、俺も友人とはぐれてしまってな・・・あっ、俺は森繁だ」
ふと、森繁と名乗る男性のそばを見ると・・・
雪穂「ひっ!?」
すぐ近くの壁には人間のと思わしき内臓や肉、そして夥しい量の血がぶちまけられていました
まるで水風船を投げつけて破裂させたかのように・・・
雪穂「(な、何この人!?まさか死体撮ってたの!?)」
森繁「君は1人か」
森繁がゆっくりこちらに近づいてきました
私は距離を保つように一歩後退りしました
森繁「・・・どうして逃げるんだい?」
雪穂「え、えっと・・・・・」
さっき死体を撮っていたこの男が、私には不気味で恐ろしく感じました
森繁「・・・ふぅ~ん」
森繁は胸ポケットから携帯電話を取り出し、私にカメラのレンズを向けました
パシャッというシャッター音と共に、フラッシュが薄暗い廊下を一瞬明るく照らしました
雪穂「な、何で写真なんか撮るんですか・・・?」
森繁「いや、・・・別に大した意味はないよ」
気付くと森繁の顔はいつの間にかニヤニヤとした笑みを浮かべていました
彼のメガネの奥の瞳は、欲情しているかのように真っ赤に充血し、潤んでいました
森繁「ねぇ、・・・お姉ちゃんとはぐれたんだったら、一緒に捜しに行かないか?」
口調こそ優しげでしたが、声は微かに震えていました
まるで抑えきれない興奮を奥底に隠しているかのように・・・
森繁「遠慮なんてすることはないよ?可愛い女の子が1人で歩いていたら危ないからね・・・」
雪穂「だ、大丈夫です!私だけで捜します!失礼します!」
そう言うと私は森繁に背を向けて全力で走りだしました
森繁「おい、待て!なんで逃げるんだ!!」
森繁の声は問い掛けではなく、もはや怒号でした
雪穂「(殺される・・・捕まったら殺される!)」
森繁は死体の写真を撮るような男です
そんな狂った男ならきっと何の躊躇いもなく人を・・・そんな確信がありました
森繁「なぜ逃げるんだい?ねぇ、待ってよ」
森繁も全力で私を追い掛けてきました
森繁「一緒にお姉ちゃんを探してあげるって、言ってるのに・・・」
森繁はまるで追いかけっこを楽しむかのように、余裕ある口調で言いました
>>388
(コンマ判定)
ゾロ目・森繁に捕まる
それ以外・森繁を振り切る
ほい
私は必死に走りましたが、森繁を振り切ることができません
そして・・・
雪穂「きゃっ!?」ドタッ
私は廊下の段差につまずいて派手に倒れました
森繁「ふっ、捕まえた・・・どうして逃げたんだい?」
不気味な笑みを浮かべた森繁がゆっくり近づいてきました
雪穂「ひっ・・・・!」ガクガク
私はあまりの恐怖に立ち上がることができませんでした
尻餅をついたまま後退りします
森繁「もしかして、写真のことかい?・・・大丈夫、君の写真も俺の死体コレクションに入れてあげるよ・・・」
そう言うと森繁はポケットからナイフを取り出し、それを両手で握り振り上げました
森繁「綺麗な作品にしてあげるよ・・・」
雪穂「きゃあああああ!!」
私は死を覚悟し目を瞑りました
今日はここで終了です
明日も夜から再開します
【現在の状況】
・生存
ことほのうみ/雪穂
・死亡
真姫/凛/花陽/絵里/希/にこ/亜里沙
お待たせいたしました、再開します
その時
森繁「な、なにをするんだ!離せ!」
森繁の声が聞こえてきました
何かに掴まれたのでしょうか?
雪穂「(・・・えっ?)」
恐る恐る目を開けると・・・
男「何をしているんだい?」
別の男がナイフを振り下ろそうとする森繁の腕をガッチリと掴んでいました
その男は背が高く、制服の上着を脱いで肩に掛け、シャツの前を大きく開いたラフな格好をしていました
男「さぁ、今のうちに逃げるんだ」
男は森繁を横に投げ飛ばすと、私に近寄ってきました
男「お嬢さん、怪我はないかい?」
雪穂「は、はい・・・突然あの人が襲ってきて・・・」チラッ
森繁「フフフッ・・・お前も俺の死体コレクションに入りたいのかい?」
森繁は最早狂ったような顔でこちらを見ています
男「・・・狂ってるな・・・」
男は森繁を見て呟くと立ち上がり、森繁の方に歩いていきました
森繁「そうかそうか・・・お前を先にコレクションに入れてあげるよ!」
森繁はナイフを手に男に突進してきました
雪穂「きゃっ!危ないっ!」
男は森繁の攻撃を軽くかわすと、ポケットから素早くナイフを取り出し森繁の首に深々と突き刺しました
森繁「あがっ・・・・!」
ブシャーッ
ナイフを引き抜くと、血が破裂した水道管のごとく吹き出し、男の顔、腕、服を赤く染めました
森繁はその場に倒れこみました
森繁「あがががっ・・・がが・・・」
男は森繁のポケットから携帯電話を取り出し、血を噴き出しながらピクピクと動いている森繁に向けてシャッターを押しました
パシャッ
男「お望み通りにしてやるよ・・・」
そして、携帯を森繁のもとに投げ返すと、男は私のもとに歩いてきました
男「もう大丈夫だ、怪我はないかい?」
男はにっこりと優しい笑顔を私に向けてきました
男「君もサチコさんのおまじないをしてここに来たのかな?」
男の柔らかな微笑みを見て、私は少しホッとしました優しそうな人みたいです
ん?今のサチコさんのおまじないって何だろう?
・・・まぁ、今はどうでもいいか
雪穂「は、はい・・・・あっ、えっと、私、高坂雪穂って言います」
男「僕は刻命裕也、白檀高校の2年生だ」
刻命「雪穂ちゃんは誰かを捜しているのかい?」
雪穂「はい・・・・一緒に来たお姉ちゃん達を捜しているんです・・・」
刻命「そうなのか・・・ 実は僕も妹を捜していてね、良かったら一緒においで 君の仲間たちも捜そう」
刻命は拳を握り締めて、沈痛な表情を浮かべていました
妹のことをとても大切にしているのか、強く私に伝わってきました
この人なら信用できる、直感でそう思いました
雪穂「はい、お願いします・・・!」
私と刻命は一緒に薄暗い廊下を歩いていきました
お姉ちゃんはどこにいるのか、不安が募ります
その不安は妹を捜しているという刻命も同じに違いありません
この異常空間で大切な人とはぐれる
自分の身の安全も保証できず、相手が生きてるのかすら分からない
そんな状況でも刻命は落ち込んだり、焦ったりはせず、むしろ余裕の表情をしていました
その余裕が今の私にはとても頼もしく見えました
刻命「雪穂ちゃんは別館のほうには行ったのかい?」
雪穂「いえ・・・まだ行ってません 別館なんてあるんですか?」
刻命「ああ、今僕たちがいるのは本館だけど、別館とは渡り廊下で繋がっているみたいなんだ もしかしたらお姉ちゃんは別館にいるのかもしれない」
刻命「とりあえず、別館の校舎にいってみよう」
刻命の提案で私達は別館に移動してお姉ちゃんと妹を捜すことにしました
その瞬間
私の視界に何か黒い霧のようなものが映りました
その霧は棚の影からこちらの様子をうかがっているのか、ジッとしていました
これは危険だ―、そう直感しました
私が逃げようとした瞬間、霧が隠れていた棚が傾きました
地震が起きたわけでも、私や刻命が触ったわけでもなく、勝手に倒れてきました
>>438
(コンマ判定)
00、20、40、60、80・棚に押しつぶされる
それ以外・回避
あ
叫び声を上げる暇もなく、棚が私の身体を押し潰し・・・
刻命「―おっと、危ないな」
しかし、それを刻命が片手であっさり支えました
刻命「大丈夫かい、雪穂ちゃん?」
雪穂「あ・・・は、はい」//
懐の下に庇うような形になった私に、刻命は微笑みを向けました
大人びた余裕が溢れるその表情に、私の顔が熱くなるのが分かりました
刻命「よっ!・・・と」
刻命は支えていた片手で棚を元通り立て直しました
刻命の身体は大きく、私が知っている人の中で一番腕力があるみたいです
刻命「これもこの学校の霊たちの仕業か?」
刻命「どうやら、ここの霊たちは僕らを休ませてくれる気はないようだね 早く君のお姉ちゃんを見つけて外に出よう」
私達は複雑に入り組む廊下を何回か曲がり、渡り廊下を渡って別館へと足を踏み入れました
別館に入り廊下をしばらく進むと、すぐ近くから擦れたような呻き声が聞こえました
私が声のする方を見つめると、廊下の先に男性が仰向けに倒れていました
彼の足下には血だまりができていました
雪穂「あ、あの・・・大丈夫で、きゃあっ!?」
私は駆け寄って抱き起こそうとして、彼の状態に驚き、思わずその身体を突き放してしまいました
鈍い音がして頭をぶつけ、また仰向けに横たわりました
彼の腹部にはナイフが深々と突き立てられ、そこから湧きだすようにドロドロと血が流れ出ていました
手足の間接はあらぬ方向に曲がり、首から上は鼻の骨が折れたのか凹んで顔が真っ平らになり、片眼は眼球が半分以上飛び出し今にもこぼれ落ちそうでした
潰れた鼻からは鼻血が流れ、前歯は全部折れ、呻き声をあげるたびに口から血が流れていました
男性「はぁ・・・・ぐはぁ・・・き、君は・・・?」
雪穂「えっ、え、えと、あの・・・高坂雪穂って言います」
私は男性の形相に怯えながら答えました
雪穂「ひっ、酷い出血・・・止血しないと・・・」
恐らく腹部に刺さったナイフが一番の致命傷でしょう
何か止血できそうなものはないかとポケットを探りましたが、ハンカチはおろかティッシュも見つかりませんでした
最も、ハンカチが見つかってもその傷はハンカチで止血できそうなものではなかったのですが・・・
男性「はぁ・・・はぁ・・・うっ、うぐぅ・・・!」
彼は苦痛に顔をしかめる―が、次の瞬間、驚いたような表情を浮かべて私を見つめてきました
いや、彼の視線は私ではなく、肩越しにその後ろを見つめていました
私の後ろに何か彼を怯えさせる人がいるようです
私も恐る恐る後ろを振り返りましたが、そこにいたのは一緒に来た刻命だけでした
別に恐がるようなものはありません
男性「ゆ、雪穂さん!早く!そいつから逃げるんだ!」
雪穂「そ、そいつって・・・」
男性「早く!早く離れろ・・・!ぐはっ、はぁ・・・はぁ・・・!」
今、この場にいるのは私とこの致命傷の男性を除くと刻命だけでした
刻命だけ―
刻命「黒崎ぃぃぃぃぃぃ、まぁだ死んでなかったのかあああぁぁ?」
さっきまで大人びた余裕の表情を浮かべていた刻命は口端を吊り上げて狂ったように笑い、私を押し退けて「黒崎」と呼ばれた致命傷の男性の前に立ちました
黒崎「き、刻命ぃ・・・!やめろ、これ以上、罪を重ねr」
刻命「うるせぇよ」
刻命は黒崎の腹に突き立てられているナイフの柄を思い切り踏みつけました
グチャッ ミチッ
刺さっていた刃が更に深く腹にめりこみます
黒崎「ぐぎゃああっ!?」
元々飛び出しかけていた眼球が完全にこぼれ落ちてしまいそうなほど、黒崎は目を見開きました
しかし、刻命はそんな黒崎に対して容赦なく、何度もナイフごと黒崎を踏みつけました
その度にぐちゃっ、ぐちゃりと肉と内臓が引き裂かれる不気味な音が響き、びゅーびゅーと血が噴き出します
雪穂「や、やめっ・・・!」
私は刻命を止めようと手を伸ばそうとしましたが、あまりの恐怖に身体がすくみ触れることはできませんでした
やがて黒崎が完全に動かなくなると、刻命は腹部から一気にナイフを引き抜きました
血が滴り落ちるナイフを手に、刻命はゆっくり私の方を向きました
刻命はにっこりと笑いましたが、その笑顔はさっきまでの大人びた優しいものではなく、なにか不気味なオーラを醸し出しているように思えました
まるで、森繁のように・・・
刻命「何を怯えているんだい?さぁ、おいで、雪穂ちゃん」
雪穂「い、いやっ・・・」
彼は私の前で人を・・・
なぜ・・・
雪穂「あ、あなた・・・さっきの人と知り合いじゃないんですか・・・?」
黒崎と呼ばれた男性は刻命の名前を知っていました
彼の言葉は知り合いの暴走を止めようとする口調にも思えました
刻命「ああ、そうだけど」
刻命は平然と答えました
なぜ知り合いを何の躊躇いもなく・・・
刻命「何をそんなに怯えているんだい・・・?」
私が遠ざかると、その分だけ刻命は踏み込んできました
刻命「答えろっ!逃げるなぁ!」
雪穂「ひぃっ!?」
恐がる私を見て、彼は笑みを浮かべました
刻命「ああ、そうか、また幽霊が出ないかと怯えているんだね?」
雪穂「(ち、違う!)」
一番怖いのは幽霊なんかじゃない、今、目の前にいる男です
刻命「大丈夫、雪穂 お兄ちゃんが守ってあげるよ」
刻命の唇が吊り上がりました
刻命「強~い、強いお兄ちゃんが守ってあげるから」
雪穂「(な、何いってるのよこいつ!)」
私にお兄ちゃんなどいない
私のお兄ちゃん、いや、お姉ちゃんは穂乃果だけです
刻命は薄ら笑いを浮かべて語り続けます
刻命「ここで幽霊どもに惨い殺され方をされるのは嫌だろう?大丈夫だ、僕がそんな運命から守ってあげるさ」
刻命はゆっくりと私を見つめました
刻命「幽霊なんかに殺させたりしない、なぜなら、この俺が!兄さんが殺してあげるから」
雪穂「ひっ!?」
刻命「さぁ、見せてくれ!断末魔の死のダンスを!命の終わる瞬間を!」
私はすぐに後ろを向き、必死で逃げ続けました
しかし、背後から刻命の気配は消えません
振り返ると暗い廊下の奥に刻命の姿が見えました
刻命「追いかけっこかぁぁい?楽しいねぇ~ フハハッ、ラン!ラビットラァン!ははは!」
刻命の走る速さは決して速くありませんが、私の後をピッタリとついてきて振り切れません
雪穂「助けてよぉ~!」
雪穂が逃げるルート
>>466 >>467 >>468 >>469 >>470
それぞれ「左」・「右」・「直進」から1つ選択してください
ある条件になると捕まります(今までの条件とは異なります)
直進
左
右
左
右
私はとにかく必死で逃げました
曲がり角では直進したり、右に曲がったり、左に曲がったり・・・・刻命を撒こうととにかく走りました
最後の角を右に曲がり、すぐ近くの扉を開けて中に飛び込みました
そのまま息を潜め、刻命さんが通り過ぎるのを祈りました
雪穂が入ったのは?
>>477
(コンマ判定)
偶数・女子トイレ
奇数・図工室
隠しきれない胸のときめき
誰にも気づかれたくないよ
駆け込んだ場所を見回すと、個室が並んでいました
男性用便器がないので、どうやら私は女子トイレに逃げ込んだようです
これなら刻命も入ってこないでしょう
一安心して座り込んだその時
「う、うぅ・・・」
すぐ横から人の声が聞こえてきました
反射的に振り向くと、黒い瞳が間近にありました
顔が触れ合いそうなほど近くに、長い黒髪の少女が座り込んでいて、焦点の定まらない虚ろな目で私の顔を覗き込んでいました
思わず叫び声をあげそうになるのを必死でこらえました
少女は私よりはるかに年下で、見た目は小学生低学年でしょうか
ボロボロになった服を着て、その手には・・・
錆びた鋏が握られていました
少女は無言のまま、ゆっくりと鋏の先端を私に近付けてきました
雪穂「ひっ!?」
私は引きつったような声をあげ、少女から遠ざかりました
しかし、少女もまた、遠ざかった分だけ私に歩み寄ってきました
少女「・・・・・へて・・・」
少女は何かを呟いて口を開けました
少女の口の中には本来あるはずの舌が切り取られてありませんでした
ゴボゴボと喉の奥から大量の血が溢れ出てきて、その生温くて鉄臭い血が私の体にこぼれ落ちました
雪穂「い、いやああああああああああっ!?」
>>497
(コンマ判定)
ゾロ目以外なら危機回避
こい
抑えていた恐怖がついに決壊、同時に下半身から何か温かい液体が流れ出てきました
チョロロロロ・・・
雪穂「あ、ああ、あぁ・・・」
今まで恐怖のあまり、すっかりと忘れ去られていた生理現象
排出の快感に身体が震えたが、すぐに恥ずかしさのあまり泣きたくなりました
しかし、そんな私の想いとは裏腹に、股関から流れ出る黄金水は止まりませんでした
長い排出を終えた時、目の前にいた少女はいつの間にか消えていました
代わりに・・・
刻命「雪穂?そこにいるのか?」
薄い扉1枚を隔てた廊下から刻命の声が聞こえ、頭が真っ白になりました
>>513
(コンマ判定)
ゾロ目以外なら危機回避
ksk
ゆきほおおお
任せろ
てかやっぱゆかポジションなのねw
>>510
任せられんわw
扉がゆっくり開かれ、その隙間から刻命の血走った目が、しゃがみ込んでいる私を見下ろしました
刻命「ビンゴォォ~ッ!ア~イ、ゲッチュゥ―・・・がっ!?」
刻命の言葉は途中で途切れ、鈍い音が響きました
扉の隙間から見えた光景では、刻命が大きなハンマーで頭を殴打され、吹き飛ばされたようでした
刻命が床に倒れて転がる音が響き、扉の隙間から太った巨体の男が見えました
その直後、ズルズルと人が引き摺られていく音がしました
私は外で何が起きたのか、扉を開けて確かめる勇気はありませんでした
やがて、引き摺られる音は小さくなり、扉の外は再び静寂に包まれました
私は立ち上がり、恐る恐る扉を開けました
廊下にはもうに刻命の姿はなく、床には所々赤黒い血の後が残されていました
そのそばには古い文化人形と学生手帳が落ちていました
刻命が落としていったのでしょうか?
雪穂「(不気味だなぁ・・・)」
そう思いながらも、私はその文化人形と「刻命裕也」の学生手帳をポケットにしまい、再び皆を捜しにトイレをあとにしました
雪穂の危機を回避したところで、今日はこれで終了です
明日も夜から再開予定です
今日ゾロ目多くてヒヤヒヤしましたw
乙です
ことり生かそうな!
お待たせいたしました
再開します
今日は投下間隔が比較的開いてしまうかもしれません
ちなみに、今日も雪穂視点からスタートします
トイレを出て廊下を進むと、右手に教室が見えてきました
見たところ、4つ教室が並んでいるようです
奥の3教室は札がなくて分からないのですが、一番手前の教室には「4-A」の札が掲げられていました
雪穂「4年生の教室かな・・・?どうしようか・・・>>537」
>>538
1・入る
2・入らない
(この安価が後のストーリーを大きく左右します)
1
雪穂「・・・入ってみよう」
ガララッ
教室の中は机と椅子が所々置かれていて・・・
雪穂「ひいっ!?」
教室の中央には人骨が散らばっていました
死後相当経っているのか、腐敗臭が漂っています
雪穂「ん?」
鼻を摘みながら教室の窓際を見ると、なにやら滑車のようなものが設置されていました
雪穂「なんだろう、これ?」
滑車にはレバーがついていて、それを引くと何かが作動するようです
滑車を作動させますか?
>>545
1・作動させる
2・作動させない
2で
雪穂「何が起こるか分からないから止めておこう」
私は滑車には手を触れず、そのまま教室を出ようと扉に向かいました
その時、扉の横の机にレポート用紙が数枚置かれているのに気付きました
雪穂「あれ?こんなのあったっけ?」
レポートのタイトルには
「実在する呪われた学校」・鬼碑忌コウ
と書かれていました
雪穂「見てみましょうか」
以下レポート本文の一部を抜粋
・・・この学校、天神小学校に入ってきた者は、空間を包んでいる巨大な呪いに深く心が蝕まれてしまうのだ。
深い絶望や孤独感をきっかけに侵食が始まり、やがて肉体は壊死を始め、魂は消し炭のように黒くなり
ー我々はこれを黒化と呼ぶがー、
この校舎に吸収され、その一部とされてしまう。
・・・この霊場との接触方法である「サチコのまじない」を現世で世間に公開してしまったことで、被害が拡大してしまった・・・
・・・天神小学校で起きた殺人事件、犯人は柳堀ヨシカズ・・・
私は犯人逮捕時に唯一の生存者であった篠崎サチコさんの行方を追った。
彼女なら何かの証言や手掛かりが掴めると踏んだからだ・・・
・・・この学校から抜け出す唯一の方法は「逆打ち」であると思われるが、詳細は不明。
今後も命ある限り調査を進めていきたい・・・
ここで本文は終わっていました
おっ、雪穂が結構確信に近付いてる?
ここまでは毎回誰かしらこれてるけど・・・
>>550
忘れただけだと思うが、sageような
雪穂「篠崎サチコ・・・柳堀ヨシカズ・・・逆打ち・・・」
どうやら「逆打ち」がこの学校から脱出する方法みたいです
ですが、その逆打ちというのがどういう方法かはまだ分かりません
雪穂「もう少し調べてみる必要がありそうね」
私はさらなる手掛かりを見つけに教室を後にしました
雪穂「さて、どっちに行こうかな>>557」
>>557
1・右
2・左
1
雪穂「右に行こう」
私は教室を出て右に進みました
4年生教室の前の薄暗い廊下をしばらく進むと、遠くから人影が見えてきました
目を凝らして見ると人影は3人のようで、その人影はこちらに向かって歩いてきます
向こうはまだ私の存在に気付いていないみたいです
そして、その3人の方から聞き覚えのある声が聞こえました
雪穂「お姉ちゃん!!」
私は走りだしました
>>564
(コンマ判定)
33、66、99以外なら危機回避
d
走りだした直後
雪穂「っ!?」
私は慌てて止まりました
薄暗くて近づくまで見えませんでしたが、なんと廊下の床が大きく抜け落ちていました
下を覗いてみましたが、真っ暗でよく見えません
穂乃果「あっ!雪穂!!」
お姉ちゃんも私に気付いたのか、私に向かって駆け出してきました
雪穂・海未・ことり「危ない!」
お姉ちゃんと一緒にいた海未さんとことりさんが叫んだのは私とほぼ同時でした
お姉ちゃんも床が抜けているのに気付いたのか、寸前で止まりました
穂乃果「わわっ!?危なかったよ~・・・」
ことり「雪穂ちゃん、大丈夫だった?」
雪穂「はい、皆さんは?」
穂乃果「こっちは大丈夫だよ!ずっと3人で動いてたから」
どうやら3人とも無事だったようです
しかし
雪穂「この穴をどうやって越えよう・・・」
お姉ちゃん達の目の前に広がる黒い穴
お姉ちゃん達は目の前にいる、だけど穴のせいでその距離がかなり遠くに感じられます
助走をつけてジャンプすればギリギリ届く距離ですが、もし失敗したら・・・下が見えない以上助からないでしょう
4年生の教室は過ぎてしまったので教室に入って迂回することはできませんし、近くに穴を渡せるだけの長さがある板もありません
その時
ゴゴゴゴ
雪穂「じっ、地震!?」
穂乃果「みんな、しゃがんでっ!」
突如、大きな揺れが校舎を襲いました
そして
ガラガラッ
雪穂「えっ!?」
何かが崩れる音がしたので後ろを振り返ると、さっき私が歩いてきた廊下は天井の崩落で瓦礫の山が出来上がっていました
雪穂「そんな・・・迂回もできない・・・」
引き返して別のルートでお姉ちゃん達ど合流することも不可能になりました
どうやら、目の前の穴をジャンプして飛び越えるしかなさそうです
俺らの出番だな
昨日の今日だからゾロ目が怖いな...
>>552
すまぬ
一旦離脱します
再開は22:20頃予定です
この後、雪穂の生死に関わる安価が出ます
場合によっては穂乃果たちも・・・
>>575
お前昨日の「任せろ(ゾロ目)」じゃんかw
再開します
22:20になった瞬間に運命の安価を投下します
皆さんの力で雪穂達を救ってあげてください
雪穂「皆さん、私が今から穴を飛び越えてそちらに向かいます」
ことり「えっ!?」
海未「だ、大丈夫なのですか!?」
穂乃果「雪穂!私が手を掴むから、雪穂は手を伸ばしてジャンプして!」
雪穂「分かった!行きます!」
目一杯助走しないと飛び越えられない大きさです
瓦礫の山ギリギリまで後ろに下がり、私は助走をつけてジャンプしました
>>590
(コンマ判定)
00~25・ジャンプ成功
26~75・穂乃果が手を掴む
76~99・ジャンプ失敗
ksk
がんばれ!(・8・)
任せろ
キタ━(・8・)━!
雪穂「はっ!」
私は穴を飛び越え、向こう側にきれいに着地・・・とはいきませんでしたが、穴の縁に両手をかけることに成功しました
すぐに穂乃果が私を引き上げに来ました
穂乃果「今助けるよ!」
ガシッ
穂乃果「ファイトォォォォッ!」
ガシッ
雪穂「いっぱあああああつっ!」
ことり「タウリン1000mg配g」
海未「ことり、そういうのは要りませんから」
ことり「(・8・)」
こうして私は無事救助されました
(・8・)
めちゃ細かいけど「穂乃果」じゃなくて「お姉ちゃん」じゃない?
穂乃果「雪穂!無事でよかったよ!」モッギュー
雪穂「お姉ちゃん・・・苦しいよ・・・!」ギブギブ
海未「良かった・・・一時はどうなるかと思いました」
ことり「そういえば雪穂ちゃん、何か手掛かりとかは見つかった?」
雪穂「あっ、実は・・・」
私は教室で見つけたレポートのことを皆さんに話しました
穂乃果「逆打ちか~」
海未「まずは逆打ちが何なのかを調べないといけませんね」
ことり「雪穂ちゃん、貴重な情報ありがとう!」
雪穂「いえいえ、取り敢えず皆さん一緒に逆打ちについて調べましょう」
穂乃果「よし、早くこの学校から抜け出すよ!」
【穂乃果視点】
雪穂と合流し、私達4人は先程の穴の近くの階段を上がりました
廊下を進んでいる途中、思い出したかのように雪穂が声をあげました
雪穂「あっ、そういえば・・・」
雪穂はポケットから古びた日本人形を取り出しました
雪穂「途中でこんなものを拾ったんですけど・・・」
ことり「きゃっ!?」
ドンッ ガラガラ
雪穂が取り出した人形は所々血痕がついており、不気味な表情をしていました
そんな人形を見たことりちゃんは思わず後退りしたのですが、壁が脆かったのかことりちゃんがぶつかると同時に壁が崩れ落ちました
そして支えを失ったことりちゃんもその場に崩れ落ちました
海未「ことり!大丈夫ですか?」
ことり「だ、大丈夫・・・ん?」
ことりちゃんが何かを見つけたらしく、崩れた壁の山から麻袋を摘みあげました
穂乃果「ことりちゃん、それ何?」
麻袋には「管乃雪」と書かれていました
この麻袋の持ち主でしょうか?
ことり「さぁ・・・開けてみるね」
そう言って袋を開けたことりちゃんの手が突然止まりました
穂乃果「何が入ってr・・・ひっ!?」
袋の中を覗き込んでみると、なんと中には切り取られた人間の舌が入っていました
海未「ど、どうしました!?」
穂乃果「海未ちゃん、雪穂、これ・・・」
私は海未ちゃんと雪穂に麻袋の中を見せました
海未「な、何ですかこれは!?」
雪穂「ひぃっ!?」
海未「そ、そんな気持ちの悪いもの見せないでください!早く捨ててください!」
穂乃果「て、でも何か役に立つかもしれないよ?」
海未「何言ってるんですか!?」
ことり「でも、ちゃんと名前書いてあるし、持ち主に返さないと・・・」
海未「そういう問題じゃありません!」
穂乃果「う~ん、困ったなぁ>>616」
>>616
1・麻袋と舌を持っていく
2・舌を捨てて麻袋だけ持っていく
3・麻袋を捨てて舌だけ持っていく
4・麻袋も舌も捨てる
1連打
1
穂乃果「一応持っていこう」
海未「全く、よくそんな汚いものをポケットに入れられますね・・・」
私は舌入りの麻袋をポケットにしまいました
海未「ほら、行きますよ」
雪穂「お姉ちゃん、はぐれないでね」
いつの間にか海未ちゃん達は廊下を進んで行こうとしていました
その時
ふと見ると、私の足下近くに学生手帳が落ちていました
穂乃果「あれ?さっきこんなのあったっけ?」
日本人形を取り出す時に雪穂が落としたのでしょうか?
ですが、その学生手帳は雪穂のものではなく、「刻命裕也」という人の物でした
穂乃果「こく・・・めい・・・?」
ことり「穂乃果ちゃん!先行っちゃうよ?」
穂乃果「あっ、待ってよみんな~!」
私はその学生手帳もポケットに入れ、皆の後を追い掛けました
早いですが今日はここで終了です
明日も夜から再開予定です
乙です(・8・)
お待たせいたしました
再開します
なお、今日は海未ちゃん生誕祭準備のため、少ししか進めません
本当に少しです
皆に追い付き、しばらく廊下を進むと前方に黒い手帳が落ちていました
穂乃果「これは何かな?」
海未「何かの手帳でしょうか・・・?」
その黒い手帳の表紙には何かが書かれているようですが、汚れていて読むことができません
誰かが落としていったのでしょうか?
読みますか?
>>637
1・読む
2・読まない
2
雪穂「読みます?」
海未「表紙が読めないのなら何が書いてあるか分かりませんね・・・危ないですしやめておきましょう」
穂乃果「えっ、海未ちゃん読まないの?」
ことり「何か重要なことが書いてあるかもしれないよ?」
海未「こんな汚い手帳に書いてあるとは思えませんよ」
穂乃果「う~ん・・・何か重要なことが書いてある気がするんだけど・・・まぁ、いっか」
私はその手帳の内容が気になりましたが、海未ちゃんのいう通り、その手帳を読まずに置いていくことにしました
穂乃果「でも、どうしたらこの学校から抜け出せるのかな?」
海未「逆打ちというキーワードは掴めたのですが・・・」
?「お困りのようですね?」
皆「えっ!?」
突如後ろから澄んだ声が聞こえました
全く気配もなく、いつの間にかそこには1人の少女が立っていました
私達と同じくらいの高校生で、音ノ木坂とは違う制服を着ていて、頭にはペンタグラムの髪飾りがついていました
そして、彼女の瞳はまるで人形のように生気がありませんでした
海未「あなたは誰ですか?」
?「私は冴之木七星と申します あなた達と同じく、この学校に閉じ込められた者」
七星さんは機械のような抑揚のない不気味な口調で話しました
穂乃果「閉じ込められた・・・?」
七星「そうです」
七星さんは廊下の窓を指差して
七星「窓も玄関も全て閉鎖されて、この学校は出入り不可能になっているんです」
ことりちゃんが試しに窓を開けようとしましたが、鍵がかかっているわけでもないのに、窓はびくともしません
ことり「どうなってるの、これ・・・!?」
穂乃果「ん?」
私は七星さんの右手にさっき廊下に落ちていた汚い手帳を持っているのを見ました
穂乃果「その手帳、さっき落ちていたのを見たんですけど・・・七星さんのだったんですか?」
七星「はい、途中で落としてしまって探していたんです」
七星さんは汚れた黒い手帳をポケットにしまいこむと、私達に濁った黒瞳を向けました
七星「一つ、忠告させて下さい」
七星「無理に校舎を脱出しようとして、この空間を形成する幽霊達を刺激してはいけません 幽霊達を怒らせて命を落とした者は少なくありません あなた達もそのようにはなりなくないでしょう?」
脅しを含んだ忠告に、私達は一瞬口籠もりましたが
穂乃果「忠告は有り難いけど、私達は全員を見つけてこの学校を脱出してみせる!やるったらやる!」
すると、七星さんは微笑みを浮かべながら、しかし淡々とした口調で答えました
七星「期待通りの返事です」
七星「意志は何よりも強い 足掻いて足掻いて足掻いて足掻いて足掻いて、足掻ききれば絶望的状況でもほんの少しはいい方向へと導けるかも知れません 私は必死で運命に抗う人の営みを見るのが大好きなんです」
七星「もっとも、あなた達も私と同じく生きては帰れないとは思いますけど」
穂乃果「えっ?」
そう言うと、七星さんは煙のようにスーッと消えていきました
ことり「ねぇ・・・さっきの人、生きて帰れないって・・・」
海未「何ですかあの人は!?黙って聞いていれば失礼な事ばかり・・・!」
穂乃果「まだ聞きたいことがいっぱいあったんだけどな・・・」
雪穂「あの人、ここの幽霊を刺激するなって言ってたね」
穂乃果「とりあえず先に進もう 絶対に元の世界に戻ってみせる!」
私達は再び廊下を歩きだしました
今日はここで終了です
先程の手帳の選択、かなり重要だったりします・・・
一足先に、海未ちゃん誕生日おめでとう!
乙
海未ちゃん生誕祭準備中って言ってたけど
明日1も何かするの?
>>658
生誕祭と言っても大したことはしません
秋葉原行って聖地巡礼といったところですかね
明日も夜から再開予定ですが、変更となる場合もあります
ご了承ください
お待たせいたしました
再開します
昨日は書けなくてすみませんでした
しばらく廊下を進むと階段が見えてきました
穂乃果「上に行く?それとも下に行く?」
ことり「う~ん、どうする?」
海未「上に行ってみましょうか?」
雪穂「でも、さっきみたいな穴があることを考えると、下に行ったほうがいいのかな・・・」
穂乃果「どうしようか・・・>>670」
>>670
1・上に行く
2・下に行く
上
穂乃果「上に行こう!」
私達は階段を昇って上の階へ行きました
先程進んできた階と同じく、この階も薄暗い廊下が真っ直ぐのびていました
海未「不気味ですね・・・」
穂乃果「ま、まぁ大丈夫だよね・・・?足元に注意しながら歩かなきゃ」
そう言って進もうとした時
ポォーッ
穂乃果「ひっ!?」
突如、私の前に2つの人魂がスゥッと現れました
1つは青い人魂、もう1つは赤い人魂です
どちらに話し掛けてみましょうか?>>676
>>676
1・青い人魂
2・赤い人魂
1
穂乃果「青い人魂に話し掛けてみよう」
穂乃果「あの、すみません」
青い人魂「・・・君たちもこの天神小学校に迷い込んだのかい?」
天神小学校?・・・この学校のことかな?
穂乃果「は、はい・・、あなたは?」
人魂「私も最初は生きていたが、この学校で彷徨い続けた挙句餓死した者だ どうやら脱出したいという強い意志だけが残留して人魂になったみたいだが」
穂乃果「そうですか・・・」
人魂「君たちを見ると脱出したいという意志が特に強く感じられる いくつか情報を提供しよう」
人魂「君たちは最初11人でここに来たようだが、残念ながら残りの7人はすでに亡くなっているみたいだ・・・」
穂乃果「そ、そんな・・・・・・!」
私達はその宣告を聞いて大きなショックを受けました
真姫ちゃん、凛ちゃん、花陽ちゃん、絵里ちゃん、希ちゃん、にこちゃん、そして亜里沙ちゃんが死んでしまった・・・
今まで築き上げてきたμ'sの思い出、努力、それらがこの理不尽な学校の霊たちによって、メンバーとともに失われてしまいました
人魂「ただ、君たちには生きていた私と同じくらい脱出の意志が強い 私からも応援しよう」
人魂「この学校から脱出する方法として逆打ちというのがある」
人魂「逆打ち法は正順法を逆に行う方法なんだ 正順法とはスペルトリガー『サチコさんお願いします』を参加人数+サチコ1人分の回数唱えるんだ」
人魂「君たちは4人いるから、おまじないの時に破ったサチコの形代の切れ端を合わせて、5回『サチコさんお願いします』と唱えればいいんだ 成功すればこの学校から脱出できる」
逆打ち・・・ようやくその方法が分かりました
人魂「でも、一字一句間違えてはいけないし、唱える回数を間違ってもいけない」
人魂「君たちの仲間が死んでしまって悲しいかもしれないが、君たちだけでも生きているうちに早く脱出するんだよ」
そう言い残して人魂は静かに消えていきました
人魂が消えた後、私達はしばらくその場に立ち尽くしていました
他の皆は死んでしまった・・・その言葉が頭の中で響きます
沈黙を破ったのは海未ちゃんでした
海未「・・・他の皆は亡くなってしまいましたが、私達だけでも脱出しないといけませんね」
ことり「・・・そうだね 皆もそう望んでるはずだよ」
穂乃果「・・・私達だけでも戻らないと!皆、逆打ちしよう!」
雪穂「皆さん形代は持っていますよね?」
私達はポケットから形代の切れ端を取り出し、人魂から言われた通りに逆打ちを行いました
穂乃果「サチコさんお願いします!」
海未「サチコさんお願いします!」
ことり「サチコさんお願いします!」
雪穂「サチコさんお願いします!」
穂乃果「サチコさんお願いします!」
唱える回数は人数+1回、それ以上1回でも多く唱えてはいけません
すると、まばゆい光とともに足下に突然、闇夜のような暗く大きな穴が開きました
奈落の底に吸い込まれるように、私達はその闇の中へと落ちていきます
穂乃果「皆!」
落下しながら私達は全員で手を繋ぎました
次の瞬間、視界は白い光で満たされ何も見えなくなりました
気付くと私達は、音ノ木坂学院のアイドル研究部の部室にいました
見回すと、死んだはずの皆もちゃんと全員います
穂乃果「(よかった!脱出できたんだ!)」
希「みんな、ちょっと聞いて欲しいんや!」
絵里「どうしたの?」
希「幸せのサチコさんっておまじない知っとる?」
穂乃果「・・・・・えっ?」
海未「・・・・・は?」
聞き覚えのあるセリフです
凛「どういうものなのかにゃ?」
希「えっと今ここにいるのは11人やから、まずこのプリントアウトしたサチコさんの形代を11等分するんや」チョキチョキ
希「それで、この形代の破片を1人1つずつ持ってな」クバリクバリ
希「目を閉じて人数分、すなわち11回『サチコさんお願いします』って声に出さずに心の中で唱えるんや!」
絵里・亜里沙「ハラショー・・・」
希「それだけで一生の絆が結べるんや!スピリチュアルやろ~」
・・・・嘘・・・嘘嘘嘘っ!?
もしかして私達、あの日に戻ってる!?
穂乃果「・・・だ、ダメダメダメーっ!!」
真姫「な、何よいきなり!?」
海未「こ、このおまじないは危険です!!」
ことり「そうだよ!このおまじないはサチコさんのおまじないで・・・」
希「ん?もしかして・・・おまじないが怖いん?」
穂乃果「そうじゃなくて!その・・・このおまじないやると皆死んじゃうの!」
にこ「何縁起でもないこと言ってんのよ!たかがおまじないで死ぬわけないでしょうが!」
希「死ぬとは大袈裟やな~ 大丈夫!ウチのスピリチュアルパワーがあれば安心や!」
雪穂「で、でも・・・!」
亜里沙「大丈夫、私もやるから一緒にやろう?」
希「ほーい、じゃあいくで」
当然のことながら、私達の忠告は笑い飛ばされてしまいました
まぁ、いきなり「おまじないで死ぬよ」と言われて信じるほうが無理な話だよね・・・
穂乃果「あぁ・・・・」
私達は仕方なく、またあのおまじないをするのでした
また、あの狂った世界へ・・・
そして・・・皆を救うために・・・
♪だって(コープス)パーティー終わらないEND
これにて終了です
結局、4人は助かりましたが、このまま無限ループすることとなります(>>11へと繋がります)
・・・2週目やりたいですか?
やはり希望が多いので、2週目やりたいと思います!
難易度とかは変えたほうがいいですかね?
下げるor1週目と同じor上げる
今回のやつは、前の三回と比べるとどのくらいの難易度だったん?
>>702
今回のは初代の1・3週目とほぼ同じか若干高い難易度です
難易度の変化はどういった点で表現されるのですか?
>>708
具体的には安価の出し方などです
・難易度を下げる
コンマ判定の条件が少し緩和される
安価の出現数が少し減る
ただ、スリルはなくなります
・難易度を上げる
コンマ判定の条件が若干鬼畜になる
安価出現数が少し増える
ただ、スリル満点?
あくまで目安ですので、難易度を下げたからといってコンマ判定や安価がなくなるとか、目に見えて易しくなるわけではありません
もちろん難易度を上げれば、その分全員を助けるのは少し難しくなるかもしれません
上げてほしいとの意見が圧倒的に多かったので、1週目よりも難易度を上げていきます
その分全員生還のハードルも上がりますが、皆さんの力で全員生還を目指してください!
2週目は明日以降の夜からスタートする予定です
できれば明日夜から再開したいと思います
お待たせいたしました
再開前にいくつかお知らせがあります
・1週目や前作のENDも一部使い回します
・21日(金)~23日(日)はどうしても外せない用事があり、更新できません(ただ、用事が早く終われば23日は更新できるかもしれません)
・基本的にこの2週目で完結させたいと思います(要望が多ければ夏に第3作を書くかもしれません)
それでは、再開します
雨が降っているある日の部室
雪穂・亜里沙「お姉ちゃん、傘持ってきたよ~」
穂乃果「あっ雪穂!ありがと!」
絵里「亜里沙、ありがとう」
雪穂「もう!あれだけ雨降るから傘持っていってって行ったのに」
穂乃果「ごめんごめん」エヘヘ
希「みんな、ちょっと聞いて欲しいんや!」
絵里「どうしたの?」
希「幸せのサチコさんっておまじない知っとる?」
穂乃果「知らないな~」
凛「どういうものなのかにゃ?」
希「ネットで見たんやけど、え~っと今ここにいるのは11人やから、まずこのプリントアウトしたサチコさんの形代を11等分するんや」チョキチョキ
希「それで、この形代の破片を1人1つずつ持ってな」クバリクバリ
希「目を閉じて人数分、すなわち11回『サチコさんお願いします』って声に出さずに心の中で唱えるんや!」
絵里・亜里沙「ハラショー・・・」
希「それだけで一生の絆が結べるんや!スピリチュアルやろ~」
穂乃果「面白そうだね!」
真姫「別に私はにこちゃんと一生の絆を結びたいなんて思っていないんだから」カミノケクルクル
にこ「あー、真姫ちゃん顔赤~い」クスクス
真姫「何言ってるのよにこちゃん!」///
凛「凛はかよちんと一生の絆を結びたいにゃ!」
花陽「り、凛ちゃん!」///
海未・ことり「ふふふっ・・・」ジーッ
穂乃果「?」
希「それじゃあ、準備オッケーやな?行くで~!」
一同「は~い!」
一同「(サチコサンオネガイシマス・・・・・・・サチコサンオネガイシマス)」
ピカッ
穂乃果「えっ!?」
絵里「床が抜けてる!?」
ピュー
雪穂「何これ!」
真姫「イミワカンナイ!!」
一同「うわぁ~!!」
【海未視点】
海未「・・・・んっ・・・・いたたっ・・・」
床が抜けて落ちてから何時間が経ったのでしょうか?
私は暗い教室の中央に倒れていました
見渡すとそこは見慣れた音ノ木坂学院の部室ではありませんでした
更に、さっきまでいた皆の姿が見当たりません
海未「穂乃果!ことり!どこにいるのですか!」
私は皆を探しに暗い教室を出ていくことにしました
>>735
(コンマ判定)
ゾロ目以外なら危機回避
ほい
教室を出ると照明の消えている廊下が真っ直ぐ伸びていました
廊下は今にも床が抜けそうで、歩くたびにミシッ ミシッと不気味な音を立てます
海未「皆さん、どこにいr」ブニョ
皆を探して歩いていると、何かを踏んだ感触がありました
恐る恐る下を向くと・・・
海未「ひ、ひぃっ・・・!」
それは死後ある程度時間が経過した人の形をしたものでした
踏んだのはその人の内臓だったみたいで、たちまち辺りに強烈な腐敗臭が漂いました
海未「うぷっ!・・・・何ですかこれはっ・・・!」
私はあまりの臭いと気持ち悪さに吐きそうになりました吐くのを必死でこらえ、皆を探しに私は廊下を進みました
しばらく歩くと真っ暗な廊下の中央に人影が見えました
海未「(だ、誰でしょうか・・・)」
>>740
(コンマ判定)
偶数なら他の皆(後で選択安価だします)
奇数ならハンマー大男
偶数こい
>>744
人影は誰?
他のμ'sメンバー&雪穂&亜里沙から最大3人まで選択可
ありちか
近づくにつれ、その人影は1人であることが分かりました
体格は小柄で、音ノ木坂学院とは違いますが見覚えのある制服です
あの子は確か・・・
亜里沙「海未さん!」タッタッ
そう、正体は絵里の妹である亜里沙でした
海未「亜里沙、大丈夫ですか?」
亜里沙「はい、海未さんは大丈夫ですか?」
海未「私は大丈夫ですよ」
話を聞いてみると、亜里沙は別の教室で倒れていたらしく、皆を探している途中偶然私に出会ったということみたいです
亜里沙「あの~、海未さん、途中でお姉ちゃんと会いませんでしたか?」
海未「いえ、絵里も含めて誰とも会いませんでした」
亜里沙「そうですか・・・」
海未「取り敢えず、皆を捜しに行きましょう」
私は亜里沙と共に引き続き、皆を探しに校舎を歩き回ることにしました
【真姫視点】
真姫「ここはどこなのよ!」
にこ「にこが知ってるわけないでしょ!」
私はにこちゃんと更衣室倒れていました
まったく、なんでここに来てまでにこちゃんと行動しなきゃいけないのよ!意味分かんない!
真姫「まずは皆を捜しに行かないと・・・」
にこ「あっ、真姫ちゃん、出口の扉が2箇所あるにこ どっちに行く?」
にこちゃんの言う通り、更衣室には左右2箇所の扉があり、どちらも扉の上にお馴染みの緑の出口マークが光っていました
真姫「う~ん>>750」
>>750
1・右の扉
2・左の扉
う~ん、1で
真姫「右の扉から出ましょう」
ガチャッ
右の扉を開けると、目の前に薄暗い廊下が延びていました
真姫「廊下に出たみたいね」
にこ「さっきの部屋は更衣室だったから、左の出口に行ったらプールだったのかしら・・・」
真姫「まぁいいわ、廊下に出れたんだし、皆を捜しに行きましょう」
私達は薄暗い廊下を歩いていくことにしました
真姫「ず、ずいぶん暗いわね・・・不気味な廊下だわ」
にこ「あっ、真姫ちゃん怖がってる」プププ
真姫「な、なな何言ってるのよにこちゃん!こ、これくらいでこの真姫ちゃんが怖がるわけないでしょ!」
ただ、怖いのは事実です
なぜにこちゃんは平気でいられるのでしょうか?
いや、にこちゃんも表に出さないだけで本当は怖いのかもしれません・・・
にこちゃんと手を繋ぎますか?
>>760
1・繋ぐ
2・繋がない
全然わかんねぇ……
ksk
私はさり気なくにこちゃんに手を差し出しました
にこ「ん、どうしたの真姫ちゃん?にこと手を繋ぎたいの?」
真姫「そっ、そんなわけないでしょ!ただ、にこちゃんは小さいから迷子にならないように手を繋いであげるってだけの話よ!」
にこ「失礼ね!なに子供扱いしてんのよ!」
と言いつつも、にこちゃんは私と手を繋いでくれました
真姫「にこちゃん」
にこ「何?」
真姫「あ、ありがとう・・・」//
私達は離れ離れにならないように手をしっかり繋ぎました
にこちゃん・・・絶対この手を離さないでね・・・
今日はここで終了です
明日夜から再開予定です
お待たせいたしました
再開します
今日も昨日と同じく早めに終わる予定です
【花陽視点】
花陽「ここはどこ・・・?」
私はある教室の中央で倒れていました
教室を見回すと、水道付きの机、ビーカーやフラスコや試験管などが入った棚、それに薬品棚が目に入りました
どうやらここは理科室のようです
花陽「どうしましょうか・・・>>783」
>>783
(コンマ判定)
偶数・理科室を出る
奇数・理科室を調べる
あ
花陽「まずはここを出てみよう」
私は出口に向かって歩き、扉を開けようとしました
しかし・・・
ガチャッ
花陽「・・・あれっ?」
ガチャガチャ
花陽「な、何で開かないの!?」
何故か扉が開きません
理科室の外から開かないのであれば鍵がかかっているということが分かりますが、内側から開かないというのはおかしい話です
花陽「うぅ~、ダレカタスケテー!」
(コンマ判定)
>>800までにゾロ目が出れば扉が開く
a
花陽「何度もやれば開くかな・・・?」
ガチャガチャガチャガチャ・・・・
とにかく私はドアノブを何度も回し扉を押しあけようと試みました
すると
バン
花陽「きゃっ!?」
今まで開かなかった扉が急に開き、扉に押し開けようと寄り掛かっていた私はそのまま廊下に倒れました
花陽「いったた・・・」スリスリ
さっきまで開かなかったのは何だったのでしょうか・・・?
花陽「まるで外から誰かが押さえているような感じだったな・・・」
何とか理科室を出ることができた私は、そのまま廊下を進みました
途中右手に階段がありましたが、そのまま廊下を真っ直ぐ行くと
?「あっ、かーよーちーん!」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえました
花陽「えっ?」
後ろを振り返ってみると・・・
凛「かよちん!待って~!」タッタッ
なんと凛ちゃんが走ってきました!
花陽「り、凛ちゃn凛「かよちん!会いたかったにゃ!」モッギュー
凛ちゃんは駆け寄ってきてそのまま私に抱きついてきました
花陽「く、苦しいよぉ・・・」ギュー
話を聞くと、凛ちゃんはどうやら3-Aの教室に倒れていたようです
教室を出て廊下を歩いているときに階段を見つけたらしく、階段を降りたら偶数私を見つけたとのことでした
凛ちゃんはさっき私が素通りした階段から降りてきたんだね
凛「あと、教室でこんなの拾ったにゃ!」
凛ちゃんは何か入っている麻袋を見せてきました
その麻袋には「管乃雪」と名前が書かれていました
花陽「だ、ダメだよ凛ちゃん!人の物を勝手に持って来ちゃ!」
凛「でも、すごいものが入ってるんだよ!ほら!」
凛ちゃんは袋を開けて中を見せてきました
入っていたのは・・・
花陽「ひぃっ!?」
なんと入っていたのは切り取られた小さな舌でした
花陽「こっ、これ人の舌だよ!?」
凛「にゃっ!?そうだったのかにゃ!?」
干からびていましたが、これは人の舌に違いありません
凛ちゃんは舌とは知らずに持ってきたようです
凛「そんな気持ちの悪いもの捨てるにゃ!」
花陽「ダメだよ凛ちゃん!名前書いてあるし、そもそも勝手に持ってきたのは凛ちゃんだよ!?」
凛「むぅ・・・>>815」
>>815
1・持っていく
2・捨てる
1
凛「分かったにゃ~」
凛ちゃんは麻袋の紐をしめ、それをポケットにしまいました
花陽「ちゃんと持ち主に返さないとダメだよ?」
凛「はーい」
こうして私は凛ちゃんと共に皆を、そして管乃雪ちゃんを捜しに行くことになりました
【穂乃果視点】
穂乃果「・・・・んっ・・・・ううっ・・・」
床が抜けて落ちてから何時間たったんだろ?
私は暗い教室の中央に倒れていました
そこは見慣れた音ノ木坂学院のアイドル研究部部室ではありませんでした
更に、さっきまでいた皆の姿が見当たりません
穂乃果「海未ちゃ~ん!ことりちゃ~ん!皆どこにいるの~!?」
私は皆を探しに暗い教室を出ていくことにしました
廊下は今にも床が抜けそうで、歩くたびにミシッ ミシッと音がします
穂乃果「皆~、どこにいr」ブニョ
皆を探して歩いていると、何かを踏んだ感触がありました恐る恐る下を向くと・・・
穂乃果「ひ、ひぃっ・・・!」
それは死後ある程度時間が経過した人の形をしたものでした
踏んだのはその人の内臓だったみたいで、たちまち強烈な腐敗臭が漂いました
穂乃果「おぇっ・・・何なのこれっ・・・!」
私は吐きそうになるのを必死にこらえました
その時、死体のすぐ近くに何やら手帳が落ちているのが見えました
よく見るとそれは学生手帳のようです
拾いますか?
>>827
(コンマ判定)
ゾロ目・拾わない
ゾロ目以外・拾う
へい
穂乃果「学生手帳かな?拾ってみよう」
拾ってみると、やはりそれは学生手帳でした
一緒に挟まっていた学生証には「白檀高等学校 刻命裕也」と書かれていました
どうやら、この死体は刻命裕也という人のようです
さらに調べてみると、この学生手帳にサチコさんの形代も挟まっていました
穂乃果「この人もおまじないをやって来たのかな・・・」
私はその学生手帳をポケットにしまい、死体に手を合わせて悪臭漂う廊下を後にしました
【絵里視点】
気が付くと、私は保健室のベッドの上で倒れていました
周りのベッドはもちろん、部屋には誰もいません
照明は所々ですが点いていて、部屋の全貌を見ることができます
絵里「保健室には誰もいないみたいね・・・どうしましょう?>>838」
>>838
1・すぐに保健室を出る
2・保健室の中を調べてみる
KKE
1で
絵里「保健室をでましょう」ガラガラ
私は皆を捜しに保健室を出ていくことにしました
長い廊下をしばらく進むと
ガリガリゴリゴリッ
背後から不気味な音が響いてきました
絵里「な、何!?」
驚いて後ろを振り向いてみると、廊下の壁に絵が描かれていました
さっきまでこんな絵はなかったはずです・・・
その絵は乱雑に描かれていました
1人の大人が4人の子供に囲まれていて、子供の手には包丁がそれぞれ握られていました
その全てが大人の体に深々と突き刺さっており、吹き出している鮮血を浴びながらも、子供達は笑っていました
絵里「ハ、ハラショー・・・」
その絵の下にはいつからいたのか、少年が体育座りしていました
少年は私が見えていないかのように、じっと虚空の一点を見つめていました
彼の腹部は服ごと切り裂かれ、内臓が露出していて、夥しい量の血が流れていました
こんな大怪我を負って普通の人間が生きていられる訳がありません
絵里「な、何よこの子・・・?」
その時、少年がこちらを見てきました
絵里「ひっ!?」
>>843
(コンマ判定)
偶数・目を逸らせた
奇数・目が合った
あ
瞬間的に身の危険を察知した私は即座に目を逸らしました
間一髪、危ないところでした・・・
しばらくして恐る恐る目を向けてみると、さっきまで座っていた少年はいつの間にか消えていました
絵里「い、今のは一体何だったのよ・・・・・」
私はしばらく少年が座っていたところを見つめ続けました
ことり「あれ、絵里ちゃん?」
絵里「こ、ことり!?」
突然背後から声をかけられ、振り返ってみるとそこにはことりが立っていました
ことり「絵里ちゃん、無事だったんだね!」
絵里「ことりこそ無事でよかったわ!」
ことりは保健室のすぐ近くの廊下に倒れていたらしく、廊下を歩いてきたら先行していた私に追い付いたということみたいです
絵里「そういえばことり、さっきそこに血まみれの少年見えなかった?」
ことり「ううん、見えなかったけど・・・」
絵里「そ、そう・・・ならいいわ それより一緒に他の皆を捜しましょう」
ことり「ま、待って!血まみれの少年って何!?教えてよぉ~」
私はことりと一緒に行動することにしました
【現在の状況】
海未・亜里沙
にこ・真姫(手繋ぎ中)
花陽・凛(管乃雪の舌持ち)
穂乃果(学生手帳持ち)
絵里・ことり
不明→希/雪穂
今日はここで終了です
明日夜から再開予定です
お待たせいたしました
再開します
【雪穂視点】
雪穂「なんなのよここは・・・・・」
私は校舎の下駄箱付近に倒れていました
外へと通じているはずのドアは何故か曇りガラスになっているようで、外の様子は見えず、オマケに扉は開きません
雪穂「何これ、開かないじゃん!」ガタガタ
雪穂「仕方ないわ、他の出口を捜しましょう」
>>866
1・右に行く
2・左に行く
3・真っ直ぐ行く
2
雪穂「左に行ってみよう」
私は左へと続く廊下を歩いていくことにしました
しかし、いくら歩いても出口は見つかりません
雪穂「あ~、歩き続けて疲れた・・・全然出口が見つからないじゃん 喉も渇いた~・・・」
すると、進行方向左手に保健室が見えてきました
どうしよう?>>871
>>871
1・保健室で休む
2・やめとく
2
雪穂「何か嫌な予感がする・・・別に保健室じゃなくても休めるし、いいか」
不穏な空気を感じ取った私は保健室には入らず、そのまま廊下を進みました
薄暗く不気味な廊下をひたすら歩いていきます
夜なのでしょうか、窓を見ると辺り一面暗闇です
曲がり角にさしかかった時
ゴツン
私は誰かと出会い頭にぶつかりました
雪穂「痛っ!?」
ぶつかった相手
>>877
(コンマ判定)
偶数・穂乃果
奇数・大男
こい
ぶつかった人を見てみると・・・
そこにいたのは私よりも背か高く、がっちりとした体格をした大男でした
その手には巨大なハンマーが握られていました
大男「うっ・・・ゔおおおおおおおおおおおおっ!!」
雪穂「きゃああああーっ!」
私はすぐに逃げ出しました
しかし、大男もハンマーを持って追い掛けてきます
雪穂「だ、誰か助けて!」
トラップ回避安価
床が抜ける>>888
つまずいて転倒>>890
ピアノ線>>892
(コンマ判定)
ゾロ目以外で回避
今日はゾロ目多いんだよな・・・
70%の確率で死亡
やっぱりゾロ目多いな
私は廊下をあちこち曲がりながら、必死で走りました
途中、床が抜けそうな部分や段差もありましたが、なんとか大男から逃げ切ることに成功しました
雪穂「はぁ・・・はぁ・・・」チラッ
後ろを振り返ってみましたが、大男は追ってきていません
雪穂「た、助かったあ~」ハァハァ
私はその場に座って乱れた呼吸を整えていると
穂乃果「あっ、雪穂~!」
雪穂「お、お姉ちゃん!?」
目の前の階段から下りてきたお姉ちゃんが走ってきました
穂乃果「雪穂~!会いたかったよ!」モギュッ
雪穂「お姉ちゃん!無事だったんだね!」
穂乃果「雪穂、他の皆は見た?」
雪穂「ううん、見てないよ さっきハンマーを持った大男に追いかけられたけど」
穂乃果「えっ!?怪我とかなかった!?」
雪穂「心配しないで、大丈夫だよ」
私はお姉ちゃんと一緒に皆を捜すことにしました
【真姫視点】
私はにこちゃんの手の温もりを感じながら、薄暗い廊下を歩いていました
真姫「(改めて見ると、にこちゃんの手って小さいわね・・・)」
にこ「どうしたの真姫ちゃん、繋いだ手を見つめて」
真姫「ヴェェ!何でもないわよ!」プイッ
その時
ウオオオオッ
後ろから低い唸り声が聞こえ、ドスドスと足音が近づいてきました
にこ「えっ、何よ・・・?」
振り返ってみると薄暗い廊下の奥に人影が見えました
その人影はこっちに向かって走ってきているのか、だんだんはっきりと見えてきました
大男「うおおおおおおっ!」
真姫「きゃあああああ!何よあれ!」
走ってきたのは巨大なハンマーを持った大男でした
にこ「と、とにかく逃げるわよ!」ダッ
にこちゃんが走り出そうとしましたが、私と手を繋いでいるため上手く駆け出せません
にこ「真姫ちゃん、手を繋いでると走れないから離して・・・」
真姫「イヤッ!」
にこ「えっ!?」
真姫「私、にこちゃんと離れたくない!」
にこ「こ、こんな時になに言ってんのよ!逃げ切れなくてあんなのに捕まったら殺されるでしょうが!真姫ちゃんから離れないようにするから手をh」
真姫「それでもにこちゃんと手を繋いでいたいの!この手を離したら二度とにこちゃんと会えなくなっちゃうんじゃないかと思うと怖いの・・・無事に生きて帰れるまで・・・にこちゃんと離れたくないの!」
にこ「・・・・分かったわ、二人三脚の要領で走るわよ!」
私達は手をしっかりと繋いだまま、二人三脚の要領で走り始めました
大男「おおおおおおおおお!」
後ろをチラッと振り返ると、後ろから大男が追い掛けてきています
しばらく走ると、廊下前方の両側に何故か棚が置かれていて、通路が狭くなっていました
にこ「真姫ちゃん!前の通路が狭くなってて2人一緒じゃ通れないから、にこが先に通るわ!」
真姫「分かったわ!」
(コンマ判定)
>>913と>>915のコンマの差が30以内で通過成功
!?
a
にこ「ちゃんとついてきて!」
真姫「ええ!」
にこちゃんの指示通り、狭くなっている部分はにこちゃんが先頭の縦1列になり、うまく通過しました
にこ「さすが真姫ちゃん!息がピッタリ合ってるにこ!」
真姫「ありがと」
しばらく走ると曲がり角が見えてきました
にこ「右に曲がるからにこに合わせて!」
(コンマ判定)
>>928と>>930のコンマの差が30以内で右折成功
頼むで
連続か
これはきつい
ここでも私とにこちゃんの息がピッタリと合い、タイムロスなくスムーズに右折できました
しかし、その先の廊下をよく見ると、床が抜けて大きな穴がぽっかりと開いていました
にこちゃんは穴にはまだ気付いていないようです
このままだと私まで穴に落ちてしまいます
真姫「にこちゃん、止まって!」
にこ「えっ・・・っ!何よこれ穴が開いてるじゃない!」
にこちゃんも気付いたようで、穴の縁ギリギリで止まりました
穴は結構大きく、かなり助走をつけてジャンプしないと飛び越えられない大きさです
さっきの曲がり角を左に曲がっていれば、逃げ切れたかもしれません
さっきの曲がり角まで戻ろう、にこちゃんにそう話そうとした時
大男「うおっ・・・・」
にこ「しまった!」
大男が私達を見つけてこちらに走ってきました
助かる道はただ一つ、ジャンプして穴を飛び越えるしかありません
真姫「にこちゃん、私と同じタイミングでジャンプして!せーので一緒に飛ぶわよ!」
にこ「わ、分かったわ!」
私達は出来るだけ後ろに下がり、走りだしました
真姫「いくわよ!せーのっ!」
(コンマ判定)
>>950と>>953のコンマの差が10以内ならジャンプ成功
行ける
「イャッフゥ~!!」
私の掛け声で一緒ジャンプはしましたが僅かにタイミングが合わず、私達はそのまま穴へと落下していきました
真姫「(ああ・・・私達死んじゃうのね・・・)」
死を覚悟して目を瞑りました
しかし、
ドンッ
にこまき「痛っ・・・!」
目を瞑ってすぐに私達は床へと落ちました
真姫「あれ・・・えっ・・・?」
不思議に思い落ちてきた上の方を見上げると、さっきの穴がすぐ近くにありました
廊下が暗くてよく見えなかっただけで、あの穴は1つ上の階だったようです
にこ「あれ?にこ達生きてる・・・!?」
真姫「1つ下の階に落ちたみたいね・・・にこちゃん怪我はない?」
スレが埋まりそうなので、一度中断して次スレ立てました
穂乃果「コープスパーティー改2」
穂乃果「コープスパーティー改2」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1395327934/l20)
なお、このスレは埋まるまで使います(あと1回は安価出します)
にこ「平気よ、真姫ちゃんこそ大丈夫?」
真姫「ええ・・・あっ!」
ふと私が穴を見上げると、さっきの大男が私達を見下ろしていました
次の瞬間
大男は私達目がけて飛び降りてきました
私達を潰そうというのでしょうか?
真姫「にこちゃん!早く逃げるわよ!」
>>980
(コンマ判定)
ゾロ目以外で回避
おらぁ!
私達はすぐさま立ち上がり穴の下から退きました
大男は私達がさっきまでいた所に落ちてきましたが、大男の体の重さに耐え切れず床が抜け、そのまま下の階へと落ちていきました
突き抜けた穴の下から衝突音と「うおおおおおお」という大男の唸り声が聞こえてきました
真姫「た、助かったわ・・・」
にこ「ハァ~危なかったわ・・・」
危機を回避した私達は皆を捜しに再び廊下を歩いていきました
歩いている途中
にこ「そういえば真姫ちゃん」
真姫「な、何よ?」
にこ「さっきすごい恥ずかしいこと叫んでたわね」
真姫「え・・・・えっ!?」
あの時は大男に追われて全く意識してなかったのでしょう
思い出してしまい顔から火が出そうです
にこ「え~っと確か・・・にこと離れたくないとか何とか・・・だっけ」ニヨニヨ
真姫「な、何言ってるのよ!イミワカンナイ!!」///
にこ「赤くなった真姫ちゃんも可愛いにこ」
真姫「うるさいうるさい!!」///
とは言いつつも、私はにこちゃんの手を今も繋いでいます
今日はここで終了です
・以前予告しましたが、21日と22日はお休みさせていただきます
・23日は用事が早く終われば再開できると思いますが、終わらなければ24日からの再開となります
・次回以降の更新は先程立てた次スレ、穂乃果「コープスパーティー改2」となりますので、お間違いのないようご注意ください
一応、希視点からスタート予定です
このスレはもうすぐ埋まりそうなので、皆さんで埋めてください
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません