女「私と仲良くなろうとしないで」男「…」 (9)

男友「女さんってなんか掴めないよなー」

男「そ、そうかな?」

男友「なんか裏がありそうっていうかさ」

男「あ、ああ、まあ…」

男友「暗いしいつも1人でいるしなー」

男「……ひ、人見知りなんじゃないか?」

男友「めちゃくちゃ可愛いのにもったいないよなー」

男「お、お前、狙ってるのか?」

男友「いやいや、俺は女さんみたいな黒髪清楚系よりギャルが好きなんだよギャルが!」

男「そ、そっか……」

男友「まさか、好きなのか?女さんの事」

男「すっ、少し気になってる…かな…」

男友「おいおいまじかよ!応援するぜ!」

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男「いいって、遠くから見てるだけで…」

女「…」スタスタ

男友「噂をすれば…おい、早速アタックしてこいよ!」

男「え、い、いきなり!?」

男友「ほら、メアドでも聞いてこい!」

男「え、で、でも…」

男友「おーい、女さん!男がなんか話したいって!」

男「ちょ、おい!」

女「……なに?」

男「あ、え、えっと…」

女「…」

男「その、メアドとか…交換しませんか?」

女「携帯持ってない」

男「」

男「…」スタスタ

男友「お、どうだった?メアド聞けたか?」

男「うん」

男友「おお、やるじゃねえか!良かったな!」

男「いや、聞いたんだけど…」

男友「ん?」

男「携帯持ってないってさ……ははっ」

男友「うわ、それ絶対嘘じゃねえか!」

男「い、いや、でも…」

男友「いまどきJKが携帯持ってないわけねーだろ!」

男「……はぁ」

男友「ま、残念だったな」

男「はぁ」

男「…」スタスタ

幼馴染「どうしたの?暗い顔して」スタスタ

男「ああ、いや、ちょっとな…」

幼馴染「大丈夫?私で良ければ相談乗るよ?」

男「うん。ありがと…でも大丈夫」

幼馴染「……分かった」ニコッ

男「そうだ、そういえば昨日さ……」

女「…」スタスタ

男「あっ」

幼馴染「ん?どうしたの?」

男(女さんの家、このへんなのかな……)

幼馴染「あれ?今歩いてたのって確か…」

男(てか幼馴染と帰ってる所見られた…勘違いされたかも…)

幼馴染「男?どうしたの?」

男「ごめん、先に帰ってて!」タッタッタ

幼馴染「えっ?男!?」

男(とにかくさっきの事を謝らないと…!!)

女「…」

男(あ、いた!!)

「おっ、キミ可愛いじゃん」
「俺たちと遊ぼうよwww」

女「…」

男(や、やばい…助けないと……!!)

「おいおいシカトかよwww」
「チッ、やっちまおうぜ?」

女「…」

グサッ!!

男「!?」

「うわああああああ!!!!」
「や、やべえ!腕から血でてるぞ!?」

女「…?」ニコッ

「こ、こいつ、やべえ…!に、逃げるぞ!」
「ああ、お、覚えてろよ……!!」

女「…」フキフキ

男「あ、え、え…え…」

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