【安価】花田煌「宮永さん対策をしてきました!」 (52)

【新道寺控え室】

姫子「部長、先鋒戦始まりましたね……」

哩「あぁ……」


姫子「花田ば、秘策のあっけんから大丈夫とか……」

哩「秘策、な……」

哩(頼むぞ、花田……!)

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煌「何にせよ、今日の日は負けませんよ!」スバラッ!


~~~先鋒戦開始~~~

東一局、親・宮永照



煌(確か、始めの局は見に徹するんでしたか……)

煌(ですが、私は二回戦で既に見られている身。恐らく二度見はない……と思いたいものです)


煌(そんなわけで対宮永さんの為の策を練ってきました!)



煌(さぁ、頑張りますよぉー!)スバラッ!


煌の策とは?>>3

※ ~~な行動をする、~~の能力を会得する、などなんでもいいです

※ 闘牌描写は適当

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1393836906

エイスリンに弟子入りしてエイスリンの能力をマスターする

>>3

煌(そう、二回戦の後から、私は今までずっと修行にあけくれてました─────)

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【回想】


エイスリン『~♪』トテトテ

煌『もし、そこのお方』

エイスリン『?』

煌『宮守女子のエイスリン・ウィッシュアートさんですよね?』

エイスリン『ソウダケド……ナニ?』

煌『私を弟子にしてください!!』ザザーッ

エイスリン『!?』



煌『自己紹介が遅れました、私新道寺女子高校の先鋒、花田煌と言うものです!』スバラッ!

エイスリン『? ? ?』

煌『お願いします!』


エイスリン『ワケヲ……Please tell me the reason!』

煌『おおう……私英語はすばらくないんですよね……』

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煌『かくかくしかじかすばらすばら』

エイスリン『フムフム……』

トシ『成る程、つまり捨て駒として自分をオーダーしやがった先輩達に目にもの見せてやりたいって訳ね?』

エイスリン『ウワァ!? イツノマニ!?』ビックリ

煌『そんな!! そんなこと微塵も思っていませんよ!?』

煌『私はただ、先輩方達の為に少しでも点棒を増やしたい、ただ勝ちたいという一心で……』


煌『私をトばないと信じてくれた先輩に、応えたいだけなのですよ!』

エイスリン『イイハナシダナァ……』ホロリ

トシ『そうね、でも弟子入りは認めない……いえ、認めても会得はできない、の方が正しいわね』

煌『そんな!? 何でですか!?』

トシ『確かにうちら宮守女子は二回戦敗退したし、教えられるのなら吝かでもないわ』


エイスリン『ワタシノチカラハ、タダノドリョクジャミニツカナイ』

トシ『そう、“理想の牌符を描き出す力”を会得するには特別な事が必要なの』



トシ『そうね、もしそれをやるというのなら……エイスリン?』

エイスリン『yes! ツイテクヨ!』

煌『それはとてもすばらです!! して、その“特別な事”とは……?』

トシ『それはね……』


エイスリンの能力を会得する為には何をする必要がある?>>7

シロにご飯を食べさせてあげる

>>7

煌『シロ……とは、先鋒の小瀬川白望さんの事でしょうか?』

エイスリン『exactly!』

煌『でも、どうしてご飯を食べさせる……?』

トシ『あの子もまた能力保持者……“迷い家”とは、知っているかしら』

煌『迷い家……ですか』

トシ『そう。迷った旅人が屋敷に辿り着き、食器を持って帰ると幸運が訪れる──ざっくばらんに説明するとこうね』

トシ『この能力、麻雀では“悩むと手が高くなる”だけど、本質は違う』




トシ『“彼女の使った食器を持って帰ると何かしらオカルトが身に付く”なのよ!』バーン



エイスリン『ナ、ナンダッテー!?』ボーン

煌『すばらーっ!?』ビューン

トシ『そう、エイスリンも、塞も、豊音も、すべての能力はシロが授けたもの』

トシ『豊音なんかシロの家にしょっちゅう泊まりに行って間違って箸持って帰るから七つも能力ついちゃって』

トシ『能力欲しさにみんなシロにご飯あげるから、当の本人もすっかりサボり癖がついちゃってね』

エイスリン『ヨクニメガクラムヒトハダルイヨ!』


煌『そ、それは…なんだか気が引けますね』

トシ『でも煌ちゃん。あなたなら大丈夫』


トシ『純粋にチームに貢献したい、そういう気持ちが伝わってくるわ』

煌『……!』





エイスリン『サァ、ツイテキテ! ワタシタチノトコロ!!』

煌『あ、はい!!』

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【宮守控え室】

白望『塞、お腹すいた』

塞『そこに飴玉あるから舐めていいわよ』

白望『飴玉じゃお腹は膨れない……』

豊音『あ、私、染谷さんからインスタント味噌汁もらってきたよー!』

白望『ほんと……お湯は』

塞『給湯室がどこかにあるでしょ』

白望『ええ……ダル』



エイスリン『タダイマー!』

胡桃『あ、エイちゃんおかえり! 何してたの?』

エイスリン『デシイリ!』

煌『あ、ど、どうも……』


豊音『あーっ! 新道寺の先鋒の花田さんだ! サインサイン……』


煌『あ、あの、私は……』


トシ『この子、能力を授けてほしいってさ』



豊音『!』

胡桃『…………』

塞『……!』



煌(……!? 空気が……!)


エイスリン(クウキヨマナイナァコノヒト……)ヤレヤレ

塞『はぁ……また“これね”』

白望『ダル……我ながら変な能力ついちゃったなぁ……』

胡桃『あまり誉められたことじゃないね!』


エイスリン『マッテ! コノヒトノ ハナシ キイテ!』


煌『わ、私は貴女方が思っているような事ではないです!!』

煌『話を聞いてください! かくかくしかじかすばらすばら……』

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胡桃『感動した!』ダバー

豊音『いい話だよー!』ビエーン

塞『……花田さん、気持ち伝わったよ』グッ



白望『ダルいけど……貴女の気持ちを無下にするのはもっとダルいかな……』


煌『みなさんっ……!』



エイスリン『ミンナ イイヒト!』

トシ『嫌だねぇ、涙腺が……歳かね、トシだけに』ホロリ

塞『うん、じゃあシロにご飯を用意しなきゃ』

豊音『インスタント味噌汁あるよー!』

白望『でもお湯が……』

煌『私が給湯室まで行って注いできます!』

白望『あっ、ありがたいけど……いいの?』

煌『はい! 迷惑になっている身ですし、このくらい任されてください! では!!』ドヒューン



胡桃『……いい人だね!』

塞『ほんと、あのアクティブさをシロも見習ってほしいよ』

白望『それはダルい……』



豊音『決めた! 私明日は新道寺を応援するよー!』

エイスリン『ウン!』

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【回想終了】

煌(そんなわけで、白望さんにインスタント味噌汁を食べてもらい、その時に使った割り箸を頂戴させていただいた訳です───)

煌(曰く、“その持ち帰ったものの種類やその時食べたもので能力が変わる”とのこと、だったのですが!)


煌(幸いにもエイスリンさんと同じ能力を会得することができました!)スバラッ!


煌(理想の牌符を描く力─────)



怜「ツモ」パラララ


煌(あっ、回想に時間割いてたら和了られてしまいましたね)


煌(まぁいいでしょう───勝負は、次の宮永さんの親番から!)



煌(いきますよぉー!)ゴォッ!



照「…………」

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南一局、親・宮永照


煌(始まってしまいました、宮永さんの連続和了)

煌(ですがまだ、傷は浅いです!)


煌(さぁ、描きますよ……理想の牌符!!)ドドド



煌(…………)



煌(おおっ、頭の中で鮮明に見えます! あっ、ここをこう切るんですね……)



煌(…………)


煌(改めて見ても、阿知賀の松実さんの手牌は凄まじいですね……怖い怖い)スバラーッ

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煌(五順目テンパイ……やはり宮永さんをも凌ぐテンパイ速度はすばらですね)

煌(ですが、テンパっても和了したわけではありません)


煌(宮永さんの速度も侮れません! 素早くいきましょう!!)


>>18 のコンマ秒数で後の展開が変わる

01~50 煌がノミ手で和了る
51~70 怜、煌に差し込む
71~98 チャンピオンは止められない
99, 00 ドラ爆さん奇跡の倍満

ほい

>>18


怜(新道寺の……打牌に迷いがない)


煌「それポンっ!」カチャッ


怜(……まさか、テンパってるんか!? この巡目で!?)



怜(一応、一巡先見とくか─────っ!)キュィィィン


怜(……! 次のツモ番で宮永は和了る……! ズラすこともできひん……)


怜(……一か八か、ここはどやっ、新道寺!)スチャッ


煌「! それロンです!」パラララ

照「…………っ!」

怜(助かった……)

煌(すばらです、園城寺さんっ!)


照「…………」

【新道寺控え室】

姫子「やった! 花田やりましたね!」

哩「あぁ、まちっと取られるっち覚悟しよったの、期待以上たい」


哩(ありがとうな、花田……ほんに、すばらたい……)

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【白糸台】

淡「あれー!? テルー!?」

菫「……照はいつも通りだ、となると……新道寺が何かしたのか……?」

淡「下手な策ならテルーがスクリューでズドーンって吹っ飛ばしちゃうよ!」

菫「ああ、そうだといいけどな……」

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【阿知賀控え室】

晴絵(おっと、もっと連荘されると思ったけどラッキー)

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【千里山控え室】

竜華「ときー! ナイスアシストやー!」


浩子「ええ、園城寺先輩の差し込みも見事でしたが……それよりも」

浩子「新道寺のテンパイ速度……あれが偶然か、否か……」


竜華「とにかく頑張れー! ときー!」

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【前半戦終了】

照(糖分補給しなきゃ……)スック

怜「一旦、お疲れ……」

煌「お疲れさまです!」スバラッ!

玄(私だけ焼き鳥だよぉ……)



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煌(結局能力を使ったのは宮永さんの親のあの時だけ───連発は危険でしょうしね)

煌「戻りましたー!」ガラーッ

姫子「花田! すごかね!」

煌「姫子……ええ、頑張りましたよ私!」


哩「……すまんな、花田」

煌「? 何がですか?」

哩「いや、何もなか」

煌「私は私の仕事をしたまでです!」スバラッ!

哩「……花田」




美子「私たちの出番は無かっぽいね」

仁美「なんもかんも……」

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【廊下】

照(新道寺の人──前“見た”時は別段オカルトでも無かったけど)テクテク

照(あれが偶然とも言いにくいのも事実)テクテク




照(どうにも判らない……)



照(もう私おこだわ)ピタッ


照(ギギギー使おう)




照(それにしてもこれ美味しい)

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【後半戦開始】

東一局、親・花田煌

照(今だ必殺ギギギー)ギギギー


怜(? 宮永は何してはるんやろか?)

煌(な、なんでしょう?)


煌(ってあーっ!? いつの間にか点数が減ってる!?)

怜(新道寺何をそんな驚いてってうわぁ点減っとるー!!)

玄「ふぇぇ」




照(そう、これが私のもうひとつの能力)

照(“ギギギーってしたら他家の点数が2,30000くらい減る”!)


照(菫に怒られるからあまり使いたくないけど、おこだからいいよね)テルルン




煌(これはすばらくありませんね……!)

訂正

× 照(ギギギーってしたら他家の点数が2,3000くらい減る……!)

◎ 照(ギギギーってしたら他家の点数が2~30000くらい減る……!)

の方が分かりやすかね

煌(いやいや、落ち着け、私)

煌(こんなオカルトに直面して、慌てるだけじゃどうにもならない!)

煌(そう、師匠との会話を思い出せ────!!)

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【回想】

トシ『いいかい煌ちゃん』

煌『えっ熊倉さん!? いつの間に師匠になってるんですか!?』

トシ『……いいかい煌ちゃん、貴女のそのその能力だけじゃ、宮永照には打ち負けるかもしれない』


トシ『でもね、あの子も人の子、突破口は必ずあるはず』

トシ『どんなに強い能力よりも、強力なものはある』

トシ『例えば、それは“諦めない心”よ、煌ちゃん』


トシ『例え絶望にうちひしがれても、負けないで考えるの』


トシ『貴女なら絶対にできるわ、頑張って』


トシ『サイコロ回して頭も回すのよ!』


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【回想終了】



煌(あの人さらっと人の台詞パクりましたね……)

煌(だけどそうだ、戦わないと)

煌(どうして点が減ったかは判らない……)



煌(ええ、宮永さん以外の三人の点数が減ってその分宮永さんの点が増えてますけど、判りません)


煌(それでも、どうにか食らいつかないと!)



煌(理想の牌符を描く能力は、多用しすぎると“見られる”危険性があります──宮永さんが親の時以外は出来るだけ使いたくありません)


煌(となると───策は一つしかありませんね!)



煌、土壇場の策とは!?>>31

天衣無縫の極み

>>31

煌(────駄目だ、策が思い付かない)

煌(私はここで終わるんでしょうか……仕事を全うできず────)

煌(ごめんなさい、部長────)



トシ(脳内)『諦めちゃ駄目だって言ってるでしょうが!』



煌(!!)ハッ


煌(そうでした、さっき回想で諦めるなって言われたばかりでしたね)

煌(そうです! 私は諦めませんし、負けませんよー!)

煌(今に見てなさい、宮永さん!)


煌(すぐに勝って見せますからねー!)ゴォッ!


煌「麻雀って……すばらですよね!!」カァッ!! ピカーッ



照(!!)

玄「花田さんの髪の毛のホーンが!」

怜(ディアボ●スみたいになっとる……)


煌「みんなも楽しみましょう!!」

照(新道寺の空気が変わった──やっぱり、一度見ておこう)ススス



煌「ロン! 平和イーペーコードラドラ、満貫です!」




照(よし見えた……あれ?)

照(本質が変わっていない……?)


照(岩手の留学生みたいな能力も見えるけど……もっと違う)

照(まるで────咲みたいな打ち方……っ!)ハッ


照(もしかして、新道寺の人、あれを会得したと言うの……!?)



照(天地魔闘の構え……っ!)





菫(あっ、照のやつ今バカな事考えたな)

淡「?」

煌(きっと今、鏡を使われましたね)

煌(だけど、不思議と気分が高揚しています)


煌(ただ、麻雀が楽しくて仕方がない──その気持ちで一杯です!)


煌(こんなすばらな場に連れていってくださった先輩方皆様に感謝です!)


煌(そして─────)


煌(その恩返しを、しなくてはなりませんね!)




怜(新道寺……空気が変わったな)

怜(何だか、ウチまで爽やかになってくるわ)

怜(……うん、今ならいけるかもな)


怜(ダブル……いや、トリプル! 三巡先!!)キュゥゥゥゥゥ





照(新道寺の人が咲と同じ打ち方をすると言うのなら───容赦はしない)


照(遠慮なくギギギーってする)ギギギー





玄(あっ、ツモれる!)



玄「ツモです! 8000オール!」パラララ



照、怜、煌「」

ブブーッ センポウセンシュウリョウーッ


照「……お疲れさまでした」+34000

怜「お疲れさん」-18000

玄「お疲れさまでしたー!」-16000


煌「お疲れ様です!!」±0




照(うわっ、やっぱりプラマイゼロだ……)

怜(思ったより場が荒れずにすんだわ……それに、トリプル使ったのにまだ動ける……!)

玄(やっぱりドラは偉大ですのだ)


煌(すばら! すばら!! この結果はとてもすばらなのではないでしょうか!!)

【新道寺控え室】

煌「ただいま戻りました! 二度目!!」

哩「花田っ……花田! 宮永相手にようやってくれた!!」


煌「いえいえ、私は私にできることをしたまでです」


姫子「部長な、花田のちかっぱ頑張っちくれたけんが嬉しかって泣いて喜んでたよ」

哩「こ、姫子っ!!」///


煌「それは……すばらな事です」



煌「ええ、すばらですよ皆さん」

トシ「ちょっといいかい、失礼するよ」ガチャ

哩「……? 貴女は」

トシ「そこの煌ちゃん、借りてもいいかい?」

煌「あっ、行ってきてもいいですか?」

哩「……よかとよ。頑張ったけんな」

煌「ありがとうございます! では、少し……」





哩「……姫子、あのディア●ロスの髪はいつまであのままとね」

姫子「私に聞かれても困りますよ」

【廊下】

トシ「煌ちゃん、ついに天衣無縫の極みを会得したんだね……」

煌「……?」

トシ「もう煌ちゃんは“牌に愛されし子”……いや、“牌を愛し子”だね」

煌「あの、私はいつも通り麻雀を打っただけなんですけど……」

トシ「いいや、違うとこが一つあるよ。大事な違いがね」

煌「……?」


トシ「そう、それは“煌ちゃんが心から楽しんで麻雀を打った事”だよ」


トシ「訳もわからず点棒が減らされ、それでもめげずに楽しめる……」


トシ「それは、煌ちゃんの立派な能力だよ」


煌「……!!」


トシ「……みんなに、会っていくかい? 近くにいるんだ」

煌「!! はい! 是非!」

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_______

豊音「花田さーん!! すごかったよー!」ギューッ

花田「わわっ、わっ……ど、どうも」


塞「あの宮永照にプラマイゼロとは……やるね、うん」

胡桃「エイちゃんが宮永照と戦ってもあんな感じになるかな?」

エイスリン「ウウン、アレハ キラメチャンノ チカラ!」

豊音「あーっ、名前で呼んでる! ずるい!」

煌「あっ、普通に名前で呼んでくださっても結構ですよ!?」

豊音「わーい! じゃあ私も名前で呼んで! 煌さん!」

煌「はい! 豊音さん!」



白望「ダル……でも、たまにはいいかな、こういうのも」

煌「あっ、そうそう小瀬川さん」

白望「……?」

煌「後で割り箸、お返ししますね……あれは私にはもう不必要なものです」

白望「へぇ、そう……でも返されても困るし、捨てちゃっていいよ」



塞「……いいの? 折角の能力なのに」

煌「いいんです。元よりオカルトは私には合わないですし」

煌「それでも、宮守の皆さんに出会えたことはすばらですけどね」



豊音「そうだ! 携帯の番号教えて!」

煌「ええ、構いませんよ。宜しければ皆さんもどうですか?」


胡桃「いいね! やろう!」

エイスリン「キラメチャン トモダチ!」

塞「岩手と福岡……大分遠いけど、また会えたらいいよね」

白望「ダル……塞、私のもやっといて……」


煌「それではまた皆さん! その時は麻雀でも打ちたいものです!」



豊音「またねー! 決勝終わったらまた会いに来るよー!」

塞「まだ準決勝終わってないっての……ま、勝つよ、絶対」

胡桃「応援してるからね、頑張れ!」

エイスリン「スバラ! イワテデモハヤラセル!」

白望「その元気を、分けてほしい……ダル」




トシ「青春っていいわねぇ……」ホロリ

トシ「いやだ、涙腺が……歳かねぇ、トシだけに」

煌(色々あったけど、準決勝は終わった)


煌(結果は、白糸台とうちの勝ち抜け……うちは二位だったけど)



煌(部長と姫子のリザベーションはやっぱり強力で、特に部長はあの白糸台をも圧倒してた)


煌(部長も姫子も、本当に楽しそうに麻雀を打ちますね──見習わなくては!)




煌「さぁ、明日は決勝戦!! 頑張りますよー!!」



煌「楽しんで、すばらに参りましょう!!」



カンッ!

【清澄控え室】


TV〈決まったー! 新道寺の花田煌ー!



和「花田先輩、すごい……」




久「あれ、どうしたの、咲?」


咲「……あっ、ああいえ、なんでも……」



咲「……新道寺の花田さん、か……」


咲(あの打ち方親近感わく……)


咲(頑張れー、お姉ちゃんをゴッ倒せー)



和「……咲さん?」

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【白糸台控え室】

誠子「あれが噂に聞く“ギギギー”ですか……思った以上にえげつないですね」ズーン


菫「馬鹿、使うなとあれほどいったのに……今回はバレなかったからいいものの」

誠子「バレるバレないの問題じゃないでしょ……」

照「だっておこだったから……」

菫「訳の判らないことを言ってるんじゃない! 等分お菓子は抜きだ!」

照「!!!」ガーン




尭深「……糖分なだけに」ボソッ





誠子(これでいいのか白糸台)




淡「テルーかっこよかったー☆」





今度こそカンっ

乙や感想等ありがとうございました

すばら先輩は書いていて楽かったです


皆様が楽しんでいただけたのならすばらです



需要がありそうならまた次を別キャラでやりたいと思わなくもない


このまま綺麗に終わった方がいい気がしないでもないですけどね

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