灰原「なにをやってるの江戸川君、地べたに這いつくばって」(61)

灰原「なにをやってるの江戸川君、地べたに這いつくばって」

コナン「灰原か、わりいな、今博士の実験中なんだ。ちょっと静かにしててくれないか?」

灰原「この暑いのにあなた達もよくやるわね」

コナン「……」

灰原「……」

コナン「よし、こんなもんか。で、どうしたんだよ灰原、こんなところで」どっこいしょ

灰原「それはこっちの台詞よ。この暑い中、なんでアスファルトの上に寝てたのよ」

コナン「んー、まあ、特許の関係とかあるだろうし今はまだ言えねぇんだ。わりいな」

灰原「そう、私は吉田さんにお呼ばれしたのよ」

コナン「へえ、いいな。オレも歩美んちいきてぇな」

灰原「あら、実験の結果を博士に報告しなくていいのかしら?」

コナン「いや、もう報告したから大丈夫だろ」

灰原「え、いつの間に?」

コナン「そんなことよりオレも歩美の家いってもいいかな?」

灰原「そうね、まああなたなら大丈夫だと思うけど、一応聞いてみるわ」

灰原「あら、ごめんなさい。どうやらまた通信障害が起こったみたいね。ネットにつながらないわ」

コナン「じゃあちょっと待ってろよ、テザリングしてWI-FI飛ばしてやっから」

灰原「あら、優しいのね。でもあなたスマートフォン持ってたかしら」

コナン「まあちょっと待ってろよ」

灰原「?? なぜまた這いつくばるのよ」

コナン「ほら、電波飛んだぞ」

灰原「これね……でもいい加減説明してもらってもいいかしら」

コナン「ったく、わぁったよ。これが今回の博士の発明だよ」

灰原「床に這いつくばる事が?」

コナン「バーロー、地面をよく見てみろ。穴があいてんだろ?」

灰原「あら、本当ね」

コナン「ここにチンボを差し込むんだよ。そうすると地中を流れる電波を通してチンボで会話ができるんだ」

灰原「ああ、だからさっき博士への報告はもう済んだって言ってたのね」

コナン「ああ、そういうこった。まあまだ実験段階だからな。参加者はオレとキッド、博士にハトリしかいねぇんだけどな」

コナン「もちろん4人同時通話も可能だ」

灰原「また奇怪なものを発明したわね。機械だけに」

コナン「これこそ次世代移動通信なんだけどな、電波法の関係で地下にしか通せないって博士は言ってたな」

コナン「で、歩美に連絡すんだろ」

灰原「ああ、そうだったわ。電波借りるわよ」ぷるるるる

コナン「で、歩美なんだって?」

灰原「来てもいいそうよ」

コナン「よし、じゃあ行こう!!」たったった

その頃、アガサ邸

和葉「なあ博士、ヘジどないしてもうたん?」

アガサ「なんじゃ藪から棒に」

和葉「だっていきなり道路に寝たかと思うたら、うるさい黙れ、いうんやもん。なにか聞いてもじいさんに聞けとしか言うてくれへんし」

和葉「せやからわざわざうちここまで来たんや」

アガサ「むう、そうじゃのぅ、どうしても知りたいのかの?」

和葉「当たり前やん!!」

アガサ「のう和葉くん、胎児と母親の関係ってすごいと思わんか?」

和葉「はぁ?」

アガサ「胎児はの、母のおなかにいる間、母親の目や耳、鼻をとおして様々な情報を得るんじゃ。へその緒を通じてな」

和葉「それがヘジに何の関係があるん?」

アガサ「まあそう慌てるでない。よく母なる大地、というじゃろ」

和葉「言うかなぁ」

アガサ「そこでわしは考えたんじゃよ。地球はおなごなんじゃないか、とな」

和葉「うん、まあいいたいことはわかるわ」

アガサ「となれば地球に挿入することも可能なはずじゃろう?」

和葉「まあ、理屈的にはな」

アガサ「じゃからやってみたんじゃよ……地球に挿入してみたんじゃ」

和葉「で、どうだったん?」

アガサ「地球がうんともスンともいってくれんのじゃ」

和葉「当たり前や。口あらへんやん」

アガサ「いいや、そんなはずはない。きっとわしのが短すぎたか、地球がまぐろかなんじゃ」

和葉「もうついていけへんわ」

アガサ「そこでわしは勇士を募ったんじゃ。それが新一、キッド、そして服部君じゃな」

和葉「じゃあさっき平次は地球とえっちしてたいうん?」

アガサ「わしとキッドと新一もおったから4Pじゃな」

和葉「まあええわ、あほらしくなってきたわ」

アガサ「まあそういうとおもっておったわい。じゃがなあ、何か地球に関する言葉を言ってみてくれんか?」

和葉「はぁ? じゃあ、マントル」

アガサ「ストレートじゃな、マンコじゃ」

和葉「……地殻」

アガサ「陰核じゃ」

和葉「ストレートに地球」

アガサ「ストレートに恥丘、もしくは変化球で子宮、ってとこじゃな」

和葉「テラ!!」

アガサ「マラ」

和葉「アース!!」

アガサ「アヌス」

和葉「なんなんもう! これはむりやろ、オゾン!」

アガサ「むりじゃよ、オゾンは地球ではないからのぅ」

和葉「で、結局なんなん?」

アガサ「地球というのは性と密接にかかわっておるんじゃよ」

アガサ「つまりは地球は子宮なんじゃ」

アガサ「地球に挿入することで新しい地球が生まれいろいろな環境問題が解決じゃ」

和葉「……」

アガサ「じゃからわしは地球と結婚するんじゃ」

和葉「なあ、それヘジもキッドもコナン君も信じとるん?」

アガサ「もちろんじゃよ、信じてなければ協力してくれるわけないじゃろ」

和葉「なんかあほらしゅうなってきた」

アガサ「おなごにはろまんってものがないんじゃのぅ」

和葉「で、なにかヘジに連絡取る方法ないん? さっきから携帯がつながらへんの」

アガサ「ちょっと待っておれ」脱ぎ

和葉「やめてぇや、なんで脱ぐん!!」

アガサ「大丈夫じゃ、わしはもう地球以外には性欲がわかん」

和葉「あっそ」

アガサ「さて、穴にちんぼをはめてっと……和葉くん、わしの肩に手を置くんじゃ」

和葉「ん……」

服部『なんや博士、なんの用や?』

アガサ「すまんのぅ、忙しいのに電話してしまって」

アガサ「和葉くんが用があるらしいんじゃ。和葉くん、しゃべっていいぞい」

和葉「ヘジ? うちしばらく蘭ちゃんのとこに泊めてもらうことにするわ」

服部『なんやて和葉!! まああそこなら工藤がおるからいつでも連絡取れるしええか。あんまり迷惑掛けるんじゃないで! ほなな」ずぼ

和葉「……」しくしく

アガサ「なんじゃ、泣いておるのか?」

和葉「なんでうちあんな奴のこと好きやったんやろ……」

アガサ「それも母なる大地の思し召しなんじゃよ。大丈夫じゃ、わしらの地球は和葉くんにかならず幸せをもたらしてくれるじゃろう」

和葉「うわぁぁぁぁん」

その頃

灰原「で、どうしてこうなるのかしら?」

コナン「バーロー、オレが知るわけねぇだろ!」

ジン「会いたかったぜシェリー」

灰原「まさか普通に誘拐されるとは思わなかったわ」

コナン「やっぱりオレ普通のやつよりも事件に巻き込まれやすいのかな」

ジン「会いたかったぜシェリー」

ウォッカ「おい、おめえらうるせえぞ! いいか、今からお前らの保護者に身代金を要求する!! 大人しくしてるんだ」

ジン「会いたかったぜシェリー」たったった

コナン「いっちまったな」

灰原「とりあえずここから脱出するわよ。まずはこの縛られてるのをなんとかしないと」

灰原「ん……あっ……んふぅ……ぁっはぁはぁ」

コナン「縄はほどけそうか灰原!」

灰原「だめね、びくともしないわ」

コナン「なんとか外に連絡さえ取れればな……だけど携帯は没収されちまったし」

灰原「そうだわ工藤君! あなたの新しい携帯でなんとかなるじゃない!!」

コナン「そうか! いや、だめだ、ちんぼが取り出せねぇ」

灰原「それくらい私がやるわよ!!」

コナン「バーロー、おまえの腕だって縛られてるじゃねえか」

灰原「足の指までは縛られてないわ」

コナン「よし、ばっちこーい」

灰原「まずはチャックを開けて……」じぃぃぃ

灰原「えっと、なんであなたはパンツをはいてないのよ」

コナン「その方がすぐに電話できるだろ!」

灰原「まあいいわ、あとは携帯本体を取り出せばいいのよね」

灰原「んっ、やだ、むずかしい……あ、だめ、んん、ふぁ……」

ガチャ

ジン「会いたかったぜシェリー……あっ、ご、ごめん」

ジン「ウォッカー! たいへんだよぉぉぉ」たったった

灰原「待って、これは違うの!! お願い待って!!」ポロン

コナン「出たぜ灰原!!」

灰原「……」

コナン「よし、それじゃあこれを、そこらへんの穴に入れて……」

コナン「うんともすんともいわねえ……」

一階

ウォッカ「まじですかい兄貴、あのガキどもそんなことを……」ちら

ウォッカ「兄貴、なんか天井からぶらさがってやすよ」

ジン「ちんぼじゃね?」

ウォッカ「ちんぼですね」

二階

コナン「そうか、わかったぞ!! ここは二階だから地球の力がもらえないんだ!!」

灰原「どうするのよ」

コナン「もうこれはどうしようもねぇよ」

その頃

アガサ「和葉くん、いい加減帰ってくれんか?」

和葉「うちこの後蘭ちゃんにどんな顔して会うたらええん!! 
ヘジが地球とセックスしたから家出しました言うん!? いやや、絶対いやや!!」

アガサ「知らんよ……」

アガサ「のう、わしはこれから地球と愛し合うんじゃが、そこにおられると非常にやりにくいんじゃが」

和葉「うちのことは気にせんでもう好きにしぃや!!」

アガサ「仕方ないのぅ……」

アガサ「よっこらせ」ずっこんばっこん

和葉「なあうちなんて蘭ちゃんに言ったらええん!!」ゆっさゆっさ

アガサ「や、やめるんじゃ!! 挿入中に揺らすでない」ポチどぴゅ

アガサ「あ……間違えて誰かに電話してしまったわい」

その頃

ぐらぐらぐらー

灰原「きゃ!? 地震!?」

コナン「いや、わりい、オレの着信だ。マナーモードになってた」

灰原「地球につながらなくても着信はするのね……」

ウォッカ「兄貴、あのちんぼどうしやしょう」

ジン「まあ、とりあえず写メを……」

ぐらぐらぐら

ウォッカ「じ、地震か!?」

ジン「いや、わりい、オレの携帯に誰かが電話してきやがった」

ウォッカ「??」

ジン「だれだこの番号」

ウォッカ「なんでズボンの中を覗きながら言ってるんすか兄貴……」

ジン「この間なんとなく盗聴してたらたまたま電波を拾ってな、この電波を使わせてもらっている」

ウォッカ「は、はあ」

ジン「とりあえず出てみるか……」脱ぎ

ジン「もしもし、ジンだ」

ジン「あ、あなたは!!」

アガサ「わしじゃよ、アガサじゃ」

ジン「あのお方!!! あなたもこの電波を使っておられたんですか!!」

アガサ「まあ細かいことはいいじゃろ。新一知らんかの?」

ジン「はあ、うちの2階に監禁してますが」

アガサ「ちょっと変わってくれんか?」

ジン「わ、わかりました。あのガキもこの通信で?」

アガサ「うむ、大丈夫じゃよ」

ジン「わかりました、一度保留にしますね」

ぴろぴろぴろぴろりーん、ぴろぴろーぴろぴろー

ウォッカ「兄貴のナニからエリーゼの為にが!!」

ジン「おい坊主!!」

コナン「!?」

ジン「あの方から電話だ。外線でつなぐぞ!!」どぴゅう

コナン「あ、ああ」ピッ

アガサ「新一か、無事かの」

コナン「博士! 助けてくれ!!」

アガサ「まあそう慌てるでない。実はじゃな、今回の発明は電話ではなかったのじゃよ」

コナン「??」

アガサ「まあ新一に協力してもらうために電話機能も付けたがの、本来の目的は地球をアクメに導くことじゃったんじゃ」

コナン「はぁ!?」

アガサ「地球とセックスするじゃろ? でもうんともスンとも言わないから、複数人でプレイすれば何とかなるんじゃないかと思っての」

アガサ「とりあえず新一たちに協力してもらったんじゃ」

コナン「ちょっと待てよ博士!! じゃあオレは童貞を地球で失っちまったのかよ!!」

アガサ「まあ、そういうことじゃの」

コナン「ふざけんなよ!! コナンでの童貞は灰原に上げるって決めてたんだぞ!!」

灰原「いらないわよ……」

アガサ「まあ、そういうことじゃから……すまんの! じゃあ一度電話をジンくんにもどしてくれるかの?」

コナン「ふざけんなこの地球想い!!」どぴゅう

ジン「あ、どうでしたか? 話は着きましたか?」

アガサ「うーん、怒らせてしまったわい。あの年頃は難しいのう」

ジン「まあ自分にもああいう時期ありましたからね、見ててこそばゆいですよ」

アガサ「はっはっは、じゃあ早く中二病も卒業するんじゃぞ」

ジン「勘弁してください! で、あのガキどもはどうします?」

アガサ「そうじゃのう、まあ同じアースセクシャラーじゃからな、穴友ってやつ?」

ジン「いいなぁ、自分も混ぜてくださいよぉ!」

アガサ「いやじゃよ、自分の部下と穴友とか気まずいもん」

ジン「まあそう言わずに!」

アガサ「じゃあ考えておいてやるわい。とりあえず新一たちは早めに解放してやるんじゃぞ」ピッ

ジン「絶対ですよ、絶対に考えておいてくださいね!!」ピッ

ウォッカ「で、どうしやす?」

ジン「ああ、とりあえず解放してやれ。やつは未来の穴友だ。無下にはできない」

ウォッカ「は、はぁ……」

ジン「おいガキども! 帰っていいぞ」

コナン、灰原「!?」

ジン「おいメガネ……これからよろしくな」///

コナン「?? とりあえず帰るか、灰原」

灰原「ええ、そうね」

ウォッカ「待ちなシェリー」

灰原「!?」びくぅ

ウォッカ「お互い大変だな……」うるうる

灰原「え、ええ、そうね」


こうして俺達は無事黒の組織の包囲網を脱出した。

数日後

コナン「でよぉ、その時の犯人、泣きながらすみませんとか言ってんの」

キッド『おいおいまじかよ、情けねえにもほどがあるな』

ハトリ『でもわかるなぁ、その気持ち、オレも親父に見つめられるとびくぅってなって誤ってまうもん』

ジン『はは、それはビビりすぎだろ……!?』

ハトリ『どないしたんやジン』

ジン『わりぃ、出ちまう』

キッド『なんだよ、またかよ。ったく、おめえの携帯、スタミナなさすぎだろ』

コナン「連続挿入時間2分ってとこだな」

ハトリ『今時短すぎや!!』

ジン『ふん、オレのは超高速充電対応なんでな』

キッド『うお、もう復活しやがった! たく、賢者タイムってものがねぇのかよおめーにはよー』

ジン『でも地球が気持ちよすぎるのが悪いと思わないか?』

ハトリ『そうかあ、オレにはちょっと緩いけどなぁ』

キッド『あ、わり、オレ一回出しちまうわ』

コナン「おっけー、すぐ戻ってくるのか?」

キッド『どうだろ、いいおかずが見つかったらな』

コナン「あいよ、じゃぁな」

博士の発明した地球接続型通信は今では主要な通信方法となっている。
そして

アガサ「なあ和葉くん、どうすれば地球があえいでくれるのかのう」

和葉「知らんて」

今でも博士は地球に惜しみない愛を注ぎ続けている。
いつの日か博士の愛が地球に届くのかもしれない。その日まで、オレ達は地球に挿入し続ける。

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